JP2001312457A - データ処理システムおよびデータ処理方法 - Google Patents

データ処理システムおよびデータ処理方法

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JP2001312457A JP2000131752A JP2000131752A JP2001312457A JP 2001312457 A JP2001312457 A JP 2001312457A JP 2000131752 A JP2000131752 A JP 2000131752A JP 2000131752 A JP2000131752 A JP 2000131752A JP 2001312457 A JP2001312457 A JP 2001312457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各信号処理の速度が異なる場合にも、全体の画
像信号処理にかかる処理時間を短縮する。 【解決手段】画像信号処理モジュールAのデータ入力の
レート(例えば15MHz)は通常の画像信号処理モジ
ュールAがメモリ102に書きこむレートに対して数分
の1と遅いため、画像信号処理モジュールAは一定間隔
でバス101を使用し、バス101は比較的空いてい
る。画像信号処理モジュールAに対して画像信号処理モ
ジュールB,Cの処理速度は速い。よって、全ての画像
信号処理モジュールA〜Cを同時に起動させ、追越禁止
制御を行うことにより、例えば画像信号処理モジュール
Aがバス101を使用していない期間に画像信号処理モ
ジュールBがバス101を使用するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複数の画
像信号処理を組み合わせた一連の所要のデータ信号処理
を実現するデジタルスチルカメラなどに用いられた画像
処理システムなどのデータ処理システムおよび、それを
用いたデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像処理システムは例えばデジ
タルスチルカメラなどに用いられ、一連の複数の画像信
号処理を組み合わせて所要のデータ信号処理を実現する
ものである。デジタルスチルカメラでは、CCDモジュ
ールから画像データを取り込み、ベイヤー配列のRGB
値(各色信号)からYUV値(輝度、色差信号)への色
空間変換、オートアイリス(明暗に応じた出力値の調
整)、ホワイトバランス(色の調整)などの色濃度変換
と、JPEGフォーマットへの画像圧縮などの各画像信
号処理が必要となる。これらの各画像信号処理をシリア
ルで順次的に実行した場合には、全体の画像信号処理に
要する時間が直列に加算されて長くなり、カメラなどの
撮影動作においてはその即応性が損なわれる。この一例
を以下に、図8を参照して説明する。
【0003】図8は従来の画像信号処理システムの構成
を示すブロック図である。図8において、画像処理シス
テム100は、複数の画像信号処理モジュールA〜C
と、複数の画像信号処理モジュールA〜Cが共有する単
一のバス101と、外部のメモリ102にアクセス(デ
ータの書き込みおよび読み出し)するメモリコントロー
ラ103と、複数の画像信号処理モジュールA〜Cおよ
びメモリコントローラ103を制御するDMAコントロ
ーラ104とを有している。
【0004】この画像信号処理モジュールAは、入力部
105から入力された画像データを信号処理し、その信
号処理結果をバス101を介してメモリコントローラ1
03に出力するようにしている。
【0005】また、画像信号処理モジュールBは、メモ
リ102内の画像信号処理モジュールAの信号処理結果
をバス101を介してメモリコントローラ103から入
力されると共に、その入力した信号処理結果に対して更
に信号処理をした後に再び、その信号処理結果をバス1
01を介してメモリコントローラ103に出力するよう
にしている。
【0006】さらに、画像信号処理モジュールCは、メ
モリ102内の画像信号処理モジュールBの処理結果を
バス101を介してメモリコントローラ103から入力
され、その入力された信号処理結果を出力部106に出
力するようにしている。
【0007】以上のように、各信号処理を直列的で順次
的に実行する場合には、全体の信号処理時時間が各画像
信号処理時間の合計になって、全体の画像信号処理に要
する時間が長くなり、カメラの撮影動作の即応性が損な
われるという問題がある。
【0008】このような問題を解決するために、例えば
特開平5−48911号公報「画像読取装置及びデジタ
ル複写装置」では、複写機のデジタル信号処理を高速化
するために、各信号処理モジュールをパイプライン状に
構成し、原稿の読み取り中に符号化部が符号化処理を開
始し、更にその符号化処理中に次段の復号化部が復号化
処理を開始するというように、複数の画像信号処理が並
行して処理される期間を設けることで、全体の画像信号
処理にかかる処理時間を短縮化している。
【0009】パイプライン処理とは、1つの処理をn段
の独立な処理段階に分けて1列に並べ、各処理段階を並
列に実行することによって、前処理過程の1/nの時間
毎に次々に一連の信号処理結果を得る方式である。この
パイプライン処理の一例を以下に、図9を参照して具体
的に説明する。
【0010】図9は、従来のパイプライン処理によって
信号処理を高速化した画像処理システムの構成を示すブ
ロック図である。図9において、画像処理システム20
0は、入力部201から入力された画像データを信号処
理する画像信号処理モジュールDと、画像信号処理モジ
ュールDによる信号処理結果を一時的に保持する一時保
持用メモリ202と、一時保持用メモリ202の信号処
理結果を用いて更に信号処理する画像信号処理モジュー
ルEと、画像信号処理モジュールEによる信号処理結果
を一時的に保持する一時保持用メモリ203と、一時保
持用メモリ203の信号処理結果を用いて信号処理する
画像信号処理モジュールFと、画像信号処理モジュール
Fによる信号処理結果を出力する出力部204とを有し
ており、時間的にまたは、アドレス空間上においてパイ
プライン状に構成されて、前段の信号処理の途中で後段
の信号処理を開始することで並列に信号処理を行う時間
を設けて全体の信号処理時間を短縮するものである。
【0011】即ち、特開平5−48911号公報「画像
読取装置及びデジタル複写装置」では、原稿読取部と符
号化部の間で水平画素数×8ライン分のメモリが2つ
(上記公報の一時保持用メモリ202に相当)ある。符
号化部は一度に8×8画素のデータを必要とし、原稿読
取部の出力開始から8ライン分のデータがたまった時点
で符号化部による符号化処理を開始するようにしてい
る。これと同様に、復号化部も符号化部の処理中に復号
化処理を開始し、読取、符号化、復号化、出力が全て同
一の速度で並行して信号処理されることで、全体の画像
信号処理の時間が短縮されるようになっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したデ
ジタルスチルカメラにおけるCCDデータの取り込み
(読取、符号化、復号化、出力)のように、パイプライ
ン処理となっているため、前段の信号処理を待機させる
ような制御は不可能であり、後段の信号処理が一時保持
用メモリ202,203の規模を超える期間にわたって
遅滞する可能性がある場合には、上記特開平5−489
11号公報「画像読取装置及びデジタル複写装置」のよ
うなパイプライン処理は実現できない。
【0013】また、後段の信号処理の方が速い場合に
も、後段の信号処理が前段の信号処理を追い越すなどの
不具合が発生してしまうことにより、上記パイプライン
処理は実現できない。
【0014】したがって、各信号処理の速度が異なる場
合には、上記パイプライン処理は実現できず、全体の画
像信号処理にかかる処理時間を短縮することができな
い。
【0015】本発明は、上記従来の事情に鑑みて為され
たものであり、各信号処理の速度が異なる場合にも、全
体の画像信号処理にかかる処理時間を短縮することがで
きるデータ処理システムおよび、それを用いたデータ処
理方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理シス
テムは、複数のデータ信号処理部が単一のバスを共有
し、DMAコントローラによってバスを使用するデータ
信号処理部の切り換えおよびアドレスの自動生成を行う
と共に、単一のバスを介して各信号処理部と外部メモリ
とが入出力を行うことにより一連のデータ信号処理を実
施するデータ処理システムにおいて、DMAコントロー
ラは、アドレスを管理する座標カウンタの値によって、
前段のデータ信号処理が完了する前に次段のデータ信号
処理部を起動し、アドレス上並列にデータ信号処理を行
うデータ信号並列処理手段を有するものであり、そのこ
とにより上記目的が達成されるものである。
【0017】上記構成により、バスが各信号処理に対し
十分に高速である場合、前段の信号処理によるデータの
入出力は間欠的となり、その間に、DMAコントローラ
によって別の信号処理モジュールからのデータ入出力を
行うことが可能となるため、各信号処理速度が異なる場
合であっても、前段の信号処理と後段の信号処理とが並
列に処理可能となり、全体の画像処理時間は短縮され
る。
【0018】また、好ましくは、本発明のデータ処理シ
ステムにおけるデータ信号並列処理手段は、後段のデー
タ信号処理が前段のデータ信号処理よりも速い場合に、
DMAコントローラが管理する座標カウンタの値によっ
て、前段のデータ信号処理を追い越さないように後段の
データ信号処理を制御する追い越し禁止制御手段を有す
る。また、本発明のデータ処理方法は、複数のデータ信
号処理部を有するデータ処理システムにおいて、共通の
バスを通して外部メモリ内のデータのデータ信号処理を
行うデータ処理方法であって、DMAコントローラに管
理されているアドレスカウンタを用いて、アドレスを監
視しながら、前段のデータ信号処理に対して後段のデー
タ信号処理が追い越さないように追い越し禁止制御処理
を行いつつ、複数のデータ信号処理部を並列動作させる
ものであり、そのことにより上記目的が達成されるもの
である。
【0019】この構成により、後段の信号処理速度の方
が前段の信号処理速度よりも速い場合にも、後段と前段
の信号処理において追越が発生しないように制御するの
で、後段と前段の信号処理が良好に行われる。
【0020】また、好ましくは、本発明のデータ処理シ
ステムにおける追い越し禁止制御手段は、前段のデータ
信号処理の完了後に、追い越し禁止制御の終了処理を行
う。
【0021】この構成により、前段の信号処理が完了し
たのち、各カウンタ値の差が一定以下にならないように
する制御が続くと、後段の処理が最後まで信号処理でき
ないため、前段の処理の完了をDMAコントローラで生
成されるアドレスが予め設定された値に達することで検
出し、追越禁止制御を無効にして確実に最後のデータま
で処理をすることが可能となる。後段の処理の完了を検
出すると再び追越禁止制御を有効にして次に備えること
になる。
【0022】さらに、好ましくは、請求項1〜3の何れ
かに記載のデータ処理システムにおいて、一連のデータ
信号処理中で、単一の処理系列が途中で複数の処理系列
に分岐されるようになっている。また、好ましくは、請
求項1〜3の何れかに記載のデータ処理システムにおい
て、一連のデータ信号処理中で、複数の処理系列が単一
の処理系列に統合されるようになっている。
【0023】これらの構成により、画像処理が1本の系
列ではなく、例えばCCDなどからの入力データに対し
て、輝度成分と色成分で別の信号処理に分かれる場合の
ように、ある画像信号処理モジュールの出力側が複数で
あるか、または逆に、入力側が複数あって、出力側が1
本の系列であるような場合でも同様に、データ信号処理
の高速化が可能となる。
【0024】さらに、好ましくは、請求項1〜4の何れ
かに記載のデータ処理システムにおいて、一連のデータ
信号処理における処理データが画像データである。
【0025】この構成により、本発明のデータ処理シス
テムが画像処理システムに容易かつ良好に適応可能であ
り、しかも、画像データの場合は、通常扱うデータに比
べてデータ量が多いため、特に本発明の処理時間短縮効
果が顕著である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の信号処理システ
ムを画像処理システムに適用させた場合の実施形態につ
いて図面を参照しながら説明する。 (実施形態1)図1は、本発明の実施形態1における画
像処理システムの構成例を示すブロック図であり、図6
の部材と同様の作用効果を奏する部材には同一の符号を
付してその説明を省略する。なお、本実施形態では、説
明を簡略化するために、入力画像データに対して3段階
の画像信号処理を順次行って、一連の画像処理を実現す
る場合について説明する。
【0027】図1において、この画像処理システム1
は、複数の画像信号処理モジュールA〜Cと、複数の画
像信号処理モジュールA〜Cが共有する単一のバス10
1と、外部のメモリ102にアクセス(データの書き込
みおよび読み出し)するメモリコントローラ103と、
複数の画像信号処理モジュールA〜Cおよびメモリコン
トローラ103を制御するメモリ処理制御部としてのD
MAコントローラ2とを有している。
【0028】各画像処理モジュールA〜Cは、一時的に
少量のデータ(例えば1ライン分の画像データ)を蓄積
するための一時記憶手段としての入力バッファおよび出
力バッファの少なくとも何れかをを有している。なお、
画像信号処理モジュールAの入力側および、画像信号処
理モジュールCの出力側はバッファではなくメモリであ
ってもよい。また、バッファの記憶容量分だけ、各画像
処理モジュールA〜Cでの処理時間が吸収されて、単一
のバス101を介して高速にデータの入出力を行うこと
ができる。このため、その信号処理におけるデータの入
出力は間欠的となり、その間に、DMAコントローラ2
によって別の信号処理モジュールによってバスの使用が
可能となる。
【0029】画像信号処理モジュールAは、入力部10
5から入力された画像データを順次信号処理し、その信
号処理データがバッファに一定量以上蓄積されてメモリ
102に書きこむべきデータがある場合、DMAコント
ローラ2に対してDMAリクエスト(DREQ−A)を
発行するようになっている。また、画像信号処理モジュ
ールAは、DMAコントローラ2からの許可を示すDM
Aアクノリッジ(DACK−A)が発行されたときだけ
にデータを入力または出力するようにしている。
【0030】また、画像信号処理モジュールBは、入出
力それぞれにDMAチャンネルを割り当てられており、
新規のデータが処理可能な状態になると、DMAコント
ローラ2に対してDMAリクエスト(DREQ−BI)
を発行し、所定の信号処理を行い、メモリ102に書き
こむべきデータがある場合は、DMAコントローラ2に
対してDMAリクエスト(DREQ−BO)を発行す
る。また、画像信号処理モジュールBは、DMAコント
ローラ2からのDMAアクノリッジ(DACK−BI,
DACK−BO)が発行されたときだけにデータを入力
または出力するようにしている。
【0031】さらに、画像信号処理モジュールCは、デ
ータが入力可能な状態のとき、DMAコントローラ2に
対してDMAリクエスト(DREQ−C)を発行する。
また、画像信号処理モジュールCは、DMAコントロー
ラ2からのDMAアクノリッジ(DACK−C)が発行
されたときだけにデータを入出力するようにしている。
【0032】DMAコントローラ2は画像信号並列処理
手段(データ信号並列処理手段)を有し、後述する座標
カウンタ24の値によって、前段の画像信号処理が完了
する前に次段の画像信号処理部を起動することにより、
図2のアドレス割り当て例にも示すように、各画像信号
処理をアドレス上並列に行うようになっている。つま
り、DMAコントローラ2は、画像信号並列制御処理を
行うべく、優先順位やチャンネル使用可否の設定状態な
どに基づいて、どの画像信号処理であるかのチャンネル
を切り換え、各信号処理モジュールA〜Cに対して許可
を示すDMAアクノリッジ(DACK−A,DACK−
BI,DACK−BO,DACK−C)を発行するよう
になっている。以下、画像信号並列処理機能を備えたD
MAコントローラ2について図3を用いて詳細に説明す
る。
【0033】図3は、画像信号並列処理機能を備えた図
1のDMAコントローラ2の構成を示すブロック図であ
る。図3において、DMAコントローラ2は、レジスタ
バンク21と、優先順位判定部22と、バスインターフ
ェイス部/DMAアクノリッジ生成部23と、座標カウ
ンタ24と、セレクタ25と、アドレス演算部26と、
追越禁止制御部27とを有している。
【0034】レジスタバンク21は、CPU(中央演算
処理装置)から制御されており、チャンネル使用許可信
号(DMAEN−A,DMAEN−BI,DMAEN−
BO,DMAEN−C)、ベースアドレスを設定するレ
ジスタ出力であるベースアドレス信号(BASE−A,
BASE−BI,BASE−BO,BASE−C)およ
び、各画像信号処理モジュールA〜Cの遅延ライン数を
示す起動遅延信号(DLY−AB,DLY−BC)を出
力するようになっている。
【0035】優先順位判定部22は、画像信号処理モジ
ュールA〜Cから出力されたDMAリクエスト(DRE
Q−A,DREQ−BI,DREQ−BO,DREQ−
C)が入力され、レジスタバンク21からのチャンネル
使用許可信号(DMAEN−A,DMAEN−BI,D
MAEN−BO,DMAEN−C)に応じて、どのチャ
ンネル(画像信号処理モジュールA〜C)が有効かを示
すセレクトチャンネル信号(SELCH−A,SELC
H−BI,SELCH−BO,SELCH−C)を出力
するようになっている。即ち、優先順位判定部22は、
図4に示すように、チャンネル使用許可信号によって予
め決められた優先順位にしたがって、アンドゲート22
1〜223により有効なチャンネルを選択し、チャンネ
ルの使用を許可していない場合、即ち、レジスタバンク
21からのチャンネル使用許可信号がDMAEN=
‘L’の場合には、アンドゲート224〜227によ
り、画像信号処理モジュールA〜CからのDMAリクエ
スト(DREQ−A,DREQ−BI,DREQ−B
O,DREQ−C)をそれぞれマスクしてリクエストを
無効とするようになっている。
【0036】バスインターフェイス部/DMAアクノリ
ッジ生成部23は、優先順位判定部22からのセレクト
チャンネル信号(SELCH−A,SELCH−BI,
SELCH−BO,SELCH−C)が入力されて、画
像信号処理モジュールA〜Cのうちどのモジュールが有
効かを示すDMAアクノリッジ(DACK−A,DAC
K−BI,DACK−BO,DACK−C)を生成し
て、該当する画像信号処理モジュールA〜Cに出力する
ようになっている。また、バスインターフェイス部/D
MAアクノリッジ生成部23は、座標カウンタ24に対
してカウントアップ信号(CNTUP−A,CNTUP
−BI,CNTUP−BO,CNTUP−C)を出力す
るようになっている。
【0037】座標カウンタ24は各段の信号処理毎に複
数設けられ、チャンネル毎に水平、垂直座標(2次元画
像座標)のカウンタ値(X−A,X−BI,X−BO,
X−CおよびY−A,Y−BI,Y−BO,Y−C)を
出力するようになっている。座標カウンタ24のカウン
タ値は、各信号処理が画像アドレスのどの位置にあるか
を示している。
【0038】セレクタ25は、優先順位判定部22から
のセレクトチャンネル信号(SELCH−A,SELC
H−BI,SELCH−BO,SELCH−C)に応じ
た有効チャンネルに対応したカウンタ値(X,Y)およ
びベースアドレス信号(BASE)をアドレス演算部2
6に出力するようになっている。
【0039】アドレス演算部26は、セレクタ25から
のカウンタ値(X,Y)およびベースアドレス信号(B
ASE)に基づいて演算(例えばBASE+Y×X幅+
Xなど)を行って、メモリ102上のアドレス(メモリ
空間上のアドレス)を自動的に生成するものである。
【0040】追越禁止制御部27は、出力チャンネルの
座標カウンタ24からの例えば垂直方向のカウンタ値
(Y−A,Y−BO)と、予め設定された遅延ライン数
を示す起動遅延信号(DLY−AB,DLY−CB)と
を比較して、後段の信号処理を前段の信号処理に比べて
所定の遅延ライン数だけ遅らせて起動させるようにして
いる。この追越禁止制御部27による遅延ライン数は、
後段の信号処理と前段の信号処理との信号処理速度差を
考慮して、後段の信号処理が前段の信号処理を追い越さ
ないように遅延ライン数を設定している。
【0041】即ち、追越禁止制御部27は、図4に示す
ように、前段の信号処理の出力の座標カウンタ24から
の垂直カウンタ値(Y−A)がDMAコントローラ2の
レジスタに設定可能な遅延ライン数の一定値(DLY−
AB)よりも小さい期間は、加算器271(実際には減
算している)の出力の最上位符号ビット(MSK−B
は’H’レベル)とDMAリクエスト(DREQ−B
I)をANDゲート281,225によりマスクし、チ
ャンネルをディセーブル状態とするようになっている。
また、追越禁止制御部27は、座標カウンタ24からの
垂直カウンタ値(Y−A)がDMAコントローラ2のレ
ジスタに設定可能な一定値(DLY−AB)以上の期間
は、加算器271の出力の最上位符号ビット(MSK−
B)が’L’レベルとなり、自動的に画像信号処理モジ
ュールBのバス使用権が許可可能になっている。
【0042】また、追越禁止制御部27は、前段の出力
チャンネルの出力の座標カウンタ24からの垂直カウン
タ値(Y−BO)がDMAコントローラ2のレジスタに
設定可能な一定値(DLY−BC)よりも小さい期間
は、加算器272(実際には減算している)の出力の符
号ビット(MSK−C)がとリクエスト(DREQ−B
I)をANDゲート281,225によりマスクし、チ
ャンネルをディセーブル状態とするようになっている。
前段の出力チャンネルの垂直カウンタ(Y−BO)がレ
ジスタの設定値(DLY−BC)より大きくなると加算
器(402)の符号ビット(MSK−C)が‘H’にな
り、DREQ−Cのマスクが解除され、モジュールCが
画像処理を開始するようになっている。
【0043】上記構成により、以下その動作を説明す
る。まず、各画像信号処理を実行する3つの画像信号処
理モジュールA〜CからのDMAリクエストはそれぞ
れ、DMAコントローラ2からのDMAアクノリッジに
よって許可され、画像信号処理モジュールA〜Cから単
一のバス101を介してデータの入出力を行うと共に、
DMAコントローラ2からの自動生成したアドレスにし
たがって、共有のメモリ102に対してアクセスする。
【0044】このとき、各信号処理モジュールA〜Cが
共有するバス101の使用権の決定と、メモリアクセス
用のアドレス自動生成を管理するDMAコントローラ2
において、追越禁止制御部27では、図4のように、優
先順位判定部22が予め決められた優先順位にしたがっ
てチャンネルを選択し、チャンネルの使用を許可してい
ないチャンネル使用許可信号(DMAEN)が‘L’の
場合、前段の信号処理の座標を表すカウンタ値(X,
Y)がDMAコントローラ2に予め設定された値の遅延
ライン数DLYに達するまで、後段のアドレス信号処理
モジュールからのDMAリクエストをマスクして無効と
する。これによって、前段の信号処理が完了する前に次
段の信号処理を起動して、アドレス上並列に各信号処理
モジュールA〜Cの処理が為される。このとき、前段の
DMAリクエストは間欠的となり、その間に別の信号処
理のDMAリクエストを実行することにより、各信号処
理の速度が異なる場合にも、全体の画像信号処理にかか
る処理時間を短縮することができる。
【0045】即ち、画像信号処理モジュールA,B間で
は、前段の信号処理の出力の垂直カウンタ値(Y−A)
がDMAコントローラ2のレジスタに設定可能な一定値
(DLY−AB)よりも小さい期間は、加算器271の
出力の最上位符号ビット(MSK−B)とリクエスト
(DREQ−BI)をANDゲート281,225によ
りマスクし、チャンネルをディセーブル状態とする。さ
らに、画像信号処理モジュールAの処理が進み、カウン
タ値Y−Aが大きくなるとMSK−Bは’L’レベルと
なり、自動的に画像信号処理モジュールBのバス101
の使用が許可され、バス101を各画像信号処理モジュ
ールA〜Cに切り換えながら並行して処理を行う。後段
の処理の方が遅い場合には、その後、DMAリクエスト
がマスクされることなく最後まで処理される。上記した
最上位符号ビットは最上位符号ビット検出部273,2
74によって得られる。
【0046】画像信号処理モジュールC,B間でも同様
に、前段の出力チャンネルの垂直カウンタ値(Y−B
O)がレジスタの設定値(DLY−BC)より大きくな
ると、加算器272の符号ビット(MSK−C)が
‘H’になり、DREQ−Cのマスクが解除され、画像
信号処理モジュールCが画像処理を開始する。
【0047】以上により、本実施形態1によれば、バス
を共有し、一連の信号処理をする複数の信号処理モジュ
ールA〜CのY座標などのカウンタ値と所定の遅延ライ
ン数との差分が一定値以下とならないように管理するこ
とで、後段の処理を前段の信号処理の途中で開始させる
ことができる。したがって、バスが十分に高速であった
場合、各信号処理を並行して実行することが可能とな
り、一連の画像処理にかかる時間を短縮できる。また、
上記カウンタ値の制御によって、後段の信号処理の速度
が前段の処理速度よりも大きい場合にも追い越さないよ
うに制御できる。
【0048】(実施形態2)図5は、本発明の実施形態
2における画像処理システムの構成例を示すブロック
図、図6は図5のDMAコントローラ3の構成を示すブ
ロック図であり、図1および図3の部材と同様の作用効
果を奏する部材には同一の符号を付してその説明を省略
する。
【0049】図5および図6において、画像処理システ
ム10のDMAコントローラ3は、レジスタバンク31
と、優先順位判定部22と、バスインターフェイス部/
DMAアクノリッジ生成部23と、座標カウンタ24
と、セレクタ25と、アドレス演算部26と、追越禁止
制御部37と、エンドアドレス検出部39とを有してお
り、各チャンネルの垂直カウンタ値(Y−A,Y−B
I,Y−BO,Y−C)を比較する追い越し禁止制御を
行うようにしている。
【0050】レジスタバンク31は、DMAコントロー
ラ2のレジスタに設定可能なエンドアドレス(一つの画
面の走査上の最後のポイント)(END−A,END−
BI,END−BO,END−C)をセレクタ25に出
力するようになっている。
【0051】追越禁止制御部37は、図7に示すよう
に、後段のデータ信号処理が前段のデータ信号処理より
も速い場合に、DMAコントローラ2が管理する座標カ
ウンタの差値を加算器371,372で求め、その座標
カウンタの差値(加算器出力)と遅延ライン数(DL
Y)との差を加算器271,272で求め、その加算器
271,272からの出力から、最上位符号ビット検出
部273,274にて最上位符号ビットを求めるように
なっている。また、追越禁止制御部37は、終了フラグ
(ENDFLG−A,ENDFLG−BIバー)がアン
ドゲート373に入力され、終了フラグ(ENDFLG
−BO,ENDFLG−Cバー)がアンドゲート373
に入力されるようになっている。さらに、追越禁止制御
部37は、最上位符号ビット検出部273からの最上位
符号ビットと、アンドゲート373からの出力バー信号
がアンドゲート375に入力され、また、最上位符号ビ
ット検出部274からの最上位符号ビットと、アンドゲ
ート374からの出力反転信号がアンドゲート376に
入力されるようになっている。
【0052】エンドアドレス検出部39は、図7に示す
ように、エンドアドレス(END−A,END−BI,
END−BO,END−C)のうち、セレクトチャンネ
ル信号(SELCH−A,SELCH−BI,SELC
H−BO,SELCH−C)に応じてセレクタ25で選
択された有効チャンネルのエンドアドレスと、アドレス
演算部26からのアドレスを比較器391で比較し、ア
ドレスがエンドアドレスになったときに、比較出力をセ
レクトチャンネル信号(SELCH−A,SELCH−
BI,SELCH−BO,SELCH−C)毎に設けら
れたフリップフロップ392〜396に入力し、セレク
トチャンネル信号(SELCH−A,SELCH−B
I,SELCH−BO,SELCH−C)によって有効
になったフリップフロップ392〜396の何れかか
ら、終了フラグ(ENDFLG−A,ENDFLG−B
I,ENDFLG−BO,ENDFLG−C)の何れか
を出力するようになっている。
【0053】上記構成により、以下その動作を説明す
る。まず、追越禁止制御部37は、図7に示すように、
例えば画像信号処理モジュールAと画像信号処理モジュ
ールBとの間では、加算器371(ここでは差を求めて
いる)により計算される、後段と前段の垂直カウンタ値
の差(Y−BI)−(Y−A)がレジスタの設定値(D
LY−AB)よりも小さい期間は加算器271の出力の
符号ビット(MSK−B)でリクエストDREQ−BI
のマスク信号を作って追越禁止制御を行う。垂直カウン
タ値(Y−A)が大きくなり、画像信号処理モジュール
Bのバス使用が開始された後も、モジュールBの方が速
度が速く、カウンタ値の差(Y−A)−(Y−b)が一
定値(DLY−BA)以下になった場合には、再びMS
K−Bは’H’レベルとなり、自動的に画像信号処理モ
ジュールBのバス使用を禁止して待たせる。これによっ
て、リクエストに対して応答しないことになる。
【0054】次に、画像信号処理モジュールCと画像信
号処理モジュールBの間でも同様に、加算器372(こ
こでは差を求めている)により計算される、後段と前段
の垂直カウンタ値の差(Y−C)−(Y−BO)がレジ
スタの設定値(DLY−BC)よりも小さい期間は加算
器272の出力の符号ビット(MSK−C)でリクエス
ト(DREQ−C)をマスクして追越禁止制御を行う。
【0055】さらに、前段の信号処理が終了(ENDF
LG−A=’H’)すると、MSK−Bを強制的に’
L’とし、追越禁止制御を終了し、画像信号処理モジュ
ールBがDLY−BA以下の間隔までアクセスできるよ
うにすることで後段の信号処理が最後のデータとなるま
で信号処理可能とする。
【0056】さらに、画像信号処理モジュールヘの入力
動作が完了し、ENDFLG−BI=’H’となると追
越禁止制御を再度有効にし、次の画像の信号処理に備え
る。画像信号処理モジュールBと画像信号処理モジュー
ルCの間も同様の制御を行う。これによって、後段の信
号処理の方が速い場合でも並列処理して全体の画像処理
時間の短縮化を図ることができる。
【0057】以上により、本実施形態2によれば、後段
の信号処理速度の方が前段の信号処理速度よりも速い場
合にも、上記のようにして後段の信号処理を開始した
後、前段の信号処理の座標を表すカウンタ値と後段の信
号処理の座標を表すカウンタ値との差がDMAコントロ
ーラ3に予め設定された値に達したときには、後段の画
像信号処理モジュールからのリクエストを無視すること
で、追越が発生しないように制御することができる。前
段の信号処理が完了したのち、各カウンタ値の差が一定
以下にならないようにする制御が続くと、後段の信号処
理が最後まで処理できないため、前段の信号処理の完了
をDMAコントローラ3で生成されるアドレスが予め設
定された値に達することで検出し、追越禁止制御を無効
にして最後のデータまで信号処理をすることができる。
同様にして後段の信号処理の完了を検出すると再び追越
禁止制御を有効にして次に備える。
【0058】上記のように、エンドアドレスと設定値と
を比較する機能を備えることによって、前段の信号処理
の完了を検出し、追越禁止制御を無効とすることで、後
段の処理のアドレス生成にかかわるカウンタ値が追越禁
止制御で設定される差分以下の領域までアクセス可能と
なる。したがって、後段の信号処理が最後のデータまで
処理できるようになる。
【0059】以上の実施形態1,2において、例えば、
画像信号処理モジュールAは、CCDから出力されたデ
ィジタルデータが入力され、信号処理結果を外部のメモ
リ102に書き込む動作を実行し、画像信号処理モジュ
ールBは、画像信号処理モジュールAの信号処理結果か
ら輝度成分と色成分を分離する動作を実行し、画像信号
処理モジュールCは、画像信号処理モジュールBの信号
処理結果をJPEG圧縮動作を実行するものとすれば、
画像信号処理モジュールAへのデータ入力のレート(例
えば15MHz)は通常の画像信号処理モジュールAが
メモリ102に書きこむレートに対して数分の1と遅い
ため、画像信号処理モジュールAは一定間隔でバス10
1を使用し、バス101は比較的空いていることにな
る。バス101の使用可能な周波数は例えば50MHz
である。画像信号処理モジュールBでも信号処理中はバ
ス101を使用しないため、バス101の使用は断続的
である。また、画像信号処理モジュールAに対して画像
信号処理モジュールB,Cの処理速度は速い。よって、
全ての画像信号処理モジュールA〜Cを同時に起動さ
せ、追越禁止制御を行うことにより、画像信号処理モジ
ュールAがバス101を使用していない期間に画像信号
処理モジュールBがバス101を使用し、画像信号処理
モジュールA,Bがバス101を使用していない期間に
画像信号処理モジュールCがバス101を使用すること
によって、全体の画像信号処理モジュールA〜Cによる
画像信号処理の高速化が実現する。
【0060】また、本画像処理システムにおいて、共有
バスを通して外部の大規模なメモリを使用することがで
きるため、後段の処理が滞った場合にも、前段の処理は
継続が可能である。
【0061】さらに、後段の処理の入力に関して追越禁
止制御することで、後段の処理が出力する座標およびア
ドレスも、前段の処理が出力する座標およびアドレスに
対して、一定以下の間隔にはならない。そのため、後段
の信号処理による出力する先頭アドレスを前段の処理の
それよりも上記間隔以上離れた、小さいアドレスにして
おくことで、それぞれの画像信号処理が使用するメモリ
領域をできる限りオーバーラップさせ、各信号処理を順
次的に実行するので、各処理毎に全画面分のメモリを要
する場合と比べてメモリの使用量を削減できる。これは
例えば、画像信号処理Cでもメモリ102に対して出力
し、画像信号処理B,Cの入力と出力のデータ量が等し
いとすると、図2のようなメモリ102に対するアドレ
スの割り当てになる。
【0062】なお、本実施形態1,2では、カウンタ値
で比較したが、カウンタ値の代わりにメモリアドレス値
を比較してもよい。
【0063】また、上記実施形態1,2では、特に説明
しなかったが、画像信号処理モジュールによっては(フ
ィルタ処理などのため、例えば19ライン毎にまとめて
処理する。)矩形小領域単位でDMA転送をする場合も
あり、その場合には矩形小領域の最初のラインを比較対
象とする。また、前段、後段共に矩形小領域で転送する
場合には、垂直方向のブロック数などのカウンタ値を比
較対象としてもよい。
【0064】さらに、上記実施形態1,2では、3つの
画像信号処理モジュールを一例として説明したが、2つ
の画像信号処理モジュールや、4つ以上の画像信号処理
モジュールを用いてもよい。
【0065】さらに、上記実施形態1,2では、特に説
明しなかかったが、一連の画像処理において、CCDか
ら入力されるデータ系列を色成分別に分けて処理した
り、色成分別に分けて処理された結果を圧縮符号化して
一つのビットストリーム(圧縮データのこと)にするな
ど、処理系列が分岐したり統合されたりしてもよい。こ
れらの場合、画像処理が1本の系列ではなく、CCDな
どからの入力データに対して、輝度成分と色成分で別の
処理をするように、ある画像信号処理モジュールの出力
が複数であるか、あるいは逆に入力が複数あって、出力
が1本の系列であるような場合でも、同様にカウンタの
差が設定値を上回らないように制御することで、全体の
信号処理を高速化することができる。
【0066】さらに、上記実施形態1,2では、画像処
理システムについて説明したが、画像処理に限らず、デ
ータ処理システムであってもよい。即ち、メモリ上にあ
るデータに対して種類の異なる一連の処理を次々と連続
して行って行く場合にも本発明を適用できる。画像デー
タの場合は通常扱うデータに比べて、データ量が多い
(メモリアドレス上、連続して広い範囲に亘ってい
る。)ために、特に本発明の処理時間短縮効果が顕著で
ある。また、この場合に、信号処理がメモリ上のデータ
に対して共通のバスを通じて、CPU(中央演算処理装
置)ではなく、DMAコントローラ2にて行われるのを
前提としている。
【0067】さらに、上記実施形態1,2では、特に説
明しなかかったが、上記実施形態1における図4の追い
越し禁止制御部27のカウンタ値の入力端に、上記実施
形態2における図7の加算器371,372を設けて、
図7と同様のカウンタ値の差信号(加算器出力)をそれ
ぞれ、加算器271,272にそれぞれ入力するように
してもよい。これによって、後段の信号処理速度の方が
前段の信号処理速度よりも速い場合にも、後段と前段の
信号処理において追越が発生しないように制御すること
ができる。このため、後段と前段の信号処理を良好に行
うことができるものである。
【0068】さらに、上記実施形態1,2では、特に説
明しなかかったが、従来のパイプライン構成において
は、並列処理ではあるが、LSIとして設計する場合
に、設計の自由度がないという欠点を良好に解決できる
ものである。
【0069】
【発明の効果】以上により、請求項1によれば、バスが
各信号処理に対し十分に高速である場合、前段の信号処
理によるデータの入出力を間欠的に行うことができて、
その間に、DMAコントローラによって別の信号処理モ
ジュールからのデータ入出力を行うことができる。この
ため、各信号処理速度が異なる場合であっても、前段の
信号処理と後段の信号処理とを並列に処理できて、全体
の画像処理時間を短縮することができる。
【0070】また、請求項2,7によれば、後段の信号
処理速度の方が前段の信号処理速度よりも速い場合に
も、後段と前段の信号処理において追越が発生しないよ
うに制御することができる。このため、後段と前段の信
号処理を良好に行うことができる。
【0071】また、請求項3によれば、前段の信号処理
が完了したのち、各カウンタ値の差が一定以下にならな
いようにする制御が続くと、後段の信号処理が最後まで
信号処理できないため、このような場合には追越禁止制
御を無効にする。これによって、最後のデータまで確実
に信号処理をすることができる。
【0072】さらに、請求項4,5によれば、画像処理
が1本の系列ではなく、例えばCCDなどからの入力デ
ータに対して、輝度成分と色成分で別の信号処理に分か
れる場合のように、ある画像信号処理モジュールの出力
側が複数であるか、または逆に、入力側が複数あって、
出力側が1本の系列であるような場合でも同様に、デー
タ信号処理の高速化を図ることができる。このように、
信号処理が一連の順次的処理のみでなく、途中で選択的
な処理を含む場合でも高速化を図ることができる。
【0073】さらに、請求項6によれば、本発明のデー
タ処理システムを画像処理システムに容易かつ良好に適
応することができ、しかも、画像データの場合には、通
常扱うデータに比べてデータ量が多いため、特に本発明
の処理時間短縮効果を顕著なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1における画像処理システム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像処理システムにおける各画像信号処
理のメモリ使用領域を重複させたアドレスの割り当て状
態を示す図である。
【図3】追越禁止制御機能を備えた図1のDMAコント
ローラの構成を示すブロック図である。
【図4】図3の優先順位判定部および追越禁止制御部の
構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施形態2における画像処理システム
の構成例を示すブロック図である。
【図6】図5のDMAコントローラの構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6のエンドアドレス検出部および追越禁止制
御部の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の画像信号処理システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図9】従来のパイプライン処理によって信号処理を高
速化した画像処理システムの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1,10 画像処理システム 2,3 DMAコントローラ 21,31 レジスタバンク 22 優先順位判定部 221〜227,281,282,373〜376
アンドゲート 23 バスインターフェイス部/DMAアクノリッジ
生成部 24 座標カウンタ 25 セレクタ 26 アドレス演算部 27,37 追越禁止制御部 271,272,371,372 加算器 273,274 最上位ビット検出部 39 エンドアドレス検出部 391 比較器 101 バス 102 メモリ 103 メモリコントローラ A〜C 画像信号処理モジュール DREQ−A,DREQ−BI,DREQ−BO,DR
EQ−C DMAリクエスト DACK−A,DACK−BI,DACK−BO,DA
CK−C DMAアクノリッジ DMAEN−A,DMAEN−BI,DMAEN−B
O,DMAEN−Cチャンネル使用許可信号 BASE−A,BASE−BI,BASE−BO,BA
SE−C ベースアドレス信号 SELCH−A,SELCH−BI,SELCH−B
O,SELCH−Cセレクトチャンネル信号 X−A,X−BI,X−BO,X−C 水平座標カウ
ンタ値 Y−A,Y−BI,Y−BO,Y−C 垂直座標カウ
ンタ値 DLY−BA,DLY−CB 駆動遅延信号(遅延ラ
イン数) MSK−B,MSK−C 最上位符号ビット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ信号処理部が単一のバスを
    共有し、DMA(ダイレクトメモリアクセス:direct
    memry access)コントローラによって前記バスを使用
    するデータ信号処理部の切り換えおよびアドレスの自動
    生成を行うと共に、前記単一のバスを介して各信号処理
    部と外部メモリとが入出力を行うことにより一連のデー
    タ信号処理を実施するデータ処理システムにおいて、 前記DMAコントローラは、アドレスを管理する座標カ
    ウンタの値によって、前段のデータ信号処理が完了する
    前に次段のデータ信号処理部を起動し、アドレス上並列
    にデータ信号処理を行うデータ信号並列処理手段を有す
    るデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記データ信号並列処理手段は、後段の
    データ信号処理が前段のデータ信号処理よりも速い場合
    に、DMAコントローラが管理する座標カウンタの値に
    よって、前段のデータ信号処理を追い越さないように後
    段のデータ信号処理を制御する追い越し禁止制御手段を
    有する請求項1記載のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記追い越し禁止制御手段は、前段のデ
    ータ信号処理の完了後に、前記追い越し禁止制御の終了
    処理を行う請求項2記載のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のデータ処
    理システムにおいて、前記一連のデータ信号処理中で、
    単一の処理系列が途中で複数の処理系列に分岐されるデ
    ータ処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3の何れかに記載のデータ処
    理システムにおいて、前記一連のデータ信号処理中で、
    複数の処理系列が単一の処理系列に統合されるデータ処
    理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のデータ処理システムにお
    いて、前記一連のデータ信号処理における処理データが
    画像データであるデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 複数のデータ信号処理部を有するデータ
    処理システムにおいて、共通のバスを通して外部メモリ
    内のデータのデータ信号処理を行うデータ処理方法であ
    って、DMAコントローラに管理されているアドレスカ
    ウンタを用いて、アドレスを監視しながら、前段のデー
    タ信号処理に対して後段のデータ信号処理が追い越さな
    いように追い越し禁止制御処理を行いつつ、複数のデー
    タ信号処理部を並列動作させるデータ処理方法。
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