JP4559599B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース体に集塵部が着脱可能に装着される電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機として、例えば集塵袋を用いる構成が知られている。この集塵袋を用いる電気掃除機は、電動送風機を収容する電動送風機室の前面に上面が蓋体にて開閉され内部に集塵袋が着脱可能に装着される集塵室を有したケース体を有している。また、このケース体の前部には、ホースが着脱可能に接続され集塵室の集塵袋内に連通する吸込口が設けられている。
【0003】
そして、ホースを介して空気とともに吸い込まれた塵埃は、集塵室内に装着した集塵袋内に捕捉され、空気のみが電動送風機の吸気口から吸気される。また、塵埃が一杯になった集塵袋は、蓋体を回動して集塵室の上面を開口させ、この開口する部分から集塵袋を取り外して内部の塵埃とともに廃棄し、別の新しい集塵袋を集塵室内に装着する。
【0004】
しかしながら、この集塵袋を用いる電気掃除機では、集塵した集塵袋を廃棄するので、掃除コストの低減が図れない。
【0005】
そこで、例えば特公昭58−1936号公報などに記載の構成が知られている。
【0006】
この特公昭58−1936号公報に記載の電気掃除機は、電動送風機を収容するケース体と、このケース体の吸気側である前側に着脱可能に取り付けられホースを接続する吸込口を有する集塵ケースとを備えている。そして、ケース体は、前面に電動送風機の吸気口に連通する連通孔を開口している。一方、集塵ケースは、吸込口が前面に開口し後面にケース体の前側周縁に対向して連通孔に連通する開口部を開口している。また、この集塵ケースの開口部には、フィルタ体が着脱可能に閉塞して取り付けられて、集塵ケースの内部に集塵室が区画形成される。そして、ケース体の前部に集塵ケースが着脱可能に一体的に取り付けられて本体ケースを構成する。
【0007】
また、掃除に際しては、集塵ケースをケース体の前側に取り付け、電動送風機の吸気口がフィルタ体を介して集塵ケース内の集塵室に連通する状態とする。この後、電動送風機を駆動させ、集塵ケースの吸込口に接続したホースを介して空気とともに吸い込んだ塵埃が集塵室内に流入し、塵埃はフィルタ体にて分離されて空気のみが濾過されて電動送風機の吸気口から吸い込まれてケース体内に排気され、さらに外気に排気される。
【0008】
そして、集塵ケースの集塵室内に捕捉した塵埃は、集塵ケースをケース体から取り外し、フィルタ体を集塵ケースから取り外して開口部を開口し、開口部を下方に向くように反転させて開口部から塵埃を排出する構成が採られている。
【0009】
しかしながら、上記特公昭58−1936号公報などに記載の電気掃除機では、集塵ケース内に吸い込んだ塵埃を含む空気を直接フィルタ体にて濾過するので、フィルタ体が目詰まりしやすく、頻繁にフィルタ体を洗浄する必要があり、掃除作業が煩雑となる。
【0010】
そこで、図3および図4に示すように、塵埃を含んだ空気を渦巻き状に吸い込んで、この渦巻き状の空気の渦流による遠心力の作用にて塵埃と空気とを分離する構成が考えられる。
【0011】
この図3および図4に示す電気掃除機は、電動送風機91を収容するケース体92の前部に、ケース体92の前側上部に設けられホース93が着脱される吸込口94を開口する吸込部95から空気とともに吸い込んだ塵埃を捕捉する集塵ケース96を着脱可能に装着している。この集塵ケース96は、略円筒状に形成され上面の中心から変位した位置に塵埃とともに空気を吸い込む吸気開口97と、吸い込んだ空気を排出する集気開口98とを開口成形している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記図3および図4に示す電気掃除機では、吸い込んだ空気の渦流により塵埃を遠心力の作用により空気から分離するので、効率よく塵埃を分離除去するためには、集塵ケース96の上方から塵埃とともに空気を吸い込み遠心力で外方に吹き飛ばした塵埃を自重により落下させ、空気は塵埃の落下方向と反対側の集塵ケースの上方から排出する必要がある。このため、集塵ケース96は、吸気開口97および集気開口98を上面に開口形成してケース体92に装着される。
【0013】
このことから、図4に示すように、ケース体92の後面を床面に対向して載置する立位状態で掃除する場合、集塵ケース96に捕捉した塵埃が集気開口98の一部を閉塞し集気開口98の空気が流通する面積が減少して風路抵抗が増大し、効率よく吸塵できなくなるおそれがある。
【0014】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、遠心力の作用により吸い込んだ塵埃および空気を分離する構成でも簡単な構造でいずれの掃除形態でも効率よく吸塵できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電気掃除機は、電動送風機を収容し吸込口を開口するとともに被掃除面上に2つの異なる状態で載置可能なケース体と、一端側に排出口を備えこの排出口に対向する他端側に底部を備えた集塵カップ、この集塵カップの一端側に設けられ前記吸込口に連通する吸気開口およびこの吸気開口側に設けられた集気開口を有し、前記吸気開口から流入される吸込風に含まれる塵埃を前記集塵カップの内面に沿って旋回させた渦流の遠心力により前記集塵カップ内の底部側に集塵したのち前記集気開口から前記排出口を介して空気が排出される前記ケース体に着脱可能な集塵部とを備え、前記集塵部は、前記吸気開口および前記集気開口が、前記異なる2つの載置状態においても上方に向く状態で前記ケース体に装着されるものである。
【0016】
そして、ケース体の吸込口に連通し空気とともに吸い込んだ塵埃を内部に流入可能に設けられた吸気開口を集塵カップの一端側に備え、この吸気開口側に設けられケース体内の電動送風機の吸気側に連通し内部に流入した空気が流出可能な集気開口とを有した集塵部を、ケース体を被掃除面上に異なる2つの載置状態としても吸気開口および集気開口が上方に向く状態でケース体に着脱可能に装着することにより、例えばケース体の下面を床面と対向して載置する状態で掃除する場合と、ケース体の後面を床面と対向して載置する立位状態で掃除する場合との異なる掃除形態でも、集塵カップの内面に沿って旋回させた渦流の遠心力により集塵部の底部側に捕捉した塵埃にて吸気開口および集気開口が閉塞されにくくなり、吸塵した塵埃にて吸気開口および集気開口が閉塞されて吸塵効率が低下することを防止する。
【0017】
請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記載の電気掃除機において、集塵カップは、上面に吸気開口および集気開口を開口する筒状に形成され、ケース体は、傾斜した状態で装着される集塵部の前記集塵カップの傾斜する底面の下方に電動送風機に給電するバッテリを配設したものである。
【0018】
そして、上面に吸気開口および集気開口を開口する筒状の集塵部の集塵カップのケース体に傾斜した状態で装着される傾斜する底面の下方に、電動送風機に給電するバッテリを配設することにより、集塵部を傾斜して装着するために生じるスペースをバッテリを配設するために有効利用し、小型化が図れるとともに、重量が比較的重いバッテリがケース体の下方に位置して重心の位置が低くなり、安定して床面上に載置される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1および図2において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、ケース体2と、このケース体2の上部を回動により開放可能に後部が連結して取り付けられる蓋体3とを備えた本体ケース4を有している。
【0021】
また、ケース体2は、電動送風機6を収容する電動送風機室7を内部に区画形成する駆動部8と、この駆動部8に隣接し集塵部9を着脱可能に装着する載置部10とを備えている。
【0022】
そして、駆動部8は、一端である前端縁が円弧凹状で他端である後端側が上方に向けて円弧状に湾曲する底板部11と、この底板部11の前端縁に連続し円弧凹状に湾曲する前板部12と、底板部11の前後方向の両側縁に連続する図示しない一対の側板部と、後端縁が湾曲する底板部11の後端縁に連続して上端面を覆う天板部14とを有している。また、駆動部8内には壁状にリブ16が設けられ、電動送風機6を収容する電動送風機室7と、電源であるバッテリとしての蓄電池18を横置きで収容する電源室19と、回路基板20を収容する回路室21とが区画形成されている。さらに、駆動部8の底板部11の湾曲する後面略中央には、下方および後方に向けて開口する凹状で図示しない充電端子が配設された充電部が設けられている。
【0023】
また、天板部14の略中央には、電動送風機室7に連通して連通孔25が上方に向けて開口形成されている。そして、一対の側板部には、上下方向の略中間部の前側の対向距離が次第に狭くなるように内側に湾曲し、この湾曲する前側部分には電動送風機室7に連通して略前側側方に向けて開口する図示しない排気口が複数設けられている。さらに、側板部には、後部下側に位置して車輪である走行輪33がそれぞれ回転自在に軸支されている。そして、底板部11には、電源室19に連通して下方に向けて開口し開閉蓋部35にて開閉可能に閉塞される電源開口部36が設けられている。
【0024】
さらに、載置部10は、上下方向に軸方向を有する略円筒状で内周面が駆動部8の前板部12に連続する装着下凹部38を有し、外周面が駆動部8の側板部にそれぞれ連続して一体に形成されている。そして、載置部10の下面には車輪である旋回輪39が回転自在に設けられ、駆動部8に設けられた走行輪33,33とにて載置部10が前側となるように床面上を走行可能となっている。さらに、載置部10の外周面には、外方である前方に向けて突出する前側ハンドル部40が設けられている。なお、駆動部8は、本体ケース4の走行方向に対して電源室19が電動送風機室7より前側、すなわち走行方向に沿って装着下凹部38、電源室19および電動送風機室7の順序となるように形成されている。
【0025】
そして、電動送風機6は、図示しないファンを回転駆動する電動機44と、ファンを覆うファンカバー45とを備えている。さらに、このファンカバー45の前面中央部には図示しない吸気口が開口形成されている。そして、駆動部8の天板部14の下面には、ファンカバー45の上部を覆い電動送風機室7に向けて略円筒状に突出し、電動送風機6のファンカバー45の外周面を環状のゴム支持体46を介して嵌合支持する上部支持リブ47が突設されている。さらに、駆動部8の底板部11の上面には、電動送風機室7に向けて突出し、電動機44の図示しないロータ軸を軸支するモータヘッド部48を緩衝体49を介して支持する下部支持リブ50が設けられている。そして、電動送風機6は、電動送風機6の吸気口の周縁が連通孔25に臨み連通孔25と吸気口とが略気密に連通する状態に支持固定されている。なお、この電動送風機6は、蓄電池18より軽量に形成されている。
【0026】
一方、蓋体3は、平面視で前側が次第に幅狭となる流線型に形成され、後端部に設けられた図示しないヒンジ部がケース体2の後部に回動可能に軸支されてケース体2の上面を開放可能に覆っている。
【0027】
また、蓋体3の前側上面には、吸込部51が突出して設けられている。この吸込部51は、前側上方に向けて吸込口としての本体吸込口52を開口し下端が蓋体3の下面から下方に向けて開口する略L字状に屈曲する吸込管53を有している。なお、この吸込管53の下端縁には、図示しない気密部材が設けられている。
【0028】
さらに、蓋体3の下面には、吸込管53に隣接して略扇状の通孔55が開口形成されている。また、蓋体3には、一端側が通孔55に連続し他端が蓋体3の後部側でケース体2の連通孔25に対向する位置に下方に向けて開口する吸気路56が設けられている。そして、この吸気路56の下流側の開口縁には、連通孔25の開口縁に略気密に当接するシール部材57が設けられている。
【0029】
また、蓋体3の上面には、取手手段61が設けられている。この取手手段61は、先端部が吸込部51に連続して前後方向に軸方向を有して設けられた握り部としての第1の取手62と、この第1の取手62の後端部に一端側が一体に枝分かれ状に連続し他端側が蓋体3の後部両側にそれぞれ連続して設けられて第1の取手62の軸方向に対して交差する方向に軸方向を有し第1の取手62を対称軸として略対称に対をなす転倒防止手段としての第2の取手63,63とを備え、平面視で略Y字状に形成されている。そして、第2の取手63,63は、本体ケース4の後面が床面に対向して載置する立位状態で、床面に略当接、すなわち床面からやや浮いた状態で掃除機本体1が傾くことより床面に当接するように蓋体3の後面部に連続するように形成されている。なお、第2の取手63,63は、立位状態で床面に当接するように形成してもよい。
【0030】
そして、この取手手段61は、掃除機本体1の重心、すなわち重量の比較的重い電動送風機6および蓄電池18を収容するケース体2およびこのケース体2に取り付けられる蓋体3を備えた本体ケース4の重心の上方に位置する状態で設けられている。
【0031】
さらに、取手手段61の吸込部51の近傍には、例えば充電中および蓄電池18の電荷の残量が少なくなって充電を要求する充電お知らせサインなどを表示する図示しない表示手段が配設されている。さらに、取手手段61内には、一端がケース体2の回路室21内の回路基板20に接続された電線である図示しないリード線がヒンジ部内を通って配設され、表示手段に接続されるとともに吸込部51に配設された図示しないコネクタに接続されている。
【0032】
一方、集塵部9は、上端面に排出口67を開口し底部周縁がケース体2の載置部10に載置される有底円筒状の集塵カップ65と、この集塵カップ65の上端面の開口に着脱可能に嵌挿して装着される濾過部66とを備えている。そして、濾過部66は、集塵カップ65の上端面に開口する排出口67に嵌合される略円筒状の嵌合部68と、この嵌合部68の下端面を閉塞する通気性を有した蓋部69とを備え、皿状に形成されている。
【0033】
さらに、濾過部66の蓋部69には、周縁近傍に変位した位置に下方に向けて円筒状で、上端に吸込部51の吸込管53の下端が略気密に連結し下端が嵌合部68の接線方向に沿った側方に向けて吸気開口70を開口する吸気筒部71が設けられている。また、濾過部66には、嵌合部68の上端面の開口に着脱可能に取り付けられ集気開口72を複数開口する格子状の枠部73が設けられている。そして、蓋部69と枠部73との間には、通気性を有するフィルタ74が集気開口72を閉塞するように着脱可能に装着されている。
【0034】
そして、濾過部66を集塵カップ65に取り付けて構成した集塵部9は、上部の濾過部66が前側上方に向く傾斜した状態で集塵カップ65の下部がケース体2の装着下凹部38に載置係合され、蓋体3がケース体2の上部を覆うように回動する状態で吸気筒部71の上端が吸込部51の吸込管53の下端に略気密に連結するとともに枠部73が吸気路56の通孔55に略密着する状態でケース体2と蓋体3とにて挟持されて本体ケース4の前側に装着される。
【0035】
次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0036】
まず、蓋体3をヒンジ部にて上方に回動させ、ケース体2の上部を開放し、あらかじめ濾過部66を集塵カップ65に取り付けて構成した集塵部9を、ケース体2の装着下凹部38に上部の濾過部が前側上方に向く傾斜した状態で載置係合する。この後、再び取手手段61を持って蓋体3を下面がケース体2の上面および集塵部9の上面に圧着して覆うように回動させて、ケース体2と蓋体3とにて集塵部9を挟持して本体ケース4の前側に装着する。この状態で、集塵部9の濾過部66の吸気筒部71の上端縁に蓋体3の吸込部51の吸込管53の下端が気密部材を介して略気密に密着して連通するとともに、濾過部66の枠部73が蓋体3の下面に密着する状態で枠部73の集気開口72が蓋体3の通孔55に略気密に連通する。すなわち、吸込部51の本体吸込口52が、吸込部51の吸込管53、集塵部9の吸気筒部71、集塵カップ65内、集気開口72、通孔55、吸気路56および連通孔25を介して電動送風機6の吸気口に連通する状態となる。
【0037】
そして、吸込部51の本体吸込口52にホース81、図示しない延長管、吸込口体、家具ブラシや隙間ノズルなどの付属品などを適宜接続し、旋回輪39と走行輪33とにて床面上に載置される走行状態での掃除待機状態とする。この走行状態では、集塵部9は、上面が前側上方に向けて傾斜する状態となっている。
【0038】
この掃除待機状態で、ホース81の先端部に配設された図示しない操作手段の設定操作により、適宜電動送風機6を駆動して掃除する。そして、この電動送風機6の駆動により、吸込口体の下面に開口する図示しない床面吸込口から空気とともに塵埃を吸い込み、延長管およびホース81を介して吸込部51の本体吸込口52に至る。さらに、吸込部51の吸込管53を通って集塵部9の吸気筒部71から集塵カップ65内に集塵カップ65の内周面の接線方向に渦巻き状に吸い込まれる。そして、塵埃は渦巻き状に吸い込まれた空気の渦流の遠心力により集塵カップ65の内面に沿って落下し、空気は集塵カップ65の中心軸に位置する渦流の中心から集塵部9の濾過部66のフィルタ74を通って枠部の集気開口72から流出し、空気と塵埃とが分離される。さらに、分離された空気は、集塵部9の枠部73と密着する蓋体3の通孔55から吸気路56を通過し、この吸気路56の下流側に略気密に連通するケース体2の連通孔25を通って電動送風機6の吸気口から吸気される。さらに、空気は、電動送風機6内を通って電動送風機室7内に排気され、さらに排気口31から外気に排気される。
【0039】
また、例えば家具や照明器具などの床面より高い位置を掃除する場合、図2に示すように、前側ハンドル部40を持って本体ケース4の後面が床面に対向して載置する立位状態とする。この立位状態において、集塵部9は、上面が側方かつ上方に向く傾斜した状態となる。
【0040】
この立位状態で掃除すると、集塵部9の集塵カップ65内に捕捉された塵埃も移動するが、集塵部9は上面が下面となる本体ケース4の後面と反対側の前側上方に向く傾斜した状態で装着されていることから、立位状態でも斜め上方に向く状態となり、塵埃がほとんど濾過部66の蓋部69に接触せず、蓋部69にほぼ全面が覆われずに通気可能な状態が確保される。
【0041】
そして、電動送風機6を停止して掃除を終了した後は、蓋体3を回動して集塵部9の上面およびケース体2の上面を開放し、集塵部9をケース体2から取り外す。この後、集塵カップ65から濾過部66を取り外し、集塵カップ65内の捕捉した塵埃を排出する。
【0042】
上述したように、上記実施の形態では、ケース体2の本体吸込口52に連通し空気とともに吸い込んだ塵埃を内部に流入可能に設けられた吸気開口70と、この吸気開口70が設けられた面に設けられケース体2内の電動送風機6の吸気側に連通し内部に流入した空気が流出可能な集気開口72とを有した集塵部9を、走行状態および立位状態の異なる2つの載置状態でも吸気開口70および集気開口72が設けられた面が斜め上方に向く傾斜した状態でケース体2に着脱可能に装着するため、例えばケース体2の下面を床面と対向して載置する状態で掃除する場合と、ケース体2の後面を床面と対向して載置する立位状態で掃除する場合との異なる掃除形態でも、集塵部9内に捕捉した塵埃にて吸気開口70および集気開口72が閉塞されにくくなり、吸塵した塵埃にて吸気開口70および集気開口72が閉塞されて吸塵効率が低下することを防止でき、掃除形態を問わず効率よく掃除できる。
【0043】
また、集塵部9を円筒状で上面に吸気開口70および集気開口72を開口する濾過部66が装着された集塵カップ65にて構成し、集塵部9を傾斜して装着することにより生じるスペースに蓄電池18を横置き状態で配設するため、スペースの有効利用ができ、本体ケース4の小型化が図れるとともに、重心位置が下方に位置し、低重心となって安定した床面上への載置および走行性の向上が得られる。
【0044】
そして、集塵部9の上部を開放可能に覆うように蓋体3を設けるので、集塵部9の上部に開口し空気を排出する集気開口72を電動送風機6の吸気側に連通させる吸気路56を蓋体3に設けることができ、別途吸気路56を設ける構成に比して簡略化でき、製造性を向上できるとともに小型化できる。さらに、蓋体3の回動により開閉方向で集塵部9の集気開口72と電動送風機6の吸気側との略気密な連通および非連通状態が得られるので、これら集塵部9の上部および電動送風機6の吸気側と吸気路との略気密な連通が蓋体3の回動方向に沿った圧着により容易に得られ、簡単な構成で最小限のシール箇所で容易に略気密な連通が得られる。
【0045】
そして、集塵部9の上方およびケース体2の上方を覆う蓋体3としたため、集塵部9の集気開口72と電動送風機6の吸気側とを略気密に連通させる吸気路56を容易に簡単な構成で形成できるとともに、蓋体3の開閉により集塵部9の上部および電動送風機6の吸気側の上部が開放される状態となるので、集塵部9の着脱が容易にできる。
【0046】
また、集塵部9に集塵カップ65の上面の開口を覆う濾過部66を設けるため、簡単な構成で、掃除機本体1を立位状態で掃除しても塵埃がこぼれ落ちないようにできるとともに、塵埃を効率よく分離するためのフィルタ74を容易に着脱可能に装着でき、さらに蓋体3の吸込部51の本体吸込口52を電動送風機6の吸気口に連通させるための風路を容易に形成でき、製造性を向上できるとともに容易に小型軽量化できる。
【0047】
さらに、容易に剛性が得られる外殻となる蓋体3に吸込部51を設けるため、例えば集塵部9に直接吸込部51を設ける場合に比して、掃除の際にホース81を引っ張って掃除機本体1を走行させるなどの掃除作業をしても吸込部51が損傷することなく確実に大型化することなくホース81の連結状態が得られ、取扱性および掃除作業性を向上できる。
【0048】
そして、集塵部9、電動送風機6および蓄電池18の順で重量が重く、この最も重い蓄電池18を集塵部9と電動送風機6の間に位置する本体ケース4の略中央に配設したため、旋回輪39および走行輪33,33の軸支位置の領域内に重心が位置して安定して床面上に載置でき、旋回輪39および走行輪33,33による安定した床面上での走行が得られ、掃除機本体1の取り廻しが容易となって掃除作業性を向上できる。
【0049】
また、この配置の順序は、掃除の際に引っ張られるホース81が接続される吸込部51が走行方向の前部に位置する状態で、走行方向の前側から集塵部9、蓄電池18、電動送風機6の順序としたため、ホース81を引っ張って掃除しても軽量な集塵部9が前側に位置するので、旋回などの方向転換が容易にできるとともに、後面が床面に対向した立位状態で床面上に対置した際に、比較的重い電動送風機6が下側に位置するので、立位状態としても安定して床面上に載置できる。
【0050】
なお、上記実施の形態において、集塵部9として、濾過部66を設けたが、濾過部66の構成を蓋体3やケース体2に設け、蓋体3を回動して集塵カップ65の上面を覆うことにより吸気開口70および集気開口72を開口するようにしてもよい。
【0051】
そして、集塵カップ65は、円筒状に限らず、いずれの形状のものでもよい。
【0052】
また、蓄電池18は、いずれの位置に配設してもよい。
【0053】
さらに、バッテリとして蓄電池18を電源に用いたが、例えば電源コードを介して商用交流電源を供給したり乾電池を用いてもよい。
【0054】
また、異なる2つの載置状態として、走行状態と立位状態との2つの掃除形態について説明したが、他の方向で載置する状態で上方に向く状態であれば、いずれの載置状態でもよい。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載の電気掃除機によれば、吸気開口を集塵カップの一端側に設けるとともに、この吸気開口側に集気開口を設けた集塵部を、ケース体を異なる2つの載置状態としても吸気開口および集気開口が設けられた面が上方に向く状態でケース体に着脱可能に装着するため、例えばケース体の下面を床面と対向して載置する状態と、ケース体の後面を床面と対向して載置する立位状態との異なる掃除形態でも、集塵カップの内面に沿って旋回させた渦流の遠心力により集塵部の底部側に捕捉した塵埃にて吸気開口および集気開口が閉塞されにくくなり、吸塵した塵埃にて吸気開口および集気開口が閉塞されて吸塵効率が低下することを防止できる。
【0056】
請求項2記載の電気掃除機によれば、請求項1記載の電気掃除機の効果に加え、ケース体に傾斜した状態で装着される筒状の集塵カップの傾斜する底面の下方に生じるスペースに電動送風機に給電するバッテリを配設するため、バッテリを配設するためのスペースを有効利用でき、小型化が容易に図れるとともに、重量が比較的重いバッテリがケース体の下方に位置して重心の位置が低くなり、安定して床面上に載置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施の形態を示す走行状態の掃除機本体の断面図である。
【図2】同上立位状態の掃除機本体を示す断面図である。
【図3】従来例の電気掃除機の掃除機本体を示す走行状態の断面図である。
【図4】同上立位状態の掃除機本体を示す断面図である。
【符号の説明】
2 ケース体
6 電動送風機
9 集塵部
18 バッテリとしての蓄電池
52 吸込口としての本体吸込口
65 集塵カップ
67 排出口
70 吸気開口
72 集気開口

Claims (2)

  1. 電動送風機を収容し吸込口を開口するとともに被掃除面上に2つの異なる状態で載置可能なケース体と、
    一端側に排出口を備えこの排出口に対向する他端側に底部を備えた集塵カップ、この集塵カップの一端側に設けられ前記吸込口に連通する吸気開口およびこの吸気開口側に設けられた集気開口を有し、前記吸気開口から流入される吸込風に含まれる塵埃を前記集塵カップの内面に沿って旋回させた渦流の遠心力により前記集塵カップ内の底部側に集塵したのち前記集気開口から前記排出口を介して空気が排出される前記ケース体に着脱可能な集塵部とを備え、
    前記集塵部は、前記吸気開口および前記集気開口が、前記異なる2つの載置状態においても上方に向く状態で前記ケース体に装着される
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 集塵カップは、上面に吸気開口および集気開口を開口する筒状に形成され、
    ケース体は、傾斜した状態で装着される集塵部の前記集塵カップの傾斜する底面の下方に電動送風機に給電するバッテリを配設した
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
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