JP4993231B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に始動口と、通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定されて大当たりが抽選された場合には、遊技球が入賞しやすい状態に設定される可変入賞装置が設けられた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、遊技領域の左右方向中央部に、液晶表示器、始動口、可変入賞装置を備え、始動口が遊技球の入賞又は通過を検出することを条件に、液晶表示器が所定内容で変動表示されて、所定変動時間経過後、大当たり図柄で停止した場合には、可変入賞装置が所定条件の下、複数回開閉を繰り返す(いわゆる、大当たり遊技である。)ように構成された遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−262683号公報(段落(0008)〜(0057)、図1〜図5)
上記特許文献1に記載される遊技機の構成では、可変入賞装置は、始動口に比較して開口部が大きいため、大当たり遊技中は、始動口に入賞させるような発射装置の微調整を必要としない。そのため、可変入賞装置が開閉される間は、遊技者が発射装置の発射力最大で遊技球を発射して、発射装置の微調整を必要としない遊技機が考えられる。
しかしながら、このような遊技機では、大当たり遊技終了後、再度始動口に入賞させるように発射装置の微調整をしなければならない。そして、この発射装置の微調整中に発射された遊技球は、始動口に入賞しにくい経路を通過するため、無駄な遊技球を発射する必要があるという問題がある。また、このような遊技球においては、始動口を遊技領域の右側に設けることも考えられるが、発射力の強い状態で始動口に入賞するように調整する必要があり、発射装置の微調整が難しく、遊技者に不利になるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、始動口を遊技領域の右側に配置しても、遊技者は、発射装置の微調整を繰り返すことなく始動口に容易に入賞させて、遊技者に有利となる遊技を連続して楽しむことが可能な遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技領域の左右方向中央部に配設されて、遊技球が入球可能な第1始動口と、前記遊技領域の右側領域のみに配設されて、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能で通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定される可変入賞装置と、前記遊技領域の右側領域に配設されて、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能で通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定される第2始動口と、前記遊技領域の右側領域に配設されて、遊技球が通過可能な通過装置と、前記第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて大当たりが抽選されたか否かを判定する大当たり判定手段と、前記通過装置の遊技球通過に基づいて当たりが抽選されたか否かを判定する当たり判定手段と、前記当たりに関する状態として通常状態と該通常状態よりも遊技者に有利な有利状態とを記憶する当たり抽選状態記憶手段と、前記大当たり判定手段によって大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記当たりに関する状態として前記有利状態に設定するように制御する第1制御手段と、前記通常状態にて当たりが抽選された場合には、前記第2始動口を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第2制御手段と、前記有利状態にて当たりが抽選された場合には、前記第2制御手段よりも遊技者に有利な条件で、前記第2始動口を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第3制御手段と、前記大当たり判定手段によって大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記可変入賞装置を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第4制御手段と、を備えるように構成した。

従って、第1始動口に入賞して大当たりが抽選された場合には、可変入賞装置が遊技球が入賞しやすい状態に設定され、その後、遊技領域の右側領域に配置される通過装置の遊技球通過に基づいて、通常状態よりも遊技者に有利な有利状態にて当たりが抽選される。そして、当たりが抽選された場合には、遊技領域の右側領域に配置される第2始動口が、遊技球が入賞しやすい状態に設定される。続いて、第2始動口への入球に基づいて大当たりが抽選された場合には、遊技領域の右側領域に配置される可変入賞装置が遊技球が入賞しやすい状態に設定され、遊技者に有利な状態となる。
これにより、第1始動口への入賞に基づいて大当たりが抽選された場合には、遊技領域の右側領域に配置された通過装置、第2始動口及び可変入賞装置に遊技球が入賞するように、発射力の強い状態で遊技を続行しても、遊技者は、発射装置の微調整を繰り返すことなく第2始動口に容易に入賞させて、可変入賞装置を遊技球が入賞しやすい状態にすることが可能となり、遊技者に有利となる遊技を連続して楽しむことが可能となる。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の演出用メダルが表面で停止した正面図である。 パチンコ機の遊技盤の演出用メダルが裏面で停止した正面図である。 センター役物の演出用メダルが裏面で停止した状態を示す正面図である。 センター役物の演出用メダルが裏面で停止した状態を示す背面図である。 図4のX1−X1矢視断面図である。 パチンコ機の制御回路部のシステム構成を示すブロック図である。 パチンコ機の制御回路部のCPUが実行する遊技の制御処理を示すメインフローチャートである。 図8の「大当たり処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図8の「特別図柄変動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図8の「始動口検出処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図8の「当たり処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図8の「普通図柄変動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 図8の「ゲート検出処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施例に基づいて図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1に基づき説明する。
図1に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図2参照)上の遊技領域42(図2参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、パチンコ機1の裏側に配設された賞球払出装置22(図7参照)を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板(不図示)等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図2及び図3に基づいて説明する。
図2及び図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に電動役物などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ左右方向中央には、上方に開口する入賞口46が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この入賞口46への入賞を検出する入賞口スイッチ46A(図7参照)が設けられている。また、この入賞口46の直下には、左右から入球したパチンコ球を真下に案内する案内部47が設けられている。
また、この案内部47の直下には、遊技盤41に開口部が開設され、この開口部の前面側には役物であるセンター役物48が配設されている。このセンター役物48は、後述するように、案内部47から転動落下した遊技球を入球させる第1始動口49が設けられている。また、センター役物48の上下方向中央部には、後述のように略円板状の演出用メダル50が回転可能に設けられている(図6参照)。この演出用メダル50の表面には、大当たりを表す「V」の字が形成され、裏面には、ハズレを表す「悪魔の顔」が形成されている。
また、案内部47の右側には、ゲート52が配設されている。このゲート52にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ52A(図7参照)が備えられている。また、ゲート52の下側には、チューリップ式電動役物で構成される上側特別電動役物53と下側特別電動役物54が上下方向に配置されている。また、上側特別電動役物53と下側特別電動役物54は、遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、開放された後、再び各特別電動役物53、54に1個入賞すると閉じられるように構成されている。そして、各特別電動役物53、54には、各特別電動役物53、54への入賞を検出する各入賞口スイッチ53A、54A(図7参照)が設けられて、所定個数(例えば、15個である。)の賞球が上皿8に払い出されるように構成されている。
また、下側特別電動役物54の下方には、チューリップ式電動役物で構成される第2始動口55が配置されている。この第2始動口55は、遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、開放された後、再び第2始動口55に1個入賞すると閉じられるように構成されている。そして、第2始動口55には、この第2始動口55への入賞を検出する第2始動口スイッチ55A(図7参照)が設けられて、所定個数(例えば、10個である。)の賞球が上皿8に払い出されるように構成されている。
また、このセンター役物48の左側には、上下方向に3個の各入賞口57、58、59が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口57、58、59への入賞を検出する各入賞口スイッチ57A、58A、59A(図7参照)が設けられて、所定個数(例えば、5個である。)の賞球が上皿8に払い出されるように構成されている。
また、入賞口58の左側には、遊技領域42の周縁部に3個の識別図柄を変動表示する特別図柄表示装置61が配設されている。この特別図柄表示装置61は、3個の7セグメントLEDで構成され、後述のように第1始動口49への入賞に基づいて3個の識別図柄が変動表示される(図11参照)。
また、この特別図柄表示装置61の直下には普通図柄を表示する普通図柄表示装置62が配設されている。この普通図柄表示装置62は、2個のLEDで構成され、ゲート52のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄が変動表示され、即ち、左右交互に点滅表示される。そして、このゲート52にパチンコ球が入って、普通図柄表示装置62が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、左側のLEDが点灯して、右側のLEDが消灯して停止した場合等)には、第2始動口55が所定時間(本実施例では、約0.5秒〜6秒間)開かれ、この第2始動口55にパチンコ球が入賞する確率が増加する。
一方、センター役物48の左右には各風車64〜67が回転自在に設けられている。また、センター役物48の直下にはレール43に沿ってアウト口68が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
続いて、前記遊技盤41に設けられたセンター役物48について図4乃至図6に基づいて説明する。
図4乃至図6に示すように、センター役物48の上端中央部には、案内部47から転動落下したパチンコ球が入球する第1始動口49が設けられている。また、この第1始動口49への入球を検出する第1始動口スイッチ49Aが設けられている。
また、第1始動口49に入ったパチンコ球をステージ71の底面外周部へ案内する案内通路部72と、ステージ71の底面の中央部に形成されて略円形の外周を有し、下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状の凹み部73と、この凹み部73の底面部に穿設される排出口74に接続されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通する排出通路75が設けられている。また、この排出口74のパチンコ球の通過を検出する排出口スイッチ74Aが設けられている。そして、案内通路部72から転動落下して凹み部73に入った入球は、入ったときの転動速度に対応して凹み部73上を周回後、徐々に速度が遅くなり、排出口74に落下する。その後、この排出口74に落下した入球は、排出通路75を経て遊技盤41の裏面に排出される。
また、ステージ71の下側には、演出用メダル50が配設され、該演出用メダル50の上下端縁部の外周部には、それぞれ軸部77、78が半径方向外側に立設されている。また、下側の軸部78には、外周部にギヤ79が形成された回転軸80が連結され、演出用メダル50は該回転軸80及び軸部77を介して回転可能に枢支されている。また、演出用メダル50の下側には、ステッピングモータで構成されるメダル用モータ82が配設されている。そして、回転軸80に形成されたギヤ79は、メダル用モータ82のモータ軸に設けられたギヤ83に歯合している。また、この演出用メダル50の背面側は、半球状に膨出したカバー部材85で覆われている。これにより、メダル用モータ82を所定ステップ数回転させることによって、演出用メダル50の表面又は裏面を遊技者側に表示した状態で停止させることができる。
また、センター役物48の前面部には、演出用メダル50の下側に、大当たり遊技のラウンド数を表す大当たりメータ87が設けられている。この大当たりメータ87の背面側には、ステッピングモータで構成されるメータ用モータ88が配設されている。また、大当たりメータ87のメータ針87Aは、このメータ用モータ88のモータ軸に連結され、回転可能に設けられている。
ここで、後述のように、排出口74をパチンコ球が通過すると演出用メダル50が回転する。その後、大当たりになった場合には、演出用メダル50は「V」の字が形成された表面で停止し、メータ針87Aは、MAX側に回転して、大当たり遊技の最大ラウンド数(本実施例では、最大ラウンド数は160ラウンドである。)を表す。そして、大当たり遊技の各ラウンドを終了する毎に、メータ針87AはMIN側に回転して、最小目盛りを指した場合には、大当たり遊技が最終ラウンドであることを報知する。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の動作状態を制御する制御回路部の構成について図7に基づき詳細に説明する。
図7に示すように、制御回路部100には、制御回路部100の全体を制御するCPU101と、入力ポート106と、後述する制御プログラムを格納しておくROM102と各種制御処理データ等を格納しておくRAM103と、出力ポート108と、リセット信号を所定時間間隔(本実施例では、約4msec毎である。)で出力するリセット回路105とが設けられ、これらはバス109により相互に接続されている。また、CPU101には、クロック信号を出力するクロック回路110が接続されている。
また、入力ポート106には、第1始動口スイッチ49A、第2始動口スイッチ55A、排出口スイッチ74A、ゲートスイッチ52A、各入賞口スイッチ46A、53A、54A、57A〜59A等が接続されている。
また、出力ポート108には、特別図柄表示装置61及び普通図柄表示装置62を駆動制御する表示装置制御回路111と、上側特別電動役物53、下側特別電動役物54、第2始動口55を開閉駆動する各ソレノイド53B、54B、55Bを駆動制御するソレノイド駆動回路112が接続されている。また、出力ポート108には、メダル用モータ82及びメータ用モータ88を駆動制御するモータ駆動回路113が接続されている。また、出力ポート108には、前面カバー部材4の前面部分に配設される各フルカラーダイオード等を駆動制御するランプ駆動回路114、及び賞球払出装置22が接続されている。
また、図7に示すように、RAM103には、クロック回路110から入力されるクロック信号に基づいて0から2まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値2の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ103Aが設けられている。この大当たりカウンタ103Aのカウント値は、第1始動口スイッチ49Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。
ここで、例えば、通常時は、カウント値「1」が大当たりに対応し、確率変動の遊技状態(以下、「確率変動モード」という。)の場合には、カウント値「1、2」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/3の確率で大当たりが発生し、確率変動モードの場合は、2/3の確率で大当たりが発生する。
また、RAM103には、クロック回路110から入力されるクロック信号に基づいて0から999まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値999の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ103Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ103Bのカウント値は、ゲートスイッチ52Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当りかどうか判断される。
ここで、例えば、通常時は、カウント値「1」が当たりに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1」〜「999」が当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、通常時、即ち、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/1000の確率で当たりが発生し、確率変動動モードの場合は、999/1000の確率で当たりが発生する。
また、普通図柄カウンタ103Bのカウント値に基づいて当たりが抽選された場合には、普通図柄表示装置62が変動後、普通図柄の当たり図柄で停止して表示される。即ち、普通図柄表示装置62が左右交互に点滅表示後、例えば、左側のLEDが点灯して、右側のLEDが消灯して停止する。また、普通図柄カウンタ103Bのカウント値に基づいてハズレが抽選された場合には、普通図柄表示装置62が変動後、普通図柄のハズレ図柄で停止して表示される。即ち、普通図柄表示装置62が左右交互に点滅表示後、例えば、左側のLEDが消灯して、右側のLEDが点灯して停止する。
尚、「大当たり」が抽選された場合には、後述のように、特別図柄表示装置61の3個の識別図柄が変動後、所定の態様、即ち、大当たり図柄で停止して表示される(例えば、「−−−」で停止して表示される。)。また、「大当たり」が抽選された場合には、排出口74をパチンコ球が通過すると演出用メダル50が回転駆動され、「V」の字が形成された表面が停止表示される。その後、後述のように、確率変動モードになり、例えば、ゲート52をパチンコ球が通過すると、「当たり」が999/1000の確率で抽選されて第2始動口55が開放され、この第2始動口55に入賞すると、各特別電動役物53、54が順番に開放される。また、各特別電動役物53、54が順番に開放される回数が所定回数(本実施例では、160回である。)に達するまで確率変動モードが継続し、第2始動口55が開放され易くなると共に、この第2始動口55の開放時間が長くなり(例えば、第2始動口55が最大6秒間開放される。)、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な遊技状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる。
また、RAM103には、クロック回路110から出力されるクロック信号に基づいて0から7まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値7の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ103Cが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ103Cのカウント値は、第1始動口スイッチ49Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきに特別図柄表示装置61が変動後、停止表示される大当たり図柄の組み合わせのパターンを特定する。
例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「−−−」、カウント値「1」が大当たり図柄「1−−」、カウント値「2」が大当たり図柄「−−3」、カウント値「3」が大当たり図柄「−4−」、カウント値「4」が大当たり図柄「−−5」、カウント値「5」が大当たり図柄「6−−」、カウント値「6」が大当たり図柄「−7−」、カウント値「7」が大当たり図柄「−−8」に対応している。尚、各大当たり図柄は、大当たり図柄選択カウンタ103Cの各カウント値に対応してROM102に予め記憶されている。また、各大当たり図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM103には、クロック回路110から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ103Dが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ103Dのカウント値は、第1始動口スイッチ49Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM103には、各カウンタ103A〜103Dのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア103Eが設けられている。
尚、各カウンタ103A〜103D及びパラメータ記憶エリア103Eの各カウント値は、起動時に「0」が代入されて初期化される。
次に、このように構成されたパチンコ機1の遊技の制御処理について図8乃至図14に基づき説明する。ここで、図8の割込プログラムは、電源投入後、一定時間毎(例えば、4msec毎)にリセット信号が入力される毎に作動するものである。尚、図8乃至図14にフローチャートで示される各プログラムはROM102、RAM103に記憶されており、CPU101により実行される。
図8に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU101は、特別図柄表示装置61が変動表示後、大当たり図柄で停止表示されたことを表す大当たりフラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した大当たりフラグがON、即ち、「1」の場合には(S1:YES)、CPU101は、S2の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たりフラグはOFFに設定されている、即ち、大当たりフラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S2において、CPU101は、「大当たり処理」のサブ処理を実行後、S7の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した大当たりフラグがOFF、即ち、「0」の場合には(S1:NO)、CPU101は、S3の処理に移行する。S3において、CPU101は、特別図柄表示装置61の変動表示が開始されたことを表す特別図柄変動中フラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別図柄変動中フラグがON、即ち、「1」の場合には(S3:YES)、CPU101は、S4の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、特別図柄変動中フラグはOFFに設定されている、即ち、特別図柄変動中フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S4において、CPU101は、「特別図柄変動処理」のサブ処理を実行後、S7の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した特別図柄変動中フラグがOFF、即ち、「0」の場合には(S3:NO)、CPU101は、S5の処理に移行する。S5において、CPU101は、第1始動口49又は第2始動口55へのパチンコ球の入賞、即ち、第1始動口スイッチ49A又は第2始動口スイッチ55Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、第1始動口スイッチ49A又は第2始動口スイッチ55Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力された場合には(S5:YES)、CPU101は、S6の処理に移行する。
S6において、CPU101は、「始動口検出処理」のサブ処理を実行後、S7の処理に移行する。
一方、第1始動口スイッチ49A又は第2始動口スイッチ55Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S5:NO)、CPU101は、S7の処理に移行する。
S7において、CPU101は、普通図柄表示装置62が変動後、普通図柄の当たり図柄で停止表示されたことを表す当たりフラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した当たりフラグがON、即ち、「1」の場合には(S7:YES)、CPU101は、S8の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、当たりフラグはOFFに設定されている、即ち、当たりフラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S8において、CPU101は、「当たり処理」のサブ処理を実行後、S13の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した当たりフラグがOFF、即ち、「0」の場合には(S7:NO)、CPU101は、S9の処理に移行する。S9において、CPU101は、普通図柄表示装置62の変動表示が開始されたことを表す普通図柄変動中フラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した普通図柄変動中フラグがON、即ち、「1」の場合には(S9:YES)、CPU101は、S10の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、普通図柄変動中フラグはOFFに設定されている、即ち、普通図柄変動中フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S10において、CPU101は、「普通図柄変動処理」のサブ処理を実行後、S13の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した普通図柄変動中フラグがOFF、即ち、「0」の場合には(S9:NO)、CPU101は、S11の処理に移行する。S11において、CPU101は、ゲート52のパチンコ球の通過、即ち、ゲートスイッチ52Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、ゲートスイッチ52Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力された場合には(S11:YES)、CPU101は、S12の処理に移行する。
S12において、CPU101は、「ゲート検出処理」のサブ処理を実行後、S13の処理に移行する。
また一方、ゲートスイッチ52Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S11:NO)、CPU101は、S13の処理に移行する。
S13において、CPU101は、第1始動口49、第2始動口55、上側特別電動役物53又は下側特別電動役物54等への入賞に対する所定個数の賞球を賞球払出装置22を介して払い出す等、その他の遊技処理を実行後、当該処理を終了する。
次に、「大当たり処理」(S2)のサブ処理について図9に基づいて説明する。
図9に示すように、先ず、S21において、CPU101は、2ラウンド目フラグをRAM103から読み出してONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した2ラウンド目フラグがOFF、即ち、「0」の場合には(S21:NO)、CPU101は、S22の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、2ラウンド目フラグはOFFに設定されている、即ち、2ラウンド目フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S22において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S22:NO)、CPU101は、S25の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、特別役物開放代数Fには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
一方、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」の場合には(S22:YES)、CPU101は、S23の処理に移行する。S23において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fに「7500」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S24において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド53Bを駆動して上側特別電動役物53を開放する。
また、S25において、CPU101は、この開放した上側特別電動役物53へのパチンコ球の入賞、即ち、入賞口スイッチ53Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、入賞口スイッチ53Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S25:NO)、CPU101は、S26の処理に移行する。
S26において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S28の処理に移行する。
これにより、例えば、特別役物開放代数Fに「7500」を代入後、4msec毎に当該特別役物開放代数Fが「1」減算された場合には、約30秒後に、特別役物開放代数Fは、「0」になる。即ち、上側特別電動役物53は、入賞しない場合には、最大30秒間開放される。
一方、入賞口スイッチ53Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力された場合には(S25:YES)、CPU101は、S27の処理に移行する。
S27において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、S28の処理に移行する。
そして、S28において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを再度読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S28:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」の場合には(S28:YES)、CPU101は、S29の処理に移行する。
S29において、CPU101は、上側特別電動役物53が開放された状態で所定時間(例えば、約30秒間である。)経過したか、又は、上側特別電動役物53に入賞したと判断して、ソレノイド53Bを停止して上側特別電動役物53を閉鎖する。
続いて、S30において、CPU101は、RAM103から2ラウンド目フラグを読み出し、この2ラウンド目フラグをONにする、即ち、2ラウンド目フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
他方、S21でRAM103から読み出した2ラウンド目フラグがON、即ち、「1」の場合には(S21:YES)、CPU101は、S31の処理に移行する。
S31において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S31:NO)、CPU101は、S34の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」の場合には(S31:YES)、CPU101は、S32の処理に移行する。S32において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fに「7500」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S33において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド54Bを駆動して下側特別電動役物54を開放する。
また、S34において、CPU101は、この開放した下側特別電動役物54へのパチンコ球の入賞、即ち、入賞口スイッチ54Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、入賞口スイッチ54Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S34:NO)、CPU101は、S35の処理に移行する。
S35において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S37の処理に移行する。
これにより、例えば、特別役物開放代数Fに「7500」を代入後、4msec毎に当該特別役物開放代数Fが「1」減算された場合には、約30秒後に、特別役物開放代数Fは、「0」になる。即ち、下側特別電動役物54は、入賞しない場合には、最大30秒間開放される。
一方、入賞口スイッチ54Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力された場合には(S34:YES)、CPU101は、S36の処理に移行する。
S36において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを読み出し、該特別役物開放代数Fに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、S37の処理に移行する。
そして、S37において、CPU101は、RAM103から特別役物開放代数Fを再度読み出し、この特別役物開放代数Fが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」でない場合には(S37:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した特別役物開放代数Fが「0」の場合には(S37:YES)、CPU101は、S38の処理に移行する。
S38において、CPU101は、下側特別電動役物54が開放された状態で所定時間(例えば、約30秒間である。)経過したか、又は、下側特別電動役物54に入賞したと判断して、ソレノイド54Bを停止して下側特別電動役物54を閉鎖する。
続いて、S39において、CPU101は、RAM103から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグをOFFにする、即ち、大当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
その後、S40において、CPU101は、RAM103から2ラウンド目フラグを読み出し、この2ラウンド目フラグをOFFにする、即ち、2ラウンド目フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
次に、「特別図柄変動処理」(S4)のサブ処理について図10に基づいて説明する。
図10に示すように、先ず、S51において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動代数Cを読み出し、この特別図柄変動代数Cが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」でない場合には(S51:NO)、CPU101は、S53の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、特別図柄変動代数Cには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
一方、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」の場合には(S51:YES)、CPU101は、S52の処理に移行する。S52において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動代数Cを読み出し、該特別図柄変動代数Cに「1000」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S53において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動代数Cを再度読み出し、該特別図柄変動代数Cを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S54の処理に移行する。
これにより、例えば、特別図柄変動代数Cに「1000」を代入後、4msec毎に当該特別図柄変動代数Cが「1」減算された場合には、約4秒後に、特別図柄変動代数Cは、「0」になる。即ち、特別図柄表示装置61は、約4秒間変動表示される。
そして、S54において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動代数Cを読み出し、この特別図柄変動代数Cが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」でない場合には(S54:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した特別図柄変動代数Cが「0」の場合には(S54:YES)、CPU101は、S55の処理に移行する。S55において、CPU101は、所定時間(例えば、約4秒間である。)経過したと判定して、RAM103から特別図柄変動中フラグ読み出し、この特別図柄変動中フラグをOFFにする、即ち、特別図柄変動中フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S56において、CPU101は、RAM103から大当たり判定フラグを読み出し、この大当たり判定フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した大当たり判定フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S56:NO)、CPU101は、S57の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たり判定フラグはOFFに設定されている、即ち、大当たり判定フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S57において、CPU101は、第1始動口49又は第2始動口55に入賞したときのハズレ図柄選択カウンタ103Dのカウント値をパラメータ記憶エリア103Eから読み出し、このカウント値に対応するハズレ図柄をROM102から読み出す。そして、CPU101は、ROM102から読み出したハズレ図柄(例えば、「1−3」である。)を表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61に停止表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した大当たり判定フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S56:YES)、CPU101は、S58の処理に移行する。
S58において、CPU101は、RAM103から大当たり判定フラグを読み出し、この大当たり判定フラグをOFFにする、即ち、大当たり判定フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
そして、S59において、CPU101は、第1始動口49又は第2始動口55に入賞したときの大当たり図柄選択カウンタ103Cのカウント値をパラメータ記憶エリア103Eから読み出し、このカウント値に対応する大当たり図柄をROM102から読み出す。そして、CPU101は、ROM102から読み出した大当たり図柄(例えば、「−−−」である。)を表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61に停止表示する。
続いて、S60において、CPU101は、RAM103から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグをONにする、即ち、大当たりフラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。
その後、S61において、CPU101は、RAM103から大当たりの抽選確率が通常遊技状態よりも高い抽選確率の遊技状態(以下、「確変モード」という。本実施例では、後述のように大当たりの抽選確率は、通常遊技状態の場合は、1/3であり、確変モードの場合は、2/3である。)になったことを表す確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した確変フラグがOFFの場合には(S61:NO)、CPU101は、S62の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、確変フラグはOFFに設定されている、即ち、確変フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S62において、CPU101は、RAM103から確変フラグを再度読み出し、この確変フラグをONにする、即ち、確変フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。
一方、RAM103から読み出した確変フラグがONの場合には(S61:YES)、CPU101は、S63の処理に移行する。
続いて、S63において、CPU101は、RAM103から大当たりが抽選された連続回数を表す大当たり回数代数Eを読み出し、該大当たり回数代数Eが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した大当たり回数代数Eが「0」の場合には(S63:YES)、CPU101は、S64の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たり回数代数Eには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
S64において、CPU101は、RAM103から大当たり回数代数Eを読み出し、該大当たり回数代数Eに「160」を代入して、再度RAM103に記憶する。
一方、RAM103から読み出した大当たり回数代数Eが「0」でない場合には(S63:NO)、CPU101は、S65の処理に移行する。
そして、S65において、CPU101は、RAM103から大当たり回数代数Eを読み出し、該大当たり回数代数Eを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S66の処理に移行する。これにより、大当たりが抽選された連続回数が160回に達した場合には、この大当たり回数代数Eは「0」になる。
続いて、S66において、CPU101は、CPU101は、RAM103から大当たり回数代数Eを読み出し、該大当たり回数代数Eが「0」か否か、即ち、大当たりが抽選された連続回数が160回に達したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大当たり回数代数Eが「0」でない場合、即ち、大当たりが抽選された連続回数が160回に達していない場合には(S66:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した大当たり回数代数Eが「0」の場合には(S66:YES)、CPU101は、S67の処理に移行する。
S67において、CPU101は、RAM103から確変フラグを再度読み出し、この確変フラグをOFFにする、即ち、確変フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S68において、CPU101は、RAM103から普通図柄表示装置62の変動時間が通常変動時間(例えば、約4秒間である。)の約1/10になる遊技状態(以下、「時短モード」という。)になったことを表す時短フラグを読み出し、該時短フラグをONにする、即ち、時短フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
次に、「始動口検出処理」(S6)のサブ処理について図11に基づいて説明する。
図11に示すように、先ず、S81において、CPU101は、RAM103から特別図柄変動中フラグ読み出し、この特別図柄変動中フラグをONにする、即ち、特別図柄変動中フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。また同時に、CPU101は、大当たりカウンタ103A、大当たり図柄選択カウンタ103C及びハズレ図柄選択カウンタ103Dの各カウント値を読み込み、パラメータ記憶エリア103Eに記憶する。
続いて、S82において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した時短フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S82:YES)、CPU101は、S83の処理に移行する。
S83において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグをOFFにする、即ち、この時短フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
一方、RAM103から読み出した時短フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S82:NO)、CPU101は、S84の処理に移行する。
続いて、S84において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eから大当たりカウンタ103Aのカウント値を読み出して大当たり代数Aに代入してRAM103に記憶後、この大当たり代数Aが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、大当たり代数Aには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
そして、大当たり代数Aが「1」の場合には(S84:YES)、CPU101は、S87の処理に移行する。
また一方、大当たり代数Aが「1」でない場合には(S84:NO)、CPU101は、S85の処理に移行する。
S85において、CPU101は、RAM103から確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、この確変フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、確変フラグがOFFの場合、即ち、確変フラグが「0」の場合には(S85:NO)、CPU101は、S88の処理に移行する。従って、確変フラグがOFFの場合、即ち、通常遊技状態の場合には、大当たりの抽選確率は、1/3になる。
一方、確変フラグがONの場合、即ち、確変フラグが「1」の場合には(S85:YES)、CPU101は、S86の処理に移行する。
S86において、CPU101は、大当たり代数AをRAM103から読み出し、この大当たり代数Aが「2」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大当たり代数Aが「2」の場合には(S86:YES)、CPU101は、S87において、大当たりが抽選されたと判断して、RAM103から大当たり判定フラグを読み出し、この大当たり判定フラグをONにし、即ち、大当たり判定フラグに「1」を代入して再度RAM103に記憶する。従って、確変フラグがONの場合、即ち、確変モードの遊技状態の場合には、大当たりの抽選確率は、2/3になる。
その後、S88において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して特別図柄表示装置61の変動表示を開始後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S7の処理に移行する。
次に、「当たり処理」(S8)のサブ処理について図12に基づいて説明する。
図12に示すように、先ず、S101において、CPU101は、第2始動口開放代数Gを読み出し、この第2始動口開放代数Gが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した第2始動口開放代数Gが「0」でない場合には(S101:NO)、CPU101は、S107の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、第2始動口開放代数Gには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
一方、RAM103から読み出した第2始動口開放代数Gが「0」の場合には(S101:YES)、CPU101は、S102の処理に移行する。
S102において、CPU101は、RAM103から確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した確変フラグがONの場合には(S102:YES)、CPU101は、S103の処理に移行する。
S103において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、この第2始動口開放代数Gに「1500」を代入して、再度RAM103に記憶後、S106の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した確変フラグがOFFの場合には(S102:NO)、CPU101は、S104の処理に移行する。
S104において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した時短フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S104:YES)、CPU101は、上記S103の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した時短フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S104:NO)、CPU101は、S105の処理に移行する。
S105において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、この第2始動口開放代数Gに「125」を代入して、再度RAM103に記憶後、S106の処理に移行する。
続いて、S106において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド55Bを駆動して第2始動口55を開放する。
そして、S107において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、該第2始動口開放代数Gを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S108の処理に移行する。
S108において、CPU101は、第2始動口55へのパチンコ球の入賞、即ち、第2始動口スイッチ55Aからのパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そして、第2始動口スイッチ55Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力された場合には(S108:YES)、CPU101は、S109の処理に移行する。
S109において、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、該第2始動口開放代数Gに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、S111の処理に移行する。
一方、第2始動口スイッチ55Aからパチンコ球の検出信号が、入力ポート106を介して入力されていない場合には(S108:YES)、CPU101は、S110の処理に移行する。
S110において、CPU101は、RAM103から第2始動口開放代数Gを読み出し、該第2始動口開放代数Gが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した該第2始動口開放代数Gが「0」でない場合には(S110:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した該第2始動口開放代数Gが「0」の場合には(S110:YES)、CPU101は、S111の処理に移行する。
S111において、CPU101は、ソレノイド駆動回路112を介してソレノイド55Bを停止し、第2始動口55を閉鎖する。これにより、例えば、第2始動口開放代数Gに「1500」を代入後、4msec毎に当該第2始動口開放代数Gが「1」減算された場合には、約6秒後に、第2始動口開放代数Gは、「0」になる。即ち、確変モード又は時短モードの場合には、第2始動口55は、入賞しない場合には、最大約6秒間開放される。一方、第2始動口開放代数Gに「125」を代入後、4msec毎に当該第2始動口開放代数Gが「1」減算された場合には、約0.5秒後に、第2始動口開放代数Gは、「0」になる。即ち、通常遊技状態の場合には、第2始動口55は、入賞しない場合には、最大約0.5秒間開放される。
その後、S112において、CPU101は、RAM103から当たりフラグを読み出し、この当たりフラグをOFFにする、即ち、当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
次に、「普通図柄変動処理」(S10)のサブ処理について図13に基づいて説明する。
図13に示すように、先ず、S121において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動代数Dを読み出し、この普通図柄変動代数Dが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」でない場合には(S121:NO)、CPU101は、S123の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、普通図柄変動代数Dには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
一方、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」の場合には(S121:YES)、CPU101は、S122の処理に移行する。S122において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動代数Dを読み出し、該普通図柄変動代数Dに「1000」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S123において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動代数Dを再度読み出し、該普通図柄変動代数Dを「1」減算して、再度RAM103に記憶後、S124の処理に移行する。
これにより、例えば、普通図柄変動代数Dに「1000」を代入後、4msec毎に当該普通図柄変動代数Dが「1」減算された場合には、約4秒後に、普通図柄変動代数Dは、「0」になる。即ち、普通図柄表示装置62は、約4秒間変動表示される。
そして、S124において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動代数Dを読み出し、この普通図柄変動代数Dが「0」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」でない場合には(S124:NO)、CPU101は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した普通図柄変動代数Dが「0」の場合には(S124:YES)、CPU101は、S125の処理に移行する。S125において、CPU101は、所定時間(例えば、約4秒間である。)経過したと判定して、RAM103から普通図柄変動中フラグ読み出し、この普通図柄変動中フラグをOFFにする、即ち、普通図柄変動中フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
続いて、S126において、CPU101は、RAM103から当たり判定フラグを読み出し、この当たり判定フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した当たり判定フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S126:NO)、CPU101は、S127の処理に移行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、当たり判定フラグはOFFに設定されている、即ち、当たり判定フラグには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
そして、S127において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して普通図柄表示装置62の変動表示をハズレを表す態様で停止表示後(例えば、CPU101は、普通図柄表示装置62の左側のLEDを消灯して、右側のLEDを点灯して停止表示する。)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した当たり判定フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S126:YES)、CPU101は、S128の処理に移行する。
S128において、CPU101は、RAM103から当たり判定フラグを読み出し、この当たり判定フラグをOFFにする、即ち、当たり判定フラグに「0」を代入して、再度RAM103に記憶する。
そして、S129において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して普通図柄表示装置62の変動表示を当たりを表す態様で停止表示する(例えば、CPU101は、普通図柄表示装置62の左側のLEDを点灯して、右側のLEDを消灯して停止表示する。)。
続いて、S130において、CPU101は、RAM103から当たりフラグを読み出し、この当たりフラグをONにする、即ち、大当たりフラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
次に、「ゲート検出処理」(S12)のサブ処理について図14に基づいて説明する。
図14に示すように、先ず、S141において、CPU101は、RAM103から普通図柄変動中フラグ読み出し、この普通図柄変動中フラグをONにする、即ち、普通図柄変動中フラグに「1」を代入して、再度RAM103に記憶する。また同時に、CPU101は、普通図柄カウンタ103Bのカウント値を読み込み、パラメータ記憶エリア103Eに記憶する。
続いて、S142において、CPU101は、パラメータ記憶エリア103Eから普通図柄カウンタ103Bのカウント値を読み出して普通当たり代数Bに代入してRAM103に記憶後、この普通当たり代数Bが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
尚、パチンコ機1の起動時には、普通当たり代数Bには「0」が代入されてRAM103に記憶されている。
そして、普通当たり代数Bが「1」の場合には(S142:YES)、CPU101は、S147の処理に移行する。
一方、普通当たり代数Bが「1」でない場合には(S142:NO)、CPU101は、S143の処理に移行する。
S143において、CPU101は、RAM103から時短フラグを読み出し、この時短フラグがONか否か、即ち、「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した時短フラグがONの場合、即ち、「1」の場合には(S143:YES)、CPU101は、S145の処理に移行する。
また一方、RAM103から読み出した時短フラグがOFFの場合、即ち、「0」の場合には(S143:NO)、CPU101は、S144の処理に移行する。
S144において、CPU101は、RAM103から確変フラグを読み出し、この確変フラグがONか否か、即ち、この確変フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、確変フラグがOFFの場合、即ち、確変フラグが「0」の場合には(S144:NO)、CPU101は、S148の処理に移行する。従って、確変フラグがOFFの場合、即ち、通常遊技状態の場合には、普通図柄の当たりの抽選確率は、1/1000になる。
一方、確変フラグがONの場合、即ち、確変フラグが「1」の場合には(S144:YES)、CPU101は、S145の処理に移行する。
S145において、CPU101は、RAM103から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグがONか否か、即ち、この大当たりフラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大当たりフラグがONの場合には(S145:YES)、CPU101は、S148の処理に移行する。従って、大当たりフラグがONの場合、即ち、大当たり遊技が終了していない場合には、普通図柄の当たりの抽選確率は、1/1000になる。
また一方、大当たりフラグがOFFの場合には(S145:NO)、CPU101は、S146の処理に移行する。
S146において、CPU101は、普通当たり代数BをRAM103から読み出し、この普通当たり代数Bが「2」〜「999」のいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM103から読み出した普通当たり代数Bが「2」〜「999」のうちのいずれでもない場合、即ち、普通当たり代数Bが「0」の場合には(S146:NO)、CPU101は、S148の処理に移行する。
一方、RAM103から読み出した普通当たり代数Bが「2」〜「999」のうちのいずれかの場合には(S146:YES)、CPU101は、S147の処理に移行する。
S147において、CPU101は、当たりが抽選されたと判断して、RAM103から当たり判定フラグを読み出し、この当たり判定フラグをONにし、即ち、当たり判定フラグに「1」を代入して再度RAM103に記憶する。従って、確変フラグがON又は時短フラグがONで大当たりフラグがOFFの場合、即ち、確変モード又は時短モードの遊技状態で、且つ、大当たり遊技中でない場合には、普通図柄の当たりの抽選確率は、999/1000になる。
続いて、S148において、CPU101は、表示装置制御回路111を介して普通図柄表示装置62の変動表示を開始後、即ち、普通図柄表示装置62の左右交互の点滅表示を開始後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、S13の処理に移行する。
ここで、第1始動口49は、第1始動口として機能する。また、第1始動口スイッチ49Aは、第1検出手段として機能する。また、上側特別電動役物53と下側特別電動役物54は、可変入賞装置、普通電動役物を構成する。また、入賞口スイッチ53Aと入賞口スイッチ54Aは、第2検出手段、第5検出手段を構成する。また、第2始動口55は、第2始動口として機能する。また、第2始動口スイッチ55Aは、第3検出手段として機能する。また、ゲート52は、通過装置として機能する。また、ゲートスイッチ52Aは、第4検出手段として機能する。また、CPU101、ROM102及びRAM103は、大当たり判定手段、当たり判定手段、第1制御手段、第2制御手段、第3制御手段、第4制御手段を構成する。また、ROM102及びRAM103は、抽選確率記憶手段を構成する。CPU101及びRAM103は、回数カウンタを構成する。
以上説明したとおり、パチンコ機1によれば、第1始動口49に入賞して大当たりが抽選された場合には、確変モードに設定される。また、遊技領域42の右側領域に配置されるゲート52のパチンコ球通過に基づいて、各特別電動役物53、54が1回ずつ開放される大当たり遊技の回数が160回に達するまで、999/1000の抽選確率で普通図柄の当たりが抽選される(S10、S12)。そして、普通図柄の当たりが抽選された場合には、遊技領域42の右側領域の各特別電動役物53、54の下側に配置された第2始動口55が長時間(例えば、約6秒間である。)開放されて、パチンコ球が入賞しやすい状態に設定される(S8)。続いて、第2始動口55への入賞に基づいて大当たりが抽選された場合には、遊技領域の右側領域の上下方向に配置された各特別電動役物53、54が上から順に1回ずつ長時間(例えば、最大約30秒間である。)開放されるように設定される(S1〜S6)。また、160回目の大当たり遊技が終了後、非確変モードに設定されるが、1回だけ時短モードに設定されると共に、最初の普通図柄の当たりの抽選は、999/1000の抽選確率で抽選された後、通常遊技状態に戻る(S12)。
これにより、第1始動口49への入賞に基づいて大当たりが抽選された場合には、各特別電動役物53、54が上から順に1回ずつ長時間開放される大当たり遊技の回数が160回に達するまで、遊技領域42の右側領域に配置されたゲート52、第2始動口55及び各特別電動役物53、54にパチンコ球が入賞するように、発射力の強い状態で遊技を続行しても、遊技者は、発射装置の微調整を繰り返すことなく第2始動口55に容易に入賞させて、各特別電動役物53、54をパチンコ球が入賞しやすい状態にすることが可能となり、遊技者に有利となる遊技を連続して楽しむことが可能となる。
また、第2始動口55への入賞に基づいて大当たりが抽選された場合には、遊技領域42の右側領域の上下方向に配置された各特別電動役物53、54が上から順に開放されてパチンコ球が入賞しやすい状態に設定されるため、遊技者が発射力の強い状態で遊技を続行しても、各特別電動役物53、54及び第2始動口55が上から順に繰り返し開放されて、パチンコ球が入賞しやすい状態に設定されているかのように遊技者に見せることが可能となる。
更に、160回目の大当たり遊技が終了後、最初の普通図柄の当たりの抽選は、999/1000の抽選確率で普通図柄の当たりが抽選されるため、第2始動口55が高確率で開放されるため、遊技者が発射力の強い状態で遊技を続行しても、大当たりを連続して獲得する可能性が高くなり、遊技者の興味を強く引きつけることが可能となる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記実施例では、第2始動口55が各特別電動役物53、54の下側に配置したが、第2始動口55をゲート52の下側に配置し、この第2始動口55の下側に各特別電動役物53、54を配置してもよい。また、第2始動口55の下側に各特別電動役物53、54を配置した場合には、第2始動口55への入賞に基づいて大当たりが抽選された際には、先ず、一番下に配置される下側特別電動役物54が1回開放された後、その上側に配置される上側特別電動役物53が1回開放されるように駆動制御してもよい。
これにより、各特別電動役物53、54及び第2始動口55が下から順に繰り返し開放されて、パチンコ球が入賞しやすい状態に設定されているかのように遊技者に見せることが可能となる。
(B)上記実施例では、確変モードの際に、第2始動口55に入賞して大当たりが抽選された場合には、各特別電動役物53、54が1回ずつ順次開放されたが、各特別電動役物53、54を順番に2回繰り返して開放するように構成してもよい。また、この場合には、各特別電動役物53、54が上から順番に2回繰り返して開放される大当たり遊技の回数が80回に達した場合には、非確変モードに設定するように構成してもよい。これにより、遊技者は、更に短時間で多くの賞球を獲得することが可能となり、遊技の興趣をより増大させることが可能となる。
1・・・パチンコ機、48・・・センター役物、49・・・第1始動口、49A・・・第1始動口スイッチ、52・・・ゲート、52A・・・ゲートスイッチ、53・・・上側特別電動役物、54・・・下側特別電動役物、53A、54A・・・入賞口スイッチ、53B、54B、55B・・・ソレノイド、55・・・第2始動口、55A・・・第2始動口スイッチ、61・・・特別図柄表示装置、62・・・普通図柄表示装置、101・・・CPU、102・・・ROM、103・・・RAM、111・・・表示装置制御回路、112・・・ソレノイド駆動回路。

Claims (1)

  1. 遊技領域の左右方向中央部に配設されて、遊技球が入球可能な第1始動口と、
    前記遊技領域の右側領域のみに配設されて、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能で通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定される可変入賞装置と、
    前記遊技領域の右側領域に配設されて、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能で通常時は遊技球が入賞しにくい状態に設定される第2始動口と、
    前記遊技領域の右側領域に配設されて、遊技球が通過可能な通過装置と、
    前記第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて大当たりが抽選されたか否かを判定する大当たり判定手段と、
    前記通過装置の遊技球通過に基づいて当たりが抽選されたか否かを判定する当たり判定手段と、
    前記当たりに関する状態として通常状態と該通常状態よりも遊技者に有利な有利状態とを記憶する当たり抽選状態記憶手段と、
    前記大当たり判定手段によって大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記当たりに関する状態として前記有利状態に設定するように制御する第1制御手段と、
    前記通常状態にて当たりが抽選された場合には、前記第2始動口を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第2制御手段と、
    前記有利状態にて当たりが抽選された場合には、前記第2制御手段よりも遊技者に有利な条件で、前記第2始動口を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第3制御手段と、
    前記大当たり判定手段によって大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記可変入賞装置を遊技球が入賞しやすい状態に設定するように制御する第4制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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