JP2002235963A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2002235963A
JP2002235963A JP2001032574A JP2001032574A JP2002235963A JP 2002235963 A JP2002235963 A JP 2002235963A JP 2001032574 A JP2001032574 A JP 2001032574A JP 2001032574 A JP2001032574 A JP 2001032574A JP 2002235963 A JP2002235963 A JP 2002235963A
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cooler
stirling refrigerator
cooling
defrosting
machine room
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Application number
JP2001032574A
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Hitoshi Sakamoto
仁 坂元
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜が可能なスターリング冷凍機を備えた冷
却装置を提供することである。また、本発明の他の課題
は、除霜時のドレン水処理が可能なスターリング冷凍機
を備えた冷却装置を提供することである。 【解決手段】 冷却装置は、フリーピストン型のスター
リング冷凍機13と、スターリング冷凍機13に接続さ
れた冷却器14を含む低温側機械室15と、スターリン
グ冷凍機13に接続された放熱器16を含む高温側機械
室17と、被冷却物を冷却する冷却室18とを備え、冷
却器14の除霜手段として、冷却器14付近に設けた発
熱体112により除霜する手段と、スターリング冷凍機
13のピストンとディスプレーサとが往復動する周期の
位相差をほぼゼロになるように制御して冷却器14を加
温することにより除霜する手段とを有した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーピストン型
のスターリング冷凍機で発生した冷熱により冷却室を冷
却する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子保冷庫の冷却装置には種
々のものが存在するが、特開平6−307752号公報
に開示されているように、ペルチェ素子の性質を利用し
て保冷庫内を冷却するタイプのものが一般的である。こ
の電子保冷庫は、図10に示すように、外観が略直方体
形状で、内部に飲食物等を保冷する空間101が形成さ
れ、冷却源としてペルチェ素子103を用いるものであ
った。
【0003】すなわち、この電子保冷庫は、本体ケース
104と、内ケース105とアルミニウム等の金属でで
きた冷却壁106とから形成される内容器107と、本
体ケース104と内容器107との間に充填された断熱
材108と、ペルチェ素子103とスペーサ109と放
熱フィン1010とからなり内容器107にねじ等で固
定された冷却ユニット1011と、冷却ファン1012
と、冷却ユニット1011と冷却ファン1012とを覆
うサイドカバー1013と、内部に断熱材1014が充
填された蓋体102とを備えて構成されるものであっ
た。
【0004】しかし、ペルチェ素子103を用いた電子
保冷庫では、最低の保冷温度が0℃付近であり、冷凍庫
並の性能(庫内温度−18℃)まで下げることができな
かった。
【0005】そこで、極低温レベルまで冷熱を発生させ
ることができる小型冷凍機としてスターリング冷凍機が
知られている。スターリング冷凍機は、作動媒体として
ヘリウムガス、水素ガス、窒素ガス等の地球環境に悪影
響を与えないガスを採用し、逆スターリングサイクルに
よって低温を得るようにしたものである。
【0006】ここで、フリーピストン型スターリング冷
凍機の構成について説明する。図11は、従来のフリー
ピストン型のスターリング冷凍機1100の側断面図で
ある。共振用バネ1101で支持されたピストン110
2は、リニアモータ1103により駆動されシリンダ1
110内を往復動する。ピストン1102の動きにより
圧縮空間1104内の作動ガスは圧縮され、高温ヘッド
部1105で圧縮熱を放出し、再生器1106で予冷さ
れ膨張空間1107に入る。
【0007】そうすると、膨張空間1107内の作動ガ
スの圧力は、圧縮空間1104内の作動ガスの圧力とあ
る位相差をもって正弦波的に変化する。すなわち、ディ
スプレーサ1108はピストン1102に対してある位
相差を保ってシリンダ1110内を往復動することにな
る。膨張空間1107に流入した作動ガスは、膨張する
際に低温ヘッド部1109を介して外部から熱を奪い、
再生器1106内を通過して高温となり圧縮空間110
4に戻る。このとき、作動ガスは再生器1106の熱を
回収して予熱される。
【0008】以上のような一連のサイクルが繰り返され
ることにより、低温ヘッド部1109で極低温の冷熱を
得ることができる。このスターリング冷凍機1100を
保冷庫の冷熱源として使用することで、製氷や飲食物の
冷凍保存が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ペル
チェ素子103を用いた場合、最低の保冷温度は0℃付
近であったが、スターリング冷凍機1100を用いた場
合、0℃以下の低温を発生させることができ、ペルチェ
素子103を用いた場合の保冷温度域を含めた、より広
い温度域での使用が可能である。
【0010】そのなかで、スターリング冷凍機1100
を保冷庫の冷熱源として0℃以下の低温で使用する場
合、スターリング冷凍機1100の除霜が必要になる。
例えば低温ヘッド部1109に熱交換器を接続し、庫内
ファンで冷却する保冷庫の場合、着霜したまま冷凍機を
動作させ続けると、冷却性能が低下するだけでなく堆積
した霜により送風できなくなる恐れもある。また、冷凍
機の除霜は素早く行わなければ保冷庫内の温度を上昇さ
せることに繋がる。さらに、除霜時にはドレン水が発生
するため、その処理手段も必要となる。
【0011】本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、除
霜が可能なスターリング冷凍機を備えた冷却装置を提供
することである。また、本発明の他の目的は、除霜時の
ドレン水の排除が可能なスターリング冷凍機を備えた冷
却装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る冷却装置は、作動ガスを封入した
シリンダ内でピストンおよびディスプレーサが往復動す
ることにより冷熱を発生させるフリーピストン型のスタ
ーリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機に接続され
た冷却器を含む低温側機械室と、前記スターリング冷凍
機に接続された放熱器を含む高温側機械室と、被冷却物
を冷却する冷却室とを備え、前記スターリング冷凍機で
発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却装置であ
って、前記冷却器の除霜手段として、前記冷却器付近に
設けた発熱体により除霜する手段と、前記ピストンとデ
ィスプレーサとが往復動する周期の位相差をほぼゼロに
なるように制御して前記冷却器を加温することにより除
霜する手段とを有することを特徴とするものである。
【0013】第2の発明に係る冷却装置は、作動ガスを
封入したシリンダ内でピストンおよびディスプレーサが
往復動することにより冷熱を発生させるフリーピストン
型のスターリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機に
接続された冷却器を含む低温側機械室と、前記スターリ
ング冷凍機に接続された放熱器を含む高温側機械室と、
被冷却物を冷却する冷却室とを備え、前記スターリング
冷凍機で発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却
装置であって、前記冷却器の除霜手段として、一時的に
前記低温側機械室と前記高温側機械室とを連通すること
により、前記高温側機械室の高温空気を前記低温側機械
室に導入して除霜する手段と、前記ピストンとディスプ
レーサとが往復動する周期の位相差をほぼゼロになるよ
うに制御して前記冷却器を加温することにより除霜する
手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】第3の発明に係る冷却装置は、作動ガスを
封入したシリンダ内でピストンおよびディスプレーサが
往復動することにより冷熱を発生させるフリーピストン
型のスターリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機に
接続された冷却器を含む低温側機械室と、前記スターリ
ング冷凍機に接続された放熱器を含む高温側機械室と、
被冷却物を冷却する冷却室とを備え、前記スターリング
冷凍機で発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却
装置であって、前記スターリング冷凍機と前記冷却器と
を液体の熱媒体が循環する第1の循環経路で接続し、前
記スターリング冷凍機と前記放熱器とを液体の熱媒体が
循環する第2の循環経路で接続し、前記冷却器の除霜手
段として、第2の循環経路を流れる熱媒体を第1の循環
経路に導くことにより除霜する手段と、前記ピストンと
ディスプレーサとが往復動する周期の位相差をほぼゼロ
になるように制御して前記冷却器を加温することにより
除霜する手段とを有することを特徴とするものである。
【0015】第4の発明に係る冷却装置は、作動ガスを
封入したシリンダ内でピストンおよびディスプレーサが
往復動することにより冷熱を発生させるフリーピストン
型のスターリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機に
接続された冷却器を含む低温側機械室と、前記スターリ
ング冷凍機に接続された放熱器を含む高温側機械室と、
被冷却物を冷却する冷却室とを備え、前記スターリング
冷凍機で発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却
装置であって、前記スターリング冷凍機と前記冷却器と
を液体の熱媒体が循環する第1の循環経路で接続し、前
記スターリング冷凍機と前記放熱器とを液体の熱媒体が
循環する第2の循環経路で接続し、前記冷却器の除霜手
段として、第2の循環経路を流れる熱媒体を第1の循環
経路に導くことにより除霜する手段と、前記冷却器付近
に設けた発熱体により除霜する手段とを有することを特
徴とするものである。
【0016】第5の発明に係る冷却装置は、作動ガスを
封入したシリンダ内でピストンおよびディスプレーサが
往復動することにより冷熱を発生させるフリーピストン
型のスターリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機に
接続された冷却器を含む低温側機械室と、前記スターリ
ング冷凍機に接続された放熱器を含む高温側機械室と、
被冷却物を冷却する冷却室とを備え、前記スターリング
冷凍機で発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却
装置であって、前記冷却器の除霜手段として、一時的に
前記低温側機械室と前記高温側機械室とを連通すること
により、前記高温側機械室の高温空気を前記低温側機械
室に導入して除霜する手段と、前記冷却器付近に設けた
発熱体により除霜する手段とを有したことを特徴とする
ものである。
【0017】第6の発明に係る冷却装置は、第2の発明
において、前記冷却器の除霜手段として、前記冷却器付
近に設けた発熱体により除霜する手段を有することを特
徴とするものである。
【0018】第7の発明に係る冷却装置は、第3の発明
において、前記冷却器の除霜手段として、前記冷却器付
近に設けた発熱体により除霜する手段を有することを特
徴とするものである。
【0019】第8の発明に係る冷却装置は、スターリン
グ冷凍機と、前記スターリング冷凍機に接続された冷却
器を含む低温側機械室と、前記スターリング冷凍機に接
続された放熱器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却
する冷却室とを備え、前記スターリング冷凍機で発生し
た冷熱により前記冷却室を冷却する冷却装置であって、
前記冷却器の下方に、除霜時に生じたドレン水を受ける
着脱可能なドレン水貯溜手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0020】第9の発明に係る冷却装置は、スターリン
グ冷凍機と、前記スターリング冷凍機に接続された冷却
器を含む低温側機械室と、前記スターリング冷凍機に接
続された放熱器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却
する冷却室と、前記冷却器の下方に設けた除霜時に生じ
たドレン水を受ける第1のドレン水貯溜手段と、前記放
熱器付近に設けた第2のドレン水貯溜手段と、前記ドレ
ン水を第1のドレン水貯溜手段から第2のドレン水貯溜
手段へ移送する配管とを備え、前記スターリング冷凍機
で発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却装置で
あって、第2のドレン水貯溜手段に集められた前記ドレ
ン水が、前記放熱器の温熱により蒸発することを特徴と
するものである。
【0021】第10の発明に係る冷却装置は、第9の発
明において、前記第2のドレン水貯溜手段を良伝熱体と
したことを特徴とするものである。
【0022】第11の発明に係る冷却装置は、スターリ
ング冷凍機と、前記スターリング冷凍機に接続された冷
却器を含む低温側機械室と、前記スターリング冷凍機に
接続された放熱器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷
却する冷却室と、前記冷却器の下方に設けた除霜時に生
じたドレン水を受ける第1のドレン水貯溜手段と、前記
放熱器付近に設けた噴霧手段と、前記ドレン水を第1の
ドレン水貯溜手段から前記噴霧手段へ移送する配管とを
備え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により前
記冷却室を冷却する冷却装置であって、前記ドレン水
が、前記噴霧手段から前記放熱器に向けて噴霧され、前
記放熱器の温熱により蒸発することを特徴とするもので
ある。
【0023】第12の発明に係る冷却装置は、第9また
は第11の発明において、前記第1のドレン水貯溜手段
を着脱可能としたことを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の冷却装置を保冷庫
に適用した場合の実施形態について、図面を参照しなが
ら説明するが、同一部分には同一の符号を付してその重
複する詳細な説明を省略する。なお、スターリング冷凍
機の構成は、従来と同様の構成とすることができる。な
お、本明細書中で「冷熱」とは、吸熱の際に生じる対象
物の温度を下げる熱のことを指し、「温熱」とは、放熱
の際に生じる対象物の温度を上げる熱のことを指す。
【0025】〈第1の実施形態〉図1は、第1の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。保冷庫10の外観
は、本体11と蓋体12とで略直方体に構成されてい
る。保冷庫10の内部は、スターリング冷凍機13が備
えられ、スターリング冷凍機13の低温ヘッド部13a
に接続された冷却器14を含む低温側機械室15と、ス
ターリング冷凍機13の高温ヘッド部13bに接続され
た放熱器16を含む高温側機械室17と、被冷却物を冷
却する冷却室18とに仕切られている。ここで、低温側
機械室15と冷却室18との間は仕切19により通風可
能に仕切られている。
【0026】スターリング冷凍機13を運転すると、低
温ヘッド部13aに冷熱が発生し、冷却器14に伝えら
れた冷熱は、冷却器14付近に設けられた冷却ファン1
10により冷却室18へ送風される。一方、高温ヘッド
部13bに発生した温熱は、放熱器16に伝えられ、放
熱器16付近に設けられた放熱ファン111により本体
11の排気口から保冷庫10外へ排気される。
【0027】このスターリング冷凍機13を長時間運転
すると冷却器14に着霜し、冷却性能が低下し、更に時
間が経過すると堆積した霜により送風できなくなってし
まう。そこで、保冷庫10には、冷却器14の着霜状態
を検知するセンサ(不図示)を設け、その検出結果から
着霜状態と判断された場合、除霜モードに移行するよう
に制御している。なお、着霜状態を検知するセンサとし
ては特に限定はなく、例えば、冷却器14の表面温度を
検出するセンサや、冷却器14の着霜の厚みを検出する
センサ等を用いることができる。また、除霜モードへの
移行の判断は、タイマー手段を用いて所定の間隔で定期
的に行ってもよい。
【0028】除霜モードでは、除霜手段として、冷却器
14付近に設けられた発熱体112の発熱により除霜す
る第1の除霜手段と、スターリング冷凍機13のピスト
ン(不図示)とディスプレーサ(不図示)とが往復動す
る周期の位相差をほぼゼロになるように制御して冷却器
14を加温することにより除霜する第2の除霜手段とを
有している。ただし、除霜モード時は冷却ファン110
は停止している。ここで、第1の除霜手段の発熱体11
2には、例えば、温度上昇の速いシーズヒータ等を用い
ることができる。
【0029】次に、第2の除霜手段の原理について説明
する。図11に示したように、ディスプレーサ1108
はピストン1102に対してある位相差をもって摺動す
る。その位相差は、運転条件が同一であればディスプレ
ーサ1108の質量、共振バネ1101のバネ定数、お
よび動作周波数により決まる。ディスプレーサ1108
の質量や共振バネ1101のバネ定数は設計時に決まる
が、動作周波数については可変である。
【0030】その動作周波数を変化させるために、スタ
ーリング冷凍機1100の電源周波数を強制的に共振周
波数から変化させた場合、位相差の変化とともにスター
リング冷凍機1100の冷凍能力が低下する。ここで、
ピストン1102とディスプレーサ1108の位相差を
制御する方法としては、例えば、ピストン1102とデ
ィスプレーサ1108の位相差を検出する位置センサ
(不図示)を設け、インバータ電源の周波数を徐々に変
化させて、位置センサが位相差をゼロ若しくはほぼゼロ
と検出したときにインバータ電源の周波数を固定する方
法がある。また他の方法としては、スターリング冷凍機
1102の設計時に、予め位相差がゼロ若しくはほぼゼ
ロとなる電源周波数を測定しておき、除霜時にはその周
波数にする方法がある。
【0031】このような方法で位相差をゼロ若しくはほ
ぼゼロにすると、ピストン1102とディスプレーサ1
108は一定の距離を保って同方向に運動するため、圧
縮空間1104の容積は変化せずディスプレーサ110
8の運動によって膨張空間1107内の作動ガスが圧縮
・膨張される。したがって、通常の冷凍サイクルではな
く低温ヘッド部1109は、加熱されることになる。そ
の結果、図1の冷却器14の温度は上昇し、霜が溶融す
る。そして、除霜終了時には電源周波数を再び元の周波
数に戻し、冷却を再開する。
【0032】図2に、図11のスターリング冷凍機13
の電源周波数を変化させたときの冷凍機出力および位相
差を測定した結果を示す。電源周波数を強制的に共振周
波数から変化させた場合、位相差が変化するとともに冷
凍機出力が低下していることがわかる。
【0033】〈第2の実施形態〉図3は、第2の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。前述した第1の実施
形態に係る図1の構成と同様の部分については説明を省
略する。ここで、低温側機械室15と冷却室18との間
は、仕切19と第1の開閉弁31a、31bにより通風
の制御が可能に仕切られている。また、低温側機械室1
5と高温側機械室17との間は、第2の開閉弁32によ
り通風の制御が可能に仕切られている。
【0034】冷却室18を冷却する通常運転の場合、第
1の開閉弁31a、31bが開いて冷却室18と低温側
機械室15とを連通し、第2の開閉弁32が低温側機械
室15と高温側機械室17との間を遮断するとともに放
熱ファン111付近の本体11に設けられた排気口を開
口する。それにより、冷却器14で発生する冷熱が冷却
ファン110により冷却室18へ送風される。また、放
熱器16に発生する温熱が放熱ファン111により排気
口から保冷庫10外へ排気される。
【0035】この保冷庫10の除霜モードへの移行の判
断は、第1の実施形態と同様の手段により行われる。図
2は、除霜モード時の状態を示しており、除霜手段とし
て、第1の開閉弁31a、31bを閉じるとともに、第
2の開閉弁32を開けて排気口を閉じることにより、低
温側機械室15と高温側機械室17とが繋がった密閉空
間を形成し、高温側機械室17の高温空気を放熱ファン
111により低温側機械室15に導入して除霜する第3
の除霜手段と、第1の実施形態に用いた第2の除霜手段
とを有している。ただし、除霜モード時は冷却ファン1
10は停止している。これにより、冷却器14は加熱さ
れ、その結果、霜が溶融する。そして、再び通常運転に
戻る場合、第1の開閉弁31a、31bが開くととも
に、第2の開閉弁32が低温側機械室15と高温側機械
室17との間を遮断する。
【0036】〈第3の実施形態〉図4は、第3の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。前述した第1の実施
形態に係る図1の構成と同様の部分については説明を省
略する。ここで、スターリング冷凍機13の低温ヘッド
部13aを覆い液体の熱媒体が循環可能なジャケット4
1aと、循環経路を切り替える切替弁46と、循環用の
ポンプPと、冷却器14とが順に回路を形成するように
配管42で接続され、第1の循環経路44を構成してい
る。また、スターリング冷凍機13の高温ヘッド43b
を覆い液体の熱媒体が循環可能なジャケット41bと、
切替弁46と、放熱器16と、循環用のポンプP’と
が、順に回路を形成するように配管43で接続され、第
2の循環経路45を構成している。
【0037】冷却室18を冷却する通常運転の場合、熱
媒体は第1の循環経路44内と第2の循環経路45内と
をそれぞれ個別に循環している。すなわち、第1の循環
経路44内の熱媒体は、ジャケット41aで冷却され、
切替弁46、循環用のポンプPを経由し、冷却器14で
冷熱を放出して再びジャケット41aに戻る。また、第
2の循環経路45内の熱媒体は、ジャケット41bで温
熱を得て、切替弁46を経由し、放熱器16で温熱を放
出した後、循環用のポンプP’を経由して再びジャケッ
ト41bに戻る。ここで、冷却器14の冷熱は、冷却器
14付近に設けられた冷却ファン110により冷却室1
8へ送風される。また、放熱器16の温熱は、放熱器1
6付近に設けられた放熱ファン111により本体11の
排気口から保冷庫10外へ排気される。
【0038】この保冷庫10の除霜モードへの移行の判
断は、第1の実施形態と同様の手段により行われる。除
霜モードの場合、切替弁46を切り替えて第1の循環経
路44と第2の循環経路45とを直列に繋ぐことによっ
て、第2の循環経路45中の温熱を有した熱媒体を第1
の循環経路44に導いて除霜する第4の除霜手段を用い
ている。すなわち、ジャケット41bで加熱された熱媒
体は、切替弁46、ポンプPを経由して冷却器14に流
れ、冷却器14を加熱して除霜し、冷却器14からジャ
ケット41a、切替弁46、放熱器16、ポンプP’を
経由してジャケット41bに戻る。ただし、除霜モード
時は冷却ファン110は停止している。第3の実施形態
においては、この第4の除霜手段に加え、更に、第1の
実施形態に用いた第2の除霜手段を用いている。
【0039】〈第4の実施形態〉図5は、第4の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。冷却器14付近に発
熱体112が設けられている以外は、前述した第3の実
施形態に係る図4の構成と同様であるため説明を省略す
る。また、この保冷庫10の除霜モードへの移行の判断
は、第1の実施形態と同様の手段により行われる。除霜
手段として、第3の実施形態に用いた第4の除霜手段
と、第1の実施形態に用いた第1の除霜手段とを有して
いる。ただし、除霜モード時は冷却ファン110は停止
している。これにより、冷却器14は加熱され、その結
果、霜が溶融する。
【0040】〈第5の実施形態〉図6は、第5の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。冷却器14付近に発
熱体112が設けられている以外は、前述した第2の実
施形態に係る図3の構成と同様であるため説明を省略す
る。また、この保冷庫10の除霜モードへの移行の判断
は、第1の実施形態と同様の手段により行われる。除霜
手段として、第2の実施形態に用いた第3の除霜手段
と、第1の実施形態に用いた第1の除霜手段とを有して
いる。ただし、除霜モード時は冷却ファン110は停止
している。これにより、冷却器14は加熱され、その結
果、霜が溶融する。
【0041】〈第6の実施形態〉第6の実施形態は、図
6に示した第5の実施形態の構成を備え、さらに、第1
の実施形態に用いた第2の除霜手段を有した構成とす
る。
【0042】〈第7の実施形態〉第7の実施形態は、図
5に示した第4の実施形態の構成を備え、さらに、第1
の実施形態に用いた第2の除霜手段を有した構成とす
る。
【0043】上記、第1〜第7の実施形態によれば、除
霜手段を複数有することにより、それぞれ単独の手段を
用いる場合よりも素早く、保冷庫内の温度を上昇させる
ことなく除霜できる。なお、第1〜第3および第6〜第
7の実施形態においては、スターリング冷凍機13の通
常の冷却運転から除霜モードへの移行はスターリング冷
凍機13の運転を停止することなく、連続的に行うこと
もできる。一方、第4および第5の実施形態において
は、スターリング冷凍機13の通常の冷却運転から除霜
モードへの移行はスターリング冷凍機13の運転を停止
して行われる。
【0044】〈第8の実施形態〉図7は、第8の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。冷却器14の下方
に、除霜時に生じたドレン水を受けるドレン水貯溜手段
71が設けられ、発熱体が備えられていない以外は、前
述した第1の実施形態に係る図1の構成と同様であるた
め説明を省略する。なおドレン水貯溜手段71は、例え
ば、上面が開口したプラスチック等の箱体を用いること
で、冷却器14の除霜により生じたドレン水を受けるこ
とができ、また、この箱体を本体11の外側から着脱可
能とすることで、スターリング冷凍機13の運転時、停
止時に関わらず随時、ドレン水を排除することが可能と
なる。
【0045】〈第9の実施形態〉図8は、第9の実施形
態の保冷庫10の側断面図である。第9の実施形態は、
スターリング冷凍機13をピストン(不図示)及びディ
スプレーサ(不図示)の運動方向が上下方向となり、か
つ低温ヘッド部13aが下になるように設置し、冷却器
14の下方に設けた除霜時に生じたドレン水を受ける第
1のドレン水貯溜手段81と、放熱器16に設けた第2
のドレン水貯溜手段82と、ドレン水を第1のドレン水
貯溜手段81から第2のドレン水貯溜手段82へ移送す
る配管83とを備えている。
【0046】冷却器14の除霜により生じたドレン水
は、第1のドレン水貯溜手段81で受けられ、配管83
に設けられたポンプPによって、第2のドレン水貯溜手
段82へ移送される。ここで、第2のドレン水貯溜手段
82は、放熱器16から温熱が与えられ、ドレン水は蒸
発する。この構成では、スターリング冷凍機13の運転
により生じた温熱をドレン水の蒸発に利用しているた
め、エネルギーの効率よくドレン水を排除することがで
きるとともに、効率のよい放熱も可能としている。
【0047】なお、第2のドレン水貯溜手段82の設置
場所は、放熱器16の付近であれば特に限定はなく、例
えば、高温側機械室17の壁面に設置してもよい。
【0048】〈第10の実施形態〉第10の実施形態
は、第9の実施形態の第2のドレン水貯溜手段82を良
伝熱体としてなるものである。良伝熱体としては、例え
ば、金属を用いることができる。この構成により、第2
のドレン水貯溜手段82に与えられた温熱を効率よくド
レン水に伝えることができ、ドレン水をより蒸発させ易
くすることができる。
【0049】〈第11の実施形態〉図9は、第11の実
施形態の保冷庫10の側断面図である。第11の実施形
態は、冷却器14の下方に設けた除霜時に生じたドレン
水を受ける第1のドレン水貯溜手段81と、放熱器16
付近に設けた噴霧手段91と、ドレン水を第1のドレン
水貯溜手段81から噴霧手段91へ移送する配管83と
を備え、その他の構成は、前述した第9の実施形態に係
る図8の構成と同様であるため説明を省略する。なお噴
霧手段91は、ドレン水を霧状に噴射できれば特に限定
はなく、例えば、バルブ等を用いることができる。
【0050】冷却器14の除霜により生じたドレン水
は、第1のドレン水貯溜手段81で受けられ、配管83
に設けられたポンプPによって、噴霧手段91へ移送さ
れる。ここで、ドレン水は、噴霧手段91から放熱器1
6に向けて噴霧され、放熱器16の温熱により蒸発す
る。この構成では、スターリング冷凍機13の運転によ
り生じた温熱をドレン水の蒸発に利用しているため、エ
ネルギーの効率よくドレン水を排除することができると
ともに、効率のよい放熱も可能としている。
【0051】〈第12の実施形態〉第12の実施形態
は、第9または第11の実施形態の第1のドレン水貯溜
手段81を着脱可能としてなるものである。第1のドレ
ン水貯溜手段81を本体11の外側から着脱可能とする
ことで、スターリング冷凍機13の停止時でも、ドレン
水を排除することが可能となる。
【0052】なお、第8〜第12の実施形態の除霜手段
には特に限定はなく、例えば、第1〜第7の実施形態の
何れかのものを採用することができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、除霜手段を有すること
により、それぞれ単独の手段を用いる場合よりも素早
く、保冷庫内の温度を上昇させることなく除霜可能な冷
却装置を得ることができる。
【0054】また本発明によれば、ドレン水を受けるド
レン水貯溜手段を冷却装置の外側から着脱可能とするこ
とで、スターリング冷凍機の運転時、停止時に関わらず
随時、ドレン水を排除することが可能な冷却装置を得る
ことができる。
【0055】また本発明によれば、スターリング冷凍機
の運転により生じた温熱をドレン水の蒸発に利用するこ
とにより、エネルギーの効率よくドレン水を排除するこ
とができるとともに、効率のよい放熱も可能な冷却装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図2】 本発明に用いたスターリング冷凍機の電
源周波数を変化させたときの冷凍機出力および位相差を
示した図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図4】 本発明の第3の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図5】 本発明の第4の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図6】 本発明の第5の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図7】 本発明の第8の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図8】 本発明の第9の実施形態の保冷庫の側断
面図である。
【図9】 本発明の第11の実施形態の保冷庫の側
断面図である。
【図10】 従来の電子保冷庫の側断面図である。
【図11】 従来のフリーピストン型のスターリング
冷凍機の側断面図である。
【符号の説明】
13 スターリング冷凍機 14 冷却器 15 低温側機械室 16 放熱器 17 高温側機械室 18 冷却室 44 第1の循環経路 45 第2の循環経路 71 ドレン水貯溜手段 81 第1のドレン水貯溜手段 82 第2のドレン水貯溜手段 83 配管 91 噴霧手段 112 発熱体 1102 ピストン 1108 ディスプレーサ 1110 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25D 21/10 F25D 21/10 A 21/12 21/12 21/14 21/14 A V Fターム(参考) 3L045 AA01 AA03 AA06 DA02 LA14 MA04 MA12 NA01 NA06 NA17 NA22 PA01 PA04 3L046 AA01 AA06 BA01 CA02 CA06 CA13 FB01 GA01 JA03 JA06 JA12 LA01 LA02 LA07 LA11 LA15 MA01 MA04 3L048 AA01 AA07 AA09 CA02 CB04 CC03 CD02 CE01 DA03 DB02 DB08 DC03 DC07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動ガスを封入したシリンダ内でピスト
    ンおよびディスプレーサが往復動することにより冷熱を
    発生させるフリーピストン型のスターリング冷凍機と、
    前記スターリング冷凍機に接続された冷却器を含む低温
    側機械室と、前記スターリング冷凍機に接続された放熱
    器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と
    を備え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により
    前記冷却室を冷却する冷却装置であって、 前記冷却器の除霜手段として、前記冷却器付近に設けた
    発熱体により除霜する手段と、前記ピストンとディスプ
    レーサとが往復動する周期の位相差をほぼゼロになるよ
    うに制御して前記冷却器を加温することにより除霜する
    手段とを有することを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 作動ガスを封入したシリンダ内でピスト
    ンおよびディスプレーサが往復動することにより冷熱を
    発生させるフリーピストン型のスターリング冷凍機と、
    前記スターリング冷凍機に接続された冷却器を含む低温
    側機械室と、前記スターリング冷凍機に接続された放熱
    器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と
    を備え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により
    前記冷却室を冷却する冷却装置であって、 前記冷却器の除霜手段として、一時的に前記低温側機械
    室と前記高温側機械室とを連通することにより、前記高
    温側機械室の高温空気を前記低温側機械室に導入して除
    霜する手段と、前記ピストンとディスプレーサとが往復
    動する周期の位相差をほぼゼロになるように制御して前
    記冷却器を加温することにより除霜する手段とを有する
    ことを特徴とする冷却装置。
  3. 【請求項3】 作動ガスを封入したシリンダ内でピスト
    ンおよびディスプレーサが往復動することにより冷熱を
    発生させるフリーピストン型のスターリング冷凍機と、
    前記スターリング冷凍機に接続された冷却器を含む低温
    側機械室と、前記スターリング冷凍機に接続された放熱
    器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と
    を備え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により
    前記冷却室を冷却する冷却装置であって、 前記スターリング冷凍機と前記冷却器とを液体の熱媒体
    が循環する第1の循環経路で接続し、前記スターリング
    冷凍機と前記放熱器とを液体の熱媒体が循環する第2の
    循環経路で接続し、 前記冷却器の除霜手段として、第2の循環経路を流れる
    熱媒体を第1の循環経路に導くことにより除霜する手段
    と、前記ピストンとディスプレーサとが往復動する周期
    の位相差をほぼゼロになるように制御して前記冷却器を
    加温することにより除霜する手段とを有することを特徴
    とする冷却装置。
  4. 【請求項4】 作動ガスを封入したシリンダ内でピスト
    ンおよびディスプレーサが往復動することにより冷熱を
    発生させるフリーピストン型のスターリング冷凍機と、
    前記スターリング冷凍機に接続された冷却器を含む低温
    側機械室と、前記スターリング冷凍機に接続された放熱
    器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と
    を備え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により
    前記冷却室を冷却する冷却装置であって、 前記スターリング冷凍機と前記冷却器とを液体の熱媒体
    が循環する第1の循環経路で接続し、前記スターリング
    冷凍機と前記放熱器とを液体の熱媒体が循環する第2の
    循環経路で接続し、 前記冷却器の除霜手段として、第2の循環経路を流れる
    熱媒体を第1の循環経路に導くことにより除霜する手段
    と、前記冷却器付近に設けた発熱体により除霜する手段
    とを有することを特徴とする冷却装置。
  5. 【請求項5】 作動ガスを封入したシリンダ内でピスト
    ンおよびディスプレーサが往復動することにより冷熱を
    発生させるフリーピストン型のスターリング冷凍機と、
    前記スターリング冷凍機に接続された冷却器を含む低温
    側機械室と、前記スターリング冷凍機に接続された放熱
    器を含む高温側機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と
    を備え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により
    前記冷却室を冷却する冷却装置であって、 前記冷却器の除霜手段として、一時的に前記低温側機械
    室と前記高温側機械室とを連通することにより、前記高
    温側機械室の高温空気を前記低温側機械室に導入して除
    霜する手段と、前記冷却器付近に設けた発熱体により除
    霜する手段とを有したことを特徴とする冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記冷却器の除霜手段として、前記冷却
    器付近に設けた発熱体により除霜する手段を有すること
    を特徴とする請求項2記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却器の除霜手段として、前記冷却
    器付近に設けた発熱体により除霜する手段を有すること
    を特徴とする請求項3記載の冷却装置。
  8. 【請求項8】 スターリング冷凍機と、前記スターリン
    グ冷凍機に接続された冷却器を含む低温側機械室と、前
    記スターリング冷凍機に接続された放熱器を含む高温側
    機械室と、被冷却物を冷却する冷却室とを備え、前記ス
    ターリング冷凍機で発生した冷熱により前記冷却室を冷
    却する冷却装置であって、 前記冷却器の下方に、除霜時に生じたドレン水を受ける
    着脱可能なドレン水貯溜手段を設けたことを特徴とする
    冷却装置。
  9. 【請求項9】 スターリング冷凍機と、前記スターリン
    グ冷凍機に接続された冷却器を含む低温側機械室と、前
    記スターリング冷凍機に接続された放熱器を含む高温側
    機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と、前記冷却器の
    下方に設けた除霜時に生じたドレン水を受ける第1のド
    レン水貯溜手段と、前記放熱器付近に設けた第2のドレ
    ン水貯溜手段と、前記ドレン水を第1のドレン水貯溜手
    段から第2のドレン水貯溜手段へ移送する配管とを備
    え、前記スターリング冷凍機で発生した冷熱により前記
    冷却室を冷却する冷却装置であって、 第2のドレン水貯溜手段に集められた前記ドレン水が、
    前記放熱器の温熱により蒸発することを特徴とする冷却
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第2のドレン水貯溜手段を良伝熱
    体としたことを特徴とする請求項9記載の冷却装置。
  11. 【請求項11】 スターリング冷凍機と、前記スターリ
    ング冷凍機に接続された冷却器を含む低温側機械室と、
    前記スターリング冷凍機に接続された放熱器を含む高温
    側機械室と、被冷却物を冷却する冷却室と、前記冷却器
    の下方に設けた除霜時に生じたドレン水を受ける第1の
    ドレン水貯溜手段と、前記放熱器付近に設けた噴霧手段
    と、前記ドレン水を第1のドレン水貯溜手段から前記噴
    霧手段へ移送する配管とを備え、前記スターリング冷凍
    機で発生した冷熱により前記冷却室を冷却する冷却装置
    であって、 前記ドレン水が、前記噴霧手段から前記放熱器に向けて
    噴霧され、前記放熱器の温熱により蒸発することを特徴
    とする冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記第1のドレン水貯溜手段を着脱可
    能としたことを特徴とする請求項9または11記載の冷
    却装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005274069A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Twinbird Corp 冷蔵庫
JP2007057179A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Twinbird Corp オープンショーケース
JP2018007222A (ja) * 2016-07-06 2018-01-11 テレビ大阪株式会社 フリーピストン型スターリング冷却器を用いた空冷式増幅器
CN108458529A (zh) * 2018-03-30 2018-08-28 杨厚成 一种具有声能制冷机的制冷模块以及冷藏箱

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