JP2001330215A - 輻射間接加熱バーナ - Google Patents

輻射間接加熱バーナ

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JP2001330215A
JP2001330215A JP2000154646A JP2000154646A JP2001330215A JP 2001330215 A JP2001330215 A JP 2001330215A JP 2000154646 A JP2000154646 A JP 2000154646A JP 2000154646 A JP2000154646 A JP 2000154646A JP 2001330215 A JP2001330215 A JP 2001330215A
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burner
radiant
combustion
surface combustion
gas
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JP2000154646A
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Inventor
Hirokazu Noda
博和 野田
Jiro Takebe
二朗 建部
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻射放熱板の加熱が均一に行われて、熱応力
の発生による変形や亀裂が生じる虞がなく、さらに、火
炎形状の変化や失火などの燃焼の不具合が発生する虞が
ない輻射間接加熱バーナを提供する。 【解決手段】 輻射放熱板の内側に形成された燃焼室内
に燃料ガスと酸化剤が供給されてその燃焼によって加熱
された輻射放熱板からの輻射熱により間接加熱を行う輻
射間接加熱バーナにおいて、輻射放熱板11の内側のこ
の輻射放熱板11と所要の間隔を開けて対向する位置に
表面燃焼を行う表面燃焼バーナ20が配置され、この表
面燃焼バーナ20が輻射放熱板11に対して接離する方
向に移動可能になっており、この表面燃焼バーナ20の
輻射放熱板11と反対側に形成される空間内に燃料ガス
と酸化剤が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼によって発
生する熱が輻射放熱面に伝えられてこの輻射放熱面から
の輻射熱によって間接的に加熱を行う輻射間接加熱バー
ナに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図5は、特公昭47−
38495号公報に記載されている球面状の輻射放熱面
を有する従来の輻射間接加熱バーナを示す概略断面図で
あり、図6は、実公昭54−16827号公報に記載さ
れた平面状の輻射放熱面を有する従来の輻射間接加熱バ
ーナを示す概略断面図である。
【0003】この図5および6の輻射間接加熱バーナ
は、何れも、排熱回収式のバーナであって高い熱効率を
備えているものであり、そして、これらは、ガス燃焼方
式による間接加熱装置であるラジアントチューブの設置
スペースが大きく設置箇所が限定されるといった問題
や、マッフルカバーを使用するマッフル炉や管状のレト
ルトを使用するレトルト炉のマッフルや管状のレトルト
を形成するために炉体が大きくなってしまうといった問
題を解決するために開発されたものである。
【0004】すなわち、図5の輻射間接加熱バーナは、
燃焼室1が半球状に成形された耐熱鋼製の輻射放熱板2
によって密閉されていて、燃焼室1内に、空気供給管3
から燃焼用空気が供給されるとともに、この空気供給管
3内に挿通されているガス供給管4から燃料ガスが供給
されることにより、燃焼室1内において燃焼が行われる
ようになっている。
【0005】そして、この燃焼室1内における燃焼によ
って輻射放熱板2が加熱されて赤熱し、その輻射熱によ
って被加熱物の加熱が行われるようになっている。
【0006】なお、燃焼室1内における燃焼によって発
生した排気ガスは、空気供給管3に外嵌された状態で取
り付けられている排気管5を通って排気され、このと
き、空気供給管3内を流れる燃焼用空気との間で熱交換
が行われて、燃焼用空気が予熱されるようになってい
る。
【0007】また、図6の輻射間接加熱バーナは、燃焼
室1’が平面状に成形された耐熱鋼製の輻射放熱板2’
によって密閉されていて、燃焼室1’内に、予混合気供
給管6から燃焼用空気と燃料ガスとが混合された予混合
気が供給されることにより、燃焼室1’内において燃焼
が行われるようになっている。
【0008】そして、この燃焼室1’内における燃焼に
よって輻射放熱板2’が加熱されて赤熱し、その輻射熱
によって被加熱物の加熱が行われるようになっている。
【0009】なお、燃焼室1’内における燃焼によって
発生した排気ガスは、予混合気供給管6に外嵌された状
態で取り付けられている排気管5’を通って排気され、
このとき、予混合気供給管6の途中に設けられている熱
交換部7において予混合気供給管6内を流れる予混合気
との間で熱交換が行われて、予混合気が予熱されるよう
になっている。
【0010】しかしながら、上記従来の輻射間接加熱バ
ーナは、何れも、燃焼室内における燃焼によって発生す
る火炎が輻射放熱板に均一に当たらないために、輻射放
熱板に局所的な高温部が生じるという問題がある。
【0011】このために、輻射放熱板の温度勾配が大き
く、温度分布が不均一になり、輻射放熱板に発生する熱
応力によって輻射放熱板が変形したり、さらには、亀裂
が生じて使用が出来なくなるといった虞が生じる。
【0012】さらに、上記従来の輻射間接加熱バーナ
は、何れも、バーナの保炎部分が輻射放熱板に直接対向
しているために、この保炎部分を形成する部材が輻射放
熱板からの輻射熱によって変形して、火炎形状の変化や
失火などの燃焼における不具合を発生させる虞がある。
【0013】この発明は、上記のような従来の輻射間接
加熱バーナが有している問題点を解決するために為され
たものである。すなわち、この発明は、輻射放熱板の加
熱が均一に行われて、熱応力の発生による変形や亀裂が
生じる虞がなく、さらに、火炎形状の変化や失火などの
燃焼の不具合が発生する虞がない輻射間接加熱バーナを
提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明による輻射間
接加熱バーナは、上記目的を達成するために、輻射放熱
板の内側に形成された燃焼室内に燃料ガスと酸化剤が供
給されてその燃焼によって加熱された輻射放熱板からの
輻射熱により間接加熱を行う輻射間接加熱バーナにおい
て、前記輻射放熱板の内側のこの輻射放熱板と所要の間
隔を開けて対向する位置に表面燃焼を行う表面燃焼バー
ナ部材が配置され、この表面燃焼バーナ部材が輻射放熱
板との間隔を調節自在になっており、この表面燃焼バー
ナ部材の輻射放熱板と反対側に形成される空間内に燃料
ガスと酸化剤が供給されることを特徴としている。
【0015】この第1の発明による輻射間接加熱バーナ
は、炉壁に形成されたバーナ取付孔等に取り付けられて
使用される。
【0016】そして、この輻射間接加熱バーナの表面燃
焼バーナ部材の内側に空気等の酸化剤と燃料ガスが供給
されて着火されることにより、表面燃焼バーナ部材にお
いて表面燃焼が行われ、このときの表面燃焼バーナ部材
における表面燃焼による輻射熱と表面燃焼バーナ部材か
ら輻射放熱板との間の空間内に吹き出される高温の燃焼
ガスとによって、この表面燃焼バーナ部材に対向する輻
射放熱板が加熱されて、この輻射放熱板からの輻射熱に
より、炉内の加熱を行う。
【0017】そして、表面燃焼バーナ部材が輻射放熱板
との間隔を調節自在になっていて、表面燃焼バーナ部材
に対して接離する方向に移動されることによって、表面
燃焼バーナ部材と輻射放熱板との間の間隔が調節され
る。
【0018】以上のように、上記第1の発明によれば、
燃焼が表面燃焼バーナ部材における均一な表面燃焼によ
って行われてその輻射熱と燃焼ガスの熱により輻射放熱
板の加熱が行われるので、輻射放熱板の加熱が均一に行
われ、これによって輻射放熱板における熱応力の発生が
抑えられて輻射放熱板の変形や亀裂の発生が防止される
とともに、輻射放熱板における加熱面の温度勾配が小さ
くなるので、均一な温度場を形成することが出来るよう
になる。
【0019】そして、この輻射間接加熱バーナは、表面
燃焼バーナと輻射放熱板との間隔が調節されることによ
って、燃焼負荷に合った最適な加熱を行うことが出来
る。
【0020】第2の発明による輻射間接加熱バーナは、
上記第1の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バーナ部
材の支持部が輻射間接加熱バーナの基台部分に螺合され
ていて、表面燃焼バーナ部材の支持部の軸回りの回転に
よって表面燃焼バーナ部材が輻射放熱板に対して接離す
る方向に移動されることを特徴としており、表面燃焼バ
ーナ部材の支持部がその軸回りに回転されることによっ
て、表面燃焼バーナ部材と輻射放熱板との間の間隔が、
任意に調節される。
【0021】第3の発明による輻射間接加熱バーナは、
前記第1の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バーナ部
材における表面燃焼によって発生する燃焼ガスが、表面
燃焼バーナ部材と前記輻射放熱板との間の空間を通って
排気されることを特徴としており、これによって、高温
の燃焼ガスによる輻射放熱板の均一な加熱が行われる。
【0022】第4の発明による輻射間接加熱バーナは、
前記第1の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バーナ部
材内に燃料ガスと酸化剤との予混合気が供給され、この
予混合気の供給流路と表面燃焼バーナ部材における表面
燃焼によって発生する燃焼ガスの排気流路とが隣接して
配置されていて、予混合気の供給流路の途中に、燃焼ガ
スの排気流路から燃焼ガスの一部を予混合気の供給流路
内に導入する排気ガス再循環機構が設けられていること
を特徴としている。
【0023】この第4の発明によれば、表面燃焼バーナ
部材における表面燃焼によって発生する燃焼ガス(排気
ガス)が排気される際に、この排気される燃焼ガスの一
部が、予混合気の供給流路の途中に設けられた排気ガス
再循環機構によって、燃焼ガスの排気流路から隣接する
予混合気の供給流路内に導入されて予混合気の供給流路
内を流れる予混合気に混合され、これによって、排気ガ
スの再循環が行われて、表面燃焼バーナ部材に供給され
る予混合気中の酸素濃度が低下されることにより、燃焼
ガス(排気ガス)中のNOx値が低減される。
【0024】第5の発明による輻射間接加熱バーナは、
上記第4の発明の構成に加えて、前記排気ガス再循環機
構が、予混合気の供給流路と燃焼ガスの排気流路との間
を仕切る壁部に形成されて予混合気の供給流路と燃焼ガ
スの排気流路とを連通する通気孔と、予混合気の供給流
路内の通気孔よりも上流側に設けられたノズル部材を有
していることを特徴としている。
【0025】この第5の発明によれば、予混合気の供給
流路内において、表面燃焼バーナ部材の方向に流れる予
混合気がノズル部材から吹き出すことによってノズル部
材の下流側に低圧力状態が発生され、これによって、排
気流路内を通って排気される燃焼ガス(排気ガス)の一
部が通気孔から予混合気の供給流路内に吸引されて、こ
の供給流路内を流れる予混合気に混合される。
【0026】第6の発明による輻射間接加熱バーナは、
上記第4の発明の構成に加えて、前記燃焼ガスの排気流
路と酸化剤の供給流路との間に熱交換部材が配置されて
いることを特徴としており、これによって、排気される
燃焼ガスによって表面燃焼バーナ部材に供給される予混
合気が予熱されるので、排熱回収による熱効率の向上が
図られる。
【0027】第7の発明による輻射間接加熱バーナは、
前記第1の発明の構成に加えて、略半球状の前記輻射放
熱板に対して前記表面燃焼バーナ部材が、輻射放熱板よ
りも小さい径を有する略半球状に形成されていることを
特徴としており、略半球状の輻射放熱板と略半球状の表
面燃焼バーナ部材との間の隙間がほぼ均一に保たれるこ
とによって、表面燃焼バーナ部材における表面燃焼とそ
の燃焼ガスの熱によって、輻射放熱板に対する加熱を均
一に行うことが出来るようになる。
【0028】第8の発明による輻射間接加熱バーナは、
前記第1の発明の構成に加えて、略平板状の前記輻射放
熱板に対して前記表面燃焼バーナ部材が、略平板状に形
成されていることを特徴としており、略平板状の輻射放
熱板と略平板状の表面燃焼バーナ部材との間の隙間がほ
ぼ均一に保たれることによって、表面燃焼バーナ部材に
おける表面燃焼とその燃焼ガスの熱により、輻射放熱板
に対する加熱を均一に行うことが出来るようになる。
【0029】第9の発明による輻射間接加熱バーナは、
前記第1の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バーナ部
材が、耐熱金属繊維が板状に成形されることによって構
成されていることを特徴としており、耐熱金属繊維素材
によって形成された表面燃焼バーナ部材は、それが如何
なる方向に設置されても火炎形成には影響をほとんど受
けないので、輻射間接加熱バーナを設置する際の設置方
向に関する制約が少なくなる。
【0030】また、保炎性能に優れた耐熱金属繊維を表
面素材とする表面燃焼バーナ部材が用いられることによ
って、燃焼の安定性が向上する。
【0031】第10の発明による輻射間接加熱バーナ
は、前記第1の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バー
ナ部材の輻射放熱板と反対側に形成される空間内に、こ
の空間内に供給される燃料ガスと酸化剤の予混合気を分
散させる分散部材が取り付けられていることを特徴とし
ており、この分散部材によって、輻射間接加熱バーナに
供給された予混合気が表面燃焼バーナ部材内に均一に拡
散されるので、均一な燃焼が行われるようになる。
【0032】第11の発明による輻射間接加熱バーナ
は、上記第10の発明の構成に加えて、前記分散部材
が、予混合気の供給管の軸線方向と直交する向きに配置
された板材であることを特徴としており、この板材に供
給管から噴射される予混合気がぶつかることによりそれ
ぞれ四方に分散されて、表面燃焼バーナ部材内に均一に
拡散される。
【0033】第12の発明による輻射間接加熱バーナ
は、前記第8の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バー
ナ部材の隅部に、この表面燃焼バーナ部材と前記輻射放
熱板との間の空間内から燃焼ガスを排気するための排気
孔が形成されていることを特徴としており、これによっ
て、表面燃焼バーナ部材の燃焼部分の面積を大きく設定
することができるので、燃焼効率の向上を図ることが出
来る。
【0034】第13の発明による輻射間接加熱バーナ
は、前記第8の発明の構成に加えて、前記表面燃焼バー
ナ部材の隅部に、スパークロッドが挿通される貫通孔が
形成されていることを特徴としており、これによって、
表面燃焼バーナ部材の燃焼部分の面積を大きく設定する
ことができるので、燃焼効率の向上を図ることが出来
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。
【0036】図1は、この発明による輻射間接加熱バー
ナの実施形態における一例を示す側断面図である。この
図1の輻射間接加熱バーナ10は、耐熱鋼またはSiC
等のセラミックスによって成形された半球状の輻射放熱
板11の外フランジ部11Aに、円形の基盤12の外縁
部がボルト締めによって固定されている。
【0037】このとき、輻射放熱板11の外フランジ部
11Aと基盤12の外縁部との間に耐熱性のパッキン1
3が挟持されることによって、輻射放熱板11の内部が
密閉されている。
【0038】基盤12の中央部には、排気管14が基盤
12の中心線と同軸方向に延びるように一体的に形成さ
れていて、この排気管14の端部に排気孔14aが形成
されている。
【0039】この排気管14の中心には、予混合気供給
管15が同軸状に挿通されていて、図示しない混合器か
ら燃料ガスと空気等の酸化剤が混合された予混合気が供
給されるようになっている。
【0040】さらに、この排気管14の排気孔14aが
形成されている側の端面に、円筒形の開口部14bが形
成されていて、この開口部14bの内周面に雌ねじ部1
4Aが形成されている。
【0041】予混合気供給管15の輻射放熱板11の内
側に突出している端部には、後述する表面燃焼バーナを
支持するためのフランジ状の支持盤16が形成されてお
り、この支持盤16と基盤12との間に、排気管14内
に連通される所要の幅の隙間が形成されている。
【0042】また、予混合気供給管15の支持盤16が
設けられている側と反対側の端部に、予混合気供給孔1
5aが形成されており、さらに、この予混合気供給孔1
5aが形成されている側の端部の外周面に雄ねじ部15
Aが形成されている。
【0043】そして、この予混合気供給管15の雄ねじ
部15Aが排気管14に形成された雌ねじ部14Aに螺
合されることによって、予混合気供給管15が排気管1
4に対して同軸状に支持されているとともに、予混合気
供給管15が、その軸回りに回転された際に、雄ねじ部
15Aと雌ねじ部14Aとの螺合によって排気管14に
対して軸方向にスライドするようになっている。
【0044】予混合気供給管15の外壁面に、この予混
合気供給管15の外壁面と排気管14の内壁面との間に
形成される排気流路内に位置するように、熱交換用フィ
ン17が取り付けられている。
【0045】輻射放熱板11の内側において、予混合気
供給管15の開口端15bには、支持盤16に対して平
行に配置されるフランジ状の分散板18が取り付けられ
ており、この分散板18が、支持盤16との間に介装さ
れたスペーサ19によって、支持盤16に対して予混合
気供給管15内に連通された所要の幅の隙間を形成する
ように保持されている。
【0046】支持盤16には、半球状の表面燃焼バーナ
20が、その内側に分散板18を収容した状態で、その
端縁部が支持盤16の外周部に固定されることによって
輻射放熱板11と同心状に取り付けられている。
【0047】この表面燃焼バーナ20は、その表面素材
が特殊耐熱金属繊維を半球状に加工したものや特殊耐熱
金属繊維をニット状に編んで半球状にしたものが使用さ
れていて、後述するように、予混合気供給管15から供
給される予混合気が、その金属繊維面で燃焼されるよう
になっているものである。
【0048】表面燃焼バーナ20と輻射放熱板11との
間には、この表面燃焼バーナ20と輻射放熱板11とが
同心状に配置されていることによって、均一な幅を有す
るボウル状の燃焼ガス流通部21が形成され、この燃焼
ガス流通部21内に発火部が位置するように、スパーク
ロッド22が基盤12上に立設されている。
【0049】同様に、この燃焼ガス流通部21内に火炎
検出部が位置するように、フレームロッド24が基盤1
2上に立設されている。
【0050】次に、この輻射間接加熱バーナ10の燃焼
動作について説明を行う。
【0051】この輻射間接加熱バーナ10は、炉壁Hの
円形のバーナ取付孔Ha内に、輻射放熱板11が外側か
ら炉内(図において上方側)に突出するように嵌合され
て、その外フランジ部11Aが基盤12の外縁部ととも
にボルト締めされることにより、炉壁Hに固定される。
【0052】このとき、輻射放熱板11の外フランジ部
11Aと炉壁Hとの間に耐熱性を有するパッキン23が
挟持されることによって、輻射放熱板11と炉壁Hとの
間が密閉される。
【0053】このようにして炉壁Hに取り付けられた輻
射間接加熱バーナ10は、予混合気供給孔15aから図
示しない混合器によって燃料ガスと空気等の酸化剤とが
あらかじめ混合された予混合気が予混合気供給管15内
に供給されて、スパークロッド22によって着火される
ことにより、表面燃焼バーナ20において表面燃焼を行
う。
【0054】すなわち、予混合気供給孔15aから予混
合気供給管15内に供給される予混合気は、支持盤16
と分散板18との間の隙間から表面燃焼バーナ20の内
側に噴射され、このとき、分散板18によって分散され
ることにより表面燃焼バーナ20内に均一に拡散され
る。
【0055】そして、この予混合ガスが、スパークロッ
ド22による着火によって表面燃焼バーナ20の表面に
おいて燃焼される。このとき、フレームロッド24によ
る火炎検出も行われる。
【0056】このようにして表面燃焼バーナ20におけ
る表面燃焼が行われて、このとき発生する輻射熱と、表
面燃焼バーナ20から輻射放熱板11との間の燃焼ガス
流通部21に吹き出される高温の燃焼ガスとによって、
この表面燃焼バーナ20に対向する輻射放熱板11が加
熱されて、この輻射放熱板11からの輻射熱により、炉
内の加熱が行われる。
【0057】燃焼ガス流通部21内に吹き出された燃焼
ガスは、この燃焼ガス流通部21から支持盤16と基盤
12との間の隙間を通って排気管14内に流れ出し、排
気孔14aから排気ガスとして排気される。
【0058】このとき、燃焼ガス(排気ガス)が予混合
気供給管15の外壁面と排気管14の内壁面との間の排
気流路内を通過する際に、熱交換用フィン17によっ
て、燃焼ガス(排気ガス)と予混合気供給管15内を通
過する予混合気との間で熱交換が行われて、予混合気が
予熱されるとともに、燃焼ガス(排気ガス)の温度が低
下される。
【0059】なお、この輻射間接加熱バーナ10は、予
混合気供給管15がその軸回りに回転されることによっ
て、その雄ねじ部15Aと排気管14の雌ねじ部14A
との螺合により予混合気供給管15がその軸方向にスラ
イドされて、これにより、予混合気供給管15の先端部
に取り付けられている表面燃焼バーナ20と輻射放熱板
11との間隔が調節される。
【0060】以上のように、上記輻射間接加熱バーナ1
0は、燃焼が表面燃焼バーナ20における均一な表面燃
焼によって行われて、その輻射熱と燃焼ガスの熱により
輻射放熱板11の加熱が行われるので、輻射放熱板11
の加熱が均一に行われ、これによって輻射放熱板11に
おける熱応力の発生が抑えられて輻射放熱板11の変形
や亀裂の発生が防止されるとともに、輻射放熱板11に
おける加熱面の温度勾配が小さくなるので、均一な温度
場を形成することが出来る。
【0061】さらに、耐熱金属繊維素材によって形成さ
れた表面燃焼バーナ20は、如何なる方向に設置されて
も火炎形成にはほとんど影響を受けないので、輻射間接
加熱バーナ10を設置する際の設置方向に関する制約が
少なくなる。
【0062】また、保炎性能に優れた耐熱金属繊維を表
面素材とする表面燃焼バーナ20が用いられていること
によって、安定した燃焼が行われる。さらにまた、排気
ガスによって予混合気が予熱されることにより、排熱回
収による熱効率の向上が図られる。。
【0063】そして、この輻射間接加熱バーナ10は、
表面燃焼バーナ20と輻射放熱板11との間隔が可変に
なっていることによって、表面燃焼バーナ20の燃焼量
に対応した適度な燃焼空間を形成することが出来る。
【0064】図2は、図1の例の変形例を示す側断面図
である。この図2には、輻射間接加熱バーナの予混合気
供給管と排気管の端部部分の断面が示されている。
【0065】この図2において、予混合気供給管15’
の排気管14内に位置する部分の管壁に、この予混合気
供給管15’の管内を排気管14の管内に連通させる排
気ガス再循環用通気孔15Bが形成され、さらに、この
予混合気供給管15’の内壁の排気ガス再循環用通気孔
15Bが形成されている部分の上流側(図2において下
方側)に、ノズル15Cが設けられている。
【0066】この図2の輻射間接加熱バーナは、予混合
気供給管15’内において、表面燃焼バーナ20に供給
される予混合気がノズル15Cから吹き出すことによっ
てノズル15Cの下流側(図2において上方側)に低圧
力状態が発生され、これによって、排気管14内を通っ
て排気される排気ガスの一部が排気ガス再循環用通気孔
15Bから予混合気供給管15’内に吸引されて、この
予混合気供給管15’内を流れる予混合気と混合され
る。
【0067】このようにして、排気ガスの再循環が行わ
れ、表面燃焼バーナ20に供給される予混合気中の酸素
濃度が低下されることによって、排気ガス中のNOx値
が低減される。
【0068】図3は、この発明による輻射間接加熱バー
ナの実施形態における他の例を示す側断面図である。
【0069】この図3の輻射間接加熱バーナ30は、図
1の輻射放熱板が半球状の形状を有していたのに対し、
輻射放熱板31が、耐熱鋼またはSiC等のセラミック
スによって加熱面(図3において上側の面)が平面にな
っている方形の箱状に成形されている。
【0070】基盤12および排気管14,雌ねじ部14
A,予混合気供給管15,雄ねじ部15A,熱交換用フ
ィン17の構成については図1の例とほぼ同様である。
【0071】すなわち、排気管14の開口部14bの内
周面に雌ねじ部14Aが形成され、予混合気供給管15
の予混合気供給孔15aが形成されている側の端部の外
周面に雄ねじ部15Aが形成されており、この雄ねじ部
15Aと雌ねじ部14Aが螺合されていることによっ
て、予混合気供給管15が排気管14に対して同軸状に
支持されているとともに、予混合気供給管15が、その
軸回りに回転された際に、雄ねじ部15Aと雌ねじ部1
4Aとの螺合によって排気管14に対して軸方向にスラ
イドするようになっている。
【0072】輻射放熱板31は、その外フランジ部31
Aに方形の基盤12の外縁部が耐熱性のパッキン13を
挟持した状態でボルト締めによって固定されることによ
って、内部が密閉されている。
【0073】予混合気供給管15の輻射放熱板31の内
側に突出している端部には、輻射放熱板31の内壁面の
横断面形状とほぼ同じ外形を有する方形の支持盤16’
が形成されており、この支持盤16’と基盤12との間
に、排気管14内に連通される所要の幅の隙間が形成さ
れている。
【0074】輻射放熱板31の内側において、予混合気
供給管15の端部には、図1の例と同様に、分散板18
が取り付けられており、支持盤16’と分散板18がス
ペーサ19によって、互いに平行にかつ所要の幅の隙間
を形成するように保持されている。
【0075】支持盤16’上には、断熱材によって輻射
放熱板31の内壁面の横断面形状とほぼ同じ外形を有す
る方形の枠状に成形された断熱壁32が固定され、さら
に、この断熱壁32上に、輻射放熱板31の内壁面の横
断面形状とほぼ同じ外形を有する方形の表面燃焼バーナ
33が固定されて、分散板18を支持盤16’と断熱壁
32,表面燃焼バーナ33によって囲まれた空間内に収
容している。
【0076】この表面燃焼バーナ33は、その表面素材
が特殊耐熱金属繊維を平板状に加工したものや、特殊耐
熱金属繊維をニット状に編んで平板状にしたものが用い
られ、後述するように、予混合気供給管15から供給さ
れる予混合気から供給される予混合気をその金属繊維面
で燃焼させるようになっている。
【0077】この表面燃焼バーナ33は、輻射放熱板3
1に対して所要の間隔を開けて平行に保持されている。
【0078】図4は、支持盤16’および断熱壁32,
表面燃焼バーナ33の構成を示す斜視図である。なお、
図3には、この図4のIII−III線において断面した状態
が示されている。
【0079】この図4において、支持盤16’および断
熱壁32,表面燃焼バーナ33の四つの隅部のうち、三
カ所に表面燃焼バーナ33の表面側から支持盤16’の
背面側に貫通する排気孔h1が形成されており、図3か
ら分かるように、この排気孔h1を介して、表面燃焼バ
ーナ33と輻射放熱板31間の隙間と支持盤16’と基
盤12間の隙間とが連通されている。
【0080】さらに、支持盤16’および断熱壁32,
表面燃焼バーナ33の残りの隅部に、スパークロッドを
挿通させるための貫通孔h2が形成されており、図3に
示されるように、この貫通孔h2に基盤12上に立設さ
れたフレームロッドを兼用するスパークロッド34が挿
通されることによって、このスパークロッド34が、そ
の先端の発火部を表面燃焼バーナ33と輻射放熱板31
の間の隙間内に位置させた状態で支持されている。な
お、図4中、Bは、表面燃焼バーナ33を断熱壁32に
固定するためのボルトである。
【0081】この輻射間接加熱バーナ30は、図1の輻
射間接加熱バーナと同様に、炉壁H’に形成された方形
のバーナ取付孔Ha’内に嵌合されて、その輻射放熱板
31の加熱面が炉壁H’の内壁面とほぼ面一になるよう
に位置決めされた状態で、その外フランジ部31Aが基
盤12の外縁部とともにボルト締めされることによっ
て、炉壁H’に固定される。
【0082】このとき、輻射放熱板31の外フランジ部
31Aと炉壁H’との間に耐熱性を有するパッキン23
が挟持されることにより、輻射放熱板31と炉壁H’と
の間が密閉される。
【0083】この輻射間接加熱バーナ30の燃焼動作
は、図1の輻射間接加熱バーナ10の場合とほぼ同様で
あり、予混合気供給管15から表面燃焼バーナ33内に
予混合気が供給されることによって、表面燃焼バーナ3
3における表面燃焼が行われる。
【0084】すなわち、予混合気供給孔15aから予混
合気供給管15内に供給される予混合気は、支持盤1
6’と分散板18との間の隙間から表面燃焼バーナ33
の内側に噴射される。
【0085】このとき、予混合気は分散板18によって
分散されることにより、表面燃焼バーナ33内に均一に
拡散される。そして、この予混合気が、スパークロッド
34による着火によって表面燃焼バーナ33の表面で燃
焼される。
【0086】このようにして表面燃焼バーナ33におい
て表面燃焼が行われ、このとき発生する輻射熱と表面燃
焼バーナ33から輻射放熱板31との間の隙間(燃焼ガ
ス流通部)に吹き出される高温の燃焼ガスとによって、
この表面燃焼バーナ33に平行に対向する輻射放熱板3
1が加熱されて、この輻射放熱板31からの輻射熱によ
り、炉内の加熱が行われる。
【0087】表面燃焼バーナ33から輻射放熱板31と
の間の隙間(燃焼ガス流通部)内に吹き出された燃焼ガ
スは、表面燃焼バーナ33および断熱壁32,支持盤1
6’の隅部に形成された各排気孔h1から支持盤16’
と基盤12との間の隙間を通って排気管14内に流れ出
し、排気孔14aから排気ガスとして排気される。
【0088】このとき、燃焼ガス(排気ガス)が予混合
気供給管15の外壁面と排気管14の内壁面との間の排
気流路内を通過する際に、熱交換用フィン17によっ
て、燃焼ガス(排気ガス)と予混合気供給管15内を通
過する予混合気との間で熱交換が行われて、予混合気が
予熱されるとともに、燃焼ガス(排気ガス)の温度が低
下される。
【0089】なお、この輻射間接加熱バーナ10は、予
混合気供給管15がその軸回りに回転されることによっ
て、その雄ねじ部15Aと排気管14の雌ねじ部14A
との螺合により予混合気供給管15がその軸方向にスラ
イドされ、これによって、予混合気供給管15の先端部
に取り付けられている表面燃焼バーナ33と輻射放熱板
31との間隔が調節される。
【0090】以上のように、上記輻射間接加熱バーナ3
0は、燃焼が表面燃焼バーナ33における均一な表面燃
焼によって行われてその輻射熱と燃焼ガスの熱により輻
射放熱板31の加熱が行われるので、輻射放熱板31の
加熱が均一に行われ、これによって輻射放熱板31にお
ける熱応力の発生が抑えられて輻射放熱板31の変形や
亀裂の発生が防止されるとともに、輻射放熱板31にお
ける加熱面の温度勾配が小さくなるので、均一な温度場
を形成することが出来る。
【0091】さらに、耐熱金属繊維素材によって形成さ
れた表面燃焼バーナ32は、如何なる方向に設置されて
も火炎形成にはほとんど影響を受けないために、輻射間
接加熱バーナ30を設置する際の設置方向に関する制約
が少なくなる。
【0092】また、保炎性能に優れた耐熱金属繊維を表
面素材とする表面燃焼バーナ33が用いられることによ
って、燃焼の安定性が向上する。さらに、排気ガスによ
って予混合気が予熱されることによって、排熱回収によ
る熱効率の向上が図られる。
【0093】さらにまた、排気ガスを排出するための排
気孔h1とスパークロッド34を取り付けるための貫通
孔h2が、それぞれ、支持盤16’および断熱壁32,
表面燃焼バーナ33の四隅部に配置されて形成されてい
るので、表面燃焼バーナ33の燃焼部分の面積を大きく
設定することができ、これによって、燃焼効率の向上が
図られる。
【0094】そして、この輻射間接加熱バーナ30は、
表面燃焼バーナ33と輻射放熱板31との間隔の調節に
よって、表面燃焼バーナ33の燃焼量に対応した適度な
燃焼空間を形成することが出来る。
【0095】なお、この図3の例においても、図2の例
の場合と同様に、予混合気供給管15’に排気ガス再循
環用通気孔とノズルを形成して、この排気ガス再循環用
通気孔とノズルにより、排気管14内の排気ガスを再循
環させて予混合気供給管15’から供給される予混合気
に混合させることにより、排気ガスの低NOx化を図る
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における一例を示す側断面図
である。
【図2】同例の変形例を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施形態における他の例を示す側断面
図である。
【図4】同例における表面燃焼バーナの形態を示す斜視
図である。
【図5】従来例を示す概略側断面図である。
【図6】他の従来例を示す概略側断面図である。
【符号の説明】
10 …輻射間接加熱バーナ 11 …輻射放熱板 11A …外フランジ部 12 …基盤 13 …パッキン 14 …排気管 14A …雌ねじ部 15,15’ …予混合気供給管 15A …雄ねじ部 15B …排気ガス再循環用通気孔(排気ガス
再循環機構,通気孔) 15C …ノズル(排気ガス再循環機構,ノズ
ル部材) 16,16’ …支持盤 17 …熱交換用フィン(熱交換部材) 18 …分散板(分散部材) 19 …スペーサ 20 …表面燃焼バーナ(表面燃焼バーナ部
材) 21 …燃焼ガス流通部 22 …スパークロッド 23 …パッキン 24 …フレームロッド 30 …輻射間接加熱バーナ 31 …輻射放熱板 32 …断熱壁 33 …表面燃焼バーナ(表面燃焼バーナ部
材) 34 …スパークロッド h1 …排気孔 h2 …貫通孔 H,H’ …炉壁 Ha,Ha’ …バーナ取付孔

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輻射放熱板の内側に形成された燃焼室内
    に燃料ガスと酸化剤が供給されてその燃焼によって加熱
    された輻射放熱板からの輻射熱により間接加熱を行う輻
    射間接加熱バーナにおいて、 前記輻射放熱板の内側のこの輻射放熱板と所要の間隔を
    開けて対向する位置に表面燃焼を行う表面燃焼バーナ部
    材が配置され、この表面燃焼バーナ部材が輻射放熱板と
    の間隔を調節自在になっており、この表面燃焼バーナ部
    材の輻射放熱板と反対側に形成される空間内に燃料ガス
    と酸化剤が供給されることを特徴とする輻射間接加熱バ
    ーナ。
  2. 【請求項2】 前記表面燃焼バーナ部材の支持部が輻射
    間接加熱バーナの基台部分に螺合されていて、表面燃焼
    バーナ部材の支持部の軸回りの回転によって表面燃焼バ
    ーナ部材が輻射放熱板に対して接離する方向に移動され
    る請求項1に記載の輻射間接加熱バーナ。
  3. 【請求項3】 前記表面燃焼バーナ部材における表面燃
    焼によって発生する燃焼ガスが、表面燃焼バーナ部材と
    前記輻射放熱板との間の空間を通って排気される請求項
    1に記載の輻射間接加熱バーナ。
  4. 【請求項4】 前記表面燃焼バーナ部材内に燃料ガスと
    酸化剤との予混合気が供給され、この予混合気の供給流
    路と表面燃焼バーナ部材における表面燃焼によって発生
    する燃焼ガスの排気流路とが隣接して配置されていて、
    予混合気の供給流路の途中に、燃焼ガスの排気流路から
    燃焼ガスの一部を予混合気の供給流路内に導入する排気
    ガス再循環機構が設けられている請求項1に記載の輻射
    間接加熱バーナ。
  5. 【請求項5】 前記排気ガス再循環機構が、予混合気の
    供給流路と燃焼ガスの排気流路との間を仕切る壁部に形
    成されて予混合気の供給流路と燃焼ガスの排気流路とを
    連通する通気孔と、予混合気の供給流路内の通気孔より
    も上流側に設けられたノズル部材を有している請求項4
    に記載の輻射間接加熱バーナ。
  6. 【請求項6】 前記燃焼ガスの排気流路と酸化剤の供給
    流路との間に熱交換部材が配置されている請求項4に記
    載の輻射間接加熱バーナ。
  7. 【請求項7】 略半球状の前記輻射放熱板に対して前記
    表面燃焼バーナ部材が、輻射放熱板よりも小さい径を有
    する略半球状に形成されている請求項1に記載の輻射間
    接加熱バーナ。
  8. 【請求項8】 略平板状の前記輻射放熱板に対して前記
    表面燃焼バーナ部材が、略平板状に形成されている請求
    項1に記載の輻射間接加熱バーナ。
  9. 【請求項9】 前記表面燃焼バーナ部材が、耐熱金属繊
    維が板状に成形されることによって構成されている請求
    項1に記載の輻射間接加熱バーナ。
  10. 【請求項10】 前記表面燃焼バーナ部材の輻射放熱板
    と反対側に形成される空間内に、この空間内に供給され
    る燃料ガスと酸化剤の予混合気を分散させる分散部材が
    取り付けられている請求項1に記載の輻射間接加熱バー
    ナ。
  11. 【請求項11】 前記分散部材が、予混合気の供給管の
    軸線方向と直交する向きに配置された板材である請求項
    10に記載の輻射間接加熱バーナ。
  12. 【請求項12】 前記表面燃焼バーナ部材の隅部に、こ
    の表面燃焼バーナ部材と前記輻射放熱板との間の空間内
    から燃焼ガスを排気するための排気孔が形成されている
    請求項8に記載の輻射間接加熱バーナ。
  13. 【請求項13】 前記表面燃焼バーナ部材の隅部に、ス
    パークロッドが挿通される貫通孔が形成されている請求
    項8に記載の輻射間接加熱バーナ。
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