JP2001311576A - 保冷庫 - Google Patents

保冷庫

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JP2001311576A
JP2001311576A JP2000127539A JP2000127539A JP2001311576A JP 2001311576 A JP2001311576 A JP 2001311576A JP 2000127539 A JP2000127539 A JP 2000127539A JP 2000127539 A JP2000127539 A JP 2000127539A JP 2001311576 A JP2001311576 A JP 2001311576A
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Japan
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cooling
cooling device
box
cooling chamber
refrigerator
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JP2000127539A
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Yoshiaki Ogura
義明 小倉
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Sharp Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/06Several compression cycles arranged in parallel

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が入手し易い小容量で安価な電源によ
り駆動することができ、かつ冷凍庫なみの冷却能力を有
する保冷庫を提供する。 【解決手段】 密閉可能な冷却室1aを備え、断熱性を
有する箱体1と、冷却室1a内部を冷却する冷却装置2
とを備えた保冷庫において、冷却装置2が、スターリン
グ冷凍機から成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品等を保存する
ための保冷庫に関し、より詳しくは、スターリング冷凍
機を用いて庫内を冷却する保冷庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子式の冷却装置を用いた保冷庫として
は、従来より、種々のものが存在するが、その一例とし
て、ペルチェ素子を用いたものを挙げることができる。
図10はこの種の保冷庫の一例を示しており、略直方体
状で、飲食物等を収容する冷却室101aを備え、断熱
性を有する箱体101と、冷却室101a内部を冷却す
る冷却装置102とを備えている。
【0003】箱体101は、冷却室101aが形成され
た有底筒状の箱体本体103と、この箱体本体103の
上面に取り付けられ、冷却室101aを開閉する蓋体1
04とから成っている。箱体本体103は、本体ケース
105と、内ケース106及びアルミ等の金属から成る
冷却壁107により形成された内容器108と、本体ケ
ース105と内容器108の間に充填された断熱材10
9とを有しており、蓋体104の内部には断熱材110
が充填されている。
【0004】冷却装置102は、ペルチェ素子111、
スペーサ112、及び放熱フィン113を有し、内容器
108にネジ等で固定された冷却ユニット114と、冷
却ファン115と、冷却ユニット114及び冷却ファン
115を覆うサイドカバー116とから成っている。な
お、この保冷庫は、ペルチェ素子111に供給される電
流の方向を逆転させることにより、庫内の温度を上昇さ
せ、温蔵庫として使用することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の保冷庫
は、消費電力が48W前後のものが一般的であり、自動
車に積んで自動車のバッテリーから電力の供給を受ける
場合には問題が無いが、キャンプ等の屋外で使用する場
合には、屋外用の大容量のポータブル電源が必要となる
という問題が有った。例えば12Vの電圧で使用する場
合には、保冷庫の消費電力が48W前後であるため、4
Aの電流が必要であり、10時間以上使用するためには
40Ah以上の容量のポータブル電源が必要となる。
【0006】このような大容量のポータブル電源は、一
般の使用者にとって入手困難であり、仮に入手できたと
しても、非常に高価である。したがって、商用電源ある
いは自動車のバッテリ等からの給電に頼っているのが現
状である。なお、ここで使用した単位について、Wはワ
ット、Vはボルト、Aはアンペア、hは時間である。
【0007】また、上述した従来の保冷庫では、冷却装
置にペルチェ素子を用いているが、ペルチェ素子では保
冷温度が最低でも0℃付近であり、冷凍庫なみの性能
(庫内温度−18℃程度)を得ることができなかった。
【0008】また、従来の保冷庫では、冷却室の容積を
変えることができないため、その冷却能力が、被冷却物
が必要とする冷却能力よりも大きくて効率が悪い場合も
多かった。
【0009】さらに、上述した保冷庫では、ペルチェ素
子の低温部が箱体の壁面の一部を冷却するため、庫内に
温度ムラを生じ易かった。
【0010】本発明は、上述した問題点に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、使用者が入手し易い小容
量で安価な電源により駆動することができ、かつ冷凍庫
なみの冷却能力を有する保冷庫を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、被冷却物に合
わせて冷却能力を変えることができる保冷庫を提供する
ことにある。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、庫内に温度
ムラを生じにくいようにした保冷庫を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、第1の発明は、密閉可能な冷却室を備え、断熱
性を有する箱体と、前記冷却室内部を冷却する冷却装置
とを備えた保冷庫において、前記冷却装置が、スターリ
ング冷凍機から成ることを特徴とするものである。
【0014】このような構成によれば、冷却装置がスタ
ーリング冷凍機から成ることにより、入手し易い小容量
で安価な電源により駆動することができ、かつ被冷却物
を冷凍庫なみの低温で冷却することができる。
【0015】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記箱体が、冷却室が形成された箱体本体と、この
箱体本体に着脱自在に取り付けられ、前記冷却室を開閉
する蓋体とから成り、この蓋体に前記冷却装置が取り付
けられたことを特徴とするものである。
【0016】この場合、蓋体を取り外して丸洗いするこ
とができるので、清掃性が向上する。
【0017】また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記箱体が、底壁と、この底壁の周縁部から上方に
延びる側壁とを有し、前記冷却装置が前記底壁に取り付
けられたことを特徴とするものである。
【0018】この場合、側壁を薄くすることができるの
で、設置面積を小さくすることができる。
【0019】また、第4の発明は、第1または第2の発
明において、前記冷却装置が、その低温ヘッド部が高温
ヘッド部の下方に位置するように、前記箱体に取り付け
られたことを特徴とするものである。
【0020】この場合、高温ヘッド部により加熱された
空気が低温ヘッド部に触れることがないため、冷却効率
の低下を低減することができる。
【0021】また、第5の発明は、第1〜第4の発明に
おいて、前記冷却装置を複数個設けるとともに、前記各
冷却装置を、それぞれ独立して駆動することができるよ
うに成したことを特徴とするものである。
【0022】この場合、様々な設定温度及び様々な冷却
パターンに対応することができるとともに、温度ムラを
低減することができる。
【0023】また、第6の発明は、第1、第4、第5の
発明において、前記箱体が相対向する一対または二対の
側壁を有し、前記一対または二対の側壁にそれぞれ前記
冷却装置が取り付けられたことを特徴とするものであ
る。
【0024】この場合、温度ムラを低減することができ
る。
【0025】また、第7の発明は、第1〜第6の発明に
おいて、前記冷却装置が着脱自在であることを特徴とす
るものである。
【0026】この場合、被冷却物に必要とされる温度帯
に適した冷却装置を装着することで、効率の良い冷却が
可能となる。
【0027】また、第8の発明は、第1〜第7の発明に
おいて、前記冷却室内の被冷却物を瞬間冷凍する液体窒
素容器を設けたことを特徴とするものである。
【0028】この場合、瞬時に冷却、冷凍が必要な被冷
却物に対応することができる。
【0029】また、第9の発明は、第1〜第8の発明に
おいて、前記冷却室の容積が可変であることを特徴とす
るものである。
【0030】この場合、被冷却物に応じて冷却室の容積
を調節することで、効率の良い冷却が可能となる。
【0031】また、第10の発明は、第1〜第9の発明
において、前記冷却装置の低温ヘッド部に熱交換器を設
けるとともに、前記冷却室内の空気を循環させてこの熱
交換器と接触させる空気循環手段を設けたことを特徴と
するものである。
【0032】この場合、熱交換器にて冷却室内の空気を
冷却し、得られた低温空気を冷却室内にて循環させるこ
とにより、温度ムラを低減することができる。
【0033】また、第11の発明は、第10の発明にお
いて、前記熱交換器がヒートパイプを有するものである
ことを特徴とするものである。
【0034】この場合、スターリング冷凍機で発生する
低温を効率良く熱交換器に伝えることができるので、冷
却室内の空気を効率良く冷却することができる。
【0035】また、第12の発明は、第1〜第11の発
明において、前記スターリング冷凍機が、作動ガスを封
入したシリンダ内を往復移動するパワーピストン及びデ
ィスプレーサを有するフリーピストン型のものであるこ
とを特徴とするものである。
【0036】この場合、小型化及び軽量化を図ることが
できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に使
用されるスターリング冷凍機の断面図、図2は本発明の
第1の実施形態の縦断面図である。図2に示すように、
本発明の保冷庫は、基本的には、密閉可能な冷却室1a
を備え、断熱性を有する箱体1と、冷却室1a内部を冷
却する冷却装置2とを備えた構成となっており、冷却装
置2は、スターリング冷凍機により構成されている。
【0038】スターリング冷凍機は、作動媒体として、
ヘリウムガス、水素ガス、窒素ガス等の地球環境に悪影
響を与えないガスを採用し、逆スターリングサイクルに
よって低温を得るようにしたものである。このスターリ
ング冷凍機は、極低温を発生させる小型冷凍機の一種と
して知られている。
【0039】この種の冷凍機は、基本的には、冷媒ガス
を圧縮する圧縮機と、この圧縮機から吐出された冷媒ガ
スを膨張させる膨張機とを組み合わせて成るものであ
り、圧縮機としては、冷媒ガスを、ガス圧が、例えばサ
インカーブ等の特性を持って所定周期で経時変化するよ
うに圧縮するものが使用される。
【0040】図1に示す冷凍機は、有底筒状に形成され
たケース本体51と、このケース本体51の上面から上
方に向けて突出した筒状の放熱部52とから成るケース
53を有しており、放熱部52の上端には、垂直に延び
るシリンダ54が連通接続されており、シリンダ54の
上端は閉塞されている。なお、ケース本体51と放熱部
52は開口部55を介して連通している。
【0041】圧縮機は、ケース本体51内において上下
方向に往復動自在に案内されたピストン56と、このピ
ストン56を往復動自在に弾性支持するスプリング57
と、ピストン56を駆動するリニアモータ58とから成
っている。リニアモータ58により駆動されたピストン
56はスプリング57により正弦運動を行い、ピストン
56の先端部と開口部55の間に形成された圧縮空間5
9内の作動ガスの圧力が正弦状に変化する。
【0042】一方、膨張機は、シリンダ54内に往復動
自在に嵌装され、シリンダ54内を、先端側の膨張室6
0及び基端側の作動室61に区画するパワーピストン及
びフリーディスプレーサ62と、このパワーピストン及
びフリーディスプレーサ62を往復動自在に弾性支持す
るスプリング63とから成っている。
【0043】作動室61は圧縮機に接続されており、圧
縮機から膨張室60に送り込まれた冷媒ガスの圧力によ
りパワーピストン及びフリーディスプレーサ62が圧縮
機側に移動して冷媒ガスが膨張することにより、シリン
ダ54先端の低温ヘッド部に極低温が発生するようにな
っている。なお、この方式のスターリング冷凍機は、一
般に、フリーピストン型スターリング冷凍機と呼ばれて
いる。
【0044】このように、本発明の保冷庫は、冷却装置
2がスターリング冷凍機から成ることにより、入手し易
い小容量で安価な電源により駆動することができ、かつ
被冷却物を冷凍庫なみの低温で冷却することができる。
【0045】第1の実施形態の保冷庫は、箱体1が、冷
却室1aが形成された有底筒状の箱体本体3と、この箱
体本体3の上面にヒンジ機構(不図示)を介して回動自
在に取り付けられ、冷却室1aを開閉する蓋体4とから
成る直方体状のもので、冷却装置2は蓋体4内部に形成
された空間5内に取り付けられている。冷却装置2の低
温ヘッド部2aで発生した低温は、熱交換器6を介して
箱体本体3内部の冷却室1aに伝わり、冷却室1aを冷
却する。なお、蓋体4は、ヒンジ機構(不図示)を介し
て箱体本体3に着脱自在としてもよく、この場合、蓋体
4を箱体本体3から取り外して箱体本体3を丸洗いする
ことができるので便利である。
【0046】次に、図3に基づいて本発明の第2の実施
形態を説明する。なお、以下の各実施形態において、第
1の実施形態と対応する部分には同一の符号を付してあ
り、重複する説明は省略してある。この実施形態では、
冷却装置2が箱体本体3の底壁に形成された空間8内に
取り付けられており、冷却装置2の低温ヘッド部2aで
発生した低温は、熱交換器6を介して箱体本体3内部の
冷却室1aに伝わり、放熱部である高温ヘッド部2bで
発生した熱は冷却ファン9を介して箱体本体3の外部に
導かれる。この実施形態では、冷却装置2が箱体3の底
壁に設けられているため、箱体3の側壁を薄くすること
ができ、これによって設置面積を小さくすることができ
る。
【0047】次に、図4に基づいて本発明の第3の実施
形態を説明する。この実施形態では、冷却装置2が、箱
体本体3の側壁に形成された空間10内に、低温ヘッド
部2aが高温ヘッド部2bの下方に位置するように取り
付けられており、低温ヘッド部2aで発生した低温は熱
交換器6を介して箱体本体3内部の冷却室1aに伝わ
り、高温ヘッド部2bで発生した高温は熱交換器11を
介して箱体本体3の外部に伝わる。高温ヘッド部2bで
加熱された空気は上昇するため、本実施形態では、この
加熱空気が低温ヘッド部2aに触れることがなく、冷却
効率の低下を低減することができる。
【0048】次に、図5に基づいて本発明の第4の実施
形態を説明する。この実施形態では、蓋体4に形成され
た二つの空間12、13内にそれぞれ冷却装置2が取り
付けられており、各冷却装置2を、独立して駆動するこ
とができるようになっている。本実施形態では、二台の
冷却装置2の運転パターンの組み合わせを様々に変える
ことにより、箱体本体3内部の冷却室1aをあらゆる被
冷却物に適した温度帯にすることができる。
【0049】なお、本実施形態では冷却装置を二台設け
た場合について説明したが、冷却装置は三台以上でもよ
く、その場合には、さらにきめの細かい温度調整が可能
となる。また、複数個の冷却装置の冷却能力が互いに異
なっていると、複数個の冷却装置の冷却能力が同じであ
る場合に比べて運転パターンが多くなり、よりきめの細
かい運転が可能となる。
【0050】次に、図6に基づいて本発明の第5の実施
形態を説明する。この実施形態では、箱体本体3におけ
る相対向する一対の側壁にそれぞれ形成された空間1
4、15内にそれぞれ冷却装置2が取り付けられてい
る。このように、箱体本体3内部の冷却室1aを、二側
面から冷却することで、冷却室1a内の温度ムラを低減
することができる。
【0051】次に、図7に基づいて本発明の第6の実施
形態を説明する。この実施形態では、箱体本体3の一つ
の側壁に冷却装置2が取り付けられており、箱体本体3
における冷却装置2と対向する側壁に形成された空間1
6内に液体窒素容器17が着脱自在に取り付けられてい
る。液体窒素容器17内に収容された液体窒素により生
成される冷気は、冷気排出量調節器18を介して冷却室
1a内に噴出させることができるようになっており、被
冷却物を急速に冷却する必要が有る場合には、液体窒素
により生成された極低温の冷気を被冷却物に吹き付け
る。
【0052】次に、図8に基づいて本発明の第7の実施
形態を説明する。この実施形態では、箱体本体3が、有
底筒状の底部3aと、その上端に積み重ね状に取り付け
られる二個の環状の枠体3b、3cとから成っている。
枠体3b、3cは着脱自在となっており、これらを適宜
着脱することで、冷却室1aの容積を変化させることが
できる。なお、19は、蓋体4を支持する枠体で、蓋体
4がヒンジ機構(不図示)を介して回動自在に取り付け
られている。この実施形態では、被冷却物の大きさに合
わせて冷却室1aの容積を変更することにより、効率の
良い冷却が可能となる。
【0053】次に、図9に基づいて本発明の第8の実施
形態を説明する。この実施形態では、箱体本体3の側壁
に形成された空間20内に冷却装置2が取り付けられて
おり、冷却装置2で発生した低温は、熱交換器6を介し
て、箱体本体3の側壁に形成されたダクト21内の空気
に伝わり、この空気は、ダクト21内に設けられた冷却
ファン(空気循環手段)22によりダクト21の一端か
ら冷却室1a内に排出されるようになっている。冷却室
1a内に排出された冷気により冷却室1a内の空気がダ
クト21の他端からダクト21内に入り込み、熱交換器
6で冷却される。即ち、冷却ファン22により冷却室1
a内の空気が循環するようになっている。このようにす
ることで、冷却室1a内の温度ムラが低減する。
【0054】また、この実施形態では、熱交換器6がヒ
ートパイプ(不図示)を有しており、冷却装置2の低温
ヘッド部2bの低温が効率良く熱交換器6全体に伝わる
ので、空気への熱交換を効率良く行うことができる。
【0055】なお、上述した各実施形態において、冷却
装置2を箱体1に着脱自在としてもよい。このようにす
ると、被冷却物に必要とされる温度帯に適した冷却装置
を装着することで、効率の良い冷却が可能となる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、冷
却装置がスターリング冷凍機から成ることにより、入手
し易い小容量で安価な電源により駆動することができ、
かつ被冷却物を冷凍庫なみの低温で冷却することができ
る。
【0057】また、第2の発明によれば、着脱自在の蓋
体に冷却装置が取り付けられたことにより、蓋体を取り
外して丸洗いすることができるので、清掃性が向上す
る。
【0058】また、第3の発明によれば、冷却装置が箱
体の底壁に取り付けられたことにより、箱体の側壁を薄
くすることができるので、設置面積を小さくすることが
できる。
【0059】また、第4の発明によれば、冷却装置が、
その低温ヘッド部が高温ヘッド部の下方に位置するよう
に、箱体に取り付けられたことにより、高温ヘッド部に
より加熱された空気が低温ヘッド部に触れることがない
ため、冷却効率の低下を低減することができる。
【0060】また、第5の発明によれば、冷却装置を複
数個設けるとともに、各冷却装置を、それぞれ独立して
駆動可能であることにより、様々な設定温度及び様々な
冷却パターンに対応することができるとともに、温度ム
ラを低減することができる。
【0061】また、第6の発明によれば、箱体が相対向
する一対または二対の側壁を有し、この一対または二対
の側壁にそれぞれ冷却装置が取り付けられたことによ
り、温度ムラを低減することができる。
【0062】また、第7の発明によれば、冷却装置が着
脱自在であることにより、被冷却物に必要とされる温度
帯に適した冷却装置を装着することで、効率の良い冷却
が可能となる。
【0063】また、第8の発明によれば、冷却室内の被
冷却物を瞬間冷凍する液体窒素容器を設けたことによ
り、瞬時に冷却、冷凍が必要な被冷却物に対応すること
が可能となる。
【0064】また、第9の発明によれば、冷却室の容積
が可変であることにより、被冷却物に応じて冷却室の容
積を調節することで、効率の良い冷却が可能となる。
【0065】また、第10の発明によれば、冷却装置の
低温ヘッド部に熱交換器を設けるとともに、冷却室内の
空気を循環させてこの熱交換器に接触させる空気循環手
段を設けたことにより、冷却室内の温度ムラを低減する
ことができる。
【0066】また、第11の発明によれば、熱交換器が
ヒートパイプを有するものであることにより、スターリ
ング冷凍機で発生する低温を効率良く熱交換器に伝える
ことができるので、冷却室内の空気を効率良く冷却する
ことができる。
【0067】また、第12の発明によれば、スターリン
グ冷凍機が、作動ガスを封入したシリンダ内を往復移動
するパワーピストン及びディスプレーサを有するフリー
ピストン型のものであることにより、小型化及び軽量化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に使用されるスターリング冷凍機の
縦断面図。
【図2】 本発明の第1の実施形態の縦断面図。
【図3】 本発明の第2の実施形態の縦断面図。
【図4】 本発明の第3の実施形態の縦断面図。
【図5】 本発明の第4の実施形態の縦断面図。
【図6】 本発明の第5の実施形態の縦断面図。
【図7】 本発明の第6の実施形態の縦断面図。
【図8】 本発明の第7の実施形態の縦断面図。
【図9】 本発明の第8の実施形態の縦断面図。
【図10】 従来の保冷庫の縦断面図。
【符号の説明】
1 箱体 1a 冷却室 2 冷却装置 3 箱体本体 4 蓋体 6 熱交換器 17 液体窒素容器 22 冷却ファン(空気循環手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉可能な冷却室を備え、断熱性を有す
    る箱体と、前記冷却室内部を冷却する冷却装置とを備え
    た保冷庫において、前記冷却装置が、スターリング冷凍
    機から成ることを特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 前記箱体が、冷却室が形成された箱体本
    体と、この箱体本体に着脱自在に取り付けられ、前記冷
    却室を開閉する蓋体とから成り、この蓋体に前記冷却装
    置が取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の
    保冷庫。
  3. 【請求項3】 前記箱体が、底壁と、この底壁の周縁部
    から上方に延びる側壁とを有し、前記冷却装置が前記底
    壁に取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の
    保冷庫。
  4. 【請求項4】 前記冷却装置が、その低温ヘッド部が高
    温ヘッド部の下方に位置するように、前記箱体に取り付
    けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の保
    冷庫。
  5. 【請求項5】 前記冷却装置を複数個設けるとともに、
    前記各冷却装置を、それぞれ独立して駆動することがで
    きるように成したことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか一項に記載の保冷庫。
  6. 【請求項6】 前記箱体が相対向する一対または二対の
    側壁を有し、前記一対または二対の側壁にそれぞれ前記
    冷却装置が取り付けられたことを特徴とする請求項1、
    4、5のいずれか一項に記載の保冷庫。
  7. 【請求項7】 前記冷却装置が着脱自在であることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の保冷庫。
  8. 【請求項8】 前記冷却室内の被冷却物を瞬間冷凍する
    液体窒素容器を設けたことを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか一項に記載の保冷庫。
  9. 【請求項9】 前記冷却室の容積が可変であることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の保冷庫。
  10. 【請求項10】 前記冷却装置の低温ヘッド部に熱交換
    器を設けるとともに、前記冷却室内の空気を循環させて
    この熱交換器と接触させる空気循環手段を設けたことを
    特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の保冷
    庫。
  11. 【請求項11】 前記熱交換器がヒートパイプを有する
    ものであることを特徴とする請求項10に記載の保冷庫
  12. 【請求項12】 前記スターリング冷凍機が、作動ガス
    を封入したシリンダ内を往復移動するパワーピストン及
    びディスプレーサを有するフリーピストン型のものであ
    ることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記
    載の保冷庫。
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