JP2001317356A - 旋回作業車のダクト構造 - Google Patents
旋回作業車のダクト構造Info
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Abstract
エータ及びラジエータ取り付け部の構成により、旋回作
業車をコンパクトにすること。 【解決手段】 旋回可能に構成した旋回体へ回動可能に
取り付けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付け
られたアームと該アームへ回動自在に取り付けられた作
業機アタッチメントとを有する作業機を備えた旋回作業
車において、ラジエータ13前面のラジエータマウント
32により空気ダクトを構成し、さらにボンネット9と
ラジエータ13間の隙間をラバーシール35でシールし
た。
Description
したバックホーなどの作業機の構造に関し、特に、ラジ
エータのダクト構造に関する。
となっているため、エンジンを効率よく冷却するため
に、個々の装置の配置及び取り付け構造は非常に重要で
ある。たとえば、特開平6−212665号公報に示さ
れるごとく、ボンネット内の装置の配置構造から、小型
化を目的とする技術が開示されている。
ては、冷却フィンの仕事効率を上げて冷却効率を上げる
という面から、ボンネットの空気供給孔から進入する空
気を、余す事なくラジエータに供給できる事が望まれる
のである。すなわち、ダクト構造の気密性を向上する事
である。そして、特に小型の旋回作業車においては、狭
い作業場での作業を可能にするために、旋回機体を極力
小さくできることが望まれている。すなわち、前記ラジ
エータの取り付けの構造を、十分な剛性を保ちながら
も、大きさを小さく抑えることにより、機体全体をコン
パクトにすることである。
る課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為
の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごと
く、旋回可能に構成した旋回体へ回動可能に取り付けら
れたブームと該ブームへ回動自在に取り付けられたアー
ムと該アームへ回動自在に取り付けられた作業機アタッ
チメントとを有する作業機を備えた旋回作業車におい
て、ラジエータを固設するラジエータマウントにより吸
気ダクトを構成した。
エータマウントの内側周部と機体フレームの一部に、シ
ール部材を装着し、該シール部材により枠体を形成し
た。
エータマウントの内側周部と機体フレームの一部に装着
するシール部材を装着部および密着部により構成し、該
密着部を中空構造とし、ボンネット内側に当接させた。
に構成した旋回体へ回動可能に取り付けられたブームと
該ブームへ回動自在に取り付けられたアームと該アーム
へ回動自在に取り付けられた作業機アタッチメントとを
有する作業機を備えた旋回作業車において、ラジエータ
を旋回体側部かつ開口部を設けたボンネット近傍に配設
し、該ボンネットとラジエータとをシール部材を装着し
たラジエータマウントにより接続した。
面に基づいて説明する。図1は本発明の旋回作業車の全
体構成図、図2はボンネット部の側面図、図3は旋回機
体のボンネット内部の平面図、図4は同じくボンネット
内部の後面一部断面図、図5はラジエータマウントの平
面図、図6は同じく側面図、図7はラバーシールの断面
図、図8は同じく斜視図、図9は同じく取り付けた状態
を示す断面図、図10はラジエータの平面図、図11は
同じく側面図である。
クローラ式走行装置を搭載した旋回作業車の構成につい
て説明する。図1において、旋回作業車は、クローラ式
走行装置1の上部中央に旋回台軸受7を配置し、該旋回
台軸受7により旋回体8を左右旋回可能に軸受支持して
いる。そして、該クローラ式走行装置1の前後一端部に
おいて、排土板10を上下回動自在に配設している。
ボンネット9が配置され、該ボンネット9の上部には、
座席22が固設されている。そして、旋回体8の前端部
へ左右回動自在に取り付けられたブームブラケット12
には、ブーム6の下端部が上下回動自在に枢支されてい
る。該ブーム6の先端部にはアーム5を枢支し、該アー
ム5の先端部にはアタッチメント脱着装置11を枢支し
ており、該アタッチメント脱着装置11はアタッチメン
ト4を保持している。これらのブーム6、アーム5、及
び、アタッチメント4等により作業機が構成されてい
る。
3により該ブームブラケット12に対して回動され、ア
ーム5はアームシリンダ29により該ブーム6に対して
回動され、アタッチメント4は該アタッチメント脱着装
置11とともに、アタッチメントシリンダ24により前
記アーム5に対して回動される。
ネット9内のレイアウト構造について、図2ないし図4
を用いて以下に説明する。旋回体8の下部および後部
は、フレーム48により被装されており、該旋回体8の
後上部はボンネット9により被装されるものである。な
お、フレーム48の後部は機体カウンタウェイト38に
より構成されるものである。図2ないし図4に示すごと
く、座席22下部の機体横外側方にラジエータ13を、
その内方側にラジエータ冷却ファン14を備えたエンジ
ン15を配置している。すなわち、ボンネット9内にお
いて、ラジエータ13は旋回体8の後側部に配設され、
該ラジエータ13の内側にはラジエータ冷却ファン14
が配設されている。エンジン15の側方であって旋回体
8の下部には、リザーバータンク16を配置している。
ラジエータ冷却ファン14にはエンジン15のクランク
軸駆動力の一部がベルト(図示しない)を介して伝達さ
れ、該駆動力によりラジエータ冷却ファン14が回転さ
れている。これらのラジエータ13、エンジン15、リ
ザーバータンク16などを、旋回体8のフレーム48内
に配設し、前記ボンネット9で覆っている。該ボンネッ
ト9の左側面には、平面視長孔形状をなす前記空気供給
孔30・30が複数設けられている。さらに機体後部に
は、ボンネット開閉軸31を設けて、前記ボンネット9
とフレーム48を接続しており、該ボンネット開閉軸3
1によりボンネット9が開閉自在に枢設されている。
タマウント32について説明する。ラジエータマウント
32は、側面視略字コの字型としており、開口部を下方
に向けて配設されるものである。そして、ラジエータマ
ウント32上面には後方(旋回体内側)に延出された部
位が設けられており、後述するラジエータ13の固定ボ
ルト34・34(図示しない)が挿嵌されるラジエータ
マウント孔33・33が貫通して設けられている。さら
に、ラジエータマウント32の右側(旋回体において後
ろ側)は、後方(旋回体内側)に延出された形状となっ
ている。該ラジエータマウント32はラジエータ13を
固定するものであり、該ラジエータマウント32を介し
てラジエータ13がフレーム48に固設されるものであ
る。また、ラジエータマウント32はラジエータ13に
導入される空気導入方向を制限するものであり、該ラジ
エータマウント32によりボンネット9内に導入された
空気を効率的にラジエータ13に供給するものである。
用するシール構造について説明する。本発明では、ゴム
や樹脂などの弾性体からなるラバーシール35を使用す
る。該ラバーシール35は、ひも状に構成し、断面視に
おいて、係止ヒダ45・45・・・を複数設けた装着部
40と、パイプ状の密着部44からなるものである。該
装着部40は断面視略ヲの字型とし、前記ラジエータマ
ウント32の内側周部側面を挟み込むように嵌装する。
嵌装部には、4枚の係止ヒダ45・45・・・を設け、
嵌装時においては、該係止ヒダ45・45・・・の弾性
力によって、ラジエータマウント32に圧着されるので
ある。そして、嵌装部には金属または硬質ゴム等からな
る強化部材41を内包して、強度を確保している。さら
に、断面視下部には、ラジエータ13とラジエータマウ
ント32の隙間を密閉するための密閉ヒダ42が設けら
れている。そして、断面視上部には中空でパイプ状の密
着部44が前記装着部40に対して、連結部46を介し
て連結されている。そして、断面視右半周の一部には、
エアー抜き穴43・43・・・が密着部44の内側から
外側へ貫通して設けられている。
図11を用いて説明する。該ラジエータ13は平面視、
四角形形状とし、上面には前記ラジエータマウント孔3
3・33に枢支する固定ボルト34・34を左右均等に
設けている。そして、上部中央には冷却水供給口36を
設けられている。
説明する。図2に示されるごとく、前記ラバーシール3
5を、ラジエータマウント32の内側周部に装着するの
である。該ラバーシール35は、短い長さに分割して、
ラジエータマウント32に装着してもよいし、分割する
ことなく一体構成として装着してもよい。ただし、分割
して取り付ける際は、各ラバーシール35・35間に隙
間を持たせないようにすることが必要となる。さらに、
ラジエータ13の左側方のサイドフレーム37、及び機
体カウンタウェイト38のボンネット9側周部の一部に
は、同じくラバーシール35が取り付けられている。こ
うして、ラバーシール35で一連のシール枠体47を構
成しているのである。そして、ラジエータ13の固定ボ
ルト34・34をラジエータマウント孔33・33に挿
嵌して、固定ボルト34・34を締結することで、ラジ
エータ13をラジエータマウント32に固設するのであ
る。
およびラジエータマウント32によって冷却空気供給ダ
クトの役割を奏させるのである。すなわち、シール枠体
47およびラジエータマウント32によって吸気ダクト
が構成され、シール枠体47で囲まれた空間内を冷却空
気が通過するのである。こうして、特別な冷却空気供給
ダクトを設ける必要がないので、機体の構成を単純、か
つ、コンパクトにすることができるのである。
(通常の作業状態)においては、図9に示すごとく、ボ
ンネット9の内側面と前記ラバーシール35により構成
される密着部44が圧接することにより、ボンネット9
とラジエータ13間の隙間が密閉されるのである。この
際に、前記エアー抜き穴43・43・・・から、密着部
44内のエアーを排出することができるので、密着部4
4は柔軟な弾性変形をすることができ、前記密閉が完成
されるのである。すなわち、ボンネット9の空気供給孔
30・30を設けた部位をシール枠体47で囲み、該シ
ール枠体47で囲まれた隙間のない空間(パイプ)を形
成し、ラジエータマウント32とシール枠体47とによ
り構成される吸気ダクトにより空気供給孔30・30と
ラジエータ13を接続するものである。これにより、開
口面積が大きく全長の短い吸気ダクトをボンネット9内
に構成でき、ボンネット9の空気供給孔30・30を通
過した冷却空気を他の空間にもらすことなく、すべてラ
ジエータ13に供給することができる。こうして、図4
に示すごとく、ラジエータ冷却ファン14によって取り
込まれる冷却空気を効率よく利用することができるの
で、エンジン15の冷却効率を上げることができるので
ある。そして、ボンネット9内において、コンパクトな
構成を維持しながら、冷却効率のよい吸気ダクトを構成
できるのである。
3の配置をボンネット9の側面に近い位置に設けたこと
により、外気に近い位置に配置されることから、取り組
んだ冷却空気をボンネット9内で停留させることなく、
すばやくラジエータ13に供給させることができるので
ある。こうして、外気温に限りなく近い冷却空気をラジ
エータ13に通過させ、冷却効率を向上させることがで
きるのである。
のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1の
ごとく、旋回可能に構成した旋回体へ回動可能に取り付
けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付けられた
アームと該アームへ回動自在に取り付けられた作業機ア
タッチメントとを有する作業機を備えた旋回作業車にお
いて、ラジエータを固設するラジエータマウントにより
吸気ダクトを構成したので、ラジエータ配置部のスペー
スの削減が可能となり、機体をコンパクトに設計する事
ができるのである。さらに、ラジエータマウントの構成
を、該ラジエータマウントの機体外側表面とラジエータ
の冷却空気取り込み側表面が近傍に配置されるようにし
たので、ラジエータを外気に近く配置することが可能と
なり、冷却効率を上げる事ができるのである。
エータマウントの内側周部と機体フレームの一部に、シ
ール部材を装着し、該シール部材により枠体を形成した
ので、冷却空気供給ダクト機構を設ける必要がなくな
り、機体をコンパクトにすることができるのである。
タマウントの内側周部と機体フレームの一部に装着する
シール部材を装着部および密着部により構成し、該密着
部を中空構造とし、ボンネット内側に当接させたので、
ボンネットとラジエータ間の気密性がよくなるため、取
り込まれる冷却空気を余すことなく、効率的に利用する
ことが可能なのである。
に構成した旋回体へ回動可能に取り付けられたブームと
該ブームへ回動自在に取り付けられたアームと該アーム
へ回動自在に取り付けられた作業機アタッチメントとを
有する作業機を備えた旋回作業車において、ラジエータ
を旋回体側部かつ開口部を設けたボンネット近傍に配設
し、該ボンネットとラジエータとをシール部材を装着し
たラジエータマウントにより接続したので、ボンネット
に設けた開口部とラジエータ間の距離を短く構成でき、
冷却空気の吸気効率を向上でき、旋回体の構成をコンパ
クトにできるのである。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 旋回可能に構成した旋回体へ回動可能に
取り付けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付け
られたアームと該アームへ回動自在に取り付けられた作
業機アタッチメントとを有する作業機を備えた旋回作業
車において、ラジエータを固設するラジエータマウント
により吸気ダクトを構成したことを特徴とする旋回作業
車のダクト構造。 - 【請求項2】 前記ラジエータマウントの内側周部と機
体フレームの一部に、シール部材を装着し、該シール部
材により枠体を形成したことを特徴とする請求項1記載
の旋回作業車のダクト構造。 - 【請求項3】 ラジエータマウントの内側周部と機体フ
レームの一部に装着するシール部材を装着部および密着
部により構成し、該密着部を中空構造とし、ボンネット
内側に当接させたことを特徴とする請求項2記載の旋回
作業車のダクト構造。 - 【請求項4】 旋回可能に構成した旋回体へ回動可能に
取り付けられたブームと該ブームへ回動自在に取り付け
られたアームと該アームへ回動自在に取り付けられた作
業機アタッチメントとを有する作業機を備えた旋回作業
車において、ラジエータを旋回体側部かつ開口部を設け
たボンネット近傍に配設し、該ボンネットとラジエータ
とをシール部材を装着したラジエータマウントにより接
続したことを特徴とする旋回作業車のダクト構造。
Priority Applications (3)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3994135B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100933005B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2009-12-21 | 유니챰 가부시키가이샤 | 비탄성적인 신장성을 갖는 섬유 웨브의 제조 방법 |
CN103842593A (zh) * | 2011-10-18 | 2014-06-04 | 株式会社Kcm | 工业用车辆 |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000132266A patent/JP3994135B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100933005B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2009-12-21 | 유니챰 가부시키가이샤 | 비탄성적인 신장성을 갖는 섬유 웨브의 제조 방법 |
CN103842593A (zh) * | 2011-10-18 | 2014-06-04 | 株式会社Kcm | 工业用车辆 |
CN103842593B (zh) * | 2011-10-18 | 2016-08-17 | 株式会社Kcm | 工业用车辆 |
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JP3994135B2 (ja) | 2007-10-17 |
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