JP2001327441A - 吸引・吐出装置 - Google Patents

吸引・吐出装置

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JP2001327441A JP2000154096A JP2000154096A JP2001327441A JP 2001327441 A JP2001327441 A JP 2001327441A JP 2000154096 A JP2000154096 A JP 2000154096A JP 2000154096 A JP2000154096 A JP 2000154096A JP 2001327441 A JP2001327441 A JP 2001327441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引ノズルと吐出ノズルを1本のノズルで兼
用しても、各作業に適した流速を得ることができる吸引
・吐出装置を実現する。 【解決手段】 本体100と、その本体100に基端部
7が接続される一本の両用ノズル6と、本体100の内
部で回転するファン12を備え、ファン12の回転によ
り両用ノズル6の先端8から吸引して本体に形成された
吐出口18から吐出する吸引状態と、ファン12の回転
により本体100に形成された導入口10から導入して
両用ノズル6の先端から吐出する吐出状態とに切換え可
能とされる。そして、両用ノズル6の先端8の断面積
を、吸引状態における断面積(図1の状態)と、吐出状
態における断面積とに切換可能な絞り部材52が設けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、一台の装置で吸
引作業と吐出作業の両者を行なうことができる吸引・吐
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 塵埃等を吸引する吸引作業と塵埃等を
吹き飛ばす吐出作業の両者を実施可能な吸引・吐出装置
としては、従来から種々の装置が開発されている(国際
公開公報WO97/30620号等)。上記公報に記載
された装置では、本体ケーシングに吸引ノズルと、吐出
ノズルの二本のノズルが取付けられ、また、本体ケーシ
ング表面には吐出口と導入口が形成される。そして、本
体ケーシングの内部には、上記吸引ノズルと吐出口とを
連通する吸引流路と、上記吐出ノズルと導入口とを連通
する吐出流路が形成される。かかる装置において吸引作
業を行う時には、吐出流路を遮断した状態で本体ケーシ
ング内に設けたファンを回転させ、これにより吸引ノズ
ル先端から塵埃等を含んだ空気を本体ケーシング内に吸
引する。この吸引された塵埃等を含んだ空気は、吸引流
路を通って吐出口から本体ケーシング外に吐出される。
また、吐出作業を行う時には、吸引流路を遮断した状態
でファンを回転させ、これにより、導入口から本体ケー
シング内に空気を吸引する。この吸引された空気は、吐
出流路を通って吐出ノズル先端から装置外に吐出され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 上述した吸引・吐出
装置は、1台の装置で吸引作業と吐出作業の両者を行う
ことができるものの、本体ケーシングに吸引ノズルと吐
出ノズルという2本のノズルを接続する必要があり、吸
引・吐出装置が大型化するという問題があった。このよ
うな問題を解決するためには、吸引ノズルと吐出ノズル
を同一のノズルで兼用し、吸引作業時にはこの兼用した
ノズルから本体ケーシングに形成した吐出口に空気が流
れるようにし、吐出作業時には本体ケーシングに形成し
た導入口からこの兼用したノズルに向かって空気が流れ
るよう切換えることが考えられる。しかしながら、この
ような方法では1本のノズルで吸引作業と吐出作業の両
者を行うため、各作業に適した空気流速が得られないと
いう問題が生じる。すなわち、従来の装置のように2本
のノズルを使用した場合、各ノズルの先端断面積を変え
ることにより各作業に適した空気流速を得ることが可能
となるが、2本のノズルを1本のノズルで兼用しようと
した場合、そのままではノズルの先端断面積が同一とな
り、吸引作業時の流速と吐出作業時の流速が同一となっ
てしまうからである。
【0004】本発明は、上述した実情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、吸引ノズルと吐出ノズルを1
本のノズルで兼用しても、各作業に適した流速を得るこ
とができる吸引・吐出装置を実現することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め請求項1記載の吸引・吐出装置は、本体と、その本体
に基端が接続される一本の両用ノズルと、前記本体の内
部で回転するファンを備え、前記ファンの回転により前
記両用ノズルの先端から吸引して前記本体に形成した吐
出口から吐出する吸引状態と、前記ファンの回転により
前記本体に形成した導入口から導入して前記両用ノズル
の先端から吐出する吐出状態とに切換え可能な吸引・吐
出装置において、前記両用ノズルの先端断面積を、吸引
状態における断面積と、吐出状態における断面積とに切
換可能な切換機構が設けられた。上記吸引・吐出装置で
は、切換機構により両用ノズルの先端の断面積が、吸引
作業を行うときは吸引状態のときの断面積に、吐出作業
を行うときは吐出状態のときの断面積に切換えられる。
したがって、吸引ノズルと吐出ノズルを兼用した1本の
両用ノズルを使用しても、各作業に適した流速を得るこ
とができる。
【0006】請求項1記載の吸引・吐出装置において
は、前記切換機構が、前記両用ノズルの先端の一部を遮
蔽可能な絞り部材と、該絞り部材を吸引状態における位
置と、吐出状態における位置とに切換可能に保持する保
持手段とを含んで構成するようにしても良い(請求項
2)。かかる構成によれば、両用ノズルの先端開口部の
一部を遮蔽する絞り部材を吸引状態の位置と、吐出状態
の位置とにそれぞれ保持することで、両用ノズルの先端
断面積を簡易に切換えることができる。したがって、切
換機構を簡易な構造で実現することができる。
【0007】ここで、前記絞り部材は、前記両用ノズル
の内壁面に揺動可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、両用ノズルの外壁自体を揺動
可能とする場合等と比較して、両用ノズル自体は一体で
成形することができるため両用ノズルの製造が容易とな
る。この際、前記絞り部材は、前記両用ノズルの上側の
内壁面に設けられることが好ましい。このような構成に
よれば、両用ノズル内に吸引した塵埃等が絞り部材に引
っかかり難くなる。
【0008】なお、前記絞り部材を前記両用ノズルの内
壁面に揺動可能に設けた吸引・吐出装置においては、前
記保持手段は、前記ファンの回転によって発生する空気
の流れにより前記絞り部材に作用する力を利用して構成
することが好ましい。すなわち、このような吸引・吐出
装置においては、吸引状態では両用ノズルの先端から基
端側に空気が流れ、吐出状態では両用ノズルの基端から
先端側に空気が流れる。したがって、両用ノズルの先端
の一部を遮蔽する絞り部材には、吸引状態では両用ノズ
ルの基端側に回動しようとするモーメントが働き、吐出
状態では両用ノズルの先端側に回動しようとするモーメ
ントが働く。このため、例えば、絞り部材の回動を規制
する規制部材(吸引側規制部材及び/又は吐出側規制部
材)をノズル内壁面に設けることで、簡易に絞り部材を
所定のそれぞれの位置に保持することができる。この
際、吸引側規制部材は、ノズル内壁面とすることが好ま
しい。このような構成によれば吸引側規制部材を設ける
必要がなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】 本発明に係る吸引・吐出装置
は、以下に説明する種々の形態で実施することができ
る。本発明の一実施の形態について、図1及び図2を参
照して説明する。図1、図2に示す吸引・吐出装置は、
本体100と、本体100に基端部7が接続される一本
の両用ノズル6と、本体100の内部で動力部14(例
えば、電動モータ等)によって回転するファン12を備
える。本体100の内部には、吸引側流路Wiと吐出側
流路Woが形成され、ファン12が回転すると吸引側流
路Wiからファン12内に空気が吸引され、ファン12
内に吸引された空気は吐出側流路Woに吐出されるよう
になっている。また、本体100の表面には、本体10
0の内部に空気を導入する導入口10と、本体100の
外部に空気を吐出する吐出口18が設けられる。上述し
た本体100には、切換部材2が図1に示す位置と図2
に示す位置との間で切換可能に収容されている。この切
換部材2は、図1に示す位置(ファン12と導入口10
との間を遮断する位置)においては、両用ノズル6と吸
引側流路Wiとを連通し、かつ、吐出側流路Woと吐出
口18を連通する。また、図2に示す位置(ファン12
と吐出口18間を遮断する位置)においては、導入口1
0と吸引側流路Wiとを連通し、かつ、吐出側流路Wo
と両用ノズル6を連通する。両用ノズル6の先端8に
は、絞り部材52が軸50を中心に揺動可能に設けられ
ている。この絞り部材52は、両用ノズル6の先端を遮
蔽しない位置〔基端部7側に揺動した位置(図1の状
態)〕と、両用ノズル6の先端の一部を遮蔽する位置
〔先端8側に揺動した位置(図2の状態)〕との間で揺
動する。
【0010】かかる構成を有する吸引・吐出装置におい
て吸引作業を行う時は、図1に示すように、切換部材2
が空気導入口10を遮断し、両用ノズル6と吸引側流路
Wiを連通させ、さらに、吐出側流路Woと吐出口18
を連通させる。また、両用ノズル6先端に設けた絞り部
材52は、少なくとも吸引作業中は両用ノズル6の先端
を遮蔽しない位置(図1に示す位置)に保持される。し
たがって、運転スイッチをオンにしファン12を回転さ
せると、矢印FIiに示すように両用ノズル6の先端8
から塵埃等を含んだ空気が吸引され、この吸引された空
気は、両用ノズル6から吸引側流路Wiに流れ、ファン
12、吐出側流路Woを介して吐出口18から矢印FI
oに示すように吐出される。
【0011】吐出作業を行う時は、図2に示すように、
切換部材2が導入口10を開放して導入口10と吸引側
流路Wiを連通させると同時に、両用ノズル6と吸引側
流路Wi間を遮断する。また、同時に切換部材2は、吐
出側流路Woと両用ノズル6を連通させると同時に、吐
出側流路Woと吐出口18間の連通を遮断する。また、
両用ノズル6の先端に設けた絞り部材52は、少なくと
も吐出作業中は両用ノズル6の先端8の一部を遮蔽する
位置(図2に示す位置)で保持される。この状態で運転
スイッチをオンにしファン12を回転させると、矢印F
Oiに示すように導入口10から本体100内に空気が
吸引される。この吸引された空気は、吸引側流路Wi、
ファン12、吐出側流路Woを介して両用ノズル6に流
れ、両用ノズル6の先端8から矢印FOoに示すように
吐出される。上述したことから明らかなように、吐出作
業時においては、両用ノズル6の先端8の一部が絞り部
材52により遮蔽され、その断面積が吸引作業時に比較
して小さくされる。このため、両用ノズル6の先端から
吐出される空気の流速は、吸引作業時に両用ノズル6内
に吸引される空気の流速に比較して早くなる。
【0012】次に、本発明の他の実施の形態に係る吸引
・吐出装置を図3及び図4を参照して説明する。図3及
び図4に示す吸引・吐出装置も、図1及び図2に示す装
置と同様、本体100の内部に収容した切換部材2によ
り、吸引作業時と吐出作業時の空気流路を切換る等の基
本的な構造については同一構造を備える。しかしなが
ら、図3及び図4に示す吸引・吐出装置においては、ノ
ズル6の先端側に可動部6bを設け、この可動部6bを
支点6a回りに回動可能とすることで、両用ノズル6の
先端8の断面積を切換える点において相違する。
【0013】すなわち、吸引作業時においては、可動部
6bを図3に示す位置とし、両用ノズル6の先端8を絞
らない形状とし、一方、吐出作業時においては、可動部
6bを図4に示す位置とし、両用ノズル6の先端8を先
細り形状とする。このような吸引・吐出装置によって
も、両用ノズル6の先端断面積(空気流速)を吸引作業
時と吐出作業時で切換えることができる。
【0014】
【実施例】 以下、図1、図2に示した実施の形態を具
現化した一実施例に係る吸引・吐出装置について、図5
乃至図10を参照して詳細に説明する。図5は吸引作業
時における吸引・吐出装置の内部状態を示す図であり、
図6は吐出作業時における吸引・吐出装置の内部状態を
示す図であり、図7は吸引作業時における両用ノズルの
先端を拡大して示す図であり、図8は吐出作業時におけ
る両用ノズルの先端を拡大して示す図であり、図9は両
用ノズルをその先端側から見た図であり、図10は両用
ノズル6を収納した状態を示す図である。吸引・吐出装
置は、図5、6に示すように、一本の両用ノズル6が接
続される本体ケーシング100を備える。本体ケーシン
グ100の内部には、モータ14が固定されており、モ
ータ14の出力軸にはファン12が固定されている。こ
のファン12は硬質樹脂で成形されており、装置内に吸
引した落ち葉等を粉砕する。なお、より高い粉砕強度が
必要なときは、ファン12を鋼等の金属としても良い。
また、本体ケーシング100の内部には、両用ノズル6
側から略直線状に伸びる流路102と、切換部材2を移
動可能に収容する収容空間104と、ファン12を間に
挟んで略U字型をなす吸引側流路Wiと吐出側流路Wo
が形成されている。
【0015】本体ケーシング100の吸入側流路Wi側
の表面には、導入口10が設けられる。この導入口10
にはフィルタがセットされており、本体ケーシング10
0内部に導入される空気から異物を除去する。なお、本
実施例においては、導入口10は本体ケーシング100
の表面と同一面に形成されているが、ノズル形状となっ
て本体ケーシング100の表面から突出しているもので
もよい。一方、本体ケーシング100の吐出側流路Wo
側の表面には、吐出ノズル16が設けられ、その吐出ノ
ズル16の先端には吐出口18が形成される。この吐出
ノズル16には、集塵袋20の筒部22が着脱自在に取
付けられる。集塵袋20と本体ケーシング100とは、
筒部22の内面と吐出ノズル16の外面によって気密に
保たれた状態で、筒部22のつめによって固定される。
また、集塵袋20にはフック24、28が設けられてお
り、これらフック24、28がそれぞれ両用ノズル6に
設けられた鉤部26、本体ケーシング100に設けられ
た鉤部30に掛止することによって、集塵袋20は確実
に本体ケーシング100に保持される。
【0016】また、本体ケーシング100には、ハンド
ル32が設けられており、このハンドル32にはモータ
14をON‐OFFするための運転スイッチ34が設け
られている。なお、本実施例においては、ハンドル32
に運転スイッチ34が設けられているが、運転スイッチ
34の位置はこれに限らず、他の場所に設けるものであ
ってもよい。
【0017】さらに、本体ケーシング100の内部(収
容空間104)には、筒状の切換部材2がピン4によっ
て揺動可能に収容されている。この切換部材2は、図5
に示される吸引作業時には、その外壁によって導入口1
0を遮断するとともに吐出側流路Woを吐出口18に連
通し、また、その内部空間によって吸入側流路Wiと両
用ノズル6を連通する。また、図6に示す吐出作業時に
は、切換部材2の外壁が導入口10から離れることで吸
入側通路Wiと導入口10を連通し、また、切換部材2
の外壁によって吸入側流路Wiと両用ノズル6間を遮断
するとともに吐出側流路Woと吐出口18とを遮断し、
さらに、切換部材2の内部空間により吐出側流路Woと
両用ノズル6を連通させる。なお、上述した切換部材2
は、図10に示す本体ケーシング100に設けた操作部
材Sを矢印44に示すように動かすことによって、ピン
4を支点として揺動し、図5に示す位置と図6に示す位
置との間で切換え可能となっている。
【0018】次に、上述したように構成される本体ケー
シング100に接続される両用ノズル6について説明す
る。両用ノズル6は、図5、図10に示すように、その
基端部7が回転軸40によって本体ケーシング100に
揺動可能に取付けられている。この両用ノズル6は、本
体ケーシング100に設けられたノズル留め(図示省
略)により本体ケーシング100に固定され、図5等に
示すように、本体ケーシング100内に形成された流路
102と両用ノズル6とを連通する。また、両用ノズル
6の先端8近傍の外壁にはタイヤ42が回転可能に取付
けられており、吸引作業・吐出作業時において作業の効
率化を図っている。
【0019】さらに、両用ノズル6の先端8の近傍に
は、図7〜図9に良く示されるように、その内壁面に規
制部材54が固設されており、この規制部材54に対し
てシャッタ52(絞り部材)が揺動可能に取付けられて
いる。規制部材54は、図9に示すように両用ノズル6
の左右の内壁面にそれぞれ設けられ、また、図7及び図
8に示すように上側の壁面から下側の壁面に向かうにし
たがって先端8側に近づくよう傾斜して設けられる。こ
の左右の壁面に設けられた規制部材54の下端には、図
9に示すように突出部54a、54bが設けられてい
る。上述した規制部材54の上端には、軸50a、50
bによりシャッタ52が揺動可能に取付けられている。
このシャッタ52は、図5及び図7に示す状態(吸引作
業時)においては、両用ノズル6を先端8から基端部7
に向かって流れる空気の圧力によって図7に示す矢印の
方向に回動し、両用ノズル6の上側の内壁面に当接す
る。また、図6及び図8に示す状態(吐出作業時)にお
いては、シャッタ52は、両用ノズル6を基端部7から
先端8に向かって流れる空気の力によって図8に示す矢
印の方向に回動し、規制部材54の突出部54a、54
bに当接することで、その位置に保持される。したがっ
て、吸引作業時においてはシャッタ52が両用ノズル6
の開口部を殆ど遮蔽せず、両用ノズル6の先端開口面積
は両用ノズル6の開口部と略同一となる。また、吐出作
業時においてはシャッタ52が両用ノズル6の開口部を
一部遮蔽するため、両用ノズル6の先端開口面積は吸引
作業時に比較して小さくなる。上述したことから明らか
なように、本実施例の吸引・吐出装置では、吸引作業時
に最適な流速を得られるよう両用ノズル6の開口部の面
積が決められており、また、吐出作業時に最適な流速を
得られるようシャッタ52で両用ノズル6の開口部を遮
蔽する面積(規制部材54の角度等)が決められてい
る。
【0020】なお、本実施例の吸引・吐出装置では、両
用ノズル6が回転軸40で本体ケーシング100に折り
たたみ可能に支持されているため、装置不使用時又は店
頭での展示時においては、図10に示すように集塵袋2
0を本体ケーシング100から取外し、かつ、両用ノズ
ル6を折りたたんだ状態とすることができる。したがっ
て、装置不使用時等においては、両用ノズル6を収納状
態にすることで両用ノズル6が邪魔にならず、省スペー
ス化を図ることができる。ただし、両用ノズル6は、本
実施例の構造に限られることなく、本体ケーシング10
0に対して脱着可能な構造としても良いし、あるいは、
両用ノズル6の基端部7が本体ケーシング100に着脱
不能(固定的)に接続されていてもよい。さらには両用
ノズルはジャバラ状のものとしてもよい。
【0021】ここまで本実施例における吸引・吐出装置
の構成を説明してきた。以下、吸引・吐出装置により吸
引作業、吐出作業を行うときの作用を説明する。吸引作
業を行うためには、まず、本体ケーシング100に集塵
袋20をセットし、また、操作部材Sを図10に示す実
線位置にセットすることで、切換部材2を図5に示す位
置にセットする。したがって、吸引作業時においては、
図5に示すように、切換部材2が導入口10を塞ぎ、か
つ、両用ノズル6と吸入側流路Wiとを連通し、また、
吐出側流路Woと吐出ノズル16とを連通する。すなわ
ち、両用ノズル6の先端8から吸入側流路Wi、ファン
12、吐出側流路Wo、吐出ノズル16を経て集塵袋2
0に導かれる一本の流路が形成される。
【0022】したがって、この状態で運転スイッチ34
を操作してモータ14をONすると、ファン12が回転
し両用ノズル6の先端8から両用ノズル6内に塵埃等を
含んだ空気が吸引される。両用ノズル6内に吸引された
空気は、吸引側流路Wiを通ってファン12に流れ、フ
ァン12から吐出側流路Woに吐出され吐出口18から
集塵袋20内に吐出される。このとき、導入口10が切
換部材2の外壁により塞がれているため、導入口10か
ら本体ケーシング100内に空気が侵入することはな
く、吸引力が低下することが防止される。また、両用ノ
ズル6の先端8に設けたシャッタ52は、図7に示すよ
うに、両用ノズル6の先端8から基端部7側に向かって
流れる空気の力により基端部7側に回動し、両用ノズル
6の内壁面に当接した位置で保持される。したがって、
シャッタ52により両用ノズル6の先端8が遮蔽される
ことは無い。
【0023】吸引作業後は、集塵袋20のフック24、
28を鉤部26、鉤部30からそれぞれ外して集塵袋2
0を本体ケーシング100から離脱し、集塵袋20内に
蓄積された塵埃等を捨てることができる。この際、吐出
ノズル16又は筒部22には図示されていない蓋機構が
備えられているので、集塵袋20を本体ケーシング10
0から取外しても塵埃等が集塵袋20又は本体ケーシン
グ100から飛散しない。また、運転スイッチ34をO
FFしてモータ14を停止すると、シャッタ52には両
用ノズル6内を流れる空気から作用する力が無くなるた
め、重力により両用ノズル6の先端8側に回動し図8に
示す状態となる。このため、たとえ吸引作業中にシャッ
タ52に塵埃等が引っ掛っていたとしても、この塵埃は
モータ14を停止すると重力により落下し、両用ノズル
6の先端8から排出される。なお、上述した吸引作業で
は集塵袋20内に塵埃等を集めたが、吐出ノズル16に
ホース等を繋げて、外部の集塵タンク等に吸引作業中の
塵埃等を送ることもできる。
【0024】次に、吐出作業時での吸引・吐出装置の作
用を説明する。吐出作業を行うためには、操作部材Sを
図10に示す二点鎖線位置にセットすることで、切換部
材2を図6に示す位置にセットする。したがって、吐出
作業時においては、図6に示すように、切換部材2の外
壁が導入口10から離れることによって吸引側流路Wi
は導入口10と連通し、また切換部材2の外壁によって
吸引側流路Wiと両用ノズル6間が遮断される。また、
切換部材2は、その外壁によって吐出側流路Woと吐出
口18間とを遮断し、かつ、吐出側流路Woは切換部材
2を介して両用ノズル6に連通する。すなわち、導入口
10から吸入側流路Wi、ファン12、吐出側流路W
o、切換部材2、両用ノズル6を経て外部に流れる一本
の流路が形成される。
【0025】したがって、この状態で運転スイッチ34
を操作してモータ14をONするとファン12が回転
し、導入口10から吸引側流路Wi内に空気が吸引され
る。吸引側流路Wi内に吸引された空気は、ファン1
2、吐出側流路Wo、切換部材2を介して両用ノズル6
側に流れ、両用ノズル6の先端8から吐出される。この
とき、両用ノズル6の先端8に設けたシャッタ52は、
図8に示すように、両用ノズル6の基端部7側から先端
8に向かって流れる空気の圧力により先端8側に回動
し、規制部材54に当接した位置で保持される。したが
って、シャッタ52により両用ノズル6の先端8の一部
が遮蔽されるため、吸引作業時に比較して両用ノズル6
から吐出される空気の流速は早くなる。
【0026】上述したことから明らかなように、本実施
例に係る吸引・吐出装置では、両用ノズル6の先端8に
シャッタ52を設け、このシャッタ52により両用ノズ
ル6の先端を遮蔽する状態(吐出作業)と、遮蔽しない
状態(吸引作業)とに切換えることにより、各作業に適
した流速を得ることができる。
【0027】さらに、吐出作業時においては、集塵袋2
0を本体ケーシング100から取り外して吐出作業を行
うことができ、装置自体がコンパクトで軽量となるため
作業が容易となる。この際、切換部材2により吐出側流
路Woと吐出ノズル16とが遮断されているため、空気
が吐出ノズル16から吐出することはない。
【0028】以上、本発明を具現化した一実施例につい
て説明したが、本発明は上述した実施の形態及び実施例
に限られることなく、当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
【0029】例えば、上述した実施例においては、シャ
ッタ52(絞り部材)を両用ノズルに対して揺動可能に
した機構であったが、本発明はこのような機構に限られ
ず、例えば、絞り部材を両用ノズルの軸心と垂直な方向
にスライドするような機構としても良い。このような機
構によっても、両用ノズル6の先端の一部を遮蔽する面
積を切換えることができ、各作業に適した流速を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係る吸引・吐出装置の吸引作業
時の模式図
【図2】図1に示す吸引・吐出装置の吐出作業時の模式
【図3】他の実施の形態に係る吸引・吐出装置の吸引作
業時の模式図
【図4】図3に示す吸引・吐出装置の吐出作業時の模式
【図5】実施例の吸引・吐出装置の吸引作業時の断面図
【図6】実施例の吸引・吐出装置の吐出作業時の断面図
【図7】吸引作業時における両用ノズルの先端を拡大し
て示す図
【図8】吐出作業時における両用ノズルの先端を拡大し
て示す図
【図9】両用ノズルをその先端側から見た図
【図10】両用ノズルを収納した状態を示す図
【符号の説明】
2・・切換部材 4・・ピン 6・・両用ノズル 10・・導入口 12・・ファン 18・・吐出口 40・・回転軸 50・・軸 52・・シャッタ(絞り部材) 54・・規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 忠義 愛知県安城市住吉町3丁目11番8号 株式 会社マキタ内 Fターム(参考) 3B116 AA31 AB52 BB32 BB62 BB72 BB75 BB77

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、その本体に基端が接続される一
    本の両用ノズルと、前記本体の内部で回転するファンを
    備え、前記ファンの回転により前記両用ノズルの先端か
    ら吸引して前記本体に形成した吐出口から吐出する吸引
    状態と、前記ファンの回転により前記本体に形成した導
    入口から導入して前記両用ノズルの先端から吐出する吐
    出状態とに切換え可能な吸引・吐出装置において、前記
    両用ノズルの先端断面積を、吸引状態における断面積
    と、吐出状態における断面積とに切換可能な切換機構が
    設けられた吸引・吐出装置。
  2. 【請求項2】 前記切換機構が、前記両用ノズルの先端
    の一部を遮蔽可能な絞り部材と、該絞り部材を吸引状態
    における位置と、吐出状態における位置とに切換可能に
    保持する保持手段とを含んで構成される請求項1に記載
    の吸引・吐出装置。
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