JP2001318385A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法Info
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- JP2001318385A JP2001318385A JP2000134883A JP2000134883A JP2001318385A JP 2001318385 A JP2001318385 A JP 2001318385A JP 2000134883 A JP2000134883 A JP 2000134883A JP 2000134883 A JP2000134883 A JP 2000134883A JP 2001318385 A JP2001318385 A JP 2001318385A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】 液晶セル１０に液晶２０を注入口１８か
ら注入した後、０．５〜０．９５ｋｇｆ／ｃｍ２の単位
湧き出し圧力Ｐａで１２０分間加圧して、液晶２０を湧
き出させ、その後、封止圧力Ｐｂ（Ｐａ×Ｓ−８０）で
加圧しつつ注入口１８に封止材を封止するものである。
ら注入した後、０．５〜０．９５ｋｇｆ／ｃｍ２の単位
湧き出し圧力Ｐａで１２０分間加圧して、液晶２０を湧
き出させ、その後、封止圧力Ｐｂ（Ｐａ×Ｓ−８０）で
加圧しつつ注入口１８に封止材を封止するものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の製
造方法に関し、特に液晶セルに液晶を注入した後の製造
工程に関するものである。
造方法に関し、特に液晶セルに液晶を注入した後の製造
工程に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置の製造方法において、アレ
イ基板と対向基板とをシール材によって貼り合わせた
後、液晶セル内部に液晶を注入する工程がある。この工
程の方法としては、例えば、液晶セル内部に液晶を定量
滴下し注入する滴下注入方式と、貼り合わせた２枚の基
板に設けた液晶注入口のある一辺を液晶につけて、毛細
管現象により液晶セル内部に液晶を注入するディップ方
式とがある。
イ基板と対向基板とをシール材によって貼り合わせた
後、液晶セル内部に液晶を注入する工程がある。この工
程の方法としては、例えば、液晶セル内部に液晶を定量
滴下し注入する滴下注入方式と、貼り合わせた２枚の基
板に設けた液晶注入口のある一辺を液晶につけて、毛細
管現象により液晶セル内部に液晶を注入するディップ方
式とがある。
【０００３】そして、このように液晶セル内部に液晶を
注入した後、液晶セル内部の圧力を一定にするととも
に、液晶が液晶セル内部で均一な間隙を満たすために、
加圧封止工程が設けられている。
注入した後、液晶セル内部の圧力を一定にするととも
に、液晶が液晶セル内部で均一な間隙を満たすために、
加圧封止工程が設けられている。
【０００４】この加圧封止工程は、液晶セルを水平な状
態に載置し、上方から一定の圧力を加えて、不要な液晶
を液晶セルから湧き出させ、その後、液晶注入口を封止
材によって封止する工程である。
態に載置し、上方から一定の圧力を加えて、不要な液晶
を液晶セルから湧き出させ、その後、液晶注入口を封止
材によって封止する工程である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記の加圧封止工程に
おいて、例えば、均一な間隔を得るために二段階に液晶
セルを加圧する技術が知られていた。
おいて、例えば、均一な間隔を得るために二段階に液晶
セルを加圧する技術が知られていた。
【０００６】例えば、まず４００ｋｇｆで１０分間加圧
した後、引き続いて２００ｋｇｆで１２５分間加圧を行
う。すると、液晶注入口から液晶が所定量（例えば、
２．７０ｍｇ）湧き出るようになっていた。
した後、引き続いて２００ｋｇｆで１２５分間加圧を行
う。すると、液晶注入口から液晶が所定量（例えば、
２．７０ｍｇ）湧き出るようになっていた。
【０００７】ところが、この方法であっても、依然とし
て液晶セルが液晶セル内部で不均一に分布し、重力斑が
発生して表示品位が下がるという問題点があった。
て液晶セルが液晶セル内部で不均一に分布し、重力斑が
発生して表示品位が下がるという問題点があった。
【０００８】また、単一の圧力で加圧する方法も考えら
れるが、この方法であると、加圧加重が不足するため、
必要な液晶が湧き出してこないという問題点があった。
れるが、この方法であると、加圧加重が不足するため、
必要な液晶が湧き出してこないという問題点があった。
【０００９】さらに、必要以上に液晶セルに加圧をかけ
ると、２枚の基板に余分な負荷が加わり、割れや欠けの
原因につながってしまうという問題点があった。
ると、２枚の基板に余分な負荷が加わり、割れや欠けの
原因につながってしまうという問題点があった。
【００１０】そこで本発明は上記問題点に鑑み、液晶セ
ルに液晶を注入した後、適量の液晶が湧き出るようにす
るとともに、液晶の注入口を適度に封止することができ
る液晶表示装置の製造方法を提供するものである。
ルに液晶を注入した後、適量の液晶が湧き出るようにす
るとともに、液晶の注入口を適度に封止することができ
る液晶表示装置の製造方法を提供するものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、液晶
セルに液晶を注入した後、液晶を前記液晶セル内部に加
圧封止する加圧封止工程を有する液晶表示装置の製造方
法において、前記加圧封止工程は、前記液晶セルを水平
に載置して、この液晶セルの全面に対し単位面積当たり
０．４〜１．０［ｋｇｆ／ｃｍ２］の単位湧き出し圧力
Ｐａを９０〜１５０分間加えて、前記液晶セル内部から
液晶を湧き出させる加圧工程を含むことを特徴とする液
晶表示装置の製造方法である。
セルに液晶を注入した後、液晶を前記液晶セル内部に加
圧封止する加圧封止工程を有する液晶表示装置の製造方
法において、前記加圧封止工程は、前記液晶セルを水平
に載置して、この液晶セルの全面に対し単位面積当たり
０．４〜１．０［ｋｇｆ／ｃｍ２］の単位湧き出し圧力
Ｐａを９０〜１５０分間加えて、前記液晶セル内部から
液晶を湧き出させる加圧工程を含むことを特徴とする液
晶表示装置の製造方法である。
【００１２】請求項２の発明は、前記加圧封止工程は、
前記加圧工程の後、前記液晶セルの全面に対し封止圧力
Ｐｂ［ｋｇｆ］を加えつつ、液晶が前記液晶セルから湧
き出す封止口を封止剤で封止する封止工程を含み、前記
封止圧力Ｐｂが、Ｐａ×Ｓ−Ｂ（但し、Ｓは液晶セルの
面積［ｃｍ２］、Ｂは６０〜１００［ｋｇｆ］）である
ことを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置の製造方
法である。
前記加圧工程の後、前記液晶セルの全面に対し封止圧力
Ｐｂ［ｋｇｆ］を加えつつ、液晶が前記液晶セルから湧
き出す封止口を封止剤で封止する封止工程を含み、前記
封止圧力Ｐｂが、Ｐａ×Ｓ−Ｂ（但し、Ｓは液晶セルの
面積［ｃｍ２］、Ｂは６０〜１００［ｋｇｆ］）である
ことを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置の製造方
法である。
【００１３】請求項３の発明は、単位湧き出し圧力Ｐａ
が、０．５〜０．９５［ｋｇｆ／ｃｍ２］であることを
特徴とする請求項１から２記載の液晶表示装置の製造方
法である。
が、０．５〜０．９５［ｋｇｆ／ｃｍ２］であることを
特徴とする請求項１から２記載の液晶表示装置の製造方
法である。
【００１４】請求項４の発明は、封止圧力ＰｂのＢが、
８０［ｋｇｆ］であることを特徴とする請求項２記載の
液晶表示装置の製造方法である。
８０［ｋｇｆ］であることを特徴とする請求項２記載の
液晶表示装置の製造方法である。
【００１５】上記の液晶表示装置の製造方法における加
圧封止工程を行うと、液晶セル内部の不要な液晶を排出
させることができるとともに、封止材の吸込み量も安定
させることができる。
圧封止工程を行うと、液晶セル内部の不要な液晶を排出
させることができるとともに、封止材の吸込み量も安定
させることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図１に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００１７】本実施例は、従来技術で説明した液晶表示
装置の液晶セル１０の加圧封止工程に関するものであ
る。
装置の液晶セル１０の加圧封止工程に関するものであ
る。
【００１８】まず、この加圧封止工程に到るまでに、例
えば、一対の電極基板としてアレイ基板１２と対向基板
１４とを枠状のシール材１６によって貼り合わせ、注入
口１８から、液晶２０を基板間隔に注入している。な
お、この液晶の注入方法としては、従来技術で説明した
ように、滴下注入式とディップ式等とがある。なお、本
発明ではいづれでも利用可能である。
えば、一対の電極基板としてアレイ基板１２と対向基板
１４とを枠状のシール材１６によって貼り合わせ、注入
口１８から、液晶２０を基板間隔に注入している。な
お、この液晶の注入方法としては、従来技術で説明した
ように、滴下注入式とディップ式等とがある。なお、本
発明ではいづれでも利用可能である。
【００１９】上記のようにして液晶２０を注入した液晶
セル１０を、図１に示すようにステージ２２の上に水平
に載置し、加圧装置２４の加圧板２６によって液晶セル
１０の全体に渡って一定の圧力をかける。なお、図１で
は１枚の液晶セル１０に圧力をかけているが、１枚の加
圧板２６によって複数枚（例えば、３０枚）の液晶セル
１０に同時に加圧してもよい。
セル１０を、図１に示すようにステージ２２の上に水平
に載置し、加圧装置２４の加圧板２６によって液晶セル
１０の全体に渡って一定の圧力をかける。なお、図１で
は１枚の液晶セル１０に圧力をかけているが、１枚の加
圧板２６によって複数枚（例えば、３０枚）の液晶セル
１０に同時に加圧してもよい。
【００２０】この加圧板２６によって加圧する単位湧き
出し圧力Ｐａは、０．４〜１．０ｋｇｆ／ｃｍ２であ
り、好ましくは０．５〜０．９５ｋｇｆ／ｃｍ２であ
る。そして、その加圧する時間は、１５インチの液晶セ
ル１０では１２０分が適当であり、５インチや６インチ
の液晶セル１０では９０分が適当である。
出し圧力Ｐａは、０．４〜１．０ｋｇｆ／ｃｍ２であ
り、好ましくは０．５〜０．９５ｋｇｆ／ｃｍ２であ
る。そして、その加圧する時間は、１５インチの液晶セ
ル１０では１２０分が適当であり、５インチや６インチ
の液晶セル１０では９０分が適当である。
【００２１】このようにして、液晶セル１０に対し単位
湧き出し圧力Ｐａで加圧を行うと、液晶セル１０内部に
入った不要な液晶が注入口１８から湧き出てくる。この
湧き出る量としては、１５インチの液晶セル１０では、
単位面積当たり０．００００９〜０．０００１ｍｇ／ｍ
ｍ２である。
湧き出し圧力Ｐａで加圧を行うと、液晶セル１０内部に
入った不要な液晶が注入口１８から湧き出てくる。この
湧き出る量としては、１５インチの液晶セル１０では、
単位面積当たり０．００００９〜０．０００１ｍｇ／ｍ
ｍ２である。
【００２２】さらに、具体的に数値を挙げると、単位湧
き出し圧力Ｐａを０．６８ｋｇｆ／ｃｍ２（加圧加重５
００ｋｇｆ）で１２０分加圧すると、液晶の湧き出し量
が７．１６ｍｇ（単位面積当たり０．００００９７ｍｇ
／ｍｍ２）となる。
き出し圧力Ｐａを０．６８ｋｇｆ／ｃｍ２（加圧加重５
００ｋｇｆ）で１２０分加圧すると、液晶の湧き出し量
が７．１６ｍｇ（単位面積当たり０．００００９７ｍｇ
／ｍｍ２）となる。
【００２３】上記のようにして、所定時間加圧工程を行
った後、加圧板２６で加圧した状態で引き続き封止工程
に入る。
った後、加圧板２６で加圧した状態で引き続き封止工程
に入る。
【００２４】この封止工程においては、加圧板２６によ
る加圧を単位湧き出し圧力Ｐａから封止圧力Ｐｂに下げ
る。このＰｂとしては、 Ｐｂ＝Ｐａ×Ｓ−Ｂ である。但し、Ｓは液晶セル１０の面積（ｃｍ２）、Ｂ
は６０〜１００ｋｇｆである。なお、好ましくは、Ｂ＝
８０（ｋｇｆ）である。
る加圧を単位湧き出し圧力Ｐａから封止圧力Ｐｂに下げ
る。このＰｂとしては、 Ｐｂ＝Ｐａ×Ｓ−Ｂ である。但し、Ｓは液晶セル１０の面積（ｃｍ２）、Ｂ
は６０〜１００ｋｇｆである。なお、好ましくは、Ｂ＝
８０（ｋｇｆ）である。
【００２５】この封止工程では、単位湧き出し圧力Ｐａ
より圧力を下げた封止圧力Ｐｂで液晶セル１０に加圧を
しつつ、ノズル２８によって封止材３０を注入口１８に
封止する。すると、封止材３０が液晶セル１０内部に
０．３〜０．４ｍｍ吸い込まれ、注入口１８が封止され
る。この０．３〜０．４ｍｍはシール材１６の幅とほぼ
同じであり、これ以上吸い込まれると液晶セル１０の有
効表示領域に到り、それ以上小さければ逆に注入口１８
を完全に封止することができないので、最も適当な吸込
み量となっている。
より圧力を下げた封止圧力Ｐｂで液晶セル１０に加圧を
しつつ、ノズル２８によって封止材３０を注入口１８に
封止する。すると、封止材３０が液晶セル１０内部に
０．３〜０．４ｍｍ吸い込まれ、注入口１８が封止され
る。この０．３〜０．４ｍｍはシール材１６の幅とほぼ
同じであり、これ以上吸い込まれると液晶セル１０の有
効表示領域に到り、それ以上小さければ逆に注入口１８
を完全に封止することができないので、最も適当な吸込
み量となっている。
【００２６】以上のように、加圧封止工程において、ま
ず加圧工程で単位湧き出し圧力Ｐａで加圧することによ
り適量の液晶が注入口１８から湧き出し、封止工程にお
いては封止圧力Ｐｂで加圧しつつ封止材３０を注入口１
８に封止させると、適量の封止材が注入口１８に吸い込
まれ、液晶セル１０内部に液晶を完全に加圧封止するこ
とができる。
ず加圧工程で単位湧き出し圧力Ｐａで加圧することによ
り適量の液晶が注入口１８から湧き出し、封止工程にお
いては封止圧力Ｐｂで加圧しつつ封止材３０を注入口１
８に封止させると、適量の封止材が注入口１８に吸い込
まれ、液晶セル１０内部に液晶を完全に加圧封止するこ
とができる。
【００２７】そして、この場合に液晶による重力斑等の
発生を防止することができ、表示品位が下がることがな
い。
発生を防止することができ、表示品位が下がることがな
い。
【００２８】
【発明の効果】以上により本発明の液晶表示装置の製造
方法であると、液晶セルに液晶を注入後液晶セルを加圧
封止で液晶セル内部の不要な液晶を排出するとともに、
適量の封止材で注入口を封止することができるので、重
力斑等の液晶起因による斑の発生を防止し、かつ、封止
材の吸込み量をより安定させることができる。
方法であると、液晶セルに液晶を注入後液晶セルを加圧
封止で液晶セル内部の不要な液晶を排出するとともに、
適量の封止材で注入口を封止することができるので、重
力斑等の液晶起因による斑の発生を防止し、かつ、封止
材の吸込み量をより安定させることができる。
【図１】加圧封止工程における説明図である。
１０ 液晶セル １２ アレイ基板 １４ 対向基板 １６ シール材 １８ 注入口 ２０ 液晶 ２２ ステージ ２４ 加圧装置 ２６ 加圧板 ２８ ノズル ３０ 封止材
Claims (4)
- 【請求項１】液晶セルに液晶を注入した後、液晶を前記
液晶セル内部に加圧封止する加圧封止工程を有する液晶
表示装置の製造方法において、 前記加圧封止工程は、 前記液晶セルを水平に載置して、この液晶セルの全面に
対し単位面積当たり０．４〜１．０［ｋｇｆ／ｃｍ２］
の単位湧き出し圧力Ｐａを９０〜１５０分間加えて、前
記液晶セル内部から液晶を湧き出させる加圧工程を含む
ことを特徴とする液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項２】前記加圧封止工程は、 前記加圧工程の後、前記液晶セルの全面に対し封止圧力
Ｐｂ［ｋｇｆ］を加えつつ、液晶が前記液晶セルから湧
き出す封止口を封止剤で封止する封止工程を含み、 前記封止圧力Ｐｂが、Ｐａ×Ｓ−Ｂ（但し、Ｓは液晶セ
ルの面積［ｃｍ２］、Ｂは６０〜１００［ｋｇｆ］）で
あることを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置の製
造方法。 - 【請求項３】単位湧き出し圧力Ｐａが、０．５〜０．９
５［ｋｇｆ／ｃｍ２］であることを特徴とする請求項１
から２記載の液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項４】封止圧力ＰｂのＢが、８０［ｋｇｆ］であ
ることを特徴とする請求項２記載の液晶表示装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000134883A JP2001318385A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 液晶表示装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000134883A JP2001318385A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 液晶表示装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001318385A true JP2001318385A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18643073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000134883A Pending JP2001318385A (ja) | 2000-05-08 | 2000-05-08 | 液晶表示装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001318385A (ja) |
-
2000
- 2000-05-08 JP JP2000134883A patent/JP2001318385A/ja active Pending
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