JP2006340508A - 直流安定化電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電源装置内部で消費される電力を十分に削減することができる直流安定化電源装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 外部からの入力電圧Vinを受ける出力トランジスタ2と、当該直流安定化電源装置の出力電圧Voutが安定化するように出力トランジスタ2を制御する制御回路4cと、を備えた直流安定化電源装置において、入力電圧Vinを降圧し、その降圧によって得られた電圧を、制御回路4cを駆動するための電圧として出力する電圧供給回路3cを備えている。電圧供給回路3cは、入力電圧Vinを降圧して出力するチャージポンプ回路により構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、安定化された電圧を出力する直流安定化電源装置に関する。
従来から、入力や負荷の変動、或いは周囲環境の変化に拘わらず、負荷へ安定した電圧を供給可能な電源装置として、直流安定化電源装置が広く使用されている。そして、近年では、コンピュータAV機器などのデジタル回路を備えた機器が急速に普及しており、これらの機器では、直流安定化電源装置が不可欠になっている。また、これらの機器においては、バッテリーの長寿命化、環境問題により機器の省エネルギー化が不可欠になってきており、これに伴って直流安定化電源装置についても低消費電流化が求められている。
上記直流安定化電源装置には、出力トランジスタを一種の可変抵抗として用いることにより入力電圧を降下させて出力するドロッパ型安定化電源装置と、出力トランジスタをオン/オフするデューティ比を制御することにより、出力電圧を安定化させるチョッパ型安定化電源装置(スイッチング型安定化電源装置)とがある。
前記のドロッパ型安定化電源装置(ドロッパ型レギュレータ)においては、トランジスタの電圧降下を利用して出力電圧を安定化させるため、電圧降下分が熱として放出される。このため、ドロッパ型安定化電源装置は、入出力間電圧差が大きいときには特に効率が良好であるとは言えないが、一方において設計が容易であり、また、ノイズが小さいため、用途が限定されにくいという利点を有している。
また、後記のチョッパ型安定化電源装置(チョッパ型レギュレータ)は、出力トランジスタをスイッチングし、そのスイッチングのデューティ比により出力制御を行うので、入出力間の電圧差が大きい用途で効率が良いという利点がある。
また、安定化電源装置は、過熱保護機能、過電流保護機能、ソフトスタート機能などの多くの機能を備えていると共に該機能を実現するための保護回路を内蔵している。
ドロッパ型安定化電源装置の従来例を、図10を参照して説明する。従来のドロッパ型安定化電源装置101(以下、単に「電源装置101」と記す)は、出力トランジスタ102と、制御回路104と、制御回路104を駆動するための電圧を供給する定電圧回路131と、を有して構成される。また、制御回路104は、基準電圧Vrefを出力する基準電圧源126、誤差増幅器125、ドライブ用トランジスタ133、過熱保護回路118、過電流保護回路119、OR回路120及びトランジスタ134から構成される。
直流電源5から出力される入力電圧Vinは出力トランジスタ102のエミッタと定電圧回路131に与えられている。尚、直流電源5の出力はコンデンサ6を介して接地されている。電源装置101の出力電圧Voutを分圧抵抗7及び8により分圧して得られた電圧と基準電圧Vrefとの誤差は、誤差増幅器125によって増幅される。そして、誤差増幅器125がドライブ用トランジスタ133を介して出力トランジスタ102のベース電流を制御することにより、出力電圧Voutが一定に保たれる。負荷10は、出力電圧Voutを駆動電圧として動作する。尚、出力電圧Voutが出力される端子は、コンデンサ9を介して接地されている。
また、異常時においては、内部の保護機能により電源装置101が保護されるようになっている。例えば、過熱保護回路118は、重負荷による内部発熱の増加、あるいは周囲温度の異常高温化等に起因して出力トランジスタ102のジャンクション温度が一定温度以上に高くなることを防ぐべく、ジャンクション温度が該一定温度に達した場合に出力トランジスタ102を強制的にオフとする。また、過電流保護回路119は、電源装置101を過電流から保護するべく、ある一定以上の電流が流れないように出力電流を制限する。
過熱保護又は過電流保護が機能すると、過熱保護回路118又は過電流保護回路119からハイレベルの信号がOR回路120に与えられ、トランジスタ134がオンとなってドライブ用トランジスタ133のベース電圧がローレベル(例えば、0.1V)となる。この結果、出力トランジスタ102のベース電流が遮断されて、電源装置101の出力がオフとなる。
定電圧回路131は、定電圧ダイオード等を用いて、入力電圧Vinを制御回路104の電源電圧に定電圧化させる回路である。入力電圧Vinを12V、定電圧回路131の出力電圧(即ち、制御回路104の電源電圧)を2.7V、制御回路104の消費電流を10mAとした場合、制御回路104を駆動するために消費される電力は、12V×10mA=120mW、となる。
また、下記特許文献1には、過熱保護等の保護が不要なときに保護回路への電源供給を遮断するレギュレータが開示されている。
特開2005−6442号公報
上記の如く、図10の電源装置101においては、制御回路104を駆動するために比較的大きな電力が消費されてしまう。また、上記特許文献1のレギュレータにおいては、保護が不要なときに保護回路への電源供給が遮断されるため、消費電力の削減が見込める。しかしながら、保護回路以外の制御回路の消費電力は削減されないため、消費電力削減効果としては、必ずしも十分と言えない。
本発明は、上記の点に鑑み、電源装置内部で消費される電力を十分に削減することができる直流安定化電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係る直流安定化電源装置は、外部からの入力電圧を受ける出力素子と、当該直流安定化電源装置の出力電圧が安定化するように前記出力素子を制御する制御回路と、を備えた直流安定化電源装置において、前記入力電圧を降圧し、その降圧によって得られた電圧を、前記制御回路を駆動するための電圧として出力する電圧供給回路を備え、前記電圧供給回路は、前記入力電圧を降圧して出力するチャージポンプ回路により構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、入力電圧が、一旦、チャージポンプ回路にて降圧されてから(必要に応じて更に定電圧回路等を介して)、制御回路に供給される。これにより、制御回路を駆動するために電源装置内部にて消費される電力が削減される。
また、例えば、当該直流安定化電源装置の出力電流の大きさを検出する出力電流検出回路を更に備え、前記電圧供給回路は、検出された前記出力電流の大きさに応じて、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる。
また、例えば、前記出力素子は、バイポーラトランジスタであり、当該直流安定化電源装置は、そのバイポーラトランジスタのベース電流の大きさを検出するベース電流検出回路を更に備え、前記電圧供給回路は、検出された前記ベース電流の大きさに応じて、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる。
また、例えば、当該直流安定化電源装置の負荷は、互いに消費電力が異なる複数の動作状態にて動作し、前記電圧供給回路は、前記負荷の動作状態を示す外部信号に応じて、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる。
これにより、出力電流が増加したときに生じうる電圧供給回路の電流供給不足が解消される。
具体的には、例えば、前記チャージポンプ回路は、直列接続された複数のスイッチング素子と、前記複数のスイッチング素子の夫々のオン/オフを制御する駆動回路と、を備え、前記チャージポンプ回路は、前記複数のスイッチング素子の内、一部のスイッチング素子をオンとする割合を増加させる従って、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量が増加するように構成されており、前記駆動回路が、その一部のスイッチング素子をオンとする割合を変化させることにより、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる。
また、例えば、当該直流安定化電源装置の出力電流の大きさを検出する出力電流検出回路を更に備え、前記電圧供給回路は、検出された前記出力電流の大きさが所定の第1閾値以下となっているとき、前記入力電圧を降圧することによって得られた電圧を当該直流安定化電源装置の負荷に供給する一方で、前記制御回路への電圧の供給を遮断するようにしてもよい。
また、例えば、前記出力素子はバイポーラトランジスタであり、当該直流安定化電源装置は、そのバイポーラトランジスタのベース電流の大きさを検出するベース電流検出回路を更に備え、前記電圧供給回路は、検出された前記ベース電流の大きさが所定の第2閾値以下となっているとき、前記入力電圧を降圧することによって得られた電圧を当該直流安定化電源装置の負荷に供給する一方で、前記制御回路への電圧の供給を遮断するようにしてもよい。
また、例えば、当該直流安定化電源装置の負荷の動作状態には、第1動作状態と第1動作状態よりも消費電力が少ない第2動作状態とが含まれ、前記電圧供給回路は、前記負荷の動作状態を示す外部信号が第2動作状態を示しているとき、前記入力電圧を降圧することによって得られた電圧を当該直流安定化電源装置の負荷に供給する一方で、前記制御回路への電圧の供給を遮断するようにしてもよい。
検出された前記出力電流の大きさが所定の第1閾値以下となっているとき、検出された前記ベース電流の大きさが所定の第2閾値以下となっているとき、或いは前記負荷の動作状態を示す外部信号が第2動作状態を示しているときは、負荷の消費電力は比較的小さくなっている。このような場合、電圧供給回路が負荷に電力を供給するようにし、制御回路への電圧の供給を遮断すれば、制御回路にて消費される電力がゼロとなり、更に消費電力が削減される。
また、例えば、前記直流安定化電源装置は、チョッパ型の直流安定化電源装置である。
上述した通り、本発明に係る直流安定化電源装置によれば、電源装置内部で消費される電力を十分に削減することが可能となる。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係る直流安定化電源装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態の直流安定化電源装置1(以下、単に「電源装置1」と記す)の回路図である。
電源装置1は、出力素子としての出力トランジスタ2と、該出力トランジスタ2を制御する制御回路4と、制御回路4を駆動するための電源電圧を制御回路4に供給する電圧供給回路3と、を有して構成される。
直流電源5から出力される入力電圧Vinは、入力端子11を介してPNP型のバイポーラトランジスタである出力トランジスタ2のエミッタと電圧供給回路3に与えられる。尚、直流電源5の出力はコンデンサ6を介して接地されている(基準電位であるグランドに接続されている)。出力トランジスタ2のコレクタは出力端子12に接続されており、該出力端子12は負荷10に接続されていると共に、分圧抵抗7と分圧抵抗8とから成る直列回路とコンデンサ9を介して接地されている。出力端子12からは電源装置1の出力電圧Voutが出力されることになり、この出力電圧Voutを駆動電圧として負荷10は動作する。
分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点における電圧は、フィードバック電圧としてフィードバック端子13を介して制御回路4に与えられている。制御回路4は、該フィードバック電圧が定められた電圧に保たれるように、出力トランジスタ2のベース電流を制御する(ベース電位を制御する)。これにより、出力電圧Voutが所定の一定電圧に安定化される。
電圧供給回路3は、入力電圧Vinを降圧し、その降圧によって得られた電圧を、制御回路4を駆動するための電源電圧として出力する。このため、図10に示す従来の直流安定化電源装置と比べて、「(入力電圧Vin−制御回路4の電源電圧)×制御回路4の消費電流」、にて算出される電力分の損失が軽減され、これによって電源装置自体の消費電力が削減される。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第2実施形態について説明する。図2は、第2実施形態の直流安定化電源装置1a(以下、単に「電源装置1a」と記す)の回路図である。
電源装置1aは、出力素子としての出力トランジスタ2と、該出力トランジスタ2を制御する制御回路4と、制御回路4を駆動するための電源電圧を制御回路4に供給するチャージポンプ回路3aと、を有して構成される。つまり、電源装置1aにおいては、制御回路4の電源電圧を供給する電圧供給回路がチャージポンプ回路3aによって構成されている。図2において、その他の回路構成及び各部位の動作は、図1におけるそられと同一であるため、重複する説明を省略する。図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付している。
制御回路4は、分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点の電圧(フィードバック電圧)が定められた電圧に保たれるように、出力トランジスタ2のベース電流を制御する(ベース電位を制御する)。これにより、出力電圧Voutが所定の一定電圧に安定化される。
チャージポンプ回路3aは、入力電圧Vinの供給を受け、例えば、Vinの2分の1に相当する電圧を、電源電圧として制御回路4に供給する。つまり、チャージポンプ回路3aは、入力電圧Vinを降圧し、その降圧によって得られた電圧を、制御回路4を駆動するための電源電圧として出力する。このため、図10に示す従来の直流安定化電源装置と比べて、「(入力電圧Vin−制御回路4の電源電圧)×制御回路4の消費電流」、にて算出される電力分の損失が軽減され、これによって電源装置自体の消費電力が削減される。
<<第3実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第3実施形態について説明する。図3は、第3実施形態の直流安定化電源装置1b(以下、単に「電源装置1b」と記す)の回路図である。図3において、図1と同一の部分には同一の符号を付してある。
電源装置1bは、NPN型のバイポーラトランジスタである出力トランジスタ16と、PNP型のバイポーラトランジスタであるトランジスタ17と、出力トランジスタ16を制御する制御回路4bと、制御回路4bを駆動するための電圧を出力する電圧供給回路3bと、電圧供給回路3bの出力電圧を所定の電圧に定電圧化し、その定電圧化された電圧を電源電圧として制御回路4bに供給する定電圧回路29と、を有して構成される。定電圧回路29は、例えば、定電圧ダイオード或いはシャントレギュレータ等から構成される。
制御回路4bは、基準電圧Vrefを出力する基準電圧源26、誤差増幅器(ERROR AMP.)25、発振回路23、PWMコンパレータ(PWM COMP.)24、フリップフロップ22、NAND(ナンド)回路21、過電流保護のための過電流保護回路19、異常時の発熱から保護する過熱保護回路18、及びOR(オア)回路20から構成されている。
直流電源5から出力される入力電圧Vinは入力端子11に印加されており、該入力端子11は、出力トランジスタ16のコレクタ及びトランジスタ17のエミッタに接続されていると共に、電圧供給回路3bに接続されている。尚、直流電源5の出力はコンデンサ6を介して接地されている(基準電位であるグランドに接続されている)。
出力トランジスタ16のエミッタは出力端子12に接続されており、該出力端子12は、ダイオード27のカソードとコイル28の一端に共通接続されている。コイル28の他端は、コンデンサ9を介して接地されていると共に分圧抵抗7と分圧抵抗8とから成る直列回路を介しても接地され、更に負荷10に接続されている。尚、ダイオード27のアノードは接地されている。
分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点における電圧は、フィードバック電圧としてフィードバック端子13を介して誤差増幅器25の反転入力端子(−)に与えられている。誤差増幅器25の非反転入力端子(+)には上記基準電圧Vrefが与えられており、誤差増幅器25は、フィードバック電圧と基準電圧Vrefとの電圧誤差を増幅する。PWMコンパレータ24において、非反転入力端子(+)には誤差増幅器25の出力電圧が与えられており、反転入力端子(−)には発振回路23が出力する三角波が与えられている。PWMコンパレータ24は、その三角波と誤差増幅器25の出力電圧とを比較することにより、パルス幅変調された信号をNAND回路21を介して出力トランジスタ16に供給する。
出力トランジスタ16がオンの時には、入力端子11から出力トランジスタ16を介してコイル28に電流が流れ、コイル28にエネルギ−が蓄えられると共に、コイル28を介して電流が負荷10に供給される。一方、出力トランジスタ16がオフの時には、コイル28に蓄えられたエネルギーがダイオード27を介して放出される。このような動作により、フィードバック電圧は基準電圧Vrefと等しくなるように保たれ、負荷10とコンデンサ9と分圧抵抗7との接続点の電圧、即ち、電源装置1bの出力電圧Voutは一定に保たれる。負荷10は、この出力電圧Voutを駆動電圧として所定の動作を行う。上記のように、電源装置1bは、チョッパ型の直流安定化電源となっている。電源装置1bにおいて、直流電圧Voutを得るためには、ダイオード27、コイル28及びコンデンサ9が必要となるため、ダイオード27、コイル28及びコンデンサ9は、電源装置1bに備えられているものと考えても構わない。
過熱保護回路18は、本発明に係る電源装置(本実施形態では、電源装置1b)を構成する特定の部品の温度を監視し、その温度が所定の閾値温度を超えたときに、ハイレベルの電圧を出力することにより、出力トランジスタ16を強制的にオフとして電源装置(本実施形態では、電源装置1b)を保護するものである。例えば、負荷が重くなることによる内部発熱の増加、或いは周囲温度の異常な高温化により出力トランジスタ(本実施形態では、出力トランジスタ16)のジャンクション温度が所定の閾値温度に達した場合(達したと推測される場合)、過熱保護回路18はハイレベルの電圧を出力する。これにより、出力トランジスタの熱破損が防止される。
過電流保護回路19は、電源装置(本実施形態では、電源装置1b)を過電流から保護するべく、出力端子12から流れる出力電流が所定の制限電流を超えないように出力電流を制限するためのものである。出力電流が該制限電流に達したとき、過電流保護回路19は、ハイレベルの電圧を出力することにより、出力トランジスタ16を強制的にオフとする。
上記の動作を実現するために、過熱保護回路18の出力はOR回路20の一方の入力端子に与えられると共に、過電流保護回路19の出力はOR回路20の他方の入力端子に与えられている。OR回路20の出力は、フリップフロップ22のセット端子に接続され、フリップフロップ22の反転出力端子は、NAND回路21の一方の入力端子に接続されている。また、PWMコンパレータ24の出力が、NAND回路21の他方の入力端子に接続されている。フリップフロップ22において、セット端子がハイレベルになると、反転出力端子からはローレベルの電圧信号が出力され、そのローレベルの電圧信号は、フリップフロップ22のリセット端子の入力がハイレベルになるまで維持される。また、発振回路23が生成する三角波の周期に同期した矩形波が、フリップフロップ22のリセット端子に与えられている。NAND回路21の出力は、トランジスタ17のベースに接続され、トランジスタ17のコレクタは、出力トランジスタ16のベースに接続されている。
電圧供給回路3bは、入力電圧Vinを降圧し、その降圧によって得られた電圧を定電圧回路29を介して制御回路4bに供給することにより、制御回路4bを駆動する。このため、図10に示す従来の直流安定化電源装置と比べて、「(入力電圧Vin−電圧供給回路3bの出力電圧)×制御回路4bの消費電流」、にて算出される電力分の損失が軽減され、これによって電源装置自体の消費電力が削減される。
<<第4実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第4実施形態について説明する。図4は、第4実施形態の直流安定化電源装置1c(以下、単に「電源装置1c」と記す)の回路図である。図4において、図1及び図3と同一の部分には同一の符号を付し、(原則として)重複する説明を省略する。
電源装置1cは、出力素子としての出力トランジスタ2と、該出力トランジスタ2を制御する制御回路4cと、制御回路4cを駆動するための電圧を出力する電圧供給回路3cと、電圧供給回路3cの出力電圧を所定の電圧に定電圧化し、その定電圧化された電圧を電源電圧として制御回路4cに供給する定電圧回路31と、出力電流検出回路32と、を有して構成される。定電圧回路31は、例えば、定電圧ダイオード或いはシャントレギュレータ等から構成される。
制御回路4cは、基準電圧Vrefを出力する基準電圧源26、誤差増幅器25、過熱保護回路18、過電流保護回路19、OR回路20、NPN型のバイポーラトランジスタであるドライブ用トランジスタ33、及びNPN型のバイポーラトランジスタであるトランジスタ34を有して構成されている。
直流電源5から出力される入力電圧Vinは、入力端子11を介して出力トランジスタ2のエミッタと電圧供給回路3cに与えられる。尚、直流電源5の出力はコンデンサ6を介して接地されている(基準電位であるグランドに接続されている)。出力トランジスタ2のコレクタは、出力電流検出回路32を介して出力端子12に接続されている。該出力端子12は負荷10に接続されていると共に、分圧抵抗7と分圧抵抗8とから成る直列回路とコンデンサ9を介して接地されている。出力端子12からは電源装置1cの出力電圧Voutが出力されることになり、この出力電圧Voutを駆動電圧として負荷10は動作する。
分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点における電圧は、フィードバック電圧としてフィードバック端子13を介して誤差増幅器25の反転入力端子(−)に与えられている。誤差増幅器25の非反転入力端子(+)には上記基準電圧Vrefが与えられており、誤差増幅器25は、フィードバック電圧と基準電圧Vrefとの電圧誤差を増幅する。
ドライブ用トランジスタ33において、コレクタは出力トランジスタ2のベースに接続され、ベースは誤差増幅器25の出力に接続され、エミッタは接地されている。このため、フィードバック電圧が基準電圧Vrefと一致するように、出力トランジスタ2のベース電流が制御され(ベース電位が制御され)、この結果、出力電圧Voutが所定の一定電圧に保たれる。
過熱保護回路18は、本発明に係る電源装置(本実施形態では、電源装置1c)を構成する特定の部品の温度を監視し、その温度が所定の閾値温度を超えたときに、ハイレベルの電圧を出力することにより、出力トランジスタ2を強制的にオフとして電源装置(本実施形態では、電源装置1c)を保護するものである。例えば、負荷が重くなることによる内部発熱の増加、或いは周囲温度の異常な高温化により出力トランジスタ(本実施形態では、出力トランジスタ2)のジャンクション温度が所定の閾値温度に達した場合(達したと推測される場合)、過熱保護回路18はハイレベルの電圧を出力する。これにより、出力トランジスタの熱破損が防止される。
過電流保護回路19は、電源装置(本実施形態では、電源装置1c)を過電流から保護するべく、出力端子12から流れる出力電流が所定の制限電流を超えないように出力電流を制限するためのものである。出力電流が該制限電流に達したとき、過電流保護回路19は、ハイレベルの電圧を出力することにより、出力トランジスタ2を強制的にオフとする。
過熱保護回路18と過電流保護回路19とOR回路20との接続関係は、図3の電源装置1bにおけるものと同一となっている。そして、トランジスタ34において、ベースはOR回路20の出力に接続され、コレクタはドライブ用トランジスタ33のベースに接続され、エミッタは接地されている。このため、過熱保護及び/又は過電流保護が機能し、過熱保護回路18及び/又は過電流保護回路19からハイレベルの信号が出力されると、トランジスタ34がオンとなってドライブ用トランジスタ33のベース電圧がローレベル(例えば、0.1V)となる。この結果、出力トランジスタ2のベース電流が遮断されることになり、電源装置1cは過熱及び過電流から保護される。
電圧供給回路3cは、コンデンサC1、C2及びC3と、夫々がMOSトランジスタ(絶縁ゲート型の電界効果トランジスタ)等から構成されたスイッチング素子S1、S2、S3及びS4と、スイッチング素子S1〜S4を駆動する駆動回路30と、から構成されたチャージポンプ回路である。
スイッチング素子S1、S2、S3、S4は、この順番で直列に接続されており、スイッチング素子S1、S2、S3及びS4から成る直列回路の両端には、入力電圧Vinが印加されている。スイッチング素子S1とS2との接続点と反対側のスイッチング素子S1の端子は、入力端子11に接続されており、スイッチング素子S3とS4との接続点と反対側のスイッチング素子S4の端子は、接地されている。スイッチング素子S1とS2との接続点は、コンデンサC1を介してスイッチング素子S3とS4との接続点に接続されていると共に、コンデンサC3を介して接地されている。スイッチング素子S2とS3との接続点は、コンデンサC2を介して接地されている。スイッチング素子S1とS2との接続点の電圧は、電圧供給回路3cの出力電圧として定電圧回路31に与えられている。また、コンデンサC1とC2の静電容量は、例えば同じとなっている。
駆動回路30は、スイッチング素子S1及びS3がオン且つスイッチング素子S2及びS4がオフの状態と、スイッチング素子S1及びS3がオフ且つスイッチング素子S2及びS4がオンの状態と、が交互に繰り返されるように、スイッチング素子S1〜S4のオン/オフを制御する。
まず、スイッチング素子S1とS3をオンとすることにより、コンデンサC1とC2が入力電圧Vinによって充電される。次に、スイッチング素子S1とS3をオフとする一方で、スイッチング素子S2とS4をオンとする。これにより、入力電圧Vinの1/2の電圧が定電圧回路31に供給されることになる。尚、駆動回路30は、スイッチング素子S1〜S4のオン/オフを制御するための電源電圧として入力電圧Vinの供給を受けている。
入力電圧Vinを12Vとした場合、電圧供給回路3cの出力電圧は6V(略6V)となる。そして、定電圧回路31は、この6Vの電圧を、例えば2.7Vに降圧し、その降圧によって得られる電圧を制御回路4c(具体的には、過熱保護回路18、過電流保護回路19、OR回路20、誤差増幅器25及び基準電圧源26)に電源電圧として供給する。尚、電圧供給回路3cと定電圧回路31を併せたものを、電圧供給回路と捉えてもよい。
制御回路4cの消費電流を10mAとした場合、制御回路4cを駆動するために消費される電力は、(電圧供給回路3cの出力電圧)×制御回路4cの消費電流=6V×10mA=60mW、となる。他方、図10に示す従来の直流安定化電源装置の如く、入力電圧Vinを定電圧回路に直接与えた場合、制御回路4cを駆動するために消費される電力は、入力電圧Vin×制御回路4cの消費電流=12V×10mA=120mW、となる。即ち、電圧供給回路3cを採用することにより、120mW−60mW=60mW、の消費電力が削減され、省エネルギー化が実現される。
また、出力電流検出回路32は、例えば、出力トランジスタ2のコレクタと出力端子12とを接続する線路に直列に介在するシャント抵抗によって構成されていて、そのシャント抵抗における電圧降下に基づいて出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1cの出力電流)の大きさを検出する。そして、その出力電流の検出結果を駆動回路30に伝達する。
駆動回路30は、その出力電流が比較的小さい時はスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を比較的小さくし、その出力電流が比較的大きい時はスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を比較的大きくする。即ち、出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1cの出力電流)の大きさが増加するにつれて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を増加させる。スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合が増加すれば、電圧供給回路3cの供給可能電流量が増大する。即ち、電圧供給回路3cが定電圧回路31(制御回路4c)に供給することができる電流量が増大する。
出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1cの出力電流)が増加すれば、ドライブ用トランジスタ33を駆動するために必要な電流も増加し、制御回路4c自体の消費電流も増大するため、電圧供給回路3cの電流供給不足が懸念される。
しかしながら、上記の如く、電流供給回路3cは、出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1cの出力電流)に応じて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を変化させることにより、電圧供給回路3cの供給可能電流量を変化させる。この結果、出力電流が増加したときに生じうる電圧供給回路3cの電流供給不足が解消される。
<<第5実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第5実施形態について説明する。図5は、第5実施形態の直流安定化電源装置1d(以下、単に「電源装置1d」と記す)の回路図である。図5において、図4と同一の部分には同一の符号を付し、(原則として)重複する説明を省略する。
電源装置1dは、出力トランジスタ2と、制御回路4cと、電圧供給回路3cと、定電圧回路31と、ベース電流検出回路35と、を有して構成される。図5の電源装置1dの回路構成及び動作は、図4の電源装置1cの回路構成及び動作に類似しており、図5の全体の回路構成及び動作も、図4の全体の回路構成及び動作に類似している。図5の電源装置1d(図5の全体)が図4の電源装置1c(図4の全体)と相違している点は、図4の出力電流検出回路32がベース電流検出回路35に置換されている点である。特記なき限り、その他の点において、図5の電源装置1d(図5の全体)の回路構成及び動作は、図4の電源装置1c(図4の全体)のそれらと一致している。一致している点については、重複する説明を省略する。
ベース電流検出回路35は、出力トランジスタ2のベースとドライブ用トランジスタ33のコレクタとの間に介在している。また、図4の電源装置1cに備えられていた出力電流検出回路32が省かれたことに伴い、出力トランジスタ2のコレクタは出力端子12に直接接続される。出力端子12からは電源装置1dの出力電圧Voutが出力されることになり、この出力電圧Voutを駆動電圧として負荷10は動作する。
本実施形態においても、電圧供給回路3cが採用されているため、第4実施形態と同様の消費電力削減効果が実現される。
ベース電流検出回路35は、例えば、出力トランジスタ2のベースとドライブ用トランジスタ33のコレクタとを接続する線路に直列に介在するシャント抵抗によって構成されていて、そのシャント抵抗における電圧降下に基づいて出力トランジスタ2のベース電流の大きさを検出する。そして、そのベース電流の検出結果は駆動回路30に伝達される。
駆動回路30は、ベース電流検出回路35によって検出されたベース電流が比較的小さい時はスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を比較的小さくし、そのベース電流が比較的大きい時はスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を比較的大きくする。即ち、出力トランジスタ2のベース電流の大きさが増加するにつれて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を増加させる。スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合が増加すれば、電圧供給回路3cの供給可能電流量が増大する。即ち、電圧供給回路3cが定電圧回路31(制御回路4c)に供給することができる電流量が増大する。
出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1dの出力電流)は、出力トランジスタ2のベース電流に比例している。従って、出力トランジスタ2のベース電流が増加は、出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1dの出力電流)の増加を意味する。出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1dの出力電流)が増加すれば、ドライブ用トランジスタ33を駆動するために必要な電流も増加し、制御回路4c自体の消費電流も増大するため、電圧供給回路3cの電流供給不足が懸念される。
しかしながら、上記の如く、電流供給回路3cは、出力トランジスタ2のベース電流に応じて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を変化させることにより、電圧供給回路3cの供給可能電流量を変化させる。この結果、出力電流が増加したときに生じうる電圧供給回路3cの電流供給不足が解消される。
<<第6実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第6実施形態について説明する。図6は、第6実施形態の直流安定化電源装置1e(以下、単に「電源装置1e」と記す)の回路図である。図6において、図4と同一の部分には同一の符号を付し、(原則として)重複する説明を省略する。
電源装置1eは、出力トランジスタ2と、制御回路4cと、電圧供給回路3cと、定電圧回路31と、を有して構成される。図6の電源装置1eの回路構成及び動作は、図4の電源装置1cの回路構成及び動作に類似しており、図6の全体の回路構成及び動作も、図4の全体の回路構成及び動作に類似している。図6の電源装置1e(図6の全体)が図4の電源装置1c(図4の全体)と相違している点は、図4の出力電流検出回路32が省かれている点と、負荷10の動作状態を示す外部信号が外部信号入力端子(Vs)36を介して駆動回路30に与えられている点である。特記なき限り、その他の点において、図6の電源装置1e(図6の全体)の回路構成及び動作は、図4の電源装置1c(図4の全体)のそれらと一致している。一致している点については、重複する説明を省略する。
尚、図4の電源装置1cに備えられていた出力電流検出回路32が省かれたことに伴い、出力トランジスタ2のコレクタは出力端子12に直接接続される。出力端子12からは電源装置1eの出力電圧Voutが出力されることになり、この出力電圧Voutを駆動電圧として負荷10は動作する。
本実施形態においても、電圧供給回路3cが採用されているため、第4実施形態と同様の消費電力削減効果が実現される。
電源装置1eは、例えば携帯電話機(不図示)を駆動させるための電源装置として用いられ、負荷10は、例えば携帯電話機に備えられた液晶パネル等からなる表示部(不図示)や、各種制御を行うマイクロコンピュータ等(不図示)となっている。負荷10は、通話中などに対応する通常動作状態、或いは使用者による操作が加えられていない状態等に対応する待機状態にて駆動する。尚、通常動作状態と待機状態以外の動作状態で、負荷10を動作させても構わない。負荷10の消費電力は、通常動作状態で動作する場合に比較的大きくなり、待機状態における負荷10の消費電力は通常動作状態におけるものよりも小さくなっている。
負荷10の動作状態を特定する信号は、負荷10に内蔵されるマイクロコンピュータ等から外部信号として駆動回路30に与えられる。この外部信号に基づいて、駆動回路30は、負荷10の動作状態が通常動作状態であるか或いは待機状態であるかを認識する。
そして、負荷10の動作状態が待機状態である時はスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を比較的小さくし、負荷10の動作状態が通常動作状態である時はスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を待機状態におけるものよりも大きくする。スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合が増加すれば、電圧供給回路3cの供給可能電流量が増大する。即ち、電圧供給回路3cが定電圧回路31(制御回路4c)に供給することができる電流量が増大する。
負荷10の動作状態が通常動作状態であるときは、待機状態よりも出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1eの出力電流)が増加する。出力トランジスタ2の出力電流(電源装置1eの出力電流)が増加すれば、ドライブ用トランジスタ33を駆動するために必要な電流も増加し、制御回路4c自体の消費電流も増大するため、電圧供給回路3cの電流供給不足が懸念される。
しかしながら、上記の如く、電流供給回路3cは、負荷10の動作状態を示す外部信号に応じて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を変化させることにより、電圧供給回路3cの供給可能電流量を変化させる。この結果、負荷10の消費電力が増加したときに生じうる電圧供給回路3cの電流供給不足が解消される。
<<第7実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第7実施形態について説明する。図7は、第7実施形態の直流安定化電源装置1f(以下、単に「電源装置1f」と記す)の回路図である。図7において、図4と同一の部分には同一の符号を付し、(原則として)重複する説明を省略する。
電源装置1fは、出力トランジスタ2と、制御回路4cと、電圧供給回路3cと、定電圧回路31と、出力電流検出回路32aと、スイッチ回路(切換回路)37及び38と、を有して構成される。図7の電源装置1fの回路構成及び動作は、図4の電源装置1cの回路構成及び動作に類似しており、図7の全体の回路構成及び動作も、図4の全体の回路構成及び動作に類似している。
図7の電源装置1f(図7の全体)が図4の電源装置1c(図4の全体)と相違している点は、図4の出力電流検出回路32が出力電流検出回路32aに置換されている点と、出力トランジスタ2のコレクタと出力端子12との間にスイッチ回路38が介在している点と、電圧供給回路3cの出力と定電圧回路31との間にスイッチ回路37が介在している点である。特記なき限り、その他の点において、図7の電源装置1f(図7の全体)の回路構成及び動作は、図4の電源装置1c(図4の全体)のそれらと一致している。一致している点については、重複する説明を省略する。
スイッチ回路37は、第1端子37a、第2端子37b及び共通端子37cを有し、与えられた選択信号に応じて、第1端子37a又は第2端子37bを択一的に共通端子37cに接続する。具体的には、選択信号がハイレベルのときに、第1端子37aが共通端子37cに接続され、選択信号がローレベルのときに、第2端子37bが共通端子37cに接続される。尚、図7は、第2端子37bが共通端子37cに接続されている状態を示している。
スイッチ回路38は、第1端子38a、第2端子38b及び共通端子38cを有し、与えられた選択信号に応じて、第1端子38a又は第2端子38bを択一的に共通端子38cに接続する。具体的には、選択信号がハイレベルのときに、第1端子38aが共通端子38cに接続され、選択信号がローレベルのときに、第2端子38bが共通端子38cに接続される。尚、図7は、第2端子38bが共通端子38cに接続されている状態を示している。
スイッチ回路37において、第1端子37aは定電圧回路31に接続され、第2端子37bはスイッチ回路38の第2端子38bに接続され、共通端子37cは電圧供給回路3cの出力(スイッチング素子S1とS2との接続点)に接続されている。スイッチ回路38において、第1端子38aは出力トランジスタ2のコレクタに接続され、共通端子38cは出力電流検出回路32aに接続されている。
出力電流検出回路32aは、例えば、共通端子38cと出力端子12とを接続する線路に直列に介在するシャント抵抗によって構成されていて、そのシャント抵抗における電圧降下に基づいて出力端子12から出力される電流(電源装置1fの出力電流)の大きさを検出する。そして、出力電流検出回路32aは、検出した電流の大きさが所定の第1電流閾値よりも大きい場合、ハイレベルの選択信号をスイッチ回路37及び38に出力し、検出した電流の大きさが第1電流閾値以下の場合、ローレベルの選択信号をスイッチ回路37及び38に出力する。
これにより、電源装置1fの出力電流の大きさが第1電流閾値よりも大きい場合は、電圧供給回路3cの出力電圧が共通端子37c及び第1端子37aを介して定電圧回路31に供給されると共に、出力トランジスタ2のコレクタが第1端子38a及び共通端子38c(及び出力電流検出回路32a)を介して出力端子12に接続されるため、電源装置1fの動作は図4の電源装置1cと同じになる。つまり、分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点の電圧(フィードバック電圧)が基準電圧Vrefに一致するように出力トランジスタ2のベース電流が制御され、出力端子12から出力される出力電圧Voutは、一定の電圧に保たれる。また、電圧供給回路3cが定電圧回路31を介して制御回路4cに電圧を供給するため、第4実施形態と同様の消費電力削減効果が実現される。
一方、電源装置1fの出力電流の大きさが第1電流閾値以下の場合は、共通端子37c、第2端子37b、第2端子38b及び共通端子38c(及び出力電流検出回路32a)を介して、電圧供給回路3cが負荷10に電力を供給する。つまり、負荷10の消費電流が小さい場合は、制御回路4cを動作させてまで負荷10に電力を供給する必要がないため、電圧供給回路3cが負荷10に電力を供給すると共に制御回路4cへの電圧供給を遮断するのである。これにより、負荷10の消費電力が小さい場合(例えば待機状態の場合)は、制御回路4cを駆動するための電力消費が削減され、省エネルギー化が実現される。
負荷10は、第6実施形態で説明したのと同様、通常動作状態又は通常動作状態よりも消費電力が小さい待機状態にて動作する。そして、通常動作状態においては負荷10の消費電流の大きさが(原則として)上記の第1電流閾値を超えるように、且つ待機状態においては負荷10の消費電流の大きさが上記の第1電流閾値以下となるように、第1電流閾値は設定されている。
尚、本実施形態は、第4実施形態と組み合わせることが可能である。つまり、出力電流検出回路32aの検出結果を駆動回路30に伝達するようにし、電源装置1fの出力電流の大きさが増加するにつれて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)が増加するようにしてもよい。
<<第8実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第8実施形態について説明する。図8は、第8実施形態の直流安定化電源装置1g(以下、単に「電源装置1g」と記す)の回路図である。図8において、図7と同一の部分には同一の符号を付し、(原則として)重複する説明を省略する。
電源装置1gは、出力トランジスタ2と、制御回路4cと、電圧供給回路3cと、定電圧回路31と、ベース電流検出回路35aと、スイッチ回路37及び38と、を有して構成される。図8の電源装置1gの回路構成及び動作は、図7の電源装置1fの回路構成及び動作に類似しており、図8の全体の回路構成及び動作も、図7の全体の回路構成及び動作に類似している。図8の電源装置1g(図8の全体)が図7の電源装置1f(図7の全体)と相違している点は、図7の出力電流検出回路32aがベース電流検出回路35aに置換されている点である。特記なき限り、その他の点において、図8の電源装置1g(図8の全体)の回路構成及び動作は、図7の電源装置1f(図7の全体)のそれらと一致している。一致している点については、重複する説明を省略する。
ベース電流検出回路35aは、出力トランジスタ2のベースとドライブ用トランジスタ33のコレクタとの間に介在している。また、図7の電源装置1fに備えられていた出力電流検出回路32aが省かれたことに伴い、スイッチ回路38の共通端子38cは出力端子12に直接接続される。出力端子12からは電源装置1gの出力電圧Voutが出力されることになり、この出力電圧Voutを駆動電圧として負荷10は動作する。
ベース電流検出回路35aは、例えば、出力トランジスタ2のベースとドライブ用トランジスタ33のコレクタとを接続する線路に直列に介在するシャント抵抗によって構成されていて、そのシャント抵抗における電圧降下に基づいて出力トランジスタ2のベース電流の大きさを検出する。そして、ベース電流検出回路35aは、検出したベース電流の大きさが所定の第2電流閾値よりも大きい場合、ハイレベルの選択信号をスイッチ回路37及び38に出力し、検出した電流の大きさが第2電流閾値以下の場合、ローレベルの選択信号をスイッチ回路37及び38に出力する。
これにより、出力トランジスタ2のベース電流の大きさが第2電流閾値よりも大きい場合、即ち、電源装置1gの出力電流の大きさが比較的大きい場合は、電圧供給回路3cの出力電圧が共通端子37c及び第1端子37aを介して定電圧回路31に供給されると共に、出力トランジスタ2のコレクタが第1端子38a及び共通端子38cを介して出力端子12に接続されるため、電源装置1gの動作は図4の電源装置1cと同じになる。つまり、分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点の電圧(フィードバック電圧)が基準電圧Vrefに一致するように出力トランジスタ2のベース電流が制御され、出力端子12から出力される出力電圧Voutは、一定の電圧に保たれる。また、電圧供給回路3cが定電圧回路31を介して制御回路4cに電圧を供給するため、第4実施形態と同様の消費電力削減効果が実現される。
一方、出力トランジスタ2のベース電流の大きさが第2電流閾値以下の場合、即ち、電源装置1gの出力電流の大きさが比較的小さい場合は、共通端子37c、第2端子37b、第2端子38b及び共通端子38cを介して、電圧供給回路3cが負荷10に電力を供給する。つまり、出力トランジスタ2のベース電流が小さい(即ち、負荷10の消費電流が小さい)場合は、制御回路4cを動作させてまで負荷10に電力を供給する必要がないため、電圧供給回路3cが負荷10に電力を供給すると共に制御回路4cへの電圧供給を遮断するのである。これにより、負荷10の消費電力が小さい場合(例えば待機状態の場合)は、制御回路4cを駆動するための電力消費が削減され、省エネルギー化が実現される。
負荷10は、第6実施形態で説明したのと同様、通常動作状態又は通常動作状態よりも消費電力が小さい待機状態にて動作する。そして、通常動作状態においては出力トランジスタ2のベース電流の大きさが(原則として)上記の第2電流閾値を超えるように、且つ待機状態においては出力トランジスタ2のベース電流の大きさが上記の第2電流閾値以下となるように、第2電流閾値は設定されている。
尚、本実施形態は、第5実施形態と組み合わせることが可能である。つまり、ベース電流検出回路35aの検出結果を駆動回路30に伝達するようにし、出力トランジスタ2のベース電流の大きさが増加するにつれて、スイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)が増加するようにしてもよい。
<<第9実施形態>>
次に、本発明に係る直流安定化電源装置の第9実施形態について説明する。図9は、第9実施形態の直流安定化電源装置1h(以下、単に「電源装置1h」と記す)の回路図である。図9において、図7と同一の部分には同一の符号を付し、(原則として)重複する説明を省略する。
電源装置1hは、出力トランジスタ2と、制御回路4cと、電圧供給回路3cと、定電圧回路31と、外部信号検出回路40と、スイッチ回路37及び38と、を有して構成される。図9の電源装置1hの回路構成及び動作は、図7の電源装置1fの回路構成及び動作に類似しており、図9の全体の回路構成及び動作も、図7の全体の回路構成及び動作に類似している。
図9の電源装置1h(図9の全体)が図7の電源装置1f(図7の全体)と相違している点は、図7の出力電流検出回路32aが省かれている点と、負荷10の動作状態を示す外部信号を、外部信号入力端子(Vs)39を介して受ける外部信号検出回路40が新たに設けられている点である。特記なき限り、その他の点において、図9の電源装置1h(図9の全体)の回路構成及び動作は、図7の電源装置1f(図7の全体)のそれらと一致している。一致している点については、重複する説明を省略する。
尚、図7の電源装置1fに備えられていた出力電流検出回路32aが省かれたことに伴い、スイッチ回路38の共通端子38cは出力端子12に直接接続される。出力端子12からは電源装置1hの出力電圧Voutが出力されることになり、この出力電圧Voutを駆動電圧として負荷10は動作する。
電源装置1hは、例えば携帯電話機(不図示)を駆動させるための電源装置として用いられ、負荷10は、例えば携帯電話機に備えられた液晶パネル等からなる表示部(不図示)や、各種制御を行うマイクロコンピュータ等(不図示)となっている。負荷10は、通話中などに対応する通常動作状態、或いは使用者による操作が加えられていない状態等に対応する待機状態にて駆動する。尚、通常動作状態と待機状態以外の動作状態で、負荷10を動作させても構わない。負荷10の消費電力は、通常動作状態で動作する場合に比較的大きくなり、待機状態における負荷10の消費電力は通常動作状態におけるものよりも小さくなっている。
負荷10の動作状態を特定する信号は、負荷10に内蔵されるマイクロコンピュータ等から外部信号として外部信号検出回路40に与えられる。この外部信号に基づいて、外部信号検出回路40は、負荷10の動作状態が通常動作状態であるか或いは待機状態であるかを認識する。そして、外部信号検出回路40は、負荷10の動作状態が通常動作状態である場合にハイレベルの選択信号をスイッチ回路37及び38に出力し、負荷10の動作状態が待機状態である場合にローレベルの選択信号をスイッチ回路37及び38に出力する。
これにより、負荷10の動作状態が通常動作状態である場合、即ち、電源装置1hの出力電流の大きさが比較的大きい場合は、電圧供給回路3cの出力電圧が共通端子37c及び第1端子37aを介して定電圧回路31に供給されると共に、出力トランジスタ2のコレクタが第1端子38a及び共通端子38cを介して出力端子12に接続されるため、電源装置1hの動作は図4の電源装置1cと同じになる。つまり、分圧抵抗7と分圧抵抗8との接続点の電圧(フィードバック電圧)が基準電圧Vrefに一致するように出力トランジスタ2のベース電流が制御され、出力端子12から出力される出力電圧Voutは、一定の電圧に保たれる。また、電圧供給回路3cが定電圧回路31を介して制御回路4cに電圧を供給するため、第4実施形態と同様の消費電力削減効果が実現される。
一方、負荷10の動作状態が待機状態である場合、即ち、電源装置1hの出力電流の大きさが比較的小さい場合は、共通端子37c、第2端子37b、第2端子38b及び共通端子38cを介して、電圧供給回路3cが負荷10に電力を供給する。つまり、負荷10が待機状態である場合は、制御回路4cを動作させてまで負荷10に電力を供給する必要がないため、電圧供給回路3cが負荷10に電力を供給すると共に制御回路4cへの電圧供給を遮断するのである。これにより、負荷10の消費電力が小さい場合(待機状態の場合)は、制御回路4cを駆動するための電力消費が削減され、省エネルギー化が実現される。
尚、負荷10の動作状態を特定する上記外部信号(或るいは外部信号検出回路40が出力する選択信号)を、駆動回路30に供給するようにし、第6実施形態と同様に、負荷10の動作状態に応じてスイッチング素子S1及びS3をオンとする期間の割合(デューティ)を変化させても良い。
また、上述した全ての実施形態は、矛盾の生じない限り任意に組み合わせ可能である。
また、過熱保護回路18及び過電流保護回路19が、制御回路4bや制御回路4c(図3〜図9参照)に備えられている例を示したが、過熱保護回路18及び/又は過電流保護回路19を、制御回路4bや制御回路4cの外部に設けるようにしても構わない。
本発明は、電源装置内部で消費される電力の削減効果を有するため、あらゆる電気機器に好適である。特に、携帯電話機や携帯型のコンピュータ、音楽再生機等、電池を駆動電圧源として利用する携帯機器等に好適である。
本発明の第1実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第2実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第3実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第4実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第5実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第6実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第7実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第8実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 本発明の第9実施形態に係る直流安定化電源装置の回路図である。 従来の直流安定化電源装置の回路図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h 直流安定化電源装置
2、16 出力トランジスタ
3、3b、3c 電圧供給回路
3a チャージポンプ回路
4、4b、4c 制御回路
5 直流電源
7、8 分圧抵抗
10 負荷
11 入力端子
12 出力端子
13 フィードバック端子
18 過熱保護回路
19 過電流保護回路
25 誤差増幅器
26 基準電圧源
29、31 定電圧回路
30 駆動回路
32、32a 出力電流検出回路
35、35a ベース電流検出回路
36、39 外部信号入力端子
37、38 スイッチ回路
37a、38a 第1端子
37b、38a 第2端子
37c、38c 共通端子
40 外部信号検出回路
S1、S2、S3、S4 スイッチング素子
C1、C2、C3 コンデンサ

Claims (9)

  1. 外部からの入力電圧を受ける出力素子と、当該直流安定化電源装置の出力電圧が安定化するように前記出力素子を制御する制御回路と、を備えた直流安定化電源装置において、
    前記入力電圧を降圧し、その降圧によって得られた電圧を、前記制御回路を駆動するための電圧として出力する電圧供給回路を備え、
    前記電圧供給回路は、前記入力電圧を降圧して出力するチャージポンプ回路により構成されている
    ことを特徴とする直流安定化電源装置。
  2. 当該直流安定化電源装置の出力電流の大きさを検出する出力電流検出回路を更に備え、
    前記電圧供給回路は、検出された前記出力電流の大きさに応じて、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
  3. 前記出力素子は、バイポーラトランジスタであり、
    当該直流安定化電源装置は、そのバイポーラトランジスタのベース電流の大きさを検出するベース電流検出回路を更に備え、
    前記電圧供給回路は、検出された前記ベース電流の大きさに応じて、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
  4. 当該直流安定化電源装置の負荷は、互いに消費電力が異なる複数の動作状態にて動作し、
    前記電圧供給回路は、前記負荷の動作状態を示す外部信号に応じて、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
  5. 前記チャージポンプ回路は、直列接続された複数のスイッチング素子と、
    前記複数のスイッチング素子の夫々のオン/オフを制御する駆動回路と、を備え、
    前記チャージポンプ回路は、前記複数のスイッチング素子の内、一部のスイッチング素子をオンとする割合を増加させる従って、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量が増加するように構成されており、
    前記駆動回路が、その一部のスイッチング素子をオンとする割合を変化させることにより、前記チャージポンプ回路の供給可能電流量を変化させる
    ことを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  6. 当該直流安定化電源装置の出力電流の大きさを検出する出力電流検出回路を更に備え、
    前記電圧供給回路は、検出された前記出力電流の大きさが所定の第1閾値以下となっているとき、前記入力電圧を降圧することによって得られた電圧を当該直流安定化電源装置の負荷に供給する一方で、前記制御回路への電圧の供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  7. 前記出力素子はバイポーラトランジスタであり、
    当該直流安定化電源装置は、そのバイポーラトランジスタのベース電流の大きさを検出するベース電流検出回路を更に備え、
    前記電圧供給回路は、検出された前記ベース電流の大きさが所定の第2閾値以下となっているとき、前記入力電圧を降圧することによって得られた電圧を当該直流安定化電源装置の負荷に供給する一方で、前記制御回路への電圧の供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  8. 当該直流安定化電源装置の負荷の動作状態には、第1動作状態と第1動作状態よりも消費電力が少ない第2動作状態とが含まれ、
    前記電圧供給回路は、前記負荷の動作状態を示す外部信号が第2動作状態を示しているとき、前記入力電圧を降圧することによって得られた電圧を当該直流安定化電源装置の負荷に供給する一方で、前記制御回路への電圧の供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の直流安定化電源装置。
  9. 前記直流安定化電源装置は、チョッパ型の直流安定化電源装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
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