JP2001316988A - 超臨界流体中において繊維材料を染色する方法 - Google Patents

超臨界流体中において繊維材料を染色する方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】1種類以上の繊維反応性分散染料を用いて、セ
ルロース、羊毛又は絹の1種類以上を含む広範な繊維材
料を染色して、水中で染色する水溶性の反応性染料と同
等以上の色彩堅牢度及び洗濯堅牢度が得られる単純安価
な方法を提供する。 【解決手段】CO、NO、エタン、プロパン又はそ
れらの混合物のような超臨界又はほぼ臨界の流体中にお
いて1種類以上の繊維反応性分散染料で繊維材料を染色
する方法において、繊維材料は絹、羊毛及びセルロー
ス、それらの組合せ、及びそれらの1つ以上と例えばポ
リエステル及び/又はポリアミドのような合成繊維との
組合せから成る群より選択され、流体の相対湿度は、染
色中に10%〜100%である方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、超臨界又はほぼ臨界の流体中に
おいて1種類以上の繊維反応性分散染料で繊維材料を染
色する方法に関するものであり、当該繊維材料は、絹、
羊毛及びセルロース、それらの組合せ、及びそれらの1
つ以上と合成繊維との組合せから成る群より選択され
る。
【0002】発明の背景 羊毛及び羊毛含有布帛(fabric)を染色するため
のこのタイプの染色法は、DWI Reports 1
22(1999)における論文“WolleFarbe
n ohne Wasser. Moglichkei
ten und Grenzen uberkriti
scher Fluide”により公知である。前記論
文では、水による超臨界二酸化炭素の改質により、超臨
界流体では、従来の羊毛染料の溶解度が増加し、染色を
著しく増大させるが、100℃を超える染色温度で繊維
が損傷することが記載されている。温度を上昇させるこ
とは、染色速度を速めるためには望ましい。繊維反応性
分散染料には溶解度が低い(低過ぎる)という問題は無
い。繊維反応性分散染料の最も重要な利点は、摩擦に対
する洗濯堅牢度及び耐久度が良好なことである。
【0003】超臨界流体中における繊維材料の染色は、
それ自体、DE−A1−39 06724により既に公
知である。DE−A1−39 06 724によるこの
公知の方法では、1種類以上の染料を含む超臨界流体
を、処理しようとする繊維基材(textile su
bstrate)の上及び中に流す。この場合、流体の
タイプは、染料のタイプと繊維材料のタイプとによって
決定される染色システムの関数として選択する。極性染
色システム用に、任意に改質された極性(双極性)超臨
界流体又はそれらの混合物、例えば水溶性反応性染料、
酸性染料及び塩基性染料を選択する。超臨界二酸化炭素
の極性を変化させるための改質剤の一つの例は水であ
り、それにより、用いられる染料は超臨界流体中におい
てより多く溶解する。非極性流体は、非極性染料システ
ム、例えば分散染料システムのために用いる。非極性繊
維及び極性繊維の双方を含む故に、異なるタイプの染料
を用いて染色する繊維材料に関しては、当該材料を複数
の工程で染色する方法がDE−A−39 06 724
で提案されており、その各工程では、1つのタイプの繊
維にとって適当な、染料と超臨界流体とのシステムを用
いる。非極性超臨界流体としてのCOは、DE−A1
−43 32 219にも記載されているように、分散
染料を用いてポリエステル及びアセテートの合成繊維か
ら製造された繊維材料を染色するのに良好な結果を与え
る。二酸化炭素は、繊維材料の疎水性繊維、例えば上記
ポリエステル繊維及びアセテート繊維に溶解し、その結
果これらの繊維は膨潤し(この効果が説明されているE
P−B1−0 222 207を参照されたい)、分散
染料の吸収が向上する。しかしながら、上記技術は、従
来の水溶性の酸もしくは反応性染料、又は分散染料と共
に、例えば羊毛繊維、絹繊維及びセルロース(綿、ビス
コース)繊維のような親水性繊維に関しては容易に用い
ることができない。羊毛、絹又はセルロースを含む、所
望ならば、それらと共に例えばポリアミド繊維又はポリ
エステル繊維のような合成繊維を含む繊維材料を染色す
ることを可能にするために、超臨界二酸化炭素中におい
て分散染料で染色する前に、当該繊維材料を疎水性仕上
剤(「Ausrustmittel」)で予備処理する
ことが、上記DE−A1−43 32 219において
提案されている。その予備処理は、繊維材料を仕上剤水
溶液と接触させ(所望ならば加熱する)、その後に、疎
水性仕上剤が当該繊維を硬化させるか又は架橋させるよ
うな条件下で、予備処理された繊維材料を完全にプレス
及び乾燥させることによって、分離工程として行った。
また、仕上剤による予備処理は、超臨界CO雰囲気の
オートクレーブにおいて直接行っても良い。しかしなが
ら、そのようにして予備処理し染色された繊維材料の摩
擦に対する洗濯堅牢度及び耐久度は、必要とされる堅牢
度及び水中に溶解させた従来の酸又は反応性染料によっ
て達成できる堅牢度に比べて低い。この短所はDE−A
1−44 22 707に記載されている。なお、前記
出願では、酸及びアルカリ染料は共有結合を形成せず、
ずっと弱いイオン結合を形成することも指摘されてい
る。このタイプの染料で染色された紡織繊維(text
ile)をすすぐ又は洗うとき、紡織繊維に対する染料
の固定が弱いために、汚染が放出される。この後者の出
願に記載されている染色法にしたがって、超臨界CO
中で繊維反応性分散染料でセルロース含有基材を染色す
るために、当該基材を、アミノ基を含む化合物で予め改
質する。その結果、摩擦に対して良好な洗濯堅牢度及び
耐久度を有する斑の無い色彩堅牢性の色彩が得られる。
用いられる繊維反応性分散染料は、繊維反応性基の他
に、染料を水に可溶性にする基をまったく含んでいない
染料であり、また当該繊維反応性基それ自体が染料を水
溶性にする基ではなく又は当該基を含んでいない。一般
的に、用語「繊維反応性」とは、例えばセルロースのヒ
ドロキシル基と、又は羊毛及び絹、例えばポリアミドの
ような合成繊維のアミノ基及びチオール基と、及びアミ
ン処理されたセルロースと反応し共有結合を形成するこ
とができる分子部分を指している。したがって、染料
は、繊維と反応し、染料と繊維との間に共有結合が形成
される。このタイプの繊維反応性分散染料は、化学的構
造に基づいて、セルロース及びポリエステル材料中に充
分に固定される。しかしながら、ポリエステル材料にお
ける染料の固定は、膨潤したポリエステル繊維中への染
料の浸透によるものであり、染色工程の最後に膨潤が排
除されるときに、染料は繊維中に機械的に「定着(an
chored)」される。DE−A1−44 22 7
07の実施例に記載されている方法では、綿含有布帛
を、EP−A1−0 546 476によって公知の手
順にしたがって予備処理し、次に硬化させ、その後に、
染料及び大量の固体COが配置されているオートクレ
ーブ中で超臨界染色を行う。
【0004】現在、異なる材料から構成される、例え
ば、純粋な天然材料、例えば綿80%に絹もしくは羊毛
20%、又はこのタイプの天然繊維材料と、例えばポリ
エステル及びポリアミドのような合成繊維材料との組合
せから構成される、多くの繊維材料が求められ開発され
ている。
【0005】而して、超臨界流体中で繊維材料を染色す
る方法を向上させ及び/又は単純化することに関するニ
ーズ、特に、天然繊維を含む混紡繊維材料、とりわけセ
ルロース(綿、ビスコース)をベースとする混紡繊維材
料に関するニーズが依然として存在していることを見出
した。
【0006】本発明の目的は、1種類以上の繊維反応性
分散染料を用いて、繊維材料であるセルロース、羊毛又
は絹の少なくとも1種類を含む広範な材料を染色して、
水中で染色するために通常用いられる反応性染料によっ
て達成される色彩堅牢度及び洗濯堅牢度に匹敵する又は
より良好な前記堅牢度が得られる比較的単純で安価な方
法を提供することである。
【0007】発明の概要 本発明にしたがって、上記目的のために、導入部分で説
明したタイプの方法は、流体の相対湿度が染色中は10
%〜100%であることを特徴とする。
【0008】超臨界流体という用語は、圧力及び/又は
温度が、問題となっている流体の特性である臨界圧力及
び/又は臨界温度を超えている流体を意味していると理
解される。おそらく用いることができる超臨界流体の例
としては、特にCO、NO、例えばエタン及びプロ
パンのような低級アルカン、及びそれらの混合物が挙げ
られる。実際には、爆発限界及び毒性値も当該流体の組
成物では重要である。
【0009】本発明による染色法は、超臨界又はほぼ臨
界の条件下で行う。これは、繊維材料に対して繊維処理
組成物を施用する連続プロセスが開示されているWO9
7/1743に反する。そこでは、例えば双極性水溶性
CI染料のような繊維処理組成物を超臨界流体中に溶解
させるが、施用それ自体は大気条件下で行う。
【0010】本発明による方法を実行するとき、超臨界
流体中に大量の水が存在し残っていることが保証され、
その結果として、当該流体の相対湿度は10%〜100
%であり、100%とは超臨界流体における水の最大の
分子溶解度を示している。当該流体が10%未満である
場合、天然繊維材料は乾燥し過ぎであって、その結果、
染料の吸収は望ましいものではない。乾燥COは、繊
維材料中に自然に存在する水分のいくらかを抽出できる
ので、繊維が染料を受容し難くなり、その結果として繊
維は染色されないか又はほんのわずかに染色されること
も見出した。種々の繊維材料に関する自然状態の標準的
な含水率は、乾燥繊維基材を基準として、大体: 羊毛 14.5重量% 綿 11.0重量% ビスコース 13.5重量% 絹 10.5重量% ポリエステル 0.5重量% ポリアミド 4.0重量% である。
【0011】これらの含水率は、以下の式: 含水率(%)=(m−m/m)×100% [式中、普通の気候条件下において(T=20℃±2℃
及び相対湿度65%±2%)、mは湿った又は湿潤し
た状態にある繊維材料の質量であり、mは乾燥状態に
ある繊維材料の質量である]にしたがって乾燥繊維材料
の重量を基準としている。
【0012】流体の相対湿度が100%超のときに染色
を行う場合、システム中に遊離水が存在し、それによっ
て繊維材料中に/繊維材料上に環が形成されるかもしれ
ない。繊維材料上には(極性)液体膜も存在しているか
もしれず、それにより非極性染料の移動が難しくなる。
【0013】染料中に、流体の相対湿度を10%〜10
0%に保つと、繊維材料は充分に湿ったままであるの
で、染料の吸収にとって充分に都合が良い状態が確実に
維持される。更に、水を有する綿は、乾燥綿に比べて染
料を固定するためのより強力な求核反応物(nucle
ophilic reagent)を形成すると考えら
れる。
【0014】摩擦に対する良好な洗濯堅牢度及び耐久度
を得る必要がある場合は、染料の良好な固定が必須であ
る。このために、固定は、染料の反応性基と繊維との間
の求核反応によって行わなければならず、そのために反
応水分(reactionmoisture)が必要と
され、当該反応により繊維材料の繊維に対して染料が共
有結合される。
【0015】当該方法が臨界でない間は、流体の相対湿
度を10%〜100%に設定し維持する。その方法とし
ては、超臨界流体中への水の注入、水による繊維材料の
予備処理、及び補助器具、例えばモレキュラーシーブ又
は凝縮器による水の抽出が挙げられる。相対湿度は容量
計を用いて測定することができる。
【0016】好ましい態様の説明 相対気体湿度は、有利には50%〜100%であり、更
に好ましくは60%であり、特に好ましくは約75%で
ある。流体の相対湿度が約75%であると、染色及び固
定を目的として綿及び絹を染色するには有利であること
がわかった。羊毛及びビスコースを染色するために、流
体の相対湿度は、有利には60%〜100%であるが、
固定のためには、同じく約75%の相対湿度が好ましい
(T=115℃及びp=260バール)。
【0017】絹と羊毛の非常に良好な固定は、本発明に
よる方法によって達成され、染料の95%〜99%は共
有結合される。
【0018】セルロース含有繊維材料に対して、本発明
による方法で用いられる繊維反応性分散染料が良好に固
定されるためには、例えば上記DE−A1−44 22
707に記載されているように(染色前に基材を改質
する)、染色前にセルロースの反応性基を改質すると有
利である。綿の改質に関する更に一般的な説明は、R.
B.M. Holwegらによる“Reactive
cotton”,18th IFATCC Congr
ess 1999, Copenhagen,8−10
September 1999, pp.58−64
に記載されている。この改質のために、いわゆるアミン
化剤を用いる。当該アミン化剤は、共有結合によってセ
ルロース繊維と反応して当該繊維に対して固定されるア
ミノ基を含む。CO中で使用するために、繊維反応性
分散染料の反応性基と反応することができて、共有結合
を形成する第一アミノ基及び/又は第二アミノ基を有す
るアミン化剤を用いることは普通のことである。このタ
イプの薬剤の一つの例は、セルロース繊維に対して第二
アミノ基を与える、Clariantから市販されてい
る脂肪族ポリアミンである。また、これらのアミン化剤
は、US−A−1779 970に記載されているよう
に小さな分子であっても良い。
【0019】厳密に言えば、超臨界流体が繊維材料中に
存在している場合、超臨界流体が合成繊維中に溶かされ
ているので、これらの材料は、染料について比較的大き
な接触性を既に有しているので、例えばポリエステル繊
維及びポリアミド繊維のような合成繊維に関して、当該
流体の相対湿度を10%〜100%に保つ必要は無いと
理解される。本発明による方法を用いてポリエステルを
染色するとき、染色又は固定に関して、容認できない否
定的な結果は得られないことがわかった。このように、
天然繊維と合成繊維との組合せから構成されている繊維
材料を、即時に且つ同じ条件下で、特に同じ流体及び同
じ染料で染色することは可能である。
【0020】セルロースに関して、流体の望ましい相対
湿度は、染色する前に、水性給湿剤で繊維材料を予備給
湿するための給湿工程に当該繊維材料を晒すことによっ
て、有利に設定される。水性給湿剤は、例えば水であっ
ても良く、所望ならば添加剤を加える。
【0021】給湿工程は、例えば、繊維材料を水性給湿
剤の浴中に通し、次に所望の含水率が達成されるまで当
該材料を絞るパディング法(フラール)を用いて行って
も良い。
【0022】水性給湿剤は、少なくとも1種類の助剤を
含んでいても良い。特に、当該給湿剤は、染料繊維材料
の繊維の接触性を向上させる、例えば好ましいメラミ
ン、尿素又はチオジエチレングリコールのような1種類
以上の薬剤を含んでいても良い。
【0023】給湿剤で用いられると考えられる別の助剤
は、反応性分散染料と繊維材料との反応を促進するため
の反応促進助剤である。これらの助剤の例としては、特
に、ピリジン又はアンモニウム塩が挙げられる。これら
の反応促進剤は、しばしば、第三及び第四アミノ基を含
む。上記アミン化剤も、給湿剤に加えても良い。次に、
本発明による方法で繊維材料を染色する。
【0024】所望ならば、例えばアセトン又はエタノー
ルのような繊維反応性分散染料の溶解度を向上させるた
めの薬剤を超臨界流体に加えても良い。
【0025】染色条件は染色しようとする繊維材料に基
づいて選択する。温度は、通常は20℃〜220℃、好
ましくは90℃〜150℃である。染色中に加えられる
圧力は、一般的な温度において流体が超臨界又はほぼ臨
界の状態となるのに少なくとも充分に高い圧力であるべ
きである。圧力は、通常は5×10〜5×10Pa
(50〜500バール)であり、更に好ましくは2×1
〜3×10Pa(200〜300バール)であ
る。非限定的な例として、綿を染色するには約140℃
の温度及び2.5×10(250バール)の圧力、及
び羊毛に関しては約110℃の温度及び2.5×10
(250バール)圧力が好ましい。
【0026】上記パディング法に加えて、実際の染色プ
ロセスの前に給湿を行うこともでき、その場合、繊維材
料は、用いられる染色装置の染色容器中に既に配置され
ている。
【0027】含水率は、例えば、所望ならば必要な添加
剤が加えられている循環流体中に水又は蒸気を注入する
ことによって、染色している間に設定することもでき
る。
【0028】これに関連して、改質剤として水を加え
て、極性染色システムのための超臨界流体の極性を増大
させると、その結果として超臨界流体中における極性染
料の溶解度が増加することが、DE−A−39 06
724に記載されていることを指摘しておかなければな
らない。しかしながら、前記出願による方法では、繊維
反応性分散染色システムは無極性である。このタイプの
システムには遊離水が存在する。対照的に、本発明にお
いては、水には、溶解した染料に対する繊維の接触性を
確保して、繊維が染料を吸収できるようにする機能があ
る。
【0029】本発明による方法で用いるのに適する染色
装置は、当業者には公知であり、例えば論文“Expe
rience with the Uhde CO
dyeing plant on technical
scale”, Melliand Interna
tional(3),1998 に記載されている。
【0030】本発明による方法で用いることができる反
応性分散染料は、例えばDE−A1−44 22 70
7、DE−A−20 08 811、US−A−3 9
74160、US−A−5 498 267、US−A
−4 969 951、CH−A−564 515及び
日本国特開JP−3−247 665、JP−92/0
59347、JP−91/035 342、JP−91
/032 585及びJP−91/032 587に記
載されている染料から選択しても良い。
【0031】また、本発明は、超臨界又はほぼ臨界の流
体中で繊維材料を染色するための装置に関するものであ
り、当該装置は、染色しようとする繊維材料を保持する
ための圧力容器と、流体を当該圧力容器に供給するため
の手段とを含み、また当該装置には、流体の相対湿度を
調節するための調節手段も備わっている。本発明による
装置を使用している間、流体の相対湿度は、適当な測定
手段で、例えば容量計で実際の相対湿度を測定し、望ま
しい値から逸脱した場合には、水分を加えるか又は抽出
することによって調節する。そのために、調節手段は、
超臨界流体へと水分を供給するための供給手段及び/又
は超臨界流体から水分を抽出するための手段を含んでい
ても良い。供給手段は、圧力容器に直接接続して良い
が、超臨界流体のための供給手段に接続しても良い。こ
のタイプの供給手段は、例えば蒸気を注入するための注
入手段を含む。凝縮器及びモレキュラーシーブ材料は、
超臨界流体から水分を抽出するための手段の例であり、
例えば超臨界流体の循環パイプ網の中に配置しても良
い。
【0032】以下に実施例を掲げて、本発明を説明す
る。これらの実施例では、染色効率(固定の尺度)は、
適用可能なISO基準105−C06にしたがって95
℃で洗浄することによって測定され、また水とアセトン
との混合物(体積比4:1;t=0.5時間)で沸騰抽
出することによって測定される。
【0033】実施例1(D−III) 約11重量%の固有含水率を有する21.5gのシルケ
ット加工された綿の矩形試験片を、水中脂肪族ポリアミ
ン(Sandene)4.8重量%の混合物で予備給湿
した。その予備給湿された試験片から、その重量が4
3.0gになるまで水を除去した。その試験片を3回折
り畳み、それを8つの同じ試験片に分け、直径12cm
及び高さ45cmの円筒形高圧容器の高さ約25cmと
ころに吊るした。粉末状でオレンジ色の反応性分散染料
(Ciba Geigyから市販されている)を、2つ
のフィルタープレートの間にある当該容器の底に配置し
た。フィルターの開口部は粉末粒子の寸法に比べて小さ
いので、染料のみがフィルターの開口部を通ることがで
き、溶解した形態で布と接触する。当該容器を密封し、
その後に、COを供給ポンプによって容器中に入れ
た。圧力が180バールに達したら、循環ポンプを作動
させ、110リットル/時の流量で超臨界流体を容器中
に循環させた。圧力が210バールに達したとき、二酸
化炭素の供給を停止した。二酸化炭素の循環は2時間続
けた。容器は外部から加熱した。その結果、圧力は28
4バールに、温度は99℃〜116℃に上昇した。平均
の圧力及び温度は270バール及び108℃であった。
流体の平均相対湿度は58%であり、綿の含水率は8.
8重量%であった。循環二酸化炭素は、最初に染料粉末
と接触して、染料を含み、次に、吊るされた綿の試験片
に接触して、その試験片に染料を移した。2時間後、循
環ポンプを停止し、COを除去した。試験片は真にオ
レンジ色で均一に染色されていた。次に、その試験片の
断片に関して、アセトンと水との混合物を用いて、この
混合物の沸点において抽出試験を行った。抽出が終わっ
た後に、染料の80%が試験片上に依然として認められ
た。別の断片は95℃で洗浄試験を行った。その試験後
では、染料の94%が試験片上になお存在していること
が認められた。これらの試験結果は染料の極めて良好な
固定を示している。
【0034】同様な試験を行ったが、ここでは、綿を、
アミン化剤として脂肪族ポリアミン及び助剤としてメラ
ミンを含む水で湿潤させ、次に、流体の平均相対湿度7
0%、平均圧力259バール及び平均温度112℃にお
いて反応性分散染料で染色して、78%の固定度を達成
したが(試験D−XI)、実施例1における染色に比べ
て染色が濃かった。
【0035】固定度の向上は、染色前に、50℃におい
て苛性ソーダ溶液中脂肪族ポリアミンで処理し、次に、
固定されていないポリアミンを洗い落とし、以下の実施
例2にしたがって、水中メラミン1.3重量%で給湿す
るときに達成された。
【0036】実施例2(D−X) シルケット加工された綿の矩形試験片21.5gを、5
0℃において水酸化ナトリウム中脂肪族ポリアミン9.
1重量%の混合物で予備給湿した。次に、その綿の試験
片を、水を98.7重量%とメラミンを1.3重量%含
む浴の中に入れた。更に次に、そのようにして予備処理
された綿の試験片から、その重量が43.6gになるま
で水を除去した。それを、実施例1で用いた円筒形容器
の真中に吊るし、実施例1で説明した更なる手順を繰返
した。平均圧力及び平均温度は267バール及び113
℃であった。流体の平均相対湿度は54%であった。綿
の含水率は7.9重量%であった。試験片は真にオレン
ジ色で均一に染色されていた。次に、その試験片の断片
に関して、アセトンと水との混合物を用いて、その混合
物の沸点において抽出試験を行った。抽出が終わった後
に、染料の92%が試験片上に依然として存在している
ことが認められた。別の断片は95℃で洗浄試験を行っ
た。その試験後では、染料の96%が試験片上になお存
在していることが認められた。これらの試験結果は、染
料の極めて良好な固定を示している(平均94%)。
【0037】この試験中、脂肪族ポリアミンで同様に処
理されたビスコースの小試験片、絹、羊毛及びポリエス
テルの小試験片も染色した。それぞれの固定値は93
%、94%、99%及び93%であった。
【0038】5%の低い相対ガス湿度、110℃の温度
及び263バールの圧力で、この試験を繰返すと(試験
D−XIII)、予備処理された綿は、固定度36%
で、ほんの極めてわずかに染色される。また同時に加工
された絹の試験片は殆どまったく染色されず、羊毛の試
験片は81%の固定度で極めてわずかに染色され、ポリ
エステルの試験片は91%の固定度で充分に染色され
る。
【0039】実施例3(D−I) 乾燥しシルケット加工された綿の矩形試験片24.6g
を、水98.8重量%とメラミン1.2重量%との混合
物で給湿した。絹の矩形試験片0.4g、ニット羊毛の
試験片0.3g、及びポリエステルの試験片0.3g
を、水とメラミンとの上記混合物で処理した。これら3
つの試験片を、予備処理された綿の試験片の中に配置し
た。水を除去すると、綿の試験片の重量は47.3gで
あった。次に、実施例1で説明したのと同じ仕方で全部
の試験片を染色した。平均圧力は272バールであっ
た。平均温度は112℃であった。流体の平均相対湿度
は74%であり、綿の含水率は12.3重量%であっ
た。染色プロセス終了後に、アセトンと水との混合物を
用い、当該混合物の沸点において、紡織繊維の試験片の
断片を抽出した。この場合、抽出後には、染料が、絹で
は95%、羊毛では97%、ポリエステルでは97%及
び綿では34%残留していることが認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 23/06 D06M 23/06 D06P 3/14 D06P 3/14 D 3/66 3/66 A 3/82 3/82 E J // D06M 101:06 D06M 101:06 101:12 101:12 101:16 101:16 (72)発明者 ヘールト・フエイ・ウアレー オランダ国、1019・エル・ウエー・アムス テルダム、ジヤワカーデ・192 (72)発明者 ヘンドリツク・ホーエイエル オランダ国、1055・ペー・エル・アムステ ルダム、ハールレメルウエヒ・517 (72)発明者 イヤン・ウイレム・ヘリートセン オランダ国、6602・エー・ペー・ウエイヘ ン、エフエラルドウスプレーン・6

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超臨界又はほぼ臨界の流体中において1
    種類以上の繊維反応性分散染料で繊維材料を染色する方
    法であって、前記繊維材料が、絹、羊毛及びセルロー
    ス、それらの組合せ、及びそれらの1つ以上と合成繊維
    との組合せから成る群より選択され、前記流体の相対湿
    度が染色中に10%〜100%である前記方法。
  2. 【請求項2】 前記流体の相対湿度が、染色中に50%
    〜100%である請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記流体の相対湿度が、染色中に約75
    %である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記超臨界流体が、CO、NO、エ
    タン、プロパン又はそれらの混合物から選択される請求
    項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記流体の相対湿度を、前記超臨界流体
    に対して水性給湿剤を加えることによって調節する請求
    項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記流体の相対湿度を、前記超臨界流体
    から水分を抽出することによって調節する請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 染色する前に、前記繊維材料を予備給湿
    するための給湿工程を、水性給湿剤を用いて行う請求項
    1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記水性給湿剤が、染料に関する繊維の
    接触性を増大させるための助剤を含む請求項5に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記助剤が、メラミン、尿素又はチオジ
    エチレングリコールから選択される請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記水性給湿剤が、前記反応性分散染
    料と前記繊維材料との間の反応を促進するための反応促
    進助剤を含む請求項5に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記反応促進助剤が、ピリジン又はア
    ンモニウム塩から選択される請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記水性給湿剤が、アミン化剤を含む
    請求項5に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記染色を、20℃〜220℃の温度
    で、好ましくは90℃〜150℃の温度で行う請求項1
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記染色を、5×10〜5×10
    Pa(50〜500バール)の圧力で、好ましくは2×
    10〜3×10Pa(200〜300バール)の圧
    力で行う請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 超臨界又はほぼ臨界の流体中で繊維材
    料を染色するための装置であって、前記装置が、染色し
    ようとする繊維材料を保持するための圧力容器と、前記
    流体を前記圧力容器に供給するための手段とを含み、ま
    た前記流体の相対湿度を調節するための調節手段も備え
    ている前記装置。
  16. 【請求項16】 前記調節手段が、水分を供給するため
    の供給手段を含む請求項15に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記調節手段が、前記超臨界流体から
    水分を抽出するための手段を含む請求項15に記載の装
    置。
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