JPH115294A - スクリーン印刷機 - Google Patents

スクリーン印刷機

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JPH115294A
JPH115294A JP17768397A JP17768397A JPH115294A JP H115294 A JPH115294 A JP H115294A JP 17768397 A JP17768397 A JP 17768397A JP 17768397 A JP17768397 A JP 17768397A JP H115294 A JPH115294 A JP H115294A
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screen
screen printing
printing machine
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camera
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Yasushi Sano
康 佐野
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修 田中
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MICRO TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンの裏拭きが容易に行えるようにし
たい。スクリーン印刷機の小型化を図りたい。 【解決手段】 テーブル103を前後左右に動かさずに
固定する。スクリーン製版200をスクリーン取り付け
部740に固定し、前後に自動移動可能にする。カメラ
ユニット部750をテーブル103とスクリーン取り付
け部740の間に配置する。裏拭き装置760をスクリ
ーンの移動に合わせて動作させ、裏拭きを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スクリーン印刷
機に関するものである。特に、スクリーンが移動するス
クリーン印刷機に関するものである。また、テーブルを
スクリーン印刷位置に固定的に配置し、カメラユニット
部をスクリーン印刷位置において移動可能に配置したス
クリーン印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図16は、従来のスクリーン印刷機の概観図
である。図17は、スクリーン印刷機の正面図である。
図18は、スクリーン印刷機の平面図である。
【0003】スクリーン印刷機101は、基台102を
備えている。基台102は、テーブル103、印刷部1
09を搭載している。テーブル103は、基台102に
沿って、矢印K1,K2方向に移動可能に取り付けられ
ている。テーブル103は、ワーク110(例えば、基
板)を載せ、ワーク110を印刷部109に移動させ
る。印刷部109は、ワーク110に対して印刷を行
う。操作ボックス105は、基台102の側面に設けら
れており、操作員が使用する様々なスイッチ106を備
えている。基台102は、更に、カメラ190を備えて
いる。カメラ190によりテーブル103に乗せられた
ワーク110を撮像し、ワークの正確な位置あわせを行
う。テーブル103は、X,Y,θの3次元方向に位置
あわせを行うことができるテーブルである。印刷部10
9では、スクリーン製版200がプリンタベース108
に取り付けられている。スクリーン製版200は、スク
リーン枠211とプリントイメージを持つスクリーンメ
ッシュ201からなる。ストローク部116は、プリン
タベース108に対して移動可能に取り付けられてい
る。プリンタベース108は、ストローク部116の動
きを制御し、スキージ111がスクリーンメッシュ20
1にスクリーン印刷に適した印圧を与えながら、スクリ
ーン印刷に適した速度でスクリーンメッシュ201の表
面に沿って、矢印C1,C2方向に移動するよう制御す
る。
【0004】従来例2.また、実開平2−10030号
公報によれば、スクリーン枠を保持枠に保持し、スクリ
ーン枠を保持した状態で保持枠を印刷位置及び取り出し
位置の間で摺動自在に案内する案内機構と、印刷位置で
保持枠をスクリーン印刷機のベースに保持状態とすると
ともに、保持状態から開放された被保持状態とする保持
部材を有する保持機構とを備えたスクリーン印刷機が開
示されている。案内機構は、保持枠の両側部に形成した
上下にエッジ部を有するガイドレールと、ベースに取り
付けられたガイドレールの上下エッジ部に転接する一対
のガイドローラから構成されている。また、保持機構
は、ベースに回動自在に取り付けられた回動保持片と、
回動保持片と連結されベースに固定されたプランジャと
から構成されている。回動保持片は、保持枠に形成され
た係止片に係合して、保持枠を固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来例1のスクリーン
印刷機は、スクリーンが固定されており、テーブルが移
動するという構成をとっていた。テーブルに乗せられた
ワークは、カメラにより正確な位置あわせが行われ、そ
の後、テーブルがスクリーンの下に移動され印刷が行わ
れる。このように、従来のスクリーン印刷は、カメラで
ワークの位置あわせを行った後、ワークを移動させなけ
ればならなかったため、移動後のテーブルの位置決め精
度を向上させなければ、せっかくカメラの撮像により正
確な位置決めを行ったにもかかわらず、スクリーン印刷
の精度が低下してしまうという問題点があった。また、
テーブルが移動するため、テーブルの移動する方向にス
クリーン印刷機の幅が大きくなってしまい、スクリーン
印刷機の平面積を大きくしてしまうという問題点があっ
た。また、スクリーンが固定されているため、スクリー
ン印刷の合間に行われるスクリーンの裏側の清掃(以
下、裏拭きという)を行うことが困難であった。裏拭き
を人手により行う場合には、スクリーンの裏拭きを行う
ための空間が十分になく、かつ、スクリーンの裏面が下
方を向いているので、清掃がしにくいという問題点があ
った。或いは、裏拭きを特殊な装置で行う場合であって
も、スクリーンと基台の間に裏拭き装置を移動させて裏
拭きを行うようにしなければならなかったので、裏拭き
装置の構造が複雑になるとともに、裏拭き装置の製造コ
ストが高くなってしまうという問題点があった。
【0006】従来例2のスクリーン印刷機は、スクリー
ン印刷機のベースに対して、スクリーンを保持した保持
枠を案内機構で案内して、印刷位置から少なくともスク
リーンの一部を離脱させた取り出し位置に摺動させるこ
とにより、スクリーンを容易に脱着することができ、ス
クリーンの印刷を短時間で容易に行うことが可能とな
り、スクリーン印刷機の稼働率を向上させるものであ
る。しかし、スクリーンの印刷位置から取り出し位置へ
の移動は、オペレータがマニュアルにより行うものであ
る。更に、取り出し位置から印刷位置への移動もオペレ
ータがマニュアルにより行うものである。更に、保持機
構によるスクリーンの保持状態と被保持状態の間の切り
換えもオペレータがマニュアルにより行うものである。
また、スクリーンの清掃もスクリーンを取り出した後、
オペレータがマニュアルにより行うものである。また、
ワークを乗せるテーブルは、往復移動可能なようにベー
スに取り付けられている。このように、スクリーンの往
復移動及びテーブルの往復移動という2つの移動を伴う
ため、スクリーンとワークの位置決めを高精度に行うこ
とができなかった。また、テーブルの移動を伴うため、
スクリーン印刷機の小型化を図ることができなかった。
以上のように、従来のスクリーン印刷機は、スクリーン
の移動、固定、清掃を全て手動で行わなければならず、
スクリーン印刷機の自動連続印刷を行うに当たり、十分
な工夫がされていなかった。また、位置決め精度の向上
やサイズの小型化に限界があった。
【0007】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためのなされたものであり、自動連続印刷が行えるス
クリーン印刷機を得ることを目的とする。また、この発
明は、スクリーン印刷機の小型化を目的とする。また、
この発明は、スクリーンとテーブル上のワークとの正確
な位置決めが行えるスクリーン印刷機を得ることを目的
とする。また、この発明は、スクリーンの裏拭きが容易
に行えるスクリーン印刷機を得ることを目的とする。ま
た、この発明は、操作しやすく、設置が柔軟に行え、搬
送しやすいスクリーン印刷機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクリー
ン印刷機は、スクリーンを用いて印刷を行うスクリーン
印刷機において、スクリーンを自動的に移動させるスク
リーン移動部を備えたことを特徴とする。
【0009】スクリーン移動部は、ワークをスクリーン
印刷をする位置とスクリーンの裏面がアクセス可能にな
る位置との間で自動的に移動させることを特徴とする。
【0010】スクリーン印刷機は、更に、スクリーン移
動部によるスクリーンの移動と連動してスクリーンの裏
面を裏拭きする裏拭き部を備えたことを特徴とする。
【0011】この発明に係るスクリーン印刷機は、印刷
用基台となるプリンタベースと、プリンタベースに対し
て正逆方向に移動可能に取り付けられ、スクリーンを取
り付けるスクリーン取り付け部とを備えたことを特徴と
する。
【0012】スクリーン移動部は、プリンタベースに設
けられ、正逆方向に延在する第1と第2のラックと、ス
クリーン取り付け部に設けられ、第1と第2のラックと
係合するとともに同期して回転する第1と第2の歯車
と、スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正
逆方向に往復移動させる駆動部とを備えたことを特徴と
する。
【0013】スクリーン取り付け部は、第1と第2のラ
ックをまたぐ駆動軸を有し、第1と第2の歯車は、駆動
軸の端部に固定されている同径同歯数の歯車であること
を特徴とする。
【0014】この発明に係るスクリーン印刷機は、更
に、プリンタベースに設けられ、正逆方向に延在する第
1と第2のレールと、スクリーン取り付け部の両端に設
けられ、第1と第2のレールによってガイドされる第1
と第2のスライダとを備えたことを特徴とする。
【0015】この発明に係るスクリーン印刷機は、更
に、スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正
逆方向に往復移動させる駆動部と、スクリーン取り付け
部と当接することによりスクリーン取り付け部の移動を
止め、スクリーン取り付け部の位置決めを行うストッパ
と、スクリーン取り付け部を駆動部に対して遊動可能に
取り付けるとともに、スクリーン取り付け部がストッパ
により位置決めされている間、駆動部からスクリーン取
り付け部に伝達される駆動力を吸収するとともに、スク
リーン取り付け部をストッパに押し当てる弾性体とを備
えたことを特徴とする。
【0016】弾性体は、駆動部とスクリーン取り付け部
との間に設けられていることを特徴とする。
【0017】スクリーン取り付け部は、更に、弾性体に
よるスクリーン取り付け部の駆動部に対する遊動を禁止
して、スクリーン取り付け部を駆動部に対して固定する
固定部を備えたことを特徴とする。
【0018】この発明に係るスクリーン印刷機は、テー
ブルに搭載されたワークをカメラで撮像してワークを位
置決めするカメラユニット部を備えたスクリーン印刷機
において、ワークのスクリーン印刷位置にカメラユニッ
ト部を配置したことを特徴とする。
【0019】この発明に係るスクリーン印刷機は、スク
リーンを取り付けるスクリーン取り付け部を有し、カメ
ラユニット部は、スクリーン取り付け部とテーブルとの
間に配置されたことを特徴とする。
【0020】カメラユニット部は、ワークの位置決め時
にワークを撮像する位置にカメラを移動させ、スクリー
ン印刷時にスクリーン印刷の妨げとならない位置にカメ
ラを退避させることを特徴とする。
【0021】この発明に係るスクリーン印刷機は、テー
ブルに搭載されたワークをカメラで撮像してワークを位
置決めするカメラユニット部を備えたスクリーン印刷機
において、カメラユニット部が、カメラを第1の方向へ
往復移動可能に取り付けたアームと、アームを第1の方
向とは異なる第2の方向へ往復移動可能に取り付けたア
ームレールとを有することを特徴とする。
【0022】この発明に係るスクリーン印刷機は、ワー
クを搭載するテーブルをワークのスクリーン印刷位置に
固定したことを特徴とする。
【0023】テーブルは、スクリーン面に対して遠近移
動可能なテーブル面を有し、テーブル面とスクリーン面
の間に形成された隙間を用いてワークを搬出入させるこ
とを特徴とする。
【0024】この発明に係るスクリーン印刷機は、更
に、ワークを撮像するカメラユニット部をワークのスク
リーン印刷位置に配置したことを特徴とする。
【0025】この発明に係るスクリーン印刷機は、少な
くともある側面方向からの装置の下部の幅が同じ側面方
向からの装置の上部の幅より小さいことを特徴とする。
【0026】少なくとも1つの装置側面は、装置側面の
上方にある第1の側面と、装置側面の下方にあって第1
の側面より装置の内側にある第2の側面とを有すること
を特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明のスクリーン印刷機の
印刷部109の下部の構成を示す図である。印刷部10
9の上部の構成については、図2を用いて後述する。図
1は、プリンタベース108を除いた内部の構成を示し
ている。図1では、ラック703,704、及び、ラッ
ク703,704に係合する歯車705,706が備え
られている。歯車705,706は、同径、同歯数の歯
車であり、駆動軸700に固着されている。従って、歯
車705が回転する場合には、歯車706も同期して同
じ角度だけ回転する。ラック703,704は、図示し
ていないプリンタベース108の両端部に、スクリーン
印刷方向と平行になるように固定された平歯ラック又は
すぐばラック又ははすばラックであり、歯車705,7
06の歯と係合する歯であって、等間隔に刻まれた同形
の歯が複数刻まれている。モータ710の回転により、
駆動軸係合部711を備えた駆動軸700が回転し、歯
車705が矢印E1,E2方向に回転する。歯車705
の矢印E1,E2の方向の回転に同期して、歯車706
も矢印F1,F2方向に同じ角度だけ回転する。歯車7
05,706の回転により、駆動軸700は、ラック7
03,704を等距離だけ矢印C1,C2方向だけ移動
する。駆動軸700は、駆動軸受け731により駆動板
730に回転可能に取り付けられている。駆動板730
は、スクリーン取り付け部740を遊動可能に取り付け
ている(その詳細は、図7を用いて後述する)。駆動軸
700の回転により、駆動軸700が矢印C1,C2の
方向に移動すると、駆動板730も矢印C1,C2の方
向に移動する。その移動に伴い、スクリーン取り付け部
740も矢印C1,C2方向に移動する。この移動は、
レール701,702とスライダ707,708によっ
てガイドされる。結果として、スクリーン取り付け部7
40は、左部Lと右部Rの両側から同時に駆動力を得
て、矢印C1,C2方向に移動する。このようにして、
スクリーンがスムーズに、かつ、正確に移動可能とな
る。このように、左右両側から駆動力が同時にかかるた
め、スクリーン取り付け部740の移動が左右にぶれる
ことなく、滑らかに行われる。また、スクリーン取り付
け部740の移動は、レール701,702とスライダ
707,708によってガイドされるため、更に、左右
にぶれることなく、滑らかに行われる。
【0028】テーブル103は、X,Y,θ方向に位置
決めすることができるテーブルである。また、テーブル
103は、矢印B1,B2方向、即ち、上下方向に移動
することができるテーブルである。テーブル103は、
矢印C1,C2方向、或いは、矢印D1,D2方向には
移動せず、基台に固定されている。テーブル103は、
矢印D1,D2方向にワークを移動させるローラ781
を有している。ローラ781は、図示していないモータ
により回転可能となっている。ワークは、矢印D1方向
から搬入され、ローラ781の回転によりテーブル10
3の上に移動され、仮位置決めされる。この仮位置決め
後、ローラ781は矢印B1方向に下降し、印刷の邪魔
にならないようにする。印刷後は、ローラ781が矢印
B1方向に上昇し、図示していないモータにより回転さ
せられることによりワークを矢印D1方向、或いは、矢
印D2方向に搬出する。
【0029】ワークがテーブル103に仮位置決めされ
ると、4個のカメラユニット部750(図中、2個のみ
図示)がワークに予め印刷されている位置決め用マーク
を撮像するために動作する。カメラユニット部750
は、カメラ755を2次元方向に移動可能に取り付けて
いる。カメラ755は、モータ753とアーム754に
より矢印D1,D2方向に移動可能となっている。アー
ム754とモータ753は、モータ751とアームレー
ル752により矢印C1,C2方向に移動可能となって
いる。アームレール752は、図示していないプリンタ
ベース108に固定されている。カメラユニット部75
0は、4個備えられており、ワークの四隅に印刷された
位置決め用マークを撮像し、テーブル103をX,Y,
θ方向に動かすことにより、ワークの位置決めを正確に
行う。なお、カメラユニット部750は、4個備えられ
ている必要はなく、2個でも、その他の数でもよい。
【0030】ワークの位置決めが行われた後、カメラユ
ニット部750は、カメラ755(アーム754)を矢
印C1,C2方向に動かし、テーブル103の矢印B1
方向の移動の邪魔にならない範囲に移動させる。テーブ
ル103は、矢印B1方向にワークを上昇させ、印刷を
行う。印刷後、テーブル103は、矢印B2方向にワー
クを下げ、ワークの搬出を行う。カメラユニット部75
0によるワークの位置決め動作は、テーブル103がワ
ークを搬入する度、即ち、ワークに対して印刷を行う直
前に毎回行われる。カメラユニット部750による位置
決めが行われた後、物理的に動作するのはテーブル10
3の上昇だけである。従って、カメラユニット部750
によりX,Y,θ方向に位置決めされたワークに対して
正確な印刷が行える。
【0031】スクリーン取り付け部740は、自走式に
スライド可能に取り付けられているが、スクリーン印刷
を行う場合には、テーブル103の上部に固定される。
スクリーン取り付け部740がスライドする場合は、ス
クリーンの裏拭きを行う場合である。裏拭き装置760
は、スクリーン取り付け部740が矢印C1又は/及び
C2方向に移動される場合に連動して動作する。裏拭き
装置760は、粘着フィルム762をローラ761を介
してスクリーンの裏面に粘着させることにより、スクリ
ーンの裏拭きを行う。粘着フィルムは、ローラ761が
ポスト764に対して矢印B1,B2方向に移動可能に
なっており、裏拭きを行う場合には、矢印B1方向に上
昇させられ、粘着フィルム762をスクリーン裏面に押
し当てる。巻き取り部763は、モータ765により回
転させられ、粘着フィルム762を巻き取る。裏拭き装
置760による裏拭きは、必要に応じて数回繰り返され
る。その場合には、スクリーン取り付け部740が連続
して必要な回数だけ矢印C1,C2方向に自動的に移動
する。スクリーンがスライドする構成となっているた
め、裏拭き装置760は、スクリーン印刷機に対してオ
プションとして外付けできる。また、ローラの上下動と
いう最小限の移動ができればよく、裏拭き装置760の
構成が非常に簡単になる。
【0032】図2は、この発明のスクリーン印刷機の印
刷部109の上部の構成を示す図である。図2は、プリ
ンタベース108を除いた内部の構成を示している。図
2は、ストローク部116を移動させるとともに、スト
ローク部116を矢印A1,A2方向に回動させる構成
を示す図である。ストローク部116を支点軸400を
中心にして回動させ、スキージ111及びスクレッパー
311の取り付け、或いは、取り外しを容易に行うこと
ができる。
【0033】図3は、図2に示したストローク部116
の側面図である。スキージ111は、スキージホルダ1
20に保持されている。また、スクレッパー311は、
スクレッパーホルダ320に保持されている。また、図
示していないエアシリンダにより、スキージホルダ12
0とスクレッパーホルダ320は、ストローク部116
に対して上下に移動可能に取り付けられている。ストロ
ーク部116は、支点軸400を中心にして矢印A1,
A2方向に回動することができる。ストローク部116
が矢印A1の方向に回動されることにより、スキージ1
11及びスクレッパー311をスキージホルダ120及
びスクレッパーホルダ320に対して、容易に着脱する
ことができる。このような構成を持つスクリーン印刷機
においては、支点軸400を用いてストローク部116
を矢印C1,C2方向に移動させることになる。
【0034】更に、図2では、ラック403,404、
及び、ラック403,404に係合する歯車405,4
06が備えられている。歯車405,406は、同径、
同歯数の歯車であり、支点軸400に固着されている。
従って、歯車405が回転する場合には、歯車406も
同期して同じ角度だけ回転する。ラック403,404
は、図示していないプリンタベース108の両端部に、
スクリーン印刷方向と平行になるように固定された平歯
ラック又はすぐばラック又ははすばラックであり、歯車
405,406の歯と係合する歯であって、等間隔に刻
まれた同形の歯が複数刻まれている。スライド軸409
の回転により、スライド軸係合部411を備えたスライ
ダ407が矢印C1,C2方向に移動する。この移動に
伴い歯車405が矢印E1,E2方向に回転する。歯車
405の矢印E1,E2の方向の回転に同期して、歯車
406も矢印F1,F2方向に同じ角度だけ回転する。
歯車405,406の回転により、支点軸400は、ラ
ック403,404を等距離だけ矢印C1,C2方向だ
け移動する。この移動は、レール401,402とスラ
イダ407,408によってガイドされる。結果とし
て、ストローク部116は、左部Lと右部Rの両側から
同時に駆動力を得て、矢印C1,C2方向に移動する。
このようにして、ストローク部116がスムーズに、か
つ、正確に移動可能となる。このように、左右両側から
駆動力が同時にかかるため、ストローク部116の移動
が左右ぶれることなく、滑らかに行われる。
【0035】図4は、図1と図2に示した構成のY方向
から見た詳細正面図(一部断面図)である。図5は、図
1と図2に示した構成のZ方向から見た詳細平面図(一
部断面図)である。図6は、図1と図2に示した構成の
X方向から見た詳細側面図(一部断面図)である。
【0036】スクリーン印刷機は、正面から見た場合、
両サイド及び下部にプリンタベース108が存在してい
る。プリンタベース108の中央部分にテーブル103
が存在する。テーブル103は、モータ791の回転に
より矢印B1,B2方向に上下移動可能となっている。
モータ791の回転がベルト793によりボールネジ7
92に伝わり、テーブル103が上下可能となってい
る。テーブル103は、図示していないX,Y,θ方向
への移動機構により、テーブルの上下運動とは無関係に
テーブル面を3次元方向に位置決めすることができる。
テーブルが下げられている場合には、プリンタベース1
08とテーブル面の間には、隙間Sが生成される。この
隙間Sは、プリンタベースを水平方向に貫通している隙
間である。従って、ワーク110を隙間Sを介して矢印
S1方向から搬入し、矢印S2方向に搬出することがで
きる。この隙間Sのサイズは、ワーク110の厚さ以上
の長さを有している。このように、テーブル103は、
ワーク110を搬入、搬出するために移動する必要がな
い。従って、スクリーン印刷機の正面から見た幅Wを小
さくすることができる。プリンタベース108は、隙間
Sの上部にカメラユニット部750を取り付けている。
カメラユニット部750の上部には、スクリーン取り付
け部740及びスクリーン製版200がスライド可能に
設けられている。更に、その上部には、ストローク部1
16がスライド可能に設けられている。印刷する場合に
は、テーブル103がワーク110をカメラユニット部
750により正確な位置決めをした後、ワーク110を
上昇させる。その際、カメラユニット部は、テーブル1
03の上昇を妨げないようにカメラ及びアームを退避さ
せる。
【0037】プリンタベース108に対して、レール4
01,402,701,702、ラック403,40
4,703,704が固定されている。レール401,
402,701,702に対して、スライダ407,4
08,707,708がスライド可能なように取り付け
られている。スライダ407,408に対して、支点軸
400がスライダ軸受け413,414を介して回転可
能に取り付けられている。ストローク部116は、スト
ローク部軸受け415,416を介して支点軸400に
回動可能なように取り付けられている。この回動は、シ
リンダ451,452により自動的に行われる。シリン
ダ452の支点455は、スライダ軸受け413に取り
付けられており、支点456は、ストローク部116に
取り付けられている。
【0038】スライド軸係合部411は、スライド軸4
09と係合してスライド軸409の回転運動を直線運動
に変えるものである。スライド軸係合部411の一例と
して、ロータリーライナーを用いることができる。スラ
イド軸係合部411は、スライダ407に固定されてい
る。従って、スライド軸係合部411の直線運動はスラ
イダ407に伝わり、スライダ407の直線運動が支点
軸400に伝わり、更に歯車405,406の回転へと
つながる。スライド軸係合部411の取り付け位置は、
レール401の真上であり、スライド軸係合部411の
移動がレール401によって直接ガイドできるような構
成になっている。歯車405,406,705,706
の位置は、支点軸400,駆動軸700の両端部であ
り、レール401,402,701,702よりも外側
になっている。このように、駆動力を発生させる歯車4
05,406,705,706が最端部にあることによ
り、ストローク部116とスクリーン取り付け部740
の移動がより滑らかに行える。
【0039】図7は、駆動板730とスクリーン取り付
け部740の詳細を示す図である。駆動板730は、ブ
ラケット732をスクリーン取り付け部740がスライ
ドする方向の両端に備えている。一方、スクリーン取り
付け部740は、スライドブロック742を備えてい
る。ブラケット732とスライドブロック742は、ガ
イド軸748で連結されている。スライドブロック74
2は、ガイド軸748に対してコイルバネ747,74
9によって駆動板730の正逆両移動方向に遊動可能に
取り付けられている。一方、プリンタベース108に
は、ショックアブソーバ811とストップピン812が
備えられている。スクリーン取り付け部740が矢印C
1方向に移動してきた場合、ショックアブソーバ811
が移動速度を緩めるとともに、ストップピン812がス
クリーン取り付け部740を正確に位置決めする。スト
ップピン812とスクリーン取り付け部740が当接し
ている間、モータ710は、駆動板730を矢印C1方
向に移動させようとし続けている。スクリーン取り付け
部740は、ストップピン812に当接した後は矢印C
1方向には移動できないが、駆動板730は、矢印C1
方向に移動しようとし続ける。この駆動力は、コイルバ
ネ747が縮むことにより吸収される。そして、このコ
イルバネ747の吸収した駆動力が反発力となり、スラ
イドブロックを矢印C1方向に押しつける。即ち、スク
リーン取り付け部740が矢印C1方向に常に押された
状態が保ち続けられ、ストップピンによる位置決めが正
確に行われる。コイルバネ749は、スクリーン取り付
け部740が矢印C2方向に移動した場合に圧縮される
バネであり、矢印C2方向に対する位置決めの場合に用
いられる。
【0040】前述したように、駆動板730とスクリー
ン取り付け部740は、遊動可能に取り付けられている
ため、スクリーン取り付け部が移動している最中におい
て、裏拭きを行う場合に不具合が生ずる可能性がある。
そこで、スクリーンの移動中(裏拭き中)に駆動板73
0とスクリーン取り付け部740を固定する必要があ
る。
【0041】図8は、駆動板730とスクリーン取り付
け部740を固定する固定部の構成を示す図である。駆
動板730に固定片851が固定されている。一方、ス
クリーン取り付け部740には、固定片851の両側に
シリンダ852が取り付けられている。スクリーン取り
付け部740がストップピン812により位置決めされ
ている場合には、図8に示すように、シリンダは固定片
を挟むことなく、駆動板730とスクリーン取り付け部
740を遊動可能にしている。スクリーン取り付け部7
40が移動している最中は、シリンダ852により固定
片851を両側から挟み、駆動板730とスクリーン取
り付け部740を固定する。このように、両者が固定さ
れた状態で裏拭き装置760が裏拭きを行うことができ
る。
【0042】図9は、スクリーンとスクリーン取り付け
部の正確な位置決めを行う構成を示す図である。スクリ
ーン取り付け部740には、2つのロッドシリンダ86
1が固定されている。この両ロッドシリンダ861を調
整することにより、スクリーン取り付け部740へのス
クリーン枠211の配置位置を調整することができる。
このようにして、スクリーンの位置を正確に配置するこ
とができる。両ロッドシリンダ861による位置調整を
行った後、スクリーン固定部745によりスクリーンを
スクリーン取り付け部740に固定する。
【0043】図10は、カメラユニット部750の詳細
を示す図である。モータ751が回転することにより、
ボールネジ757が回転し、アーム754を矢印C1,
C2方向に移動させる。また、モータ753が回転する
ことにより、ボールネジ756が回転し、カメラ755
を矢印D1,D2方向に移動させる。これらの構造によ
りカメラ755は、ポジションP1からポジションP2
の範囲で自由に位置決めを行うことができる。図10に
示す場合は、4つのカメラユニット部がある場合を示し
ているが、2つの場合でも構わない。
【0044】再び図4に戻り、スクリーン印刷機の側壁
について説明する。スクリーンベース108は、上部側
面901と傾斜側面902と下部側面903を備えてい
る。下部側面903は、上部側面901よりも装置内側
に設けられている。このような構成をとることにより、
装置の両サイドからワークを搬入するラインとの間に、
空間を設けることができる。ライン端部がスクリーン印
刷機側に突き出ている場合でも、下部側面903が内側
にくぼんでいるため、ライン端部の配置を容易にするこ
とができる。更に、スクリーン印刷機の側面において、
人が作業をする場合、装置の下部がくぼんでいるため足
置き場が作れ、作業がし易くなる。例えば、幅2m前後
のスクリーン製版をスクリーン印刷機に取り付ける場
合、左右からスクリーン製版をスクリーン取り付け部7
40に挿入しなければならないが、スクリーン製版を持
ち上げて挿入する作業者の足場とすることができる。更
に、スクリーン印刷機をトラック等で輸送する場合に、
トラックに積載することができる最大幅よりも、装置の
最大幅Wが大きい場合であっても、装置下部の幅Tを、
トラックに積載することができる幅よりも小さくするこ
とにより、トラックに積載することができる。
【0045】この発明の第1の特徴は、従来のスクリー
ン印刷機において、スクリーンを固定しておくことがス
クリーン印刷の精度を上げるために必要なことであると
いう考え方をやめ、スクリーンを移動可能にしたという
点である。スクリーンを移動させるようにしたからとい
って従来に比べて、印刷精度が落ちることはない。なぜ
なら、従来は、スクリーンを固定し、テーブルを移動し
ていたのに対し、この発明は、スクリーンを移動可能に
し、テーブルを固定しているからである。このように、
スクリーンとテーブルのいずれかが移動する場合を比べ
ると、従来に比べて本願発明の方がよりよい。なぜなら
ば、従来のテーブル移動方式であれば、ワークが印刷さ
れる度に、テーブルは必ず移動しなければならない。そ
れに対し、本願発明の場合は、ワークに対して印刷が行
われる度に、スクリーンを移動させる必要はない。印刷
作業中にスクリーンの移動が必要な場合は、スクリーン
の裏拭きを行う場合である。スクリーンの裏拭きがスク
リーン印刷5回に対して1回行われるような場合には、
5回の連続する印刷においては、テーブルもスクリーン
も移動はしない。従って、従来のテーブルが移動する方
式に比べて、この発明のスクリーンが移動する方式の方
が、印刷精度を向上させることができる。
【0046】前述したように、従来例2に示したスクリ
ーン印刷機は、スクリーンを移動させるようにしている
が、この発明は、スクリーンをマニュアルで移動させる
のではなく、自動的に印刷に連動させて移動させるよう
にしたものである。仮に、裏拭きをマニュアルで行う場
合であっても、スクリーンが所定回数印刷後、自動的に
スライドして裏拭き可能な状態を作り出す。また、裏拭
きが裏拭き装置により自動で行われる場合には、スクリ
ーン印刷と裏拭きが完全に自動化され、オペレータの介
在なく、連続したスクリーン印刷が行える。また、この
発明は、スクリーンを移動させるようにした代わりに、
テーブルを固定したものである。従来例2のスクリーン
印刷機は、スクリーンとテーブルの両方が移動するた
め、位置決め精度が落ちる可能性があるのに対し、この
発明では、テーブルを固定しているため、スクリーンを
移動可能にした場合においても、位置決め精度を落とす
ことなく、スクリーン印刷が行える。また、スクリーン
を移動させる場合でも、駆動板とスクリーン取り付け部
がコイルバネにより遊動可能に取り付けられた状態でス
トップピンにより正確に位置決めできるようになってい
る。このように、この発明は、従来例2に記載したスク
リーン印刷機に比べて優れた改良点及び優れた効果を有
している。
【0047】この発明の第2の特徴は、カメラを印刷位
置に配置した点である。カメラを印刷位置に配置したこ
とにより、テーブルを移動させる必要がなくなる。従来
のカメラは、印刷部の外部に外出しで設けられていた。
このため、ワークな正確な位置決めを行う場所、即ち、
カメラが設置されている場所と印刷を行う場所は異なっ
ていた。この2つの場所をテーブルが移動することによ
り印刷を可能にしていたが、この発明は、カメラの配置
位置も印刷を行う位置も同一である。従って、テーブル
の前後への移動、或いは、左右への動作を必要とせず、
単にテーブルの上下動のみでワークの印刷を行うことが
できる。テーブルが下降している状態で、テーブルとス
クリーンの間にカメラを移動させて位置決めを行い、テ
ーブルを上昇させた状態でスクリーン印刷を行うことが
できる。カメラの撮像位置への移動、或いは、カメラの
退避は、テーブルの上下動と連動しており、これらの動
作は、図示していない制御部により連動して行われる。
【0048】実施の形態2.図11は、この発明の他の
例を示す図である。図11においては、図1及び図2に
示したレール401,402,701,702を省略す
る場合を示している。レール401,402,701,
702を省略する場合には、(a)に示すように、歯車
405,705を断面がU字状の溝を有する歯車にすれ
ば良い。或いは、(b)に示すように、ラック403,
703を断面がU字状の溝を有するラックにすれば良
い。
【0049】実施の形態3.図12に示すように、モー
タ410をストローク部116に搭載してもよい。モー
タ410の回転軸を直接支点軸400と連結することに
より、歯車405,406に対してモータ410の駆動
力が直接伝わり、ストローク部116が滑らかに移動す
ることができる。モータ410は、ストローク部116
を矢印A1,A2方向に回動させるものではない。スト
ローク部116の重さを軽くしたい場合には、図1に示
すような形式が望ましいが、ストローク部116の重さ
が重くなっても影響がない場合には、モータ410をス
トローク部116に内蔵しても構わない。また、図1の
モータ710を図2に示したモータ410のように配置
し、スライド軸を設け、スライド軸を介して駆動板73
0を移動させるようにしても構わない。
【0050】実施の形態4.前記実施の形態において
は、スクリーン取り付け部740を遊動させるためにコ
イルバネを用いたが、ゴム、空気圧縮シリンダ等の弾性
体を用いても構わない。また、プラスチックや樹脂等の
弾性体を用いても構わない。また、前述した実施の形態
では、両側にコイルバネを設ける場合を説明したが、ス
クリーンを印刷する側においてのみスクリーンの位置決
めを正確に行えばよい場合であれば、片側にのみコイル
バネを設けても構わない。
【0051】実施の形態5.前述した実施の形態におい
ては、スクリーンがスクリーン印刷方向にスライドする
場合について説明したが、図13を用いてスクリーンが
回動する場合について説明する。スクリーン取り付け部
740は、支点746を中心にして回動可能に取り付け
られている。テーブル103が矢印H1方向に移動す
る。次に、スクリーン取り付け部740がH2方向に回
動する。裏拭き装置760がスクリーンを裏拭きする。
その後、スクリーン取り付け部740が矢印H3方向に
戻され、テーブル103が矢印H4方向に戻る。このよ
うに、スクリーン取り付け部740が回動することによ
り、裏拭きをしやすい状態を作り出しても構わない。な
お、裏拭き装置760の代わりに、人手による清掃を行
っても構わない。また、図13に示す場合は、90度回
動する場合を示したが、90度以上〜180度の範囲で
回動するようにしても構わない。90度〜180度回転
する場合には、スクリーンの裏側が上方向に向くため、
人手による清掃がし易くなる。
【0052】図14は、カメラユニット部750をスク
リーン印刷位置に配置する場合の一例として、装置の印
刷部の上方に設けられている場合を示している。カメラ
ユニット部750が装置の印刷部の上方に設けられてい
る場合は、スクリーン製版200とストローク部116
をカメラの撮影の邪魔にならない範囲に移動させる。即
ち、図14(a)に示す状態から図14(b)の状態に
して、カメラによる正確な位置決めを行い、その後、再
び図14(a)に示す状態にしてスクリーン印刷を行
う。
【0053】図15は、カメラユニット部750をスク
リーン印刷位置に配置する場合の一例として、テーブル
103の内部に設ける場合を示している。テーブル10
3のテーブル面は透明であるか、テーブル面に撮像用の
孔が必要である。また、ワーク110の背面に位置決め
用マークが印刷してある必要がある。以上のような条件
が揃う場合には、カメラユニット部750をテーブル1
03の内部に設けることができる。カメラユニット部7
50をテーブル103の内部に設ける場合には、テーブ
ル103及びスクリーンの移動は必要はなく、装置全体
が小さくなる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スク
リーンを自動的にスライドさせるようにしたので、スク
リーンの裏拭きが容易に行える。スクリーンの裏拭きを
人手で行う場合には、人間が作業しやすい空間を確保す
ることができる。裏拭きを自動裏拭き部で行う場合に
は、裏拭き部の構造を簡単にすることができる。スクリ
ーンの移動は、自動的に行われるため、裏拭き部と組み
合わせることによりスクリーンの裏拭きが完全自動化さ
れる。また、スクリーンの移動に伴う位置決めは、スト
ップピンとコイルバネを利用したメカニカルな位置決め
機構を利用しているので、高精度に位置決めすることが
できる。
【0055】また、この発明によれば、カメラユニット
部をワークが印刷される位置に配置しているので、テー
ブルを前後左右に移動させる必要がなく、ワークの位置
決め後の前後左右への移動がないため、ワークの位置決
めが正確に行える。特に、テーブルは、重量が重いた
め、このテーブルを前後左右に移動する必要がなくな
り、ワーク自身の位置決め精度が向上する。また、カメ
ラユニット部は、カメラを自動で移動させるので、カメ
ラユニット部が印刷位置に配置されていても、カメラが
印刷を邪魔することがない。以上のように、テーブルが
前後、或いは、左右に移動する必要がないため、装置全
体の小型化が図れるとともに、省スペース化が図れる。
【0056】更に、装置下部の平面積が装置上部の平面
積より小さいため、作業がしやすい、他の装置と組み合
わせて設置がしやすい、装置の運搬がしやすいという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の印刷部の下部の構成を示す図であ
る。
【図2】 この発明の印刷部の上部の構成を示す図であ
る。
【図3】 この発明のストローク部の断面図である。
【図4】 この発明のスクリーン印刷機の正面図であ
る。
【図5】 この発明のスクリーン印刷機の側面図であ
る。
【図6】 この発明のスクリーン印刷機の平面図であ
る。
【図7】 この発明の駆動板とスクリーン取り付け部の
関係を示す図である。
【図8】 この発明の固定部を示す図である。
【図9】 この発明のスクリーン製版の位置決め部を示
す図である。
【図10】 この発明のカメラユニット部を示す図であ
る。
【図11】 この発明の歯車とラックの他の例を示す図
である。
【図12】 この発明の駆動部の他の例を示す図であ
る。
【図13】 この発明のスクリーン取り付け部の他の例
を示す図である。
【図14】 この発明のカメラユニット部の他の例を示
す図である。
【図15】 この発明のカメラユニット部の他の例を示
す図である。
【図16】 従来のスクリーン印刷機の斜視図である。
【図17】 従来のスクリーン印刷機の側面図である。
【図18】 従来のスクリーン印刷機の平面図である。
【符号の説明】
111 スキージ、116 ストローク部、400 支
点軸、401,402,701,702 レール、40
3,404,703,704 ラック、405,40
6,705,706 歯車、407,408,707,
708 スライダ、409 スライド軸、410,71
0 モータ、411 スライド軸係合部、413,41
4 スライダ軸受け、415,416 ストローク部軸
受け、451,452 シリンダ、700 駆動軸、7
30 駆動板、731 駆動軸受け、732 ブラケッ
ト、740 スクリーン取り付け部、742 スライド
ブロック、750 カメラユニット部、752 アーム
レール、754 アーム、755 カメラ、760 裏
拭き装置、761 ローラ、762 粘着フィルム、7
63 巻き取り部、811 ショックアブソーバ、81
2 ストップピン、851 固定片、852 シリン
ダ、861 ロッドシリンダ。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンを用いて印刷を行うスクリー
    ン印刷機において、スクリーンを自動的に移動させるス
    クリーン移動部を備えたことを特徴とするスクリーン印
    刷機。
  2. 【請求項2】 スクリーン移動部は、ワークをスクリー
    ン印刷をする位置とスクリーンの裏面がアクセス可能に
    なる位置との間で自動的に移動させることを特徴とする
    請求項1記載のスクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】 スクリーン印刷機は、更に、スクリーン
    移動部によるスクリーンの移動と連動してスクリーンの
    裏面を裏拭きする裏拭き部を備えたことを特徴とする請
    求項1又は2記載のスクリーン印刷機。
  4. 【請求項4】 スクリーン印刷機は、 印刷用基台となるプリンタベースと、 プリンタベースに対して正逆方向に移動可能に取り付け
    られ、スクリーンを取り付けるスクリーン取り付け部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印
    刷機。
  5. 【請求項5】 スクリーン移動部は、 プリンタベースに設けられ、正逆方向に延在する第1と
    第2のラックと、 スクリーン取り付け部に設けられ、第1と第2のラック
    と係合するとともに同期して回転する第1と第2の歯車
    と、 スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正逆方
    向に往復移動させる駆動部とを備えたことを特徴とする
    請求項4記載のスクリーン印刷機。
  6. 【請求項6】 スクリーン取り付け部は、第1と第2の
    ラックをまたぐ駆動軸を有し、第1と第2の歯車は、駆
    動軸の端部に固定されている同径同歯数の歯車であるこ
    とを特徴とする請求項5記載のスクリーン印刷機。
  7. 【請求項7】 スクリーン印刷機は、更に、 プリンタベースに設けられ、正逆方向に延在する第1と
    第2のレールと、 スクリーン取り付け部の両端に設けられ、第1と第2の
    レールによってガイドされる第1と第2のスライダとを
    備えたことを特徴とする請求項6記載のスクリーン印刷
    機。
  8. 【請求項8】 スクリーン印刷機は、更に、 スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正逆方
    向に往復移動させる駆動部と、 スクリーン取り付け部と当接することによりスクリーン
    取り付け部の移動を止め、スクリーン取り付け部の位置
    決めを行うストッパと、 スクリーン取り付け部を駆動部に対して遊動可能に取り
    付けるとともに、スクリーン取り付け部がストッパによ
    り位置決めされている間、駆動部からスクリーン取り付
    け部に伝達される駆動力を吸収するとともに、スクリー
    ン取り付け部をストッパに押し当てる弾性体とを備えた
    ことを特徴とする請求項4記載のスクリーン印刷機。
  9. 【請求項9】 弾性体は、駆動部とスクリーン取り付け
    部との間に設けられていることを特徴とする請求項8記
    載のスクリーン印刷機。
  10. 【請求項10】 スクリーン取り付け部は、更に、 弾性体によるスクリーン取り付け部の駆動部に対する遊
    動を禁止して、スクリーン取り付け部を駆動部に対して
    固定する固定部を備えたことを特徴とする請求項8記載
    のスクリーン印刷機。
  11. 【請求項11】 テーブルに搭載されたワークをカメラ
    で撮像してワークを位置決めするカメラユニット部を備
    えたスクリーン印刷機において、ワークのスクリーン印
    刷位置にカメラユニット部を配置したことを特徴とする
    スクリーン印刷機。
  12. 【請求項12】 スクリーン印刷機は、スクリーンを取
    り付けるスクリーン取り付け部を有し、カメラユニット
    部は、スクリーン取り付け部とテーブルとの間に配置さ
    れたことを特徴とする請求項11記載のスクリーン印刷
    機。
  13. 【請求項13】 カメラユニット部は、ワークの位置決
    め時にワークを撮像する位置にカメラを移動させ、スク
    リーン印刷時にスクリーン印刷の妨げとならない位置に
    カメラを退避させることを特徴とする請求項12記載の
    スクリーン印刷機。
  14. 【請求項14】 テーブルに搭載されたワークをカメラ
    で撮像してワークを位置決めするカメラユニット部を備
    えたスクリーン印刷機において、カメラユニット部は、 カメラを第1の方向へ往復移動可能に取り付けたアーム
    と、 アームを第1の方向とは異なる第2の方向へ往復移動可
    能に取り付けたアームレールとを有することを特徴とす
    るスクリーン印刷機。
  15. 【請求項15】 スクリーン印刷機において、 ワークを搭載するテーブルをワークのスクリーン印刷位
    置に固定したことを特徴とするスクリーン印刷機。
  16. 【請求項16】 テーブルは、スクリーン面に対して遠
    近移動可能なテーブル面を有し、テーブル面とスクリー
    ン面の間に形成された隙間を用いてワークを搬出入させ
    ることを特徴とする請求項15記載のスクリーン印刷
    機。
  17. 【請求項17】 スクリーン印刷機は、更に、ワークを
    撮像するカメラユニット部をワークのスクリーン印刷位
    置に配置したことを特徴とする請求項15又は請求項1
    6記載のスクリーン印刷機。
  18. 【請求項18】 スクリーン印刷機において、少なくと
    もある側面方向からの装置の下部の幅が同じ側面方向か
    らの装置の上部の幅より小さいことを特徴とするスクリ
    ーン印刷機。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの装置側面は、 装置側面の上方にある第1の側面と、 装置側面の下方にあって第1の側面より装置の内側にあ
    る第2の側面とを有することを特徴とする請求項18記
    載のスクリーン印刷機。
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