JP2001328518A - 車両用電源制御装置 - Google Patents

車両用電源制御装置

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JP2001328518A
JP2001328518A JP2000151646A JP2000151646A JP2001328518A JP 2001328518 A JP2001328518 A JP 2001328518A JP 2000151646 A JP2000151646 A JP 2000151646A JP 2000151646 A JP2000151646 A JP 2000151646A JP 2001328518 A JP2001328518 A JP 2001328518A
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ignition switch
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イグニッションスイッチオフ時に稼動する車
両挙動制御手段の電力消費を抑えることである。 【解決手段】 車両用電源制御装置においては、イグニ
ッションスイッチがオンの状態で、車両挙動制御手段の
各構成部品は車両用電源から電力供給を受けて稼動す
る。車両挙動制御手段の各構成部品を、イグニッション
スイッチオフ時であっても車両用電源から電力供給を受
けることができる第1の構成部品と、イグニッションス
イッチオフ時に電力供給されない第2の構成部品とし
て、イグニッションスイッチオフ時に、車両挙動制御手
段の動作として最低限の稼動量を実現するために必須の
構成部品を第1の構成部品として、第1の構成部品の動
作を補償する構成部品とする。第2の構成部品はイグニ
ッションスイッチオフ時に電源との接続が切断されるの
で電力消費を抑え、かつ、車両挙動制御手段は稼動する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の挙動を制御
する車両挙動制御手段に電力を供給する車両用電源制御
装置に関するものであり、特に、イグニッションスイッ
チがオフであっても車両挙動制御手段への電力供給が可
能な車両用電源制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の挙動を制御する車両挙動制御手段
には、例えば、電動パワーステアリングなどの操舵装
置、ペダルの踏込みに応じてアキュムレータから供給さ
れる液圧によりブレーキホイールシリンダを稼動させる
液圧制動装置、もしくは、モータを駆動させてブレーキ
パッドを押圧する電動ブレーキ装置などがある。
【0003】通常、車両挙動制御手段は、イグニッショ
ンスイッチを介して車両用バッテリと接続され、電力が
供給される。イグニッションスイッチがオフになれば、
車両挙動制御手段への電力供給が停止されるため、車両
挙動制御手段を作動させることができなくなる。
【0004】図5に、車両挙動制御手段である液圧制動
装置の電気回路図の一例を示す。液圧制動装置の各構成
部品がイグニッションスイッチ410を介して車両用バ
ッテリ430と接続されている。メインリレー440は
イグニッションスイッチ410と連動し、演算装置40
0に制御されて開閉を切換えるスイッチである。ハイド
ロブースタ470は、図示されないアキュムレータから
供給される液圧により作動可能であり、ブレーキペダル
の踏力を助勢すると共に操作力に対応する液圧を発生さ
せる。2つのアキュムレータ圧センサ484、486は
アキュムレータの液圧を検出し、液圧が所定値より低け
ればポンプを作動させてアキュムレータにブレーキフル
ードを蓄圧する。イグニッションスイッチがオフの場
合、アキュムレータ圧センサ484、486、液圧制動
装置の作動を制御する演算装置400を含んだ各構成部
品への電力供給が切断される。その結果、ハイドロブー
スタ470の使用が停止され、ハイドロブースタ470
の踏力助勢が得られなくなり、ドライバーはペダルの踏
み込みに違和感を感じるという問題が生じる。
【0005】この問題に対して、特開平6−12731
7号公報に示す従来技術では、イグニッションスイッチ
がオフのときにブレーキペダルの踏込み操作に基づい
て、液圧制動装置と車両用バッテリとが接続される車両
用電源制御装置が記載されている。この車両用電源制御
装置においては、イグニッションスイッチがオフの状態
でも、電力が車両用バッテリから液圧制動装置の各構成
部品へ供給されることにより、ブレーキペダルを踏み込
めば、ハイドロブースタを作動させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効
果】しかしながら、上記の車両用電源制御装置では、イ
グニッションスイッチオフ時に通常と同量の電力でハイ
ドロブースタを稼動するため、車両用バッテリが必要以
上に消耗される。この結果、上記の車両用電源制御装置
では次回イグニッションスイッチオン切換え時に車両用
バッテリの充電量が所定値以下になり車両挙動制御手段
を含む各種システムが起動できなくなるおそれがあっ
た。
【0007】この他にも車両用バッテリを使用する電動
パワーステアリングなどでも同様の問題が発生する可能
性がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、イグニッション
スイッチオフ時に稼動する車両挙動制御手段の電力消費
を抑えることである。
【0009】上記の課題は、車両用電源制御装置を下記
各態様の構成のものとすることによって解決される。各
態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付
けて、それらの各番号を引用して説明する。これは、あ
くまで、本発明の理解を容易にするためであり、本明細
書に記載の技術的特徴及びそれらの組合わせが下記の各
項に限定されるものではない。また、1つの項に複数の
事項が説明されている場合、常に、すべての事項を一緒
に採用しなければならないものではなく、一部の事項の
みを取り出して採用することも可能である。
【0010】(1)アクチュエータの駆動により車両の
挙動を制御する車両挙動制御手段と、前記車両挙動制御
手段の各構成部品へ電力を供給する車両用電源と、前記
車両用電源と前記構成部品の間に配置され車両の始動時
に切換操作されるイグニッションスイッチとを備えた車
両用電源制御装置において、イグニッションスイッチオ
フ時に電力供給される前記構成部品の数をイグニッショ
ンスイッチオン時より減少させ、イグニッションスイッ
チオフ時であっても車両挙動制御手段の稼動が可能とな
ることを特徴とする車両用電源制御装置(請求項1)。
【0011】車両挙動制御手段は、車両用電源からの電
力供給に基づいてアクチュエータにより車両の挙動を制
御する装置であればよく、例えば、電動モータにより駆
動される電動ブレーキ、液圧ポンプおよび蓄圧装置を有
して液圧ブレーキに液圧を供給する動力液圧源装置、電
動モータをアクチュエータとするパワーステアリング装
置、電動モータにより車両を駆動する電気式駆動装置等
がある。
【0012】イグニッションスイッチオフ時、車両挙動
制御手段の稼動は可能であるが、電力供給される車両挙
動制御手段の構成部品は、イグニッションスイッチオン
時と比較して減少する。したがって、イグニッションス
イッチオフ時に稼動する車両挙動制御手段の電力消費を
抑えることができる。
【0013】(2)前記車両挙動制御手段の構成部品
は、イグニッションスイッチオフ時に電力供給され、前
記車両挙動制御手段の最低限の稼動量以上の動作を実現
する第1の構成部品と、イグニッションスイッチオフ時
に電力供給が停止される第2の構成部品を少なくとも含
む複数の構成部品から成ることを特徴とする(1)項記
載の車両用電源制御装置(請求項2)。
【0014】ここで、第1の構成部品は、車両挙動制御
手段の最低限の稼動量を越えた動作を実現するための構
成部品であり、車両用電源から電力供給を受けて稼動す
るものである。例えば、車両挙動制御手段が液圧制動装
置であるとすれば、第1の構成部品としては、液圧を検
出する検出手段と、検出手段の出力値により液圧を制御
する制御手段と、制御手段により制御される液圧制御弁
が挙げられる。本明細書中で最低限の稼動量とは、車両
挙動制御手段が運転者の動作要求を満足した上で出力し
うる最も少ない稼動量を示している。
【0015】この(2)項記載の車両用電源制御装置に
おいては、イグニッションスイッチがオンの状態では、
車両挙動制御手段の各構成部品は車両用電源から電力供
給を受けて稼動する。イグニッションスイッチオフ時に
は、車両挙動制御手段の動作として最低限の稼動量以上
の動作を実現するための第1の構成部品に対しては電力
供給される。これに対して、イグニッションスイッチが
オフの状態で、第2の構成部品は電源との接続が切断さ
れるので電力供給されない。したがって、イグニッショ
ンスイッチオフ時に、第2の構成部品の消費電力を抑制
可能であり、車両用電源の消耗を抑えることができる。
【0016】なお、イグニッションスイッチオフ時に第
1の構成部品へ電力供給するために、例えば、イグニッ
ションスイッチを介さずに第1の構成部品と車両用電源
とが接続される構成、若しくは、ブレーキペダルの踏込
みに基づいて第1の構成部品と車両用電源とが接続され
る構成、若しくは、イグニッションスイッチオフ時に所
定の時間だけ第1の構成部品と車両用電源とが接続され
る構成などが考えられるが、イグニッションスイッチが
オフであっても第1の構成部品へ電力供給が可能であれ
ばどのような構成を用いた電気回路であってもよい。
【0017】(3)前記車両挙動制御手段は車輪の舵角
を制御する動力式操舵装置であり、前記第1の構成部品
は、車両のステアリング操舵量を検出する検出手段と、
操舵力を補助する電動アクチュエータと、前記検出手段
の検出値により前記電動アクチュエータを制御する演算
手段であることを特徴とする(2)項記載の車両用電源
制御装置。
【0018】この車両用電源制御装置においては、イグ
ニッションスイッチがオフの状態であっても車両のステ
アリングからの操舵量を検出する検出手段と、検出手段
の出力値に基づいて動力式操舵装置を制御する演算手段
と、演算手段により制御されて操舵補助駆動を行なう電
動モータに対して電力供給が可能である。よって、イグ
ニッションスイッチがオフの状態でも電動操舵装置の最
低限の稼動量である電動モータによる車両の操舵制御が
可能となる。
【0019】例えば、第1の構成部品の動作を補償する
第2の構成部品としては、故障診断用、もしくは、電動
式操舵装置の動作精度向上のために設けられた冗長な演
算手段、検出手段が挙げられる。イグニッションスイッ
チがオフの状態では、第2の構成部品に対して電力供給
を停止する。したがって、イグニッションスイッチオフ
時に、第2の構成部品の消費電力を抑制可能であり、車
両用電源の消耗を抑えることができる。また、イグニッ
ションスイッチオン時の操舵と違和感の少ない操舵を行
なうことができる。
【0020】(4)前記車両挙動制御手段は要求制動力
に基づいて制動力が発生する制動装置であり、前記第1
の構成部品は、要求される制動力を検出する検出手段
と、検出手段の検出値により制動装置を制御する演算手
段と、その演算手段により制御される電動アクチュエー
タであることを特徴とする(2)項記載の車両用電源制
御装置。
【0021】この車両用電源制御装置においては、イグ
ニッションスイッチがオフの状態で第1の構成部品であ
る検出手段、演算手段、電動アクチュエータに対して電
力が供給される。よって、イグニッションスイッチがオ
フの状態でブレーキペダルが踏み込まれた場合に、検出
手段は運転者の要求する制動力を検出し、その検出値に
基づいて演算手段は電動アクチュエータを制御すること
ができる。これにより、イグニッションスイッチがオフ
時にブレーキペダルの踏み込みに応じて電動アクチュエ
ータを用いた制動が可能である。また、第1の構成部品
の稼動を補償する第2の構成部品の消費電力を抑制可能
であり、車両用電源の消耗を抑えることができる。ま
た、イグニッションスイッチがオフの状態でブレーキペ
ダルを踏み込んだ場合にも違和感を感じることが少な
い。
【0022】(5)前記車両挙動制御手段は液圧制動装
置であり、前記第1の構成部品は、制動力制御に用いら
れる入出力値を検出する検出手段と、その検出手段の検
出値により前記液圧制動装置を制御する演算手段と、液
通路に設けられ、前記演算手段により制御される液圧制
御弁であることを特徴とする(2)項記載の車両用電源
制御装置。
【0023】この車両用電源制御装置においては、イグ
ニッションスイッチがオフの状態に第1の構成部品であ
る検出手段、演算手段、液圧制御弁に対して電力が供給
される。よって、イグニッションスイッチがオフの状態
でブレーキペダルが踏み込まれた場合に、検出手段は液
圧を検出し、その検出値に基づいて演算手段は液圧制御
弁を開閉制御することができる。これにより、イグニッ
ションスイッチがオフ時にブレーキペダルの踏み込みに
応じて、アクチュエータを用いた加圧が可能である。ま
た、液圧制動装置の稼動を補償する第2の構成部品の消
費電力を抑制可能であり、車両用電源の消耗を抑えるこ
とができる。また、イグニッションスイッチがオフの状
態でブレーキペダルを踏み込んだ場合に違和感を感じる
ことが少ない。
【0024】例えば、アクチュエータがアキュムレータ
である場合、アキュムレータはイグニッションスイッチ
がオンの時に蓄圧されているため、イグニッションスイ
ッチオフ時であっても液圧を保持することができる。よ
って、ポンプに電力供給が行われなくとも、液圧制動装
置は最低限の制動力を発生させることができる。また、
本発明はアキュムレータの液圧が所定より低下した場合
にポンプを駆動して蓄圧する構成の電気回路に適用する
ことも可能である。
【0025】(6)前記検出手段は、車両挙動制御手段
の最低限の稼動量を越えた動作を実現するために必須な
第1の検出手段と、第1の検出手段の検出を補償する第
2の検出手段を備え、その第1の検出手段はイグニッシ
ョンスイッチオフ時に電力供給可能に接続されることを
特徴とする(3)項乃至(5)項記載の車両用電源制御
装置。
【0026】車両用電源制御装置はイグニッションスイ
ッチがオフの場合、第1の検出手段に対してのみ電力供
給する。第1検出手段により液圧制動装置の液圧を検出
することが可能となるため、検出値に基づいてアクチュ
エータを駆動することで液圧制動装置を駆動することが
できる。第1の検出手段の動作を補償する第2の検出手
段は、例えば、故障診断用、もしくは、検出手段の精度
向上のために設けられる。第2の検出手段はイグニッシ
ョンスイッチオフ時に電力供給が停止される。よって、
イグニッションスイッチがオフの状態でブレーキペダル
を踏み込んだ場合に車両用電源の消耗を抑えることがで
き、且つ、違和感を感じることが少なくなる。
【0027】(7)イグニッションスイッチオフ時に、
車両の各輪に対応する液圧制御弁のうち少なくとも一輪
に対応する液圧制御弁に対して電力を供給することが可
能な(5)項記載の車両用電源制御装置。
【0028】イグニッションスイッチオフの状態で、少
なくとも一輪の液圧制御弁についてのみ電力を供給す
る。液圧制御弁が作動する液通路に対応した車輪にのみ
液圧を供給して制動力を付与することで電力消費を小さ
く抑えつつ、要求される最低限の制動力を確保すること
ができる。
【0029】なお、好適には前輪の二輪もしくは対角上
の二輪に対して液圧を供給することが望ましい。
【0030】(8)前記第2の構成部品は、前記第1の
構成部品の稼動を補償する構成部品であることを特徴と
する(2)項記載の車両用電源制御装置(請求項3)。
【0031】イグニッションスイッチがオンの状態で第
1の構成部品にフェールが発生した場合に、第1の構成
部品の稼動を補償する第2の構成部品が稼動することで
車両挙動制御手段は稼動することができる。イグニッシ
ョンスイッチオフ時には、第2の構成部品の消費電力を
抑制可能であり、車両用電源の消耗を抑えることができ
る。
【0032】(9)前記第2の構成部品は、前記車両挙
動制御手段の動作の精度を向上させるために設けられた
構成部品であることを特徴とする(2)項記載の車両用
電源制御装置(請求項4)。
【0033】イグニッションスイッチがオンの状態で第
2の構成部品は、電力供給を受けて稼動し、車両挙動制
御手段の動作の精度を向上させることができる。イグニ
ッションスイッチオフ時には、第2の構成部品の消費電
力を抑制可能であり、車両用電源の消耗を抑えることが
できる。
【0034】(10)前記第2の構成部品として、イグ
ニッションスイッチオン時に前記車両挙動制御手段の最
低限の稼動量以上の動作を可能とする構成部品が選択さ
れ、イグニッションスイッチオン時に、第1の構成部品
もしくは第2の構成部品の少なくとも一方に電力供給さ
れた場合は、前記車両挙動制御手段の稼動が可能となる
ことを特徴とする(2)項記載の車両用電源制御装置
(請求項5)。
【0035】第2の構成部品に前記車両挙動制御手段の
最低限の稼動量以上の動作を可能とする構成部品が選択
されたことで、イグニッションスイッチオン時に第1の
構成部品にフェールが発生した場合においても、第2の
構成部品の稼動により車両挙動制御手段は最低限の稼動
量以上の動作が可能となる。
【0036】(11)イグニッションスイッチを介して
車両用電源と接続される第1の供給路と、イグニッショ
ンスイッチオフ時に通電可能なリレー手段により車両用
電源と接続される第2の供給路と、前記第1の供給路及
び第2の供給路に逆流防止手段が備えられた車両用電源
制御装置であって、前記第2の構成部品は逆流防止手段
を介さずに車両用電源と接続されることを特徴とする
(10)項記載の車両用電源制御装置(請求項6)。
【0037】車両用電源から車両挙動制御手段の各構成
部品へ供給される電圧は所定電圧で供給されているが、
各種車両挙動制御手段または電装品の負荷が高くなった
場合などには、車両用電源から供給される電圧が低下す
る。車両用電源から供給される電圧が所定より降下した
場合には、逆流防止手段を通過することによる電圧降下
がさらに加わり、構成部品の最低動作電圧より電圧が低
下する。この結果、車両挙動制御手段を作動させること
ができないという問題が発生する。これに対して、本項
の車両用電源制御装置は、第2の供給路を介して接続さ
れる第2の構成部品が、逆流防止手段を介さずに電力供
給を受ける。この結果、車両用電源から供給される電圧
が所定電圧より低下した場合にも、第2の構成部品は稼
動することが可能となる。したがって、車両挙動制御手
段の最低限の稼動量以上の動作を可能とする構成部品が
第2の構成部品として第2の供給路に接続されること
で、イグニッションスイッチがオンの状態における車両
用電源の供給電圧の電圧降下にも対処することができ
る。
【0038】(12)前記車両用電源は前記第1の構成
部品に対してイグニッションスイッチオフ時に電力供給
可能に接続され、前記第2の構成部品に対してイグニッ
ションスイッチを介して前記車両用電源と接続されるこ
とを特徴とする(2)項乃至(3)項乃至記載の車両用
電源制御装置。
【0039】第2の構成部品はイグニッションスイッチ
を介して車両用電源と接続されることで、イグニッショ
ンスイッチオフ時に電力供給されないため、第2の構成
部品の消費電力を抑制可能であり、車両用電源の消耗を
抑えることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態である
車両用電源制御装置の詳細な説明を図を参照しながら説
明する。
【0041】本実施の形態の車両用電源制御装置が適用
される液圧制動装置の概略図を図1に示す。図1に示す
ように液圧制動装置は、右前輪20、左前輪22の各々
に対応するホイールシリンダ30、32と、右後輪2
4、左後輪26の各々に対応するホイールシリンダ3
4、36を備える。ハイドロブースタ付きマスタシリン
ダ70は、後述する高液圧源74から供給される高圧の
ブレーキフルードをブレーキペダル110の踏力を助勢
する液圧としてマスターシリンダ60の加圧室に供給す
るハイドロブースタ70と、ブレーキペダル110の踏
み込み操作に対応する液圧を液通路66、68へ吐出す
るマスタシリンダ60から構成されている。ここで、ハ
イドロブースタ70は液圧倍力装置に対応するものであ
る。マスタシリンダ60は、2つの加圧室を有するもの
であり、これら2つの加圧室には、それぞれ、ブレーキ
ペダル110の操作に応じた液圧が発生させられる。一
方の加圧室は、液通路66を介して駆動輪である前輪2
0、22のホイールシリンダ30、32に接続され、他
方の加圧室は、液通路68を介して後輪24、26のホ
イールシリンダ34、36に接続されている。液通路6
6、68は各々途中で分岐して一方は直接ホイールシリ
ンダ30、34に接続し、他方は連通弁104、106
及び連通路100、102を介して、ホイールシリンダ
32、36に接続されている。
【0042】液通路66にはマスタ遮断弁90が設けら
れており、このマスタ遮断弁90の開閉により、ホイー
ルシリンダ30、32とマスタシリンダ60とが連通さ
せられたり、遮断されたりする。即ち、マスタ遮断弁9
0は、後述する制御装置296により制御され、駆動信
号を受けた場合に通路を遮断する常開の電磁開閉弁であ
る。液通路68についても同様に、マスタ遮断弁94が
設けられている。
【0043】リザーバタンク76は、マスタシリンダ6
0の上部に配設され、ブレーキフルードが貯留されてい
る。なお、リザーバタンク76と、マスタシリンダ60
の2つの加圧室とは、ブレーキペダル110の踏込みが
解除されている場合に連通状態となる。
【0044】高液圧源74は、ポンプ80、アキュムレ
ータ82、ポンプモータ78等を含むものである。リザ
ーバタンク76のブレーキフルードは、ポンプ80によ
って加圧されてアキュムレータ82に蓄えられる。ポン
プ80は、ポンプモータ78により駆動され、ポンプモ
ータ78は、後述する制御装置296により制御されて
いる。高液圧源74は、液通路96を介してホイールシ
リンダ30、32、34、36に接続されている。ま
た、ホイールシリンダ30〜36は液通路98を介して
リザーバ76に接続されている。
【0045】液通路96には、増圧弁(SLAFR、S
LAFL、SLARR、SLARL)150、152、
154、156が設けられ、液通路98には、減圧弁
(SLRFR、SLRFL、SLRRR、SLRRL)
160、162、164、166が設けられている。増
圧弁150〜156、減圧弁160〜166は、各ホイ
ールシリンダ30〜36に対応して設けられており、そ
れぞれをリニア弁群50、52、54、56として説明
する。リニア弁群50〜56は何れも常閉電磁弁であ
り、後述する制御装置296から駆動信号を供給される
と、その駆動信号に応じて、弁開度を電流に比例してリ
ニア的に開閉制御することができる。従って、リニア弁
群50〜56の制御により、高液圧源74から各ホイー
ルシリンダ30〜36への液圧を独立に、且つリニアに
制御することができる。
【0046】なお、前述した増圧弁150〜156、減
圧弁160〜166、マスタ遮断弁90、94、連通弁
104,106の各弁が液圧制御弁に対応し、各開閉弁
への供給電力の制御は後述する制御装置296により行
われる。
【0047】高液圧源74には、2個のアキュムレータ
圧センサ84、86が設けられている。アキュムレータ
圧センサ84、86は、液通路96上の増圧弁150〜
156の上流側に備えられ、アキュムレータ82に蓄え
られた液圧を検出するセンサである。アキュムレータ圧
センサ84はアキュムレータ82近傍に設けられ、アキ
ュムレータ圧センサ86は増圧弁150〜156近傍に
設けられる。アキュムレータ82の吐出口近傍にはリリ
ーフ弁88が配置されており、アキュムレータ82の液
圧が所定の上限値より大きくなればリリーフ弁88が開
弁して、ブレーキフルードがリザーバ76に戻され、ア
キュムレータ82には常に所定の上限値以下でブレーキ
フルードが蓄圧されている。
【0048】マスタシリンダ60とマスタ遮断弁90を
結ぶ液通路66から分岐した位置には、ストロークシミ
ュレータ装置130が設けられている。ストロークシミ
ュレータ装置130は、ストロークシミュレータ132
とストロークシミュレータ用開閉弁134とを含むもの
であり、ストロークシミュレータ用開閉弁134のコイ
ル136へ通電することによりストロークシミュレータ
132がマスタシリンダ60に連通させられる連通状態
と遮断される遮断状態とに切り換えられる。
【0049】ストロークシミュレータ132は、ここで
は図示しないがシリンダ内にピストンを備え、ピストン
は所定方向に弾性付勢されている。
【0050】また、ブレーキペダル110近傍にはブレ
ーキペダル110のストロークを測定する2つのストロ
ークセンサ112、114及び、ブレーキペダル110
が踏み込まれた状態にあることを検出するブレーキスイ
ッチ108が設けられている。
【0051】さらに、マスタシリンダ60とマスタ遮断
弁90、94の間の液通路66、68にはマスタシリン
ダ60の液圧を検出するマスタシリンダ圧センサ62、
64が設けられている。また、増圧弁150〜156ま
たはマスタ遮断弁90、94下流であってホイールシリ
ンダ30〜36近傍の液通路には、ホイールシリンダ3
0〜36の液圧を検出するホイールシリンダ圧センサ4
0、42、44、46が設けられている。
【0052】また、各車輪20、22、24、26に
は、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ120、1
22、124、126が設けられ、その車輪速に基づい
て各車輪のスリップ状態、推定車体速度等が取得され、
アンチロック制御、トラクション制御にて使用される。
【0053】なお、上記の ストロークセンサ112、
114、ブレーキスイッチ108、マスタシリンダ圧セ
ンサ62、64、ホイールシリンダ圧センサ40〜4
6、車輪速センサ120〜126が検出手段に相当す
る。
【0054】次に、本実施形態である液圧制動装置にお
ける3種類のブレーキモードについて説明する。
【0055】第1のブレーキモードは、ホイールシリン
ダ30〜36が高液圧源74からのブレーキフルードに
より作動する。第1のモードではマスタ遮断弁90、9
4の閉弁制御により、液通路66、68が遮断されるた
め、ハイドロブースタ付きマスタシリンダ72からの液
圧供給が遮断される。また、連通弁104、106は閉
状態とされ、連結通路100、102は遮断される。こ
こでブレーキペダル110が踏み込まれると、ストロー
クセンサ112、114、マスタシリンダ圧センサ6
2、64の検出値に基づいて、制御装置296で目標制
動力を算出し、算出された目標制動力に基づいて高液圧
源74、及び、増圧弁150〜156が制御され、ポン
プ80の作動により発生した液圧は液通路96を介して
ホイールシリンダ30〜36に供給される。そして、ホ
イールシリンダ30〜36に供給されたブレーキフルー
ドは減圧弁160〜166及び、液通路98を介してリ
ザーバタンク76に戻される。
【0056】第1のブレーキモードでは、ストロークシ
ミュレータ用開閉弁134が連通状態に切り換えられ、
弾性体の弾性力に反してブレーキフルードはストローク
シミュレータ132の液圧室に流入される。この弾性体
の反力によりブレーキ操作フィーリングが疑似的に作り
出され、運転者に違和感を与えることが回避される。な
お、コイル136への通電制御によるストロ−クシミュ
レータ用開閉弁134の制御は制御装置296により行
われる。
【0057】第2のブレーキモードは、高液圧源74、
若しくは、マスタ遮断弁90、94、リニア弁群50〜
56、CPU290、292、各センサなどにフェイル
が生じ、第1のブレーキモードが使用できない場合に選
択される。ブレーキペダルの踏み込みにより機械的に連
結されたマスターシリンダ60は液通路66、68を介
してホイールシリンダ30〜36に液圧を供給する。こ
のときに、アキュムレータ82に蓄圧された高圧の液圧
がハイドロブースタ70に供給され、ブレーキペダルの
踏み込みに応じた踏力助勢がマスターシリンダ60の加
圧室に加えられる。マスタ遮断弁90、94は開弁とさ
れるので液通路66、68は開状態となる。また、連通
弁104、106も開弁とされるので連結通路100、
102は開状態となる。同様に常閉電磁弁であるリニア
弁群50〜56は閉状態を保っているため、ブレーキフ
ルードが液通路96を通ってハイドロブースタ付きマス
タシリンダ72側に流れることはない。第2のブレーキ
モードでは、ハイドロブースタ70による加圧が加えら
れることにより4輪のホイールシリンダ30〜36に第
1のモードと同様の大きさの液圧を供給することが可能
となる。
【0058】第3のブレーキモードは、車両用バッテリ
の異常もしくは信号線の断線などの電気系統のフェイル
によりハイドロブースタ70及び、高液圧源74が稼動
できなくなった場合にのみ使用される。ブレーキペダル
110の踏み込みに応じた液圧がマスタシリンダ60か
ら液通路66、68を介してホイールシリンダ30〜3
6に供給される。なお、各電磁弁の制御は第2のブレー
キモードと同様である。
【0059】次に、本発明の一実施形態である液圧制動
装置の電気回路図を示す図2を参照しながら説明する。
制御装置296は、ROM、RAM及び入・出力部から
構成される2つのCPU290、292を主体として構
成されている。このCPU290、292は、ブレーキ
ペダル110の踏込みストロークを検出するストローク
センサ112、114、マスタシリンダ圧センサ62、
64、ホイールシリンダ圧センサ40〜46、アキュム
レータ圧センサ84、86、及び、ここでは図示されな
い、前記ブレーキペダルの踏込みを検出するブレーキス
イッチ108、車輪の回転速度を検出する車輪速センサ
120〜126と接続される。この他に、図示は省略す
るが、加速度センサ、ヨーレイトセンサ等、通常制動制
御、アンチロック制御、トラクション制御、車両挙動制
御、アキュムレータ制御などを行うための各種検出器が
接続され、各種検出器の検出値がCPU290に入力さ
れる。
【0060】各種検出値は、CPU290に入力され
る。CPU290はアキュムレータ82を所定の圧力範
囲に保持するためのポンプ80の駆動を制御したり、液
通路66、68、96、98を開閉する各開閉弁の開度
制御を実行する。また、ストロークセンサ112、11
4からペダルストロークを示す信号が入力され、マスタ
シリンダ圧センサ62、64からマスタシリンダ圧を示
す信号が入力される。制御装置296は上記4つのセン
サの検出値に基づいてブレーキ操作量を検出する。通常
制動中、制御装置296はストロークセンサ112、1
14及びマスタシリンダ圧センサ62、64によって検
出された運転者の要求制動力に基づいて目標制動力を演
算する。ここで、各センサが2つ設けられているのは、
互いのセンサを補償するため、即ち、フェイルセーフ性
を向上させるものである。従って、ストロークセンサ1
12、114及びマスタシリンダ圧センサ62、64の
一部に異常が生じた場合でもブレーキ操作量を検出する
ことができる。
【0061】車両用電源230は、車両に備えられた充
電可能なバッテリであり、液圧制動装置の各構成部品に
電力を供給する構成を示している。車両用電源230と
制御装置296は、イグニッションスイッチ270、2
72及びメインリレー240、242(リレー手段)を
介して接続される。
【0062】イグニッションスイッチ270、272
は、運転者に操作されない状態ではオフ(開状態)にあ
り、エンジン等の車両システムを始動させるために運転
者により操作されればオン(閉状態)に切り換わるスイ
ッチである。電流のオンオフを切換えているメインリレ
ー240、242は、イグニッションスイッチ270、
272が操作されていない状態ではオフ(開状態)であ
り、イグニッションスイッチ270、272がオンにさ
れた場合、対応するCPUに制御されてオン(閉状態)
に切り換わるスイッチである。
【0063】図3はメインリレー240、242の制御
ルーチンを示すフローチャートである。ここで、メイン
リレー240、242の制御は基本的に同一であるため
メインリレー240の制御について説明する。ステップ
300において、時間を判定するタイマの作動フラグf
をオフ(f=0)として、ステップ310に進む。ステ
ップ310でイグニッションスイッチ270がオフの状
態か判別され、オンの場合はステップ320へ進み、メ
インリレー240がオン(閉状態)とされる。イグニッ
ションスイッチがオフの場合はステップ330に於いて
ブレーキスイッチ108がオフか判別される。ここでブ
レーキスイッチ108がオンの場合は、ステップ310
にリターンされるが、ブレーキスイッチ108がオフで
あればステップ340に進み、メインリレー240がオ
ンの状態か判別される。ここでメインリレー240がオ
ンの場合は、ステップ310にリターンされるが、ブレ
ーキスイッチ108がオフであればステップ340に進
み、メインリレー240がオンの状態か判別される。こ
こでメインリレー240がオフの場合は、ステップ31
0にリターンされるが、メインリレー240がオンであ
ればステップ350に進み、フラグfがオンか判別され
る。フラグfがオフの場合は、ステップ360に進みフ
ラグfがオンにされて、ステップ370でタイマがスタ
ートされてステップ310にリターンされる。ステップ
350でフラグfがオンであればステップ380に進
み、タイマがT秒経過した状態か判別される。T秒経過
していない場合はステップ310へリターンされるが、
T秒経過した場合にはステップ390へ進み、メインリ
レー240がオフ(開状態)とされ、メインリレー24
0を介して接続されたCPU290及び、各開閉弁、各
センサへの電力供給が切断されて制御を終了する。な
お、このルーチンはブレーキスイッチ108がオンとさ
れたとき、もしくは、イグニッションスイッチの操作が
操作が行なわれた場合にスタートする。
【0064】本実施形態では、イグニッションスイッチ
270、272及びメインリレー240、242を介し
た電源線が2本ずつ設けられている。ここでは、電源線
210、212で電力供給される第1の系統200、電
源線220、222で電力供給される第2の系統202
とする。第1の系統200は、第1の構成部品180と
してのアキュムレータ圧センサ(PACC1)84、マ
スター圧センサ(PMC1、PMC2)62、64、ス
トロークセンサ(PSS1、PSS2)112、11
4、各ホイールシリンダ圧センサ(PFL、PRR、P
FR、PRL)40〜46に対して電力を供給してい
る。そして、第2の系統202は、第2の構成部品19
0としてのアキュムレータ圧センサ(PACC2)86
に対して電力を供給している。さらに、第1の系統20
0には、CPU290、リニア弁群(FR、RL系)5
0、56、マスタ遮断弁(SMC1)90、連通弁(S
C2)104が接続され、第2の系統202には、CP
U292、リニア弁群(FL、RR系)52、54、マ
スタ遮断弁(SMC2)94、連通弁(SC1)106
が接続されている。
【0065】ここで車両用電源制御装置の配線を詳細に
説明する。前述のとおり、第1の系統は、イグニッショ
ンスイッチ(IG1)270を介した電源線210と、
メインリレー240を介した電源線212により接続さ
れている。電源線210は、分岐点A、ダイオード25
0を介して分岐点Bに接続されている。そして、分岐点
Bから降圧回路280及び降圧回路284に接続され、
電力が供給されている。図示は省略するが、分岐点Aか
ら分岐した配線はモータリレーに接続されている。モー
タリレーは、高液圧源74のポンプモータ78と接続さ
れ、ポンプモータ78に電力が供給されている。また、
分岐点Bから分岐した配線は、降圧回路280に接続さ
れ、降圧回路280から、第1の構成部品180に電力
が供給されている。なお、ダイオード250は一方から
の電流を通過させるが、他方からの電流を遮断する。
【0066】電源線212は、メインリレー240、分
岐点C、ダイオード252を介して分岐点Bに接続され
ている。なお、分岐点Cから分岐した配線はマスタ遮断
弁(SMC1)90、リニア弁群(FR、RL系)5
0、56、連通弁(SC2)104に接続されている。
【0067】第2の系統は、イグニッションスイッチ
(IG2)272を介した電源線220と、メインリレ
ー242を介した電源線222により接続されている。
電源線220は、分岐点L、分岐点M、ダイオード26
2を介して分岐点Pに接続されている。そして、分岐点
Pから降圧回路286に接続され、電力が供給されてい
る。図示は省略するが、分岐点Lから分岐した配線はモ
ータリレーに接続されている。このモータリレーは第1
の系統200及び第2の系統202の両方から配線さ
れ、一方にフェイルが生じたとしてもポンプモータ78
に電力を供給することができる。また、分岐点Mから分
岐した配線は、降圧回路282に接続され、降圧回路2
82から第2の構成部品190に電力が供給されてい
る。電源線222は、メインリレー242、分岐点N、
ダイオード260を介して分岐点Pに接続されている。
なお、分岐点Nから分岐した配線はマスタ遮断弁(SM
C2)94、リニア弁群(FL、RR系)52、54、
連通弁(SC1)106に接続されている。
【0068】ここで第1の系統の電源線212もしくは
第2の系統の電源線222のどちらか一方にフェイルが
発生した場合のブレーキモードについて説明する。例え
ば、電源線212にフェイルが発生した場合、電源線2
12により電力供給されるマスタ遮断弁(SMC1)9
0、リニア弁群(FR、RL系)50、56、連通弁
(SC2)104は稼動されない。この場合を図1に戻
って説明すると、高液圧源74から供給される液圧は、
液通路96を通り、稼動可能な増圧弁152、154を
介してホイールシリンダ32、34に供給される。連通
弁106は開状態を維持しているので、液圧は連結通路
100を通りホイールシリンダ32にも供給される。一
方、常開電磁弁であるマスタ遮断弁90は開状態を維持
しているため、ハイドロブースタ付きマスタシリンダ7
2で発生した液圧は液通路66を通り、マスタ遮断弁9
0を介してホイールシリンダ30に供給される。なお、
連結通路100に流入した液圧は連通弁104により遮
断される。以上のように本実施形態の構成によれば、例
え電源線212もしくは電源線222のどちらか一方に
フェイルが発生した場合にも3輪に対して高液圧源74
から液圧が供給され、残りの1輪に対してもハイドロブ
ースタ70により踏力助勢された高液圧が供給されるの
で高圧による制動が可能となる。
【0069】ここで図2に戻って、第1の構成部品18
0及び第2の構成部品190について説明する。第1の
構成部品180は、第1のブレーキモードを稼動させる
ために必要な構成部品である。また、第2の構成部品1
90であるアキュムレータ圧センサ(PACC2)86
は、アキュムレータ圧センサ(PACC1)84と同様
の機能を有するフェイルセーフのための構成部品であ
り、少なくともどちらか一方が稼動されていれば、アキ
ュムレータ82の液圧を検出することができる。
【0070】前述のように、イグニッションスイッチオ
フ後の所定時間T以内はブレーキペダルを踏み込めば、
メインリレー240を介した電源線212から第1の構
成部品80に電力供給される。また、同様に開閉弁、及
び、CPU290、292はイグニッションスイッチオ
フ時においてもメインリレー240、242を介して電
力供給される。第1の構成部品180には、前述のよう
に第1のブレーキモードである液圧制動制御に必要なセ
ンサが備えられているため、イグニッションスイッチが
オフであってもイグニッションがオンの状態と同様に第
1のブレーキモードによりホイールシリンダ30〜36
に液圧を供給することができる。この結果、ブレーキペ
ダル110の踏み込み量と制動力の関係がイグニッショ
ンオン時と大幅に異なることがなくなり、運転者に違和
感を与えることを防止できる。
【0071】そして、第2の構成部品190は、イグニ
ッションスイッチ270、272を介した電源線によっ
てのみ接続されているので、イグニッションスイッチ2
70、272がオフの状態では電力供給されない。よっ
て、イグニッションスイッチオフ後は、制動要求があっ
てもアキュムレータ圧センサ86は稼動されないため、
これらの部品では電力消費されない。なお、ポンプモー
タ78への電力供給を行なわなくても、アキュムレータ
82には液圧が蓄圧されているので、第1のブレーキモ
ードによる加圧は可能である。したがって、イグニッシ
ョンスイッチオフ後の所定時間T以内は高圧な制動力を
付与する設計として、ポンプモーター78を第2の構成
部品とすることで電力消費を抑えることができる。
【0072】本実施の形態においては、車両用バッテリ
230から電圧VA(約12V)の電力が供給される
が、各構成部品(各センサ、CPU)は電圧VAより低
電圧で作動するため、降圧回路280、282を介して
約5Vに降圧され電圧が供給されている。また、一般的
に、CPUは逆流電流の発生を防止するためにダイオー
ドを介してリレー手段及びイグニッションスイッチと接
続される。通常、逆流防止手段であるダイオードを通過
すると、電圧降下が発生する。例えば、本実施の形態で
は、車両用バッテリ230から供給される電圧VA(約
12V)は、ダイオード250を通過することでV
C(約1V)電圧降下し、降圧回路280を通過するこ
とでVB(約6V)電圧降下し、VD(約5V)まで降圧
されて、各構成部品へ供給される。ここで、降圧回路2
80は所定の範囲(2V以上)の調整幅で降圧が可能で
あり、各センサを4.7Vから5.3Vの範囲の電圧で
作動するように設計した場合、車両用バッテリ230か
ら降圧回路280に入力される電圧は、最低動作電圧と
して7.7V以上である必要がある。ここで、車両用バ
ッテリ230に接続された他の電力を消費する負荷装
置、例えば、車載用オーディオもしくは車載用エアコン
において電力消費が大きい場合は、車両用バッテリ23
0からの供給電圧が降下してしまうため、降圧回路28
0へ供給される電圧は最低動作電圧より低下する。その
うえ、ダイオードにより降圧されることで、センサの作
動に必要な電圧が供給されなくなる可能性があった。即
ち、センサが作動されなくなることで、アキュムレータ
82の蓄圧量が所定量以下になり、ハイドロブースタ7
0による加圧ができなくなる可能性があるという問題が
あった。
【0073】そこで、本実施の形態では、前述の第2の
構成部品はダイオード262を介さずにイグニッション
スイッチ272(IG2)とダイオード262の間から
電力供給を受けるように接続する。第2の構成部品であ
るアキュムレータ圧センサ86の電源線224をダイオ
ード262のアノード側に接続することで、ダイオード
262による電圧降下が発生しないため、その分だけハ
イドロブースタ70の稼動を維持するために必要となる
動作電圧を低く設定することができる。ハイドロブース
タ70への入力電圧を低くすることができれば、車両用
バッテリ230に多少の電圧降下が発生しても上記の問
題を回避可能である。よって、イグニッションスイッチ
270、272がオンの通常走行時に、車両用バッテリ
230から供給される電圧が低下して第1の系統200
が稼動できない場合にも、第2の系統202の電源線2
20、電源線224を介して接続されたアキュムレータ
圧センサ86は稼動可能となる。アキュムレータ圧セン
サ86が稼動可能であれば、アキュムレータ82の蓄圧
量を検出して、それに基づいてポンプモータ78を稼動
させてハイドロブースタ70の稼動を維持することがで
きる。したがって、この構成によれば、前述のイグニッ
ションスイッチがオフの場合にも最低限の稼動が可能と
なると共に、電力消費を抑えることが可能であるという
本発明の効果に加えて、さらに、イグニッションスイッ
チオンの状態で、車両用バッテリ230の供給電圧が低
下した場合にも、最小の部品に基づいて第2のブレーキ
モードの稼動が可能になるフェイルセーフ用回路を構成
することができる。
【0074】なお、本実施の形態では、イグニッション
スイッチオフ後の所定時間に限りメインリレーをオンさ
せることで第1の構成部品に電力を供給し、液圧制動装
置を稼動させる構成としたが、これに限ったものではな
く、例えば、イグニッションスイッチがオフのときにブ
レーキペダルの踏込み操作に基づいて、液圧制動装置と
車両用バッテリとが接続される構成とすることでイグニ
ッションオフ後の所定時間に限らず液圧制動装置を稼動
させることも可能である。また、イグニッションスイッ
チオフ時に第1の構成部品へ電力供給可能であれば、メ
インリレーに限らず、どのような手段を用いて電源回路
を構成しても良い。
【0075】また、本実施の形態では、第2の構成部品
としてアキュムレータ圧センサを1つ選択したが、これ
に限ったものではなく、例えば、マスターシリンダ圧セ
ンサ、ホイールシリンダ圧センサ、開閉弁、CPU、ポ
ンプなどを消費電力、機能、制動要求を考慮して前記第
2の構成部品としてもよい。以下に、それらの具体例を
示す図4を参照して説明する。なお、図4はすべての構
成部品を列記するものではなく、各例の特徴となる構成
部品のみを示したものである。
【0076】図4の例1は、前述した実施の形態に対応
している。
【0077】例2では、アキュムレータ圧センサ、スト
ロークセンサ及びマスタシリンダ圧センサが其々2つ存
在する液圧制動装置であって、アキュムレータ圧セン
サ、ストロークセンサ及びマスタシリンダ圧センサの其
々1つを第2の構成部品としている。即ち、フェイルセ
ーフ用の構成部品を第2の構成部品としたことを特徴と
している。イグニッションスイッチがオフであってもス
トロークセンサ及びマスタシリンダ圧センサは其々1つ
は稼動するため、運転者の要求制動力を検出することが
可能である。したがって、アキュムレータ圧センサ、ス
トロークセンサ及びマスタシリンダ圧センサの消費電力
を抑えることが可能であると共に、第1のブレーキモー
ドによる加圧が可能となる。
【0078】例3では、前後配管を有する液圧制動装置
であって、前輪側に対応した 開閉弁にだけ電力を供給
し、後輪側の開閉弁を第2の構成部品として電力供給を
行なわない構成とする。前輪側には第1のブレーキモー
ドによる加圧を行ない、後輪側には第2のブレーキモー
ドによる加圧を行なう。それにより、消費電力を小さく
抑えつつ、所要の制動力を確保することができる。
【0079】また、車両においては、油圧配管を2系統
のそれぞれ独立した油圧システムとしたものが多い。例
4では、いわゆるX型配管を有する液圧制動装置におい
て、選択した1系統と連通した開閉弁(リニア弁、マス
タ遮断弁、連通弁)にのみ電力を供給し、他の開閉弁を
第2の構成部品としてイグニッションスイッチがオフの
場合には電力供給を行なわない構成とする。イグニッシ
ョンスイッチがオフのときは選択した1系統にだけ第1
のブレーキモードによる加圧を行ない制動力を付与す
る。それにより、消費電力を小さく抑えつつ、所要の制
動力を確保することができる。
【0080】例5では、ポンプモータ、アキュムレータ
圧センサを第1の構成部品とすることで、イグニッショ
ンスイッチオフ時にアキュムレータ圧の所定量以上の低
下を検出した場合、ポンプモータを稼動させてアキュム
レータに蓄圧することが可能となる。
【0081】なお、本実施の形態に示したようにポンプ
モータ78への電力供給を行なわなくてもアキュムレー
タ82に高圧のブレーキフルードが十分に蓄えられてい
れば、液圧制動を継続して行うことは可能である。前述
のように、イグニッションスイッチがオンの状態ではア
キュムレータ82には、一定量の蓄圧がなされており、
イグニッションスイッチをオフにしても蓄圧されたエネ
ルギは保持されるので、ある程度の第1のブレーキモー
ドによる加圧は可能である。よって、イグニッションス
イッチがオフの場合は、ポンプモータ78への電力供給
を行なわない構成とすることもできる。アキュムレータ
82による加圧の回数は制限されるが、ポンプ80を駆
動するために必要な電力の消費を抑えることができる。
【0082】また、本発明は以上に示したような液圧制
動装置のみではなく、例えば、以下に示す電動式パワー
ステリング装置においても適用可能である。電動式パワ
ーステアリング装置は運転者により加えられた操舵力を
2つのトルクセンサで検出し、車速センサから検出した
車速を考慮して必要とされる操舵力のアシスト量を求め
る。そして、必要とされるアシスト量に対応するように
アシストモータの稼動量を決定する。図4の例6では、
一方のトルクセンサ及びアシストモータを第1の構成部
品とすることでイグニッションオフ時に操舵力を検出し
て、操舵力に基づいたアシストモータによるアシスト力
の付与が可能となる。そして、他方のトルクセンサ、及
び、車速センサを第2の構成部品とすることにより、そ
れらの消費電力を抑えることが可能である。
【0083】このように、本発明は液圧制動装置に限ら
ず、電動式パワーステアリング装置、油圧式パワーステ
アリング装置等の車両の挙動を制御する装置に対して幅
広く適用することができる。
【0084】また、以上に示したように、第1の構成部
品及び第2の構成部品の選択、即ち、イグニッションス
イッチオフ時に電力供給される構成部品の選択は、要求
される消費電力、機能を考慮して、当業者の知識に基づ
いて種々の変更、改良を施した形態で実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である液圧制動装置の概略
【図2】本発明の一実施形態である液圧制動装置の電気
回路図
【図3】メインリレーのルーチンを示すフローチャート
【図4】第1の構成部品及び第2の構成部品を選択する
具体例を示す図
【図5】従来技術を示す液圧制動装置の電気回路図
【符号の説明】
20 右前輪 22 左前輪 24 右後輪 26 左後輪 30、32 前輪ホイールシリンダ 34、36 後輪ホイールシリンダ 40、42、44、46 ホイールシリンダ圧センサ 50、52、54、56 リニア弁群 60 マスタシリンダ 62、64 マスタシリンダ圧センサ 66、68 液通路 70 ハイドロブースタ 72 ハイドロブースタ付きマスタシリンダ 74 高液圧源 76 リザーバタンク 78 ポンプモータ 80 ポンプ 82 アキュムレータ 84、86 アキュムレータ圧センサ 88 リリーフ弁 90、94 マスタ遮断弁 96、98 液通路 100、102 連結通路 104 前輪側連通弁 106 後輪側連通弁 108 ブレーキスイッチ 110 ブレーキペダル 112、114 ストロークセンサ 120、122、124、126 車輪速センサ 130 ストロークシミュレータ装置 132 ストロークシミュレータ 134 ストロークシミュレータ用開閉弁 136 コイル 150、152、154、156 増圧弁 160、162、164、166 減圧弁 180 第1の構成部品 190 第2の構成部品 200 第1の系統 202 第2の系統 210 電源線(第1の系統のIGを介した線) 212 電源線(第1の系統のメインリレーを介した
線) 220 電源線(第2の系統のIGを介した線) 222 電源線(第2の系統のメインリレーを介した
線) 224 電源線(第2の構成部品を接続する線) 230 車両用バッテリ 232、234 トランジスタ 240 FR、RL系(第1系統)メインリレー 242 FL、RR系(第2系統)メインリレー 250、252 (第1系統)ダイオード 260、262 (第2系統)ダイオード 270(SW1) イグニッションスイッチ 272(SW2) イグニッションスイッチ 280、282、284、286 降圧回路 290、292 CPU 296 制御装置(ECU) 400 CPU 410 イグニッションスイッチ 430 車両用バッテリ 440 メインリレー 450、460 降圧回路 470 ハイドロブースタ 484、486 アキュムレータ圧センサ 490 ECU
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 6/00 B62D 6/00 H02J 1/00 307 H02J 1/00 307C 307E // B62D 101:00 B62D 101:00 119:00 119:00 Fターム(参考) 3D032 CC49 DA15 DA23 DA62 EA01 FF01 GG01 3D033 CA13 CA16 CA21 CA28 DB05 3D046 BB21 BB28 BB29 GG11 HH02 HH13 HH16 HH36 KK11 LL00 LL02 LL11 LL23 LL30 LL37 LL41 5G065 AA01 EA02 FA01 GA09 JA02 JA07 KA02 KA05 LA07 MA10 NA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータの駆動により車両の挙動
    を制御する車両挙動制御手段と、前記車両挙動制御手段
    の各構成部品へ電力を供給する車両用電源と、前記車両
    用電源と前記構成部品の間に配置され車両の始動時に切
    換操作されるイグニッションスイッチとを備えた車両用
    電源制御装置において、イグニッションスイッチオフ時
    に電力供給される前記構成部品の数をイグニッションス
    イッチオン時より減少させ、イグニッションスイッチオ
    フ時であっても車両挙動制御手段の稼動が可能となるこ
    とを特徴とする車両用電源制御装置。
  2. 【請求項2】 前記車両挙動制御手段の構成部品は、イ
    グニッションスイッチオフ時に電力供給され、前記車両
    挙動制御手段の最低限の稼動量以上の動作を実現する第
    1の構成部品と、イグニッションスイッチオフ時に電力
    供給が停止される第2の構成部品を少なくとも含む複数
    の構成部品から成ることを特徴とする請求項1記載の車
    両用電源制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の構成部品は、前記第1の構成
    部品の稼動を補償する構成部品であることを特徴とする
    請求項2記載の車両用電源制御装置
  4. 【請求項4】 前記第2の構成部品は、前記車両挙動制
    御手段の動作の精度を向上させるために設けられた構成
    部品であることを特徴とする請求項2記載の車両用電源
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の構成部品として、イグニッシ
    ョンスイッチオン時に前記車両挙動制御手段の最低限の
    稼動量以上の動作を可能とする構成部品が選択され、イ
    グニッションスイッチオン時に、第1の構成部品もしく
    は第2の構成部品の少なくとも一方に電力供給された場
    合は、前記車両挙動制御手段の稼動が可能となることを
    特徴とする請求項2記載の車両用電源制御装置。
  6. 【請求項6】 イグニッションスイッチを介して車両用
    電源と接続される第1の供給路と、イグニッションスイ
    ッチオフ時に通電可能なリレー手段により車両用電源と
    接続される第2の供給路と、前記第1の供給路及び第2
    の供給路に逆流防止手段が備えられた車両用電源制御装
    置であって、前記第2の構成部品は逆流防止手段を介さ
    ずに車両用電源と接続されることを特徴とする請求項5
    記載の車両用電源制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010129570A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> レーザ駆動回路
US7765043B2 (en) 2003-05-12 2010-07-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Power supply control apparatus and method
JP2015020617A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 株式会社オートネットワーク技術研究所 車両緊急停止システム及び車両緊急停止装置
JP2017100599A (ja) * 2015-12-03 2017-06-08 株式会社Subaru 車載装置制御方法

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