JP2005287777A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1始動口31への入賞情報に基づいて、各第1変動図柄21A、21B、21Cが変動後、大当たり図柄で停止した場合には、各開閉部材24A、25Aが外側方向に回動し、各第1大入賞口24、25に容易に遊技球が入賞できる状態になる(第1特別遊技状態)。そして、各第1大入賞口24、25のいずれかに遊技球が入った場合には、各開閉部材24A、25Aによって各第1大入賞口24、25は閉塞されると共に、この遊技球の第2始動口28への入賞情報に基づいて各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で停止した場合には、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転して大当たり遊技状態になる(第2特別遊技状態)。
【選択図】 図2
Description
例えば、遊技者が発射した打球が流下する遊技部内に、複数の図柄を可変表示可能な特別図柄表示装置と、該特別図柄表示装置の可変表示を開始するための条件を創出する始動手段と、上記特別図柄表示装置が可変表示を停止したときの表示図柄の組み合せ態様に基づく特定条件の成立により遊技者に不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能は変動入賞装置と、該変動入賞装置の第2状態を維持するための条件を創出する継続手段を少なくとも配設し、上記各装置を制御する制御手段を有するパチンコ機において、上記遊技部内に、複数の図柄を可変表示可能な普通図柄表示装置と、該普通図柄表示装置の可変表示を開始する表示開始手段とを配設し、上記特別図柄表示装置の可変表示を開始するための条件を創出する始動手段を、上記普通図柄表示装置が可変表示を停止したときに表示する表示図柄に基づいて遊技者に不利な第1状態と遊技者に有利な第2状態とに変換可能な普通電動役物により構成し、上記表示開始手段を、普通電動役物に臨ませた検出スイッチにより構成し、特別図柄表示装置が表示する図柄の組み合せ態様が所定の態様となったとき、特別図柄表示装置及び普通図柄表示装置が可変表示を停止するのに要する変動時間を変更するように構成したパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、パチンコゲームに多様性を付与した場合には、大当たり等の発生確率を正確に制御することが難しくなり、遊技者と遊技店との利益バランスを図ることが困難になるという問題がある。
また、第1始動口への入賞に基づいて第1大当たりが抽選され、第1特別遊技状態が付与され、その後、第2始動口への入賞に基づいて第2大当たりが抽選され、第2特別遊技状態が付与されるという2段階の抽選処理が行われるため、パチンコゲームを多様化させて遊技者の興趣を増大させることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。
また、第2変動図柄が変動後、第2大当たり図柄で揃って停止した場合には、回転案内部材が当たり入賞口側に回転されて、該回転案内部材に保持される遊技球が第2案内通路部によって確変当たり入賞口又は通常当たり入賞口のいずれか一方にランダムに案内され、一方、第2変動図柄が変動後、第2大当たり図柄で揃って停止しなかった場合には、回転案内部材がハズレ入賞口側に回転されて、該回転案内部材に保持される遊技球が第3案内通路部によってハズレ入賞口に案内されるため、遊技者は、回転案内部材が当たり入賞口側に回転して、該回転案内部材に保持される遊技球が第2案内通路部によって確変当たり入賞口又は通常当たり入賞口に案内されるか否かによって、第2特別遊技状態の獲得の有無を容易に確認することができると共に、この第2特別遊技状態の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
更に、第1大当たりの抽選確率と第2大当たりの抽選確率とをそれぞれ変更することにより、第1特別遊技状態と第2特別遊技状態とのそれぞれの付与の抽選確率を正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
これにより、第2通常遊技モードが通常遊技状態として設定されると共に、第2抽選モードが第2大当たり抽選手段の抽選モードとして設定された場合には、第2特別遊技状態の付与される確率が高くなると共に、第1特別遊技状態の付与される確率も高くなるため、遊技者の第2通常遊技モード及び第2抽選モードの獲得に対する期待感、即ち、第2案内通路部を転動する遊技球が確変当たり入賞口に入賞する期待感を高めることができ、パチンコゲームの興趣を更に増大させ、遊技者のパチンコゲームに対する興味を更に強く引きつけることができる。また、第2特別遊技状態終了後、第2通常遊技状態が付与された場合には、短時間で第1特別遊技状態が付与される可能性が高くなり、遊技者は遊技球の減少を防止できると共に、第2抽選モードが付与されるため、より短時間で第2特別遊技状態を獲得することが可能となり、パチンコゲームを更に多様化させることができる。
図1乃至図3に示すように、実施例1に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出すパチンコ機で、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52から払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる装飾部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、表示画面の上段部に左、中、右に3つの各第1変動図柄21A、21B、21Cを表示する第1変動図柄表示部21が構成され、該表示画面の下段部に左、中、右に3つの各第2変動図柄22A、22B、22Cを表示する第2変動図柄表示部22が構成されている。
また、特別図柄表示装置18内には、この確変当たり入賞口41及び通常当たり入賞口42の上方部分に空間部分を形成すると共に、該空間部分と回転案内部材38の外周面部とを接続し、該回転案内部材38が正面視反時計方向に略90度回転した場合に、U溝部38A内のパチンコ球を確変当たり入賞口41及び通常当たり入賞口42側に案内して、この確変当たり入賞口41と通常当たり入賞口42との間に立設されるリブ部39の真上に落下するように案内する案内通路部40が形成されている。これにより、この案内通路部40を転動落下後、確変当たり入賞口41及び通常当たり入賞口42の上方部分に形成される空間部分を落下して、リブ部39に衝突したパチンコ球は、確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42のいずれか一方にランダムに入賞することとなる。
そして、第1始動口31の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉33で前面部を覆われる第2大入賞口35が形成された特別入賞装置36が配設されている。また、特別入賞装置36の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)464には、第1始動口31への入賞を検出する第1始動口スイッチ31A、第2始動口28への入賞を検出する第2始動口センサ28A、各検出センサ29、30、確変当たり入賞口41への入賞を検出する確変当たり入賞口スイッチ41A、通常当たり入賞口42への入賞を検出する通常当たり入賞口スイッチ42A、ハズレ入賞口スイッチ44への入賞を検出するハズレ入賞口スイッチ44A、ステッピングモータ等によって構成され、回転案内部材38を周方向に回転駆動する振り分けモータ37、各開閉部材24A、25A、開閉扉33等が接続されている。
尚、各大当たり図柄は、公知のように、第1大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納される第1リーチ図柄選択カウンタ463Fが設けられている。かかる第1リーチ図柄選択カウンタ463Fのカウント値は、第1始動口スイッチ31Aからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られる。
尚、各大当たり図柄は、公知のように、第2大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納される第2リーチ図柄選択カウンタ463Lが設けられている。かかる第2リーチ図柄選択カウンタ463Jのカウント値は、第2始動口スイッチ28Aからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られる。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I、463J、463K及び463Lの各カウント値は、起動時に「0」に初期化される。
図7(A)に示すように、第1大当たりの際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第1選択テーブル71は、第1大当たり図柄選択カウンタ463Cのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、第1大当たり報知の際に液晶表示器19の第1変動図柄表示部21に停止表示される各第1変動図柄21A、21B、21Cである。
また、第1選択テーブル71の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「1」、「カウント値」の「10〜19」に対応して「2」、「カウント値」の「20〜29」に対応して「3」、「カウント値」の「30〜39」に対応して「4」、「カウント値」の「40〜49」に対応して「5」、「カウント値」の「50〜59」に対応して「6」、「カウント値」の「60〜69」に対応して「7」、「カウント値」の「70〜79」に対応して「8」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「9」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「0」が予め格納されている。
ここで、大当たり遊技終了後、第1大当たりを抽選する通常遊技状態には、該第1大当たりを抽選する抽選確率が、後述のように低確率(実施例1の場合は、抽選確率は1/50である。)である「通常モード」と、該第1大当たりを抽選する抽選確率が、後述のように高確率(実施例1の場合は、抽選確率は5/50である。)である「確変モード」との2種類の遊技状態がある。
図7(B)に示すように、第2大当たりの際に第2変動図柄表示部22に停止表示される各第2変動図柄22A、22B、22Cを選択する場合に使用する第2選択テーブル72は、第2大当たり図柄選択カウンタ463Iのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、第2大当たり報知の際に液晶表示器19の第2変動図柄表示部22に停止表示される各第2変動図柄22A、22B、22Cである。
また、第2選択テーブル72の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「1」、「カウント値」の「10〜19」に対応して「2」、「カウント値」の「20〜29」に対応して「3」、「カウント値」の「30〜39」に対応して「4」、「カウント値」の「40〜49」に対応して「5」、「カウント値」の「50〜59」に対応して「6」、「カウント値」の「60〜69」に対応して「7」、「カウント値」の「70〜79」に対応して「8」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「9」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「0」が予め格納されている。
図9(A)に示すように、不図示の変動表示テーブルを決定する際に使用する第1変動パターンテーブル73は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、第1変動パターンテーブル73の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン6」の6種類の変動パターンが予め登録されている。
また、第1変動パターンテーブル73の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「第1完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチA1ハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチB1ハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチC1ハズレテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチA1ノーマル当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチB1ノーマル当たりテーブル」が予め登録されている。
図9(B)に示すように、不図示の変動表示テーブルを決定する際に使用する第2変動パターンテーブル74は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、第2変動パターンテーブル74の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン3」の3種類の変動パターンが予め登録されている。
また、第2変動パターンテーブル74の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「リーチA2ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチA2ノーマル当たりテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチB2ノーマル当たりテーブル」が予め登録されている。
尚、不図示の「リーチA2ハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「20秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA2ノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、第2大当たりの表示パターンとして「22秒間」の表示演出時間のものが設定されている。更に、不図示の「リーチB2ノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、第2大当たりの表示パターンとして「32秒間」の表示演出時間のものが設定されている。
図10に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、第1始動口31のパチンコ球の入賞、即ち第1始動口スイッチ31Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、第1始動口スイッチ31Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S1:NO)、CPU461は、処理を終了する。
この「第1カウント値取得処理」は、CPU461は、第1始動口スイッチ31Aからパチンコ球の検出信号が入力された時の第1大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「第1大当たりカウント値」として代数V1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数V1には「0」〜「49」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口スイッチ31Aから入賞の信号が入力されたときの第1大当たり図柄選択カウンタ463Cに記憶されている数値をその時の「第1大当たり図柄選択カウント値」として代数Y1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数Y1には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口スイッチ31Aから入賞の信号が入力されたときの第1ハズレ図柄選択カウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「第1ハズレ図柄選択カウント値」として代数I1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数I1には「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
尚、実施例1において、「確変モード」とは、第1大当たりの抽選される抽選確率が高い(実施例1では、抽選確率は5/50である。)遊技モードをいう。また、実施例1において、「通常モード」とは、第1大当たりの抽選される抽選確率が低い(実施例1では、抽選確率は1/50である。)遊技モードをいう。
この通常遊技状態が「確変モード」か否かを判定する判定処理は、先ず、CPU461は、RAM463に記憶されている第1確変フラグを読み出す。そして、RAM463から読み出した第1確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「確変第1大当たり数値」(実施例1の場合には、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」である。)を読み出し、この「確変第1大当たり数値」を「第1大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。一方、RAM463から読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「通常第1大当たり数値」(実施例1の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常第1大当たり数値」を「第1大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
この「第1大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Mから「第1大当たりカウント値」としての代数V1を読み出す。そして、この代数V1が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「第1大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、第1大当たり代数R1(電源投入時に、第1大当たり代数R1には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、第1大当たり代数R1に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
従って、「確変モード」でない通常遊技状態の場合には、「第1大当たり」の発生確率は、1/50である。また、「確変モード」の通常遊技状態の場合には、「第1大当たり」の発生確率は、5/50である。これにより、「確変モード」の通常遊技状態の場合には、「第1大当たり」になる確率が、「確変モード」でない通常遊技状態の場合の約5倍になる。
尚、「確変モード」でない通常遊技状態の場合には、各第1変動図柄21A、21B、21Cの変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、「確変モード」の遊技状態の場合には、各第1変動図柄21A、21B、21Cの変動時間を約5秒乃至7秒として早く停止するようにしてもよい。
そして、S4において、パラメータ記憶エリア463Mから第1大当たり代数R1を読み出し、この第1大当たり代数R1が「1」の場合には、「第1大当たり」が発生したと判定されて(S4:YES)、S5において、CPU461は、大当たり図柄を選択する大当たり図柄選択処理を実行する。
この大当たり図柄選択処理は、先ず、CPU461は、第1大当たり図柄選択カウント値としての代数Y1をパラメータ記憶エリア463Mから読みだし、該代数Y1の数値をROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71の「カウント値」として、該「カウント値」対応する「大当たり図柄」を読み出し、液晶表示器19の第1変動図柄表示部21に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する第1大当たり図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
例えば、代数Y1が「10〜19」の場合には、「大当たり図柄」として「2」が読み出され、液晶表示器19の第1変動図柄表示部21に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する第1大当たり図柄として「222」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
続いて、S8において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S8:NO)。例えば、変動パターンが「パターン5」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」の場合には、32秒間待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S8:YES)、S9において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に第1変動図柄表示部21の各第1変動図柄21A、21B、21Cを停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力する。
その後、S10において、CPU461は、後述の「第2始動口入賞処理」のサブ処理(図11参照)を実行後、当該処理を終了する。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている代数M1を読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(実施例1の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S11:YES)、S12において、第1ハズレリーチ図柄を選択する。この第1ハズレリーチ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Mから第1リーチ図柄選択カウント値としての代数F1を読み出し、この代数F1に対応するリーチハズレ図柄をROM462から読み出し、液晶表示器19の第1変動図柄表示部21に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
続いて、S13において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する各第1変動図柄21A、21B、21Cの変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア463Mから第1変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が「0〜2」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。また、該代数H1が「3〜6」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。更に、該代数H1が「7〜9」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
また、S15において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する各第1変動図柄21A、21B、21Cの変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
続いて、S17において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S17:NO)。例えば、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S17:YES)、S18において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に第1変動図柄表示部21の各第1変動図柄21A、21B、21Cを停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該処理を終了する。
図11に示すように、S21において、CPU461は、各開閉部材24A、25Aを外側方向に回動させて、各第1大入賞口24、25を開放する。
そして、S22において、CPU461は、各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入ったか否か、即ち、各検出センサ29、30から検出信号が入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入っていない場合には(S22:NO)、S23において、各第1大入賞口24、25を開放してから所定時間(実施例1の場合は、約5秒〜10秒である。)経過したか否かを判定する。そして、各第1大入賞口24、25を開放してから所定時間経過していない場合には(S23:NO)、再度、S21以降の処理を実行する。
続いて、S25において、CPU461は、第2始動口28のパチンコ球の入賞、即ち第2始動口センサ28Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、第2始動口センサ28Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S25:NO)、当該サブ処理を終了して、第1始動口入賞処理に戻る。
この「第2カウント値取得処理」は、CPU461は、第2始動口センサ28Aからパチンコ球の検出信号が入力された時の第2大当たりカウンタ463Gに記憶されている数値をその時の「第2大当たりカウント値」として代数V2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数V2には「0」〜「49」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第2始動口センサ28Aから入賞の信号が入力されたときの第2大当たり図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「第2大当たり図柄選択カウント値」として代数Y2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数Y2には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第2始動口センサ28Aから入賞の信号が入力されたときの第2ハズレ図柄選択カウンタ463Kに記憶されている数値をその時の「第2ハズレ図柄選択カウント値」として代数I2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数I2には「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
この「第2大当たり」か否かの判定処理は、先ず、CPU461は、予めROM462に記憶されている「通常第2大当たり数値」(実施例1の場合には、「3」である。)を読み出し、この「通常第2大当たり数値」を「第2大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
そして、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから「第2大当たりカウント値」としての代数V2を読み出す。そして、この代数V2が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「第2大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、第2大当たり代数R2(電源投入時に、第2大当たり代数R2には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、第2大当たり代数R2に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、「第2大当たり」の発生確率は、1/6である。
この第2大当たり代数R2が「1」の場合には、「第2大当たり」が発生したと判定されて(S27:YES)、S28において、CPU461は、大当たり図柄を選択する処理を実行する。この大当たり図柄の選択は、第2大当たり図柄選択カウント値としての代数Y2をパラメータ記憶エリア463Mから読みだし、該代数Y2の数値をROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第2選択テーブル72の「カウント値」として、該「カウント値」対応する「大当たり図柄」を読み出し、液晶表示器19の第2変動図柄表示部22に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する第2大当たり図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
例えば、代数Y1が「20〜29」の場合には、「大当たり図柄」として「3」が読み出され、液晶表示器19の第2変動図柄表示部22に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する第2大当たり図柄として「333」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
そして、S29において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア463Mから第2変動パターン選択カウント値としての代数H2を読み出し、この代数H2が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一方、該代数H1が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
続いて、S31において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S31:NO)。例えば、変動パターンが「パターン2」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、32秒間待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S31:YES)、S32において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に第2変動図柄表示部22の各第2変動図柄22A、22B、22Cを停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力する。
そしてまた、S34において、CPU461は、案内通路部40へ転動落下したパチンコ球がリブ部39に衝突後、確変当たり入賞口41に入賞したか否か、即ち、確変当たり入賞口スイッチ41Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、確変当たり入賞口スイッチ41Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力された場合には(S34:YES)、S35において、CPU41は、RAM463に記憶される第1確変フラグを読み出し、該第1確変フラグをONする、即ちこの第1確変フラグに「1」を代入して、再度RAM463に記憶する。
一方、確変当たり入賞口スイッチ41Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されていない場合、即ち、通常当たり入賞口スイッチ42Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力された場合には(S34:NO)、S36において、CPU41は、RAM463に記憶される第1確変フラグを読み出し、該第1確変フラグをOFFする、即ちこの第1確変フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶する。
また、S39において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
続いて、S41において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S41:NO)。例えば、変動パターンが「パターン1」の場合には、リーチハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間(例えば、約20秒間である。)待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S41:YES)、S42において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に第2変動図柄表示部22の各第2変動図柄22A、22B、22Cを停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力する。
その後、S43において、CPU461は、振り分けモータ37を駆動して回転案内部材38を正面視時計方向に略90度回転し、該回転案内部材38のU溝部38A内に保持されているパチンコ球を案内通路部43へ転動落下させる。そして、所定時間(実施例1では、約5〜10秒である。)経過後、CPU461は、振り分けモータ37を駆動して回転案内部材38を正面視反時計方向に略90度回転し、該回転案内部材38のU溝部38Aを第2始動口28に対向させた後、当該サブ処理を終了して第1始動口入賞処理に戻る。
図12に示すように、S51において、CPU461は、第2大入賞口35を閉塞する開閉扉33を開放する。
続いて、S52において、第2大入賞口35に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、不図示の大入賞口カウントスイッチにより検出された入賞個数が10個に達したか否かを判定する。
そして、第2大入賞口35に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S52:NO)、S53において、第2大入賞口35を開放してから所定時間(実施例1の場合は、約25秒〜30秒である。)経過したか否かを判定する。そして、第2大入賞口35を開放してから所定時間経過していない場合には(S53:NO)、再度、S51以降の処理を実行する。
そして、第2大入賞口35の開放中に該Vスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S55:YES)、S56において、CPU461は、第2大入賞口35を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(実施例1の場合には、「15回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この第2大入賞口35を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S56:NO)、第2大入賞口35を閉塞してから所定時間(実施例1では、約2秒である。)経過後、再度、S51以降の処理を実行する。
そして、RAM463から読み出した第1確変フラグが「1」の場合には(S57:YES)、S58において、CPU461は、再度、該第1確変フラグに「1」を代入して、即ち、第1確変フラグをONにして再度RAM463に記憶後、当該サブ処理を終了して「第2始動口入賞処理」に戻る。
一方、RAM463から読み出した第1確変フラグが「0」の場合には(S57:NO)、再度、該第1確変フラグに「0」を代入して、即ち、第1確変フラグをOFFにしてRAM463に記憶後、当該サブ処理を終了して「第2始動口入賞処理」に戻る。
図13及び図14に示すように、第1始動口31にパチンコ球P1が入賞した場合には、第1変動図柄表示部21の各第1変動図柄21A、21B、21Cの変動が開始される。
そして、図15及び図16に示すように、第1変動図柄表示部21の各第1変動図柄21A、21B、21Cの変動後、「777」の大当たり図柄(大当たり図柄は、「000」、「111」〜「777」、「888」、「999」である。)で停止した場合には、各開閉部材24A、25Aが外側方向に回動して、各第1大入賞口24、25が開放される。そして、該開閉部材24Aの上に乗ったパチンコ球P2は、第1大入賞口24に案内されて入賞する。尚、各第1変動図柄21A、21B、21Cが変動後、ハズレ図柄(例えば、「367」などである。)で停止した場合には、各開閉部材24A、25Aは、外側方向に回動せず、各第1大入賞口24、25は閉塞された状態のままである。
そしてまた、図19乃至図21に示すように、第2変動図柄表示部22の各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動後、「777」の大当たり図柄(大当たり図柄は、「000」、「111」〜「777」、「888」、「999」である。)で停止した場合には、回転案内部材38が正面視反時計方向に略90度回転し、該回転案内部材38のU溝部38A内に保持されているパチンコ球P2が案内通路部40を転動落下後、リブ部39に衝突した後、確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42のいずれかにランダム入賞し、所定個数(実施例1では、5個〜15個である。)の賞球が払い出される。そして、開閉扉33が上方に開口され、第2大入賞口40が開放されて上記大当たり遊技処理(図12参照)が実行される。
尚、確変当たり入賞口41にパチンコ球P2が入賞した場合には、上記のように、CPU461は、RAM463から第1確変フラグを読み出し、該第1確変フラグをONにして、再度RAM463に記憶する(S35参照)。これにより、大当たり遊技終了後、第1大当たりが抽選される抽選確率は、5/50になる(S4参照)。また、通常当たり入賞口42にパチンコ球P2が入賞した場合には、上記のように、CPU461は、RAM463から第1確変フラグを読み出し、該第1確変フラグをOFFにして、再度RAM463に記憶する(S36参照)。これにより、大当たり遊技終了後、第1大当たりが抽選される抽選確率は、1/50になる(S4参照)。
一方、図22及び図23に示すように、第2変動図柄表示部22の各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動後、「767」のリーチハズレ図柄で停止した場合には、回転案内部材38が正面視時計方向に略90度回転し、該回転案内部材38のU溝部38A内に保持されているパチンコ球P2が案内通路部43を転動落下後、ハズレ入賞口44に入賞し、所定個数(実施例1では、5個〜15個である。)の賞球が払い出さる。また、この場合には、開閉扉33は開放されない。
このため、第1始動口31への入賞に基づいて第1大当たりが抽選されて各開閉部材24A、25Aが開放された場合には、各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入賞し易くなり、また、この各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入った後、第2大当たりが抽選されて開閉扉33が開放された場合には、第2大入賞口35から容易にパチンコ球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この各開閉部材24A、25Aが開放される状態(第1特別遊技状態)と開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態(第2特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止した場合には、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転されて、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されるパチンコ球が案内通路部40を転動落下後、リブ部39に衝突して確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42のいずれか一方にランダムに入賞し、一方、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止しなかった場合には、回転案内部材38がハズレ入賞口44側に回転されて、該回転案内部材38のU溝部38A内に保持されるパチンコ球が案内通路部43を転動落下してハズレ入賞口44に案内される。これにより、遊技者は、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転して、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されるパチンコ球が案内通路部40及びリブ部39によって確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42に案内されるか否かによって、第2大入賞口35が所定回数開放される大当たり遊技(第2特別遊技状態)の獲得の有無を容易に確認することができると共に、この第2大入賞口35が所定回数開放される大当たり遊技(第2特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を更に高めることができ、興趣を増大させることができる。
更に、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止して、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転し、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されたパチンコ球が案内通路部40を転動落下して、確変当たり入賞口41に入賞した場合には、大当たり遊技終了後、確変モードになって第1大当たりの抽選確率が5/50に設定され、各開閉部材24、25の開放される確率が高くなるため、遊技者の確変モードの獲得に対する期待感、即ち、案内通路部40を転動落下するパチンコ球が確変当たり入賞口41に入賞する期待感を高めることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。また、第1大当たりの抽選される抽選確率が1/50の通常モードと、第1大当たりが抽選される抽選確率が5/50の確変モードとのいずれかが案内通路部40及びリブ部39を介してランダムに選択されて、大当たり遊技状態終了後、付与されるため、遊技者の確変モード獲得への期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。また、大当たり技状態終了後、通常遊技状態として確変モードが設定された場合には、短時間で各開閉部材24A、25Aが開放される可能性が高くなり、遊技者はパチンコ球の減少を防止できると共に、短時間で第2大入賞口35が所定回数開放可能となる第2大当たりを獲得することが可能となるため、パチンコゲームを更に多様化させることができる。
この実施例2に係るパチンコ機の概略構成は、前記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、実施例2に係るパチンコ機の主基板46のCPU461が実行する第1大当たりの抽選確率及び第2大当たりの抽選確率が、上記実施例1に係るパチンコ機1の主基板46のCPU461が実行する第1大当たりの抽選確率(実施例1に係る第1大当たりの抽選確率は、1/50又は5/50である。)及び第2大当たりの抽選確率(実施例1に係る第2大当たりの抽選確率は、1/6である。)と異なっている。
図24に示すように、S61及びS62において、CPU461は、上記S1及びS2(図10参照)の処理を実行する。
そして、S63において、CPU41は、「第1大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「第1大当たり」か否かの判定処理は、先ず、CPU461は、予めROM462に記憶されている「通常第1大当たり数値」(実施例2の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常第1大当たり数値」を「第1大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
続いて、パラメータ記憶エリア463Mから「第1大当たりカウント値」としての代数V1を読み出す。そして、この代数V1が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「第1大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、第1大当たり代数R1(電源投入時に、第1大当たり代数R1には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、第1大当たり代数R1に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、「第1大当たり」の発生確率は、1/50である。
この第1大当たり代数R1が「1」の場合には、「第1大当たり」が発生したと判定されて(S63:YES)、S64乃至S69において、CPU461は、上記S5乃至S10(図10参照)の処理を実行後、当該処理を終了する。
一方、この第1大当たり代数R1が「0」の場合には、「第1大当たり」が発生しなかったと判定されて(S63:NO)、S70乃至S77において、CPU461は、上記S11乃至S18(図10参照)の処理を実行後、当該処理を終了する。
図25に示すように、S81乃至S86において、CPU461は、上記S21乃至S26(図11参照)の処理を実行する。
そして、S87において、CPU461は、確変モードが設定されたか否かを判定する確変モード判定処理を実行する。
尚、実施例2において、「確変モード」とは、第2大当たりの抽選される抽選確率が高い(実施例2では、抽選確率は2/6である。)遊技モードをいう。また、実施例2において、「通常モード」とは、第2大当たりの抽選される抽選確率が低い(実施例2では、抽選確率は1/6である。)遊技モードをいう。
この確変モード判定処理は、先ず、CPU461は、RAM463に記憶されている第1確変フラグを読み出す。そして、RAM463から読み出した第1確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「確変第2大当たり数値」(実施例2の場合には、「1」、「3」である。)を読み出し、この「確変第2大当たり数値」を「第2大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。一方、RAM463から読み出した第1確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「通常第2大当たり数値」(実施例2の場合には、「3」である。)を読み出し、この「通常第2大当たり数値」を「第2大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
この「第2大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Mから「第2大当たりカウント値」としての代数V2を読み出す。そして、この代数V2が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「第2大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、第2大当たり代数R2(電源投入時に、第2大当たり代数R2には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、第2大当たり代数R2に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
従って、「確変モード」でない場合には、「第2大当たり」の発生確率は、1/6である。また、「確変モード」の場合には、「第2大当たり」の発生確率は、2/6である。これにより、「確変モード」の場合には、「第2大当たり」になる確率が、「確変モード」でない場合の約2倍になる。
尚、「確変モード」でない場合には、各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、「確変モード」の場合には、各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動時間を約5秒乃至7秒として早く停止するようにしてもよい。
そして、パラメータ記憶エリア463Mから読み出したこの第2大当たり代数R2が「1」の場合には、「第2大当たり」が発生したと判定されて(S88:YES)、S89乃至S98において、CPU461は、上記S28乃至S37(図11参照)の処理を実行後、当該サブ処理を終了して第1始動口入賞処理に戻る。
一方、パラメータ記憶エリア463Mから読み出したこの第2大当たり代数R2が「0」の場合には、「第2大当たり」が発生しなかったと判定されて(S88:NO)、S98乃至S103において、CPU461は、上記S38乃至S43(図11参照)の処理を実行後、当該サブ処理を終了して第1始動口入賞処理に戻る。
このため、第1始動口31への入賞に基づいて第1大当たりが抽選されて各開閉部材24A、25Aが開放された場合には、各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入賞し易くなり、また、この各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入った後、第2大当たりが抽選されて開閉扉33が開放された場合には、第2大入賞口35から容易にパチンコ球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この各開閉部材24A、25Aが開放される状態(第1特別遊技状態)と開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態(第2特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止した場合には、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転されて、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されるパチンコ球が案内通路部40を転動落下後、リブ部39に衝突して確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42のいずれか一方にランダムに入賞し、一方、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止しなかった場合には、回転案内部材38がハズレ入賞口44側に回転されて、該回転案内部材38のU溝部38A内に保持されるパチンコ球が案内通路部43を転動落下してハズレ入賞口44に案内される。これにより、遊技者は、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転して、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されるパチンコ球が案内通路部40及びリブ部39によって確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42に案内されるか否かによって、第2大入賞口35が所定回数開放される大当たり遊技(第2特別遊技状態)の獲得の有無を容易に確認することができると共に、この第2大入賞口35が所定回数開放される大当たり遊技(第2特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を更に高めることができ、興趣を増大させることができると共に、短時間で第2大入賞口35が所定回数開放可能となる第2大当たりを獲得することが可能となるため、パチンコゲームを更に多様化させることができる。
更に、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止して、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転し、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されたパチンコ球が案内通路部40を転動落下して、確変当たり入賞口41に入賞した場合には、大当たり遊技終了後、確変モードになって第2大当たりの抽選確率が2/6に設定され、開閉扉33が所定回数開放可能となる状態の付与される確率が高くなって、遊技者は短時間で開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態(第2特別遊技状態)を獲得する確率が高くなるため、遊技者の確変モードの獲得に対する期待感、即ち、案内通路部40を転動落下するパチンコ球が確変当たり入賞口41に入賞する期待感を高めることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。また、第2大当たりの抽選される抽選確率が1/6の通常モードと、第2大当たりが抽選される抽選確率が2/6の確変モードとのいずれかが案内通路部40及びリブ部39を介してランダムに選択されて、大当たり遊技状態終了後、付与されるため、遊技者の確変モード獲得への期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
この実施例3に係るパチンコ機の概略構成は、前記実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も実施例1に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、実施例3に係るパチンコ機の主基板46のCPU461が実行する第1大当たりの抽選確率及び第2大当たりの抽選確率が、上記実施例1に係るパチンコ機1の主基板46のCPU461が実行する第1大当たりの抽選確率(実施例1に係る第1大当たりの抽選確率は、1/50又は5/50である。)及び第2大当たりの抽選確率(実施例1に係る第2大当たりの抽選確率は、1/6である。)と異なっている。
図27に示すように、S121乃至S138において、CPU461は、上記S1乃至S18(図10参照)の処理を実行する。
次に、図27のS130で実行する第2始動口入賞処理のサブ処理について図28に基づいて説明する
図28に示すように、S141乃至S146において、CPU461は、上記S21乃至S26(図11参照)の処理を実行する。
そして、S147において、CPU461は、確変モードが設定されたか否かを判定する確変モード判定処理を実行する。
尚、実施例3において、「確変モード」とは、第1大当たり及び第2大当たりの抽選される抽選確率が高い(実施例3では、第1大当たりの抽選される抽選確率は5/50で、第2大当たりの抽選される抽選確率は2/6である。)遊技モードをいう。また、実施例3において、「通常モード」とは、第1大当たり及び第2大当たりの抽選される抽選確率が低い(実施例3では、第1大当たりの抽選される抽選確率は1/50で、第2大当たりの抽選される抽選確率は1/6である。)遊技モードをいう。
この「第2大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Mから「第2大当たりカウント値」としての代数V2を読み出す。そして、この代数V2が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「第2大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、第2大当たり代数R2(電源投入時に、第2大当たり代数R2には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、第2大当たり代数R2に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
従って、「確変モード」でない場合には、「第2大当たり」の発生確率は、1/6である。また、「確変モード」の場合には、「第2大当たり」の発生確率は、2/6である。これにより、「確変モード」の場合には、「第2大当たり」になる確率が、「確変モード」でない場合の約2倍になる。
尚、「確変モード」でない場合には、各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、「確変モード」の場合には、各第2変動図柄22A、22B、22Cの変動時間を約5秒乃至7秒として早く停止するようにしてもよい。
そして、パラメータ記憶エリア463Mから読み出したこの第2大当たり代数R2が「1」の場合には、「第2大当たり」が発生したと判定されて(S148:YES)、S149乃至S158において、CPU461は、上記S28乃至S37(図11参照)の処理を実行後、当該サブ処理を終了して第1始動口入賞処理に戻る。
一方、パラメータ記憶エリア463Mから読み出したこの第2大当たり代数R2が「0」の場合には、「第2大当たり」が発生しなかったと判定されて(S148:NO)、S159乃至S163において、CPU461は、上記S38乃至S43(図11参照)の処理を実行後、当該サブ処理を終了して第1始動口入賞処理に戻る。
このため、第1始動口31への入賞に基づいて第1大当たりが抽選されて各開閉部材24A、25Aが開放された場合には、各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入賞し易くなり、また、この各第1大入賞口24、25にパチンコ球が入った後、第2大当たりが抽選されて開閉扉33が開放された場合には、第2大入賞口35から容易にパチンコ球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この各開閉部材24A、25Aが開放される状態(第1特別遊技状態)と開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態(第2特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止した場合には、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転されて、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されるパチンコ球が案内通路部40を転動落下後、リブ部39に衝突して確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42のいずれか一方にランダムに入賞し、一方、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止しなかった場合には、回転案内部材38がハズレ入賞口44側に回転されて、該回転案内部材38のU溝部38A内に保持されるパチンコ球が案内通路部43を転動落下してハズレ入賞口44に案内される。これにより、遊技者は、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転して、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されるパチンコ球が案内通路部40及びリブ部39によって確変当たり入賞口41又は通常当たり入賞口42に案内されるか否かによって、第2大入賞口35が所定回数開放される大当たり遊技(第2特別遊技状態)の獲得の有無を容易に確認することができると共に、この第2大入賞口35が所定回数開放される大当たり遊技(第2特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を更に高めることができ、興趣を増大させることができると共に、短時間で第2大入賞口35が所定回数開放可能となる第2大当たりを獲得することが可能となるため、パチンコゲームを更に多様化させることができる。
更に、各第2変動図柄22A、22B、22Cが変動後、大当たり図柄で揃って停止して、回転案内部材38が確変当たり入賞口41側に回転し、該回転案内部材38のU溝部38Aに保持されたパチンコ球が案内通路部40を転動落下して、確変当たり入賞口41に入賞した場合には、大当たり遊技終了後、確変モードになって第1大当たりの抽選確率が5/50に設定されると共に、第2大当たりの抽選確率が2/6に設定され、各開閉部材24、25の開放される確率、及び開閉扉33が所定回数開放可能となる状態の付与される確率が高くなって、遊技者は短時間で開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態(第2特別遊技状態)を獲得する確率が高くなるため、遊技者の確変モードの獲得に対する期待感、即ち、案内通路部40を転動落下するパチンコ球が確変当たり入賞口41に入賞する期待感を高めることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。また、第1大当たりの抽選確率が1/50に設定されると共に、第2大当たりの抽選される抽選確率が1/6に設定される通常モードと、第1大当たりの抽選確率が5/50に設定されると共に、第2大当たりが抽選される抽選確率が2/6の確変モードとのいずれかが案内通路部40及びリブ部39を介してランダムに選択されて、大当たり遊技状態終了後、付与されるため、遊技者の確変モード獲得への期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、各開閉部材24A、25Aを外側方向に回動させて、各第1大入賞口24、25が開放された場合には、この各第1大入賞口24、25から入ったパチンコ球が第2始動口28に入賞した個数を所定個数(例えば、2個〜10個)までカウントして記憶し、該カウント値に相当する回数、第2大当たりの抽選を行う構成にしてもよい。この構成の場合には、遊技者は、第2特別遊技状態を獲得する確率が高くなるため、この第1特別遊技状態の獲得に対する遊技者の期待感を更に高めることができ、興趣を増大させることができる。
これにより、案内通路部40を転動落下したパチンコ球は、通常当たり入賞口42側に入賞する確率が高くなるため、各開閉部材24A、25Aが開放される状態と開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態とのそれぞれの付与の抽選確率を更に正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
尚、該リブ部81の斜面部を確変当たり入賞口41側に面する断面直角三角形に形成する等、内通路部40から転動落下したパチンコ球が、通常当たり入賞口42に入賞する確率よりも該パチンコ球が確変当たり入賞口41に入賞する確率の方が高くなるように構成してもよい。
これにより、案内通路部40を転動落下したパチンコ球は、確変当たり入賞口41側に入賞する確率が高くなるため、各開閉部材24A、25Aが開放される状態と開閉扉33が連続して所定回数開放可能となる状態とのそれぞれの付与の抽選確率を更に正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
21 第1変動図柄表示部
21A、21B、21C 第1変動図柄
22 第2変動図柄表示部
22A、22B、22C 第2変動図柄
24、25 第1大入賞口
24A、25A 開閉部材
26、40、43 案内通路部
28 第2始動口
28A 第2始動口センサ
29、30 検出センサ
31 第1始動口
33 開閉扉
35 第2大入賞口
36 特別入賞装置
37 振り分けモータ
38 回転案内部材
38A U溝部
39、81 リブ部
41 確変当たり入賞口
41A 確変当たり入賞口スイッチ
42 通常当たり入賞口
42A 通常当たり入賞口スイッチ
44 ハズレ入賞口
44A ハズレ入賞口スイッチ
46 主基板
66 表示制御基板
461 CPU
462 ROM
463 RAM
Claims (4)
- 遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第1変動図柄を表示する第1変動図柄表示手段と、
該遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第2変動図柄を表示する第2変動図柄表示手段と、
遊技領域に設けられる第1始動口と、
遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口と、
通常時には閉塞される開閉可能な遊技球入賞口と、
前記遊技球入賞口に入った遊技球に限り入賞可能な第2始動口と、
前記遊技球入賞口に入った遊技球を前記第2始動口に案内する第1案内通路部と、
前記遊技球入賞口に入った遊技球を検出する遊技球検出手段と、
前記第2始動口に入賞した遊技球を受けて保持すると共に、回転可能に設けられる回転案内部材と、
前記回転案内部材を回転駆動する回転駆動手段と、
前記回転案内部材の左右の一方に配設されて、確変当たり入賞口と通常当たり入賞口とを有する当たり入賞口と、
前記回転案内部材の左右の他方に配設されるハズレ入賞口と、
前記回転案内部材が前記当たり入賞口側に回転した場合に、該回転案内部材に保持された遊技球を前記確変当たり入賞口又は前記通常当たり入賞口のいずれか一方にランダムに案内する第2案内通路部と、
前記回転案内部材が前記ハズレ入賞口側に回転した場合に、該回転案内部材に保持された遊技球を該ハズレ入賞口に案内する第3案内通路部と、
通常遊技状態において前記第1始動口への入賞情報に基づいて第1大当たりを抽選する第1大当たり抽選手段と、
前記第1大当たり抽選手段によって第1大当たりが抽選されたか否かを判定する第1大当たり判定手段と、
前記第2始動口への入賞情報に基づいて第2大当たりを抽選する第2大当たり抽選手段と、
前記第2大当たり抽選手段によって第2大当たりが抽選されたか否かを判定する第2大当たり判定手段と、
複数種類の第1大当たり図柄の中から一の第1大当たり図柄を所定の第1選択確率で選択する第1大当たり図柄選択手段と、
複数種類の第2大当たり図柄の中から一の第2大当たり図柄を所定の第2選択確率で選択する第2大当たり図柄選択手段と、
前記第1始動口への入賞情報に基づいて前記第1変動図柄を変動させると共に、前記第1大当たり判定手段によって第1大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄選択手段によって選択された第1大当たり図柄で揃って停止するように表示制御する第1表示制御手段と、
前記第2始動口への入賞情報に基づいて前記第2変動図柄を変動させると共に、前記第2大当たり判定手段によって第2大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第2変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄選択手段によって選択された第2大当たり図柄で揃って停止するように表示制御する第2表示制御手段と、
前記第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記遊技球入賞口を開放して、その遊技球入賞口に容易に遊技球が入賞できる第1特別遊技状態となるようにした後、所定条件が成立した場合には、該遊技球入賞口を閉塞するように制御する第1特別遊技制御手段と、
前記第2変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記回転案内部材に保持される遊技球を前記第2案内通路部へ案内するように前記回転駆動手段を駆動制御した後、前記大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる第2特別遊技状態となるように制御し、一方、前記第2変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄で揃って停止しなかった場合には、前記回転案内部材に保持される遊技球を前記第3案内通路部へ案内するように前記回転駆動手段を駆動制御した後、前記大入賞口が閉塞した状態となるように制御する第2特別遊技制御手段と、
を備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 前記通常遊技状態は、前記第1大当たりを所定の第1抽選確率で抽選する第1通常遊技モードと、
前記第1大当たりを前記第1抽選確率よりも高い所定の第2抽選確率で抽選する第2通常遊技モードと、
を含み、
前記確変当たり入賞口に入った遊技球を検出する第1入賞検出手段と、
前記通常当たり入賞口に入った遊技球を検出する第2入賞検出手段と、
前記第1入賞検出手段を介して前記確変当たり入賞口に入った遊技球を検出した場合には、前記第2特別遊技状態終了後、前記第2通常遊技モードを前記通常遊技状態として設定し、また、前記第2入賞検出手段を介して前記通常当たり入賞口に入った遊技球を検出した場合には、前記第2特別遊技状態終了後、前記第1通常遊技モードを前記通常遊技状態として設定するように制御する第1遊技制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 前記第2大当たり抽選手段は、前記第2大当たりを所定の第3抽選確率で抽選する第1抽選モードと、
該第2大当たりを前記第3抽選確率よりも高い所定の第4抽選確率で抽選する第2抽選モードと、を有し、
前記確変当たり入賞口に入った遊技球を検出する第1入賞検出手段と、
前記通常当たり入賞口に入った遊技球を検出する第2入賞検出手段と、
前記第1入賞検出手段を介して前記確変当たり入賞口に入った遊技球を検出した場合には、前記第2特別遊技状態終了後、該第2大当たり抽選手段は、第2抽選モードで第2大当たりを抽選し、また、前記第2入賞検出手段を介して前記通常当たり入賞口に入った遊技球を検出した場合には、前記第2特別遊技状態終了後、該第2大当たり抽選手段は、第1抽選モードで第2大当たりを抽選するように制御する第2遊技制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 前記通常遊技状態は、前記第1大当たりの抽選を所定の第1抽選確率で抽選する第1通常遊技モードと、
前記第1大当たりの抽選を前記第1抽選確率よりも高い所定の第2抽選確率で抽選する第2通常遊技モードと、
を含み、
前記第2大当たり抽選手段は、前記第2大当たりを所定の第3抽選確率で抽選する第1抽選モードと、
該第2大当たりを前記第3抽選確率よりも高い所定の第4抽選確率で抽選する第2抽選モードと、を有し、
前記確変当たり入賞口に入った遊技球を検出する第1入賞検出手段と、
前記通常当たり入賞口に入った遊技球を検出する第2入賞検出手段と、
前記第1入賞検出手段を介して前記確変当たり入賞口に入った遊技球を検出した場合には、前記第2特別遊技状態終了後、前記第2通常遊技モードを前記通常遊技状態として設定すると共に、該第2大当たり抽選手段は、第2抽選モードで第2大当たりを抽選し、また、前記第2入賞検出手段を介して前記通常当たり入賞口に入った遊技球を検出した場合には、前記第2特別遊技状態終了後、前記第1通常遊技モードを前記通常遊技状態として設定すると共に、該第2大当たり抽選手段は、第1抽選モードで第2大当たりを抽選するように制御する第3遊技制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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