JP2001314577A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001314577A
JP2001314577A JP2000137328A JP2000137328A JP2001314577A JP 2001314577 A JP2001314577 A JP 2001314577A JP 2000137328 A JP2000137328 A JP 2000137328A JP 2000137328 A JP2000137328 A JP 2000137328A JP 2001314577 A JP2001314577 A JP 2001314577A
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predetermined
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Application number
JP2000137328A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takeuchi
正博 竹内
Yoshio Wakana
芳生 若菜
Makoto Tayui
誠 田結
Hidekatsu Takeuchi
英勝 竹内
Seiichi Yanagawa
誠市 梁川
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Takeya Co Ltd
Original Assignee
Takeya Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大当たり図柄を表示させることができない場
合でも遊技者に期待感を抱かせることができ、かつ、遊
技者間の公平性を確保することのできる遊技機の提供。 【解決手段】 始動入賞口に遊技球が入賞すると(S
1:YES)、乱数を抽出し(S3)、それが大当たり
乱数である場合は、大当たり表示を行って大当たり処理
を実行する(S11,S15)。大当たり乱数でなくて
も、上記乱数が補助遊技に対応した乱数である場合は、
補助遊技表示を行って、確変,賞球増加,時短等の補助
遊技処理を指令する(S9,S17)。このため、大当
たりが得られない遊技者にも補助遊技が実行される期待
感を抱かせることができ、かつ、大当たりが得られた遊
技者との間で獲得できる賞球の格差を抑制することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、詳し
くは、図柄変動信号に基づいて図柄を変動表示した後停
止し、その停止後の図柄に応じて遊技者にとって有利な
遊技を実行する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の遊技機の一例として
種々のパチンコ機が知られている。例えば、始動入賞口
に遊技球が入賞すると第1図柄表示手段(例えば液晶表
示装置)における第1図柄(特別図柄)が所定時間変動
した後停止し、その停止後の図柄が大当たり図柄となっ
たとき、大入賞口を開く等の第1特別遊技を実行するも
のが知られている。また、この第1特別遊技が実行され
たとき、遊技者にとって更に有利な第2特別遊技を実行
することも考えられる。
【0003】この第2特別遊技としては、例えば、始動
入賞口への入賞時に上記第1図柄が大当たり図柄で停止
される確率を高めるいわゆる確変、始動入賞口の羽根
(チューリップ)を開くための普通図柄表示手段におけ
る普通図柄の変動時間を短縮すると共に上記羽根が開か
れる期間を延長するいわゆる時短、等の種々の遊技が考
えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第2特
別遊技は第1特別遊技が実行されたときにしか実行され
る可能性がないため、液晶表示装置に大当たり図柄が表
示されて第1特別遊技が実行されるまでは、遊技者は単
調な遊技を強いられていた。また、大当たり図柄を表示
させることができた遊技者とできなかった遊技者との間
では、獲得できる賞球の格差が極めて大きくなり、不公
平が生じていた。
【0005】そこで、本発明は、大当たり図柄を表示さ
せることができない場合でも遊技者に期待感を抱かせる
ことができ、かつ、遊技者間の公平性を確保することの
できる遊技機の提供を目的としてなされた。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達するためになされた請求項1記載の発明は、図柄変
動信号に基づいて第1図柄を変動表示し、続いて上記第
1図柄を停止させる第1図柄表示手段と、該第1図柄表
示手段が上記停止によって表示した上記第1図柄が所定
の大当たり図柄であるとき、遊技者にとって有利な第1
特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段と、を備えた
遊技機において、上記図柄変動信号に基づいて第2図柄
を表示する第2図柄表示手段と、該第2図柄表示手段が
表示した上記第2図柄が所定の図柄であるとき、遊技者
にとって有利な上記第1特別遊技とは異なる補助遊技を
実行する補助遊技実行手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】このため、本発明では、第1図柄表示手段
は、図柄変動信号に基づいて第1図柄を変動表示し、続
いてその第1図柄を停止させる。そして、第1図柄表示
手段が上記停止によって表示した第1図柄が所定の大当
たり図柄であるとき、第1特別遊技実行手段は、遊技者
にとって有利な第1特別遊技を実行する。
【0008】また、上記図柄変動信号に基づいて、第2
図柄表示手段は第2図柄を表示し、その第2図柄表示手
段が表示した上記第2図柄が所定の図柄であるとき、補
助遊技実行手段は、遊技者にとって有利な上記第1特別
遊技とは異なる補助遊技を実行する。このため、第1図
柄表示手段に大当たり図柄を表示させることができない
場合でも、第2図柄表示手段に上記所定の図柄を表示さ
せることができれば、遊技者は補助遊技が実行されるこ
とによって有利に遊技を続けることができる。
【0009】従って、本発明では、大当たり図柄を表示
させることができない遊技者にも上記補助遊技が実行さ
れる期待感を抱かせることができ、かつ、大当たり図柄
を表示させることができた遊技者とできなかった遊技者
との間で獲得できる賞球の格差が大きくなるのを抑制す
ることができる。よって、本発明では、全ての遊技者に
常に期待感を持たせて遊戯に熱中させることができ、か
つ、遊技者間の公平性も良好に確保することができる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成に加え、上記第1図柄表示手段が表示する第1図柄が
特定表示態様になった場合にのみ、上記第2図柄表示手
段が上記所定の図柄を表示し得ることを特徴としてい
る。多くの遊技者は、上記第1特別遊技を期待している
ため第1図柄表示手段に注目しがちである。そこで、本
発明では、第1図柄表示手段が表示する第1図柄が特定
表示態様になった場合にのみ、第2図柄表示手段が上記
所定の図柄を表示し得るようにしている。このため、第
2図柄が上記所定の図柄となって補助遊技が実行される
可能性があることを遊技者は第1表示手段の表示態様に
基づいて知ることができ、上記第1図柄表示手段への注
目が阻害されない。従って、本発明では、請求項1記載
の発明の効果に加えて、遊技者を一層遊技に集中させる
ことができるといった効果が生じる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成に加え、上記第1特別遊技が実行されたと
き、遊技者にとって更に有利な第2特別遊技を所定の確
率で実行する第2特別遊技実行手段を、更に備え、上記
補助遊技実行手段が、上記補助遊技として、上記所定の
確率を上昇させることを特徴としている。
【0012】本発明では、上記補助遊技として、第1特
別遊技から更に有利な第2特別遊技へ移行する確率が上
昇されるので、遊技者は、一度大当たり図柄を表示させ
ることができれば極めて多量の賞球を獲得することがで
きるかもしれないと期待して遊技を続行することができ
る。従って、本発明では、請求項1または2記載の発明
の効果に加えて、遊技を一層スリルと興奮に溢れたもの
とすることができ、遊技者を一層遊技に集中させること
ができるといった効果が生じる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の構成に加え、入賞口に遊技球が入賞した
ときに賞球を払い出す賞球払い出し手段を、更に備え、
上記補助遊技実行手段が、上記補助遊技として、少なく
とも一つの入賞口に遊技球が入賞したときの上記賞球払
い出し手段による賞球の払い出し個数を増加させること
を特徴としている。
【0014】本発明では、上記補助遊技として、少なく
とも一つの入賞口に遊技球が入賞したときの賞球の払い
出し個数が増加されるので、その補助遊技実行時には遊
技者は遊技球を大量に減らすことなく遊技を続けること
ができ、延いては、手持ちの遊技球で大当たり図柄を表
示させることができるかも知れないとの期待を遊技者に
抱かせることができる。従って、本発明では、請求項1
〜3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、遊技者に
一層良好に期待を持たせて遊戯に熱中させることができ
るといった効果が生じる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかに記載の構成に加え、上記補助遊技実行手段が、
上記補助遊技として、上記第1図柄表示手段が上記第1
図柄を上記大当たり図柄で停止させる確率を上昇させる
ことを特徴としている。本発明では、上記補助遊技とし
て、上記第1図柄表示手段が上記第1図柄を上記大当た
り図柄で停止させる確率を上昇させるいわゆる確変を実
行している。このため、遊技を続行して大当たり図柄を
表示させたいという気持ちに遊技者を駆り立て、遊技者
を遊技に一層熱中させることができる。また、遊技者に
遊技の続行を促すことによって、その遊技機の稼働率も
向上させることができる。従って、本発明では、請求項
1〜4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、遊技者
を一層良好に遊技に熱中させると共に遊技機の稼働率を
一層良好に向上させることができるといった効果が生じ
る。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の構成に加え、普通図柄を可変表示する普
通図柄表示手段と、該普通図柄表示手段に所定の図柄が
表示されたとき遊技球の入賞が所定期間容易になると共
に遊技球が入賞したときに上記図柄変動信号を発生する
始動入賞口と、を更に備え、上記補助遊技実行手段が、
上記補助遊技として、上記普通図柄表示手段が表示する
上記普通図柄の変動時間を短縮し、その普通図柄表示手
段に上記所定の図柄が表示される確率を高めると共に、
上記所定期間を延長することを特徴としている。
【0017】本発明は、普通図柄表示手段が可変表示す
る普通図柄が所定の図柄となったとき、チューリップを
開く等の動作によって始動入賞口への遊技球の入賞を所
定期間容易にし、その始動入賞口へ遊技球が入賞したと
きに上記図柄変動信号が発生して第1図柄表示手段が第
1図柄を変動表示する遊技機に適用されている。
【0018】そして、本発明では、上記補助遊技とし
て、上記普通図柄表示手段が表示する上記普通図柄の変
動時間を短縮し、その普通図柄表示手段に上記所定の図
柄が表示される確率を高めると共に上記所定期間を延長
している。このため、補助遊技実行時には、遊技者は遊
技球を大量に減らすことなく遊技を続けることができ
る。よって、遊技者は充分に時間をかけて遊技を楽しむ
ことができ、持ち玉の減りが少ない間に大当たり図柄を
表示させたいという気持ちに駆られて遊技に熱中するこ
とができる。従って、本発明では、請求項1〜5のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、遊技者を一層良好に
遊技に熱中させることができるといった効果が生じる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項6記載の構
成に加え、上記補助遊技の実行中に上記普通図柄が所定
回変動したとき、上記補助遊技実行手段が実行中の上記
補助遊技を中止することを特徴としている。本発明で
は、補助遊技として上記普通図柄の変動時間を短縮し、
上記所定の図柄が表示される確率を高めると共に上記所
定期間を延長している間に、普通図柄が所定回変動する
と上記補助遊技が中止される。このため、第1図柄表示
手段に大当たり図柄を表示させることはおろか第2図柄
表示手段に上記所定の図柄を表示させることもできなか
った遊技者と、第2図柄表示手段に上記所定の図柄を表
示させて補助遊技を楽しんだ遊技者との間の公平性を良
好に確保することができる。従って、本発明では、請求
項6記載の発明の効果に加えて、遊技者間の公平性を一
層良好に確保することができるといった効果が生じる。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項1〜7のい
ずれかに記載の構成に加え、上記補助遊技の実行中に上
記第1図柄表示手段が上記第1図柄を所定回変動表示し
たとき、上記補助遊技実行手段が実行中の上記補助遊技
を中止することを特徴としている。
【0021】本発明では、補助遊技の実行中に第1図柄
表示手段が第1図柄を所定回変動表示したときにその補
助遊技が中止される。このため、第1図柄表示手段に大
当たり図柄を表示させることはおろか第2図柄表示手段
に上記所定の図柄を表示させることもできなかった遊技
者と、第2図柄表示手段に上記所定の図柄を表示させて
補助遊技を楽しんだ遊技者との間の公平性を良好に確保
することができる。従って、本発明では、請求項1〜7
のいずれかに記載の発明の効果に加えて、遊技者間の公
平性を一層良好に確保することができるといった効果が
生じる。特に、本発明を請求項5記載の発明と組み合わ
せた場合、補助遊技としての確変が所定回で中止される
ので一層良好に公平性を確保することができる。
【0022】なお、遊技球の始動入賞口への入賞時また
は遊技球の所定ゲート通過時に図柄変動信号が発生する
遊技機では、所定個の遊技球が上記入賞または通過をな
したときに補助遊技を中止する構成を採用してもよく、
この場合も本発明とほぼ同様の作用・効果が生じる。但
し、この種の遊技機では、第1図柄の変動中に上記入賞
または通過があった場合にそれが図柄変動信号として反
映されない可能性があるので、本発明のように第1図柄
の変動表示回数そのものに基づいて補助遊技を中止した
方が公平性を一層良好に確保することができる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の構成に加え、上記補助遊技の実行中に上
記第1特別遊技が実行されたとき、上記補助遊技実行手
段が実行中の上記補助遊技を中止することを特徴として
いる。第1特別遊技が実行されると、遊技者はほぼ満足
する。このため、補助遊技を継続して遊技者に期待感を
抱かせておく必要性は少ない。そこで、本発明では、補
助遊技の実行中に第1特別遊技が実行されたとき、その
補助遊技を中止している。従って、本発明では、請求項
1〜8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、補助遊
技が必要以上に継続されるのを防止して上記公平性を一
層良好に確保することができるといった効果が生じる。
【0024】請求項10記載の発明は、始動入賞口の入
賞に基づいて乱数を発生する乱数発生手段を、更に備
え、上記第2図柄表示手段が、上記乱数発生手段が発生
した乱数に対応した上記第2図柄を表示する請求項1〜
9のいずれかに記載の遊技機であって、上記補助遊技の
実行中に上記乱数発生手段が上記所定の図柄に対応した
乱数を発生したとき、上記補助遊技実行手段が実行中の
上記補助遊技を中止することを特徴としている。
【0025】本発明では、第2図柄表示手段は、図柄変
動信号の発生に応じて乱数発生手段が発生した乱数に対
応した第2図柄を表示し、補助遊技の実行中に乱数発生
手段が上記所定の図柄に対応した乱数を発生したとき、
その補助遊技が中止される。乱数発生手段が上記所定の
図柄に対応した乱数を発生したときは、その所定の図柄
が表示されて新たな補助遊技が開始されるので、現在の
補助遊技を継続して遊技者に期待感を抱かせておく必要
性は少ない。そこで、本発明では、このような場合に補
助遊技を中止している。従って、本発明では、請求項1
〜9のいずれかに記載の発明の効果に加えて、補助遊技
が必要以上に継続されるのを防止して、上記公平性を一
層良好に確保することができるといった効果が生じる。
【0026】請求項11記載の発明は、請求項1〜10
のいずれかに記載の構成に加え、上記補助遊技実行手段
が実行する補助遊技の形態を、遊技者の所望に応じて選
択する補助遊技選択手段を、更に備えたことを特徴とし
ている。本発明では、補助遊技選択手段によって、遊技
者の所望に応じて補助遊技の形態を選択することができ
る。このため、本発明では遊技者の嗜好を一層良好に反
映した遊技を実行することができ、請求項1〜10のい
ずれか記載の発明の効果に加えて、遊技者を一層遊技に
集中させることができるといった効果が生じる。
【0027】なお、本発明の形態としては、補助遊技が
1種類のみ実行可能な遊技機にあっては実行すべき補助
遊技を選択可能としたものであってもよく、補助遊技を
複数種類実行可能な遊技機にあっては、各補助遊技が実
行される確率の順位または同時に実行される補助遊技の
組み合わせを設定可能としたものであってもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面と共に説明する。図1は、本発明が適用された遊技機
としてのパチンコ機2の遊技域4及びその周辺を示す正
面図である。このパチンコ機2は、遊技盤面に設けられ
た遊技域4の中央上部に、様々な画像を表示する液晶表
示装置6を備えており、その液晶表示装置6の左右に
は、普通図柄始動ゲート8が設けられている。この普通
図柄始動ゲート8を遊技球が通過すると普通図柄表示手
段としての7セグメント表示器10の表示が変化し、そ
の表示が所定の数字で停止すると、液晶表示装置6の下
方に設けられた始動入賞口12の羽根12aが開放され
る。始動入賞口12の更に下方には、遊技球を極めて受
け入れ易い状態に開放可能な大入賞口14が設けられ、
更に、遊技域4には多数の他の入賞口16が設けられて
いる。
【0029】液晶表示装置6は、3列の特別図柄が変動
表示される特別図柄表示領域6aと、宝箱18が表示さ
れる宝箱表示領域6bとを有し、更に、その上部には、
特別図柄の変動表示中に始動入賞口12へ遊技球が入賞
するとその入賞回数に応じた数(最大4個)だけ赤色に
発光する保留LED6cが4個設けられている。
【0030】また、パチンコ機2には、上記各入賞口1
2,14,16への遊技球の入賞を図示しないセンサで
検出すると共にその入賞に応じた賞球を払い出す賞球払
い出し手段としての賞球制御部20が設けられ、図2に
示すように、前述の液晶表示装置6,7セグメント表示
器10,大入賞口14,及び始動入賞口12と共に電子
制御回路30の入出力インタフェース31に接続されて
いる。電子制御回路30は、CPU32,ROM33,
RAM34,及び入出力インタフェース31をバスライ
ン35で接続してなる周知のマイクロコンピュータとし
て構成され、液晶表示装置6等を次のように制御してい
る。
【0031】次に、この電子制御回路30が実行する処
理を、図3〜図5のフローチャートを用いて説明する。
図3は、電子制御回路30の処理のメインルーチンとし
ての遊技処理を表すフローチャートである。なお、図3
は遊技処理の内、本発明に関連の深い部分を表してお
り、電子制御回路30は、電源投入後この処理を繰り返
し実行する。
【0032】処理を開始すると電子制御回路30は、先
ず、S1(Sはステップを表す:以下同様)にて、始動
入賞口12への入賞時に発生される図柄変動信号として
の始動信号が発生しているか否かを判断する。発生して
いない場合は(S1:NO)、そのままS1にて待機
し、始動信号が発生した場合は(S1:YES)、続く
S3へ移行する。S3では、周知のループカウンタを用
いて乱数を抽出してS5へ移行する。なお、S3以降の
処理中に始動入賞口12への他の入賞があると、前述の
ように保留LED6cを赤色に発光させ、S3と同様に
乱数を抽出する処理が割り込みルーチンとして実行され
る。このように赤色に発光している保留LED6cがあ
る場合は、S1ではその保留LED6cを一つ消灯する
と共に即座に肯定判断してS3へ移行し、既に乱数抽出
済みであるのでS3はそのまま通過してS5へ移行す
る。
【0033】S5では、特別図柄表示領域6aの特別図
柄を変動表示し、続くS7にて、S3で抽出された乱数
に応じてその特別図柄を停止表示する。ここで、S3で
は0〜320の間から任意に乱数が抽出され、その値に
応じて、液晶表示装置6の表示状態が次のように対応付
けられている。なお、各乱数に対応したパチンコ機2に
対する制御の詳細は後述する。
【0034】.大当たり乱数:特別図柄表示領域6a
には「」等のように3列の図柄が揃って表示され
る。また、このとき、宝箱表示領域6bの宝箱18から
は「V」の文字を出現させる。
【0035】.100回図柄が変動するまで高確率
(通常時の2倍)状態とすべき乱数:特別図柄表示領域
6aには図1に例示するような周知のリーチ表示を行
い、宝箱18からリンゴの図柄を出現させる。 .50回図柄が変動するまで高確率(通常時の4倍)
状態にすべき乱数:特別図柄表示領域6aには上記リー
チ表示を行い、宝箱18からはイチゴの図柄を出現させ
る。
【0036】.入賞に対する賞球の払い出し個数を一
律に15球とすべき乱数:特別図柄表示領域6aには上
記リーチ表示を行い、宝箱18からはバナナの図柄を出
現させる。 .100回図柄が変動するまでの間に大当たりしたと
きの確率変動突入率を2倍とすべき乱数:特別図柄表示
領域6aには上記リーチ表示を行い、宝箱18からはブ
ドウの図柄を出現させる。
【0037】.200回図柄が変動するまで普通図柄
の当たり確率上昇、普通図柄変動時間短縮、及び始動入
賞口開時間延長状態とすべき乱数:特別図柄表示領域6
aには上記リーチ表示を行い、宝箱18からはメロンの
図柄を出現させる。
【0038】.はずれ乱数:特別図柄表示領域6aの
図柄は揃わず、宝箱18からも何も出現させない。な
お、〜の乱数に対しては、図1に例示するようにそ
の乱数の意義(後述の補助遊技の形態)をコメントで表
示してもよい。この〜の乱数を抽出した場合は、特
別図柄表示領域6aには3桁の不揃いの数字が表示され
る。
【0039】続くS9では、S3にて抽出された乱数に
対応して、液晶表示装置6に上記リンゴ,イチゴ,バナ
ナ,ブドウ,またはメロンの図柄(以下、補助遊技表示
と総称する)が表示されたか否かを判断する。補助遊技
表示がなされていない場合は(S9:NO)、S11に
て大当たり乱数に対応した大当たり表示がなされたか否
かを判断し、大当たり表示もなされていない場合、すな
わち外れの場合は(S11:NO)、後述する補助遊技
の実行中であるか否かを判断する(S13)。
【0040】補助遊技の実行中でない場合は(S13:
NO)、前述のS1へ移行し、再び始動信号が発生する
まで待機する。そして、このS1〜S13のループ処理
中に、大当たり表示がなされた場合は(S11:YE
S)、S15にて大当たり処理を実行した後再びS1へ
移行し、補助遊技表示がなされた場合は(S9:YE
S)、S17にて表示に応じた補助遊技処理を指令した
後S1へ移行する。
【0041】図4は、S15にて実行される大当たり処
理の詳細を表すフローチャートである。図4に示すよう
に、この処理で電子制御回路30は、先ず、S31にて
後述の特定大当たり処理を解除し、続くS33では補助
遊技処理を解除する。更に、続くS35では、この大当
たり処理の開始時にリセットされる開放回数カウンタを
一つインクリメントし、続いて、タイマをセットし(S
37)、大入賞口14を開放する(S39)。
【0042】続くS41では、S37にてセットされた
タイマが30秒以上計時したか否かを判断し、計時して
いない場合は(S37:NO)、S43へ移行して大入
賞口14への入賞個数が10個以上に達したか否かを判
断する。S43でも否定判断した場合は再びS41へ移
行し、このS41,S43のループ処理により、S41
またはS43のいずれかで肯定判断するまで待機する。
【0043】上記タイマが30秒以上計時するか上記入
賞個数が10個以上に達するかすると(S41:YE
S,または,S43:YES)、S45へ移行して継続
入賞スイッチがONされているか否かを判断する。継続
入賞スイッチがONされている場合は(S45:YE
S)、S47にて上記開放回数カウンタ(S35参照)
が15未満であるか否かを判断し、15未満の場合は
(S47:YES)、S49にて大入賞口14を一旦閉
口した後、前述のS35へ移行する。
【0044】この処理により、継続入賞スイッチがON
されている場合は(S45:YES)、S35〜S49
のループ処理を15回繰り返して大入賞口14が15回
開閉される。こうして開放回数カウンタが15に達した
とき(S47:NO)、または、継続入賞スイッチがO
Nされていなかった場合は(S45:NO)、S51に
て大入賞口14を閉口した後S53へ移行し、前述のS
3にて抽出した乱数が特定大当たり乱数であるか否かを
判断する。そして、特定大当たり乱数の場合は(S5
3:YES)次に述べる特定大当たり処理(S55)を
実行した後、特定大当たり乱数でない場合は(S53:
NO)そのまま、それぞれ図3のS1へ移行する。な
お、特定大当たり処理を実行するか否かは、S3とは別
に新たに乱数を発生して決定してもよい。
【0045】図5は、特定大当たり処理の詳細を表すフ
ローチャートである。図5に示すように、この処理で
は、先ず、大当たり乱数を変更して大当たり表示がなさ
れる確率を増加させ(S61)、前述のS5による特定
図柄の変動表示時間を短縮する(S63)。続いて、普
通図柄始動ゲート8を遊技球が通過したときに抽出され
る乱数に対する普通図柄当たり乱数(7セグメント表示
器10の表示を上記所定の数字で停止すべき乱数)を変
更して、始動入賞口12の羽根12aが開放される確率
を増加させる(S65)。例えば、普通図柄の当たり確
率を10分の1から10分の5まで上昇させる。続い
て、上記遊技球の通過時における7セグメント表示器1
0の図柄変動時間(普通図柄変動時間)を短縮し(S6
7)、更に、7セグメント表示器10に上記所定の数字
が表示された場合に羽根12aを開いておく時間(始動
入賞口開時間)を延長して(S69)、図3のS1へ移
行する。S69では、例えば、始動入賞口開時間を0.
2秒から2秒まで延長する。
【0046】続いて、S17にて指令される補助遊技処
理の詳細について説明する。この処理は、宝箱18から
出現させた図柄(補助遊技表示)に応じて、別ルーチン
によって次のように実行される。補助遊技表示がリンゴ
である場合(上記の乱数抽出時)、S5にて特別図柄
を変動させた回数を計数する図柄変動カウンタ(初期値
0)をRAM34の所定領域に設ける。この図柄変動カ
ウンタは、後述のS71(図3参照)にて、上記図柄の
変動(S5)が一回行われる毎に一つずつインクリメン
トされ、本補助遊技処理は図柄変動カウンタが100に
達するまで継続される。但し、図4のS33にて補助遊
技処理が解除された場合は、本処理は即座に中止される
ことはいうまでもない。この補助遊技処理では、上記大
当たり乱数(の乱数)を変更して大当たり表示がなさ
れる確率(大当たり確率)を2倍とする。例えば、32
1分の1であった大当たり確率を321分の2にする。
すなわち、この場合の補助遊技処理はいわゆる確率変更
処理である。
【0047】補助遊技表示がイチゴである場合(上記
の乱数抽出時)、この補助遊技処理は、補助遊技表示が
リンゴである場合と同様の処理であるが、図柄変動カウ
ンタが50に達するまでしか継続されない点と、大当た
り確率を4倍にする点とで異なる。
【0048】補助遊技表示がバナナである場合(上記
の乱数抽出時)、大当たり表示がなされてS33が実行
されるまで、入賞球1球に対する賞球の払い出し個数
を、通常5球であるところを15球に変更する。なお、
この補助遊技処理でも、上記補助遊技処理と同様に図柄
変動カウンタによる中止を行ってもよい。また、全ての
入賞口12,16に対して賞球の払い出し個数を増加さ
せるのではなく、賞球の払い出し個数を変更する入賞口
をランダムに抽選するようにしてもよい。この場合、遊
技の興趣を一層増大させることができる。
【0049】補助遊技表示がブドウである場合(上記
の乱数抽出時)、この補助遊技処理では、図柄変動カウ
ンタが100回を計数するまでの間に大当たり乱数を抽
出した場合に、前述の特定大当たりとなる確率を上昇す
る。すなわち、前述のS53にて否定判断する確率と肯
定判断する確率との比が1:1に設定されていた乱数
を、1:2の比を有する乱数に変更する。
【0050】補助遊技表示がメロンである場合(上記
の乱数抽出時)、この補助遊技処理では、普通図柄始動
ゲート8を遊技球が通過する回数を計数するカウンタ
(初期値0)をRAM34の所定領域に設ける。このカ
ウンタは上記遊技球の通過によって普通図柄用の乱数が
発生する毎に一つずつインクリメントされ、そのカウン
タ値が200に達するか大当たりが発生してS33が実
行されるまで本補助遊技処理は継続される。本補助遊技
処理では、前述のS65〜S69と同様の処理が実行さ
れ、普通図柄の当たり確率上昇,普通図柄変動時間短
縮,及び始動入賞口開時間の延長がなされる。
【0051】図3に戻って、このような補助遊技処理が
指令されると(S17)、その処理の実行中はS13に
て肯定判断するようになる。すると、始動信号が発生し
て乱数の抽出及び特別図柄の変動表示がなされる毎に
(S3,S5)、その乱数が補助遊技表示にも大当たり
表示にも対応しない限り(S9:NO,S11:N
O)、処理はS13からS71へ移行する。S71で
は、前述の図柄変動カウンタを一つインクリメントし、
続くS73にて、前述のように各補助遊技毎に設定され
た所定値以上にカウンタ値が増加したか否かを判断す
る。カウンタ値が所定値未満の場合は(S73:N
O)、S1へ移行する。そして、このようにS1〜S7
3の処理を繰り返し実行する間にカウンタ値が上記所定
値以上となると(S73:YES)、S75にて対応す
る補助遊技処理を解除してS1へ移行する。
【0052】なお、S1〜S73のループ処理中には他
の補助遊技表示がなされる場合がある(S9:YE
S)。この場合は、遊技者にとって有利となる補助遊技
を指令してもよく、実行中の補助遊技処理を解除して新
たな補助遊技処理を指令してもよく、実行中の補助遊技
処理を解除することなく複数の補助遊技を並行して実行
してもよい。なお、特定大当たり処理中は補助遊技は停
止するようになっている。
【0053】後者のように複数の補助遊技を並行して実
行する場合、S71では各補助遊技処理に対して設けら
れた図柄変動カウンタを個々にインクリメントし、その
いずれかの図柄変動カウンタが上記所定以上となった場
合は、S73にて肯定判断してS75へ移行し、対応す
る補助遊技処理のみを解除する。また、上記の乱数に
対応する補助遊技処理では始動信号の有無に関わらずに
インクリメントされるカウンタを用いているが、その補
助遊技処理が実行中の場合はS73にて上記カウンタの
値を読み出して所定値(上記例では200)との比較判
断を行う。
【0054】このように、本実施の形態のパチンコ機2
では、始動信号発生時に抽出した乱数が所定の値である
場合に宝箱表示領域6bにリンゴ等の補助遊技表示を行
い、その表示に応じて大当たり処理とは異なる補助遊技
処理を実行している。このため、特別図柄表示領域6a
に大当たり表示がなされない場合でも、上記補助遊技表
示を表示させることができれば、遊技者は上記補助遊技
処理が実行されることによって有利に遊技を続けること
ができる。従って、大当たり表示を表示させることがで
きない遊技者にも上記補助遊技処理が実行される期待感
を抱かせることができ、かつ、大当たり表示を表示させ
ることができた遊技者とできなかった遊技者との間で獲
得できる賞球の格差が大きくなるのを抑制することがで
きる。よって、全ての遊技者に常に期待感を持たせて遊
戯に熱中させることができ、かつ、遊技者間の公平性も
良好に確保することができる。
【0055】また、個別の補助遊技処理に関しては、例
えば、補助遊技表示がリンゴまたはイチゴである場合
(上記またはの乱数抽出時)は、大当たり確率を増
加させることができる。この場合、遊技を続行して大当
たり表示を表示させたいという気持ちに遊技者を駆り立
て、遊技者を遊技に一層熱中させることができる。ま
た、遊技者に遊技の続行を促すことによって、パチンコ
機2の稼働率も向上させることができる。
【0056】補助遊技表示がバナナである場合(上記
の乱数抽出時)は、少なくとも一つの入賞口に遊技球が
入賞したときの賞球の払い出し個数が増加されるので、
その補助遊技実行時には遊技者は遊技球を大量に減らす
ことなく遊技を続けることができ、延いては、手持ちの
遊技球で大当たり表示を表示させることができるかも知
れないとの期待を遊技者に抱かせて一層遊技に熱中させ
ることができる。
【0057】また、補助遊技表示がブドウである場合
(上記の乱数抽出時)は、大当たり処理から更に有利
な確変,特定大当たり処理へ移行する確率が上昇される
ので、遊技者は、一度大当たり表示を表示させることが
できれば極めて多量の賞球を獲得することができるかも
しれないと期待して遊技を続行することができる。従っ
て、この場合、遊技を一層スリルと興奮に溢れたものと
することができ、遊技者を一層遊技に集中させることが
できる。
【0058】更に、補助遊技表示がメロンである場合
(上記の乱数抽出時)は、普通図柄始動ゲート8を遊
技球が通過したときに始動入賞口12の羽根12aを開
放する確率が増加されると共に、その羽根12aを開放
するか否かを決定付ける普通図柄の変動時間が短縮さ
れ、更に、羽根12aを開いておく時間も延長される。
このため、この補助遊技実行時には、遊技者は遊技球を
大量に減らすことなく遊技を続けることができる。よっ
て、遊技者は充分に時間をかけて遊技を楽しむことがで
き、持ち玉の減りが少ない間に大当たり図柄を表示させ
たいという気持ちに駆られて遊技に熱中することができ
る。
【0059】また、リンゴ,イチゴ,またはブドウの補
助遊技表示に対応する補助遊技処理では特別図柄が所定
回変動表示したときに、メロンの補助遊技表示に対応す
る補助遊技処理では普通図柄が所定回変動したときに、
それぞれ処理を中止(解除)している。このため、大当
たり表示はおろか補助遊技表示を表示させることもでき
なかった遊技者と、補助遊技表示を表示させて上記補助
遊技を楽しんだ遊技者との間の公平性を良好に確保する
ことができる。しかも、上記回数は補助遊技の内容と深
い関連を有するので、公平性を一層良好に確保すること
ができる。
【0060】また、大当たりが発生すると遊技者はほぼ
満足する。そこで、本実施の形態では、いずれの補助遊
技も、大当たりの発生時にはそれぞれ中止している(S
33)。このため、本実施の形態では、補助遊技が必要
以上に継続されるのを防止して、上記公平性を一層良好
に確保することができる。この効果は、前述のように補
助遊技中に他の補助遊技表示がなされたときに実行中の
補助遊技を解除する場合にも同様に生じる。すなわち、
他の補助遊技表示がなされて新たな補助遊技が開始され
る場合は、それまで実行していた補助遊技を継続して遊
技者に期待感を抱かせておく必要性は少ない。上記処理
を採用した場合、補助遊技が必要以上に継続されるのを
防止して、上記公平性を一層良好に確保することができ
る。
【0061】なお、上記実施の形態において、S15が
第1特別遊技実行手段に、S17,S33,及びS75
が補助遊技実行手段に、S55が第2特別遊技実行手段
に、S3が乱数発生手段に、それぞれ相当する処理であ
る。また、特別図柄表示領域6aが第1図柄表示手段
に、宝箱表示領域6bが第2図柄表示手段に、それぞれ
相当し、各領域に表示される図柄の全体が、それぞれ第
1図柄または第2図柄に相当する。更に、本発明は上記
実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができ
る。
【0062】例えば、上記実施の形態では、補助遊技の
終了条件として、.特別図柄が所定回変動表示したと
き、.普通図柄が所定回変動表示したとき、.大当
たりが発生したとき、及び、.他の補助遊技を行うべ
き乱数がS3にて抽出されたとき、を採用しているが、
他の終了条件を採用することもできる。例えば、補助遊
技の開始からの時間をタイマにて計時してその時間が所
定時間に達したときや、S3にて所定の乱数が抽出され
たとき(すなわち、補助遊技の実行中に乱数発生手段が
所定の乱数を発生したとき)に補助遊技を中止するよう
にしてもよい。
【0063】また、上記実施の形態では補助遊技とし
て、.大当たり確率の上昇(確率変動)、.賞球の
払い出し個数の増加、.確率変動突入率の上昇、及
び、.普通図柄の当たり確率を高確率にすると共に、
普通図柄の変動時間を短縮し始動入賞口開時間を延長、
を採用しているが、他の補助遊技を採用することもでき
る。例えば、始動入賞口以外にも羽根(チューリップ)
を有する入賞口がある場合は、それらの羽根を全て開い
てもよい。また、通常は賞球が払い出されない普通図柄
始動ゲート8等のいわゆるスルーチャッカーを通過した
遊技球に対しても賞球を払い出すようにしてもよい。
【0064】更に、上記終了条件と補助遊技とは、上記
実施の形態の組み合わせに限らず、種々の組み合わせを
採用することができ、一つの補助遊技に対して複数の終
了条件を組み合わせたり、所定の条件が成立したとき
(例えばS3にて所定の乱数を抽出したとき)には複数
の補助遊技が同時に実行されるようにしてもよい。例え
ば、賞球数の増加と確率変動とが同時に実行されると、
玉持ちがよくなって当たり易くなる。
【0065】また、上記実施の形態では、S3にて抽出
した乱数に基づいて補助遊技を実行するか否かを決定し
ているが、補助遊技を実行するか否かを決定するための
ループカウンタを別途設け、S3とは独立の処理によっ
て抽出した乱数に基づいて補助遊技を実行するか否かを
決定してもよい。
【0066】また更に、上記実施の形態では、特別図柄
表示領域6aにリーチ表示を行った後に補助遊技表示を
行っているが、特別図柄表示領域6aに表示される3列
の図柄の内いずれか二つが一致したときに補助遊技表示
を行ってもよく、特別図柄表示領域6aにおける表示と
は全く無関係に補助遊技表示を行ってもよい。更に、宝
箱表示領域6bでも特別図柄表示領域6aと同様の変動
表示を独立して実行し、停止時の表示に基づいて補助遊
技の種類や実行するか否かを決定してもよい。
【0067】但し、多くの遊技者は、大当たりを期待し
ているため特別図柄表示領域6aに注目しがちである。
そこで、上記実施の形態のように、特別図柄表示領域6
aに表示される図柄が特定の表示態様になった場合にの
み補助遊技表示を行って補助遊技を実行し得るようにす
れば、次のような効果が得られる。すなわち、この場
合、補助遊技が実行される可能性があることを、遊技者
は特別図柄表示領域6aの表示態様に基づいて知ること
ができ、その特別図柄表示領域6aへの注目が阻害され
ない。従って、この場合、遊技者を一層遊技に集中させ
ることができる。
【0068】更に、上記補助遊技の形態は、遊技者の所
望に応じて選択可能としてもよい。例えば、上記各補助
遊技毎に選択スイッチを設けてもよく、図6に例示する
ような画面を液晶表示装置6に表示してカーソルKを自
動的に(例えば1秒間隔で)移動させ、所望の補助遊技
に対応したアイコンI(絵は省略)が指示された時点で
遊技者が確定スイッチを押下するようにしてもよい。
【0069】このように補助遊技を選択可能とした場
合、遊技者の所望に応じて補助遊技の形態を選択するこ
とができるので遊技者の嗜好を一層良好に反映した遊技
を実行することができ、延いては、遊技者を一層遊技に
集中させることができる。なお、上記補助遊技の選択
は、上記実施の形態のように複数種類の補助遊技を実行
可能なパチンコ機にあっては各補助遊技が実行される確
率の順位または同時に実行される補助遊技の組み合わせ
を設定するものであってもよく、補助遊技を1種類のみ
実行可能なパチンコ機にあってはその実行される補助遊
技を選択するものであってもよい。
【0070】更に、本発明はパチンコ遊技機に限定され
るものではなく、第1図柄表示手段に大当たり図柄が表
示されたときに遊技者にとって有利な第1特別遊技を実
行可能な遊技機であれば、パチスロ等種々の遊技機に適
用することができる。また、上記大当たり図柄または所
定の図柄を表示するか否かの決定は、乱数によるもので
なくてもよく、例えば、第1図柄が変動表示を開始した
タイミング等と一対一に対応して決定されてもよい。ま
た更に、乱数〜に対応する補助遊技の各出現割合は
それぞれ均等の割合で構成されてもよいが、各出現割合
に偏りがあるように構成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたパチンコ機の遊技域及び
その周辺を示す正面図である。
【図2】 そのパチンコ機の制御系の構成を表すブロッ
ク図である。
【図3】 その制御系で実行される遊技処理を表すフロ
ーチャートである。
【図4】 その遊技処理における大当たり処理の詳細を
表すフローチャートである。
【図5】 その処理における特定大当たり処理の詳細を
表すフローチャートである。
【図6】 補助遊技の選択画面の一例を表す正面図であ
る。
【符号の説明】
2…パチンコ機 6…液晶表示装置 6
a…特別図柄表示領域 6b…宝箱表示領域 8…普通図柄始動ゲート 1
0…7セグメント表示器 12…始動入賞口 14…大入賞口 1
8…宝箱 20…賞球制御部 30…電子制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梁川 誠市 愛知県春日井市美濃町2丁目102番地 Fターム(参考) 2C088 AA33 AA34 AA36 AA39 AA42 CA27 EB14 EB28 EB44 EB55 EB56

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄変動信号に基づいて第1図柄を変動
    表示し、続いて上記第1図柄を停止させる第1図柄表示
    手段と、 該第1図柄表示手段が上記停止によって表示した上記第
    1図柄が所定の大当たり図柄であるとき、遊技者にとっ
    て有利な第1特別遊技を実行する第1特別遊技実行手段
    と、 を備えた遊技機において、 上記図柄変動信号に基づいて第2図柄を表示する第2図
    柄表示手段と、 該第2図柄表示手段が表示した上記第2図柄が所定の図
    柄であるとき、遊技者にとって有利な上記第1特別遊技
    とは異なる補助遊技を実行する補助遊技実行手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 上記第1図柄表示手段が表示する第1図
    柄が特定表示態様になった場合にのみ、上記第2図柄表
    示手段が上記所定の図柄を表示し得ることを特徴とする
    請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 上記第1特別遊技が実行されたとき、遊
    技者にとって更に有利な第2特別遊技を所定の確率で実
    行する第2特別遊技実行手段を、更に備え、 上記補助遊技実行手段が、上記補助遊技として、上記所
    定の確率を上昇させることを特徴とする請求項1または
    2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 入賞口に遊技球が入賞したときに賞球を
    払い出す賞球払い出し手段を、更に備え、 上記補助遊技実行手段が、上記補助遊技として、少なく
    とも一つの入賞口に遊技球が入賞したときの上記賞球払
    い出し手段による賞球の払い出し個数を増加させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 上記補助遊技実行手段が、上記補助遊技
    として、上記第1図柄表示手段が上記第1図柄を上記大
    当たり図柄で停止させる確率を上昇させることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 普通図柄を可変表示する普通図柄表示手
    段と、 該普通図柄表示手段に所定の図柄が表示されたとき遊技
    球の入賞が所定期間容易になると共に遊技球が入賞した
    ときに上記図柄変動信号を発生する始動入賞口と、 を更に備え、 上記補助遊技実行手段が、上記補助遊技として、上記普
    通図柄表示手段が表示する上記普通図柄の変動時間を短
    縮し、その普通図柄表示手段に上記所定の図柄が表示さ
    れる確率を高めると共に、上記所定期間を延長すること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 上記補助遊技の実行中に上記普通図柄が
    所定回変動したとき、上記補助遊技実行手段が実行中の
    上記補助遊技を中止することを特徴とする請求項6記載
    の遊技機。
  8. 【請求項8】 上記補助遊技の実行中に上記第1図柄表
    示手段が上記第1図柄を所定回変動表示したとき、上記
    補助遊技実行手段が実行中の上記補助遊技を中止するこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技
    機。
  9. 【請求項9】 上記補助遊技の実行中に上記第1特別遊
    技が実行されたとき、上記補助遊技実行手段が実行中の
    上記補助遊技を中止することを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 始動入賞口の入賞に基づいて乱数を発
    生する乱数発生手段を、更に備え、 上記第2図柄表示手段が、上記乱数発生手段が発生した
    乱数に対応した上記第2図柄を表示する請求項1〜9の
    いずれかに記載の遊技機であって、 上記補助遊技の実行中に上記乱数発生手段が上記所定の
    図柄に対応した乱数を発生したとき、上記補助遊技実行
    手段が実行中の上記補助遊技を中止することを特徴とす
    る遊技機。
  11. 【請求項11】 上記補助遊技実行手段が実行する補助
    遊技の形態を、遊技者の所望に応じて選択する補助遊技
    選択手段を、 更に備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    に記載の遊技機。
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