JP2001320282A - 高速ターボデコーダ - Google Patents

高速ターボデコーダ

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JP2001320282A JP2000139493A JP2000139493A JP2001320282A JP 2001320282 A JP2001320282 A JP 2001320282A JP 2000139493 A JP2000139493 A JP 2000139493A JP 2000139493 A JP2000139493 A JP 2000139493A JP 2001320282 A JP2001320282 A JP 2001320282A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高速性とインタラクティブ性が要求される通
信において、強力な誤り訂正手段を回路規模の増加を生
じることなく更にタイムラグの少ないターボデコーダを
提供する。 【解決手段】 ターボデコーダは、BCJR(Bah
l、Cocke、Jelinek、and Ravi
v)或いはACS演算(Add、Compare、Se
lect演算)によって近似したBCJRアルゴリズム
におけるアルファメトリック演算及びベータメトリック
演算の内少なくとも一方の演算において、パイプライン
化された複数段のガンマメトリックを供給する手段を有
し、該ガンマメトリックを入力として複数段の縦続構成
からなるACS演算手段を有し、該演算結果を入力とし
てステートメトリックを複数段毎に更新する手段を有
し、該K段毎のステートメトリックを蓄積する手段を有
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ターボデコーダに
関し、特にタイムラグの小さい高速動作で特性劣化の少
ないターボデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】ターボコードと呼ばれるシャノン限界に
近い復号誤り率を達成する新しい符号化法がBerro
uらによって提案されている。その詳しい記載が「19
93年5月、プロシーディング・オブ・インタナショナ
ル・コンファレンス・オブ・コミュニケーション、10
64〜1070頁、Proceeding of In
tarnational Conference of
communication、pp1064〜107
0」に開示されている。
【0003】このターボコードの復号は復号複雑度が高
い符号を複雑度の小さい複数の要素に分解し、それらの
間の相互作用により特性を逐次的に向上させる点に特徴
がある。その小さい要素に分解した復号器はMAP(M
aximum posteriori Likelih
ood)復号器で構成されており、軟入力軟出力復号と
なっている。このMAP復号を忠実に実現するBCJR
(Bahl,Cocke、Jelinek、and R
aviv)アルゴリズムが知られているが、必要とされ
る計算量が大きく、近似による計算量を軽減する手法と
してMax―LogMAPやSOVAといったアルゴリ
ズムが知られている。ここで、Max―LogMAPは
BCJRにおける演算過程を対数領域で近似したもので
あり、SOVAは、Viterbiアルゴリズムをベー
スに軟入力軟出力を得られる様にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ターボコードの復号は
復号複雑度が高い符号を複雑度の小さい複数の要素に分
解し、それらの間の相互作用により特性を逐次的に向上
させる点に特徴があるが、そのための繰り返し動作が必
要になり、高速動作が困難であるという欠点が存在す
る。
【0005】この欠点を克服するため、二種類の方法が
考えられる。まず図15に示す方法は、N回の繰り返し
機能を持つターボデコーダを複数個用いてスウィッチに
より切り替えながら並列動作させるもので平均処理能力
としては並列動作させた分向上が見込める。しかしなが
ら同図に示す様に入力から出力迄のタイムラグが有り、
インタラクティブな動作が要求される通信には適さない
という欠点がある。更に、同図に示す様に各ターボデコ
ーダは軟判定データの繰り返し動作に必要なメモリを必
要とし、全体の処理に対するメモリの比率が高く、その
結果回路規模の大きなものとなるといった欠点がある。
【0006】もう一方の方法を図16に示す。この方法
は、一回の繰り返し動作を有するターボデコーダを複数
個縦続接続してパイプライン動作をさせようというもの
である。しかしその場合も入力から出力迄のタイムラグ
が存在し、インタラクティブな動作が要求される通信に
は適さないといった欠点がある。また同様に各デコーダ
に軟判定情報の受け渡しの為のメモリを必要とし、回路
規模の大きなものとなるといった欠点がある。
【0007】ところで、Viterbiアルゴリズムを
ベースに軟入力軟出力を得られる様に近似したSOVA
を用いれば高速動作は可能であるが、近似の代償として
特性劣化を引き起こすといった欠点がある。
【0008】[発明の目的]次世代移動通信システムに
おいて、要求されるサービスはQos(Quality
of Service)によってクラス分けされてお
り、インタアクティブ性の高いVoIP(Voice
over IP)やテレコンファレンスといったクラス
ではタイムラグが非常に重要になってくる。
【0009】本発明の高速ターボデコーダは、この様な
高速性とインタラクティブ性が要求される通信に用いら
れる強力な誤り訂正手段を提供するというものであり、
並列化で生じた軟判定情報のやりとりの為のメモリの増
大といった回路規模の増加を生じることなく、強力な誤
り訂正能力を有する高速ターボデコーダを実現するもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の高速ターボデコ
ーダは、BCJR(Bahl、Cocke、Jelin
ek、and Raviv)アルゴリズム或いはACS
演算(Add、Compare、Select演算)に
よって近似したBCJRアルゴリズムを用い、該BCJ
Rアルゴリズムにおけるアルファメトリック演算及びベ
ータメトリック演算の内少なくとも一方の演算におい
て、パイプライン化された複数段のガンマメトリックを
供給する手段を有し、該パイプライン化されたガンマメ
トリックを入力として複数段の縦続構成からなるACS
演算手段を有し、該演算結果を入力としてステートメト
リックを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、該K
段毎のステートメトリックを蓄積する手段を有すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明の高速ターボデコーダは、前
記ステートメトリック更新手段においてスライディング
ウィンドウ型とし、該ウィンドウ内で前記K段毎のステ
ートメトリックを蓄積することを特徴として構成され
る。
【0012】更に本発明の高速ターボデコーダは、BC
JR(Bahl、Cocke、Jelinek、and
Raviv)アルゴリズム或いはACS演算(Ad
d、Compare、Select演算)によって近似
したBCJRアルゴリズムを用い、該BCJRアルゴリ
ズムにおけるアルファメトリック演算及びベータメトリ
ック演算の内少なくとも一方の演算において、パイプラ
イン化された複数段のガンマメトリックを供給する手段
を有し、該パイプライン化されたガンマメトリックを入
力として複数段の縦続構成からなるACS演算手段を有
し、該演算結果を入力としてステートメトリックを複数
段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎のステー
トメトリック更新結果とパイプライン化された複数段の
ガンマメトリックを入力とした複数段の縦続構成からな
るACS演算手段を有し、該縦続構成からなるACS演
算手段の各段の演算結果を元に尤度演算を行うことを特
徴とする。
【0013】また本発明の高速ターボデコーダは、前記
K段毎のステートメトリック更新結果とパイプライン化
されたガンマメトリックを入力とした複数段の縦続構成
からなるACS演算手段の各段の演算結果は該ACS演
算に用いられたステートメトリックとガンマメトリック
の演算結果であって、その演算結果を元に尤度演算を行
うことを特徴として構成される。
【0014】更に本発明の高速ターボデコーダは、BC
JR(Bahl、Cocke、Jelinek、and
Raviv)アルゴリズム或いはACS演算(Ad
d、Compare、Select演算)によって近似
したBCJRアルゴリズムを用い、該BCJRアルゴリ
ズムにおけるアルファメトリック演算及びベータメトリ
ック演算の内少なくとも一方の演算において蓄積された
ステートメトリックの複数段(K段)毎の値を第一の入
力とし、パイプライン化された複数段のガンマメトリッ
クを供給する手段を有し、該パイプライン化されたガン
マメトリックを第二の入力として複数段の縦続構成から
なるACS演算手段を有し、該縦続構成からなるACS
演算手段の各段の演算結果を元に尤度演算を行うことを
特徴とする。
【0015】更に本発明の高速ターボデコーダは、BC
JR(Bahl、Cocke、Jelinek、and
Raviv)アルゴリズム或いはACS演算(Ad
d、Compare、Select演算)によって近似
したBCJRアルゴリズムを用い、該BCJRアルゴリ
ズムにおけるアルファメトリック演算及びベータメトリ
ック演算の内少なくとも一方の演算において、パイプラ
イン化された複数段のガンマメトリックを供給する手段
を有し、該パイプライン化されたガンマメトリックを入
力として複数段の縦続構成からなるACS演算手段を有
し、該演算結果を入力としてステートメトリックを複数
段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎のステー
トメトリックを蓄積する手段を有することを特徴として
構成し、該BCJRアルゴリズムにおけるアルファメト
リック演算及びベータメトリック演算の内のもう一方の
演算は、パイプライン化された複数段のガンマメトリッ
クを供給する手段を有し、該パイプライン化されたガン
マメトリックを入力として複数段の縦続構成からなるA
CS演算手段を有し、該演算結果を入力としてステート
メトリックを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、
該K段毎のステートメトリック更新結果とパイプライン
化されたガンマメトリックを入力とした複数段の縦続構
成からなるACS演算手段を有して構成し、該縦続構成
からなるACS演算手段の各段の演算結果を尤度演算の
為の第一の入力として構成され、パイプライン化された
複数段のガンマメトリックを供給する手段を有し、前記
蓄積されたK段毎のステートメトリックの値を第一の入
力とし、該パイプライン化されたガンマメトリックを第
二の入力として複数段の縦続構成からなるACS演算手
段を有し、該縦続構成からなるACS演算手段の各段の
演算結果を元に尤度演算の為の第二の入力として構成さ
れ、該尤度演算は、前記尤度演算の為の第一の入力及び
第二の入力に対し遅延手段を用いて同期を合わせて尤度
演算を行うことを特徴とする。
【0016】更に本発明の高速ターボデコーダは、前記
パイプライン化された複数段のガンマメトリックを供給
する手段を有し、該パイプライン化されたガンマメトリ
ックを入力として複数段の縦続構成からなるACS演算
手段を有し、該演算結果を入力としてステートメトリッ
クを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎
のステートメトリックを蓄積する手段であって、該複数
段の縦続構成からなるACS演算手段の内、初段の演算
を加算演算とし、二段目以降を並列成分からなるトレリ
ス構造で構成されたACS演算手段を特徴として構成さ
れる。
【0017】更に本発明の高速ターボデコーダは、前記
パイプライン化された複数段のガンマメトリックを供給
する手段を有し、該パイプライン化されたガンマメトリ
ックを入力として複数段の縦続構成からなるACS演算
手段を有し、該演算結果を入力としてステートメトリッ
クを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎
のステートメトリックを蓄積する手段であって、該ステ
ートメトリックを複数段(K段)毎に更新する手段は、
更新前のステートを示す全てのノードから更新後のステ
ートを示す各ノードへの第一の入力し、前記複数段の縦
続構成からなるACS演算結果を第二の入力として構成
され、ステートを示すノード数分の入力によるACS演
算(Add、Compare、Select演算)を特
徴として構成される。
【0018】更に本発明の高速ターボデコーダは、前記
パイプライン化された複数段のガンマメトリックを供給
する手段を有し、該パイプライン化されたガンマメトリ
ックを入力として複数段の縦続構成からなるACS演算
手段を有し、該演算結果を入力としてステートメトリッ
クを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎
のステートメトリック更新結果とパイプライン化された
複数段のガンマメトリックを入力とした複数段の縦続構
成からなるACS演算手段を有し、該縦続構成からなる
ACS演算手段の各段の演算結果を元に尤度演算を行う
ことを特徴とする構成であって、前記パイプライン化さ
れたガンマメトリックを入力として複数段の縦続構成か
らなるACS演算手段の内、初段の演算を加算演算と
し、二段目以降を並列成分からなるトレリス構造で構成
されたACS演算手段を特徴として構成される。
【0019】更に本発明の高速ターボデコーダは、前記
パイプライン化された複数段のガンマメトリックを供給
する手段を有し、該パイプライン化されたガンマメトリ
ックを入力として複数段の縦続構成からなるACS演算
手段を有し、該演算結果を入力としてステートメトリッ
クを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎
のステートメトリック更新結果とパイプライン化された
複数段のガンマメトリックを入力とした複数段の縦続構
成からなるACS演算手段を有し、該縦続構成からなる
ACS演算手段の各段の演算結果を元に尤度演算を行う
ことを特徴とする構成であって、該ステートメトリック
を複数段(K段)毎に更新する手段は、更新前のステー
トを示す全てのノードから更新後のステートを示す各ノ
ードへの第一の入力し、前記複数段の縦続構成からなる
ACS演算結果を第二の入力として構成され、ステート
を示すノード数分の入力によるACS演算(Add、C
ompare、Select演算)を特徴として構成さ
れる。
【0020】更に本発明の高速ターボデコーダはその符
号化方法を並列連接型としたことを特徴とする。
【0021】更に本発明の高速ターボデコーダはその符
号化方法を直列連接型としたことを特徴とする。
【0022】更に本発明の高速ターボデコーダは、AC
S演算においてヤコビアンロガリズムによる補正値を加
算したことを特徴とする。
【0023】[作用]本発明は、インタラクティブ性の
高いサービスを要求するQosに適する形で、高速でタ
イムラグの短い強力な誤り訂正能力を持つターボデコー
ダを提供するものである。
【0024】更に、軟判定データの繰り返し使用に必要
なメモリが小さく、従って回路規模の小さい高速ターボ
デコーダを提供するものである。
【0025】更に本発明は、Viterbiアルゴリズ
ムをベースに軟入力軟出力を得られる様に近似したSO
VAを用いることなく高速動作が可能なので、近似の代
償として特性劣化を引き起こすといった欠点の少ない高
速ターボデコーダを提供できるのである。
【0026】更に、各ACS演算にヤコビアンロガリズ
ムを適用すれば、MAPを用いたBDJRアルゴリズム
と等価な演算になるので特性劣化を引き起こすことがな
く高速でタイムラグの短い強力な誤り訂正能力を持つタ
ーボデコーダを提供できる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
式と図面を参照しながら説明する。
【0028】図1はACS演算によって近似したBCJ
Rアルゴリズムを用いた例で、高速ターボデコーダの内
アルファメトリック演算を行った実施例である。本実施
例を説明するに当たり、半環(semiring)の概
念をまず説明する。何故ならばACS演算による更新過
程が2種類の演算で定義された抽象代数系である半環
(semiring)で表すことが出来ることが知られ
ているのである。例えば、この様な記載が「1996年
7月、アイ・イー・イー・イー・トランザクション・オ
ン・インフォメーション・セオリ、第42巻、第4号、
1072〜1092頁(IEEE Transactions on informat
ion theory, Vol.42 ,No.4, pp.1072-1092)」 に開
示されている。
【0029】半環(semiring)は2種類の演算 が定義された集合semiRingで構成され、任意の
3つの元 の間で以下の関係を満たす。 注) 半環(semiring)は環(ring)と異
なり逆元を有しない。
【0030】(閉包則) (結合則) (単位元) (ゼロ元) (分配則) 以上の性質を持つ半環(semiring)を次のよう
にしてACS演算に当てはめる。
【0031】即ち加法を大きい方を選択する演算に置き
換え、乗法を通常の加算に置き換える。これによって上
述のmは に相当し、 は通常のゼロに相当することになる。この置き換えによ
ってACS演算が半環(semiring)であること
が容易に理解出来る。
【0032】次に、この半環の演算子を用いてステート
メトリックの更新過程をて表してみると以下のようにな
る。
【0033】ここでSはステートメトリックを表しサフ
ィックスは状態で[ ]内は遷移の順番を、またΓはガ
ンマメトリックを表しサフィックスは遷移の順番と各遷
移における取りうる値を示す。上記をマトリクス表記で
表す。 として、 となる。さらにACS演算による更新過程を進めると、 となる。
【0034】一方、 であり、従って であるから結局、 を得ることが出来る。
【0035】同様に、 を続ければ、 として表すことが出来る。以降この関係は任意の数に対
して成り立つ。即ち、上式の意味する処は、ステートメ
トリックからガンマメトリックにより順次更新して得た
ステートメトリックも、始めにガンマメトリックによる
演算 を行い、その結果に対してステートメトリックの更新演
算を行っても得られる結果は同じということである。
【0036】ところで、ACS演算のスピードのボトル
ネックはそのフィードバック処理にあり、その他のフィ
ードフォワード処理に対してはパイプライン構成により
処理速度を上げることが可能である。上式のガンマメト
リックによる演算 はフィードフォワード処理である為、高速に演算するこ
とが出来、それによって得られた結果をステートメトリ
ックの更新に用いれば一回の遷移でK番目のステートメ
トリックを得ることが出来るのである。本実施例の場合
K=3としているが、任意の値をKとしても本発明は適
用可能である。以下K=3の場合について本実施例を説
明する。上述のフィードフォワード処理で得られた演算
結果を次のように表す。
【0037】アルファメトリックの更新過程は次の様に
なる。 と置くと、
【0038】図1のアルファメトリック更新回路101
が上式の演算の相当する。尚、図中の は通常の加算を表しており上述の半環における比較選択
とは異なるものである。図1に示すように、アルファメ
トリックはK=3段毎に更新されていくことになり、そ
の演算結果はアルファメトリック用メモリ102に蓄積
される。この時の蓄積されるメモリアドレスはアドレス
制御用のアップダウンカウンタ103で指定される。
【0039】尚、この実施例では、1フレームに相当す
るアルファメトリックを蓄積しているが、スライディン
グウィンドウ型としてウィンド内でK段毎のアルファメ
トリックを蓄積する様に本発明を適用出来るのはいうま
でもない。
【0040】即ちこれによって、アルファメトリック用
メモリ容量を1/Kに削減出来、更新速度をK倍に向上
することができるのである。
【0041】次にアルファメトリック更新回路101の
動作を説明する。更新前のアルファメトリックα00
[[K・(n−2)]、α01[[K・(n−2)]、α10
[[K・(n−2)]、及びα11[[K・(n−2)]、は
レジスタ構成となっており、更新後のアルファメトリッ
クα00[[K・(n−1)]、α01[[K・(n−
1)]、α10[[K・(n−1)]、及びα11[[K・
(n−1)]、へは全てのアルファメトリックを示すノ
ードからACS演算処理を介して接続されており、新た
に生じたアルファメトリックをまた更新前のアルファメ
トリックとして用いるためフィードバック接続がなわれ
ている。各ACS演算処理は、この実施例の場合4ステ
ート型の符号化を用いているので4入力構成となってお
り、その入力は更新前の全てのアルファメトリックα0
0[[K・(n−2)]、α01[[K・(n−2)]、α1
0[[K・(n−2)]、及びα11[[K・(n−2)]と
この後説明するガンマメトリックを入力として複数段の
縦続接続構成からなるACS演算結果a11〜a14,a21〜a2
4,a31〜a34,a41〜a44の加算結果である。
【0042】図中最上部のACS演算を例として説明す
ると、上式における に相当することになる。図と式の対応関係は、図中の加
算機 を式の に、また四入力の比較選択回路を式の中の四項を演算す
となる。
【0043】他の項α01[[K・(n−1)]、α10
[[K・(n−1)]、及びα11[[K・(n−1)]につ
いても同様である。
【0044】また図中のガンマメトリック演算結果10
4はa11〜a14,a21〜a24,a31〜a34,a41〜a44をベクトル
表記したもので、以下の関係になっている。 また次のアルファメトリックの更新のためA1[n-1], A2
[n-1], A3[n-1],及びA4[n-1]が待機して淀みなく供給さ
れる様になっている。
【0045】次にガンマメトリックを入力として複数段
の縦続接続構成からなるACS演算結果a11〜a14,a21〜
a24,a31〜a34,a41〜a44を得る手段について図2を参照
しながら説明する。
【0046】図中初段201はガンマメトリックの加算
演算を示し、その詳細な構成を図3にしめす。即ちこれ
は、 を行っており、これを とおくと、図3の最上部を例として示すと、 に相当することになる。図と式の対応関係は、図中の加
算機 を式の となる。
【0047】また図中のベクトル表記との関係は、以下
の様になっている。
【0048】他のA2,A3,及びA4についても上述の関係と
同様である。この様にしてえられた結果は、図2に示す
二段目以降の並列成分からなるトレリス構造で構成され
たACS演算手段202へと入力する。この実施例では
並列成分からなるトレリス構造で構成されたACS演算
手段を一段としているが、それはK=3の場合であるた
めでそれ以上の値のKを用いた場合この部分は複数段の
構成となる。並列成分からなるトレリス構造で構成され
たACS演算手段の詳細な構成を図4に示す。
【0049】図4の動作は、 に相当し、これを と置くと、例えば図4の最上部の演算を例として示す
と、 に相当することになる。図と式の対応関係は、図中の加
算機 を式の となる。また二入力の比較選択回路を式の中の二項を演
算する となる。
【0050】また図2のベクトル表記との関係は、以下
の様になっている。
【0051】他のA2(n-1),A3(n-1),及びA4(n-1)につい
ても上述の関係と同様である。この様にしてえられた結
果が、図2の出力となる。即ち、図2の全体を通して、 に相当する演算を行っているのである。
【0052】尚、この例ではK=3の場合を示したが、
並列成分からなるトレリス構造で構成されたACS演算
手段202を縦続構成で増やすことにより容易に段数を
増やせることはいうまでもない。
【0053】この様な構成へのガンマメトリックの供給
方法を図2の203に示す。同図に示す様にガンマメト
リックの供給は各段毎にパイプライン化されており、初
段については上述の説明の様に加算演算のみですむ為並
列に供給され、後段については段が進む毎に1ステップ
遅らせて供給するようになっており、これによって、処
理が淀みなく進むことが出来るようになっている。
【0054】以上説明したように、図1によるK段毎の
アルファメトリック更新と蓄積動作、及び図2に示した
ように、そのK段毎のアルファメトリック更新動作を実
現す為のACS縦続構成からなるガンマメトリック演算
手段により動作速度をK倍に、且つアルファメトリック
用メモリ容量を1/Kに削減出来るのである。
【0055】以上の関係をマトリクスで表すと以下の様
になる。 以上はアルファメトリックについて記したがこれをベー
タメトリックに置き換えて、即ちベータメトリックとア
ルファメトリックを置き換えても本発明が適用出来るこ
とはいうまでもない。
【0056】次にベータメトリックの更新過程について
図5を参照しながら説明をする。
【0057】アルファメトリックが前方演算処理に対し
てベータメトリックは後方演算処理になる。従って、ト
レリス線図に対応するマトリクスが以下の様になる。
【0058】また更新が後方演算処理になる為、ガンマ
メトリックの演算はK=3で記すると、
【0059】アルファメトリックと同様に、 と置くと、
【0060】図5のベータメトリック更新回路501が
上式の演算の相当する。尚、図中の は通常の加算を表しており上述の半環における比較選択
とは異なるものである。図5に示すように、ベータトリ
ックはK=3段毎に更新されていくことになり、その演
算結果は複数段の縦続接続構成からなるACS演算処理
部502へと入力される。このACS演算は通常のベー
タメトリック更新で使用される処理を多段構成したもの
で、例えば、この様な方法については特願平11−19
24667に記載がある。従って、 を初期値として後方演算処理を縦続的に行うことにな
り、後方演算処理に必要なガンマメトリック供給503
も各段毎にパイプライン化されており、段が進む毎に1
ステップ遅らせて(後方演算なので時間的には逆にな
る)供給するようになっており、これによって処理が淀
みなく進むことが出来る様になっている。この様に動作
した結果、縦続接続構成からなるACS演算処理部50
2の各段からベータメトリックとガンマメトリックの加
算結果504をえることが出来る。図中はベクトル表記
になっているので対応関係の一例を以下に示す。
【0061】縦続接続構成からなるACS演算処理部5
02の各段からのベータメトリックとガンマメトリック
の加算結果504はパイプライン化されて出力され各段
が進むにしたがって1ステップずつ遅れるようになって
いる。従ってこの例の場合3個の値が平行して淀みなく
出力され、この為、例えば特願平11−192467に
開示されている通常の方法に比べ3倍の処理速度を有す
ることになる。またKの値を増やすように構成すること
により任意の処理速度の向上を図れることはいうまでも
ない。
【0062】また図中のガンマメトリック演算結果50
5はアルファメトリックの時に説明した内容と同様であ
るので説明を省略するが、更新方向がアルファメトリッ
クが増加の方向であるのに対しベータメトリックは減少
の方向である点がことなる。
【0063】このガンマメトリック演算結果505を得
る手段は図6の様になっており、図中初段601はガン
マメトリックの加算演算を示し、その詳細な構成を図7
に示す。アルファメトリック同様に構成出来るが、ガン
マメトリックのステップの方向と後方演算によるトレリ
スの違いが有り、以下の様になる。 これを と置く。図7の最上部を例として示すと、 に相当することになる。図と式の対応関係は、図中の加
算機 を式の となる。他も同様である。
【0064】この様にしてえられた結果は、図6に示す
二段目以降の並列成分からなるトレリス構造で構成され
たACS演算手段602へと入力する。この実施例では
並列成分からなるトレリス構造で構成されたACS演算
手段を一段としているが、それはK=3の場合であるた
めでそれ以上の値のKを用いた場合この部分は複数段の
構成となる。並列成分からなるトレリス構造で構成され
たACS演算手段の詳細な構成を図8に示す。
【0065】図8の動作は、ベータメトリックが後方演
算処理のためトレリス線図に対応するマトリクスがアル
ファメトリックと変わり、以下のようになる。 これを と置くと、例えば図8の最上部の演算を例として示す
と、 に相当することになる。図と式の対応関係は、図中の加
算機 を式の となる。また二入力の比較選択回路を式の中の二項を演
算する となる。
【0066】他も同様である。この様にしてえられた結
果が、図6の出力となる。即ち、図6の全体を通して、 に相当する演算を行っているのである。
【0067】尚、この例ではK=3の場合を示したが、
並列成分からなるトレリス構造で構成されたACS演算
手段602を縦続構成で増やすことにより容易に段数を
増やせることはいうまでもない。
【0068】この様な構成へのガンマメトリックの供給
方法を図6の603に示す。同図に示す様にガンマメト
リックの供給は各段毎にパイプライン化されており、初
段については上述の説明の様に加算演算のみですむ為並
列に供給され、後段については段が進む毎に1ステップ
遅らせて供給するようになっており、これによって、処
理が淀みなく進むことが出来るようになっている。
【0069】以上説明したように、図5によるK段毎の
ベータメトリックの更新とK倍の速度を持つベータメト
リックとガンマメトリックの加算結果504と、そのK
段毎のベータメトリック更新動作を実現す為のACS縦
続構成からなるガンマメトリック演算手段により動作速
度をK倍する事が出来るのである。
【0070】ベータメトリックの更新過程をマトリクス
で表すと以下の様になる。 尚、以上はベータトリックについて記したがこれをアル
ファメトリックに置き換えても本発明が適用出来ること
はいうまでもない。
【0071】この様にして得られた高速動作用アルファ
メトリックとベータメトリックを元に尤度演算を高速に
行う方法について説明する。
【0072】先ず前述した様にK段毎に蓄積されたアル
ファメトリック用メモリ102から高速にアルファメト
リックを復帰される手段について図9を参照しながら説
明する。同図には説明の都合上既に説明したアルファメ
トリック用メモリ102とそのアドレスを制御するU/
Dカウンタ103も再記している。このアドレスを制御
するU/Dカウンタ103は図1で示したK段毎に蓄積
動作ではアップカウンタ動作を行ってアドレスをインク
リメントしていくが、図9では読み出し処理で、ダウン
カウント動作になり、デクリメントして行くことにな
る。この読み出されたアルファメトリックを例としてα
00[K・(n-1)], α01[K・(n-1)], α10[K・(n-1)], 及び
α11[K・(n-1)],とする。この読み出されたアルファメ
トリックは複数段の縦続接続構成からなるACS演算処
理部901へと入力される。このACS演算は通常のア
ルファメトリック更新で使用されている処理を多段構成
したもので、例えばこの様な方法については特願平11
−1924667に記載がある。従って、 を初期値として前方演算処理を縦続的に行うことにな
り、前方演算処理に必要なガンマメトリック供給902
も各段毎にパイプライン化されており、段が進む毎に1
ステップ進ませて供給するようになっており、これによ
って処理が淀みなく進むことが出来る様になっている。
尚図中で記しているガンマメトリック供給902はベク
トル表記になっており例えば以下の様な関係にある。
【0073】また、ガンマメトリック供給は段毎に1ス
テップ進ませて供給するが、時刻に対してはKずつ遅ら
せる様になっておりこれは尤度演算時にベータメトリッ
クの後方処理にタイミングを合わせる為である。
【0074】この様に動作した結果、縦続接続構成から
なるACS演算処理部901の各段からアルファメトリ
ック903を得ることが出来る。
【0075】この出力結果である903もパイプライン
化されて出力され各段が進むにしたがって1ステップず
つ進むようになっている。従ってこの例の場合3個の値
が平行して淀みなく出力され、この為、例えば特願平1
1−192467に開示されている通常の方法に比べ3
倍の処理速度を有することになる。またKの値を増やす
ように構成することにより任意の処理速度の向上を図れ
ることはいうまでもない。
【0076】図10はこの様にして得られたアルファメ
トリックとベータメトリックを元に行う尤度演算処理を
示した図である。図中1001は図5のベータメトリッ
クとガンマメトリックの加算結果を生み出す処理を示
し、1002は上記で説明した図9のアルファメトリッ
クを再生する手段を示す。図中1003は尤度演算を行
う処理を示し、1001と1002から遅延手段100
4と1005を介してベータメトリックとガンマメトリ
ックの加算結果及びアルファメトリックがそれぞれKの
パラレル構成で供給されている。この遅延手段によって
尤度演算に必要な処理の同期合わせが行われ、K個同時
に各情報ビットに対する対数尤度比1006を得ること
が出来る様になっている。図11は尤度演算処理を示し
たもので、例えば特願平11−192467に開示され
ている通常の方法である。本実施例の場合、この尤度演
算処理をK個用いて1003を構成している。従ってK
倍の処理速度を実現出来るのである。
【0077】次に、本発明を並列連接型と直列連接型の
ターボ符号化に適用した場合について説明する。図12
は、並列連接型のターボ符号化を、図13は直列連接型
のターボ符号化を示す。両図から分かる様にコンポーネ
ント符号化は並列連接型も直列連接型も同じ構造を取
る。従って、本発明のBCJRアルゴリズムについてみ
れば同様な方法で本発明が適用出来ることが分かる。詳
細な方法が特願平11−192467に開示されてい
る。
【0078】また、ヤコビアンロガリズムにより補正項
を加算したACS演算を図13に示す。本発明のACS
演算を図14に示す手段に置き換えることによりヤコビ
アンロガリズムを適用したターボデコーダが実現可能で
ある。
【0079】以下ヤコビアンロガリズムにより補正項を
加算したACS演算が半環(semiring)をなる
ことを説明する。ヤコビアンロガリズムは補正項 の関数としてテーブルで参照することでBCJRアルゴ
リズムと等価な演算を対数領域で行うものであり、 なる演算を基本としている。これを上述の半環(sem
iring)に当てはめると、以下の様になる。例え
ば、 また同様に、 従って、ヤコビアンロガリズムが半環(semirin
g)における分配則を満足することがわかる。また、演
における結合則は、 となる。
【0080】即ち、 と置くと、上式左辺は、 なる演算をすることに相当し、 と置くと、上式右辺は、 なる演算をすることになる。従って、ともに となるのである。
【0081】また、演算 における単位元m(=―∞)は、 となって、上述の論理をそのまま用いることが出来る。
【0082】その他は自明なので説明を省略する。
【0083】この様に半環(semiring)の性質
を持つヤコビアンロガリズムの演算を実際に用いてみる
と、
【0084】例えば、n=4を例にとってみると、
【0085】ここで、上式における は以下の方法で逐次的に演算出来、上述のハードウェア
構成に図14を用いて実現出来る。
【0086】今、 を演算するに当たって、先ず、 を計算し、次に、 を計算する。最後に、 を計算すれば、 となる。従って、逐次的に計算しても同じ結果が得られ
ることになる。一方、
【0087】従って、i、jを入れ替えれば上式を同じ
になり、結局、ヤコビアンロガリズムにおいても、 が成り立ち、この関係を逐次的に用いれば、上述のAC
S演算の順序変更による高速手法である、 をそのままヤコビアンロガリズムに適用することが出
来、同じ論理で項の数を幾らでも拡大することが可能で
ある。
【0088】即ち、図14のヤコビアンロガリズムにお
けるACSを用いたとしても本発明の適用が可能であ
る。
【0089】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の高速ターボ
デコーダを用いれば、高速性とインタラクティブ性が要
求される通信において、強力な誤り訂正手段を提供する
ことが出来、その為のメモリ容量の増大といった回路規
模の増加を生じることなく、タイムラグの少ない誤り訂
正手段を提供することが出来る。
【0090】更に本発明は、並列連接型のターボ符号化
にも直列連接型のターボ符号化にも適用が可能であり、
要求されるQosによって柔軟に構成することが出来
る。
【0091】更に本発明は、ヤコビアンロガリズムの適
用が可能であり、更に誤り訂正能力の向上を図ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高速ターボデコーダを適用した実施例
で、アルファメトリック演算を示した図である。
【図2】アルファメトリック演算用のガンマメトリック
を入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算
を示した図である。
【図3】アルファメトリック演算用のガンマメトリック
を入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算
の内の初段構成例を示した図である。
【図4】アルファメトリック演算用のガンマメトリック
を入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算
の内の次段以降で並列成分からなるトレリス構造で構成
されたACS演算手段を示した図である。
【図5】本発明の高速ターボデコーダを適用した実施例
で、ベータメトリック演算を示した図である。
【図6】ベータメトリック演算用のガンマメトリックを
入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算を
示した図である。
【図7】ベータメトリック演算用のガンマメトリックを
入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算の
内の初段構成例を示した図である。
【図8】ベータメトリック演算用のガンマメトリックを
入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算の
内の次段以降で並列成分からなるトレリス構造で構成さ
れたACS演算手段を示した図である。
【図9】アルファメトリック再生回路を示した図であ
る。
【図10】尤度演算処理部を示した図である。
【図11】尤度演算処理回路を示した図である。
【図12】並列連接型のターボ符号化処理を示した図で
ある。
【図13】直列連接型のターボ符号化処理を示した図で
ある。
【図14】並列連接型のターボ符号化処理のヤコビアン
ロガリズム構成例を示した図である。
【図15】スウィッチ切り替え型の並列動作例を示した
図である。
【図16】パイプライン型の縦続構成例を示した図であ
る。
【符号の説明】
101 アルファメトリック更新回路 102 アルファメトリック用メモリ 103 アドレス制御用のアップダウンカウンタ 104 ガンマメトリック演算結果 201 アルファメトリック演算用のガンマメトリッ
クを入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演
算の内の初段 202 アルファメトリック演算用のガンマメトリッ
クを入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演
算の内の次段以降で並列成分からなるトレリス構造で構
成されたACS演算手段 203 ガンマメトリック供給手段 501 ベータメトリック更新回路 502 複数段の縦続接続構成からなるACS演算処
理部 503 ガンマメトリック供給手段 504 ベータメトリックとガンマメトリックの加算
結果 505 ガンマメトリック演算結果 601 ベータメトリック演算用のガンマメトリック
を入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算
の内の初段 602 ベータメトリック演算用のガンマメトリック
を入力として複数段の縦続接続構成からなるACS演算
の内の次段以降で並列成分からなるトレリス構造で構成
されたACS演算手段 603 ガンマメトリック供給手段 901 複数段の縦続接続構成からなるACS演算処
理部 902 ガンマメトリック供給手段 903 アルファメトリック再生結果 1001 ベータメトリックとガンマメトリックを加
算結果生成処理 1002 アルファメトリック再生部 1003 尤度演算処理部 1004、1005 遅延手段 1006 情報ビット対数尤度比出力

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 BCJR(Bahl、Cocke、Je
    linek、andRaviv)アルゴリズム或いはA
    CS演算(Add、Compare、Select演
    算)によって近似したBCJRアルゴリズムを用いたタ
    ーボデコーダであって、 該BCJRアルゴリズムにおけるアルファメトリック演
    算及びベータメトリック演算の内少なくとも一方の演算
    において、パイプライン化された複数段のガンマメトリ
    ックを供給する手段を有し、該パイプライン化されたガ
    ンマメトリックを入力として複数段の縦続構成からなる
    ACS演算手段を有し、該演算結果を入力としてステー
    トメトリックを複数段(K段)毎に更新する手段を有
    し、該K段毎のステートメトリックを蓄積する手段を有
    することを特徴とする高速ターボデコーダ。
  2. 【請求項2】 前記ステートメトリック更新手段におい
    てスライディングウィンドウ型とし、該ウィンドウ内で
    前記K段毎のステートメトリックを蓄積することを特徴
    として構成される請求項1に記載の高速ターボデコー
    ダ。
  3. 【請求項3】 BCJR(Bahl、Cocke、Je
    linek、andRaviv)アルゴリズム或いはA
    CS演算(Add、Compare、Select演
    算)によって近似したBCJRアルゴリズムを用いたタ
    ーボデコーダであって、 該BCJRアルゴリズムにおけるアルファメトリック演
    算及びベータメトリック演算の内少なくとも一方の演算
    において、パイプライン化された複数段のガンマメトリ
    ックを供給する手段を有し、該パイプライン化されたガ
    ンマメトリックを入力として複数段の縦続構成からなる
    ACS演算手段を有し、該演算結果を入力としてステー
    トメトリックを複数段(K段)毎に更新する手段を有
    し、該K段毎のステートメトリック更新結果とパイプラ
    イン化された複数段のガンマメトリックを入力とした複
    数段の縦続構成からなるACS演算手段を有し、該縦続
    構成からなるACS演算手段の各段の演算結果を元に尤
    度演算を行うことを特徴とする高速ターボデコーダ。
  4. 【請求項4】 前記K段毎のステートメトリック更新結
    果とパイプライン化されたガンマメトリックを入力とし
    た複数段の縦続構成からなるACS演算手段の各段の演
    算結果は該ACS演算に用いられたステートメトリック
    とガンマメトリックの演算結果であって、その演算結果
    を元に尤度演算を行うことを特徴として構成される請求
    項3に記載の高速ターボデコーダ。
  5. 【請求項5】 BCJR(Bahl、Cocke、Je
    linek、andRaviv)アルゴリズム或いはA
    CS演算(Add、Compare、Select演
    算)によって近似したBCJRアルゴリズムを用いたタ
    ーボデコーダであって、 該BCJRアルゴリズムにおけるアルファメトリック演
    算及びベータメトリック演算の内少なくとも一方の演算
    において蓄積されたステートメトリックの複数段(K
    段)毎の値を第一の入力とし、パイプライン化された複
    数段のガンマメトリックを供給する手段を有し、該パイ
    プライン化されたガンマメトリックを第二の入力として
    複数段の縦続構成からなるACS演算手段を有し、該縦
    続構成からなるACS演算手段の各段の演算結果を元に
    尤度演算を行うことを特徴とする高速ターボデコーダ。
  6. 【請求項6】 BCJR(Bahl、Cocke、Je
    linek、andRaviv)アルゴリズム或いはA
    CS演算(Add、Compare、Select演
    算)によって近似したBCJRアルゴリズムを用いたタ
    ーボデコーダであって、 該BCJRアルゴリズムにおけるアルファメトリック演
    算及びベータメトリック演算の内少なくとも一方の演算
    において、パイプライン化された複数段のガンマメトリ
    ックを供給する手段を有し、該パイプライン化されたガ
    ンマメトリックを入力として複数段の縦続構成からなる
    ACS演算手段を有し、該演算結果を入力としてステー
    トメトリックを複数段(K段)毎に更新する手段を有
    し、該K段毎のステートメトリックを蓄積する手段を有
    することを特徴として構成し、 該BCJRアルゴリズムにおけるアルファメトリック演
    算及びベータメトリック演算の内のもう一方の演算は、
    パイプライン化された複数段のガンマメトリックを供給
    する手段を有し、該パイプライン化されたガンマメトリ
    ックを入力として複数段の縦続構成からなるACS演算
    手段を有し、該演算結果を入力としてステートメトリッ
    クを複数段(K段)毎に更新する手段を有し、該K段毎
    のステートメトリック更新結果とパイプライン化された
    ガンマメトリックを入力とした複数段の縦続構成からな
    るACS演算手段を有して構成し、該縦続構成からなる
    ACS演算手段の各段の演算結果を尤度演算の為の第一
    の入力として構成され、 パイプライン化された複数段のガンマメトリックを供給
    する手段を有し、前記蓄積されたK段毎のステートメト
    リックの値を第一の入力とし、該パイプライン化された
    ガンマメトリックを第二の入力として複数段の縦続構成
    からなるACS演算手段を有し、該縦続構成からなるA
    CS演算手段の各段の演算結果を元に尤度演算の為の第
    二の入力として構成され、 該尤度演算は、前記尤度演算の為の第一の入力及び第二
    の入力に対し遅延手段を用いて同期を合わせて尤度演算
    を行うことを特徴とする高速ターボデコーダ。
  7. 【請求項7】 前記パイプライン化された複数段のガン
    マメトリックを供給する手段を有し、該パイプライン化
    されたガンマメトリックを入力として複数段の縦続構成
    からなるACS演算手段を有し、該演算結果を入力とし
    てステートメトリックを複数段(K段)毎に更新する手
    段を有し、該K段毎のステートメトリックを蓄積する手
    段であって、 該複数段の縦続構成からなるACS演算手段の内、初段
    の演算を加算演算とし、二段目以降を並列成分からなる
    トレリス構造で構成されたACS演算手段を特徴として
    構成された請求項1または2に記載の高速ターボデコー
    ダ。
  8. 【請求項8】 前記パイプライン化された複数段のガン
    マメトリックを供給する手段を有し、該パイプライン化
    されたガンマメトリックを入力として複数段の縦続構成
    からなるACS演算手段を有し、該演算結果を入力とし
    てステートメトリックを複数段(K段)毎に更新する手
    段を有し、該K段毎のステートメトリックを蓄積する手
    段であって、 該ステートメトリックを複数段(K段)毎に更新する手
    段は、更新前のステートを示す全てのノードから更新後
    のステートを示す各ノードへの第一の入力し、前記複数
    段の縦続構成からなるACS演算結果を第二の入力とし
    て構成され、ステートを示すノード数分の入力によるA
    CS演算(Add、Compare、Select演
    算)を特徴として構成された請求項1、2または7に記
    載の高速ターボデコーダ。
  9. 【請求項9】 前記パイプライン化された複数段のガン
    マメトリックを供給する手段を有し、該パイプライン化
    されたガンマメトリックを入力として複数段の縦続構成
    からなるACS演算手段を有し、該演算結果を入力とし
    てステートメトリックを複数段(K段)毎に更新する手
    段を有し、該K段毎のステートメトリック更新結果とパ
    イプライン化された複数段のガンマメトリックを入力と
    した複数段の縦続構成からなるACS演算手段を有し、
    該縦続構成からなるACS演算手段の各段の演算結果を
    元に尤度演算を行うことを特徴とする構成であって、 前記パイプライン化されたガンマメトリックを入力とし
    て複数段の縦続構成からなるACS演算手段の内、初段
    の演算を加算演算とし、二段目以降を並列成分からなる
    トレリス構造で構成されたACS演算手段を特徴として
    構成された請求項3または4に記載の高速ターボデコー
    ダ。
  10. 【請求項10】 前記パイプライン化された複数段のガ
    ンマメトリックを供給する手段を有し、該パイプライン
    化されたガンマメトリックを入力として複数段の縦続構
    成からなるACS演算手段を有し、該演算結果を入力と
    してステートメトリックを複数段(K段)毎に更新する
    手段を有し、該K段毎のステートメトリック更新結果と
    パイプライン化された複数段のガンマメトリックを入力
    とした複数段の縦続構成からなるACS演算手段を有
    し、該縦続構成からなるACS演算手段の各段の演算結
    果を元に尤度演算を行うことを特徴とする構成であっ
    て、 該ステートメトリックを複数段(K段)毎に更新する手
    段は、更新前のステートを示す全てのノードから更新後
    のステートを示す各ノードへの第一の入力し、前記複数
    段の縦続構成からなるACS演算結果を第二の入力とし
    て構成され、ステートを示すノード数分の入力によるA
    CS演算(Add、Compare、Select演
    算)を特徴として構成された請求項3、4または9に記
    載の高速ターボデコーダ。
  11. 【請求項11】 該ターボコードの符号化方法は並列連
    接型を用いたことを特徴とする請求項1ないし10のう
    ちのいずれか1項に記載の高速ターボデコーダ。
  12. 【請求項12】 該ターボコードの符号化方法は直列連
    接型を用いたことを特徴とする請求項1ないし10のう
    ちのいずれか1項に記載の高速ターボデコーダ。
  13. 【請求項13】 ACS演算においてヤコビアンロガリ
    ズムによる補正値を加算したことを特徴とする請求項1
    ないし12のうちのいずれか1項に記載の高速ターボデ
    コーダ。
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