JP2001326398A - 圧電トランス(2) - Google Patents

圧電トランス(2)

Info

Publication number
JP2001326398A
JP2001326398A JP2000141290A JP2000141290A JP2001326398A JP 2001326398 A JP2001326398 A JP 2001326398A JP 2000141290 A JP2000141290 A JP 2000141290A JP 2000141290 A JP2000141290 A JP 2000141290A JP 2001326398 A JP2001326398 A JP 2001326398A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric transformer
electrode
internal electrode
constituting
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000141290A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Kitao
北尾孝則
Shinichi Taniguchi
谷口真一
Yasushi Ishizuka
石塚康司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Ceramic Co Ltd
Original Assignee
Nippon Ceramic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Ceramic Co Ltd filed Critical Nippon Ceramic Co Ltd
Priority to JP2000141290A priority Critical patent/JP2001326398A/ja
Publication of JP2001326398A publication Critical patent/JP2001326398A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】長さ方向の共振を利用した積層型圧電トランス
において、圧電トランスを構成する圧電セラミック板の
内部電極が施されていない不活性な領域を適正化するこ
とにより歩留まりを向上し、温度上昇が少なく、小型化
でき、ロスの少ない圧電トランスを提供する。 【解決手段】長さ方向の共振を利用した積層型圧電トラ
ンス1を構成する複数の内部電極6を並列に接続する外
部電極7と当該外部電極7に接続されていない内部電極
6’との最短距離が、圧電トランスを構成するセラミッ
ク板4の厚みの1/2以上で且つセラミック板4の内部
電極が施されていない不活性な領域a+a’がセラミッ
ク板4の内部電極が形成される面の面積に対して40%
以下となるように距離A,A’が設けられた積層型圧電
トランス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長さ方向の共振を
利用した圧電トランスに関し、特に小型で温度上昇を低
く抑えた設計の圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長さ方向と直交する方向に積層さ
れ、長さ方向の共振を利用した圧電トランスを作製する
には、類似した形状の積層型圧電アクチュエータがあ
り、その内部電極構造は交差指型と全面電極型が一般的
であり、前者は作製が容易であるが、電極端部における
応力集中が著しく、しばしばマイクロクラックの進展や
デラミネーションがみられる。また、後者は内部応力の
集中が緩和されマイクロクラックやデラミネーションに
対して有利である反面、外部電極を設ける際には内部電
極を一層おきに絶縁体で被覆しなければならずコスト的
に問題があり、また、外部電極と内部電極が極めて接近
するため、分極の歩留まりもよくなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、交差指型の内部
電極構造の積層型圧電トランスを作製するには、電極端
部における応力集中をできる限り緩和するため電極が施
されていない不活性な領域を極力少なくしていたが、分
極時に大きなクラックが生じたり、マイクロクラックに
より圧電トランス駆動時に温度上昇(ΔΤ)にばらつき
が生じていた。
【0004】本発明の目的は、圧電トランスの入力部と
出力部に設けられた外部電極と該外部電極に接続されて
いない内部電極との最短距離及び内部電極が施されてい
ない不活性な領域を設定することにより、圧電トランス
駆動時における温度上昇を低く抑えた圧電トランスを安
価に提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電トランスは
温度上昇を低く抑えるために、長さ方向の共振を利用し
た矩形棒状圧電トランスの入力部と出力部を構成する複
数の内部電極を並列に接続する外部電極と当該外部電極
に接続されていない内部電極との最短距離が入力部と出
力部を構成するセラミック板の厚みの1/2以上で且つ
セラミック板の内部電極の施されていない不活性な領域
がセラミック板の内部電極を形成する面の面積に対して
40%以下となるように設定したことを特徴とするもの
である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以下
に説明する。図1(a)は本発明の圧電トランスの外観
斜視図の一例を示すものであり、図1(b)は、図1
(a)の外部電極7,9の面と反対側の面の外観斜視図
を示すものであり、また、図1(c)は図1(a)の圧
電トランスの内部電極の配置の一例を示すものであり、
長さ方向の共振を利用した圧電トランス1の入力部2と
出力部3を構成する複数の内部電極6,6’,8,8’
を並列に接続する外部電極7,7’,9,9’が設けら
れ、外部電極7または9と外部電極7,9に接続されて
いない内部電極6’または8’との間に距離AまたはB
がセラミック板4または5の厚みの1/2以上となるよ
うに設定され、また同様に外部電極7’または9’と内
部電極6または8との間に距離A’またはB’がセラミ
ック板4または5の厚みの1/2以上となるように設け
られている。そして、複数のセラミック板4,5には内
部電極の施されていない不活性な領域a,a’,b,
b’が設けられ、セラミック板の内部電極を形成する面
の面積に対してa+a’,b+b’が40%以下となる
ように外部電極7,7’,9,9’と内部電極6’,
6,8’,8とが各々、離間している。
【0007】図2は図1の圧電トランス1を用いて出力
10Wで駆動させた時のセラミック板の厚みの倍率また
は不活性な領域{(a+a’),(b+b’)}の割合
と圧電トランスの温度上昇(ΔΤ)並びに分極歩留りの
関係をグラフにしたものであり、電極間距離がセラミッ
ク板の厚みの1/2以上で且つセラミック板の内部電極
を形成する面の面積に対して、不活性な領域が40%以
下となるように外部電極と内部電極とが離間する範囲内
でΔΤが実用レベルの25℃以下を満足する圧電トラン
スが歩留りよく得られる。
【0008】図3は、前記実施例で使用した圧電トラン
スを構成するセラミック板の内部電極が施されていない
不活性な領域を少なくすることができる内部電極の別の
配置を示したものであり、前記実施例と同様、外部電極
と内部電極との距離E,E’,E”,F,F’,F”を
セラミック板の厚みの1/2以上で且つセラミック板の
内部電極を形成する面の面積に対して不活性な領域が4
0%以下となるように外部電極と内部電極を離間させる
ことにより同様の効果が得られた。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
長さ方向の共振を利用した矩形棒状圧電トランスの入力
部と出力部を構成する複数の内部電極を並列に接続する
外部電極と該外部電極に接続されていない内部電極との
最短距離が入力部と出力部を構成するセラミック板の厚
みの1/2以上で且つセラミック板の内部電極の施され
ていない不活性な領域がセラミック板の内部電極を形成
する面の面積に対して40%以下となるように離間距離
を設定することにより、圧電トランス駆動時に実用レベ
ルの温度上昇(ΔΤ)の圧電トランスが歩留りよく得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す図で、(a)
は、本発明の圧電トランスの外観斜視図の一例を示すも
のであり、(b)は、(a)の反対側の面の外観斜視図
を示すものであり、(c)は、(a)の内部電極の配置
の一例を示すものである。
【図2】本発明の効果を説明する図で(a)は図1の圧
電トランスのセラミック板の厚みの倍率と圧電トランス
の温度上昇(ΔΤ)並びに分極歩留まりの関係をグラフ
にしたものであり、(b)は図1の圧電トランスのセラ
ミック板の内部電極が施されていない不活性な領域の割
合と圧電トランスの温度上昇(ΔΤ)並びに分極歩留り
の関係をグラフにしたものである。
【図3】本発明の実施の形態の他の例を示す図で圧電ト
ランスの内部電極構造の別の配置を示す図である。
【図4】従来の全面電極型内部電極構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
1. 圧電トランス 2. 入力部 3. 出力部 4. 入力部を構成するセラミック板 5. 出力部を構成するセラミック板 6,6’ 入力部を構成する内部電極 7,7’ 入力部を構成する外部電極 8,8’ 出力部を構成する内部電極 9,9’ 出力部を構成する外部電極 10. 圧電トランス(全面電極型) 11. 入力部 12. 出力部 13,13’ 入力部を構成する内部電極 14,14’ 入力部を構成する外部電極 15,15’ 出力部を構成する内部電極 16,16’ 出力部を構成する外部電極 17,17’ 絶縁体 A,A’ 入力部を構成する外部電極と内部電極と
の距離 B,B’ 出力部を構成する外部電極と内部電極と
の距離 C. 入力部を構成するセラミック板の厚み D. 出力部を構成するセラミック板の厚み E,E’,E”,F,F’,F” 外部電極と内部電極
との距離 a,a’ 入力部の内部電極の施されていない不活
性な領域 b,b’ 出力部の内部電極の施されていない不活
性な領域

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向の共振を利用した矩形棒状圧電ト
    ランス1の入力部2と出力部3を構成する複数の内部電
    極6,6’,8,8’を並列に接続する外部電極7,
    7’,9,9’と当該外部電極7,7’,9,9’に接
    続されていない内部電極6’,6,8’,8との最短距
    離A,A’,B,B’が入力部2と出力部3を構成する
    セラミック板4,5の厚みC,Dの1/2以上で且つセ
    ラミック板4,5の内部電極6’,6,8’,8の施さ
    れていない不活性な領域a+a’,b+b’がセラミッ
    ク板4,5の内部電極が形成される面の面積に対して4
    0%以下となるように距離A,A’,B,B’が設けら
    れたことを特徴とする積層型圧電トランス。
JP2000141290A 2000-05-15 2000-05-15 圧電トランス(2) Pending JP2001326398A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141290A JP2001326398A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 圧電トランス(2)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000141290A JP2001326398A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 圧電トランス(2)

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326398A true JP2001326398A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18648425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000141290A Pending JP2001326398A (ja) 2000-05-15 2000-05-15 圧電トランス(2)

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001326398A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008049415A1 (de) 2006-10-24 2008-05-02 Epcos Ag Piezoelektrischer transformator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008049415A1 (de) 2006-10-24 2008-05-02 Epcos Ag Piezoelektrischer transformator

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2790177B2 (ja) 電歪共振素子
US5463266A (en) Piezoelectric transformer having improved electrode arrangement
JP5360432B2 (ja) 圧電デバイス
JP2671871B2 (ja) 圧電トランスとその製造方法
JP2001326398A (ja) 圧電トランス(2)
US7336022B2 (en) Piezoelectrical bending converter
JP2003060251A (ja) 強誘電体アクチュエータ素子およびその製造方法
JPH0658978B2 (ja) 圧電変位素子
JP3022373B2 (ja) 圧電磁器トランスとその駆動方法
JPH09181372A (ja) 圧電トランス及びその製造方法
KR980012653A (ko) 압전 트랜스포머
JP4694183B2 (ja) 圧電トランス
JP3080052B2 (ja) 圧電トランス
JP2011151667A (ja) 圧電共振子
JP2003017772A (ja) 圧電セラミックトランス回路
JPH08306984A (ja) 圧電トランス
JP2001326397A (ja) 圧電トランス(1)
JPH10215012A (ja) 板状圧電セラミックスの分極方法
JP3577615B2 (ja) 圧電トランス
JPH0983032A (ja) 圧電トランス
JP5168470B2 (ja) 圧電共振子
JPH1022542A (ja) 圧電トランスおよびその製造方法
JPH0453008Y2 (ja)
JPH0864883A (ja) 圧電セラミックトランス
JPH1022543A (ja) 圧電トランスおよびその製造方法