JP2001312034A - 写真処理装置の洗浄装置 - Google Patents

写真処理装置の洗浄装置

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JP2001312034A
JP2001312034A JP2000132342A JP2000132342A JP2001312034A JP 2001312034 A JP2001312034 A JP 2001312034A JP 2000132342 A JP2000132342 A JP 2000132342A JP 2000132342 A JP2000132342 A JP 2000132342A JP 2001312034 A JP2001312034 A JP 2001312034A
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JP
Japan
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cleaning
washing
discharge hole
photographic
discharge holes
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JP2000132342A
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English (en)
Inventor
Yasudai Kitahara
靖大 北原
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄用パイプに設けた吐出孔が徐々に洗浄水
中に含まれる不純物によって塞がれていくことなく、常
に、吐出孔が所定の大きさに開口されて、洗浄作業が常
に良好に行える写真処理装置の洗浄装置を提供する。 【解決手段】 ローラー13a、14aの上方に配設さ
れた洗浄用パイプ6に下方に向けて開口された吐出孔6
2が、吐出孔62の入口開口部63側に対して出口開口
部64側が広く形成され、吐出孔62を通る水滴が吐出
孔62に留まることがないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理装置の洗
浄装置、詳しくは、写真感光材料の処理槽の液外に配設
されて該写真感光材料を搬送するローラーを、処理槽の
上方に配設した洗浄水供給手段により洗浄するようにし
た写真処理装置の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、写真処理装置において印画紙な
どの感光材料を現像処理する場合、感光材料は、複数の
搬送ローラーで狭持されながら搬送される。そして、こ
れら搬送ローラーは、現像処理槽、定着処理槽、水洗処
理槽等の処理槽の内外において配設されている。
【0003】ところで、各処理槽の液外に設けられ、か
つ、感光材料に接触する搬送ローラーは、写真処理装置
を長時間運転しない場合、その表面に付着していた処理
液が乾燥して結晶化してしまうため、運転を再開したと
きに感光材料に結晶が付着し、品質に悪影響を及ぼす不
具合がある。
【0004】そこで、従来では、各処理槽の搬送ローラ
ーの上方に、該搬送ローラーを洗浄するための洗浄装置
を設けて、写真処理装置の運転停止時に、上記搬送ロー
ラーを洗浄水で洗浄するようにしている。通常、この洗
浄装置は、洗浄水を吐出させる吐出孔を複数設けた洗浄
用パイプを、各搬送ローラーの上方に配設するととも
に,写真処理装置の機体内部に洗浄水が貯溜されたタン
クおよびポンプを配設しておいて、ポンプの駆動により
タンク内の洗浄水を洗浄用パイプに供給し、この洗浄用
パイプの吐出孔から洗浄水を各搬送ローラーに吹きつけ
て洗浄していた。
【0005】
【課題が解決しようとする課題】ところで、上記した洗
浄装置では、図5に示すように、洗浄水が供給される洗
浄用パイプAに設ける吐出孔Bは、通常、下方に配設さ
れている搬送ローラーを洗浄するため、下方に向けて開
口し、洗浄パイプAの入口開口部側から出口開口部側に
向けて、同一径のストレートな孔が開口されている。
【0006】一般に、吐出孔Bの径は、多数並設して開
口した吐出孔Bからの洗浄水が均一にローラに供給され
るようにするため、小径で形成されている。そのため、
洗浄作業が終了すると、図5に示すように、吐出孔Bの
出口開口部Cに水滴Wが溜まって、水滴Wにより吐出孔
Bの出口開口部Cが塞がれた状態になる。そして、洗浄
を行わない間に、吐出孔Bの出口開口部Cに溜まった水
滴が蒸発してしまうと、水の中に含まれていた不純物が
析出して結晶化してしまい、洗浄作業を繰り返すうちに
吐出口Bの出口開口部Cを不純物の結晶で塞いでしまう
という不具合があった。
【0007】本発明は以上の問題に鑑みて成したもので
あって、洗浄用パイプに設けた吐出孔が徐々に洗浄水中
に含まれる不純物によって塞がれていくことなく、常
に、吐出孔が所定の大きさに開口されて、洗浄作業が常
に良好に行える写真処理装置の洗浄装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、写真感光材料の処理槽の液
外に配設されて該写真感光材料を搬送するローラーを、
処理槽の上方に配設した洗浄水供給手段により洗浄する
ようにした写真処理装置の洗浄装置であって、上記洗浄
水供給手段は、ローラーの上方に配設された洗浄用パイ
プを備えかつ該洗浄用パイプに開口され、該洗浄用パイ
プ内の洗浄水をローラーに供給する吐出孔を備え、該吐
出孔は入口開口部側より出口開口部側が広く形成されて
いる構成とした。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記吐出孔は、入口開口部から吐出
孔の中間部に向かって形成された同一径のストレート通
路部と、該ストレート通路部から出口開口部に向かって
徐々に拡径して形成された拡径通路部とを有する構成と
した。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、上記吐出孔の拡径通路部はテーパー
形状に拡径して形成されている構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明を適用する写真処理装置を
概略的に示したものであって、この写真処理装置は、基
本的には、装置本体1に、現像処理されたフイルムの画
像を写真感光材料である印画紙2に焼き付けるための露
光部1aと、露光部1aで露光された印画紙2を現像処
理するための現像処理部1bと、現像処理部1bで現像
処理された印画紙2を乾燥するための乾燥処理部1c
と、乾燥処理された印画紙2を排出するプリント排出部
1dとを搭載してなる。
【0013】この写真処理装置は、フイルムの画像を露
光部1aにおいて印画紙2に焼き付ける一方、画像が焼
き付けられた印画紙2は、現像処理部1bにおいて現像
され、現像後、乾燥処理部1cにおいて乾燥された後、
プリント排出部1dから排出されるようになっている。
【0014】現像処理部1bには、複数の処理槽11が
配設され、各処理槽11には、印画紙2を搬送するため
の搬送ローラー12a,13aが配設されており、搬送
ローラー12aは処理ラック12に組み付けられ、ま
た、搬送ローラー13aは上部ガイド13に組み付けら
れている。
【0015】搬送ローラー12aを備えた処理ラック1
2は、各処理槽11内部に収納され、該処理ラック12
の上方に、搬送ローラー13aを備えた上部ガイド13
が着脱可能に組み付けられている。この上部ガイド13
は、各処理槽11の液外に配設するようにしており、従
って、該上部ガイド13の搬送ローラー13aは液外に
配置されることになる。
【0016】また、現像処理部1bと乾燥処理部1cと
の境界には、印画紙2の表面に付着する処理液を除去す
るための除去用搬送ローラー14aを備えたスクイズユ
ニット14を着脱可能に組み付けている。
【0017】また、装置本体1には、ロール状に巻いた
印画紙2を格納するペーパーマガジン15、露光台1
6、光源17aを収納したランプハウジング17、現像
済フイルムをセットするフイルムマスク18を設けてい
る。
【0018】また、以上の写真処理装置には、現像処理
部1bにおける各処理槽内の温度を所定の温度(35〜
37℃)にほぼ一定に保持するため、図に示していない
が、各処理槽内にヒーターを配設している。
【0019】また、現像処理部1bには、図2及び図3
に示すように、装置本体1の稼動終了後から次回の稼動
開始までの非稼動時に、上部ガイド13の搬送ローラー
13a及びスクイズユニット14の除去用搬送ローラー
14aを洗浄するための洗浄装置3を設けている。
【0020】この洗浄装置3は、洗浄水を収容する収容
タンク4と、該収容タンク4の洗浄水を搬送ローラー1
3a及び除去ローラー14aに供給する洗浄水供給手段
5とを備えている。
【0021】詳しくは、洗浄水供給手段5は、図2に示
す現像処理部1bの上部ガイド13及びスクイズユニッ
ト14の上方に配置される洗浄用パイプ6と、これら洗
浄用パイプ6が接続され、洗浄水の収容タンク4の底部
近くから延びる給水管7と、給水管7の途中に接続され
る給水ポンプ8とを備えている。
【0022】さらに、洗浄用パイプ6の周壁61には、
複数の吐出孔62を開口させており、図示していない
が、制御装置の制御により、給水ポンプ8を駆動して、
収容タンク4内の洗浄水を吐出孔62から上部ガイド1
3及びスクイズユニット14の各ローラー13a,14
aに供給するようにしている。
【0023】洗浄用パイプ6が、側壁13b、14bで
覆われた位置に設けられ、洗浄用パイプ6の吐出孔62
が下方に向けて開口しており、上部ガイド13の仕切壁
13cに形成した穴13dまたはスクイズユニット14
の仕切壁14cに形成した穴14dの方向に開口してい
る。
【0024】本実施の形態では、以上の洗浄用パイプ6
において、吐出孔62は、洗浄作業が終了した後、水滴
で吐出孔62が塞がれない形状に開口させている。吐出
孔62の入口開口部63に比べ、出口開口部64が広く
なっている。すなわち入口開口部63から中間部に向か
って同一径のストレート通路部67が形成され、中間部
から出口開口部64に向かってテーパー状に拡径した拡
径通路部68が開口している。
【0025】図2および図3に示す実施の形態の場合、
洗浄用パイプ6の吐出孔62から吐出された洗浄水は、
吐出孔62の入口開口部63のストレート通路部67に
より穴13d、または14dの方向に指向されて吐出さ
れ、拡散が抑制される。したがって洗浄水は穴13dま
たは穴14dを介して搬送ローラー13a、または、除
去用搬送ローラー14aに滴下され、これら搬送ローラ
ー13aおよび除去用搬送ローラー14aが洗浄され
る。
【0026】図2および図3に示す実施の形態の吐出孔
62によれば、吐出孔62を中間部から出口開口部64
に向けてテーパー形状に広く形成した拡径通路部68を
有するので、洗浄作業が終了した後、水滴は、吐出孔6
2の出口開口部64に溜まることなく下方に落下してい
く。したがって、従来のように、水滴が蒸発して不純物
が結晶化して、吐出孔62がこの不純物の結晶で塞がれ
ることがなくなる。その結果、洗浄用パイプ6の吐出孔
62から常に同じ量の洗浄水を吐出させることができ、
洗浄作業を何度行っても、常に良好な搬送ローラー13
a,14aの洗浄が行える。
【0027】また、テーパー付き工具を使用することに
より、吐出孔62のストレート通路部67と拡径通路部
68を一度に開口することができるので、従来のストレ
ート孔の開口作業と比べて工数は変わらず作業者の負担
は増えないものである。
【0028】次に他の実施の形態について説明する。図
4に示す実施の形態は、吐出孔62の入口開口部65を
中間部に向けてストレートに開口し、中間部から出口開
口部66に向けて曲面で拡径するように開口している。
【0029】図4に示す実施の形態の場合、洗浄パイプ
6の洗浄水は吐出孔62の入口開口部65のストレート
部分を介して穴13d、14dの方向に吐出されるの
で、洗浄水が拡散することなく穴13d、14dに供給
される。洗浄を中止した場合、洗浄液の水滴は、吐出孔
62の入口開口部65から、中間部を通って自然落下し
て出口開口部66に流れるが、出口開口部66が曲面形
状に拡径しているので、洗浄液の水滴は出口開口部66
に溜まることなく、さらに下方に落下する。したがって
この吐出孔62が塞がれることは無い。
【0030】図2及び図3の実施例、図4の実施例で
は、吐出孔62は入口開口部から中間部に向けてストレ
ート通路部を有し、中間部から出口開口部に向けて拡径
通路部を有する形状であるが、洗浄用パイプから出る洗
浄水の拡がり方向をあまり問題にしない実施例の場合に
は、ストレート通路部をなくし、拡径通路部だけにして
も良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、写真感光材料の
処理槽の液外に配設されて該写真感光材料を搬送するロ
ーラーを、処理槽の上方に配設した洗浄水供給手段によ
り洗浄するようにした写真処理装置の洗浄装置であっ
て、上記洗浄水供給手段は、ローラーの上方に配設され
た洗浄用パイプ及び該洗浄用パイプに開口され、該洗浄
用パイプ内の洗浄水をローラーに供給する吐出孔を備
え、該吐出孔は、入口開口部側より出口開口部側が広く
形成された構成としたから、洗浄作業が終了した後、水
滴は、吐出孔の入口開口部から出口開口部へ、更に出口
開口部に留まることなくさらに下方に落下していくの
で、水滴中の不純物が結晶化しても吐出孔がこの不純物
の結晶で塞がれることがなくなる。その結果、洗浄用パ
イプの吐出孔から常に同じ量の洗浄水を吐出させること
ができ、洗浄作業を何度行っても、常に良好なローラー
の洗浄が行える。
【0032】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記吐出孔は、入口開口部から該吐
出孔の中間部に向かって形成された同一径のストレート
通路部と、該ストレート通路部から出口開口部に向かっ
て徐々に拡径して形成された拡径通路部とを有するの
で、洗浄中は洗浄水がローラー方向に指向されて供給さ
れ、洗浄後は吐出孔に水滴が留まることなく開口した状
態に維持されるので、常に洗浄できる状態に保たれる。
【0033】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の発明において、上記吐出孔の拡径通路部はテーパー
形状に拡径して形成されているので、吐出孔の加工負担
が増加することなくその加工が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であって、洗浄装置を備える
写真処理装置の概略説明図である。
【図2】本発明の一実施形態で、洗浄装置及び写真処理
装置の要部を示す概略説明図である。
【図3】本発明の一実施形態で、洗浄装置の要部を示す
部分断面図である。
【図4】本発明にかかる他の実施形態における洗浄装置
の要部を示す部分断面図である。
【図5】従来の洗浄装置における洗浄パイプの部分断面
斜視図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 印画紙 11 処理槽 12a 搬送ローラー 5 洗浄水供給手段 6 洗浄用パイプ 61 周壁 62 吐出孔 63 入口開口部 64 出口開口部 65 入口開口部 66 出口開口部 67 ストレート通路部 68 拡径通路部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真感光材料の処理槽の液外に配設され
    て該写真感光材料を搬送するローラーを、処理槽の上方
    に配設した洗浄水供給手段により洗浄するようにした写
    真処理装置の洗浄装置であって、 上記洗浄水供給手段は、ローラーの上方に配設された洗
    浄用パイプを備えかつ該洗浄用パイプに開口され、該洗
    浄用パイプ内の洗浄水をローラーに供給する吐出孔を備
    え、該吐出孔は、入口開口部側より出口開口部側が広く
    形成されていることを特徴とする写真処理装置の洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 上記吐出孔は、入口開口部から吐出孔の
    中間部に向かって形成された同一径のストレート通路部
    と、該ストレート通路部から出口開口部に向かって徐々
    に拡径して形成された拡径通路部とを有することを特徴
    とする請求項1記載の写真処理装置の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記吐出孔の拡径通路部はテーパー形状
    に拡径して形成されていることを特徴とする請求項2記
    載の写真処理装置の洗浄装置。
JP2000132342A 2000-05-01 2000-05-01 写真処理装置の洗浄装置 Withdrawn JP2001312034A (ja)

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Effective date: 20070703