JP2001325620A

JP2001325620A - 出札機

Info

Publication number: JP2001325620A
Application number: JP2000144553A
Authority: JP
Inventors: Tomohisa Nishino; 智久西野
Original assignee: Nippon Signal Co Ltd
Current assignee: Nippon Signal Co Ltd
Priority date: 2000-05-17
Filing date: 2000-05-17
Publication date: 2001-11-22

Abstract

(57)【要約】【課題】着駅指定で購入できる範囲外まで乗車すると
きに、適切な案内を受けることができるようにする。【解決手段】出札機が自動券売機のときのその自動券
売機の本体に所定の着駅の情報を入力し、かつ、その自
動券売機の本体にその所定の着駅まで乗車できる乗車券
の購入代金が投入されたときに、その所定の着駅まで乗
車できる乗車券を発行することのできる出札機であっ
て、前記自動券売機の本体から発行できる着駅の乗車券
の範囲を越える所定の範囲の着駅を指定する指定手段
と、前記自動券売機の本体から発行できる着駅の乗車券
の範囲を越える所定の範囲の着駅が指定されたときに、
その指定された所定の着駅まで乗車できる乗車券の所定
の購入案内を行う案内手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は自動券売機等の出札
機に係り、特に、適切な乗車券購入案内を受けることの
できるものに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、着駅を指定して乗車券を購入する
ことのできる着駅指定の自動券売機は、自動券売機の本
体（以下、「本体」という。）に設けられている駅名
（着駅名）群から利用者（旅客）の下車する所定の駅名
が押下等により指定され、かつ、その指定された所定の
着駅まで乗車できる乗車料金を満たす金額の金銭（プリ
ペイドカード等のカード類を含む。）が投入されると、
その所定の着駅まで乗車できる乗車券が発行されるよう
に構成されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の着駅指定式の自動券売機は、本体に表示等して設け
られる駅名群は本体から発行できる乗車券の範囲内に限
られているため、その範囲から越えて乗車しようとする
利用者は、乗車券の購入に戸惑い、結局、係員窓口で乗
車券を購入したり、又は、係員から乗車券の購入の仕方
の案内を受けていた。

【０００４】図５の路線図を用いてさらに説明すると、
Ａ駅において、ａ社線とそのａ社線に乗継ぐことのでき
るｂ社線がある場合で、しかも、各社線間で互いに乗り
継げる乗車券を発行していない場合、ａ社線のＡ0 駅か
ら乗車（入場）してｂ社線のＢ駅で下車（出場）しよう
とする利用者は、Ａ0 駅でＡ駅までの乗車券を購入し、
さらに、そのＡ駅でｂ社線のＢ駅までの乗車券を購入す
ることになる。したがって、Ａ0 駅に設置されている本
体には、ａ社線のＡ駅までの駅名群しか設けられていな
い。このため、ａ社線のＡ0 駅からｂ社線のＢ駅まで乗
車しようとする利用者は、Ｂ駅まで乗車できる乗車券の
購入に戸惑うことがあった。また、このような戸惑い
は、Ａ駅で精算処理してＢ駅まで乗車しようとする場合
も生じていた。

【０００５】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、乗車券を購入
できる範囲や精算処理できる範囲を越えた範囲で乗車で
きる乗車券の購入案内を適切に行うことのできる出札機
を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る出札機は、
上記目的を達成するために、出札機が自動券売機のとき
のその本体に所定の着駅の情報を入力し、かつ、その本
体にその所定の着駅まで乗車できる乗車券の購入代金が
投入されたときに、その所定の着駅まで乗車できる乗車
券を発行することのできる出札機であって、前記本体か
ら発行できる着駅の乗車券の範囲を越える所定の範囲の
着駅を指定する指定手段と、前記本体から発行できる着
駅の乗車券の範囲を越える所定の範囲の着駅が指定され
たときに、その指定された所定の着駅まで乗車できる乗
車券の所定の購入案内を行う案内手段と、を有すること
を特徴としている。また、前記所定の購入案内は、前記
本体から発行できる範囲まで乗車できる所定の乗車券の
発行と同時に行われることを特徴としている。

【０００７】本発明に係る出札機は、上記目的を達成す
るために、出札機が自動精算機のときの出札機であっ
て、前記自動精算機の本体から発行できる精算券の範囲
を越える所定の範囲の着駅を指定する指定手段と、前記
自動精算機の本体から発行できる精算券の範囲を越える
所定の範囲の着駅が指定されたときに、その指定された
所定の着駅まで乗車できる乗車券の所定の購入案内を行
う案内手段と、を有することを特徴としている。また、
前記所定の購入案内は、前記自動精算機の本体から発行
できる範囲まで乗車した所定の乗車料金を精算した精算
券の発行と同時に行われることを特徴としている。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る出札
機を自動券売機としたときの正面図であって、その本体
１の接客面２は、中央部が傾斜したスラント型を呈して
いる。

【０００９】接客面２の上部には、本体１の稼動状態を
示す案内部３が設けられ、その中央部のスラント部には
ほぼ正方形の駅名群等を表示する周知のタッチパネル式
の表示画面４が設けられている。また、表示画面４の下
方には、枚数設定釦や子供券指定等の選択釦群からなる
選択釦部５が設けられている。そして、接客面２の下部
には、硬貨投入口６及び紙幣挿入口７から投入された金
銭の金額、又はカード挿入口８から挿入されたプリペイ
ドカード等のカード類の残額を表示する金額表示部９、
乗車券排出口１０、釣銭排出口１１、利用者へ音声によ
り案内を行うとき、又はマイクロホン１２を介して係員
と応答するときのスピーカ１３が設けられている。

【００１０】図１中、１４は、本体１を統括的に制御す
る制御器であって、本発明の各手段を担っている。図３
には、その制御器１４のブロック図が示されていて、マ
イクロコンピュータによって形成される中央処理部（Ｃ
ＰＵ）２０を中心に構成されている。

【００１１】ＣＰＵ２０は、第１メモリ２１に格納され
ている駅名や運賃あるいは本発明に係る所定の案内デー
タ等の本体１の設置されている駅固有データ等の所定の
データ及び第２メモリ２２に格納されている制御プログ
ラムを用いて演算処理を行い、また、このＣＰＵ２０
は、表示画面４の表示を駆動制御する可変表示部２３
と、表示画面４の入力を駆動制御するタッチパネル入力
部２４と、硬貨投入口６から挿入された硬貨を検銭処理
する硬貨処理部２５と、紙幣挿入口７から挿入された紙
幣を検銭処理する紙幣処理部２６と、乗車券の発券処理
を行う発券部２７と、本体１の裏面側に設けられ、本体
１を発券モード等の各種のモードに設定したり、あるい
は本体１の保守点検時に係員によって操作されるテンキ
ー等の入力部と表示画面を有する係員操作部２８と、釣
銭排出口１１に釣銭を排出する釣銭処理部２９と、選択
釦部５からの入力信号を処理する選択釦処理部３０と、
案内すべき内容を合成してスピーカ１３から発生させる
音声案内処理部３１とが接続されている。

【００１２】以下、図３のフローチャートを用いて、本
体１が上記図４の路線図のＡ0 駅に設置されている場合
の制御動作を説明する。

【００１３】今、利用者がＡ0 駅から入場してａ社線に
乗車し、Ａ駅でｂ社線に乗り換えてそのｂ社線のＢ駅ま
で乗車しようとしているものとする。

【００１４】本体１の表示画面４には、図１に示される
ように、本体１から発行できる各着駅の駅名と、この本
体１で所定の案内を受けることのできる範囲の駅名群が
表示されている。そして、利用者によってＢ駅が押下
（タッチ）されると（ステップ１００肯定。以下、ステ
ップを「Ｓ」とする。）、第１メモリ２１に記憶されて
いる所定の案内データが抽出されて表示画面４に表示さ
れる（Ｓ１０２、Ｓ１０４）。

【００１５】図４（ａ）は、ａ社線とｂ社線との乗継駅
のＡ駅が２ラッチの場合、すなわち、ａ社線のＡ駅から
出場した後、ｂ社線のＡ駅に入場しなければならない場
合の案内である。この場合、ａ社線のＡ0 駅からＡ駅ま
での乗車券が発行される旨、及びｂ社線のＡ駅からＢ駅
までの乗車券は、Ａ駅で購入するようにとの案内が行わ
れる。

【００１６】また、図４（ｂ）は、ａ社線とｂ社線との
乗継駅のＡ駅がノーラッチの場合、すなわち、Ａ駅にお
いてａ社線からｂ社線へ改札口を通過することなく乗換
乗車できる場合の案内である。この場合、ａ社線のＡ0
駅からＡ駅までの乗車券が発行される旨、及びｂ社線の
Ａ駅からＢ駅までの乗車料金は、Ｂ駅で精算するように
との案内が行われる。

【００１７】表示画面４に上述のような案内が行われた
ときに、本体１に硬貨投入口６等からＡ0 駅からＡ駅ま
で乗車できる乗車料金を満たす金銭が投入されると（Ｓ
１０６肯定）、Ａ0 駅からＡ駅まで乗車できる乗車券が
発行される（Ｓ１０８）。したがって、利用者は、その
発行された乗車券を用いてＡ駅まで乗車し、そのＡ駅で
Ｂ駅までの乗車券を購入し、又はＢ駅で精算することが
できる。

【００１８】次に、図５に示されるＡ駅に設置される自
動精算機（図示せず）を用いたｂ社線用の乗車券購入案
内について説明する。この自動精算機で精算処理して精
算券の発行できる範囲は、ａ社線内に限られている。ま
た、この自動精算機の本体の図示しないＣＰＵを中心に
構成される制御器には、精算処理を行うプログラムの他
に、ｂ社線の乗車券購入案のデータが記憶されている。

【００１９】上述の自動精算機の本体のタッチパネルか
らなる表示画面（図４（ｃ）の表示画面４′参照）に
は、メニュー画面としてａ社線における精算を行うこと
ができる旨、ｂ社線用の乗車券購入案内が受けられる
旨、及びｂ社線の駅名（着駅名）群が表示される。

【００２０】今、ａ社線のＡ0 駅からＡ駅までの途中の
Ａ′駅まで有効な乗車券（精算原券）を所持している利
用者がｂ社線のＢ駅まで行こうとしている場合、その利
用者によって精算原券が自動精算機の本体に挿入される
とともに、Ｂ駅が押下（タッチ）されると、その精算原
券に記録されているデータが読取られてＡ′駅からＡ駅
までの不足運賃、すなわち、精算料金が算出され、その
精算料金が表示される。

【００２１】算出された精算料金を満たす金額の金銭
（カード類も含む）が自動精算機の本体に投入される
と、その自動精算機の本体の表示画面４′には、図４
（ｃ）に示されるように、Ａ′駅からＡ駅までの精算処
理を行う旨、及びｂ社線のＡ駅からＢ駅までの乗車券
は、Ａ駅に設けられているｂ社線の自動券売機で購入す
るようにとの案内が行われる。したがって、利用者は、
発行された精算券を用いてａ社線から出場し、ｂ社線の
自動券売機を用いてＢ駅までの乗車券を購入してｂ社線
に乗車することができる。

【００２２】

【発明の効果】本発明に係る出札機は、本体から発行で
きる着駅の乗車券の範囲を越える所定の範囲の着駅を指
定する指定手段と、前記本体から発行できる着駅の乗車
券の範囲を越える所定の範囲の着駅が指定されたとき
に、その指定された所定の着駅まで乗車できる乗車券の
所定の購入案内を行う案内手段とからなるので、乗車券
を購入できる範囲外の乗車券購入の案内を適切に行うこ
とができる。また、所定の購入案内を本体から発行でき
る範囲まで乗車できる所定の乗車券の発行と同時に行う
ようにしたときは、案内と同時に乗車券も購入すること
ができる。

【００２３】本発明に係る出札機は、自動精算機の本体
から発行できる精算券の範囲を越える所定の範囲の着駅
を指定する指定手段と、前記自動精算機の本体から発行
できる精算券の範囲を越える所定の範囲の着駅が指定さ
れたときに、その指定された所定の着駅まで乗車できる
乗車券の所定の購入案内を行う案内手段とからなるの
で、精算券を購入できる範囲外の乗車券購入の案内を適
切に行うことができる。また、所定の購入案内を精算券
の発行と同時に行うようにしたときは、案内と同時に精
算券の発行も受けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る出札機を自動券売
機としたときのその正面図である。

【図２】制御器の電気的構成を示すブロック図である。

【図３】表示画面の表示例である。

【図４】制御動作を示すフローチャートである。

【図５】路線図の一例である。

【符号の説明】

１自動券売機の本体（本体）２接客面４，４′ 表示画面５選択釦部６硬貨投入口７紙幣挿入口８カード挿入口９金額表示部１０乗車券排出口１１釣銭排出口１２マイクロホン１３スピーカ１４制御器２０中央処理部（ＣＰＵ）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】出札機が自動券売機のときのその自動券
売機の本体に所定の着駅の情報を入力し、かつ、その自
動券売機の本体にその所定の着駅まで乗車できる乗車券
の購入代金が投入されたときに、その所定の着駅まで乗
車できる乗車券を発行することのできる出札機であっ
て、前記自動券売機の本体から発行できる着駅の乗車券の範
囲を越える所定の範囲の着駅を指定する指定手段と、前記自動券売機の本体から発行できる着駅の乗車券の範
囲を越える所定の範囲の着駅が指定されたときに、その
指定された所定の着駅まで乗車できる乗車券の所定の購
入案内を行う案内手段と、を有することを特徴とする出札機。
【請求項２】前記所定の購入案内は、前記自動券売機
の本体から発行できる範囲まで乗車できる所定の乗車券
の発行と同時に行われることを特徴とする請求項１に記
載の出札機。
【請求項３】出札機が自動精算機のときの出札機であ
って、前記自動精算機の本体から発行できる精算券の範囲を越
える所定の範囲の着駅を指定する指定手段と、前記自動精算機の本体から発行できる精算券の範囲を越
える所定の範囲の着駅が指定されたときに、その指定さ
れた所定の着駅まで乗車できる乗車券の所定の購入案内
を行う案内手段と、を有することを特徴とする出札機。
【請求項４】前記所定の購入案内は、前記自動精算機
の本体から発行できる範囲まで乗車した所定の乗車料金
を精算した精算券の発行と同時に行われることを特徴と
する請求項３に記載の出札機。