JP2001317559A - 軸継手 - Google Patents

軸継手

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JP2001317559A
JP2001317559A JP2000139447A JP2000139447A JP2001317559A JP 2001317559 A JP2001317559 A JP 2001317559A JP 2000139447 A JP2000139447 A JP 2000139447A JP 2000139447 A JP2000139447 A JP 2000139447A JP 2001317559 A JP2001317559 A JP 2001317559A
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JP
Japan
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spline
hole
spline member
peripheral surface
shaft coupling
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JP2000139447A
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Inventor
Takeshi Tojo
健 東條
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸継手におけるスプライン摺動部分のグリー
ス保持を容易にすること。 【解決手段】 内周面にスプラインが形成された穴スプ
ライン部材と、この穴スプライン部材に一体化され端部
側に自在継手が配置された筒部材と、一端部外周面に上
記穴スプライン部材のスプラインと軸方向摺動可能に嵌
合するスプラインが形成されかつ他端部側に自在継手が
配置された軸スプライン部材と、上記穴スプライン部材
の端部に固定され軸スプライン部材の外周面上を摺動す
るシール部材とを有する軸継手において、穴スプライン
部材1と筒部材3の境界部12に、穴スプライン部材1
と筒部材3の各内部空間を軸方向に遮断する半径方向隔
壁10が設けられ、この隔壁10の中央部に軸方向貫通
穴11が形成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に使用さ
れる軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図3のような軸継手が知
られている。すなわち、この軸継手は、内周面にスプラ
イン31が形成された穴スプライン部材30と、この穴
スプライン部材30に溶接35にて一体化され端部側に
自在継手36が配置された筒部材32と、一端部外周面
に上記穴スプライン部材30のスプライン31と軸方向
摺動可能に嵌合するスプライン34が形成されかつ他端
部側に自在継手37が配置された軸スプライン部材33
と、上記穴スプライン部材30の端部に固定され軸スプ
ライン部材33の外周面上を摺動するシール部材38と
を有している。そして、上記筒部材32の内外径は、捩
り強度を穴スプライン部材30と同等にするため、穴ス
プライン部材30の内径より大きくされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の軸継手において
は、スプライン31,34摺動部分に供給されているグ
リースが筒部材32内部に流出して遠心力により筒部材
32内周面に付着するが、筒部材32内径が穴スプライ
ン部材30内径より大きいため、グリースが筒部材32
空間にとどまり、スプライン31,34摺動部分の潤滑
が維持できなくなるという問題点があった。また、遠心
力でグリースが筒部材32内部に流出しても潤滑が維持
できるようにするためには、最低でも筒部材32内部
に、スプライン31のスプライン歯基径と、筒部材32
の内周円径とで構成される中空円筒容積分に当るグリー
スを入れる必要があり、膨大な量のグリースが必要とな
る。
【0004】本発明は、上記の課題に対処するためにな
されたものであり、スプライン摺動部分のグリース保持
が容易となる軸継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、内周面にスプラインが形成された穴スプライン
部材と、この穴スプライン部材に一体化され端部側に自
在継手が配置された筒部材と、一端部外周面に上記穴ス
プライン部材のスプラインと軸方向摺動可能に嵌合する
スプラインが形成されかつ他端部側に自在継手が配置さ
れた軸スプライン部材と、上記穴スプライン部材の端部
に固定され軸スプライン部材の外周面上を摺動するシー
ル部材とを有する軸継手において、穴スプライン部材と
筒部材の境界部に、穴スプライン部材と筒部材の各内部
空間を軸方向に遮断する半径方向隔壁が設けられ、この
隔壁の中央部に軸方向貫通穴が形成されたことを特徴と
する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的実施形態
について図1を参照して説明する。この軸継手において
は、内周面にスプライン2が形成された穴スプライン部
材1と、この穴スプライン部材1に溶接9にて一体化さ
れ端部側に自在継手6が配置された筒部材3と、一端部
外周面に上記穴スプライン部材1のスプライン2と軸方
向摺動可能に嵌合するスプライン5が形成されかつ他端
部側に自在継手7が配置された軸スプライン部材4と、
上記穴スプライン部材1の端部に固定され軸スプライン
部材4の外周面上を摺動するシール部材8とを有する。
【0007】上記穴スプライン部材1と筒部材3の境界
部12、すなわち、穴スプライン部材1と筒部材3の溶
接部9の近傍に、穴スプライン部材1と筒部材3の各内
部空間を軸方向に遮断する半径方向隔壁10が設けられ
ている。この隔壁10は金属または樹脂で形成され、穴
スプライン部材1または筒部材3にいずれか一方に固定
される。この隔壁10によりスプライン2,5摺動時に
スプライン2,5摺動部分から流出するグリースが筒部
材3側内部に流動するのが防止され、スプライン2,5
摺動部の潤滑が維持される。
【0008】また、この隔壁10の中央部には、軸スプ
ライン部材4と穴スプライン部材1のスプライン2,5
摺動時の圧力を逃がすため、穴スプライン部材1と筒部
材3の各空間が連通する軸方向貫通穴11が形成されて
いる。グリースは遠心力の影響で隔壁10外周側に溜ま
るため、中央部の貫通穴11から筒部材3内部に流出す
ることがない。
【0009】また、図2(A)乃至(H)はそれぞれ上
記隔壁10の各種形状をあらわしたものであり、これ以
外にも、本発明の範囲内において種々の形状が考慮され
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は、内周面にスプラインが形成さ
れた穴スプライン部材と、この穴スプライン部材に一体
化され端部側に自在継手が配置された筒部材と、一端部
外周面に上記穴スプライン部材のスプラインと軸方向摺
動可能に嵌合するスプラインが形成されかつ他端部側に
自在継手が配置された軸スプライン部材と、上記穴スプ
ライン部材の端部に固定され軸スプライン部材の外周面
上を摺動するシール部材とを有する軸継手において、穴
スプライン部材と筒部材の境界部に、穴スプライン部材
と筒部材の各内部空間を軸方向に遮断する半径方向隔壁
が設けられ、この隔壁の中央部に軸方向貫通穴が形成し
たため、スプライン摺動部分に塗布されたグリースの筒
部材側への流動が防止でき、スプライン摺動部でのグリ
ース保持が容易となる。また、隔壁の中央部には軸方向
貫通穴が形成したため、スプライン摺動時の圧力を逃が
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の軸継手の断面図である。
【図2】(A)乃至(H)はそれぞれ図1の隔壁の各種
形状図である。
【図3】従来の軸継手の断面図である。
【符号の説明】
1 穴スプライン部材 2 スプライン 3 筒部材 4 軸スプライン部材 5 スプライン 6 自在継手 7 自在継手 8 シール部材 9 溶接 10 隔壁 11 貫通穴 12 境界部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面にスプラインが形成された穴スプ
    ライン部材と、この穴スプライン部材に一体化され端部
    側に自在継手が配置された筒部材と、一端部外周面に上
    記穴スプライン部材のスプラインと軸方向摺動可能に嵌
    合するスプラインが形成されかつ他端部側に自在継手が
    配置された軸スプライン部材と、上記穴スプライン部材
    の端部に固定され軸スプライン部材の外周面上を摺動す
    るシール部材とを有する軸継手において、穴スプライン
    部材と筒部材の境界部に、穴スプライン部材と筒部材の
    各内部空間を軸方向に遮断する半径方向隔壁が設けら
    れ、この隔壁の中央部に軸方向貫通穴が形成されたこと
    を特徴とする軸継手。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011002096A (ja) * 2010-08-31 2011-01-06 Jtekt Corp 駆動軸
JP2012063017A (ja) * 2011-12-26 2012-03-29 Jtekt Corp 駆動軸
CN110360236A (zh) * 2014-09-18 2019-10-22 日立汽车系统九州株式会社 动力传递轴及车辆用传动轴

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