JP2001314583A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001314583A
JP2001314583A JP2000137620A JP2000137620A JP2001314583A JP 2001314583 A JP2001314583 A JP 2001314583A JP 2000137620 A JP2000137620 A JP 2000137620A JP 2000137620 A JP2000137620 A JP 2000137620A JP 2001314583 A JP2001314583 A JP 2001314583A
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正樹 大澤
Koji Hirama
孝司 平間
Masahiko Miyashita
将彦 宮下
Yoshihiro Era
佳弘 江羅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技性の向上を図ることができるパチンコ機
を提供する。 【解決手段】 遊技球が入球した始動口が左側始動口6
又は右側始動口7であると判定した場合は、下側可動片
17bを開く一方、遊技球が入球した始動口が中央始動
口8であると判定した場合は、上側可動片17aを開
く。上側可動片17aが開いたときと下側可動片17b
が開いたときでVゾーン13に入賞する確率が異なる。
左側始動口6又は右側始動口7に入球されたか、又は中
央始動口8に入球されたかにより、開作動される可動片
が異なるので、遊技内容に変化を持たせることができ、
遊技性の向上を図ることができる。Vゾーン13に入賞
する確率が、上側可動片17a及び下側可動片17bの
何れが開いたかにより異なることから、変化に富んだ遊
技性を楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入賞装置を備えた
パチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機の一例として、遊技球
をVゾーンに誘導可能な2つの可動片を有する第2種特
別電動役物を遊技盤の略中央部に設け、2つの可動片を
左右対称に配置し、遊技盤に設けた始動入賞口(第2種
始動口)に遊技球が入賞すると、前記2つの可動片が共
に開作動し(第2種特別電動役物の大入賞口を開放
し)、Vゾーンへの入賞を期待させるようにしたものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近時、遊技
性の向上及びパチンコ遊技の多様化が求められている。
そして、この要望に応えるために役物は複雑化され大型
のものが用いられるようになってきている。一方、遊技
領域に前記大型化された役物が配置されることから、遊
技領域における当該役物を除いた部分は狭くなり当該部
分の遊技性が低下し、パチンコ機全体として遊技性の向
上に制約を受けているというのが実情であった。
【0004】前記従来技術は、始動入賞口に遊技球が入
賞すると、2つの可動片が共に開作動し、遊技者にVゾ
ーンへの入賞の期待感を持たせるもの(ひいては遊技性
を持つもの)になっているが、前記従来技術についても
上述したのと同様に高い遊技性を確保できていないもの
になっている。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、遊技性の向上を図ることができるパチンコ機を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
開閉自在であり、開くことにより遊技球を内部に入球可
能な可動片を有する入賞装置を備え、遊技球が始動入賞
口に入球することにより前記可動片を開作動させるパチ
ンコ機であって、前記可動片及び始動入賞口は複数個か
らなり、該複数個の始動入賞口のうちのいずれに入球し
たかにより開作動する可動片を異なるようにしたことを
特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、複数個の可動片のうち少なくとも一つから
入球した遊技球は、他のいずれか一つから入球した遊技
球と比較し前記入賞装置内部に形成されたVゾーンへの
入賞確率が異なることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態のパチンコ
機を図1ないし図4に基づいて説明する。図1及び図2
において、パチンコ機1の遊技盤2の前面には、誘導レ
ール3が円形渦巻状に設けられており、内側に遊技領域
4を形成している。誘導レール3は、図示しない発射機
構により打ち出された遊技球を遊技盤2の左側上部から
前記遊技領域4へ送り出すようにしている。
【0009】遊技盤2の遊技領域4の中央部には、可変
入賞装置5(役物)が設けられている。また、遊技領域
4の下側部分には、3つの第2種始動口が横方向に並ん
で設けられている。3つの第2種始動口のうち左側のも
のを左側始動口6、右側のものを右側始動口7、中央の
ものを中央始動口8という。さらに、遊技領域4には、
風車9及び図示しない釘などの遊技用部材10が複数設
けられている。なお、複数の遊技用部材10の大部分
は、左右対象に配置されているが、一部のもの(可変入
賞装置5の両側の遊技領域4に配置される遊技用部材1
0)は左右非対称に配置されている。
【0010】可変入賞装置5は、プレート11を備え、
このプレート11を遊技盤2に重ね合わせ、ビスなどの
固定部材(図示省略)を用いて遊技盤2に着脱自在に固定
されている。可変入賞装置5は、上部に図柄表示装置の
図柄表示部12を一体的に備えている。また、可変入賞
装置5は、その下部側が特別入賞口(Vゾーン13)と
されている。Vゾーン13に隣接してその左右に2つの
普通入賞口14が設けられている。Vゾーン13及び普
通入賞口14を部分的に遮るように第1誘導板15が配
置されている。
【0011】可変入賞装置5における第1誘導板15の
上側には、円柱物16aの側部に板16bを腕状に延設
した形状の誘導物16が、円柱物16aの一端部をプレ
ート11に接合し、両板16bを左右に延ばして設けら
れている。誘導物16の上側には、後述する上側可動片
17aからの遊技球を可変入賞装置5の右側に設けた振
分け回転体18に案内する第2誘導板19が配置されて
いる。
【0012】前記可変入賞装置5のプレート11には、
図柄表示部12を配置した部分から右方に延び、振分け
回転体18を包み込むように湾曲しさらに第1誘導板1
5に延びる、湾曲した形状の板(湾曲板20)が垂設さ
れている。湾曲板20は、図示しないガラス板に略達す
る高さにされている。
【0013】Vゾーン13、誘導物16、第1誘導板1
5及び図柄表示装置(図柄表示部12)は、遊技盤2の
中心部を含み上下方向に延びる垂直線21上に並んで配
置されている。前記Vゾーン13、誘導物16及び第1
誘導板15の左横側には、パチンコ機1の上下方向に延
びる、所定高さ(図示しないガラス板に略達する高さ)
の支持板22が垂設されている。この支持板22には、
誘導物16の高さに略対応してそれぞれ切欠部23(開
口)が形成され、切欠部23に支持軸24が設けられて
いる。
【0014】各支持軸24には、図示しないソレノイド
などのアクチュエータに駆動される同等形状の可動片
(第2誘導板19に対応するものを上側可動片17a、
誘導物16に対応するものを下側可動片17bとい
う。)が回動可能に設けられている。上側可動片17a
及び下側可動片17bに対応して支持板22には大入賞
口(以下、上側可動片17aに対応するものを上側大入
賞口25a、下側可動片17bに対応するものを下側大
入賞口25bという。)が設けられている。
【0015】上側大入賞口25a及び下側大入賞口25
bには、それぞれスイッチ(上側大入賞口25aに対応
するものを上側スイッチ26a、下側大入賞口25bに
対応するものを下側スイッチ26bという。)が設けら
れており、遊技球が上側大入賞口25a及び下側大入賞
口25bを通過することを検出するようにしている。
【0016】上側可動片17a及び下側可動片17b
は、常時は略立ち上がった状態(上側大入賞口25a及
び下側大入賞口25bを閉じた状態)にされて遊技球が
可変入賞装置5の内側領域(湾曲板20及び支持板22
などにより囲まれた領域)に入り込むことを抑える一
方、アクチュエータ(図示省略)に駆動されて、図2に示
すように横臥した状態(上側大入賞口25a及び下側大
入賞口25bを開いた状態)にされ、遊技球を上側大入
賞口25a及び下側大入賞口25bへ案内し、Vゾーン
13への入賞を期待できるものにしている。この場合、
上側可動片17aが開状態である場合と下側可動片17
bが開状態である場合を比較すると、後述するように、
前者(上側可動片17a)から入球した遊技球の方がV
ゾーン13に対する入賞確率が高いものになっている。
【0017】振分け回転体18は、図示しないモータに
より回転されるようになっている。振分け回転体18
は、第2誘導板19の右側端部に隣接し、その右側下部
に配置されている。可変入賞装置5は、振分け回転体1
8などを設けた分、右方に突出した形状にされている。
振分け回転体18は、円柱物の相対向する側面部を円弧
状に切欠き(符号27で示す)、残された両円弧状の部
分に軸方向に延びる凹溝28(切欠部)を形成した形状
を成しており、凹溝28には遊技球が入り込めるように
なっている。前記側面部への切欠き27の形成により、
一方の端部(以下、基端部29という。)に略半円状で
所定厚さのフランジ30が残されている。振分け回転体
18の基端部29には、両凹溝28を連通する連通溝3
1が形成されている。また、凹溝28の低部(符号省
略)は、基端部29に向けて傾斜しており、遊技球が凹
溝28に入球すると基端部29側に転がりやすくなって
いる。
【0018】プレート11の裏面側(遊技盤2の裏面
側)には、図2に模式的に示すように、振分け回転体1
8に対応した部分からVゾーン13まで延びる通路(V
ゾーン用通路32)が設けられている。Vゾーン用通路
32の出口はVゾーン13に臨んで設けられている。V
ゾーン用通路32は、凹溝28からの遊技球を受けてこ
れをVゾーン13方向に案内して入賞させるようにして
いる。Vゾーン13及び普通入賞口14には、それぞれ
遊技球を検出するための図示しない検出センサが設けら
れている。また、このパチンコ機1には、Vゾーン13
の遊技球の通過に応じて作動する役物連続作動装置(図
示省略)が設けられている。
【0019】上側可動片17aが開いて上側大入賞口2
5aが開放されて、当該上側大入賞口25aから遊技球
が入る(入賞する)と、遊技球は、第2誘導板19に案
内された後、凹溝28に入球し、その後、Vゾーン用通
路32を通ってVゾーン13に誘導される(この玉経路
を、以下、便宜上、上側第1玉経路33aという。)
か、または、凹溝28に入球せず、例えば湾曲板20と
振分け回転体18との間の誘導部35を通り、普通入賞
口14に入賞する(この玉経路を、以下、便宜上、上側
第2玉経路33bという。)ことになる。
【0020】また、下側可動片17bが開いて下側大入
賞口25bが開放されて、当該下側大入賞口25bから
遊技球が入る(入賞する)と、遊技球は、誘導物16に
当接してその落下速度や方向が変えられた後、第1誘導
板15を介してVゾーン13または普通入賞口14に入
賞する。この場合、誘導物16及び第1誘導板15の形
状、大きさ及び配置などを調整し、Vゾーン13より普
通入賞口14に入賞しやすいようにしている。以下、便
宜上、前記下側大入賞口25bからVゾーン13に至る
玉経路を下側第1玉経路34a、下側大入賞口25bか
ら普通入賞口14に至る玉経路を下側第2玉経路34b
という。
【0021】下側可動片17bが開いて下側大入賞口2
5bが開放された場合には、遊技球は第1誘導板15を
介してVゾーン13または普通入賞口14に入賞し、さ
らにVゾーン13より普通入賞口14に入球しやすいよ
うにしているので、Vゾーン13への入賞する確率は比
較的小さいものになっている。これに対し、上側可動片
17aが開くことにより上側大入賞口25aから球が入
球した場合には、振分け回転体18の凹溝28に入球す
るとVゾーン用通路32を通過しVゾーン13に入賞し
やすくなるから、Vゾーン13に入賞する確率は、上述
した下側可動片17bが開くことにより下側大入賞口2
5bから球が入球した場合に比して、高いものになって
いる。
【0022】上側可動片17a及び下側可動片17bを
駆動する前記アクチュエータ(図示省略)、上側スイッチ
26a及び下側スイッチ26bなどは、当該パチンコ機
1の本体に設けられた図示しない制御装置(基板)によ
り制御されている。この制御装置の制御内容を、図3及
び図4のフローチャートを参照して、以下に、説明す
る。
【0023】遊技球が遊技領域4に発射されると、ま
ず、その遊技球が左側始動口6、右側始動口7または中
央始動口8に入賞したか否か判定する(ステップS1)。
ステップS1でYesと判定すると、遊技球が入球した
始動口が左側始動口6及び右側始動口7のうち一方であ
るか又は中央始動口8であるか判定する(ステップS
2)。ステップS2で左側始動口6又は右側始動口7で
あると判定した場合は下側可動片17bを開き、中央始
動口8であると判定した場合は上側可動片17aを開く
ようにしている。
【0024】すなわち、ステップS2で遊技球が入球し
た始動口が左側始動口6又は右側始動口7であると判定
した場合は、下側可動片17bを開く(ステップS3)と
共に、下側可動片17bが開いている時間を示す開口時
間Tの計測を開始する(ステップS4)。次に、開口時
間Tが予め定められた下側可動片17bの開時間(規定
時間)T0内であるか否かを判定する(ステップS
5)。ステップS5でNo(開口時間Tが規定時間T0
を超えている)と判定すると、下側可動片17bを閉じ
ると共に、前記開口時間Tをリセットして下側可動片1
7bの1回の開作動を終了し(ステップS6)、ステッ
プS1に戻る。
【0025】ステップS5でYes(開口時間Tが規定
時間T0内である)と判定すると、下側スイッチ26b
がオンされた(即ち、遊技球が下側大入賞口25bを通
過した)か否かを判定する(ステップS7)。このステ
ップS7でNoと判定すると、ステップS5に戻り、開
口時間Tが規定時間T0を超えるまで、このステップS
7を実行するようにしている。
【0026】ステップS7でYesと判定する(この場
合、遊技球が下側大入賞口25bを通過したことから、
Vゾーン13への入賞が期待される状態になってい
る。)と、Vゾーン13に入賞したか否かをVゾーン1
3に設けた検出センサ(又は普通入賞口14に設けた検
出センサ)の信号により判定する(ステップS8)。ス
テップS8でNo(普通入賞口14に入賞した、即ち、
Vゾーン13に入賞していない)と判定すると、普通入
賞口14への入賞に応じた出玉処理を行い(ステップS
9)ステップ1に戻る。ステップS8でYes(Vゾー
ン13に入賞した)と判定すると、図4に示される大当
り処理を実行する(ステップS10)。
【0027】一方、ステップS2で遊技球が入球した始
動口が中央始動口8であると判定した場合は、上側可動
片17aを開く(ステップS3A)ことになるが、以下の
処理は、上述したように遊技球が左側始動口6又は右側
始動口7に入球したと判定された場合と略同等に行われ
る。
【0028】すなわち、ステップS2で遊技球が中央始
動口8に入球されたと判定した場合は、上側可動片17
aを開く(ステップS3A)と共に、上側可動片17aが
開いている時間を示す開口時間Tの計測を開始する(ス
テップS4A)。次に、開口時間Tが予め定められた上
側可動片17aの開時間(規定時間T0)内であるか否
かを判定する(ステップS5A)。
【0029】ステップS5AでNo(開口時間Tが規定
時間T0を超えている)と判定すると、上側可動片17
aを閉じると共に、前記開口時間Tをリセットして上側
可動片17aの1回の開作動を終了し(ステップS6
A)、ステップS1に戻る。
【0030】ステップS5AでYes(開口時間Tが規
定時間T0内である)と判定すると、上側スイッチ26
aがオンされた(即ち、遊技球が上側大入賞口25aを
通過した)か否かを判定する(ステップS7A)。この
ステップS7AでNoと判定すると、ステップS5Aに
戻り、開口時間Tが規定時間T0を超えるまで、このス
テップS7Aを実行するようにしている。
【0031】ステップS7AでYesと判定する(この
場合、遊技球が上側大入賞口25aを通過したことか
ら、Vゾーン13への入賞が期待される状態になってい
る。)と、Vゾーン13に入賞したか否かをVゾーン1
3に設けた検出センサ(又は普通入賞口14に設けた検
出センサ)の信号により判定する(ステップS8A)。
ステップS8AでNo(普通入賞口14に入賞した、即
ち、Vゾーン13に入賞していない)と判定すると、普
通入賞口14への入賞に応じた出玉処理を行い(ステッ
プS9A)ステップ1に戻る。ステップS8AでYes
(Vゾーン13に入賞した)と判定すると、ステップS
10 (大当り処理)に進む。
【0032】上述したようにVゾーン13に入賞する
と、(大当り処理)を実行する。この大当り処理(ステッ
プS10)では、図4に示すように、まず、変動図柄表
示部12に表示される開放パターン決定図柄(0から9
までの10図柄)が偶数の5通り(0,2,4,6,
8)であるか、又は奇数の5通り(1,3,5,7,
9)のいずれであるか判定する(ステップS30)。偶数
と判定した場合には下側可動片17bを開き、また、奇
数と判定した場合は上側可動片17aを開く(上述した
ように上側可動片17aが開いたほうが下側可動片17
bが開いた場合に比して、Vゾーン13に入賞する確率
が高いものになっている)ようにしており、開放パター
ン決定図柄が奇数であった場合には、偶数であった場合
に比して有利な状態になるようにしている。以下、変動
図柄表示部12に表示される開放パターン決定図柄が偶
数であると判定した場合及び奇数であると判定した場合
について、この順に説明する。
【0033】まず、変動図柄表示部12に表示される開
放パターン決定図柄が偶数であると判定した場合には、
下側可動片17b(ひいては下側大入賞口25b)を開
く(ステップS31)と共に、大入賞口(下側大入賞口2
5b及び上側大入賞口25a)が開放した回数を示す開
放回数nを「1」インクリメントする(ステップS3
2)。次に、下側スイッチ26bのオンの回数、ひいて
は下側大入賞口25bを遊技球が通過した個数を示す下
側入賞個数mが10個未満であるか否かを判定する(ス
テップS33)。ステップS33でYes(下側入賞個
数mが10個になっていない)と判定すると、開放回数
nが18回未満であるか否かを判定する(ステップS3
4)。
【0034】ステップS34でYes(開放回数nが1
8回未満である)と判定すると、下側スイッチ26bが
オンしたか否かを判定する(ステップS35)。ステップ
S35でYesと判定すると、下側入賞個数mを1イン
クリメントし(ステップS36)、遊技球が通過する遊技
球が下側第1玉経路34a及び下側第2玉経路34bの
いずれであるかをVゾーン13に設けた検出センサ(又
は普通入賞口14に設けた検出センサ)の信号により判
定する(ステップS37)。
【0035】ステップS37で下側第1玉経路34aを
通過した、即ちVゾーン13に入賞したと判定すると、
Vゾーン13入賞に伴う処理(出玉処理や例えば盤面に
設けた表示灯による報知など)を行う(ステップS3
8)。次に、Vゾーン13に入賞したことにより、下側
可動片17bを再度開く(ステップS31A)と共に、開
放回数nを「1」インクリメントし(ステップS32
A)、ステップS31に戻る。ステップS37で遊技球
が下側第2玉経路34bを通過した、即ち、Vゾーン1
3に入賞していないと判定すると、普通入賞口14への
入賞に応じた出玉処理を行い(ステップS39)、ステッ
プ40に進んで、下側可動片17bを閉じて大当り作動
を終了させる。
【0036】ステップS33でNo〔下側入賞個数mが
10個に達した〕と判定したり、ステップS34でNo
(開放回数nが18回に達した)と判定すると、ステッ
プ40に進んで、下側可動片17bを閉じて大当り作動
を終了させる。
【0037】一方、変動図柄表示部12に表示される
(ステップS29)開放パターン決定図柄が奇数であると
判定した(ステップS30)場合には、上側可動片17a
(ひいては上側大入賞口25a)を開き(ステップS4
1)、開放回数nを「1」インクリメントし(ステップS
32B)、上側スイッチ26aのオンの回数、ひいては
上側大入賞口25aを遊技球が通過した個数を示す上側
入賞個数kが8個未満であるか否かを判定する(ステッ
プS42)。ステップS42でYesと判定すると、開
放回数nが18回未満であるか否かを判定する(ステッ
プS34A)。ステップS34AでYes(開放回数n
が18回未満である)と判定すると、上側スイッチ26
aがオンしたか否かを判定する(ステップS43)。
【0038】ステップS43でYes(上側スイッチ2
6aがオンした、即ち、上側大入賞口25aを遊技球が
通過した)と判定すると、下側入賞個数mを1インクリ
メントし(ステップS44)、遊技球が通過する遊技球が
上側第1玉経路33a及び上側第2玉経路33bのいず
れであるかをVゾーン13に設けた検出センサ(又は普
通入賞口14に設けた検出センサ)の信号により判定す
る(ステップS45)。
【0039】ステップS45で遊技球が下側第1玉経路
34aを通過した、即ち、Vゾーン13に入賞したと判
定すると、Vゾーン13入賞に伴う処理(出玉処理や例
えば盤面に設けた表示灯による報知など)を行う(ステ
ップS46)。次に、Vゾーン13に入賞したことによ
り、上側可動片17aを再度、開き(ステップS41
A)、ステップS32Aに進む。ステップS45で下側
第2玉経路34bを通過した、即ち、Vゾーン13に入
賞していないと判定すると、普通入賞口14への入賞に
応じた出玉処理を行い(ステップS47)、ステップ48
に進んで、上側可動片17aを閉じて大当り作動を終了
させる。
【0040】ステップS42でNo〔上側入賞個数kが
8個に達した〕と判定したり、ステップS34AでNo
(開放回数nが18回に達した)と判定すると、ステッ
プ48に進んで、上側可動片17aを閉じて大当り作動
を終了させる。
【0041】上述したように構成したパチンコ機1で
は、遊技球が入球した始動口が左側始動口6又は右側始
動口7であると判定した(ステップS2)場合は、下側
可動片17bを開く(ステップS3)一方、遊技球が入球
した始動口が中央始動口8であると判定した(ステップ
S2)場合は、上側可動片17aを開く(ステップS1
3A)ようにしている。このように、左側始動口6又は
右側始動口7に入球されたか、又は中央始動口8に入球
されたかにより、開作動される可動片(下側可動片17
b又は上側可動片17a)が異なるので、遊技内容に変
化を持たせることができ、遊技性を向上できることにな
る。
【0042】また、上側可動片17aが開いたときと下
側可動片17bが開いたときでVゾーン13に入賞する
確率が異なり、かつ上側可動片17a及び下側可動片1
7bを複数の第2種始動口のいずれかへの入球により定
めるようにしており、この可変入賞装置5により変化に
富んだ遊技性を楽しむことができる。
【0043】また、本実施の形態では、上述したよう
に、大当りで下側可動片17b(ひいては下側大入賞口
25b)が開いた(ステップS31)ときに、Vゾーン1
3に入賞した(ステップS35及びステップS38)場
合、再度、下側可動片17bを開く(ステップS31A)
ようにしている。一方、大当りで上側可動片17a(ひ
いては上側大入賞口25a)が開いた(ステップS41)
ときに、Vゾーン13に入賞した(ステップS43及び
ステップS46)場合、再度、上側可動片17aを開く
(ステップS31A)ようにしている。
【0044】この場合、前者(下側大入賞口25bが開
いて大当りになったときにおけるVゾーン13への入
賞)と、後者(上側大入賞口25aが開いて大当りにな
ったときにおけるVゾーン13への入賞)とについて比
較すると、上述したように上側可動片17aが開いたと
きと下側可動片17bが開いたときでVゾーン13に入
賞する確率が異なるようにしていることから、前者と後
者の出玉調整を調整することが可能(例えば、前者に比
して後者の方の出玉を多くすることが可能になる。)、
その分、遊技性の向上を図ることができる。
【0045】また、上述したようにVゾーン13への入
賞が期待される上側可動片17a及び下側可動片17b
を共に、遊技領域4の左側に配置しているので、遊技者
は遊技領域の左側部分を狙って遊技球を打ち出すことに
よりVゾーン13へ入賞できる可能性が高くなる。
【0046】即ち、従来技術においては、役物の可動片
を左右対象にも受けていたため、一方をねらうと、他方
の可動片ひいては大入賞口を十分には生かせないことに
なる。これに対して、本実施の形態では、遊技領域の左
側部分を狙うことにより、大多数の遊技球が、遊技領域
4の左側に配置されている上側可動片17a及び下側可
動片17bの配置領域を通行することになり、これ伴
い、上側大入賞口25a及び下側大入賞口25bの機能
を共に良好に維持できる。
【0047】可変入賞装置5は、左右非対称であり、こ
れに伴い、可変入賞装置5の左右で遊技球が異なる動き
で落下すると共に、左右非対称の可変入賞装置5が配置
されることにより遊技領域4が左右非対称になり、釘及
び風車9などの遊技用部材10が遊技領域4で左右非対
称に配置され、その分、遊技球の落下速度及び方向など
を変化に富むものにすることができる。
【0048】上記実施の形態では、上側可動片17a及
び下側可動片17bを同等形状に構成した場合を例にし
たが、これに限らず、一方を大きくするなどのように形
状が異なるように構成してもよい。また、上記実施の形
態では、上側可動片17aの支持軸24及び下側可動片
17bの支持軸24が垂直線上に並んだ場合を例にした
が、これに限らず、垂直線から左右いずれかの方向にず
らして配置してもよい。また、上記実施の形態では、上
側可動片17a及び下側可動片17bを可変入賞装置5
の左側に配置した場合を例にしたが、これに限らず、そ
れぞれを任意の個所に配置する様に構成してもよい。
【0049】上記実施の形態では、可動片が上側可動片
17a及び下側可動片17bの2個である場合を例にし
たが、本発明はこれに限らず、3個または4個以上で構
成してもよい。この場合、各可動片の形状を同等にして
もよいし、1個又は複数が他のものと異なるように構成
してもよい。
【0050】上記実施の形態では、ステップS42でN
o〔上側入賞個数kが8個に達した〕と判定すると、ス
テップ48に進んで、上側可動片17aを閉じて大当り
作動を終了させるように構成した場合をを例にしたが、
これに代えて、ステップS42でNo〔上側入賞個数k
が8個に達した〕と判定した場合、凹溝28が上方にな
るようにして振分け回転体18を停止させ、上側大入賞
口25aに入賞した遊技球が、確実に凹溝28に入球
し、大当りを途中で中断させずに最終ラウンドまで継続
できるようにすることが可能である。そして、このよう
に構成することにより、大当りの出玉は、平均的に多く
なり、大当り遊技における安心感を向上させることがで
きる。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数個の
始動入賞口のうちのいずれに入球したかにより開作動す
る可動片を異なるようにしたので、遊技内容に変化を持
たせることができ、遊技性を向上できることになる。請
求項2記載の発明によれば、複数個の可動片のうち少な
くとも一つから入球した遊技球は、他のいずれか一つか
ら入球した遊技球と比較し前記入賞装置内部に形成され
たVゾーンへの入賞確率が異なるので、複数の組合せが
可能になって遊技内容が豊富になり、遊技性の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のパチンコ機を模式的に
示す正面図である。
【図2】図1の可変入賞装置を模式的に示す斜視図であ
る。
【図3】図1のパチンコ機の制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】図3の大当り処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 5 可変入賞装置 13 Vゾーン 17a 上側可動片 17b 下側可動片 25a 上側大入賞口 25b 下側大入賞口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平間 孝司 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 宮下 将彦 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 (72)発明者 江羅 佳弘 群馬県桐生市広沢町2丁目3014番地の8 株式会社平和内 Fターム(参考) 2C088 AA17 EB11 EB52

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在であり、開くことにより遊技球
    を内部に入球可能な可動片を有する入賞装置を備え、遊
    技球が始動入賞口に入球することにより前記可動片を開
    作動させるパチンコ機であって、前記可動片及び始動入
    賞口は複数個からなり、該複数個の始動入賞口のうちの
    いずれに入球したかにより開作動する可動片を異なるよ
    うにしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 複数個の可動片のうち少なくとも一つか
    ら入球した遊技球は、他のいずれか一つから入球した遊
    技球と比較し前記入賞装置内部に形成されたVゾーンへ
    の入賞確率が異なることを特徴とする請求項1記載のパ
    チンコ機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057764A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Heiwa Corp 遊技機の可変入賞装置

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