JP2001325810A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JP2001325810A
JP2001325810A JP2000142690A JP2000142690A JP2001325810A JP 2001325810 A JP2001325810 A JP 2001325810A JP 2000142690 A JP2000142690 A JP 2000142690A JP 2000142690 A JP2000142690 A JP 2000142690A JP 2001325810 A JP2001325810 A JP 2001325810A
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修 上田
Akihito Yasuhara
朗仁 安原
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Yamada Shomei Lighting Co Ltd
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YAMADA SHOMEI LIGHTING
Yamada Shomei Lighting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱量の発生が低く効率的に光を得ることが可
能であって、さらには目に優しい照明光を実現できると
共に、センサを一定距離離れた場所に設ける必要がない
照明器具を提供する。 【解決手段】 複数のLEDが所定方向に向けられて
点灯可能に配設されていると共に、該LEDの近傍に少
なくとも一つ以上のセンサが検知可能な状態で配設さ
れ、該LEDの点灯及び消灯が該センサの検知に対応し
て行われることを特徴とする照明器具。前記LEDの配
設領域を略ドーナツ形に形成し、その中央にセンサを配
設すると好適である。前記照明器具により、光源による
上昇温度の最高値を抑制することが可能となり、光源と
センサを一体化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた照明機能を
発揮することができると共に、人体や照度などを検知し
て自動的に点灯や消灯をすることが可能な照明器具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば屋内や屋外で使用する照明
器具として、白熱灯や蛍光灯を用いたものが使用されて
いる。白熱灯や蛍光灯による照明光は高い光量を有し、
360度の全方位性であることから、これらを光源とし
て使用する場合には反射板を設けて照明光に指向性を持
たせている。
【0003】また他方に於いて、近年では例えば室内に
照明器具を設置すると共に、前記照明器具と一定距離離
れた場所に人体検知センサや照度検知センサを照明器具
に接続して設け、人体の検知や室内の明るさを前記セン
サで検知することにより、前記照明器具の点灯や消灯を
自動的に行うものも提案されている。前記照明器具と前
記センサを一定距離離れた場所に設けるのは、光源であ
る白熱灯や蛍光灯の温度上昇でセンサが破壊されるのを
防止し、またセンサによる照明光の制御が光源の照明光
の影響を受けることを避けるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが白熱灯や蛍光
灯を用いる照明器具は、反射板によって指向性を制御し
て所望の照明光を得るものであるため、制御しきれない
照明光は無駄になって非効率であり、加えて白熱灯や蛍
光灯は電力の光への変換割合が低く、高い熱量が発生し
て光源及び照明器具が高温になり、ひいては光源及び照
明器具の寿命が短くなるという不具合を有する。さらに
乱反射した光が目に入らず、目に優しく柔らかい照明光
に対する社会的要請も強い。
【0005】また照明器具とセンサを一定距離離れた場
所に設ける場合、照明器具とセンサを別途所定箇所に配
設する必要が生ずるので、センサの取付などの施工工程
や別体のセンサを用意することが必要とされ、全体とし
て無駄な労力や高コストを要することになる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、熱量の発生が低く効率的に光を得ることが可能
であって、さらには目に優しい照明光を実現できると共
に、センサを照明器具から一定距離離れた場所に設ける
必要がない照明器具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の照明器具は、複
数のLEDが所定方向に向けられて点灯可能に配設され
ていると共に、該LEDの近傍に少なくとも一つ以上の
センサが検知可能な状態で配設され、該LEDの点灯及
び消灯が該センサの検知に対応して行われることを特徴
とする。前記照明器具はLEDを光源とし、熱量の発生
が少なく点灯時の上昇温度も低いことから、LEDの近
傍にセンサを設けることが可能であり、光源とセンサを
一体化することができる。そのため、例えば電球式の照
明器具で電球内にLEDと共にセンサを一体として内設
することも可能である。
【0008】さらに上記照明器具に於いて、前記LED
の配設領域にはLEDの配設密度がゼロの領域が一以上
形成され、前記センサが所要の該ゼロの領域に配設され
ていることを特徴とする。LEDの配設密度がゼロの領
域を形成することで、光源による上昇温度の最高値を抑
制できると共に、LEDの配設密度がゼロの領域にセン
サを設けることにより、照明器具の光源とセンサをより
一体化することが可能となる。
【0009】さらに上記照明器具に於いて、前記LED
の配設領域は略ドーナツ形に形成され、該略ドーナツ形
の中央を前記ゼロの領域とすることを特徴とする。LE
Dの配設領域を略ドーナツ形にして、その中央にセンサ
を設けることにより、温度上昇の抑制及び光源とセンサ
の一体化を一層図ることが可能である。
【0010】さらに上記照明器具に於いて、前記センサ
として複数種のセンサが配設されていることを特徴とす
る。例えば複数種のセンサとして人体検知センサと照度
検知センサを設けることにより、人の進入及び退出と周
囲の明るさの変化に対応して照明器具の点灯及び消灯を
行うことが可能となる。
【0011】さらに上記照明器具に於いて、前記センサ
の少なくとも一つは赤外線センサであることを特徴とす
る。センサとして赤外線センサを使用することにより、
LEDの発光波長と明確に区別し、センサによるLED
の点灯及び消灯の制御を正確に行うことができ、その誤
動作を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の照明器具を図
に於ける具体的な実施形態に基づいて説明する。図1は
本発明による照明器具を示す一部縦断側面図、図2
(a)は図1の照明器具に於けるLEDの配設領域を示
す平面図、図2(b)は図1の照明器具を示す裏面図で
ある。
【0013】図1及び図2に於ける照明器具1は、電球
式の照明器具であり、内部では円形の略ドーナツ形であ
るLED基板2に所定の指向性を有するLED3の複数
が点灯可能に配設され、図1の下方に向けて設けられて
いる。LED3は配設密度の上昇による温度上昇を抑制
するため円形の略ドーナツ形に配設され、図1及び図2
(a)に示すように、内側の第一周のLED3a、中側
の第二周のLED3b、外側の第三周のLED3cの三
列に設けられており、正面視の略中央にはLED3が設
けられていない。
【0014】LED基板2のLED3の配設側と反対側
には、円形で略ドーナツ形の放熱板4と中央が下方に略
台形状に凹んでいる円盤形の支持板5が設けられ、LE
D基板2と支持板5は放熱板4を挟んでネジ6でネジ止
めされている。放熱板4としては放熱ゴム等が使用さ
れ、点灯したLED3による発生熱量を放熱し、温度上
昇を抑制する機能を有する。
【0015】LED基板2はリード線7を介して電源基
板8に接続されており、電源による電流の供給は電源基
板8で制御され、電源基板8は後述する制御基板10の
ON信号とOFF信号により制御されて電流の供給及び
供給停止を行う。即ち、ON信号により電源基板8がO
N状態のときに、LED基板2に電流が供給されてLE
D3が点灯し、逆にOFF信号により電源基板8がOF
F状態のときには、電流のLED基板2への供給が停止
しLED3は消灯することになる。
【0016】そして、配設されたLED3の配設領域の
略中央位置で、前記円盤形の支持板5の略中央凹部には
センサ9が配設されている。本実施形態に於けるセンサ
9は赤外線で人の進入や退出を自動的に検知する人体検
知用センサであるが、センサ9はこれに限定されるもの
ではなく、照度検知センサ、又は人体検知センサと照度
検知センサの両者、又はこれ以外のセンサ、又は人体検
知センサと照度検知センサの両者に他のセンサを組み合
わせたもの等、必要に応じて適宜のものを用いることが
可能であり、さらにはセンサ9として赤外線センサ、温
度センサ、照度センサなど複数種のものを用いると複数
機能により多様な環境変化に適応可能となって好適であ
る。またセンサ9はリモコン式のものとしてリモコンの
信号を検知することで後述のように照明器具1が点灯及
び消灯するものとしてもよく、常時機能するセンサとリ
モコン式センサの両者を設けてもよい。
【0017】またセンサ9には適宜方式のセンサを用い
ることが可能であるが、赤外線センサを用いると、例え
ば青色LEDの発光波長(360〜380nm)や紫外
線LEDの発光波長(320nm程度)と赤外線の波長
(700nm〜)が明確に区別されるので誤動作がなく
なり好適である。即ち、またセンサ9として赤外線セン
サを使用した場合、LEDと赤外線は波長若しくは周波
数が明確に相違して干渉し合うことがないので、センサ
9による照明器具1の制御の確実性を保つことができ
る。
【0018】センサ9は図に省略したリード線を介して
制御基板10に接続され、制御基板10は図に省略した
リード線を介して電源基板8に接続されている。上述し
た電流の供給及び供給停止を行う電源基板8のON・O
FF状態は、センサ9の検知に応じて制御基板10から
ON信号又はOFF信号が電源基板8に送られ、このO
N・OFF信号により制御されている。例えばセンサ9
が人体検知用センサである場合には、センサ9が人の進
入を検知した際にON信号が伝送されてLED3が点灯
すると共に、人の退出を検知した際にOFF信号が伝送
されてLED3が消灯する。同様に例えばセンサ9が照
度検知センサである場合には、センサ9が所定値以下或
いは未満の照度を検知した際にON信号が伝送されてL
ED3が点灯すると共に、所定値超或いは以上の照度を
検知した際にOFF信号が伝送されてLED3が消灯す
る。
【0019】LED基板2、LED3、放熱板4,電源
基板8、センサ9、制御基板10等が格納されている基
部11には、図2(b)に示すように、同心円状で凸状
の段差11aが形成され、段差11a・11a間には所
定間隔で複数の放熱スリット11bが形成されており、
放熱スリット11bで点灯したLED3による発生熱量
を放熱し、LED3や照明器具1の温度上昇を抑制す
る。
【0020】さらに図1に於いて基部11の上方には雄
ねじ状の口金12が形成され、口金12を図に省略した
電球のソケットに螺合してねじ込むことで照明器具1に
電流が供給されるようになっている。基部11には、図
1の下方に於いて、先端が略球面形で透過率の高い電球
カバー13が着脱可能に設けられ、電球カバー13は基
部11に嵌合されてLED3やセンサ9を覆っている。
前記電球カバー13の透過率は高いので、LED3によ
る照明は良好に行われ、且つセンサ9による検知も電球
カバー13で邪魔されることはない。なお電球カバーの
LED3の照明方向に蛍光体を設け、LED3の発光波
長を変化させ、所望色の照明光を得るようにしても好適
である。
【0021】上記実施形態の照明器具1は、LED3を
光源として用いることに加え、円形の略ドーナツ形にL
ED3の配設領域を形成することで、温度上昇を抑制し
て低温状態を維持することができる。そして、温度上昇
が抑制された低温状態であることから、LED3の近傍
にセンサ9を設けてもセンサ9が破壊される或いは故障
することはなく、前記略ドーナツ形のLED配設領域の
中央にセンサ9を設置することが可能となる。そのた
め、センサと光源を別体として設ける必要がなく、電球
内に光源とセンサを一体化して内設することができる。
従って、照明器具1は光源とセンサが一体化した製品と
して製造する或いは施工することが可能となり、製造及
び施工に要する労力及びコストを低減することができ
る。
【0022】なお上記実施形態の照明器具1で使用する
LED3は紫外線LED、青色LED、白色LED、チ
ップ形LEDなどの適宜のLEDを使用することが可能
である。また本発明の照明器具は上記実施形態の電球式
の照明器具1に限定されず、蛍光灯式など他の照明器具
等にも応用可能である。またLED3の配設領域は円形
の略ドーナツ形に限定されず、所定間隔毎にLEDの配
設区画を形成したものや、一様な密度でLEDを配設し
たものも含まれるが、所要の配設密度がゼロの所要領域
を設けると温度上昇が抑制できて好適である。また本実
施形態ではLED基板2とセンサ9と接続されている制
御基板10は別体としたが、同一基板として一層のコス
トダウンを図ってもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明のLEDを用いた照明器具は上記
構成であるから、制御しきれない照明光が殆どなく電力
の光への変換比率も高いため効率的である、熱量の発生
が少なく白熱灯や蛍光灯に比して温度上昇が低くなり、
光源や製品の寿命が長くなる、点灯時の電圧を低くでき
る、乱反射した光が直接目に入らない目に優しい照明光
を実現できる効果を奏する。
【0024】また本発明の照明器具は照明器具自体にセ
ンサを設けることにより、センサを照明器具から一定距
離離れた場所に設ける必要がなく、製造や施工等の全体
に於いて生産性や施工性に優れ、良好なコストパフォー
マンスを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による照明器具を示す一部縦断側面図。
【図2】(a)図1の照明器具に於けるLEDの配設領
域を示す平面図。(b)図1の照明器具を示す裏面図。
【符号の説明】
1 照明器具 2 LED基板 3、3a、3b、3c LED 4 放熱板 5 支持板 6 ネジ 7 リード線 8 電源基板 9 センサ 10 制御基板 11 基部 11a 段差 11b 放熱スリット 12 口金 13 電球カバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のLEDが所定方向に向けられて点
    灯可能に配設されていると共に、該LEDの近傍に少な
    くとも一つ以上のセンサが検知可能な状態で配設され、
    該LEDの点灯及び消灯が該センサの検知に対応して行
    われることを特徴とする照明器具。
  2. 【請求項2】 前記LEDの配設領域にはLEDの配設
    密度がゼロの領域が一以上形成され、前記センサが所要
    の該ゼロの領域に配設されていることを特徴とする請求
    項1記載の照明器具。
  3. 【請求項3】 前記LEDの配設領域は略ドーナツ形に
    形成され、該略ドーナツ形の中央を前記ゼロの領域とす
    ることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 【請求項4】 前記センサとして複数種のセンサが配設
    されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の
    照明器具。
  5. 【請求項5】 前記センサの少なくとも一つは赤外線セ
    ンサであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記
    載の照明器具。
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