JP2003038774A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003038774A
JP2003038774A JP2001231272A JP2001231272A JP2003038774A JP 2003038774 A JP2003038774 A JP 2003038774A JP 2001231272 A JP2001231272 A JP 2001231272A JP 2001231272 A JP2001231272 A JP 2001231272A JP 2003038774 A JP2003038774 A JP 2003038774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
symbol
displayed
identification
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001231272A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Banno
誠 番野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2001231272A priority Critical patent/JP2003038774A/ja
Publication of JP2003038774A publication Critical patent/JP2003038774A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数種類の識別情報を変動表示可能な表示手段
を備えたパチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的
な向上を図る。 【解決手段】パチンコ機1には遊技盤が設けられてい
る。遊技盤には作動口、大入賞口等が設けられるととも
に、その中央部には表示部を備えた特別図柄表示装置が
組込まれている。表示部では複数種類の識別図柄が複数
の図柄表示領域において変動表示される。そして、これ
らの識別図柄が特定の組合せで停止した場合には、大当
たり状態が付与される。その後、大当たり図柄を表示し
たまま、大当たり図柄が停止表示されていない図柄表示
領域において、確変モードが付与されるか否かに関する
抽選表示が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の識別情
報を変動表示可能な表示手段を備えた遊技機に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】従来、遊技機の一種として、複数の図柄
表示領域を設けると共に、各図柄表示領域において複数
種類の識別図柄を変動表示可能な表示装置等の表示手段
を備えたパチンコ機が知られている。 【0003】この種のパチンコ機では、停止表示された
識別図柄の組合せ(停止図柄の組合せ)に応じて、様々
な遊技状態が導出されるようになっている。例えば、複
数の識別図柄が特定の組み合わせで停止表示された場合
に、遊技者に有利な特別遊技価値いわゆる大当たり状態
が付与されるようになっている。ここで、特定の組合せ
で最終的に停止表示される識別図柄を大当たり図柄とい
う。そして、大当たり状態が付与されると、大入賞口が
開放されること等によって、遊技者は大量の景品球を獲
得することが可能となる。 【0004】さて、最近では、高確率モード(以下、確
変モードという)の設定されてなるパチンコ機が知られ
るようになってきている。当該確変モードというのは、
大当たり状態終了後の遊技に際し、大当たり状態の付与
される確率が高められるものである。確変モードが付与
されるか否かは、大当たり図柄の種類に応じて決定され
るようになっている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、表
示演出の演出効果を高めるために、一旦、特定の組合せ
で停止表示された識別図柄を再び変動表示させることに
より、大当たり図柄の種類を変更するいわゆる再抽選演
出を行うものも見受けられる。 【0006】ところが、上記再抽選演出では、一旦停止
表示されたすべての識別図柄が再び変動表示されるた
め、遊技者は、大当たり状態が付与されたのかどうか判
断しづらかった。かかる意味で、遊技者にとっての興趣
の向上が妨げられるおそれがあった。 【0007】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、複数種類の識別情報を変動
表示可能な表示装置等の表示手段を備えた遊技機におい
て、興趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を提
供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。 【0009】手段1.複数種類の識別情報を複数の情報
表示領域において変動表示可能な表示手段を備え、前記
表示手段の表示部において、所定数の前記情報表示領域
が列状に配列された表示領域列が複数列表示されるよう
構成され、少なくとも1つの前記表示領域列において、
前記識別情報が特定の組合せで停止表示された場合に
は、遊技者に有利な特別遊技価値が付与され、特定条件
が成立した場合には、前記特別遊技価値が付与された後
段階において所定の付加価値が付与されるような構成で
あって、前記識別情報が前記特定の組合せで停止表示さ
れた後段階に、該特定の組合せが成立している前記表示
領域列以外の前記情報表示領域のうちの少なくとも1つ
において、前記付加価値が付与されるか否かに関する抽
選表示を行うことを特徴とする遊技機。 【0010】上記手段1によれば、所定数の情報表示領
域が列状に配列された表示領域列が複数列表示され、少
なくとも1つの表示領域列において、識別情報が特定の
組合せで停止表示された場合には、遊技者に有利な特別
遊技価値が付与される。また、特定条件が成立した場合
には、特別遊技価値が付与された後段階において所定の
付加価値が付与されるように構成されている。本手段で
は、識別情報が特定の組合せで停止表示された後段階
に、該特定の組合せが成立している表示領域列以外の情
報表示領域のうちの少なくとも1つにおいて、付加価値
が付与されるか否かに関する抽選表示が行われる。この
ようにすれば、特定の組合せで停止表示された識別図柄
を再び変動表示することなく、付加価値が付与されるか
否かに関する抽選表示を行うことができる。結果とし
て、遊技者は、特別遊技価値が付与されたことを確認し
つつ、前記抽選表示を楽しむことができ、さらなる興趣
の向上を図ることができる。なお、上記「列状」に代え
て、「略直線状に」としてもよい。 【0011】手段2.手段1において、前記特定の組合
せで停止表示された識別情報を停止表示したまま、前記
抽選表示を行うことを特徴とする遊技機。 【0012】上記手段2によれば、特定の組合せで停止
表示された識別情報を表示したままにすることによっ
て、より明確に遊技者に特別遊技価値が付与されたこと
を示しつつ、前記抽選表示を行うことができる。 【0013】手段3.手段1又は手段2において、前記
特定の組合せは、前記識別情報の同種の組合せであっ
て、前記抽選表示は、前記識別情報の変動表示であっ
て、前記抽選表示が行われる情報表示領域において停止
表示される識別情報が、前記特定の組合せを構成する識
別情報と同種の識別情報であることにより、前記特定条
件が成立し、前記付加価値の付与が確定することを特徴
とする遊技機。 【0014】上記手段3によれば、前記抽選表示として
識別情報の変動表示が行われ、その情報表示領域に前記
特定の組合せで停止表示された識別情報と同種の識別情
報が停止表示された場合には、前記特定条件が成立し、
付加価値の付与が確定する。つまり、特定の組合せで停
止表示される識別情報やその停止態様、又は、その停止
態様を導出する前段階の表示演出等と、より明確に関連
した前記抽選表示を行うことができるため、表示演出全
体に繋がりを持たせ、遊技者にとってのさらなる興趣の
向上を図ることができる。 【0015】手段4.手段3において、前記抽選表示
は、一旦停止表示された前記識別情報を再び変動表示さ
せることにより行われるようにしたことを特徴とする遊
技機。 【0016】上記手段4によれば、前記抽選表示とし
て、停止表示された識別情報を再び変動表示させる。結
果として、表示演出が多様化され、遊技者にとってのさ
らなる興趣の向上を図ることができる。 【0017】手段5.手段3又は手段4において、前記
抽選表示が、前記識別情報が特定の組合せで停止表示さ
れた表示領域列以外で、前記特定の組合せを構成する識
別情報と同種の識別情報が停止表示されていない全ての
前記情報表示領域において行われるよう構成され、前記
表示部における全ての前記情報表示領域において、同種
の前記識別情報が停止表示されることにより、前記特定
条件が成立するようにしたことを特徴とする遊技機。 【0018】上記手段5によれば、前記抽選表示が、前
記識別情報が特定の組合せで停止表示された表示領域列
以外で、特定の組合せを構成する識別情報と同種の識別
情報が停止表示されていない全ての情報表示領域におい
て行われるよう構成されている。そして、前記表示部に
おける全ての情報表示領域において、同種の識別情報が
停止表示されることにより、前記特定条件が成立し、付
加価値の付与が確定する。つまり、停止表示された識別
情報の種類によらず、全ての情報表示領域に停止表示さ
れる識別情報の全体的な停止態様によって、付加価値の
付与の有無が決定される。このような、付加価値の付与
の抽選演出は、遊技者にとって新鮮で面白味のある表示
演出になり、さらなる興趣の向上を図ることができる。 【0019】手段6.手段1乃至手段5のいずれかにお
いて、前記各情報表示領域における前記識別情報の変動
表示は、前記複数種類の識別情報が所定順序で配列され
た情報配列に基づいて行われるよう構成され、少なくと
も同じ前記表示領域列に含まれない複数の異なる前記情
報表示領域において、前記識別情報の変動表示が所定の
前記情報配列に基づいて関連するように行われるように
したことを特徴とする遊技機。 【0020】上記手段6によれば、複数の異なる情報表
示領域における識別情報の変動表示が、所定の情報配列
に基づいて関連するように行われることにより、複数の
情報表示領域における変動表示制御の簡素化を図ること
ができる。 【0021】手段7.手段6において、前記情報配列に
は、同種の前記識別情報が連続して配列された部分が含
まれるよう構成され、前記識別情報の変動表示が関連す
るように行われる複数の情報表示領域において、同種の
前記識別情報が同時期に停止表示されるようにしたこと
を特徴とする遊技機。 【0022】上記手段7によれば、前記情報配列に、同
種の識別情報が連続して配列された部分が含まれること
によって、複数の異なる情報表示領域における識別情報
の変動表示が所定の情報配列に基づいて関連するように
行われたとしても、前記複数の情報表示領域において同
時期に同種の識別情報を停止表示させることが可能とな
る。結果として、変動表示制御の簡素化を図るととも
に、識別情報の停止態様を多様化し、さらなる興趣の向
上を図ることができる。 【0023】手段8.手段1乃至手段7のいずれかにお
いて、前記複数の表示領域列は、所定の情報表示領域を
共有して交差した構成となっていることを特徴とする遊
技機。 【0024】上記手段8によれば、複数の表示領域列
は、所定の情報表示領域を共有して交差した構成となっ
ているため、各表示領域列の共有部分や非共有部分を利
用した多彩な表示演出を行うことができ、さらなる興趣
の向上を図ることができる。 【0025】手段9.手段1乃至手段7のいずれかにお
いて、前記複数の表示領域列は、前記所定数の情報表示
領域が前記表示部に対して縦方向に配列された縦表示領
域列と、前記所定数の情報表示領域が前記表示部に対し
て横方向に配列された横表示領域列とにより構成され、
前記縦表示領域列と横表示領域列とが所定の前記情報表
示領域を共有して十字形に交差した構成となっているこ
とを特徴とする遊技機。 【0026】上記手段9によれば、複数の表示領域列
は、所定数の情報表示領域が表示部に対して縦方向に配
列された縦表示領域列と、横方向に配列された横表示領
域列とにより構成されている。また、縦表示領域列と横
表示領域列とが所定の情報表示領域を共有して十字形に
交差した構成となっている。各表示領域列の共有部分や
非共有部分を利用した多彩な表示演出を行うことがで
き、さらなる興趣の向上を図ることができる。 【0027】手段10.手段8又は手段9において、少
なくとも前記共有される所定の情報表示領域において前
記識別情報が変動中の一時期において、前記識別情報が
特定の組合せで停止表示される前段階には、少なくとも
1つの前記表示領域列において、同種かつ複数の前記識
別情報が仮想的なラインを形成させるように並んで停止
表示されることを条件として特定表示態様が成立するよ
う構成され、前記交差した複数の表示領域列に、それぞ
れ前記同種かつ複数の識別情報が並んで停止表示される
ことにより、前記仮想的なラインが複数本形成されるよ
うな前記特定表示態様が成立するようにしたことを特徴
とする遊技機。 【0028】上記手段10によれば、前記仮想的なライ
ンが複数本形成された特定表示態様が成立することで、
特別遊技価値の付与される表示上の確率がさらに高まる
ような演出効果がもたらされる。なお、前記特定表示態
様は、「識別情報が前記特定の組合せで停止表示される
前段階にあたる」ものであって、必ずしもその後「識別
情報が前記特定の組合せで停止表示され」なくともよ
い。前記特定表示態様は、いわゆるリーチ態様を含むも
のであり、前記仮想的なラインはリーチラインを含むも
のである。 【0029】手段11.手段1乃至手段10のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備
えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技
領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配
置された作動口に入賞することを必要条件として表示手
段における識別情報の変動が開始すること、又、特別遊
技価値としての特別遊技状態発生中には遊技領域内の所
定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて
遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価
値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込む等も含
む)が付与されること等が挙げられる。上記パチンコ機
には、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊技者に
有利な状態である特別遊技状態(大当たり状態)と、遊
技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態
の2種類の遊技状態が存在する。 【0030】手段12.手段1乃至手段10のいずれか
において、遊技機はスロットマシンであること。中で
も、スロットマシンの基本構成としては、「遊技状態に
応じてその遊技状態を識別させるための複数の識別情報
からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を停止
表示する表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作
レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、
停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因
して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動
が停止され、停止表示された識別情報の組合せが特定の
組合せであることを必要条件として遊技者に有利な特別
遊技価値を付与する遊技価値付与手段とを備えた遊技
機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が
代表例として挙げられる。上記遊技機には、少なくとも
多数個の遊技媒体例えばコイン、メダル等を取得できる
遊技者に有利な状態である特別遊技価値としての特別遊
技状態(大当たり状態)と、遊技媒体を消費する遊技者
に不利な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態が
存在する。 【0031】手段13.手段1乃至手段10のいずれか
において、遊技機は少なくとも複数種類の表示手段を備
えたスロットマシンであること。中でも、スロットマシ
ンの基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技状
態を識別させるための複数の第1の識別情報からなる識
別情報列を変動表示した後に前記第1の識別情報を停止
表示する第1の表示手段と、少なくとも前記第1の識別
情報とは異なる複数の第2の識別情報を遊技状態に応じ
て可変表示可能とする第2の表示手段と、少なくとも始
動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して前
記第1の識別情報の変動が開始され、停止用操作手段
(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定
時間経過することにより前記第1の識別情報の変動が停
止され、停止表示された識別情報の組合せが特定の組合
せであることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技
価値を付与する遊技価値付与手段とを備えた遊技機」と
なる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例
として挙げられる。上記遊技機には、少なくとも多数個
の遊技媒体例えばコイン、メダル等を取得できる遊技者
に有利な状態である特別遊技価値としての特別遊技状態
(大当たり状態)と、遊技媒体を消費する遊技者に不利
な状態である通常遊技状態の2種類の遊技状態が存在す
る。なお、このスロットマシンでは、手段1乃至手段1
0のいずれかにおいて行われる表示制御を主として第2
の表示手段において行うような構成となっている。すな
わち、ここにいう第2の表示手段が手段1乃至手段10
のいずれかの表示手段に相当し、ここにいう第2の識別
情報が手段1乃至手段10のいずれかの識別情報に相当
する。 【0032】手段14.手段13において、少なくとも
前記第1の表示手段において、前記第1の識別情報が特
定の組合せとなって停止表示される前段階において、前
記第2の表示手段において、少なくとも前記第2の識別
情報が特定の組合せで停止表示されることにより、前記
特別遊技価値が付与されるようにしたことを特徴とする
スロットマシン。 【0033】上記手段14によれば、第1の表示手段及
び第2の表示手段において、それぞれの識別情報がそれ
ぞれ特定の組合せで停止表示される。このため、遊技内
容に厚みができ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上
を図ることができる。 【0034】手段15.手段1乃至手段10のいずれか
において、遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融
合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊
技機の基本構成としては、「遊技状態に応じてその遊技
状態を識別させるための複数の識別情報からなる識別情
報列を変動表示した後に識別情報を停止表示する表示手
段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作
に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段
(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定
時間経過することにより識別情報の変動が停止され、停
止表示された識別情報の組合せが特定の組合せであるこ
とを必要条件として遊技者に有利な特別遊技価値を付与
する遊技価値付与手段とを備え、遊技媒体として遊技球
を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際して
は所定数の遊技球を必要とし、特別遊技価値が付与され
た際には多くの遊技球が払い出されるよう構成されてな
る遊技機」となる。上記遊技機には、少なくとも多数個
の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である特別遊
技価値としての特別遊技状態(大当たり状態)と、遊技
球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊技状態の
2種類の遊技状態が存在する。 【0035】手段16.手段1乃至手段10のいずれか
において、遊技機は少なくとも複数種類の表示手段を備
えたパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機
であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本構成
としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させ
るための複数の第1の識別情報からなる識別情報列を変
動表示した後に前記第1の識別情報を停止表示する第1
の表示手段を備え、少なくとも前記第1の識別情報とは
異なる複数の第2の識別情報を遊技状態に応じて可変表
示可能とする第2の表示手段と、少なくとも始動用操作
手段(例えば操作レバー)の操作に起因して前記第1の
識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばス
トップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過す
ることにより前記第1の識別情報の変動が停止され、停
止表示された識別情報の組合せが特定の組合せであるこ
とを必要条件として遊技者に有利な特別遊技価値を付与
する遊技価値付与手段とを備え、遊技媒体として遊技球
を使用するとともに、前記第1の識別情報の変動開始に
際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技価値が付
与された際には多くの遊技球が払い出されるよう構成さ
れてなる遊技機」となる。上記遊技機には、少なくとも
多数個の遊技球を取得できる遊技者に有利な状態である
特別遊技価値としての特別遊技状態(大当たり状態)
と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊
技状態の2種類の遊技状態が存在する。なお、前記融合
させた遊技機では、手段1乃至手段10のいずれかにお
いて行われる表示制御を主として第2の表示手段におい
て行うような構成となっている。すなわち、ここにいう
第2の表示手段が手段1乃至手段10のいずれかの表示
手段に相当し、ここにいう第2の識別情報が手段1乃至
手段10のいずれかの識別情報に相当する。 【0036】手段17.手段16において、少なくとも
前記第1の表示手段において、前記第1の識別情報が特
定の組合せとなって停止表示される前段階において、前
記第2の表示手段において、少なくとも前記第2の識別
情報が特定の組合せで停止表示されることにより、前記
特別遊技価値が付与されるようにしたことを特徴とする
遊技機。 【0037】上記手段17によれば、第1の表示手段及
び第2の表示手段において、それぞれの識別情報がそれ
ぞれ特定の組合せで停止表示される。このため、遊技内
容に厚みができ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上
を図ることができる。 【0038】 【発明の実施の形態】以下に、遊技機としてパチンコ遊
技機(以下、単に「パチンコ機」という)を具体化した
一実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 【0039】図1に示すように、パチンコ機1は、外枠
2と、その前部に設けられた前面枠3とを備えている。
前面枠3は外枠2の一側部にて開閉可能に装着されてい
る。前面枠3の前面側には、一側部にて開閉可能に装着
されたガラス扉枠4と、ガラス扉枠4の下側において遊
技球B(図2参照)を貯留するための上皿5及び下皿6
とが設けられている。 【0040】前面枠3の前面側の下皿6側方には操作手
段としてのハンドル7が設けられており、ハンドル7は
図示しない遊技球発射装置に連結されている。 【0041】前面枠3の後側(ガラス扉枠4の奥、外枠
2の内側)には、遊技盤8(図2参照)が着脱可能に装
着されている。遊技球発射装置は、遊技者がハンドル7
を回転させることにより、遊技盤8の上部に向けて遊技
球Bを発射可能とするものである。 【0042】前面枠3内部(上皿5の側方)には、遊技
の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技
状態等を音声にて報知するためのスピーカ9が埋設され
ている。 【0043】図2に示すように、遊技盤8の一側部に
は、遊技球発射装置によって発射された遊技球Bを遊技
盤8の上部に案内する内レール10a及び外レール10
bが設けられている。 【0044】遊技盤8の下部には、作動口11及び大入
賞口12が設けられている。作動口11は遊技球B用の
通路を備え、その通路入口には羽根13が開閉可能に支
持されている。大入賞口12の奥にはシーソー14が設
けられているとともに、シーソー14の側部においてV
ゾーン15及び入賞通路16が設けられている。 【0045】大入賞口12の前部には、大入賞口12を
開閉するシャッタ17が設けられている。シャッタ17
は大入賞口12の側部に設けられた大入賞口用ソレノイ
ド18により作動する。詳しくは、大入賞口ソレノイド
18が励磁状態となると、シャッタ17が略水平状態と
なり大入賞口12が開かれる。また、大入賞口ソレノイ
ド18が非励磁状態となると、シャッタ17が略垂直状
態となり大入賞口12が閉鎖される。 【0046】大入賞口12の一側部には、シーソー用ソ
レノイド19が設けられている。通常、シーソー用ソレ
ノイド19は非励磁状態となっている。このとき、シー
ソー14はVゾーン15の方へ傾いた状態となってい
る。また、シーソー用ソレノイド19が励磁状態となる
と、シーソー14は入賞通路16の方へ傾いた状態とな
る。つまり、遊技球Bが大入賞口12に入賞した場合、
遊技球Bはシーソー14の傾きにより、Vゾーン15又
は入賞通路16のどちらか一方へ導かれるようになって
いる。なお、本実施の形態では、シャッタ17の開状態
において、遊技球Bが1つでもVゾーン15を通過する
と、シーソー用ソレノイド19が励磁状態となる。そし
て、シャッタ17が閉じられると再び非励磁状態にもど
るように構成されている。 【0047】遊技盤8の中央部には、表示手段としての
特別図柄表示装置20が組込まれている。特別図柄表示
装置20は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示
部20aを備えており、識別情報としての識別図柄や、
情報表示領域としての図柄表示領域等を表示可能とす
る。 【0048】本実施の形態では、表示部20aに5つの
図柄表示領域が表示され、各図柄表示領域において複数
種類の識別図柄が変動表示される。5つの図柄表示領域
は、十字形に配列された上図柄表示領域D1、左図柄表
示領域D2、下図柄表示領域D3、右図柄表示領域D4
及び中図柄表示領域D5によって構成されている。 【0049】そして、各図柄表示領域D1〜D5に停止
表示される識別図柄の組合せによって、各種遊技状態が
導出される。各種遊技状態としては、大当たり状態、リ
ーチ状態、外れ状態等が例として挙げられる。なお、大
当たり状態は、本実施の形態における特別遊技価値、特
別遊技状態に相当する。 【0050】ここで、大当たり状態とは、遊技者に比較
的不利な状態である通常遊技状態(遊技球Bが徐減する
状態)から所定条件が成立することに基づいて発生する
遊技者に有利な状態をいう。本実施の形態では、複数の
識別図柄が特定の組合せで停止表示されることにより、
大当たり状態の発生が確定する(特別遊技価値が付与さ
れる)ようになっている。なお、大当たり状態が導出さ
れる際に停止表示される識別図柄を大当たり図柄とい
う。 【0051】リーチ状態とは、大当たり状態に至る過程
にある一状態をいい、表示部20aにおいて、複数の識
別図柄が特定の組合せで停止表示される前段階にあたる
特定表示態様としてのリーチ態様が成立した状態を指
す。また、識別図柄の変動表示とともに、種々のリーチ
演出に代表される様々な表示演出も行われるようになっ
ている。 【0052】なお、識別図柄の変動表示は、遊技球Bが
作動口11へ入賞することに基づいて行われるようにな
っている。但し、変動表示中に遊技球Bが新たに作動口
11に入賞した場合には、その分の変動表示は、その時
点で行われている変動表示の終了後に行われるようにな
っている。つまり、変動表示が待機(保留)されること
となる。 【0053】表示部20aの上方には、前述したような
識別図柄の変動表示の保留回数を示す保留ランプ24
a,24b,24c,24dが組み込まれている。保留
ランプ24a〜24dは、変動表示の保留毎に点灯し、
その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯するよう
になっている。 【0054】特別図柄表示装置20上部には、普通図柄
表示装置31が併設されている。普通図柄表示装置31
は、保留ランプ32と、7セグ表示部33とを有してい
る。また、特別図柄表示装置20の左右両側方には、一
対の通過ゲート34が配設されている。遊技球Bが通過
ゲート34を通過すると普通図柄表示装置31が作動す
るようになっている。普通図柄表示装置31は、7セグ
表示部33において「0」から「9」までの数字を可変
表示する。その数字が所定値で停止した場合には、作動
口11の羽根13が所定秒数開放する。普通図柄表示装
置31は、遊技球Bの通過ゲート34の通過回数を記憶
することができ、保留ランプ32でその保留数を表示す
る。従って、すべての保留ランプ32が点灯している状
態では、遊技球Bが通過ゲート34を通過してもカウン
トされない。また、保留ランプ32が点灯している限
り、遊技球Bが通過ゲート34を通過しなくとも保留数
に応じた回数だけ普通図柄表示装置31は作動する。 【0055】また、遊技盤8には、遊技者の操作に応じ
て変化するパチンコ機1の遊技状態を検出するための各
種スイッチが設けられている。例えば、本実施の形態に
おいては、スルースイッチ40、作動口用スイッチ4
1、Vゾーン用スイッチ42及びカウントスイッチ43
が設けられている。ここで、スルースイッチ40は、遊
技球Bが通過ゲート34を通過したことを検出するもの
である。作動口用スイッチ41は、遊技球Bが作動口1
1へ入賞したことを検出するものである。Vゾーン用ス
イッチ42は、遊技球Bが大入賞口12内のVゾーン1
5へ入賞したこと検出するものである。カウントスイッ
チ43は、遊技球Bが大入賞口12へ入賞したことを検
出するものである。 【0056】また、パチンコ機1各部には、遊技効果を
高めるための図示しない各種演出用ランプや電飾部材等
が取付けられている。これらの演出用ランプや電飾部材
等(以下単に「ランプ」と称する)は、遊技の進行に応
じて点灯状態(消灯、点灯、点滅等)が変えられる。な
お、これらランプは、ランプ制御基板120(図3参
照)により制御される。 【0057】次に、パチンコ機1の裏側に装着された各
種制御装置(制御基板)について図3を参照しつつ説明
する。図3は、各制御装置の電気的構成を示すブロック
図である。パチンコ機1の裏側には、遊技価値付与手段
としての主制御装置(主基板)50、表示制御基板11
0、ランプ制御基板120、音声制御基板130、発射
制御基板140等の各種制御基板が設けられている。但
し、表示制御基板110は特別図柄表示装置20内に組
み込まれている。 【0058】主基板50は、各スイッチ40〜43の検
出結果に基づいて、各ソレノイド18,19、特別図柄
表示装置20、各保留ランプ24a〜24d、普通図柄
表示装置31、羽根13等を駆動制御するものである。
表示制御基板110は、特別図柄表示装置20における
表示制御を行うものである。ランプ制御基板120はラ
ンプ等を制御するものである。音声制御基板130はス
ピーカ9等を制御するものである。発射制御基板140
は前記遊技球発射装置を制御するものである。 【0059】主基板50は、読み出し専用メモリ(RO
M)、中央処理装置(CPU)及びランダムアクセスメ
モリ(RAM)等を備えている。ROMには所定の制御
プログラムや初期データが予め記憶されており、CPU
はROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実
行する。CPUによる演算結果はRAMに一時的に記憶
される。 【0060】また、主基板50には各種カウンタが設定
されている。具体的には、大当たり状態を決定する内部
乱数カウンタ、大当たり図柄を決定する大当たり図柄乱
数カウンタ、各図柄表示領域D1〜D5における停止図
柄等を決定するための各図柄乱数カウンタ、及びリーチ
パターンを決定するためのリーチ種別決定乱数カウンタ
等の各種乱数カウンタが設定されている。また、後述す
るような大当たり中のラウンド回数をカウントするラウ
ンドカウンタ、大入賞口12への遊技球Bの入賞個数を
カウントする入賞カウンタ、変動表示の保留回数をカウ
ントする保留カウンタ等の各種計数カウンタが設定され
ている。 【0061】上記各乱数カウンタは、それぞれ所定時間
(例えば「2ms」)毎に値を所定範囲内で更新され
る。各カウンタの各値は所定の条件に従って乱数として
読み出され、各カウンタに対応した乱数バッファに格納
されるようになっている。例えば、作動口11に入賞し
た遊技球Bが作動口用スイッチ41によって検出された
とき、読み出された内部乱数カウンタの値が特定値であ
れば大当たり状態の発生が決定される。また、各カウン
タにおいて、カウンタの値がそれぞれ特定の値になった
場合には初期値に戻るようになっている。 【0062】上記CPU、ROM及びRAMは、バスを
介して互いに接続されている。このバスにはインターフ
ェイス50aも接続されている。インターフェイス50
aは表示制御基板110のインターフェイス61や各種
スイッチ等に接続されている。ここで、主基板50は、
インターフェイス50aを介して作動口スイッチ41等
から入賞信号等を入力できるようになっている。また、
主基板50は、表示制御基板110や他の入出力装置
(他の制御基板を含む)へ制御データ等の各種動作コマ
ンドを送信し、各ソレノイドや各制御基板等を制御でき
るようになっている。 【0063】また、本実施の形態においては、主基板5
0による制御の1つとして、遊技モードの切換制御があ
る。この遊技モードとして、本実施の形態においては2
つのモードが用意されている。例えば300分の1程度
の低確率で大当たり状態を発生させる通常モードと、そ
の約5倍である60分の1程度の高確率で大当たり状態
を発生させる高確率モード(以降、便宜上「確変モー
ド」と称する)とがある。確変モードは、本実施の形態
における所定の付加価値に相当する。なお、本実施の形
態では、パチンコ機1の電源投入時においては、通常モ
ードに設定されるようになっており、その後は、特別条
件の成立に応じて大当たり状態終了後にモードの切換が
行われる。 【0064】一般的に、確変モードの概念としては、
(1)7セグ表示部33に所定の数字が表示される確率
を通常時に比べて高め、作動口11の羽根13を開放さ
せる機会を増やすこと、(2)7セグ表示部33におけ
る数字の変動時間を短くすること、(3)羽根13の開
放時間を長くすること(及び/又は入賞個数を多くする
こと)、(4)特別図柄表示装置20の表示部20aの
識別図柄の変動時間を短くすること、(5)大当たり確
率が通常モードに比べて高くなること等が挙げられる
が、本実施の形態における確変モードにおいては、
(5)に加えて、(1)〜(4)の全ての事項が実行さ
れる。 【0065】さて、本実施の形態では、特別図柄表示装
置20の表示部20aにおける各種表示制御は、主たる
制御を行う主基板50ではなく、主として特別図柄表示
装置20の表示制御基板110において行われるように
構成されている。 【0066】ここで、特別図柄表示装置20における表
示態様を制御する表示制御基板110の電気的構成につ
いて説明する。図3に示すように、表示制御基板110
は、主基板50から送られてくるコマンドを順次受信す
るインターフェイス61と、プログラムROM62に記
憶された制御プログラム及び各種の情報に基づいて、各
種遊技状態において表示される表示画像の画面構成情報
を生成するCPU63と、CPU63での処理結果等を
一時的に記憶するワークRAM64と、各種画像データ
を記憶した画像データROM65と、CPU63で生成
された画面構成情報に基づいて画像データROM65か
ら画像データを取り出し、そのデータや画面構成情報に
基づいて各種遊技状態における表示画像を生成するVD
P66と、VDP66が生成した表示画像を記憶するビ
デオRAM67とを備えている。そして、生成された表
示画像は表示部(液晶ディスプレイ)20aへ出力され
る。 【0067】インターフェイス61は、主基板50から
送信されてくるコマンド(指令)を受信する。また、そ
れらのコマンドは、CPU63によってワークRAM6
4に記憶される。 【0068】CPU63は、プログラムROM62に記
憶された制御プログラムに従って動作する。具体的に、
CPU63は、前記コマンドを監視して該コマンドに応
じたタスクを生成し、それをワークRAM64に記憶す
る。CPU63はそのタスクを実行することで、各種遊
技状態において表示される表示画像の画面構成情報を生
成し、それをワークRAM64に記憶する。なお、画面
構成情報は、表示部(液晶ディスプレイ)20aの垂直
操作信号(VSYNC)ごとに生成される。 【0069】ワークRAM64には、主基板50からの
コマンドを記憶するための前記コマンドバッファ領域を
はじめ、生成されたタスクが記憶されるタスクバッファ
領域や、画像構成情報(通常変動時やリーチ状態時の図
柄画像の指示や、その配置位置や表示優先順位等)を一
括して書き込むためのスプライトチェーン領域等が設定
されている。 【0070】画像データROM65は、表示部20aに
表示される識別図柄や背景画像等の各種画像データを記
憶するメモリである。前記画像データには、識別図柄や
背景画像等を生成するために必要な各種情報(例えば形
状、サイズ、模様、配色、色調等を指定する各種情報)
が含まれている。 【0071】VDP66は、表示画像の画像生成処理を
行う画像データプロセッサである。つまり、VDP66
は、画像構成情報に基づいて、画像データROM65に
記憶されている画像データを読み出すとともに、前記画
像データに含まれる情報をビデオRAM67に書き込む
ことによって、ビデオRAM67に表示画像を生成す
る。そして、VDP66は、ビデオRAM67に記憶し
た表示画像を表示部20aに出力する。 【0072】ビデオRAM67は、VDP66で生成さ
れる表示画像のデータを記憶するメモリである。ビデオ
RAM67には、表示部20aに表示される一画面分の
表示画像のデータを記憶する記憶領域である第1フレー
ムメモリ67aと第2フレームメモリ67bが設けられ
ている。そのため、VDP66で生成される表示画像の
データを交互に記憶することができるような構成となっ
ている。 【0073】次に、VDP66の構成について図4を参
照しつつ詳しく説明する。VDP66は、CPU63か
ら送られてくる各種コマンドやデータを受信するインタ
ーフェイス66aと、インターフェイス66aから送ら
れる各種コマンドやデータに基づいてワークRAM64
に記憶された画像構成情報を読み出し、該画像構成情報
に基づいて表示画像を生成する画像生成部66bと、表
示画像のカラー情報を格納するパレットRAM66cと
から構成されている。 【0074】インターフェイス66aから各種コマンド
やデータを受け取った画像生成部66bは、CPU63
を介してワークRAM64に記憶された画像構成情報を
読み出す。画像生成部66bは、その画像構成情報に基
づいて画像データROM65から画像データを読み出
し、前記画像データに含まれる各種情報に基づいて表示
画像を生成する。同時に、前記画像データに対応するカ
ラー情報をパレットRAM66cから取得し、前記表示
画像に加える。これにより、カラー情報に基づく配色を
施した表示画像が生成される。 【0075】同時に、画像生成部66bは、前記書き込
みが行われていない第1フレームメモリ67a又は第2
フレームメモリ67bに記憶されている表示画像のデー
タを読み出し、表示部(液晶ディスプレイ)20aに出
力する。この際、表示画像のデータはRGB信号で出力
され、このRGB信号に基づいて、色調(色、彩度、輝
度、コントラストなど)等が制御されて表示部(液晶デ
ィスプレイ)20aに表示される。また、表示画像のデ
ータが出力され、何もデータが記憶されていない第1フ
レームメモリ67a又は第2フレームメモリ67bに
は、新たに生成された表示画像が書き込まれる。なお、
表示画像は識別図柄や背景画像等を個々に描画した複数
のレイヤによって構成されており、これらをを重ね合わ
せることにより1画面分の表示画像として生成されるよ
うになっている。 【0076】パレットRAM66cは、複数種類のカラ
ー情報を設定した複数種類のカラーパレットを保持して
おり、画像データに含まれるカラー情報に応じたカラー
パレットを画像生成部66bに与えるものである。ここ
で、カラーパレットを与えるとは、例えば、パレットR
AM66cに格納されたカラーパレットの格納アドレス
を画像生成部66bに与えることを意味している。な
お、カラー情報は、原色例えば赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)の基本色情報を組み合わせた配合割
合等によって、定められているものである。 【0077】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1の作用について説明する。まず、主基板50は、作動
口用スイッチ41からの検出信号に基づき遊技球Bが作
動口11へ入賞した旨を検出すると、その検出結果に基
づいて対応する保留ランプ24a〜24dを点灯させ
る。例えば、それまで2つの保留ランプ24a及び24
bが点灯されていた場合には3つ目の保留ランプ24c
を点灯させる。但し、保留ランプ24a〜24dが全て
点灯している場合は除かれる。そして、主基板50は保
留カウンタの値を「1」だけ加算する。 【0078】そして、主基板50は各乱数バッファに格
納された各カウンタの各値に基づいた図柄変動コマンド
を表示制御基板110に出力する。同時に、主基板50
は図柄変動コマンドに対応した各種コマンドを各種制御
基板(表示制御基板110、ランプ制御基板120、音
声制御基板130等)へ出力する。そして、コマンドを
受け取った表示制御基板110等では、各コマンドに対
応した制御が行われる。 【0079】ここで、表示制御基板110は、図柄変動
に関する一群のコマンド(1回の図柄変動に際して送ら
れてくるデータ群)を受信すると、識別図柄が変動する
表示画像を順次生成し表示部20aに表示する。このと
き、表示制御基板110は、図柄変動コマンドに含まれ
るパターン情報に基づいて種々のリーチ演出パターンを
実行する。これらリーチ演出パターンは、識別図柄の変
動開始から停止表示までの間、又は別途設定された時間
データの秒数分だけ実行される。また、表示制御基板1
10の表示制御に同期するように、ランプ制御基板12
0や音声制御基板130もランプ演出や音声演出等を制
御する。 【0080】詳しくは、表示制御基板110では、CP
U63が主基板50から送られてくる図柄変動に関する
コマンドを順次受信して、受け取ったコマンドをワーク
RAM64に設けたコマンドバッファ内に記憶する。C
PU63は、コマンドバッファ内に記憶したコマンドを
順次呼び出す。このコマンドに応じた図柄変動パターン
等の表示プログラムをプログラムROM62内から選択
し、その表示プログラムを実行する。 【0081】また、CPU63は、識別図柄の変動表示
処理を実行するとともに、各種リーチパターン、すべり
変動、再変動、リーチ予告又はリーチ移行等の表示演出
処理等を適宜実行する。 【0082】具体的に、CPU63は、受信したコマン
ドに基づいて所定のテーブルを参照して何らかの表示演
出処理を実行するか否かを決定する。まず、CPU63
は、コマンドに今回が大当たり時である旨の情報が含ま
れているか否かを判定したり、今回が外れリーチ時であ
る旨の情報が含まれているか否かを判定したりする。 【0083】CPU63は、その判定結果に基づき参照
するテーブルを選択し、それに対応する演出パターンを
決定し、多様な遊技演出を実行する。CPU63は、受
信したコマンドのなかに、例えば今回が大当たり時であ
る旨の情報が含まれている場合と、今回が外れリーチ時
である旨の情報が含まれている場合とで、異なるテーブ
ルを参照する。こうすることにより、大当たり状態が導
出される時には「リーチ予告」、「リーチ移行」に関す
る演出が行われやすくしたり、外れリーチ時には、リー
チ予告等が行われにくくしたりすることができる。ここ
で、「予告」とあるのは、演出によって、所定の遊技状
態が発生しやすくなることを示唆可能であればよい、或
いは、演出によって所定の遊技状態の発生率に影響が生
じるという趣旨であって、所定の遊技状態が発生しない
場合があっても差し支えない。 【0084】CPU63は、リーチ予告演出やリーチ移
行演出等を行う場合には、上述したような図柄変動表示
用のプログラムを実行するとともに、それぞれリーチ予
告演出やリーチ移行演出等を行うためのプログラムを実
行する。 【0085】続いて、表示部20aでは、各図柄表示領
域D1〜D5において変動表示されている識別図柄がそ
の変動速度を徐々に減速するように表示され、識別図柄
の変動が順次停止させられる。本実施の形態において
は、指定された所定の停止図柄が上・左図柄表示領域D
1,D2において停止表示された後、下・右図柄表示領
域D3,D4において停止表示される。 【0086】このとき、CPU63は、現在リーチ状態
が発生しているか否かを確認する。具体的には、上・左
・下・右図柄表示領域D1〜D4において停止表示され
た停止図柄が少なくとも1つのライン(縦ライン又は横
ライン)上において同種であるか否かを確認する。そし
て、リーチ状態とならない場合には、中図柄表示領域D
5において識別図柄の変動を停止し、指定された停止図
柄を停止表示する。一方、リーチ状態となる場合には、
CPU63は、上記コマンドに基づいた各種リーチ動作
処理を行う。 【0087】その後、主基板50は、自身が有するタイ
マに基づき、所定時間に応じたタイミングで表示制御基
板110に対し確定コマンドを出力する。表示制御基板
110は、その確定コマンドを受け取ると、図柄変動コ
マンドの時間情報に基づく変動を完了した時点で図柄情
報に応じた識別図柄を停止表示させる。例えば、大当た
り状態が発生する場合には、内部図柄カウンタによって
決定された大当たり図柄の図柄情報を含んだコマンド
が、リーチ演出の最終段階で送信され、大当たり図柄が
中図柄表示領域D5に停止表示される。 【0088】主基板50は、表示制御基板110に確定
コマンドを送信した後、停止表示された識別図柄の組合
せが大当たりの組合せであるか否かを確認する。そし
て、識別図柄の組合せが大当たりの組合せでない場合に
は、主基板50は、図柄変動が保留されていること確認
すると、上述した図柄変動処理を繰り返し行う。ここ
で、図柄変動が保留されていないことが確認されると、
主基板50は、作動口用スイッチ41から新たな検出信
号が入力されるまで待機する。 【0089】また、識別図柄の組合せが大当たりの組合
せである場合には、主基板50は、ラウンドカウンタを
「0」にクリヤするとともに、大当たり状態を報知する
旨のコマンドを表示制御基板110等に出力する。これ
により、表示部20aでは大当たり報知表示が行われ
る。 【0090】次に、主基板50は、入賞カウンタを
「0」にクリヤするとともに、入賞判定用の所定フラグ
を「0」に設定する。ラウンドカウンタを「1」だけ加
算する。続いて、主基板50は、大入賞口用ソレノイド
18を励磁させることで、シャッタ17を倒して略水平
状態とし大入賞口12を開放する。これにより、遊技球
BがVゾーン15及び入賞通路16へ入賞するようにな
り、遊技者が多数個のパチンコ球を取得できるような大
当たり状態となる。 【0091】この大当たり状態中に、主基板50は、入
賞カウンタの値が予め定められた所定値よりも小さいか
否かを適宜判定する。この判定条件が満たされている場
合には、主基板50は、未だ大入賞口12の閉鎖予定時
期が到来していないか否かを判定する。そして、閉鎖予
定時期が到来していない場合には、主基板50は、継続
してこの判定処理を繰り返す。従って、大入賞口12の
開放開始後に所定値よりも多くの遊技球Bが入賞する
か、閉鎖予定時期が到来するかしない限りは、大入賞口
12が開放され続ける。所定値よりも多くの遊技球Bが
入賞するか、閉鎖予定時期が到来すれば、主基板50
は、大入賞口用ソレノイド18を消磁する。これによ
り、シャッタ17が起こされて略垂直状態となり、大入
賞口12が閉鎖される。 【0092】その後、主基板50は、ラウンドカウンタ
の値が予め定められた所定値よりも小さいか否かを判定
する。そして、ラウンドカウンタの値が所定値よりも小
さい場合には、主基板50は、入賞があるか否かを判定
する。ここで、入賞がある場合には、主基板50は、こ
の処理を繰り返し行う。従って、一旦大当たり遊技状態
が発生すると、遊技球BがVゾーン15に入賞すること
による継続条件が、所定回数満たされるまでは、大入賞
口12が開閉のサイクルを繰り返すこととなる。例え
ば、ここで入賞カウンタの所定値を「10」、大入賞口
4の開放時間を「約29.5秒」、ラウンドカウンタの
所定値を「16」に設定したとする。このような場合に
は、大入賞口12の開放後、(1)遊技球Bが大入賞口
12へ10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過
すること、のいずれか一方の条件が満たされた時点で大
入賞口12が閉鎖される。この大入賞口12の開閉のサ
イクルが遊技球BのVゾーン15への入賞を条件に最大
で16回繰り返されることとなる。 【0093】ラウンドカウンタの値が所定値以上となる
か、入賞がない場合には、主基板50は、大当たり状態
が終了したものとして、その旨を報知するコマンドを表
示制御基板110に出力する。そして、表示部20aに
は大当たり状態が終了した旨の表示がなされる。同時
に、ランプ制御基板120や音声制御基板130もラン
プ演出、音声演出等を停止する。 【0094】なお、本実施の形態では、大当たり確定時
に各図柄表示領域D1〜D5において停止表示された停
止図柄が全て同種の識別図柄である場合には、上述した
ような確変モードの付与が大当たり状態終了後に行われ
る。但し、大当たり確定時に図柄表示領域D1〜D4の
うちの少なくとも1つで、異なる識別図柄が停止表示さ
れている場合には、その図柄表示領域D1〜D4におい
て再び識別図柄の変動表示が行われる。そして、最終的
に停止表示される識別図柄が決定される。ここで、他の
図柄表示領域D1〜D4において停止表示されている識
別図柄と同種の識別図柄が停止表示された場合には、大
当たり終了後に確変モードの付与が行われる。つまり、
図柄表示領域D1〜D4のうちのいずれかにおいて、確
変モードが付与されるか否かに関連する抽選表示が行わ
れる。 【0095】次に、表示部20aにおいて表示される図
柄表示領域D1〜D5、識別図柄の変動表示等の各種表
示態様ついて詳細に説明する。 【0096】図5に示すように、表示部20aには、略
矩形状の図柄表示領域D1〜D5が上述したように十字
形に並んで表示される。具体的には、表示部20aの略
中央部に中図柄表示領域D5が配置されている。中図柄
表示領域D5の上側には上図柄表示領域D1が配置さ
れ、左側には左図柄表示領域D2が配置され、下側には
下図柄表示領域D3が配置され、右側には右図柄表示領
域D4が配置されている。 【0097】すなわち、上・中・下図柄表示領域D1,
D5,D3が縦方向に列状(略直線状)に並び、縦表示
領域列L1を形成している。また、左・中・右図柄表示
領域D2,D5,D4が横方向に列状(略直線状)に並
び、横表示領域列L2を形成している。つまり、中図柄
表示領域D5を共有するように縦表示領域列L1と横表
示領域列L2が交差した状態となっている。 【0098】次に、各図柄表示領域D1〜D5において
変動表示される識別図柄及びその図柄配列について説明
する。なお、図柄配列は、本実施の形態における情報配
列に相当する。図6に示すように、識別図柄は、それぞ
れ「0」〜「9」の数字、及び「A」、「B」、「C」
の文字によって構成されている。但し、識別図柄は、こ
れに限らず、各種絵柄、文字又は数字と絵柄が組み合わ
さったものでもよい。 【0099】各図柄表示領域D1〜D5では、図柄配列
Z1,Z2,Z3に基づいて、各識別情報が順次循環し
て表示される。図柄配列Z1は、数字「0」〜「9」が
2個づつ昇順に並ぶとともに、その後に文字「A」、
「B」、「C」が2個づつ順に並んだ構成となってい
る。図柄配列Z2は、文字「C」、「B」、「A」がこ
の順序で2個づつ並び、その後に数字「0」〜「9」が
降順に2個づつ並んだ構成となっている。すなわち、図
柄配列Z2は、図柄配列Z1の順序を反転させた配列と
なっている。図柄配列Z3は、数字「0」〜「9」が1
個づつ昇順に並ぶとともに、その後に文字「A」、
「B」、「C」が1個づつ順に並んだ構成となってい
る。 【0100】上・左図柄表示領域D1,D2では、同じ
図柄配列Z1に基づいた識別図柄が相互に関連するよう
に表示される。具体的に、上・左図柄表示領域D1,D
2においては、図柄配列Z1の識別図柄が両図柄表示領
域D1,D2の並びに沿って(表示部20aに対して斜
めに)スクロール変動するように表示される。そして、
変動表示が停止する際には、図柄配列Z1のうちの隣り
合った2つの識別図柄が同時期に両図柄表示領域D1,
D2に停止表示されるよう構成されている。つまり、上
・左図柄表示領域D1,D2は、図柄配列Z1の識別図
柄が仮想的にスクロール変動する同じ変動領域上にあ
り、両図柄表示領域D1,D2の部分だけが遊技者に視
認されるような構成となっている。 【0101】同様に、下・右図柄表示領域D3,D4で
は、同じ図柄配列Z2に基づいた識別図柄が相互に関連
するように表示される。つまり、下・右図柄表示領域D
3,D4においては、図柄配列Z2の識別図柄が両図柄
表示領域D3,D4の並びに沿って(表示部20aに対
して斜めに)スクロール変動するように表示される。そ
して、変動表示が停止する際には、図柄配列Z2のうち
の隣り合った2つの識別図柄が同時期に両図柄表示領域
D3,D4に停止表示されるよう構成されている。 【0102】また、中図柄表示領域D5においては、上
述した図柄表示領域D1〜D4における変動表示と同様
に、図柄配列Z3の識別図柄が斜めにスクロール変動す
るように表示される。 【0103】但し、上・左図柄表示領域D1,D2の関
連性と、下・右図柄表示領域D3,D4の関連性は、あ
くまでも仮想的なものであるため、上・左図柄表示領域
D1,D2及び下・右図柄表示領域D3,D4におい
て、別々に識別図柄の変動表示が開始されたり、停止さ
れたりするように表示することができる。 【0104】上述したように識別図柄の変動表示は、所
定時間経過後、まず上・左図柄表示領域D1,D2にお
いて停止する。そして、下・右図柄表示領域D3,D4
において停止し、最後に中図柄表示領域D5において停
止する。但し、これはあくまでも1例にすぎず、別の順
序で停止するようにしてもよい。 【0105】このようにして識別図柄が停止することに
より、又は、停止する過程において、表示部20aには
停止した識別図柄の組合せによって、上述したような各
種遊技状態が示されることとなる。 【0106】次に、表示部20aで示される各種遊技状
態、及び、その表示態様等について図7乃至図12を参
照しつつ詳しく説明する。なお、図7乃至図12では便
宜上、表示部20aの外形を省略し図柄表示領域D1〜
D5のみを示している。 【0107】全ての図柄表示領域D1〜D5において変
動表示が停止されたとき、所定の表示領域列L1,L2
に同種の識別図柄が並んでいる場合がある。例えば、図
7では、識別図柄「7」が縦表示領域列L1に並んでい
る。なお、図7では便宜上、左・右図柄表示領域D2,
D4の識別図柄が省略されている。このような組合せを
構成する識別図柄は上述した「大当たり図柄」に相当す
る。大当たりの組合せが成立すると、大入賞口12が開
かれるなど各種特別電動役物が作動して、遊技者にとっ
て有利な大当たり状態が到来する。すなわち、遊技者
は、より多くの景品球を獲得することが可能となる。 【0108】また、大当たり直前の状態をいう(もちろ
ん大当たり状態に至らない場合もある)リーチ状態に
は、上図柄表示領域D1の停止図柄と、下図柄表示領域
D3の停止図柄とが同種の識別図柄である場合、又は、
左図柄表示領域D2の停止図柄と、右図柄表示領域D4
の停止図柄とが同種の識別図柄である場合がある。つま
り、リーチ状態とは、縦表示領域列L1及び横表示領域
列L2上の少なくとも一方に、同種の識別図柄によって
仮想的なラインとしてのリーチラインが形成され、リー
チ態様が成立している状態である。 【0109】例えば、図8では、上図柄表示領域D1、
左図柄表示領域D2及び下図柄表示領域D3において識
別図柄「7」が停止表示され、右図柄表示領域D4には
識別図柄「8」が停止表示されている。中図柄表示領域
D5では識別図柄が未だ変動中の状態を示している。つ
まり、縦表示領域列L1上でリーチラインが形成され、
リーチ態様が成立している。このような場合において、
中図柄表示領域D5における停止図柄が、上・下図柄表
示領域D1,D3に停止した識別図柄(この場合は識別
図柄「7」)と同種の識別図柄であることを必要条件
に、大当たり状態が発生させられる。つまり、識別図柄
が特定の組合せで停止表示される前段階には、複数の識
別図柄がリーチラインを成立させるように並んで停止表
示されることを条件としてリーチ態様が成立するよう構
成されている。 【0110】なお、リーチラインは、上・下図柄表示領
域D1,D3及び左・右図柄表示領域D2,D4の停止
図柄によって形成されるラインを概念的に示した仮想的
なラインであるため、本実施の形態においては実際には
表示されていない。しかし、リーチラインが、仮想的な
ラインとして予め表示されていたり、表示領域列L1,
L2上に同種の識別図柄が停止するとともに表示される
ようにしてもよい。 【0111】また、本実施の形態では、各図柄表示領域
D1〜D5の配置構成や、各図柄配列Z1〜Z3の配列
構成等により、様々なリーチ態様(例えば一時期に複数
のリーチラインが成立するようなリーチ態様等)が成立
するようになっている。 【0112】ここで、複数のリーチラインが形成される
ようなリーチ態様の例を図9及び図10を参照しつつ説
明する。なお、リーチ状態中、中図柄表示領域D5では
識別図柄が変動表示されているが、図9及び図10では
便宜上、中図柄表示領域D5の識別図柄を省略してい
る。 【0113】図9では、図柄表示領域D1〜D4におい
て識別図柄「7」が停止表示されている。つまり、上・
下図柄表示領域D1,D3に停止表示された識別図柄
「7」によって、縦表示領域列L1上にリーチラインが
形成されるとともに、左・右図柄表示領域D2,D4に
停止表示された識別図柄「7」によって、横表示領域列
L2上にリーチラインが形成されたダブルリーチ態様が
成立している。 【0114】図10では、上・下図柄表示領域D1,D
3において識別図柄「7」が停止表示され、左・右図柄
表示領域D2,D4において識別図柄「8」が停止表示
されている。つまり、上、下図柄表示領域D1,D3に
停止表示された識別図柄「7」によって、縦表示領域列
L1上にリーチラインが形成されるとともに、左・右図
柄表示領域D2,D4に停止表示された識別図柄「8」
によって、横表示領域列L2上にリーチラインが形成さ
れたダブルリーチ態様が成立している。 【0115】また、上記リーチ状態には、中図柄表示領
域D5における識別図柄の変動が、最終的に上・下図柄
表示領域D1,D3、又は、左・右図柄表示領域D2,
D4の停止図柄に対応した図柄(大当たり図柄)で停止
して大当たり状態になるもの以外にも、対応しない図柄
(これを「外れリーチ図柄」という)で停止して、大当
たり状態とならないもの(以下、「外れリーチ状態」と
いう)が含まれる。 【0116】上記リーチ状態が成立すると、種々のリー
チ演出のうちのいずれかが行われるようになっている。
リーチパターンとしては、中図柄表示領域D5の識別図
柄が単にスクロール変動する「ノーマルリーチ」の外
に、種々のリーチパターンが設定されている。これらリ
ーチパターンのうち、「ノーマルリーチ」以外のリーチ
パターンは、いわゆる「スーパーリーチ」と称されるも
のである。「スーパーリーチ」の動作が開始された場合
には、「ノーマルリーチ」の場合に比べて、大当たり状
態が発生する期待値(大当たり期待値)が高くなるよう
になっている。また、「スーパーリーチ」においても、
各リーチパターンによって大当たり期待値が異なったも
のとなっていることとしてもよい。 【0117】さて、本実施の形態においては、すべての
図柄表示領域D1〜D5において停止表示された識別図
柄が同種の識別図柄である場合、例えば図9に示したリ
ーチ状態で中図柄表示領域D5に識別図柄「7」が停止
表示されて、図11に示した状態となった場合には、特
定条件が成立し、上述したような確変モードが大当たり
状態終了後に付与されるようになっている。 【0118】但し、例えば図8に示したリーチ状態で中
図柄表示領域D5に識別図柄「7」が停止表示されて、
図12に示した状態となった場合には、一旦縦表示領域
列L1に識別情報「7」が並ぶことにより大当たり状態
の発生が確定し、その後、右図柄表示領域D4におい
て、図13に示すように停止表示された識別図柄「8」
が再び変動し始め、確変モードが付与されるか否かに関
する抽選表示が行われる。なお、このときの下・右図柄
表示領域D3,D4における識別図柄の変動表示は関連
して行われないようになっている。 【0119】ここで、右図柄表示領域D4に識別図柄
「7」が停止表示された場合には、すべての図柄表示領
域D1〜D5において、同種の識別図柄が停止表示され
たこととなり、大当たり終了後に確変モードが付与され
ることが確定する。 【0120】また、図10に示したダブルリーチ状態で
中図柄表示領域D5に識別図柄「7」が停止表示された
場合には、一旦縦表示領域列L1に識別情報「7」が並
ぶことにより大当たり状態の発生が確定し、その後、左
・右図柄表示領域D2,D4において、停止表示された
識別図柄「8」が再び変動し始め、確変モードが付与さ
れるか否かに関する抽選表示が行われる。 【0121】ここで、左・右両図柄表示領域D2,D4
に、識別図柄「7」が停止表示された場合には、すべて
の図柄表示領域D1〜D5において、同種の識別図柄が
停止表示されたこととなり、大当たり終了後に確変モー
ドが付与されることが確定する。 【0122】上述したように、大当たり図柄が停止表示
された後段階に、大当たり図柄が停止表示された状態の
ままで、大当たり図柄が停止表示されている縦表示領域
列L1又は表示領域列L2以外の図柄表示領域D1〜D
4において、確変モードが付与されるか否かの抽選表示
が行われる。なお、両表示領域列L1,L2で特定の組
合せが成立している場合は除く。すなわち、前記図柄表
示領域D1〜D4のいずれかにおいて、停止表示されて
いる識別図柄が再び変動を開始し、大当たり図柄と同種
の識別図柄が停止表示されることにより、大当たり状態
の終了後において、確変モードが付与されるようになっ
ている。このようにすれば、大当たり図柄を停止表示し
たままで、遊技者に大当たり状態が付与されたことを示
しつつ、前記抽選表示を行うことができる。結果とし
て、遊技者は、大当たり状態が付与されたことを確認し
つつ、前記抽選表示を楽しむことができ、さらなる興趣
の向上を図ることができる。また、大当たり図柄やその
停止態様、又は、その停止態様を導出する前段階の表示
演出等との関連性を持たせ、確変モードが付与されるか
否かに関する抽選表示を行うことができるため、表示演
出全体に繋がりを持たせ、遊技者にとってのさらなる興
趣の向上を図ることができる。 【0123】加えて、全ての図柄表示領域D1〜D5に
おいて、同種の識別図柄が停止表示されることにより、
確変モードの付与が確定する。つまり、停止表示された
識別図柄の種類によらず、全ての図柄表示領域D1〜D
5に停止表示される識別図柄の全体的な停止態様によっ
て確変モードの付与の有無が決定される。このような、
確変モードの付与に関する抽選演出は、遊技者にとって
新鮮で面白味のある表示演出になり、さらなる興趣の向
上を図ることができる。 【0124】また、上・左図柄表示領域D1,D2にお
ける識別図柄の変動表示は図柄配列Z1に基づいて相互
に関連するように行われ、下・右図柄表示領域D3,D
4における識別図柄の変動表示は図柄配列Z2に基づい
て相互に関連するように行われるため、各図柄表示領域
D1〜D5における識別図柄の変動表示制御の簡素化が
図られる。 【0125】ここで、図柄配列Z1,Z2には、同種の
識別図柄が連続して配列された部分が含まれている。こ
のため、上述したように上・左図柄表示領域D1,D2
及び下・右図柄表示領域D3,D4における識別図柄の
変動表示を、図柄配列Z1,Z2に基づいて関連するよ
うに行ったとしても、上・左図柄表示領域D1,D2又
は下・右図柄表示領域D3,D4において、同時期に同
種の識別図柄を停止表示させることが可能となる。結果
として、識別図柄の変動表示制御の簡素化を図るととも
に、識別図柄の停止態様を多様化させ、さらなる興趣の
向上を図ることができる。 【0126】さらに、縦表示領域列L1と横表示領域列
L2とが中図柄表示領域D5を共有して十字形に交差し
た構成となっていることから、共有部分である中図柄表
示領域D5や非共有部分である各図柄表示領域D1〜D
4を利用した多彩な表示演出を行うことができる。例え
ば、中図柄表示領域D5における識別図柄の変動表示を
最後に停止することにより、その前段階に図柄表示領域
D1〜D4に停止表示させた識別図柄によってダブルリ
ーチ態様を成立させ、大当たり状態や確変モードが付与
される表示上の確率がさらに高まるような演出効果を出
すこともできる。 【0127】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。 【0128】(a)上記実施の形態では、通常モード、
確変モードといった遊技モードを採用し、確変モードの
概念として、大当たり確率が高められることに加えて、
(1)7セグ表示部33に所定の数字が表示される確率
を通常時に比べて高め、作動口11の羽根13を開放さ
せる機会を増やすこと、(2)7セグ表示部33におけ
る数字の変動時間を短くすること、(3)羽根13の開
放時間を長くすること(及び/又は入賞個数を多くする
こと)、(4)特別図柄表示装置20の表示部20aの
識別図柄の変動時間を短くすること、の全ての事項が実
行されることとした。これに対し、大当たり確率が高め
られることに加えて、(1)〜(4)のいずれか1つを
満たすことを、確変モードとしてとらえてもよい。ま
た、所定の付加価値としては、確変モードではなく、時
間短縮モード(時短モード)を採用してもよい。時短モ
ードとしては、(1)〜(4)の任意の組合せ(例えば
(1)と(2)、(1)と(3)、(1)と(4)、
(2)と(3)、(2)と(4)、(3)と(4)、
(1)と(2)と(3)、(1)と(2)と(4)、
(1)と(3)と(4)、(2)と(3)と(4))を
採用できる。 【0129】(b)時短モード、確変モードとしては、
次回の大当たり時まで継続されるようにしてもよいし、
識別図柄の予め定められた所定回転変動回数だけ継続さ
れ、その後通常モードに切り替えられるようにしてもよ
い。また、時短モード、確変モードが選択された場合に
は、大当たり状態が2回又はそれ以上発生するまで、当
該特別モードが継続されるようにしてもよい。併せて、
結果的に、大当たり図柄に応じて、確変モードや時短モ
ードの継続回数(大当たり状態の継続発生回数)を可変
とするようにしてもよい。 【0130】(c)上記実施の形態では、5つの図柄表
示領域D1〜D5が十字形に配列された構成となってい
る。図柄表示領域の数、配列構成等はこれに限らず、例
えば複数の図柄表示領域を格子状に配列した構成として
もよい。なお、格子状に図柄表示領域を配列した場合に
は、縦方向、横方向及び斜め方向に複数の表示領域列が
形成される。このため、各表示領域列は、それぞれ複数
の表示領域列と交差するとともに、それらとそれぞれ共
有する複数の図柄表示領域を含むこととなる。このよう
にすれば、表示態様がさらに多様化し、さらなる興趣の
向上を図ることができる。 【0131】(d)上記実施の形態における抽選表示で
は、識別図柄の再変動が行われる全ての図柄表示領域D
1〜D4に、大当たり図柄と同種の識別図柄が停止表示
されることにより、確変モードの付与が確定するように
なっている。抽選表示はこれに限らず、識別図柄の再変
動が行われる少なくとも1つの図柄表示領域D1〜D4
において、大当たり図柄と同種の識別図柄が停止表示さ
れことにより、確変モードの付与が確定するようにして
もよい。また、大当たり図柄が表示されていない図柄表
示領域D1〜D4のいずれか1つにおいて、「当たり」
や「はずれ」といった文字を交互に表示し、「当たり」
が停止表示されると、確変モードの付与が確定するとい
った抽選表示を行うようにしてもよい。 【0132】また、すべての図柄表示領域D1〜D5に
おいて識別図柄の変動表示が停止していない状態で前記
抽選表示が行われるようにしてもよい。例えば、縦表示
領域列L1又は表示領域列L2上に同種の識別図柄が停
止表示され、大当たり状態の付与が確定した状態で、識
別図柄の変動表示が行われている残りの図柄表示領域D
1〜D5において、そのまま変動表示を継続して行い、
そこに大当たり図柄と同種の識別図柄が停止表示されこ
とにより、確変モードの付与が確定するようにしてもよ
い。 【0133】また、縦表示領域列L1又は表示領域列L
2上に同種の識別図柄が停止表示され、大当たり状態の
付与が確定した後段階に、大当たり図柄が停止表示され
た図柄表示領域D1〜D5において、大当たり図柄の代
わりに、例えば「当たり」の文字を表示し、大当たり図
柄が停止表示されていない図柄表示領域D1〜D5にお
い前記抽選表示を行うようにしてもよい。 【0134】(e)表示部20aとしては、上述した液
晶ディスプレイ以外にも、CRT、ドットマトリック
ス、LED、エレクトロルミネセンス(EL)、蛍光表
示菅等を用いてもよい。 【0135】(f)本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、大当
たり図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞さ
せることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ
機として実施してもよし、確変モードの代わりに上記時
短モードが付与されるパチンコ機として実施してもよ
い。また、パチンコ機以外にも、雀球、スロットマシ
ン、パチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機
等の各種遊技機として実施することも可能である。 【0136】スロットマシンの基本構成としては、「複
数の識別図柄からなる識別図柄列を変動表示した後に識
別図柄を停止表示する表示手段としてのリールを備え、
遊技者が始動用操作手段としてのスタートレバーを叩
き、リールが回転することにより識別図柄が変動し、遊
技者が停止用操作手段としてのストップボタンを押すこ
とによって、又は、所定時間が経過することによってリ
ールが停止し、停止表示された識別図柄の組合せが特定
の組合せであることを必要条件として遊技者に有利な特
別遊技価値としての大当たり状態を付与する遊技価値付
与手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体
はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。 【0137】また、パチンコ機とスロットマシンとを融
合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別図柄
からなる識別図柄列を変動表示した後に識別図柄を停止
表示する表示手段としてのリールを備え、遊技者が始動
用操作手段としてのスタートレバーを叩き、リールが回
転することにより識別図柄が変動し、遊技者が停止用操
作手段としてのストップボタンを押すことによって、又
は、所定時間が経過することによってリールが停止し、
停止表示された識別図柄の組合せが特定の組合せである
ことを必要条件として遊技者に有利な特別遊技価値とし
ての大当たり状態を付与する遊技価値付与手段とを備
え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、識別図
柄の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、大
当たり状態が付与された際には多くの遊技球が払い出さ
れるよう構成されてなる遊技機」となる。 【0138】さらに、上記スロットマシン、パチンコ機
とスロットマシンとを融合させた遊技機等において、複
数の識別図柄からなる識別図柄列を変動表示する表示手
段とは別に、少なくとも前記識別図柄とは異なる複数の
第2の識別図柄を遊技状態に応じて可変表示可能とする
第2の表示手段を設け、上記実施の形態における様々な
表示制御を行う場合には、前記第2の表示手段において
行うようにしてもよい。また、少なくとも前記識別図柄
が特定の組合せとなって停止表示される前段階に、前記
第2の表示手段において、少なくとも前記第2の識別図
柄が特定の組合せで停止表示されることにより、特別遊
技価値としての大当たり状態の付与が確定するようにし
てもよい。このようにすれば、少なくとも2種類の表示
手段よって、それぞれの識別図柄がそれぞれ特定の組合
せで停止表示される。このため、遊技内容に厚みがで
き、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図
である。 【図2】主として遊技盤を示すパチンコ機の正面図であ
る。 【図3】表示制御基板等の電気的構成を示すブロック図
である。 【図4】VDP等の電気的構成を示すブロック図であ
る。 【図5】表示部における通常変動時の各種図柄の表示態
様の一例を示す図である。 【図6】各図柄表示領域における図柄配列を説明するた
めの図である。 【図7】大当たり状態の確定時の図柄の表示態様の一例
を示す図である。 【図8】表示部におけるリーチ状態の一例を示す図であ
る。 【図9】表示部におけるダブルリーチ状態の一例を示す
図である。 【図10】表示部におけるダブルリーチ状態の一例を示
す図である。 【図11】表示部における確変モードの付与確定時の表
示態様の一例を示す図である。 【図12】大当たり状態の確定時の図柄の表示態様の一
例を示す図である。 【図13】確変モードが付与されるか否かに関する抽選
表示の表示態様の一例を示す図である。 【符号の説明】 1…遊技機としてのパチンコ機、20…表示手段として
の特別図柄表示装置、20a…表示部、D1…上図柄表
示領域、D2…左図柄表示領域、D3…下図柄表示領
域、D4…右図柄表示領域、D5…中図柄表示領域、L
1…縦表示領域列,L2…横表示領域列、Z1〜Z3…
情報配列としての図柄配列。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数種類の識別情報を複数の情報表示領
    域において変動表示可能な表示手段を備え、 前記表示手段の表示部において、所定数の前記情報表示
    領域が列状に配列された表示領域列が複数列表示される
    よう構成され、 少なくとも1つの前記表示領域列において、前記識別情
    報が特定の組合せで停止表示された場合には、遊技者に
    有利な特別遊技価値が付与され、 特定条件が成立した場合には、前記特別遊技価値が付与
    された後段階において所定の付加価値が付与されるよう
    な構成であって、 前記識別情報が前記特定の組合せで停止表示された後段
    階に、該特定の組合せが成立している前記表示領域列以
    外の前記情報表示領域のうちの少なくとも1つにおい
    て、 前記付加価値が付与されるか否かに関する抽選表示を行
    うことを特徴とする遊技機。
JP2001231272A 2001-07-31 2001-07-31 遊技機 Withdrawn JP2003038774A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001231272A JP2003038774A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001231272A JP2003038774A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003142872A Division JP2003299792A (ja) 2003-05-21 2003-05-21 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003038774A true JP2003038774A (ja) 2003-02-12

Family

ID=19063348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001231272A Withdrawn JP2003038774A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003038774A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2315075A1 (en) 2009-10-22 2011-04-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for Navigation in Panoramic Image, Machine-Readable Storage and Portable Device
US8325187B2 (en) 2009-10-22 2012-12-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device for real time 3D navigation in panoramic images and cylindrical spaces

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2315075A1 (en) 2009-10-22 2011-04-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for Navigation in Panoramic Image, Machine-Readable Storage and Portable Device
US8325187B2 (en) 2009-10-22 2012-12-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device for real time 3D navigation in panoramic images and cylindrical spaces

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791116B2 (ja) ゲーム機
JP2003070971A (ja) スロットマシン
JP2002301199A (ja) スロットマシン
JP2003325872A (ja) 遊技機
JP2001157749A (ja) 遊技機、記録媒体及び変動表示方法
JP2003154110A (ja) 遊技機
JP2004097280A (ja) 遊技機
JP7358033B2 (ja) 遊技機
JPH09140876A (ja) 遊技機
JP4271739B2 (ja) 遊技機
JPH09140877A (ja) 遊技機
JP2003038774A (ja) 遊技機
JP2003180941A (ja) スロットマシン
JP7237887B2 (ja) 遊技機
JP7195754B2 (ja) 遊技機
JP5246766B2 (ja) 遊技機
JPH09164246A (ja) 遊技機
JP2007068635A (ja) ゲーム機
JP2003079876A (ja) 遊技機
JP2024044313A (ja) 遊技機
JP2003047732A (ja) 遊技機
JP2024044356A (ja) 遊技機
JP2024044368A (ja) 遊技機
JP2024044363A (ja) 遊技機
JP2024044312A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060220