JP2001324395A - 回転する機械の試験を行う方法およびシステム - Google Patents

回転する機械の試験を行う方法およびシステム

Info

Publication number
JP2001324395A
JP2001324395A JP2001058317A JP2001058317A JP2001324395A JP 2001324395 A JP2001324395 A JP 2001324395A JP 2001058317 A JP2001058317 A JP 2001058317A JP 2001058317 A JP2001058317 A JP 2001058317A JP 2001324395 A JP2001324395 A JP 2001324395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
speed
torque
time
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001058317A
Other languages
English (en)
Inventor
Menachem Cohen
メナチエム・コーエン
Eyal Cohen
エヤル・コーエン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEA Motor Inspection Ltd
Original Assignee
MEA Motor Inspection Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEA Motor Inspection Ltd filed Critical MEA Motor Inspection Ltd
Publication of JP2001324395A publication Critical patent/JP2001324395A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P21/00Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups
    • G01P21/02Testing or calibrating of apparatus or devices covered by the preceding groups of speedometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L3/00Measuring torque, work, mechanical power, or mechanical efficiency, in general
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/48Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage
    • G01P3/481Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage of pulse signals
    • G01P3/489Digital circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P7/00Measuring speed by integrating acceleration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/34Testing dynamo-electric machines
    • G01R31/343Testing dynamo-electric machines in operation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/17Circuit arrangements for detecting position and for generating speed information

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Testing Of Balance (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトの角度的な回転を測定する。 【解決手段】 ディジタル回転エンコーダによって生成
される連続した各論理状態に関連したそれぞれの時間的
な周期を別々に測定し、連続した各論理状態に関連した
それぞれの該時間周期を加え合わせ、ディジタル回転エ
ンコーダによって生成した論理状態の連続した対の累積
された経過時間間隔を導き、これによってシャフトの角
度的な回転またはその関数を導き得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の分野】本発明は一般に角度的な回転を正確に
測定する方法、特に回転する機械の試験を実施する方法
に関する。
【0002】
【本発明の背景】電動モータの試験を行う通常の方法
は、一般に過渡的な効果を除去した後モータの定常状態
での挙動を測定する方法である。この目的に対しては、
時間の関数としてモータの速度のデータを集め、このデ
ータにフィルターをかけて変動を除去し、例えば適当な
IEEE標準に設定されたような標準的なモータの挙動
特性を導く。このような特性は常に負荷がかけられてい
ないモータのトルク−速度の挙動に関連しているが、こ
の場合負荷をかけない状態でモータを静止状態から加速
し、ニュートンの運動の法則に従って速度曲線の時間微
分の関数としてトルクを導き出す。さらにいわゆる「署
名(signature)」試験並びに負荷試験を行う
が、すべての場合において変動の効果を除去する。
【0003】署名試験は負荷をかけない試験の延長であ
り、特定のモータの負荷をかけない場合の挙動を予め較
正された「マスター」モータの挙動と比較するための迅
速な測定技術と測定法が用いられる。ここでマスター・
モータは生産ラインにあるモータを評価する基準として
の役目をする。負荷試験では動作条件下でのモータの挙
動を測定するが、この場合試験するモータを動かしてこ
れに特定のトルクをかけ、得られる速度、電流および動
力を測定する。
【0004】典型的には、モータの速度はモータの軸に
連結した回転計を用いて測定される。これによってアナ
ログの形でモータの速度が得られるが、これは分解能が
低く雑音による妨害を著しく受ける。この理由のためデ
ィジタル的な方法が好適であり、ここ20年ないし30
年の間、モータの回転シャフトの回転速度等をより正確
にディジタル的ににサンプリングできるようにすること
に著しい努力が費やされて来た。このような多くの方法
では速度の信号を導くのに依然として実質的にはアナロ
グ変換器が使用されており、その後A/D変換器を用い
て速度の信号をディジタル化し、以後の処理をディジタ
ル的に行えるようにしている。
【0005】Transaction on Ener
gy Conversion誌、第5巻、3号、199
0年9月所載の「改善された新規のディジタル的な方法
を使用する誘導モータのトルク−速度特性の測定」と題
するR.Szabados等の論文には、このような方
法が記載されている。彼等の方法は直流の回転計の出力
並びに供給電力の電流および電圧のような他の関連する
パラメータをサンプリングするために速いデータ取得シ
ステムを使用している。測定したデータを次にディジタ
ル的に処理して雑音を除去し、動的な平均化のフィルタ
ーをかけて余分に結合した振動を除き、ニュートンの法
則を使用して速度曲線の時間微分から相対的なトルクの
曲線を決定している。雑音を除去すると変動も除去され
るから、未処理の速度データにフィルターをかけて変動
を除去することが、この論文に提案された方法の固有の
特徴である。
【0006】実際には未処理の速度データは雑音で汚染
されており、データ処理を行う際の第1の仕事は速度曲
線を歪ませないで余分な信号を除去することであること
が示されている。上記の論文の主な寄与は改善されたフ
ィルターをかけるためのアルゴリズムを提供したことで
ある。
【0007】Automation Technolo
gy,Inc.に帰属する米国特許5,218,860
号(Storar)には別の方法が記載されている。こ
の方法ではアナログ・トランスデューサを用いて速度を
測定するのではなく、ディジタル的なグレースケール
(grey scale)の(増分的な)エンコーダを
使用する。図1にモータ試験用のベッド10の模式図を
示す。この場合モータ11は高品質の軸受け13に支え
られた回転シャフト12から成る取り付け具を介して米
国特許5,218,860号による試験システムに機械
的に連結されている。シャフト12には知られた値の慣
性をもったフライホイール14および高分解能の回転デ
ィジタル・エンコーダ15が取り付けられている。フラ
イホイール14は慣性をもった負荷として作用し、この
場合トルクは次式によって決定される。
【0008】
【数1】
【0009】ここでT=トルク、 I=フライホイールの慣性、 v=速度、および t=時間である。
【0010】米国特許5,218,860号に説明され
ているように、モータが静止状態から全速力に達するま
でに要する時間の間、知られた値の規則的な時間間隔で
トルク−速度特性のサンプリングを行う。測定の時間間
隔は結晶発振器によって固定され、通常は16.67m
秒であり、これは60Hzの電源ラインのサイクルの周
期に相当する。速度の変化は回転エンコーダによって決
定されるが、その分解能は最小0.0072°の角度的
な変位に相当する。各16.67m秒の周期に対し動力
をかけた時間から負荷をかけない場合の全速力に達する
までトルクと速度を計算する。モータに取り付けられた
フライホイールの慣性は、約4秒でモータが全速力に達
するように選ばれる。これは240個程度のトルクと速
度の結果をサンプリングするのに要する時間であり、静
止状態から全速力までの全トルク−速度曲線を記述する
のに十分なサンプリング数である。
【0011】米国特許5,218,860号記載のよう
なディジタル回転エンコーダはアナログ・トランスデュ
ーサに比べ著しい改善であり、従来容易に得られなかっ
た或る種のモータの特性の測定を可能にする。しかしこ
の装置の分解能は依然として比較的悪い。何故なら実際
上各サンプリングの時間の間において非常に多数のパル
スが平均化されるからである。特に米国特許5,21
8,860号には、この増分型のエンコーダはモータの
シャフトが完全に1回転する間に25,000個のパル
スを生成すると述べられている。モータの平均速度が1
0,000rpmと仮定すれば、このことは16.67
m秒の時間間隔毎に生成されるパルスの数は殆ど70,
000であることを意味する。パルスの実際の数はバイ
ナリー・カウンタで数えられ、モータの各速度の正確な
指標が得られるようにする。しかし16.67m秒程度
の大きさのサンプリング期間の間では変動は測定できな
い。従って平滑化された特性が決定できるだけである。
さらにこのような粗いサンプリング間隔を用いる場合、
コストから考えてもこのような高い分解能をもった回転
エンコーダを用いることに特別な利点はないように思わ
れる。理論的には、分解能は小さい時間間隔でサンプリ
ングを行うだけで改善できる。しかし実際上は現在の技
術を用いてこのことを正確且つ廉価に達成することは困
難である。
【0012】さらに、モータのシャフトにフライホイー
ルを取り付けると、モータに負荷がかかる。これによっ
てモータの静的挙動が低下することはないが、過渡的な
効果が関与する変動が実質的に除去される。従って米国
特許5,218,860号記載のようにモータに負荷を
かけると、モータの動的挙動が測定できなくなる。
【0013】本発明においては、モータの動的挙動はモ
ータに関する極めて貴重な情報を与え、モータの動的挙
動の知識なしにモータの基本的な挙動を導き出すことは
不可能であることが見出された。しかし上記に述べた理
由により、16m秒程度の長いサンプリング期間中にお
いて動的挙動のデータを得ることはできない。何故なら
この期間の間に曲線の過渡的部分に関する変動が失われ
るからである。このサンプリング期間の実際の大きさに
無関係に、また現行の技術および価格による制約を考え
てサンプリング期間を短縮することにより或る程度の改
善が得られることに留意しても、改善の範囲は限られて
いる。このことは、一定の時間の間の計数用のパルスは
それがいかに小さくとも最適の結果を得ることはできな
いという事実によって起こる。即ちサンプリング時間を
無限に縮小できたとしても(勿論これは不可能であ
る)、1個のパルスの時間よりも短くすることはできな
い。何故ならばこのような場合このサンプリング時間中
にはデータは何も得られないからである。他方、サンプ
リング時間を長くするとサンプルのデータが得られる
が、それは1サンプル当たり多数のデータを生成すると
いう犠牲を払って初めて可能である。このことは、得ら
れる分解能が理論的な最高値よりも常に低いことを意味
する。
【0014】さらに、米国特許5,218,860号記
載の方法を用いて十分なサンプリング点の数を得るため
には、モータが全速力に達するまでに要する時間を数秒
に延長できることが必要である。これはモータの定常的
な応答を遅らせるのに十分な慣性をもったフライホイー
ルによって達成される。勿論、サンプリング点の数に関
する妥協をせずにこれよりも短時間で関連する速度特性
を導くことができ、また同時にモータに負荷をかけた際
に消失する過渡的な挙動に関する変動の詳細が得られる
ことは、明らかに好適である。
【0015】Joseph L.Vituri,Jr.
に対する米国特許4,535,288号には、空間的に
制約された環境の中でシャフトを動かす回転速度を決定
する方法が記載されている。ここでは、連続した対のエ
ンコーダ(トランスデューサ)のパルス間の時間間隔を
使用して速度を決定する。即ち前のパルスの必然的な結
果ではない(non−sequential)さらに他
の連続したパルスの対から、更新された回転速度を計算
する。Vituriによって記載された回転エンコーダ
は60個の等間隔の歯を有する歯車に似ており、それぞ
れの歯はピックアップを過ぎて回転する際に第1の電圧
レベルを有する出力信号を与える。隣接した歯の間の空
間をピックアップが通過すると、第2の電圧レベルをも
った出力信号が生じる。典型的には第1および第2の電
圧レベルはそれぞれ論理的な「高」および「低」のレベ
ルを有するディジタル信号に翻訳され、パルス列が生成
される。即ち「高」および「低」のレベルに対し同じ角
度を与える60個の等間隔の歯が存在することを仮定す
れば、各々の論理的な「高」に対応する回転角は2π/
120 ラジアンである。各々の論理的な「高」のレベ
ルの間の時間を測定することにより角速度を計算するこ
とができる。
【0016】しかし実際には最良の回転エンコーダでさ
えもデューティ・サイクル(duty cycle)の
精度は±10%にしか過ぎず、このことは、隣接した歯
の開始部分の間の距離(パルス列の間隔に対応する)は
一定であるが、各々の歯の幅は精度が±10%であるこ
とを意味する。角速度はピックアップを通過する各々の
歯に対して測定された時間に基づいて計算されるから、
これは各々の歯の実際の幅に依存し、従って最大誤差は
20%になることは明らかである。
【0017】日本特許59 160766号(Fanu
c)には、米国特許4,535,288号記載の方法と
同様な方法で、従って同じデューティ・サイクルに基づ
く不正確さの問題をもった回転エンコーダを使用するサ
ーボモータの速度検出装置が記載されている。この特許
には負荷をかけないで機械を試験することについては全
く示唆されていない。
【0018】英国特許2 127 549号には、モー
タのトルクの測定中にモータを支持する試験ベッドが記
載されている。ここに記載されたシステムは上記に或る
程度詳細に論じた米国特許5,218,860号に似て
いるように思え、同じ欠点をもっている。具体的に述べ
れば、英国特許2 127 549号によって定常状態
および過渡期におけるトルクが測定されたモータには、
モータの加速を減少させるために負荷がかけられている
(モータに負荷をかけると本明細書で述べられているよ
うなすべての動的な現象は消失する)。英国特許2 1
27 549号の1頁、48〜53行から明らかなよう
に、速度0から全速力に達するまでのモータの過渡的な
トルク−速度特性を記録するためにはこのような負荷が
必要である。英国特許2 127 549号で示唆され
ているように加速を減少させると、モータの過渡特性を
導くのに悪影響がある。このような過渡特性を正しく決
定することが本発明の実質的な特徴である。
【0019】米国特許4,169,371号(Wits
chi等)には、加速度を決定するために駆動システム
の速度を時間で微分することに基づいた、動的に動作し
ている駆動系のトルクおよび/または動力を測定する方
法および装置が記載されている。このシステムでは負荷
をかけるので、それを決定することが本発明の主目的で
ある動的な特性は失われることは明らかである。
【0020】米国特許5,631,411号(Harm
s等)には、モータの速度を計算するエンジン監視装置
が記載されている。図1から明らかなように、慣性負荷
(即ちフライホイール)をモータに連結するために、こ
の場合もその決定が本発明の目的である動的な特性は失
われる。
【0021】ヨーロッパ特許457 086号には、ウ
オーム機械における局所的な引きずりトルク(drag
−in torque)を無接触的に測定する装置が記
載されている。ウオームのケースに少なくとも2個の位
置センサーまたは近接スイッチを配置する。ウオームの
胴が回転する間センサーはウオームの胴の表面を走査
し、検出した特性に基づき測定用のパルスを発生させ
る。このパルスは速度信号と一緒に解析用の電子回路に
供給すことができ、これによりウオーム機械のプロダク
ト空間(product space)においてウオー
ムの胴の区域の中の局所的な引きずりトルクが計算され
る。この場合負荷がかかっていない機械のトルクを測定
することは示唆されていない。
【0022】米国特許5,390,545(Doan)
には回転する機械の捩れ振動を測定する装置が記載され
ている。この場合多数の間隔を置いて配置された歯を有
する車を、回転する機械に連結する。センサーが車の回
転速度を検出し、それに応じて回転する車の速度に比例
した周波数をもつ速度信号を生成する。タイミング装置
がこの速度信号を受け取り、速度信号の時間的に最も近
いパルスの周期を決定し、それに応じて決定された周期
の価値ある表現である瞬間的な周期信号を生成する。
【0023】米国特許4,992,730号(Hagi
ya)には、回転する速度センサーの出力から得られる
パルス列の信号に関して速度計算用の基準になる時間周
期を設定し、前の速度計算用の基準時間周期から現在の
速度計算用の基準時間周期の最後のパルスの縁までの時
間的な長さを測定し、この時間の長さの測定に基づき回
転する物体の回転速度を計算する、回転している物体の
回転速度を計算する装置が記載されている。
【0024】
【本発明の概要】従って本発明の目的は従来提案された
方法の欠点が実質的に改善され除去されている回転速度
を測定する方法およびシステムを提供することである。
【0025】このような目的は、本発明の広義の態様に
従い、(a)反対向きのバイナリーの論理状態を逐次生
成させて連続した論理状態の対をシャフトの知られた値
をもつ角度的な回転に対応させるディジタル回転エンコ
ーダをシャフトに取り付け、(b)シャフトを回転さ
せ、(c)ディジタル回転エンコーダによって生成され
る連続した各論理状態に関連したそれぞれの時間的な周
期を別々に測定し、(d)連続した各論理状態に関連し
たそれぞれの該時間周期を加え合わせ、ディジタル回転
エンコーダによって生成した論理状態の連続した対の累
積された経過時間間隔を導き、これによってシャフトの
角度的な回転またはその関数を導き得るようにする過程
から成ることを特徴とする回転するシャフトの角度的な
回転を測定する方法を提供することによって達成され
る。
【0026】従って本発明によれば、シャフトが知られ
た値の角度的な回転を行なう間に経過した時間に従って
モータまたはエンジンの速度を試験する改善された方法
が得られる。このような方法に従えば、「低」から
「高」へそしてまた「低」へ戻る論理状態の変化または
その逆に対し経過時間を測定する。論理状態が「低」ま
たは「高」のいずれかに留まっている間の時間間隔はデ
ューティ・サイクルの誤差の影響を受け易いが、連続し
た論理状態に対する加え合わされた時間間隔は既知の角
度的な回転の正確な反映である。従って連続した対の論
理状態の間の累積した経過時間間隔を測定すれば、速度
の結果に影響するデューティ・サイクルの誤差を避け、
一方フライホイールの速度の変化を反映できる。例えば
1回転で60個のパルスを生じる回転エンコーダを考え
よう。米国特許4,535,288号の場合には、1分
間当たりのシャフトの回転数(rpm)は1秒間におけ
る角度(°)間隔で決定され、非常に高い品質のエンコ
ーダ(デューティ・サイクルの誤差が±10%程度)の
場合測定された速度の不正確度は±10%になるであろ
う。
【0027】本発明方法は、電気モータまたはその構成
成分の挙動の試験において、(a)連続した論理状態の
任意の対を回転する電気モータの知られた値をもつ角度
的な回転に対応させるように反対向きのバイナリーの論
理状態を生成するディジタル回転エンコーダに電気モー
タの負荷がかけられていないシャフトを取り付け、
(b)電気モータが回転する際にディジタル回転エンコ
ーダによって生成した論理状態の連続した対の累積され
た経過時間周期を測定して回転する電気モータの動的な
速度−時間特性またはその関数を導き得るようにし、
(c)負荷がかけられていない回転している電気モータ
のこの動的な速度−時間特性を使用して、負荷がかけら
れていない回転している電気モータの静的なトルク−速
度特性または動的なトルク−速度特性、或いは定常状態
の間の振動するトルクまたは定常状態の間の速度および
トルク・スペクトルを導き、(d)そのロータの予め定
められた慣性能率および回転する機械の測定された速度
特性を参照して回転するトルクを計算する過程から成る
ことを特徴とする試験方法に特に用途が見出されてい
る。
【0028】本発明はまた回転する機械またはその構成
部品の動的および静的な速度−時間、トルク−時間およ
び速度−トルク特性を決定する装置に関する。予め較正
されたロータを使用することにより異なったステータを
使って同一の機械に対し試験を行い、異なったステータ
の相対的な挙動データ(静的および動的の両方)を与え
ることができる。同様に予め較正されたステータを使用
し、異なったロータを用いて同一の機械に対し試験を行
い、異なったロータの相対的な挙動データ(静的および
動的の両方)を与えることができる。
【0029】このようして本発明の方法および装置で
は、機械の軸に対する外部の慣性負荷を必要とせずに動
的および静的な挙動データを導くことができることが理
解できよう。これによって機械は定常的な(即ち過渡的
でない状態の)動作に一層迅速に到達し、一層迅速に機
械の較正を行うことができる。このことは、小さい機械
を大量生産して生産ライン上で試験しなければならない
時に特に重要である。さらに従来測定から見逃された変
動の測定を行うことができる。
【0030】実際のところ米国特許5,218,860
号においては(第1欄29行)、大きなモータに対して
は電機子の重さは適切な慣性負荷を与えるのに十分な重
さであることが記載されている。即ち米国特許5,21
8,860号では外部の慣性負荷を付けずに大きなモー
タだけですますことができる。しかしこのことは固有の
慣性をもつ大きなモータだからその場合にだけ行うこと
ができる。いずれの場合にも定常状態の速度に達する時
間は比較的長く、従って十分なサンプリング点を得るこ
とができる。慣性の低い小さいモータに対してはそうで
はなく、この場合には定常状態の速度に達するまでの時
間を故意に遅らせ、十分なサンプリング点が得られるよ
うにするためには、米国特許5,218,860号にお
いては外部の慣性負荷が必須である。従って米国特許
5,218,860号は、小さいモータに対してもフラ
イホイールを用いないですませる本発明へと繋がるもの
ではない。何故ならば本発明の目的は定常状態の速度に
達する時間を増加させるのではなく短縮させることだか
らである。
【0031】また本発明においては、定常状態の条件で
振動するトルクおよび速度を測定し、時間領域および周
波数領域の両方において速度−時間およびトルク−時間
特性を導くことができる。このような場合機械が定常状
態に達する時間を遅らせるためにフライホイールを使用
し、加速中に定常状態でトルクおよび速度が振動する現
象をつくり出すことができる。これによって、そうでな
ければ明らかにならない機械の欠陥を強調することがで
きる。
【0032】また本発明は回転する機械を試験する際の
融通性を増加させることができる。使用者はサンプリン
グ時間、およびサンプリングを開始する時間を制御する
ことができる。同様に使用者はx軸(時間および周波
数)およびy軸(トルクおよび速度)を制御し、回転す
る機械の解析器としてこの装置を使用することができ
る。
【0033】本発明を理解し、実際に本発明をどのよう
に実施するかを見るために、添付図面を参照し例示のみ
を目的とする実施例を用いて下記に好適具体化例の説明
を行う。
【0034】
【好適具体化例の詳細な説明】図2は、シャフト22が
公知の型のディジタル・シャフト・エンコーダ23と連
結された誘導モーター20を含むものとして一般的示さ
れたモータ試験システムの機能を示す。シャフト・エン
コーダ23は非常に高い分解能を必要とせず、実際には
モータ・シャフト1回転当たり5,000個のパルスを
発生することができる。モータ21が回転すると、シャ
フト・エンコーダ23は論理レベルを生成し、これはサ
ンプリング・ユニット24によってサンプリングされ
る。サンプリング・ユニットは論理状態が「低」から
「高」へ変化しまた「低」へ戻る、或いはその逆の際の
経過時間を測定する。この継時的に連続した時間間隔は
コンピュータ25に供給され、コンピュータは時間デー
タを処理してモータ21の動的速度特性を該経過時間の
関数として導き、記憶装置に格納する。モータ21は制
御ユニット26によって作動され、この制御ユニットは
コンピュータ25と緊密に連結され、例えばモータ21
が完全な定常速度に達した際モータ21への電力を遮断
し、試験操作を完了させる。コンピュータ25には表示
装置27、例えば表示用モニタまたはプロッタが連結さ
れている。モータ21は電源28によって作動され、こ
れは知られた値の時間に正確に始動させることができ
る。
【0035】図3は、サンプリング・ユニット24の内
部のタイミング回路30を示し、これは第1のカウンタ
32および第2のカウンタ33のクロック入力(CL
K)に供給される発振器31を含んでいる。シャフト・
エンコーダ22の出力は第1のカウンタ32のイネーブ
ル(ENABLE)入力に供給され、その出力はコンピ
ュータ25へ供給される。またシャフト・エンコーダ2
2の出力はインバータ34によって反転され、第2のカ
ウンタ33のイネーブル(ENABLE)入力に供給さ
れ、その出力はやはりコンピュータ25に供給される。
同様に第1のカウンタ32のリセット端末(RST)は
それに対応してコンピュータ25に連結され、また最2
のカウンタ33のリセット端末(RST)もそれに対応
してコンピュータ25に連結され、下記に説明するよう
に第1のカウンタ32および第2のカウンタ33をリセ
ットできるようになっている。
【0036】タイミング回路の動作は次の通りである。
石英の結晶をベースにした発振器31は知られた値の安
定な周波数をもつ高周波パルスを発生する。シャフト・
エンコーダ23がモータのシャフトと一緒に回転する
と、これによって発振器31の周波数よりも低い周波数
をもつ連続した反対向きのバイナリーの論理状態である
「低」および「高」の状態が生じる。シャフト・エンコ
ーダ23によって発生したこの相対的に低い周波数をも
つ論理レベルは第1のカウンタ32のイネーブル入力に
供給され、また反転させられた後、第2のカウンタ33
のイネーブル入力に供給される。従ってこの継時的に連
続したENABLE信号の間に、第1のカウンタ32は
エンコーダが論理的に「高」の状態にある時に発振器3
1によって生じた相対的に高い周波数のパルスの数を測
定し、第2のカウンタ33はエンコーダが論理的に
「低」の状態にある時に発振器31によって生じた相対
的に高い周波数のパルスの数を測定し、両方の結果がコ
ンピュータ25に供給される。コンピュータ25は第1
のカウンタの状態の変化に応答し第1のカウンタ32お
よび第2のカウンタ33のそれぞれの出力に関するデー
タを捕捉し、リセット信号をそれぞれのRST入力に供
給する。これによって、エンコーダが「低」の論理状態
にある時には第1のカウンタ32がクリアされ、エンコ
ーダが「高」の論理状態にある時には第2のカウンタ3
3がクリアされる。従って連続したENABLE信号の
間の第1のカウンタ32の出力は、シャフト・エンコー
ダ23が「高」の論理状態に留まっている時間を正確に
表している。同様に連続したENABLE信号の間の第
2のカウンタ32の出力は、シャフト・エンコーダ23
が「低」の論理状態に留まっている時間を正確に表して
いる。
【0037】シャフト・エンコーダ23は1回転当たり
僅かに5,000個のパルスを発生する分解能しかもた
ず、モータ21の速度は1,000rpm程度に低いこ
とを仮定したとしても、シャフト・エンコーダ23は毎
分5,000,000個のパルスを出力するであろう。
従って各パルスは約10μ秒の周期をもち、これはカウ
ンタ32が正確な測定を行える能力の範囲に十分入って
いる。さらに、上記の米国特許5,218,860号に
記載されたシステムと比較すると、16.67m秒の時
間間隔内でシャフト・エンコーダ23は約1,667個
のパルスを出力し、米国特許5,218,860号では
サンプリング点は一つであったのとは反対に、この場合
ではパルスの各々が一つのサンプリング点になってい
る。
【0038】米国特許5,218,860号は数百個の
パルスの測定に関する方法であるので、シャフトの回転
角度を累積的に測定する遥かに長い時間を必要とすると
いう犠牲を払って始めて、各パルスに関連したデューテ
ィ・サイクルの誤差を効果的になくすことができる。上
記に説明したように、これによって機械の動的な応答の
決定が妨げられる。
【0039】これに対し、Joseph L.Vitu
li1,Jr.に対する米国特許4,535,288号
には、唯1個のパルスしか時間測定を行わず、従って一
見したところでは動的な応答の決定が可能な方法が示唆
されている。しかしそこに記載されているように、該特
許の方法はデューティ・サイクルの誤差を受け易い。こ
れを一層明確にするために、ここでもっと詳しく検討し
よう。回転エンコーダの製造業者は回転エンコーダの1
回転当たりのパルスの数を指定し、またデューティ・サ
イクルを指定する。デューティ・サイクルが50%と指
定された場合、Vituli,Jr.によって測定され
た各パルスに対する時間は実際にはエンコーダの各パル
ス中の公称の角度増分の半分に相当する。例えば1回転
当たり3,600個のパルスがある場合、これはエンコ
ーダが1°回転する毎に10個のパルスが生じることに
相当する。Vituli,Jr.は1個のパルスの公称
の半サイクルに対してこの時間を測定し、これから製造
業者によって指定されたデューティ・サイクルに基づき
各エンコーダのパルスの公称の周期の時間を計算してい
る。しかしこれは製造業者によって指定されるデューテ
ィ・サイクルには避けられない誤差があるために不正確
な結果を与える。この誤差は現在の段階で±10%程度
である。
【0040】従って、Vituli,Jr.は回転エン
コーダの単一のパルスの回転角度を与え、これによって
1個のパルスがかかっている間の角速度を計算できると
しているが、実際に結果は不正確である。
【0041】図4はモータの試験システムの操作を示す
流れ図である。即ち最初にモータ21を動かし、シャフ
ト・エンコーダ23の出力を上記の方法でサンプリング
する。サンプリングされたデータを集め、コンピュータ
25で処理し、処理したデータを表示装置26に表示す
る。許容される動作範囲からのずれを計算し、欠陥のあ
るモータに対する警告を警告信号としてコンピュータ2
5から出力することができる。このような警告信号は勿
論公知方法で音響的または視覚的に発生させることがで
きる。下記に詳細に説明するように、モータ21を加速
する際に生じる過渡的な効果に関する変動を随時除去
し、通常の定常状態の速度特性をつくることができる。
【0042】図5はシャフト・エンコーダ23によって
つくられた連続したパルスの時間間隔の測定値から計算
された、交流PSC誘導モータに対するモータの動的な
速度特性を示すグラフである。即ち各パルスに応じた角
度的な回転が知られているから、連続したパルスの間に
おけるモータの速度の増分を計算することができる。モ
ータの速度、従ってトルクは時間と共に連続的には増加
せず、短時間の間上昇したり下降したりすることに注目
されたい。約0.04秒後にこの効果はなくなり、定常
状態に達するまでモータの速度およびトルクは時間と共
に増加する。特にモータが定常状態に達した後でも速度
になお連続的な変動があることに注目すべきである。こ
れらの変動は回転エンコーダのパルスの周期の関数とし
てモータの角度的な回転を測定することによってだけ明
らかになり、多数のパルスに亙って平均化されたデータ
に基づく従来までに提案された方法では全く見過ごされ
て来た。
【0043】既に述べたように、モータ21にはフライ
ホイールを連結する必要はない。その代わり下記のよう
にニュートンの法則に従って回転子の慣性能率の知識か
らモータのトルクを計算することができる。
【0044】
【数2】
【0045】ここでM(t)=時間tにおける瞬間的な
トルク、 Q=回転子の慣性能率、 ω=モータの角速度、 L(t)=時間tにおける瞬間的な外部の負荷である。
【0046】モータ21には負荷は連結されていないか
ら、L(t)=0であり、式(2)は簡単化されて次の
ようになる。
【0047】
【数3】
【0048】図6は下記のようにしてモータ21の速度
特性から導かれる助走時(run−up)のトルクであ
る。外部の負荷をかけずにモータ21を動作させ、動的
速度特性を導きこれをコンピュータ25に格納する。次
に動的速度特性の時間微分を計算し、その結果にロータ
の知られた値の慣性能率を乗じる。速度はrpm単位で
決定されることを考慮すれば、負荷のないモータを回転
させ始めてからその全速力に到達するまでの動的なトル
クに関連させるためには、この結果にさらに因子2π/
60を乗じてラジアン/秒単位の対応する角速度に変換
しなければならない。この特性は、供給電圧の交流サイ
クルの中の予め定められた点で常にモータを回転し始め
るように注意すれば再現可能である。例えば実際問題に
帰着できる特定のシステムにおいては、電圧が0ボルト
を通って上昇する点でモータを始動させる。
【0049】図6に示された負荷がない場合の助走時の
トルクの特性により、静的な速度およびトルクの特性だ
けでは得られない動的なモータの特性を決定することが
できる。この動的な特性により静的なデータだけでは検
出できないモータの欠陥を識別し、またモータの特性を
分類することができる。さらに次のことが見出された。
【0050】(1)動的なトルクの特性はモータの加速
時におけるモータのトルクの雑音振幅の指標を与え、同
様に加速中におけるトルクの変化によって生じるモータ
の機械的な雑音の強さの指標を与える。
【0051】(2)動的なトルクの特性はモータの回転
する部材が非平衡である指標を与える。
【0052】(3)動的なトルクの特性はモータの欠陥
を識別する特に感度の良い診断方法である。
【0053】上記の議論は、これまでは助走時における
モータの動的特性に集中されて来た。しかし必要に応じ
過渡的な効果における変動を取り除き、図7にグラフに
よって示されているような円滑な速度−時間特性を得る
ことができる。図7のグラフから通常のトルク−速度特
性を導くことができる(図11に示されている)。過渡
的な効果に関する変動を除去するにはいくつかの方法を
用いることができる。モータのシャフトを機械的に固定
し、ステータの電流が定常値に達した場合に限り固定を
解除することができる。別法として、モータ21がPe
rmanentSplit Capacitor(PS
C)型の誘導モータであり、ステータが主コイルと補助
コイルから成り、補助コイルを主コイルと並列に切り替
えることができる場合には、ロータは両方のコイルに電
流が供給される場合だけ回転することができる。この場
合もステータの主コイルおよび補助コイルの両方は、交
流の電圧が上昇しながら0に等しくなった時にだけ、回
路の中で切り替えられる。もっと一般的に述べれば、交
流電圧の供給サイクルの中で任意の他の角度で電力を供
給することによって再現性が保証される。
【0054】過渡時における変動を相殺するさらに他の
方法は、適当なアルゴリズムを用いてモータの動的速度
特性を処理する方法である。この目的に対しては、モー
タの加速中に時間の関数として速度の変化を決定するよ
うに図5に示される動的速度特性をサンプリングする。
得られた信号を時間領域から周波数領域へフーリェ変換
して周波数スペクトルを導く。この周波数スペクトルに
フィルターをかけ、高い周波数の高調波を除去し、得ら
れたスペクトルを再び時間領域に変換して戻す。この点
に関連し、時間領域において時間的な分解能が十分に高
いという事実によって周波数スペクトルを得ることが可
能になることに注目しなければならない。粗い時間的な
分解能を用いるこれまでに提案された方法は周波数スペ
クトルを分解することはできない。
【0055】過渡時におけるステータの電流の変動を相
殺するさらに他の方法は、シャフトを正常な回転方向に
対し反対方向に回転させ、次いでモータが方向を変える
時間の間に加速(即ち速度−時間)特性のサンプリング
を始める方法である。このような方法は公知であり、例
えばAutomation Technology,I
nc.に帰属する、表題が「摩擦トルクを測定する方法
および装置」の米国特許5,218,860号および同
5,440,915号に記載されている。以後の処理は
動的な速度特性を導く上記の方法と同様であるが、もは
や過渡的な成分が存在しないから静的な速度特性が得ら
れる。
【0056】図8は定常状態における負荷のない4極P
SC誘導モータのアイドリングに対する速度の変化をグ
ラフ的に示す。図9はモータの速度特性を周波数領域に
変換した結果を示す。図9に示された周波数スペクトル
はモータに関し時間領域において分解できるよりも明瞭
な情報を与える。特にトルクおよび速度の変動に関し明
瞭な情報が得られる。
【0057】ロータの慣性能率は二つの別の速度特性、
即ち負荷のないモータの速度特性、および既知の慣性負
荷をモータのシャフトにかけた場合の速度特性によって
決定することができる。即ち下記の過程を実行する。
【0058】(i)負荷のないモータの速度−時間特性
を決定し、過渡時における変動の効果を除去する。
【0059】(ii)モータに知られた値の慣性能率を
有する慣性的な負荷を連結する。
【0060】(iii)負荷をかけたモータの速度−時
間特性を決定し、過渡時における変動の効果を除去す
る。
【0061】(iv)(i)および(iii)から誘導
されたそれぞれの速度を処理し、ロータに関し能率を決
定する。
【0062】計算は下記の式に基づいて行う。
【0063】負荷をかけないモータに対し
【0064】
【数4】
【0065】ここでMmaxはモータの最大トルク、 Qはモータのロータの慣性能率(計算すべき値)、 ωはモータの角速度である。
【0066】知られた値の慣性的な負荷θIがかけられ
たモータに対し
【0067】
【数5】
【0068】モータの最大トルク(Mmax)は一定で
あり、それにかけられた負荷に依存しない。従って
【0069】
【数6】
【0070】これから次式が得られる。
【0071】
【数7】
【0072】またモータの試験システム10は、アイド
リングの際の、即ち負荷がかからない定常状態における
モータの脈動のトルクを導くことができる。例えばアイ
ドリングの場合、交流のPSC誘導モータによって生じ
る磁気的な雑音の強度の指標をこのようにして決定する
ことができる。アイドリング中、モータは変動する回転
磁場によってつくられる変動するトルクのために、僅か
な脈動が重畳した基本的に一定の速度で回転する。
【0073】図10は速度−時間特性の時間微分とロー
タの慣性能率との積のグラフであり、これは定常状態下
にあってアイドリングした場合のモータによって生じる
変動するトルクの指標である。
【0074】このモータ試験システム10はまた作業速
度における負荷のかかったモータの変動するトルクを導
き、例えば作業速度で回転している場合のモータによっ
て生じる磁気的な雑音の強度の大きさの指標を与えるこ
とができる。同様に、モータのトルクの変動により生じ
る、負荷と衝突した際の機械的な雑音の強度の大きさの
指標になる。モータの速度およびかけた負荷は下記の因
子によって生じるトルクの変動によって変動する。
【0075】(i)モータ、(ii)負荷、および(i
ii)二つの間の弱い連結。
【0076】速度特性の時間微分とロータの慣性能率お
よび外部の負荷の慣性能率の和との積は、作業速度で回
転する際の負荷をかけられたモータによって生じる変動
するトルクの強さの指標を与える。この変動するトルク
はまた負荷をかけられたモータの作業速度における電気
的および機械的雑音の大きさの指標を与える。
【0077】図11は負荷をかけられたモータの静的な
トルク−速度特性をグラフ的に示す。いずれの生産サイ
クルの終りにおいても、外部の負荷がモータに連結さ
れ、負荷がかけられたモータの速度−時間特性が決定さ
れる。過渡的な効果を除去した後にこの曲線の時間微分
をとり、それにロータと外部の負荷を一緒にした全慣性
能率を乗じると、負荷のない場合のモータの静的なトル
ク−速度特性が得られる。これは次式で表される。
【0078】
【数8】
【0079】ここでMは負荷をかけないモータのトル
ク、QIはロータの慣性能率、QLは外部の負荷の慣性
能率、MLは負荷のトルクである。
【0080】図12は図11に示した静的なトルク−速
度特性を負荷の速度−トルク特性MLと一緒に示す。こ
の場合負荷は空調用のファンである。このような負荷に
対しては、この速度−トルク特性は一般に抛物線の形を
しており、原点を通り、モータの実際の作業速度の所で
モータのトルク−速度曲線と交叉している。図13は図
11に示すモータのトルク−速度特性と図12に示す負
荷のトルク−速度特性との間の差のプロットであり、こ
れから次式が導かれる。
【0081】
【数9】
【0082】図13に示されたグラフは負荷をかけて始
動させてから全作業速度に至るまでの加速中に得られた
グラフである。この特性は、モータを供給電圧の交流サ
イクルの同じ点から始動させる限り再現可能である。例
えば実際に帰着できる特定のシステムにおいて、電圧が
0ボルトを通って上昇する交流サイクルの点においてモ
ータを始動させる。従って図13に示された特性は、同
様な負荷をかけた一組のモータのGO−NOGO試験を
行い、どのモータと負荷(空調機、水圧ポンプ、等)と
の組が設計の仕様に合っているかを示す優れた手段にな
る。負荷がかけられたモータの機能性を決定するために
図13に示されたような特性を使用することは、従来は
知られていなかったことに注目されたい。
【0083】図13に示されたような負荷がかけられた
モータのトルク−速度特性を計算した後、図11および
図12に示すモータの静的トルク−速度特性を差し引
き、図12にグラフ的に示した負荷のトルク−速度特性
を導く。
【0084】特性の過渡的な部分による変動を取り去っ
た後の負荷をかけたモータの助走時の静的なトルク−速
度特性は、一般に図6に示された負荷をかけないモータ
の特性と形が似ており、次のようにして導かれる。動的
な速度特性を上記のようにして直接導き、その時間微分
を計算する。ロータと外部負荷とを一緒にした全慣性能
率をこの時間微分に乗じると、式(9)から明らかなよ
うに負荷のないモータの動的なトルク−速度特性が得ら
れる。即ちこの特性は一組の同様なモータの動的挙動を
比較する優れた手段として役立つ。
【0085】負荷をかけたモータの機能性を確立し、始
動させてから加速する間のモータ+負荷の磁気的な雑音
の指標を得るために、この特性を使用することは従来知
られてはいなかったことに注目すべきである。同様に始
動させてからトルクを加速する際に生じる機械的な雑音
の指標を得るためにこの特性を使用することも従来は知
られていなかった。
【0086】負荷をかけたモータの通常の作業条件の
間、モータと負荷は次のような因子から生じるトルクの
変動により僅かに変動する速度で稼働される。
【0087】(i)モータ。
【0088】(ii)負荷、および(iii)二つの間
の弱い連結。
【0089】速度特性の時間微分とロータと外部の負荷
との慣性能率の和との積は、作業速度で回転させた場合
の負荷がかかったモータによって生じる変動するトルク
の指標を与える。変動するトルクは負荷がかけられたモ
ータの作業速度における電気的および機械的雑音の強度
の大きさの指標を与える。
【0090】上記の試験の大部分は負荷がかけられた或
いはかけられていない完成したモータに関するものであ
る。しかし本発明にはまた、名目上の「理想的な」機械
と比較することにより機械の部品を試験することも含ま
れる。例えば異なったロータを試験するために、予め較
正された高性能のステータを使用し、上記試験を行って
モータの動的および静的特性の両方を導き出すことがで
きる。異なったロータをもつ同じモータに関してこれら
の試験を繰り返すことにより、ロータの性能を比較する
ことができる。同様に予め較正された高性能のロータを
用い、異なったステータを置き換えてゆくことにより、
ステータの性能を比較することができる。
【0091】これまでに説明された方法は機械を始動さ
せてから定常状態に達するまでの速度−時間または速度
−トルクの特性の過渡時の部分の測定に関する方法であ
った。即ち各パルスの実際の時間を測定することによ
り、固定された時間間隔の平均の回転を測定することに
よって分解し得るよりも遥かに細かい分解能で速度−時
間または速度−トルクの特性を決定できることが例示さ
れた。その結果モータの特性の過渡期の部分の間に起こ
る変動も分解することができ、従って従来提案された方
法では見過ごされてきたモータの性能に関する情報を与
えることができる。
【0092】負荷をかけられていない機械が定常状態に
達した場合でも、名目上一定の速度またはトルクはま
た、本発明に従って特性を測定する場合に測定可能にな
る摂動または脈動を受けることも説明されている。
【0093】しかし、本発明によれば、負荷をかけられ
た機械が実際の作業条件下で定常状態に達した場合で
も、名目上一定の速度またはトルクは本発明により特性
を決定する場合に測定可能になる摂動または脈動を受け
ることが見出された。このことはまた、通常の方法を用
いて速度−時間または速度−トルク特性を導く場合に完
全に失われる極めて貴重な情報を与える。勿論この場合
始動時からの機械の速度を測定する必要はなく、また或
る交流の機械に対し何時交流電圧のサイクルの電力がそ
の機械に加えられたかを知ることはもはや適切なことで
はない。名目上一定の速度は動的な脈動成分をもつこと
が見出されており、これはモータおよびかけられた負荷
の挙動の貴重な指標として役立つ。具体的に述べれば、
脈動が大きすぎるのは作動しているモータの機能が不適
切であることの指標であり、従って脈動の量は作動して
いるモータが許容できるかどうかを示す尺度としての役
目をする。従って負荷がかけられたモータの挙動を作動
状態で常に監視し、脈動成分の大きさを予め定められた
閾値と比較することにより、負荷がかけられたモータま
たはその任意の構成成分が設計上の仕様に合わない場合
には警告を行うことができる。
【0094】また本発明においては、定常状態の間に振
動するトルクと速度を測定し、時間領域および周波数領
域の両方において速度−時間およびトルク−時間特性を
導くことができる。このような場合、回転するシャフト
が定常状態の速度に達するまで待つか、或いは高い慣性
をもったフライホイールを回転するシャフトに結合し、
定常状態に達する時間を故意に遅らせることができる。
このような場合、加速する間において定常状態のトルク
および速度が振動する現象が現れるが、これは従来提案
されている試験ベッドに比べ多くのサンプリング点が得
られるという事実によって認めることができる。動的な
脈動によりそうでなければ明らかにならない機械の欠陥
が強調される。
【0095】図14は大きな慣性能率をもったフライホ
イールをシャフトに連結した場合のモータの速度−時間
特性を示す。モータの速度は0から徐々に増加し、フラ
イホイールがない場合の0.1秒に対し、約0.35秒
後にアイドリング速度に達する。この定常状態の速度−
時間特性の上にモータの定常状態の速度の小さい変化を
表す振動が重ね合わさっていることに注目されたい。こ
れは常に存在するが、モータの速度が迅速に定常状態の
速度に達する場合には認められない。
【0096】図15は、1,260rpmの所に中心を
置いて図14に示したモータの速度−時間特性を拡大し
た効果を示し、定常状態のモータの速度が周期的に増加
および減少する様子が一層はっきりと示されている。こ
の曲線は負荷がかかったモータの1,260rpmにお
ける定常状態の挙動を分類する尺度としての役目をす
る。
【0097】図16は速度1,260rpmの所に中心
を置いた図15に示された速度−時間特性から導かれた
速度スペクトルを示す。この速度スペクトルは100H
zの基本周波数を示し、これは交流供給電源の周波数の
2倍に相当することに注目されたい。
【0098】図17は図14に示した速度−時間特性を
時間で微分し、フライホイールとモータとの一緒にした
慣性能率を乗じて導かれたトルク−時間特性である。こ
の図では図14の速度−時間曲線で観測されるのと同様
な振動がトルクについても見られる。
【0099】図18は図17に示したモータのトルク−
時間特性を1,260rpmに中心を置いて拡大した効
果を示し、定常状態のモータのトルクの周期的な上昇お
よび下降が一層はっきりと示されている。図14から分
かるように、時間t=0.3秒でモータは1,260r
pmの速度に達する。従って図18は約t=0.3秒に
中心を置いてモータのトルク−時間特性を拡大すること
によって導かれる。この曲線は1,260rpmの所で
負荷がかかったモータの定常状態の挙動を分類する役目
をする。
【0100】図19は1,260rpmの速度の所に中
心を置いて図18に示したトルク−時間特性から導かれ
たトルク・スペクトルを示す。この場合もトルク・スペ
クトルは100Hzの基本周波数を示し、これは交流供
給電源の周波数の2倍に相当することに注目されたい。
【0101】図20は突風(gust)の問題を表す空
調機に対する定常状態の速度の周波数スペクトル曲線を
示す。このスペクトルは大きな3Hzの成分をもつもの
として示されている。
【0102】図21は小さい3Hzの成分を示す良好な
空調機に対する定常状態の周波数速度速度スペクトルを
示す。
【0103】図22は、シャッターを繰り返し調節し異
なったシャッターの位置に対しファンの速度−時間特性
を導き表示した正常な定常状態の速度−時間特性を示
す。この図ではファンの速度の変動が小さく、それは空
調機の高性能の挙動の指標となっている。
【0104】図23はシャッターを繰り返し調節し異な
ったシャッターの位置に対しファンの速度−時間特性を
導き表示した欠陥のある空調機に対する速度−時間特性
を示す。この場合にはファンの速度の鋭い変動が示さ
れ、これは空調機の低品質の性能の指標となっている。
【0105】図24は、本発明に従って導かれるような
回転シャフトの速度またはトルクの特性を表示する動的
なトルクまたは速度の解析器40の機能を示す図であ
る。この動的なトルクまたは速度の解析器40は、両方
とも使用者によって選ばれた或る時間間隔に亙り或る開
始時間から測定された速度またはトルクをサンプリング
するサンプリング・ユニット41を含んでいる。表示装
置42がサンプリング・ユニット41に連結され、サン
プリングした速度および/またはトルクを表示する。制
御パネル43は時間または周波数に関して第1のx軸の
スケールを制御し、またトルクまたは速度に関し第2の
直交するy軸のスケールを制御する。典型的にはx軸は
水平であり、y軸は垂直であるが、これは便宜上の問題
であり、必要に応じ軸を入れ替えることができる。制御
パネル43によって使用者はサンプリング・ユニット4
1のサンプリングの時間間隔を調節し、従って大きな融
通性を得ることができる。サンプリングの時間間隔が長
いと多くのサンプルが得られるからである。
【0106】これらの好適具体化例に対しては特許請求
の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱することなく変
更を行い得ることは明らかである。従って、これらの好
適具体化例では特に交流のPSC誘導モータに関して説
明が行われているが、本発明は同様に他の型の交流モー
タおよび直流モータについて使用するのにも適してい
る。明らかに異なったタイプの機械に対し実際の速度−
時間および速度−トルク特性は異なっているであろう
が、或る与えられたタイプの機械の特性は製造業者の設
計の仕様から許容できないほど逸脱したことを示す良好
な指標となる。
【0107】同様に、好適具体化例においては回転シャ
フト・エンコーダによって生成される連続したパルスの
時間周期が測定される。しかし本発明は、速度またはト
ルクの特性の動的な効果の分解能において通常の方法に
比べ典型的には数千倍の改善がなされていることを考え
れば、単に1秒毎に或いは第3のパルスの周期だけを測
定する場合でも著しい改善が得られることは明らかであ
る。
【0108】最後に、本発明では特定の例として回転す
る機械の挙動に関して説明がなされているが、本発明に
おいては本発明の特定の用途には無関係に角度的な回転
の測定に関し一層良好な分解能が得られることを了解さ
れたい。
【0109】方法に関する請求項において、過程を示す
のに使用されるアルファベットの文字は単に便宜的に与
えられたものであり、これらの過程を実施する特定の順
序を意味するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来法のモータ試験用のベッドの模式図。
【図2】本発明のモータ試験システムを機能的に示すブ
ロック図。
【図3】図2に示したモータ試験システムの詳細を示す
ブロック図。
【図4】図2に示すモータ試験システムを操作する主要
な過程を示す流れ図。
【図5】本発明のモータ試験システムで測定し比較した
典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図6】本発明のモータ試験システムで測定し比較した
典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図7】本発明のモータ試験システムで測定し比較した
典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図8】本発明のモータ試験システムで測定し比較した
典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図9】本発明のモータ試験システムで測定し比較した
典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図10】本発明のモータ試験システムで測定し比較し
た典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図11】本発明のモータ試験システムで測定し比較し
た典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図12】本発明のモータ試験システムで測定し比較し
た典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図13】本発明のモータ試験システムで測定し比較し
た典型的な交流PSC誘導モータの特性を示すグラフ。
【図14】定常状態における欠陥を強調するために本発
明をさらに適用したグラフ。
【図15】定常状態における欠陥を強調するために本発
明をさらに適用したグラフ。
【図16】定常状態における欠陥を強調するために本発
明をさらに適用したグラフ。
【図17】定常状態における欠陥を強調するために本発
明をさらに適用したグラフ。
【図18】定常状態における欠陥を強調するために本発
明をさらに適用したグラフ。
【図19】定常状態における欠陥を強調するために本発
明をさらに適用したグラフ。
【図20】空調用のファンを用い欠陥を強調するために
本発明をさらに適用したグラフ。
【図21】空調用のファンを用い欠陥を強調するために
本発明をさらに適用したグラフ。
【図22】空調用のファンを用い欠陥を強調するために
本発明をさらに適用したグラフ。
【図23】空調用のファンを用い欠陥を強調するために
本発明をさらに適用したグラフ。
【図24】本発明に従って導かれた回転するシャフトの
速度またはトルクの特性を表示する動的なトルクおよび
速度の解析器の機能を示すブロック図。

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)連続した論理状態の任意の対をシ
    ャフトの知られた値をもつ角度的な回転に対応させるよ
    うに反対向きのバイナリーの論理状態を逐次生成させる
    ディジタル回転エンコーダ(23)をシャフトに取り付
    け、 (b)シャフトを回転させ、 (c)ディジタル回転エンコーダによって生成される連
    続した各論理状態に関連したそれぞれの時間的な周期を
    別々に測定し、 (d)連続した各論理状態に関連したそれぞれの該時間
    周期を加え合わせ、ディジタル回転エンコーダによって
    生成した論理状態の連続した対の累積された経過時間間
    隔を導き、これによってシャフトの角度的な回転または
    その関数を導き得るようにする過程から成ることを特徴
    とする回転するシャフト(23)の角度的な回転を測定
    する方法。
  2. 【請求項2】 (a)連続した論理状態の任意の対を回
    転する電気モータの知られた値をもつ角度的な回転に対
    応させるように反対向きのバイナリーの論理状態を生成
    させるディジタル回転エンコーダ(23)に、電気モー
    タ(21)の負荷がかけられていないシャフト(22)
    を取り付け、 (b)電気モータが回転する際にディジタル回転エンコ
    ーダによって生成した論理状態の連続した対の累積され
    た経過時間周期を測定して回転する電気モータの動的な
    速度−時間特性(図5)またはその関数を導き得るよう
    にし、 (c)負荷がかけられていない回転している電気モータ
    のこの動的な速度−時間特性を使用して負荷がかけられ
    ていない回転している電気モータの静的なトルク−速度
    特性(図11)または動的なトルク−速度特性(図
    6)、或いは定常状態の間の振動するトルク(図10)
    または定常状態の間の速度およびトルク・スペクトル
    (図9)を導く過程から成ることを特徴とする電気モー
    タ(21)またはその構成成分の試験方法。
  3. 【請求項3】 (a)連続した論理状態の任意の対を回
    転する電気モータ+負荷の知られた値をもつ角度的な回
    転に対応させるように反対向きのバイナリーの論理状態
    を生成するディジタル回転エンコーダ(23)に、電気
    モータ(21)+負荷のシャフト(22)を取り付け、 (b)電気モータ+負荷が回転する際にディジタル回転
    エンコーダによって生成した論理状態の連続した対の累
    積された経過時間間隔を測定して回転する電気モータと
    負荷との動的な速度−時間特性またはその関数を導こと
    ができるようにし、 (c)回転している電気モータ+負荷のこの動的な速度
    −時間特性を使用して組み合わされた静的なトルク−速
    度特性(図12)または定常状態の組み合わされた振動
    するトルク−速度特性または定常状態の速度スペクトル
    (図20および21)、或いは電気モータと負荷との組
    み合わされたトルクが電気モータのトルクから負荷のト
    ルクを差し引いた値に等しいような回転している電気モ
    ータ+負荷の定常状態の組み合わされたトルク・スペク
    トルを導く過程から成ることを特徴とする電気モータ
    (21)と取り付けられた負荷とから構成された電気機
    械の試験方法。
  4. 【請求項4】 過程(c)は (i)動的な速度−時間特性(図5)の時間微分を計算
    し、 (ii)(i)で得られた時間微分に負荷がかけられて
    いない電気モータの慣性能率を乗じて負荷がかけられて
    いない電気モータの動的な速度−トルク特性(図6)を
    導く過程を含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 過程(c)は (i)電気モータの定常状態の間の動的な速度−時間特
    性(図8)の時間微分を計算し、 (ii)(i)で得られた時間微分に負荷がかけられて
    いない電気モータの慣性能率を乗じて定常状態における
    負荷がかけられていない電気モータの動的な速度−トル
    ク特性(図10)を導く過程を含むことを特徴とする電
    気モータが定常状態に達した後に電気モータの定常状態
    の間の振動するトルクを決定する請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 過程(c)は (i)電気モータを加速してそれが定常状態の速度に達
    するまでの間の動的な速度−時間特性(図5)の過渡的
    な部分に関する変動を除去して静的な速度−時間特性
    (図7)を導き、 (ii)静的な速度−時間特性(図7)の時間微分を計
    算し、 (iii)(ii)で得られた時間微分に負荷がかけら
    れていない電気モータの慣性能率を乗じて負荷がかけら
    れていない電気モータの静的な速度−トルク特性(図1
    1)を導く過程を含むことを特徴とする請求項2記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 過程(c)は (i)電気モータ+負荷を加速してそれが定常状態の速
    度に達するまでの間の動的な速度−時間特性の過渡的な
    部分に関する変動を除去して電気モータ+負荷の静的な
    速度−時間特性を導き、 (ii)電気モータ+負荷の静的な速度−時間特性の時
    間微分を計算し、 (iii)(ii)で得られた時間微分に組み合わされ
    た電気モータ+負荷の慣性能率を乗じて電気モータ+負
    荷の組み合わされた静的な速度−トルク特性(図12)
    を導く過程を含むことを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 電気モータを加速してそれが定常状態の
    速度に達するまでの間の過渡的な部分に関する変動を除
    去する過程(i)は (1)電気モータのシャフトを固定し、 (2)電気モータのステータの電流を監視し、 (3)ステータの電流が定常状態の値に達した時に電気
    モータのシャフトを解除する過程を含むことを特徴とす
    る請求項6記載の方法。
  9. 【請求項9】 主コイルおよび補助コイルを含み、補助
    コイルを主コイルと並列に切り替え得るステータをもっ
    たPSC型の交流誘導モータと共に使用する請求項6記
    載の方法において、電気モータを加速してそれが定常状
    態の速度に達するまでの間の過渡的な部分に関する変動
    を除去する過程(i)は (1)最初に交流供給電圧のサイクルの知られた値の角
    度の所においてのみ主コイルに電流を供給し、 (2)主コイルの中のステータの電流を監視し、 (3)交流供給電圧のサイクルの同じ知られた値の角度
    の所において主コイルの中のステータの電流が定常状態
    の値に達した時に回路の補助コイルを切り替える過程を
    含むことを特徴とする方法。
  10. 【請求項10】 電気モータを加速してそれが定常状態
    の速度に達するまでの間の過渡的な部分に関する変動を
    除去する過程(i)は (1)シャフトを通常の回転方向に対して反対の方向に
    回転させ、 (2)回転する電気モータが方向を変える時間の間に、
    速度−時間特性のサンプリングを開始する過程を含むこ
    とを特徴とする請求項6記載の方法。
  11. 【請求項11】 電気モータを加速してそれが定常状態
    の速度に達するまでの間の過渡的な部分に関する変動を
    除去する過程(i)は (1)加速中の回転する電気モータの速度−時間特性を
    フーリェ変換し、 (2)周波数スペクトルにフィルターをかけて高周波数
    成分を除去し、 (3)得られたスペクトルをフーリェ変換して時間領域
    に戻す過程を含むことを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 さらに(iv)請求項2で導かれた電
    気モータの速度−トルク特性から回転する電気モータ+
    負荷の組み合わされた静的な速度−トルク特性を差し引
    き、負荷のトルク−速度特性を導く過程を含むことを特
    徴とする請求項7記載の方法。
  13. 【請求項13】 さらに(v)組み合わされた静的な速
    度−トルク特性(図12)の関数として電気モータ+負
    荷のGO−NOGOを行う過程を含むことを特徴とする
    請求項7記載の方法。
  14. 【請求項14】 さらに(d)該電気モータに対する予
    め較正されたロータをつくり、 (e)順次性能が連続したステータをつくり、該ステー
    タに関し過程(a)〜(c)を繰り返し、個々のステー
    タに依存したモータの特性を得る過程を含むことを特徴
    とする電気モータに使用するためにステータの相対的な
    挙動特性を試験する請求項2または6記載の方法。
  15. 【請求項15】 さらに(d)該電気モータに対する予
    め較正されたステータをつくり、 (e)順次性能が連続したロータをつくり、該ステータ
    に関し過程(a)〜(c)を繰り返し、個々のロータに
    依存したモータの特性を得る過程を含むことを特徴とす
    る電気モータに使用するためにロータの相対的な挙動特
    性を試験する請求項2または6記載の方法。
  16. 【請求項16】 さらに(d)モータのシャフトに連結
    された知られた値の慣性能率を有する慣性負荷(14)
    がかけられた回転する電気モータの静的トルク−速度特
    性を導き、 (e)負荷がかかっていない電気モータおよび電気モー
    タ+負荷のそれぞれのトルク−速度特性を処理して電気
    モータのロータの慣性能率を決定する過程を含むことを
    特徴とする請求項2または6記載の方法。
  17. 【請求項17】 速度またはトルクの変動を電気モータ
    の雑音の目安として使用することを特徴とする請求項4
    および5記載の方法。
  18. 【請求項18】 速度またはトルクの変動を電気モータ
    の非平衡または振動の目安として使用することを特徴と
    する請求項4および5記載の方法。
  19. 【請求項19】 さらに(f)回転する電気モータまた
    は電気機械の速度−時間特性をフーリェ変換して速度の
    周波数スペクトルを導き、 (g)電気モータまたは電気モータ+負荷の振動、非平
    衡、空気雑音、および振動するトルクを決定するため
    に、電気モータまたは電気モータ+負荷の速度の周波数
    スペクトルを解析する過程を含むことを特徴とする請求
    項2〜18記載の方法。
  20. 【請求項20】 さらに(f)回転する電気モータまた
    は電気モータ+負荷のトルク−時間特性をフーリェ変換
    してトルクの周波数スペクトルを導き、 (g)電気モータまたは電気モータ+負荷の振動、非平
    衡、空気雑音、および振動するトルクを決定するため
    に、電気モータまたは電気モータ+負荷のトルクの周波
    数スペクトルを解析する過程を含むことを特徴とする請
    求項2〜18記載の方法。
  21. 【請求項21】 過程(c)は (i)電気モータ+負荷の定常状態の間の動的な速度−
    時間特性の時間微分を計算し、 (ii)(i)で得られた時間微分に、電気モータ+負
    荷の慣性能率を乗じて定常状態における電気モータ+負
    荷の動的な速度−トルク特性を導く過程を含むことを特
    徴とする電気モータ+負荷が定常状態の速度に達した後
    に電気モータ+負荷の定常状態の間の振動するトルクを
    決定する請求項3記載の方法。
  22. 【請求項22】 (d)高い慣性をもつフライホイール
    を回転するシャフトに連結して定常状態に達するまでの
    時間を故意に遅らせ、 (e)定常状態の現象に到達した後回転する電気モータ
    の変動する速度の定常状態の速度−時間特性を導き、 (f)回転する電気モータの速度を所望の範囲に拡大し
    て限られた時間枠の間で該振動する速度特性が重畳して
    いる速度−時間特性を導く過程を含むことを特徴とする
    定常状態の速度に到達する間の振動する速度特性を導く
    請求項2、4または5記載の方法。
  23. 【請求項23】 さらに(g)速度−時間特性を時間で
    微分し、回転する電気モータの慣性能率を乗じて時間の
    関数として変動するトルクを導く過程を含むことを特徴
    とする回転する電気モータの定常状態の速度における振
    動するトルクの特性を導く請求項2または5記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 (i)所望の時間の間該シャフトをデ
    ィジタル回転エンコーダに連結したままにし、 (ii)電気モータ+負荷が回転している間ディジタル
    回転エンコーダによって生成するパルスの該それぞれの
    時間周期を該所望の時間の間実時間で絶えず測定し、 (iii)定常状態の組み合わされた振動するトルク−
    速度特性、または定常状態の速度スペクトル(図20お
    よび21)、または回転する電気モータ+負荷の定常状
    態の組み合わされたトルク・スペクトルを絶えず導き、 (iv)公称の評価値からの(iii)で導かれた特性
    のずれを決定する過程を含むことを特徴とする回転する
    電気モータ+負荷の定常状態での振動、非平衡、雑音ま
    たは振動するトルクを実時間で試験するための請求項3
    記載の方法の使用。
  25. 【請求項25】 電気モータを空調機のファンに連結
    し、 (a)ファンを定常状態の速度に到達させ、 (b)ファンの速度−時間特性を導き、 (c)振動、非平衡または空気雑音で振動するトルクを
    試験するために、回転する電気モータ+ファンの速度−
    時間またはトルク−時間特性をフーリェ変換してその速
    度の周波数スペクトルまたはトルクの周波数スペクトル
    を導き、 これによって低性能の挙動を示す高い振幅をもった空調
    機の速度またはトルクの周波数高調波(図20)を強調
    させる過程を含むことを特徴とする空調機の動作挙動を
    試験するための請求項3記載の方法。
  26. 【請求項26】 電気モータを空調機のファンに連結
    し、 (e)ファンを定常状態の速度に到達させ、 (f)シャッターを繰り返し調節し、異なったシャッタ
    ーの位置に対しファンの速度−時間特性を導いて表示
    し、 これによって低性能の挙動を示すファンの速度の鋭い変
    動(図23)を強調させる過程を含むことを特徴とする
    空気流の方向を調節するために調節可能なシャッターを
    もつ空調機の動作挙動を試験するための請求項3記載の
    方法。
  27. 【請求項27】 さらに(g)知られた値のサンプリン
    グ開始時間から測定された速度またはトルクを規則的な
    時間間隔でサンプリングし、 (h)オッシロスコープまたは電圧に対するスペクトル
    解析器を用いるのと同様な方法で、測定された速度また
    はトルクのサンプルを時間または周波数に対して該規則
    正しい時間間隔で表示し、 (i)オッシロスコープまたは電圧に対するスペクトル
    解析器を用いるのと同様な方法で速度またはトルクをサ
    ンプリングしながら、時間または周波数に関し第1のx
    軸のスケールを制御し、 (j)オッシロスコープまたは電圧に対するスペクトル
    解析器を用いるのと同様な方法で、トルクまたは速度の
    振幅に関し第2の直交するy軸のスケールを制御する過
    程を含むことを特徴とする請求項2〜26記載の方法に
    より導かれた回転するシャフトの速度またはトルク特性
    を表示する方法。
  28. 【請求項28】 任意の対の連続した論理状態をシャフ
    トの知られた値の角度的な回転に対応させるように、反
    対向きのバイナリーの論理状態をシャフトの知られた値
    の角度的な回転に対して生成するディジタル回転エンコ
    ーダ(23)をシャフトに取り付けるための連結ユニッ
    ト、 ディジタル回転エンコーダによって生成される連続した
    反対向きのバイナリーの論理状態の個々の時間周期を測
    定するための1対のタイマー(31、32)、および該
    タイマーに連結され、それぞれの連続した論理状態に関
    連する該個々の時間周期を加え合わせディジタル回転エ
    ンコーダによって生成される連続した対の論理状態の累
    積された経過時間を導き、これによってシャフトの角度
    的な回転またはその関数を導き得るようにするコンピュ
    ータ(25)を含むことを特徴とする回転するシャフト
    (22)の角度的な回転を測定する装置(20)。
  29. 【請求項29】 回転する電気モータのシャフト(2
    2)ををディジタル回転エンコーダ(23)に取り付け
    る連結ユニット、および指定された時間において回転す
    る電気モータに動力を供給する電源(28)を含む回転
    する電気モータ(21)またはその構成部分を試験する
    装置(20)において、 任意の対の連続した論理状態を電気モータの知られた値
    の角度的な回転に対応させるように、反対向きのバイナ
    リーの論理状態を電気モータの知られた値の角度的な回
    転に対して生成するディジタル回転エンコーダ(2
    3)、 電気モータが回転する間ディジタル回転エンコーダによ
    って生成される連続した対の論理状態のそれぞれの経過
    時間の周期を測定する1対のタイマー(31、32)、
    および該タイマーに連結され、第1のタイマーから個々
    の時間周期を逐次受け取り、関連する時間周期を計算
    し、第2のタイマーを始動させ、ディジタル回転エンコ
    ーダによって生成された連続した反対向きのバイナリー
    の論理状態の個々の時間周期を累積して回転する電気モ
    ータの動的な速度特性を導き得るようにし、また負荷を
    かけられていない回転する電気モータの動的な速度−時
    間特性を使用して静的なトルク−速度特性(図11)ま
    たは動的なトルク−速度特性(図6)、或いは定常状態
    の間の振動するトルク(図10)または負荷をかけられ
    ていない回転する電気モータの定常状態の間の速度およ
    びトルク・スペクトル(図9)を導くためのコンピュー
    タ(25)を含むことを特徴とする装置。
  30. 【請求項30】 回転する電気モータ+負荷のシャフト
    (22)ををディジタル回転エンコーダ(23)に取り
    付ける連結ユニット、および指定された時間において回
    転する電気モータに動力を供給する電源(28)を含む
    回転する電気モータ(21)+負荷を試験する装置(2
    0)において、 任意の対の連続した論理状態を電気モータの知られた値
    の角度的な回転に対応させるように、反対向きのバイナ
    リーの論理状態を電気モータの一知られた値の角度的な
    回転に対して生成するディジタル回転エンコーダ(2
    3)、 電気モータ+負荷が回転する間ディジタル回転エンコー
    ダによって生成される連続した対の論理状態のそれぞれ
    の経過時間の周期を測定する1対のタイマー(31、3
    2)、および該タイマーに連結され、第1のタイマーか
    ら個々の時間周期を逐次受け取り、関連する時間周期を
    計算し、第2のタイマーを始動させ、ディジタル回転エ
    ンコーダによって生成された連続した反対向きのバイナ
    リーの論理状態の個々の時間周期を累積して回転する電
    気モータ+負荷の動的な速度特性を導き得るようにし、
    また回転する電気モータ+負荷の動的な速度−時間特性
    を使用して組み合わされた静的なトルク−速度特性(図
    12)または定常状態の組み合わされた振動するトルク
    −速度特性、或いは定常状態の速度スペクトル(図20
    および21)、または電気モータ+負荷の組み合わされ
    たトルクが電気モータのトルクから負荷のトルクを差し
    引いた値に等しいような回転する電気モータ+負荷の定
    常状態の組み合わされたトルク・スペクトルを導くため
    のコンピュータ(25)を含むことを特徴とする装置。
  31. 【請求項31】 さらに、コンピュータに連結され、そ
    れによって計算された特性をグラフ的に表示する表示装
    置(27)を含んでいることを特徴とする請求項29ま
    たは30記載の装置。
  32. 【請求項32】 過渡的な効果を除去し、電気モータの
    静的なトルク−速度特性を導くようにつくられているこ
    とを特徴とする請求項29記載の装置。
  33. 【請求項33】 過渡的な効果を除去し、電気モータ+
    負荷の組み合わされた静的なトルク−速度特性を導くよ
    うにつくられていることを特徴とする請求項30記載の
    装置。
  34. 【請求項34】 該タイマーは、 出力の所で知られた値の周波数の高周波クロック・パル
    スを発生する発振器(31)、および第1および第2の
    カウンタ(32、33)を含み、該カウンタはそれぞれ
    該発振器の出力に連結されたクロック入力(CLK)を
    有し、またそれぞれシャフト・エンコーダ(23)に連
    結され且つシャフト・エンコーダのそれぞれの論理状態
    をそれに連結されたコンピュータに供給するために互い
    に反対向きの論理状態に対応したイネーブル入力(EN
    ABLE)を有し、これによってコンピュータが反対向
    きの論理状態の累積された時間周期を計算できるように
    しており、さらに該カウンタはそれぞれ第1および第2
    のカウンタをリセットできるようにコンピュータに連結
    されたリセット端子(RST)をもっていることを特徴
    とする請求項29〜33記載の装置。
  35. 【請求項35】 さらに、知られた値のサンプリング開
    始時間から測定された速度またはトルクを規則的な時間
    間隔でサンプリングするサンプリング・ユニット(4
    1)、 オッシロスコープまたは電圧に対するスペクトル解析器
    を用いるのと同様な方法で測定された速度またはトルク
    のサンプルを時間または周波数に対して該規則正しい時
    間間隔で表示する表示装置(42)、およびオッシロス
    コープまたは電圧に対するスペクトル解析器を用いるの
    と同様な方法で速度またはトルクをサンプリングしなが
    ら、時間または周波数に関しては第1のx軸のスケール
    を、トルクまたは速度の振幅に関しては第2の直交する
    y軸のスケールを制御する制御パネル(43)を含むこ
    とを特徴とする回転するシャフトの速度またはトルクの
    特性を表示する請求項29〜34記載の装置。
  36. 【請求項36】 制御パネルは該時間間隔を調節する制
    御装置を含むことを特徴とする制御装置を35記載の装
    置。
  37. 【請求項37】 制御パネルは該サンプリング開始時間
    を調節する制御装置を含むことを特徴とする35記載の
    装置。
  38. 【請求項38】 シャフトの角度的な回転を正確に測定
    するために電気モータのシャフト(22)ををディジタ
    ル回転エンコーダ(23)に取り付ける連結ユニット、 指定された時間において回転する電気モータに動力を供
    給する電源(28)、および回転する電気モータの速度
    特性を導くためにディジタル回転エンコーダ(23)に
    連結されたコンピュータ(25)を含む回転する電気モ
    ータ(21)またはその構成成分(22)の角度的な回
    転を測定する装置(20)において、 該コンピュータは負荷がかけられていない回転する電気
    モータの動的な速度−時間特性(図5)を測定し、負荷
    がかけられていない電気モータのこの動的な速度−時間
    特性を使用して静的な速度特性(図11)または動的な
    トルク−速度特性(図6)、或いは定常状態の間に振動
    するトルク(図10)または負荷がかけられていない回
    転する電気モータの定常状態の間の速度およびトルク・
    スペクトル(図9)を測定することを特徴とする装置。
  39. 【請求項39】 電気モータのシャフト(22)を回転
    する電気モータ(21)+負荷に取り付ける連結ユニッ
    ト、 指定された時間において回転する電気モータに動力を供
    給する電源(28)、および回転する電気モータの速度
    特性を導くためにディジタル回転エンコーダ(23)に
    連結されたコンピュータ(25)を含む回転する電気モ
    ータ(21)+負荷を試験する装置(20)において、 該コンピュータは回転する電気モータ+負荷の動的な速
    度−時間特性(図5)を測定し、回転する電気モータ+
    負荷のこの動的な速度−時間特性を使用して組み合わさ
    れた静的なトルク−速度特性(図12)または定常状態
    の組み合わされた振動するトルク−速度特性、或いは定
    常状態の速度スペクトル(図20および21)、または
    電気モータ+負荷の組み合わされたトルクが電気モータ
    のトルクから負荷のトルクを差し引いた値に等しいよう
    な回転する電気モータ+負荷の定常状態の組み合わされ
    たトルク・スペクトルを導くことを特徴とする装置。
  40. 【請求項40】 さらに、コンピュータに連結され、そ
    れによって計算された特性をグラフ的に表示する表示装
    置(27)を含んでいることを特徴とする請求項38ま
    たは39記載の装置。
  41. 【請求項41】 過渡的な効果を除去し、電気モータの
    静的なトルク−速度特性を導くようにつくられているこ
    とを特徴とする請求項38記載の装置。
  42. 【請求項42】 過渡的な効果を除去し、電気モータ+
    負荷の組み合わされた静的なトルク−速度特性を導くよ
    うにつくられていることを特徴とする請求項39記載の
    装置。
  43. 【請求項43】 さらに、知られた値のサンプリング開
    始時間から測定された速度またはトルクを規則的な時間
    間隔でサンプリングするサンプリング・ユニット(4
    1)、 オッシロスコープまたは電圧に対するスペクトル解析器
    を用いるのと同様な方法で測定された速度またはトルク
    のサンプルを時間または周波数に対して該規則正しい時
    間間隔で表示する表示装置(42)、およびオッシロス
    コープまたは電圧に対するスペクトル解析器を用いるの
    と同様な方法で速度またはトルクをサンプリングしなが
    ら、時間または周波数に関しては第1のx軸のスケール
    を、トルクまたは速度の振幅に関しては第2の直交する
    y軸のスケールを制御する制御パネル(43)を含むこ
    とを特徴とする回転するシャフトの速度またはトルクの
    特性を表示する請求項38または39記載の装置。
  44. 【請求項44】 制御パネルは該時間間隔を調節する制
    御装置を含むことを特徴とする制御装置を請求項43記
    載の装置。
  45. 【請求項45】 制御パネルは該サンプリング開始時間
    を調節する制御装置を含むことを特徴とする制御装置を
    請求項43記載の装置。
JP2001058317A 1998-06-16 2001-03-02 回転する機械の試験を行う方法およびシステム Pending JP2001324395A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IL124932 1998-06-16
IL12493298A IL124932A0 (en) 1998-06-16 1998-06-16 Method and apparatus for testing rotating machines

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000555102A Division JP2002518681A (ja) 1998-06-16 1999-06-01 回転する機械の試験を行う方法およびシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001324395A true JP2001324395A (ja) 2001-11-22

Family

ID=11071631

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000555102A Pending JP2002518681A (ja) 1998-06-16 1999-06-01 回転する機械の試験を行う方法およびシステム
JP2001058317A Pending JP2001324395A (ja) 1998-06-16 2001-03-02 回転する機械の試験を行う方法およびシステム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000555102A Pending JP2002518681A (ja) 1998-06-16 1999-06-01 回転する機械の試験を行う方法およびシステム

Country Status (19)

Country Link
US (1) US6591200B1 (ja)
EP (2) EP1088237B1 (ja)
JP (2) JP2002518681A (ja)
KR (1) KR100710761B1 (ja)
CN (2) CN1149399C (ja)
AT (1) ATE292804T1 (ja)
AU (1) AU748970B2 (ja)
BR (1) BR9911338A (ja)
CA (1) CA2334962A1 (ja)
DE (1) DE69924609T2 (ja)
ES (1) ES2243058T3 (ja)
HK (1) HK1035401A1 (ja)
HU (1) HUP0104326A3 (ja)
IL (1) IL124932A0 (ja)
MX (1) MXPA00012588A (ja)
PL (1) PL345001A1 (ja)
RU (1) RU2229135C2 (ja)
TR (2) TR200100035T2 (ja)
WO (1) WO1999066335A1 (ja)

Families Citing this family (103)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6810341B2 (en) * 2000-04-19 2004-10-26 National Instruments Corporation Time varying harmonic analysis including determination of order components
JP3501737B2 (ja) 2000-07-19 2004-03-02 キヤノン株式会社 エンコーダー信号制御回路と該回路の制御方法
US6738718B2 (en) * 2002-03-27 2004-05-18 Motorola, Inc. Method and apparatus for measuring torque and flux current in a synchronous motor
US7245103B2 (en) * 2003-03-03 2007-07-17 Lexmark International, Inc. Motor speed and position control
US7135830B2 (en) * 2003-09-30 2006-11-14 Reliance Electric Technologies, Llc System and method for identifying operational parameters of a motor
US7184902B2 (en) * 2003-09-30 2007-02-27 Reliance Electric Technologies, Llc Motor parameter estimation method and apparatus
US20050102766A1 (en) * 2003-11-17 2005-05-19 Maytag Corporation Method and apparatus for spinning fabrics
ITMI20041190A1 (it) 2004-06-14 2004-09-14 E D C Electrical Dynamic Compa Apparecchiatura per la rilevazione delle caratteristiche di un motore elettrico particolarmente per collaudi di produzione analisi di laboratori0 e simili
US7165465B2 (en) * 2004-09-29 2007-01-23 Raytheon Company Dynamic load fixture for application of torsion loads for rotary mechanical systems
US8331380B2 (en) * 2005-02-18 2012-12-11 Broadcom Corporation Bookkeeping memory use in a search engine of a network device
US8457131B2 (en) * 2005-02-18 2013-06-04 Broadcom Corporation Dynamic table sharing of memory space within a network device
US7529191B2 (en) * 2005-02-18 2009-05-05 Broadcom Corporation Programmable metering behavior based on table lookup
US7577096B2 (en) * 2005-02-18 2009-08-18 Broadcom Corporation Timestamp metering and rollover protection in a network device
US20060187917A1 (en) * 2005-02-18 2006-08-24 Broadcom Corporation Pre-learning of values with later activation in a network device
US7606231B2 (en) 2005-02-18 2009-10-20 Broadcom Corporation Pipeline architecture for a network device
EP1875154A4 (en) * 2005-04-25 2009-10-28 M E A Testing Systems Ltd PROCESS FOR PREDICTIVE MAINTENANCE
US7592727B1 (en) 2005-08-01 2009-09-22 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Quiet load for motor testing
US7840372B2 (en) 2007-07-06 2010-11-23 The University Of British Columbia Self-calibration method and apparatus for on-axis rotary encoders
US20090030545A1 (en) * 2007-07-23 2009-01-29 Fanuc Ltd Numeric control device of machine tool
US20090082999A1 (en) * 2007-09-20 2009-03-26 General Electric Company Method and system for automatically determining an operating mode of a generator
EP2053241A1 (en) * 2007-10-24 2009-04-29 Ecotecnia Energias Renovables S.L. Method for determining fatigue damage in a power train of a wind turbine
DE102008012181B4 (de) * 2008-02-29 2017-01-26 Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. Verfahren zum Anzeigen eines Lärmwerts eines Drehflüglers
CN101625277B (zh) * 2008-07-07 2011-07-27 西门子公司 不平衡状态定量检测方法和装置及工件装夹状态检测方法
US9219956B2 (en) 2008-12-23 2015-12-22 Keyssa, Inc. Contactless audio adapter, and methods
US9191263B2 (en) * 2008-12-23 2015-11-17 Keyssa, Inc. Contactless replacement for cabled standards-based interfaces
KR101467208B1 (ko) * 2008-12-23 2014-12-01 국방과학연구소 선박용 레이더 구동장치 시험용 시뮬레이터
US8358095B2 (en) * 2009-07-31 2013-01-22 GM Global Technology Operations LLC Method and system for testing electric motors
US20110186758A1 (en) * 2010-02-01 2011-08-04 Calbrandt, Inc. Hydraulic Motor With Non-Contact Encoder System
DE102010031430A1 (de) * 2010-07-16 2012-01-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren oder Spannungserfassungssystem zum Ermitteln eines Korrekturparameters für einen Messkanal und zum Erfassen einer Klemmenspannung eines Elektromotors
DE102010046880A1 (de) * 2010-09-29 2012-03-29 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Verfahren und Anordnung zur Frequenzbestimmung
CN102455366A (zh) * 2010-10-28 2012-05-16 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 风扇转速测量系统
JP2012233855A (ja) * 2011-05-09 2012-11-29 Matsushima Kikai Kenkyusho:Kk 回転数計測装置
CN102928612A (zh) * 2011-08-08 2013-02-13 西门子公司 一种测算风力发电机转子转速的方法及系统
CN103308854A (zh) * 2012-03-08 2013-09-18 深圳市蓝韵实业有限公司 电机运动故障监控方法及系统
RU2496115C1 (ru) * 2012-03-11 2013-10-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Самарский государственный технический университет" Способ диагностирования электрических цепей, содержащих активное сопротивление и индуктивность
RU2498334C1 (ru) * 2012-06-06 2013-11-10 Российская Федерация, От Имени Которой Выступает Министерство Промышленности И Торговли Российской Федерации Устройство для испытаний частотно-управляемого гребного электропривода системы электродвижения в условиях стенда
CN102735399B (zh) * 2012-07-12 2014-07-09 杭州电子科技大学 直流电机飞轮惯量检测电路
RU2502079C1 (ru) * 2012-07-27 2013-12-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Национальный исследовательский Томский политехнический университет" Способ определения параметров асинхронного электродвигателя
RU2522733C1 (ru) * 2012-12-11 2014-07-20 Российская Федерация, от имени которой выступает государственный заказчик-Министерство промышленности и торговли Российской Федерации (Минпромторг России) Судовая система электродвижения с двухвинтовым двигательно-движительным модулем с двигателями кольцевой конструкции
KR101340449B1 (ko) 2012-12-13 2013-12-11 현대중공업 주식회사 선박의 최고 속력 도달 시간 추정 방법
TWI456229B (zh) * 2012-12-22 2014-10-11 Metal Ind Res & Dev Ct 永磁馬達鐵芯損失量測方法及其裝置
CN104280681B (zh) * 2013-07-12 2017-11-10 广东美的制冷设备有限公司 电机动态负载模拟系统
KR101448670B1 (ko) * 2013-08-14 2014-10-08 한전케이피에스 주식회사 전동기 운전변수 부가 테스트 장비
CN103604952B (zh) * 2013-11-01 2016-04-13 哈尔滨汽轮机厂有限责任公司 危急遮断转速表静态性能检测方法
CN103698548A (zh) * 2013-12-14 2014-04-02 苏州市新虞仪表成套设备有限公司 智能累加计数器
CN103868635B (zh) * 2014-03-11 2016-02-03 扬州电力设备修造厂 一种电动执行机构的测试系统的加载方法
RU2559174C1 (ru) * 2014-04-10 2015-08-10 федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Санкт-Петербургский национальный исследовательский университет информационных технологий, механики и оптики" (Университет ИТМО) Устройство для контроля погрешности преобразователя поворота вала в код
RU2570363C1 (ru) * 2014-07-18 2015-12-10 федеральное государственное автономное образовательное учреждение профессионального образования "Национальный исследовательский Томский политехнический университет" Способ определения параметров асинхронного электродвигателя
CN106574829B (zh) * 2014-08-25 2020-04-14 Nsd株式会社 旋转检测装置
CN104215371B (zh) * 2014-08-27 2017-02-15 湖北开特汽车电子电器系统股份有限公司 一种汽车空调步进电机力矩输出特性的测量系统
JP6595755B2 (ja) * 2014-12-02 2019-10-23 日本電産サンキョー株式会社 補正テーブル作成装置、エンコーダ、及び補正テーブル作成方法
JP6467209B2 (ja) * 2014-12-09 2019-02-06 オークマ株式会社 電動機のコギングトルク測定方法
US10578037B2 (en) 2015-01-12 2020-03-03 Tula Technology, Inc. Adaptive torque mitigation by micro-hybrid system
US10196995B2 (en) * 2015-01-12 2019-02-05 Tula Technology, Inc. Engine torque smoothing
US10344692B2 (en) 2015-01-12 2019-07-09 Tula Technology, Inc. Adaptive torque mitigation by micro-hybrid system
CN110043378B (zh) 2015-01-12 2021-10-29 图拉技术公司 动力传动系控制器及操作内燃发动机的方法
US10060368B2 (en) 2015-01-12 2018-08-28 Tula Technology, Inc. Engine torque smoothing
US9602648B2 (en) 2015-04-30 2017-03-21 Keyssa Systems, Inc. Adapter devices for enhancing the functionality of other devices
CN104808010A (zh) * 2015-05-06 2015-07-29 成都诚邦动力测试仪器有限公司 一种基于三极管双触发电路的电机转速测试系统
CN104808011A (zh) * 2015-05-06 2015-07-29 成都诚邦动力测试仪器有限公司 一种基于自增益控制的电机转速测试系统
CN105241680B (zh) * 2015-08-26 2018-01-02 电子科技大学 一种基于概率密度函数的旋转机械健康状态评估方法
CN105182238B (zh) * 2015-10-09 2019-03-01 天津市英贝特航天科技有限公司 步进电机堵转检测装置及检测方法
CN105352856B (zh) * 2015-12-02 2018-06-15 宁波新边界科学仪器有限公司 测量液体在固体表面的前进接触角、后退接触角以及滞留力的方法及其装置
US9859826B2 (en) * 2016-02-03 2018-01-02 Infineon Technologies Ag Intelligent detection unit (iDU) to detect the position of a rotor controlled by pulse modulation
CN105738807B (zh) * 2016-02-04 2018-06-01 北京航天控制仪器研究所 一种高速动压陀螺电机触地转速测试系统
US11314241B2 (en) * 2016-06-07 2022-04-26 Mitsubishi Electric Corporation Abnormality diagnosis apparatus and abnormality diagnosis method
CN106124985B (zh) * 2016-06-16 2020-03-13 北京航空航天大学 一种无刷直流电机的退化特征趋势提取方法
US9705519B1 (en) * 2016-06-29 2017-07-11 Hrl Laboratories, Llc Correction technique for analog pulse processing time encoder
CN106441375B (zh) * 2016-09-28 2019-04-09 中车株洲电力机车研究所有限公司 一种角速度计算方法及装置
CN106646228A (zh) * 2016-11-29 2017-05-10 张宁 一种电机电路控制器检测仪
CN108226560A (zh) * 2016-12-21 2018-06-29 杭州海康威视数字技术股份有限公司 一种获取电机低转速角速度的方法及装置
CN108241071A (zh) * 2016-12-23 2018-07-03 大陆汽车电子(连云港)有限公司 具有方向检测功能的速度传感器的测试系统和方法
US10928814B2 (en) * 2017-02-24 2021-02-23 General Electric Technology Gmbh Autonomous procedure for monitoring and diagnostics of machine based on electrical signature analysis
US10954877B2 (en) 2017-03-13 2021-03-23 Tula Technology, Inc. Adaptive torque mitigation by micro-hybrid system
CN107490762B (zh) * 2017-08-09 2019-11-12 杭州电子科技大学 基于电枢电流与转速信号的负载转矩检测电路
US10753976B2 (en) * 2017-10-13 2020-08-25 Schweitzer Engineering Laboratories, Inc. Detection of transient high torque events associated with rotating machinery in electric power systems
US11091149B2 (en) * 2017-11-09 2021-08-17 Robert Bosch Gmbh Vehicle electronic stability control system including improved wheel speed detection
DE102017222837A1 (de) * 2017-12-15 2019-06-19 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Bestimmung einer Drehzahl einer Kurbelwelle einer Brennkraftmaschine
CN108270380B (zh) * 2017-12-29 2020-10-27 南京钢铁股份有限公司 一种变频器无速度编码器时的速度控制方法
DE102018101457A1 (de) * 2018-01-23 2019-07-25 Eppendorf Ag Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung der Drehzahl eines Elements
CN108453733B (zh) * 2018-03-05 2020-04-21 北京镁伽机器人科技有限公司 具有反馈控制功能的机器人、运动控制系统、方法和介质
RU2716172C2 (ru) * 2018-03-14 2020-03-06 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования Иркутский государственный университет путей сообщения (ФГБОУ ВО ИрГУПС) Способ диагностики асинхронных двигателей с короткозамкнутым ротором
CN109164386B (zh) * 2018-09-14 2020-07-03 蚌埠高灵传感系统工程有限公司 一种电机转角、转矩和转速的集成检测系统、方法及装置
CN109085501B (zh) * 2018-09-20 2020-07-03 蚌埠高灵传感系统工程有限公司 一种直流有刷电机转矩转角和转速的检测方法
CN109342760B (zh) * 2018-10-09 2020-11-24 佛山市顺德区和而泰电子科技有限公司 直流变频空调室外风机的初始转速检测方法
RU2709749C1 (ru) * 2018-11-07 2019-12-19 ГКОУ ВО "Российская таможенная академия" Способ контроля и диагностики технического состояния системы "источник питания - нагрузка"
DE102018221272B4 (de) * 2018-12-07 2020-07-30 Lenze Automation Gmbh Verfahren zum Bestimmen von Eigenschaften eines elektrischen Antriebssystems und ein elektrisches Antriebssystem
CN109541468B (zh) * 2018-12-28 2024-03-26 杭州沃镭智能科技股份有限公司 Mgu电机检测装置及方法
CN109682987A (zh) * 2018-12-29 2019-04-26 深圳市越疆科技有限公司 一种电机低速测量方法及电机测速系统
CN109847952B (zh) * 2019-01-25 2020-11-03 哈尔滨工业大学 一种基于驱动电流的双轴精密离心机回转台动平衡方法
DE102019201985B4 (de) * 2019-02-14 2024-03-07 Vitesco Technologies GmbH Verfahren zum Erkennen eines Fehlers einer elektrischen Maschine für ein Fahrzeug
RU2711647C1 (ru) * 2019-04-08 2020-01-17 ОАО "Научно-исследовательский институт технологии, контроля и диагностики железнодорожного транспорта" (ОАО "НИИТКД") Устройство и способ оценки технического состояния асинхронных двигателей
EP3955842A4 (en) * 2019-04-15 2023-01-11 Covidien LP METHOD FOR CALIBRATION OF TORQUE SENSORS OF INSTRUMENT DRIVE UNITS OF A SURGICAL ROBOT
CN110988685B (zh) * 2019-12-13 2022-05-13 青岛丰光精密机械股份有限公司 一种用于电机轴检验的装置
US11555461B2 (en) 2020-10-20 2023-01-17 Tula Technology, Inc. Noise, vibration and harshness reduction in a skip fire engine control system
CN112557901A (zh) * 2020-12-01 2021-03-26 重庆邮电大学 一种基于多相磁电感应的精密微电机检测装置及方法
CN112763910A (zh) * 2020-12-30 2021-05-07 广东电网有限责任公司清远供电局 一种用于电动设备负荷监测的装置和方法
CN112730873B (zh) * 2021-01-29 2023-01-24 东莞市赛仑特实业有限公司 一种电机转速检测器及其检测方法
CN114838855B (zh) * 2022-05-10 2024-03-01 上海电机系统节能工程技术研究中心有限公司 电机对拖试验的测功机装置及系统
TWI823557B (zh) * 2022-09-13 2023-11-21 威剛科技股份有限公司 定子測試治具及定子檢測系統
CN115236510B (zh) * 2022-09-21 2022-12-06 西北工业大学 一种直线电机性能测试试验台
CN117469152B (zh) * 2023-12-27 2024-04-12 宁德时代新能源科技股份有限公司 流体泵异常检测方法、装置、电子设备和存储介质
CN117781994B (zh) * 2024-02-27 2024-05-07 南京新紫峰电子科技有限公司 旋变传感器的测试方法、装置、介质

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2674125A (en) * 1951-07-14 1954-04-06 Allis Chalmers Mfg Co Speed-torque curve tracing device
DE1232774B (de) * 1961-10-18 1967-01-19 Bbc Brown Boveri & Cie Digitalanaloge Anordnung zur Erzeugung einer der Drehzahl einer Maschine proportionalen Gleichspannung
GB1281821A (en) 1968-08-02 1972-07-19 G K N Transmissions Ltd Former Improvements relating to methods of and apparatus for measuring output characteristics of a rotary moving part
US3888116A (en) 1973-10-11 1975-06-10 Massachusetts Inst Technology Digital torquemeter and the like
DE2623494A1 (de) * 1976-05-26 1977-12-15 Bosch Gmbh Robert Anordnung zur fortlaufenden messung der impulsfolgefrequenz
DE2635004B2 (de) 1976-08-04 1978-09-28 Wabco Westinghouse Gmbh, 3000 Hannover Verfahren und Schaltungsanordnung zur digitalen Messung der Rotationsgeschwindigkeit
US4169371A (en) 1977-08-08 1979-10-02 Walter Ruegg Method and apparatus for measuring drive system characteristic data in dynamic operation
US4245322A (en) 1978-04-13 1981-01-13 Lucas Industries Limited Transducer circuit for use in the measurement of the rotary speed of a shaft or other rotary member
US4204425A (en) 1978-06-29 1980-05-27 Westinghouse Electric Corp. Method of testing induction motors
JPS58221131A (ja) 1982-06-17 1983-12-22 Nippon Soken Inc トルク検出装置
US4535288A (en) 1982-07-19 1985-08-13 Magnetic Analysis Corporation Method and system for rotary speed determination
GB2127549A (en) * 1982-09-16 1984-04-11 Wai Sun Leung Measuring and recording system for steady-state and transient torques
JPS59160766A (ja) * 1983-03-04 1984-09-11 Fanuc Ltd 速度検出装置
SU1275336A1 (ru) 1984-03-11 1986-12-07 Всесоюзный научно-исследовательский проектно-конструкторский и технологический институт электромашиностроения Устройство дл контрол статора электрической машины
FR2566132B1 (fr) * 1984-06-18 1987-02-06 Aerospatiale Procede et dispositif pour la mesure de la periode d'un signal pseudosinusoidal et leurs applications
DE3509763A1 (de) 1984-11-22 1986-05-22 Battelle-Institut E.V., 6000 Frankfurt Schaltungsanordnung zur messung des drehmoments
SE454625B (sv) 1986-09-26 1988-05-16 Ssab Svenskt Stal Ab Sett jemte en anordning for att indikera overlast redan vid lyftets start vid lyft i wireupphengd lyftanordning
JPH0244258A (ja) * 1988-08-05 1990-02-14 Akebono Brake Ind Co Ltd 回転体の回転速度演算装置
JP2515891B2 (ja) 1989-09-20 1996-07-10 株式会社日立製作所 角度センサ及びトルクセンサ、そのセンサの出力に応じて制御される電動パワ―ステアリング装置
DE4015295A1 (de) 1990-05-12 1991-11-14 Bayer Ag Beruehrungslose messung des lokalen drehmomenteintrages an schneckenmaschinen
JPH04348239A (ja) 1991-03-25 1992-12-03 Mazda Motor Corp トルク・回転センサ
US5218860A (en) 1991-09-25 1993-06-15 Automation Technology, Inc. Automatic motor testing method and apparatus
US5631411A (en) 1992-04-30 1997-05-20 Avl Gesellschaft Fuer Verbrennungskraftmaschinen Und Messtechnik M.B.H. Prof. Dr. Dr. H.C. Hans List Method and apparatus for engine monitoring
US5345171A (en) 1993-01-11 1994-09-06 Caterpillar Inc. Apparatus including a selectively connectable isolation transformer for determining the speed and direction of a rotating object
US5390545A (en) * 1993-01-11 1995-02-21 Caterpillar Inc. Apparatus for measuring torsional vibrations of rotating machinery
JP2833463B2 (ja) * 1994-02-10 1998-12-09 株式会社デンソー 交流モータの回転トルク検出装置
US5440915A (en) 1994-09-09 1995-08-15 Storar; Robert C. Method and apparatus for measuring friction torque
US5530343A (en) 1994-10-07 1996-06-25 Computational Systems, Inc. Induction motor speed determination by flux spectral analysis
DE19536840A1 (de) 1995-10-02 1997-04-03 Asea Brown Boveri Verfahren zur Drehzahlmessung
US5744723A (en) 1996-05-10 1998-04-28 Csi Technology, Inc. Method for determining rotational speed from machine vibration data

Also Published As

Publication number Publication date
CA2334962A1 (en) 1999-12-23
PL345001A1 (en) 2001-11-19
ATE292804T1 (de) 2005-04-15
BR9911338A (pt) 2001-03-13
DE69924609T2 (de) 2006-03-02
EP1103815A2 (en) 2001-05-30
KR100710761B1 (ko) 2007-04-24
IL124932A0 (en) 1999-01-26
HUP0104326A2 (hu) 2002-03-28
HK1035401A1 (en) 2001-11-23
WO1999066335A1 (en) 1999-12-23
TR200100035T2 (tr) 2001-09-21
JP2002518681A (ja) 2002-06-25
EP1103815A3 (en) 2002-12-04
MXPA00012588A (es) 2002-05-08
ES2243058T3 (es) 2005-11-16
EP1088237B1 (en) 2005-04-06
TR200003747T2 (tr) 2001-03-21
RU2229135C2 (ru) 2004-05-20
AU4056999A (en) 2000-01-05
KR20010071503A (ko) 2001-07-28
DE69924609D1 (de) 2005-05-12
CN1149399C (zh) 2004-05-12
CN1310800A (zh) 2001-08-29
EP1088237A1 (en) 2001-04-04
AU748970B2 (en) 2002-06-13
US6591200B1 (en) 2003-07-08
HUP0104326A3 (en) 2002-05-28
CN1497257A (zh) 2004-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001324395A (ja) 回転する機械の試験を行う方法およびシステム
JP3278452B2 (ja) 回転体連結部の調整支援装置
RU2001101526A (ru) Способ и система для тестирования функционирования вращающихся машин
JPH10504107A (ja) 回転機械の共振を検出するためのエンコーダ信号のディジタル信号処理
CN105738807B (zh) 一种高速动压陀螺电机触地转速测试系统
EP1921455B1 (en) A revolution indicator and a program for the revolution indicator
AU2001248388B2 (en) Method of determining speed of rotation of a motor and a computer software product to carry out the method
CN103221791B (zh) 用于监测风力涡轮机的机械传动装置中的旋转部件的方法
KR100941467B1 (ko) 선형 시변 각속도 모델을 이용한 동적 발란싱 장치 및 방법
AU765356B2 (en) Method and apparatus for testing of rotating machines
De León et al. Discrete time interval measurement system: fundamentals, resolution and errors in the measurement of angular vibrations
JP2000074789A (ja) クランクシャフトの回転フリクション測定装置
JP3337426B2 (ja) 回転軸の曲がり監視装置
CN113820055B (zh) 一种永磁电机齿槽转矩测量方法
JP2002257622A (ja) 誘導電動機ロータバーのねじり固有振動数検出装置
Argeseanu et al. New balancing equipment for mass production of small and medium-sized electrical machines
JPH07270229A (ja) 回転機器試験装置
Szabados et al. A new approach for measurement of the torque-speed characteristics of induction motors
Cristaldi et al. A VI based tool for inverter fed induction motor diagnostic
JPH0365857B2 (ja)
JPH06307922A (ja) 捩じり振動計
JP3423225B2 (ja) 不釣合い測定装置
KR20150035638A (ko) 회전기기 진단 장치 및 회전기기 진단 방법
JPS63182537A (ja) 低域回転式自動不釣合点位置決め装置
JPH0315688B2 (ja)