JP2001316490A - 塩化ビニル系樹脂製フィルム - Google Patents

塩化ビニル系樹脂製フィルム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化ビニル系樹脂製フィルムの耐久性を改善
する。 【解決手段】 塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、グリシジルアクリレート又はグリシジルメタアクリ
レートのホモポリマー又はコポリマーを0.1〜10重
量部添加したことを特徴とする、塩化ビニル系樹脂製フ
ィルムを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性に優れる塩
化ビニル系樹脂製フィルムに関するものであり、特に農
業用ハウスやトンネル等の農業用施設の被覆材として有
用な、農業用塩化ビニル系樹脂製フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、農業用ハウスやトンネル等の
農業用施設の被覆材として、或いは、文具、各種ケース
類、機器等のカバー、間仕切り、包装資材等の素材とし
て、塩化ビニル系樹脂製フィルムが使用されている。こ
の塩化ビニル系樹脂製フィルムは、塩化ビニル系樹脂
に、可塑剤、安定剤、必要に応じて添加される各種添加
剤を添加した塩化ビニル系樹脂組成物を、カレンダー
法、押出法、インフレーション法等の適宜の手段によ
り、所望の厚さのフィルムに成形して得られたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の塩化
ビニル系樹脂製フィルムには耐久性が要求されるような
用途もある。特に、農業用施設の被覆材として使用する
塩化ビニル系樹脂製フィルム(農業用塩化ビニル系樹脂
製フィルム)は、屋外に展張されるものであるため、文
具等の主に屋内で使用するものの素材として使用する塩
化ビニル系樹脂製フィルムよりも優れた耐久性を有して
いることが求められる。そのため、塩化ビニル系樹脂製
フィルムを得るための塩化ビニル系樹脂組成物中に、紫
外線吸収剤、光安定剤、リン酸エステル系化合物、リン
酸エステル金属塩等を適宜組み合わせて添加する等し
て、耐久性を改善することが一般に行なわれているが、
まだ十分ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の塩化ビニル系樹
脂製フィルムは、塩化ビニル系樹脂100重量部に対
し、可塑剤、安定剤を添加するとともに、グリシジルア
クリレート及び/又はグリシジルメタアクリレートのホ
モポリマー及び/又はコポリマーを0.1〜10重量部
添加することを特徴とするものである。
【0005】本発明における塩化ビニル系樹脂とは、塩
化ビニルの単独重合体であるポリ塩化ビニルの他、塩化
ビニルと他のモノマー、例えば、エチレン、プロピレ
ン、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸エステル、メタクリル酸エステル、マレイン酸、マレ
イン酸エステル、フマール酸、イタコン酸、塩化ビニリ
デン、アクリロニトリル、高級ビニルエーテル等との共
重合樹脂、或いはこれらの樹脂の混合物等である。
【0006】上記の塩化ビニル系樹脂に添加される可塑
剤は、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ−n−オ
クチルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジブチル
フタレート、ブチルベンジルフタレート、ジラウリルフ
タレート、ジデシルフタレート、ジウンデシルフタレー
ト、ジトリデシルフタレート等のフタル酸エステル系可
塑剤;トリクレジルホスフェート、トリキシリルホスフ
ェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェー
ト、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリエチルフェニルホ
スフェート等のリン酸エステル系可塑剤;エポキシ化大
豆油、エポキシ化亜麻仁油等のエポキシ化油やビスフェ
ノールA・ジグリシジルエーテル等のエポキシ系樹脂な
どのエポキシ系可塑剤;ジ−2−エチルヘキシルアジペ
ート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート、ジ−2−エ
チルヘキシルアゼレート等の脂肪酸エステル系可塑剤;
トリメリット酸エステル系可塑剤;ポリエステル系可塑
剤;等が挙げられる。上記の可塑剤は、一種又は二種以
上を併用して用いることができる。また、その添加量
は、塩化ビニル系樹脂製フィルムの用途によって異なり
一概には決められないが、農業用施設の被覆材として使
用する場合には、塩化ビニル系樹脂100重量部当たり
30〜70重量部程度である。
【0007】本発明において塩化ビニル系樹脂に添加さ
れるグリシジルアクリレート及び/又はグリシジルメタ
アクリレートのホモポリマー及び/又はコポリマーとし
ては、平均分子量が1000以上のものが好ましい。特
に、グリシジルメタアクリレートのホモポリマーが好適
である。またグリシジルアクリレート及び/又はグリシ
ジルメタアクリレートのホモポリマー及び/又はコポリ
マーの添加量としては、塩化ビニル系樹脂100重量部
に対し、0.1〜10重量部であり、好ましくは0.5
〜5重量部である。塩化ビニル系樹脂100重量部に対
する、グリシジルアクリレート及び/又はグリシジルメ
タアクリレートのホモポリマー及び/又はコポリマーの
添加量が、少ないと、耐久性の向上が見られず、長時間
混練りすると粘着する。塩化ビニル系樹脂100重量部
に対する、グリシジルアクリレート及び/又はグリシジ
ルメタアクリレートのホモポリマー及び/又はコポリマ
ーの添加量が、多いと、コストが高くなる割には耐久性
の向上が小さく、成形加工時の着色が起こる。
【0008】また、本発明において添加される安定剤と
しては、従来より一般的に使用されている安定剤、具体
的には、アルキル安息香酸亜鉛、アルキル安息香酸バリ
ウム、ステアリン酸亜鉛、リノール酸バリウム、ラウリ
ン酸バリウム、オクタン酸亜鉛等及び、上記した以外の
金属石鹸;ジフェニルデシルホスファイト、トリフェニ
ルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト、トリデシルホスファイト、トリス(2−エチルヘキ
シル)ホスファイト、トリステアリルホスファイト、オ
クチルジフェニルホスファイト、ジフェニルアシッドホ
スファイト、ジオクチルアシッドホスファイト等の有機
ホスファイト系安定剤;ジブチル錫ジラウレート、ジブ
チル錫マレエート、有機錫メルカプチド、有機錫スルホ
ンアミド等の錫系安定剤;等から選ばれる一種或いは二
種以上の安定剤、或いは、市販されている金属系の複合
液状安定剤を併用することもできる。
【0009】本発明の塩化ビニル系樹脂製フィルムを得
るための塩化ビニル系樹脂組成物中には、上記した可塑
剤及び安定剤の他、必要に応じて、防滴剤、防霧剤、滑
剤又は粘着防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、抗酸化
剤、充填剤、保温剤、着色剤等の各種添加剤を添加する
ことができる。
【0010】防滴剤としては、ソルビタン、ソルビトー
ル、グリセリン、ジグリセリン等の多価アルコールと脂
肪酸のエステル、多価アルコールと脂肪酸及び二塩基酸
とのエステル、或いはこれらにエチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレ
ンオキサイドを付加した化合物等が使用でき、具体的に
は、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレー
ト、ソルビタンステアレート・エチレンオキサイド2モ
ル付加物、ソルビタンステアレート・プロピレンオキサ
イド3モル付加物、ソルビトールステアレート、ソルビ
トールステアレート・エチレンオキサイド3モル付加
物、ジグリセリンパルミテート、ジグリセリンステアレ
ート、グリセリンステアレート、グリセリンパルミテー
ト・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステ
アレートアジペート・エチレンオキサイド3モル付加
物、ソルビトールステアレートアジペート・エチレンオ
キサイド2モル付加物、ジグリセリンパルミテートセバ
ケート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビト
ールパルミテートアジペート・エチレンオキサイド3モ
ル付加物、等が挙げられる。これらの防滴剤は、一種或
いは2種以上を併用して添加することができ、その添加
量は、塩化ビニル系樹脂100重量部当たり0.5〜
5.0重量部程度である。
【0011】防霧剤としては、分子中に含フッ素基とア
ルキレンオキサイド基を有する含フッ素化合物等が使用
できる。上記の含フッ素基としては、パーフルオロアル
キル基(Cn2n+1基)、パーフルオロアルコキシ基(Cn
2n+1O基)、ポリフルオロアルキル基(Hmn2n+1-
m基)、パーフルオロアルケニル基(Cn2n-1基)、ポリフ
ルオロアルケニル基(Hmn2n-1-m基)等が挙げられ
(式中mは1〜3の整数、nは3〜20の整数)、アル
キレンオキサイド基としては、(C24O)n、(C3
6O)n 等が挙げられる(式中nは1〜30の整数)。
【0012】上記の含フッ素化合物として具体的には、
化2(1)〜(32)に示す化合物が例示されるが、こ
れらに限定されるものではない。また、含フッ素化合物
は、一種又は二種以上を併用して添加することができ、
その添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部当たり
0.01〜1.0重量部程度である。
【0013】
【化1】
【0014】滑剤又は粘着防止剤としては、ステアリン
酸、イソステアリン酸、パルミチン酸等の脂肪酸系滑
剤;ステアリン酸アミド、メチレンビスステアロアミ
ド、エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸アミド系滑
剤;ブチルパルミテート、ブチルステアレート等のエス
テル系滑剤;バリウムイソデシルホスフェート、カルシ
ウムオクタデシルホスフェート等の有機リン酸金属塩系
滑剤;ポリエチレンワックス、流動パラフィン等が使用
できる。これらの滑剤又は粘着防止剤は、一種又は2種
以上を併用して添加することができる。
【0015】紫外線吸収剤としては、一般に使用されて
いるベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、サリチ
ル酸エステル系、シアノアクリレート系等の紫外線吸収
剤が使用できる。これらの紫外線吸収剤は、一種或いは
二種以上を併用して添加することができる。
【0016】光安定剤としては、化2に示す構造単位を
一以上有するヒンダードアミン系化合物から選ばれる一
種或いは二種以上を併用して添加することができる。
【0017】
【化2】 1〜R4は、炭素数1〜4のアルキル基であり、R
5は、水素又はメチル基である。
【0018】充填剤や保温剤としては、炭酸カルシウ
ム、シリカ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、長石粉、タルク、雲母粉、ハイドロタルサイト類等
が使用できる。
【0019】本発明の塩化ビニル系樹脂製フィルムを得
るための塩化ビニル系樹脂組成物には、上記の通常使用
される各種添加剤に加え、化3の(a)〜(c)に示す
一般式で表されるような有機リン酸化合物を添加しても
よい。
【0020】
【化3】(a) MはZn、Ca、Ba、Mg、Srのいずれかの金属を
表し、R1はアルキル基、アリール基、アリール置換ア
ルキル基、アルキル置換アリール基を表す。 (b) MはZn、Ca、Ba、Mg、Srのいずれかの金属を
表し、R2〜R5は、アルキル基、アリール基、アリール
置換アルキル基、アルキル置換アリール基、を表す。R
2〜R5は、同一であっても、異なっていても良い。 (c) 1〜R4は、同一もしくは相異なるアルキル基、アリー
ル基、アルキル置換アリール基、アリール置換アルキル
基を示し、nは1〜10の整数を示す。
【0021】塩化ビニル系樹脂に、上記した可塑剤、安
定剤及び必要に応じて添加される各種添加剤を添加した
塩化ビニル系樹脂組成物は、カレンダー法、押出法、イ
ンフレーション法等の適宜の手段により、所望厚さのフ
ィルムに成形される。フィルムの厚さについては、用途
によって異なり一概には決められないが、農業用施設の
被覆剤として使用する場合であれば、0.05〜0.2
mm程度が一般的である。
【0022】上記のようにして得られた塩化ビニル系樹
脂製フィルムは、一方の面或いは両面に適宜の塗料によ
る塗膜を形成することもできる。例えば、農業用施設の
被覆材として使用する場合であれば、展張したときに外
側となる面に、溶剤系、水系或いは紫外線硬化型塗料に
よる防塵性塗膜を形成したり、展張したときに内側とな
る面に、溶剤系、水系或いは紫外線硬化型塗料中にコロ
イダルシリカ等の親水化物質を添加して得た塗料をよる
防滴性塗膜を形成したりすることができる。
【0023】溶剤系塗料としては、例えば、アクリル樹
脂系、塩化ビニル樹脂系、セルロース樹脂系、フッ素樹
脂系、ポリアミド系、ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂
系、シリコーン樹脂系等の塗料が使用できる。水系塗料
としては、例えば、アクリル樹脂系、ポリエステル系、
ウレタン樹脂系、エポキシ樹脂系等の塗料が使用でき
る。紫外線硬化型塗料としては、例えば、アクリル樹脂
系、アクリル変性ウレタン樹脂系、アクリル変性エポキ
シ樹脂系、メルカプト誘導体系、エポキシ樹脂系等の塗
料が使用できる。
【0024】以上の本発明の塩化ビニル系樹脂製フィル
ムは、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、グリシ
ジルアクリレート及び/又はグリシジルメタアクリレー
トのホモポリマー及び/又はコポリマーを0.1〜10
重量部添加し、可塑剤と安定剤を添加したことにより、
優れた耐久性が付与されたものであるが、従来より耐久
性を付与するために採用されている手法、具体的には、
上記したような紫外線吸収剤、光安定剤、リン酸エステ
ル系化合物、リン酸エステル金属塩等を適宜組み合わせ
て添加する等の手法を併用することは何ら問題はない。
【0025】上記のようにして得られる本発明の塩化ビ
ニル系樹脂製フィルムは、特に、農業用ハウスやトンネ
ル等の農業用施設の被覆材として有用であるが、それ以
外の用途、例えば、文具、各種ケース類、機器等のカバ
ー、間仕切り、包装資材等の素材としても使用可能であ
ることは言うまでもない。
【0026】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を挙げるが、
本発明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
【0027】〔実施例1〜16、比較例1〜10〕表1
〜4に示す配合からなるポリ塩化ビニル組成物を、ロー
ル温度180℃のカレンダー装置を用いて、厚さ0.1
mmのフィルムに成形し、ポリ塩化ビニル製フィルムを
得た。得られたポリ塩化ビニル製フィルムの耐久性及び
成形加工時の着色の有無について以下に示す方法により
評価した。結果を表1〜4に併せて示す。
【0028】(1)耐久性 得られたポリ塩化ビニル製フィルムを、幅1m、高さ8
0cm、長さ10mのトンネルハウスに展張し、12ヶ
月経過した後の金属パイプ接触部のフィルムの最大伸度
(Y)と、製造直後のポリ塩化ビニル製フィルムの最大
伸度(X)から、数1に示す式にて伸び残率を求め、下
記基準にて評価した。 ◎:伸び残率が80%以上 ○:伸び残率が50%以上、80%未満 △:伸び残率が20%以上、50%未満 ×:伸び残率が20%未満
【数1】 (2)成形加工時の着色の有無 成形加工時のポリ塩化ビニル組成物の状態を目視により
観察し、下記基準で評価した。 ◎:変色が見られない ○:極僅かな変色が見受けられるが、製品化に支障がな
い程度 △:明確な変色が見受けられる ×:変色が著しい (3)40分混練り後の粘着性 40分混練りし、樹脂組成物の練りロールへの粘着を目
視により観察し、下記基準で評価した。 ◎:粘着は見られない :多少粘着が見られるが大きな問題にはならない △:粘着が見られ、作業が大変になる
【0029】
【表1】 *1 バイオソーブ 130(共同薬品社製) *2 LA−63(旭電化工業社製) *3 DS−403(ダイキン工業社製) *4 平均分子量1000のホモポリマー *5 平均分子量10000のホモポリマー *6 平均分子量20000のホモポリマー
【0030】
【表2】 *1〜6は表1と同じ
【0031】
【表3】 *1〜6は表1と同じ
【0032】
【表4】 *1〜6は表1と同じ
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明の塩化ビニル系樹脂
製フィルムは、グリシジルアクリレート及び/又はグリ
シジルメタアクリレートを添加したことにより、従来よ
り通常に使用されている塩化ビニル系樹脂製フィルムよ
りも耐久性に優れたフィルムを得ることができる。ま
た、本発明の構成にすることによって、40分くらい混
練りしても、樹脂組成物が練りロールに粘着することが
少なく、成形加工時の変色もほとんど見られない。従っ
て、農業用ハウスやトンネル等の農業用施設の被覆材
(農業用塩化ビニル系樹脂製フィルム)等の、耐久性が
必要なフィルムに加工するための樹脂組成物として特に
有用である。
【0034】しかも、成形加工時に塩化ビニル系樹脂組
成物は変色してしまうようなことも起こり難いので、上
記のような、耐久性に優れる本発明の塩化ビニル系樹脂
製フィルムは、安定して製造される。
【0035】更に、塩化ビニル系樹脂製フィルムの耐久
性を向上させるために従来より採用されていた手法、具
体的には、紫外線吸収剤や光安定剤を添加する等といっ
た手法を適宜併用することが可能であると共に、このよ
うな手法を併用することにより、耐久性の面で更に優れ
た塩化ビニル系樹脂製フィルムが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F071 AA24 AA42 AE04 AE05 AF57 AH01 AH04 BA01 BB04 BC01 4J002 BD031 BD041 BD061 BD071 BD081 BD091 CD053 CD163 CD192 CF003 EG037 EG047 EG077 EH096 EH146 EW046 EW067 EZ047 EZ067 EZ077 FD010 FD023 FD026 FD037 FD040 FD050 FD170 GA01 GG02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも可塑剤及び安定剤を含む塩化
    ビニル系樹脂組成物を成形して得られる塩化ビニル系樹
    脂製フィルムであって、 塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、グリシジルア
    クリレート及び/又はグリシジルメタアクリレートのホ
    モポリマー及び/又はコポリマーを0.1〜10重量部
    添加したことを特徴とする、塩化ビニル系樹脂製フィル
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321828A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Achilles Corp 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム
JP2016037542A (ja) * 2014-08-07 2016-03-22 アキレス株式会社 印刷物保護フィルム用基材

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