JP2001329664A - 太陽電池モジュール、発電装置、発電装置設置方法、及び中間横架台 - Google Patents

太陽電池モジュール、発電装置、発電装置設置方法、及び中間横架台

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JP2001329664A
JP2001329664A JP2000349965A JP2000349965A JP2001329664A JP 2001329664 A JP2001329664 A JP 2001329664A JP 2000349965 A JP2000349965 A JP 2000349965A JP 2000349965 A JP2000349965 A JP 2000349965A JP 2001329664 A JP2001329664 A JP 2001329664A
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solar cell
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cell module
horizontal
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JP2000349965A
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English (en)
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Kazunari Iwamoto
和成 岩本
Haruhiko Ito
晴彦 伊藤
Ichiro Nakajima
一郎 仲嶋
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】けんどん方式により横架台に支持される太陽電
池モジュールを備えて、屋根上に容易に設置できる発電
装置を得ることにある。 【解決手段】斜め下向きに開放する下向き溝51を有して
屋根21の傾斜方向と交差する方向に延びる上側横架台28
と、この横架台と平行に配置され斜め上向きに開放する
上向き溝45を有した下側横架台29と、これら両横架台2
8、29の間にけんどん方式により設置されるフレーム付き
の太陽電池モジュール30とを具備する。モジュール30の
枠材のうち下向き溝51に挿入されて横架台28に支持され
る上側枠材63と上向き溝45に挿入されて下側横架台29に
支持される下側枠材64とのうちの少なくとも上側枠材63
に、挿入凸部71を一体に設ける。この凸部71は、それを
有する枠材63の厚み方向中間の高さ位置から突出され
て、下向き溝51の溝上壁51aに引っ掛るように下向き溝
内51に挿入されることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ル本体の周部にフレームを装着してなる太陽電池モジュ
ール、及びこのモジュールを架台等を用いて傾斜した屋
根に複数枚並べて設置し太陽光発電をなす発電装置、並
びにこの発電装置を傾斜した屋根に設置する方法、更に
は前記発電装置において屋根の傾斜方向に隣接して配置
される太陽電池モジュールを支持するのに使用される中
間横架台に関する。
【0002】
【従来の技術】傾斜した屋根に設置されて太陽光発電を
する発電装置は、図14及び図15に示すようにレール
状の横架台1〜4を、屋根8上にその傾斜方向と交差す
る方向に沿って夫々固定した後、複数枚のフレーム付き
太陽電池モジュール5を、屋根8の傾斜方向に隣接した
横架台1,2、2,3、3,4にわたって夫々架設して
設置されている。太陽電池モジュール5は、方形状の太
陽電池モジュール本体6の周部に夫々押出し型材からな
る枠材(図15に軒側の枠材7aと棟側の枠材7bのみ
を示す)を夫々装着してなる。なお、図14中8aは瓦
棒葺き屋根8の瓦棒を示している。
【0003】各太陽電池モジュール5は、その軒側の枠
材7aを屋根8の傾斜方向に隣接する横架台のうち相対
的に軒側に配置された横架台(図14では横架台1)の
上面に重ねるとともに、棟側の枠材7bを相対的に棟側
に配置された横架台(図14では横架台2)の上面に重
ねた後、上下一対の締付け金具とこれらを締付けるボル
ト・ナットとを有する複数の連結装置9を用いて、枠材
7a、7bを各横架台に個別に連結することによって架
設されている。なお、図14及び図14中10は発電装
置のうちの最も軒側又は棟側に配置される端部横架台
1、4に被着されるエンドカバー、11は他の中間横架
台2、3に被着されるセンターカバーである。
【0004】従来は、前記のように屋根8の傾斜方向に
隣接した横架台上に枠材7a、7bを積み重ねて架設す
ることに加えて、太陽電池モジュール5の周部に装着さ
れた枠材のうち一対の側枠材は、強風により加えられる
下向き荷重に耐えるのに必要な強度を得させるために、
大きな高さ寸法を有して形成されているとともに、これ
らの側枠材の大きさに合わせて他の上下両枠材の高さ寸
法も大きく形成されている。
【0005】そのため、従来の発電装置の設置厚みHは
約87mmと大きく、したがって、発電装置の周囲に瓦が
配置される場合には、瓦表面と発電装置との段差が大き
く、屋根の外観を損ない易い。又、各太陽電池モジュー
ル5毎に複数の連結装置9を用いて既述のように屋根8
の傾斜方向に隣接した横架台に連結する手間が必要であ
るので、屋根への取付け施工性もよくない。しかも、既
述のように太陽電池モジュール5の枠材の高さ寸法(厚
み)が大きいことから、枠材の材料使用量が多く、その
上、連結装置9を多数用いることにより、コスト高でも
ある。
【0006】一方、屋根ではなく大地に設置される太陽
電池モジュール用架台において、周部に枠材が取付けら
れていない太陽電池モジュールを、斜め下向きに開口す
る溝を有した上部横架台と斜め上向きに開口する溝を有
した下部横架台とにわたって、いわゆるけんどん方式に
より設置する技術が知られている(実公平8−3023
号公報参照)。
【0007】この公報に記載されたけんどん方式は、太
陽電池モジュールの上縁部全体を上部横架台の溝に斜め
下側から上向きに挿入した後、太陽電池モジュール全体
を上部横架台を中心に下側に回動させて、このモジュー
ルの下縁部全体を下部横架台の溝に近接対向させ、次
に、太陽電池モジュール全体を斜め下方に移動させる、
というものである。それにより、前記上部横架台の溝へ
の挿入を維持したまま太陽電池モジュールの下縁部全体
を下部横架台の溝に挿入する。以上により、太陽電池モ
ジュールを上下の横架台にわたって設置できる。
【0008】この公報に記載の技術によれば、横架台と
太陽電池モジュールとが積み重ならないので、屋根上へ
の太陽電池モジュールの設置に適用すれば、図14及び
図15に示したものよりも設置高さを低くできる点で優
れている。しかし、それでも太陽電池モジュール自体で
強風時の押し下げ耐圧を得ていることに変りがない。そ
のため、太陽電池モジュール全体の厚みが大きいととも
に、それに伴い横架台の厚みも大きく作る必要があるの
で、コスト高である。よって、これらの点を改善してよ
り薄い太陽電池モジュール及び発電装置とすることが特
に屋根上に設置されるものにおいては望まれている。
【0009】その上、前記公報に記載の技術では、上部
横架台の溝に太陽電池モジュールの上縁部全体を挿入し
ているため、この上縁部全体を上部横架台の溝に挿入す
る際に、両者が競り易く、しかも、太陽電池モジュール
の挿入角度を小さくする必要もあるので、前記けんどん
方式による太陽電池モジュールの取付け作業性がよくな
い。又、前記のように上部横架台の溝に太陽電池モジュ
ールの上縁部の厚み全体を挿入する構成では、太陽電池
モジュールの回動支点からその下縁部の上側の角部とを
結ぶ回転半径が大きい。そのため、発電装置の設置スペ
ースを小さくするために上下の横架台間をできるだけ狭
く設定する程、太陽電池モジュールの下縁部を下部横架
台の溝内に対向するようにこのモジュールを回動させる
際に、下部横架台の溝の溝上壁に太陽電池モジュールの
下縁部が当り易くなって、前記けんどん方式による太陽
電池モジュールの設置作業性が大幅に低下するおそれが
ある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、横架台へのけんどん方式による設置
作業性を向上できる太陽電池モジュールを得ることにあ
る。
【0011】本発明が解決しようとする第2の課題は、
けんどん方式により横架台に支持される太陽電池モジュ
ールを備えて、傾斜屋根上に容易に設置できる発電装置
を得ることにある。
【0012】本発明が解決しようとする第3の課題は、
けんどん方式により横架台に支持される太陽電池モジュ
ールを有する発電装置の傾斜屋根上への設置作業性を向
上できる発電装置設置方法を得ることにある。
【0013】本発明が解決しようとする第4の課題は、
太陽電池モジュールをけんどん方式により傾斜屋根上に
設置するのに好適な中間横架台を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々枠材が装着
されてなるとともに、斜め下向きに開放する下向き溝を
有した上側横架台とこの横架台の下側に離間して配置さ
れ斜め上向きに開放する上向き溝を有した下側横架台と
の間にけんどん方式により設置される太陽電池モジュー
ルを前提とする。
【0015】そして、この請求項1の発明は、前記第1
の課題を解決するために、前記枠材のうち前記下向き溝
に挿入されて前記上側横架台に支持される上側枠材に、
この枠材の厚み方向中間の高さ位置から突出されて前記
下向き溝の溝上壁に引っ掛るように前記下向き溝内に挿
入配置される第1挿入凸部を一体に設けたことを特徴と
する。
【0016】この発明及び以下の各発明において、太陽
電池モジュール本体には、その光電変換部が非晶質半導
体を有する非晶質系のもの、単結晶半導体又は多結晶半
導体を有する結晶系のもの等を使用でき、又、このモジ
ュール本体の周部に装着される枠材には、アルミニュー
ム合金等の金属を押出し成型等により成型して得た型
材、若しくは合成樹脂の成型品等を用いることができ
る。又、この発明及び以下の各発明において、上側枠材
に一体に突設される第1挿入凸部は、上側枠材の厚み方
向の中間の高さ位置のうち、特に、上部側、取分け上側
から1/3程度の高さ位置に突設することが好ましく、
又、第1挿入凸部は必要な強度を保持できる範囲で薄い
程よく、例えば上側枠材の各部の板厚と同程度の厚みの
フランジ状とすることが望ましい。更に、この発明にお
いて、下側枠材は請求項2の発明のように第2挿入凸部
を有して、この凸部を下側横架台の溝に嵌入させてけん
どん方式による設置ができるようにしてもよく、また、
下側枠材に第2挿入凸部を設けることなく実施して、こ
の下側枠材の厚み全体を下側横架台の上向き溝に挿入さ
せてけんどん方式による設置ができるようにしてもよ
い。又、この発明の太陽電池モジュールは傾斜屋根上に
設置されるものに限らず、陸屋根又は大地上等に太陽光
発電のために設置されるものに適用できる。
【0017】請求項1の発明において、隣接した横架台
間にけんどん方式により太陽電池モジュールを設置する
には、はじめに、このモジュールの上側枠材に一体に突
設された第1挿入凸部を斜め下向きに開放する上側横架
台の下向き溝に挿入する。次に、上側横架台を回動支点
側として太陽電池モジュール全体を、その下側枠材が下
側横架台側に寄るように回動させることにより、前記下
側枠材を斜め上向きに開放する下側横架台の上向き溝に
近接対向させる。この後、太陽電池モジュール全体をそ
の自重により斜め下方に移動させて、前記下向き溝への
第1挿入凸部の挿入を維持したまま下側枠材の少なくと
も一部を上向き溝に挿入させる。
【0018】以上の手順により、太陽電池モジュールを
上下に隔たって隣接した横架台にわたって配置できる。
この状態において第1挿入凸部が第1挿入凸部の下向き
溝の溝上壁に引っ掛るように位置されているので、上側
横架台から太陽電池モジュールが外れることが妨げら
れ、同様に、下側枠材が下側横架台の上向き溝に引っ掛
るように位置されているので、下側横架台から太陽電池
モジュールが外れることが妨げられる。
【0019】前記けんどん方式による設置作業におい
て、上側横架台の下向き溝への太陽電池モジュールの上
側枠材の挿入は、上側枠材の厚み全体を挿入するのでは
なく、それよりも遥かに厚みが薄い第1挿入凸部を挿入
して行われるので、第1挿入凸部と下向き溝とが競り合
うことが少なく、しかも、太陽電池モジュールの挿入角
度を大きくとることもできるので、下向き溝への第1挿
入凸部の挿入を容易にできる。更に、第1挿入凸部が上
側枠材の高さ方向中間位置にあることにより、第1挿入
凸部の先端から下側枠材の最外端とを直線で結ぶ長さ
は、上側枠材の厚み全体を下向き溝に挿入した場合にお
ける同様な直線の長さよりも短い。そのため、隣接した
横架台の間隔が狭めてあっても、太陽電池モジュール全
体をその下側枠材が下側横架台側に寄るように回動させ
る際に、下側枠材が下側横架台に当り難くなるので、け
んどん作業を容易にできる。又、既述のように上側枠材
はその厚み全体が横架台の下向き溝に挿入されることは
ないので、下向き溝を有した横架台の高さを低くでき
る。
【0020】前記請求項1の発明を実施するにあたり、
請求項2の発明のように、前記下側枠材に、この枠材の
厚み方向中間の高さ位置から突出されて前記上向き溝の
溝上壁に引っ掛るように前記上向き溝内に挿入配置され
る第2挿入凸部を一体に設けるとともに、この第2挿入
凸部を前記第1挿入凸部の出幅よりも短くするとよい。
【0021】この請求項2の発明及び以下の発明におい
て、下側枠材に一体に突設される第2挿入凸部は、下側
枠材の厚み方向の中間の高さ位置のうち、特に、上部
側、取分け上側から1/3程度の高さ位置に突設すると
よく、又、この第2挿入凸部は第1挿入凸部と同じ高さ
位置に設けることが望ましい。しかも、第2挿入凸部
は、必要な強度を保持できる範囲で薄い程よく、例えば
下側枠材の各部の板厚と同程度の厚みのフランジ状とす
ることが望ましい。
【0022】この請求項2の発明においては、隣接した
横架台間への前記けんどん方式による太陽電池モジュー
ルの設置作業において、下側横架台の上向き溝への太陽
電池モジュールの下側枠材の挿入は、下側枠材の厚み全
体を挿入するのではなく、それよりも遥かに厚みが薄い
第2挿入凸部を挿入して行われるので、第2挿入凸部と
下側横架台とが競り合うことが少なく、下側横架台の上
向き溝への第2挿入凸部の挿入を容易にできる。したが
って、けんどん方式により太陽電池モジュールの設置作
業性を向上できる。そして、太陽電池モジュールの設置
完了後には、下側枠材の第2挿入凸部が下側横架台の上
向き溝の溝上壁に引っ掛るように挿入されているので、
下側横架台から太陽電池モジュールが外れることが妨げ
られる。又、第2挿入凸部は第1挿入凸部より短いから
コストダウンを図ることができる。
【0023】前記第2の課題を解決するために、請求項
3に係る発明の発電装置は、屋根上に、この屋根の傾斜
方向と交差する方向に延びて固定され、斜め下向きに開
放する下向き溝を有した上側横架台と、この上側横架台
の下側に離間して前記屋根上に前記上側横架台と平行に
配置され、斜め上向きに開放する上向き溝を有した下側
横架台と、方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々
枠材が装着され、前記枠材のうち前記下向き溝に挿入さ
れて前記上側横架台に支持される上側枠材と前記上向き
溝に挿入されて前記下側横架台に支持される下側枠材と
のうちの少なくとも前記上側枠材が、この枠材の厚み方
向中間の高さ位置から突出されて前記下向き溝の溝上壁
に引っ掛るように前記下向き溝内に挿入配置される第1
挿入凸部を一体に有しており、前記上側横架台と下側横
架台との間にけんどん方式により設置される太陽電池モ
ジュールと、を具備したことを特徴とする。
【0024】この請求項3の発明及び以下の発明におい
て、上側横架台及び下側横架台は、屋根の棟軒(傾斜)
方向に隣接するものであって、これらはアルミニューム
合金等の金属を押出し成型等により成型して得た型材、
若しくは合成樹脂の成型品等により形成することができ
る。
【0025】この請求項3の発明において、屋根の軒棟
方向に隣接した上側横架台と下側横架台とにわたってけ
んどん方式により太陽電池モジュールを設置するには、
はじめに、このモジュールの上側枠材に一体に突設され
た第1挿入凸部を斜め下向きに開放する上側横架台の下
向き溝に挿入する。次に、上側横架台を回動支点側とし
て太陽電池モジュール全体を、その下側枠材が下側横架
台側に寄るように回動させることにより、前記下側枠材
を斜め上向きに開放する下側横架台の上向き溝に近接対
向させる。この後、太陽電池モジュール全体をその自重
により斜め下方つまり軒側に移動させて、前記下向き溝
への第1挿入凸部の挿入を維持したまま下側枠材の少な
くとも一部を上向き溝に挿入させる。
【0026】以上の手順により、太陽電池モジュールを
棟軒方向に隣接した横架台にわたって配置できる。この
状態において第1挿入凸部が第1挿入凸部の下向き溝の
溝上壁に引っ掛るように位置されているので、上側横架
台から太陽電池モジュールが外れることが妨げられ、同
様に、下側枠材が下側横架台の上向き溝に引っ掛るよう
に位置されているので、下側横架台から太陽電池モジュ
ールが外れることが妨げられる。
【0027】前記けんどん方式による設置作業におい
て、上側横架台の下向き溝への太陽電池モジュールの上
側枠材の挿入は、上側枠材の厚み全体を挿入するのでは
なく、それよりも遥かに厚みが薄い第1挿入凸部を挿入
して行われるので、第1挿入凸部と下向き溝とが競り合
うことが少なく、しかも、太陽電池モジュールの挿入角
度を大きくとることができるので、下向き溝への第1挿
入凸部の挿入を容易にできる。更に、第1挿入凸部が上
側枠材の高さ方向中間位置にあることにより、第1挿入
凸部の先端から下側枠材の最外端とを直線で結ぶ長さ
は、上側枠材の厚み全体を下向き溝に挿入した場合にお
ける同様な直線の長さよりも短い。そのため、棟軒方向
に隣接する上側横架台と下側横架台の間隔が狭めてあっ
ても、太陽電池モジュール全体をその下側枠材が下側横
架台側に寄るように回動させる際に、下側枠材が下側横
架台に当り難くなるので、けんどん作業を容易にでき
る。又、既述のように上側枠材はその厚み全体が上側横
架台の下向き溝に挿入されることはないので、下向き溝
の幅をせまく、したがって、この溝を有した上側横架台
の高さを低くできる。
【0028】同様に、前記第2の課題を解決するため
に、請求項4に係る発明の発電装置は、屋根上に、この
屋根の傾斜方向と交差する方向に延びて固定され、斜め
下向きに開放する下向き溝を有した上側横架台と、この
上側横架台の下側に離間して前記屋根上に前記上側横架
台と平行に配置され、斜め上向きに開放する上向き溝を
有した下側横架台と、方形状太陽電池モジュール本体の
周部に夫々枠材が装着され、前記下向き溝に挿入されて
前記上側横架台に支持される上側枠材が、この枠材の厚
み方向中間の高さ位置から突出されて前記下向き溝の溝
上壁に引っ掛るように前記下向き溝内に挿入配置される
第1挿入凸部を一体に有するとともに、前記上向き溝に
挿入されて前記下側横架台に支持される下側枠材が、こ
の枠材の厚み方向中間の高さ位置から突出されて前記上
向き溝の溝上壁に引っ掛るように前記上向き溝内に挿入
配置され、しかも、前記第1挿入凸部の出幅よりも短い
第2挿入凸部を一体に有しており、前記上側横架台と下
側横架台との間にけんどん方式により設置される太陽電
池モジュールと、を具備したことを特徴とする。
【0029】この発明で、上下に隣接した横架台間への
けんどん方式による太陽電池モジュールの設置作業にお
いて、上側横架台の下向き溝への太陽電池モジュールの
上側枠材の挿入は、前記請求項3と同じ手順で行われ
る。そのため、第1挿入凸部と下向き溝とが競り合うこ
とが少なく、しかも、太陽電池モジュールの挿入角度を
大きくとれるので、下向き溝への第1挿入凸部の挿入を
容易にできるとともに、隣接した上下横架台の間隔が狭
めてあっても、太陽電池モジュール全体をその下側枠材
が下側横架台側に寄るように回動させる際に、下側枠材
が下側横架台に当り難くできる。又、下側横架台の上向
き溝への太陽電池モジュールの下側枠材の挿入も、下側
枠材の厚み全体を挿入するのではなく、それよりも遥か
に厚みが薄い第2挿入凸部を挿入して行われるので、第
2挿入凸部と下側横架台とが競り合うことが少なく、下
側横架台の上向き溝への第2挿入凸部の挿入を容易にで
きる。そして、太陽電池モジュールの設置完了後には、
下側枠材の第2挿入凸部が下側横架台の上向き溝の溝上
壁に引っ掛るように挿入されているので、下側横架台か
ら太陽電池モジュールが外れることが妨げられる。
【0030】したがって、請求項4の発明においては、
けんどん方式による太陽電池モジュールの設置作業性を
向上できる。又、上側枠材の厚み全体が上側横架台の下
向き溝に挿入されることがないとともに、下側枠材の厚
み全体が下側横架台の上向き溝に挿入されることがない
ので、上下の枠材の厚みに制約されずに上下横架台の高
さを低くできる。更に、第2挿入凸部は第1挿入凸部よ
り短いからコストダウンを図ることができる。
【0031】この請求項4の発明を実施するに当り、請
求項5の発明のように、前記第2挿入凸部を凸部ベース
とこれから上向きに起きる立上り部とから形成し、前記
凸部ベースを下向きに押すねじを前記下側横架台の溝上
壁にその上方から螺挿するとよい。
【0032】この発明においては、けんどん方式により
隣接した上下横架台間に太陽電池モジュールが設置され
た状態で、下側横架台の溝上壁に上方からねじが螺挿さ
れて、このねじで下側枠部の第2挿入凸部の凸部ベース
を下向きに押圧する。そのため、けんどん方式により設
置された太陽電池モジュールのがたつき止めができる。
しかも、螺挿されたねじは第2挿入凸部の立上り部に引
っ掛るように配置されるので、何らかの事情で太陽電池
モジュールが上側横架台方向に移動されようとした場合
でも、ねじと立上り部との引っ掛かりにより前記移動を
妨げることができる。
【0033】前記請求項3〜5の内のいずれかの発明を
実施するにあたり、請求項6の発明のように、前記上側
横架台にそれに支持された前記太陽湯電池モジュールの
上側枠材をその厚み方向上側から押さえる押さえ部材を
取付けるとともに、前記下側横架台にそれに支持された
前記太陽湯電池モジュールの下側枠材をその厚み方向上
側から押さえる押さえ部材を取付けるとよい。
【0034】この発明において、押さえ部材は、アルミ
ニューム合金等の金属を押出し成型等により成型して得
た型材、若しくは合成樹脂の成型品等により形成するこ
とができる。そして、この押さえ部材の上側枠材及び下
側枠材への取付けは、ねじ止めでも、又は係止爪とこれ
が引っ掛る爪受け部とによる爪係合を利用してねじを用
いることなく取付けてもよい。
【0035】この請求項6の発明においては、太陽湯電
池モジュールの上側枠材と下側枠材の上側横架台と下側
横架台の各溝からはみ出た部分を押さえ部材で上側から
押さえるから、軒棟方向に隣接した横架台にわたって取
付けられた太陽電池モジュールの設置強度を高めること
ができる。又、押さえ部材が横架台の上面全体を覆い隠
す場合には、発電装置の外観を向上できる。
【0036】前記請求項3〜6の内のいずれかの発明を
実施するにあたり、請求項7の発明のように、前記枠材
のうち互いに平行な一対の側枠材の長手方向中間部を前
記上側横架台と下側横架台との間において前記太陽電池
モジュールの裏側から支持する補助レールを、前記屋根
に固定するとよい。この発明において、補助レールは棟
軒方向に隣接する横架台間に1本以上設けることができ
る。
【0037】この請求項7の発明においては、太陽電池
モジュールの軒棟方向中間部を補助レールで支持して、
強風時の押し下げ耐圧を向上できるため、太陽電池モジ
ュールの側枠材自体で前記耐圧性能を得る必要がなくな
る。それに伴い、各枠材及び各横架台を薄型化でき、し
たがって、コストダウンができるとともに、発電装置の
屋根への設置高さを低くできる。
【0038】前記請求項3〜7の内のいずれかの発明を
実施するにあたり、請求項8の発明のように、前記屋根
の傾斜方向に交差して並べられた複数の太陽電池モジュ
ール群の並び方向両側に夫々ストッパを配置するとよ
い。この発明において、ストッパは、屋根、又は横架
台、或は補助レール等にねじ止め等により固定すること
ができる。
【0039】この請求項8の発明においては、既述のよ
うにけんどん方式により屋根上に設置されて横架台の長
手方向に並んだ一群の太陽電池モジュールを、この群の
両側に配置されたストッパで、横架台の長手方向に同時
に動き止めできる。そのため、各太陽電池モジュールの
全てを個々に動き止めする必要がなく、又、前記動き止
めをより確実ならしめるために必要により一部の太陽電
池モジュールに対する個別の動き止め手段を併用する場
合においても、横架台の長手方向への太陽電池モジュー
ル動き止め箇所を大幅に少なくできる。
【0040】前記請求項3〜8の内のいずれかの発明を
実施するにあたり、請求項9の発明のように、前記上側
横架台の下向き溝の溝奥面から前記下側横架台の溝底壁
の先端までの距離が、前記第1挿入凸部の先端から前記
第2挿入凸部の根元までの長さより短くなるように、前
記下側横架台の溝底壁を突出させるとよい。
【0041】この発明においては、太陽電池モジュール
を、その上側枠材が上側横架台の下向き溝に挿入された
状態で、上側横架台を回動支点として太陽電池モジュー
ルを下側横架台に寄るように回動させる際に、下側横架
台の溝底壁に前記下側枠材が引っ掛ることなく、下側横
架台の溝底壁上に前記下側枠材を確実に載せることがで
きる。
【0042】前記請求項3〜9の内のいずれかの発明を
実施するにあたり、請求項10の発明のように、前記枠
体を金属製とし、その左右の側枠材の一方に、雄型接続
端子を先端に有した絶縁被覆電線を取付けるとともに、
他方の側枠材に雌型接続端子を先端に有した絶縁被覆電
線を取付け、横方向に隣接する前記太陽電池モジュール
の枠体を前記雄雌両端子の雌雄嵌合により電気的に接続
するとよい。
【0043】この発明においては、アースをとる上で、
横並び方向に隣接する太陽電池モジュールの側枠材に取
付けられている相対応する絶縁被覆電線同士を、それら
が有する雄型接続端子と雌型接続端子との雄雌嵌合によ
り、電気的に簡便に接続できる。
【0044】前記請求項10の発明を実施するにあた
り、請求項11の発明のように、前記左右の側枠材及び
これらに取付けられている前記絶縁被覆電線を点対称に
配置するとよい。
【0045】この発明においては、太陽電池モジュール
の左右の側枠材に対して絶縁被覆電線が同じ位置に取付
けられるので、左右の側枠材に対する電線取付け部の加
工を同じにできて、これら左右の側枠材を共通化でき
る。
【0046】又、前記第3の課題を解決するために、請
求項12に係る発明の発電装置設置方法は、斜め下向き
に開放する下向き溝を有した上側横架台、及びこの上側
横架台の下側に離間して平行に配置されるとともに斜め
上向きに開放する上向き溝を有した下側横架台の夫々
を、屋根上に、この屋根の傾斜方向と交差する方向に沿
って固定した後、方形状太陽電池モジュール本体の周部
に夫々枠材が装着されるとともに、これら枠材のうち前
記下向き溝に挿入されて前記上側横架台に支持される上
側枠材と前記上向き溝に挿入されて前記下側横架台に支
持される下側枠材とのうちの少なくとも前記上側枠材
に、この枠材の厚み方向中間の高さ位置から突出されて
前記下向き溝の溝上壁に引っ掛るように前記下向き溝内
に挿入配置される第1挿入凸部が一体に設けられた複数
の太陽電池モジュールを、けんどん方式により前記上側
横架台と下側横架台とにわたって次々に設置して、前記
各太陽電池モジュールを屋根の傾斜方向と交差する方向
に沿って並設し、次に、前記屋根の傾斜方向と交差して
並んだ各太陽電池モジュール群の並び方向両端に位置し
た太陽電池モジュールを夫々動き止めすることを特徴と
する。
【0047】この発明方法での屋根上への太陽電池モジ
ュールのけんどん方式による設置作業において、上側横
架台の下向き溝への太陽電池モジュールの上側枠材の挿
入は、上側枠材の厚み全体を挿入するのではなく、それ
よりも遥かに厚みが薄い第1挿入凸部を挿入して行うの
で、第1挿入凸部と下向き溝とが競り合うことが少な
く、しかも、太陽電池モジュールの挿入角度を大きくと
ることもできるので、下向き溝への第1挿入凸部の挿入
を容易にできる。更に、第1挿入凸部が上側枠材の高さ
方向中間位置にあることにより、第1挿入凸部の先端か
ら下側枠材の最外端とを直線で結ぶ長さは、上側枠材の
厚み全体を下向き溝に挿入した場合における同様な直線
の長さよりも短い。そのため、隣接した横架台の間隔が
狭めてあっても、太陽電池モジュール全体をその下側枠
材が下側横架台側に寄るように回動させる際に、下側枠
材が下側横架台に当り難くなるので、けんどん作業を容
易にできる。しかも、横架台の長手方向に並んだ一群の
太陽電池モジュールを、この群の並び方向両端部に位置
された太陽電池モジュールを動き止めすることで、その
他の太陽電池モジュールを横架台の長手方向に同時に動
き止めできるから、各太陽電池モジュールの全てを個々
に動き止めする必要がない。したがって、けんどん方式
により横架台に支持される太陽電池モジュールを有する
発電装置の屋根上への設置作業性を向上できる。
【0048】又、同様に前記第3の課題を解決するため
に、請求項13に係る発明の発電装置設置方法は、斜め
下向きに開放する下向き溝を有した上側横架台、及びこ
の上側横架台の下側に離間して平行に配置されるととも
に斜め上向きに開放する上向き溝を有した下側横架台の
夫々を、屋根上に、この屋根の傾斜方向と交差する方向
に沿って固定するとともに、前記上側横架台と下側横架
台との間に位置して補助レールを前記屋根に固定した
後、方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々枠材が
装着されるとともに、これら枠材のうち前記下向き溝に
挿入されて前記上側横架台に支持される上側枠材と前記
上向き溝に挿入されて前記下側横架台に支持される下側
枠材とのうちの少なくとも前記上側枠材に、この枠材の
厚み方向中間の高さ位置から突出されて前記下向き溝の
溝上壁に引っ掛るように前記下向き溝内に挿入配置され
る第1挿入凸部が一体に設けられた複数の太陽電池モジ
ュールを、けんどん方式により前記上側横架台と下側横
架台とにわたって次々に設置するとともに、これらモジ
ュールの互いに平行な一対の側枠材の長手方向中間部を
前記各太陽電池モジュールの裏側から前記補助レールに
支持させて、前記各太陽電池モジュールを屋根上に並設
し、次に、前記屋根の傾斜方向と交差して並んだ前記各
太陽電池モジュール群の並び方向両側に夫々ストッパを
配置するとともに、前記各横架台の夫々にそれらに支持
された前記太陽湯電池モジュールの上側枠材又は下側枠
材をその厚み方向上側から押さえる押さえ部材を取付け
ることを特徴とする。
【0049】この発明においても、屋根上への太陽電池
モジュールのけんどん方式による設置作業において、上
側横架台の下向き溝への太陽電池モジュールの上側枠材
の挿入は、上側枠材の厚み全体を挿入するのではなく、
それよりも遥かに厚みが薄い第1挿入凸部を挿入して行
うので、第1挿入凸部と下向き溝とが競り合うことが少
なく、しかも、太陽電池モジュールの挿入角度を大きく
とることもできるので、下向き溝への第1挿入凸部の挿
入を容易にできる。更に、第1挿入凸部が上側枠材の高
さ方向中間位置にあることにより、第1挿入凸部の先端
から下側枠材の最外端とを直線で結ぶ長さは、上側枠材
の厚み全体を下向き溝に挿入した場合における同様な直
線の長さよりも短い。そのため、隣接した横架台の間隔
が狭めてあっても、太陽電池モジュール全体をその下側
枠材が下側横架台側に寄るように回動させる際に、下側
枠材が下側横架台に当り難くなるので、けんどん作業を
容易にできる。しかも、横架台の長手方向に並んだ一群
の太陽電池モジュールを、この群の並び方向両端部に位
置された太陽電池モジュールを動き止めすることで、そ
の他の太陽電池モジュールを横架台の長手方向に同時に
動き止めできるから、各太陽電池モジュールの全てを個
々に動き止めする必要がない。したがって、けんどん方
式により横架台に支持される太陽電池モジュールを有す
る発電装置の屋根上への設置作業性を向上できる。更
に、太陽湯電池モジュールの上側枠材と下側枠材の上側
横架台と下側横架台の各溝からはみ出た部分を押さえ部
材で上側から押さえるから、軒棟方向に隣接した横架台
にわたって取付けられた太陽電池モジュールの設置強度
を高めることができる。
【0050】又、前記第4の課題を解決するために、請
求項14に係る発明の中間横架台は、屋根の傾斜方向に
隣接する太陽電池モジュールを支持する中間横架台であ
って、軒側に向けて斜め下向きに開放する下向き溝と、
棟側に向けて斜め上向きに開放する上向き溝とを背合わ
せ状態に有するとともに、これら両溝のうち少なくとも
前記下向き溝の高さ寸法を前記太陽電池モジュールの厚
みよりも小さくし、かつ、前記下向き溝の溝上壁の長さ
を前記下向き溝の溝底壁の長さより短くしたことを特徴
とする。
【0051】この発明の中間横架台は、その上向き溝に
棟側に配置される太陽電池モジュールの下側枠部を挿入
して支持できるとともに、前記上向き溝に対して背合わ
せ状態に設けられている下向き溝に前記モジュールの軒
側に隣接して配置される太陽電池モジュールの上側枠部
を挿入して支持できるので、棟軒方向に隣接する太陽電
池モジュールをけんどん方式により設置するのに適す
る。しかも、少なくとも下向き溝の高さ寸法を太陽電池
モジュールの厚みより小さくしたから、前記上側枠材の
厚み方向の中間の高さ位置に挿入凸部を突設した上側枠
材を有する太陽電池モジュールをけんどん方式により設
置するのに適する。その上、前記下向き溝の溝上壁の長
さを前記下向き溝の溝下壁の長さより短くしたから、前
記挿入凸部を突設した上側枠材が挿入される下向き溝の
挿入間口(開口)が広くなり、屋根面と太陽電池モジュ
ールとがなす角度(挿入角度)をより大きくできるか
ら、下向き溝への前記上側枠材の挿入を容易にできる。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照しながら
本発明の第1実施形態を説明する。
【0053】図1〜図3中符号21は例えば瓦棒葺きの
勾配(傾斜)屋根であり、その上面に突出して傾斜方向
(軒棟方向)に延びる瓦棒22を、前記傾斜方向と直角
に交差する方向に沿って一定間隔毎に有している。
【0054】この屋根21上には太陽光発電をする発電
装置25が設置される。この装置25は、複数本の横架
台26〜29と、複数枚の太陽電池モジュール30と、
1以上の補助レール31と、各横架台26〜29に個別
に取付けられる押さえ部材32と、複数のストッパ33
とを備えている。
【0055】瓦棒22にねじ止め等により固定されるレ
ール状の横架台26〜29は、屋根21の傾斜方向と直
角に交差する横方向に延びて設けられるとともに、屋根
21の傾斜方向に沿って太陽電池モジュール30の縦幅
に応じた間隔で設けられ、かつ、互いに平行に設置され
ている。なお、各横架台26〜29の夫々には、発電装
置25の大きさに合わせて所定長さのものが1本以上用
いられるものであり、複数本用いる場合には長手方向に
連続して屋根21上に設けられる。このように配設され
る各横架台26〜29のうち最も棟側に配置される横架
台26と最も軒側に配置される横架台29とは、端部横
架台又はエンドレールとも称され、また、これらエンド
レール間に配置される各横架台27、28は中間横架台
又は中間レールとも称される。そして、これら各横架台
26〜29において屋根21の傾斜方向に隣接する横架
台同士のうち棟側に配置される横架台を上側横架台と称
し、軒側に配置される横架台を下側横架台と称する。
【0056】横架台26、29はアルミニューム合金を
押出し成型して得た型材である。棟側横架台26は、屋
根21に設置された状態で斜め下向きに開放する下向き
溝41と、この溝41の下側に一体成型された一対のね
じ止めフランジ42と、下向き溝41の上側に一体成型
された一対の部材受け部43とを有している。これら下
向き溝41、ねじ止めフランジ42、及び部材受け部4
3はいずれも横架台26の長手方向に連続して延びてい
る。
【0057】下向き溝41は互いに平行な溝上壁41a
と溝底壁41bとの間に形成されているとともに、この
溝41の高さ寸法は太陽電池モジュール30の厚みより
も小さくなっている。溝上壁41aは溝底壁41bより
も出幅が短く形成されていて、それにより下向き溝41
の開口の大きさを、溝上壁41a及び溝底壁41bの出
幅が同じ場合よりも大きくしている。
【0058】一対のねじ止めフランジ42は横架台26
の下端から幅方向に一体に張出して設けられており、こ
れらのフランジ42を通って瓦棒22に螺挿される図示
しないねじを介して屋根21上に横架台26が固定され
ている。一対の部材受け部43は夫々倒立L字状の断面
を有しており、それら相対向する起立片部には夫々図示
しないが例えば凸部からなる爪受け部が設けられてい
る。これら爪受け部は図5で代表して示す後述の中間横
架台27、28の爪受け部と同様な構成である。なお、
押さえ部材32を省略して発電装置25を実施する場合
には一対の部材受け部43も省略されるものである。
【0059】軒側横架台29は、屋根21に設置された
状態で斜め上向きに開放する上向き溝45と、この溝4
5の下側に一体成型された一対のねじ止めフランジ46
と、下向き溝45の上側に一体成型された一対の部材受
け部47とを有している。これら下向き溝45、ねじ止
めフランジ46、及び部材受け部47はいずれも横架台
29の長手方向に連続して延びている。
【0060】上向き溝45は互いに平行な溝上壁45a
と溝底壁45bとの間に形成されているとともに、この
溝45の高さ寸法は太陽電池モジュール30の厚みより
も小さくなっている。溝上壁45aは溝底壁45bより
も出幅が短く形成されていて、それにより上向き溝45
の開口の大きさを、溝上壁45a及び溝底壁45bの出
幅が同じ場合よりも大きくしている。
【0061】一対のねじ止めフランジ46は横架台29
の下端から幅方向に一体に張出して設けられており、こ
れらのフランジ46を通って瓦棒22に螺挿される図示
しないねじを介して屋根21上に横架台29が固定され
ている。一対の部材受け部47は夫々倒立L字状の断面
を有しており、それら相対向する起立片部には夫々図示
しないが例えば凸部からなる爪受け部が設けられてい
る。これら爪受け部は図5で代表して示す後述の中間横
架台27、28の爪受け部と同様な構成である。なお、
押さえ部材32を省略して発電装置25を実施する場合
には一対の部材受け部47も省略されるものである。
【0062】中間横架台27、28は、同一の成型型を
用いてアルミニューム合金を押出し成型して得た同一構
造の型材であり、図2及び図5に示すように屋根21に
設置された状態で軒側に向けて斜め下向きに開放する下
向き溝51と、棟側に向けて斜め上向きに開放する上向
き溝52と、これらの溝51、52の下側に一体成型さ
れた一対のねじ止めフランジ53と、両溝51、52の
上側に一体成型された一対の部材受け部54とを有して
いる。両溝51、52、ねじ止めフランジ53、及び部
材受け部54はいずれも横架台27、28の長手方向に
連続して延びている。
【0063】下向き溝51は互いに平行な溝上壁51a
と溝底壁51bとの間に形成されているとともに、この
溝51の高さ寸法は太陽電池モジュール30の厚みより
も小さくなっている。溝上壁51aは溝底壁51bより
も出幅が短く形成されていて、それにより下向き溝51
の開口の大きさを、溝上壁51a及び溝底壁51bの出
幅が同じ場合よりも大きくしている。同様に、上向き溝
52は互いに平行な溝上壁52aと溝底壁52bとの間
に形成されているとともに、この溝52の高さ寸法は太
陽電池モジュール30の厚みよりも小さくなっている。
溝上壁52aは溝底壁52bよりも出幅が短く形成され
ていて、それにより上向き溝52の開口の大きさを、溝
上壁52a及び溝底壁52bの出幅が同じ場合よりも大
きくしている。
【0064】一対のねじ止めフランジ53は横架台2
7、28の下端から幅方向に一体に張出して設けられて
おり、これらのフランジ53を通って瓦棒22に螺挿さ
れる図示しないねじを介して屋根21上に横架台27、
28が固定されている。一対の部材受け部54は夫々倒
立L字状の断面を有しており、それら相対向する起立片
部には図5に示すように例えば凸部からなる爪受け部5
4aが夫々設けられている。これら爪受け部54aは段
差により形成することもできる。なお、押さえ部材32
を省略して発電装置25を実施する場合には一対の部材
受け部54も省略されるものである。
【0065】図4及び図6に示すように太陽電池モジュ
ール30は、方形状の太陽電池モジュール本体61の周
部にフレームを取付けるとともに、本体61の裏面に端
子箱62を取付けて形成されている。フレームは、太陽
電池モジュール本体61の上縁に嵌合して装着された上
側枠材63と、本体61の下縁に嵌合して装着された下
側枠材64と、本体61の左右両側の側縁に個別に嵌合
して装着された左右の側枠材65、66とを、互いにね
じ67により連結して枠組みして形成されている。各枠
材63〜66はいずれもアルミニューム合金の押出し型
材からなる。なお、図2及び図3中68はガスケットで
ある。
【0066】太陽電池モジュール本体61は、長方形の
透明ガラス基板の裏面に薄膜太陽電池を設け、この電池
を裏面側から封止材料により封止してなる。太陽電池
は、透明ガラス基板の前記裏面に透明電極層を形成しこ
れを複数の光起電力領域に分離した後、この透明電極層
上にアモルファスシリコン等の光起電力薄膜半導体層を
形成して、この半導体層を複数個の領域に分割してなる
光起電力素子を、これら素子上に形成される裏面電極層
により電気的に直列に接続するとともに、その接続の終
端として電力を集めるための一対のバス領域を有し、か
つ、両バス領域に電極としてのバスバーを個別に半田付
けして、形成されている。両バスバーには個別に出力取
出し線の一端部が半田付けされ、これら取出し線は前記
封止材料を貫通して前記端子箱62に接続されている。
又、端子箱62には正負2本の絶縁被覆電線(図示しな
い)が接続されている。これら両電線はその先端部に他
の電線部分よりも太いコネクタを有し、これらのコネク
タに接続される他の電線を介して太陽電池モジュール本
体61に発生した電力を屋外等に引込むようになってい
る。
【0067】各枠材63〜66の高さ(厚み)寸法はい
ずれも同じであって、その高さによって太陽電池モジュ
ール30の厚みを規定している。上下の両枠材63、6
4は横架台26〜29の溝底壁41b、45b、51
b、52bのいずれかに支持される下辺部63a、64
aを有しており、同様に左右の側枠材65、66は補助
レール31に支持される下片部65a、66aを有して
いる。
【0068】図2及び図4に示されるように上側枠材6
3の外側面には、この枠材63の厚み方向の中間の高さ
位置、詳しくは上側からほぼ1/3の高さ位置において
第1挿入凸部71が一体に突設されている。この凸部7
1は、前記溝上壁41a、51aのいずれかに引っ掛る
ものであって、上側枠材63の厚みよりも遥かに薄い平
板状であり、上側枠材63の長手方向に連続して延びて
いるとともに、比較的出幅が大きく形成されている。第
1挿入凸部71の上面には、その少なくとも長手方向両
端部に位置して緩衝材例えば弾性材好ましくはゴム板7
2が接着されている。なお、緩衝材72は、前記溝上壁
41a、51aの下面に接着してもよいが、本実施形態
のように設けることによりゴム板72の使用量を少なく
できコストダウンに寄与できるとともに、その使用の有
無を容易に見分けられる点で優れている。又、上側枠材
63の下片部63aの下面にも、その少なくとも長手方
向両端部に位置して緩衝材としてのゴム板73が接着さ
れている。
【0069】同様に、下側枠材64の外側面にも、この
枠材64の厚み方向の中間の高さ位置、詳しくは前記第
1挿入凸部71と同じ高さ位置である上側からほぼ1/
3の高さ位置において第2挿入凸部75が一体に突設さ
れている。この凸部75は、前記溝上壁45a、52a
のいずれかに引っ掛るものであって、下側枠材64の厚
みよりも遥かに薄い平板状であり、下側枠材64の長手
方向に連続して延びているとともに、その出幅は第1挿
入凸部71よりもかなり短く形成されている。第2挿入
凸部75の上面には、その少なくとも長手方向両端部に
位置して緩衝材例えば弾性材好ましくはゴム板76が接
着されている。なお、緩衝材76は、前記溝上壁45
a、52aの下面に接着してもよいが、本実施形態のよ
うに設けることによりゴム板76の使用量を少なくでき
コストダウンに寄与できるとともに、その使用の有無を
容易に見分けられる点で優れている。又、下側枠材64
の下片部64aの下面にも、その少なくとも長手方向両
端部に位置して緩衝材としてのゴム板76が接着されて
いる。
【0070】図3で代表して示すように左右の側枠材6
5、66の下片部65a、66aの長手方向中央部下面
には夫々緩衝材としてのゴム板77が接着されている。
この緩衝材77は、前記補助フレーム31の上面に全長
にわたり接着してもよいが、本実施形態のように設ける
ことによりゴム板76の使用量を少なくできコストダウ
ンに寄与できる点で優れている。
【0071】図1に示すように前記補助レール31は、
屋根21の軒棟方向に隣接する上側横架台と下側横架台
との間に位置して、これら横架台と平行に屋根21に取
付けられる。したがって、補助レール31は、横架台2
6、27間、横架台27、28間、横架台28、29間
に夫々瓦棒22と直交して配置されている。これらの補
助レール31は、いずれもアルミニューム合金の押出し
型材であって、図2で代表して示すように中空部の両側
に幅方向に一体に張出すねじ止めフランジ31aを有し
ており、これらのフランジ31aを通って瓦棒22に螺
挿される図示しないねじを介して屋根21上に補助レー
ル31が固定されている。
【0072】補助レール31の上面と前記溝底壁41
b、45b、51b、52bの上面とで規定される太陽
電池モジュール30の瓦棒22に対する離間高さA(図
2参照)は、図示しない前記絶縁被覆電線が挿通可能
で、かつ、この両電線の先端部のコネクタが挿通不可能
な大きさに設定されている。それにより、屋根21での
発電装置25の高さをできるだけ低くしているととも
に、各横架台26〜29及び各補助レール31の高さ
(厚み)寸法を小さくしてコストダウンを図っている。
【0073】前記押さえ部材32は、アルミニューム合
金の押出し型材からなるもので、太陽電池モジュール3
0の横幅正数倍の長さで、図示のものは太陽電池モジュ
ール30の横幅と同じである。これらの押さえ部材32
は、図5で代表して示すように幅方向両側部に枠材押さ
え部81を有しているとともに、これらの間に前記爪受
け部54aに引っ掛けられる一対の係止爪82を一体に
有している。各押さえ部材32は、横架台26〜29の
部材受け部54に被せて上方から押圧して、その係止爪
82を爪受け部54aに引っ掛けることにより、横架台
26〜29の夫々にこれらを覆い隠して取付けられてい
る。
【0074】又、アルミニューム合金の押出し成型品か
らなる一対のストッパ33は図3に示すように断面L字
形状をなす棒材であり、これらは図1に示すように屋根
21の傾斜方向と直交して並んだ太陽電池モジュール3
0群をその横並び方向両側から挟んで屋根21に取付け
られている。すなわち、本実施形態において、ストッパ
33は夫々ねじ85により各補助レール30に個別に連
結されることにより、屋根21の傾斜方向と直交して並
んだ太陽電池モジュール30群のうちの前記横並び方向
両端に位置した太陽電池モジュール30を動き止めして
屋根21に取付けられている。
【0075】次に、発電装置25を屋根21に取付け施
工する手順を説明する。
【0076】まず、屋根21上に複数の横架台、つま
り、棟側及び軒側のエンドレールとなる横架台26、2
9及び中間レールとなる横架台27、28を、夫々屋根
21の傾斜方向に沿って互いに所定間隔を置いて平行に
配置し固定するとともに、屋根21の傾斜方向に沿って
隣接する横架台相互間に夫々補助レール31を、各横架
台と平行な姿勢に配置してそれらを屋根21に固定す
る。これら横架台26〜29及び補助レール31の固定
は屋根21の傾斜方向と直角に交差して夫々瓦棒22に
ねじ止めして行う。
【0077】次に、屋根21の傾斜方向に隣接する上側
横架台と下側横架台とにわたって太陽電池モジュール3
0を次々にけんどん方式により設置する。すなわち、軒
側エンドレールをなす下側横架台29と中間レールをな
して下側横架台29に隣接した上側横架台28との間に
太陽電池モジュール30を設置する場合について代表し
て以下説明する。
【0078】はじめに、図2中2点鎖線及び図6に示す
ように太陽電池モジュール30を屋根21の傾斜方向と
は逆に傾けて、その上側枠材63に一体に突設された第
1挿入凸部71を斜め下向きに開放する上側横架台28
の下向き溝51に挿入する。この挿入方向を図2及び図
6中矢印Cで示す。次に、上側横架台28を回動支点側
として太陽電池モジュール30を、その下側枠材64が
下側横架台29側に寄るように回動させる。この回動方
向を図2及び図6中矢印Dで示す。この回動操作によ
り、下側枠材64が斜め上向きに開放する下側横架台2
9の上向き溝45に近接対向される。この後、太陽電池
モジュール30全体をその自重により屋根21の傾斜に
沿って斜め下方に移動させて、第1挿入凸部71の下向
き溝51への挿入を維持したまま下側枠材66の第2挿
入凸部75を上向き溝45に挿入させる。この場合の太
陽電池モジュール30の移動は手で補助しても差し支え
ないとともに、その移動方向を図2及び図6中矢印Eで
示す。以上の手順により太陽電池モジュール30が上下
に隔たって隣接した横架台28、29にわたって配置さ
れる。
【0079】全ての太陽電池モジュール30が以上のよ
うなけんどん方式での取付けにより次々に屋根21上に
配置される。そして、こうして配置された各太陽電池モ
ジュール30はその裏側から夫々補助レール31により
支持される。つまり、各太陽電池モジュール30の両側
枠材65、66の長手方向略中央部が補助レール31上
に載置される。又、屋根21の傾斜方向と交差して隣接
する太陽電池モジュール30同士はその側枠材65、6
6を互いに接触させて屋根21の横方向に並べられる
(図3参照)。
【0080】以上のように各太陽電池モジュール30を
配置した後には、屋根21の傾斜方向と交差して横方向
に並んだ太陽電池モジュール30群の並び方向両側に夫
々ストッパ33を配置するとともに、これらストッパ3
3を補助レール31に夫々ねじ止めする。それにより、
太陽電池モジュール30群を屋根21の横方向に動き止
めする。
【0081】最後に、各横架台26〜29の夫々にそれ
らを隠すように押さえ部材32を被着する。これら押さ
え部材32は、各横架台26〜29の夫々に対して適正
位置に被せた後、上方から手で加圧すると同時にその係
止爪82を各横架台26〜29の爪受け部54aに係止
させることにより行う。なお、これら押さえ部材32の
各横架台26〜29への装着は前記ストッパ33の装着
に先行して行うこともできる。
【0082】以上の手順で発電装置25が屋根21上に
設置される。この設置の際に実行されるけんどん方式に
よる太陽電池モジュール30の設置作業においては、既
述のように上側横架台の下向き溝41又は51への太陽
電池モジュール30の上側枠材63の挿入が、上側枠材
63の厚み全体を挿入するのではなく、それよりも遥か
に厚みが薄い第1挿入凸部71を挿入して行われる。そ
のため、第1挿入凸部71が下向き溝41の溝上壁41
a又は下向き溝51の溝上壁51aに競り合うことが少
なく、下向き溝41又は51への第1挿入凸部71の挿
入を容易に行うことができる。
【0083】しかも、第1挿入凸部71が上側枠材63
の高さ方向中間位置にあることにより、第1挿入凸部7
1の先端から下側枠材64の最外端、つまり本実施形態
では第2挿入凸部75の先端とを直線で結ぶ長さは、下
側枠材64の厚み全体を下向き溝41又は51に挿入し
た場合における同様な直線の長さよりも短い。そのた
め、屋根21の傾斜方向に隣接した横架台の間隔が狭め
てあっても、太陽電池モジュール30をその下側枠材6
4が下側横架台側に寄るように回動させる際に、下側枠
材64の第2挿入凸部75が下側横架台の溝上壁45a
又は52aに当り難くなり、前記回動を容易にできる。
【0084】更に、溝底壁41bより溝上壁41aの出
幅を短くして下向き溝41の間口を広くしてあるととも
に、溝底壁51bより溝上壁51aの出幅を短くして下
向き溝51の間口を広くしてある。又、同様に、溝底壁
45bより溝上壁45aの出幅を短くして上向き溝45
の間口を広くしてあるとともに、溝底壁52bより溝上
壁52aの出幅を短くして上向き溝52の間口を広くし
てある。そのため、これらの点においても、けんどん方
式で太陽電池モジュール30を取付ける際に、溝上壁4
1a、45a、51a、52aへの太陽電池モジュール
30が引っ掛ることを少なくできるとともに、特に、既
述のように矢印C方向に挿入する際の屋根面と太陽電池
モジュール30とがなす挿入角度を大きくでき、下向き
溝41、51への第1挿入凸部71の挿入作用をより容
易にできる。
【0085】又、太陽電池モジュール30の裏面には端
子箱62が上側枠材63側に寄せて設けられているか
ら、太陽電池モジュール30の設置に際しては、必ず上
側枠材63が上を向く姿勢にして設置する必要がある。
この場合に、上側枠材63には下側枠材64の第2挿入
凸部75よりも長い第1挿入凸部71が突設されている
ので、それを目印にして容易に太陽電池モジュール30
の取付け姿勢を判断することができる。そのため、太陽
電池モジュール30が誤った向きに取付け施工される恐
れが少ない。
【0086】したがって、以上の諸理由により既述のけ
んどん作業を容易にできる。
【0087】以上の手順で取付けられた各太陽電池モジ
ュール30の上側枠材63は、その第1挿入凸部71が
上側横枠材の下向き溝41の溝上壁41a又は下向き溝
51の溝上壁51aに引っ掛るように位置されていると
ともに、下辺部63aが下向き溝41の溝底壁41b又
は下向き溝51の溝底壁51bに載置されているので、
上側枠材63はその厚み方向の動きを拘束される。この
場合に、上側枠材63と下向き溝41又51との間には
ゴム板72、73が挟み込まれているので、太陽電池モ
ジュール30がその厚み方向にがたつくことも防止でき
る。同様に、下側枠材64は、その第2挿入凸部75が
下側横架台の上向き溝45の溝上壁45a又は上向き溝
52の溝上壁52aに引っ掛るように位置されていると
ともに、下辺部64aが上向き溝45の溝底壁45b又
は下向き溝52の溝底壁52bに載置されているので、
下側枠材64はその厚み方向の動きを拘束される。この
場合にも下側枠材64と上向き溝45又52との間には
ゴム板76が挟み込まれているので、太陽電池モジュー
ル30がその厚み方向にがたつくことも防止できる。
【0088】したがって、屋根21の棟軒方向に隣接し
た横架台の間から太陽電池モジュール30が外れること
が妨げられる。しかも、太陽電池モジュール30の上側
枠材63と下側枠材64とは、各横架台26〜29の夫
々に被着された押さえ部材32の枠材押さえ部81で上
側から押さえられているから、これら押さえ部材32に
より軒棟方向に隣接した横架台にわたって取付けられた
太陽電池モジュール30が外れることをより確実に防止
でき、太陽電池モジュール30の設置強度を向上でき
る。又、各押さえ部材32はそれが取付けられた各横架
台26〜29の上面全体を覆い隠して設けられているか
ら、各横架台26〜29の上部形状等が発電装置25の
外観に影響を及ぼすことを防止して、発電装置25の外
観を向上できる。
【0089】又、既述のように屋根21上に設置されて
横架台26〜29の長手方向に並んだ一群の太陽電池モ
ジュール30を、この群の両側に配置されたストッパ3
3で、横架台26〜29の長手方向に同時に動き止めで
きるから、各太陽電池モジュール30の全てを個々に動
き止めする必要がない。そのため、発電装置25を設置
する上でのねじ止め箇所及び固定部品を大幅に少なくで
きる。
【0090】したがって、発電装置25の前記設置作業
によれば、既述のように各太陽電池モジュール30のけ
んどん方式により取付け作業が容易であることとあいま
って、必要なねじ止め作業を大幅に少なくできるので、
屋根21上に発電装置25を設置する作業性を向上でき
る。
【0091】又、前記発電装置25の構成では、既述の
ように太陽電池モジュール30の上側枠材63がその厚
み全体を上側横架台の下向き溝41、51に挿入する必
要がないとともに、下側枠材64についてもその厚み全
体を下側横架台の上向き溝45、52に挿入する必要が
ないので、下向き溝41、51及び上向き溝45、52
の上下方向の幅寸法を太陽電池モジュール30の厚みよ
り小さくできる。そのため、これらの溝を有した有した
横架台26〜29の高さを低くでき、それに伴う横架台
26〜29の材料コストの低減が可能であり、ひいては
発電装置25のコストを低減できる。
【0092】加えて、既述のように発電装置25の設置
に必要とするねじ等の固定部品の数を大きく削減できる
こととあいまって、発電装置25を屋根21に固定する
ための作業数も削減できるので、この点においても発電
装置25の設置コストを低減できる。
【0093】しかも、前記発電装置25は、太陽電池モ
ジュール30をその裏側を横切って屋根21に固定され
る補助レール31を備えて、このレール31で太陽電池
モジュール30の軒棟方向中央部を支持しているから、
強風時に太陽電池モジュール30に下向きに加えられる
風圧に対する耐圧性能を向上できる。そのため、太陽電
池モジュール30の側枠材65、66自体で前記耐圧性
能を得る必要がなくなり、それに伴い、側枠材65、6
6とともに上下両枠材63、64の高さ(上下方向の厚
み)を小さくすることが可能である。したがって、太陽
電池モジュール30の厚みを規定するフレームを薄くで
き、太陽電池モジュール30を薄型化できる。よって、
太陽電池モジュール30のコストダウンができるととも
に、その薄型化に伴い各横架台26〜29を夫々薄型に
できて、そのコストダウンを促進できる。したがって、
この点においても発電装置25のコストダウンを実現で
きる。
【0094】又、太陽電池モジュール30がけんどん方
式で取付けられて、各横架台26〜29上に積み重ねて
設置されることがないことに加えて、既述のように太陽
電池モジュール30及び各横架台26〜29を薄型化で
きることによって、発電装置25の屋根21への設置高
さを低くできる。そのため、屋根21とその上に設置さ
れた発電装置25との段差が少なくなり、設置された発
電装置25の外観を向上できる。特に、本実施形態の発
電装置25の屋根21上への設置高さG(図2参照)
は、瓦棒22の上面を基準に約40mmと薄型に構成さ
れているので、この発電装置24の回りに和瓦を設置す
る場合には、この和瓦の上端と発電装置25の上端とを
ほぼ同じ高さに揃えることができ、屋根21の外観向上
に大きく貢献できる。
【0095】次に、図7〜図13を参照して第2実施形
態を説明する。この第2実施形態は基本的には第1実施
形態と同様であるので、第1実施形態と同一構成につい
ては同一符号を付してその説明を省略し、以下、第1実
施形態とは異なる構成についてのみ説明する。第2実施
形態が第1実施形態と異なる点は、けんどん作業を容易
にするために横架台の溝底壁の出幅を太陽電池モジュー
ルとの関係で後述のように設定した点、設置された太陽
電池モジュールの動き止め手段を設けた点、アースをと
るための配線を簡便にした点、及び第1実施形態で使用
した補助レールを省略した点等である。
【0096】第2実施形態は、スレート葺きの勾配屋根
21上に発電装置25を設置した例であり、この屋根2
1上に、棟軒方向に延びて配置した縦架台23上にこれ
と直交して横架台26〜29を配置し、棟軒方向に隣接
した横架台26〜29にわたって複数の太陽電池モジュ
ールをけんどん方式により設置して、発電装置25が構
成されている。
【0097】下側横架台の上向き溝45、52に臨んで
いる溝底壁45b、52bは、その上方の溝上壁42
a、45aの棟側への出幅よりも、第1実施形態との比
較においてかなり長く突出されている。それにより、図
8に示されるように上側横架台の下向き溝41、51の
溝奥面41c、51cから前記溝底壁45b、52bの
棟側先端までの距離Lを、太陽電池モジュール30の第
1挿入凸部71から第2挿入凸部75の根元までの長さ
Mより短くしている。同時に、上側横架台の下向き溝4
1、51に臨んでいる溝底壁41b、51bの軒側先端
と前記溝底壁45b、52bの棟側先端までの距離N、
つまり、太陽電池モジュール30を両端支持する支点間
距離Nも短くしている。しかも、本実施形態では、支点
間距離Nを更に短くするために、上側横架台の溝底壁4
1b、51bも、その上方の溝上壁41a、51aの軒
側への出幅よりも第1実施形態との比較においてかなり
長く突出されている。
【0098】最も棟側の横架台26以外の各横架台27
〜28の部材受け部47、54は、いずれも溝上壁45
a、52aを上方から覆わないように断面略L形状に代
えて断面略I形状としてあり、コストダウンが図られて
いる。図10で代表して示すように各横架台27〜28
の溝上壁45a、52aには、複数のねじ通孔91が開
けられている。なお、この孔91は施工現場で開けるこ
ともできる。これらのねじ通孔91には図10に示され
るようにねじ92がねじ溝を切りながら上方から上向き
溝45、52内に突出するように螺挿される。
【0099】各太陽電池モジュール30が有する第2挿
入凸部75は、図10で代表して示すように軒方向に突
出する凸部ベース75aと、これから折れ曲がって上向
きに起きる立上り部75bとから、断面略L字形状に形
成されている。立上り部75bは例えば第2挿入凸部7
5の先端縁をなしている。そして、凸部ベース75aに
はねじ92の先端(下端)が押し当てられるようになっ
ている。ねじ92の先端は、凸部ベース75aに当接し
ていても、又、凸部ベース75aに食い込むようにして
もよい。
【0100】各太陽電池モジュール30の両側の側枠材
65、66は、同じ成形型を用いて押出し成形された同
一断面形状(図11参照)である。これら側枠材65、
66には、絶縁被覆電線94、95が、横方向に並べら
れる太陽電池モジュール30同士のアースをとるために
個別に取付けられている。絶縁被覆電線94、95は同
一長さであって、図12(A)に示されるように側枠材
65、66に対する後述のねじ止め位置から側枠材6
5、66の略中央位置を少し超える長さを有している。
そして、側枠材65、66と絶縁被覆電線94、95と
は点対称の配置に設けられている。
【0101】詳しくは、一方の側枠材65の上部好まし
くは上端から略1/3〜1/4の位置に、一方の絶縁被
覆電線94の一端に圧着して設けた金属製端子94a
が、これを貫通して側枠材65にねじ込まれるねじ96
(図11参照)により接続されている。この接続によ
り、側枠材65と絶縁被覆電線94とがねじ96を介し
て電気的に接続される。又、他方の側枠材66の下部好
ましくは下端から略1/3〜1/4の位置、つまり、前
記ねじ96による接続位置と点対称となる位置に、他方
の絶縁被覆電線95の一端に圧着して設けた金属製端子
95aが、これを貫通して他方の側枠材66にねじ込ま
れるねじ97(図11参照)により接続されている。こ
の接続により、側枠材66と絶縁被覆電線95とがねじ
97を介して電気的に接続される。
【0102】図11等に示されるように一方の絶縁被覆
電線94はその先端(他端)に圧着して接続された金属
製の雄型接続端子98を有している。この端子98の圧
着部分には絶縁チューブ99が被着されている。同様
に、他方の絶縁被覆電線95はその先端(他端)に圧着
して接続された金属製の雌型接続端子100を有してい
る。雌型接続端子100にはそれよりも長い絶縁チュー
ブ101が被着されている。雄型接続端子98と雌型接
続端子100とはワンタッチの差込み接続により雄雌嵌
合することができ、それにより横方向に隣接する太陽電
池モジュール30の金属製枠体同士を電気的に接続す
る。この接続と同時に絶縁チューブ101の先端側部分
が絶縁チューブ99に嵌合されるようになっている。な
お、以上説明した前記第1実施形態と同じである。
【0103】この第2実施形態においても太陽電池モジ
ュール30はけんどん方式により勾配屋根21の傾斜方
向に隣接する横架台にわたって設置されるから、第1実
施形態と同様の作用効果を得ることができる。加えて、
以下の点で第1実施形態より優れている。
【0104】第2実施形態では、下側横架台の溝底壁4
5b、52bを棟側に大きく突出させて、上側横架台の
下向き溝41、51の溝奥面41c、51cから下側横
架台の溝底壁45b、52bの棟側先端までの距離L
を、太陽電池モジュール30の第1挿入凸部71の先端
から第2挿入凸部75の根元までの長さMより短くして
いる。そのため、けんどん方式による太陽電池モジュー
ル30の設置作業において、このモジュール30の上側
枠材63が上側横架台の下向き溝41、51に挿入され
た状態で、上側横架台を回動支点として太陽電池モジュ
ール30を下側横架台に寄るように回動させる際に、下
側横架台の溝底壁45b、52bに下側枠材64が引っ
掛ることがなく、下側横架台の溝底壁45b、52b上
に太陽電池モジュール30の下側枠材64を確実に載せ
ることができる。それにより、前記回動に引続いて太陽
電池モジュール30全体を斜め下方に移動させて、この
モジュール30を容易に設置できる。
【0105】しかも、本実施形態では、上側横架台の溝
底壁41b、51bも軒側に大きく突出させているか
ら、けんどん方式による太陽電池モジュール30の設置
において、下向き溝41、51に太陽電池モジュール3
0の上側枠材63を挿入する場合に、この枠材63を溝
底壁41b、51bに当ててこれらをガイドとして下向
き溝41、51への挿入を行わせることができ、この点
において太陽電池モジュール30の設置作業性を向上で
きる。
【0106】その上、以上のように上側横架台の溝底壁
41b、51b及び下側横架台の溝底壁45b、52b
が夫々互いに近付けられるように突出されているから、
夫々の突出に応じて太陽電池モジュール30の支点間距
離Nを短くできる。そのため、太陽電池モジュール30
に作用する強風時の押し下げ耐圧を向上でき、このモジ
ュール30の枠材自体で前記耐圧性能を得る必要がなく
なるに伴い、各枠材63〜66を薄型化でき、コストダ
ウンと発電装置25の屋根21への設置高さを低くでき
る。又、第1実施形態で使用した補助レールも省略する
ことが可能であり、この省略をした本実施形態の構成で
は、さらにコストを低減できる。
【0107】又、第2実施形態の発電装置25では、そ
のアースをとるために屋根21の横方向に隣接する太陽
電池モジュール30同士を、屋根21への設置作業に伴
い以下のように電気的に接続できる。
【0108】つまり、けんどん方式により先に設置され
た先付け太陽電池モジュール30とに対して、同じくけ
んどん方式により後から設置された後付け太陽電池モジ
ュール30は、上下横架台をガイドとして前記先付け太
陽電池モジュール30側に寄せられて、このモジュール
30の横に隣接するように設置される。この際に、一方
の太陽電池モジュール30の側枠材65に取付けられて
いる絶縁被覆電線94と、他方の太陽電池モジュール3
0の側枠材66に取付けられている絶縁被覆電線95と
を、それらの雌雄の接続端子98、100を互いに接続
することにより、両太陽電池モジュール30の金属製枠
材同士を絶縁被覆電線94、95を介して電気的に接続
できる。この場合における雌雄の接続端子98、100
は、ワンタッチで差込み接続できるので作業性がよい。
【0109】なお、図13においては、以上の電気的接
続のイメージを出すために、後付け太陽電池モジュール
30がけんどん方式で設置される時に、先付けされた太
陽電池モジュール30との電気的接続がなされた状態で
描いてあるが、実際には既述のように実行される。しか
し、接続された絶縁被覆電線94、95の長さがけんど
ん方式での設置の妨げにならないように十分に長い場合
には、図13のように予め接続しておいて、後付けの太
陽電池モジュール30を設置することもできる。
【0110】しかも、本実施形態では、同一型材製の左
右の側枠材65、66と、これらに取付けられている略
同じ長さの絶縁被覆電線94、95とを点対称に配置し
たから、側枠材65、66に対して絶縁被覆電線94、
95が同じ位置で取付けられ、側枠材65、66に対し
てねじ96、97で固定される絶縁被覆電線94、95
の取付け部の加工を同じにできる。左右の側枠材65、
66に対する加工及び在庫管理などを共通にできるか
ら、コストダウンを図ることができる。
【0111】その上、略同じ長さの絶縁被覆電線94、
95を側枠材65、66の上部と下部とに振分けて取付
けたから、これら側枠材65、66の長手方向略中央で
雌雄の接続端子98、100を接続できる。よって、こ
の接続操作のための長さ分を絶縁被覆電線94、95が
有しているにも拘らず、接続完了状態での電線の垂れ下
がりを少なくできる。
【0112】ちなみに、既述のように点対称位置に絶縁
被覆電線94、95を設ける場合に、側枠材65、66
の長手方向中央とする選択肢もある。しかし、この場合
には、雌雄の接続端子98、100の接続操作のために
必要とする絶縁被覆電線94、95の長さ分が、そのま
またるみとなってしまうので、接続完了状態での電線の
垂れ下がりが大きい。
【0113】又、第2実施形態では、けんどん方式で設
置された各太陽電池モジュール30に対して、押さえ部
材32が取付けられる前に、下側横架台の溝上壁45
a、52aの各ねじ通孔91にねじ溝を切りながらねじ
92が上方から螺挿される。このねじ92の先端は、上
向き溝45、52に挿入されている太陽電池モジュール
30の第2挿入凸部75の凸部ベース75aを下向きに
押して、けんどん方式により設置された太陽電池モジュ
ール30の下側枠材64を溝底壁45b、52bとの間
に強固に挟み付ける。それにより、太陽電池モジュール
30のがたつき止めができる。
【0114】しかも、以上のように螺挿されたねじ92
は凸部ベース75aから起きている立上り部75bに引
っ掛るように配置される。そのため、ねじ92を螺挿す
るに伴って、下側枠材64に上向きの力が与えられて、
太陽電池モジュール30が棟側へ移動しようとしても、
直ちに、ねじ92に立上り部75bが引っ掛かって、前
記移動を妨げることができる。よって、ねじ92の螺挿
による太陽電池モジュール30のがたつき止めを確実に
できる。又、前記ねじ止め後において、風圧や振動等何
らかの事情で太陽電池モジュール30が棟方向に移動さ
れようとした場合でも、この移動を、ねじ92と立上り
部75bとの引っ掛かりにより妨げて、太陽電池モジュ
ール30を適正な設置状態に保持できる。
【0115】
【発明の効果】本発明は以上説明したような形態で実施
され以下に記載される効果を奏する。
【0116】請求項1に係る発明の太陽電池モジュール
によれば、その上側枠材及び下側枠材のうちの少なくと
も上側枠材と上側横架台の下向き溝との競り合いを少な
くして、下向き溝へ上側枠材を容易に挿入できるから、
上下に隣接する横架台へのけんどん方式による太陽電池
モジュールの設置作業性を向上できる。
【0117】請求項2に係る発明の太陽電池モジュール
によれば、上側枠材の上側横架台の下向き溝への容易な
挿入とあいまって、下側横架台の上向き溝への下側枠材
の挿入についても競り合うことが少なく上向き溝に下側
枠材を容易に挿入できるから、横架台へのけんどん方式
による太陽電池モジュールの設置作業性をより向上でき
る。
【0118】請求項3に係る発明によれば、屋根上にそ
の傾斜方向に隣接する上側横架台と下側横架台とにわた
って太陽電池モジュールをけんどん方式により設置する
に際して、太陽電池モジュールの上側枠材及び下側枠材
のうちの少なくとも上側枠材と上側横架台の下向き溝と
の競り合いを少なくして、下向き溝へ上側枠材を容易に
挿入できるから、屋根上に容易に設置できる発電装置を
提供できる。
【0119】請求項4に係る発明によれば、屋根上にそ
の傾斜方向に隣接する上側横架台と下側横架台とにわた
って太陽電池モジュールをけんどん方式により設置する
に際して、太陽電池モジュールの上側枠材と上側横架台
の下向き溝との競り合い、及び下側枠材と下側横架台の
上向き溝との競り合いを夫々少なくでき、けんどん方式
による太陽電池モジュールの設置作業が容易となるか
ら、屋根上に容易に設置できる発電装置を提供できる。
【0120】請求項5に係る発明によれば、太陽電池モ
ジュールをがたつかないように設置できるとともに、こ
のモジュールが何らかの事情で上側横架台方向に動くこ
とも防止できる発電装置を提供できる。
【0121】請求項6に係る発明によれば、横架台に取
付けられる押さえ部材によって、太陽電池モジュールを
より強固に固定して屋根上に設置できる発電装置を提供
できる。
【0122】請求項7に係る発明によれば、太陽電池モ
ジュールが強風時に受ける押し下げ耐圧を向上する補助
レールを設けて、各枠材及び各横架台を薄型化したか
ら、発電装置の屋根への設置高さを低くできるととも
に、コストダウンができる。
【0123】請求項8に係る発明によれば、横架台の長
手方向への太陽電池モジュールの動き止めに要する作業
が大幅に少なくなり、容易かつ低コストで、横架台の長
手方向に並んだ太陽電池モジュールを動き止めすること
ができる。
【0124】請求項9に係る発明によれば、けんどん式
による太陽電池モジュールの設置作業の際に、下側横架
台の溝底壁に太陽電池モジュールの下側枠材が引っ掛る
不具合がないので、太陽電池モジュールの設置作業性を
向上できる。
【0125】請求項10に係る発明によれば、横並び方
向に隣接する太陽電池モジュールのアースをとる上で、
モジュールの側枠材に取付けられている絶縁被覆電線の
雄型接続端子と雌型接続端子とを雄雌嵌合させて、隣接
する太陽電池モジュールの金属製枠体同士を電気的に簡
便に接続できる。
【0126】請求項11に係る発明によれば、太陽電池
モジュールの左右の側枠材とこれらに取付けられている
絶縁被覆電線を点対称に配置して、左右の側枠材に対す
る電線取付け部の加工を同じにしたから、これら左右の
側枠材を共通化できる。
【0127】請求項12に記載の発明によれば、けんど
ん方式により横架台に支持される太陽電池モジュールを
有する発電装置の屋根上への設置作業性を向上できる発
電装置設置方法を提供できる。
【0128】請求項13に記載の発明によれば、けんど
ん方式により横架台に支持される太陽電池モジュールを
有する発電装置の屋根上への設置作業性を向上でき、し
かも、太陽電池モジュールをより強固に固定して屋根上
に設置できる発電装置設置方法を提供できる。
【0129】請求項14に記載の発明によれば、太陽電
池モジュールをけんどん方式により設置するのに好適な
中間横架台を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る発電装置の屋根へ
の設置情況を示す斜視図。
【図2】図1の発電装置を屋根に設置された状態で示す
断面図。
【図3】図2中V−V線に沿って示す断面図。
【図4】(A)は図1の発電装置が備える太陽電池モジ
ュールの平面図。(B)は図4(A)中Z方向から見た
太陽電池モジュールの上面図。(C)は図4(A)中Y
−Y線方向から見た太陽電池モジュールの上部の側面
図。(D)は図4(A)中X方向から見た太陽電池モジ
ュールの下面図。(E)は図4(A)中W−W線方向か
ら見た太陽電池モジュールの下部の側面図。
【図5】図1の発電装置が備える中間の横架台及びこれ
に取付けられる押さえ部材を互いに分離した状態で示す
断面図。
【図6】図1の発電装置の太陽電池モジュールを屋根に
けんどん方式により設置する情況を示す概略的斜視図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る発電装置の屋根へ
の設置情況を示す斜視図。
【図8】図7の発電装置における太陽電池モジュールの
長さと同モジュールの支点間距離との関係を示す略図。
【図9】図7の発電装置を屋根に設置された状態で示す
断面図。
【図10】図9中U部を拡大して示す断面図。
【図11】図7の発電装置の隣接した太陽電池モジュー
ル同士間にわたる電気的接続の構成を一部分解して示す
断面図。
【図12】(A)は図7の発電装置が備える太陽電池モ
ジュールの平面図。(B)は図12(A)中Z方向から
見た太陽電池モジュールの上面図。(C)は図12
(A)中Y−Y線方向から見た太陽電池モジュールの上
部の側面図。(D)は図12(A)中X方向から見た太
陽電池モジュールの下面図。(E)は図12(A)中W
−W線方向から見た太陽電池モジュールの下部の側面
図。
【図13】図7の発電装置の太陽電池モジュールを屋根
にけんどん方式により設置する情況を示す概略的斜視
図。
【図14】従来例に係る発電装置の屋根への設置情況を
示す斜視図。
【図15】図14の発電装置を屋根に設置された状態で
示す断面図。
【符号の説明】
21…屋根 25…発電装置 26〜28…横架台 30…太陽電池モジュール 31…補助レール 32…押さえ部材 33…ストッパ 41、51…上側横架台の下向き溝 41a、51a…下向き溝の溝上壁 41b、51b…下向き溝の溝底壁 41c、51c…下向き溝の溝奥面 45、52…下側横架台の上向き溝 45a、52a…上向き溝の溝上壁 45b、52b…上向き溝の溝底壁 61…太陽電池モジュール本体 63…上側枠材(フレーム) 64…下側枠材(フレーム) 65、66…側枠材(フレーム) 71…第1挿入凸部 75…第2挿入凸部 75a…凸部ベース 75b…立上り部 92…ねじ 94、95…絶縁被覆電線 97…雄型接続端子 100…雌型接続端子 L…溝奥面から溝底壁の棟側先端までの距離 M…第1挿入凸部から第2挿入凸部の根元までの長さ N…太陽電池モジュールの支点間距離

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状太陽電池モジュール本体の周部に
    夫々枠材が装着されてなるとともに、斜め下向きに開放
    する下向き溝を有した上側横架台とこの横架台の下側に
    離間して配置され斜め上向きに開放する上向き溝を有し
    た下側横架台との間にけんどん方式により設置される太
    陽電池モジュールにおいて、 前記枠材のうち前記下向き溝に挿入されて前記上側横架
    台に支持される上側枠材に、この枠材の厚み方向中間の
    高さ位置から突出されて前記下向き溝の溝上壁に引っ掛
    るように前記下向き溝内に挿入配置される第1挿入凸部
    を一体に設けたことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記下側枠材に、この枠材の厚み方向中
    間の高さ位置から突出されて前記上向き溝の溝上壁に引
    っ掛るように前記上向き溝内に挿入配置される第2挿入
    凸部を一体に設けるとともに、この第2挿入凸部を前記
    第1挿入凸部の出幅よりも短くしたことを特徴とする請
    求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 屋根上に、この屋根の傾斜方向と交差す
    る方向に延びて固定され、斜め下向きに開放する下向き
    溝を有した上側横架台と、 この上側横架台の下側に離間して前記屋根上に前記上側
    横架台と平行に配置され、斜め上向きに開放する上向き
    溝を有した下側横架台と、 方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々枠材が装着
    され、前記下向き溝に挿入されて前記上側横架台に支持
    される上側枠材と前記上向き溝に挿入されて前記下側横
    架台に支持される下側枠材とのうちの少なくとも前記上
    側枠材が、この枠材の厚み方向中間の高さ位置から突出
    されて前記下向き溝の溝上壁に引っ掛るように前記下向
    き溝内に挿入配置される第1挿入凸部を一体に有してお
    り、前記上側横架台と下側横架台との間にけんどん方式
    により設置される太陽電池モジュールと、 を具備したことを特徴とする発電装置。
  4. 【請求項4】 屋根上に、この屋根の傾斜方向と交差す
    る方向に延びて固定され、斜め下向きに開放する下向き
    溝を有した上側横架台と、 この上側横架台の下側に離間して前記屋根上に前記上側
    横架台と平行に配置され、斜め上向きに開放する上向き
    溝を有した下側横架台と、 方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々枠材が装着
    され、前記下向き溝に挿入されて前記上側横架台に支持
    される上側枠材が、この枠材の厚み方向中間の高さ位置
    から突出されて前記下向き溝の溝上壁に引っ掛るように
    前記下向き溝内に挿入配置される第1挿入凸部を一体に
    有するとともに、前記上向き溝に挿入されて前記下側横
    架台に支持される下側枠材が、この枠材の厚み方向中間
    の高さ位置から突出されて前記上向き溝の溝上壁に引っ
    掛るように前記上向き溝内に挿入配置され、しかも、前
    記第1挿入凸部の出幅よりも短い第2挿入凸部を一体に
    有しており、前記上側横架台と下側横架台との間にけん
    どん方式により設置される太陽電池モジュールと、 を具備したことを特徴とする発電装置。
  5. 【請求項5】 前記第2挿入凸部を凸部ベースとこれか
    ら上向きに起きる立上り部とから形成し、前記凸部ベー
    スを下向きに押すねじを前記下側横架台の溝上壁にその
    上方から螺挿したことを特徴とする請求項4に記載の発
    電装置。
  6. 【請求項6】 前記上側横架台にそれに支持された前記
    太陽湯電池モジュールの上側枠材をその厚み方向上側か
    ら押さえる押さえ部材を取付けるとともに、前記下側横
    架台にそれに支持された前記太陽湯電池モジュールの下
    側枠材をその厚み方向上側から押さえる押さえ部材を取
    付けたことを特徴とする請求項3〜5の内のいずれか一
    項に記載の発電装置。
  7. 【請求項7】 前記枠材のうち互いに平行な一対の側枠
    材の長手方向中間部を前記上側横架台と下側横架台との
    間において前記太陽電池モジュールの裏側から支持する
    補助レールを、前記屋根に固定したことを特徴とする請
    求項3〜6の内のいずれか一項に記載の発電装置。
  8. 【請求項8】 前記屋根の傾斜方向に交差して並べられ
    た複数の太陽電池モジュール群の並び方向両側に夫々ス
    トッパを配置したことを特徴とする請求項3〜7のうち
    のいずれか一項に記載の発電装置。
  9. 【請求項9】 前記上側横架台の下向き溝の溝奥面から
    前記下側横架台の溝底壁の先端までの距離が、前記第1
    挿入凸部の先端から前記第2挿入凸部の根元までの長さ
    より短くなるように、前記下側横架台の溝底壁を突出さ
    せたことを特徴とする請求項3〜8の内のうちのいずれ
    か一項に記載の発電装置。
  10. 【請求項10】 前記枠体を金属製とし、その左右の側
    枠材の一方に、雄型接続端子を先端に有した絶縁被覆電
    線を取付けるとともに、他方の側枠材に雌型接続端子を
    先端に有した絶縁被覆電線を取付け、横方向に隣接する
    前記太陽電池モジュールの枠体を前記雄雌両端子の雌雄
    嵌合により電気的に接続したことを特徴とする請求項3
    〜9の内のいずれか一項に記載の発電装置。
  11. 【請求項11】 前記左右の側枠材及びこれらに取付け
    られている前記絶縁被覆電線を点対称に配置したことを
    特徴とする請求項10に記載の発電装置。
  12. 【請求項12】 斜め下向きに開放する下向き溝を有し
    た上側横架台、及びこの上側横架台の下側に離間して平
    行に配置されるとともに斜め上向きに開放する上向き溝
    を有した下側横架台の夫々を、屋根上に、この屋根の傾
    斜方向と交差する方向に沿って固定した後、 方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々枠材が装着
    されるとともに、これら枠材のうち前記下向き溝に挿入
    されて前記上側横架台に支持される上側枠材と前記上向
    き溝に挿入されて前記下側横架台に支持される下側枠材
    とのうちの少なくとも前記上側枠材に、この枠材の厚み
    方向中間の高さ位置から突出されて前記下向き溝の溝上
    壁に引っ掛るように前記下向き溝内に挿入配置される第
    1挿入凸部が一体に設けられた複数の太陽電池モジュー
    ルを、けんどん方式により前記上側横架台と下側横架台
    とにわたって次々に設置して、前記各太陽電池モジュー
    ルを屋根の傾斜方向と交差する方向に沿って並設し、 次に、前記屋根の傾斜方向と交差して並んだ各太陽電池
    モジュール群の並び方向両端に位置した太陽電池モジュ
    ールを夫々動き止めすることを特徴とする発電装置設置
    方法。
  13. 【請求項13】 斜め下向きに開放する下向き溝を有し
    た上側横架台、及びこの上側横架台の下側に離間して平
    行に配置されるとともに斜め上向きに開放する上向き溝
    を有した下側横架台の夫々を、屋根上に、この屋根の傾
    斜方向と交差する方向に沿って固定するとともに、前記
    上側横架台と下側横架台との間に位置して補助レールを
    前記屋根に固定した後、 方形状太陽電池モジュール本体の周部に夫々枠材が装着
    されるとともに、これら枠材のうち前記下向き溝に挿入
    されて前記上側横架台に支持される上側枠材と前記上向
    き溝に挿入されて前記下側横架台に支持される下側枠材
    とのうちの少なくとも前記上側枠材に、この枠材の厚み
    方向中間の高さ位置から突出されて前記下向き溝の溝上
    壁に引っ掛るように前記下向き溝内に挿入配置される第
    1挿入凸部が一体に設けられた複数の太陽電池モジュー
    ルを、けんどん方式により前記上側横架台と下側横架台
    とにわたって次々に設置するとともに、これらモジュー
    ルの互いに平行な一対の側枠材の長手方向中間部を前記
    各太陽電池モジュールの裏側から前記補助レールに支持
    させて、前記各太陽電池モジュールを屋根上に並設し、 次に、前記屋根の傾斜方向と交差して並んだ前記各太陽
    電池モジュール群の並び方向両側に夫々ストッパを配置
    するとともに、前記各横架台の夫々にそれらに支持され
    た前記太陽湯電池モジュールの上側枠材又は下側枠材を
    その厚み方向上側から押さえる押さえ部材を取付けるこ
    とを特徴とする発電装置設置方法。
  14. 【請求項14】 屋根の傾斜方向に隣接する太陽電池モ
    ジュールを支持する中間横架台であって、軒側に向けて
    斜め下向きに開放する下向き溝と、棟側に向けて斜め上
    向きに開放する上向き溝とを背合わせ状態に有するとと
    もに、これら両溝のうち少なくとも前記下向き溝の高さ
    寸法を前記太陽電池モジュールの厚みよりも小さくし、
    かつ、前記下向き溝の溝上壁の長さを前記下向き溝の溝
    底壁の長さより短くしたことを特徴とする中間横架台。
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