JP3663031B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、スクリーン印刷機に関するものである。特に、スクリーンが移動するスクリーン印刷機に関するものである。また、テーブルをスクリーン印刷位置に固定的に配置し、カメラユニット部をスクリーン印刷位置において移動可能に配置したスクリーン印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.
図16は、従来のスクリーン印刷機の概観図である。
図17は、スクリーン印刷機の正面図である。
図18は、スクリーン印刷機の平面図である。
【0003】
スクリーン印刷機101は、基台102を備えている。基台102は、テーブル103、印刷部109を搭載している。テーブル103は、基台102に沿って、矢印K1,K2方向に移動可能に取り付けられている。テーブル103は、ワーク110(例えば、基板)を載せ、ワーク110を印刷部109に移動させる。印刷部109は、ワーク110に対して印刷を行う。操作ボックス105は、基台102の側面に設けられており、操作員が使用する様々なスイッチ106を備えている。基台102は、更に、カメラ190を備えている。カメラ190によりテーブル103に乗せられたワーク110を撮像し、ワークの正確な位置あわせを行う。テーブル103は、X,Y,θの3次元方向に位置あわせを行うことができるテーブルである。
印刷部109では、スクリーン製版200がプリンタベース108に取り付けられている。スクリーン製版200は、スクリーン枠211とプリントイメージを持つスクリーンメッシュ201からなる。ストローク部116は、プリンタベース108に対して移動可能に取り付けられている。
プリンタベース108は、ストローク部116の動きを制御し、スキージ111がスクリーンメッシュ201にスクリーン印刷に適した印圧を与えながら、スクリーン印刷に適した速度でスクリーンメッシュ201の表面に沿って、矢印C1,C2方向に移動するよう制御する。
【0004】
従来例2.
また、実開平2−10030号公報によれば、スクリーン枠を保持枠に保持し、スクリーン枠を保持した状態で保持枠を印刷位置及び取り出し位置の間で摺動自在に案内する案内機構と、印刷位置で保持枠をスクリーン印刷機のベースに保持状態とするとともに、保持状態から開放された被保持状態とする保持部材を有する保持機構とを備えたスクリーン印刷機が開示されている。案内機構は、保持枠の両側部に形成した上下にエッジ部を有するガイドレールと、ベースに取り付けられたガイドレールの上下エッジ部に転接する一対のガイドローラから構成されている。また、保持機構は、ベースに回動自在に取り付けられた回動保持片と、回動保持片と連結されベースに固定されたプランジャとから構成されている。回動保持片は、保持枠に形成された係止片に係合して、保持枠を固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1のスクリーン印刷機は、スクリーンが固定されており、テーブルが移動するという構成をとっていた。テーブルに乗せられたワークは、カメラにより正確な位置あわせが行われ、その後、テーブルがスクリーンの下に移動され印刷が行われる。このように、従来のスクリーン印刷は、カメラでワークの位置あわせを行った後、ワークを移動させなければならなかったため、移動後のテーブルの位置決め精度を向上させなければ、せっかくカメラの撮像により正確な位置決めを行ったにもかかわらず、スクリーン印刷の精度が低下してしまうという問題点があった。
また、テーブルが移動するため、テーブルの移動する方向にスクリーン印刷機の幅が大きくなってしまい、スクリーン印刷機の平面積を大きくしてしまうという問題点があった。
また、スクリーンが固定されているため、スクリーン印刷の合間に行われるスクリーンの裏側の清掃(以下、裏拭きという)を行うことが困難であった。裏拭きを人手により行う場合には、スクリーンの裏拭きを行うための空間が十分になく、かつ、スクリーンの裏面が下方を向いているので、清掃がしにくいという問題点があった。或いは、裏拭きを特殊な装置で行う場合であっても、スクリーンと基台の間に裏拭き装置を移動させて裏拭きを行うようにしなければならなかったので、裏拭き装置の構造が複雑になるとともに、裏拭き装置の製造コストが高くなってしまうという問題点があった。
【0006】
従来例2のスクリーン印刷機は、スクリーン印刷機のベースに対して、スクリーンを保持した保持枠を案内機構で案内して、印刷位置から少なくともスクリーンの一部を離脱させた取り出し位置に摺動させることにより、スクリーンを容易に脱着することができ、スクリーンの印刷を短時間で容易に行うことが可能となり、スクリーン印刷機の稼働率を向上させるものである。しかし、スクリーンの印刷位置から取り出し位置への移動は、オペレータがマニュアルにより行うものである。更に、取り出し位置から印刷位置への移動もオペレータがマニュアルにより行うものである。更に、保持機構によるスクリーンの保持状態と被保持状態の間の切り換えもオペレータがマニュアルにより行うものである。また、スクリーンの清掃もスクリーンを取り出した後、オペレータがマニュアルにより行うものである。
また、ワークを乗せるテーブルは、往復移動可能なようにベースに取り付けられている。このように、スクリーンの往復移動及びテーブルの往復移動という2つの移動を伴うため、スクリーンとワークの位置決めを高精度に行うことができなかった。また、テーブルの移動を伴うため、スクリーン印刷機の小型化を図ることができなかった。
以上のように、従来のスクリーン印刷機は、スクリーンの移動、固定、清掃を全て手動で行わなければならず、スクリーン印刷機の自動連続印刷を行うに当たり、十分な工夫がされていなかった。また、位置決め精度の向上やサイズの小型化に限界があった。
【0007】
この発明は、以上のような問題点を解決するためのなされたものであり、自動連続印刷が行えるスクリーン印刷機を得ることを目的とする。
また、この発明は、スクリーン印刷機の小型化を目的とする。
また、この発明は、スクリーンとテーブル上のワークとの正確な位置決めが行えるスクリーン印刷機を得ることを目的とする。
また、この発明は、スクリーンの裏拭きが容易に行えるスクリーン印刷機を得ることを目的とする。
また、この発明は、操作しやすく、設置が柔軟に行え、搬送しやすいスクリーン印刷機を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るスクリーン印刷機は、スクリーンを用いて印刷を行うスクリーン印刷機において、スクリーンを自動的に移動させるスクリーン移動部を備えたことを特徴とする。
【0009】
スクリーン移動部は、ワークをスクリーン印刷をする位置とスクリーンの裏面がアクセス可能になる位置との間で自動的に移動させることを特徴とする。
【0010】
スクリーン印刷機は、更に、スクリーン移動部によるスクリーンの移動と連動してスクリーンの裏面を裏拭きする裏拭き部を備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明に係るスクリーン印刷機は、
印刷用基台となるプリンタベースと、
プリンタベースに対して正逆方向に移動可能に取り付けられ、スクリーンを取り付けるスクリーン取り付け部と
を備えたことを特徴とする。
【0012】
スクリーン移動部は、
プリンタベースに設けられ、正逆方向に延在する第1と第2のラックと、
スクリーン取り付け部に設けられ、第1と第2のラックと係合するとともに同期して回転する第1と第2の歯車と、
スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正逆方向に往復移動させる駆動部と
を備えたことを特徴とする。
【0013】
スクリーン取り付け部は、第1と第2のラックをまたぐ駆動軸を有し、第1と第2の歯車は、駆動軸の端部に固定されている同径同歯数の歯車であることを特徴とする。
【0014】
この発明に係るスクリーン印刷機は、更に、
プリンタベースに設けられ、正逆方向に延在する第1と第2のレールと、
スクリーン取り付け部の両端に設けられ、第1と第2のレールによってガイドされる第1と第2のスライダと
を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明に係るスクリーン印刷機は、更に、
スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正逆方向に往復移動させる駆動部と、
スクリーン取り付け部と当接することによりスクリーン取り付け部の移動を止め、スクリーン取り付け部の位置決めを行うストッパと、
スクリーン取り付け部を駆動部に対して遊動可能に取り付けるとともに、スクリーン取り付け部がストッパにより位置決めされている間、駆動部からスクリーン取り付け部に伝達される駆動力を吸収するとともに、スクリーン取り付け部をストッパに押し当てる弾性体と
を備えたことを特徴とする。
【0016】
弾性体は、駆動部とスクリーン取り付け部との間に設けられていることを特徴とする。
【0017】
スクリーン取り付け部は、更に、
弾性体によるスクリーン取り付け部の駆動部に対する遊動を禁止して、スクリーン取り付け部を駆動部に対して固定する固定部を備えたことを特徴とする。
【0018】
この発明に係るスクリーン印刷機は、テーブルに搭載されたワークをカメラで撮像してワークを位置決めするカメラユニット部を備えたスクリーン印刷機において、ワークのスクリーン印刷位置にカメラユニット部を配置したことを特徴とする。
【0019】
この発明に係るスクリーン印刷機は、スクリーンを取り付けるスクリーン取り付け部を有し、カメラユニット部は、スクリーン取り付け部とテーブルとの間に配置されたことを特徴とする。
【0020】
カメラユニット部は、ワークの位置決め時にワークを撮像する位置にカメラを移動させ、スクリーン印刷時にスクリーン印刷の妨げとならない位置にカメラを退避させることを特徴とする。
【0021】
この発明に係るスクリーン印刷機は、テーブルに搭載されたワークをカメラで撮像してワークを位置決めするカメラユニット部を備えたスクリーン印刷機において、カメラユニット部が、
カメラを第1の方向へ往復移動可能に取り付けたアームと、
アームを第1の方向とは異なる第2の方向へ往復移動可能に取り付けたアームレールと
を有することを特徴とする。
【0022】
この発明に係るスクリーン印刷機は、
ワークを搭載するテーブルをワークのスクリーン印刷位置に固定したことを特徴とする。
【0023】
テーブルは、スクリーン面に対して遠近移動可能なテーブル面を有し、テーブル面とスクリーン面の間に形成された隙間を用いてワークを搬出入させることを特徴とする。
【0024】
この発明に係るスクリーン印刷機は、更に、ワークを撮像するカメラユニット部をワークのスクリーン印刷位置に配置したことを特徴とする。
【0025】
この発明に係るスクリーン印刷機は、少なくともある側面方向からの装置の下部の幅が同じ側面方向からの装置の上部の幅より小さいことを特徴とする。
【0026】
少なくとも1つの装置側面は、
装置側面の上方にある第1の側面と、
装置側面の下方にあって第1の側面より装置の内側にある第2の側面と
を有することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明のスクリーン印刷機の印刷部109の下部の構成を示す図である。
印刷部109の上部の構成については、図2を用いて後述する。
図1は、プリンタベース108を除いた内部の構成を示している。図1では、ラック703,704、及び、ラック703,704に係合する歯車705,706が備えられている。歯車705,706は、同径、同歯数の歯車であり、駆動軸700に固着されている。従って、歯車705が回転する場合には、歯車706も同期して同じ角度だけ回転する。ラック703,704は、図示していないプリンタベース108の両端部に、スクリーン印刷方向と平行になるように固定された平歯ラック又はすぐばラック又ははすばラックであり、歯車705,706の歯と係合する歯であって、等間隔に刻まれた同形の歯が複数刻まれている。モータ710の回転により、駆動軸係合部711を備えた駆動軸700が回転し、歯車705が矢印E1,E2方向に回転する。歯車705の矢印E1,E2の方向の回転に同期して、歯車706も矢印F1,F2方向に同じ角度だけ回転する。歯車705,706の回転により、駆動軸700は、ラック703,704を等距離だけ矢印C1,C2方向だけ移動する。駆動軸700は、駆動軸受け731により駆動板730に回転可能に取り付けられている。駆動板730は、スクリーン取り付け部740を遊動可能に取り付けている(その詳細は、図7を用いて後述する)。駆動軸700の回転により、駆動軸700が矢印C1,C2の方向に移動すると、駆動板730も矢印C1,C2の方向に移動する。その移動に伴い、スクリーン取り付け部740も矢印C1,C2方向に移動する。この移動は、レール701,702とスライダ707,708によってガイドされる。結果として、スクリーン取り付け部740は、左部Lと右部Rの両側から同時に駆動力を得て、矢印C1,C2方向に移動する。このようにして、スクリーンがスムーズに、かつ、正確に移動可能となる。このように、左右両側から駆動力が同時にかかるため、スクリーン取り付け部740の移動が左右にぶれることなく、滑らかに行われる。また、スクリーン取り付け部740の移動は、レール701,702とスライダ707,708によってガイドされるため、更に、左右にぶれることなく、滑らかに行われる。
【0028】
テーブル103は、X,Y,θ方向に位置決めすることができるテーブルである。また、テーブル103は、矢印B1,B2方向、即ち、上下方向に移動することができるテーブルである。テーブル103は、矢印C1,C2方向、或いは、矢印D1,D2方向には移動せず、基台に固定されている。テーブル103は、矢印D1,D2方向にワークを移動させるローラ781を有している。ローラ781は、図示していないモータにより回転可能となっている。ワークは、矢印D1方向から搬入され、ローラ781の回転によりテーブル103の上に移動され、仮位置決めされる。この仮位置決め後、ローラ781は矢印B1方向に下降し、印刷の邪魔にならないようにする。印刷後は、ローラ781が矢印B1方向に上昇し、図示していないモータにより回転させられることによりワークを矢印D1方向、或いは、矢印D2方向に搬出する。
【0029】
ワークがテーブル103に仮位置決めされると、4個のカメラユニット部750(図中、2個のみ図示)がワークに予め印刷されている位置決め用マークを撮像するために動作する。カメラユニット部750は、カメラ755を2次元方向に移動可能に取り付けている。カメラ755は、モータ753とアーム754により矢印D1,D2方向に移動可能となっている。アーム754とモータ753は、モータ751とアームレール752により矢印C1,C2方向に移動可能となっている。アームレール752は、図示していないプリンタベース108に固定されている。カメラユニット部750は、4個備えられており、ワークの四隅に印刷された位置決め用マークを撮像し、テーブル103をX,Y,θ方向に動かすことにより、ワークの位置決めを正確に行う。なお、カメラユニット部750は、4個備えられている必要はなく、2個でも、その他の数でもよい。
【0030】
ワークの位置決めが行われた後、カメラユニット部750は、カメラ755(アーム754)を矢印C1,C2方向に動かし、テーブル103の矢印B1方向の移動の邪魔にならない範囲に移動させる。テーブル103は、矢印B1方向にワークを上昇させ、印刷を行う。印刷後、テーブル103は、矢印B2方向にワークを下げ、ワークの搬出を行う。カメラユニット部750によるワークの位置決め動作は、テーブル103がワークを搬入する度、即ち、ワークに対して印刷を行う直前に毎回行われる。カメラユニット部750による位置決めが行われた後、物理的に動作するのはテーブル103の上昇だけである。従って、カメラユニット部750によりX,Y,θ方向に位置決めされたワークに対して正確な印刷が行える。
【0031】
スクリーン取り付け部740は、自走式にスライド可能に取り付けられているが、スクリーン印刷を行う場合には、テーブル103の上部に固定される。スクリーン取り付け部740がスライドする場合は、スクリーンの裏拭きを行う場合である。裏拭き装置760は、スクリーン取り付け部740が矢印C1又は/及びC2方向に移動される場合に連動して動作する。裏拭き装置760は、粘着フィルム762をローラ761を介してスクリーンの裏面に粘着させることにより、スクリーンの裏拭きを行う。粘着フィルムは、ローラ761がポスト764に対して矢印B1,B2方向に移動可能になっており、裏拭きを行う場合には、矢印B1方向に上昇させられ、粘着フィルム762をスクリーン裏面に押し当てる。巻き取り部763は、モータ765により回転させられ、粘着フィルム762を巻き取る。裏拭き装置760による裏拭きは、必要に応じて数回繰り返される。その場合には、スクリーン取り付け部740が連続して必要な回数だけ矢印C1,C2方向に自動的に移動する。スクリーンがスライドする構成となっているため、裏拭き装置760は、スクリーン印刷機に対してオプションとして外付けできる。また、ローラの上下動という最小限の移動ができればよく、裏拭き装置760の構成が非常に簡単になる。
【0032】
図2は、この発明のスクリーン印刷機の印刷部109の上部の構成を示す図である。
図2は、プリンタベース108を除いた内部の構成を示している。図2は、ストローク部116を移動させるとともに、ストローク部116を矢印A1,A2方向に回動させる構成を示す図である。
ストローク部116を支点軸400を中心にして回動させ、スキージ111及びスクレッパー311の取り付け、或いは、取り外しを容易に行うことができる。
【0033】
図3は、図2に示したストローク部116の側面図である。
スキージ111は、スキージホルダ120に保持されている。また、スクレッパー311は、スクレッパーホルダ320に保持されている。また、図示していないエアシリンダにより、スキージホルダ120とスクレッパーホルダ320は、ストローク部116に対して上下に移動可能に取り付けられている。ストローク部116は、支点軸400を中心にして矢印A1,A2方向に回動することができる。ストローク部116が矢印A1の方向に回動されることにより、スキージ111及びスクレッパー311をスキージホルダ120及びスクレッパーホルダ320に対して、容易に着脱することができる。
このような構成を持つスクリーン印刷機においては、支点軸400を用いてストローク部116を矢印C1,C2方向に移動させることになる。
【0034】
更に、図2では、ラック403,404、及び、ラック403,404に係合する歯車405,406が備えられている。歯車405,406は、同径、同歯数の歯車であり、支点軸400に固着されている。従って、歯車405が回転する場合には、歯車406も同期して同じ角度だけ回転する。ラック403,404は、図示していないプリンタベース108の両端部に、スクリーン印刷方向と平行になるように固定された平歯ラック又はすぐばラック又ははすばラックであり、歯車405,406の歯と係合する歯であって、等間隔に刻まれた同形の歯が複数刻まれている。スライド軸409の回転により、スライド軸係合部411を備えたスライダ407が矢印C1,C2方向に移動する。この移動に伴い歯車405が矢印E1,E2方向に回転する。歯車405の矢印E1,E2の方向の回転に同期して、歯車406も矢印F1,F2方向に同じ角度だけ回転する。歯車405,406の回転により、支点軸400は、ラック403,404を等距離だけ矢印C1,C2方向だけ移動する。この移動は、レール401,402とスライダ407,408によってガイドされる。結果として、ストローク部116は、左部Lと右部Rの両側から同時に駆動力を得て、矢印C1,C2方向に移動する。このようにして、ストローク部116がスムーズに、かつ、正確に移動可能となる。このように、左右両側から駆動力が同時にかかるため、ストローク部116の移動が左右ぶれることなく、滑らかに行われる。
【0035】
図4は、図1と図2に示した構成のY方向から見た詳細正面図(一部断面図)である。
図5は、図1と図2に示した構成のZ方向から見た詳細平面図(一部断面図)である。
図6は、図1と図2に示した構成のX方向から見た詳細側面図(一部断面図)である。
【0036】
スクリーン印刷機は、正面から見た場合、両サイド及び下部にプリンタベース108が存在している。プリンタベース108の中央部分にテーブル103が存在する。テーブル103は、モータ791の回転により矢印B1,B2方向に上下移動可能となっている。モータ791の回転がベルト793によりボールネジ792に伝わり、テーブル103が上下可能となっている。テーブル103は、図示していないX,Y,θ方向への移動機構により、テーブルの上下運動とは無関係にテーブル面を3次元方向に位置決めすることができる。テーブルが下げられている場合には、プリンタベース108とテーブル面の間には、隙間Sが生成される。この隙間Sは、プリンタベースを水平方向に貫通している隙間である。従って、ワーク110を隙間Sを介して矢印S1方向から搬入し、矢印S2方向に搬出することができる。この隙間Sのサイズは、ワーク110の厚さ以上の長さを有している。このように、テーブル103は、ワーク110を搬入、搬出するために移動する必要がない。従って、スクリーン印刷機の正面から見た幅Wを小さくすることができる。
プリンタベース108は、隙間Sの上部にカメラユニット部750を取り付けている。カメラユニット部750の上部には、スクリーン取り付け部740及びスクリーン製版200がスライド可能に設けられている。更に、その上部には、ストローク部116がスライド可能に設けられている。印刷する場合には、テーブル103がワーク110をカメラユニット部750により正確な位置決めをした後、ワーク110を上昇させる。その際、カメラユニット部は、テーブル103の上昇を妨げないようにカメラ及びアームを退避させる。
【0037】
プリンタベース108に対して、レール401,402,701,702、ラック403,404,703,704が固定されている。レール401,402,701,702に対して、スライダ407,408,707,708がスライド可能なように取り付けられている。スライダ407,408に対して、支点軸400がスライダ軸受け413,414を介して回転可能に取り付けられている。ストローク部116は、ストローク部軸受け415,416を介して支点軸400に回動可能なように取り付けられている。この回動は、シリンダ451,452により自動的に行われる。シリンダ452の支点455は、スライダ軸受け413に取り付けられており、支点456は、ストローク部116に取り付けられている。
【0038】
スライド軸係合部411は、スライド軸409と係合してスライド軸409の回転運動を直線運動に変えるものである。スライド軸係合部411の一例として、ロータリーライナーを用いることができる。スライド軸係合部411は、スライダ407に固定されている。従って、スライド軸係合部411の直線運動はスライダ407に伝わり、スライダ407の直線運動が支点軸400に伝わり、更に歯車405,406の回転へとつながる。スライド軸係合部411の取り付け位置は、レール401の真上であり、スライド軸係合部411の移動がレール401によって直接ガイドできるような構成になっている。
歯車405,406,705,706の位置は、支点軸400,駆動軸700の両端部であり、レール401,402,701,702よりも外側になっている。このように、駆動力を発生させる歯車405,406,705,706が最端部にあることにより、ストローク部116とスクリーン取り付け部740の移動がより滑らかに行える。
【0039】
図7は、駆動板730とスクリーン取り付け部740の詳細を示す図である。駆動板730は、ブラケット732をスクリーン取り付け部740がスライドする方向の両端に備えている。一方、スクリーン取り付け部740は、スライドブロック742を備えている。ブラケット732とスライドブロック742は、ガイド軸748で連結されている。スライドブロック742は、ガイド軸748に対してコイルバネ747,749によって駆動板730の正逆両移動方向に遊動可能に取り付けられている。一方、プリンタベース108には、ショックアブソーバ811とストップピン812が備えられている。スクリーン取り付け部740が矢印C1方向に移動してきた場合、ショックアブソーバ811が移動速度を緩めるとともに、ストップピン812がスクリーン取り付け部740を正確に位置決めする。ストップピン812とスクリーン取り付け部740が当接している間、モータ710は、駆動板730を矢印C1方向に移動させようとし続けている。スクリーン取り付け部740は、ストップピン812に当接した後は矢印C1方向には移動できないが、駆動板730は、矢印C1方向に移動しようとし続ける。この駆動力は、コイルバネ747が縮むことにより吸収される。そして、このコイルバネ747の吸収した駆動力が反発力となり、スライドブロックを矢印C1方向に押しつける。即ち、スクリーン取り付け部740が矢印C1方向に常に押された状態が保ち続けられ、ストップピンによる位置決めが正確に行われる。コイルバネ749は、スクリーン取り付け部740が矢印C2方向に移動した場合に圧縮されるバネであり、矢印C2方向に対する位置決めの場合に用いられる。
【0040】
前述したように、駆動板730とスクリーン取り付け部740は、遊動可能に取り付けられているため、スクリーン取り付け部が移動している最中において、裏拭きを行う場合に不具合が生ずる可能性がある。そこで、スクリーンの移動中(裏拭き中)に駆動板730とスクリーン取り付け部740を固定する必要がある。
【0041】
図8は、駆動板730とスクリーン取り付け部740を固定する固定部の構成を示す図である。
駆動板730に固定片851が固定されている。一方、スクリーン取り付け部740には、固定片851の両側にシリンダ852が取り付けられている。スクリーン取り付け部740がストップピン812により位置決めされている場合には、図8に示すように、シリンダは固定片を挟むことなく、駆動板730とスクリーン取り付け部740を遊動可能にしている。スクリーン取り付け部740が移動している最中は、シリンダ852により固定片851を両側から挟み、駆動板730とスクリーン取り付け部740を固定する。このように、両者が固定された状態で裏拭き装置760が裏拭きを行うことができる。
【0042】
図9は、スクリーンとスクリーン取り付け部の正確な位置決めを行う構成を示す図である。
スクリーン取り付け部740には、2つのロッドシリンダ861が固定されている。この両ロッドシリンダ861を調整することにより、スクリーン取り付け部740へのスクリーン枠211の配置位置を調整することができる。このようにして、スクリーンの位置を正確に配置することができる。両ロッドシリンダ861による位置調整を行った後、スクリーン固定部745によりスクリーンをスクリーン取り付け部740に固定する。
【0043】
図10は、カメラユニット部750の詳細を示す図である。
モータ751が回転することにより、ボールネジ757が回転し、アーム754を矢印C1,C2方向に移動させる。また、モータ753が回転することにより、ボールネジ756が回転し、カメラ755を矢印D1,D2方向に移動させる。これらの構造によりカメラ755は、ポジションP1からポジションP2の範囲で自由に位置決めを行うことができる。図10に示す場合は、4つのカメラユニット部がある場合を示しているが、2つの場合でも構わない。
【0044】
再び図4に戻り、スクリーン印刷機の側壁について説明する。
スクリーンベース108は、上部側面901と傾斜側面902と下部側面903を備えている。下部側面903は、上部側面901よりも装置内側に設けられている。
このような構成をとることにより、装置の両サイドからワークを搬入するラインとの間に、空間を設けることができる。ライン端部がスクリーン印刷機側に突き出ている場合でも、下部側面903が内側にくぼんでいるため、ライン端部の配置を容易にすることができる。
更に、スクリーン印刷機の側面において、人が作業をする場合、装置の下部がくぼんでいるため足置き場が作れ、作業がし易くなる。例えば、幅2m前後のスクリーン製版をスクリーン印刷機に取り付ける場合、左右からスクリーン製版をスクリーン取り付け部740に挿入しなければならないが、スクリーン製版を持ち上げて挿入する作業者の足場とすることができる。
更に、スクリーン印刷機をトラック等で輸送する場合に、トラックに積載することができる最大幅よりも、装置の最大幅Wが大きい場合であっても、装置下部の幅Tを、トラックに積載することができる幅よりも小さくすることにより、トラックに積載することができる。
【0045】
この発明の第1の特徴は、従来のスクリーン印刷機において、スクリーンを固定しておくことがスクリーン印刷の精度を上げるために必要なことであるという考え方をやめ、スクリーンを移動可能にしたという点である。スクリーンを移動させるようにしたからといって従来に比べて、印刷精度が落ちることはない。なぜなら、従来は、スクリーンを固定し、テーブルを移動していたのに対し、この発明は、スクリーンを移動可能にし、テーブルを固定しているからである。このように、スクリーンとテーブルのいずれかが移動する場合を比べると、従来に比べて本願発明の方がよりよい。なぜならば、従来のテーブル移動方式であれば、ワークが印刷される度に、テーブルは必ず移動しなければならない。それに対し、本願発明の場合は、ワークに対して印刷が行われる度に、スクリーンを移動させる必要はない。印刷作業中にスクリーンの移動が必要な場合は、スクリーンの裏拭きを行う場合である。スクリーンの裏拭きがスクリーン印刷5回に対して1回行われるような場合には、5回の連続する印刷においては、テーブルもスクリーンも移動はしない。従って、従来のテーブルが移動する方式に比べて、この発明のスクリーンが移動する方式の方が、印刷精度を向上させることができる。
【0046】
前述したように、従来例2に示したスクリーン印刷機は、スクリーンを移動させるようにしているが、この発明は、スクリーンをマニュアルで移動させるのではなく、自動的に印刷に連動させて移動させるようにしたものである。仮に、裏拭きをマニュアルで行う場合であっても、スクリーンが所定回数印刷後、自動的にスライドして裏拭き可能な状態を作り出す。また、裏拭きが裏拭き装置により自動で行われる場合には、スクリーン印刷と裏拭きが完全に自動化され、オペレータの介在なく、連続したスクリーン印刷が行える。
また、この発明は、スクリーンを移動させるようにした代わりに、テーブルを固定したものである。従来例2のスクリーン印刷機は、スクリーンとテーブルの両方が移動するため、位置決め精度が落ちる可能性があるのに対し、この発明では、テーブルを固定しているため、スクリーンを移動可能にした場合においても、位置決め精度を落とすことなく、スクリーン印刷が行える。また、スクリーンを移動させる場合でも、駆動板とスクリーン取り付け部がコイルバネにより遊動可能に取り付けられた状態でストップピンにより正確に位置決めできるようになっている。
このように、この発明は、従来例2に記載したスクリーン印刷機に比べて優れた改良点及び優れた効果を有している。
【0047】
この発明の第2の特徴は、カメラを印刷位置に配置した点である。カメラを印刷位置に配置したことにより、テーブルを移動させる必要がなくなる。従来のカメラは、印刷部の外部に外出しで設けられていた。このため、ワークな正確な位置決めを行う場所、即ち、カメラが設置されている場所と印刷を行う場所は異なっていた。この2つの場所をテーブルが移動することにより印刷を可能にしていたが、この発明は、カメラの配置位置も印刷を行う位置も同一である。従って、テーブルの前後への移動、或いは、左右への動作を必要とせず、単にテーブルの上下動のみでワークの印刷を行うことができる。テーブルが下降している状態で、テーブルとスクリーンの間にカメラを移動させて位置決めを行い、テーブルを上昇させた状態でスクリーン印刷を行うことができる。カメラの撮像位置への移動、或いは、カメラの退避は、テーブルの上下動と連動しており、これらの動作は、図示していない制御部により連動して行われる。
【0048】
実施の形態2.
図11は、この発明の他の例を示す図である。
図11においては、図1及び図2に示したレール401,402,701,702を省略する場合を示している。レール401,402,701,702を省略する場合には、(a)に示すように、歯車405,705を断面がU字状の溝を有する歯車にすれば良い。或いは、(b)に示すように、ラック403,703を断面がU字状の溝を有するラックにすれば良い。
【0049】
実施の形態3.
図12に示すように、モータ410をストローク部116に搭載してもよい。モータ410の回転軸を直接支点軸400と連結することにより、歯車405,406に対してモータ410の駆動力が直接伝わり、ストローク部116が滑らかに移動することができる。モータ410は、ストローク部116を矢印A1,A2方向に回動させるものではない。ストローク部116の重さを軽くしたい場合には、図1に示すような形式が望ましいが、ストローク部116の重さが重くなっても影響がない場合には、モータ410をストローク部116に内蔵しても構わない。
また、図1のモータ710を図2に示したモータ410のように配置し、スライド軸を設け、スライド軸を介して駆動板730を移動させるようにしても構わない。
【0050】
実施の形態4.
前記実施の形態においては、スクリーン取り付け部740を遊動させるためにコイルバネを用いたが、ゴム、空気圧縮シリンダ等の弾性体を用いても構わない。また、プラスチックや樹脂等の弾性体を用いても構わない。また、前述した実施の形態では、両側にコイルバネを設ける場合を説明したが、スクリーンを印刷する側においてのみスクリーンの位置決めを正確に行えばよい場合であれば、片側にのみコイルバネを設けても構わない。
【0051】
実施の形態5.
前述した実施の形態においては、スクリーンがスクリーン印刷方向にスライドする場合について説明したが、図13を用いてスクリーンが回動する場合について説明する。スクリーン取り付け部740は、支点746を中心にして回動可能に取り付けられている。テーブル103が矢印H1方向に移動する。次に、スクリーン取り付け部740がH2方向に回動する。裏拭き装置760がスクリーンを裏拭きする。その後、スクリーン取り付け部740が矢印H3方向に戻され、テーブル103が矢印H4方向に戻る。このように、スクリーン取り付け部740が回動することにより、裏拭きをしやすい状態を作り出しても構わない。なお、裏拭き装置760の代わりに、人手による清掃を行っても構わない。
また、図13に示す場合は、90度回動する場合を示したが、90度以上〜180度の範囲で回動するようにしても構わない。90度〜180度回転する場合には、スクリーンの裏側が上方向に向くため、人手による清掃がし易くなる。
【0052】
図14は、カメラユニット部750をスクリーン印刷位置に配置する場合の一例として、装置の印刷部の上方に設けられている場合を示している。
カメラユニット部750が装置の印刷部の上方に設けられている場合は、スクリーン製版200とストローク部116をカメラの撮影の邪魔にならない範囲に移動させる。即ち、図14(a)に示す状態から図14(b)の状態にして、カメラによる正確な位置決めを行い、その後、再び図14(a)に示す状態にしてスクリーン印刷を行う。
【0053】
図15は、カメラユニット部750をスクリーン印刷位置に配置する場合の一例として、テーブル103の内部に設ける場合を示している。
テーブル103のテーブル面は透明であるか、テーブル面に撮像用の孔が必要である。また、ワーク110の背面に位置決め用マークが印刷してある必要がある。以上のような条件が揃う場合には、カメラユニット部750をテーブル103の内部に設けることができる。カメラユニット部750をテーブル103の内部に設ける場合には、テーブル103及びスクリーンの移動は必要はなく、装置全体が小さくなる。
【0054】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、スクリーンを自動的にスライドさせるようにしたので、スクリーンの裏拭きが容易に行える。スクリーンの裏拭きを人手で行う場合には、人間が作業しやすい空間を確保することができる。裏拭きを自動裏拭き部で行う場合には、裏拭き部の構造を簡単にすることができる。スクリーンの移動は、自動的に行われるため、裏拭き部と組み合わせることによりスクリーンの裏拭きが完全自動化される。また、スクリーンの移動に伴う位置決めは、ストップピンとコイルバネを利用したメカニカルな位置決め機構を利用しているので、高精度に位置決めすることができる。
【0055】
また、この発明によれば、カメラユニット部をワークが印刷される位置に配置しているので、テーブルを前後左右に移動させる必要がなく、ワークの位置決め後の前後左右への移動がないため、ワークの位置決めが正確に行える。特に、テーブルは、重量が重いため、このテーブルを前後左右に移動する必要がなくなり、ワーク自身の位置決め精度が向上する。
また、カメラユニット部は、カメラを自動で移動させるので、カメラユニット部が印刷位置に配置されていても、カメラが印刷を邪魔することがない。
以上のように、テーブルが前後、或いは、左右に移動する必要がないため、装置全体の小型化が図れるとともに、省スペース化が図れる。
【0056】
更に、装置下部の平面積が装置上部の平面積より小さいため、作業がしやすい、他の装置と組み合わせて設置がしやすい、装置の運搬がしやすいという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の印刷部の下部の構成を示す図である。
【図2】 この発明の印刷部の上部の構成を示す図である。
【図3】 この発明のストローク部の断面図である。
【図4】 この発明のスクリーン印刷機の正面図である。
【図5】 この発明のスクリーン印刷機の側面図である。
【図6】 この発明のスクリーン印刷機の平面図である。
【図7】 この発明の駆動板とスクリーン取り付け部の関係を示す図である。
【図8】 この発明の固定部を示す図である。
【図9】 この発明のスクリーン製版の位置決め部を示す図である。
【図10】 この発明のカメラユニット部を示す図である。
【図11】 この発明の歯車とラックの他の例を示す図である。
【図12】 この発明の駆動部の他の例を示す図である。
【図13】 この発明のスクリーン取り付け部の他の例を示す図である。
【図14】 この発明のカメラユニット部の他の例を示す図である。
【図15】 この発明のカメラユニット部の他の例を示す図である。
【図16】 従来のスクリーン印刷機の斜視図である。
【図17】 従来のスクリーン印刷機の側面図である。
【図18】 従来のスクリーン印刷機の平面図である。
【符号の説明】
111 スキージ、116 ストローク部、400 支点軸、401,402,701,702 レール、403,404,703,704 ラック、405,406,705,706 歯車、407,408,707,708 スライダ、409 スライド軸、410,710 モータ、411 スライド軸係合部、413,414 スライダ軸受け、415,416 ストローク部軸受け、451,452 シリンダ、700 駆動軸、730 駆動板、731 駆動軸受け、732 ブラケット、740 スクリーン取り付け部、742 スライドブロック、750 カメラユニット部、752 アームレール、754 アーム、755 カメラ、760 裏拭き装置、761 ローラ、762 粘着フィルム、763 巻き取り部、811 ショックアブソーバ、812 ストップピン、851 固定片、852 シリンダ、861 ロッドシリンダ。
Claims (3)
- スクリーンを用いて印刷を行うスクリーン印刷機において、
印刷用基台となるプリンタベースと、
プリンタベースに対して正逆方向に移動可能に取り付けられ、スクリーンを取り付けるスクリーン取り付け部と、
プリンタベースに固定され、スクリーン取り付け部と当接することによりスクリーン取り付け部の移動を止め、スクリーン取り付け部の位置決めを行うストッパと、
スクリーン取り付け部を取り付けるとともに、スクリーン取り付け部をプリンタベースに対して正逆方向に往復移動させることにより、スクリーン取り付け部をストッパに当接させてスクリーン取り付け部を位置決めする駆動部と、
スクリーン取り付け部を駆動部に対して正逆方向に遊動可能に取り付けるとともに、スクリーン取り付け部が駆動部とストッパとにより位置決めされる場合に、駆動部からスクリーン取り付け部に伝達される駆動力を吸収するとともに、スクリーン印刷を行なう場合に、吸収した駆動力の反発力でスクリーン取り付け部をストッパに押し当てる状態を保ち続けることによりスクリーン取り付け部をプリンタベースに固定する弾性体と
を備えたことを特徴とするスクリーン印刷機。 - 駆動部は正逆方向に1対のブラケットと1対のブラケットの間に設けられたガイド軸とを備え、スクリーン取り付け部は1対のブラケット間でガイド軸に沿ってスライドするスライドブロックを備え、弾性体は、駆動部の1対のブラケットとスクリーン取り付け部のスライドブロックとの間のガイド軸にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷機。
- 駆動部は固定片を備え、スクリーン取り付け部は、更に、
固定片を狭持することにより弾性体によるスクリーン取り付け部の駆動部に対する遊動を禁止して、スクリーン取り付け部を駆動部に対して固定する固定部を備えたことを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷機。
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