JP2001314048A - バックアップ電源装置 - Google Patents
バックアップ電源装置Info
- Publication number
- JP2001314048A JP2001314048A JP2000130273A JP2000130273A JP2001314048A JP 2001314048 A JP2001314048 A JP 2001314048A JP 2000130273 A JP2000130273 A JP 2000130273A JP 2000130273 A JP2000130273 A JP 2000130273A JP 2001314048 A JP2001314048 A JP 2001314048A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- capacity capacitor
- primary battery
- backup power
- main power
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一次電池の寿命を低下させることなく、さらに
大容量コンデンサCの取扱いが容易で、製造工程の増加
しない安価なバックアップ電源装置を提供することにあ
る。 【解決手段】主電源20に並列に接続された一次電池2
2と、大容量コンデンサCと、大容量コンデンサCへの
充電を制御するスイッチング手段を備えている。さら
に、大容量コンデンサCへの充電は、主電源20が供給
されているとき行われ、またスイッチング手段は、半導
体TR1とD3で構成されている。
大容量コンデンサCの取扱いが容易で、製造工程の増加
しない安価なバックアップ電源装置を提供することにあ
る。 【解決手段】主電源20に並列に接続された一次電池2
2と、大容量コンデンサCと、大容量コンデンサCへの
充電を制御するスイッチング手段を備えている。さら
に、大容量コンデンサCへの充電は、主電源20が供給
されているとき行われ、またスイッチング手段は、半導
体TR1とD3で構成されている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、産業用機器におい
て主電源がOFFされたとき、機器内の揮発性メモリの
電源を供給するバックアップ電源装置に関し、特に一次
電池の交換時に揮発性メモリへの電源を供給する大容量
コンデンサの充電手段を改善したバックアップ電源装置
に関する。
て主電源がOFFされたとき、機器内の揮発性メモリの
電源を供給するバックアップ電源装置に関し、特に一次
電池の交換時に揮発性メモリへの電源を供給する大容量
コンデンサの充電手段を改善したバックアップ電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバックアップ電源装置としては、
例えば図2に示すようなものがある。この従来のバック
アップ電源装置は、特開平1−107626号公報に開
示されたものであり、主電源20がOFFになったと
き、まず、一次電池22の電圧Vbより高い電圧Vcで
充電されている大容量コンデンサCからSRAM21へ
電源が供給される構成となっている。このため、一次電
池22の消耗を遅らせることができる。さらに、一次電
池22を交換している間、大容量コンデンサCから供給
される電源により、SRAM21の記憶内容が保護され
る構成となっている。
例えば図2に示すようなものがある。この従来のバック
アップ電源装置は、特開平1−107626号公報に開
示されたものであり、主電源20がOFFになったと
き、まず、一次電池22の電圧Vbより高い電圧Vcで
充電されている大容量コンデンサCからSRAM21へ
電源が供給される構成となっている。このため、一次電
池22の消耗を遅らせることができる。さらに、一次電
池22を交換している間、大容量コンデンサCから供給
される電源により、SRAM21の記憶内容が保護され
る構成となっている。
【0003】図2において、大容量コンデンサCへの充
電電流は、主として主電源20よりダイオードD2をと
おして供給される。しかし、主電源20がOFFとな
り、大容量コンデンサCが放電して、その充電電圧Vc
が一次電池22の電圧Vbより低くなると、大容量コン
デンサCへの充電電流は、一次電池22よりダイオード
D1をとおして供給されることとなる。さらに、製造過
程などで、主電源20がOFFで大容量コンデンサCが
放電しきっているときに、一次電池22を接続すると、
比較的大きな充電電流が一次電池22から大容量コンデ
ンサCへ流れることとなる。
電電流は、主として主電源20よりダイオードD2をと
おして供給される。しかし、主電源20がOFFとな
り、大容量コンデンサCが放電して、その充電電圧Vc
が一次電池22の電圧Vbより低くなると、大容量コン
デンサCへの充電電流は、一次電池22よりダイオード
D1をとおして供給されることとなる。さらに、製造過
程などで、主電源20がOFFで大容量コンデンサCが
放電しきっているときに、一次電池22を接続すると、
比較的大きな充電電流が一次電池22から大容量コンデ
ンサCへ流れることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、主電源
20がOFFで大容量コンデンサCが放電しきっている
ときに、一次電池22を接続すると、比較的大きな充電
電流が一次電池22から大容量コンデンサCへ流れる。
このため一次電池22の寿命が低下するという問題があ
る。また、予め大容量コンデンサCを充電してから回路
基板へ接続することも考えられるが、充電のために別途
装置を用意する必要があり、さらに、充電された部品を
扱うためその取扱いに特別の注意が必要となる。そし
て、プリント基板への部品取付け作業が大容量コンデン
サC以外の部品の取付け、充電した大容量コンデンサC
の取付けと2度にわたるため、電源装置製造の工程が増
加するという問題がある。本発明の目的は、上述したよ
うな問題点を解決して、一次電池の寿命を低下させるこ
となく、さらに大容量コンデンサCの取扱いが容易で、
製造工程の増加しない安価なバックアップ電源装置を提
供することにある。
20がOFFで大容量コンデンサCが放電しきっている
ときに、一次電池22を接続すると、比較的大きな充電
電流が一次電池22から大容量コンデンサCへ流れる。
このため一次電池22の寿命が低下するという問題があ
る。また、予め大容量コンデンサCを充電してから回路
基板へ接続することも考えられるが、充電のために別途
装置を用意する必要があり、さらに、充電された部品を
扱うためその取扱いに特別の注意が必要となる。そし
て、プリント基板への部品取付け作業が大容量コンデン
サC以外の部品の取付け、充電した大容量コンデンサC
の取付けと2度にわたるため、電源装置製造の工程が増
加するという問題がある。本発明の目的は、上述したよ
うな問題点を解決して、一次電池の寿命を低下させるこ
となく、さらに大容量コンデンサCの取扱いが容易で、
製造工程の増加しない安価なバックアップ電源装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決する本発明は、主電源20に並列に接続された一次電
池22と、大容量コンデンサCと、大容量コンデンサC
への充電を制御するスイッチング手段を備えている。さ
らに、大容量コンデンサCへの充電は、主電源20が供
給されているとき行われ、またスイッチング手段は、半
導体TR1とD3で構成されている。
決する本発明は、主電源20に並列に接続された一次電
池22と、大容量コンデンサCと、大容量コンデンサC
への充電を制御するスイッチング手段を備えている。さ
らに、大容量コンデンサCへの充電は、主電源20が供
給されているとき行われ、またスイッチング手段は、半
導体TR1とD3で構成されている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態によれ
ば、主電源20と一次電池22とは、それぞれ逆流防止
用ダイオードD1及びD2を介して並列に接続され、さ
らにこれらの電源と並列に接続された大容量コンデンサ
Cには、スイッチング手段が接続されている。
ば、主電源20と一次電池22とは、それぞれ逆流防止
用ダイオードD1及びD2を介して並列に接続され、さ
らにこれらの電源と並列に接続された大容量コンデンサ
Cには、スイッチング手段が接続されている。
【0007】
【実施例】図1は、本発明のバックアップ電源装置の構
成図である。同図において従来例である図2と重複する
部分については、同一の符号を付してある。図1におい
て主電源20からは、出力電圧VccがダイオードD2
をとおしてSRAM21に供給されるようになってい
る。また、一次電池22からは、出力電圧Vbがダイオ
ードD1をとおしてSRAM21に供給されるようにな
っている。ここで、主電源20の出力電圧Vccと一次
電池22の出力電圧Vbとは、Vcc>Vbの関係とな
っている。このため、主電源20がONのときは、SR
AM21への電源電圧の供給は、主電源20からとな
る。
成図である。同図において従来例である図2と重複する
部分については、同一の符号を付してある。図1におい
て主電源20からは、出力電圧VccがダイオードD2
をとおしてSRAM21に供給されるようになってい
る。また、一次電池22からは、出力電圧Vbがダイオ
ードD1をとおしてSRAM21に供給されるようにな
っている。ここで、主電源20の出力電圧Vccと一次
電池22の出力電圧Vbとは、Vcc>Vbの関係とな
っている。このため、主電源20がONのときは、SR
AM21への電源電圧の供給は、主電源20からとな
る。
【0008】ここで、主電源20がONになると、主電
源20に接続されている抵抗R1をとおしてトランジス
タTR1のベースに電流が流れ、トランジスタTR1が
ON状態となる。これにより、SRAM21に電源を供
給すると同時に大容量コンデンサCを充電する。この充
電により大容量コンデンサCは、主電源20が供給する
出力電圧Vcc近くとなる電圧Vcまで充電される。
源20に接続されている抵抗R1をとおしてトランジス
タTR1のベースに電流が流れ、トランジスタTR1が
ON状態となる。これにより、SRAM21に電源を供
給すると同時に大容量コンデンサCを充電する。この充
電により大容量コンデンサCは、主電源20が供給する
出力電圧Vcc近くとなる電圧Vcまで充電される。
【0009】次に、主電源20がOFFとなると、トラ
ンジスタTR1には抵抗R1をとおしてベースに電流が
流れなくなりトランジスタTR1はOFF状態となる。
このため、大容量コンデンサCには充電電流が流れなく
なる。この時、大容量コンデンサCの充電電圧Vcがそ
の出力端において一次電池22の出力電圧Vbより高い
電圧となっていると、SRAM21への電源電圧の供給
は、ダイオードD3が大容量コンデンサCの放電を許可
する方向となっているため、大容量コンデンサCから行
われる。大容量コンデンサCからの放電が続き、その充
電電圧Vcが一次電池22の出力電圧Vbより低い電圧
となると一次電池22からSRAM21への電源電圧の
供給が行なわれる。
ンジスタTR1には抵抗R1をとおしてベースに電流が
流れなくなりトランジスタTR1はOFF状態となる。
このため、大容量コンデンサCには充電電流が流れなく
なる。この時、大容量コンデンサCの充電電圧Vcがそ
の出力端において一次電池22の出力電圧Vbより高い
電圧となっていると、SRAM21への電源電圧の供給
は、ダイオードD3が大容量コンデンサCの放電を許可
する方向となっているため、大容量コンデンサCから行
われる。大容量コンデンサCからの放電が続き、その充
電電圧Vcが一次電池22の出力電圧Vbより低い電圧
となると一次電池22からSRAM21への電源電圧の
供給が行なわれる。
【0010】上述のように、大容量コンデンサCの充電
電圧Vcが一次電池22の出力電圧Vbより低い電圧と
なり、一次電池22からSRAM21への電源電圧の供
給が行なわれる場合でも、主電源20がOFFとなって
いるため、主電源20に接続されている抵抗R1をとお
してトランジスタTR1のベースに電流が流れないの
で、トランジスタTR1がOFF状態となり大容量コン
デンサCには一次電池22から充電電流が流れることは
ない。
電圧Vcが一次電池22の出力電圧Vbより低い電圧と
なり、一次電池22からSRAM21への電源電圧の供
給が行なわれる場合でも、主電源20がOFFとなって
いるため、主電源20に接続されている抵抗R1をとお
してトランジスタTR1のベースに電流が流れないの
で、トランジスタTR1がOFF状態となり大容量コン
デンサCには一次電池22から充電電流が流れることは
ない。
【0011】このため、工場の製造現場などで、大容量
コンデンサCが全く放電しきった状態で、一次電池22
を取付ける作業を行う場合でも主電源20がOFFとな
っていれば、上述のようにトランジスタTR1がOFF
状態となり大容量コンデンサCには一次電池22から比
較的大きな充電電流が流れることはない。
コンデンサCが全く放電しきった状態で、一次電池22
を取付ける作業を行う場合でも主電源20がOFFとな
っていれば、上述のようにトランジスタTR1がOFF
状態となり大容量コンデンサCには一次電池22から比
較的大きな充電電流が流れることはない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明のバックアッ
プ電源装置では、主電源20がONになると、大容量コ
ンデンサCに充電電流を供給するスイッチング手段を備
えたので、主電源20がOFFで大容量コンデンサCが
放電しきっているときに、一次電池22を接続すると、
比較的大きな電流が一次電池22から大容量コンデンサ
Cへ流れ、一次電池22の寿命が低下するという問題を
解決することができるという効果がある。また、予め大
容量コンデンサCを充電してから回路基板へ接続する必
要がなく、このため大容量コンデンサCの充電のために
別途装置を用意する必要もなく、さらに、充電された部
品を扱う特別の注意も必要ない。そして、プリント基板
への部品取付け作業を大容量コンデンサC以外の部品の
取付け、充電した大容量コンデンサCの取付けと2度に
分ける必要がない。これにより製造コストを削減できる
などの効果がある。
プ電源装置では、主電源20がONになると、大容量コ
ンデンサCに充電電流を供給するスイッチング手段を備
えたので、主電源20がOFFで大容量コンデンサCが
放電しきっているときに、一次電池22を接続すると、
比較的大きな電流が一次電池22から大容量コンデンサ
Cへ流れ、一次電池22の寿命が低下するという問題を
解決することができるという効果がある。また、予め大
容量コンデンサCを充電してから回路基板へ接続する必
要がなく、このため大容量コンデンサCの充電のために
別途装置を用意する必要もなく、さらに、充電された部
品を扱う特別の注意も必要ない。そして、プリント基板
への部品取付け作業を大容量コンデンサC以外の部品の
取付け、充電した大容量コンデンサCの取付けと2度に
分ける必要がない。これにより製造コストを削減できる
などの効果がある。
【図1】本発明のバックアップ電源装置の構成図
【図2】従来技術のバックアップ電源装置の構成図
20 主電源 21 SRAM 22 一次電池 C 大容量コンデンサ TR1 トランジスタ D3 ダイオード
Claims (4)
- 【請求項1】 主電源に並列に接続された一次電池と、
大容量コンデンサと、この大容量コンデンサへの充電を
制御するスイッチング手段と、を具備することを特徴と
するバックアップ電源装置 - 【請求項2】 請求項1の装置において、前記スイッチ
ング手段は主電源が供給されているとき大容量コンデン
サへの充電を行うよう制御されることを特徴とするバッ
クアップ電源装置。 - 【請求項3】 請求項1ないし請求項2の装置におい
て、前記スイッチング手段は、半導体であることを特徴
とするバックアップ電源装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の装置におい
て、前記スイッチング手段は、トランジスタとダイオー
ドで構成されていることを特徴とするバックアップ電源
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000130273A JP2001314048A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | バックアップ電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000130273A JP2001314048A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | バックアップ電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001314048A true JP2001314048A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18639410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000130273A Pending JP2001314048A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | バックアップ電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001314048A (ja) |
-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000130273A patent/JP2001314048A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041207 |