JP2001326994A - 電磁音響変換器 - Google Patents

電磁音響変換器

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JP2001326994A
JP2001326994A JP2000145249A JP2000145249A JP2001326994A JP 2001326994 A JP2001326994 A JP 2001326994A JP 2000145249 A JP2000145249 A JP 2000145249A JP 2000145249 A JP2000145249 A JP 2000145249A JP 2001326994 A JP2001326994 A JP 2001326994A
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magnetic
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JP2000145249A
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Inventor
Mitsuhiro Masuda
充宏 増田
Takahiro Sone
高裕 曽根
Yoshiharu Oishi
義治 大石
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Star Micronics Co Ltd
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動板の背面空間を大きく確保しつつ、小型
マグネットを確実に固定でき、小型で高音圧の電磁音響
変換器を提供する。 【解決手段】 電磁音響変換器1は、磁性材料で形成さ
れたベース24と、磁性材料で形成され、ベース24に
立設する磁心22と、磁性材料で形成され、磁心先端か
ら空隙を隔てて支持される振動板20と、ベース24、
磁心22および振動板20と共に磁気回路を構成し、静
磁界を供給するマグネット25と、磁心周囲に配置さ
れ、該磁気回路に振動磁界を供給するコイル23と、非
磁性材料で形成され、振動板20の周縁部を支持する支
持リング26と、これらの部材を収納するハウジング1
0などで構成され、支持リング26にはマグネット25
を位置決めするための突部27が周方向に沿って間欠的
に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁音響変換によ
って音響を発生する電磁音響変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の電磁音響変換器の一例を
示す斜視図である。電磁音響変換器90は、磁性材料で
形成され、中央に磁片94が固定された振動板93と、
振動板93に振動磁界を供給するための電磁コイル(不
図示)と、振動板93および電磁コイルを収納するハウ
ジング部材91などで構成される。振動板93と対向す
る天板91aには、磁片94より直径が大きい放音開口
91bが形成されていることから、一般に開放型の電磁
音響変換器と称される。
【0003】電磁コイルに電気振動信号を供給すると、
電磁コイルが発生する振動磁界によって振動板93が振
動して音響を発生し、放音開口91bから外部に放射さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電磁音響変換器90の
内部には、振動板93の周縁部を支持する支持リング
と、静磁界を供給するリング状のマグネットが収納され
ている。マグネットの発生磁界を高めるため、マグネッ
ト寸法をできる限り大きく設計すると、マグネットは支
持リングの内側と密着する構造となる。
【0005】一方、振動板の背面空間の体積が少ない
と、エアダンパ効果によって振動板の共振周波数f0が上
昇してしまい、変換器が小型になるほどエアダンパ効果
の影響がより大きくなる。
【0006】こうした事情において、マグネット材料と
して高い最大エネルギー積(BHmax)を示すものを
選択し、マグネット寸法の小型化を図ることで、マグネ
ットと支持リングとの間に空間を確保できるため、背面
空間の体積を増加させることができる。この場合、マグ
ネットが支持リングから離れるため、接着剤を用いた固
定方法が考えられるが、接着剤の経年劣化や接着工程に
伴うコスト増加などが懸念される。
【0007】本発明の目的は、振動板の背面空間を大き
く確保しつつ、小型マグネットを確実に固定でき、小型
で高音圧の電磁音響変換器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁性材料で形
成されたベース部材と、磁性材料で形成され、ベース部
材に立設する磁心と、磁性材料で形成され、磁心先端か
ら空隙を隔てて支持される振動板と、ベース部材、磁心
および振動板と共に磁気回路を構成し、静磁界を供給す
るためのマグネットと、磁心周囲に配置され、該磁気回
路に振動磁界を供給するためのコイルと、非磁性材料で
形成され、振動板の周縁部を支持するための支持リング
部材と、ベース部材、磁心、コイル、マグネット、支持
リング部材および振動板を収納するためのハウジング部
材とを備え、支持リング部材には、マグネットを位置決
めするための位置決め部が周方向に沿って間欠的に形成
されることを特徴とする電磁音響変換器である。
【0009】本発明に従えば、支持リング部材にマグネ
ットの位置決め部を周方向に沿って間欠的に形成するこ
とによって、接着剤なしでマグネットを確実に固定でき
るとともに、マグネットと支持リング部材との間に形成
された空間が振動板の背面空間に開放されるため、振動
板の背面空間を増加させることができる。その結果、変
換器を小型化した場合でも、エアダンパ効果の影響を低
減できる。
【0010】また本発明は、磁性材料で形成されたベー
ス部材と、磁性材料で形成され、ベース部材に立設する
磁心と、磁性材料で形成され、磁心先端から空隙を隔て
て支持される振動板と、ベース部材、磁心および振動板
と共に磁気回路を構成し、静磁界を供給するためのマグ
ネットと、磁心周囲に配置され、該磁気回路に振動磁界
を供給するためのコイルと、非磁性材料で形成され、振
動板の周縁部を支持するための支持リング部材と、ベー
ス部材、磁心、コイル、マグネット、支持リング部材お
よび振動板を収納するためのハウジング部材とを備え、
マグネットには、支持リング部材と係合する係合突部が
形成されることを特徴とする電磁音響変換器である。
【0011】本発明に従えば、マグネットに支持リング
部材と係合する係合突部を形成することによって、接着
剤なしでマグネットを確実に固定できるとともに、マグ
ネットと支持リング部材との間に形成された空間が振動
板の背面空間に開放されるため、振動板の背面空間を増
加させることができる。その結果、変換器を小型化した
場合でも、エアダンパ効果の影響を低減できる。
【0012】また本発明は、支持リング部材の底面に、
内側と外側とを連通する連通溝が形成されることを特徴
とする。
【0013】本発明に従えば、支持リング部材の底面に
連通溝を形成することによって、振動板の背面空間を外
部空間へ連通させる経路を確保できるため、背面空間の
密閉性が小さくなり、エアダンパ効果の影響をより低減
できる。
【0014】また本発明は、ベース部材またはハウジン
グ部材に、前記連通溝と外部空間とを連通する連通開口
が形成されることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、連通溝と外部空間とを連
通する連通開口をベース部材またはハウジング部材に形
成することによって、振動板の背面空間から外部空間ま
でを連通でき、断面積が大きく音響インピーダンスの小
さい連通路を確保できる。そのため、振動板の背面空間
におけるエアダンパ効果を効率的に低減でき、小型で高
音圧の電磁音響変換器を実現できる。
【0016】また本発明は、ベース部材の底面側に、接
続ランドを有する端子基板が取り付けられ、ベース部材
には、該接続ランドを露出させるための接続開口が形成
され、コイルのリード線は、該接続開口において接続ラ
ンドと接続処理されることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、ベース部材に接続ランド
を露出させるための接続開口を形成し、コイルリード線
の接続処理を該接続開口で行なうことで、リード線の接
続処理作業が容易になるとともに、接続処理部を配置す
るスペースを別途確保しなくても済むため、変換器の小
型化が図られる。また、接続処理部は変換器内部に収納
され、外部に露出しなくなるため、接続処理部の信頼性
を向上できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態を
示す分解斜視図である。図2(a)は放音孔11側から
見た正面図(左半分)および断面図(右半分)であり、
図2(b)は底面図であり、図2(c)は図2(a)の
A−A線に沿った端面図である。
【0019】電磁音響変換器1は、ハウジング10の中
にベース24、磁心22、コイル23、マグネット2
5、支持リング26、振動板20が収納されて構成さ
れ、全体として扁平の円柱形状を成す。全体の寸法はた
とえば直径12mm×高さ3mm程度である。
【0020】ベース24は、円周上に切欠部24aが形
成された円板形状を成す。ここでは円周上に120度間
隔で3つの切欠部24aを形成した例を示し、そのうち
2つの切欠部24aはU字状に形成される。ベース24
の中央には円柱状の磁心22が立設し、磁心22の周り
にコイル23が配置される。ベース24および磁心22
は磁性材料で形成され、両者は加締め等によって一体化
して単一のポールピース部材として構成しても構わな
い。
【0021】ベース24の底面側には、ベース24の外
径より僅かに小さい円板状のプリント基板30が取り付
けられる。プリント基板30の上面には、コイル23の
リード線23a,23bと半田処理等によって電気接続
するための接続ランド31a,31bがそれぞれ形成さ
れる。接続ランド31a,31bは、U字状に形成され
た切欠部24aに配置され、ベース24の厚さによって
接続処理部32a,32bのスペースを確保している。
【0022】こうした接続処理部32a,32bを内部
空間側に配置することによって、リード線23a,23
bの接続処理作業が容易になるとともに、部品の薄型化
が図られ、実装時の高さ寸法を小さくできる。また、接
続処理部32a,32bが外部に露出しなくなるため、
接続処理部の信頼性を向上できる。
【0023】図2(b)に示すように、プリント基板3
0の底面には、外部回路基板との電気接続を得るための
接続ランド33a,33bがそれぞれ同心円状に形成さ
れる。接続ランド33a,33bの一部には、スルーホ
ール34a,34bが形成され、上面側の接続ランド3
1a,31bと底面側の接続ランド33a,33bとの
導通が図られる。
【0024】図1に戻って、マグネット25はリング状
を成し、ベース24の上に磁心22に対して同心円に配
置される。マグネット25とコイル23との間は環状の
内部空間が確保される。
【0025】支持リング26は非磁性材料で形成され、
支持リング26の外径はベース24の外径とほぼ一致
し、ベース24に接触して配置される。図2(a)に示
すように、支持リング26の内側には複数の環状段差が
形成され、そのうち突部27が支持リング26の内側に
突出するように120度間隔で3つ形成される。
【0026】突部27は、マグネット25の外面に当接
してマグネット25のセンタリングを行なう垂直壁面
と、マグネット25の上面に当接してマグネット25の
上下位置を決定する係止ストッパとを有し、接着剤なし
でマグネット25の位置決めと固定を実現している。
【0027】またマグネット25の小型化によって、支
持リング26の内面とマグネット25との間には環状の
内部空間が確保され、さらに突部27を周方向に沿って
間欠的に形成することによって、この内部空間が振動板
の背面空間に開放されるため、振動板の背面空間が増加
して、エアダンパ効果の影響を低減できる。
【0028】支持リング26の底面には、内側空間と外
側空間とを連通するための連通溝29が形成される。連
通溝29は、ベース24の切欠部24aの位置と対応す
るように120度間隔で3つ形成される。
【0029】突部27の上部には水平な台座28が環状
に形成され、この台座28に円板状の振動板20が載置
され、振動板20は環状段差によって位置決めされる。
【0030】振動板20は磁性材料で形成され、周縁部
において支持リング26の台座28によって支持され、
振動板20の背面中央と磁心22の先端との間は一定の
空隙が確保される。振動板20の前面中央には円板状の
磁片21が固定され、振動板20の質量を増加させて空
気の振動効率を向上させている。
【0031】ハウジング10は、熱可塑性樹脂等の合成
樹脂で形成され、ベース24の外径形状に合うように円
筒箱状に形成される。ハウジング10とベース24およ
びプリント基板30とは、図2(c)に示すように、接
着剤やモールド樹脂等の接合材19によって接合され
る。
【0032】ハウジング10の天板には、振動板20と
対向するように磁片21より大きな直径を有する放音開
口11が形成され、開放型の電磁音響変換器を構成す
る。たとえば、磁片21の直径は6mm、放音開口11の
直径は8mm程度である。放音開口11には、磁片21の
上方を通過するように周縁部同士をブリッジ連結した梁
部12がハウジング10とともに一体形成される。ここ
では、120度間隔で配置した3本梁として構成した例
を示しているが、180度間隔の2本梁構成や90度間
隔の4本梁構成、その他5本梁以上でも構わない。
【0033】こうした梁部12を形成することによっ
て、振動板20の接触防止およびハウジング10の補強
を図ることができる。梁部12は、図2(c)に示すよ
うに、振動板20の正常な振動を妨げず、かつ変換器全
体が高くならないような位置に形成される。
【0034】梁部なしの放音開口の開口面積Soと梁部
ありの有効開口面積Seとの比Se/Soは70%以上
であることが好ましく、梁部が音響特性に与える影響は
無視できるほど少なくなる。
【0035】ハウジング10の側面底部には、切欠部1
3が120度間隔で3つ形成される。切欠部13は、支
持リング26の連通溝29の位置と対応し、さらに図2
(b)に示すように、ベース24の切欠部24aの位置
とも対応している。
【0036】こうした連通溝29、切欠部24a、切欠
部13を設け、突部27を間欠的に配置することによっ
て、振動板20の背面空間Vbと外部空間Vcとを連通
させる通路を形成することができる。ここでは、3つの
外部連通路を120度間隔で配置した例を示している
が、180度間隔の2つ連通路構成や90度間隔の4つ
連通路構成、その他5つ以上の外部連通路や非対称配置
でも構わない。
【0037】次に動作について説明する。マグネット2
5は厚さ方向に磁化されており、たとえばマグネット2
5の底面がN極、上面がS極に着磁している場合、マグ
ネット25の底面から出た磁力線はベース24の周縁部
→ベース24の中央部→磁心22→振動板20の中央部
→振動板20の周縁部→マグネット25の上面という経
路で通過して、全体として閉じた磁気回路を構成する。
マグネット25はこうした磁気回路に静磁界を供給する
機能を有し、この静磁界によって振動板20は磁心22
およびマグネット25側に吸引された状態で安定に支持
される。
【0038】磁心22に巻回されたコイル23は、回路
基板から接続ランド33a,33b、スルーホール34
a,34b、接続ランド31a,31bおよびリード線
23a,23bを経由して電気振動信号が供給される
と、磁気回路に振動磁界を供給する。すると静磁界と振
動磁界との重畳によって振動板20が振動し、振動板2
0の前面側空気および背面側空気を振動する。
【0039】振動板20の前面側で発生した音響は、放
音開口11から外界に放出される。振動板20の背面側
で発生した音響は、前面側音響と逆位相であるため、前
面側音響との干渉をできる限り抑制する必要がある。そ
のため、振動板20の背面側音響は、環状の内部空間、
突部27と突部27の間、支持リング26とマグネット
25との隙間、連通溝29、切欠部24a、およびハウ
ジング10の切欠部13を通じて外界に放出している。
【0040】こうした背面音響の連通路を設けることに
よって、振動板20の背面空間におけるエアダンパ効果
を効率的に低減でき、小型で高音圧の電磁音響変換器を
実現できる。
【0041】また、ハウジング10の側壁に切欠部13
を形成することによって、変換器底面を回路基板に密着
実装した状態でも背面通路が塞がれなくなるため、実装
高さを低減化できる。
【0042】図3(a)は本発明の実施の他の形態を示
す分解斜視図であり、図3(b)は図2(c)に対応し
た端面図である。本実施形態は、図1と比べてマグネッ
ト25および支持リング26の形状が相違し、その他の
部材については図1のものと同様である。
【0043】マグネット25はリング状を成し、外周面
に係合突部25aが120度間隔で3つ形成される。
【0044】支持リング26は非磁性材料で形成され、
支持リング26の外径はベース24の外径とほぼ一致
し、ベース24に接触して配置される。支持リング26
の内側には複数の環状段差が形成され、そのうち突部2
7が支持リング26の内側に突出するように全周に渡っ
て形成される。
【0045】図3(b)に示すように、突部27は、マ
グネット25の係合突部25aの外面に当接してマグネ
ット25のセンタリングを行なう垂直壁面と、マグネッ
ト25の係合突部25aの上面に当接してマグネット2
5の上下位置を決定する係止面とを有し、接着剤なしで
マグネット25の位置決めと固定を実現している。
【0046】マグネット25の小型化によって、支持リ
ング26の内面とマグネット25との間には環状の内部
空間が確保され、さらに係合突部25aを周方向に沿っ
て間欠的に形成することによって、この内部空間が振動
板の背面空間に開放されるため、振動板の背面空間が増
加して、エアダンパ効果の影響を低減できる。
【0047】以上の説明において、マグネット25と支
持リング26との係止箇所を120度間隔で3つ形成し
た例を示したが、180度間隔の2箇所係止構成や90
度間隔の4箇所係止構成、その他5箇所以上の係止や非
対称配置でも構わない。
【0048】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、支
持リング部材にマグネットの位置決め部を周方向に沿っ
て間欠的に形成し、あるいはマグネットに支持リング部
材と係合する係合突部を形成することによって、接着剤
なしでマグネットを確実に固定できるとともに、マグネ
ットと支持リング部材との間に形成された空間が振動板
の背面空間に開放されるため、エアダンパ効果の影響を
低減できる。
【0049】また、支持リング部材の底面に連通溝を形
成することによって、振動板の背面空間を外部空間へ連
通させる経路を確保できるため、背面空間の密閉性が小
さくなり、エアダンパ効果の影響をより低減できる。
【0050】また、連通溝と外部空間とを連通する連通
開口をベース部材またはハウジング部材に形成すること
によって、断面積が大きく音響インピーダンスの小さい
連通路を確保できるため、エアダンパ効果を効率的に低
減でき、小型で高音圧の電磁音響変換器を実現できる。
【0051】また、ベース部材に接続ランドを露出させ
るための接続開口を形成し、コイルリード線の接続処理
を該接続開口で行なうことで、リード線の接続処理作業
が容易になるとともに、変換器の小型化、接続処理部の
信頼性向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す分解斜視図であ
る。
【図2】図2(a)は放音孔11側から見た正面図(左
半分)および断面図(右半分)であり、図2(b)は底
面図であり、図2(c)は図2(a)のA−A線に沿っ
た端面図である。
【図3】図3(a)は本発明の実施の他の形態を示す分
解斜視図であり、図3(b)は図2(c)に対応した端
面図である。
【図4】従来の電磁音響変換器の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 電磁音響変換器 10 ハウジング 11 放音開口 12 梁部 13 切欠部 20 振動板 22 磁心 23 コイル 23a,23b リード線 24 ベース 24a 切欠部 25 マグネット 25a 係合突部 26 支持リング 27 突部 29 連通溝 30 プリント基板 31a,31b,33a,33b 接続ランド 32a,32b 接続処理部 34a,34b スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大石 義治 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 Fターム(参考) 5D021 AA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料で形成されたベース部材と、 磁性材料で形成され、ベース部材に立設する磁心と、 磁性材料で形成され、磁心先端から空隙を隔てて支持さ
    れる振動板と、 ベース部材、磁心および振動板と共に磁気回路を構成
    し、静磁界を供給するためのマグネットと、 磁心周囲に配置され、該磁気回路に振動磁界を供給する
    ためのコイルと、 非磁性材料で形成され、振動板の周縁部を支持するため
    の支持リング部材と、 ベース部材、磁心、コイル、マグネット、支持リング部
    材および振動板を収納するためのハウジング部材とを備
    え、 支持リング部材には、マグネットを位置決めするための
    位置決め部が周方向に沿って間欠的に形成されることを
    特徴とする電磁音響変換器。
  2. 【請求項2】 磁性材料で形成されたベース部材と、 磁性材料で形成され、ベース部材に立設する磁心と、 磁性材料で形成され、磁心先端から空隙を隔てて支持さ
    れる振動板と、 ベース部材、磁心および振動板と共に磁気回路を構成
    し、静磁界を供給するためのマグネットと、 磁心周囲に配置され、該磁気回路に振動磁界を供給する
    ためのコイルと、 非磁性材料で形成され、振動板の周縁部を支持するため
    の支持リング部材と、 ベース部材、磁心、コイル、マグネット、支持リング部
    材および振動板を収納するためのハウジング部材とを備
    え、 マグネットには、支持リング部材と係合する係合突部が
    形成されることを特徴とする電磁音響変換器。
  3. 【請求項3】 支持リング部材の底面に、内側と外側と
    を連通する連通溝が形成されることを特徴とする請求項
    1または2記載の電磁音響変換器。
  4. 【請求項4】 ベース部材またはハウジング部材に、前
    記連通溝と外部空間とを連通する連通開口が形成される
    ことを特徴とする請求項3記載の電磁音響変換器。
  5. 【請求項5】 ベース部材の底面側に、接続ランドを有
    する端子基板が取り付けられ、 ベース部材には、該接続ランドを露出させるための接続
    開口が形成され、 コイルのリード線は、該接続開口において接続ランドと
    接続処理されることを特徴とする請求項1,2または4
    記載の電磁音響変換器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020057897A (ko) * 2002-05-28 2002-07-12 전창만 다기능 전자음향변환기의 구조

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KR20020057897A (ko) * 2002-05-28 2002-07-12 전창만 다기능 전자음향변환기의 구조

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