JP3788705B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、掃除機本体の排気風を吸込口体の吸込室に還流させる還流風路が吸込口体の回転管に設けられている電気掃除機で、特にアップライトタイプの電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、底面に開口する吸込室が形成された吸込口本体と、吸込口本体後部の左右方向中央部に上下回動可能に取り付けられた回転管を備えているのが普通である。
【0003】
この様な電気掃除機において、吸込口本体の吸込室内に回転清掃体を回転自在に保持させると共に、掃除機本体の排気風の一部を回転管に設けた還流風路を介して吸込室に還流させ、この還流風を回転清掃体のブレードに吹き付けることにより、回転清掃体を回転駆動して、回転清掃体で清掃面の塵埃を掻き上げる様にしたものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この様な還流風路を設けた電気掃除機では、回転管が吸込口体に対して上下に回動するのみで、吸込口本体を掃除機本体に対して回転管の軸線周りに回動させることができないものであった。
【0005】
このため、この様な吸込口体を有する電気掃除機では、吸込口本体の長手方向が挿入可能な狭い場所の清掃を行いたい場合であっても、この吸込口本体の長手方向を吸込口体の移動方向に向けることができないため、狭い場所の清掃が困難であった。
【0006】
そこで、この発明は、還流風路が設けられた回転管を有していても、掃除機本体を回転管の部分で軸線周りに回動させることができると共に、回転管の回動部における還流風の漏れを確実に防止できる電気掃除機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、電動送風機とこの電動送風機の吸込側に集塵室を設けた掃除機本体と、この掃除機本体に接続される吸込口体とを具備し前記吸込口体は、底面に開口する吸込室が形成された吸込口本体と、この吸込口本体に一端部が取り付けられ且つ掃除機本体の集塵室に連通させる回転管を備え、前記回転管には内外二重の同心の内筒部と外筒部が設けられ、前記内筒部内に前記吸込室を前記集塵室に連通させる吸込風路が形成され、前記内筒部と外筒部との間に前記掃除機本体からの排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が設けられ、前記回転管が前記内筒部及び外筒部の部分において吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管とに分割されていると共に、前記吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管の内筒部同士及び外筒部同士が互いに嵌合してオーバーラップした状態で軸線周りに回動可能に保持されている電気掃除機であって、前記吸込口本体側回転管の内筒部と外筒部との間には底壁を有する環状空間が形成され、前記底壁には前記排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が形成され、前記掃除機本体側回転管の外筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の外筒部内に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合され、且つ、前記掃除機本体側回転管の内筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の内筒部外周に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合されている電気掃除機としたことを特徴とする。
【0009】
更に、請求項の発明は、前記掃除機本体側回転管に設けた外筒部の端部外周面には周方向に向かう環状の係合溝が形成され、前記吸込口本体側回転管の外筒部の端部には取付穴が形成され、前記取付穴には前記係合溝に係合する保持部材が挿入保持されていることを特徴とする
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1および図2に示すアップライト型の電気掃除機は、掃除機本体1と吸込口体2とから構成されている。
[掃除機本体1]
掃除機本体1の上端には図1に示したようにハンドル3が軸4により枢着されており、このハンドル3には操作スイッチ5が設けられている。このハンドル3は、掃除機本体1の長手方向に延ばした位置に固定して使用できると共に、軸4を中心に回動させて本体1の裏面に沿う状態に位置させて収納することができるようになっている。
【0012】
掃除機本体1内には、集塵室6と、この集塵室6に設けられた集塵フィルタFと、集塵室6を負圧にする電動送風機7と、集塵室6と隔壁1aで区画され且つ電動送風機7から排気される空気(排気風)の一部を矢印8の如く吸込口体2へ還流させる還流室9とが設けられている。10は塵埃吸引用のホースである。
【0013】
掃除機本体1内の下部には、図2に示したように、還流室9の下端部内に挿入され且つ還流室9の下端開口を閉成する接続口体11が取り付けられている。この接続口体11は、大径筒部12と、この大径筒部12から上方に延びた小径筒部13と、この小径筒部13から左方に分岐された枝管14とを備えている。
【0014】
この枝管14の周囲と還流室9との間は筒部14aで区画され、枝管14は筒部14aに挿入したホース10の一端部10Aに接続されており、小径筒部13は集塵室6に連通させられている。このホース10の他端部(先端部)は、通常、掃除機本体1の上端部に着脱可能に装着されていると共に、この装着により閉成されている。そして、ホース10は、先端部を掃除機本体1から取り外すことにより、塵埃を吸引することができるようになっている。
【0015】
また、接続口体11の筒部12,13間を連設する段壁部15には還流室9及び大径筒部12内に開口する連通孔16が形成されている。
[吸込口体2]
吸込口体2は、図2,図3に示したように吸込口本体17と、この吸込口本体17の左右方向中央部に取り付けられる回転管18とを備えている。
<吸込口本体17>
吸込口本体17は、底面17Aに設けた吸込開口19と、吸込開口19の上方に位置する吸込室20と、この吸込室20に設けた回転清掃体21とを有している。吸込室20の上には吹出し室22が区画形成されている。この吹出し室22と吸込室20とを区画した区画壁23には、吹出し室22に導入される空気を回転清掃体21のブレード21aに向けて吹き出させる吹出孔24が設けられている。また、吸込口本体17の後部側には、左右方向の中央部に位置させて半円筒状の回転管受け部(回転管連結部)25が形成されている。この回転管受け部25は、後ろ斜め上方に解放すると共に円弧面25aを有する。しかも、回転管受け部25の中央部には、吸込室20に連通する連通口26が設けられている。
【0016】
また、吸込口本体17の後部には、図3に示したように回転管受け部25の両側に位置させて軸受部17a,17aが形成されていると共に、軸受部17a,17aの側方に位置させて還流風路17b,17bが形成されている。この還流風路17b,17bは図示しない位置で吹出し室22に連通している。
<回転管18>
回転管18は、図2,図3に示したように、吸込口本体側回転管27と掃除機本体側回転管28とに分割されている。
(吸込口本体側回転管27)
この吸込口本体側回転管27は、内外二重の同心の内筒部27aと外筒部27b、及び外筒部27bの下端を内筒部27aに連設する底壁(連設壁)27cを有する。この内筒部27aの上部には薄肉筒部27dが形成され、外筒部27bには180°の間隔をおいて2つの取付穴27e,27e(図2,図4(a),図7〜図9参照)が形成されている。
【0017】
しかも、内筒部27aの下端(一端)には、図5,図7に示したような連設部29を介して筒状係合部30が一体に設けられている。この筒状係合部30は、軸線Oが内筒部27aの軸線と直行する方向に向けて延設されている。また、筒状係合部30の両端部には、図2〜図11に示したように、筒状係合部30より小径の筒軸部31,31が筒状係合部30と同軸に設けられている。この筒状係合部30は吸込口本体17の回転管受け部25に係合され、筒軸部31,31は吸込口本体17の軸受部17a17aに回動自在に保持されている。これにより、吸込口本体側回転管27は筒軸部31,31を中心に上下回動可能に吸込口本体17に取り付けられている。
【0018】
また、吸込口本体側回転管27は、図2〜図5,図9に示したように、内筒部27a,連設部29及び筒状係合部30に跨って形成された吸込風路32を有している。この吸込風路32は、回転管受け部25の連通口26に連通している。
【0019】
更に、内筒部27aと外筒部27bとの間には図6,図8,図9に示したように環状空間33が形成され、連設部29及び筒状係合部30には図3,図6,図8,図10,図11に示したように環状空間33と筒軸部31,31内を連通させる還流風路34が形成されている。
【0020】
筒状係合部30の上部と回転管受け部25の上部との間には円弧状のシャッタSが配設されている。そして、シャッタSは、回転管27を起立させると、回転管27に押されて下方に移動して図2の如く連通口26を狭くし、回転管27を下方に回動させると、筒状係合部30の突部30aにより上方に移動させられて連通口26は開放されるようになっている。
(掃除機本体側回転管28)
また、掃除機本体側回転管28は、内外二重の同心の内筒部28aと外筒部28b及び筒部28a,28bを連設するリブ28cを有する。この内筒部28aと外筒部28bとの間には還流風路35が形成されている。
【0021】
この内筒部28aの下端部には内外二重の薄肉筒部28d,28eが形成され、この薄肉筒部28d,28e間には、図2,図3,図4(a),図12に示したように、周方向に延び且つ下端に開口する環状シール溝28fが形成されている。しかも、小径筒部28dは大径筒部28eより長さが短く形成されている。そして、環状シール溝28fには、吸込口本体側回転管27の内筒部27aに設けた薄肉筒部27dが軸線周りに回転可能に嵌合されている。
【0022】
更に、掃除機本体側回転管28の外筒部28bの下端部の外径は吸込口本体側回転管27の下端部の外筒部27bの内径よりも小さく形成されていると共に、この外筒部28bの下端部は外筒部27bの下端部内に嵌合されている。
【0023】
しかも、掃除機本体側回転管28の外筒部28b及び薄肉筒部28eは吸込口本体側回転管27の内筒部27aと外筒部27bとの間に配設されている。これに加えて、外筒部28bは吸込口本体側回転管27の底壁27cに近接する位置まで吸込口本体側回転管27の外筒部27bとオーバーラップしており、薄肉筒部28eは吸込口本体側回転管27の底壁27cに近接する位置まで吸込口本体側回転管27の内筒部27aとオーバーラップしている。この結果、掃除機本体側回転管28の還流風路35は吸込口本体側回転管27の還流風路34に直接連通することになって、吸込口本体側回転管27と掃除機本体側回転管28との接続部において還流風路に継ぎ目が生じないので、この接続部においては還流風が還流風路35を介して還流風路34に滑らかに案内される。
【0024】
この外筒部28bの端部の外周面には、図2〜図4,図12,図13に示したように、周方向に向かう環状の係合溝28gが形成されている。この係合溝28gには吸込口本体側回転管27の取付穴27eが対応していて、この取付穴27eには円弧状の保持部材(抜け止め部材)36が嵌着されている。
【0025】
この保持部材36は、図4(a)〜(d)に示したように、一端の内径側に係止爪36aを有し、他端部の内径側に弾性係止爪36bを有する。この保持部材36の取り付けに際しては、係止爪36aを取付穴27eを介して外筒部27bの内面側に挿入した後、弾性係止爪36bを自己の弾性力に抗して係止爪36a側に撓ませながら取付穴27e内を外筒部27bの内側に移動させる。そして、弾性係止爪36bは、外筒部27bの内側に移動したとき、自己の弾性力により係止爪36aとは反対側に復帰して、外筒部27bの内面に係止されることになる。この状態では、保持部材36の内径側の部分が係合溝28gに係合して、掃除機本体側回転管28の外筒部28bが吸込口本体側回転管27の下端部の外筒部27bから抜けはずれるのを防止していると共に、外筒部27b,28b同士の周方向への相対回転が許容される様になっている。
【0026】
尚、内筒部28aは外筒部28bより長く形成されていて、内筒部28aは接続口体11の小径筒部13に着脱可能に嵌着され、外筒部28bは接続口体11の大径筒部12に着脱可能に嵌着されている。この内筒部28aには、内部の吸込風路32と枝管14とを連させる連通口37が形成されている。
【0027】
次に、この様な構成の電気掃除機の作用を説明する。
<塵埃吸込及び還流風の作用>
ハンドル3を掃除機本体1の長手方向に沿って延ばした状態にして固定する。そして、ハンドル3の操作スイッチ5を操作すると電動送風機7が作動する。電動送風機7の作動により集塵室6が負圧となり、この負圧が回転管18の吸込風路32,連通口26を介して吸込室20に作用し、吸込口本体17の吸込口19から空気が吸引される。そして、この吸引された空気は、吸込室20,連通口26,吸込風路32を介して集塵室6のフィルタF内に吸い込まれた後、電動送風機7に吸い込まれて排出される。
【0028】
この電動送風機7から排気される空気は、掃除機本体1の還流室9、連通孔26,回転管18の還流風路35,34,筒軸31,31及び還流風路17b,17bを介して吸込口本体17の吹出し室22に還流される。吹出し室22に還流された空気(還流風)は、吹出孔24から下方に向けて吹き出す。この空気の吹き出しにより回転清掃体21が回転していき、床面に付着している塵埃を掻き上げていく。また、吹出孔22からの下方への空気の吹き出しにより、床面の塵埃が吹き上げられていくので、吸込室20に空気と共に吸引されていく塵埃の吸引効率が向上する。そして、この空気と共に吸引された塵埃はフィルタFで捕捉されることになる。
【0029】
また、外筒部28bは吸込口本体側回転管27の底壁27cに近接する位置まで吸込口本体側回転管27の外筒部27bとオーバーラップしており、薄肉筒部28eは吸込口本体側回転管27の底壁27cに近接する位置まで吸込口本体側回転管27の内筒部27aとオーバーラップしているので、上述のような吸引に際して、吸込口本体側回転管27と掃除機本体側回転管28との接続部から空気が漏れるようなことがない。
【0030】
しかも、掃除機本体側回転管28の外筒部28b及び薄肉筒部28eは吸込口本体側回転管27の内筒部27aと外筒部27bとの間に配設されていて、吸込口本体側回転管27と掃除機本体側回転管28との接続部において還流風路に継ぎ目が生じないので、この接続部においては還流風が還流風路35を介して還流風路34に滑らかに案内される。
<回転管の作用>
また、回転管18は筒状係合部30の軸線Oを中心に上下に回動できるので、掃除機本体1は軸線Oを中心に回転管18と一体に上下回動できる。これにより、掃除機本体1を前後移動させたときに、吸込口本体17の下面が浮き上がることなく清掃面に沿って移動することになる。
【0031】
そして、掃除機本体1を上方に回動させて図2の如く起立させた状態では、回転管27も起立していて、シャッタSが回転管27に押されて下方に移動して連通口26を狭くしている。一方、掃除機本体1を図2の起立位置から軸線Oを中心に半時計回り方向に回動させて、回転管27を下方に回動させると、シャッタSは筒状係合部30の突部30aにより上方に移動させられて連通口26は開放される。
【0032】
しかも、回転管18は掃除機本体側回転管28と吸込口本体側回転管27が軸線周りに相対回転できるので、吸込口本体17又は掃除機本体1を回転管18の軸線周り(掃除機本体側回転管28及び吸込口本体側回転管27の軸線周り)に回転させると、掃除機本体側回転管28と吸込口本体側回転管27とが相対回転して、掃除機本体1の吸込口本体17に対する向き、即ち吸込口本体17の長手方向が掃除機本体1の移動方向に対して左右・前後方向に変わることになる。
【0033】
従って、通常は、吸込口本体17を掃除機本体1の移動方向に対して左右方向に向けて使用するが、狭い場所を清掃する場合には吸込口本体17の長手方向を前後方向に向けることで、吸込口本体17を狭い場所に入れることもできる。
【0034】
この様に、吸込口本体17の長手方向の向きを左右又は前後に向けることで、吸込口本体17を目的の位置に容易に移動操作し、清掃面の清掃を行うことができることになる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明は、電動送風機とこの電動送風機の吸込側に集塵室を設けた掃除機本体と、この掃除機本体に接続される吸込口体とを具備し前記吸込口体は、底面に開口する吸込室が形成された吸込口本体と、この吸込口本体に一端部が取り付けられ且つ掃除機本体の集塵室に連通させる回転管を備え、前記回転管には内外二重の同心の内筒部と外筒部が設けられ、前記内筒部内に前記吸込室を前記集塵室に連通させる吸込風路が形成され、前記内筒部と外筒部との間に前記掃除機本体からの排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が設けられ、前記回転管が前記内筒部及び外筒部の部分において吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管とに分割されていると共に、前記吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管の内筒部同士及び外筒部同士が互いに嵌合してオーバーラップした状態で軸線周りに回動可能に保持されている電気掃除機であって、前記吸込口本体側回転管の内筒部と外筒部との間には底壁を有する環状空間が形成され、前記底壁には前記排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が形成され、前記掃除機本体側回転管の外筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の外筒部内に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合され、且つ、前記掃除機本体側回転管の内筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の内筒部外周に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合されている構成としたので、還流風路が設けられた回転管を有していても、掃除機本体を回転管の部分で軸線周りに回動させることができる。これにより、吸込口本体の長手方向が挿入可能な狭い場所の清掃を行いたい場合であっても、この吸込口本体の長手方向を吸込口体の移動方向に向けることができるので、狭い場所の清掃ができる。
【0036】
しかも、前記吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管の内筒部同士及び外筒部同士が互いに嵌合してオーバーラップしているので、掃除機本体による吸引や空気の還流に際して、吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管との接続部から空気が漏れるのを確実に防止できる。
【0037】
更に、前記吸込口本体側回転管の内筒部と外筒部との間には底壁を有する環状空間が形成され、前記底壁には前記排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が形成され、前記掃除機本体側回転管の外筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の外筒部内に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合され、且つ、前記掃除機本体側回転管の内筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の内筒部外周に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合されている構成としたので、吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管との接続部において還流風路に継ぎ目が生じない。この結果、この接続部においても還流風を滑らかに案内することができる。
【0038】
また、請求項の発明は、前記掃除機本体側回転管に設けた外筒部の端部外周面には周方向に向かう環状の係合溝が形成され、前記吸込口本体側回転管の外筒部の端部には取付穴が形成され、前記取付穴には前記係合溝に係合する保持部材が挿入保持されている構成としたので、吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管との接続部において還流風路に継ぎ目が生じない状態で、吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管とを容易に抜け外れ不能に且つ相対化移転可能に接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る吸込口体を備える電気掃除機を部分的に破断して示した概略斜視図である。
【図2】図1に示した吸込口体の要部拡大断面図である。
【図3】図2のシャッタを省略した状態でのA−A線(図7のA′−A′線参照)に沿う断面図である。
【図4】(a)は図2のB−B線に沿う断面図、(b)は(a)の保持部材の平面図、(c)は(b)の保持部材の左側面図、(d)は(b)の保持部材の右側面図である。
【図5】図2に示した吸込口本体側回転管の正面図である。
【図6】図5の吸込口本体側回転管の平面図である。
【図7】図5の吸込口本体側回転管の左側面図である。
【図8】図7のC−C線に沿う断面図である。
【図9】図8のD−D線に沿う断面図である。
【図10】図7のE−E線に沿う断面図である。
【図11】図7のF−F線に沿う断面図である。
【図12】図2の掃除機本体側回転管の側面図である。
【図13】図12の掃除機本体側回転管の底面図である。
【符号の説明】
1・・・掃除機本体
6・・・集塵室
17・・・吸込口本体
18・・・回転管
20・・・吸込室
27・・・吸込口本体側回転管
27a・・・内筒部
27b・・・外筒部
27e・・・取付穴
28・・・掃除機本体側回転管
28a・・・内筒部
28b・・・外筒部
28g・・・環状の係合溝
32・・・吸込風路
35・・・還流風路
36・・・保持部材(抜け止め部材)

Claims (2)

  1. 電動送風機とこの電動送風機の吸込側に集塵室を設けた掃除機本体と、この掃除機本体に接続される吸込口体とを具備し前記吸込口体は、底面に開口する吸込室が形成された吸込口本体と、この吸込口本体に一端部が取り付けられ且つ掃除機本体の集塵室に連通させる回転管を備え、前記回転管には内外二重の同心の内筒部と外筒部が設けられ、前記内筒部内に前記吸込室を前記集塵室に連通させる吸込風路が形成され、前記内筒部と外筒部との間に前記掃除機本体からの排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が設けられ、前記回転管が前記内筒部及び外筒部の部分において吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管とに分割されていると共に、前記吸込口本体側回転管と掃除機本体側回転管の内筒部同士及び外筒部同士が互いに嵌合してオーバーラップした状態で軸線周りに回動可能に保持されている電気掃除機であって、
    前記吸込口本体側回転管の内筒部と外筒部との間には底壁を有する環状空間が形成され、前記底壁には前記排気風を前記吸込室に還流させる還流風路が形成され、前記掃除機本体側回転管の外筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の外筒部内に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合され、且つ、前記掃除機本体側回転管の内筒部の端部は前記吸込口本体側回転管の内筒部外周に前記底壁に近接する位置までオーバーラップした状態で嵌合されていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記掃除機本体側回転管に設けた外筒部の端部外周面には周方向に向かう環状の係合溝が形成され、前記吸込口本体側回転管の外筒部の端部には取付穴が形成され、前記取付穴には前記係合溝に係合する保持部材が挿入保持されていることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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