JP4993231B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、遊技領域の左右方向中央部に、液晶表示器、始動口、可変入賞装置を備え、始動口が遊技球の入賞又は通過を検出することを条件に、液晶表示器が所定内容で変動表示されて、所定変動時間経過後、大当たり図柄で停止した場合には、可変入賞装置が所定条件の下、複数回開閉を繰り返す(いわゆる、大当たり遊技である。)ように構成された遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、このような遊技機では、大当たり遊技終了後、再度始動口に入賞させるように発射装置の微調整をしなければならない。そして、この発射装置の微調整中に発射された遊技球は、始動口に入賞しにくい経路を通過するため、無駄な遊技球を発射する必要があるという問題がある。また、このような遊技球においては、始動口を遊技領域の右側に設けることも考えられるが、発射力の強い状態で始動口に入賞するように調整する必要があり、発射装置の微調整が難しく、遊技者に不利になるという問題がある。
これにより、第1始動口への入賞に基づいて大当たりが抽選された場合には、遊技領域の右側領域に配置された通過装置、第2始動口及び可変入賞装置に遊技球が入賞するように、発射力の強い状態で遊技を続行しても、遊技者は、発射装置の微調整を繰り返すことなく第2始動口に容易に入賞させて、可変入賞装置を遊技球が入賞しやすい状態にすることが可能となり、遊技者に有利となる遊技を連続して楽しむことが可能となる。
図1に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図2参照)上の遊技領域42(図2参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、パチンコ機1の裏側に配設された賞球払出装置22(図7参照)を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
図2及び図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に電動役物などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
また、この案内部47の直下には、遊技盤41に開口部が開設され、この開口部の前面側には役物であるセンター役物48が配設されている。このセンター役物48は、後述するように、案内部47から転動落下した遊技球を入球させる第1始動口49が設けられている。また、センター役物48の上下方向中央部には、後述のように略円板状の演出用メダル50が回転可能に設けられている(図6参照)。この演出用メダル50の表面には、大当たりを表す「V」の字が形成され、裏面には、ハズレを表す「悪魔の顔」が形成されている。
また、下側特別電動役物54の下方には、チューリップ式電動役物で構成される第2始動口55が配置されている。この第2始動口55は、遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、開放された後、再び第2始動口55に1個入賞すると閉じられるように構成されている。そして、第2始動口55には、この第2始動口55への入賞を検出する第2始動口スイッチ55A(図7参照)が設けられて、所定個数(例えば、10個である。)の賞球が上皿8に払い出されるように構成されている。
また、入賞口58の左側には、遊技領域42の周縁部に3個の識別図柄を変動表示する特別図柄表示装置61が配設されている。この特別図柄表示装置61は、3個の7セグメントLEDで構成され、後述のように第1始動口49への入賞に基づいて3個の識別図柄が変動表示される(図11参照)。
一方、センター役物48の左右には各風車64〜67が回転自在に設けられている。また、センター役物48の直下にはレール43に沿ってアウト口68が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4乃至図6に示すように、センター役物48の上端中央部には、案内部47から転動落下したパチンコ球が入球する第1始動口49が設けられている。また、この第1始動口49への入球を検出する第1始動口スイッチ49Aが設けられている。
また、第1始動口49に入ったパチンコ球をステージ71の底面外周部へ案内する案内通路部72と、ステージ71の底面の中央部に形成されて略円形の外周を有し、下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状の凹み部73と、この凹み部73の底面部に穿設される排出口74に接続されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通する排出通路75が設けられている。また、この排出口74のパチンコ球の通過を検出する排出口スイッチ74Aが設けられている。そして、案内通路部72から転動落下して凹み部73に入った入球は、入ったときの転動速度に対応して凹み部73上を周回後、徐々に速度が遅くなり、排出口74に落下する。その後、この排出口74に落下した入球は、排出通路75を経て遊技盤41の裏面に排出される。
ここで、後述のように、排出口74をパチンコ球が通過すると演出用メダル50が回転する。その後、大当たりになった場合には、演出用メダル50は「V」の字が形成された表面で停止し、メータ針87Aは、MAX側に回転して、大当たり遊技の最大ラウンド数(本実施例では、最大ラウンド数は160ラウンドである。)を表す。そして、大当たり遊技の各ラウンドを終了する毎に、メータ針87AはMIN側に回転して、最小目盛りを指した場合には、大当たり遊技が最終ラウンドであることを報知する。
図7に示すように、制御回路部100には、制御回路部100の全体を制御するCPU101と、入力ポート106と、後述する制御プログラムを格納しておくROM102と各種制御処理データ等を格納しておくRAM103と、出力ポート108と、リセット信号を所定時間間隔(本実施例では、約4msec毎である。)で出力するリセット回路105とが設けられ、これらはバス109により相互に接続されている。また、CPU101には、クロック信号を出力するクロック回路110が接続されている。
また、出力ポート108には、特別図柄表示装置61及び普通図柄表示装置62を駆動制御する表示装置制御回路111と、上側特別電動役物53、下側特別電動役物54、第2始動口55を開閉駆動する各ソレノイド53B、54B、55Bを駆動制御するソレノイド駆動回路112が接続されている。また、出力ポート108には、メダル用モータ82及びメータ用モータ88を駆動制御するモータ駆動回路113が接続されている。また、出力ポート108には、前面カバー部材4の前面部分に配設される各フルカラーダイオード等を駆動制御するランプ駆動回路114、及び賞球払出装置22が接続されている。
ここで、例えば、通常時は、カウント値「1」が大当たりに対応し、確率変動の遊技状態(以下、「確率変動モード」という。)の場合には、カウント値「1、2」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/3の確率で大当たりが発生し、確率変動モードの場合は、2/3の確率で大当たりが発生する。
ここで、例えば、通常時は、カウント値「1」が当たりに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1」〜「999」が当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、通常時、即ち、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/1000の確率で当たりが発生し、確率変動動モードの場合は、999/1000の確率で当たりが発生する。
また、普通図柄カウンタ103Bのカウント値に基づいて当たりが抽選された場合には、普通図柄表示装置62が変動後、普通図柄の当たり図柄で停止して表示される。即ち、普通図柄表示装置62が左右交互に点滅表示後、例えば、左側のLEDが点灯して、右側のLEDが消灯して停止する。また、普通図柄カウンタ103Bのカウント値に基づいてハズレが抽選された場合には、普通図柄表示装置62が変動後、普通図柄のハズレ図柄で停止して表示される。即ち、普通図柄表示装置62が左右交互に点滅表示後、例えば、左側のLEDが消灯して、右側のLEDが点灯して停止する。
例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「−−−」、カウント値「1」が大当たり図柄「1−−」、カウント値「2」が大当たり図柄「−−3」、カウント値「3」が大当たり図柄「−4−」、カウント値「4」が大当たり図柄「−−5」、カウント値「5」が大当たり図柄「6−−」、カウント値「6」が大当たり図柄「−7−」、カウント値「7」が大当たり図柄「−−8」に対応している。尚、各大当たり図柄は、大当たり図柄選択カウンタ103Cの各カウント値に対応してROM102に予め記憶されている。また、各大当たり図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM103には、各カウンタ103A〜103Dのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア103Eが設けられている。
尚、各カウンタ103A〜103D及びパラメータ記憶エリア103Eの各カウント値は、起動時に「0」が代入されて初期化される。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たりフラグはOFFに設定されている、即ち、大当たりフラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S2において、CPU101は、「大当たり処理」のサブ処理を実行後、S7の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、特別図柄変動中フラグはOFFに設定されている、即ち、特別図柄変動中フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S4において、CPU101は、「特別図柄変動処理」のサブ処理を実行後、S7の処理に移行する。
S6において、CPU101は、「始動口検出処理」のサブ処理を実行後、S7の処理に移行する。
S7において、CPU101は、普通図柄表示装置62が変動後、普通図柄の当たり図柄で停止表示されたことを表す当たりフラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した当たりフラグがON、即ち、「1」の場合には(S7:YES)、CPU101は、S8の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、当たりフラグはOFFに設定されている、即ち、当たりフラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S8において、CPU101は、「当たり処理」のサブ処理を実行後、S13の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、普通図柄変動中フラグはOFFに設定されている、即ち、普通図柄変動中フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S10において、CPU101は、「普通図柄変動処理」のサブ処理を実行後、S13の処理に移行する。
S12において、CPU101は、「ゲート検出処理」のサブ処理を実行後、S13の処理に移行する。
S13において、CPU101は、第1始動口49、第2始動口55、上側特別電動役物53又は下側特別電動役物54等への入賞に対する所定個数の賞球を賞球払出装置22を介して払い出す等、その他の遊技処理を実行後、当該処理を終了する。
図9に示すように、先ず、S21において、CPU101は、2ラウンド目フラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した2ラウンド目フラグがOFF、即ち、「0」の場合には(S21:NO)、CPU101は、S22の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、2ラウンド目フラグはOFFに設定されている、即ち、2ラウンド目フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S22において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S22:NO)、CPU101は、S25の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、特別役物開放代数Fには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
続いて、S24において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド53Bを駆動して上側特別電動役物53を開放する。
S26において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S28の処理に移行する。
これにより、例えば、特別役物開放代数Fに「7500」を代入後、4msec毎に当該特別役物開放代数Fが「1」減算された場合には、約30秒後に、特別役物開放代数Fは、「0」になる。即ち、上側特別電動役物53は、入賞しない場合には、最大30秒間開放される。
S27において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、S28の処理に移行する。
そして、S28において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを再度読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S28:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
S29において、CPU101は、上側特別電動役物53が開放された状態で所定時間(例えば、約30秒間である。)経過したか、又は、上側特別電動役物53に入賞したと判断して、ソレノイド53Bを停止して上側特別電動役物53を閉鎖する。
続いて、S30において、CPU101は、RAM103から2ラウンド目フラグを読み出し、この2ラウンド目フラグをONにする、即ち、2ラウンド目フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
S31において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S31:NO)、CPU101は、S34の処理に移行する。
続いて、S33において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド54Bを駆動して下側特別電動役物54を開放する。
S35において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S37の処理に移行する。
これにより、例えば、特別役物開放代数Fに「7500」を代入後、4msec毎に当該特別役物開放代数Fが「1」減算された場合には、約30秒後に、特別役物開放代数Fは、「0」になる。即ち、下側特別電動役物54は、入賞しない場合には、最大30秒間開放される。
S36において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、S37の処理に移行する。
そして、S37において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを再度読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S37:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
S38において、CPU101は、下側特別電動役物54が開放された状態で所定時間(例えば、約30秒間である。)経過したか、又は、下側特別電動役物54に入賞したと判断して、ソレノイド54Bを停止して下側特別電動役物54を閉鎖する。
続いて、S39において、CPU101は、RAM103から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグをOFFにする、即ち、大当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
その後、S40において、CPU101は、RAM103から2ラウンド目フラグを読み出し、この2ラウンド目フラグをOFFにする、即ち、2ラウンド目フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
図10に示すように、先ず、S51において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動代数Cを読み出し、この特別図柄変動代数Cが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」でない場合には(S51:NO)、CPU101は、S53の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、特別図柄変動代数Cには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
一方、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」の場合には(S51:YES)、CPU101は、S52の処理に移行する。S52において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動代数Cを読み出し、該特別図柄変動代数Cに「1000」を代入して、再度RAM103に記憶する。
これにより、例えば、特別図柄変動代数Cに「1000」を代入後、4msec毎に当該特別図柄変動代数Cが「1」減算された場合には、約4秒後に、特別図柄変動代数Cは、「0」になる。即ち、特別図柄表示装置61は、約4秒間変動表示される。
また一方、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」の場合には(S54:YES)、CPU101は、S55の処理に移行する。S55において、CPU101は、所定時間(例えば、約4秒間である。)経過したと判定して、RAM103から特別図柄変動中フラグ読み出し、この特別図柄変動中フラグをOFFにする、即ち、特別図柄変動中フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たり判定フラグはOFFに設定されている、即ち、大当たり判定フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S57において、CPU101は、第1始動口49又は第2始動口55に入賞したときのハズレ図柄選択カウンタ103Dのカウント値をパラメータ記憶エリア103Eから読み出し、このカウント値に対応するハズレ図柄をROM102から読み出す。そして、CPU101は、ROM102から読み出したハズレ図柄(例えば、「1−3」である。)を表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61に停止表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
S58において、CPU101は、RAM103から大当たり判定フラグを読み出し、この大当たり判定フラグをOFFにする、即ち、大当たり判定フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
そして、S59において、CPU101は、第1始動口49又は第2始動口55に入賞したときの大当たり図柄選択カウンタ103Cのカウント値をパラメータ記憶エリア103Eから読み出し、このカウント値に対応する大当たり図柄をROM102から読み出す。そして、CPU101は、ROM102から読み出した大当たり図柄(例えば、「−−−」である。)を表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61に停止表示する。
その後、S61において、CPU101は、RAM103から大当たりの抽選確率が通常遊技状態よりも高い抽選確率の遊技状態(以下、「確変モード」という。本実施例では、後述のように大当たりの抽選確率は、通常遊技状態の場合は、1/3であり、確変モードの場合は、2/3である。)になったことを表す確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した確変フラグがOFFの場合には(S61:NO)、CPU101は、S62の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、確変フラグはOFFに設定されている、即ち、確変フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S62において、CPU101は、RAM103から確変フラグを再度読み出し、この確変フラグをONにする、即ち、確変フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。
一方、RAM103から読み出した確変フラグがONの場合には(S61:YES)、CPU101は、S63の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たり回数代数Eには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S64において、CPU101は、RAM103から大当たり回数代数Eを読み出し、該大当たり回数代数Eに「160」を代入して、再度RAM103に記憶する。
一方、RAM103から読み出した大当たり回数代数Eが「0」でない場合には(S63:NO)、CPU101は、S65の処理に移行する。
続いて、S66において、CPU101は、CPU101は、RAM103から大当たり回数代数Eを読み出し、該大当たり回数代数Eが「0」か否か、即ち、大当たりが抽選された連続回数が160回に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大当たり回数代数Eが「0」でない場合、即ち、大当たりが抽選された連続回数が160回に達していない場合には(S66:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
S67において、CPU101は、RAM103から確変フラグを再度読み出し、この確変フラグをOFFにする、即ち、確変フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S68において、CPU101は、RAM103から普通図柄表示装置62の変動時間が通常変動時間(例えば、約4秒間である。)の約1/10になる遊技状態(以下、「時短モード」という。)になったことを表す時短フラグを読み出し、該時短フラグをONにする、即ち、時短フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
図11に示すように、先ず、S81において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動中フラグ読み出し、この特別図柄変動中フラグをONにする、即ち、特別図柄変動中フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。また同時に、CPU101は、大当たりカウンタ103A、大当たり図柄選択カウンタ103C及びハズレ図柄選択カウンタ103Dの各カウント値を読み込み、パラメータ記憶エリア103Eに記憶する。
続いて、S82において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した時短フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S82:YES)、CPU101は、S83の処理に移行する。
S83において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグをOFFにする、即ち、この時短フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S84において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eから大当たりカウンタ103Aのカウント値を読み出して大当たり代数Aに代入してRAM103に記憶後、この大当たり代数Aが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たり代数Aには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
そして、大当たり代数Aが「1」の場合には(S84:YES)、CPU101は、S87の処理に移行する。
S85において、CPU101は、RAM103から確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、この確変フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、確変フラグがOFFの場合、即ち、確変フラグが「0」の場合には(S85:NO)、CPU101は、S88の処理に移行する。従って、確変フラグがOFFの場合、即ち、通常遊技状態の場合には、大当たりの抽選確率は、1/3になる。
S86において、CPU101は、大当たり代数AをRAM103から読み出し、この大当たり代数Aが「2」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大当たり代数Aが「2」の場合には(S86:YES)、CPU101は、S87において、大当たりが抽選されたと判断して、RAM103から大当たり判定フラグを読み出し、この大当たり判定フラグをONにし、即ち、大当たり判定フラグに「1」を代入して再度RAM103に記憶する。従って、確変フラグがONの場合、即ち、確変モードの遊技状態の場合には、大当たりの抽選確率は、2/3になる。
その後、S88において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61の変動表示を開始後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
図12に示すように、先ず、S101において、CPU101は、第2始動口開放代数Gを読み出し、この第2始動口開放代数Gが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した第2始動口開放代数Gが「0」でない場合には(S101:NO)、CPU101は、S107の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、第2始動口開放代数Gには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S102において、CPU101は、RAM103から確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した確変フラグがONの場合には(S102:YES)、CPU101は、S103の処理に移行する。
S103において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、この第2始動口開放代数Gに「1500」を代入して、再度RAM103に記憶後、S106の処理に移行する。
S104において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した時短フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S104:YES)、CPU101は、上記S103の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した時短フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S104:NO)、CPU101は、S105の処理に移行する。
S105において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、この第2始動口開放代数Gに「125」を代入して、再度RAM103に記憶後、S106の処理に移行する。
そして、S107において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、該第2始動口開放代数Gを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S108の処理に移行する。
S108において、CPU101は、第2始動口55へのパチンコ球の入賞、即ち、第2始動口スイッチ55Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、第2始動口スイッチ55Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力された場合には(S108:YES)、CPU101は、S109の処理に移行する。
S109において、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、該第2始動口開放代数Gに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、S111の処理に移行する。
S110において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、該第2始動口開放代数Gが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した該第2始動口開放代数Gが「0」でない場合には(S110:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
S111において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド55Bを停止し、第2始動口55を閉鎖する。これにより、例えば、第2始動口開放代数Gに「1500」を代入後、4msec毎に当該第2始動口開放代数Gが「1」減算された場合には、約6秒後に、第2始動口開放代数Gは、「0」になる。即ち、確変モード又は時短モードの場合には、第2始動口55は、入賞しない場合には、最大約6秒間開放される。一方、第2始動口開放代数Gに「125」を代入後、4msec毎に当該第2始動口開放代数Gが「1」減算された場合には、約0.5秒後に、第2始動口開放代数Gは、「0」になる。即ち、通常遊技状態の場合には、第2始動口55は、入賞しない場合には、最大約0.5秒間開放される。
その後、S112において、CPU101は、RAM103から当たりフラグを読み出し、この当たりフラグをOFFにする、即ち、当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
図13に示すように、先ず、S121において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動代数Dを読み出し、この普通図柄変動代数Dが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」でない場合には(S121:NO)、CPU101は、S123の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、普通図柄変動代数Dには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
一方、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」の場合には(S121:YES)、CPU101は、S122の処理に移行する。S122において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動代数Dを読み出し、該普通図柄変動代数Dに「1000」を代入して、再度RAM103に記憶する。
これにより、例えば、普通図柄変動代数Dに「1000」を代入後、4msec毎に当該普通図柄変動代数Dが「1」減算された場合には、約4秒後に、普通図柄変動代数Dは、「0」になる。即ち、普通図柄表示装置62は、約4秒間変動表示される。
また一方、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」の場合には(S124:YES)、CPU101は、S125の処理に移行する。S125において、CPU101は、所定時間(例えば、約4秒間である。)経過したと判定して、RAM103から普通図柄変動中フラグ読み出し、この普通図柄変動中フラグをOFFにする、即ち、普通図柄変動中フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
尚、パチンコ機1の起動時には、当たり判定フラグはOFFに設定されている、即ち、当たり判定フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
そして、S127において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して普通図柄表示装置62の変動表示をハズレを表す態様で停止表示後(例えば、CPU101は、普通図柄表示装置62の左側のLEDを消灯して、右側のLEDを点灯して停止表示する。)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
S128において、CPU101は、RAM103から当たり判定フラグを読み出し、この当たり判定フラグをOFFにする、即ち、当たり判定フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
そして、S129において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して普通図柄表示装置62の変動表示を当たりを表す態様で停止表示する(例えば、CPU101は、普通図柄表示装置62の左側のLEDを点灯して、右側のLEDを消灯して停止表示する。)。
続いて、S130において、CPU101は、RAM103から当たりフラグを読み出し、この当たりフラグをONにする、即ち、大当たりフラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
図14に示すように、先ず、S141において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動中フラグ読み出し、この普通図柄変動中フラグをONにする、即ち、普通図柄変動中フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。また同時に、CPU101は、普通図柄カウンタ103Bのカウント値を読み込み、パラメータ記憶エリア103Eに記憶する。
尚、パチンコ機1の起動時には、普通当たり代数Bには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
そして、普通当たり代数Bが「1」の場合には(S142:YES)、CPU101は、S147の処理に移行する。
一方、普通当たり代数Bが「1」でない場合には(S142:NO)、CPU101は、S143の処理に移行する。
S143において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した時短フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S143:YES)、CPU101は、S145の処理に移行する。
S144において、CPU101は、RAM103から確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、この確変フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、確変フラグがOFFの場合、即ち、確変フラグが「0」の場合には(S144:NO)、CPU101は、S148の処理に移行する。従って、確変フラグがOFFの場合、即ち、通常遊技状態の場合には、普通図柄の当たりの抽選確率は、1/1000になる。
S145において、CPU101は、RAM103から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグがONか否か、即ち、この大当たりフラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大当たりフラグがONの場合には(S145:YES)、CPU101は、S148の処理に移行する。従って、大当たりフラグがONの場合、即ち、大当たり遊技が終了していない場合には、普通図柄の当たりの抽選確率は、1/1000になる。
S146において、CPU101は、普通当たり代数BをRAM103から読み出し、この普通当たり代数Bが「2」〜「999」のいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した普通当たり代数Bが「2」〜「999」のうちのいずれでもない場合、即ち、普通当たり代数Bが「0」の場合には(S146:NO)、CPU101は、S148の処理に移行する。
S147において、CPU101は、当たりが抽選されたと判断して、RAM103から当たり判定フラグを読み出し、この当たり判定フラグをONにし、即ち、当たり判定フラグに「1」を代入して再度RAM103に記憶する。従って、確変フラグがON又は時短フラグがONで大当たりフラグがOFFの場合、即ち、確変モード又は時短モードの遊技状態で、且つ、大当たり遊技中でない場合には、普通図柄の当たりの抽選確率は、999/1000になる。
続いて、S148において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して普通図柄表示装置62の変動表示を開始後、即ち、普通図柄表示装置62の左右交互の点滅表示を開始後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
更に、160回目の大当たり遊技が終了後、最初の普通図柄の当たりの抽選は、999/1000の抽選確率で普通図柄の当たりが抽選されるため、第2始動口55が高確率で開放されるため、遊技者が発射力の強い状態で遊技を続行しても、大当たりを連続して獲得する可能性が高くなり、遊技者の興味を強く引きつけることが可能となる。
これにより、各特別電動役物53、54及び第2始動口55が下から順に繰り返し開放されて、パチンコ球が入賞しやすい状態に設定されているかのように遊技者に見せることが可能となる。
Claims (1)
- 遊技領域の左右方向中央部に配設されて、遊技球が入球可能な第1始動口と、
前記遊技領域の右側領域のみに配設されて、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能で通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定される可変入賞装置と、
前記遊技領域の右側領域に配設されて、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能で通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定される第2始動口と、
前記遊技領域の右側領域に配設されて、遊技球が通過可能な通過装置と、
前記第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて大当たりが抽選されたか否かを判定する大当たり判定手段と、
前記通過装置の遊技球通過に基づいて当たりが抽選されたか否かを判定する当たり判定手段と、
前記当たりに関する状態として通常状態と該通常状態よりも遊技者に有利な有利状態とを記憶する当たり抽選状態記憶手段と、
前記大当たり判定手段によって大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記当たりに関する状態として前記有利状態に設定するように制御する第1制御手段と、
前記通常状態にて当たりが抽選された場合には、前記第2始動口を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第2制御手段と、
前記有利状態にて当たりが抽選された場合には、前記第2制御手段よりも遊技者に有利な条件で、前記第2始動口を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第3制御手段と、
前記大当たり判定手段によって大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記可変入賞装置を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第4制御手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
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