JP2001304745A - 保冷庫 - Google Patents

保冷庫

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JP2001304745A
JP2001304745A JP2000126868A JP2000126868A JP2001304745A JP 2001304745 A JP2001304745 A JP 2001304745A JP 2000126868 A JP2000126868 A JP 2000126868A JP 2000126868 A JP2000126868 A JP 2000126868A JP 2001304745 A JP2001304745 A JP 2001304745A
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stirling refrigerator
refrigerator
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Hitoshi Sakamoto
仁 坂元
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/001Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor

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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却器に付着した霜を排除してスターリン
グ冷凍機から安定した冷凍性能を継続して得ることので
きる保冷庫を提供する。 【解決手段】 スターリング冷凍機14の駆動により冷
熱を発生するコールドヘッド部26に隣接して冷却器3
8を設け、該冷却器38の表面温度を検出する温度セン
サの検出結果に基づき、冷却器38の除霜が必要と判断
されたとき、ヒータ12に通電し、その発熱により冷却
器38の除霜を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲食物等を収容し
て保冷するための保冷庫に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷熱の発生手段を内蔵する電
子保冷庫には、種々のものが存在するが、特開平6−3
07752号公報に開示されているように、ペルチェ素
子の性質を利用して庫内を冷却するタイプのものが一般
的である。この電子保冷庫は、例えば、図6に示すよう
に、外観が略直方体形状で、内部に飲食物等を保冷する
空間101が形成され、冷却源としてペルチェ素子10
3を用いるものでる。
【0003】更に細かい構成について説明すると、本体
ケース104と、内ケース105とアルミ等の金属でで
きた冷却壁106とから形成される内容器107と、本
体ケース104と内容器107との間に充填された断熱
材108と、ペルチェ素子103とスペーサ109と放
熱フィン110とからなり内容器107にネジ等で固定
された冷却ユニット111と、冷却ファン112と、冷
却ユニット111と冷却ファン112と覆うサイドカバ
ー113と、内部に断熱材114が充填された蓋体10
2とを備えて構成されるものであった。
【0004】近年、ペルチェ素子に代わる新たな冷熱源
としてスターリング冷凍機が注目を集めている。図4
は、フリーピストン型スターリング冷凍機の一例の断面
図である。スターリング冷凍機は、逆スターリングサイ
クルとして既知の熱力学的サイクルによって極低温の冷
熱を発生させる小型の冷凍機の一種として知られてい
る。その動作について、図4を参照して説明する。ピス
トン18はリニアモータ19により駆動され、共振用バ
ネ20により正弦運動する。ピストン18の動きにより
圧縮空間21内の作動ガスは正弦運動をする。圧縮され
た作動ガスは、放熱部22で圧縮熱を放出し、ディスプ
レーサ23内にある再生器24で予冷され膨張空間25
に入る。
【0005】膨張空間25内の作動ガスの圧力は、圧縮
空間21内の圧力とある位相差を持って正弦変化する。
即ち、ディスプレーサ23はピストン18に対しある位
相差を保って摺動することになる。作動ガスは膨張空間
25に流入した後、膨張する際にコールドヘッド部26
を介して外部から熱を奪う。膨張した作動ガスは、再生
器24内を通過して圧縮空間21に戻る。このとき、作
動ガスは再生器24の熱を回収して予熱される。以上の
ような一連のサイクルが繰り返されることにより、コー
ルドヘッド部26で極低温の冷熱を得ることができる。
【0006】このようなスターリング冷凍機を冷熱源と
して使用する保冷庫は、0℃以下の極低温の冷熱を得る
ことができるという点でペルチェ素子より優れており、
製氷や飲食物の凍結保存といった用途にも有利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の保冷庫のうち、ペルチェ素子を冷熱源として
使用するものは、ペルチェ素子によって得られる冷熱が
最低でも0℃付近であることから、家庭用冷蔵庫の冷凍
室並の能力(庫内温度−18℃)まで下げることができ
ず、庫内で食品を凍らせたり、氷を作ったりするができ
なかった。
【0008】それに対し、スターリング冷凍機を使用し
た保冷庫では、通常、コールドヘッド部に熱交換用の冷
却器を取り付け、該冷却器を介してファン等によりコー
ルドヘッド部で得られる冷熱を庫内に送出して冷却を行
うのであるが、冷却器は非常に低温になるため、その表
面やフィンに水分が凝縮して着霜してしまう。このよう
な着霜が発生すると、スターリング冷凍機の冷凍性能が
劣化するのみならず、冷却器のフィン間に霜がおびただ
しく堆積し、庫内へのスムーズな冷気の送風が妨げられ
るため、庫内に収容した飲食物への悪影響を与える恐れ
がある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、冷却器に付着した霜を排除してスター
リング冷凍機から安定した冷凍性能を継続して得ること
のできる保冷庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、機械室と冷却室とに仕切られた断熱箱体
を有し、前記機械室内に配設されたスターリング冷凍機
の駆動によって得られる冷熱を冷却器を介して前記冷却
室内に導入することにより該冷却室に収容した飲食物を
冷却する保冷庫において、前記冷却器に付着した霜を排
除する手段を設けたことを特徴とする。
【0011】この場合、上記霜を排除する手段として、
前記スターリング冷凍機とは別途に設けた発熱手段を用
いると、必要に応じて発熱手段に通電することにより、
速やかに冷却器の着霜が排除される。
【0012】また、上記霜を排除する手段として、スタ
ーリング冷凍機の放熱部から放出される熱を前記冷却器
に伝える廃熱伝達手段を用いることもできる。これによ
ると、放熱部から放出される廃熱を利用して冷却器の霜
取りが行える。
【0013】この廃熱伝達手段は、前記スターリング冷
凍機の放熱部と該放熱部から離れた位置に配された熱交
換器との間で流動体を循環させる第1管路と、前記スタ
ーリング冷凍機の吸熱部と該吸熱部から離れた位置に配
された前記冷却器との間で流動体を循環させる第2管路
と、前記第1、第2管路が交錯する箇所において前記第
1、第2管路を連通して一本の閉回路を形成させる流路
切り換え手段とにより実現できる。
【0014】更に、前記機械室の内部は、前記冷却器が
配設された冷却側と前記スターリング冷凍機の放熱部が
ある放熱側とに隔壁により仕切られており、前記霜を排
除する手段は、前記機械室の前記冷却側と前記冷却室と
を連通させる開口部を開閉する第1開閉弁と、前記隔壁
の一部に設けた開口部若しくは前記機械室の前記放熱側
から外部空間に臨ませて設けた開口部のいずれか一方を
開閉する第2開閉弁とを有するものとすることもでき
る。これによると、第1開閉弁を閉じるとともに、第2
開閉弁により隔壁の開口部を開くことにより、機械室の
放熱側からの熱が冷却側に移送され、冷却器の霜取りを
行える。
【0015】また、上記霜を排除する手段として、前記
スターリング冷凍機のシリンダ内に配設され該シリンダ
の軸方向に往復動するピストン及びディスプレーサを同
位相で動作させることにより前記冷却器の温度を上昇さ
せる位相差制御手段とすることもできる。この場合、ス
ターリング冷凍機は通常の逆スターリングサイクルを構
成せず、膨張空間では専ら熱が発生するため、この熱が
吸熱部を介して冷却器に伝えられ、冷却器の着霜が解消
される。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、
本実施形態に係る保冷庫の側面断面図である。この保冷
庫は、箱形状に形成された本体31と、本体31の上面
開口部を開閉する蓋体32とからなる。本体31は、外
箱33と内箱34とからなり、それらの間隙には断熱材
35が充填されている。更に、内箱34の内部の空間
は、断熱材35により冷却室36と機械室37とに区画
されている。周囲を断熱材35で囲まれた機械室37の
内部には、フリーピストン型スターリング冷凍機14
(図4参照)が配設されている。
【0017】38は、スターリング冷凍機14のコール
ドヘッド部26に接触して設けた冷却器であり、コール
ドヘッド部26で発生した冷熱を回収して冷却室36内
に効率よく伝えるため、その一部が冷却室36側に露出
するとともに、多数のフィンが内部に形成されている。
また、放熱部22から放出される熱は、放熱部22に接
触させるとともに、一部を外部空間に露出させて設けた
熱交換器39を介して外部空間に逃がされるようになっ
ている。
【0018】ところで、冷却器38は上述したように、
氷点下以下の極低温になるコールドヘッド部26と接触
しているので、その冷熱により冷やされてかなり低温に
なる。従って、保冷庫の長時間の継続使用により、冷却
器38には機械室37内にある水分が凝縮して霜が付着
していく。この霜が冷却器38のフィンに大量に生じる
と、送風手段(図示せず)による冷却室36内へのスム
ーズな冷気の送風に支障を来し、冷凍性能の劣化の原因
になる。
【0019】そこで、本実施形態では、冷却器38の表
面温度を検出する温度センサ(図示せず)を設け、該温
度センサの検出結果に基づき、冷却器38の除霜が必要
と判断されたときは、除霜モードに移行するように制御
を行う。即ち、この除霜モードでは、機械室37内に冷
却器38に近接するように別途設けたヒータ12に通電
して、その発熱を利用して冷却器38の霜取りを行う。
これにより、冷却器38の着霜を速やかに排除してスタ
ーリング冷凍機14から安定した冷凍性能を継続して得
ることができる。尚、冷却器38の霜取りは、タイマー
手段を用いて所定の間隔で定期的に行うようにしてもよ
い。
【0020】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について図面を参照して説明する。図2は、本実施形
態に係る保冷庫の側面断面図である。保冷庫本体41の
内部に形成された機械室47内には、スターリング冷凍
機14の放熱部22と該放熱部22から離れた位置に配
された熱交換器49との間で流動体を循環させる第1管
路1と、スターリング冷凍機14のコールドヘッド部2
6と該コールドヘッド部26から離れた位置に配された
冷却器48との間で流動体を循環させる第2管路2と、
前記第1、第2管路1、2が交錯する箇所において前記
第1、第2管路1、2を連通して一本の閉回路を形成さ
せる切換弁3とが設けられている。
【0021】4、5は、それぞれ第1、第2管路1、2
内で流動体を循環させるためのポンプである。尚、前記
流動体としては、保冷庫の通常の使用状態で容易に蒸発
・凍結しない液体を用いるのがよい。また、6は冷却室
46と機械室47とを仕切る隔壁に貫通形成された開口
部8から冷却器48の冷熱を冷却室46内に送出する第
1ファンであり、7は機械室47から外箱43及び内箱
44を貫通して形成した開口部9から熱交換器49に受
け渡された熱を外部空間に放出する第2ファンである。
【0022】本実施形態においても、上記第1の実施形
態と同様に、冷却器48の表面温度を検出する温度セン
サ(図示せず)を設け、該温度センサの検出結果に基づ
き、冷却器48の除霜が必要と判断されたときは、除霜
モードに移行するように制御を行う。即ち、この除霜モ
ードでは、切換弁3を切り換えて前記第1、第2管路
1、2の交錯する箇所において前記第1、第2管路1、
2を連通して一本の閉回路を形成させた後、ポンプ4に
より第1管路1内を循環していた高温側の流動体を低温
側である冷却器48に前記閉回路の内部を通って搬送
し、その熱で冷却器48の表面に付着した霜を溶かして
解消する。
【0023】熱交換により冷却された流動体は高温側に
移動し、熱を回収して暖められた後、低温側に輸送され
て再び冷却器48の除霜に寄与する。このようにして前
記閉回路内で流動体を循環させることにより、徐々に冷
却器48に付いた霜が排除されていく。
【0024】従って、本実施形態によると、スターリン
グ冷凍機14の放熱部22から発散される熱を利用して
冷却器48の霜取りを行うようにしたので、ヒータ等の
加熱手段が不要となり、その分、除霜時のランニングコ
ストの削減が図られる。尚、冷却器48の霜取りは、タ
イマー手段を用いて所定の間隔で定期的に行うようにし
てもよい。
【0025】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について図面を参照して説明する。図3は、本発明の
第3の実施形態に係る保冷庫の側面断面図である。保冷
庫本体51の内部に形成された機械室57の内部空間
は、冷却器が配設された冷却側57aとスターリング冷
凍機14の放熱部22がある放熱側57bとに隔壁59
により仕切られている。
【0026】そして、機械室57の冷却側57aから冷
却室56に連通する開口部8を開閉する第1開閉弁10
と、機械室57の放熱側57bから外部空間に連通する
開口部9若しくは機械室57の放熱側57bと冷却側5
7aとを仕切る隔壁59に設けた開口部59aのいずれ
か一方を開閉する第2開閉弁11とが設けられている。
【0027】本実施形態においても、上記第1の実施形
態と同様に、冷却器58の表面温度を検出する温度セン
サ(図示せず)を設け、該温度センサの検出結果に基づ
き、冷却器58の除霜が必要と判断されたときは、除霜
モードに移行するように制御を行う。即ち、この除霜モ
ードでは、第1開閉弁10が閉じるとともに、第2開閉
弁11が隔壁59の開口部59aを開き、第2ファン7
の起風により機械室57の放熱側57bからの熱が機械
室57の冷却側57aに導かれる。
【0028】これにより、放熱側57bの熱を冷却側5
7aに移送することができ、効率よく冷却器58の霜取
りが行える。霜取り後は第1開閉弁10が開くととも
に、第2開閉弁11が隔壁59の開口部59aを閉じて
通常の冷却モードに戻る。これにより、冷却器58から
の冷熱が冷却室56内に導かれるとともに、放熱側57
bの熱が開口部9から外部空間に放出され、前記冷熱に
よって冷却室56内に収容した飲食物を冷却することが
できる。
【0029】<第4の実施形態>本発明の第4の実施形
態について説明する。図4に示すフリーピストン型スタ
ーリング冷凍機14の通常の使用状態において、ディス
プレーサ23はピストン18に対しある位相差をもって
摺動する。そのときの位相差は、運転条件が同一であれ
ば、ディスプレーサ23の質量、共振用バネ20のバネ
定数、動作周波数により決まるものである。これらのう
ち、ディスプレーサ23の質量については設計時に規格
化されているため、スターリング冷凍機14を組み立て
た後から変更することはできない。
【0030】図5は、ピストン18を駆動する外部動力
であるリニアモータ19に印加される交流電圧の周波数
(Hz)と、ピストン18とディスプレーサ23との摺
動の位相差(°)及びスターリング冷凍機14から得ら
れる冷凍出力(W)との関係の一例を示している。この
スターリング冷凍機14は、共振周波数60Hzの印加
電圧でピストン18を駆動した場合、最大の冷凍機出力
が得られるよう設計されている。
【0031】このようなスターリング冷凍機14におい
て、ピストン18の駆動電圧の周波数を共振周波数より
小さい方向にもっていくと、ピストン18とディスプレ
ーサ23との位相差は大きくなるものの冷凍能力が低下
することが認められた。逆に、共振周波数より大きい方
へ振ると、前記位相差は小さくなり、やがてゼロにな
る。このとき、ピストン18とディスプレー23とが同
位相で摺動するため、圧縮空間21の体積の変化を伴わ
ず、膨張空間25でのみ作動ガスの膨張・圧縮が繰り返
されることとなる。
【0032】本実施形態では、冷却器(図示せず)の除
霜が必要と判断されたときは、上記のようにピストン1
8及びディスプレーサ23を同位相で動作させるように
印加電圧の周波数を制御する。これにより、通常の逆ス
ターリングサイクルとは異なり、膨張空間25内では圧
縮に伴って熱が発生し、コールドヘッド部26の温度を
上昇させる。
【0033】従って、コールドヘッド部26に隣接して
配された冷却器(図示せず)の温度も上昇し、冷却器に
付いた霜が徐々に溶けて解消される。よって、別途、冷
却器の加熱手段や放熱部から発散される熱の輸送手段等
を設けることなく、リニアモータ19への印加電圧の周
波数をコントロールするだけで冷却器表面に生じた着霜
を排除できるため、スターリング冷凍機から安定した冷
凍性能を継続して得ることができる保冷庫を低コストで
提供できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、ス
ターリング冷凍機を冷熱源として使用する保冷庫におい
て、極低温の冷熱を受け取って庫内の冷却に寄与する冷
却器に着霜が生じても、この霜を排除する手段を設けた
ことにより、スターリング冷凍機から安定した冷凍性能
を継続して得ること保冷庫を実現できる。
【0035】この場合、上記霜を排除する手段として
は、ヒータ等の加熱手段、放熱部から発散される熱を冷
却器側に流動体を介して搬送する手段、或いは開閉弁を
用いてスターリング冷凍機の放熱部から発散される熱を
冷却器側に移送する手段があげられ、いずれも簡単な構
成で確実に冷却器の着霜を解消できる。
【0036】また、位相差制御手段によりスターリング
冷凍機のシリンダ内で摺動するディスプレーサ及びピス
トンが同位相で動作するように制御しても、膨張空間内
で熱が発生するため、この熱で冷却器の除霜を行える。
この場合は、除霜のための手段をスターリング冷凍機と
は別途設ける必要がないため、スターリング冷凍機から
安定した冷凍性能を継続して得ることのできる保冷庫を
低コストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る保冷庫の概
略的な側面断面図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る保冷庫の概
略的な側面断面図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る保冷庫の概
略的な側面断面図である。
【図4】 フリーピストン型スターリング冷凍機の一
例の側面断面図である。
【図5】 本発明の第4の実施形態に係る保冷庫にお
けるスターリング冷凍機における印加電圧の周波数と、
ピストン及びディスプレーサの位相差及び冷凍出力との
関係の一例の説明図である。
【図6】 従来の保冷庫の側面断面図である。
【符号の説明】
1 第1管路 2 第2管路 3 切換弁 4,5 ポンプ 6 第1ファン 7 第2ファン 8,9 開口部 10 第1開閉弁 11 第2開閉弁 12 ヒータ 14 フリーピストン型スターリング冷凍機 22 放熱部 26 コールドヘッド部 31,41,51 保冷庫本体 32,42,52 蓋体 33 外箱 34 内箱 35,45,55 断熱材 36,46,56 冷却室 37,47,47 機械室 38,48,58 冷却器 39,49 熱交換器 59 隔壁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室と冷却室とに仕切られた断熱箱体
    を有し、前記機械室内に配設されたスターリング冷凍機
    の駆動によって得られる冷熱を冷却器を介して前記冷却
    室内に導入することにより該冷却室に収容した飲食物を
    冷却する保冷庫において、 前記冷却器に付着した霜を排除する手段を設けたことを
    特徴とする保冷庫。
  2. 【請求項2】 上記霜を排除する手段が前記スターリン
    グ冷凍機とは別途に設けた発熱手段であることを特徴と
    する請求項1に記載の保冷庫。
  3. 【請求項3】 上記霜を排除する手段は、スターリング
    冷凍機の放熱部から放出される熱を前記冷却器に伝える
    廃熱伝達手段であることを特徴とする保冷庫。
  4. 【請求項4】 前記廃熱伝達手段は、前記スターリング
    冷凍機の放熱部と該放熱部から離れた位置に配された熱
    交換器との間で流動体を循環させる第1管路と、前記ス
    ターリング冷凍機の吸熱部と該吸熱部から離れた位置に
    配された前記冷却器との間で流動体を循環させる第2管
    路と、前記第1、第2管路が交錯する箇所において前記
    第1、第2管路を連通して一本の閉回路を形成させる流
    路切り換え手段とを有することを特徴とする請求項3に
    記載の保冷庫。
  5. 【請求項5】 前記機械室の内部は、前記冷却器が配設
    された冷却側と前記スターリング冷凍機の放熱部がある
    放熱側とに隔壁により仕切られており、前記霜を排除す
    る手段は、前記機械室の前記冷却側と前記冷却室とを連
    通させる開口部を開閉する第1開閉弁と、前記隔壁の一
    部に設けた開口部若しくは前記機械室の前記放熱側から
    外部空間に臨ませて設けた開口部のいずれか一方を開閉
    する第2開閉弁とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の保冷庫。
  6. 【請求項6】 上記霜を排除する手段は、前記スターリ
    ング冷凍機のシリンダ内に配設され該シリンダの軸方向
    に往復動するピストン及びディスプレーサを同位相で動
    作させることにより前記冷却器の温度を上昇させる位相
    差制御手段であることを特徴とする請求項1に記載の保
    冷庫。
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