JP2001323619A - 棟換気部材 - Google Patents

棟換気部材

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JP2001323619A
JP2001323619A JP2000139709A JP2000139709A JP2001323619A JP 2001323619 A JP2001323619 A JP 2001323619A JP 2000139709 A JP2000139709 A JP 2000139709A JP 2000139709 A JP2000139709 A JP 2000139709A JP 2001323619 A JP2001323619 A JP 2001323619A
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JP
Japan
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ventilation
ventilation member
plate
ridge
upper plate
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JP2000139709A
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Inventor
Yoshihiro Matsumoto
欣大 松本
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Ube Kimitsu Housing KK
Original Assignee
Ube Kimitsu Housing KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な通気性能を有しており、コスト的に有利
で、設置スペースが少なくて済み、且つ、効率よく雨雪
の室内側への進入を阻止し得る棟換気部材を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】山形を呈する上面板1の幅方向両端部裏面
に、それぞれ外側面Aから内側面Bへと抜ける多数の通
気路4を縦横に連設した通気部材2、3を設置し、前記
各通気部材2、3の下面に、そこから更に内方に延びる
下面板8を定着し、前記各下面板8の内端部を、前記上
面板との間に通気スペースを残して上方に折曲すること
により水切り板9を形成して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棟換気部材、より
詳細には、家屋の屋根面の棟部に跨がるように設置され
ることにより、小屋裏の換気を行なう棟換気部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記棟換気部材としては、例えば特許第
2610342号公報に記載のものが知られている(図
9参照)。それは、棟方向に開口する多数の通気路23
を設けた2枚の板状換気部材21、22を、逆V字形を
呈するように連結したものである。
【0003】この構成の場合、強風雨時等に雨雪が通気
路を通って屋根裏に滴下することを防止するためには、
各換気部材の長さをかなり長いものとしなければならな
いが、通気路が長くなればなるだけ通気抵抗が増し、通
気量の低下を招く。また、材料コストがかかり、重量が
増すために施工時及び運搬時に取り扱いにくくなり、ま
た、その長さ分設置スペースも多く必要となるという問
題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の棟換気部材に
は、上述したような問題があったので、本発明はそのよ
うな問題のない、即ち、十分な通気性能を有しており、
コスト的に有利で、設置スペースが少なくて済み、且
つ、効率よく雨雪の室内側への進入を阻止し得る棟換気
部材を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、山形を呈する
上面板の幅方向両端部裏面に、それぞれ外側面から内側
面へと抜ける多数の通気路を縦横に連設した通気部材を
設置し、前記各通気部材の下面に、そこから更に内方に
延びる下面板を定着し、前記各下面板の内端部を、前記
上面板との間に通気スペースを残して上方に折曲するこ
とにより水切り板を形成して成る棟換気部材、を以て上
記課題を解決した。
【0006】本発明はまた、山形を呈する上面板の幅方
向両端部裏面に、それぞれ外側面から内側面へと抜ける
多数の通気路を縦横に連設した通気部材を設置し、前記
各通気部材の前記内側面に防水性を有する通気性素材、
を張着して成る棟換気部材、を以て上記課題を解決し
た。
【0007】本発明は更に、山形を呈する上面板の幅方
向両端部裏面に、それぞれ外側面から内側面へと抜ける
多数の通気路を縦横に連設した通気部材を設置し、前記
各通気部材の外側に適宜距離離して邪魔板を配置したこ
とを特徴とする棟換気部材、を以て上記課題を解決し
た。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠して説明する。図1は本発明に係る棟換気部材の構
成例の斜視図で、図中1は中央部を折曲可能にした上面
板で、その幅方向両端部に通気部材2,3が設置され
る。上面板1は普通プラスチック製で、その中央部を例
えば半切り状態にし、折曲容易となるようにする。その
ためには、折曲部5に沿って熱棒6を当てる等して線状
に溶融させ、折曲溝7を形成する方法が簡便である(図
3参照)。上面板1は、2枚の板材を山形に接合して構
成されることもある。
【0009】各通気部材2、3はそれぞれ、外側面Aか
ら内側面Bに抜ける通気路4を縦横に連設して成る(図
1参照)。通例、通気部材2、3は通気路4を並設した
プラスチックプレートを多数枚重ね、ヒートカッターで
所定サイズにカットすることにより製造される。この方
法によった場合、カットされる端面(内外側面A、B)
は溶融して上下のプラスチックプレート同士が溶着する
ので、各プラスチックプレート同士を接着する手間が省
ける。通気部材2、3は雨雪の進入を極力阻止し得るよ
うに、図示したように側面形状が逆台形状、換言すれ
ば、下方に行くに従って幅狭となるようにする。
【0010】各通気部材2、3の下面には、内方に延び
る下面板8が設置される。下面板8も通例、上面板1と
同様のプラスチック製である。これら上面板1及び下面
板8には、通気部材2、3を構成するプラスチックプレ
ートと同じものを用いることもできる。好ましくは、下
面板8の内端部は上方に折曲され、水切り板9が形成さ
れる。水切り板9の高さは、通気部材2、3の内側面B
からの距離にもよるが、例えば通気部材2、3の高さの
2分の1程度とされ、且つ、棟設置時において、略垂直
方向に向くように折曲される。
【0011】上面板1には、必要に応じて複数の透孔1
1が形成される。透孔11は、通気部材2,3の内側面
Bとそれに対応する水切り板9との間に開口するように
形成される。
【0012】上面板1及び下面板8の通気部材2,3へ
の固定は接着によってもよいが、1又は数個所に熱棒6
を突き当て、その部分を上面板1(下面板8)から通気
部材2,3にかけて溶融させることにより、スポット的
に溶着する方法が簡便である(図4参照)。図中12
は、その溶着によって生じた溶融孔を示している。
【0013】上記実施形態の場合は、屋根に沿って吹き
上げられてくる雨雪30の一部は、通気路4を経て棟側
に飛び出すが、通気路4通過の際の抵抗によってかなり
勢いがそがれているため、その殆どが直ちに下面板8上
に落下して流出する。また、勢いの残っている雨雪30
も、水切り板9に当たってそれ以上の進入を阻止され
る。なお、上面板1に透孔11を設けた場合は、そこを
通してかかる大気圧によって雨雪が押され、より確実に
下降してそれ以上の進入を阻止される。
【0014】図5及び図6に示す第2の実施形態は、上
記第1の実施形態における下面板8、水切り板9及び透
孔11の構成を除くと共に、通気部材2,3の内側面に
防水性を有する通気性素材13を接着、溶着等により張
設したものである。通気性素材13としては、不織布や
目の細かいメッシュ材等が適している。他の構成で上記
実施形態と同一の参照符号を付した部分は、上記実施形
態におけると同様の構成であるので説明を省略する。
【0015】この第2の実施形態の場合は、屋根に沿っ
て吹き上げられてくる雨雪は、通気路4通過によって減
速された後に通気性素材13に突き当たり、それ以上の
進入を阻止される。言うまでもなく小屋裏側からの空気
の流れは、通気性素材13によって妨げられることはな
い。また、通気性素材13は防水性を有するため、雨雪
を受けることによる経時的劣化は非常に少ない。
【0016】図7及び図8に示す第3の実施形態は、通
気部材2、3の外側に、適宜距離離して邪魔板15を配
置したものである。この邪魔板15は、通例、通気部材
2、3の下面から伸びる邪魔板取付板16を介して取り
付けられ、屋根面に沿って吹き上げてくる風雨30等が
直接通気部材2、3に当たることを防止すると共に、そ
の内側に負圧を発生させるためのものである。邪魔板1
5の高さは、通例、通気部材2、3の厚み(高さ)の1
〜2倍程度とし、その設置位置は、通気部材2、3の下
辺端から邪魔板15までの距離Xと邪魔板15の高さH
とが、X<3Hなる関係となるようにする。
【0017】この実施形態の場合は通気部材の種類を問
わない。この構成の場合は、風雨30が邪魔板15に当
たると、邪魔板15に沿って上昇し、その後上方に抜け
るが、それに伴って邪魔板15と換気部材2、3との間
に負圧が発生し、以て小屋裏側の空気31がスムーズに
流出する(図8参照)。このような風雨30の流れのた
めに、雨雪が通気部材2、3内深くに流入することはな
い。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、簡易な
構成で取扱いやすく、設置に場所を取らず、いずれの実
施形態においても通気部材の長さ、換言すれば、通気路
の長さを短かく抑えることができるので通気性が阻害さ
れることがなく、しかも、雨雪の小屋裏側への流入を確
実に防止し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の側面図である。
【図3】本発明における上面板の構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明における上面板と通気部材の構成例を示
す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の要部斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態の斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施形態の側面図である。
【図9】従来の棟換気部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 上面板 2 通気部材 3 通気部材 4 通気路 5 折曲部 6 熱棒 7 折曲溝 8 下面板 9 水切り板 11 透孔 13 通気性素材 15 邪魔板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】山形を呈する上面板の幅方向両端部裏面
    に、それぞれ外側面から内側面へと抜ける多数の通気路
    を縦横に連設した通気部材を設置し、前記各通気部材の
    下面に、そこから更に内方に延びる下面板を定着し、前
    記各下面板の内端部を、前記上面板との間に通気スペー
    スを残して上方に折曲することにより水切り板を形成し
    て成る棟換気部材。
  2. 【請求項2】前記上面板に、前記通気部材とそれに対応
    する前記水切り板との間に開口する透孔を形成した請求
    項1に記載の棟換気部材。
  3. 【請求項3】前記通気部材の内側面に防水性を有する通
    気性素材を張着した請求項1又は2に記載の棟換気部
    材。
  4. 【請求項4】山形を呈する上面板の幅方向両端部裏面
    に、それぞれ外側面から内側面へと抜ける多数の通気路
    を縦横に連設した通気部材を設置し、前記各通気部材の
    前記内側面に防水性を有する通気性素材を張着して成る
    棟換気部材。
  5. 【請求項5】前記通気性素材が不織布である請求項3又
    は4に記載の棟換気部材。
  6. 【請求項6】前記上面板の中央部に、線状に溶融させた
    折曲溝を形成して折曲容易にした請求項1乃至5のいず
    れかに記載の棟換気部材。
  7. 【請求項7】山形を呈する上面板の幅方向両端部裏面
    に、それぞれ外側面から内側面へと抜ける多数の通気路
    を縦横に連設した通気部材を設置し、前記各通気部材の
    外側に、適宜距離離して邪魔板を配置したことを特徴と
    する棟換気部材。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の邪魔板を備えたことを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の棟換気部
    材。
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