JPH0627628U - 包装用緩衝材 - Google Patents

包装用緩衝材

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JPH0627628U
JPH0627628U JP6706092U JP6706092U JPH0627628U JP H0627628 U JPH0627628 U JP H0627628U JP 6706092 U JP6706092 U JP 6706092U JP 6706092 U JP6706092 U JP 6706092U JP H0627628 U JPH0627628 U JP H0627628U
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JP
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packaging
honeycomb
corrugated
shaped
cushioning material
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JP6706092U
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Inventor
鍵吾 石川
Original Assignee
三愛家具株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 包装用緩衝材として段ボール紙製のハニカム
構造部材を用いる。 【構成】 段ボール紙製の中しん材121及びストリン
ガ部材122を複数個積層状に設けることによって、段
ボール紙製のコア材12を設ける。このコア材12の上
下に、サンドイッチ状に段ボール紙製のライナ11、1
1’を接着手段にて設け、段ボール紙製のハニカム状部
材1を設ける。このハニカム状部材1の一部にV字状溝
13を設ける。このV字状溝13を利用して、上記ハニ
カム状部材1を折り曲げ、断面形状がほぼL字状の形状
を有する包装用緩衝材を形成する。この包装用緩衝材を
被包装物品2の角部等に装着する。 【効果】 ライナ11、11’、コア材12によって形
成されるハニカム状部材1の作用により、衝撃力を初め
とした外力に対して、緩衝能力が発揮され、被包装物品
の角部等の損傷を防止する。廃棄処分の際、再生紙の原
料として再利用される等環境保護に役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、物品の包装の際に用いられる包装用緩衝材に関するものであり、特 に、家具、電子機器(OA機器)等、その角部(コーナ部)を保護する必要のあ る物品の包装に用いられる緩衝材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の包装用緩衝材は、発泡スチロール(発泡ポリスチレン)等の発泡プラス チック成形品からなるものがほとんどである。このような発泡プラスチック製包 装用緩衝材10を、図5に示す如く、家具等の被包装物品20のコーナ部等に装 着し、その後、包装材で被覆することによって、梱包が行なわれていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、これら梱包された物品は、送り先に到達した後は、荷解きが行なわ れ、包装材が取り除かれると同時に、上記包装用緩衝材10も取り除かれる。そ してその際、当該包装用緩衝材10は、上記包装材とともに廃棄処分にされるの が一般的である。その廃棄処分は、土中に埋込まれるかまたは焼却されるのが普 通であるが、プラスチック製品は、土中に埋込まれても腐食しないところから 、焼却されるのが一般的である。しかしながら、この焼却に当たっては、従来か ら包装用緩衝材として用いられていた発泡スチロール材は、焼却した場合にスス が出たり、あるいはススが出ないようにするためには高温の焼却炉で焼却する必 要がある等、問題点があった。このような背景から、最近においては、CO2 対 策を含めた環境保護との関連もあって、プラスチック製品の使用を廃止しようと する動きがある。このような背景の下に、プラスチック製品を使用しない、資源 再利用の可能な素材を用いた包装用緩衝材を提供しようとするのが本考案の目的 (課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために、本考案においては次のような手段を講ずることと した。すなわち、被包装物品の角部等に装着される包装用緩衝材において、波状 の連続形態からなる段ボール用中しん材及び帯状の形態からなる段ボール紙製ス トリンガ部材を交互に複数個積層状に設けることによって形成されるコア材と、 当該コア材を挟むように、その上下に設けられた段ボール用ライナとからなるハ ニカム状部材の、その一部に、断面形状がV字状の形状を有する溝(V字状溝) を設けるとともに、当該V字状溝を利用して、その溝壁部分が相互に接触し合う ように上記ハニカム状部材を折り曲げ、これによって、断面形状がほぼL字状を なすように成形してなる構成を採ることとした。
【0005】
【作用】
上記構成を採ることにより、本考案においては、図2に示す如く、段ボール紙 製ハニカム状部材1からなり、かつ、L字状に折り曲げられた包装用緩衝材を、 被包装物品2の角部等に取り付け、この上から、包装材を用いて梱包等すること によって、物品の包装が行なわれる。そして、このようにして包装された物品は 、搬送中においても、上記ハニカム状部材1の緩衝作用により、その角部等が保 護されることとなり、損傷を免れることとなる。なぜなら、上記包装用緩衝材は 、図1に示す如く、上下に設けられた段ボール紙製のライナ11の間に、段ボー ル用中しん材121等からなるコア材12を有する構成からなるものであり、全 体としてはハニカム構造を有し、強度的に優れた能力を発揮するとともに、上記 中しん材121及びストリンガ部材122からなる部分が、ハニカム状部材1の コア材12としての機能を発揮して耐衝撃性を高めるからである。
【0006】 また、搬送が終了して梱包が解かれた後は、上記包装用緩衝材は、上記包装材 とともに再利用されるものもあるが、廃棄処分されるものもある。その場合、当 該包装用緩衝材は、パルプを原料とする段ボール紙からなるものであるので、再 生紙の原料として再利用される可能性もあるし、また、たとえ焼却処分されたと しても、有害なガスやスス等を発することもないので、CO2 の発生を含めた環 境汚染等の問題からも解放されることとなる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例について、図1ないし図4を基に説明する。本実施例の構成は 、図3に示す如く、上から順番に上側のライナ11、波形の連続形状を有する段 ボール用中しん材121及び帯状の段ボール紙製ストリンガ部材122を積層状 に設けることによって形成されるコア材12、下側のライナ11’をサンドイッ チ状に設けてなるものであることを基本とする。このような段ボール紙製のハニ カム状部材1の一部に、上記ライナ11、11’のうちのいずれか一方(本実施 例においては下側のライナ11’)を残して、図1に示すようなV字状溝13を 設けることとしたものである。なお、このV字状溝13の溝壁角度αは、ほぼ9 0°に設定されるのが一般的ではあるが、被包装物品2の角部の形状等に応じて 、鋭角あるいは鈍角のいずれかに変更される場合がある。また、上記各ライナ1 1、11’、中しん材121及びストリンガ部材122はいずれもパルプを原材 料とした段ボール紙からなるものである。また、上記コア材12を形成する中し ん材121とストリンガ部材122との間の接続、更にはこれらコア材12とラ イナ11、11’との間の接続は、段ボール紙用の接着剤125等を用いて行な われるものである。
【0008】 次に、本考案に関する他の実施例について、図4を基に説明する。本実施例の 構成も基本的には、図1、図3に示す前の実施例のものと同じである。異なると ころは、V字状溝13の構成においてである。すなわち、図4に示す如く、V字 状溝13をもう一つだけ追加し、V字状溝全体を十字状をなすように設け、全体 として4片からなるハニカム状部材において、上記4片のうちの一片を切り離し て、残された3片からなる部材について3面を形成するように折りたたんだ構成 からなるものである。従って、このものは立体的な包装用緩衝材を形成すること ができ、このようにして成形された包装用緩衝材は、例えば図5に示すように被 包装物品2の角部を3面にわたって覆うことができ、被包装物品2の保護をより 万全にすることができるものである。
【0009】 これらの構成を有する本実施例のものの使用態様について説明する。図1また は図4に示す如く、V字状溝13を有する段ボール紙製のハニカム状部材1を、 当該V字状溝13の溝壁部が接触し合うように折り曲げ、その基本形状が、例え ば図2に示すように、ほぼL字状になるように成形する。このL字状に成形され た段ボール紙製のハニカム状部材1を、図2に示す如く、包装用緩衝材として被 包装物品2の角部に装着する。このような状態のものを、更に包装材等で包装し 梱包が行なわれる。このようにして梱包されたものが搬送されることとなるが、 その搬送の途中において、上記被包装物品2に衝撃等の外力が加わったとしても 、当該被包装物品2の周りには、上記段ボール紙製ハニカム状部材1からなる包 装用緩衝材が装着されているので、当該包装用緩衝材のところで衝撃等の外力が 吸収され、上記被包装物品2は傷付くことが無い。特に、本包装用緩衝材を形成 するハニカム状部材1は、上下のライナ11、11’の間に波形の形状を有する 中しん材121等からなるハニカム状のコア材12が設けられている構成からな るものであるため、このコア材12の部分でエネルギーを吸収することとなり、 上記搬送中に生ずる外力から、上記被包装物品2を守ることとなる。
【0010】
【考案の効果】
本考案によれば、被包装物品の角部等に装着される包装用緩衝材において、波 状の連続形状を有する段ボール用中しん材及び帯状の形態からなる段ボール紙製 ストリンガ部材を交互に複数個積層状に設けることによって形成されるコア材と 、当該コア材を挟むように、その上下に設けられた段ボール用ライナとからなる ハニカム状部材のその一部に、断面形状がV字状の形状を有する溝(V字状溝) を設けるとともに、当該V字状溝を利用して、その溝壁部が相互に接触し合うよ うに上記ハニカム状部材を折り曲げ、これによって、断面形状がほぼL字状をな すように成形してなる構成を採ることとしたので、上記V字状溝の溝角度を選択 することによって、種々の角部形状を有する被包装物品の包装用緩衝材として利 用することができるとともに、ライナ及びコア材によって形成されるハニカム構 造部の働きによって、搬送中に加わる衝撃力を初めとした外力に対しても、上記 被包装物品を保護する役目を果すことができる。また、本包装用緩衝材は、パル プを原材料とした段ボール紙からなるものであるため、資源の再利用が可能であ り、また、使用後廃棄処分にするとしても、CO2 対策を含めた環境保護の観点 からも、従来のプラスチック製に比べて大きな利点を有することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる包装用緩衝材(ハニカム状部
材)の展開状態を示すスケルトン構造図である。
【図2】本考案にかかる包装用緩衝材を被包装物品に装
着した状態を示す図である。
【図3】本考案にかかる包装用緩衝材(ハニカム状部
材)の全体構成を示す展開斜視図である。
【図4】本考案にかかる他の実施例についての展開状態
を示すスケルトン構造図である。
【図5】従来例にかかる包装用緩衝材の全体構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 ハニカム状部材(包装用緩衝材) 11 ライナ 11’ ライナ 12 コア材 121 中しん材 122 ストリンガ部材 125 接着剤 13 溝(V字状溝) 2 被包装物品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物品の角部等に装着される包装用
    緩衝材において、波状の連続形態からなる段ボール用中
    しん材及び帯状の形態からなる段ボール紙製ストリンガ
    部材を、交互に複数個積層状に設けることによって形成
    されるコア材と、当該コア材を挟むように、その上下に
    設けられる段ボール用ライナとからなるハニカム状部材
    の、その一部に、断面形状がV字状の形状を有する溝を
    設けるとともに、当該V字状溝を利用して、その溝壁部
    分が相互に接触し合うように上記ハニカム状部材を折り
    曲げ、これによって、断面形状がほぼL字状をなすよう
    に成形してなることを特徴とする包装用緩衝材。
JP6706092U 1992-09-01 1992-09-01 包装用緩衝材 Pending JPH0627628U (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001315839A (ja) * 2000-03-03 2001-11-13 Daizen Kk コーナクッション材とその製造方法
KR102574790B1 (ko) * 2022-09-23 2023-09-06 주식회사 리코 내구성과 완충성을 증대시킨 종이 완충재

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