JP2001315498A - 押し花用飾り具 - Google Patents

押し花用飾り具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は押し花を密封状態に容易にできると
ともに、押し花を立体的に飾ったり、密封後に容易に押
し花の差し替えもできる押し花用飾り具を得るにある。 【解決手段】 前面開口の箱状のケース体と、このケー
ス体の背面に取付けられた詰め物によって突出量が変化
する詰め物収納ポケットと、前記ケース体を内部に収納
することができる、前面が透明な板材で形成された開口
部を密封することができる密封袋とで押し花用飾り具を
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押し花を額縁に飾っ
たり、押し花を保存する場合等に使用することができる
押し花用飾り具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押し花を額縁に飾る場合、該額縁
のガラスあるいはアクリル板の背面に押し花、台紙、乾
燥剤を位置させ、これらをアルミ箔で覆って、該アルミ
箔の外周部をガラスあるいはアクリル板の外周部に密封
状態で接着固定した押し花用飾り具を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の押し花飾り具は
ガラスあるいはアクリル板に押し花、台紙、乾燥剤を位
置させた後、アルミ箔を密封状態でガラスあるいはアク
リル板に接着固定するため、その作業が大変で、手数が
かかるという欠点があるとともに、押し花を立体的に飾
ることができなかったり、密封後に容易に押し花を差し
替えることができないという欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
押し花を密封状態に容易にできるとともに、押し花を立
体的に飾ったり、密封後に容易に押し花の差し替えもで
きる押し花用飾り具を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明かになるであろう。ただし、図面はも
っぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲
を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は前面開口の箱状のケース体と、このケース
体の背面に取付けられた詰め物によって突出量が変化す
る詰め物収納ポケットと、前記ケース体を内部に収納す
ることができる、前面が透明な板材で形成された開口部
を密封することができる密封袋とで押し花用飾り具を構
成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図7に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は本発明の押し花用飾り具で、この
押し花用飾り具1は押し花用の額縁2内に収納できるも
ので、前面開口の箱状のケース体3と、このケース体3
の背面に取付けられた詰め物4によって突出量が変化す
る詰め物収納ポケット5と、前記ケース体3を内部に収
納することができる、前面が透明な板材6で形成された
開口部7を密封することができる密封袋8とで構成され
ている。
【0009】前記ケース体3は厚紙等の紙材で形成され
たもので、外周部寄りの底面には複数個の透孔9が形成
され、背面には両側および下部に伸縮可能な折りたたみ
部10を介して、該ケース体3の両側部および下部に固
定された上部に開口部11が形成された紙材製の詰め物
収納ポケット5が形成されている。
【0010】前記密封袋8は前記押し花用の額縁2の前
部開口部2aよりも大きなガラスあるいはアクリル板等
の透明な板材6と、この透明な板材6の外周部に接着剤
等によって密封状態に固定された両端部および下端部が
融着固定等によって固定された防湿シート材製の密封袋
本体12とで構成されている。
【0011】前記詰め物4は乾燥剤13、脱酸素剤1
4、棒状に丸められた紙15、ちぎられた紙、ティシュ
ペーパー、クッション材等の詰め物本体16等、必要に
応じて使用される。
【0012】上記構成の押し花用飾り具1はケース体3
内に押し花17をデザイン配置して固定した後、密封袋
8内にケース体3の開口部3aが透明な板材6に位置す
るように挿入する。しかる後、密封袋8の密封袋本体1
2にゆるみが生じないように詰め物収納ポケット5内に
乾燥剤13、脱酸素剤14や丸められた紙15、ティシ
ュペーパー等の詰め物本体16等の詰め物4を押し込
み、密封袋8の開口部7を融着、接着剤や接着テープを
用いて密封する。このように形成された押し花用飾り具
1は図6および図7に示すように、押し花用の額縁2内
に収納されて飾られる。
【0013】なお、ケース体3内に押し花17を収納し
て密封袋8内に収納し、該密封袋8内の開口部7を折り
たたみ、接着テープ等で密封状態に閉じておくことによ
り、押し花17の保存に使用することができる。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】次に、図8ないし図16に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0015】図8ないし図10に示す本発明の第2の実
施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主
に異なる点は、ケース体3の背面に両側部に伸縮可能な
折りたたみ部10、10を介して該ケース体3の両側部
に固定された詰め物収納ポケット5Aを用いた点で、こ
のように形成された詰め物収納ポケット5Aを用いて
も、ケース体3が密封袋8内に収納されるため、同様な
作用効果が得られる押し花用飾り具1Aにできる。
【0016】図11ないし図13に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、ケース体3の一方の側面に詰め物収納
ポケット5Bとして使用することができるシート材18
の一端部を固定した点で、このように構成した押し花用
飾り具1Bにしても、前記本発明の第1の実施の形態と
同様な作用効果が得られる。
【0017】図14ないし図16に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、木材や合成樹脂材で形成したケース体
3Aと、しわにならない透明な合成樹脂シートを板材6
Aに用いた密封袋8Aとを用いた点で、このように構成
した押し花用飾り具1Cにしても、前記本発明の第1の
実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0019】(1)前面開口の箱状のケース体と、この
ケース体の背面に取付けられた詰め物によって突出量が
変化する詰め物収納ポケットと、前記ケース体を内部に
収納することができる、前面が透明な板材で形成された
開口部を密封することができる密封袋とで構成されてい
るので、押し花をケース体内にデザイン配置することが
できる。したがって、押し花のデザイン配置が容易で、
立体的にも容易に配置することができる。
【0020】(2)前記(1)によって、密封袋内にケ
ース体を収納するとともに、ポケットに詰め物を詰めて
ケース体と密封袋とをゆるみのない固定状態にした後、
密封袋の開口部を密封するだけでよいので、従来のよう
にガラスの外周部にアルミ箔の外周部を密封状態に接着
固定するものに比べ、密封作業を短時間に、容易な作業
で確実に密封することができる。したがって、誰でもが
楽に使用することができる。
【0021】(3)前記(1)によって、密封袋の透明
な板材でケース体の開口部を覆うことができる。したが
って、ケース体の開口部を覆う透明な板材にしわが生じ
たりすることなく、きれいにケース体内の押し花を見せ
ることができる。
【0022】(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同
様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の斜視図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態のケース体の説明
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の密封袋の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の分解図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の使用状態の正面
図。
【図7】図6の7−7線に沿う断面図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の斜視図。
【図9】図8の9−9線に沿う断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態のケース体の説明
図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の斜視図。
【図12】図11の12−12線に沿う断面図。
【図13】本発明の第3の実施の形態のケース体の説明
図。
【図14】本発明の第4の実施の形態の斜視図。
【図15】図14の15−15線に沿う断面図。
【図16】本発明の第4の実施の形態の分解斜視図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C:押し花用飾り具、2:押し花用
の額縁、 3、3A:ケース体、4:詰め物、5、5
A、5B:詰め物収納ポケット、6、6A:透明な板
材、 7:開口部、8、8A:密封袋、 9:透
孔、10:折りたたみ部、 11:開口部、12:密
封袋本体、 13:乾燥剤、14:脱酸素剤、
15:丸められた紙、16:詰め物本体、 1
7:押し花、18:シート材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面開口の箱状のケース体と、このケー
    ス体の背面に取付けられた詰め物によって突出量が変化
    する詰め物収納ポケットと、前記ケース体を内部に収納
    することができる、前面が透明な板材で形成された開口
    部を密封することができる密封袋とからなることを特徴
    とする押し花用飾り具。
  2. 【請求項2】 前面開口の箱状のケース体と、このケー
    ス体の背面に形成された乾燥剤、脱酸素剤や詰め物が挿
    入されることにより突出量が変化するとともに、該ケー
    ス体内を乾燥状態等にできる詰め物収納ポケットと、前
    記ケース体を内部に収納することができる、前面が透明
    な板材で、他は防湿シート材で形成された開口部を密封
    することができる密封袋とからなることを特徴とする押
    し花用飾り具。
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JP2004338247A (ja) * 2003-05-16 2004-12-02 Create:Kk ドライフラワー装飾額

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