JP2001328985A - キラル化合物、その使用法、液晶性組成物、その使用法、光学的構成部材及び該組成物を含有する支持体、分散液、乳濁液、薄膜及び顔料 - Google Patents

キラル化合物、その使用法、液晶性組成物、その使用法、光学的構成部材及び該組成物を含有する支持体、分散液、乳濁液、薄膜及び顔料

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JP2001328985A JP2001079296A JP2001079296A JP2001328985A JP 2001328985 A JP2001328985 A JP 2001328985A JP 2001079296 A JP2001079296 A JP 2001079296A JP 2001079296 A JP2001079296 A JP 2001079296A JP 2001328985 A JP2001328985 A JP 2001328985A
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ハレムツァ ジルケ
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マイヤー フランク
Robert Parker
パーカー ロバート
Kathrin Kuerschner
キュルシュナー カトリン
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ヴィル フォルクマール
Mathias Paul
パウル マティアス
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    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/52Liquid crystal materials characterised by components which are not liquid crystals, e.g. additives with special physical aspect: solvents, solid particles
    • C09K19/58Dopants or charge transfer agents
    • C09K19/586Optically active dopants; chiral dopants
    • C09K19/588Heterocyclic compounds
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/041,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes
    • C07D319/061,3-Dioxanes; Hydrogenated 1,3-dioxanes not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K2323/00Functional layers of liquid crystal optical display excluding electroactive liquid crystal layer characterised by chemical composition

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キラル1,3−ジオキサン化合物及びそのジ
アステレオマー及び液晶性系用のキラルドープ物質とし
ての該化合物の使用。 【解決手段】 本発明による1,3−ジオキサン化合物
は、一般式I: 【化1】 から製造される。 【効果】 本発明によるキラル1,3−ジオキサン化合
物は、コレステリック液晶性組成物の製造に適し、相対
的に高いねじれ能力を有しており、それに応じて、相対
的に少ない量でも液晶性宿主系の光学特性に対する大き
な影響力を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キラル1,3−ジ
オキサン化合物及びそのジアステレオマー及び液晶性系
のためのキラルドープ物質としての前記化合物の使用に
関するものである。
【0002】更に、本発明は、本発明による少なくとも
1種のキラル1,3−ジオキサン化合物を含有する重合
不可能であるか又は重合可能な液晶性組成物、光学的構
成部材のための前記の重合不可能であるか又は重合可能
な液晶性組成物の使用、支持体のプリント又は被覆、分
散液及び乳濁液、薄膜又は顔料のための前記の重合可能
な液晶性組成物の使用並びにかかる光学的構成部材、プ
リント又は被覆された支持体、分散液及び乳濁液、薄膜
及び顔料に関するものである。
【0003】コレステリック液晶混合物の製造には、多
くの場合、液晶性(ネマチック)ベース材料及び1種又
はそれ以上の光学活性ドープ剤が用いられる。これによ
って、該混合物の光学的性質を、糸状物(Nemat)
対ドーブ物質の比の単純な変化により変動させることが
できる。しかしながら、ネマチック宿主系のその他の性
質、例えば相挙動及び相幅に対するドープ物質の可能な
マイナスの影響を小さいままにしておくためには、少量
の添加の場合に光学特性における大きな変化を生じるド
ープ物質が、特に問われている。
【0004】液晶相用のキラルドープ物質は、化学文献
及び特許文献から多数が公知である。それだけに、キラ
ル1,3−ジオキサン化合物が、液晶性系のためのドー
プ物質としてどうやらまだ考慮されていなかったこと
は、一層驚くべきことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、コレステリック液晶性組成物の製造に適し、相対的
に高いねじれ能力を有しており、それに応じて、既に、
相対的に少ない量で、液晶性宿主系の光学特性に対する
大きな影響力を示す別のキラル化合物を提供することで
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
れば、一般式I:
【0007】
【化3】
【0008】で示されるキラル化合物及びそのジアステ
レオマーによって解決される。
【0009】この場合、Rは、基:[P−Y
(A−Y−]M−Y−(A−Y
−であり、R及びRは、互いに独立及びRとも独
立に基:[P−Y(A−Y−]M−Y
(A−Y′−であり、A、Aは、1〜30
個までの炭素原子を有するスペーサーであり、Mは、メ
ソゲン基であり、Y、Y、Y、Yは、化学的単
結合、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O
−CO−、−CO−N(R)−、−(R)N−CO−、
−O−CO−O−、−O−CO−N(R)−、−(R)
N−CO−O−又は−(R)N−CO−N(R)−であ
り、Y′は、−O−、−O−CO−、−O−CO−O
−又は−O−CO−N(R)−であり、Rは、水素又は
〜C−アルキルであり、Pは、水素、C〜C
12−アルキル、重合可能な基又は重合に適する基ある
いは重合可能な基又は重合に適する基を有する基であ
り、m、nは、0又は1の値であり、qは、1、2又は
3の値であり、この場合、基R〜Rの基A
、Y、Y、Y、Y、Y′、M及びP及び
変数m、nおよびqは、同一か又は異なっており、基R
及びRは、基Y′の酸素原子を介して、1,3−
ジオキサン骨格に結合しているが、但し、変数m及びn
の一方又は両方が0である場合には、Aに隣接するそれ
ぞれの基Yの少なくとも1つは、1つの化学結合を表す
ものとする。
【0010】スペーサーA及びAとしては、この目
的のための当業者に公知の全ての基が該当する。該スペ
ーサーは、通常、1〜30個まで、有利に1〜12個ま
で、特に有利に1〜6個までの炭素原子を有しており、
主として線状脂肪族基からなっている。これらは、連鎖
中で、例えば隣接していない酸素原子又は硫黄原子又は
イミノ基又はアルキルイミノ基、例えばメチルイミノ基
によって中断されていてもよい。この場合、スペーサー
連鎖のための置換基としては、更にフッ素、塩素、臭
素、シアン、メチル及びエチルが該当する。
【0011】代表的なスペーサーは、例えば:−(CH
−、−(CHCHO)CHCH−、−
CHCHSCHCH−、−CHCHNHC
CH−、
【0012】
【化4】
【0013】であり、この場合、uは、1〜30、有利
に1〜12であり、vは、1〜14、有利に1〜5であ
り、wは、1〜9、有利に1〜3である。
【0014】有利なスペーサーは、エチレン、プロピレ
ン、n−ブチレン、n−ペンチレン及びn−ヘキシレン
である。
【0015】メソゲン基Mとしては、当業者にメソゲン
基として公知の全ての基を用いることができる。
【0016】殊に、式Ia: (−T−Y−T− Ia のメソゲン基が該当するが、この場合、変動項目は、T
が、二価の飽和又は不飽和の炭素環式基又は複素環式基
であり、Yは、化学的単結合、−O−、−S−、−C
O−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−N(R)
−、−(R)N−CO−、−O−CO−O−、−O−C
O−N(R)−、−(R)N−CO−O−又は−(R)
N−CO−N(R)−であり、rは、0、1、2又は3
の値であるが、この場合、r>0については、基T並び
に基Yは、互いに同じか又は異なっていてもよい。
【0017】注:二価としての基Tの定義は、この二価
が、勿論、1個又はそれ以上の隣接した基Tへの当該の
基Tの結合に関するものにすぎず、qの1つが、P−Y
−(A−Y−単位及び/又は−Y
(A−Y−単位もしくは−Y−(A
′−単位と見なされるということを、更に具体的に
説明されなければならない。
【0018】式I中の定義により、それ自体が(q+
1)−価であるメソゲン基Mに例えば2つ又は3つのP
−Y−(A−Y−単位が結合している場合
(qは、2又は3である)には、勿論、少なくとも1個
の隣接した基Tにつき、原子価が、2又は場合によれば
更に4に増大する。
【0019】例えば具体的には、これは、q及びrが、
それぞれ3であり、可能な異性体の2種、即ち、
【0020】
【化5】
【0021】あるいはまた
【0022】
【化6】
【0023】により説明される。
【0024】第1の場合、当該の基T(×で標識)は、
P−Y−A−Y−単位及び隣接した基Tの結
合に関して二価であるが、しかし、更に2つの別のP−
−(A−Y−単位がこれらに結合している
ので、全部で四価である。最後の場合、、2つの隣接し
た基Tは、−Y−(A−Y−単位及び1つの
隣接した基Tもしくは2つの隣接した基Tの結合に関し
て二価であるが、しかし、それぞれ1つの別のP−Y
−(A−Y−単位の結合によって、当該の両方
の隣接した基Tについては、3の原子価になる。
【0025】更に、この場合、並びに本願明細書の全体
の範囲でも、qの少なくとも1つは、P−Y
(A−Y−単位を、式I又はIaによるメソゲ
ン基Mに末端で結合していなければならない。
【0026】基Tは、フッ素、塩素、臭素、シアン、ヒ
ドロキシ、ホルミル、ニトロ、C〜C20−アルキ
ル、C〜C20−アルコキシ、C〜C20−アルコ
キシカルボニル、C〜C20−モノアルキルアミノカ
ルボニル、C〜C20−アルキルカルボニル、C
20−アルキルカルボニルオキシ又はC〜C20
アルキルカルボニルアミノによって置換された環系であ
ってもよい。有利な基Tは、
【0027】
【化7】
【0028】である。
【0029】R、R及びRのメソゲン基Mとして
は、例えば
【0030】
【化8】
【0031】が該当する。
【0032】他の可能なメソゲン基Mは、以下の式によ
るものである:
【0033】
【化9】
【0034】前記の(置換されていない)メソゲン基
は、勿論、可能な基Tの上記の例に相応して、更にフッ
素、塩素、臭素、シアン、ヒドロキシ、ホルミル、ニト
ロ、C 〜C20−アルキル、C〜C20−アルコキ
シ、C〜C20−アルコキシカルボニル、C〜C
20−モノアルキルアミノカルボニル、C〜C20
アルキルカルボニル、C〜C20−アルキルカルボニ
ルオキシ又はC〜C20−アルキルカルボニルアミノ
によって置換されていてもよい。有利な置換基は、就
中、短鎖状の脂肪族基、例えばメチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブ
チル基、第二ブチル基、第三ブチル基、並びにアルキル
基を有するアルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ア
ルキルカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、ア
ルキルカルボニルアミノ基及びモノアルキルアミノカル
ボニル基である。
【0035】有利な1,3−ジオキサン化合物は、基R
の式Iaのメソゲン基中で、変数rが0の値であり、
基R及びRの式Iaのメソゲン基中では、互いに独
立に、rが、0又は1の値であるものである。就中、こ
の場合、Rについて、メソゲン基として、
【0036】
【化10】
【0037】が挙げられ、R及びRについて、
【0038】
【化11】
【0039】が挙げられる。その上更に、これらのメソ
ゲン基は、前記のように置換されていてもよい。
【0040】更に、メソゲン基Mの1つ又はそれ以上を
スペーサーAを用いずに直接相応する基Pに結合させ
ることも可能である。この場合、変数mもしくはnは、
0の値であり、Y/Yは、ともに1つの化学的単結
合を表している。
【0041】PのC〜C12−アルキルとしては、分
枝鎖状又は非分枝鎖状のC〜C −アルキル連鎖、
例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチ
ル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロ
ピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、1−メ
チルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、
2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、n−
ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチ
ルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1
−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−
ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジ
メチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブ
チル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロ
ピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−
1−メチルプロピル、1−エチル−2−メチルプロピ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−エチルヘキシ
ル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル及びn−
ドデシルが挙げられる。
【0042】Pの有利なアルキルは、分枝鎖状又は非分
枝鎖状のC〜C−アルキル連鎖、例えばメチル、エ
チル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、
1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジ
メチルエチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−
メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプ
ロピル、1−エチルプロピル、n−ヘキシルである。
【0043】重合可能な基又は重合に適する基あるいは
重合可能な基又は重合に適する基を有する基(以下、か
かるグループ又は基を単に「反応性基」とも記載する)
としては、Pについては、
【0044】
【化12】
【0045】−N=C=O、−N=C=S、−O−C≡
N、−COOH、−OH又はNHが該当するが、この
場合、基R〜Rは、同一か又は異なっていてもよ
く、水素又はC〜C−アルキル、例えばメチル、エ
チル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソ
ブチル、第二ブチル又は第三ブチルを表す。
【0046】重合可能な基により、シアネートは、自己
発生的に三量体化してシアヌレートになることがある。
前記の別の基は、重合のために、相補性の反応性基を有
する他の化合物を必要とする。従って、例えばイソシア
ネートはアルコールと重合してウレタンになることがで
き、アミンと重合して尿素誘導体になることができる。
同様のことは、チイラン及びアジリジンにも当てはま
る。カルボキシル基は、縮合してポリエステル及びポリ
アミドになることができる。マレインイミド基は、オレ
フィン系化合物、例えばスチロール又はスチロール構造
要素を有する化合物とのラジカル共重合に特に適してい
る。
【0047】この場合、相補性の反応性基は、相応する
反応性基と一緒に、本発明による1種の同じ1,3−ジ
オキサン化合物中に存在するができる(その結果、前記
化合物は、それ自体とも潜在的に重合することができ
る)か又は本発明による他の1,3−ジオキサン化合物
中に存在することができる。これらの相補性の反応性基
は、あるいはまた相応する反応性基と一緒になって、1
種の同じ(補助)化合物又は他の(補助)化合物中に存
在していてもよい。
【0048】重合可能な基としては、殊にアクリレー
ト、メタクリレート並びにビニル基が挙げられる。
【0049】基Rが、P−Y−(A−Y
水素単位を表し、即ち、Pは、水素であり、Yもしく
はYは、それぞれ化学的単結合を表し、mは、0を表
し、R及びRの2つの基のP−Y−(A
−単位の少なくとも1つにおいて、変数mが0では
ない式Iの他の化合物は有利である。これは、前記の有
利な範囲内で、後者の基の少なくとも1つが、スペーサ
ーA及びY/Yを介してメソゲン基Mに結合した
基Pを有し、Rの場合に、基[P−Y−(A
−Y−]M−Y− −(A−Y−が、
[H−]M−Y −(A−Y−又は式Iaを
考慮して、[H−](−T−Y−T−Y
(A−Y−に還元するということを意味する。
【0050】従って、既に上記の注において例示的に説
明した2つの事例の範囲内では、
【0051】
【化13】
【0052】及び
【0053】
【化14】
【0054】が明らかである。
【0055】これは、勿論、基R中のメソゲン基M
が、P−Y−(A−Y−単位でもはや置換さ
れていないというのと同じ意味を有している。
【0056】更に、RとRの2つの基におけるq
が、値1であり、即ち、基R及びR の各メソゲン基
Mは、上記の中における記載に相応して末端でメソゲン
基Mに結合して存在しているP−Y−(A−Y
−単位のみで置換されており、即ち、上記の2つの例
に相応して
【0057】
【化15】
【0058】及び
【0059】
【化16】
【0060】が記載されるが、これは勿論、この場合に
同じ意味を有している本発明による化合物は有利であ
る。
【0061】本発明の範囲内で更に有利な化合物は、式
I′:
【0062】
【化17】
【0063】〔式中、R、R及びRは、式Iで記
載した意味を有する〕で示されるジアステレオマーを基
礎とするキラル化合物である。前記の有利な化合物は、
内容的に式I′の化合物と見なされる。
【0064】本発明によれば、式Iの化合物及びその有
利な実施態様は、液晶性系用のキラルドープ物質として
用いられている。この場合、「液晶性系」の概念は、1
種又はそれ以上の成分が既にそれ自体が(温度範囲が重
要)液晶性の性質を有しており、これらが、該系中にも
存在する系のみに限定されているのではなく、むしろ、
これらは、各成分の混合によって初めて液晶性の挙動が
明らかになるかあるいはまた本発明 によるキラル化合
物の混入によって初めて液晶性の挙動が明らかになる系
のことでもある(例えばリオトロピック系)。この場
合、更に、本発明による化合物は、それ自体が液晶性の
挙動を有していなければならないというものではないと
いうことに注意せねばならない。
【0065】更に、少なくとも1種の式Iのキラル化合
物又は有利な実施態様を有する液晶性組成物及び重合可
能な液晶性化合物が、特許の保護を請求されている。
【0066】液晶性組成物とは、この場合、殊に、通常
の条件下では、重合生成物又は縮合生成物を形成するこ
とができない重合不可能な化合物のことである。これら
の組成物は、例えば、適当な市販により入手可能な、例
えばディスプレイ技術におけるアクティブLC層に使用
される液晶性材料と、1種又はそれ以上の本発明による
化合物との混合によって製造することができる。従っ
て、本発明による化合物では、式I中のPは、水素又は
〜C12−アルキルに相応する。
【0067】本発明によれば、光学的構成部材、例えば
LCDの製造のための前記の(重合不可能な)液晶性組
成物の使用が特許の保護を請求されている。こうして得
られた光学的構成部材は、本発明により同様に特許の保
護を請求されている。
【0068】本発明の他の対象は、重合可能な液晶性組
成物である。これは、殊に、成分少なくとも1種が、通
常の条件下で、重合生成物又は縮合生成物を形成できる
組成物のことである。
【0069】前記組成物の成分中の反応性基の数に応じ
て、望ましい重合度、架橋度及び/又は縮合度は、生じ
た重合又は縮合に応じて調節することができる。式Iの
本発明による化合物は、前記組成物中に、殊にRとR
の2つの基に結合している少なくとも1つの、有利に
2つの反応性基Pを有している。前記組成物は、適当な
重合可能な液晶性材料と、本発明による化合物の1種又
はそれ以上との混合によって容易に製造することができ
る。適当な重合可能な液晶性材料は、例えば国際公開番
号WO95/22586号、同第95/24454号、
同第95/24455号、同第96/04351号、同
第96/24647号、同第97/00600号、同第
97/34862号及び同第98/47979号並びに
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19835730号明
細書中に記載されており、本質的に略示的構造P−Y−
A−Y−M−Y−A−Y−P〔式中、変動項目P、Y、
A及びMは、式I中の変動項目P、Y〜Y、A
及びMと同じ意味を有している〕に相応している。
【0070】本発明によれば、光学的構成部材、例えば
偏光子又はフィルターの製造のための前記の重合可能な
液晶性組成物の使用が特許の保護を請求されている。
【0071】更に、本発明の対象は、前記の本発明によ
る重合可能な液晶性組成物の使用下に得られた光学的構
成部材である。
【0072】本発明によれば、特許の保護を請求した重
合可能な液晶性組成物は、支持体のプリント又は被覆に
使用される。この場合、前記組成物は、更に別の添加剤
を含有していてもよい。該添加剤としては、光開始剤、
反応性希釈剤及び希釈剤からなるグループから選択され
た添加剤、消泡剤及び排気剤、滑剤及び流展助剤、熱硬
化性又は光硬化性助剤、支持体湿潤助剤、湿潤助剤及び
分散助剤、疎水性化剤、付着助剤及び耐引掻性の改善の
ための助剤からなるグループから選択された添加剤、染
料及び顔料からなるグループから選択された添加剤、光
安定剤、熱安定剤及び/又は酸化安定剤のグループから
選択された添加剤が該当する。
【0073】前記添加剤の化学的物理的性質は、先行す
るドイツ連邦共和国特許出願第19905394.4号
中において詳細に評価されている。更に、前記文献中に
は、前記添加剤と混合した本発明による重合可能な液晶
性組成物とも見なされる液晶性物質混合物が記載されて
いる。本願明細書中で特許の保護を請求された重合可能
な液晶性組成物は、場合により前記添加物と混合して、
先行するドイツ連邦共和国特許出願第1990539
4.4号中に記載されているように、支持体のプリント
剤及び被覆剤として使用することができる。
【0074】本発明の範囲内では、本発明による重合可
能な組成物の使用下に、場合により前記の添加剤と混合
して製造される、他のプリントされた支持体又は被覆さ
れた支持体が特許の保護を請求されている。
【0075】前記支持体としては、紙製品及び厚紙製
品、例えば手提げ袋、雑誌、パンフレット、贈り物用包
装材料及び消耗品、食料品及び贅沢品用の包装材料、例
えば装飾及び非装飾包装目的のためのシート、並びに各
種の織物及び皮革が該当する。
【0076】あるいはまた、他の支持体は、(消費財)
電子工学製品、例えばMC−レコーダー、MD−レコー
ダー、DVD−レコーダー及びビデオレコーダー、テレ
ビ放送受信機、ラジオ放送受信機、電話/携帯電話等及
びEDV−装置、余暇用品、スポーツ用品、家庭用品及
びゲーム用品、例えば自転車、子供用自動車、スキー、
スノーボード及びサーフボード、インラインスケーター
及びローラースケート靴及びアイススケート靴並びに家
庭用器具である。その上更に、かかる支持体とは、例え
ば筆記用具及び眼鏡の枠のことでもある。
【0077】あるいはまた、他の支持体は、建築分野に
おける表面、例えば建築物の壁面あるいはまた窓ガラス
である。後者の場合、装飾効果以外に機能効果も望むこ
とができる。従って、個々の層が種々の化学的物理的性
質を有する多層を窓材料上に施すことも可能である。例
えば反対方向のねじれ(本発明によるドープ物質として
のエナンチオマー並びにその光学対掌体の使用による)
の重合可能な液晶性組成物の個々の層又は同じピッチ方
向であるが、しかし、それぞれ異なるピッチ高さ、ひい
ては異なる反射特性(異なる濃度の本発明によるドープ
物質の使用による)の架橋したコレステリック液晶性組
成物の個々の層を施与する場合には、光スペクトルの意
図的に特定の波長又は波長領域を反射することができ
る。これによって、例えばIR又はUVを反射する窓被
覆が可能である。本発明による組成物の前記態様、特に
断熱被覆については、ドイツ連邦共和国特許出願公開第
19745647号も指摘しておく。
【0078】本発明の範囲内では、有利に水を基礎とす
る分散液及び乳濁液の製造のための本発明による重合可
能な液晶性組成物の使用も特許の保護が請求されてい
る。前記分散液及び乳濁液の製造については、液晶性材
料の使用下での分散液及び乳濁液の製造が記載されてい
る国際公開番号WO96/02597号及び同第98/
47979号を指摘しておく。
【0079】従って、本発明の対象は、本発明による重
合可能な液晶性組成物の使用下に製造された分散液及び
乳濁液である。前記分散液及び乳濁液は、同様に、例示
的に既に記載しておいたように支持体のプリント及び被
覆に使用することができる。
【0080】薄膜の製造のための本発明による重合可能
な液晶性組成物の使用は、本発明の別の対象である。前
記薄膜とは、例えば組成物の重合によって得られるよう
な自立層のことである。前記薄膜は、支持体もしくは下
地の上に存在していてもよく、これらは、容易な剥離及
び別の支持体又は下地の上へ適当な手段により恒久的に
残すための転写が可能である。かかる薄膜は、例えば薄
塗りの領域及び貼り合わせ法において使用可能である。
【0081】従って、本発明の対象は、本発明による重
合可能な液晶性組成物の使用下に製造される薄膜でもあ
る。
【0082】更に、顔料の製造のための本発明による重
合可能な液晶性組成物の使用が特許の保護を請求されて
いる。
【0083】かかる顔料の製造は公知であり、例えば国
際公開番号WO99/11733号中に詳細に記載され
ている。その上更にあるいはまた、形状及び大きさを予
め調節した顔料をプリント技術の使用下又は空隙に重合
可能な組成物が存在するネット用いて製造することもで
きる。この場合、該液晶性組成物の以下の重合又は縮合
は、引き続き、支持体もしくはネットから剥離もしくは
除去される。この方法は、国際公開番号WO96/02
597号、同第97/27251号、同第97/272
52号及び欧州特許第0931110号中に詳細に記載
されている。
【0084】重合可能な液晶性組成物は、その反応性基
を用い、その化学的性質に応じて、光化学反応によって
開始することができる縮合又はラジカル重合法又はイオ
ン重合法によって、固定された液晶性規則構造を有する
ポリマーにすることができる。
【0085】前記顔料は、単層(均一)であってもよい
か又は多層構造を有していてもよい。しかしながら、後
者の顔料は、通常、連続する複数の層を互いに重ねて製
造し、最終的に機械的粉砕を施す被覆法を使用する場合
にのみ製造可能である。
【0086】従って、本発明の対象は、かかる本発明に
よる重合可能な液晶性組成物から製造された顔料でもあ
る。
【0087】例 1a:4,6−O−ベンジリデン−D
−ガラクトピラノースの製造
【0088】
【化18】
【0089】組成:C1316 分子量:268.3g/モル 固体 D−ガラクトース10.0g(55.5ミリモル)、ベ
ンズアルデヒドジメチルアセタール9.1ml(61.
0ミリモル)及びジメチルホルムアルデヒド40ml中
のp−トルオールスルホン酸12mgからなる混合物
を、60℃で強力に撹拌し、その際、生じるメタノール
の除去のために、140ミリバールの一定圧力に調節す
る。約25分後に、ガラクトースを完全に溶解させる。
冷却及びトリエチルアミン0.3mlの添加によって反
応を中断させる。配合物を、減圧下に濃縮し、かつカラ
ムクロマトグラフィーにより精製する(溶離剤:酢酸エ
チル+トリエチルアミン0.1質量%)。収量7.7g
(理論値の52%) 例 1b:2,4−O−ベンジリデン−D−トレオース
の製造
【0090】
【化19】
【0091】組成:C1112 分子量:208.2g/モル 固体 水200ml中のメタ過ヨウ素酸ナトリウム12.60
g(60ミリモル)及び炭酸水素ナトリウム2.4g
(30ミリモル)の溶液に、4,6−O−ベンジリデン
−D−ガラクトピラノース6.7g(25ミリモル)を
添加する。0.5時間後に、配合物を、減圧下に濃縮
し、得られた残分にエタノール200mlを添加し、新
たに濃縮し、かつ暖かい酢酸エチルそれぞれ200ml
で5回抽出する。合わせた有機相を水で洗浄し、硫酸ナ
トリウムにより乾燥させ、最終的に、減圧で濃縮する。
得られた生成物を、直ちに更に処理する。収量:3.5
6g(理論値の68%) 例 1c:2,4−O−ベンジリデン−D−トレイトー
ルの製造
【0092】
【化20】
【0093】組成:C1114 分子量:210.2g/モル ワックス エタノール75ml中の2,4−O−ベンジリデン−D
−トレオース3.56gの溶液に、室温で、水7.5m
l中の水素化ホウ素ナトリウム726mg(19.2ミ
リモル)の溶液を添加する。2時間後に、この溶液を減
圧下に濃縮し、残分を酢酸エチル100ml中に入れ、
10%の硫酸ナトリウム溶液10mlで2回洗浄し、硫
酸ナトリウムにより乾燥させ、最終的に減圧下で濃縮す
る。収量:3.06g(理論値の85%)
【0094】
【外1】
【0095】例 2:4−ヒドロキシベンゾイル−4′
−オキシ安息香酸の製造
【0096】
【化21】
【0097】組成:C2022 分子量:342.4g/モル 相挙動 K 165 N 235 I 固体 1Nの苛性ソーダ溶液100ml中の4−ヒドロキシ安
息香酸6.90g(50ミリモル)の溶液に、0℃で撹
拌下にアセトン50ml中の4−ヒドロキシ安息香酸塩
化物11.1ml(50ミリモル)の溶液を添加する。
この乳濁液を6Nの塩酸でpH2〜3に調節し、かつ濾
過する。得られた固体をジオキサン中に溶解させ、還流
下に4時間加熱する。この溶液を、最終的に減圧下に濃
縮し、得られた残分をアセトンから再晶出させる。収
量:3.08g(理論値の18%)
【0098】
【外2】
【0099】例 3:(2S、4R、5R)−4,5−
ジ−O−(4−(p−ヘキシルオキシベンゾイルオキ
シ)ベンゾイル)−2−フェニル−1,3−ジオキサン
の製造
【0100】
【化22】
【0101】組成:C515412、分子量:85
9.0g/モル、固体 MALDI−TOF(m/z)=881[MNa] 元素分析:計算値:C71.31質量%、H6.34質量% 実測値:C69.95質量%、H6.21質量% 相挙動:K 123 I ジクロルメタン(5ml)中の4−ヒドロキシベンゾイ
ル−4′−オキシ安息香酸(2ミリモル)、N,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド(2.2ミリモル)、
2,4−O−ベンジリデン−D−トレイとオール(1.
1ミリモル)及び触媒4−N,N−ジメチルアミノピリ
ジン(4−DMAP;0.1ミリモル)からなる溶液
を、室温で完全に反応するまで撹拌する。形成された
N,N′−ジシクロヘキシル尿素を濾別し、溶剤を真空
中で除去する。残分をカラムクロマトグラフィーにより
精製し(溶離剤:石油エーテル60/70:酢酸エチル
8:1)及びエタノールから再晶出させる。収量:0.
48g(理論値の56%)
【0102】
【外3】
【0103】例 4:(2S、4R、5R)−4,5−
ジ−O−(4−(アクリルオキシブチルオキシカルボニ
ルオキシ)ベンゾイル)−2−フェニル−1,3−ジオ
キサン
【0104】
【化23】
【0105】固体 ジクロルメタン(5ml)中の4−(アクリルオキシブ
チルオキシカルボニルオキシ)−安息香酸(2ミリモ
ル)、N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド
(2.2ミリモル)、2,4−Oベンジリデン−D−ト
レイトール(1.1ミリモル;例1cを見よ)及び触媒
4−DMAP(0.1ミリモル)からなる溶液を、室温
で完全に反応するまで撹拌し、形成されたN,N′−ジ
シクロヘキシル尿素を濾別し、溶剤を真空中で除去す
る。引き続き、残分をカラムクロマトグラフィーにより
精製し、かつエタノールから再晶出させる。
【0106】例 7:架橋コレステリック薄膜の製造
【0107】
【化24】
【0108】ドープ物質
【0109】
【化25】
【0110】液晶性宿主化合物 キラルドープ物質としての前記化合物もしくは液晶性宿
主化合物を含有するコレステリック混合物を調製する。
希釈していないコレステリック混合物は、ネマチック宿
主化合物94.2質量%、キラルドープ物質5.8質量
%及び光開始剤として、Irgacure184(Ci
ba社)の名称で取り引きされている1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトンコレステリックを混合物に
対して2質量%含有する。この混合物は、λmax=3
52nmの波長で反射の最大値を示す。
【0111】薄膜製造のために、前記混合物をメチルエ
チルケトン中に溶解させ、薄層としてポリエチレンテト
ラフタレートシートの上にナイフ塗布する。この場合、
この層の湿潤薄膜厚は、約3μmである。75℃での溶
剤の蒸発除去後に、この層を、UV−照射によって硬化
させる。得られた重合もしくは架橋したコレステリック
相は、機械的に担体から剥離させることができる。望ま
しい場合には、こうして得られたフレークを、通常の粉
砕法を用いて所望の大きさに微粉砕することができ、例
えば顔料として使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 19/58 C09K 19/58 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 // C08L 33:14 C08L 33:14 (72)発明者 ジルケ ハレムツァ ドイツ連邦共和国 ネッカーゲミュント リングシュトラーセ 13 (72)発明者 フランク マイヤー ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク バー ンホフシュトラーセ 9−13 (72)発明者 ロバート パーカー ドイツ連邦共和国 マンハイム クー 2 9−10 (72)発明者 カトリン キュルシュナー ドイツ連邦共和国 マンハイム ゲークシ ュトラーセ 3 (72)発明者 フォルクマール ヴィル ドイツ連邦共和国 ハンブルク ショプフ シュトラーセ 2 (72)発明者 マティアス パウル ドイツ連邦共和国 オッツベルク イム ブリューエル 8

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I: 【化1】 〔式中、Rは、基:[P−Y(A−Y−]
    M−Y−(A−Y−であり、R及びR
    は、互いに独立及びRとも独立に基:[P−Y(A
    −Y−]M−Y−(A−Y′−で
    あり、A、Aは、1〜30個までの炭素原子を有す
    るスペーサーであり、Mは、メソゲン基であり、Y
    、Y、Yは、化学的単結合、−O−、−S−、
    −CO−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−N
    (R)−、−(R)N−CO−、−O−CO−O−、−
    O−CO−N(R)−、−(R)N−CO−O−又は−
    (R)N−CO−N(R)−であり、Y′は、−O
    −、−O−CO−、−O−CO−O−又は−O−CO−
    N(R)−であり、Rは、水素又はC〜C−アルキ
    ルであり、Pは、水素、C〜C12−アルキル、重合
    可能な基又は重合に適する基あるいは重合可能な基又は
    重合に適する基を有する基であり、m、nは、0又は1
    の値であり、qは、1、2又は3の値であり、この場
    合、基R〜Rの基A、A、Y、Y、Y
    、Y′、M及びP及び変数m、nおよびqは、同
    一か又は異なっていてもよく、基R及びRは、基Y
    ′の酸素原子を介して、1,3−ジオキサン骨格に結
    合しているが、但し、変数m及びnの一方又は両方が0
    である場合には、Aに隣接するそれぞれの基Yの少なく
    とも1つは、1つの化学結合を表すものとする〕で示さ
    れる化合物及びそのジアステレオマー。
  2. 【請求項2】 メソゲン基Mが、式Ia: (−T−Y−T− Ia 〔式中、変動項目は、Tが、二価の飽和又は不飽和の炭
    素環式基又は複素環式基であり、Yは、化学的単結
    合、−O−、−S−、−CO−、−CO−O−、−O−
    CO−、−CO−N(R)−、−(R)N−CO−、−
    O−CO−O−、−O−CO−N(R)−、−(R)N
    −CO−O−又は−(R)N−CO−N(R)−であ
    り、rは、0、1、2又は3であるが、この場合、r>
    0については、基T並びに基Yは、互いに同じか又は
    異なっていてもよい〕に相応する、請求項1に記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】 基Rの式Iaのメソゲン基において、
    変数rが、0の値である場合には、基R及びRの式
    Iaのメソゲン基において、rは、互いに独立に0又は
    1の値である、請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Tが、 【化2】 からなる基から選択されている、請求項2又は3に記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】 基Rにおいて、P−Y−(A
    −Y−の単位(Pは、水素、Y及びYは、化学的
    単結合であり、mが0である)が、水素を表し、基R2
    及びR3の両方のP−Y−(A−Y−の単位
    の少なくとも1つにおいて、mが、0とは異なる、請求
    項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 R及びRの両方の基におけるqが、
    1の値である、請求項1から5までのいずれか1項に記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】 液晶性系用のキラルドープ剤としての、
    請求項1から6までのいずれか1項に記載の化合物の使
    用。
  8. 【請求項8】 請求項1から6までのいずれか1項に記
    載の一般式Iの少なくとも1種のキラル化合物を含有す
    る液晶性組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1から6までのいずれか1項に記
    載の一般式Iの少なくとも1種のキラル化合物を含有す
    る重合可能な液晶性組成物。
  10. 【請求項10】 光学的構成部材の製造のための、請求
    項8又は9に記載の組成物の使用。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9に記載の組成物を使用
    して製造される光学的構成部材。
  12. 【請求項12】 支持体のプリント又は被覆、分散液及
    び乳濁液の製造、薄膜の製造又は顔料の製造のための請
    求項9に記載の組成物の使用。
  13. 【請求項13】 請求項9に記載の組成物を使用して製
    造される、プリント支持体又は被覆支持体、分散液及び
    乳濁液、薄膜又は顔料。
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