JP2001319726A - シャッター付コネクタ及びその組立て方法 - Google Patents

シャッター付コネクタ及びその組立て方法

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JP2001319726A
JP2001319726A JP2000135063A JP2000135063A JP2001319726A JP 2001319726 A JP2001319726 A JP 2001319726A JP 2000135063 A JP2000135063 A JP 2000135063A JP 2000135063 A JP2000135063 A JP 2000135063A JP 2001319726 A JP2001319726 A JP 2001319726A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジング30を1ピースとして部品数を少
なくし、シャッター32に負荷を加えずにハウジング3
0へ装着することを可能にすること。 【解決手段】 ハウジング30のコイル収容凹部54、
54内にコイルスプリング34、34を収容し、内径幅
をW1、W2(W1>R>W2、Rはコイルスプリング
34の外径)の2段階とした治具36、36をコイル収
容凹部54、54内に挿入してコイルスプリング34、
34を圧縮することによって、コイル収容凹部54、5
4の前面側にアーム収容空間70、70を形成し、シャ
ッター32のアーム62、62をスリット56、56を
介してアーム収容空間70、70内に収容し、治具3
6、36の抜去でアーム62、62をコイルスプリング
34、34の前面側に当接、係合してシャッター付コネ
クタを組み立て形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングにコン
タクトを取り付け、待機時にコイルスプリングでシャッ
ターを前面側へ付勢してコンタクトを保護し、嵌合時に
相手方コネクタでシャッターを背面側へ移動してコンタ
クトを相手方コネクタの端子金具に接触させるシャッタ
ー付コネクタ及びその組立て方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシャッター付コネクタ
は、2ピースのハウジングにシャッターを摺動可能に装
着したもの、又は図13、図14に示すような1ピース
のハウジングにシャッターを摺動可能に装着したものな
どが知られている。
【0003】図13に示した従来例は、上面を開口した
ハウジング10の対向する内壁面に前後方向(コネクタ
挿抜方向、図では紙面に垂直な方向)に沿ってガイド溝
12、12を形成し、ハウジング10の上面側開口部か
らシャッター14を装着する。このシャッター14の両
側縁にはガイド溝12、12と係合するガイド突起1
6、16が形成され、待機時にコイルスプリング(図示
省略)でシャッター14を前面方向(図では紙面に垂直
な手前方向)へ付勢してコンタクト(図示省略)を保護
し、嵌合時に相手方コネクタでシャッター14を背面方
向(図では紙面に垂直な奥方向)へ移動してコンタクト
を相手方コネクタの端子金具に接触させていた。
【0004】図14に示した従来例は、ハウジング20
の上面側にスリット22、22を形成し、ハウジング2
0の上面側からシャッター24を矢印方向へ移動して装
着する。このシャッター24の両側から下方へ突出させ
た脚片26、26はスリット22、22に嵌合され、待
機時にコイルスプリング(図示省略)でシャッター24
を前面方向(図では紙面に垂直な手前方向)へ付勢して
コンタクト(図示省略)を保護し、嵌合時に相手方コネ
クタでシャッター24を背面方向(図では紙面に垂直な
奥方向)へ移動してコンタクトを相手方コネクタの端子
金具に接触させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらハウジン
グを2ピースとした従来例は、部品数が多くなるという
問題点があった。また、図13に示した従来例は、ハウ
ジング10を1ピースとしたため部品数が多くなる問題
点は解消したが、シャッター14に負荷を加えながらガ
イド突起16、16をガイド溝12、12に係合してハ
ウジング10に装着していたので、シャッター14のガ
イド突起16、16がつぶれ易く、シャッター14の動
きが悪くなったり、シャッター14が脱落するという問
題点があった。また、図14に示した従来例は、ハウジ
ング20を1ピースとしたため部品数が多くなる問題点
は解消したが、シャッター24に負荷を加えながら脚片
26、26をスリット22、22に係合してハウジング
20に装着していたので、シャッター24を矢印方向へ
動かして脚片26、26をスリット22、22に係合す
るときに、脚片26、26の先端部が図中矢印で示す方
向に変位する力を受けるため、脚片26、26のバネ性
にへたりが生じ易く、シャッター24のロック状態が不
完全になるという問題点があった。
【0006】本発明は上述の問題点を解決するためにな
されたもので、ハウジングを1ピースとして部品数を少
なくでき、しかもシャッターに負荷を加えることなくシ
ャッターをハウジングに装着することのできるシャッタ
ー付コネクタ及びその組立て方法を提供することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハウ
ジングにコンタクトを取り付け、待機時にコイルスプリ
ングでシャッターを前面側へ付勢してコンタクトを保護
し、嵌合時に相手方コネクタでシャッターを背面側へ移
動してコンタクトを相手方コネクタの端子金具に接触さ
せるシャッター付コネクタにおいて、ハウジングに、前
面側に開口してコイルスプリングを収容するコイル収容
凹部と、上面側に開口してコイル収容凹部に連通するス
リットとを形成し、このスリットのスリット幅をコイル
スプリングの外径より小さく形成し、シャッターを、ハ
ウジングの上面側に位置するシャッター本体と、このシ
ャッター本体の下面側から突出してスリットを遊嵌状態
で貫通し、コイル収容凹部内でコイルスプリングの前面
側に当接して係合するアームとで形成したことを特徴と
する。このような構成において、スリットのスリット幅
がコイルスプリングの外径より小さいので、コイルスプ
リングがシャッターの抜け止めとなり、アームがコイル
スプリングの前面側に当接、係合しているので、シャッ
ターがコイルスプリングの抜け止めとなっている。この
ため、ハウジングを1ピースとして部品数を少なくする
ことができる。シャッターのアームがハウジングのスリ
ットを遊嵌状態で貫通してコイル収容凹部内でコイルス
プリングの前面側に当接、係合することによって、シャ
ッターが前面側へ付勢される構成なので、所定の治具で
コイルスプリングを圧縮してコイル収容凹部の前面側に
アームを収容する空間を形成することによって、シャッ
ターに負荷を加えずにハウジングに装着することができ
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、構造を複雑にすることなくシャッターの移動を円滑
にするために、コイル収容凹部を、ハウジングの前面側
に開口してコイルスプリングを収容する1対のコイル収
容凹部とし、スリットを、ハウジングの上面側に開口し
て対応したコイル収容凹部に連通する1対のスリットと
し、アームを、シャッター本体の下面側から突出して対
応したスリットを遊嵌状態で貫通し、対応したコイル収
容凹部内で対応したコイルスプリングの前面側に当接し
て係合する1対のアームとする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、シャッターのアームとコイルスプリングの当
接、係合関係をより安定化させるために、シャッターの
アームを、スリットを遊嵌状態で貫通するスリット貫通
部と、このスリット貫通部に連設されコイル収容凹部内
でコイルスプリングの前面側端部に当接するコイル当接
部と、このコイル当接部に連設されコイルスプリング内
に係合するコイル内係合突起部とで構成する。
【0010】請求項4の発明は、請求項1又は2のシャ
ッター付コネクタの組立て方法であって、ハウジングの
コイル収容凹部にコイルスプリングを収容し、コイル収
容凹部内に治具を挿入しコイルスプリングを圧縮するこ
とによって、コイル収容凹部の前面側にアーム収容空間
を形成し、シャッターのアームをハウジングのスリット
を介してアーム収容空間内に収容し、治具の抜去でアー
ムをコイルスプリングの前面側に当接して係合させるこ
とを特徴とする。このような構成において、治具でコイ
ルスプリングを圧縮してコイル収容凹部にアーム収容空
間を形成し、このアーム収容空間内にシャッターのアー
ムを挿入し、治具の抜去でアームをコイルスプリングの
前面側に当接、係合させてシャッターを前面側へ付勢し
ているので、請求項1又は2のシャッター付コネクタ
を、シャッターに負荷を加えることなく簡単に組み立て
ることができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項3のシャッター
付コネクタの組立て方法であって、ハウジングのコイル
収容凹部にコイルスプリングを収容し、コイル収容凹部
内に治具を挿入してコイルスプリングを圧縮することに
よって、コイル収容凹部の前面側にアーム収容空間を形
成し、シャッターのアームをハウジングのスリットを介
してアーム収容空間内に収容し、治具の抜去でアームの
コイル当接部をコイルスプリングの前面側端部に当接す
るとともに、コイル内係合突起部をコイルスプリング内
に係合してなることを特徴とする。このような構成にお
いて、治具でコイルスプリングを圧縮してコイル収容凹
部の前面側にアーム収容空間を形成し、このアーム収容
空間内にスリットを介してシャッターのアームを挿入
し、治具の抜去でコイル当接部をコイルスプリングの前
面側端部に当接させるとともに、コイル内係合突起部を
コイルスプリング内に係合させているので、請求項3の
シャッター付コネクタを、シャッターに負荷を加えるこ
となく簡単に組み立てることができる。
【0012】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、治具の構造を簡単にするために、コイル収容
凹部内に挿入する治具を、先端開口側から基端閉塞側に
向けて内径幅をW1、W2(W1>R>W2、Rはコイ
ルスプリングの外径)の2段階とした縦長U字形状の治
具とし、この縦長U字形状治具の内径幅W1、W2の境
目にコイルスプリングの前面側端部に当接する段部を形
成する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるシャッター付
コネクタの一実施形態例を図面により説明する。図1は
角部分や稜線部分の丸みの一部を直線で簡略化した分解
斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は側面図
で、これらの図において、30は合成樹脂で成形された
ハウジング、32は合成樹脂で成形されたシャッター、
34、34はコイルスプリング、36、36は組立て時
に使用する治具(要部のみ図示)である。
【0014】前記ハウジング30は、図5乃至図10に
示すように、コンタクト取付部38と、このコンタクト
取付部38の両側に一体に連設されたシャッター装着部
40、40と、このシャッター装着部40、40の下部
に一体に連設された押え金具案内部42、42とで構成
されている。
【0015】前記コンタクト取付部38には複数のコン
タクト収容孔44〜44が形成され、このコンタクト収
容孔44〜44にはコンタクト46〜46が背面側から
圧入されている。前記コンタクト46は、導電性金属板
の打ち抜き及び折り曲げによって横長コ字形状に形成さ
れ、折返部46aがコンタクト収容孔44の背面側開口
部からの圧入係止で固定され、上側の可動接触部46b
がコンタクト収容孔44の上側開口部から上面側に突出
し、下側の可動接触部46cがコンタクト収容孔44の
下面側開口部に臨設している。前記コンタクト取付部3
8の背面側には、前記コンタクト収容孔44〜44の下
面側開口部に連通するFPC(フレキシブルプリント基
板)挿入口47が形成されている。
【0016】前記コンタクト取付部38とシャッター装
着部40、40の上面側には、コンタクト46〜46の
上側の可動接触部46b〜46bを区分して収容するリ
ブ48〜48、50、50と前記シャッター32を案内
するリブ52、52とが、上端面が同一面となるように
形成されている。前記リブ50、50は、コンタクト取
付部38とシャッター装着部40、40にまたがるよう
に前記リブ48〜48より広幅形状に形成されている。
【0017】前記シャッター装着部40、40には、前
面側に開口してコイルスプリング34、34を収容する
横断面矩形状のコイル収容凹部54、54と、上面側に
開口してコイル収容凹部54、54に連通するスリット
56、56とが形成され、このスリット56、56のス
リット幅Wはコイルスプリング34、34の外径Rより
小さく形成されている。
【0018】前記押え金具案内部42、42は、前記シ
ャッター装着部40、40の下面側から下方向へ突設さ
れ、その対向面に背面側を閉塞した案内凹部43、43
が形成され、この案内凹部43、43間に後述する押え
金具85を嵌合挿入するための押え金具挿入口が形成さ
れている。
【0019】前記シャッター32は、図11の(a)乃
至(e)に示すように、前記ハウジング30の上面側に
位置したシャッター本体58と、このシャッター本体5
8の下面両側から下方向に向けて順次一体に連設された
連結体60、60及びアーム62、62で構成されてい
る。前記シャッター本体58は前面側を肉厚の押圧部5
8aとした矩形板状に形成され、前記連結体60、60
は前記リブ48〜48、50、50、52、52の突出
高さとほぼ同一高さに形成されている。前記アーム6
2、62は、前記連結体60、60の下面側から下方向
に向けて順次一体に連設されたスリット貫通部64、6
4、コイル当接部66、66及びコイル内係合突起部6
8、68で形成されている。
【0020】前記治具36は前記コイル収容凹部54内
に嵌合挿入可能な形状に形成されている。前記治具36
は、具体的には図1に示すように、先端開口側から基端
閉塞側に向けて内径幅をW1、W2(W1>R>W2、
Rはコイルスプリング34の外径)の2段階とした縦長
U字形状に形成され、この縦長U字形状の内径幅W1、
W2の境目に、後述する組立て時にコイルスプリング3
4の前面側端部と当接する段部36a、36aが形成さ
れている。前記治具36の内径幅W2、長さL及び高さ
Hで形成される空間70は、前記アーム62のコイル当
接部66及びコイル内係合突起部68を収容可能な大き
さに形成され、後述する組立て時にアーム収容空間70
となる。このアーム収容空間70の大きさは、例えば、
内径幅W2がスリット56の幅Wと同一幅に形成され、
長さL及び高さHがコイル当接部66及びコイル内係合
突起部68の前後方向長さ、上下方向の高さより若干大
きく形成される。
【0021】つぎに、前記実施形態例の組み立てについ
て図1を併用して説明する。 (1)まず、ハウジング30の前面側からコイル収容凹
部54、54内にコイルスプリング34、34を収容す
る。
【0022】(2)ついで、ハウジング30の前面側か
らコイル収容凹部54、54内に治具36、36を嵌合
挿入し、治具36、36の段部36a、36a、36
a、36aにコイルスプリング34、34の前面側端部
を当接しつつ押圧して、治具36、36の段部36a、
36a、36a、36aとコイル収容凹部54、54内
の背面側内壁面との間にコイルスプリング34、34を
圧縮する。
【0023】(3)そして、コイルスプリング34、3
4のバネ圧力に抗して治具36、36をコイル収容凹部
54、54内の所定位置まで嵌合挿入し、治具36、3
6のアーム収容空間70、70がスリット56、56の
前面側にほぼ一致したときに、シャッタ32のアーム6
2、62をハウジング30の上面側からスリット56、
56を介してアーム収容空間70、70内に挿入する。
【0024】(4)ついで、治具36、36をコイル収
容凹部54、54内から抜去してコイルスプリング3
4、34への押圧力を解除する。このコイルスプリング
34、34への押圧解除によりコイルスプリング34、
34が伸長し、その前面側がアーム62、62のコイル
内係合突起部68、68の外周囲に遊嵌状態で係合しつ
つ、その前面側端部がアーム62、62のコイル当接部
66、66に当接してシャッター32を前面側へ付勢
し、コンタクト46〜46の上面側を覆って保護する待
機状態となる。この待機状態では、コイルスプリング3
4、34の外径Rがスリット56、56のスリット幅W
より大きいので、コイルスプリング34、34がシャッ
ター32の抜け止めとなり、アーム62、62がコイル
スプリング34、34の前面側に当接、係合しているの
で、シャッター32がコイルスプリング34、34の抜
け止めとなっている。
【0025】つぎに前記実施形態例の作用を図12を併
用して説明する。 (1)相手方コネクタ80との嵌合に待機しているとき
には、シャッター32はコイルスプリング34、34で
ハウジング30の前面側に付勢されているので、シャッ
ター32は図12に実線で示す位置にある。このとき、
コンタクト46〜46は、その上面側がシャッター32
で覆われて保護されている。
【0026】(2)相手方コネクタ80と嵌合するとき
には、相手方コネクタ80を図12に示す矢印方向へ移
動して相手方コネクタ80でシャッター本体58の押圧
部58aを押圧し、シャッター32をハウジング30の
背面側に移動させる。シャッター32が所定位置まで移
動し、図示を省略した係止機構で相手方コネクタ80と
ロック状態となって図12に2点鎖線で示す位置にくる
と、相手方コネクタ80の端子金具(固定接触部)82
〜82によってコンタクト46〜46の上側の可動接触
部46b〜46bが同図に2点鎖線で示すように弾性変
形して端子金具82〜82と弾性的に接触する。相手方
コネクタ80の他側は、例えばアクセサリー側に接続さ
れている。
【0027】(3)FPC84と嵌合するときには、F
PC84を図12に示す矢印方向へ移動してハウジング
30のFPC挿入口47に挿入し、ついで押え金具案内
部42、42の案内凹部43、43間に形成された押え
金具挿入口に押え金具85を嵌合挿入する。すると、コ
ンタクト46〜46の下側の可動接触部46c〜46c
が図12に2点鎖線で示すように弾性変形してFPC8
4の対応する接触部(図示省略)と弾性的に接触する。
FPC84の他側は、例えばプリント基板側に接続され
る。
【0028】(4)このため、相手方コネクタ80及び
FPC84と嵌合したときには、相手方コネクタ80の
端子金具82〜82がコンタクト46〜46を介してF
PC84の接続部と電気的に接続状態となる。
【0029】前記実施形態例では、相手方コネクタをF
PCに電気的に接続するシャッター付コネクタについて
説明したが、本発明はこれに限るものでなく、相手方コ
ネクタをFPC以外のものに電気的に接続するシャッタ
ー付コネクタについても利用することができる。
【0030】前記実施形態例では、シャッターのアーム
とコイルスプリングの当接、係合関係をより安定化させ
るために、シャッターのアームをスリット貫通部、コイ
ル当接部及びコイル内係合突起部で構成した場合につい
て説明したが、本発明はこれに限るものでなく、ハウジ
ングのスリットを遊嵌状態で貫通し、コイル収容凹部内
でコイルスプリングの前面側に当接、係合するものであ
ればよい。例えば、シャッターのアームを、スリットを
遊嵌状態で貫通するスリット貫通部と、このスリット貫
通部に連設されコイル収容凹部内でコイルスプリングの
前面側端部に当接するコイル当接部と、このコイル当接
部に突設されてコイルスプリングの前面側外周縁の上側
と下側に係合する弧状のコイル外係合突起部とで構成し
た場合についても利用することができる。
【0031】前記実施形態例では、構造を複雑にするこ
となくシャッターの移動を円滑にするために、コイル収
容凹部、スリット、アームのそれぞれを1対のコイル収
容凹部、スリット、アームで構成した場合について説明
したが、本発明はこれに限るものでなく、コイル収容凹
部、スリット、アームのそれぞれを1つとした場合、又
はコイル収容凹部、スリット、アームのそれぞれを3つ
以上とした場合についても利用することができる。
【0032】前記実施形態例では、シャッター付コネク
タの組立て方法で使用する治具の構造を簡単にするため
に、コイル収容凹部内に挿入する治具を、先端開口側か
ら基端閉塞側に向けて内径幅をW1、W2の2段階とし
た縦長U字形状の治具とし、この縦長U字形状治具の内
径幅W1、W2の境目にコイルスプリングの前面側端部
に当接する段部を形成した場合について説明したが、本
発明はこれに限るものでなく、コイル収容凹部内への挿
入でコイルスプリングを圧縮することによって、コイル
収容凹部の前面側にアーム収容空間を形成し、コイル収
容凹部内からの抜去でシャッターのアームをコイルスプ
リングの前面側に当接、係合せしめる治具であればよ
い。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、ハウジングにコイル
収容凹部とスリットを形成し、このスリットのスリット
幅をコイルスプリングの外径より小さく形成し、シャッ
ターをシャッター本体とアームで形成し、このアームが
シャッター本体の下面側から突出してスリットを遊嵌状
態で貫通し、コイル収容凹部内でコイルスプリングの前
面側に当接、係合させることによって、コイルスプリン
グがシャッターの抜け止めとなるとともにシャッターが
コイルスプリングの抜け止めとなるように構成したの
で、ハウジングを1ピースとして部品数を少なくするこ
とができる。さらに、シャッターのアームがハウジング
のスリットを遊嵌状態で貫通してコイル収容凹部内でコ
イルスプリングの前面側に当接、係合することによっ
て、シャッターを前面側へ付勢する構成としたので、所
定の治具でコイルスプリングを圧縮してコイル収容凹部
の前面側にアームを収容する空間を形成することによっ
て、シャッターに負荷を加えずにハウジングに装着する
ことができる。このため、ハウジングへの装着に起因す
るシャッターの変形を確実に防止することができ、寸法
精度を低く抑えることができ、シャッターにバネ性を不
要として材料の選択範囲を広げることができる。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、コイル収容凹部を、ハウジングの前面側に開口して
コイルスプリングを収容する1対のコイル収容凹部と
し、スリットを、ハウジングの上面側に開口して対応し
たコイル収容凹部に連通する1対のスリットとし、アー
ムを、シャッター本体の下面側から突出して対応したス
リットを遊嵌状態で貫通し、対応したコイル収容凹部内
で対応したコイルスプリングの前面側に当接、係合する
1対のアームとしたので、構造を複雑にすることなくシ
ャッターの移動を円滑にすることができる。
【0035】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、シャッターのアームとコイルスプリングの当
接、係合関係をより安定化させるために、シャッターの
アームを、スリットを遊嵌状態で貫通するスリット貫通
部と、このスリット貫通部に連設されコイル収容凹部内
でコイルスプリングの前面側端部に当接するコイル当接
部と、このコイル当接部に連設されコイルスプリング内
に係合するコイル内係合突起部とで構成する。
【0036】請求項4の発明は、請求項1又は2のシャ
ッター付コネクタの組立て方法であって、ハウジングの
コイル収容凹部にコイルスプリングを収容し、コイル収
容凹部内に治具を挿入しコイルスプリングを圧縮するこ
とによって、コイル収容凹部の前面側にアーム収容空間
を形成し、シャッターのアームをハウジングのスリット
を介してアーム収容空間内に収容し、治具の抜去でアー
ムをコイルスプリングの前面側に当接、係合させるよう
にしたので、請求項1又は2のシャッター付コネクタ
を、シャッターに負荷を加えることなく簡単に組み立て
ることができる。
【0037】請求項5の発明は、請求項3のシャッター
付コネクタの組立て方法であって、ハウジングのコイル
収容凹部にコイルスプリングを収容し、コイル収容凹部
内に治具を挿入してコイルスプリングを圧縮することに
よって、コイル収容凹部の前面側にアーム収容空間を形
成し、シャッターのアームをハウジングのスリットを介
してアーム収容空間内に収容し、治具の抜去でアームの
コイル当接部をコイルスプリングの前面側端部に当接さ
せるとともに、コイル内係合突起部をコイルスプリング
内に係合させるようにしたので、請求項3のシャッター
付コネクタを、シャッターに負荷を加えることなく簡単
に組み立てることができる。
【0038】請求項6の発明は、請求項4又は5の発明
において、コイル収容凹部内に挿入する治具を、先端開
口側から基端閉塞側に向けて内径幅をW1、W2の2段
階とした縦長U字形状の治具とし、この縦長U字形状治
具の内径幅W1、W2の境目にコイルスプリングの前面
側端部に当接する段部を形成したので、組立て時に使用
する治具の構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシャッター付コネクタ及びその組
立て方法の一実施形態例を示す分解斜視図である。
【図2】図1中の構成要素を組み立てて製造した、本発
明によるシャッター付コネクタの平面図である。
【図3】図1中の構成要素を組み立てて製造した、本発
明によるシャッター付コネクタの正面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図1乃至図4中のハウジングの平面図である。
【図6】図1乃至図4中のハウジングの正面図である。
【図7】図6の底面図である。
【図8】図6の背面図である。
【図9】図6の右側面図である。
【図10】図6のA−A線断面図である。
【図11】図1乃至図4中のシャッターを示す図で、
(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、
(d)は背面図、(e)は(b)の右側面図である。
【図12】本発明によるシャッター付コネクタと相手方
コネクタ及びFPCとの接続作用を説明する断面図であ
る。
【図13】従来例1の要部を示す断面図である。
【図14】従来例2の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
30…ハウジング、 32…シャッター、 34…コイ
ルスプリング、 36…コイル収容凹部54内に挿入す
る治具、 36a…治具36の段部、 46…コンタク
ト、 47…FPC挿入口、 54…コイル収容凹部、
56…スリット、 58…シャッター本体、 62…
アーム、 64…スリット貫通部、 66…コイル当接
部、 68…コイル内係合突起部、 70…アーム収容
空間、80…相手方コネクタ、 82…相手方コネクタ
80の端子金具、 84…FPC、 85…押え金具、
H…治具36の高さ、 R…コイルスプリング34の
外径、 W…スリット幅、 W1、W2…治具36の内
径幅。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングにコンタクトを取り付け、待機
    時にコイルスプリングでシャッターを前面側へ付勢して
    コンタクトを保護し、嵌合時に相手方コネクタでシャッ
    ターを背面側へ移動してコンタクトを相手方コネクタの
    端子金具に接触させるシャッター付コネクタにおいて、
    前記ハウジングに、前面側に開口して前記コイルスプリ
    ングを収容するコイル収容凹部と、上面側に開口して前
    記コイル収容凹部に連通するスリットとを形成し、この
    スリットのスリット幅を前記コイルスプリングの外径よ
    り小さく形成し、前記シャッターを、前記ハウジングの
    上面側に位置するシャッター本体と、このシャッター本
    体の下面側から突出して前記スリットを遊嵌状態で貫通
    し、前記コイル収容凹部内で前記コイルスプリングの前
    面側に当接して係合するアームとで形成したことを特徴
    とするシャッター付コネクタ。
  2. 【請求項2】コイル収容凹部は、ハウジングの前面側に
    開口してコイルスプリングを収容する1対のコイル収容
    凹部からなり、スリットは、ハウジングの上面側に開口
    して対応したコイル収容凹部に連通する1対のスリット
    からなり、アームは、シャッター本体の下面側から突出
    して対応したスリットを遊嵌状態で貫通し、対応したコ
    イル収容凹部内で対応したコイルスプリングの前面側端
    部に当接して係合する1対のアームからなる請求項1記
    載のシャッター付コネクタ。
  3. 【請求項3】シャッターのアームは、スリットを遊嵌状
    態で貫通するスリット貫通部と、このスリット貫通部に
    連設されコイル収容凹部内でコイルスプリングの前面側
    端部に当接するコイル当接部と、このコイル当接部に連
    設されコイルスプリング内に係合するコイル内係合突起
    部とからなる請求項1又は2記載のシャッター付コネク
    タ。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載のシャッター付コネク
    タの組立て方法であって、ハウジングのコイル収容凹部
    にコイルスプリングを収容し、コイル収容凹部内に治具
    を挿入しコイルスプリングを圧縮することによって、コ
    イル収容凹部の前面側にアーム収容空間を形成し、シャ
    ッターのアームをハウジングのスリットを介してアーム
    収容空間内に収容し、治具の抜去でアームをコイルスプ
    リングの前面側に当接して係合してなることを特徴とす
    るシャッター付コネクタの組立て方法。
  5. 【請求項5】請求項3記載のシャッター付コネクタの組
    立て方法であって、ハウジングのコイル収容凹部にコイ
    ルスプリングを収容し、コイル収容凹部内に治具を挿入
    してコイルスプリングを圧縮することによって、コイル
    収容凹部の前面側にアーム収容空間を形成し、シャッタ
    ーのアームをハウジングのスリットを介してアーム収容
    空間内に収容し、治具の抜去でアームのコイル当接部を
    コイルスプリングの前面側端部に当接するとともに、コ
    イル内係合突起部をコイルスプリング内に係合してなる
    ことを特徴とするシャッター付コネクタの組立て方法。
  6. 【請求項6】コイル収容凹部内に挿入する治具は、先端
    開口側から基端閉塞側に向けて内径幅をW1、W2(W
    1>R>W2、Rはコイルスプリングの外径)の2段階
    とした縦長U字形状の治具とし、この縦長U字形状治具
    の内径幅W1、W2の境目にコイルスプリングの前面側
    端部に当接する段部を形成してなる請求項4又は5記載
    のシャッター付コネクタの組立て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101000199B1 (ko) * 2003-02-25 2010-12-10 니혼앗짜쿠단시세이소 가부시키가이샤 플러그 및 리셉터클

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