JP2001315300A - スクリーン印刷方法 - Google Patents

スクリーン印刷方法

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JP2001315300A
JP2001315300A JP2000139989A JP2000139989A JP2001315300A JP 2001315300 A JP2001315300 A JP 2001315300A JP 2000139989 A JP2000139989 A JP 2000139989A JP 2000139989 A JP2000139989 A JP 2000139989A JP 2001315300 A JP2001315300 A JP 2001315300A
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Michinori Tomomatsu
道範 友松
Shigetaka Abe
成孝 阿部
Seiichi Miyahara
清一 宮原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング時に発生する無駄時間を排除し
て、生産性を向上させることができるスクリーン印刷方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 マスクプレート12を基板9に当接させ
て基板9にペーストを印刷するスクリーン印刷方法にお
いて、マスクプレート12の下方に可動に配設された基
板位置決め部1と一体的に移動するクリーニングユニッ
ト2を設け、基板位置決め部1の基板9を撮像するため
にカメラ16の下方まで移動させる度に、クリーニング
ユニット2によってマスクプレート12の下面を清掃す
る。これにより、クリーニングために印刷作業を一時停
止する必要がなく、無駄時間を排除して生産性を向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にクリーム半
田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリー
ン印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品実装工程において、基板上にク
リーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する
方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法
は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたマス
クプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペー
ストを供給してスキージを摺動させることにより、パタ
ーン孔を介して基板上にペーストを印刷するものであ
る。
【0003】印刷作業中には、マスクプレートの下面に
は基板上で印刷部位からはみ出したクリーム半田が付着
したり、基板上に完全に転写されなかったクリーム半田
がマスクプレートの開口部に残留するため、これらのク
リーム半田を吸い取ったり拭き取ることにより除去する
クリーニングを行う必要がある。このため従来よりスク
リーン印刷装置には、基板を保持して位置決めする基板
位置決め部の側方にクリーニングユニットが設けられ、
クリーニング時にはこのクリーニングユニットをマスク
プレートの下方に移動させてマスクプレート下面のクリ
ーニングを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のス
クリーン印刷方法では、クリーニング時にはマスクプレ
ート下方にクリーニングユニットを移動させるため、印
刷動作を一時停止する必要があった。このため、従来よ
りクリーニングを行う度に実際の生産を行わない無駄時
間が発生し、生産性の向上が阻害されるという問題点が
あった。
【0005】そこで本発明は、クリーニング時に発生す
る無駄時間を排除して、生産性を向上させることができ
るスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のスクリー
ン印刷方法は、パターン孔が設けられたマスクプレート
を基板に当接させ、マスクプレート上でスキージヘッド
を摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板
にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、前
記マスクプレートの下方に可動に配設された基板位置決
め部と一体的に移動する清掃手段によって、前記基板位
置決め部の所定の水平移動動作の度にマスクプレートの
下面を清掃する。
【0007】本発明によれば、マスクプレートの下方に
可動に配設された基板位置決め部と一体的に移動する清
掃手段によって、基板位置決め部の所定の水平移動動作
の度にマスクプレートの下面を清掃することにより、ク
リーニングのために印刷作業を一時停止する必要がな
く、無駄時間を排除して生産性を向上させることができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスク
リーン印刷装置の側面図、図2は本発明の一実施の形態
のスクリーン印刷装置のクリーニングユニットの側面
図、図3は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷にお
けるクリーニング動作の説明図である。
【0009】まず図1を参照してスクリーン印刷装置の
構造を説明する。図1において、スクリーン印刷装置
は、基板位置決め部1の上方にスクリーン印刷部10を
配設して構成されている。基板位置決め部1は、Y軸テ
ーブル4、X軸テーブル5およびθ軸テーブル6を段積
みし、更にその上にZ軸テーブル7を載置して構成され
ている。Z軸テーブル7上には基板9を保持する基板保
持部8が設けられている。基板9は図示しない搬入コン
ベアによって搬入され、印刷後の基板9は図示しない搬
出コンベアによって搬出される。また、基板位置決め部
1にはクリーニングユニット2が一体的に設けられてい
る。クリーニングユニット2はマスクプレート12の下
面をクリーニングする。
【0010】基板位置決め部1の上方に配設されたスク
リーン印刷部10は、ホルダ枠11に展張されたマスク
プレート12を備えている。マスクプレート12上には
スキージヘッド13が配設されており、スキージヘッド
13は図示しない移動手段により図面に対して垂直の方
向に移動する。スキージヘッド13はスキージ15を昇
降させるスキージ昇降機構14が設けられており、スキ
ージ昇降機構14を駆動することによりスキージ15は
マスクプレート12の上面に当接する。基板9をマスク
プレート12の下面に当接させた状態で、ペーストであ
るクリーム半田が供給されたマスクプレート12上でス
キージ15を摺動させることにより、図示しないパター
ン孔を介して基板9にはクリーム半田が印刷される。
【0011】スクリーン印刷部10の側方の、Y軸テー
ブル4の移動範囲の上方には、カメラ16が配設されて
いる。カメラ16はカメラ移動テーブル17によって水
平面内で移動可能となっている。基板位置決め部1に基
板9を保持させた状態で、基板位置決め部1をY軸テー
ブル4に沿って移動させることにより、基板9をカメラ
16の下方に位置させることができ、したがってカメラ
16によって基板9を撮像し、基板9の位置認識を行う
ことができる。
【0012】Y軸テーブル4の移動経路の上方には、さ
らに基板矯正ユニット18が配設されている。基板位置
決め部1を基板矯正ユニット18の下方まで移動させた
状態で、矯正治具19を下降させて基板9の上面から押
圧することにより、基板9のたわみを矯正することがで
きるようになっている。
【0013】次に図2を参照してクリーニングユニット
2について説明する。クリーニングユニット2にはクリ
ーニングテープ23の供給リール24および巻き取りリ
ール25を備えている。供給リール24から送給された
クリーニングテープ23は、本体部20の上面に上下動
自在に設けられたクリーニングヘッド26の上面を周回
して巻き取りリール25に巻き取られる。クリーニング
ユニット2をマスクプレート12の下方に位置させてク
リーニングヘッド26を上昇させることにより、クリー
ニングテープ23は清掃対象部であるマスクプレート1
2の下面に押し当てられる。
【0014】この状態で基板位置決め部1を水平移動さ
せることにより、クリーニングユニット2も水平方向に
移動する。これによりマスクプレート12の下面のクリ
ーニングが行われる。また、クリーニングヘッド26に
吸引部を設けることにより、印刷時に基板に転写されず
マスクプレート12のパターン孔内に残量したクリーム
半田を吸引して除去することができる。
【0015】このスクリーン印刷装置は上記のように構
成され、以下動作について図3を参照して説明する。図
3(a)は、所定のスクリーン印刷作業を終了した後
に、新たな印刷対象の基板9が基板位置決め部1上に搬
入され保持された状態を示している。この後基板位置決
め部1は新たな基板をカメラによって認識するために、
印刷位置の側方の撮像位置までY軸テーブル4によって
移動する。この基板位置決め部1の移動に先立って、ク
リーニングユニット2のクリーニングヘッド26を上昇
させて、クリーニングテープ23(図2)をマスクプレ
ート12の下面に摺接させる。
【0016】そしてこの状態で図3(b)で示すよう
に、基板位置決め部1は撮像位置へ向かって矢印a方向
へ移動する。この基板位置決め部1の移動によりクリー
ニングユニット2も一体的に移動し、マスクプレート1
2の下面に当接したクリーニングヘッド26が移動す
る。これにより、マスクプレート12の下面の付着物は
クリーニングテープ23によって拭き取られ、クリーニ
ングが行われる。
【0017】この後基板位置決め部1は、図3(c)に
示すようにカメラ16の下方まで移動し、ここでカメラ
16による基板9の撮像が行われる。そして撮像後に基
板位置決め部1が再び矢印b方向に印刷位置まで移動す
る際にも、クリーニングヘッド26をマスクプレート1
2の下面に摺接させた状態で基板位置決め部1が移動す
る。これにより、同様にマスクプレート12の下面のク
リーニングが行われる。そして基板位置決め部1が印刷
位置に戻ったならば、ここで印刷動作が行われる。
【0018】このように、本実施の形態に示すスクリー
ン印刷においては、マスクプレート12の下方に可動に
配設された基板位置決め部1と一体的に移動するクリー
ニングユニット2によって、基板位置決め部1の所定の
水平移動動作、すなわち撮像位置への往復動作の度にマ
スクプレート12の下面を清掃するものである。
【0019】これにより、クリーニングユニット2に可
動機構を設ける必要がなく、機構簡略化が実現できると
ともに、マスクプレート12のクリーニングの目的で印
刷動作を中断する必要がない。したがって、スクリーン
印刷装置の実質稼働率を改善して生産性を向上させるこ
とができる。
【0020】また、上記実施の形態ではクリーニング動
作を基板9の撮像動作の度に行うようにしていることか
ら、従来の印刷動作を中断してクリーニングを行う場合
の頻度と比較して、はるかに高い頻度でクリーニングを
行う形態となっている。このため、1クリーニング動作
において求められるクリーニング品質は低くてよく、従
来のクリーニング方法と比較して少ないクリーニングコ
ストで、マスクプレートを必要な清浄度でクリーニング
することができるという効果を有する。
【0021】なお、上記実施の形態ではスキージヘッド
の種類として板状のスキージ15を備えた開放型のスキ
ージヘッドの例を示しているが、これに限定されず、内
部にクリーム半田を貯溜してこのクリーム半田を加圧し
ながらマスクプレート上で摺動してパターン孔内にクリ
ーム半田を充填する密閉型のスキージヘッドを用いても
よい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、マスクプレートの下方
に可動に配設された基板位置決め部と一体的に移動する
清掃手段によって、基板位置決め部の所定の水平移動動
作の度にマスクプレートの下面を清掃するようにしたの
で、クリーニングのために印刷作業を一時停止する必要
がなく、無駄時間を排除して生産性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の
側面図
【図2】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の
クリーニングユニットの側面図
【図3】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷におけ
るクリーニング動作の説明図
【符号の説明】 1 基板位置決め部 2 クリーニングユニット 9 基板 10 スクリーン印刷部 12 マスクプレート 15 スキージ 16 カメラ 26 クリーニングヘッド
フロントページの続き (72)発明者 阿部 成孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 宮原 清一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FA29 FB24 FB27 FB32 FD01 FD15 FD29 2C250 EA21 EA37 EB50 FA05 FB11 FB17 5E319 BB05 CD04 CD29 GG15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パターン孔が設けられたマスクプレートを
    基板に当接させ、マスクプレート上でスキージヘッドを
    摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板に
    ペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、前記
    マスクプレートの下方に可動に配設された基板位置決め
    部と一体的に移動する清掃手段によって、前記基板位置
    決め部の所定の水平移動動作の度にマスクプレートの下
    面を清掃することを特徴とするスクリーン印刷方法。
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