JP2003220231A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003220231A
JP2003220231A JP2002023619A JP2002023619A JP2003220231A JP 2003220231 A JP2003220231 A JP 2003220231A JP 2002023619 A JP2002023619 A JP 2002023619A JP 2002023619 A JP2002023619 A JP 2002023619A JP 2003220231 A JP2003220231 A JP 2003220231A
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JP2002023619A
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Hiroyuki Nakamura
博之 中村
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リーチ状態において、特殊なモードを表示する
ことにより、表示内容を変化に富むものとして、遊技者
の興趣を増大し得る遊技機を提供することにある。 【解決手段】 パチンコ遊技機1は、左側、中側、右側
の変動図柄H1等を表示する液晶表示器19を設ける。
パチンコ遊技機1の各始動口31、38にパチンコ球が
入賞した場合には、液晶表示器19において、左側、中
側及び右側の変動図柄H1等が変動を開始する。2個の
変動図柄H10が揃うリーチ状態になると、リーチ予告
情報X1、X2、X3及びX6または遊技者有利状態予
告情報X4、X5を並んだ状態で同時に表示する。リー
チ予告情報X1、X2、X3及びX6または遊技者有利
状態予告情報X4、X5の一を、サイコロPCの目でも
って指定することにより、選択されたリーチ予告情報X
1の表示態様が変更され、選択されたリーチ予告情報X
1のリーチが実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパチンコ遊
技機等の遊技機に関するものであって、特に図柄表示装
置の表示画面上において、複数の変動図柄のうちの一部
が所定の態様で停止するリーチ状態を経て、複数の変動
図柄の全てが所定の組み合わせで停止した際に、遊技者
にとって有利な遊技状態である遊技者有利状態が発生す
る遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の遊技機は、遊
技盤上に始動入賞口及び特別図柄表示装置等を備えてお
り、特別図柄表示装置は、始動入賞口への入賞に伴っ
て、変動図柄の変動を開始する状態を表示する。そし
て、変動図柄の変動が終了し、その表示結果がリーチ状
態(例えば2個の変動図柄「7」、「7」が停止し、残
りの1個の変動図柄が変動する状態)を経て、予め定め
た大当たり図柄(例えば3個の変動図柄が「7」、
「7」、「7」を表示する状態)となったとき、遊技者
にとって有利な遊技状態(いわゆる大当たり状態)を発
生していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、複数の変動図
柄が、順番に上下方向に変動するに過ぎない表示態様の
場合、遊技者に飽きが生じ、興趣が低下する。本発明
は、上記した問題点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、リーチ状態、または、例えば大当た
り等の遊技者有利状態についての将来の表示演出を知ら
せる通知情報の全てを、図柄表示装置の表示面に並んだ
状態で表示して、これらの内から一個を選択する状態を
表示することから、表示内容が変化に富むものになっ
て、遊技者の興趣を増大し得る遊技機を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る遊技機によれば、複数の変動図柄
を表示面に表示する図柄表示装置を備え、変動図柄の変
動開始後、一部の変動図柄が所定の態様で停止するリー
チ状態(例えば2個の変動図柄「7」、「7」が停止
し、残りの1個の変動図柄が変動する状態)を経て、全
ての変動図柄が所定の組み合わせで(例えば3個の変動
図柄が「7」、「7」、「7」を表示する状態)停止し
た際に、遊技者にとって有利な遊技状態(例えば多くの
賞球が払い出される大当たり状態)が発生する遊技機に
おいて、前記リーチ状態、または前記遊技者有利状態の
将来の表示演出を知らせる通知情報の全てを、前記表示
面に並んだ状態で表示する表示制御手段を備え、前記表
示制御手段は、これら全ての表示の中から、一つが選択
される状態を表示することを特徴とする。それにより、
通知情報として、例えば通常のリーチ状態の発生の可能
性を知らせる通知情報、通常のリーチ状態と異なる表示
演出の特別なリーチ状態の発生の可能性を知らせる通知
情報、または遊技者有利状態の発生の可能性を知らせる
通知情報の全てを、並んだ状態で表示して、これら全て
の通知情報の中の一つが選択される状態を表示するの
で、遊技機の表示内容が変化に富むものになって、遊技
者の興味を引きつけ、遊技者の興趣が増大する。尚、リ
ーチ予告の種類としては、左側及び右側の変動図柄が一
致する通常のリーチ状態以外に、多様な表示態様である
特別なリーチ状態を採用するのが望ましい。
【0005】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載の遊技機において、前記表示制御手段は、前記通知
情報を前記表示面に表示する際に、遊技の展開上不要と
なったものを削除して表示することを特徴とする。この
ような通知情報を表示する際に、例えばリーチCが発生
した場合、遊技の進行上あり得なくなった、リーチ予告
として「リーチA、B」を表示する必要はなく、遊技の
展開上不要となったものを削除して表示するのが望まし
い。そして、通知情報の表示が遊技の展開に伴って変化
すると、斬新なものとなり、遊技機の表示内容が変化に
富むものになるので、遊技者の興味を引きつけ、遊技者
の興趣が増大する。
【0006】また、請求項3に係る発明によれば、請求
項1または請求項2に記載の遊技機において、前記表示
制御手段は、前記リーチ状態の発生前の時点、または前
記リーチ状態から前記遊技者有利状態までの間の時点
で、前記通知情報を前記図柄表示装置の表示面に表示す
ることを特徴とする。このようなリーチ状態の発生前の
時点、または前記リーチ状態から前記遊技者有利状態ま
での間の時点で通知情報を表示するので、これから発生
する遊技内容に対する期待感を高め、遊技者の興味を引
きつけ、遊技者の興趣が増大する。
【0007】また、請求項4に係る発明によれば、請求
項1乃至請求項3のいずれか一に記載の遊技機におい
て、前記表示制御手段は、前記通知情報を前記表示面に
表示しない場合があることを特徴とする。この遊技機で
よく遊技する遊技者は、通知情報が表示面に表示された
段階で、通知情報に対応する表示演出が分かり、その遊
技に対する興味が薄れるおそれがあるが、表示演出上、
通知情報を表示しない状態があると、通知情報の役割を
果たさず遊技演出が分からないため、遊技機の表示内容
が変化に富むものになって、遊技者の興味を引きつけ、
遊技者の興趣が増大する。
【0008】また、請求項5に係る発明によれば、請求
項1乃至請求項4のいずれか一に記載の遊技機におい
て、前記表示制御手段は、通知情報の全てが並んだ状態
を表示面に表示するが、並んだ通知情報から選択されな
い状態を表示することを特徴とする。この遊技機でよく
遊技する遊技者は、通知情報が表示面に表示された段階
で、通知情報に対応する表示演出が分かり、その遊技に
対する興味が薄れるおそれがあるが、表示演出上、通知
情報のうちの選択されない状態を表示すると、通知情報
の役割を果たさず遊技演出が分からないため、遊技機の
表示内容が変化に富むものになって、遊技者の興味を引
きつけ、遊技者の興趣が増大する。
【0009】また、請求項6に係る発明によれば、請求
項1乃至請求項5のいずれか一に記載の遊技機におい
て、前記表示制御手段は、表示面に表示された通知情報
の中から選択された際に、その通知情報の遊技内容を表
示をすることを特徴とする。それにより、通知情報に対
応する表示演出が実行されるので、遊技機の表示内容が
変化に富むものになって、遊技者の興味を引きつけ、遊
技者の興趣が増大する。
【0010】また、請求項7に係る発明によれば、請求
項6に記載の遊技機において、前記表示制御手段は、前
記通知情報と選択された表示演出とが異なる表示をする
ことを特徴とする。この遊技機を利用してよく遊技する
遊技者は、通知情報が表示面に表示された段階で、通知
情報に対応する表示演出が分かり、その遊技に対する興
味が薄れるおそれがあるが、通知情報と選択された表示
演出とが異なる場合があるため、遊技者に意外感を持た
せ、遊技に対する興味が薄れることなく、遊技者の興趣
が増大する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。このパチンコ遊技機1の上方
には、遊技盤2が設けられている。パチンコ遊技機1の
下方において、賞球を受ける上皿3がプレート4に配設
され、このプレート4はスピーカ3Aを内蔵している。
その上皿3の下には、上皿3から溢れたパチンコ球を受
ける下皿5が配設されている。また、プレート4の下方
には、発射装置(図示せず)用の操作ハンドル6が設け
られており、上皿3上のパチンコ球が、上皿3に連通す
る球送り機構(図示せず)を介して、発射装置(図示せ
ず)へ送られるように構成されている。その上皿3は、
賞球払出装置73(図3参照)を介して払い出される賞
球を受けることができる。
【0012】また、遊技盤2の両肩部には、賞球払い出
し表示用及び球切れ表示用ランプ10、10が設けられ
ている。遊技盤2の前側は、金属製のガラス扉9により
被覆されており、このガラス扉9は、ヒンジ部材等を介
して開閉自在となる内枠に取り付けられている。そのた
め、遊技者はかかるガラス扉9を通して、遊技盤2上の
遊技領域11を見ることができる。また、ガラス扉9の
上部には、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプ
7が取り付けられており、ガラス扉9の周囲には、「当
たり」を表示する当たり表示ランプ8、8が取り付けら
れている。また、遊技盤2の裏面には、特別図柄表示装
置及び賞球払出装置に係る制御等を行う主基板71及び
賞球制御基板72等(図3参照)が設けられている。
【0013】次に、所定厚さの板材からなる遊技盤2上
の遊技領域11の構成について、図2を参照して説明す
る。遊技盤2は、後述する入賞口、特別図柄表示装置、
電動役物及びゲート等の各種構造物を配設している。具
体的には、遊技盤2上の遊技領域11を囲むように環状
のレール12が遊技盤2上に立設されている。このレー
ル12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案
内する案内路13を構成し、遊技盤2上の右肩部には、
レール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制
限するための段差部14が配設されている。遊技領域1
1のほぼ中央に設けられた開口部の前面側には、図柄表
示装置としての特別図柄表示装置18が配設されてい
る。この特別図柄表示装置18は、映像表示用の液晶表
示器19を備え、この液晶表示器19が遊技盤2の開口
部に裏面側から取り付けられる。この液晶表示器19
は、その背景画面上に、左側の変動図柄、中側の変動図
柄、及び右側の変動図柄を3つ表示する。この左側、中
側、右側に並ぶ3個の変動図柄が液晶表示器19の上下
方向にそれぞれ変動する。また、その液晶表示器19の
右下角部には、左右に二分割された普通図柄(例えば
「0」乃至「9」の数字)を表示する普通図柄表示部2
0が設けられている。一方、特別図柄表示装置18の左
側には、飾り風車23が設けられ、特別図柄表示装置1
8の右側には、飾り風車24が設けられている。また、
各飾り風車23及び特別図柄表示装置18の間には、通
常の風車25が設けられ、また、各飾り風車24及び特
別図柄表示装置18の間には、通常の風車26が設けら
れている。また、特別図柄表示装置18の両肩側には、
電飾ランプ付きの風車27、28が設けられている。
【0014】また、特別図柄表示装置18の直下には、
液晶表示器19の特別図柄変動開始用の第1始動口31
が配設されている。また、第1始動口31の左右には、
普通図柄表示部20の普通図柄変動開始用の各ゲート3
2、33が配設されている。そして、これら第1始動口
31、各ゲート32、33の下側には、特別入賞装置4
1が配設されており、この特別入賞装置41は、遊技者
にとって有利な特定遊技状態(いわゆる大当たり)を発
生させる際に利用する。その特別入賞装置41には、第
2開閉扉37で前面部を覆われる第2始動口38が上方
側に形成される他に、第2始動口38よりも横幅が広く
開口し、第1開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口4
0が下方側に形成されている。この第1始動口31に設
けられた第1始動口スイッチ31A(図3参照)が、パ
チンコ球の入賞を検出すると、液晶表示器19の背景画
上に表示されている左側の変動図柄、中側の変動図柄、
及び右側の変動図柄等の特別図柄が変動するように構成
されている。そして、これら特別図柄が変動中に、第1
始動口スイッチ31Aがパチンコ球の入賞を検出した場
合には、主基板71に設けられるRAM77の第1保留
カウンタ77C(図3参照)に、その入賞個数のカウン
ト値を4個まで記憶して、変動確定回数として保留され
る。この第1保留カウンタ77Cに記憶されているカウ
ント値を表示する第1保留LED34が、液晶表示器1
9の両肩部に各々2個ずつ配置されている。
【0015】また、各ゲート32、33に設けられたゲ
ートスイッチ32A、33A(図3参照)は、パチンコ
球の通過を検出する。これらゲートスイッチ32A、3
3Aがパチンコ球の通過を検出すると、普通図柄表示部
20の普通図柄が変動するように構成されている。そし
て、普通図柄の変動中に、各ゲート32、33が入賞し
たことを検出した場合に、主基板71に設けられるRA
M77の第2保留カウンタ77D(図3参照)に、その
入賞個数のカウント値が、4個まで記憶されて変動確定
回数として保留される。この第2保留カウンタ77Dに
記憶されているカウント値を表示する第2保留LED3
5が、液晶表示器19の上側に左右方向に4個配置され
ている。そして、液晶表示器19内の左側の変動図柄、
中側の変動図柄、及び右側の変動図柄が変動を開始した
後、所定時間の変動状態を経過して停止した状態で、3
個の変動図柄が揃う(すなわち、複数の変動図柄が、例
えば「10、10、10」等の予め定めた特定表示結果
となる)と、いわゆる大当たりとなる。この場合、第1
開閉扉39が開いて大入賞口40を開口させ、大入賞口
40内にパチンコ球が入賞しやすくなって、遊技者にと
って有利な特定遊技状態(「いわゆる大当たり」となっ
て、多数の賞球の払い出しが可能となる状態)となる。
その大入賞口40内には、入賞個数カウント用の大入賞
口カウントスイッチ40Aが設けられる他に、「大当た
り」を継続するためのVスイッチ40B(図3参照)が
設けられている。
【0016】また、普通図柄表示部20の普通図柄が変
動開始した後に、所定時間経過して停止して、左右の普
通図柄が所定の組み合わせで並んだ(例えば「3、3」
等の予め定めた特定表示結果となった)場合、第2開閉
扉37が開いて第2始動口38が開口するため、第2始
動口38内にパチンコ球が入賞しやすくなって、賞球の
払い出しという遊技者にとって有利な遊技状態が発生す
る。その第2始動口38には、パチンコ球の入賞を検出
する第2始動口スイッチ38A(図3参照)が設けられ
ている。この第2始動口スイッチ38Aがパチンコ球の
入賞を検出すると、液晶表示器19の背景画上に表示さ
れている左側の変動図柄、中側の変動図柄及び右側の変
動図柄の3つの特別図柄のそれぞれが、液晶表示器19
の上下方向に変動するように構成されている。そして、
特別図柄が変動中に、第2始動口スイッチ38Aが、第
2始動口38内に入賞したことを検出した場合には、入
賞個数が4個までのカウント値が、主基板71に設けら
れるRAM77の第1保留カウンタ77Cに記憶され
る。この特別入賞装置41の両側上方には、電飾ランプ
を付設した下入賞口42、43が配設されている。これ
ら下入賞口42、43は、遊技盤2裏面の賞球樋(図示
せず)に連通されるとともに、この下入賞口42、43
への入賞を検出する下入賞口スイッチ42A、43A
(図3参照)を備えている。また、特別入賞装置41の
直下には、レール12に沿ってアウト口44が開設され
ている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領
域11には、前記各構成物とともに複数の釘(不図示)
が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
【0017】次に、上記のように構成されたパチンコ遊
技機1の制御システムの構成について説明する。パチン
コ遊技機1の制御を司る制御システムは、図3に示すよ
うに、パチンコ遊技機全体を制御する主制御部としての
主基板71と、賞球の払い出しを制御する賞球制御部と
しての賞球制御基板72及び賞球払出装置73と、図柄
表示装置を制御する表示制御部としての表示制御回路部
95とから構成されている。この主基板71には、CP
U75、ROM76、RAM77、入力回路78、及び
出力回路79等が配設されており、これらCPU75、
ROM76、RAM77、入力回路78及び出力回路7
9は、バス線により相互に接続されている。また、CP
U75には、所定のクロック信号を出力するクロック回
路80が接続されている。そのROM76には、CPU
75を制御するためのパラメータや制御プログラムが記
憶されている。そのRAM77には、CPU75を制御
するためのデータ、パラメータ、カウンタ値等が、後述
の態様で記憶される。入力回路78は、外部のスイッチ
から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して
出力する回路である。出力回路79は、CPU75を介
して演算された各種データをシリアルデータ等に変換し
て出力する回路である。
【0018】また、主基板71の入力回路78には、賞
球タンク内のパチンコ球の有無を検出する賞球タンクス
イッチ91の他に、下皿5内のパチンコ球のオーバーフ
ローを検出する下皿オーバーフロースイッチ92が、配
線により接続されている。その他に、主基板71の入力
回路78には、各入賞口スイッチ49A、50A、各下
入賞口スイッチ42A、43A、第1始動口スイッチ3
1A、第2始動口スイッチ38A、各ゲートスイッチ3
2A、33A、大入賞口カウントスイッチ40A、Vス
イッチ40Bが配線により接続されており、更に、所定
個数だけ払い出すパチンコ球をカウントする払出カウン
トスイッチ87が、配線により接続されている。
【0019】また、主基板71の出力回路79には、表
示制御回路部95を介して、液晶表示器19が配線によ
り接続されている。更に主基板71の出力回路79に
は、第1開閉扉39を開閉する第1ソレノイド54、及
び第2開閉扉37を開閉する第2ソレノイド53等が配
線により接続されている。また、この主基板71の出力
回路79及び賞球制御基板72の入力回路84は、配線
により接続されている。そして、主基板71のCPU7
5は、ROM76に予め格納されているパラメータや制
御プログラムに従って、入力回路78を介して入力され
る入力信号等に基づいて、各種制御信号を出力回路79
を介して賞球制御基板72や表示制御回路部95等に出
力する。
【0020】また、RAM77には、大当たりカウンタ
77A、普通図柄カウンタ77B、第1保留カウンタ7
7C、第2保留カウンタ77D及びパラメータ記憶エリ
ア77Eが設けられている。大当たりカウンタ77A
は、クロック回路80から入力されるクロック信号に基
づいて0からN6(N6は自然数)まで繰り返し1ずつ
加算した数値(最大値N6の次には、最小値0に戻る)
が格納される。
【0021】また、RAM77の普通図柄カウンタ77
Bには、クロック回路80から入力されるクロック信号
に基づいて、「0」から「9」まで繰り返し1ずつ加算
した数値(最大値「9」の次には、最小値「0」に戻
る)が格納される。また、RAM77の第1保留カウン
タ77Cは、特別図柄表示装置18の左側、中側及び右
側の変動図柄の変動中に、第1始動口31又は第2始動
口38に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされ
るので、そのカウント値のデータを記憶する。また、R
AM77の第2保留カウンタ77Dは、普通図柄表示部
20の普通図柄が変動中に、ゲート32又はゲート33
を通過した通過個数が最大4個までカウントされるの
で、そのカウント値のデータを記憶する。また、RAM
77のパラメータ記憶エリア77Eには、第1始動口3
1又は第2始動口38に入賞したときの大当たりカウン
タ77Aのカウント値のデータや、各ゲート32、33
をパチンコ球が通過したときの普通図柄カウンタ77B
のカウント値等のデータが記憶される。尚、各カウンタ
77A、77B、77C及び77Dのカウント値は、起
動時に「0」にセットされる。また、第1保留カウンタ
77Cは、左側、中側及び右側の変動図柄の全てが停止
する毎に、カウント値を1だけ減算する。また、第2保
留カウンタ77Dは、普通図柄が変動を開始する毎に、
カウント値を1だけ減算する。また、パラメータ記憶エ
リア77Eには、液晶表示器19の背景画上において変
動する左側の変動図柄、中側の変動図柄、及び右側の変
動図柄の最終停止図柄等を指定するためのデータをテー
ブル上に記憶する。
【0022】具体的には、パラメータ記憶エリア77E
は、図22(a)に示すように、左側の変動図柄、中側
の変動図柄、及び右側の変動図柄が全て一致しない完全
はずれテーブルとして、「1、2、3」、「1、2、
4」、「1、2、5」・・・、「9、8、6」、「9、
8、7」等を記憶している。また、パラメータ記憶エリ
ア77Eは、図22(b)に示すように、左側の変動図
柄、右側の変動図柄が一致するものの、中側の変動図柄
が一致しないリーチはずれテーブルとして、「1、2、
1」、「1、3、1」、・・・、「9、7、9」、
「9、8、9」等を記憶している。
【0023】また、パラメータ記憶エリア77Eは、図
22(c)に示すように、確率変動でない当たり図柄テ
ーブルとして、「2、2、2」、「4、4、4」、
「6、6、6」、「8、8、8」及び「10、10、1
0」等を記憶している。また、パラメータ記憶エリア7
7Eは、図22(d)に示すように、確率変動である当
たり図柄テーブルとして、「1、1、1」、「3、3、
3」、「5、5、5」、「7、7、7」及び「9、9、
9」を記憶している。それにより、主基板71のCPU
75は、パラメータ記憶エリア77Eに予め格納されて
いるパラメータや制御プログラムに従って、パラメータ
記憶エリア77Eに記憶された完全外れテーブル(図2
2(a)参照)、リーチ外れテーブル(図22(b)参
照)、確率変動でない当たり図柄テーブル(図22
(c)参照)、確率変動である当たり図柄テーブル(図
22(d)参照)から、停止図柄データを読み出して、
停止図柄信号を出力回路79を介して表示制御回路部9
5に停止図柄信号として出力することができる。
【0024】また、パラメータ記憶エリア77Eは、図
23に示すように、保留数1乃至保留数3の完全はずれ
であって変動時間7秒を意味する変動パターンデータZ
1を記憶し、また、保留数4の完全はずれであって変動
時間5秒を意味する変動パターンデータZ2を記憶し、
また、リーチAのはずれであって変動時間30秒を意味
する変動パターンデータZ3を記憶し、また、リーチB
のはずれであって変動時間25秒を意味する変動パター
ンデータZ4を記憶し、また、リーチCのはずれであっ
て変動時間20秒を意味する変動パターンデータZ5を
記憶し、また、リーチAの当たりであって変動時間32
秒を意味する変動パターンデータZ6を記憶し、また、
リーチBの当たりであって変動時間27秒を意味する変
動パターンデータZ7を記憶し、また、リーチCの当た
りであって変動時間22秒を意味する変動パターンデー
タZ8を記憶している。
【0025】それにより、主基板71のCPU75は、
パラメータ記憶エリア77Eに予め格納されている変動
パターンデータZ1に対応する変動パターン信号、変動
パターンデータZ2に対応する変動パターン信号、変動
パターンデータZ3に対応する変動パターン信号、変動
パターンデータZ4に対応する変動パターン信号、変動
パターンデータZ5に対応する変動パターン信号、変動
パターンデータZ6に対応する変動パターン信号、変動
パターンデータZ7に対応する変動パターン信号、また
は変動パターンデータZ8に対応する変動パターン信号
を出力回路79を介して、表示制御回路部95に出力す
ることができる。
【0026】この場合、主基板71のCPU75は、液
晶表示器19の背景画上の左側、中側、及び右側の変動
図柄が停止するまでの、左側、中側、及び右側の変動図
柄が変動する際の態様を指定する変動パターンデータを
記憶しているので、左側、中側、及び右側の変動図柄の
変動開始から変動停止までの時間を把握することができ
る。それにより、主基板71のCPU75は、計測手段
として機能し、左側、中側、及び右側の変動図柄の変動
開始から変動停止までの時間を計測して、液晶表示器1
9の背景画上の左側、中側、及び右側の変動図柄が停止
した状態で、図柄確定コマンドに対応する停止確定信号
を、出力回路79を介して表示制御回路部95に出力す
る。
【0027】また、賞球制御基板72には、CPU8
1、ROM82、RAM83、入力回路84、及び出力
回路85等が配設されており、このCPU81、ROM
82、RAM83、入力回路84、及び出力回路85
は、バス線により相互に接続されている。更に、賞球制
御基板72の出力回路85には、払出ソレノイド88等
が配線により接続されている。その賞球制御基板72の
ROM82は、賞球払い出し個数データ、払出ソレノイ
ド88等の駆動制御プログラム等を格納するメモリであ
り、CPU81を制御するためのパラメータや後述の制
御プログラムも記憶されている。RAM83は、CPU
81を介して演算された各種データや外部から入力され
た賞球データ等を一時的に記憶するメモリであり、CP
U81を制御するための制御用データ等も記憶される。
また、入力回路84は、外部から入力されたアナログ信
号等をデジタル信号に変換してCPU81に出力する回
路である。出力回路85は、CPU81の制御により払
出ソレノイド88の駆動電圧等を出力する。また、賞球
払出装置73は、払出カウントスイッチ87及び払出ソ
レノイド88等から構成されている。賞球制御基板72
のCPU81は、ROM82に予め格納されているパラ
メータや制御プログラムに従って、入力回路84を介し
て入力される主基板71からの入力信号等に基づいて、
各種制御信号を出力回路85を介して出力して払出ソレ
ノイド88等を駆動制御する。
【0028】次に、上記表示制御回路部95について説
明する。図4に示すように、表示制御回路部95は、表
示用CPU96と、プログラム用ROM97と、CPU
用RAM98と、映像デジタル処理装置(以下VDP
(Video Digital Processor)という)99と、VDP
用RAM100と、キャラクタ用ROM101と、液晶
表示器19に接続される出力回路102とから構成され
ている。また、この表示用CPU96は、プログラム用
ROM97と、CPU用RAM98とバス線により相互
に接続され、VDP(Video Digital Processor)99
は、VDP用RAM100、キャラクタ用ROM10
1、及び出力回路102にバス線により相互に接続され
ている。表示用CPU96は、主基板71のCPU75
からの制御信号に従って、CPU用RAM98に各種信
号データ等を一時的に記憶した後に、プログラム用RO
M97に記憶される制御プログラム、及び普通図柄等を
表示させるための制御プログラムや制御データ等を読み
出して動作する。そして、表示用CPU96は、制御プ
ログラムや制御データ等に基づいて、VDP99との間
で制御信号のやり取りを行う。
【0029】また、VDP99は、表示用CPU96の
制御に基づいて、背景画のデータ上で、キャラクタ用R
OM101から読み出した左側、中側及び右側の変動図
柄としての演出用キャラクタ付きの数字等を変動させて
表示する(図8等参照)。また、VDP99は、リーチ
予告や大当たり予告の将来の表示演出を知らせる通知情
報等を表示するため、キャラクタ用ROM101から読
み出した双六ゲーム表示X0及び指定用サイコロPCを
表示させる(図10等参照)。この場合、リーチの種類
は複数あり、また、遊技者にとって有利な遊技状態とし
て大当たりの予告または確率変動があるので、双六ゲー
ム表示X0において、複数のリーチの発生予告を行うと
ともに、大当たりの予告または確率変動の発生予告を行
う。また、VDP99は、例えばリーチAの発生予告を
表す「リーチA」を表示させたり、リーチBの発生予告
を表す「リーチB」を表示させたり、リーチCの発生予
告を表す「リーチC」を表示させることができる。その
際、VDP99は、図柄のデータをキャラクタ用ROM
101から取り出し、VDP用RAM100を作業エリ
アとして編集し、これらの図柄のデータを、出力回路1
02を介して、液晶表示器19に出力する。
【0030】次に、このように構成された制御システム
の各第1始動口31、または第2始動口38にパチンコ
球が入賞した場合に、主基板71のCPU75が実行す
る制御処理について、図5に基づいて説明する。図5
は、この実施の形態に係る各第1始動口31または第2
始動口38にパチンコ球が入賞した場合に、CPU75
が実行する制御処理を示すフローチャートである。この
実施の形態の場合、「特別のモード無しの大当たりの場
合」と、「特別のモード有りの大当たりの場合」と、
「特別のモード有りのはずれの場合」と、「特別のモー
ド無しのはずれの場合」との4通りのモードに設定して
いる。「特別のモード無しの大当たり」とは、リーチ予
告情報、または、遊技者有利状態予告情報の全てを並べ
て表示した双六ゲーム表示X0を表示することなく、3
個の変動図柄が揃って大当たりになることをいう。ま
た、「特別のモード有りの大当たり」とは、その双六ゲ
ーム表示X0を表示した後に、3個の変動図柄が揃って
大当たりになることをいう。また、「特別のモード有り
のはずれの場合」とは、その双六ゲーム表示X0を表示
した後に、3個の変動図柄が揃わずに、はずれることを
いう。また、「特別のモード無しのはずれの場合」と
は、その双六ゲーム表示X0を表示することなく、3個
の変動図柄が揃わずにはずれることをいう。従って、特
別のモード無しの場合、通知情報を表示する双六ゲーム
表示X0を前記液晶表示器19の表示面に表示しないこ
とになるが、このフローチャートでは、双六ゲーム表示
X0を表示しない「特別のモード無し」について、大き
く判別しているが、例えば図9に示すテーブルの各項目
毎に更に詳細に判別しても良い。
【0031】主基板71のCPU75は、図5に示すよ
うに、先ず、ステップ(以下、単にSという)1におい
て、各第1始動口31または第2始動口38への入賞、
即ち各始動口スイッチ31A、38Aからのパチンコ球
の検出信号を、入力回路78を介して入力したか否かを
判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ遊技機1の
主基板71のCPU75は、所定時間毎(この実施の形
態では、約2msec毎)に入力される割り込み信号に
基づいて、第1始動口31、または第2始動口38に入
賞した否かの判定の制御処理を実行する。そして、主基
板71のCPU75は、各始動口スイッチ31A、38
Aからのパチンコ球の検出信号が、入力回路78を介し
て入力されていない場合には(S1:NO)、その処理
を終了する。
【0032】一方、各始動口スイッチ31A、38Aか
らのパチンコ球の検出信号が、入力回路78を介して、
CPU75に入力された場合には(S1:YES)、C
PU75は、S2において、「カウント値取得処理」を
実行する。この「カウント値取得処理」とは、大当たり
カウンタ77Aがクロック回路80から入力されるクロ
ック信号に基づいて、0からNN(NNは自然数)まで
繰り返し1ずつ加算した数値を記憶しているので、主基
板71のCPU75が、各始動口スイッチ31A、38
Aから検出信号を入力した際に、大当たりカウンタ77
Aに記憶されている数値を、「特別図柄カウント値」と
して代数Fに代入してパラメータ記憶エリア77Eに記
憶する処理をいう。そして、「特別図柄カウント値」と
しての代数Fが「1」乃至「N0(N0は自然数)」の
場合、「特別のモード無しの大当たり」と設定され、代
数Fが「N1」乃至「N2」の場合(N1、N2は自然
数で、N2はN1より大きい)、「特別のモード有りの
大当たり」と設定される。また、その代数Fが「N3」
乃至「N4」の場合(N3、N4は自然数で、N4はN
3より大きい)、「特別のモード有りのはずれ」と設定
され、代数Fが「N5」乃至「N6」の場合(N5、N
6は自然数で、N6はN5より大きい)、「特別のモー
ド無しのはずれ」と設定される。そして、代数Fが
「1」乃至「N0」の内のいずれかと一致すれば、「特
別のモード無しの大当たり」として、主基板71のCP
U75は大当たり代数G(電源投入時に、大当たり代数
Gには、予め「00」が代入されている。)に「11」
を代入する。
【0033】代数Fが「N1」乃至「N2」のいずれか
と一致すれば、「特別のモード有りの大当たり」とし
て、主基板71のCPU75は、カウント値取得処理の
際に、大当たり代数Gに「10」を代入する。また、代
数Fが「N3」乃至「N4」の内のいずれかと一致すれ
ば、主基板71のCPU75は、大当たり代数Gに「0
1」を代入する。また、代数Fが「N5」乃至「N6」
の場合、主基板71のCPU75は、「特別のモード無
しのはずれ」として、大当たり代数Gに「00」を代入
する。次に、S3において、主基板71のCPU75
は、「大当たり」(「特別のモード無しの大当たり」と
「特別のモード有りの大当たり」との双方を含む。)か
否かを判定する判定処理を実行する。この判定処理は、
先ず主基板71のCPU75が、パラメータ記憶エリア
77Eから大当たり代数Gを読み出す。そして、この大
当たり代数Gが、ROM76に記憶されている「大当た
り数値」(この実施の形態の場合、パラメータ記憶エリ
ア77Eに記憶する数値が、「11」または「10」で
ある。)と一致するか否かを判定する。そして、大当た
り代数Gが「10」か「11」の場合には、「大当た
り」が発生したと判定される(S3:YES)。
【0034】次に、S4において、主基板71のCPU
75は、「大当たり」であって、「特別のモード」がな
しか否かを判定する判定処理を実行する。すなわち、
(大当たり代数Gが例えば「11」の場合(S4:N
O)、「特別のモード無しの大当たり」であるのに対し
て、大当たり代数Gが例えば「10」の場合(S4:Y
ES)、「特別のモード有りの大当たり」であると判定
する。ここで、S4でNOの場合(特別のモード無しの
大当たりの場合)、主基板71のCPU75は、S6に
おいて、パラメータ記憶エリア77Eから「特別図柄カ
ウント値」としての代数Fを読み込む等の処理を行う。
【0035】具体的には、主基板71のCPU75が、
パラメータ記憶エリア77Eから「特別図柄カウント
値」としての代数F(「1」乃至「N0」のいずれか
一)を読み込み、その後、主基板71のCPU75が、
出力回路79を介して表示制御回路部95の表示用CP
U96に対して、代数Fに対応するROM76から選択
された2バイトの停止図柄信号、更に1バイトの変動パ
ターン信号を制御信号として出力する。ここで、S4で
YESの場合(特別のモード有りの大当たりの場合)に
は、主基板71のCPU75は、S5において、パラメ
ータ記憶エリア77Eから「特別図柄カウント値」とし
ての代数Fを読み込む等の処理を行う。具体的には、主
基板71のCPU75が、パラメータ記憶エリア77E
から「特別図柄カウント値」としての代数F(「N1」
乃至「N2」のいずれか一)を読み込み、その後、主基
板71のCPU75が、出力回路79を介して表示制御
回路部95の表示用CPU96に対して、代数Fに対応
するROM76から選択された2バイトの停止図柄信
号、更に1バイトの変動パターン信号を制御信号として
出力する。
【0036】また、パラメータ記憶エリア77Eから大
当たり代数Gが読み出され、この大当たり代数Gが「0
1」か「00」の場合には、「はずれ」が発生したと判
定される(S3:NO)ので、S7において、主基板7
1のCPU75は、「はずれ」であっても、特別のモー
ドがあるか否かを判定する判定処理を実行する。ここ
で、パラメータ記憶エリア77Eから読み出した大当た
り代数Gが「01」の場合には、「特別のモード有りの
はずれ」であると判定される(S7:YES)。また、
パラメータ記憶エリア77Eから読み出した大当たり代
数Gが「00」の場合には、「特別のモード無しのはず
れ」であると判定される(S7:NO)。ここで、S7
でYESの場合(特別のモード有りのはずれの場合)、
主基板71のCPU75は、S8において、パラメータ
記憶エリア77Eから「特別図柄カウント値」としての
代数Fの数値を読み込む等の処理を行う。
【0037】具体的には、主基板71のCPU75が、
パラメータ記憶エリア77Eから「特別図柄カウント
値」としての代数F(「N3」乃至「N4」のいずれか
一)を読み込み、その後、主基板71のCPU75が、
出力回路79を介して表示制御回路部95の表示用CP
U96に対して、代数Fに対応するROM76から選択
された2バイトの停止図柄信号、更に1バイトの変動パ
ターン信号を制御信号として出力する。ここで、S7で
NOの場合(特別のモード無しのはずれの場合)、主基
板71のCPU75は、S9において、パラメータ記憶
エリア77Eから「特別図柄カウント値」としての代数
Fの数値を読み込む等の処理を行う。
【0038】具体的には、主基板71のCPU75が、
パラメータ記憶エリア77Eから「特別図柄カウント
値」としての代数F(「N5」乃至「N6」のいずれか
一)を読み込み、その後、主基板71のCPU75が、
出力回路79を介して表示制御回路部95の表示用CP
U96に対して、代数Fに対応するROM76から選択
された2バイトの停止図柄信号、更に1バイトの変動パ
ターン信号を制御信号として出力する。
【0039】次に、S10において、主基板71のCP
U75は、出力回路79を介して表示制御回路部95に
特別図柄(左側、中側及び右側の変動図柄)の変動の開
始指令を示す信号を出力する。続いて、S11におい
て、主基板71のCPU75は所定時間が経過するまで
待つ(S11:NO)。この実施の形態の場合には、特
別のモード無しの大当たりの場合、特別のモード有りの
大当たりの場合、特別のモード有りのはずれの場合、及
び、特別のモード無しのはずれの場合によって、左側、
中側及び右側の変動図柄の変動する時間が異なる。
【0040】そして、所定時間経過した場合には(S1
1:YES)、S12において、主基板71のCPU7
5は、出力回路79を介して表示制御回路部95に停止
確定信号を出力して、液晶表示器19の特別図柄(左
側、中側及び右側の変動図柄)の変動を最終的に停止さ
せるように、即ち、確定するように指令する。続いて、
S13において、「大当たり遊技処理」のサブ処理を実
行後、図5に示す処理を終了するが、この「大当たり遊
技処理」のサブルーチン(図7参照)については、後述
する。尚、液晶表示器19の背景画上に表示される左
側、中側及び右側の変動図柄の変動中に、各第1始動口
31、第2始動口38に入賞したパチンコ球の個数は、
第1保留カウンタ77Cに最大4個まで保留されるの
で、液晶表示器19の背景画上に表示される左側、中側
及び右側の変動図柄の変動が確定しても、保留されたカ
ウント値分だけ、確定後に液晶表示器19の背景画上に
表示される左側、中側及び右側の変動図柄の変動が再開
する。
【0041】次に、上記のように構成された制御回路部
95の液晶表示器19の特別図柄を表示する制御処理に
ついて、図6に基づいて説明する。尚、表示制御回路部
95の表示用CPU96は、主基板71から入力される
制御信号に対応する制御処理を実行する。ここで、図6
はこの実施の形態に係るパチンコ遊技機1の表示制御回
路部95の表示用CPU96が実行する制御処理を示す
フローチャートであるが、主基板71から入力される制
御信号によって、「特別のモード無しの大当たり」、
「特別のモード有りの大当たり」、「特別のモード有り
のはずれ」、及び「特別のモード無しのはずれ」のいず
れかの態様を実施することになる。
【0042】表示制御回部95の表示用CPU96は、
図6に示すように、先ず、S20において、主基板71
のCPU75から制御信号を入力する。具体的には、表
示用CPU96は、出力回路79を介して、2バイトか
らなる停止図柄信号と、1バイトからなる変動パターン
信号とを入力する。その表示用CPU96は、S21に
おいて、その停止図柄信号に対応する停止図柄データ
と、変動パターン信号に対応する変動図柄データとを、
図4に示す表示制御回路部95のCPU用RAM98に
記憶する。表示用CPU96は、記憶した停止図柄信号
及び変動パターン信号に基づいて、種々の表示態様を設
定することができるが、その際、表示態様設定用テーブ
ル等を用いても良い。
【0043】次に、表示制御回路部95のCPU96
は、S22において、特別図柄(左側、中側及び右側の
変動図柄)の変動開始指令が入力されているか否かを判
定する判定処理を実行する。そして、表示用CPU96
は、主基板71から特別図柄(左側、中側及び右側の変
動図柄)の変動開始指令が入力されていない場合には
(S22:NO)、その処理を待つ。一方、表示用CP
U96は、主基板71から変動図柄(左側、中側及び右
側の変動図柄)の変動開始指令を入力している場合には
(S22:YES)、表示制御回路部95のCPU用R
AM98に記憶される停止図柄データ及び変動図柄デー
タに基づいて、停止図柄データに対応する停止図柄の画
像データと、変動パターン図柄データに対応する変動図
柄の画像データと制御プログラムのデータを、表示制御
回路部95のプログラム用ROM97から順次読み出し
て(S23)、必要なデータをVDP99へ出力する
(S24)。
【0044】次に、表示制御回路部95の表示用CPU
96は、主基板71から特別図柄(左側、中側及び右側
の変動図柄)の変動を停止させる停止確定信号が出力さ
れるか否かを判定する判定処理を実行する(S25)。
ここで、主基板71から特別図柄(左側、中側及び右側
の変動図柄)の停止確定信号が入力されていない場合に
は(S25:NO)、S26において、表示制御回路部
95の表示用CPU96は、液晶表示器19の背景画上
に表示される左側、中側及び右側の変動図柄を上方から
下方に向かって移動させる際に、特別のモードが実行す
るか否かを判定する判定処理を実行する。
【0045】また、特別のモード用のデータが入力され
ていない場合(S26:NO)、表示制御回路部95の
表示用CPU96は、S23に戻る。特別のモード用の
データが入力されている場合(S26:YES)、表示
制御回路部95の表示用CPU96は、左側及び右側の
変動図柄の一時停止している状態で、特別のモード処理
を実行する(S27)。そして、表示制御回路部95の
表示用CPU96は、主基板71から特別図柄の停止確
定信号が入力されている場合には(S25:YES)、
S28において、読み出した停止図柄データに基づき、
VDP99等を介して液晶表示器19の背景画上の左
側、中側及び右側の変動図柄の3つの変動図柄の停止を
表示して特別図柄を確定し(S28)、処理を終了す
る。
【0046】次に、「大当たり遊技処理」のサブ処理に
ついて図7に基づいて説明する。図7は、この実施の形
態に係るパチンコ遊技機1の「大当たり遊技処理」(図
5のS13)の具体的な内容を示すサブフローチャート
である。主基板71のCPU75は、図7に示すよう
に、「大当たり遊技処理」のサブ処理は、先ず、S32
において、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実
行する。この「大当たり」か否かの判定処理は、パラメ
ータ記憶エリア77Eから大当たり代数Gを再度読み出
し、この大当たり代数Gが「00」、「01」、「1
0」または「11」か判定する。そして、大当たり代数
Gが「00」または「01」の場合には、「ハズレ」と
判定して(S32:NO)、処理を終了して「大当たり
遊技処理」のフローチャートに戻る。
【0047】図7に示すように、先ず、S33におい
て、主基板71のCPU75は、ソレノイド駆動回路6
2及び第1ソレノイド54を介して、大入賞口40を閉
鎖する第1開閉扉39を開放する。続いて、S34にお
いて、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達した
か否か、即ち、大入賞口カウントスイッチ40Aにより
検出された入賞個数が10個に達したか否かを判定す
る。そして、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に
達していない場合には(S34:NO)、S35におい
て、大入賞口40を開放してから所定時間(本実施形態
の場合は、25秒である。)経過したか否かを判定す
る。そして、大入賞口40を開放してから所定時間経過
していない場合には(S35:NO)、再度、S33以
降の処理を実行する。一方、大入賞口40に入賞した入
賞球が10個に達した場合(S34:YES)、若しく
は大入賞口40を開放してから所定時間経過した場合に
は(S35:YES)、S36において、主基板71の
CPU75は、第1ソレノイド54を介して、第1開閉
扉39を閉じて大入賞口40を閉鎖する。
【0048】続いて、S37において、主基板71のC
PU75は、大入賞口40の開放中に該大入賞口40内
に設けられるVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口
40の開放中にVスイッチ40Bから入賞球の検出信号
が入力されているか否かを判定する判定処理を実行す
る。そして、大入賞口40の開放中に、該Vスイッチ4
0Bから入賞検出信号が入力されている場合には(S3
7:YES)、S38において、大入賞口40を継続し
て開放した回数が所定の最高継続回数(本実施形態の場
合には、「16回」である。)に達したか否かを判定す
る判定処理を実行する。この大入賞口40を開放した回
数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S
38:NO)、再度、S33以降の処理を実行する。ま
た、大入賞口40の開放中にVスイッチ40Bから入賞
検出信号が入力されていない場合(S37:NO)、若
しくは、この大入賞口40を開放した回数が、所定の最
高継続回数に達した場合には(S38:YES)、当該
サブ処理を終了する。
【0049】次に、特別図柄表示装置18としての液晶
表示器19における表示について説明する。この実施の
形態に係るパチンコ遊技機1は、液晶表示器19に表示
される左側及び右側の変動図柄が一致するリーチ状態
(例えば2個の変動図柄「7」、「7」が停止し、残り
の1個の変動図柄が変動する状態)を経て、左側、中側
及び右側の全ての変動図柄を一致させる遊技者有利状態
としての大当たり状態(例えば3個の変動図柄が
「7」、「7」、「7」を表示する状態)を設定するこ
とができるが、その際、複数のリーチ状態または遊技者
有利状態をプログラム用ROM97に予め記憶し、表示
用CPU96がプログラム用ROM97から読み出し、
左側及び右側の変動図柄が一致するリーチ状態から、多
様な表示態様である特別なリーチに発展させてから、大
当たり状態に移行すると、種々の表示態様が実行される
と、それを観る遊技者は、興味が引きつけられる。
【0050】また、多様な表示態様である特別なリーチ
に発展することを、予め遊技者に知らせるリーチ予告を
報知したり、大量の賞球が払い出される大当たりに発展
することを予め遊技者に知らせる大当たり予告を報知し
たり、大当たりになる確率が高まる確変状態に移行する
確変予告を報知するプログラムを、プログラム用ROM
97から読み出し、リーチ状態を経て遊技者有利状態ま
でに至る際の将来の表示演出を知らせる通知情報の全て
を、例えば双六ゲーム表示X0を用いて、液晶表示器1
9の表示面に並んだ状態で表示するとともに、これら全
ての表示の中から、一つが選択される状態を表示する
と、遊技者の興味を引きつけ、興趣をより一層誘起させ
ることになる。
【0051】その際、遊技の進行に応じて、リーチ状態
を経て遊技者有利状態までに至る際の将来の表示演出を
知らせる通知情報の全てを、複数回表示するのが望まし
く、特に、リーチ状態の発生前の時点、及びリーチ状態
から遊技者有利状態までの間の時点で表示するのが望ま
しい。そして、リーチ状態を経て遊技者有利状態までに
至る際の将来の表示演出を知らせる通知情報の全てを、
何度も表示するのではなく、例えばリーチAが発生した
場合、遊技の進行上あり得なくなった、リーチ予告とし
ての「リーチC」を表示する必要はなく、遊技の展開上
不要となったものを削除して表示する。また、通知情報
を前記液晶表示器19の表示面に表示しない場合があっ
た方が、遊技内容に多様性を持たせることになる。ま
た、液晶表示器19の予告画面上でリーチが発生するこ
とを示すリーチ予告情報等、または、大当たりが発生す
ることを予告する大当たり予告及び確率変動が発生する
ことを予告する確変予告等の遊技者有利状態予告情報の
全てを並べて表示した状態で、これらのうちの一個を指
定する態様を表示した後に、指定した遊技内容が実行さ
れると、遊技者の興味を更に引きつけ、興趣をより一層
誘起させることになる。この場合、液晶表示器19の表
示面に表示して選択した通知情報と、指定した遊技内容
とが常に一致すると、通知情報に対応する表示演出が分
かり、遊技に対する興味が薄れるおそれがあるので、一
致しない場合があってもよい。
【0052】以下具体的な表示内容について説明する。
この場合、演出用キャラクタ付きの数字「1」の図柄デ
ータH1等の図柄変動を開始し、双六ゲーム表示X0及
び指定用サイコロPCを表示した後に、大当たりになる
状態を示す。VDP99は、表示用CPU96の制御に
基づいて、図8に示す背景画のデータ上で、キャラクタ
用ROM101から読み出した左側、中側及び右側の変
動図柄としての演出用キャラクタ付きの数字「1」乃至
「10」の図柄データH1乃至H10(演出用キャラク
タ付きの数字「1」乃至「10」の図柄データH1乃至
H10については、一部のみ表示)を変動させて表示す
る(変動状態)。
【0053】そして、VDP99は、図9に示すよう
に、左側及び右側の位置では、キャラクタ付きの数字
「10」H10が一時停止し、中側の位置では、キャラ
クタ付きの数字「2」H2及びキャラクタ付きの数字
「3」H3が上方から下方に向かって移動するように液
晶表示器19に表示する(リーチ表示状態)。次に、V
DP99は、図10に示すように、背景画のデータ上
で、キャラクタ用ROM101から読み出した双六ゲー
ム表示X0及び指定用サイコロPCを表示する(通知情
報表示状態)。ここで、VDP99は、表示用CPU9
6の制御に基づいて、全てのリーチ予告情報または遊技
者有利状態予告情報を表示する双六ゲーム表示X0か
ら、一つが選択される状態を表示する。すなわち、双六
ゲーム表示X0においては、指定用サイコロPCが表示
され、指定用サイコロPCの出た目が1の場合、「無」
の表示が変更される(斜線表示)ので、遊技についての
将来の展望は示されない。このように将来の展望が示さ
れないと、双六ゲーム表示X0の表示が通知情報の役割
を果たさずに、将来の遊技演出が分からないため、表示
内容が変化に富むものになる。その後、VDP99は、
図11に示すように、左側、中側及び右側の位置では、
キャラクタ付きの数字「10」H10が停止するように
液晶表示器19に表示する(大当たり表示状態)。
【0054】また、VDP99は、表示用CPU96の
制御に基づいて、図12に示す背景画のデータ上で、キ
ャラクタ用ROM101から読み出した左側、中側及び
右側の変動図柄としての演出用キャラクタ付きの数字
「1」乃至「10」の図柄データH1乃至H10(演出
用キャラクタ付きの数字「1」乃至「10」の図柄デー
タH1乃至H10については、一部のみ表示)を変動さ
せて表示する(変動状態)。そして、VDP99は、図
13に示すように、左側及び右側の位置では、キャラク
タ付きの数字「10」H10が一時停止し、中側の位置
では、キャラクタ付きの数字「2」H2及びキャラクタ
付きの数字「3」H3が上方から下方に向かって移動す
るように液晶表示器19に表示する(リーチ表示状
態)。次に、VDP99は、図14に示すように、背景
画のデータ上で、キャラクタ用ROM101から読み出
した双六ゲーム表示X0及び指定用サイコロPCを表示
する(通知情報表示状態)。ここで、VDP99は、表
示用CPU96の制御に基づいて、全てのリーチ予告情
報または遊技者有利状態予告情報を表示する双六ゲーム
表示X0から、一つが選択される状態を表示する。双六
ゲーム表示X0においては、指定用サイコロPCが表示
され、指定用サイコロPCの出た目が2の場合、リーチ
発生後の特別の表示態様であるリーチ予告としての「特
別のリーチA」の表示が変更される(斜線表示)。その
後、次述する特別の表示態様であるリーチAの遊技内容
が実行される。尚、図8乃至図13に示すように、リー
チ発生後に通知情報を表示する双六ゲーム表示X0を表
示する態様であるが、リーチ発生前、すなわち、図8と
図9との間に、または、図11と図13との間に双六ゲ
ーム表示X0を表示する態様を設けてもよい。
【0055】ここで、多様な表示態様を示す特別なリー
チAについて説明する。キャラクタ登場用のステージと
表示欄Y1を表示する特別なリーチAが発生すると、図
15乃至図21に示す表示態様が実行される。特別なリ
ーチモードは、図15に示すように、左側及び右側の位
置では、キャラクタ付きの数字「10」H10が一時停
止した状態で、「上方から飛び降りた状態の犬」の演出
用キャラクタPMが表示されるとともに、縦横に数字を
ランダム配列した表示欄Y1が表示される。その後、図
16に示すように、表示欄Y1の箇所は、演出用キャラ
クタP10の背中に表示された指定用数字10を遊技者
に見せると、表示欄Y1の数字「10」の表示が変更さ
れることになる。
【0056】次に、図17に示すように、演出用キャラ
クタPPが表示される。そして、図18に示すように、
演出用キャラクタP7の背中に表示された指定用数字7
を遊技者に見せると、表示欄Y1の数字「7」の表示が
変更されることになる。そして、図19に示すように、
演出用キャラクタPPが表示される。そして、図20に
示すように、演出用キャラクタP2の背中に表示された
指定用数字2を遊技者に見せると、表示欄Y1の数字
「2」の表示が変更されることになるので、表示欄Y1
において、横列における表示が変更されることになっ
て、ビンゴゲームが終了する。その後、図21に示すよ
うに、左側及び右側の位置では、キャラクタ付きの数字
「10」H10が一時停止した状態で、中側の位置で
は、キャラクタ付きの数字「10」H10が停止するよ
うに液晶表示器19に表示される。ここでは、リーチB
及びリーチCの内容については、詳細には説明しない
が、例えば「2個のビンゴゲームによる対戦型」等を演
出してもよい。2個のビンゴゲームによる対戦型ビンゴ
ゲームは、縦横に数字をランダムに配列した表示欄Y1
を左右に2個表示し、これら表示欄Y1の真ん中に、指
定用数字付きの演出用キャラクタを順番に登場させてビ
ンゴゲームをさせるものをいう。そして、指定用サイコ
ロPCの出た目が3の場合、リーチ予告としての「リー
チB」となって表示が変更された(斜線表示)後に、リ
ーチBの遊技内容が実行される。以下同様に、指定用サ
イコロPCの出た目が4の場合、大当たり予告としての
「大当たり」の表示が変更され(斜線表示)、遊技内容
が実行される。この場合、左側、中側及び右側の変動図
柄H1〜H10は、「1、1、1」〜「10、10、1
0」のいずれかの最終停止図柄となって「大当たり」と
なることがわかる。指定用サイコロPCの出た目が5の
場合、「確変」の表示が変更(斜線表示)され、確率変
動が発生する遊技内容が実行される。この場合、左側、
中側及び右側の変動図柄H1〜H10は、最終停止図柄
として「1、1、1」、「3、3、3」、「5、5、
5」、「7、7、7」及び「9、9、9」のいずれかが
表示され、確率変動が発生することがわかる。指定用サ
イコロPCの出た目が6の場合、リーチ予告としての
「リーチC」となって表示が変更された(斜線表示)後
に、リーチCの遊技内容が実行される。
【0057】次に、変動パターンデータZ1乃至Z8に
対応するプログラム用ROM97に記憶されたテーブル
1(図24参照)乃至テーブル8(図32参照)と、液
晶表示器19上に通知情報を表示する双六ゲーム表示X
0との関係について説明する。液晶表示器19に表示さ
れる双六ゲーム表示X0からの選択は、表示用CPU9
6の制御に基づいて行われる。具体的には、表示用CP
U96は、主基板71のCPU75が、表示用CPU9
6に対して変動パターンデータZ1乃至Z8のいずれか
に対応する変動パターン信号を出力し、表示用CPU9
6が、変動パターン信号に対応するテーブル1乃至8を
選択し、更に、テーブル1乃至8のなかから各項目を選
択することにより行われる。
【0058】変動パターンデータZ1に対応するテーブ
ル1には、図24に示すように、「予告表示画面自体」
を表示しない「予告表示無し」の項目が設けられてい
る。また、テーブル1には、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられている。
その他に、テーブル1には、図柄変動中の予告表示とし
て、リーチAの表示態様の発生を意味する「リーチA」
が設けられ、更に、図柄変動中の予告表示として、リー
チBの表示態様の発生を意味する「リーチB」が設けら
れ、図柄変動中の予告表示として、リーチCの発生を意
味する「リーチC」が設けられている。また、テーブル
1には、図柄変動中の予告表示として、大当たりの発生
を意味する「大当たり」が設けられ、図柄変動中の予告
表示として、確率変動の発生を意味する「確変」が設け
られ、指定用サイコロPCを表示しない「指定無し」が
設けられている。図24に示すテーブル1の内の項目
は、各項目毎に選択用カウンタ値が設定されており、選
択用カウンタ値の幅が広い程、すなわち、選択用カウン
タ値の全体の内の各項目の選択用カウンタ値の占める割
合が高いほど、表示用CPU96による選択の可能性が
高くなるのに対して、選択用カウンタ値の幅が狭い程、
すなわち、選択用カウンタ値の全体の内の各項目の選択
用カウンタ値の占める割合が低いほど、表示用CPU9
6による選択の可能性が低くなる。
【0059】この場合、「予告表示無し」の項目の選択
用カウンタ値の幅の割合が一番高く、次に、変動中の将
来の遊技態様の展望を示さないことを意味する「無」、
及び「指定無し」の項目のカウンタ値の幅の割合が続
き、残りのもののカウンタ値の幅の割合は低い。それに
より、表示用CPU96は、「予告表示無し」を選択す
る確率が一番高く、次に、「無」及び「指定無し」を選
択する確率が高く、残りのものはほとんど選択されない
ことを意味する。これは、テーブル1に対応する変動パ
ターン信号は、保留数1乃至保留数3の完全はずれを意
味し、最終的な表示画面としては、変動図柄が1つも揃
っていない状態をしめすので、それとの整合性との観点
から、テーブル1が選択された場合、液晶表示器19で
は予告表示画面を表示しなくするためであり、次に、予
告表示画面を表示するものの、指定用サイコロPCを表
示しないようにしたり、図柄変動中の予告表示として将
来の遊技態様の展望を示さないことを意味する「無」を
選択するためである。「予告表示無し」、「無」及び
「指定無し」以外のものについては、選択用カウンタ値
の幅が狭いため、ほとんど選択されることはないが、仮
に、「予告表示無し」、「指定無し」及び「無」以外が
選択指定された場合、その指定された通知情報と、遊技
内容(最終的な表示画面としては、変動図柄が1つも揃
っていない状態をしめす)とは異なることになるが、こ
れは遊技に意外性を持たせるためである。これは、パチ
ンコ遊技機1を利用してよく遊技する遊技者は、双六ゲ
ーム表示X0から通知情報が選択された段階で、通知情
報に対応する表示演出が分かり、その遊技に対する興味
が薄れるおそれがあるが、通知情報と選択された表示演
出とが異なる場合があると、遊技者に意外感を持たせ、
遊技に対する興味が薄れるのを防止するためである。
【0060】このテーブル1の予告表示の表示画面は、
図10または図14に示す双六ゲーム表示X0及び指定
用サイコロPCの表示であり、双六ゲーム表示X0は、
具体的には、スタートからリーチ予告情報としての
「無」X1、特別態様のリーチ予告情報としての「リー
チA」X2、特別態様のリーチ予告情報としての「リー
チB」X3、遊技者有利状態予告情報としての「大当た
り」X4、遊技者有利状態予告情報としての確率変動を
示す「確変」X5、及び、特別リーチ予告情報としての
「リーチC」X6を順番に並べたものであり、これらの
全てを並べた状態を同時に表示する。そして、双六ゲー
ム表示X0のゲーム内容としては、指定用表示手段とし
ての指定用サイコロPCの出た目(指定用サイコロPC
の上方側の面の目)の数字の分だけスタートから進み、
スタートから進んだところの表示態様がかわる(斜線表
示になる(図10及び図14参照))ことによって、リ
ーチ予告情報、または、遊技者有利状態予告情報の中か
ら、一つが選択されたことを表示する。
【0061】例えば、指定用サイコロPCの出た目を1
とする場合、将来の遊技態様の展望を示さないことを意
味する「無」X1となって表示(斜線表示)を変え、指
定用サイコロPCの出た目を2とする場合、「リーチ
A」X2となって表示(斜線表示)を変え、指定用サイ
コロPCの出た目を3とする場合、「リーチB」X3と
なって表示(斜線表示)を変え、指定用サイコロPCの
出た目を4とする場合、「大当たり」X4となって表示
(斜線表示)を変え、指定用サイコロPCの出た目を5
とする場合、「確変」X5となって表示(斜線表示)を
変え、指定用サイコロPCの出た目を6とする場合、
「リーチC」X6となって表示(斜線表示)を変えると
いった表示態様を実行する。それにより、指定用サイコ
ロPCの出た目によって、双六ゲーム表示X0から選択
された一つと、残りの選択されなかったものとの表示態
様が異なる。表示指定用サイコロPC(指定用表示手
段)が現れない場合は指定されないので、並んだ通知情
報から指定しないことを表す「指定無し」を意味する。
尚、必要に応じて、指定用サイコロPCの出る目に
「7」を表示上設けて、スタートにもどるようにしても
よい。このようにスタートにもどる態様または「指定無
し」は、双六ゲーム表示X0において全てが並んだ状態
から、選択されない状態を表示し、結果として、通知情
報の役割を果たさず将来の遊技内容が分からないため、
表示内容が変化に富むものになる。
【0062】変動パターンデータZ2に対応するテーブ
ル2には、図25に示すように、「予告表示画面自体」
を表示しない「予告表示無し」の項目が設けられてい
る。また、テーブル2には、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられている。
その他に、テーブル2には、図柄変動中の予告表示とし
て、リーチAの表示態様の発生を意味する「リーチA」
が設けられ、更に、図柄変動中の予告表示として、リー
チBの表示態様の発生を意味する「リーチB」が設けら
れ、図柄変動中の予告表示として、リーチCの発生を意
味する「リーチC」が設けられている。また、テーブル
2には、図柄変動中の予告表示として、大当たりの発生
を意味する「大当たり」が設けられ、図柄変動中の予告
表示として、確率変動の発生を意味する「確変」が設け
られ、図柄変動中の予告表示として指定用サイコロPC
を表示しない「指定無し」が設けられている。
【0063】テーブル2の内の項目は、各項目毎に選択
用カウンタ値が設定されており、各項目の選択用カウン
タ値の幅が広い程、すなわち、選択用カウンタ値の全体
の内の各項目の選択用カウンタ値の占める割合が高いほ
ど、表示用CPU96による選択が高くなる。この場
合、「予告表示無し」の項目の選択用カウンタ値の幅の
割合が一番高く、次に、変動中の「無」及び「指定無
し」の項目のカウンタ値の幅の割合が続き、残りのもの
のカウンタ値の幅の割合は低い。それにより、表示用C
PU96は、「予告表示無し」を選択する確率が一番高
く、次に、「指定無し」及び「無」を選択する確率が高
く、残りのものはほとんど選択されないことを意味す
る。これは、テーブル2に対応する変動パターン信号
は、保留数4の完全はずれを意味し、最終的な表示画面
としては、変動図柄が1つも揃っていない状態をしめす
ので、それとの整合性との観点から、テーブル2が選択
された場合、液晶表示器19では予告表示画面を表示し
なくするためであり、次に、予告表示画面を表示するも
のの、指定用サイコロPCを表示しないようにしたり、
図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展望を示
さないことを意味する「無」を選択するためである。
【0064】変動パターンデータZ3に対応するテーブ
ル3には、図26に示すように、「予告表示画面自体」
を表示しない「予告表示無し」の項目が設けられてい
る。また、テーブル3には、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられている。
その他に、テーブル3には、図柄変動中の予告表示とし
て、リーチAの表示態様の発生を意味する「リーチA」
が設けられ、更に、図柄変動中の予告表示として、リー
チBの表示態様の発生を意味する「リーチB」が設けら
れ、図柄変動中の予告表示として、リーチCの発生を意
味する「リーチC」が設けられている。また、テーブル
3には、図柄変動中の予告表示として、大当たりの発生
を意味する「大当たり」が設けられ、図柄変動中の予告
表示として、確率変動の発生を意味する「確変」が設け
られ、図柄変動中の指定用サイコロPCを表示しない
「指定無し」が設けられている。
【0065】この場合、「リーチA」の項目の選択用カ
ウンタ値の幅の割合が一番高く、残りのもののカウンタ
値の幅の割合は低い。それにより、表示用CPU96
は、「リーチA」を選択する確率が高く、残りのものは
ほとんど選択されないことを意味する。これは、変動パ
ターン信号は、特別な表示態様であるリーチAの発生後
のはずれを意味し、最終的な表示画面としては、2個の
変動図柄が揃っているが、残りが揃っていない状態をし
めすので、それとの整合性との観点から、テーブル3が
選択された場合、「リーチA」の遊技内容が発生するこ
とを予告する表示「リーチA」を選択するためである。
【0066】また、テーブル3には、リーチ発生直後の
リーチAの表示態様の発生を意味する「リーチA」が設
けられ、リーチ発生直後のリーチBの表示態様の発生を
意味する「リーチB」が設けられ、リーチ発生直後の大
当たりの発生を意味する「大当たり」が設けられ、リー
チ発生直後の予告表示として、確率変動の発生を意味す
る「確変」が設けられ、リーチ発生直後の予告表示とし
ての「指定無し」が設けられている。この場合、リーチ
状態の発生前の時点で、図18に示す双六ゲーム表示X
0として、通知情報の全てを表示するのに対し、リーチ
発生直後の時点において双六ゲーム表示X0から「リー
チC」を除いて表示する。これは、後述する如く、リー
チCの発生時点がリーチA、Bの発生時点より早く、例
えばリーチAが発生した場合、遊技の進行上あり得なく
なった、リーチ予告としての「リーチC」を表示する必
要はなく、遊技の展開上不要となったものを削除して表
示するためである。従って、リーチAが発生した場合、
図10及び図14に示す双六ゲーム表示X0では、「リ
ーチC」を表示しないので、リーチCが発生する図10
及び図14に示す双六ゲーム表示X0とは異なったもの
となる。
【0067】そして、「リーチA」の項目の選択用カウ
ンタ値の幅の割合が一番高く、残りのもののカウンタ値
の幅の割合は低い。それにより、表示用CPU96は、
「リーチA」を選択する確率が高く、残りのものはほと
んど選択されないことを意味するが、これは、変動パタ
ーン信号は、リーチAのはずれを意味し、テーブル3が
選択された場合、「リーチA」の遊技内容が発生するこ
とを予告する表示「リーチA」を選択するためである。
【0068】変動パターンデータZ4に対応するテーブ
ル4には、図27に示すように、「予告表示画面自体」
を表示しない「予告表示無し」の項目が設けられてい
る。また、テーブル4には、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられている。
その他に、テーブル4には、図柄変動中の予告表示とし
て、リーチAの表示態様の発生を意味する「リーチA」
が設けられ、更に、図柄変動中の予告表示として、リー
チBの表示態様の発生を意味する「リーチB」が設けら
れ、図柄変動中の予告表示として、リーチCの発生を意
味する「リーチC」が設けられている。また、テーブル
4には、図柄変動中の予告表示として、大当たりの発生
を意味する「大当たり」が設けられ、図柄変動中の予告
表示として、確率変動の発生を意味する「確変」が設け
られ、図柄変動中の指定用サイコロPCを表示しない
「指定無し」が設けられている。この場合、リーチ状態
の発生前の時点で、図10等に示す双六ゲーム表示X0
として、通知情報の全てを表示するのに対し、リーチ発
生直後の時点において双六ゲーム表示X0から「リーチ
C」を除いて表示するが、これは、リーチCの発生時点
がリーチA、Bの発生時点より早く、例えばリーチBが
発生した場合、遊技の進行上あり得なくなった、リーチ
予告としての「リーチC」を表示する必要はなく、遊技
の展開上不要となったものを削除して表示するためであ
る。
【0069】そして、変動中の「リーチB」の項目の選
択用カウンタ値の幅の割合が一番高く、残りのもののカ
ウンタ値の幅の割合は低い。それにより、表示用CPU
96は、「リーチB」を選択する確率が高く、残りのも
のはほとんど選択されないことを意味する。これは、変
動パターン信号は、リーチBのはずれを意味し、テーブ
ル3が選択された場合、「リーチB」が発生することを
予告する表示「リーチB」をできるだけ選択するためで
ある。
【0070】また、テーブル4には、リーチ発生直後の
予告表示としての「リーチA」が設けられ、リーチ発生
直後の予告表示としての「リーチB」が設けられ、リー
チ発生直後の予告表示としての「大当たり」が設けら
れ、リーチ発生直後の予告表示としての「確変」が設け
られ、リーチ発生直後の並んだ通知情報から選択なしを
意味する「無」が設けられ、リーチ発生直後の予告表示
として指定用サイコロPCを表示しない「指定なし」が
設けられている。この場合、リーチ状態の発生前の時点
で、図10及び図14に示す双六ゲーム表示X0とし
て、通知情報の全てを表示し、リーチ発生直後の時点に
おいて図10及び図14に示す双六ゲーム表示X0から
「リーチC」を除いて表示する。そして、リーチ発生直
後の「リーチB」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合
が一番高く、残りのもののカウンタ値の幅の割合は低
い。それにより、表示用CPU96は、リーチ発生直後
の「リーチB」を選択する確率が高く、残りのものはほ
とんど選択されないことを意味する。これは、変動パタ
ーン信号は、リーチBのはずれを意味し、最終的な表示
画面としては、2個の変動図柄が揃っているが、残りが
揃っていない状態をしめすので、それとの整合性との観
点から、テーブル4が選択された場合、「リーチB」が
発生することを予告する表示「リーチB」をできるだけ
選択するためである。
【0071】変動パターンデータZ5に対応するテーブ
ル5には、図28に示すように、「予告表示画面自体」
を表示しない「予告表示無し」の項目が設けられてい
る。また、テーブル5には、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられている。
その他に、テーブル5には、図柄変動中の予告表示とし
て、リーチAの表示態様の発生を意味する「リーチA」
が設けられ、更に、図柄変動中の予告表示として、リー
チBの表示態様の発生を意味する「リーチB」が設けら
れ、図柄変動中の予告表示として、リーチCの発生を意
味する「リーチC」が設けられている。また、テーブル
5には、図柄変動中の予告表示として、大当たりの発生
を意味する「大当たり」が設けられ、図柄変動中の予告
表示として、確率変動の発生を意味する「確変」が設け
られ、図柄変動中の予告表示として指定用サイコロPC
を表示しない「指定無し」が設けられている。
【0072】また、テーブル5には、リーチ発生直後の
予告表示としての「大当たり」が設けられ、リーチ発生
直後の予告表示としての「確変」が設けられ、リーチ発
生直後の予告表示としての「無」が設けられ、リーチ発
生直後の予告表示として指定用サイコロPCを表示しな
い「指定無し」が設けられ、リーチ発生直後の予告表示
としてリーチCの発生を意味する「リーチC」が設けら
れている。この場合、リーチ状態の発生前の時点で、図
10及び図14に示す双六ゲーム表示X0として、通知
情報の全てを表示するのに対して、リーチ発生直後の時
点において、図10及び図14に示す双六ゲーム表示X
0から「リーチA、B」を除いて表示する。これは、リ
ーチCの発生時点がリーチA、Bの発生時点より早く、
例えばリーチCが発生した場合、リーチA、Bが発生す
ることがなくなるので、リーチ予告としての「リーチ
A、B」を表示する必要はなく、遊技の展開上不要とな
ったものを削除して表示するためである。
【0073】そして、変動中の「リーチC」の項目の選
択用カウンタ値の幅の割合が一番高く、残りのもののカ
ウンタ値の幅の割合は低い。それにより、表示用CPU
96は、「リーチC」を選択する確率が高く、残りのも
のはほとんど選択されないことを意味する。これは、変
動パターン信号は、リーチCのはずれを意味し、最終的
な表示画面としては、2個の変動図柄が揃っているが、
残りが揃っていない状態をしめすので、それとの整合性
との観点から、テーブル5が選択された場合、「リーチ
C」の遊技内容が発生することを予告する表示「リーチ
C」をできるだけ選択するためである。また、リーチ発
生直後の将来の遊技態様の展望を示さないことを意味す
る「無」及び指定用サイコロPCを表示しない「指定無
し」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合が一番高く、
残りのもののカウンタ値の幅の割合は低いので、表示用
CPU96は、「指定無し」及び「無」を選択する確率
が高く、残りのものはほとんど選択されないことを意味
するが、仮に選択された場合、通知情報とその後の遊技
内容とは異なることになるが、これは遊技に意外性を持
たせるためである。
【0074】変動パターンデータZ6に対応するテーブ
ル6には、図29に示すように、「予告表示画面自体」
を表示しない「予告表示無し」の項目が設けられてい
る。また、テーブル6には、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられ、変動中
の予告表示としての「リーチA」が設けられ、変動中の
予告表示としての「リーチB」が設けられ、変動中の予
告表示としての「リーチC」が設けられ、変動中の予告
表示としての「大当たり」が設けられ、変動中の予告表
示としての「確変」が設けられ、変動中の予告表示とし
ての「指定なし」が設けられている。そして、変動中の
「リーチA」、「大当たり」及び「確変」の項目の選択
用カウンタ値の幅の割合が一番高く、残りのものの選択
用カウンタ値の幅の割合は低いので、表示用CPU96
は、「リーチA」、「大当たり」及び「確変」を選択す
る確率が高く、残りのものはほとんど選択しない。これ
は、変動パターン信号は、リーチAの当たりを意味し、
最終的な表示画面としては、3個の変動図柄が揃ってい
る状態をしめすので、それとの整合性との観点から、テ
ーブル6が選択された場合、「リーチA」の遊技内容が
発生することを予告する表示「リーチA」をできるだけ
選択するためである。
【0075】また、テーブル6には、リーチ発生直後の
予告表示としての「リーチA」が設けられ、リーチ発生
直後の予告表示としての「リーチB」が設けられ、リー
チ発生直後の予告表示としての「大当たり」が設けら
れ、リーチ発生直後の予告表示としての「確変」が設け
られ、リーチ発生直後の予告表示としての「無」が設け
られ、リーチ発生直後の指定用サイコロPCを表示しな
い「指定無し」が設けられている。この場合、リーチ状
態の発生前の時点で、図10等に示す双六ゲーム表示X
0として、通知情報の全てを表示するのに対して、リー
チ発生直後の時点において双六ゲーム表示X0から「リ
ーチC」を除いて表示する。これは、リーチCの発生時
点がリーチA、Bの発生時点より早く、遊技が進行し、
リーチA発生後にリーチCが発生することがないため、
リーチ予告として「リーチC」を表示する必要はなく、
遊技の展開上不要となったものを削除して表示するため
である。そして、リーチ発生直後の「リーチA」の項目
の選択用カウンタ値の幅の割合が一番高く、「大当た
り」及び「確変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合
が次に高く、残りのものの選択用カウンタ値の幅の割合
は低い。それにより、表示用CPU96は、「リーチ
A」、「大当たり」及び「確変」を選択する確率が高
く、残りのものはほとんど選択されないことを意味す
る。これは、変動パターン信号は、リーチAの当たりを
意味し、最終的な表示画面としては、3個の変動図柄が
揃っている状態をしめし、「リーチA」の遊技内容が発
生することを予告する表示「リーチA」をできるだけ選
択するためである。
【0076】尚、「確変」か否かは、最終停止図柄が
「1、1、1」、「3、3、3」、「5、5、5」及び
「7、7、7」のいずれかであるか否かによって定ま
り、これら確変を示す停止図柄が選択された場合、「確
変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合を高くし、
「1、1、1」、「3、3、3」、「5、5、5」、
「7、7、7」及び「9、9、9」の停止図柄のいずれ
かもが選択されない場合、「確変」の項目の選択用カウ
ンタ値の幅の割合を低くするように設定する。それによ
り、双六ゲーム表示X0において、主基板71のCPU
75から表示用CPU96に対して出力された最終停止
図柄のデータにより、表示用CPU96は、「確変」が
選択される可能性が少なかったり、「確変」が選択され
る可能性が高かったりすることがわかるので、それに応
じて「確変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合を変
更できるように予め設定する。
【0077】変動パターンデータZ7に対応するテーブ
ル7には、図30に示すように、予告表示画面自体」を
表示しない「予告表示無し」の項目が設けられている。
また、テーブル7には、予告表示画面を表示するもの
の、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展望
を示さないことを意味する「無」が設けられている。そ
の他に、変動中の予告表示としての「リーチA」が設け
られ、変動中の予告表示としての「リーチB」が設けら
れ、変動中の予告表示としての「リーチC」が設けら
れ、変動中の予告表示としての「大当たり」が設けら
れ、変動中の予告表示としての「確変」が設けられ、変
動中の予告表示としての指定用サイコロPCを表示しな
い「指定なし」が設けられている。そして、変動中の
「リーチB」、「大当たり」及び「確変」の項目の選択
用カウンタ値の幅の割合が一番高く、残りのものの選択
用カウンタ値の幅の割合は低い。それにより、表示用C
PU96は、「リーチB」、「大当たり」及び「確変」
を選択する確率が高く、残りのものはほとんど選択され
ないことを意味する。これは、変動パターン信号は、リ
ーチBの当たりを意味し、最終的な表示画面としては、
3個の変動図柄が揃っている状態をしめすので、それと
の整合性との観点から、テーブル7が選択された場合、
「リーチB」が発生することを予告する表示「リーチ
B」をできるだけ選択するためである。
【0078】また、テーブル7には、リーチ発生直後の
予告表示としての「リーチA」が設けられ、リーチ発生
直後の予告表示としての「リーチB」が設けられ、リー
チ発生直後の予告表示としての「大当たり」が設けら
れ、リーチ発生直後の予告表示としての「確変」が設け
られ、リーチ発生直後の予告表示としての「指定なし」
が設けられ、リーチ発生直後の予告を表示しない「無」
が設けられている。この場合、リーチ状態の発生前の時
点で、図10及び図14に示す双六ゲーム表示X0とし
て、通知情報の全てを表示するのに対して、リーチ発生
直後の時点において双六ゲーム表示X0から「リーチ
C」を除いて表示する。これは、リーチCの発生時点が
リーチA、Bの発生時点より早く、リーチAの発生後例
えばリーチCが発生することがなくなるので、リーチ予
告としての「リーチC」を表示する必要はなく、遊技の
展開上不要となったものを削除して表示するためであ
る。
【0079】そして、リーチ発生直後の「リーチB」の
項目の選択用カウンタ値の幅の割合が一番高く、「大当
たり」及び「確変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割
合が高く、残りのものの選択用カウンタ値の幅の割合は
低い。それにより、表示用CPU96は、「リーチ
B」、「大当たり」及び「確変」を選択する確率が高
く、残りのものはほとんど選択されないことを意味す
る。これは、変動パターン信号は、リーチBの当たりを
意味し、最終的な表示画面としては、3個の変動図柄が
揃っている状態をしめすので、テーブル7が選択された
場合、「リーチB」が発生することを予告する表示「リ
ーチB」をできるだけ選択するためである。尚、「確
変」か否かは、最終停止図柄が「1、1、1」、「3、
3、3」、「5、5、5」、「7、7、7」及び「9、
9、9」のいずれかであるか否かによって定まるので、
これら確変を示す停止図柄が選択された場合、「確変」
の項目の選択用カウンタ値の幅の割合を高くし、「1、
1、1」、「3、3、3」、「5、5、5」、「7、
7、7」及び「9、9、9」の停止図柄のいずれかもが
選択されない場合、「確変」の項目の選択用カウンタ値
の幅の割合を低くするように設定する。それにより、双
六ゲーム表示X0において、主基板71のCPU75か
ら表示用CPU96に対して出力された最終停止図柄の
データにより、表示用CPU96は、「確変」が選択さ
れる可能性が少なかったり、「確変」が選択される可能
性が高かったりすることがわかるので、それに応じて
「確変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合を変更で
きるように予め設定する。
【0080】変動パターンデータZ8に対応するテーブ
ル8には、図31に示すように、予告表示画面自体」を
表示しない「予告表示無し」の項目が設けられている。
また、テーブル8には、予告表示画面を表示するもの
の、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展望
を示さないことを意味する「無」が設けられ、変動中の
予告表示としての「リーチA」が設けられ、変動中の予
告表示としての「リーチB」が設けられ、変動中の予告
表示としての「リーチC」が設けられ、変動中の予告表
示としての「大当たり」が設けられ、変動中の予告表示
としての「確変」が設けられ、変動中の予告表示として
指定用サイコロPCを表示しない「指定無し」が設けら
れている。
【0081】そして、変動中の「リーチC」、「大当た
り」及び「確変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割合
が一番高く、残りのものの選択用カウンタ値の幅の割合
は低いので、表示用CPU96は、「リーチC」、「大
当たり」及び「確変」を選択する確率が高く、残りのも
のはほとんど選択されないことを意味する。これは、変
動パターン信号は、リーチC発生後の当たりを意味し、
最終的な表示画面としては、3個の変動図柄が揃ってい
る状態をしめすので、テーブル8が選択された場合、
「リーチC」が発生することを予告する表示「リーチ
C」をできるだけ選択するためである。
【0082】また、テーブル8には、リーチ発生直後の
予告表示としての「大当たり」が設けられ、リーチ発生
直後の予告表示としての「確変」が設けられ、リーチ発
生直後の予告表示として指定用サイコロPCを表示しな
い「指定無し」が設けられ、予告表示画面を表示するも
のの、図柄変動中の予告表示として将来の遊技態様の展
望を示さないことを意味する「無」が設けられ、リーチ
発生直後の予告表示としての「リーチC」が設けられて
いる。そして、リーチ発生直後の「リーチC」、「大当
たり」及び「確変」の項目の選択用カウンタ値の幅の割
合が一番高く、残りのものの選択用カウンタ値の幅の割
合は低いので、表示用CPU96は、「リーチC」、
「大当たり」及び「確変」を選択する確率が高く、残り
のものはほとんど選択されないことを意味する。これ
は、変動パターン信号は、リーチCの当たりを意味し、
最終的な表示画面としては、3個の変動図柄が揃ってい
る状態をしめすので、それとの整合性との観点から、テ
ーブル8が選択された場合、「リーチC」が発生するこ
とを予告する表示としての「リーチC」をできるだけ選
択するためである。
【0083】尚、「確変」か否かは、最終停止図柄が
「1、1、1」、「3、3、3」、「5、5、5」、
「7、7、7」及び「9、9、9」のいずれかであるか
否かによって定まるので、これら確変を示す停止図柄が
選択された場合、「確変」の項目の選択用カウンタ値の
幅の割合を高くし、「1、1、1」、「3、3、3」、
「5、5、5」、「7、7、7」及び「9、9、9」の
停止図柄のいずれかもが選択されない場合、「確変」の
項目の選択用カウンタ値の幅の割合を低くするように設
定する。それにより、双六ゲーム表示X0において、主
基板71のCPU75から表示用CPU96に対して出
力された最終停止図柄のデータにより、表示用CPU9
6は、「確変」が選択される可能性が少なかったり、
「確変」が選択される可能性が高かったりすることがわ
かるので、それに応じて「確変」の項目の選択用カウン
タ値の幅の割合を変更できるように予め設定する。ま
た、リーチ状態の発生前の時点で、図10及び図14に
示す双六ゲーム表示X0として、通知情報の全てを表示
し、リーチ発生直後の時点において双六ゲーム表示X0
から「リーチA、B」を除いて表示する。これは、リー
チCの発生時点がリーチA、Bの発生時点より早く、例
えばリーチCが発生した場合、リーチA、Bが発生する
ことがなく、リーチ予告として「リーチA、B」を表示
する必要はなく、遊技の展開上不要となったものを削除
して表示するためである。
【0084】次に、左側、中側及び右側のキャラクタ付
きの図柄データH1乃至H10の停止のタイミングにつ
いて説明する。図柄データH1乃至H10の停止のタイ
ミングは、図32に示すように、時系列的に見ると、特
殊な表示態様であるリーチA及びリーチBの場合、スタ
ートから左側のキャラクタ付きの図柄データH1等が時
点T1で停止し、右側のキャラクタ付きの図柄データH
1等が時点T2で停止してリーチ状態になってから、リ
ーチA等の特殊な表示態様が実行された後に、中側のキ
ャラクタ付きの図柄データH1等が時点T3で最終停止
する。
【0085】既述した如く、リーチAの発生後のはずれ
の場合、変動時間(スタートから中側の変動図柄が停止
する時点T3までの時間をいう)は30秒であり、リー
チBの発生後のはずれの場合、変動時間25秒であるの
に対して、リーチAの当たりの変動時間は32秒であ
り、リーチBの当たりは変動時間は27秒である。但
し、左側のキャラクタ付きの図柄データH1等が停止す
る時点T1、右側のキャラクタ付きの図柄データH1等
が停止する時点T2は、リーチAの発生後のはずれまた
は当たり、リーチBの発生後のはずれまたは当たりの場
合のいずれにおいても、スタートからすべて同じ時点T
1、T2であることがわかるので、時点T2では、どの
ような遊技が進行するか、遊技者にとって将来の展開が
分からない。そして、左側のキャラクタ付きの図柄デー
タH1等が停止する前(時点T1前)、または、左側の
キャラクタ付きの図柄データH1等が停止し、右側のキ
ャラクタ付きの図柄データH1等が停止する間(時点T
1と時点T2との間)で、図10及び図14に示す双六
ゲーム表示X0を表示してもよい。
【0086】また、左側のキャラクタ付きの図柄データ
H1等が時点T1で停止し、右側のキャラクタ付きの図
柄データH1等が時点T2で停止した後、中側のキャラ
クタ付きの図柄データH1等が時点T3で停止する前に
(時点T2と時点T3との間)、図10等に示す双六ゲ
ーム表示X0を表示してもよい。また、左側のキャラク
タ付きの図柄データH1等が時点T1で停止した後、右
側のキャラクタ付きの図柄データH1等が時点T2で停
止する前に、双六ゲーム表示X0を表示してもよいし、
必要に応じて、左側のキャラクタ付きの図柄データH1
等が時点T1で停止する前に双六ゲーム表示X0を表示
してもよい。
【0087】リーチCの場合も、スタートから左側のキ
ャラクタ付きの図柄データH1等が時点T1で停止し、
右側のキャラクタ付きの図柄データH1等が時点T2で
停止してリーチ状態となり、中側のキャラクタ付きの図
柄データH1等が時点T3で最終停止する。また、リー
チCの発生の際の時点T1、T2がリーチA、Bの発生
の際の時点T1、T2より早く、例えばリーチCが発生
した場合、リーチA、Bが発生することがないことが分
かる。
【0088】また、リーチCのはずれの場合変動時間2
0秒であり、リーチCの当たりの場合変動時間は22秒
であり、リーチA及びリーチBの場合に比べて、停止タ
イミングが早いことがわかる。この場合、左側のキャラ
クタ付きの図柄データH1等が停止し、右側のキャラク
タ付きの図柄データH1等が停止する前に、図10等に
示す双六ゲーム表示X0を表示してもよいし、左側及び
右側のキャラクタ付きの図柄データH1等が停止した後
に、双六ゲーム表示X0を表示してもよい。また、保留
数1乃至保留数3の完全はずれは、変動時間7秒で停止
し、保留数4の完全はずれは、変動時間5秒で停止す
る。
【0089】以上説明したように、この実施の形態のパ
チンコ遊技機1では、左側、中側、右側の変動図柄H1
〜H10を表示する液晶表示器19を設け、パチンコ遊
技機1の各始動口31、38にパチンコ球が入賞した場
合には、液晶表示器19の表示において、左側、中側及
び右側の変動図柄H1〜H10が変動を開始し、左側及
び右側の変動図柄H1〜H10が揃うリーチ状態になる
パチンコ遊技機1において、特別の表示態様であるリー
チA乃至リーチCまたは遊技者有利状態(確率変動また
は大当たり)を設定する前に、これらリーチA乃至リー
チCの発生を予告するリーチ予告情報または遊技者有利
状態の発生を予告する遊技者有利状態予告情報の全て
を、双六ゲーム表示X0において、並んだ状態で同時に
表示するとともに、指定用サイコロPCの出た目でもっ
て、これら全てのリーチ予告情報または遊技者有利状態
予告情報の中から、一つが選択される状態を表示するの
で、表示内容が変化に富むものになって、遊技者の興味
を引きつける結果、遊技者の興趣を増大する。
【0090】また、縦横にリーチ予告情報または遊技者
有利状態予告情報をランダムに配列した表示欄Y1を液
晶表示器19に表示し、表示欄Y1の箇所を適宜指定し
てもよい。この場合、リーチ予告情報、または、遊技者
有利状態予告情報の全てを並べて表示した段階で、例え
ば大当たり等の遊技者にとって有利な遊技状態の発生が
あり得ることを、遊技者に対して容易に知らせることに
なるので、遊技者に大当たり等の発生を予感させて、遊
技者の興味を引きつけることができる。
【0091】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論であり、以下のよう
にしてもよい。例えば、前記上述した実施の形態では、
複数の特別なリーチ状態表示態様または前記遊技者有利
状態表示態様を予告する予告画面としては、双六ゲーム
以外であってもよい。また、予告画面において、各リー
チ状態表示態様に対応するリーチ予告情報のみを表示し
てもよいし、または、各遊技者有利状態表示態様に対応
する遊技者有利状態予告情報のみを表示してもよい。ま
た、前記実施の形態において、この発明を第1種パチン
コ遊技機で具体化したが、その他のパチンコ遊技機にお
いて実施してもよいし、それ以外の遊技機において具体
化しても何ら構わない。
【0092】また、前記実施の形態は、カードとして貸
し球用プリペイドカードを使用しない遊技機であった
が、貸し球用プリペイドカードを使用する遊技機であっ
てもよい。また、予告画面は、リーチ状態の発生前の時
点のみで出現してもよいし、または前記リーチ状態から
前記遊技者有利状態までの間の時点のみで出現してもよ
い。また、指定用サイコロPCの出た目でもってリーチ
予告情報としてのリーチ無し、リーチB、リーチCを指
定する態様、遊技者有利状態予告情報としての「大当た
り」または「確率変動」を指定する態様は一例であっ
て、任意の変更ができる。指定手段として、指定用サイ
コロ以外のものを用いても良い。
【0093】
【発明の効果】以上説明した通り、請求項1に係る遊技
機によれば、複数の変動図柄を表示面に表示する図柄表
示装置を備え、変動図柄の変動開始後、一部の変動図柄
が所定の態様で停止するリーチ状態を経て、全ての変動
図柄が所定の組み合わせで停止した際に、遊技者にとっ
て有利な遊技状態が発生する遊技機において、前記リー
チ状態、または前記遊技者有利状態の将来の表示演出を
知らせる通知情報の全てを、前記表示面に並んだ状態で
表示する表示制御手段を備え、前記表示制御手段は、こ
れら全ての表示の中から、一つが選択される状態を表示
するので、通知情報、例えば通常のリーチ状態の発生の
可能性を知らせる通知情報とか、通常のリーチ状態と異
なる表示演出の特別なリーチ状態の発生の可能性を知ら
せる通知情報とか、または遊技者有利状態の発生の可能
性を知らせる通知情報の全てが、並んだ状態で表示さ
れ、これら全ての通知情報の中の一つが選択される状態
を表示する。そのため、遊技機の表示内容が変化に富む
ものになって、遊技者の興味を引きつけ、遊技者の興趣
が増大する。
【0094】請求項2に係る発明によれば、表示制御手
段は、前記通知情報を前記表示面に表示する際に、遊技
の展開上不要となったものを削除して表示するので、通
知情報の表示が遊技の展開に伴って変化して斬新なもの
となるため、遊技機の表示内容が変化に富むものになっ
て、遊技者の興味を引きつけ、遊技者の興趣が増大す
る。
【0095】請求項3に係る発明によれば、表示制御手
段は、前記リーチ状態の発生前の時点、または前記リー
チ状態から前記遊技者有利状態までの間の時点で、通知
情報を前記表示面に表示するので、これから発生する遊
技内容に対する期待感を高め、遊技者の興味を引きつ
け、遊技者の興趣が増大する。
【0096】請求項4に係る発明によれば、表示制御手
段は、前記通知情報を表示しない場合があるので、通知
情報の役割を果たさず遊技演出が分からないため、遊技
機の表示内容が変化に富むものになって、遊技者の興味
を引きつけ、遊技者の興趣が増大する。
【0097】請求項5に係る発明によれば、表示制御手
段は、通知情報の全てを、並んだ状態で表示面に表示す
るが、並んだ通知情報から選択されない状態を表示する
ので、通知情報の役割を果たさず遊技演出が分からない
ため、遊技機の表示内容が変化に富むものになって、遊
技者の興味を引きつけ、遊技者の興趣が増大する。
【0098】請求項6に係る発明によれば、表示制御手
段は、表示面に表示された通知情報の中から一つが選択
された際に、その通知情報の遊技内容を表示をするの
で、通知情報に対応する表示演出が実行され、遊技機の
表示内容が変化に富むものになって、遊技者の興味を引
きつけ、遊技者の興趣が増大する。
【0099】請求項7に係る発明によれば、表示制御手
段は、前記通知情報と選択された表示演出とが異なる表
示をするので、通知情報が表示面に表示された段階で、
通知情報に対応する表示演出が分かり、その遊技に対す
る興味が薄れるおそれがあるが、通知情報と選択された
表示演出とが異なる場合があるため、遊技者に意外感を
持たせ、遊技に対する興味が薄れることない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るパチンコ遊技機全体を示した
正面図である。
【図2】実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技領域を
拡大して示した正面図である。
【図3】実施の形態に係るパチンコ遊技機の制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態に係るパチンコ遊技機の表示制御回
路部のシステム構成を示すブロック図である。
【図5】実施の形態に係るパチンコ遊技機の主基板のC
PUが実行する制御処理を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態に係るパチンコ遊技機の表示制御回
路部の表示用CPUが実行する制御処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】実施の形態に係るパチンコ遊技機の「大当たり
遊技処理」を示すサブフローチャートである。
【図8】実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶表示器
に表示される拡大正面図であって、その変動状態を示
す。
【図9】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶表
示器に表示される拡大正面図であって、そのリーチ状態
を示す。
【図10】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であって、特別のモード
状態を示す。
【図11】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であって、大当たり状態
を示す。
【図12】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であって、その変動状態
を示す。
【図13】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であって、そのリーチ状
態を示す。
【図14】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であって、特別のモード
状態を示す。
【図15】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であて、特別のリーチ状
態を示す。
【図16】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であて、特別のリーチ状
態を示す。
【図17】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であて、特別のリーチ状
態を示す。
【図18】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であて、特別のリーチ状
態を示す。
【図19】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であて、特別のリーチ状
態を示す。
【図20】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であて、特別のリーチ状
態を示す。
【図21】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示器に表示される拡大正面図であって、大当たり状態
を示す。
【図22】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図23】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図24】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図25】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図26】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図27】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図28】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図29】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図30】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図31】この実施の形態に係るパチンコ遊技機のメモ
リに記憶されているテーブルを示す図である。
【図32】この実施の形態に係るパチンコ遊技機の液晶
表示装置で表示される変動図柄の停止タイミングを示す
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機、 18 特別図柄表示装置 19 液晶表示器 71 主基板(主制御部) 73 賞球払出装置 75 CPU 77A 大当たりカウンタ 77B 普通図柄カウンタ 77C 第1保留カウンタ 77D 第2保留カウンタ 77E パラメータ記憶エリア 95 表示制御回路部(表示制御部) 96 表示用CPU 97 プログラム用ROM(設定手段) 98 CPU用RAM 99 VDP 100 VDP用RAM 101 キャラクタ用ROM Y1 表示欄 X0 双六ゲーム表示 X1〜X6 通知情報 PC 指定用サイコロ(指定用手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変動図柄を表示面に表示する図柄
    表示装置を備え、変動図柄の変動開始後、一部の変動図
    柄が所定の態様で停止するリーチ状態を経て、全ての変
    動図柄が所定の組み合わせで停止した際に、遊技者にと
    って有利な遊技状態が発生する遊技機において、 前記リーチ状態または前記遊技者有利状態に関する将来
    の表示演出を知らせる通知情報の全てを、前記表示面に
    並んだ状態で表示する表示制御手段を備え、前記表示制
    御手段は、これら全ての表示の中から、一つが選択され
    る状態を表示することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記通知情報を前記表示面に表示
    する際に、遊技の展開上不要となったものを削除して表
    示することを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の遊技機
    において、 前記表示制御手段は、前記リーチ状態の発生前の時点、
    または前記リーチ状態から前記遊技者有利状態までの間
    の時点で、前記通知情報を前記表示面に表示することを
    特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記通知情報を前記表示面に表示
    しない場合があることを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
    載の遊技機において、 前記表示制御手段は、通知情報の全てが並んだ状態を表
    示面に表示するが、並んだ通知情報から、選択されない
    状態を表示することを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一に記
    載の遊技機において、 前記表示制御手段は、表示面に表示された通知情報の中
    から選択された際に、その通知情報の遊技内容を表示を
    することを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記通知情報と選択された表示と
    異なる表示をすることを特徴とする遊技機。
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