JPH11178761A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH11178761A
JPH11178761A JP9354636A JP35463697A JPH11178761A JP H11178761 A JPH11178761 A JP H11178761A JP 9354636 A JP9354636 A JP 9354636A JP 35463697 A JP35463697 A JP 35463697A JP H11178761 A JPH11178761 A JP H11178761A
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exhaust
port
chamber
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Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Ikuo Oshima
郁夫 大島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】排気風を吸込口体に還流させる可撓性ホース等
の管状体を利用して清掃面を清掃する際、清掃面の塵埃
を浮遊させることなく吸込口体内に吸い込ませることの
できる電気掃除機を提供すること。 【解決手段】集塵室6及び集塵室6に吸引負圧を作用さ
せる電動送風機28が掃除機本体1に内蔵され、集塵室
6に吸込口体2の吸込室15が吸込風路11aを介して
接続されていると共に、電動送風機28のエア排気口2
9bと吸込室15とが管状体41を介して接続された電
気掃除機において、電動送風機28の排気口29bに連
通する管接続口35が掃除機本体1に設けられ、管状体
41が管接続口35に着脱可能に接続されている電気掃
除機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動送風機の排気風
を吸込口体に戻して循環(還流)させる様にした電気掃
除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気掃除機としては、掃除機本
体内の電動送風機の排気側に連通する排気風路を掃除機
本体内に設け、この排気風路と吸込口体を掃除機本の外
部に配設した可撓性ホースで接続することにより、電動
送風機の排気風を吸込口体に還流するようにしたものが
ある。
【0003】どころで、この可倒性ホースを吸込口体に
対して着脱可能に設けて、可倒性ホースを吸込口体から
取り外し、この取り外した可倒性ホースの先端から吹き
出される排気風で清掃面をブローすることにより、清掃
面の塵埃を吹き飛ばす様にしたものも考えられている
(特開平4−193239号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、可倒性ホースが吸込口体に対してのみ着脱可能とな
っていたため、清掃面の排気風によるブローのみしかで
きないものであった。しかも、この吹き飛ばされた塵埃
は空中に浮遊するため好ましいものではなかった。
【0005】そこで、この発明は、排気風を吸込口体に
還流させる可撓性ホース等の管状体を利用して清掃面を
清掃する際、清掃面の塵埃を浮遊させることなく吸込口
体内に吸い込ませることのできる電気掃除機を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、集塵室及び該集塵室に吸引負圧
を作用させる電動送風機が掃除機本体に内蔵され、前記
集塵室に吸込口体の吸込室が吸込風路を介して接続され
ていると共に、前記電動送風機の排気側と前記吸込室と
が管状体を介して接続された電気掃除機において、前記
電動送風機の排気側に連通する管接続口が前記掃除機本
体に設けられ、前記管状体が前記管接続口に着脱可能に
接続されている電気掃除機としたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の発明は、前記吸込口体の
吸込口を開閉する開閉手段を設けたことを特徴とする。
【0008】更に、請求項3の発明は、前記開閉手段は
前記管状体内に形成される管内風路の前記吸込室への開
口端と前記吸込口との開閉切換を行う開閉切換手段であ
り、前記開閉切換手段は前記管内風路の前記吸込室への
開口端の閉成時に前記管内風路を前記吸込室に部分的に
連通させる連通部を有することを特徴とする。
【0009】また、請求項4の発明は、前記電動送風機
の排気側を大気に連通させる排気口が前記掃除機本体に
設けられ、前記電動送風機の排気側と前記排気口とを連
通させる排気通路に排気フィルタが設けられていると共
に、前記管接続口の開閉をする第1開閉手段が設けら
れ、前記排気口と前記電動送風機の排気側との連通・遮
断をさせる第2開閉手段が設けられていることを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1に基づいて説明する。
【0011】<第1実施例>図1〜図6は、この発明に
係る電気掃除機をハンディタイプの電気掃除機に適用し
た例を示したものである。
【0012】この電気掃除機は、掃除機本体1と、掃除
機本体1に装着する吸込口体2を有する。この掃除機本
体1の本体ケース3は、後ケース4と、この後ケース4
の前端に着脱可能に設けられた前ケース5から略卵型形
状に形成されている。
【0013】この前ケース5内には集塵室(集塵部)6
が形成され、前ケース5の前端部内には集塵室5内に突
出する筒状部7が形成され、筒状部7内には接続口8が
形成されている。
【0014】吸込口体2は、上ケース9と、上ケース9
の開口部内に嵌着された下ケース10を有する。そし
て、この上ケース9には、前ケース5の接続口8に着脱
可能に嵌着した接続パイプ部11と、上壁9aから上方
に突設した管接続筒部(ホース接続部)12と、上壁9
aの後部から下ケース10の底壁10aの前縁部側に向
けて傾斜する仕切壁13が形成されている。
【0015】これにより、仕切壁13と上壁9aとの間
に排気風室14が排気風路の一部として形成され、仕切
壁13と下ケース10との間に吸込室15が形成され、
吸込室15が接続パイプ部11内の吸込風路11aを介
して接続され(連通させられ)ている。16は下ケース
10の底壁10aに形成された吸込口、17は仕切壁1
3と底壁10aとの間に形成された排気風吹出口であ
る。
【0016】集塵室6の後端部内には後ケース4の前壁
4aに当接するゴム製のフィルタ支持部材18が着脱可
能に嵌着され、このフィルタ支持部材18にはフィルタ
19が取り付けられている。18aはフィルタ支持部材
18に設けた連通孔、20は前壁4aに設けられ且つ連
通孔18aを介して集塵室6に連通する連通口である。
【0017】この後ケース4内の前部近傍には上下に延
びる仕切壁(縦壁)21が形成され、縦壁21の下部と
後ケース4の後壁4bには前後に延びる仕切壁22が連
接されている。この仕切壁21と前壁4aとの間にはフ
ァン室23が形成され、仕切壁22の上方にはモータ室
24が形成され、仕切壁22の下方には排気通路25が
形成されている。また、後壁4bには複数の排気孔(排
気口)26が形成され、この排気孔26は後壁4bの内
面に添着された排気フィルタ27で覆われている。
【0018】ファン室23内には電動送風機28のファ
ン部29が配設され、モータ室24内には電動送風機2
8のモータ部(電動部)30が配設されている。このモ
ータ部30の出力軸30aにはファン部28の遠心ファ
ン31が取り付けられている。29aはファン部29の
エア吸込口(エア吸込側)、29bはファン部29のエ
ア排気口(エア排気側)である。
【0019】そして、電動部30を作動させて出力軸3
0a及び遠心ファン31を回転駆動させると、遠心ファ
ン31の作用によりエア吸込口29aからエアがファン
部29内に吸い込まれる。しかも、この吸い込まれたエ
アは、遠心ファン31の外周から吐出された後に、ファ
ン部29のエア排気口29bから後方の排気室32に吐
出される。尚、排気室32は、ファン部29と仕切壁2
1との間に形成されている。
【0020】後ケース4の前端部上には後方に延びる把
手(把持部)33の前端部33aが一体に形成され、こ
の前端部33a内には排気室32に連通する排気風路3
4が形成されている。また、前端部33aの前壁33b
には管接続口35が形成され、この管接続口35は第1
開閉手段36によって開閉可能に設けられている。この
第1開閉手段36は、図3(a),(b)に示したよう
に、前壁33bの内面に突設された軸受部37,37
と、軸受部37,37に両端部が保持された支持軸38
と、支持軸38に一体に設けられ且つ管接続口35を開
閉可能な開閉蓋39と、支持軸38に捲回され且つ両端
部が開閉蓋39の後面及び前壁33bの内面に弾接する
捻りコイルバネ40を有する。この捻りコイルバネ40
は、管接続口35を閉成する様に、開閉蓋39を管接続
口35側に常時付勢している。
【0021】この管接続口35と吸込口体2の管接続筒
部12との間には可撓性のある管状体41が介装されて
いる。この管状体41は、一端部が管接続筒部12に気
密に固着されたホース42と、ホース42の他端部に一
体に設けられた接続筒体43を有する。このホース42
は蛇腹状で伸縮自在且つ可倒可能に形成され、接続筒体
43は管接続口35に着脱可能に挿入嵌合されている。
そして、この状態では開閉蓋39が接続筒体43で図3
(b)の如く開かれ、接続筒体43が図2の如く管接続
口35から抜き取られた状態では管接続口35が開閉蓋
39で閉成されるようになっている。
【0022】また、仕切壁21の下部には排気室32と
排気通路25とに連通する連通孔44が形成され、この
連通孔44は第2開閉手段45によって開閉可能に設け
られている。この第2開閉手段45は、図4,図5に示
したように、仕切壁21の内面に突設された軸受部4
6,46と、軸受部46,46に両端部が保持された支
持軸47と、支持軸47に一体に設けられ且つ連通孔4
4を開閉可能な開閉蓋48と、支持軸47に捲回され且
つ両端部が開閉蓋48の後面及び仕切壁21の後面に弾
接する捻りコイルバネ49を有する。この捻りコイルバ
ネ49は、連通孔44を閉成する様に、開閉蓋48を連
通孔44側に常時付勢している。
【0023】次に、この様な構成の電気掃除機の作用を
説明する。
【0024】図1の如く接続筒体43が管接続口35に
挿入嵌合されている状態では、開閉蓋39が接続筒体4
3で図3(b)の如く開かれている。この状態で、電動
送風機28の電動部30を作動させて出力軸30a及び
遠心ファン31を回転駆動させると、遠心ファン31の
作用によりエア吸込口29aからエアがファン部29内
に吸い込まれて、集塵室6に吸込負圧(吸気負圧)が作
用する。
【0025】このファン部29に吸い込まれたエアは、
遠心ファン31の外周から吐出された後に、ファン部2
9のエア排気口29bから後方の排気室32に吐出さ
れ、把手33内の排気風路34,管状体41内の管内風
路(排気風路)50を介して吸込口体2の排気室14内
に案内される。この排気室14に案内された排気風は、
吸込口体2の排気風吹出口17から吸込室15の下部に
向けて吐出され、図示しない清掃面の塵埃をブローして
吸込口16から吸込室15内に吹き上げる。
【0026】この吹き上げられた塵埃は、排気風と共に
吸込風路11aを介して集塵室6内に吸い込まれ、フィ
ルタ19に捕集される。そして、このフィルタ19で清
浄されたエアは、連通孔18a,連通口20を介して再
びファン部29のエア吸込口29a内に吸い込まれ、上
述した排気風となって循環(還流)する。この様な排気
風の還流に際して開閉蓋48は、捻りコイルバネ47の
バネ力で仕切壁21に当接して、連通孔44を閉成して
いる。
【0027】尚、この様に管状体41を管接続口35に
接続した状態で排気風を吸込口体2に還流させる際に
は、排気風の大きな抵抗となる部材が風路34,50内
にないので、排気風を効率よく吸込口体2に還流でき
る。また、管状体41を管接続口35に接続した状態で
は、塵埃や騒音が風路34,50から外部に洩れること
はないので、管状体41側には排気フィルタを設ける必
要がない。
【0028】一方、接続筒体43が図2の如く管接続口
35から抜き取られた状態では、捻りコイルバネ38の
バネ力で開閉蓋39が前壁33b内面に弾接させられ
て、管接続口35を閉成する。この状態で、電動送風機
28を上述の如く作動させて集塵室6に吸込負圧(吸気
負圧)を作用させると、吸込口16からエアが吸い込ま
れると共に管状体41からエアが吸込室15内に吸い込
まれるので、排気風を吸込口体2に還流させる管状体4
1の接続筒体43を図6の如く清掃面Sに近づけること
で、清掃面の塵埃を吸込口体2を介して集塵室15に吸
い込んで捕集することができる。この様に管状体41を
塵埃吸込管として使用することで、清掃面の塵埃を浮遊
させることなく吸込口体2内に吸い込ませることができ
る。
【0029】また、この動作に伴い、電動送風機28
は、エア吸込口29aから吸い込んだエアを排気室23
内に吐出させる。この状態では、図2の如く管接続口3
5が開閉蓋39で閉成されているので、排気室23内の
圧力が徐々に上昇する。そして、この圧力の上昇に伴い
排気室23内の圧力が捻りコイルバネ49のバネ力より
大きくなると、開閉蓋48が捻りコイルバネ49のバネ
力に抗して図2の如く開かれ、排気室23内の排気風が
排気通路25,排気フィルタ27及び排気孔26を介し
て大気に排出される。
【0030】この様に管状体41を管接続口35から取
り外して塵埃吸込管として使用する際には、排気風がフ
ィルタ27を介して大気に排出されるので、電動送風機
28の各部から生ずる機械的摩耗による微細な塵埃(例
えば、カーボンブラシの摩耗による粉末)がフィルタ2
7で捕集されて外部に排出されるのを防止できると共
に、掃除機本体28内で生じ且つ排気通路25を介して
外部に洩れる騒音を低減できる。
【0031】<第2実施例>図7〜図11は、この発明
の第2実施例を示したものである。本実施例では、第1
実施例の仕切壁13に代えて、図7,図8の如く、吸込
口体2の吸込口16を開閉する開閉手段を設けたもので
ある。即ち、この開閉手段は、管状体41内に形成され
る管内風路50の吸込室15への開口端と吸込口16と
の開閉切換を行う開閉切換手段51である。
【0032】この開閉切換手段51は、上ケース9の上
壁9a後部から下方に「く」の字状に突出するストッパ
壁52と、下ケース10の前縁下部に回動可能に取り付
けられた回動軸53と、この回動軸53と一体に設けら
れた切換板54と、回動軸53の吸込口体2の側部から
突出する端部に一体に設けられた操作レバー55(図9
〜図11参照)を有する。尚、切換レバー55は、例え
ば図示しない凹凸嵌合により、図10,図11の切換位
置に保持されるようになっている。即ち、操作レバー5
5に図示しない半球状凸部を設け、この凸部が図10,
図11の位置で嵌合する凹部(図示せず)を吸込口体2
の側面に設けることにより、凸部が凹部に係合した状態
では操作レバー55が図10,図11の位置に位置決さ
れる。また、操作レバー55に所定の力以上の回動操作
力を作用させることにより、この凸部が凹部から抜け外
れて、操作レバー55が回動操作される様になってい
る。この様な位置決機構は他の構造でもよい。
【0033】また、切換板54の下部には、切換板54
をストッパ壁52に当接させて、管内風路50の吸込室
15への開口端の閉成した時に、管内風路50を吸込室
15に部分的に連通させる切欠56が連通部として形成
されている。この状態では、図7の如く管状体41を管
接続口35に接続して、排気風を吸込口体2に還流させ
る。この還流に際して、管内風路50を介して吸込口体
2側に案内される排気風は、切欠56を介して吸込室1
5の下部に向けて吐出され、図示しない清掃面の塵埃を
ブローして吸込口16から吸込室15内に吹き上げるこ
とになるので、塵埃の吹き上げ効率を向上させることが
できる。
【0034】一方、操作レバー55を下方に回動操作し
て、切換板54を下ケース10の底壁10aに当接させ
ると、吸込口16が図8の如く切換板54で閉成される
と共に、管内風路50が吸込室15に大きな通路断面を
有した状態で連通する。この状態では、排気風還流用の
管状体41を掃除機本体1の管接続口35から外して塵
埃吸込管として使用することにより、電動送風機28の
吸込口(吸込側)29aから吸込口体2の吸込室15内
に作用する吸込負圧を管状体41に全て作用させて、管
状体41による清掃面の清掃時に管状体41への吸込効
率を向上させることができる。しかも、この様に管状体
41内に形成される管内風路50の吸込室15への開口
面積を大きくすることで、塵埃を吸込口体2内に吸い込
み易くできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、集塵室及び該集塵室に吸引負圧を作用させる電動送
風機が掃除機本体に内蔵され、前記集塵室に吸込口体の
吸込室が吸込風路を介して接続されていると共に、前記
電動送風機の排気側と前記吸込室とが管状体を介して接
続された電気掃除機において、前記電動送風機の排気側
に連通する管接続口が前記掃除機本体に設けられ、前記
管状体が前記管接続口に着脱可能に接続されている構成
としているので、排気風を吸込口体に還流させる可撓性
ホース等の管状体を利用して清掃面を清掃する際、管状
体を塵埃吸込管として使用して、清掃面の塵埃を浮遊さ
せることなく吸込口体内に吸い込ませることができる。
【0036】また、請求項2の発明は、前記吸込口体の
吸込口を開閉する開閉手段を設けた構成としたので、排
気風還流用の管状体を掃除機本体の管接続口から外して
塵埃吸込管として使用する場合に、吸込口体の吸込口を
開閉手段で閉成させることにより、電動送風機の吸込側
から吸込口体の吸込室内に作用する吸込負圧を管状体に
全て作用させて、管状体による清掃面の清掃時に管状体
への吸込効率を向上させることができる。
【0037】更に、請求項3の発明は、前記開閉手段は
前記管状体内に形成される管内風路の前記吸込室への開
口端と前記吸込口との開閉切換を行う開閉切換手段であ
り、前記開閉切換手段は前記管内風路の前記吸込室への
開口端の閉成時に前記管内風路を前記吸込室に部分的に
連通させる連通部を有する構成としたので、前記開閉切
換手段で吸込口体の吸込口を閉成することにより、管状
体内に形成される管内風路の吸込室への開口面積を大き
くして、塵埃を吸い込み易くできる。しかも、開閉切換
手段で管内風路の前記吸込室への開口端を閉成したとき
には、開閉切換手段に設けた部分的な連通部から排気風
を吸込室に吹き出させるようにしたので、排気風を吸込
室へ連通部を介して吹き出して、この吹き出した排気風
により清掃面の塵埃を吸込室内に吹き上げる際、塵埃の
吹き上げ効率を向上させることができる。
【0038】また、請求項4の発明は、前記電動送風機
の排気側を大気に連通させる排気口が前記掃除機本体に
設けられ、前記電動送風機の排気側と前記排気口とを連
通させる排気通路に排気フィルタが設けられていると共
に、前記管接続口の開閉をする第1開閉手段が設けら
れ、前記排気口と前記電動送風機の排気側との連通・遮
断をさせる第2開閉手段が設けられている構成としたの
で、管状体を管接続口に接続した状態で排気風を吸込口
体に還流させる際には、排気風の大きな抵抗となる部材
が排気風路内になく、排気風を効率よく吸込口体に還流
できる。しかも、管状体を管接続口から取り外して塵埃
吸込管として使用する際には、排気風がフィルタを介し
て大気に排出されるので、電動送風機の各部から生ずる
機械的摩耗による微細な塵埃(例えば、カーボンブラシ
の摩耗による粉末)がフィルタで捕集されて外部に排出
されるのを防止できると共に、掃除機本体内で生じ且つ
排気通路を介して外部に洩れる騒音を低減できる。尚、
管状体を管接続口に接続した状態では、排気風路から外
部に塵埃や騒音が洩れることはないので、管状体側には
排気フィルタを設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電気掃除機の要部を断面して示
した説明図である。
【図2】図1の電気掃除機の作用説明図である。
【図3】(a)は図1の管接続口の開閉蓋の正面図、
(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図1の掃除機本体の後部側下部に設けた排気通
路の開閉蓋の部分の拡大説明図である。
【図5】図4に右側面図である。
【図6】図1〜図5の電気掃除機の作用説明図である。
【図7】この発明に係る電気掃除機の他の例を示す図1
と同様な説明図である。
【図8】図7の電気掃除機の作用説明図である。
【図9】図7,図8の電気掃除機の作用説明図である。
【図10】図9の切換レバーの部分の要部拡大説明図で
ある。
【図11】図10の切換レバーの作用説明図である。
【符号の説明】
1・・・掃除機本体 2・・・吸込口体 2a・・・吸込口 6・・・集塵室 11a・・・吸込風路 15・・・吸込室 25・・・排気通路 26・・・排気孔(排気口) 27・・・排気フィル 28・・・電動送風機 28a・・・エア吸込口(吸込側) 29b・・・エア排気口(排気側) 35・・・管接続口 36・・・第1開閉手段 41・・・管状体 45・・・第2開閉手段 51・・・開閉切換手段(開閉手段) 56・・・切欠(連通部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵室及び該集塵室に吸引負圧を作用さ
    せる電動送風機が掃除機本体に内蔵され、前記集塵室に
    吸込口体の吸込室が吸込風路を介して接続されていると
    共に、前記電動送風機の排気側と前記吸込室とが管状体
    を介して接続された電気掃除機において、 前記電動送風機の排気側に連通する管接続口が前記掃除
    機本体に設けられ、前記管状体が前記管接続口に着脱可
    能に接続されていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記吸込口体の吸込口を開閉する開閉手
    段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】 前記開閉手段は前記管状体内に形成され
    る管内風路の前記吸込室への開口端と前記吸込口との開
    閉切換を行う開閉切換手段であり、前記開閉切換手段は
    前記管内風路の前記吸込室への開口端の閉成時に前記管
    内風路を前記吸込室に部分的に連通させる連通部を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記電動送風機の排気側を大気に連通さ
    せる排気口が前記掃除機本体に設けられ、前記電動送風
    機の排気側と前記排気口とを連通させる排気通路に排気
    フィルタが設けられていると共に、前記管接続口の開閉
    をする第1開閉手段が設けられ、前記排気口と前記電動
    送風機の排気側との連通・遮断をさせる第2開閉手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1〜3に記載の
    電気掃除機。
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