JP2001327678A - 遊技機、確率変動方法及び情報記憶媒体 - Google Patents

遊技機、確率変動方法及び情報記憶媒体

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JP2001327678A
JP2001327678A JP2000150677A JP2000150677A JP2001327678A JP 2001327678 A JP2001327678 A JP 2001327678A JP 2000150677 A JP2000150677 A JP 2000150677A JP 2000150677 A JP2000150677 A JP 2000150677A JP 2001327678 A JP2001327678 A JP 2001327678A
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Kenji Kiyota
健二 清田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者が能動的に大当り確率を変更することが
可能な遊技機、確率変動方法及び情報記憶媒体を提供す
ることにある。 【解決手段】中央制御部14は、入力装置18から遊技
者個別情報を入手し、所定のタイミングで、このサブル
ーチンに入り、ステップS200で記憶する遊技者個別
情報を、またステップS201で基準情報を呼び出し、
ステップS202でその差を求める。中央制御部14
は、ステップS203で両情報の差が所定値よりも小さ
いか否か判断し、小さくない場合はステップS204で
大当り確率をノーマル状態にして終了するが、小さい場
合はステップS205で大当り確率をアップさせて終了
する(例えば、確率変動状態にして終了)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機及び確率変
動方法に係り、更に詳しくは、数字や絵などの図柄が変
動する変動表示ゲームを開始し、前記図柄が所定の数だ
け揃うことにより大当り状態に移行する遊技機及び確率
変動方法に関する。
【0002】また、本発明は、遊技機に大当り確率変動
処理手順を実行させるプログラムを記録した半導体メモ
リーやLD(レーザーディスク(登録商標))、HD
(ハードディスク)、FD(フロッピー(登録商標)デ
ィスク)、MD(ミニディスク)、CD(コンパクトデ
ィスク)若しくはDVD(デジタル・ビデオ・ディス
ク)などのディスク状メモリー又は磁気テープなどのテ
ープ状メモリーからなる情報記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】従来のパチンコ機、スロットマシンやテ
レビゲームなどの遊技機では、その遊技盤のほぼ中央部
に配置されたドラムやディスプレイなどの変動表示器上
に、数字、記号、模様または絵などの多種多様な図柄を
変動表示して、例えば3つの同一数字である”1、1、
1”のように、同じ図柄(普通図柄)が揃って停止した
場合を普通大当りとしている。
【0004】そして、その大当りが発生すると、遊技機
は遊技者にとって有利な状態に変化する。例えば、パチ
ンコ機の場合には、大入り入賞口を開放して遊技球が入
賞しやすくなったり、また、スロットマシンの場合に
は、十数枚のコインの払い戻しや所定のボーナスゲーム
を行う権利を遊技者に与える事により遊技コインが出や
すい状態になる。また、ラッキーセブンである”7、
7、7”のように、特別図柄が揃って停止した場合を更
に好条件の大当り状態とし、大当りゲームの終了後に通
常よりも高い確率で図柄が揃いやすい確率変動状態にな
ったり、複数回のボーナスゲームを与える。
【0005】特にパチンコ遊技機の場合には、確率変動
状態での変動表示ゲームにおいて、持ち玉が減らないよ
うな工夫がなされており、実質的に大当り1回分の出玉
が保証される。また、確率変動状態で、さらに特別図柄
が揃った場合には、再び確率変動状態になるので、俗に
言う連荘という形で永久に大当りを続けることも可能で
あり、遊技者は例えどんなに負けが込んでいる場合で
も、特別図柄が連続して揃い大連荘となることによっ
て、一気に負け分を取り返すだけでなく、勝ちに転じる
ことを願いながら遊技を続けるのである。
【0006】ところで、この様な従来の変動表示ゲーム
を行う遊技機では、普通大当りや特別大当りが発生する
確率は、同種の遊技機毎に一定になるように設計されて
おり、大当り確率を長いスパンで平均すれば、どの遊技
台もほぼ同じ確率となる。一方、この設計段階で決定さ
れた大当り確率を変更する手段としては、遊技機の内部
に設けられた確率変更スイッチがあり、大当り確率を例
えば3段階程度に設定変更することができるようになっ
ている。遊技場側ではこの確率変更スイッチの設定を操
作することにより、新築または新装開店記念などの場合
には出玉を多くしたり、収益を上げたい場合には出玉が
少なくなるように、経営戦略に基づいて設定を変更す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上述した通
り、従来の変動表示遊技機では、設計段階または遊技場
側の意図で大当り確率が予め決定されており、その結
果、遊技者は当日に大当りが発生し易い遊技機を単なる
偶然によってしか選択することができないので、遊技の
勝ち負けに拘わらず、勝負結果に納得することができな
い。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決する為にな
されたものであり、遊技者が能動的に大当り確率を変更
することが可能な遊技機、確率変動方法及びその大当り
確率変更処理手順を記録した情報記憶媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
遊技機は、上記の目的を達成するために、数字や絵など
の図柄が変動する変動表示ゲームを開始し、前記図柄が
所定の数だけ揃うことにより大当り状態に移行する遊技
機において、遊技者個別情報を入手する情報入手手段
と、前記情報入手手段が入手した遊技者固別情報に基づ
いて、大当り発生確率を変動させる確率変動手段とを具
備することを特徴とする。
【0010】請求項2に係る本発明の遊技機は、請求項
1に記載の遊技機において、基準情報を記憶する基準情
報記憶手段を具備し、前記確率変動手段は、前記遊技者
固別情報と前記基準情報との比較結果に基づいて、大当
り発生確率を変動させることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る本発明の遊技機は、請求項
2に記載の遊技機において、前記基準情報記憶手段が記
憶する基準情報を変更する基準情報変更手段を具備する
ことを特徴とする。
【0012】請求項4に係る本発明の遊技機は、請求項
3に記載の遊技機において、前記基準情報変更手段は、
遊技中に前記基準情報を変更することを特徴とする。
【0013】請求項5に係る本発明の遊技機は、請求項
2乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機において、前
記確率変動手段は、前記遊技者固別情報と前記基準情報
との差を前記比較結果とすることを特徴とする。
【0014】請求項6に係る本発明の遊技機は、請求項
5に記載の遊技機において、前記確率変動手段は、前記
遊技者固別情報と前記基準情報との二乗平均または相関
距離を当該両情報の差とすることを特徴とする。
【0015】請求項7に係る本発明の遊技機は、請求項
5または請求項6に記載の遊技機において、前記確率変
動手段は、当該両情報の差が小さい場合、大当り発生確
率を向上させることを特徴とする。
【0016】請求項8に係る本発明の確率変動方法は、
数字や絵などの図柄が変動する変動表示ゲームを開始
し、前記図柄が所定の数だけ揃うことにより大当り状態
に移行する遊技機の確率変動方法において、遊技者個別
情報を入手する第1ステップと、前記第1ステップが入
手した遊技者固別情報に基づいて、大当り発生確率を変
動させる第2ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】請求項9に係る本発明の確率変動方法は、
請求項8に記載の確率変動方法において、基準情報を記
憶する第3ステップを含み、前記第2ステップは、前記
遊技者固別情報と前記基準情報との比較結果に基づい
て、大当り発生確率を変動させることを特徴とする。
【0018】請求項10に係る本発明の確率変動方法
は、請求項9に記載の確率変動方法において、前記第3
ステップが記憶する基準情報を変更する第4ステップを
含むことを特徴とする。
【0019】請求項11に係る本発明の確率変動方法
は、請求項10に記載の確率変動方法において、前記第
4ステップは、遊技中に前記基準情報を変更することを
特徴とする。
【0020】請求項12に係る本発明の確率変動方法
は、請求項9乃至請求項11のいずれかに記載の確率変
動方法において、前記第2ステップは、前記遊技者固別
情報と前記基準情報との差を前記比較結果とすることを
特徴とする。
【0021】請求項13に係る本発明の確率変動方法
は、請求項12に記載の確率変動方法において、前記第
2ステップは、前記遊技者固別情報と前記基準情報との
二乗平均または相関距離を当該両情報の差とすることを
特徴とする。
【0022】請求項14に係る本発明の確率変動方法
は、請求項12または請求項13に記載の確率変動方法
において、前記第2ステップは、当該両情報の差が小さ
い場合、大当り発生確率を向上させることを特徴とす
る。
【0023】請求項15に係る本発明の情報記憶媒体
は、遊技機に大当り確率変更処理手順を実行させるプロ
グラムを記録した情報記憶媒体であって、前記遊技機
は、数字や絵などの図柄が変動する変動表示ゲームを開
始し、前記図柄が所定の数だけ揃うことにより大当り状
態に移行し、前記大当り確率変更処理手順は、遊技者個
別情報を入手する情報入手手順と、前記情報入手手順が
入手した遊技者固別情報に基づいて、大当り発生確率を
変動させる確率変動手順とを含むことを特徴とする。
【0024】請求項16に係る本発明の情報記憶媒体
は、請求項15に記載の情報記憶媒体において、基準情
報を記憶する基準情報記憶手順を具備し、前記確率変動
手順は、前記遊技者固別情報と前記基準情報との比較結
果に基づいて、大当り発生確率を変動させることを特徴
とする。
【0025】請求項17に係る本発明の情報記憶媒体
は、請求項16に記載の情報記憶媒体において、前記基
準情報記憶手順が記憶する基準情報を変更する基準情報
変更手順を含むことを特徴とする。
【0026】請求項18に係る本発明の情報記憶媒体
は、請求項17に記載の情報記憶媒体において、前記基
準情報変更手順は、遊技中に前記基準情報を変更するこ
とを特徴とする。
【0027】請求項19に係る本発明の情報記憶媒体
は、請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の情報
記憶媒体において、前記確率変動手順は、前記遊技者固
別情報と前記基準情報との差を前記比較結果とすること
を特徴とする。
【0028】請求項20に係る本発明の情報記憶媒体
は、請求項19に記載の情報記憶媒体において、前記確
率変動手順は、前記遊技者固別情報と前記基準情報との
二乗平均または相関距離を当該両情報の差とすることを
特徴とする。
【0029】請求項21に係る本発明の情報記憶媒体
は、請求項19または請求項20に記載の情報記憶媒体
において、前記確率変動手順は、当該両情報の差が小さ
い場合、大当り発生確率を向上させることを特徴とす
る。
【0030】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面と共に
詳細に説明する。但し、本発明に係る遊技機の一例とし
てパチンコ遊技機を取り上げて説明するが、スロットマ
シンやテレビゲームなどにも適用可能である。
【0031】図1は、本発明に係るパチンコ遊技機の外
観図である。
【0032】1は、保持枠2を備えるパチンコ遊技機で
あり、この保持枠2の前面上部には遊技盤3がはめ込ま
れている。また、保持枠2の前面下部位置にはパチンコ
球を供給する供給皿4及び出玉を貯える受け皿5が配置
されている。更に、この受け皿5の右側には、パチンコ
球を発射する発射装置6が配置されている。発射装置6
は、操作ダイヤル7を備えており、この操作ダイアル7
を所定量以上回転させることにより、パチンコ球が連続
的に発射されるようになっている。
【0033】8は、上述した遊技盤3の下部に設けられ
た変動入賞装置であり、所定の場合(例えば、同一数字
が3つ揃った場合)に、断続的に所定の回数だけ開放す
るように構成されている。
【0034】9は、遊技盤3の中央部に設けられた変動
表示ゲームを表示する為の表示装置である。この表示装
置9の両脇には、第1特定入賞口10がそれぞれ配設さ
れている。また、表示装置9の下方には、第2特定入賞
口11が配設されている。この第1特定入賞口10及び
第2特定入賞口11にパチンコ球が入賞すると、以下で
詳述する変動表示ゲームが開始され、その変動表示ゲー
ムの推移が表示装置9に表示される。
【0035】図2は、本発明に係るパチンコ遊技機が具
備する表示装置の構成を示す外観図である。
【0036】表示装置9は、カラー液晶ディスプレイ
(最近では、3D表示可能なものも存在する)などを備
えた表示部12と第1特定入賞口10及び第2特定入賞
口11に入賞したパチンコ球の数を表示する入賞球表示
部13とを備えている。
【0037】図3は、本発明に係るパチンコ遊技機の基
本接続を示すブロック図である。
【0038】パチンコ遊技機1は、CPUを含む中央制
御部14で制御されており、中央制御部14は、CPU
の他に制御プログラムを格納するためのROM14a及
び制御に必要な複数のフラグ領域を有し、データ等を一
時的に格納するRAM14bなどで構成されている。ま
た、中央制御部14には、ドライバ15を介して表示部
12に変動表示ゲームや大当り発生確率変動情報など種
々の画像データを出力するためのフレームメモリ16並
びにインターフェイス17を介して入力装置18および
出力装置19が接続されている。
【0039】この入力装置18は、例えば第1特定入賞
口10及び第2特定入賞口11にパチンコ球が入賞した
ことを示す信号を発生する装置または遊技者の個別情報
を入力するデータ入力装置などである。遊技者がデータ
入力装置から個別情報を入力する一例としては、貸し玉
を購入するためのプリペイドカードに記載されたシリア
ル番号やキャッシュカードなどのID番号を読み取った
り、キーボードなどから直接入力したり、通信を利用し
て遊技者が所望のデータを送信することにより行う。ま
た、出力装置19は、中央制御部14からの指示に基づ
いて、変動表示ゲームに連動した各種の音楽を発生させ
たり、変動表示ゲームの回数を表示したり、大当り確率
が向上したことを表示する装置である。
【0040】中央制御部14は、各変動表示ゲームにお
いて、ハズレ、リーチまたは普通図柄や特別図柄での大
当りの発生や大当りを発生させる確率(例えば、低確率
の通常状態や高確率の確率変動状態)をコントロールす
る。特に、この中央制御部14は、入力装置18から入
力された遊技者個別情報と乱数発生させた基準情報とを
比較して、その差が小さい場合に確率変動状態に移行さ
せる。また、中央制御部14は、この基準情報を時々刻
々変化させることにより、遊技者個別情報が一定値であ
っても大当り確率を変動させる。なお、基準情報を変化
させるタイミングは、プリペイドカードが抜き取られた
場合など、遊技者個別情報が変更したときに行う様にし
てもよい。また、他の方法としては、例えば、遊技者個
別情報が所定値で割り切れた場合に確率変動状態に移行
させることも可能である。当然ながら、この所定値は固
定されている訳ではなく、中央制御部14の判断で乱数
を発生させて変更するようになっている。
【0041】つぎに、上述のように構成された本発明に
係るパチンコ遊技機の動作を説明する。
【0042】なお、説明を簡略化する都合上、3つのド
ラムを回転させて、3つの同一数字を横1列に揃えるこ
とにより大当りが発生する変動表示ゲームを一例にして
説明する。但し、最近では所定の数字や絵柄に加えて、
各種映像を同時に写し出し、より遊技者に刺激を与える
変動表示ゲームも登場しているが、この種のゲームにも
本発明を適用することが可能である。また、3つのドラ
ムが回転する変動表示ゲームを一例にしているが、これ
に限定される訳ではなく、例えばトランプが回転して順
次図柄が変動するものなどバリエーションは色々考えら
れる。
【0043】図4は、本発明に係るパチンコ遊技機の表
示部を示した模式図である。
【0044】この表示部12は、縦3つに分割され、分
割されたそれぞれに0から9の数字が付された回転ドラ
ムを表示するようになっており、図に示した矢印の方向
(即ち、図の上から下の方向)に回転する。またこの図
では、左から順に左ドラム表示部12a、中ドラム表示
部12b及び右ドラム表示部12cの符号を付している
が、表示部12を示す他の図には、疑義を生じない範囲
でこれらの符号を付さない場合もある。
【0045】図5における図5(A)ないし図5(D)
は、パチンコ遊技機の表示部12を示した模式図であっ
て、変動表示ゲームの開始から所定の時間が経過して回
転ドラムが停止するまでを時系列的に示している。
【0046】図5(A)では、3つの回転ドラムは、図
の上から下に向けて回転し、変動表示ゲームの開始直後
は、遊技者に判別できない程度の高速度で回転してい
る。そして、所定の時間が経過すると、中央制御部14
は、まず左ドラム表示部12a(図5(B)参照)、次
に中ドラム表示部12b(図5(C)参照)、最後に右
ドラム表示部12c(図5(D)参照)の順で徐々に回
転速度を低下させ、最終的に全てのドラムの回転を止め
ることによって、数字を中央横一列に並べて表示する。
この場合、揃った数字は”725”であり、リーチ状態
にもならずに同一の数字が3つ横一列に揃っていないの
で、いわゆる完全なハズレ状態である。
【0047】図6における図6(A)乃至図6(F)
は、パチンコ遊技機の表示部12を示した模式図であっ
て、変動表示ゲームの推移を時系列的に示している。
【0048】図6(A)及び図6(B)は、図5におけ
る図5(A)及び図5(B)と全く同じ経過を辿ってい
るので説明を省略するが、図6(C)乃至図6(E)
は、左ドラム表示部12aが停止した後、中ドラム表示
部12bが「2」のときに回転が徐々に遅くなり(図6
(C)参照)、「3」〜「4」を経て(図6(D)参
照)、最終的に「7」で停止したリーチ状態(図6
(E)参照)である。また、図6(F)は、図6(E)
のリーチ状態から右ドラム表示部12cが数字の「7」
に停止して、全ての数字が特別図柄の「7、7、7」で
揃った特別大当り状態を示しており、パチンコ遊技機1
は大当りゲームの終了後、高確率で大当りが発生する確
率変動状態に移行する。尚、例えば、「1、1、1」な
どの普通図柄で揃った普通大当りの場合には、大当りゲ
ームの終了後、普通確率状態に戻る。
【0049】この大当り確率を変更する第1の方法とし
ては、0から999までの値(1000種類)を乱数で
発生させ、その値が0または10の場合を普通大当り、
5または15の場合を確率変動大当りとすれば、普通大
当り確率および確率変動大当り確率は夫々500分の1
で、合計250分の1の大当り確率となる。この状態
で、発生する乱数の値を0から99までの100種類に
すれば、普通大当り確率および確率変動大当り確率は夫
々50分の1で、合計25分の1の大当り確率に変更さ
れる。また、前者の状態で、発生した乱数の値が10の
場合も確率変動大当りとすれば、普通大当り確率が10
00分の1および確率変動大当り確率が1000分の3
に変更され、後者の状態では、普通大当り確率が100
分の1および確率変動大当り確率が100分の3に変更
される。
【0050】第2の方法としては、所定のタイミングと
時間幅で第1特定入賞口10または第2特定入賞口11
にパチンコ玉が入ったことを検出し、普通大当りまたは
確率変動大当りを決定する方法である。例えば、1秒毎
に0.01秒の時間幅で特定入賞口にパチンコ玉が入っ
たか否かを検出し、入った場合を大当りとすれば、大当
り確率は100分の1となる。当然ながら、同様の方法
でタイミングと時間幅を変更することにより、普通大当
りまたは確率変動大当りの発生確率を自在に制御するこ
とが可能である。
【0051】図7は、本発明に係る大当り確率変動方法
のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0052】中央制御部14は、入力装置18から遊技
者個別情報を入手すると、所定のタイミング(例えば、
ゲーム開始時や所定時間経過後)で、このサブルーチン
に入り、ステップS100で記憶する遊技者個別情報を
呼び出し、ステップS101で乱数により所定値を発生
させ、ステップS102に移行する。
【0053】中央制御部14は、ステップS102で遊
技者個別情報が所定値で割り切れるか否か判断し、割り
切れない場合はステップS103で大当り確率をノーマ
ル状態にして終了するが、割り切れる場合はステップS
104で大当り確率をアップさせて終了する(例えば、
確率変動状態にして終了)。なお、大当り確率がアップ
した場合、特別なキャラクター(例えば、女神や水戸黄
門さまなど)を登場させることにより、大当り発生確率
が向上した旨の情報を遊技者に表示するようにしてもよ
い。
【0054】図8は、本発明に係る大当り確率変動方法
のサブルーチンを示すフローチャートである。
【0055】中央制御部14は、入力装置18から遊技
者個別情報を入手すると、所定のタイミング(例えば、
ゲーム開始時や所定時間経過後)で、このサブルーチン
に入り、ステップS200で記憶する遊技者個別情報
を、またステップS201で基準情報を呼び出し、ステ
ップS202でその差を求め、ステップS203に移行
する。なお、この遊技者個別情報と基準情報との差は、
両データの二乗平均または相関距離によってを求めるこ
とができる。例えば、遊技者個別情報が「1234」で
基準情報が「9311」とすると、各桁の差を求めて二
乗(例えば、一の位であれば、(3−1)の二乗=4)
し、それらの合計を開平することにより、二乗平均が求
まる。なお、相関距離については数学的に波形の類似度
を求めるもので、その詳細は専門書に譲る。
【0056】中央制御部14は、ステップS203で両
情報の差が所定値よりも小さいか否か判断し、小さくな
い場合はステップS204で大当り確率をノーマル状態
にして終了するが、小さい場合はステップS205で大
当り確率をアップさせて終了する(例えば、確率変動状
態にして終了)。なお、大当り確率がアップした場合
に、特別なキャラクター(例えば、女神や水戸黄門さま
など)を登場させることにより、大当り発生確率が向上
した旨の情報を遊技者に表示するようにしてもよい。
【0057】図9は、本発明に係る遊技機をネットワー
ク接続した場合の基本接続構成図である。
【0058】31は、遊技管理業者側が備えるネットワ
ークサーバであり、通信ネットワーク30(例えば、イ
ンターネット通信網)を経由して、パチンコ店32−1
乃至32−N若しくはゲームセンター34−1乃至34
−Nに設けられた遊技機1(図示せず)と個人遊技者が
所有する情報端末33−1乃至33−Nとを接続し、遠
隔遊技を可能にする。この遠隔遊技の際、遊技機1は情
報端末33−1乃至33−Nから遊技者個別情報(例え
ば、遊技者ID)を入手し、上述した方法で大当り発生
確率を変動させる。なお、遠隔遊技に使用される遊技機
1は一般のメカ式遊技機であってもよいが、通常はパチ
ンコ店やゲームセンターが具備するメインフレーム中に
格納されたゲームソフトを情報端末から起動するという
方法を取る様になっている。
【0059】そして、本発明に係る情報記憶媒体は、上
記確率変動方法を一連の大当り確率変更処理手順とし、
その処理手順を遊技機に実行させる為のプログラムとし
て記憶している。
【0060】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る遊技
機、確率変動方法及び情報記憶媒体によれば、入手した
遊技者固別情報に基づいて大当り発生確率を変動させる
ので、遊技者は、単なる偶然に頼るのではなく、能動的
に遊技機の大当り確率を変更することが可能となり、勝
負結果に納得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の外観図である。
【図2】本発明に係るパチンコ遊技機が具備する表示装
置の構成を示す外観図である。
【図3】本発明に係るパチンコ遊技機の基本接続を示す
ブロック図である。
【図4】本発明に係るパチンコ遊技機の表示部を示した
模式図である。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技機の表示部を示した
模式図である。
【図6】本発明に係るパチンコ遊技機の表示部を示した
模式図である。
【図7】本発明に係る大当り確率変動方法のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る大当り確率変動方法のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る遊技機をネットワーク接続した場
合の基本接続構成図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 3 遊技盤 8 変動入賞装置 9 表示装置 10 第1特定入賞口 11 第2特定入賞口 12 表示部 12a 左ドラム表示部 12b 中ドラム表示部 12c 右ドラム表示部 14 中央制御部 14a ROM 14b RAM 15 ドライバ 16 フレームメモリ 17 インターフェイス 18 入力装置 19 出力装置 30 通信ネットワーク 31 ネットワークサーバ 32 パチンコ店 33 情報端末 34 ゲームセンター

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数字や絵などの図柄が変動する変動表示ゲ
    ームを開始し、前記図柄が所定の数だけ揃うことにより
    大当り状態に移行する遊技機において、遊技者個別情報
    を入手する情報入手手段と、前記情報入手手段が入手し
    た遊技者固別情報に基づいて、大当り発生確率を変動さ
    せる確率変動手段と、を具備することを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の遊技機において、基準情
    報を記憶する基準情報記憶手段を具備し、前記確率変動
    手段は、前記遊技者固別情報と前記基準情報との比較結
    果に基づいて、大当り発生確率を変動させること、を特
    徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の遊技機において、前記基
    準情報記憶手段が記憶する基準情報を変更する基準情報
    変更手段、を具備することを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の遊技機において、前記基
    準情報変更手段は、遊技中に前記基準情報を変更するこ
    と、を特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の
    遊技機において、前記確率変動手段は、前記遊技者固別
    情報と前記基準情報との差を前記比較結果とすること、
    を特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の遊技機において、前記確
    率変動手段は、前記遊技者固別情報と前記基準情報との
    二乗平均または相関距離を当該両情報の差とすること、
    を特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6に記載の遊技機に
    おいて、前記確率変動手段は、当該両情報の差が小さい
    場合、大当り発生確率を向上させること、を特徴とする
    遊技機。
  8. 【請求項8】数字や絵などの図柄が変動する変動表示ゲ
    ームを開始し、前記図柄が所定の数だけ揃うことにより
    大当り状態に移行する遊技機の確率変動方法において、
    遊技者個別情報を入手する第1ステップと、前記第1ス
    テップが入手した遊技者固別情報に基づいて、大当り発
    生確率を変動させる第2ステップと、を含むことを特徴
    とする確率変動方法。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の確率変動方法において、
    基準情報を記憶する第3ステップを含み、前記第2ステ
    ップは、前記遊技者固別情報と前記基準情報との比較結
    果に基づいて、大当り発生確率を変動させること、を特
    徴とする確率変動方法。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の確率変動方法におい
    て、前記第3ステップが記憶する基準情報を変更する第
    4ステップ、を含むことを特徴とする確率変動方法。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の確率変動方法におい
    て、前記第4ステップは、遊技中に前記基準情報を変更
    すること、を特徴とする確率変動方法。
  12. 【請求項12】請求項9乃至請求項11のいずれかに記
    載の確率変動方法において、前記第2ステップは、前記
    遊技者固別情報と前記基準情報との差を前記比較結果と
    すること、を特徴とする確率変動方法。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の確率変動方法におい
    て、前記第2ステップは、前記遊技者固別情報と前記基
    準情報との二乗平均または相関距離を当該両情報の差と
    すること、を特徴とする確率変動方法。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13に記載の確
    率変動方法において、前記第2ステップは、当該両情報
    の差が小さい場合、大当り発生確率を向上させること、
    を特徴とする確率変動方法。
  15. 【請求項15】遊技機に大当り確率変更処理手順を実行
    させるプログラムを記録した情報記憶媒体であって、前
    記遊技機は、数字や絵などの図柄が変動する変動表示ゲ
    ームを開始し、前記図柄が所定の数だけ揃うことにより
    大当り状態に移行し、前記大当り確率変更処理手順は、
    遊技者個別情報を入手する情報入手手順と、前記情報入
    手手順が入手した遊技者固別情報に基づいて、大当り発
    生確率を変動させる確率変動手順と、を含むことを特徴
    とする情報記憶媒体。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の情報記憶媒体におい
    て、基準情報を記憶する基準情報記憶手順を具備し、前
    記確率変動手順は、前記遊技者固別情報と前記基準情報
    との比較結果に基づいて、大当り発生確率を変動させる
    こと、を特徴とする情報記憶媒体。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の情報記憶媒体におい
    て、前記基準情報記憶手順が記憶する基準情報を変更す
    る基準情報変更手順、を含むことを特徴とする情報記憶
    媒体。
  18. 【請求項18】請求項17に記載の情報記憶媒体におい
    て、前記基準情報変更手順は、遊技中に前記基準情報を
    変更すること、を特徴とする情報記憶媒体。
  19. 【請求項19】請求項16乃至請求項18のいずれかに
    記載の情報記憶媒体において、前記確率変動手順は、前
    記遊技者固別情報と前記基準情報との差を前記比較結果
    とすること、を特徴とする情報記憶媒体。
  20. 【請求項20】請求項19に記載の情報記憶媒体におい
    て、前記確率変動手順は、前記遊技者固別情報と前記基
    準情報との二乗平均または相関距離を当該両情報の差と
    すること、を特徴とする情報記憶媒体。
  21. 【請求項21】請求項19または請求項20に記載の情
    報記憶媒体において、前記確率変動手順は、当該両情報
    の差が小さい場合、大当り発生確率を向上させること、
    を特徴とする情報記憶媒体。
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