JPH11253364A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH11253364A
JPH11253364A JP6670498A JP6670498A JPH11253364A JP H11253364 A JPH11253364 A JP H11253364A JP 6670498 A JP6670498 A JP 6670498A JP 6670498 A JP6670498 A JP 6670498A JP H11253364 A JPH11253364 A JP H11253364A
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JP
Japan
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air
suction
chamber
discharge
electric blower
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Application number
JP6670498A
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English (en)
Inventor
Akira Torisawa
陽 鳥澤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出風28の還流による温度上昇にて各部位の
損傷を防止しつつ掃除環境および掃除作業性を向上でき
る電気掃除機を提供する。 【解決手段】 電動送風機13の駆動により、吸込口51か
ら空気とともに塵埃を吸込室52内に吸い込む。吸込口体
部3に回動自在に設けた回動管60の吸込管部62、接続管
部67の吸込側部69および吸込ホース23を介して本体部2
の集塵室12内の集塵袋19内に塵埃を捕捉する。濾過した
空気は電動送風機13内を通って電動送風機13の排気開口
27から電動送風機室14内に吐出風28として排出する。吐
出風28の全量は、吐出ホース30、接続管部67の吐出側部
70、回動管60の吐出管部63、ファン室54およびタービン
室75内に流れる。吐出風28は、回転ブレード85を回転さ
せるエアタービン77を回転してダクト室55および吐出風
路室57に流れ、再び吸込室52に吹き出す。ダクト室55の
吐出風28の一部は、排気口98から上方に向けて排気す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機からの
吐出風により回転し回転清掃体を回転させるエアタービ
ンを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、例
えば、実公昭39−36553号公報に記載の構成が知
られている。
【0003】そして、実公昭39−36553号公報に
記載の電気掃除機は、電動送風機の負圧側に吸込風路を
介して連通し床面から塵埃を吸い込む吸込口を開口する
とともに、電動送風機の吐出風を吐出風路を介して床面
に向けて吹き付けて床面上の塵埃を吹き上げる排気口を
開口している。また、吐出風路内には、吸込口に臨んで
回転自在に軸支された回転清掃体を回転させるエアター
ビンを配設している。そして、吐出風路を流れる電動送
風機からの吐出風によりエアタービンを回転させて回転
清掃体を回転させることにより床面から塵埃を掻き出す
とともに、吐出風路を流れる吐出風を排気口から吹き出
して塵埃を吹き上げ、この吹き上げた塵埃とともに吹き
出した吐出風を吸込口から吸い込み、電動送風機からの
吐出風を排気風として排気することによる不快感や騒音
の発生、吸込口を開口する下面の負圧の増大による吸い
付きによる操作性の低下などを防止して掃除環境や掃除
作業性の向上を図る構成が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
公昭39−36553号公報に記載の従来の電気掃除機
では、回転清掃体を回転させるために吐出風路を流れる
吐出風を床面に吹き付けた後に吸込口から再び吸い込む
ため、吸込口から新しく空気が吸い込まれずに還流する
ので、次第に還流する吐出風の温度が上昇し、電動送風
機や風路を形成する部材などを損傷するおそれがある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、各部位を損傷することなく掃除環境および掃除作業
性が向上する電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電動送風機を収容しこの電動送風機の負圧側に集
塵室を設けたケース体と、被掃除面と対向する面に開口
形成された吸込口と、この吸込口を前記集塵室を介して
前記電動送風機の負圧側に連通する吸込風路と、一端側
が前記電動送風機の正圧側に連通し他端側が前記吸込口
に連通する吐出風路と、前記吸込口に臨んで回転自在に
設けられた回転清掃体と、前記吐出風路内に配設され前
記電動送風機からの吐出風により回転して前記回転清掃
体を回転させるエアタービンと、前記吐出風路に前記エ
アタービンより下流側に位置して設けられ前記吐出風の
一部を排出する排気口とを具備したものである。
【0007】そして、ケース体内に収容された電動送風
機の駆動により、被掃除面と対向する面に開口形成され
た吸込口から空気とともに塵埃を吸い込んで集塵室にて
捕捉し、空気は電動送風機により吐出風として吐出風路
を介して吸込口に連通する下流側から吹き出し、再び吸
込口から吐出風を吸い込む。また、吐出風は吐出風路を
流れる際に、吐出風路内に配設されたエアタービンを回
転させて吸込口に臨んで配設された回転清掃体を回転さ
せ、被掃除面から塵埃を掻き出して効率よく掃除する。
さらに、吐出風路を流れエアタービンを回転させた吐出
風の一部は、エアタービンより下流側に位置して設けた
排気口から排気されるため、この排気口から排気される
分で吸込口から新たに空気が吸い込まれ、吐出風の還流
による吐出風の温度上昇を抑制して電動送風機が損傷す
ることを防止しつつ、全吐出風量にて効率よくエアター
ビンが回転する。
【0008】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、排気口は、吐出風を上方に向
けて排出するものである。
【0009】そして、吐出風路の排気口は吐出風を上方
に向けて排出するため、吸込口から塵埃を吸い込む領域
以外の被掃除面上の塵埃を吹き飛ばさない。
【0010】請求項3記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、排気口から排出される吐出風
の流れを可変する整流板を備えたものである。
【0011】そして、排気口から排出される吐出風の流
れを可変する整流板を設けたため、例えば排気口から排
出される吐出風を掃除作業者に吹き付けないように排出
させたり、吸込口から塵埃を吸い込む領域以外の被掃除
面上の塵埃を吹き飛ばさないように排出でき、吐出風が
排気風として掃除作業者に吹き付けることによる不快感
や塵埃の吹き飛ばしによる掃除効率の低下および掃除環
境の悪化などを防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の一実
施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0013】図1ないし図5において、1は電気掃除機
本体で、この電気掃除機本体1は、いわゆるアップライ
ト型で、本体部2と、この本体部2の前部である下端部
に装着された吸込口体部3と、本体部2の後部である上
端部に設けられたハンドル部4とを備えている。
【0014】そして、本体部2は、上面部を開口する下
部ケース5とこの下部ケース5の下端部の上面部を閉塞
する上部ケース6と、下部ケース5の上端部の上面部を
着脱可能に閉塞する蓋ケース7とを備えた本体ケース8
を有している。さらに、本体ケース8の両側面には、上
面側に向けて開口する半円溝状の鍔部9a,9bが側方に向
けてそれぞれ突出形成されている。
【0015】また、本体ケース8内には、図示しない複
数の連通口を開口する格子状の隔壁11が設けられ、この
隔壁11の前側である上端側には、蓋ケース7にて覆われ
る集塵室12が区画形成されている。さらに、隔壁11の後
側である下端側には電動送風機13を収容する電動送風機
室14が区画形成されている。また、集塵室12より上端側
には集塵室12と略気密に区画されたドラム室15が設けら
れ、集塵室12の一側に回路室16が区画形成されている。
【0016】そして、集塵室12の一側面には、側方に向
けて開口する略円筒状の吸込部18が設けられている。な
お、この吸込部18は、本体ケース8の一方の鍔部9aの上
端側に向けて開口する。さらに、この吸込部18の集塵室
12側には、集塵袋19がスライド装着されるホルダ20が設
けられている。また、隔壁11の集塵室12側には例えば帯
電繊維にて形成された高性能フィルタである第1の補助
フィルタ21が着脱可能に装着されている。なお、集塵袋
19および第1の補助フィルタ21は、蓋ケース7にて閉塞
される下部ケース5の上面の開口より着脱可能となって
いる。
【0017】また、吸込部18には可撓性を有する吸込ホ
ース23の一端が接続され、この吸込ホース23は本体ケー
ス8の一方の鍔部9aに載置されるように配設されてい
る。
【0018】一方、電動送風機室14内には固定リブ25が
突設され、この固定リブ25にて電動送風機13がゴムなど
の振動吸収材26を介して電動送風機13の図示しないファ
ンを覆うファンカバー13a に開口形成された吸気口が気
密に集塵室12に連通して保持されている。
【0019】そして、この電動送風機室14には、電動送
風機13に設けられファンを回転させる電動機13b に開口
形成され吸気口に連通する排気開口27から電動送風機室
14内に排出される空気である吐出風28を電動送風機室14
外に排出する吐出部29が設けられている。この吐出部29
は、略円筒状でL字状に屈曲形成され、一端が電動送風
機室14内に気密に連通し他端が本体ケース8の他方の鍔
部9bの下端側に向けて開口して鍔部9bに配設されてい
る。
【0020】さらに、吐出部29の鍔部9bに位置する先端
には可撓性を有した吐出ホース30が接続され、この吐出
ホース30は吸込ホース23と同様に鍔部9bに載置されるよ
うに配設されている。
【0021】また、ドラム室15内には、電動送風機13に
商用交流電源を供給する電源線32を巻回するドラム33が
回転自在に収容されている。さらに、ドラム室15には、
ドラム33から巻き戻されて引き出された電源線32を巻き
取る巻取操作ボタン34が本体ケース8の一側に進退可能
に配設されているとともに、この巻取操作ボタン34の操
作によりドラム33の回転規制を解除してゼンマイバネ35
にて電源線32をドラム33に巻き取る解除手段36が配設さ
れている。
【0022】さらに、回路室16内には、電動送風機13の
駆動状態を制御する図示しない回路基板が配設され、こ
の回路基板にドラム33に巻回された電源線32が電気的に
接続されている。そして、回路基板には、電動送風機13
に取り付けられ電動送風機13の温度を検出する温度セン
サ38が接続されているとともに、温度センサ38が所定の
温度を検出し、本体部2の上端面に配設され温度が上昇
した旨や電動送風機13の駆動状態などを表示などにて報
知する報知手段39が接続されている。
【0023】また、本体部2の後部である上端部に設け
られたハンドル部4には、一端側にフランジ部40が回転
可能に設けられ、このフランジ部40が本体ケース8の下
部ケース5および上部ケース6にそれぞれ突設された保
持リブ41,41にて挟持され、軸方向を回転軸として回転
可能に軸支されている。さらに、ハンドル部4の他端側
には把持部42が設けられ、この把持部42には電動送風機
13の駆動状態を設定する各種ボタン43,43を有し、回路
室16内の回路基板に電気的、磁気的、音波的あるしは光
学的などにて接続される操作手段44が設けられている。
【0024】一方、本体部2の前部である下端部に装着
された吸込口体部3は、上面を開口する下ケース46に、
上面を閉塞して上ケース47が図示しないバンパを周縁に
挟持して取り付けられた左右方向に長手状のノズルケー
ス48を有している。そして、この吸込口体部3のノズル
ケース48と、本体部2の本体ケース8とにて、ケース体
49が構成される。また、ノズルケース48内には、リブ50
にて左右方向に長手状に区画形成され下面に吸込口51を
開口する吸込室52と、この吸込室52の略中央にラッパ状
に連通して区画形成された吸込風路室53と、この吸込風
路室53の一側に区画形成されたファン室54と、このファ
ン室54の一側に区画形成されたダクト室55と、吸込室52
およびダクト室55の一側に区画形成された駆動伝達室56
と、吸込室52に略平行に区画形成された吐出風路室57と
が設けられている。
【0025】そして、ノズルケース48には、一端が吸込
風路室53に位置して吸込室52に向けて開口する略円筒状
の回動管60が他端側を上下方向に回動自在に設けられて
いる。この回動管60内には軸方向に沿って壁状の仕切部
61が設けられ、吸込管部62と吐出管部63とが区画形成さ
れている。そして、回動管60の一端側の一側にはノズル
ケース48のリブ50に軸支される回動軸64が突設され、他
側には吐出管部63の端部がL字状に側方に向けて回動軸
64と同軸上に略円筒状に突出しファン室54に連通してリ
ブ50に軸支される回動軸部65が設けられ、これら回動軸
64および回動軸部65により回動自在に配設されている。
【0026】さらに、回動管60の回動する側である他端
には、接続管部67が設けられている。この接続管部67
は、回動管60を嵌着する略円筒状の嵌挿部68と、この嵌
挿部68の一端に二股状に枝別れして設けられた吸込側部
69と吐出側部70とを有し、略Y字状に形成されている。
そして、この接続管部67には、吸込側部69と吐出側部70
との間に嵌挿部68の軸方向に沿って突設され、本体部2
の下端部にねじなどにて取り付けられ、吸込口体部3を
本体部2の本体ケース8の下端部に一体的に連結する取
付舌片部71が設けられている。さらに、吸込側部69の内
面と吐出側部70の内面との間には、回動管60の仕切部61
の端部が密着して回動管60の吸込管部62を吸込側部69に
気密に連通するとともに回動管60の吐出管部63を吐出側
部70に気密に連通する平面部72が設けられている。
【0027】そして、接続管部67の吸込側部69には吸込
ホース23の他端が接続され、回動管60の吸込管部62が吸
込側部69および吸込ホース23を介して集塵室12の吸込部
18に連通されている。また、接続管部67の吐出側部70に
は吐出ホース30の他端が接続され、回動管60の吐出管部
63が吐出側部70、吐出ホース30および吐出部29を介して
電動送風機室14に連通している。なお、吸込ホース23は
吸込側部69に取り外し可能に接続され、吐出ホース30は
吐出側部70に取り外し可能に接続されている。
【0028】一方、吸込口体部3のファン室54内には内
部にタービン室75を区画形成する中ケース76が設けら
れ、この中ケース76のタービン室75内には偏平型のエア
タービン77が回転自在に配設されている。そして、この
中ケース76には、回動管60の吐出管部63をタービン室75
に連通する空気取入口78が開口形成されているととも
に、タービン室75内に取り込まれた空気をダクト室55お
よび吐出風路室57に排出する一対の空気取出口79a ,79
b が開口形成されている。なお、空気取入口78および空
気取出口79a ,79b は、エアタービン77の中心を対象と
してタービン室75の反対側に位置するように開口する。
また、空気取入口78とファン室54の内面との対向距離
は、エアタービン77の回転方向に従って次第に幅狭とな
るスクロール状となっている。なお、エアタービン77
は、球面状の傘部77a と、この傘部77a の湾曲する面側
の周縁近傍に略放射状に複数設けられ同方向に湾曲する
風受板77b,77b とを備え、傘部77a 側がダクト室55側
に位置するように配設されている。
【0029】そして、エアタービン77には回転軸となる
シャフト81が一体的に設けられている。そして、このシ
ャフト81の両端部にベアリング82,82が設けられ、これ
らベアリング82,82がノズルケース48に固定されてシャ
フト81を駆動伝達室56内に位置して軸方向を回動管60の
回動軸上に沿って回転自在に軸支している。さらに、シ
ャフト81のエアタービン77が設けられた側と反対側の端
部には出力プーリ83が一体的に設けられている。
【0030】また、吸込口体部3の吸込室52内には、回
転清掃体である回転ブレード85が回転自在に配設されて
いる。この回転ブレード85は、ゴムなどにて細長板状に
形成された掻取部材としてのブレード部86と、起毛布な
どにて細長板状に形成された床磨部材としての起毛ブレ
ード部87とが軸心88に螺旋状に設けられて構成されてい
る。
【0031】そして、軸心88の両端部には軸支部89,89
が回転自在に設けられ、これら軸支部89,89が吸込室52
の両端部に設けられた軸受部90,90にそれぞれ着脱可能
に装着されて回転ブレード85が回転自在に軸支される。
また、軸心88の駆動伝達室56に位置する一端にはプーリ
92が設けられ、このプーリ92とエアタービン77のシャフ
ト81の出力プーリ83とに無端ベルト93が掛け渡され、エ
アタービン77の回転により回転ブレード85が回転する。
なお、回転ブレード85は、起毛ブレード部87がブレード
部86より幅広に形成され、起毛ブレード部87がノズルケ
ース48の下面から突出しブレード部86がノズルケース48
の下面から突出しないように軸支され、吸込口体部3の
前進方向に対して順回転で回転する。
【0032】一方、ダクト室55には、吐出風路室57に連
通する通孔95が開口形成されている。さらに、吐出風路
室57には、吸込室52に連通する複数の吹出口96,96が開
口形成されている。なお、これら吹出口96は、斜め上方
に向けて、すなわち回転ブレード85のブレード部86およ
び起毛ブレード部87の回転方向と反対側の面の外周部分
に向けて吐出風28を吹き出すように開口形成されてい
る。
【0033】また、上ケース47には、ダクト室55に連通
して上方に向けて開口する排気口98が開口形成され、こ
の排気口98の開口縁には、上方に向けてダクト室55から
吐出風28を排気風として排気される流れを前方に可変す
る整流板99がドーム状に設けられている。
【0034】そして、吸込口体部3の吸込口51は、吸込
室52、吸込風路室53、回動管60の吸込管部62、接続管部
67の吸込側部69、吸込ホース23、吸込部18、集塵室12お
よび隔壁11の連通口を介して電動送風機13の吸気口に連
通し、この吸込口51から電動送風機13の吸気口までが空
気が吸い込まれる吸込風路100 となる。また、電動送風
機13の排気開口27は、電動送風機室14、吐出部29、吐出
ホース30、接続管部67の吐出側部70、回動管60の吐出管
部63、ファン室54、タービン室75、ダクト室55、吐出風
路室57を介して吹出口96に連通し、この排気開口27から
吹出口96までが吐出風路101 となり、吸込風路100 およ
び吐出風路101 にて空気が還流する還流風路102 が構成
される。
【0035】さらに、ノズルケース48には、前部縁の両
端側に図示しない従動前輪が回転自在に配設される従動
前輪室105 ,105 が設けられ、後部の回動管60の両側に
位置して従動後輪106 ,106 が回転自在に軸支され、吸
込口体部3が床面上を走行可能となっている。
【0036】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0037】まず、電源線32を引き出して商用交流電源
を供給し、ハンドル部4の把持部42を把持する。そし
て、操作手段44の各種ボタン43,43を操作して所望の駆
動状態に電動送風機13を駆動させ、ハンドル部4を前後
方向に押し引して吸込口体部3を床面上で走行させて掃
除する。
【0038】この電動送風機13の駆動により、吸込口51
から空気とともに塵埃が吸込室52内に吸い込まれ、吸込
口体部3の吸込風路室53、回動管60の吸込管部62、接続
管部67の吸込側部69、吸込ホース23および吸込部18を介
して集塵室12内に装着された集塵袋19内に捕捉される。
また、この集塵袋19により濾過された空気は、第1の補
助フィルタ21を介して電動送風機13の吸気口から吸い込
まれ、電動送風機13内を通って電動送風機13の排気開口
27から電動送風機室14内に吐出風28として排出される。
【0039】さらに、電動送風機室14内に排出された吐
出風28は、吐出部29、吐出ホース30、接続管部67の吐出
側部70、回動管60の吐出管部63および吸込口体部3のフ
ァン室54を介して、中ケース76の空気取入口78からター
ビン室75内に流れ、エアタービン77を回転させる。この
エアタービン77の回転により無端ベルト93を介して回転
ブレード85が回転し、床面から塵埃を吸込室52内に掻き
取ったり、掃き取ったり、床磨する。
【0040】そして、エアタービン77を回転させた吐出
風28は、空気取出口79a ,79b を介してダクト室55およ
び吐出風路室57内に流れる。また、ダクト室55に流れた
吐出風28は、一部が排気口98から吸込口体部3の上方に
向けて排気風として排気され、整流板99にて前方に向き
を変えられて排気され、残りは通孔95を介して吐出風路
室57に流れる。なお、エアタービン77を傘部77a がダク
ト室55側に位置するように配設されているため、タービ
ン室75から空気取出口79a を介してダクト室55に排出さ
れる吐出風28の量よりタービン室75から空気取出口79b
を介して吐出風路室57に排出される吐出風28の量より少
なくなるので、吐出風28が排気口98を介してほぼ全量排
気されることはない。
【0041】さらに、吐出風路室57内に排出された吐出
風28は、吹出口96,96から吸込室52内に向けて吹き出さ
れ、回転ブレード85に吹き付けられて回転ブレード85の
回転を補助し、再び吸込口51から吸い込まれる。なお、
この吐出風28が吸込口51から吸い込まれる際、排気口98
から吐出風28の一部が排気風として排気された量の新た
な空気が吐出風28とともに吸込口51から吸い込まれる。
【0042】したがって、順次排気される分が新たに吸
い込まれるため、吐出風28を再び吸い込む還流式の電気
掃除機本体1でも還流する吐出風28の温度が上昇して電
動送風機13や吐出風28が還流する還流風路102 を形成す
る部材などを損傷することがない。
【0043】また、集塵袋19内に捕捉した塵埃の量が多
くなり、吐出風28の還流量が低下して吐出風28の温度が
上昇や、吸込風路100 内に吸い込んだ塵埃が閉塞した場
合などには、温度センサ38が所定の温度に達することを
検出し、電動送風機13の入力を低減あるいは停止する制
御をする。
【0044】上述したように、上記実施の形態によれ
ば、一端側が電動送風機13の正圧側の電動送風機室14に
開口し他端が吸込口体部3の床面と対向する吸込口51に
連通して開口する吐出風路101 内に、吸込口51に臨んで
回転自在に設けた回転ブレード85を回転させるエアター
ビン77を配設するとともに、吐出風路101 のエアタービ
ン77より下流側に位置して吐出風28の一部を排気風とし
て排出する排気口98を設けたため、電動送風機13からの
排出される吐出風28の全量を回転ブレード85を回転させ
るエアタービン77の回転に寄与でき、エアタービン77の
回転トルクを向上でき、掃除効率を向上できるととも
に、排気口98を介して排気される分を吸込口51から新た
な空気として吸い込むので、吐出風28の還流による温度
上昇を抑制でき、温度上昇による電動送風機13や還流風
路102 を形成する部材などの損傷を防止できる。
【0045】また、排気口98から吐出風28を排気風とし
て上方に向けて排気するため、吸込口体部3の周囲など
の吸込口51から塵埃を吸い込む領域以外の床面上の塵埃
を吹き飛ばすことがなく、また本体部2の下端部に吸込
口体部3を一体的に設けたいわゆるアップライト型にお
いては、掃除作業者は通常本体部2の後方に位置する状
態で掃除することから、掃除作業者に排気風が吹き付け
られることもないので、吹き飛ばされた塵埃や排気風の
吹き付けによる掃除環境の悪化や掃除効率の低下を防止
できる。
【0046】さらに、排気口98から排気風として排出さ
れる吐出風28の流れを可変する整流板99を設けたため、
例えば排気口98から排出される排気風を掃除作業者に吹
き付けないように排出させたり、吸込口51から塵埃を吸
い込む領域以外の床面上の塵埃を吹き飛ばさないように
排出でき、排気風が掃除作業者に吹き付けることによる
不快感や塵埃の吹き飛ばしによる掃除効率の低下および
掃除環境の悪化などを簡単な構造で容易に防止できる。
【0047】一方、吹出口96,96を回転ブレード85のブ
レード部86および起毛ブレード部87の回転方向と反対側
の面に吹き付けるように開口形成したため、吹出口96,
96から吹き出された吐出風28が吸込口51から吸い込まれ
る還流する流路に床面から回転ブレード85にて掻き取ら
れた塵埃が位置し、効率よく塵埃を吸い込みできるとと
もに、回転ブレード85の回転を補助でき、効率よく回転
ブレード85にて塵埃の掻き出しができる。
【0048】また、本体部2の下端部側に電動送風機13
を収容する電動送風機室14を区画形成し、上端側に集塵
室12を区画形成したため、電気掃除機本体1の重心位置
が下側に位置し、操作性を向上できる。
【0049】さらに、還流風路102 の一部を可撓性の吸
込ホース23および吐出ホース30にて構成し、これら吸込
ホース23および吐出ホース30の一端側を着脱可能とした
ため、還流風路102 中に塵埃が閉塞しても容易に除去で
きる。
【0050】また、エアタービン77にて回転ブレード85
を回転させるため、エアタービン77を設けないで吐出風
28を回転ブレード85に吹き付けて直接回転させる構成に
比して、確実に吐出風28を効率よく回転ブレード85の回
転に寄与でき、回転ブレード85の回転トルクを増大でき
る。
【0051】一方、温度センサ38を設けて電動送風機13
の温度を検出し、温度上昇の際には入力を低減もしくは
停止させるため、確実に電動送風機13や還流風路102 を
構成する部材の損傷を防止できる。
【0052】なお、上記実施の形態において、排気口98
をダクト室55の上方に位置して上ケース47の上面に上方
に向けて開口形成したが、例えば本体部2の本体ケース
8に開口形成するなど、吐出風路101 のエアタービン77
より下流側に位置するいずれの位置でもよい。
【0053】さらに、排気口98の縁に上方に排気風とし
て排気される吐出風28の方向を略前方に変える整流板99
を設けたが、例えば排気口98を吸込口体部3の側面に開
口した場合に吸込口体部3の側方に位置する床面上の塵
埃を吹き飛ばさないように、排気口98から側方に排気風
として排気される吐出風28の流れを上方に変えるように
設けるなど、塵埃を吹き飛ばさないで、また、掃除作業
者に排気風が吹き付けられないように設ける。なお、上
記実施の一形態のように、排気口98が上方に向けて開口
する場合には整流板99を設けなくてもよい。
【0054】また、排気口98は、吸込口体部3の下面の
負圧が増大して吸込口体部3が床面に強く吸い付いて走
行性が低下しない程度で、かつ、吐出風28の還流による
温度上昇を抑制できる程度に吐出風28を排出する開口面
積に形成するとよい。
【0055】さらに、吹出口96,96を吐出風28を回転ブ
レード85に吹き付けるように開口形成したが、例えば図
6に示すように、床面に対向するように開口形成し、吹
き出される吐出風28により床面上の塵埃を吹き上げて、
この吹き上げた塵埃とともに吐出風28を吸込室52に流通
させるようにしてもよい。この構成によれば、さらに床
面上の塵埃の吸込効率を向上できる。
【0056】また、温度センサ38を電動送風機13に取り
付けて説明したが、還流風路102 のいずれの位置に配設
してもよい。なお、熱を発生する電動送風機13に取り付
けることにより、確実に一番温度が高くなる電動送風機
13の温度上昇を認識でき、電動送風機13や還流風路102
を構成する部材の損傷を確実に防止できる。
【0057】さらに、吸気口から吸い込まれ電動送風機
13内を流れた空気を排出する排気開口27を開口した電動
送風機13を用いて説明したが、吸気口から吸い込まれた
空気が電動送風機13のファンを流れた後に電動送風機13
内を流れることなく排出されるものでもよい。この場合
には、例えば温度センサ38をファンを覆うファンカバー
13a に配設するとよい。
【0058】また、本体部2の下端部に吸込口体部3を
一体的に設けたアップライト型について説明したが、本
体部2にホースおよび延長管を介して吸込口体部3が着
脱可能に接続されるキャニスタ型でも同様の効果が得ら
れる。
【0059】一方、ハンドル部4は、掃除作業者の身長
に対応して伸縮可能に設けてもよい。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、一
端側が電動送風機の正圧側に開口し他端がケース体の被
掃除面と対向する吸込口に連通して開口する吐出風路内
に、吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転清掃体を
回転させるエアタービンを配設するとともに、吐出風路
にエアタービンより下流側に位置して吐出風の一部を排
出する排気口を設けたため、電動送風機から排出され吐
出風路を介して吸込口に連通する位置に吹き出される吐
出風の全量を回転清掃体を回転させるエアタービンの回
転に寄与でき、エアタービンの回転トルクを向上でき、
掃除効率を向上できるとともに、エアタービンを回転さ
せた後に排気口を介して一部が排気される分を吸込口か
ら新たな空気として吸い込むことにより、吐出風の還流
による温度上昇を抑制でき、温度上昇による電動送風機
の損傷を防止できる。
【0061】請求項2記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機の効果に加え、吐出風路の排気口
は吐出風を上方に向けて排出するため、吸込口から塵埃
を吸い込む領域以外の被掃除面上の塵埃を吹き飛ばさな
いので、吹き飛ばされた塵埃による掃除環境の悪化や掃
除効率の低下を防止できる。
【0062】請求項3記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機の効果に加え、排気口から排出さ
れる吐出風の流れを可変する整流板を設けたため、例え
ば排気口から排出される吐出風を掃除作業者に吹き付け
ないように排出させたり、吸込口から塵埃を吸い込む領
域以外の被掃除面上の塵埃を吹き飛ばさないように排出
でき、吐出風が掃除作業者に吹き付けることによる不快
感や塵埃の吹き飛ばしによる掃除効率の低下および掃除
環境の悪化などを簡単な構造で容易に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の実施の一形態を示す正面
断面図である。
【図2】同上断面断面図である。
【図3】同上吸込口体部を示す正面断面図である。
【図4】同上側面断面図である。
【図5】同上排気口の位置での側面断面図である。
【図6】本発明の電気掃除機の他の実施の形態を示す吸
込口体部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 12 集塵室 13 電動送風機 49 ケース体 51 吸込口 77 エアタービン 85 回転清掃体としての回転ブレード 98 排気口 99 整流板 100 吸込風路 101 吐出風路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機を収容しこの電動送風機の負
    圧側に集塵室を設けたケース体と、 被掃除面と対向する面に開口形成された吸込口と、 この吸込口を前記集塵室を介して前記電動送風機の負圧
    側に連通する吸込風路と、 一端側が前記電動送風機の正圧側に連通し他端側が前記
    吸込口に連通する吐出風路と、 前記吸込口に臨んで回転自在に設けられた回転清掃体
    と、 前記吐出風路内に配設され前記電動送風機からの吐出風
    により回転して前記回転清掃体を回転させるエアタービ
    ンと、 前記吐出風路に前記エアタービンより下流側に位置して
    設けられ前記吐出風の一部を排出する排気口とを具備し
    たことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 排気口は、吐出風を上方に向けて排出す
    ることを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 排気口から排出される吐出風の流れを可
    変する整流板を備えたことを特徴とした請求項1記載の
    電気掃除機。
JP6670498A 1998-03-17 1998-03-17 電気掃除機 Pending JPH11253364A (ja)

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