JPH1173231A - 直流安定化電源装置 - Google Patents

直流安定化電源装置

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JPH1173231A
JPH1173231A JP23517997A JP23517997A JPH1173231A JP H1173231 A JPH1173231 A JP H1173231A JP 23517997 A JP23517997 A JP 23517997A JP 23517997 A JP23517997 A JP 23517997A JP H1173231 A JPH1173231 A JP H1173231A
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JP
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voltage
circuit
output
power supply
input voltage
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JP23517997A
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Tomohiro Suzuki
友広 鈴木
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源としてのバッテリー数をさらに削減す
ることができる直流安定化電源装置を提供する。 【解決手段】 直流安定化電源装置1に用いられるドロ
ッパ型レギュレータ2の入力端子IN1から入力電圧V
IN1を入力する。出力制御トランジスタ4には直接入力
電圧VIN1を印加し、制御回路6には入力電圧昇圧回路
5を介して電圧を印加する。ここで、入力電圧昇圧回路
5は、入力電圧VIN1を、制御回路6が動作可能な電圧
以上に昇圧させる。従って、入力電圧VIN1は、ドロッ
パ型レギュレータ2の出力電圧VO 1と出力制御トラン
ジスタ4における電圧降下分との和以上の電圧であれば
よく、低い入力電圧VIN1によってドロッパ型レギュレ
ータ2を動作させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低入力電圧での動
作が可能なドロッパ方式の直流安定化電源装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、直流安定化電源装置には、その出
力電圧を安定化させるレギュレータが用いられている。
特に、入力電圧より低い出力電圧を必要とする場合に用
いる降圧型のレギュレータとして、トランジスタを一種
の可変抵抗として用いることにより電圧を降下させるド
ロッパ型レギュレータがある。
【0003】例えば、図11に示す直流安定化電源装置
101は、一つのICチップからなるドロッパ型レギュ
レータ102と平滑コンデンサ103とから構成されて
いる。ドロッパ型レギュレータ102は、出力制御トラ
ンジスタ104、出力制御トランジスタ駆動用トランジ
スタ105及び制御回路106から構成される。さら
に、制御回路106は、起動回路107、基準電圧回路
108、誤差増幅器109、分圧回路110、及び過電
流保護回路111から構成される。
【0004】NPN型の出力制御トランジスタ104の
コレクタはドロッパ型レギュレータ102の入力端子I
N101に接続され、エミッタは後述する過電流保護回
路111の抵抗117の一端に接続されている。NPN
型の出力制御トランジスタ駆動用トランジスタ105の
ベースは後述する誤差増幅器109の出力端子に、コレ
クタは出力制御トランジスタ104のコレクタに、エミ
ッタは出力制御トランジスタ104のベースに接続され
ている。
【0005】制御回路106において、起動回路107
及び基準電圧回路108は、入力端子IN101と接地
端子GNDとの間に設けられている。基準電圧回路10
8の入力端子は、起動回路107の出力端子に接続され
ている。誤差増幅器109の非反転入力端子は基準電圧
回路108の出力端子に接続されていると共に、反転入
力端子は、分圧回路110を構成する直列に接続された
二つの抵抗112・113の接続点に接続されている。
【0006】また、誤差増幅器109の正の電源端子は
入力端子IN101に接続されていると共に、負の電源
端子は接地されている。過電流保護回路111は、NP
N型のトランジスタ114及び抵抗115・116・1
17から構成される。これらの抵抗115・116・1
17は、ドロッパ型レギュレータ102の所望の出力電
圧VO 101に応じて抵抗値が設定される。トランジス
タ114のベースは抵抗115の一端に、コレクタは誤
差増幅器109の出力端子に、エミッタは抵抗117の
一端に接続されている。抵抗115は、出力制御トラン
ジスタ駆動用トランジスタ105のエミッタとトランジ
スタ114のベースとの間に接続されている。抵抗11
6の一端は、出力制御トランジスタ104と抵抗117
との接続点に接続されており、他端は、トランジスタ1
14と抵抗115との接続点との間に接続されている。
抵抗117は、出力制御トランジスタ104のエミッタ
と出力端子OUT101との間に接続されている。
【0007】また、直流電源E101が入力端子IN1
01に接続されている。さらに、平滑コンデンサ103
及び負荷118のそれぞれの一端が出力端子OUT10
1に接続されていると共に、それぞれの他端は接地され
ている。
【0008】上記の構成の直流安定化電源装置101に
おいて、出力制御トランジスタ104は、入力端子IN
101から入力された直流電圧VIN101を出力制御ト
ランジスタ駆動用トランジスタ105のドライブ電流に
応じて降圧し、その出力電圧VO 101を平滑コンデン
サ103によって平滑化して負荷118に印加してい
る。一方、出力電圧VO 101は、抵抗112・113
によって分圧され、生成された帰還電圧Vadj101
が誤差増幅器109の反転入力端子へフィードバックさ
れる。誤差増幅器109は、この帰還電圧Vadj10
1と基準電圧回路108から非反転入力端子に印加され
る基準電圧Vref101とを比較する。
【0009】帰還電圧Vadj101が基準電圧Vre
f101よりも高い場合、誤差増幅器109は出力制御
トランジスタ駆動用トランジスタ105のベース電位を
低下させる。この結果、出力制御トランジスタ104の
ベース電流が減少し、出力電圧VO 101を低下させ
る。これとは逆に、帰還電圧Vadj101が基準電圧
Vref101よりも低い場合、誤差増幅器109は出
力制御トランジスタ駆動用トランジスタ105のベース
電位を上昇させる。この結果、出力制御トランジスタ1
04のベース電流が増加し、出力電圧VO 101を上昇
させる。これにより、帰還電圧Vadj101は基準電
圧Vref101に一致するように制御される。従っ
て、直流安定化電源装置101は、負荷118の消費電
流や入力電圧VIN101の変動に関わらず、出力電圧V
O 101を一定の値に保つことができる。
【0010】また、出力制御トランジスタ104に過電
流が流れた場合、過電流保護回路111の抵抗117に
おける電圧降下が大きくなる。これにより、トランジス
タ114のベース・エミッタ間の電圧が上昇してしきい
値を越えると、トランジスタ114がON状態となる。
このため、出力制御トランジスタ駆動用トランジスタ1
05のベース電流が減少して出力制御トランジスタ10
4のベース電流も減少する。従って、出力制御トランジ
スタ104のコレクタ電流が減少して出力制御トランジ
スタ104が過電流から保護される。
【0011】上記ドロッパ型レギュレータ102では、
入力電圧VIN101を降圧して出力電圧VO 101を得
ているので、電圧の降下分が熱として放出され、入出力
間電圧差が大きいときにはエネルギー効率が良好とは言
えない。しかし、このようなドロッパ型レギュレータ1
02は設計が容易であり、回路内に発生するノイズが小
さいため、幅広い用途があるという利点を有している。
【0012】次に、出力制御トランジスタにPNP型の
トランジスタを用いることにより、入出力間電圧差を小
さくすることができる低損失ドロッパ型レギュレータに
ついて説明する。
【0013】図12に示す直流安定化電源装置201
は、一つのICチップからなる低損失ドロッパ型レギュ
レータ202と平滑コンデンサ203とから構成されて
いる。
【0014】低損失ドロッパ型レギュレータ202は、
出力制御トランジスタ204及び制御回路205から構
成される。さらに、制御回路205は、起動回路20
6、基準電圧回路207、誤差増幅器208、出力制御
トランジスタ駆動用トランジスタ209、分圧回路21
0、及び過電流保護回路211から構成される。
【0015】PNP型の出力制御トランジスタ204の
エミッタは低損失ドロッパ型レギュレータ202の入力
端子IN201に接続されており、コレクタは出力端子
OUT201に接続されている。
【0016】制御回路205において、起動回路206
及び基準電圧回路207は、入力端子IN201と接地
端子GNDとの間に設けられている。基準電圧回路20
7の入力端子は、起動回路206の出力端子に接続され
ている。誤差増幅器208の非反転入力端子は基準電圧
回路207の出力端子に接続されていると共に、反転入
力端子は、分圧回路210を構成する直列に接続された
二つの抵抗212・213の接続点に接続されている。
【0017】また、誤差増幅器208の正の電源端子は
入力端子IN201に接続されていると共に、負の電源
端子は接地されている。NPN型の出力制御トランジス
タ駆動用トランジスタ209のベースは誤差増幅器20
8の出力端子に、コレクタは出力制御トランジスタ20
4のベースに、エミッタは後述する過電流保護回路21
1の抵抗215の一端に接続されている。
【0018】過電流保護回路211は、NPN型のトラ
ンジスタ214と抵抗215とから構成される。トラン
ジスタ214のベースは抵抗215の一端に、コレクタ
は誤差増幅器208の出力端子に、エミッタは抵抗21
5の他端及び接地端子GNDにそれぞれ接続されてい
る。
【0019】また、直流電源E201が入力端子IN2
01に接続されている。さらに、平滑コンデンサ203
及び負荷216のそれぞれの一端が出力端子OUT20
1に接続されており、それぞれの他端は接地されてい
る。
【0020】上記の構成の直流安定化電源装置201に
おいて、出力制御トランジスタ204は、入力端子IN
201から入力された入力電圧VIN201を出力制御ト
ランジスタ駆動用トランジスタ209のドライブ電流に
応じて降圧し、その出力電圧VO 201を平滑コンデン
サ203によって平滑化して負荷216に印加してい
る。この場合、出力制御トランジスタ204はPNP型
のトランジスタであるため、ドロッパ型レギュレータ1
02の場合のように、出力制御トランジスタ104と出
力制御トランジスタ駆動用トランジスタ105とをダー
リントン接続するといった構成をとらなくてもよい。従
って、低損失ドロッパ型レギュレータ202の入出力間
の電圧を小さくすることができる。
【0021】また、低損失ドロッパ型レギュレータ20
2の出力電圧VO 201を安定化する動作は、上述した
ドロッパ型レギュレータ102の場合と同様である。す
なわち、出力電圧VO 201を分圧回路210にて分圧
して生成した帰還電圧Vadj201と、基準電圧回路
207から誤差増幅器208に印加されている基準電圧
Vref201とを比較し、その大小に応じて出力制御
トランジスタ駆動用トランジスタ209のベース電位を
変化させ、出力制御トランジスタ204のベース電流を
制御するものである。
【0022】一方、負荷短絡や過負荷により出力制御ト
ランジスタ204に過電流が流れた場合、出力制御トラ
ンジスタ駆動用トランジスタ209のコレクタ電流が増
大する。これにより、抵抗215における電圧降下が増
大し、トランジスタ214のベース・エミッタ間の電圧
が増大してしきい値を越えると、トランジスタ214が
ON状態となる。従って、出力制御トランジスタ駆動用
トランジスタ209のベース電流が減少し、出力制御ト
ランジスタ204のベース電流も減少する。この結果、
出力制御トランジスタ204のコレクタ電流が抑制さ
れ、出力制御トランジスタ204が過電流から保護され
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】近年、上記直流安定化
電源装置101・201等を用いた機器の小型化、軽量
化、携帯化が進み、機器内部の制御回路の低電圧動作化
が図られているため、直流安定化電源装置101・20
1等を駆動するバッテリーの数が削減される傾向にあ
る。
【0024】しかしながら、上記ドロッパ型レギュレー
タ102及び低損失ドロッパ型レギュレータ202で
は、出力制御トランジスタ104・204の動作を制御
する制御回路106・205を駆動させるのに、大きな
入力電圧VIN101・VIN201が必要になる。このた
め、低い入力電圧VIN101・VIN201を用いること
が困難であり、直流安定化電源装置101・201のバ
ッテリー数の削減に限界が生じている。
【0025】例えば、図11の直流安定化電源装置10
1に用いられるドロッパ型レギュレータ102におい
て、制御回路106を考慮しない場合、1Vの出力電圧
O 101を得ようとすると、1Vの出力電圧VO 10
1、出力制御トランジスタ104における降下電圧、及
び抵抗117における降下電圧の和に等しい入力電圧V
IN101を入力端子IN101に印加すればよい。ここ
で、出力制御トランジスタ104における降下電圧は、
出力制御トランジスタ104のコレクタ・エミッタ間飽
和電圧VCE(SAT) (通常0.2V〜0.3V程度)と出
力制御トランジスタ駆動用トランジスタ105のベース
・エミッタ間飽和電圧VBE(SAT) との和となり、1V程
度である。
【0026】さらに、実際には、制御回路106を駆動
するために印加される電圧が一般に2V〜3V程度必要
となるので、ドロッパ型レギュレータ102の入力電圧
IN101は3V以上必要となる。従って、起電力1.
5Vのバッテリーが少なくとも2個必要となる。
【0027】また、図12の直流安定化電源装置201
に用いられる低損失低損失ドロッパ型レギュレータ20
2において、制御回路205を考慮しない場合、1Vの
出力電圧VO 201を得ようとすると、1Vの出力電圧
O 201と出力制御トランジスタ204における降下
電圧との和に等しい入力電圧VIN201を入力端子IN
201に印加すればよい。ここで、出力制御トランジス
タ204における降下電圧は、出力制御トランジスタ2
04のコレクタ・エミッタ間飽和電圧VCE(SAT) (通常
0.2V〜0.3V程度)であるから、上記の電圧の和
は1.2V〜1.3V程度となる。
【0028】ところが、実際には制御回路205を駆動
するために印加される電圧が一般に2V〜3V程度必要
となるので、低損失ドロッパ型レギュレータ202の入
力電圧VIN201は3V以上必要となる。従って、ドロ
ッパ型レギュレータ102の場合と同様に、起電力1.
5Vのバッテリーが少なくとも2個必要となる。
【0029】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、駆動源としてのバッテリ
ー数をさらに削減することができると共に、取り扱いが
簡便な直流安定化電源装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の直
流安定化電源装置は、上記課題を解決するために、入力
電圧を降下させて出力電圧を出力する電圧降下素子と、
上記出力電圧を安定化させるように上記電圧降下素子に
おける電圧降下を制御する制御手段とを有する直流安定
化電源装置において、上記入力電圧を上記制御手段が動
作可能な電圧以上に上昇させて上記制御手段に印加する
入力電圧昇圧手段をさらに有していることを特徴として
いる。
【0031】上記の発明では、直流安定化電源装置は入
力電圧昇圧手段を有しており、この入力電圧昇圧手段に
よって、直流安定化電源装置の入力電圧は、制御手段が
動作可能な電圧以上に上昇する。上昇した入力電圧は制
御手段に印加され、電圧降下素子における電圧降下を制
御する。
【0032】請求項2に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項1に記載の直流
安定化電源装置において、上記制御手段は、上記電圧降
下素子を駆動する駆動素子と、上記駆動素子の動作を制
御する駆動素子制御手段とを有し、上記入力電圧昇圧手
段が上記駆動素子及び上記駆動素子制御手段に電圧を印
加することを特徴としている。
【0033】上記の発明によれば、制御手段は、電圧降
下素子を駆動する駆動素子と、駆動素子の動作を制御す
る駆動素子制御手段とを有している。入力電圧昇圧手段
によって昇圧された直流安定化電源装置の入力電圧は、
駆動素子と駆動素子制御手段との両方に印加される。
【0034】請求項3に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項2に記載の直流
安定化電源装置において、上記電圧降下素子がNPN型
のトランジスタであることを特徴としている。
【0035】上記の発明によれば、電圧降下素子はNP
N型のトランジスタであり、直流安定化電源装置の入力
電圧は、NPN型のトランジスタにて降圧され、出力電
圧として出力される。
【0036】請求項4に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項2に記載の直流
安定化電源装置において、上記電圧降下素子がNチャン
ネル型のMOSFETであることを特徴としている。
【0037】上記の発明によれば、電圧降下素子はNチ
ャンネル型のMOSFETであり、直流安定化電源装置
の入力電圧は、Nチャンネル型のMOSFETにて降圧
され、出力電圧として出力される。
【0038】請求項5に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の直流安定化電源装置において、上記入力
電圧が上記制御手段の動作電圧以下であるときに、上記
入力電圧昇圧手段が上記制御手段に電圧を印加すること
を特徴としている。
【0039】上記の発明では、直流安定化電源装置の入
力電圧が制御手段の動作電圧以下であるときに、入力電
圧昇圧手段によって昇圧された入力電圧を制御手段に印
加する。
【0040】請求項6に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の直流安定化電源装置において、上記入力
電圧昇圧手段が、コンデンサと、上記コンデンサを上記
入力電圧まで充電させる充電手段と、充電された上記コ
ンデンサの放電電圧に上記入力電圧が加わるように上記
コンデンサを放電させる放電手段とを有し、上記放電電
圧と上記入力電圧との和を出力する昇圧回路であること
を特徴としている。
【0041】上記の発明では、入力電圧昇圧手段は、コ
ンデンサを用いて直流安定化電源装置の入力電圧を昇圧
する昇圧回路である。この昇圧回路では、まず、充電手
段がコンデンサを入力電圧まで充電する。次に、放電手
段が、充電されたコンデンサの放電電圧に入力電圧が加
わるようにコンデンサを放電させ、放電電圧と上記入力
電圧との和を出力する。
【0042】上記昇圧回路では、コンデンサの充電と放
電とが交互に行われることによって、上記の動作が繰り
返され、制御手段には入力電圧より高い電圧が印加され
る。
【0043】請求項7に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の直流安定化電源装置において、上記入力
電圧昇圧手段が、一端に入力電圧が印加されるインダク
タと、上記インダクタの他端と接地端子との間に設けら
れ導通状態と非導通状態とを交互に繰り返すスイッチン
グ素子とを有し、上記スイッチング素子が導通状態であ
るときには、上記インダクタに電流を流し、上記スイッ
チング素子が非導通状態であるときには、上記スイッチ
ング素子が導通状態から非導通状態になる過程で上記イ
ンダクタに発生して維持された電圧と上記入力端子に印
加される上記入力電圧との和を出力する昇圧回路である
ことを特徴としている。
【0044】上記の発明では、入力電圧昇圧手段は、イ
ンダクタ及びスイッチング素子によって直流安定化電源
装置の入力電圧を昇圧する昇圧回路である。この昇圧回
路において、インダクタは一端に入力電圧が印加されて
おり、スイッチング素子はインダクタの他端と接地端子
との間に設けられていると共に導通状態と非導通状態と
を交互に繰り返す。
【0045】昇圧回路は、スイッチング素子が導通状態
であるときにはインダクタに電流を流す。スイッチング
素子が導通状態から非導通状態に変化する過程では、イ
ンダクタに流れる電流が減少し、インダクタに電圧が発
生してこの電圧がインダクタに維持される。スイッチン
グ素子が非導通状態であるときには、インダクタに維持
された電圧と入力電圧との和を出力する。
【0046】上記昇圧回路では、スイッチング素子が導
通状態と非導通状態とを交互に繰り返すことによって、
上記の動作が繰り返され、制御手段には入力電圧より高
い電圧が印加される。
【0047】請求項8に係る発明の直流安定化電源装置
は、上記課題を解決するために、請求項1ないし7のい
ずれかに記載の直流安定化電源装置において、一つのパ
ッケージ内に納められることを特徴としている。
【0048】上記の発明では、直流安定化電源装置は一
つのパッケージ内に納められることにより、単一の部品
として提供される。
【0049】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕本発明の直流安定化電源装置の実施の
一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
【0050】図1に示すように、本実施の形態の直流安
定化電源装置1は、ドロッパ型レギュレータ2と平滑コ
ンデンサ3とから構成されている。ドロッパ型レギュレ
ータ2は、出力制御トランジスタ4と、入力電圧昇圧回
路5と、制御回路6とから構成される。さらに、制御回
路6は、起動回路7、基準電圧回路8、誤差増幅器9、
出力制御トランジスタ駆動用トランジスタ10、分圧回
路11、及び過電流保護回路12から構成される。
【0051】電圧降下素子としてのPNP型の出力制御
トランジスタ4のエミッタは、ドロッパ型レギュレータ
2の入力端子IN1に接続され、コレクタは、ドロッパ
型レギュレータ2の出力端子OUT1に接続されてい
る。入力電圧昇圧手段としての入力電圧昇圧回路5は、
入力端子IN1と接地端子GNDとの間に接続されてい
る。
【0052】一方、制御手段としての制御回路6におい
て、起動回路7及び基準電圧回路8は、入力電圧昇圧回
路5と接地端子GNDとの間に設けられている。基準電
圧回路8の入力端子は、起動回路7の出力端子に接続さ
れている。誤差増幅器9の非反転入力端子は基準電圧回
路8の出力端子に接続されていると共に、反転入力端子
は、分圧回路11を構成する直列に接続された二つの抵
抗13・14の接続点に接続されている。
【0053】また、誤差増幅器9の正の電源端子は入力
電圧昇圧回路5の出力端子に接続されており、負の電源
端子は接地端子GNDに接続されている。NPN型の出
力制御トランジスタ駆動用トランジスタ10のベースは
誤差増幅器9の出力端子に、コレクタは出力制御トラン
ジスタ4のベースに、エミッタは後述する過電流保護回
路12の抵抗16の一端にそれぞれ接続されている。
【0054】過電流保護回路12は、NPN型のトラン
ジスタ15及び抵抗16から構成される。トランジスタ
15のベースは抵抗16の一端に、コレクタは誤差増幅
器9の出力端子に、エミッタは抵抗16の他端及び接地
端子GNDにそれぞれ接続されている。
【0055】また、直流電源E1が入力端子IN1に接
続されている。さらに、平滑コンデンサ3及び負荷17
のそれぞれの一端が出力端子OUT1に接続されてお
り、それぞれの他端は接地端子GNDに接続されてい
る。
【0056】次に、上記の構成の直流安定化電源装置1
の動作について説明する。
【0057】まず、直流電源E1から入力端子IN1に
入力電圧VIN1が印加されると、入力電圧昇圧回路5に
より入力電圧VIN1より高い電圧が発生する。この電圧
によって起動回路7が作動し、基準電圧回路8が起動す
る。
【0058】出力制御トランジスタ4は、入力電圧VIN
1を出力制御トランジスタ駆動用トランジスタ10のド
ライブ電流に応じて降圧し、その出力電圧VO 1を平滑
コンデンサ3によって平滑化して負荷17に印加してい
る。一方、出力電圧VO 1は、分圧回路11の抵抗13
・14によって分圧され、生成された帰還電圧Vadj
1が誤差増幅器9の反転入力端子へフィードバックされ
る。誤差増幅器9は、この帰還電圧Vadj1と基準電
圧回路8から非反転入力端子に印加される基準電圧Vr
ef1とを比較する。
【0059】帰還電圧Vadj1が基準電圧Vref1
よりも高い場合、誤差増幅器9は出力制御トランジスタ
駆動用トランジスタ10のベース電位を低下させる。こ
の結果、出力制御トランジスタ4のベース電流が減少
し、出力電圧VO 1を低下させる。これとは逆に、帰還
電圧Vadj1が基準電圧Vref1よりも低い場合、
誤差増幅器9は出力制御トランジスタ駆動用トランジス
タ10のベース電位を上昇させる。この結果、出力制御
トランジスタ4のベース電流が増加し、出力電圧VO
を上昇させる。これにより、帰還電圧Vadj1は基準
電圧Vref1に一致するように制御される。従って、
ドロッパ型レギュレータ2は、負荷17の消費電流や入
力電圧VIN1の変動に関わらず、その出力電圧VO 1を
一定の値に保つことができる。
【0060】また、過電流保護回路12の動作は以下の
ようになる。負荷短絡や過負荷により出力制御トランジ
スタ4のコレクタ電流が増大すると、出力制御トランジ
スタ駆動用トランジスタ10のコレクタ電流も増大す
る。このため、抵抗16における電圧降下が大きくな
り、トランジスタ15のベース・エミッタ間の電圧が上
昇する。このベース・エミッタ間の電圧がしきい値を越
えるような大きな電圧に達すると、トランジスタ15は
ON状態となる。すると、出力制御トランジスタ駆動用
トランジスタ10のベース電流が減少して出力制御トラ
ンジスタ駆動用トランジスタ10のコレクタ電流が抑制
される。この結果、出力制御トランジスタ4のベース電
流が減少して出力制御トランジスタ4のコレクタ電流が
抑制され、出力制御トランジスタ4が過電流から保護さ
れる。
【0061】次に、入力電圧昇圧回路5の具体例を挙げ
ながら説明する。図2の直流安定化電源装置1は、入力
電圧昇圧回路5にチャージポンプ回路18を適用した場
合のものである。
【0062】入力電圧昇圧手段としてのチャージポンプ
回路18は、コンデンサ19、平滑コンデンサ20、コ
ンデンサ19とチャージポンプ回路18内の他回路との
接続及び分離を行うスイッチS1・S2・S3・S4、
及びスイッチS1・S2・S3・S4の切り換えを制御
するスイッチ制御回路21から構成される。また、コン
デンサ19は、第1電極19aと第2電極19bとから
構成される。
【0063】第1電極19aは、充電手段としてのスイ
ッチS1を介して入力端子IN18に接続されていると
共に、放電手段としてのスイッチS2を介して出力端子
OUT18に接続されている。第2電極19bは、充電
手段としてのスイッチS3を介して接地端子GNDに接
続されていると共に、放電手段としてのスイッチS4を
介して入力端子IN18に接続されている。平滑コンデ
ンサ20は出力端子OUT18と接地端子GNDとの間
に接続されている。また、入力端子IN18は、入力端
子IN1に接続されている。
【0064】スイッチ制御回路21はスイッチS1・S
2・S3・S4に接続されており、スイッチS1・S2
・S3・S4はスイッチ制御回路21からスイッチ切り
換え制御信号を受け取るようになっている。
【0065】上記の構成のチャージポンプ回路18の動
作について説明する。入力端子IN1を介して入力端子
IN18に入力電圧VIN1が印加されると、スイッチ制
御回路21からのスイッチ切り換え制御信号によってス
イッチS1・S3がONする。このとき、スイッチS2
・S4はOFFである。すると、入力端子IN18−コ
ンデンサ19−接地端子GNDとつながる第1経路が形
成され、第1電極19aに入力電圧VIN1と等しい値の
電位が維持される。
【0066】そして、スイッチ制御回路21からのスイ
ッチ切り換え制御信号によってスイッチS1・S3がO
FFすると、次に、スイッチS2・S4がONする。す
ると、入力端子IN18−コンデンサ19−出力端子O
UT18とつながる第2経路が形成される。このとき、
入力端子IN18には入力端子IN1を介して入力電圧
IN1が印加されているため、第1経路形成時における
第2電極19bの電位がVIN1だけ上昇し、第1電極1
9aの電位もVIN1だけ上昇する。すなわち、第1電極
19aと接地端子GNDとの間の電圧は2VIN1とな
る。
【0067】この電圧が平滑コンデンサ20によって平
滑化され、出力電圧として出力端子OUT18に出力さ
れる。従って、この出力電圧を制御回路6の動作電圧以
上になるようにすれば、制御回路6を動作させることが
できる。
【0068】このように、制御回路6には、チャージポ
ンプ回路18によって入力電圧VIN1を昇圧した電圧を
印加することができるため、入力電圧VIN1は低電圧で
よい。
【0069】また、入力電圧昇圧回路5の他の具体例を
挙げて説明する。図3の直流安定化電源装置1は、入力
電圧昇圧回路5に昇圧チョッパ回路22を適用した場合
のものである。
【0070】入力電圧昇圧手段としての昇圧チョッパ回
路22は、チョッパ動作を行うスイッチング素子として
のNPN型のトランジスタ23、トランジスタ23のO
N・OFF制御を行うトランジスタ制御回路24、エネ
ルギーを蓄えるインダクタとしてのコイル25、ダイオ
ード26、及び平滑コンデンサ27から構成される。
【0071】トランジスタ23のベースはトランジスタ
制御回路24の出力端子に、コレクタはコイル25の一
端に、エミッタは接地端子GNDにそれぞれ接続されて
いる。トランジスタ制御回路24は出力端子OUT22
と接地端子GNDとの間に接続されている。コイル25
は一端が入力端子IN22に接続されていると共に、他
端はダイオード26のアノードに接続されている。ダイ
オード26のカソードは出力端子OUT22に接続され
ている。平滑コンデンサ27は出力端子OUT22と接
地端子GNDとの間に接続されている。また、入力端子
IN22は入力端子IN1に接続されている。
【0072】上記の構成の昇圧チョッパ回路22の動作
について説明する。トランジスタ23は、トランジスタ
制御回路24からのパルス電圧によってON・OFF
し、デューティ(ON時間/パルス電圧の周期)が制御
されることにより、昇圧チョッパ回路22の出力電圧が
一定に保たれる。
【0073】トランジスタ制御回路24からの出力電圧
によってトランジスタがON状態になると、コイル25
を介してトランジスタ23に電流が流れる。これによ
り、コイル25にエネルギーが蓄えられ、発生した電圧
が維持される。次に、トランジスタ制御回路24からの
出力電圧によってトランジスタがOFF状態になると、
入力電圧VIN1とコイル25に維持されていた電圧とが
加わり、入力電圧VIN1以上の電圧となる。これらの電
圧の和は平滑コンデンサ27によって平滑化され、出力
電圧として出力端子OUT22に出力される。従って、
この出力電圧を制御回路6の動作電圧以上になるように
すれば、制御回路6を動作させることができる。
【0074】このように、制御回路6には、昇圧チョッ
パ回路22によって入力電圧VIN1を昇圧した電圧を印
加することができるため、入力電圧VIN1は低電圧でよ
い。
【0075】なお、本実施の形態における入力電圧昇圧
回路5をチャージポンプ回路18あるいは昇圧チョッパ
回路22としたが、これに限るものではなく、入力電圧
IN1を制御回路6の動作電圧以上に昇圧することので
きる回路であれば何でもよい。
【0076】前述したように、ドロッパ型レギュレータ
2は、入力電圧VIN1が入力電圧昇圧回路5によって制
御回路6の動作電圧以上に昇圧され、制御回路6に印加
される構成である。
【0077】このため、入力端子IN1に、出力電圧V
O 1と、出力制御トランジスタ4のコレクタ・エミッタ
間飽和電圧VCE(SAT) (通常0.2V〜0.3V程度)
との和以上の入力電圧VIN1を印加すれば、入力電圧昇
圧回路5による昇圧により制御回路6が動作可能になる
と共に、出力端子OUT1に出力電圧VO 1を出力させ
ることができる。
【0078】例えば、出力端子OUT1に1Vの出力電
圧VO 1を出力する場合を考えると、出力電圧VO 1と
出力制御トランジスタ4のコレクタ・エミッタ間飽和電
圧VCE(SAT) との和はおよそ1.3Vである。従って、
バッテリーの起電力が1.3Vあれば、入力電圧昇圧回
路5による昇圧により制御回路6が動作可能になると共
に、出力端子OUT1に1Vの出力電圧VO 1を出力さ
せることができる。これにより、起電力が1.5Vのバ
ッテリーを1個使用するだけでよく、バッテリー数の削
減が可能になる。
【0079】〔実施の形態2〕本発明の直流安定化電源
装置の他の実施の形態について図4を用いて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施の形態1の図面に示した構成要素と同一の機能を有す
る構成要素については、同一の符号を付し、その説明を
省略する。
【0080】図4に示すように、本実施の形態の直流安
定化電源装置28は、ドロッパ型レギュレータ29と平
滑コンデンサ3とから構成されている。ドロッパ型レギ
ュレータ29は、出力制御トランジスタ4と、入力電圧
昇圧回路5と、制御回路6と、スイッチ30と、スイッ
チ制御回路SCとから構成される。さらに、制御回路6
は、起動回路7、基準電圧回路8、誤差増幅器9、出力
制御トランジスタ駆動用トランジスタ10、分圧回路1
1、及び過電流保護回路12から構成される。
【0081】電圧降下素子としてのPNP型の出力制御
トランジスタ4のエミッタは、ドロッパ型レギュレータ
29の入力端子IN2に接続され、コレクタは、ドロッ
パ型レギュレータ29の出力端子OUT2に接続されて
いる。入力電圧昇圧手段としての入力電圧昇圧回路5
は、入力端子IN2と接地端子GNDとの間に接続され
ている。
【0082】一方、制御手段としての制御回路6は、ス
イッチ30を介して、入力端子IN2あるいは入力電圧
昇圧回路5に接続されている。起動回路7及び基準電圧
回路8は、スイッチ30と接地端子GNDとの間に設け
られている。誤差増幅器9の非反転入力端子は基準電圧
回路8の出力端子に接続されていると共に、反転入力端
子は、分圧回路11を構成する直列に接続された二つの
抵抗13・14の接続点に接続されている。
【0083】また、誤差増幅器9の正の電源端子はスイ
ッチ30に接続されていると共に、負の電源端子は接地
端子GNDに接続されている。NPN型の出力制御トラ
ンジスタ駆動用トランジスタ10のベースは誤差増幅器
9の出力端子に、コレクタは出力制御トランジスタ4の
ベースに、エミッタは後述する過電流保護回路12の抵
抗16の一端にそれぞれ接続されている。
【0084】過電流保護回路12は、NPN型のトラン
ジスタ15及び抵抗16から構成される。トランジスタ
15のベースは抵抗16の一端に、コレクタは誤差増幅
器9の出力端子に、エミッタは抵抗16の他端及び接地
端子GNDにそれぞれ接続されている。
【0085】スイッチ制御回路SCは、入力側が入力端
子IN2に接続されていると共に、出力側がスイッチ3
0に接続されている。
【0086】また、直流電源E2が入力端子IN2に接
続されている。さらに、平滑コンデンサ3及び負荷17
の一端が出力端子OUT2に接続されており、それぞれ
の他端は接地端子GNDに接続されている。
【0087】次に、上記の構成の直流安定化電源装置2
8の動作について説明する。
【0088】直流電源E2からドロッパ型レギュレータ
29の入力端子IN2に印加される入力電圧VIN2が制
御回路6の動作電圧以上であるときには、スイッチ制御
回路SCがこのことを検出し、スイッチ30にスイッチ
切り換え制御信号を出力する。これにより、スイッチ3
0が入力端子IN2に接続され、入力電圧VIN2は入力
端子IN2から制御回路6に直接印加される。
【0089】また、入力端子IN2に印加される入力電
圧VIN2が制御回路6の動作電圧以下であるときには、
スイッチ制御回路SCがこのことを検出し、スイッチ3
0にスイッチ切り換え制御信号を出力する。これによ
り、スイッチ30が入力電圧昇圧回路5に接続され、入
力電圧昇圧回路5によって入力電圧VIN2が制御回路6
の動作電圧以上に昇圧され、制御回路6に印加されるよ
うになっている。
【0090】スイッチ30が入力端子IN2に接続され
た場合と、入力電圧昇圧回路5に接続された場合との両
方において、制御回路6は以下のように同じ動作を行
う。
【0091】まず、入力端子IN2あるいは入力電圧昇
圧回路5から制御回路6に電圧が印加されると、起動回
路7が作動し、基準電圧回路8が起動する。
【0092】出力制御トランジスタ4は、入力端子IN
2から入力された入力電圧VIN2を出力制御トランジス
タ駆動用トランジスタ10のドライブ電流に応じて降圧
し、その出力電圧VO 2を平滑コンデンサ3によって平
滑化して負荷17に印加している。一方、出力電圧VO
2は、分圧回路11の抵抗13・14によって分圧さ
れ、生成された帰還電圧Vadj2が誤差増幅器9の反
転入力端子へフィードバックされる。誤差増幅器9は、
この帰還電圧Vadj2と基準電圧回路8から非反転入
力端子に印加される基準電圧Vref2とを比較する。
【0093】帰還電圧Vadj2が基準電圧Vref2
よりも高い場合、誤差増幅器9は出力制御トランジスタ
駆動用トランジスタ10のベース電位を低下させる。こ
の結果、出力制御トランジスタ4のベース電流が減少
し、出力電圧VO 2を低下させる。これとは逆に、帰還
電圧Vadj2が基準電圧Vref2よりも低い場合、
誤差増幅器9は出力制御トランジスタ駆動用トランジス
タ10のベース電位を上昇させる。この結果、出力制御
トランジスタ4のベース電流が増加し、出力電圧VO
を上昇させる。これにより、帰還電圧Vadj2は基準
電圧Vref2に一致するように制御される。従って、
ドロッパ型レギュレータ29は、負荷17の消費電流や
入力電圧VIN2の変動に関わらず、その出力電圧VO
を一定の値に保つことができる。
【0094】また、過電流保護回路12の動作は以下の
ようになる。負荷短絡や過負荷により出力制御トランジ
スタ4のコレクタ電流が増大すると、出力制御トランジ
スタ駆動用トランジスタ10のコレクタ電流も増大す
る。このため、抵抗16における電圧降下が大きくな
り、トランジスタ15のベース・エミッタ間の電圧が上
昇する。このベース・エミッタ間の電圧がしきい値を越
えるような大きな電圧に達すると、トランジスタ15は
ON状態になる。すると、出力制御トランジスタ駆動用
トランジスタ10のベース電流が減少して出力制御トラ
ンジスタ駆動用トランジスタ10のコレクタ電流が抑制
される。この結果、出力制御トランジスタ4のベース電
流が減少して出力制御トランジスタ4のコレクタ電流が
抑制され、出力制御トランジスタ4が過電流から保護さ
れる。
【0095】なお、入力電圧昇圧回路5には、実施の形
態1で述べたチャージポンプ回路18、昇圧チョッパ回
路22、あるいは入力電圧VIN2を制御回路6の動作電
圧以上に昇圧する他の全ての回路を適用することができ
る。
【0096】前述したように、ドロッパ型レギュレータ
29は、入力端子IN2に印加される入力電圧VIN2が
制御回路6の動作電圧以下であるときには、スイッチ3
0が入力電圧昇圧回路5に接続され、入力電圧VIN2が
入力電圧昇圧回路5によって制御回路6の動作電圧以上
に昇圧され、制御回路6に印加される構成である。
【0097】このため、入力端子IN2に、出力電圧V
O 2と、出力制御トランジスタ4のコレクタ・エミッタ
間飽和電圧VCE(SAT) (通常0.2V〜0.3V程度)
との和以上の入力電圧VIN2を印加すれば、入力電圧昇
圧回路5による昇圧により制御回路6が動作可能になる
と共に、出力端子OUT2に出力電圧VO 2を出力させ
ることができる。
【0098】例えば、出力端子OUT2に1Vの出力電
圧VO 2を出力する場合を考えると、出力電圧VO 2と
出力制御トランジスタ4のコレクタ・エミッタ間飽和電
圧VCE(SAT) との和はおよそ1.3Vである。バッテリ
ーの起電力が長時間の使用により低下しても、1.3V
の起電力があれば、入力電圧昇圧回路5による昇圧によ
り制御回路6が動作可能になると共に、出力端子OUT
2に1Vの出力電圧VO 2を出力させることができる。
従って、起電力が1.5Vのバッテリーを1個使用する
だけでよく、バッテリー数の削減が可能になる。
【0099】また、バッテリーを2個以上使用している
場合には、入力電圧VIN2が低下しても、1.3Vの起
電力があれば、バッテリーをそのまま使用することがで
きる。
【0100】〔実施の形態3〕本発明の直流安定化電源
装置のさらに他の実施の形態について図5ないし図8を
用いて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便
宜上、前記の実施の形態1及び2の図面に示した構成要
素と同一の機能を有する構成要素については、同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0101】図5に示すように、本実施の形態の直流安
定化電源装置31は、ドロッパ型レギュレータ32と平
滑コンデンサ33とから構成されている。ドロッパ型レ
ギュレータ32は、出力制御トランジスタ34と、入力
電圧昇圧回路35と、制御回路36とから構成される。
さらに、制御回路36は、駆動素子としての出力制御ト
ランジスタ駆動用トランジスタ37と、駆動素子制御手
段としての駆動素子制御回路38とから構成され、駆動
素子制御回路38は、起動回路39、基準電圧回路4
0、誤差増幅器41、及び分圧回路42から構成され
る。
【0102】電圧降下素子としてのNPN型の出力制御
トランジスタ34のコレクタは、ドロッパ型レギュレー
タ32の入力端子IN3に接続され、エミッタは、ドロ
ッパ型レギュレータ32の出力端子OUT3に接続され
ている。入力電圧昇圧手段としての入力電圧昇圧回路3
5は、入力端子IN3と接地端子GNDとの間に接続さ
れている。
【0103】一方、制御手段としての制御回路36にお
いて、起動回路39及び基準電圧回路40は、入力電圧
昇圧回路35の出力端子と接地端子GNDとの間に設け
られている。基準電圧回路40の入力端子は、起動回路
39の出力端子に接続されている。誤差増幅器41の非
反転入力端子は基準電圧回路40の出力端子に接続され
ていると共に、反転入力端子は、分圧回路42を構成す
る直列に接続された二つの抵抗43・44の接続点に接
続されている。
【0104】また、誤差増幅器41の正の電源端子は入
力電圧昇圧回路35の出力端子に接続されていると共
に、負の電源端子は接地端子GNDに接続されている。
NPN型の出力制御トランジスタ駆動用トランジスタ3
7のベースは誤差増幅器41の出力端子に、コレクタは
入力電圧昇圧回路35の出力端子に、エミッタは出力制
御トランジスタ34のベースにそれぞれ接続されてい
る。
【0105】また、直流電源E3が入力端子IN3に接
続されている。さらに、平滑コンデンサ33及び負荷4
5のそれぞれの一端が出力端子OUT3に接続されてお
り、それぞれの他端は接地端子GNDに接続されてい
る。
【0106】次に、上記の構成の直流安定化電源装置3
1の動作について説明する。
【0107】まず、直流電源E3から入力端子IN3に
入力電圧VIN3が印加されると、入力電圧昇圧回路35
により入力電圧VIN3より高い電圧が発生する。この電
圧によって起動回路39が作動し、基準電圧回路40が
起動すると共に、出力制御トランジスタ駆動用トランジ
スタ37にコレクタ電流が流れ、出力制御トランジスタ
34にベース電流が流れる。
【0108】出力制御トランジスタ34は、入力端子I
N3から入力された入力電圧VIN3を出力制御トランジ
スタ駆動用トランジスタ37のドライブ電流に応じて降
圧し、その出力電圧VO 3を平滑コンデンサ33によっ
て平滑化して負荷45に印加している。一方、出力電圧
O 3は、分圧回路42の抵抗43・44によって分圧
され、生成された帰還電圧Vadj3が誤差増幅器41
の反転入力端子へフィードバックされる。誤差増幅器4
1は、この帰還電圧Vadj3と基準電圧回路40から
非反転入力端子に印加される基準電圧Vref3とを比
較する。
【0109】帰還電圧Vadj3が基準電圧Vref3
よりも高い場合、誤差増幅器41は出力制御トランジス
タ駆動用トランジスタ37のベース電位を低下させる。
この結果、出力制御トランジスタ34のベース電流が減
少し、出力電圧VO 3を低下させる。これとは逆に、帰
還電圧Vadj3が基準電圧Vref3よりも低い場
合、誤差増幅器41は出力制御トランジスタ駆動用トラ
ンジスタ37のベース電位を上昇させる。この結果、出
力制御トランジスタ34のベース電流が増加し、出力電
圧VO 3を上昇させる。これにより、帰還電圧Vadj
3は基準電圧Vref3に一致するように制御される。
従って、ドロッパ型レギュレータ32は、負荷45の消
費電流や入力電圧VIN3の変動に関わらず、その出力電
圧VO 3を一定の値に保つことができる。
【0110】なお、入力電圧昇圧回路35には、実施の
形態1で述べたチャージポンプ回路18、昇圧チョッパ
回路22、あるいは入力電圧VIN3を制御回路36の動
作電圧以上に昇圧する他の全ての回路を適用することが
できる。
【0111】図6にチャージポンプ回路18を適用した
場合の直流安定化電源装置31を示し、図7に昇圧チョ
ッパ回路22を適用した場合の直流安定化電源装置31
を示す。チャージポンプ回路18及び昇圧チョッパ回路
22の構成及びその動作は実施の形態1で述べた通りで
ある。
【0112】前述したように、本実施の形態の直流安定
化電源装置31は、入力電圧VIN3を入力電圧昇圧回路
35によって制御回路36の動作電圧以上の電圧に昇圧
し、制御回路36に印加する構成である。
【0113】このため、入力端子IN3に、出力電圧V
O 3と、出力制御トランジスタ34のコレクタ・エミッ
タ間飽和電圧VCE(SAT) (通常0.2V〜0.3V程
度)との和以上の入力電圧VIN3を印加すれば、入力電
圧昇圧回路35による昇圧により制御回路36が動作可
能になると共に、出力端子OUT3に出力VO 3を出力
させることができる。
【0114】例えば、出力端子OUT3に1Vの出力電
圧VO 3を出力する場合を考えると、出力電圧VO 3と
出力制御トランジスタ34のコレクタ・エミッタ間飽和
電圧VCE(SAT) との和はおよそ1.3Vである。従っ
て、バッテリーの起電力が1.3Vあれば、入力電圧昇
圧回路35による昇圧により制御回路36が動作可能に
なると共に、出力端子OUT3に1Vの出力電圧VO
を出力させることができる。従って、起電力が1.5V
のバッテリーを1個使用するだけでよく、バッテリー数
の削減が可能になる。
【0115】また、入力電圧昇圧回路35が出力制御ト
ランジスタ駆動用トランジスタ37に電圧を印加してい
るため、ドロッパ型レギュレータ32の入出力間におけ
る電圧降下は、出力制御トランジスタ駆動用トランジス
タ37における電圧降下を含まないので、NPN型の出
力制御トランジスタ34における電圧降下に等しくな
る。従って、ドロッパ型レギュレータ32のエネルギー
効率を高くすることができる。
【0116】本実施の形態の直流安定化電源装置31に
用いられるドロッパ型レギュレータ32の電圧降下素子
にはNPN型のトランジスタを使用したが、これに限ら
ず、Nチャンネル型のMOSFETを使用してもよい。
この場合、図8に示すように、直流安定化電源装置46
に用いられるドロッパ型レギュレータ47は、ドロッパ
型レギュレータ32の出力制御トランジスタ34をNチ
ャンネル型の出力制御MOSFET34’に、出力制御
トランジスタ駆動用トランジスタ37をNチャンネル型
の出力制御MOSFET駆動用MOSFET37’に置
き換えた構成となり、他の構成要素はドロッパ型レギュ
レータ32と同一である。
【0117】すなわち、ドロッパ型レギュレータ47
は、入力電圧VIN3を入力電圧昇圧回路35によって制
御回路36の動作電圧以上の電圧に昇圧し、制御回路3
6に印加する構成である。
【0118】このときのドロッパ型レギュレータ47の
出力電圧VO 3の安定化の動作について以下に説明す
る。電圧降下素子としての出力制御MOSFET34’
は、入力端子IN3から入力された入力電圧VIN3を駆
動素子としての出力制御MOSFET駆動用MOSFE
T37’のドライブ電流に応じて降圧し、その出力電圧
O 3を平滑コンデンサ33によって平滑化して負荷4
5に印加している。一方、出力電圧VO 3は、分圧回路
42の抵抗43・44によって分圧され、生成された帰
還電圧Vadj3が誤差増幅器41の反転入力端子へフ
ィードバックされる。誤差増幅器41は、この帰還電圧
Vadj3と基準電圧回路40から非反転入力端子に印
加される基準電圧Vref3とを比較する。
【0119】帰還電圧Vadj3が基準電圧Vref3
よりも高い場合、誤差増幅器41は出力制御MOSFE
T駆動用MOSFET37’のゲート電位を低下させ
る。この結果、出力制御MOSFET駆動用MOSFE
T37’のドレイン電流が減少し、出力電圧VO 3を低
下させる。これとは逆に、帰還電圧Vadj3が基準電
圧Vref3よりも低い場合、誤差増幅器41は出力制
御MOSFET駆動用MOSFET37’のゲート電位
を上昇させる。この結果、出力制御MOSFET駆動用
MOSFET37’のドレイン電流が増加し、出力電圧
O 3を上昇させる。これにより、帰還電圧Vadj3
は基準電圧Vref3に一致するように制御される。従
って、ドロッパ型レギュレータ47は、負荷45の消費
電流や入力電圧VIN3の変動に関わらず、その出力電圧
O 3を一定の値に保つことができる。
【0120】この直流安定化電源装置46においても、
ドロッパ型レギュレータ47の出力電圧VO 3と出力制
御MOSFET34’のドレイン・ソース間電圧Vds
の和に等しい入力電圧VIN3を入力端子IN3に印加す
れば、入力電圧昇圧回路35が入力電圧VIN3を制御回
路36の動作可能な電圧以上に昇圧する限り、ドロッパ
型レギュレータ47を動作させることができる。従っ
て、入力電圧VIN3は低電圧でよい。
【0121】また、入力電圧昇圧回路35が出力制御M
OSFET駆動用MOSFET37’に電圧を印加して
いるため、ドロッパ型レギュレータ47の入出力間にお
ける電圧降下は、出力制御MOSFET駆動用MOSF
ET37’における電圧降下を含まないので、Nチャン
ネル型の出力制御MOSFET34’における電圧降下
に等しくなる。従って、ドロッパ型レギュレータ47の
エネルギー効率を高くすることができる。
【0122】〔実施の形態4〕本発明の直流安定化電源
装置のさらに他の実施の形態について図9を用いて説明
すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記
の実施の形態1ないし3の図面に示した構成要素と同一
の機能を有する構成要素については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0123】図9に示すように、本実施の形態の直流安
定化電源装置48は、ドロッパ型レギュレータ49と平
滑コンデンサ33とから構成されている。ドロッパ型レ
ギュレータ49は、出力制御トランジスタ34と、入力
電圧昇圧回路35と、制御回路36と、スイッチ30
と、スイッチ制御回路SCとから構成される。さらに、
制御回路36は、駆動素子としての出力制御トランジス
タ駆動用トランジスタ37と、駆動素子制御手段として
の駆動素子制御回路38とから構成される。駆動素子制
御回路38は、起動回路39、基準電圧回路40、誤差
増幅器41、及び分圧回路42から構成される。
【0124】電圧降下素子としてのNPN型の出力制御
トランジスタ34のコレクタは、ドロッパ型レギュレー
タ49の入力端子IN4に接続され、エミッタは、ドロ
ッパ型レギュレータ49の出力端子OUT4に接続され
ている。入力電圧昇圧手段としての入力電圧昇圧回路3
5は、入力端子IN4と接地端子GNDとの間に接続さ
れている。
【0125】一方、制御手段としての制御回路36は、
スイッチ30を介して、入力端子IN4あるいは入力電
圧昇圧回路35に接続されるようになっている。起動回
路39及び基準電圧回路40は、スイッチ30と接地端
子GNDとの間に設けられている。基準電圧回路40の
入力端子は、起動回路39の出力端子に接続されてい
る。誤差増幅器41の非反転入力端子は基準電圧回路4
0の出力端子に接続されていると共に、反転入力端子
は、分圧回路42を構成する直列に接続された二つの抵
抗43・44の接続点に接続されている。
【0126】また、誤差増幅器41の正の電源端子はス
イッチ30に接続されていると共に、負の電源端子は接
地端子GNDに接続されている。NPN型の出力制御ト
ランジスタ駆動用トランジスタ37のベースは誤差増幅
器41の出力端子に、コレクタはスイッチ30に、エミ
ッタは出力制御トランジスタ34のベースにそれぞれ接
続されている。
【0127】スイッチ制御回路SCは、入力側が入力端
子IN4に接続されていると共に、出力側がスイッチ3
0に接続されている。
【0128】また、直流電源E4が入力端子IN4に接
続されている。さらに、平滑コンデンサ33及び負荷4
5のそれぞれの一端が出力端子OUT4に接続されてお
り、それぞれの他端は接地端子GNDに接続されてい
る。
【0129】次に、上記の構成の直流安定化電源装置4
8の動作について説明する。
【0130】入力端子IN4に印加される入力電圧VIN
4が制御回路36の動作電圧以上であるときには、スイ
ッチ制御回路SCがこのことを検出し、スイッチ30に
スイッチ切り換え制御信号を出力する。これにより、ス
イッチ30が入力端子IN4に接続され、入力電圧VIN
4は入力端子IN4から制御回路36に直接印加され
る。
【0131】また、入力端子IN4に印加される入力電
圧VIN4が制御回路36の動作電圧以下であるときに
は、スイッチ制御回路SCがこのことを検出し、スイッ
チ30にスイッチ切り換え制御信号を出力する。これに
より、スイッチ30が入力電圧昇圧回路35に接続さ
れ、入力電圧VIN4が入力電圧昇圧回路35によって制
御回路の動作電圧以上に昇圧され、制御回路36に印加
されるようになっている。
【0132】スイッチ30が入力端子IN4に接続され
た場合と、入力電圧昇圧回路35に接続された場合との
両方において、制御回路36は以下のように同じ動作を
行う。
【0133】まず、直流電源E4からドロッパ型レギュ
レータ49の入力端子IN4に入力電圧VIN4が印加さ
れると、入力端子IN4あるいは入力電圧昇圧回路35
から制御回路36に電圧が印加され、起動回路39が作
動し、基準電圧回路40が起動する。
【0134】出力制御トランジスタ34は、入力端子I
N4から入力された入力電圧VIN4を出力制御トランジ
スタ駆動用トランジスタ37のドライブ電流に応じて降
圧し、その出力電圧VO 4を平滑コンデンサ33によっ
て平滑化して負荷45に印加している。一方、出力電圧
O 4は、分圧回路42の抵抗43・44によって分圧
され、生成された帰還電圧Vadj4が誤差増幅器41
の反転入力端子へフィードバックされる。誤差増幅器4
1は、この帰還電圧Vadj4と基準電圧回路40から
非反転入力端子に印加される基準電圧Vref4とを比
較する。
【0135】帰還電圧Vadj4が基準電圧Vref4
よりも高い場合、誤差増幅器41は出力制御トランジス
タ駆動用トランジスタ37のベース電位を低下させる。
この結果、出力制御トランジスタ34のベース電流が減
少し、出力電圧VO 4を低下させる。これとは逆に、帰
還電圧Vadj4が基準電圧Vref4よりも低い場
合、誤差増幅器41は出力制御トランジスタ駆動用トラ
ンジスタ37のベース電位を上昇させる。この結果、出
力制御トランジスタ34のベース電流が増加し、出力電
圧VO 4を上昇させる。これにより、帰還電圧Vadj
4は基準電圧Vref4に一致するように制御される。
従って、ドロッパ型レギュレータ49は、負荷45の消
費電流や入力電圧の変動に関わらず、その出力電圧VO
4を一定の値に保つことができる。
【0136】なお、入力電圧昇圧回路35には、実施の
形態1で述べたチャージポンプ回路18、昇圧チョッパ
回路22、あるいは入力電圧VIN4を制御回路36の動
作電圧以上に昇圧する他の全ての回路を適用することが
できる。
【0137】前述したように、直流安定化電源装置48
は、入力端子IN4に印加される入力電圧VIN4が制御
回路36の動作電圧以下であるときには、スイッチ30
が入力電圧昇圧回路35に接続され、入力電圧VIN4が
入力電圧昇圧回路35によって制御回路36の動作電圧
以上に昇圧され、制御回路36に印加される構成であ
る。
【0138】このため、入力端子IN4に、出力電圧V
O 4と、出力制御トランジスタ34のコレクタ・エミッ
タ間飽和電圧VCE(SAT) (通常0.2V〜0.3V程
度)との和以上の入力電圧VIN4を印加すれば、入力電
圧昇圧回路35による昇圧により制御回路36が動作可
能になると共に、出力端子OUT4に出力電圧VO 4を
出力させることができる。
【0139】例えば、出力端子OUT4に1Vの出力電
圧VO 4を出力する場合を考えると、出力電圧VO 4と
出力制御トランジスタ34のコレクタ・エミッタ間飽和
電圧VCE(SAT) との和はおよそ1.3Vである。バッテ
リーの起電力が長時間の使用により低下しても、1.3
Vの起電力があれば、入力電圧昇圧回路35による昇圧
により制御回路36が動作可能になると共に、出力端子
OUT4に1Vの出力電圧VO 4を出力させることがで
きる。従って、起電力が1.5Vのバッテリーを1個使
用するだけでよく、バッテリー数の削減が可能になる。
【0140】また、バッテリーを2個以上使用している
場合には、入力電圧VIN4が低下しても、1.3Vの起
電力があれば、バッテリーをそのまま使用することがで
きる。
【0141】また、入力電圧昇圧回路35が出力制御ト
ランジスタ駆動用トランジスタ37に電圧を印加してい
るため、ドロッパ型レギュレータ49の入出力間におけ
る電圧降下は、出力制御トランジスタ駆動用トランジス
タ37における電圧降下を含まないので、NPN型の出
力制御トランジスタ34における電圧降下に等しくな
る。従って、ドロッパ型レギュレータ49のエネルギー
効率を高くすることができる。
【0142】さらに、本実施の形態の直流安定化電源装
置48の電圧降下素子にはNPN型のトランジスタを使
用したが、これに限らず、Nチャンネル型のMOSFE
Tを使用してもよい。この場合の直流安定化電源装置
は、直流安定化電源装置48の出力制御トランジスタ3
4及び出力制御トランジスタ駆動用トランジスタ37を
それぞれNチャンネル型のMOSFETに置き換えた構
成となり、他の構成要素は、スイッチ30及びスイッチ
制御回路SCを除いて実施の形態3で述べた直流安定化
電源装置46と同一であり、ドロッパ型レギュレータの
出力電圧を安定化させる動作も同一である。
【0143】これにより、バッテリー数の削減と、低入
力電圧でのドロッパ型レギュレータの動作とが可能にな
ると共に、ドロッパ型レギュレータのエネルギー効率を
高くすることができる。
【0144】〔実施の形態5〕本発明の直流安定化電源
装置のさらに他の実施の形態について図10を用いて説
明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前
記の実施の形態1ないし4の図面に示した構成要素と同
一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0145】前述した直流安定化電源装置1・28・3
1・46・48(以下直流安定化電源装置Aと称する)
は、例えば、図10(a)に示すように、1チップのI
C内に納め、トランスファーモールド等の工程によっ
て、エポキシ樹脂等の外装樹脂からなるパッケージ50
にまとめることができる。なお、図10(b)は、図1
0(a)の右側面図である。
【0146】パッケージ50は、直流安定化電源装置
A、金属フレーム51、接合部52、及び金属ワイヤー
53…から構成される。
【0147】直流安定化電源装置Aは1チップ化されて
おり、出力制御部A1と駆動部A2とから構成されてい
る。また、出力制御部A1は、出力制御トランジスタ4
または34、あるいは出力制御MOSFET48から構
成されており、駆動部A2は、制御回路6または36、
入力電圧昇圧回路5または35、及び平滑コンデンサ3
または33から構成されている。
【0148】出力制御部A1には入力端子INA1及び出
力端子OUTA1が、駆動部A2には入力端子INA2及び
接地端子GNDA2がそれぞれ露出して設けられている。
さらに、直流安定化電源装置Aは、ハンダからなる接合
部52によって金属フレーム51にダイボンディングさ
れている。接地端子GNDA2は金属ワイヤー53によっ
て金属フレーム51にワイヤーボンディングされてい
る。
【0149】パッケージ50の外部には、アウターリー
ドフレーム54・55・56が互いに平行に延びて設け
られている。特に、アウターリードフレーム55は、金
属フレーム51の一端が細長く延びたものとなってい
る。アウターリードフレーム54は入力端子INA1・I
A2に、アウターリードフレーム56は、出力端子OU
A1にそれぞれ金属ワイヤー53…によってワイヤーボ
ンディングされている。
【0150】上記のように、直流安定化電源装置Aを、
金属フレーム51、接合部52、及び金属ワイヤー53
…と共に一つのパッケージ50にまとめることにより、
直流安定化電源装置Aの取り扱いが簡便になる。例え
ば、直流安定化電源装置Aの機器への実装が容易に行え
るようになる。
【0151】
【発明の効果】請求項1に係る発明の直流安定化電源装
置は、以上のように、入力電圧を降下させて出力電圧を
出力する電圧降下素子と、上記出力電圧を安定化させる
ように上記電圧降下素子における電圧降下を制御する制
御手段とを有する直流安定化電源装置において、上記入
力電圧を上記制御手段が動作可能な電圧以上に上昇させ
て上記制御手段に印加する入力電圧昇圧手段をさらに有
している構成である。
【0152】それゆえ、制御手段には、入力電圧昇圧手
段によって入力電圧が制御手段の動作可能な電圧以上に
上昇された電圧が印加されるため、入力電圧を制御手段
の動作可能な電圧以下にすることができる。
【0153】この結果、駆動源としてのバッテリー数を
さらに削減することができる直流安定化電源装置を提供
することができるという効果を奏する。
【0154】請求項2に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項1に記載の直流安定化電源装
置において、上記制御手段は、上記電圧降下素子を駆動
する駆動素子と、上記駆動素子の動作を制御する駆動素
子制御手段とを有し、上記入力電圧昇圧手段が上記駆動
素子及び上記駆動素子制御手段に電圧を印加する構成で
ある。
【0155】それゆえ、駆動素子及び駆動素子制御手段
を有する制御手段には、入力電圧昇圧手段によって入力
電圧が制御手段の動作可能な電圧以上に上昇された電圧
が印加されるため、駆動素子に入力電圧を直接印加する
必要がなくなり、入力電圧を制御手段の動作可能な電圧
以下にすることができる。
【0156】この結果、駆動源としてのバッテリー数を
さらに削減することができる直流安定化電源装置を提供
することができるという効果を奏する。
【0157】請求項3に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項2に記載の直流安定化電源装
置において、上記電圧降下素子がNPN型のトランジス
タである構成である。
【0158】それゆえ、直流安定化電源装置の入出力間
における電圧降下は、駆動素子における電圧降下を含ま
ないので、電圧降下素子における電圧降下に等しくな
る。
【0159】従って、エネルギー効率の高い直流安定化
電源装置を提供することができるという効果を奏する。
【0160】請求項4に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項2に記載の直流安定化電源装
置において、上記電圧降下素子がNチャンネル型のMO
SFETである構成である。
【0161】それゆえ、直流安定化電源装置の入出力間
における電圧降下は、駆動素子における電圧降下を含ま
ないので、電圧降下素子における電圧降下に等しくな
る。
【0162】従って、エネルギー効率の高い直流安定化
電源装置を提供することができるという効果を奏する。
【0163】請求項5に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項1ないし4のいずれかに記載
の直流安定化電源装置において、上記入力電圧が上記制
御手段の動作電圧以下であるときに、上記入力電圧昇圧
手段が上記制御手段に電圧を印加する構成である。
【0164】それゆえ、入力電圧が制御手段の動作可能
な電圧以下に低下したときにも、制御手段を動作させる
ことができるという効果を奏する。
【0165】請求項6に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項1ないし5のいずれかに記載
の直流安定化電源装置において、上記入力電圧昇圧手段
が、コンデンサと、上記コンデンサを上記入力電圧まで
充電させる充電手段と、充電された上記コンデンサの放
電電圧に上記入力電圧が加わるように上記コンデンサを
放電させる放電手段とを有し、上記放電電圧と上記入力
電圧との和を出力する昇圧回路である構成である。
【0166】それゆえ、簡単な構成の入力電圧昇圧手段
を用いることにより、低入力電圧でも動作可能な直流安
定化電源装置を提供することができるという効果を奏す
る。
【0167】請求項7に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項1ないし5のいずれかに記載
の直流安定化電源装置において、上記入力電圧昇圧手段
が、一端に入力電圧が印加されるインダクタと、上記イ
ンダクタの他端と接地端子との間に設けられ導通状態と
非導通状態とを交互に繰り返すスイッチング素子とを有
し、上記スイッチング素子が導通状態であるときには、
上記インダクタに電流を流し、上記スイッチング素子が
非導通状態であるときには、上記スイッチング素子が導
通状態から非導通状態になる過程で上記インダクタに発
生して維持された電圧と上記入力端子に印加される上記
入力電圧との和を出力する昇圧回路である構成である。
【0168】それゆえ、簡単な構成の入力電圧昇圧手段
を用いることにより、低入力電圧でも動作可能な直流安
定化電源装置を提供することができるという効果を奏す
る。
【0169】請求項8に係る発明の直流安定化電源装置
は、以上のように、請求項1ないし7のいずれかに記載
の直流安定化電源装置において、一つのパッケージ内に
納められる構成である。
【0170】それゆえ、取り扱いが簡便な直流安定化電
源装置を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における直流安定化電源
装置の構成を示す回路図である。
【図2】上記直流安定化電源装置において、入力電圧昇
圧手段にチャージポンプ回路を適用した場合の構成を示
す回路図である。
【図3】上記直流安定化電源装置において、入力電圧昇
圧手段に昇圧チョッパ回路を適用した場合の構成を示す
回路図である。
【図4】本発明の他の実施の形態における直流安定化電
源装置の構成を示す回路図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態における直流安
定化電源装置の構成を示す回路図である。
【図6】図5の直流安定化電源装置において、入力電圧
昇圧手段にチャージポンプ回路を適用した場合の構成を
示す回路図である。
【図7】図5の直流安定化電源装置において、入力電圧
昇圧手段に昇圧チョッパ回路を適用した場合の構成を示
す回路図である。
【図8】図5の直流安定化電源装置において、電圧降下
素子及び駆動素子にNチャンネル型のMOSFETを適
用した場合の構成を示す回路図である。
【図9】本発明のさらに他の実施の形態における直流安
定化電源装置の構成を示す回路図である。
【図10】図1ないし図9の直流安定化電源装置を1チ
ップ化してモールドしたパッケージの構成を示す説明図
である。
【図11】従来の直流安定化電源装置の構成を示す回路
図である。
【図12】従来の他の直流安定化電源装置の構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 直流安定化電源装置 4 出力制御トランジスタ(電圧降下素子) 5 入力電圧昇圧回路(入力電圧昇圧手段) 6 制御回路(制御手段) 18 チャージポンプ回路(昇圧回路) 19 コンデンサ 22 昇圧チョッパ回路(昇圧回路) 23 トランジスタ(スイッチング素子) 25 コイル(インダクタ) 28 直流安定化電源装置 31 直流安定化電源装置 34 出力制御トランジスタ(電圧降下素
子、トランジスタ) 34’ 出力制御MOSFET(電圧降下素
子、MOSFET) 35 入力電圧昇圧回路(入力電圧昇圧手
段) 36 制御回路(制御手段) 37 出力制御トランジスタ駆動用トランジ
スタ(駆動素子) 37’ 出力制御MOSFET駆動用MOSF
ET(駆動素子) 38 駆動素子制御回路(駆動素子制御手
段) 46 直流安定化電源装置 48 直流安定化電源装置 50 パッケージ A 直流安定化電源装置 GND 接地端子 S1・S3 スイッチ(充電手段) S2・S4 スイッチ(放電手段) VIN1 入力電圧 VIN2 入力電圧 VIN3 入力電圧 VIN4 入力電圧 VO 1 出力電圧 VO 2 出力電圧 VO 3 出力電圧 VO 4 出力電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電圧を降下させて出力電圧を出力する
    電圧降下素子と、上記出力電圧を安定化させるように上
    記電圧降下素子における電圧降下を制御する制御手段と
    を有する直流安定化電源装置において、 上記入力電圧を上記制御手段が動作可能な電圧以上に上
    昇させて上記制御手段に印加する入力電圧昇圧手段をさ
    らに有していることを特徴とする直流安定化電源装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記電圧降下素子を駆動
    する駆動素子と、上記駆動素子の動作を制御する駆動素
    子制御手段とを有し、上記入力電圧昇圧手段が上記駆動
    素子及び上記駆動素子制御手段に電圧を印加することを
    特徴とする請求項1に記載の直流安定化電源装置。
  3. 【請求項3】上記電圧降下素子がNPN型のトランジス
    タであることを特徴とする請求項2に記載の直流安定化
    電源装置。
  4. 【請求項4】上記電圧降下素子がNチャンネル型のMO
    SFETであることを特徴とする請求項2に記載の直流
    安定化電源装置。
  5. 【請求項5】上記入力電圧が上記制御手段の動作電圧以
    下であるときに、上記入力電圧昇圧手段が上記制御手段
    に電圧を印加することを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の直流安定化電源装置。
  6. 【請求項6】上記入力電圧昇圧手段が、コンデンサと、
    上記コンデンサを上記入力電圧まで充電させる充電手段
    と、充電された上記コンデンサの放電電圧に上記入力電
    圧が加わるように上記コンデンサを放電させる放電手段
    とを有し、上記放電電圧と上記入力電圧との和を出力す
    る昇圧回路であることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の直流安定化電源装置。
  7. 【請求項7】上記入力電圧昇圧手段が、一端に入力電圧
    が印加されるインダクタと、上記インダクタの他端と接
    地端子との間に設けられ導通状態と非導通状態とを交互
    に繰り返すスイッチング素子とを有し、上記スイッチン
    グ素子が導通状態であるときには、上記インダクタに電
    流を流し、上記スイッチング素子が非導通状態であると
    きには、上記スイッチング素子が導通状態から非導通状
    態になる過程で上記インダクタに発生して維持された電
    圧と上記入力端子に印加される上記入力電圧との和を出
    力する昇圧回路であることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載の直流安定化電源装置。
  8. 【請求項8】一つのパッケージ内に納められることを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の直流安定
    化電源装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006277760A (ja) * 2006-05-16 2006-10-12 Ricoh Co Ltd 電源回路及び電源電圧供給方法
JP2006340508A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Sharp Corp 直流安定化電源装置
JP2007249384A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 半導体装置
JP2022031126A (ja) * 2020-08-07 2022-02-18 台達電子工業股▲ふん▼有限公司 自励駆動機能を備えた給電システム

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