JP3625176B2 - 燃焼装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、微粒状態や気体の燃料を予め空気と混合させることにより得られる予混合気を燃焼させる燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は例えば特開平4−143506号公報に開示されたこの種の従来の燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
図において、1は燃料気化ポット、2はこの燃料気化ポット1内に形成される混合空間、3は燃料気化ポット1の壁部内に埋設されたヒータ、4は燃料気化ポット1の壁部の一側を貫通し混合空間2内に空気を供給する空気供給口、5はこの空気供給口4を介して先端が混合空間2内に挿入される燃料供給ノズル、6は混合空間2と連通し周囲に複数の炎口7が形成されたバーナヘッド、8はこのバーナヘッド6の各炎口7にそれぞれ形成される一次燃焼火炎、9はバーナヘッド6を囲繞するように配設され、開口9a側に漸次拡開するテーパ状に形成される保炎リングであり、図示はしないがこれら1ないし9は燃焼筒内に収納されて燃焼装置が構成されている。
【0003】
次に、上記のように構成された従来の燃焼装置の動作について説明する。
まず、ヒータ3により加熱された燃料気化ポット1内に、燃料供給ノズル5から灯油などの液体燃料が供給されると、液体燃料は燃料気化ポット1の内壁面に触れて加熱され蒸発する。そして、この蒸発した燃料は空気供給口4から供給される空気と混合空間2内で混合され均質な予混合気となり、バーナヘッド6内に流れ込み、炎口7から噴出して一次燃焼火炎8が形成される。又、このようにして形成された一次燃焼火炎8は保炎リング9により熱が奪われる。
【0004】
一般に、燃焼過程において生じる窒素酸化物は高温状態で多く生成させるため、上記構成ではバーナヘッド6を囲繞するように保炎リング9を設けて、一次燃焼火炎8を冷却することにより窒素酸化物の生成を抑制するようになされている。又、燃焼においては窒素酸化物の生成を抑制することのほかにも一酸化炭素の排出を防止することも重要である。この一酸化炭素の排出の防止には窒素酸化物の場合とは逆に、高温状態で適量な空気との反応を実現する必要があるため、上記構成では保炎リング9の形状を、開口9a側に漸次拡開するテーパ状とすることにより、開口9a側により広い燃焼空間を確保することで、燃焼反応を促進して一酸化炭素の排出の防止が図られている。
【0005】
又、一酸化炭素の排出を防止する方法としては、以下に説明するような対策も提案されている。
図8は例えば実開昭56−173819号公報に開示された図7に示すとは異なる従来の燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
図において、上記図7に示すと同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。10は燃料気化ポット1およびバーナヘッド6の中央を貫通し、バーナヘッド6の上部に開口する二次燃焼用空気供給パイプ、11はこの二次燃焼用空気供給パイプ10の開口と所定の間隔を介して配設される二次燃焼用空気整流板、12はバーナヘッド6を囲繞するように配設され、円筒状に形成された保炎リングである。
【0006】
上記のように構成された燃焼装置においては、図7に示す燃焼装置と同様にして炎口7に形成される一次燃焼火炎8に対し、二次燃焼用空気供給パイプ10を通過してバーナヘッド6の上部に導かれ、二次燃焼用空気整流板11により整流された空気が供給され、一次燃焼では燃焼できなかった一酸化炭素などの可燃性成分の燃焼が促進され、一酸化炭素の排出が防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の燃焼装置は以上のように構成され、図7に示す構成では開口9a側に漸次拡開するテーパ状に形成された保炎リング9を設けることにより、窒素酸化物の生成の抑制および一酸化炭素の排出の防止の一定の効果は得られるが、一酸化炭素の排出の防止に関しては、やや広い燃焼空間を確保したのみであり、未燃の可燃性成分と空気の適正な混合が必ずしも得られるわけではないので、燃焼条件によっては一酸化炭素の排出の防止が不充分になるという問題点があった。
【0008】
又、図8に示す構成では二次燃焼用空気供給パイプ10により、十分な空気が二次燃焼用空気として供給されるので、一酸化炭素の排出の抑制が容易に行えるが、二次燃焼用空気整流板11を設けたことにより上部開放空間が狭くなるため、二次燃焼火炎が長炎化し、二次燃焼部分を含めたより大きな燃焼空間を確保する必要があり、装置全体が大型化するという問題点があった。
【0009】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、窒素酸化物の生成の抑制および一酸化炭素の排出の防止を、燃焼空間を拡大させることなく実現することが可能な燃焼装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る燃焼装置は、側面に形成された複数の炎口で燃料と空気の混合気を燃焼させ一次燃焼火炎を形成する筒状のバーナヘッドと、バーナヘッドの中央を貫通しバーナヘッドの上方に開口する管状部材及び管状部材の上方に配設された二次燃焼用 空気整流板を有し、管状部材及びバーナヘッドと二次燃焼用空気整流板に挟まれた空間とからバーナヘッドで形成される一次燃焼火炎に二次燃焼用空気を導いて供給し、二次燃焼火炎を形成する二次燃焼用空気供給通路と、バーナヘッドの各炎口と所定の間隙を介しバーナヘッドを囲繞するように形成された保炎リングとを備えた燃焼装置において、保炎リングは、一次燃焼火炎と接触する大きさの内径を有する円筒状部と、保炎リングの二次燃焼用空気供給通路と対応する側の一部に円筒状部に繋がり先端側が漸次拡開するように形成された大口径部とを有するものである。
【0011】
又、この発明の請求項2に係る燃焼装置は、請求項1において、保炎リングの大口径部は、バーナヘッドの二次燃焼用空気供給通路に近い側の炎口と対応する位置より上記二次燃焼用空気供給通路側の領域に形成したものである。
【0012】
又、この発明の請求項3に係る燃焼装置は、請求項1または2において、保炎リングの大口径部は、二次燃焼用空気供給通路側に漸次拡開するテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃焼装置。
【0013】
又、この発明の請求項4に係る燃焼装置は、請求項1において、保炎リングの円筒状部の外側に上記保炎リングの円筒状部を冷却するための空気が流通する冷却用空気通路を上記円筒状部の壁面に沿って形成したものである。
【0014】
又、この発明の請求項5に係る燃焼装置は、請求項4において、冷却用空気通路を流通する空気を、一次燃焼火炎に二次燃焼用空気として導くようにしたものである。
【0015】
又、この発明の請求項6に係る燃焼装置は、請求項5において、冷却用空気通路を流通し一次燃焼火炎に二次燃焼用空気として導かれる空気の量を、混合気を作るために供給される空気の量の20%ないし70%に設定したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1における燃焼装置の要部の構成を示す断面図、図2は図1における燃焼装置の要部の部分詳細を示す断面図、図3は図1における燃焼装置の保炎リングの構成を示す斜視図、図4は図1における燃焼装置の要部の図2とは異なる部分詳細を示す断面図である。
【0017】
図において、13は燃料気化ポット、14はこの燃料気化ポット13内に形成される混合空間、15は燃料気化ポット13の壁部内に埋設されたヒータ、16は燃料気化ポット13の壁部の一側を貫通し混合空間14内に空気を供給する空気供給口、17はこの空気供給口16を介して先端が混合空間14内に挿入される燃料供給ノズル、18は混合空間14と連通し周囲に複数の炎口19が形成されたバーナヘッド、20はこのバーナヘッド18の各炎口19にそれぞれ形成される一次燃焼火炎である。
【0018】
21はバーナヘッド18を囲繞するように配設される保炎リングで、図2および図3に示すように、燃料気化ポット13側からバーナヘッド18の上部側、すなわち後述の二次燃焼用空気供給通路に近い側の炎口19に対応する位置までの領域(図中Lで示す)は、バーナヘッド18の外壁面から炎口19の形状が丸の場合はその直径、形状が丸以外の場合は相当直径の3倍程度以下の間隔で形成された間隙(図中dで示す)を介した円筒状に、それより先端側は漸次拡開するテーパ状にそれぞれ形成されており、その一部に内外を連通する切り欠き21aが形成されている。
【0019】
22は燃料気化ポット13およびバーナヘッド18の中央を貫通し、バーナヘッド18の上方に開口する管状部材、23はこの管状部材22の開口の上方に配設される二次燃焼用空気整流板、24は二次燃焼用空気を、管状部材22の内部およびバーナヘッド18と二次燃焼用空気整流板23に挟まれた空間を通して、一次燃焼火炎20の上方に導き二次燃焼火炎25を形成する二次燃焼用空気供給通路である。
【0020】
次に、上記のように構成された実施の形態1における燃焼装置の動作について説明する。
まず、従来装置と同様にヒータ15により加熱された燃料気化ポット13内に、燃料供給ノズル17から灯油などの液体燃料が供給されると、液体燃料は燃料気化ポット13の内壁面に触れて加熱され蒸発する。そして、この蒸発した燃料は空気供給口16から供給される空気と混合空間14内で混合され均質な予混合気となり、バーナヘッド18内に流れ込み、炎口19から噴出して一次燃焼火炎20が形成される。又、このようにして形成された一次燃焼火炎20は保炎リング21により熱が奪われる。
一方、二次燃焼用空気供給通路24を通って供給される二次燃焼用空気は、一次燃焼火炎20の上方に導かれ二次燃焼火炎25が形成される。
【0021】
このように上記実施の形態1によれば、バーナヘッド18の外壁面と保炎リング21の円筒状部内壁面との間に形成される間隙を、炎口19の形状が丸の場合はその直径、形状が丸以外の場合はその相当直径の3倍程度以下として比較的短く保っているため、少なくとも最大燃焼量から70%程度の燃焼量では、一次燃焼火炎20が充分に保炎リング21に接触するので、保炎リング21による冷却は促進され窒素酸化物の生成の抑制が図られる。
【0022】
又、保炎リング21の円筒状部より先端側は漸次拡開するテーパ状に形成されているため、二次燃焼用空気整流板23が存在する場合においても、その付近には広い開放空間が確保されるので、可燃性気体と二次燃焼用空気の混合の均一化が向上し一酸化炭素の排出が防止されるとともに、二次燃焼用空気によって二次燃焼火炎25がテーパ状部の表面に沿って、外側に押し広げられることにより短炎化が図られ、大きな燃焼空間を確保する必要がなくなるため装置全体として小型化が可能になる。
【0023】
又、保炎リング21のテーパ状部を、バーナヘッド18の二次燃焼用空気供給通路24に近い側の炎口19と対応する位置より二次燃焼用空気供給通路24側の領域に形成するようにしているので、少なくとも最大燃焼量条件では、全ての一次燃焼火炎20が保炎リング21の円筒状部の内壁面に直接触れることになるため、火炎冷却が促進され窒素酸化物の生成が抑制される。
さらに又、保炎リング21の一部にその内外を連通する切り欠き21aを設けているので、図示はしないがこの切り欠き21aを通して点火用放電電極や、燃焼状態を検知する各種センサを設置することが可能になる。
【0024】
なお、保炎リング21の切り欠き21aは図3に示すようにテーパ状部の先端まで開放されているが、これに限定されるものではなく穴状に開放した場合でも同様の効果を得ることができる。又、保炎リング21は大口径部をテーパ状に形成した場合について説明したが、図4に示すように大口径部をすり鉢状に形成した保炎リング26としても良く、上記と同様の効果を発揮することができる。
【0025】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2における燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
図において、上記実施の形態1におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。27は燃料気化ポット13を囲繞するように形成され、空気供給口16から供給される空気の一部を保炎リング21の外側に導く冷却用空気通路である。
【0026】
このように上記実施の形態2によれば、冷却用空気通路27を設けて空気供給口16から燃料気化ポット13内に供給される空気の一部を、保炎リング21の外側に導くようにしているので、保炎リング21は輻射伝熱に加えこの空気により冷却されて火炎冷却が促進され、窒素酸化物の生成をさらに抑制することが可能になる。
【0027】
又、上記のようにして冷却用空気通路27から導かれる空気の一部または全部を、二次燃焼用空気の一部として一次燃焼火炎20近傍に導くようにすれば、一酸化炭素の排出を抑制することも可能となる。なお、この時二次燃焼用空気の一部として導かれる空気の量は、あまり多量が供給されると火炎温度が低下して十分な一酸化炭素の排出抑制効果が得られないので、バーナヘッド18に供給される混合気を作るために燃料と混合される空気の量の20%ないし70%が最適と考えられる。
【0028】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3における燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
図において、上記実施の形態2におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。28は保炎リング21の外壁面に冷却用空気通路27を介して導かれる空気に接触するように配置されたフィンである。
【0029】
このように上記実施の形態3によれば、保炎リング21の外壁面の冷却用空気通路27を介して導かれる空気と接し得る位置にフィン28を配置しているので、保炎リング21と空気との伝熱特性を向上させ、火炎冷却の促進を図ることにより窒素酸化物の生成を抑制することが可能になる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1によれば、側面に形成された複数の炎口で燃料と空気の混合気を燃焼させ一次燃焼火炎を形成する筒状のバーナヘッドと、バーナヘッドの中央を貫通しバーナヘッドの上方に開口する管状部材及び管状部材の上方に配設された二次燃焼用空気整流板を有し、管状部材及びバーナヘッドと二次燃焼用空気整流板に挟まれた空間とからバーナヘッドで形成される一次燃焼火炎に二次燃焼用空気を導いて供給し、二次燃焼火炎を形成する二次燃焼用空気供給通路と、バーナヘッドの各炎口と所定の間隙を介しバーナヘッドを囲繞するように形成された保炎リングとを備えた燃焼装置において、保炎リングは、一次燃焼火炎と接触する大きさの内径を有する円筒状部と、保炎リングの二次燃焼用空気供給通路と対応する側の一部に円筒状部に繋がり先端側が漸次拡開するように形成された大口径部とを有するものであるので、大型化することなく窒素酸化物の生成の抑制、および一酸化炭素の排出の防止が可能な燃焼装置を提供することができる。
【0031】
又、この発明の請求項2によれば、請求項1において、保炎リングの大口径部を、バーナヘッドの二次燃焼用空気供給通路に近い側の炎口と対応する位置より二次燃焼用空気供給通路側の領域に形成したので、火炎冷却が促進されさらに窒素酸化物の生成の抑制が可能な燃焼装置を提供することができる。
【0032】
又、この発明の請求項3によれば、請求項1または2において、保炎リングの大口径部を、二次燃焼用空気供給通路側に漸次拡開するテーパ状に形成したので、短炎化を図りさらに小型化が可能な燃焼装置を提供することができる。
【0033】
又、この発明の請求項4によれば、請求項1において、保炎リングの円筒状部の外側に上記保炎リングの円筒状部を冷却するための空気が流通する冷却用空気通路を上記円筒状部の壁面に沿って形成したので、火炎冷却の促進を図り窒素酸化物の生成をさらに抑制することが可能な燃焼装置を提供することができる。
【0034】
又、この発明の請求項5によれば、請求項4において、冷却用空気通路を流通する空気を、一次燃焼火炎に二次燃焼用空気として導くようにしたので、一酸化炭素の排出をさらに抑制することが可能な燃焼装置を提供することができる。
【0035】
又、この発明の請求項6によれば、請求項5において、冷却用空気通路を流通し一次燃焼火炎に二次燃焼用空気として導かれる空気の量を、混合気を作るために供給される空気の量の20%ないし70%に設定したので、一酸化炭素の排出をさらに抑制することが可能な燃焼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
【図2】図1における燃焼装置の要部の部分詳細を示す断面図である。
【図3】図1における燃焼装置の保炎リングの構成を示す斜視図である。
【図4】図1における燃焼装置の要部の図2とは異なる部分詳細を示す断面図である。
【図5】この発明の実施の形態2における燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態3における燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
【図7】従来の燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
【図8】図7におけるとは異なる従来の燃焼装置の要部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
13 燃料気化ポット、14 混合空間、16 空気供給口、17 燃料供給ノズル、18 バーナヘッド、19 炎口、20 一次燃焼火炎、21,26 保炎リング、
24 二次燃焼用空気供給通路、25 二次燃焼火炎、27 冷却用空気通路、
28 フィン。
Claims (6)
- 側面に形成された複数の炎口で燃料と空気の混合気を燃焼させ一次燃焼火炎を形成する筒状のバーナヘッドと、上記バーナヘッドの中央を貫通し上記バーナヘッドの上方に開口する管状部材及び上記管状部材の上方に配設された二次燃焼用空気整流板を有し、上記管状部材及び上記バーナヘッドと上記二次燃焼用空気整流板に挟まれた空間とから上記バーナヘッドで形成される一次燃焼火炎に二次燃焼用空気を導いて供給し、二次燃焼火炎を形成する二次燃焼用空気供給通路と、上記バーナヘッドの各炎口と所定の間隙を介し上記バーナヘッドを囲繞するように形成された保炎リングとを備えた燃焼装置において、上記保炎リングは、上記一次燃焼火炎と接触する大きさの内径を有する円筒状部と、上記保炎リングの上記二次燃焼用空気供給通路と対応する側の一部に上記円筒状部に繋がり先端側が漸次拡開するように形成された大口径部とを有することを特徴とする燃焼装置。
- 保炎リングの大口径部は、バーナヘッドの二次燃焼用空気供給通路に近い側の炎口と対応する位置より上記二次燃焼用空気供給通路側の領域に形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
- 保炎リングの大口径部は、二次燃焼用空気供給通路側に漸次拡開するテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃焼装置。
- 保炎リングの円筒状部の外側に上記保炎リングの円筒状部を冷却するための空気が流通する冷却用空気通路を上記円筒状部の壁面に沿って形成したことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
- 冷却用空気通路を流通する空気を、一次燃焼火炎に二次燃焼用空気として導くようにしたことを特徴とする請求項4記載の燃焼装置。
- 冷却用空気通路を流通し一次燃焼火炎に二次燃焼用空気として導かれる空気の量は、混合気を作るために供給される空気の量の20%ないし70%に設定されていることを特徴とする請求項5記載の燃焼装置。
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