JP2001330026A - 動圧軸受と動圧軸受を用いたスピンドルモータ - Google Patents

動圧軸受と動圧軸受を用いたスピンドルモータ

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JP2001330026A
JP2001330026A JP2000148120A JP2000148120A JP2001330026A JP 2001330026 A JP2001330026 A JP 2001330026A JP 2000148120 A JP2000148120 A JP 2000148120A JP 2000148120 A JP2000148120 A JP 2000148120A JP 2001330026 A JP2001330026 A JP 2001330026A
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dynamic pressure
bearing
shaped
pressure bearing
spindle motor
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JP2000148120A
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English (en)
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Yusuke Kishi
勇祐 岸
Sumio Kanai
金井澄雄
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Tokyo Parts Ind Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Parts Ind Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、常に安定した動圧効果を確保
出来る動圧軸受およびスピンドルモータを提供する。 【解決手段】回転軸(4)の外周または軸受部(9)の
内周に動圧圧力を生成するための多数のV字状凹凸を重
畳形成してなるの動圧軸受を備えたスピンドルモータに
おいて、動圧軸受は重畳形成するV字状凹凸の本数を一
周8〜12本とし、前記V字状凹凸の溝の部分の幅と山
の部分の幅との比を1:2にし、前記V字状凹凸の開角
度を50°〜55°とし、軸受ハウジングの、軸受以外
の部分と軸との間隙(C2)を、軸受部分のクリアラン
ス(C1)の10倍以上設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
に係り、特にスピンドルモータの動圧軸受構造におい
て、良好な動圧効果を提供する動圧軸受構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CDーROM等の媒体を回転
駆動するスピンドルモータの軸受構造として動圧型流体
軸受構造を用いたものが種々提案されている。
【0003】図5は、従来のスピンドルモータの軸受構
造を示すものである。同図において1はベース、2はこ
のベース1に植設された軸受ハウジング、3はこの軸受
ハウジング2に圧入された軸受部、4はこの軸受部3に
挿通されたシャフトで、外周に動圧を生成するための多
数のV字状凹凸を重畳形成してなる一対の動圧発生部5
a,5bを備えている。6はこのシャフト4に固着され
た逆カップ型のロータケース、7はこのロータケース6
の側壁内周に固着されたリングマグネットである。8は
前記軸受ハウジング2の外周に固着されたステータコ
ア、9はこのステータコア8に巻回されたステータコイ
ルである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いるスピンドルモータにおいて、軸受ハウジング2の内
部に動圧用オイルを入れて駆動するが、必ずしも安定し
た動圧効果が得られなかった。
【0005】そこで、本発明は、上記の欠点を解決し
て、簡単な構造で、常に安定した動圧効果を確保出来る
動圧軸受およびスピンドルモータを提供しようというも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するに
は、請求項1に記載の発明のように、回転軸の外周また
は軸受部の内周のいずれか一方に動圧圧力を生成するた
めの多数のV字状凹凸を重畳形成してなるスピンドルモ
ータの動圧軸受において、重畳形成するV字状凹凸の本
数を一周8〜12本としたことにより達成出来る。ま
た、請求項2に記載の発明のように、前記V字状凹凸は
回転軸の外周にV字状溝を所定の間隔で重畳形成するこ
とにより凹部を構成し凹凸としたことにより達成出来
る。さらに、請求項3に記載の発明のように、前記V字
状凹凸の溝の部分の幅と山の部分の幅との比を1:2に
したことにより達成出来る。さらに、請求項4に記載の
発明のように、前記V字状凹凸の開角度を50°〜55
°としたことにより達成出来る。さらに、請求項5に記
載の発明のように、軸受ハウジングの、軸受以外の部分
と軸との間隙(C2)を、軸受部分のクリアランス(C
1)の10倍以上設けたことにより達成出来る。請求項
6に記載の発明のように、回転軸の外周または軸受部の
内周に動圧圧力を生成するための多数のV字状凹凸を重
畳形成してなる動圧軸受を備えたスピンドルモータにお
いて、前記動圧軸受は請求項1乃至請求項5のいずれか
1項に記載の動圧軸受を備えたことにより達成出来る。
出願人は繰り返し実験した結果、上記の通り構成するこ
とにより安定した動圧効果が得られることを確認した。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第一の実施の形
態を示すスピンドルモータの断面図である。図2は図1
の要部拡大断面端図である。図1,図2において、1は
ベース、2はこのベース1に植設された軸受ハウジン
グ、3はこの軸受ハウジング2に圧入された略円筒形の
軸受部材で内周に所定の間隔を設けて上下に2つの軸受
部3a、3bを有し、この2つの軸受部3a、3bの中
間部は凹部(溝)となり、軸受部よりも広径となってい
る。4はこの軸受部材3に挿通されたシャフトである。
中間部とシャフト4とのクリアランスC2は、前述の軸
受部3a、3bとシャフト4とのクリアランスC1の1
0倍以上となっている。5はこのシャフト4の外周に前
記軸受部3a、3bと対応して所定の間隔で上(5a)
下(5b)2個設けられた動圧発生部で、動圧を生成す
るための多数のV字状凹部5Tを所定の間隔で重畳形成
してなる。V字状凹部5Tは一周で8〜12本ほぼ等間
隔に設けられ、V字の開角度αを50°〜55°に加工
してある。また、V字状凹部5Tの溝の深さは溝の幅の
略2分の1に設定してある。さらに、軸受部3a、3b
とシャフト4とのクリアランスC1とV字状凹部5Tの
溝の深さ(D)との関係は、C1:Dが、1:1から
1:10の間に設定することが望ましい。5Yは該、V
字状凹部5Tの間に残されたV字状凸(平面または山)
部で、このV字状凸部5Yの幅は、前記V字状凹部5T
の幅の約2倍前後(1.9〜2.3倍)に設定されてい
る。すなわち、V字状凸部5YとV字状凹部5Tとは交
互に繰り返して設けられ、V字状凹部5Tは一周で8〜
12本ほぼ等間隔に設けられ、V字状凸部5Yは一周で
9〜13本ほぼ等間隔に設けられている。
【0008】したがって、シャフト4の太さ(外周)が
特定されるとV字状凹部5TおよびV字状凸部5Yの幅
もほぼ特定されることになる。なお、ここでは、円柱状
のシャフト4の外周にV字状凹部5Tを形成するように
説明しているが、逆に凸部を形成しても同様の効果があ
ることは勿論である。6はこのシャフト4に固着された
逆カップ型のロータケース、7はこのロータケース6の
側壁内周に固着されたリングマグネットである。8は前
記軸受ハウジング2の外周に固着されたステータコア、
9はこのステータコア8に巻回されたステータコイルで
ある。なお回転軸であるシャフト4と軸受部3a、3b
(軸受ハウジング2の中)の間には動圧発生オイルが注
入されて回転をなめらかにしている。
【0009】図3は、シャフト4の一周に設ける動圧発
生用V字状凹部の数と軸振れの度合いとを表すグラフで
ある。実験の結果、一周に設ける動圧発生用V字状凹部
の数が8本以下になると急激に軸振れが大きくなる。ま
た、一周に設ける動圧発生用V字状凹部の数が12本を
越えてもやはり、溝幅の減少によるオイル圧力の低下に
より急激に軸振れが大きくなることが分かった。すなわ
ち、V字状凸部の数で言えば、一周に設ける動圧発生用
V字状凸部の数が9〜13本の間で構成されるのが良
い。また、加工精度の面からも、一周に設ける動圧発生
用V字状凹部の数が12本を越えると急激に加工が困難
になる。
【0010】図4は動圧発生用V字状凹部の幅を基準と
し、該、V字状凹部の幅を1としたときの、V字状凸部
の幅と軸振れの度合との関係を表すグラフである。実験
の結果、V字状凸部の幅をV字状凹部の幅の略2倍前後
(1.9〜2.3倍)にしたときが、軸振れは最も小さ
くなり、略2倍より幅狭(1.9倍以下)にしても幅広
(2.3倍以上)にしても軸振れは大きくなることが確
認された。すなわち、動圧発生用V字状凹部の幅を1と
したとき、V字状凸部の幅を1.9〜2.3の間に設定
すると良い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に示す発明
によれば、回転軸の外周または軸受部の内周のいずれか
一方に動圧圧力を生成するための多数のV字状凹凸を重
畳形成してなるスピンドルモータの動圧軸受において、
重畳形成するV字状凹凸の本数を一周8〜12本とした
ので軸振れの無い回転精度の良い軸受けを提供する事が
出来る。また、請求項2に示す発明によれば、前記V字
状凹凸は回転軸の外周にV字状溝を所定の間隔で重畳形
成することにより凹部を構成し凹凸としたので軸振れの
無い回転精度の良い軸受けを提供する事が出来る。さら
に、請求項3に示す発明によれば、前記V字状凹凸の溝
の部分の幅と山(または平面)の部分の幅との比を1:
2にしたので軸振れの無い回転精度の良い軸受けを提供
する事が出来る。さらに、請求項4に示す発明によれ
ば、前記V字状凹凸の開角度を50°〜55°としたの
で軸振れの無い回転精度の良い軸受けを提供する事が出
来る。さらに、請求項5に示す発明によれば、軸受ハウ
ジングの、軸受以外の部分と軸との間隙(C2)を、軸
受部分のクリアランス(C1)の10倍以上設けたので
軸振れの無い回転精度の良い軸受けを提供する事が出来
る。さらに、請求項6に示す発明によれば、回転軸の外
周または軸受部の内周に動圧圧力を生成するための多数
のV字状凹凸を重畳形成してなる動圧軸受を備えたスピ
ンドルモータにおいて、前記動圧軸受を前述のように構
成したので回転時に軸振れのないスピンドルモータを提
供する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すスピンドルモ
ータの要部断面図である。
【図2】図2は図1の要部拡大断面端図である。
【図3】溝の本数と軸振れの関係を示す図である。
【図4】V字状凹凸の幅と軸振れの関係を示す図であ
る。
【図5】従来のスピンドルモータを示す要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース 2 軸受ハウジング 3 軸受部 4 シャフト 5 動圧発生部 6 ロータケース 7 リングマグネット 8 ステータコア 9 コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA06 BA04 CA01 JA02 KA02 PA02 5D109 BB05 BB12 BB18 BB21 5H605 AA04 BB05 BB14 BB19 CC04 EB06 GG04 GG21 5H607 AA04 AA12 BB01 BB07 BB09 BB14 BB17 BB25 CC01 DD03 DD14 FF01 GG12 GG15 JJ06 KK10 5H621 BB07 GA01 GB08 JK19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周または軸受部の内周に動圧
    圧力を生成するための多数のV字状凹凸を重畳形成して
    なるスピンドルモータの動圧軸受において、重畳形成す
    るV字状凹凸の本数を一周8〜12本とした動圧軸受。
  2. 【請求項2】 前記V字状凹凸は回転軸の外周にV字状
    溝を所定の間隔で重畳形成することにより凹部を構成し
    凹凸としたことを特徴とする請求項1記載の動圧軸受。
  3. 【請求項3】 前記V字状凹凸の溝の部分の幅と山の部
    分の幅との比を1:2にしたことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の動圧軸受。
  4. 【請求項4】前記V字状凹凸の開角度を50°〜55°
    としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載の動圧軸受。
  5. 【請求項5】 軸受ハウジングの、軸受以外の部分と軸
    との間隙(C2)を、軸受部分のクリアランス(C1)
    の10倍以上設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のいずれか1項に記載の動圧軸受。
  6. 【請求項6】 前記、軸受部分のクリアランス(C1)
    と前記、V字状凹凸の溝の部分の深さ(D)との関係
    を、1:1〜1:10の間に設定したことを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の動圧軸
    受。
  7. 【請求項7】 回転軸の外周または軸受部の内周に動圧
    圧力を生成するための多数のV字状凹凸を重畳形成して
    なる動圧軸受を備えたスピンドルモータにおいて、前記
    動圧軸受は請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載
    の動圧軸受を備えたことを特徴とするスピンドルモー
    タ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146468A1 (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Nidec Copal Electronics Corporation 気体動圧軸受機構を備えたモータ
JP2020051546A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 Ntn株式会社 焼結軸受、流体動圧軸受装置、及びモータ

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US8449189B2 (en) 2007-05-25 2013-05-28 Nidec Copal Electronics Corporation Motor with aerodynamic pressure bearing mechanism
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