JP2017129055A - ブロワ - Google Patents
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Abstract
【課題】噴出した空気に塵等が混ざることがないブロワを提供する。【解決手段】モータ4が内蔵される本体部5と遠心ファン6が内蔵されると共に筒状の噴出口24が形成される渦巻き型の送風部7とを有して構成される本体2と、この本体2に着脱可能に取り付けられる除塵部3とを備えたブロワ1である。本体2と除塵部3が上下に配置され、除塵部3が遠心ファン6の上流側に取り付けられ、モータ4が、その回転軸4Aが縦向きとなるように本体2に内蔵されると共に、噴出口24が、送風部7の外周から横向きに突出するように形成されたから、遠心ファン6の上流側に設けた除塵部3において塵が除去され、この除塵された空気が噴出口24から噴出するため、噴出した箇所を塵などで汚すことがない。また、モータ4の回転軸4Aを縦向きにした配置したから、全体として縦長になり、肩バンドなどにより肩に掛けて使い易いものになる。【選択図】図1
Description
本発明は、噴出口を備えたブロワに関するものである。
従来、この種のものとして、作業者の背中に沿って配置される背板部と、この背板部の下端から後方に延びる台座部とを有した背負フレームと、この背負フレームの背板部の後側にて台座部に搭載されて、前側に外気を吸い込むための吸気開口を有したボリュートケース内にて前後方向を軸線回りに回転可能に支持したファンを原動機により回転させることにより、前記吸気開口から吸引した空気を噴出するブロワユニットとを備えた背負式ブロワ(例えば特許文献1)や、モータをその内部に内蔵して左右方向の一方側に突出したモータハウジングと、グリップ部と、ファンが組み込まれる送風部と、前記ファンからの風を吹き出す吹き出し口と、電池パックを取り付ける電池パック取り付け部とを有する携帯用ブロワ(例えば特許文献2)等が提案されている。
上記背負式ブロワでは、吸引開口から取り込んだ空気をファンにより噴出するため、取り込んだ空気に塵や砂等が含まれていると、塵や砂等を含んだ空気が噴出される。また、上記携帯用ブロアでも、吸い込み口から吸い込んだ空気をファンにより噴出するため、取り込んだ空気に塵や砂等が含まれていると、塵や砂等を含んだ空気が吹出される。
従って、これらのものは、地面に落ちた枯葉等のごみを吹き飛ばすには適しているが、空気を噴出する面が清浄な面である場合には、適しているとは言えなかった。例えば、洗車後の車体に付着した水滴を吹き飛ばすような場合、噴出する空気に塵や砂等が含まれていると、高速で吹き出される塵や砂等によって車体が傷付けられたり汚れたりするという問題がある。
ところで、空気を噴出する機能に加えて吸引も可能としたものとして、エンジン等の動力源によって駆動され、この動力源には出力軸が連結され、この出力軸には送風を行うファンが取付けられ吸込または送風作業を行う携帯用ブロワであって、前記ファンを収納するケースの出力軸線上に吸込口を、ファンの外周でケースの前面側に吹出口を有し、前記吸込口に吸込管を取付け且つ前記吹出口に集塵袋等と連結可能な吹出管を取付けることにより落葉や塵芥等を吸込む機構を有し、あるいは前記吹出口に吹出管を取付けることにより落葉や塵芥等を吹き寄せる機構を有する携帯用ブロワ(例えば特許文献3)がある。
上記携帯用ブロワでは、前記吸込口から取り込んだ空気を前記ファンにより噴出するため、上記背負式ブロア及び携帯用ブロワと同様に、取り込んだ空気に塵や砂等が含まれていると、塵や砂等を含んだ空気が噴出されるという問題がある。
また、上記携帯用ブロワでは、前記本体部の正面上部に前記吹出口が設けられ、これとは位置及び向きが異なる前記本体部の左側面中央部に前記吸込口が設けられているため、ブロワとして用いる場合と吸引掃除機として用いる場合で、前記本体の向きを変える必要があり、使い勝手が悪いという問題がある。
更に、上記特許文献1〜3のブロワは、いずれもモータ等の回転駆動手段の回転軸を横向きに配置し、その回転軸にファンを設けるため、特許文献2のようにモータ部分が左右方向に出っ張り、例えば体の脇や肩に吊るして使用するには不向きな面がある。
本発明は以上の問題点を解決し、噴出した空気に塵等が混ざることがないブロワを提供することを目的とし、加えて、噴出と吸気のどちらの場合も同じ向きで使用することができるブロワを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載のブロワは、モータが内蔵される本体部と遠心ファンが内蔵されると共に筒状の噴出口が形成される渦巻き型の送風部とを有して構成される本体と、この本体に着脱可能に取り付けられる除塵部とを備えたブロワであって、前記本体と前記除塵部が上下に配置され、前記除塵部が前記遠心ファンの上流側に取り付けられ、前記モータが、その回転軸が縦向きとなるように前記本体に内蔵されると共に、前記噴出口が、前記送風部の外周から横向きに突出するように形成されたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載のブロワは、請求項1において、前記除塵部が集塵ケースを有し、前記集塵ケース内に連通する筒状の吸気口が、この集塵ケース自体又は前記本体に設けられると共に、前記噴出口と前記吸気口が同一の向きに並んで配列されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のブロワは、請求項2において、前記送風部に、前記噴出口とは独立した排気口が前記遠心ファンの回転方向に沿って設けられると共に、前記排気口を開閉するシャッターが設けられることを特徴とする。
更に、本発明の請求項4に記載のブロワは、請求項3において、前記シャッターが、前記排気口と前記噴出口の何れか一方を閉塞する際に、何れか他方を開放するものであることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載のブロワは、請求項2において、前記集塵ケースがサイクロン式の集塵ケースであり、この集塵ケース内の気流の旋回方向と前記遠心ファンの回転方向が同じであることを特徴とする。
更に、本発明の請求項6に記載のブロワは、請求項2において、前記吸気口と前記噴出口にそれぞれアタッチメントが着脱可能に接続されると共に、前記吸気口と前記噴出口の形状又は寸法を違えたことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のブロワは、以上のように構成することにより、前記遠心ファンの上流側に設けた前記除塵部において塵が除去され、この除塵された空気が前記噴出口から噴出されるため、空気を吹き付けた箇所を塵等で汚すことがない。また、前記モータの回転軸を縦向きに配置したから、全体として縦長になり、肩バンドなどにより肩に掛けて使い易いものになる。
また、前記噴出口と吸気口が同じ向きに並んで配列されているため、噴出と吸気のどちらの場合でも前記ブロワを同じ向きで使用することができる。
更に、掃除機として使用する際には、前記シャッターにより前記排気口を開き、前記吸気口から吸気すると共に、前記排気口から排気することにより、吸引する塵埃を排気でまき散らしてしまわないようにすることができる。また、ブロアとして使用する際には、前記シャッターにより前記排気口を閉め、前記吸気口から吸気すると共に、前記噴出口から排気することにより、排気を全て前記噴出口から吹き出させて、効率よく排気を利用することができる。
また、前記シャッターが、前記排気口と噴出口の何れか一方を閉塞する際に、何れか他方を開放するから、前記排気口と噴出口の逆の開閉操作を確実に行うことができる。
また、サイクロン式の前記集塵ケース内における気流の旋回方向と、前記ファンの回転方向が同じであるから、掃除機として使用する場合であってもブロワとして使用する場合であっても、前記集塵ケースを通過した空気を排気口又は噴出口からスムーズに排気することができる。
更に、前記吸気口と噴出口の形状又は寸法が違うため、吸気と噴出の専用の前記アタッチメントのみを前記吸気口と噴出口に接続することができ、前記アタッチメントの接続間違いを防止できるので、例えば、前記吸気口に接続したアタッチメントを前記噴出口に接続することで、このアタッチメントに付着した塵等を吹き飛ばして、清浄面に塵等を付着させてしまう等の問題が生じないようにすることができる。
以下、本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明の実施例1について、図1〜図12に基づいて説明する。1は本発明のブロワである。このブロワ1は、本体2と、この本体2の下部に着脱可能に取り付けられる除塵部3とを備える。また、前記本体2は、モータ4が内蔵される本体部5と、この本体部5の下部に設けられ遠心ファン6が内蔵された送風部7とを備え、この送風部7の下部に前記除塵部3が着脱可能に取り付けられる。
前記本体部5の外側には円筒状の本体部ケース11が設けられ、この本体部ケース11の下部側には、下方に向かってテーパー状に拡大する拡大部11Aを設け、この拡大部11Aの下部の本体部ケース下部11Bが上部より径大に形成されている。また、前記本体部ケース11の上部開口12は蓋体13により閉塞されている。前記本体部ケース11内の中央に前記モータ4が縦設され、このモータ4の回転軸4Aは縦向きで本体部ケース11の中心に位置する。なお、前記回転軸4Aは、本体部5内に設けた上下の軸受14,15により回動自在に支持されている。
図5及び図7に示すように、前記遠心ファン6は回転中心軸6Aの周囲に複数のファン翼6B,6B・・・を有し、このファン翼6Bは遠心ファン6の回転方向と逆方向に屈曲した曲線状をなし、前記回転中心軸6Aに前記モータ4の回転軸4Aが接続されている。
前記送風部7の外側には送風部ケース21が設けられ、この送風部ケース21は上ケース部22と下ケース部23を組み立ててなり、筒状の噴出口24が形成されている。また、前記送風部ケース21内には、前記遠心ファン6が収納されており、前記送風部ケース21内に仕切り壁部25を設け、この仕切り壁部25により前記送風部ケース21内が舌部26を基点として渦巻き状に成形されている。
そして、渦巻き状の巻き始め部である前記舌部26側から、前記仕切り壁部25と遠心ファン6との間隔が徐々に開き、その仕切り壁部25に連続する前記送風部7の渦巻き内面部27と前記遠心ファン6との間隔が徐々に開くように、遠心ファン6が配置されている。また、渦巻き状の巻終り部である前記渦巻き内面部27の端部27Tの接線方向に前記噴出口24の基端が設けられ、この噴出口24の基端は、前記本体2の左前側に位置する。前記噴出口24の長さ方向中央に屈曲部24Aを設け、この屈曲部24Aに前記噴出口24の先端たる噴出筒部24Bが連結され、この噴出筒部24Bは前記ブロワ1の前後方向に伸びるよう前部に配置され、前記噴出筒部24Bの中心の延長線上に前記モータ4の回転軸4Aが位置する。
前記送風部ケース21の前記渦巻き内面部27には、複数の排気口28,28・・・が前記噴出口24とは別途に設けられている。この例では、前記各排気口28,28・・・は、前記送風部ケース21の左後側に前記遠心ファン6の回転方向に沿って設けられている。即ち、前記各排気口28,28・・・は、前記送風部ケース21の外周面に開口している。また、隣り合う前記各排気口28,28・・・間には、縦方向のフィン29,29・・・が設けられ、これらのフィン29,29・・・の外端は、前記本体2の後側を向いている。このため、前記各排気口28,28・・・から排出される空気は、前記各フィン29,29・・・に案内されて、後方に排気される。
前記送風部ケース21の下面には、後述する集塵ケースを取り付ける取付部31が設けられ、この取付部31は略リング状をなす。前記送風部ケース21の下面中央には、前記除塵部3に連通する吸込口32が設けられる。
前記送風部ケース21には、前記噴出口24と前記排気口28を選択的に開閉するシャッター34が設けられている。このシャッター34は、円弧状の板材からなり、上下一定幅で、前記送風部ケース21の上下に設けた案内部たる案内溝35,35により案内されて移動可能なように設けられている。
図1及び図6等に示すように、前記送風部ケース21の外周側下部には操作部36が突設され、この操作部36の上端が前記シャッター34と一体に設けられている。そして、前記操作部36を用いて前記シャッター34を前記排気口28側に移動させることにより、図5に示すように、前記排気口28を前記シャッター34により塞ぐことができると共に、前記噴出口24を開くことができる。逆に、前記シャッター34を前記噴出口24側に移動させることにより、図7に示すように、前記噴出口24を前記シャッター34により塞ぐことができると共に、前記排気口28を開くことができる。なお、前記噴出口24を塞いだ状態で、前記シャッター34の一端が前記舌部26側に当接し、また、前記排気口28を塞いだ状態で、前記シャッター34の他端が前記仕切り壁部25の端部25Aに当接する。
前記除塵部3は、前記送風部ケース21の下部に着脱可能に取り付けられるフィルタ組立体41と、前記送風部ケース21の下部に着脱可能に取り付けられるサイクロン式の集塵ケース42とを備える。前記フィルタ組立体41は、前記吸込口32を塞ぐように取り付けられ、前記集塵ケース42は、前記フィルタ組立体41の外側に間隔を置いて取付けられる。
前記フィルタ組立体41は、筒状体51と、内フィルタ体52とを備える。前記筒状体51は、一端(上端)が開放し、他端(下端)が閉塞した有底円筒状に形成され、略円筒形の周壁部53と、この周壁部53の下側を閉塞する下面部54と、前記周壁部53の下側に設けた返し部55とを一体に備えている。なお、これらの周壁部53、下面部54及び返し部55は、比較的硬質の合成樹脂により一体成型される。そして、前記筒状体51の周壁部53は、下側に向かって径がやや縮小するように形成されている。また、前記筒状体51の周壁部53には、一次フィルタとして作用する多数の小孔53Hが多数穿設されている。
更に、前記返し部55は、前記周壁部53から連続して徐々に径が大きくなる拡径部55Aと、この拡径部55Aから連続して形成された短円筒部55Bとで構成されている。そして、前記集塵ケース42と前記フィルタ組立体41を前記本体2に取り付けた状態では、前記返し部55の短円筒部55Bの先端(下端)が位置する場所から前記集塵ケース42の後述する蓋体までの空間が、塵埃貯溜部56となる。
前記周壁部53の上端に取付部57が設けられる。この取付部57は、前記周壁部53の上端に周設された上鍔部58と、この上鍔部58上に突設された接続外筒部59を有して構成される。そして、前記送風部ケース21の下面には、前記接続外筒部59を挿入接続する外筒受け部60が周設される。なお、この外筒受け部60は、円環状の溝により構成されている。
前記内フィルタ体52は、不織布等からなる筒状のフィルタ本体61と、このフィルタ本体61の下部開口を閉塞する蓋部62と、前記フィルタ本体61の上部に一体に設けたリング状の取付部63とを備えている。なお、前記フィルタ本体61は谷部と山部を交互に形成した蛇腹状をなし、前記蓋部62と取付部63は比較的硬質な合成樹脂からなる。
前記取付部63は、上鍔部64と、この上鍔部64の上に突設された接続内筒部65を有して構成される。そして、前記送風部ケース21の下面には、この接続内筒部65を挿入接続する内筒受け部66が周設される。なお、この前記内筒受け部66は、円環状の溝により構成されている。また、前記外筒受け部60と前記内筒受け部66とは、同心円状に形成されている。
また、組立状態で、前記接続外筒部59内に前記取付部63の上鍔部64が挿入されると共に、前記内フィルタ体52の上鍔部64が前記筒状体51の上鍔部58の上面に重ね合わされる。そして、前記接続外筒部59の内周面と前記接続内筒部65の外周面との間には、シール部材たる環状のパッキン67が配設される。なお、前記取付部31には、図示しないスイッチが設けられている。そして、前記フィルタ組立体41が前記取付部31に取り付けられると、前記スイッチはオンになる。逆に、前記フィルタ組立体41が前記取付部31に取り付けられていない状態では、前記スイッチはオフとなる。
前記集塵ケース42は、上部に円筒部71を設け、この円筒部71の下部に拡大部72を設け、この拡大部72の下部に径大円筒部73を有する。なお、組立状態で、前記径大円筒部73の上端の高さ位置近傍に、前記フィルタ組立体41の返し部55が位置する。
前記円筒部71には、筒状の吸気口74が一体的に設けられる。この吸気口74の基端は、前記本体2の前部左側に位置する。前記吸気口74の長さ方向中央には屈曲部74Aが設けられ、この屈曲部74Aに、前記吸気口74の先端たる吸気筒部74Bが連結される。そして、この吸気筒部74Bは、前記ブロワ1の前後方向に伸びるよう前部に配置されている。また、前記噴出筒部24Bと吸気筒部74Bは同一方向を向き、上下に配置されている。なお、前記屈曲部74Aの基端側は、円筒部71の周方向に接続されており、前記吸気口74から吸引した空気は、前記円筒部71の周方向に向かって該円筒部71内に流れ込む。
そして、前記遠心ファン6を底面視において反時計回り方向に回転駆動して前記吸気口74から外気を吸引すると、前記集塵ケース42内において外気が底面視反時計回りに旋回し、後述するように前記除塵部3において塵が分離された後、前記吸込口32から前記送風部ケース21内に至り、前記送風部ケース21内で底面視反時計回りに旋回して前記噴出口24から外部に噴出される。
前記径大円筒部73の底部には、底面開口部75が設けられると共に、この底面開口部75を開閉する蓋体76が設けられている。この蓋体76は、その一側を枢着部77により前記径大円筒部73に枢着し、前記底面開口部75を開閉可能に枢着されている。なお、前記蓋体76の底面に形成された外周部及び補強リブは、実質的に同一平面を形成するように構成される。即ち、前記ブロワ1は、前記蓋体76の底面が床等の平面上に接するように設置可能である。また、前記底面開口部75に前記蓋体76を閉成状態でロック及びロック解除可能なロック機構78を備える。
前記ロック機構78は、図1などに示すように、前記径大円筒部73にロックボタン79を設け、このロックボタン79は、係止部たる係止爪部79Aを有し、枢着部(図示せず)により回動可能に設けられ、付勢手段(図示せず)によりロック方向に付勢されている。また、前記蓋体76の他側には、前記係止爪部79Aが係止する係止受け部たる係止突起80が形成されている。
従って、前記ロックボタン79を押すと、前記係止爪部79Aと係止突起80の係止が解除されることで、重力によって前記蓋体76が回動して、前記底面開口部75を開くことができる。また、前記蓋体76の外周には、閉成状態で前記底面開口部75に当接するシール部材たるパッキン81が装着されている。更に、図2,図3等に示すように、取付状態で、前記円筒部71の内周面と接続外筒部59の外周面との間に、シール材たる環状のパッキン82が配設される。
前記送風部ケース21の前記取付部31には、前記集塵ケース42の円筒部71の上縁71Uが当接する当接受け部31Aが設けられ、前記上縁71Uを前記当接受け部31Aに当接した状態で、送風部ケース21の下部に集塵ケース42が固定され、この固定のために固定機構83が設けられている。
前記固定機構83は、図2及び図3等に示すように、前記円筒部71の外周に突設された左右一対の係止受け部84,84と、前記取付部31に設けられて前記係止受け部84に係止するロックハンドル85とを有して構成される。前記ロックハンドル85は、取付軸86を中心に前記取付部31に回動可能に設けられ、前記ロックハンドル85の係止部85Aが前記係止受け部84の下縁に係止することにより、前記送風部ケース21に前記集塵ケース42が固定され、また、前記係止を解除して取り外すことができる。
前記本体部ケース11の上部中央には、把持体91が設けられている。この把持体91は、前後の縦杆部92,92の上部を前後方向の横杆部93により連結している。なお、前後の前記各縦杆部92,92は、上方に向かうほど間隔が狭まるように、斜めに形成されている。また、前後の前記各縦杆部92,92の下部は、前記本体部ケース11の外周面に固定される。そして、前記各縦杆部92,92の下部には、前後外側に張り出した張出部94,94を設け、これら張出部94,94にバンド係止部たる取付軸95,95が設けられている。
従って、図12に示すように、吊り下げ手段たる肩バンド96の両端に設けた接続部96A,96Aを、前記取付軸95,95に接続することにより、前記ブロワ1の本体2に前記肩バンド96を接続し、この肩バンド96を片方の肩に掛けて前記ブロワ1を使用することができる。なお、97,98は、エラストマー等の軟質材で形成されたパッドである。これらのパッド97,98は、前記送風部ケース21の外周部に取り付けられる。また、前記各パッド97,98には、それぞれ凹状の切欠部97A,98Aが形成される。これらの切欠部97A,98Aは、それぞれ略円弧凹状に形成される。
図6及び図9に示すように、前記噴出口24には専用の噴出用アタッチメント101が着脱可能に接続される。噴出用アタッチメント101は、延長ホース102と、この延長ホース102の先端に設けた筒状のノズル本体103と、前記延長ホース102の基端を接続した接続筒部104とを備える。前記延長ホース102は、蛇腹状に形成されると共に、可撓性を有する。また、前記ノズル本体103は、基端部103Aと先端ノズル103Bとの間に屈曲部103Cを形成し、先端ノズル103Bの先端が開口する。なお、図9においては、前記噴出用アタッチメント101は、その接続筒部104のみを図示し、他を省略している。同様に、後述する吸気用アタッチメントは、その接続筒部のみを図示し、他を省略している。
ノズル本体103には、前記屈曲部103Cと前記基端部103Aの基端側とを連結する把持部105が設けられている。前記接続筒部104の基端側は、前記噴出口24の噴出筒部24Bに挿入接続される噴出側挿入部104Aである。そして、この噴出側挿入部104Aの上部に、長さ方向の噴出側係合突起106が設けられる。一方、前記噴出筒部24Bの内周面には、前記噴出側係合突起106が係入する溝状の噴出側係合受け部107が形成される。なお、この係合受け部107は、前記噴出口24の先端に開口する。
また、前記噴出口24には、先端から離れた位置に、噴出側挿入部104Aの先端が当接する規制段部108が形成されている。そして、図9に示すように、接続状態で、噴出側挿入部104Aの先端が前記規制段部108に当接し、噴出側係合突起106が噴出側係合受け部107に係入すると共に、噴出側係合突起106の先端と噴出側係合受け部107との内端との間には隙間が生じる。
また、前記噴出口24は、前記噴出用アタッチメント101を固定及び固定解除するロック機構111を備える。このロック機構111は、図5及び図7に示すように、前記噴出口24にロックボタン112を設けて構成される。このロックボタン112は、係止部たる係止爪部113を有し、枢着部112Aにより回動可能に設けられると共に、付勢手段(図示せず)によりロック方向に付勢されている。そして、前記噴出口24には前記係止爪部113を挿通する挿通孔114が穿設され、この挿通孔114から前記係止爪部113の先端が噴出口24内に臨む。また、前記噴出用アタッチメント101の噴出側挿入部104Aには、前記係止爪部113が係止する係止受け部たる係止溝部115(図9参照)が形成されている。
図8及び図9に示すように、前記吸気口74には専用の吸気用アタッチメント121が着脱可能に接続される。この吸気用アタッチメント121は、延長管122と、この延長管122の先端に着脱可能に接続されるノズル本体123と、前記延長管122の基端に設けられた接続筒部124とを備える。また、前記延長管122の先端には先端接続筒部125が設けられており、この接続筒部125に対し前記ノズル本体123が着脱可能である。本例では、前記ノズル本体123は、基端部123Aと横長形状の先端ノズル123Bとを備え、この先端ノズル123Bはその下面に横方向に長いノズル側吸込口(図示せず)を有する。なお、このようなノズル本体123の代わりに、隙間ノズル等、用途に応じて他の形状のノズルを前記接続筒部125に接続してもよい。
また、前記基端部123Aは前記先端接続筒部125内に挿入接続され、この状態で前記先端接続筒部125に前記基端部123Aを固定及び固定解除可能な、前記噴出筒部24Bのロック機構111と同じロック機構111を備える。前記先端接続筒部125のロックボタン112は、前記先端接続筒部125の先端側外周に設けられる。そして、前記基端部123Aには、前記噴出側挿入部104Aと同様に、係止溝部(図示せず)が設けられている。
また、接続筒部124の基端側が、前記吸気口74に挿入接続される吸気側挿入部124Aである。この吸気側挿入部124Aの外周上部には、長さ方向の吸気側係合突起126が設けられ、この吸気側係合突起126が係入する溝状の吸気側係合受け部127が前記吸気口74の内周面に形成される。なお、前記係合受け部127は、前記吸気口74の先端に開口する。
また、前記吸気口74には、前記吸気用アタッチメント121を固定及び固定解除するロック機構111を備える。このロック機構111は、前記噴出口24側に設けたロック機構111と同一構成であり、前記吸気筒部74Bに前記ロックボタン112を設け、このロックボタン112が、係止部たる係止爪部(図示せず)を有し、枢着部112Aにより回動可能に設けられ、付勢手段(図示せず)によりロック方向に付勢されている。そして、吸気口74には前記係止爪部を挿通する挿通孔(図示せず)が穿設され、この挿通孔から前記係止爪部の先端が前記吸気口74内に臨む。また、前記吸気用アタッチメント121の吸気側挿入部124Aには、前記係止爪部が係止する係止受け部たる係止溝部115が形成されている。
図10に示すように、前記噴出側係合突起106は、前記吸気側係合突起126より左右方向に幅広である。即ち、噴出側係合突起106は、前記吸気側係合受け部127に挿入することができないように構成されている。一方、前記吸気口74には前記規制段部108は設けられておらず、前記吸気側挿入部124Aは前記噴出側挿入部104Aより長く形成されている。
従って、前記吸気用アタッチメント121を前記噴出口24に挿入しようとしても、前記吸気側挿入部124Aの先端が前記規制段部108に当接するため、接続することができない。また、前記噴出用アタッチメント101を前記吸気口74に接続しようとしても、幅広な前記噴出側係合突起106をこれより幅狭な前記吸気側係合受け部127に係入することができないため、接続することができない。
このようにして、前記噴出口24には専用の前記噴出用アタッチメント101のみが着脱可能に接続され、前記吸気口74には専用の前記吸気用アタッチメント121のみが着脱可能に接続される。このため、前記吸気用アタッチメント121を使用し、仮にこの吸気用アタッチメント121の内部に埃が付着して残っていても、前記吸気用アタッチメント121を前記噴出口24に接続して前記埃を含んだ空気を噴出することがない。
前記把持体91の横杆部93の前側上面には、ブロワ1のオン・オフを切り替える押しボタン式のメインスイッチ131が設けられている。また、前側の前記縦杆部92の上端には、前記モータ4の回転数を調節可能な回転数調整部たるダイヤル式のスイッチ132が設けられている。また、前記ブロワ1は、電源である家庭用電源と接続するコード133を備え、前記モータ4の回転を制御する制御手段たる回路基板134を前記本体2内に内蔵する。
次に、前記ブロワ1の使用方法について説明する。なお、自動車を清浄にする場合を例に説明する。噴出口24を使用するのは、主に、洗車後の車体表面に残った水を吹き飛ばす場合である。この場合、前記シャッター34を操作して前記排気口28を閉じた状態とすると共に前記噴出口24を開いた状態とし、また、前記吸気口74から前記吸気用アタッチメント121を外し、前記噴出口24のみに前記噴出用アタッチメント101を接続しておく。そして、使用者が右利きの場合、左肩に前記肩バンド96を掛け、体の左脇に吊した状態で前記ブロワ1を保持する。或いは斜め掛け、即ち、右肩に前記肩バンド96を掛け、体の左脇に吊した状態で前記ブロワ1を保持してもよい。この際、前記パッド98の切欠部98Aが、人体(例えば腰)の側部に当接する。このように、前記パッド98の切欠部98Aが人体の側部に当接することで、使用時に前記ブロワ1が人体の側部を転がるように移動するのを抑制することができる。また、前記パッド98がエラストマー等の軟質材で形成されているので、人体に当たっても痛みを感じにくくすることができると共に、自動車に当たっても傷を付けにくくすることができる。なお、前記肩バンド96を左肩に掛ける代わりに、前記把持体91を左手で把持してもよい。一方、前記噴出用アタッチメント101の把持部105は、右手で把持する。使用者が左利きの場合は、右肩に前記肩バンド96を掛け、体の右脇に吊した状態で、前記ブロワ1を保持する。或いは斜め掛け、即ち、左肩に前記肩バンド96を掛け、体の右脇に吊した状態で前記ブロワ1を保持してもよい。この際、前記パッド97の切欠部97Aが人体の側部に当接する。なお、前記肩バンド96を右肩に掛ける代わりに、前記把持体91を右手で把持してもよい。一方、前記噴出用アタッチメント101の把持部105は、左手で把持する。このように、前記本体2と前記除塵部3が上下に配置され、この除塵部3が前記遠心ファン6の上流側に取り付けられ、前記モータ4が、その回転軸4Aが縦向きとなるように前記本体2に内蔵されると共に、前記噴出口24が、前記送風部7の送風部ケース21の外周から横向きに突出するように形成されたから、全体として縦長になり、肩バンド96等により肩に掛けて使い易いものになる。
そして、メインスイッチ131をオンにし、水洗い後の車体に残った水を前記ノズル本体103の先端から噴出した空気により吹き飛ばす。この場合、車体前面のグリル,サイドミラーやホイール等、水を拭き取り難い部分に、ノズル本体103から吹き出された圧縮空気を吹き付けることにより、残った水を効率よく吹き飛ばすことができる。また、前記除塵部3により、前記吸気口74から吸引された空気から塵や砂等が分離除去されるため、前記噴出口24から噴出する空気に塵や砂などが含まれることがなく、車体等を傷付けたり汚したりすることがない。更に、噴出気流の強さは、前記ダイヤル式のスイッチ132を操作することで調整可能である。
なお、前述した通り、前記取付部31には図示しないスイッチが設けられており、前記フィルタ組立体41が取り付けられない状態ではオフであり、前記フィルタ組立体41を取り付けることでオンになる。このため、前記取付部31に前記フィルタ組立体41が取り付けられない状態では、前記メインスイッチ131を操作しても、前記モータ4が回転しない。従って、前記フィルタ組立体41が前記取付部31に取り付けられていれば、前記集塵ケース42が取り付けられなくても、前記モータ4は作動可能である。逆に、前記集塵ケース42が取り付けられていても、前記フィルタ組立体41が取り付けられなければ、前記モータ4は作動不能である。
なお、前記吸気口74から吸引された塵埃を含む空気は、前記集塵ケース42の周方向に接続された前記吸気筒部74Bから前記集塵ケース42内に流れ込み、この集塵ケース42内で渦流が形成される。なお、気流の方向は底面視で反時計回りである。気流の旋回による遠心力によって、この渦流に含まれる粗い塵埃が遠心分離され、前記拡大部72と返し部55との間から前記塵埃貯溜部56に移動すると共に、砂等の粗くて重い塵埃が分離された気流は、前記小孔53Hから前記筒状体51内に流入する。また、気流が前記返し部55を乗り越える際に、この気流に含まれる塵埃の多くは、前記返し部55によって下方に返されることになる。
そして、気流に含まれる軽い塵埃は、前記筒状体51内に流入する際に、一次フィルタとして作用する前記小孔53H、或いは前記フィルタ本体61によって捕捉される。このようにして、前記フィルタ本体61によって細かい塵埃が分離された清浄な気流は、渦流のままで前記吸込口32を通過して、前記送風部ケース21に至る。この送風部ケース21内では、前記吸込口32から吸い込まれた空気が、前記遠心ファン6の回転により前記噴出口24から前記噴出用アタッチメント101を通って外部に噴出される。
このように、前記集塵ケース42内と送風部ケース21内とにおける空気の旋回方向が同一であるから、前記吸気口74から吸い込まれた空気を前記除塵部3において除塵した後、前記本体2の噴出口24からスムーズに噴出することができる。
一方、掃除機として使用する場合は、前記シャッター34を操作して前記排気口28を開くと共に前記噴出口24を閉めた状態とし、また、前記噴出口24から噴出用アタッチメント101を外し、前記吸気口74のみに前記吸気用アタッチメント121を接続しておく。そして、前記メインスイッチ131をオンにし、車内の清掃を行う。吸引された塵埃を含む空気は、前記除塵部3により除塵された後、後方の前記排気口28から排気される。なお、気流から塵埃を除去する作用は、上述の通りである。また、吸気の強さは、前記ダイヤル式のスイッチ132を操作することで調整可能である。
このように、前記噴出口24と吸気口74が同じ方向を向いて設けられることから、前記噴出口24を使用する場合と前記吸気口74を使用する場合とも、同じ姿勢で前記ブロワ1を保持することができ、使い勝手がよくなる。また、前記シャッター34により前記排気口28を開く操作と、前記噴出口24を閉じる操作とを同時に一回で済ますことができ、利便性に優れる。また、前記吸気口74から吸気する場合、前記噴出口24から空気が噴出することがないから、噴出する空気により、前記吸気用アタッチメント121により吸い込もうとする塵埃が吹き飛ばされたり舞い上がったりすることがなく、塵埃をスムーズに吸い込むことができる。
以上のように本実施例は、モータ4が内蔵される本体部5と遠心ファン6が内蔵されると共に筒状の噴出口24が形成される渦巻き型の送風部7とを有して構成される本体2と、この本体2に着脱可能に取り付けられる除塵部3とを備えたブロワ1であって、前記本体2と前記除塵部3が上下に配置され、前記除塵部3が前記遠心ファン6の上流側に取り付けられ、前記モータ4が、その回転軸4Aが縦向きとなるように前記本体2に内蔵されると共に、前記噴出口24が、前記送風部7の送風部ケース21の外周から横向きに突出するように形成されたから、遠心ファン6の上流側に設けた除塵部3において塵が除去され、この除塵された空気が噴出口24から噴出するため、噴出した箇所を塵などで汚すことがない。また、モータ4の回転軸4Aを縦向きに配置したから、全体として縦長になり、肩バンド96等により肩に掛けて使い易いものになる。
また、前記除塵部3が集塵ケース42を有し、この集塵ケース42内に連通する筒状の吸気口74が、前記集塵ケース42に設けられると共に、前記噴出口24と前記吸気口74が同一の向きに並んで配列されるから、噴出気流を利用する場合と吸引気流を利用して塵埃を集塵する場合のどちらでも、前記ブロワ1を同じ姿勢で同様に使用することができる。
また、前記送風部7に、前記噴出口24とは独立した排気口28が前記遠心ファン6の回転方向に沿って設けられると共に、前記排気口28を開閉するシャッター34が設けられているから、吸引掃除の際には前記排気口28を開き、前記吸気口74から吸気すると共に前記排気口28から排気することにより、掃除機として使用することができ、また、前記シャッター34により前記排気口28を閉じ、前記吸気口74から吸気すると共に前記噴出口24から排気することにより、ブロアとして使用することができる。
また、前記シャッター34が、前記排気口28と前記噴出口24の何れか一方を閉塞する際に、何れか他方を開放するものであるから、前記排気口28と噴出口24の択一的な開閉操作を確実に行うことができる。
また、前記集塵ケース42がサイクロン式の集塵ケースであり、この集塵ケース42内の気流の旋回方向と前記遠心ファン6の回転方向が同じであるから、除塵した空気をスムーズに排気することができる。
また、前記吸気口74と前記噴出口24にそれぞれアタッチメント101,121が着脱可能に接続されると共に、前記吸気口74と前記噴出口24の形状及び寸法を違えたから、吸気と噴出の専用の前記アタッチメント121,101のみをそれぞれ前記吸気口74と前記噴出口24に接続することができ、アタッチメントの接続間違いを防止できる。
以下、実施例上の効果として、1枚の前記シャッター34を前記噴出口24と排気口28の開閉に用いるから、構成が簡易なものとなる。また、前記噴出筒部24Bと吸気筒部74Bは同一方向を向き、上下に配置されているから、どちらを使用する場合でも使用者の人体からの距離が殆ど変わらないので、使い易い。また、隣り合う排気口28,28・・・間には、縦方向のフィン29が設けられ、フィン29が本体2の前後方向を向いているから、送風部ケース21内の空気を整流して後方に排気することができる。これによって、吸引掃除を行う場所から離れる方向に排気を送るので、吸引する塵埃を撒き散らさず、確実に吸引することができる。
また、前記集塵ケース42の下部には前記蓋体76が開閉可能に設けられているから、前記集塵ケース42内に溜まった塵埃を簡便に捨てることができる。また、細かい塵埃を捕捉する前記フィルタ組立体41が前記取付部31に取り付けられなければ、前記モータ4が作動しないので、塵埃が噴き付けられないようにすることができる。また、前記集塵ケース42の下部が拡径していると共に、前記蓋体76の底面が実質的に同一平面を形成するように構成されるので、前記ブロワ1を、前記蓋体76の底面が床等の平面上に接するように、前記集塵ケース42が下側、前記本体2が上側となるようにして、安定して置くことができる。
また、前記吸気口74と前記噴出口24の形状又は寸法を異ならせ、具体的には係合突起126,106の大きさを異ならせ、また、前記吸気側挿入部124Aと噴出側挿入部104Aの長さを異ならせたから、前記アタッチメント121,101の接続間違いを確実に防止できる。
また、前記肩バンド96を肩に掛けて吊るした状態で、前記パッド97,98の切欠部97A,98Aが人体の側部に当接することで、使用時に前記ブロワ1が人体の側部を転がるように移動するのを抑制することができるので、使い勝手を良くすることができる。また、前記パッド97,98がエラストマー等の軟質材で形成されているので、人体に当たっても痛みを感じにくくすることができると共に、自動車に当たっても傷を付けにくくすることができる。更に、前記把持体91の前後に前記取付軸95,95を設けたから、前後の取付軸95,95の間隔を広くすることができ、接続した前記肩バンド96により肩から吊り下げ易くなる。
図13及び図14は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。同図は噴出口24と吸気口74の取付位置の変形例を示す。
同図に示すように、この例では、前記本体2の送風部ケース21の左側寄りの下部に突出して前記吸気口74を設け、また、前記送風部ケース21の右側に前記噴出口24を設け、吸気口74及び噴出口24は、相互に平行であって、前方を向いている。
また、集塵ケース42の上部左側面に集塵ケース側接続孔136を形成し、この集塵ケース側接続孔136に接続する吸気口側接続孔137が前記吸気口74の側面に設けられている。そして、前記送風部ケース21の下部中央に前記集塵ケース42を接続することにより、前記吸気口側接続孔137が前記集塵ケース側接続孔136に接続され、遠心ファン6を駆動すると、吸気口74から吸気された外気が集塵ケース42内に導入される。
以上のように本実施例では、前記除塵部3が集塵ケース42を有し、前記集塵ケース42内に連通する筒状の吸気口74が、本体2の送風部ケース21に設けられると共に、前記噴出口24と前記吸気口74が同一の向きに並んで配列されるから、噴出気流を利用する場合と吸引気流を利用して塵埃を集塵する場合のどちらでも、前記ブロワ1を同じ姿勢で同様に使用することができ、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
なお、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、シャッターを手動で動かしたが、電動で動かしてもよい。また、本体にフィルタ組立体を取付け、集塵ケースを取付けない状態で使用してもよい。更に、前記噴出口と排気口とにそれぞれシャッターを設けてもよい。
1 ブロワ
2 本体
3 除塵部
4 モータ
4A 回転軸
5 本体部
6 遠心ファン
7 送風部
24 噴出口
28 排気口
34 シャッター
42 集塵ケース
74 吸気口
101 噴出用アタッチメント
106 噴出側係合突起
107 噴出側係合受け部
108 規制段部
121 吸気用アタッチメント
126 吸気側係合突起
127 吸気側係合受け部
2 本体
3 除塵部
4 モータ
4A 回転軸
5 本体部
6 遠心ファン
7 送風部
24 噴出口
28 排気口
34 シャッター
42 集塵ケース
74 吸気口
101 噴出用アタッチメント
106 噴出側係合突起
107 噴出側係合受け部
108 規制段部
121 吸気用アタッチメント
126 吸気側係合突起
127 吸気側係合受け部
Claims (6)
- モータが内蔵される本体部と遠心ファンが内蔵されると共に筒状の噴出口が形成される渦巻き型の送風部とを有して構成される本体と、この本体に着脱可能に取り付けられる除塵部とを備えたブロワであって、
前記本体と前記除塵部が上下に配置され、前記除塵部が前記遠心ファンの上流側に取り付けられ、前記モータが、その回転軸が縦向きとなるように前記本体に内蔵されると共に、前記噴出口が、前記送風部の外周から横向きに突出するように形成されたことを特徴とするブロワ。 - 前記除塵部が集塵ケースを有し、前記集塵ケース内に連通する筒状の吸気口が、この集塵ケース自体又は前記本体に設けられると共に、前記噴出口と前記吸気口が同一の向きに並んで配列されることを特徴とする請求項1記載のブロワ。
- 前記送風部に、前記噴出口とは独立した排気口が前記遠心ファンの回転方向に沿って設けられると共に、前記排気口を開閉するシャッターが設けられることを特徴とする請求項2記載のブロワ。
- 前記シャッターが、前記排気口と前記噴出口の何れか一方を閉塞する際に、何れか他方を開放するものであることを特徴とする請求項3記載のブロワ。
- 前記集塵ケースがサイクロン式の集塵ケースであり、この集塵ケース内の気流の旋回方向と前記遠心ファンの回転方向が同じであることを特徴とする請求項2記載のブロワ。
- 前記吸気口と前記噴出口にそれぞれアタッチメントが着脱可能に接続されると共に、前記吸気口と前記噴出口の形状又は寸法を違えたことを特徴とする請求項2記載のブロワ。
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