JP2001315839A - コーナクッション材とその製造方法 - Google Patents

コーナクッション材とその製造方法

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JP2001315839A
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cushion
corner
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cushion material
manufacturing
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段ボールを用いて、使用後に環境問題の発生
を招くことなく廃棄処分ができ、またリサイクルも容易
に行うことができるコーナクッション材の製造方法を提
供する。 【解決手段】 波形板11の目10の方向と直交する方
向に表面と裏面を持つ平板状の段ボール板材1を作り、
段ボール板材1の表裏面に紙材からなるシート2を接合
してクッション原料3を作り、クッション原料3を表裏
方向にプレスして、波形板11の目10をつぶして折り
曲げ部4と切断部5を形成し、この切断部5で切断して
複数のクッション素材6を作り、クッション素材6を前
記折り曲げ部4で折り曲げて、3つのクッション壁30
が折り曲げ部4を介してほぼ直角に連結されたコーナク
ッション材7を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家電製品の
ような物品を箱詰めするとき、箱のコーナ部に設けられ
るコーナクッション材に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
のコーナクッション材は、発砲スチロールなどの合成樹
脂で形成されている。しかし、合成樹脂からなるコーナ
クッション材は、その使用後に廃棄処分するとき、環境
問題などが発生し易い。特に、最近では、素材をリサイ
クルすることが要求されているが、このような要求に対
応し難い。
【0003】そこで、本発明の目的は、紙材からなる段
ボールを用いて、使用後に環境問題を招くことなく廃棄
処分ができ、またリサイクルも容易に行うことができコ
ーナクッション材の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、平板状のクッション素材を
折り曲げ部で折り曲げて、3つのクッション壁が折り曲
げ部を介してほぼ直角に連結されてなり、物品の角部に
当て付けられるコーナクッション材であって、前記クッ
ション素材は、クッション原材に前記折り曲げ部が形成
されたものであり、前記クッション原材は、波形板の目
の方向と直交する方向に表面と裏面を持つ平板状の段ボ
ール板材の表裏面に紙材からなるシートが接合されてな
るものである。
【0005】以上のコーナクッション材は、その素材と
して段ボール板材が用いられているので、使用後に環境
問題の発生を招くことなく廃棄処分が行え、しかもリサ
イクルも簡単に行える。
【0006】請求項2記載の発明は、前記コーナクッシ
ョン材の製造方法であって、波形板の目の方向と直交す
る方向に表面と裏面を持つ平板状の段ボール板材を作
り、これの表裏面に紙材からなるシートを接合してクッ
ション原材を作り、このクッション原材を表裏方向にプ
レスして、波形板の目をつぶして折り曲げ部と切断部を
形成し、この切断部で切断して複数のクッション素材を
作り、これを前記折り曲げ部で折り曲げて、3つのクッ
ション壁が折り曲げ部を介してほぼ直角に連結されたコ
ーナクッション材を作る。
【0007】このようにすれば、段ボールを素材とする
所期目的のコーナクッション材が簡単に得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるコーナクッ
ション材の製造方法の一実施形態を図面に基づいて説明
する。先ず、図1のように、波形板11の片面または両
面に平板状のライナ12が接合された段ボール材13を
1つの層として、これの複数層を波形板11の目10が
上下方向を向くように複数個横方向に並べて接合一体化
することにより、矩形平板状の段ボール板材1を作る。
また、この段ボール板材1の上下両面に、紙製のシート
2,2を接合一体化することによりクッション原材3を
作る。このとき、前記段ボール板材1の厚み、つまり波
形板11の目10の高さHは5〜15mmが好ましく、
特に目10の高さHが8〜15mm程度の、いわゆる鬼
段ボールがより好ましい。前記クッション原材3の厚さ
Tは、用途によって適宣設定されるが、通常1〜3cm
である。なお、前記波形板11として、図の実施形態で
はサインカーブ(正弦波)状のものを示しているが、こ
れは台形状のものであってもよい。
【0009】また、クッション原材3のクッション性能
を向上させるために、図8に示すように、クッション原
材3、または表裏のシート2,2を接合する前の段ボー
ル板材1に、上下方向から荷重を加えて、波形板11と
ライナ11を適度に座屈させてもよい。
【0010】次に、図3のように、前記クッション原材
3をプレス機8のテーブル81の上に置いて、プレスヘ
ッド82により、6つの第1〜第6ブロック31〜36
に分けるように上下方向にプレスして、前記波形板11
における目10の一部を押しつぶすことにより、図2に
示すように、折り曲げ部4および切断部5を形成する。
【0011】そして、図2の矢印Aで示すように、第1
ブロック31と第2ブロック32の間から、第2ブロッ
ク32と第5ブロック35の間を通り、第4ブロック3
4と第5ブロック35の間にかけて、概略階段状に前記
切断部5を図4に示す切断装置9のカッタ91で切断す
る。カッタ91としては、シャーカッタ、回転カッタな
どの種々の自動カッタを使用することができる。これに
より、図5のように、3つの第2〜第4ブロック32〜
34が平面視でL字形につながったクッション素材6
と、残りの3つの第1,第5および第6ブロック31,
35,36がやはり平面視でL字形につながったクッシ
ョン素材6の2組を作る。
【0012】この後、図6に示すように、前記クッショ
ン素材6の第1,第5および第6ブロック31,35,
36を、その折り曲げ部4においてほぼ直角に折り曲
げ、これら各ブロックを粘着テープまたは接着剤などで
固定して保形することにより、前記第1,第5および第
6ブロック31,35,36のそれぞれによって形成さ
れる3つのクッション壁30がほぼ直角に連結されたコ
ーナクッション材7を作る。また、第2〜第4ブロック
32〜34からなるクッション素材6の場合も、同様に
してコーナクッション材7を作る。つまり、1つのクッ
ション素材6から2つのコーナクッション材7を作る。
【0013】以上のようにして得られたコーナクッショ
ン材7は、図7のように、物品Mの角部M1、特に3つ
の面が互いに直交する角部の外側に当て付けて、例えば
粘着テープなどによりコーナクッション材7を物品Mに
止め、図示しない収納箱に入れる。これにより、物品M
の角部M1が収納箱の壁を傷つけたり、物品Mの角部M
1が損傷したりするのが防止される。
【0014】以上の実施形態では、1つの段ボール板材
1から2つのコーナクッション材7を得るようにした
が、本発明では、1つの段ボール板材1から3つ以上の
コーナクッション材7を作るようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、段ボー
ルを原材とするコーナクッション材を容易に製作でき
る。また、得られたコーナクッション材は、使用後に環
境問題の発生を招くことなく廃棄処分することができ、
しかもリサイクルも容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である製造方法の一工程を
示すもので、クッション原材の一部を切欠いて示す斜視
図である。
【図2】同製造方向の一工程を示すもので、クッション
原材のプレス状態を示す斜視図である。
【図3】同製造方法の一工程を示すもので、クッション
原材のプレス機によるプレス状態を示す正面図である。
【図4】同製造方法の一工程を示すもので、クッション
原材の切断装置による切断状態を示す正面図である。
【図5】同製造方向の一工程を示すもので、クッション
素材を示す斜視図である。
【図6】同製造方法により得られるコーナクッション材
の斜視図である。
【図7】得られたコーナクッション材の一使用例を示す
斜視図である。
【図8】本発明の一実施形態の変形例に係るクッション
原材の一部を切欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
1…段ボール板材、10…目、11…波形板、12…ラ
イナ、2…シート、3…クッション原材、30…クッシ
ョン壁、4…折り曲げ部、5…切断部、6…クッション
素材、7…コーナクッション材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月12日(2001.3.1
2)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 コーナクッション材とその製造方

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のクッション素材を折り曲げ部で
    折り曲げて、3つのクッション壁が折り曲げ部を介して
    ほぼ直角に連結されてなり、物品の角部に当て付けられ
    るコーナクッション材であって、 前記クッション素材は、クッション原材に前記折り曲げ
    部が形成されたものであり、 前記クッション原材は、波形板の目の方向と直交する方
    向に表面と裏面に持つ平板状の段ボール板材の表裏面に
    紙材からなるシートが接合されてなるコーナクッション
    材。
  2. 【請求項2】 波形板の目の方向と直交する方向に表面
    と裏面を持つ平板状の段ボール板材を作り、 前記段ボール板材の表裏面に紙材からなるシートを接合
    してクッション原材を作り、 前記クッション原材を表裏方向にプレスして、波形板の
    目をつぶして折り曲げ部と切断部を形成し、 前記切断部で切断して複数のクッション素材を作り、 前記クッション素材を前記折り曲げ部で折り曲げて、3
    つのクッション壁が折り曲げ部を介してほぼ直角に連結
    されたコーナクッション材を作るコーナクッション材の
    製造方法。
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CN109969598A (zh) * 2019-03-27 2019-07-05 温州大学瓯江学院 一种跨境电商自粘迫紧式护角

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