JP2000205682A - 冷却装置 - Google Patents
冷却装置Info
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- JP2000205682A JP2000205682A JP11002764A JP276499A JP2000205682A JP 2000205682 A JP2000205682 A JP 2000205682A JP 11002764 A JP11002764 A JP 11002764A JP 276499 A JP276499 A JP 276499A JP 2000205682 A JP2000205682 A JP 2000205682A
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- heat
- cooling
- stirling refrigerator
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- cooling device
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2309/00—Gas cycle refrigeration machines
- F25B2309/001—Gas cycle refrigeration machines with a linear configuration or a linear motor
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Defrosting Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、熱交換器の霜取りが可能なスター
リング冷凍機を備えた冷却装置、及び本体の露付きを防
止する手段が施された冷却装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明では、冷熱が発生するスターリン
グ冷凍機9の冷却部8と該冷熱を熱交換させる冷却器1
0との間で液体の熱媒体が循環する第1配管11a、及
び熱が発生するスターリング冷凍機9の放熱部6と該熱
を熱交換させる放熱器12との間で液体の熱媒体が循環
する第2配管11bが配されており、冷却器10に放熱
部6で発生した熱を導く手段として、スターリング冷凍
機9で冷熱が発生していないときに第2配管11bを流
れる熱媒体を第1配管11aに導く切替え弁13を設け
ている。
リング冷凍機を備えた冷却装置、及び本体の露付きを防
止する手段が施された冷却装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 本発明では、冷熱が発生するスターリン
グ冷凍機9の冷却部8と該冷熱を熱交換させる冷却器1
0との間で液体の熱媒体が循環する第1配管11a、及
び熱が発生するスターリング冷凍機9の放熱部6と該熱
を熱交換させる放熱器12との間で液体の熱媒体が循環
する第2配管11bが配されており、冷却器10に放熱
部6で発生した熱を導く手段として、スターリング冷凍
機9で冷熱が発生していないときに第2配管11bを流
れる熱媒体を第1配管11aに導く切替え弁13を設け
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリーピストン型
スターリング冷凍機で発生する冷熱によって被冷却物を
冷却する冷却装置に関するものである。
スターリング冷凍機で発生する冷熱によって被冷却物を
冷却する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍冷蔵庫などの冷却装置には
冷凍サイクルとして蒸気圧縮式のものが採用されてい
る。こうした蒸気圧縮式の冷凍サイクルは作動媒体にフ
ロンを用いており、その凝縮、蒸発を利用して冷却性能
を得ている。ところが、フロンは非常に化学的安定性が
高く、大気中に放出されると成層圏に達してオゾン層を
破壊するとの指摘があるので、近年では特定フロンを対
象として使用、並びに生産が規制されてきている。
冷凍サイクルとして蒸気圧縮式のものが採用されてい
る。こうした蒸気圧縮式の冷凍サイクルは作動媒体にフ
ロンを用いており、その凝縮、蒸発を利用して冷却性能
を得ている。ところが、フロンは非常に化学的安定性が
高く、大気中に放出されると成層圏に達してオゾン層を
破壊するとの指摘があるので、近年では特定フロンを対
象として使用、並びに生産が規制されてきている。
【0003】そこで、上記フロンを用いた冷凍サイクル
に変わるものとして、逆スターリング冷凍サイクルが注
目されている。スターリング冷凍サイクルは、作動媒体
としてヘリウムガス、水素ガス、窒素ガスなどといった
地球環境に悪影響を与えないガスを採用したものであ
る。その逆スターリング冷凍サイクルによって低温を得
るスターリング冷凍機は、極低温レベルの寒冷を発生さ
せることができる小型冷凍機の一種として知られてい
る。
に変わるものとして、逆スターリング冷凍サイクルが注
目されている。スターリング冷凍サイクルは、作動媒体
としてヘリウムガス、水素ガス、窒素ガスなどといった
地球環境に悪影響を与えないガスを採用したものであ
る。その逆スターリング冷凍サイクルによって低温を得
るスターリング冷凍機は、極低温レベルの寒冷を発生さ
せることができる小型冷凍機の一種として知られてい
る。
【0004】該スターリング冷凍機は、作動ガスを圧縮
する圧縮機構と該圧縮機構から吐出された作動ガスを膨
張させる膨張機構とを組み合わせたものである。膨張機
構は先端が閉塞され作動ガスが封入されたシリンダと、
該シリンダ内に往復運動が可能に嵌装されていてシリン
ダ内を先端側の膨張室と基端側の作動室とに区画形成す
るディスプレーサとから成る。
する圧縮機構と該圧縮機構から吐出された作動ガスを膨
張させる膨張機構とを組み合わせたものである。膨張機
構は先端が閉塞され作動ガスが封入されたシリンダと、
該シリンダ内に往復運動が可能に嵌装されていてシリン
ダ内を先端側の膨張室と基端側の作動室とに区画形成す
るディスプレーサとから成る。
【0005】作動室は圧縮機構に接続されていて、圧縮
機構でのパワーピストンの往復運動により発生するガス
圧でディスプレーサを往復運動させる。これによって、
膨張室では作動ガスが膨張したときに冷熱が発生する。
尚、この方式のスターリング冷凍機は一般にフリーピス
トン型スターリング冷凍機と呼ばれている。
機構でのパワーピストンの往復運動により発生するガス
圧でディスプレーサを往復運動させる。これによって、
膨張室では作動ガスが膨張したときに冷熱が発生する。
尚、この方式のスターリング冷凍機は一般にフリーピス
トン型スターリング冷凍機と呼ばれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記スターリング冷凍
機を用いた冷却装置では、冷却部(膨張室)で発生した冷
熱を熱交換器を介して空気と熱交換させている。その
際、長時間使用していると熱交換器には霜が付着する。
着霜状態のまま冷凍機を動作させた場合、冷却性能が低
下するだけでなく熱交換器のフィン間に霜が堆積して送
風できなくなる。
機を用いた冷却装置では、冷却部(膨張室)で発生した冷
熱を熱交換器を介して空気と熱交換させている。その
際、長時間使用していると熱交換器には霜が付着する。
着霜状態のまま冷凍機を動作させた場合、冷却性能が低
下するだけでなく熱交換器のフィン間に霜が堆積して送
風できなくなる。
【0007】また、冷却装置の本体には被冷却物を収納
するための被冷却物収納室にドアが設けられており、そ
の本体のドア枠にはパッキンが取り付けられている。該
パッキンには、空気中の湿気によりドアの開閉に伴って
露が付くという不都合があった。
するための被冷却物収納室にドアが設けられており、そ
の本体のドア枠にはパッキンが取り付けられている。該
パッキンには、空気中の湿気によりドアの開閉に伴って
露が付くという不都合があった。
【0008】従来の蒸気圧縮式サイクルによるランキン
サイクル型冷凍機の場合は作動媒体の配管によってサイ
クルが構成されているので、この配管のうちの凝縮機の
一部分をドア枠のパッキンに配置して露付きを防止して
いた。しかしながら、スターリング冷凍機では配管構成
がないため、露付き防止用として新たに発熱体を設けな
ければならなかった。
サイクル型冷凍機の場合は作動媒体の配管によってサイ
クルが構成されているので、この配管のうちの凝縮機の
一部分をドア枠のパッキンに配置して露付きを防止して
いた。しかしながら、スターリング冷凍機では配管構成
がないため、露付き防止用として新たに発熱体を設けな
ければならなかった。
【0009】本発明は上記課題をかんがみて成されたも
のであり、熱交換器の除霜が可能なスターリング冷凍機
を備えた冷却装置を提供することを目的とする。また、
本発明のほかの目的は本体の露付きを防止する手段が施
された冷却装置を提供することにある。
のであり、熱交換器の除霜が可能なスターリング冷凍機
を備えた冷却装置を提供することを目的とする。また、
本発明のほかの目的は本体の露付きを防止する手段が施
された冷却装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の冷却装置は、作動ガスを封入したシリン
ダ内でパワーピストン及びディスプレーサが往復運動す
ることにより冷熱を発生させるフリーピストン型スター
リング冷凍機を備え、該スターリング冷凍機で発生した
冷熱により被冷却物を冷却する冷却装置において、作動
ガスの膨張によりスターリング冷凍機の冷却部で発生し
た冷熱を熱交換させる冷却側熱交換器に作動ガスの圧縮
によりスターリング冷凍機の放熱部で発生した熱を導く
手段を設けたことを特徴とする。
に、請求項1の冷却装置は、作動ガスを封入したシリン
ダ内でパワーピストン及びディスプレーサが往復運動す
ることにより冷熱を発生させるフリーピストン型スター
リング冷凍機を備え、該スターリング冷凍機で発生した
冷熱により被冷却物を冷却する冷却装置において、作動
ガスの膨張によりスターリング冷凍機の冷却部で発生し
た冷熱を熱交換させる冷却側熱交換器に作動ガスの圧縮
によりスターリング冷凍機の放熱部で発生した熱を導く
手段を設けたことを特徴とする。
【0011】上記冷却装置では、長時間使用していると
冷却側熱交換器に霜が付着する。この冷却側熱交換器に
スターリング冷凍機の放熱部で発生した熱を導くことに
よって、付着していた霜が溶融される。
冷却側熱交換器に霜が付着する。この冷却側熱交換器に
スターリング冷凍機の放熱部で発生した熱を導くことに
よって、付着していた霜が溶融される。
【0012】請求項2の冷却装置は、請求項1の冷却装
置において、冷却部と冷却側熱交換器との間で液体の熱
媒体が循環する第1循環経路、及び放熱部と放熱側熱交
換器との間で液体の熱媒体が循環する第2循環経路が配
されており、前記熱を導く手段としてスターリング冷凍
機で冷熱が発生していないときに第2循環経路を流れる
熱媒体を第1循環経路に導く手段を設けたことを特徴と
する。
置において、冷却部と冷却側熱交換器との間で液体の熱
媒体が循環する第1循環経路、及び放熱部と放熱側熱交
換器との間で液体の熱媒体が循環する第2循環経路が配
されており、前記熱を導く手段としてスターリング冷凍
機で冷熱が発生していないときに第2循環経路を流れる
熱媒体を第1循環経路に導く手段を設けたことを特徴と
する。
【0013】上記冷却装置では、第1循環経路を流れる
熱媒体によって冷却部で発生した冷熱が冷却側熱交換器
へ搬送され、そこで空気などと熱交換される。また、第
2循環経路を流れる熱媒体によって放熱部で発生した熱
が放熱側熱交換器へ搬送され、そこで空気などと熱交換
される。
熱媒体によって冷却部で発生した冷熱が冷却側熱交換器
へ搬送され、そこで空気などと熱交換される。また、第
2循環経路を流れる熱媒体によって放熱部で発生した熱
が放熱側熱交換器へ搬送され、そこで空気などと熱交換
される。
【0014】故に、スターリング冷凍機で冷熱が発生し
ていないときに第2循環経路を流れる熱媒体を第1循環
経路に導いた場合、放熱部で発生した熱が冷却側熱交換
器まで搬送される。この冷却側熱交換器に霜が付着して
いると、搬送されてきた熱によって霜が溶融される。
ていないときに第2循環経路を流れる熱媒体を第1循環
経路に導いた場合、放熱部で発生した熱が冷却側熱交換
器まで搬送される。この冷却側熱交換器に霜が付着して
いると、搬送されてきた熱によって霜が溶融される。
【0015】請求項3の冷却装置は、請求項1に記載の
冷却装置において、冷却部で発生した冷熱が冷却側熱交
換器を介して通風路内の空気と熱交換される第1通風
路、及び放熱部で発生した熱が放熱側熱交換器を介して
通風路内の空気と熱交換される第2通風路が配されてお
り、前記熱を導く手段として第1通風路を閉塞する手段
と閉塞された第1通風路内に第2通風路内の空気を導く
手段とを設けたことを特徴とする。
冷却装置において、冷却部で発生した冷熱が冷却側熱交
換器を介して通風路内の空気と熱交換される第1通風
路、及び放熱部で発生した熱が放熱側熱交換器を介して
通風路内の空気と熱交換される第2通風路が配されてお
り、前記熱を導く手段として第1通風路を閉塞する手段
と閉塞された第1通風路内に第2通風路内の空気を導く
手段とを設けたことを特徴とする。
【0016】上記冷却装置では、冷却部で発生した冷熱
により第1通風路内には冷気流が流れている。また、放
熱部で発生した熱により第2通風路内には熱気流が流れ
ている。故に、第1通風路が閉塞されて第2通風路の熱
気流が導かれると、その熱によって冷却側熱交換器に付
着した霜が溶融される。
により第1通風路内には冷気流が流れている。また、放
熱部で発生した熱により第2通風路内には熱気流が流れ
ている。故に、第1通風路が閉塞されて第2通風路の熱
気流が導かれると、その熱によって冷却側熱交換器に付
着した霜が溶融される。
【0017】請求項4の冷却装置は、作動ガスを封入し
たシリンダ内でパワーピストン及びディスプレーサが往
復運動することにより冷熱を発生させるフリーピストン
型スターリング冷凍機を備え、該スターリング冷凍機で
発生した冷熱により被冷却物を冷却する冷却装置におい
て、パワーピストンとディスプレーサが往復運動する周
期の位相差がゼロになるように制御することを特徴とす
る。
たシリンダ内でパワーピストン及びディスプレーサが往
復運動することにより冷熱を発生させるフリーピストン
型スターリング冷凍機を備え、該スターリング冷凍機で
発生した冷熱により被冷却物を冷却する冷却装置におい
て、パワーピストンとディスプレーサが往復運動する周
期の位相差がゼロになるように制御することを特徴とす
る。
【0018】パワーピストンとディスプレーサが往復運
動する周期の位相差がゼロになると、作動ガスが膨張さ
れて冷熱が発生していた冷却部では、パワーピストンと
ディスプレーサの運動によって作動ガスの圧縮が起こり
熱が発生する。この熱は冷却側熱交換器に伝導されるの
で、該熱交換器に付着していた霜が溶融される。
動する周期の位相差がゼロになると、作動ガスが膨張さ
れて冷熱が発生していた冷却部では、パワーピストンと
ディスプレーサの運動によって作動ガスの圧縮が起こり
熱が発生する。この熱は冷却側熱交換器に伝導されるの
で、該熱交換器に付着していた霜が溶融される。
【0019】請求項5の冷却装置は、請求項2に記載の
冷却装置において、冷却側熱交換器を介して冷熱と熱交
換された空気により冷却される被冷却物を収納するため
の被冷却物収納室が設けられており、該被冷却物収納室
のドアを取り付けるためのドア枠には第2循環経路の一
部が配されることを特徴とする。
冷却装置において、冷却側熱交換器を介して冷熱と熱交
換された空気により冷却される被冷却物を収納するため
の被冷却物収納室が設けられており、該被冷却物収納室
のドアを取り付けるためのドア枠には第2循環経路の一
部が配されることを特徴とする。
【0020】上述したように、請求項2の冷却装置では
放熱部で発生した熱が熱媒体を介して第2循環経路に流
れている。故に、被冷却物収納室本体のドア枠では第2
循環経路を搬送される熱によって露が付かない。
放熱部で発生した熱が熱媒体を介して第2循環経路に流
れている。故に、被冷却物収納室本体のドア枠では第2
循環経路を搬送される熱によって露が付かない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。尚、各図とも同じ名
称の部材には同一の符号を付している。
て、図面を参照しながら説明する。尚、各図とも同じ名
称の部材には同一の符号を付している。
【0022】先ず、各実施形態に共通して用いられる一
般的なフリーピストン型スターリング冷凍機について説
明する。図1はこのスターリング冷凍機の断面構成図で
ある。シリンダ1内には作動ガスが封入されており、そ
こへピストン2とディスプレーサ3とが嵌入されてい
る。このディスプレーサ3によって、シリンダ1内には
先端側の膨張室1aと基端側の圧縮室(作動室)1bとが
形成されている。
般的なフリーピストン型スターリング冷凍機について説
明する。図1はこのスターリング冷凍機の断面構成図で
ある。シリンダ1内には作動ガスが封入されており、そ
こへピストン2とディスプレーサ3とが嵌入されてい
る。このディスプレーサ3によって、シリンダ1内には
先端側の膨張室1aと基端側の圧縮室(作動室)1bとが
形成されている。
【0023】ピストン2は、リニアモータ4による駆動
と共振用バネ5によって正弦周期の運動を行うものであ
る。このピストン2により圧縮室1b内で圧縮された作
動ガスは、シリンダ1の先端側に移動する。このとき、
熱を帯びた作動ガスは放熱部6で放熱し、ディスプレー
サ3内の再生器7で予冷されから膨張室1aに流入す
る。
と共振用バネ5によって正弦周期の運動を行うものであ
る。このピストン2により圧縮室1b内で圧縮された作
動ガスは、シリンダ1の先端側に移動する。このとき、
熱を帯びた作動ガスは放熱部6で放熱し、ディスプレー
サ3内の再生器7で予冷されから膨張室1aに流入す
る。
【0024】膨張室1aに流入した作動ガスによって、
ディスプレーサ3がシリンダ1内を摺動する。故に、膨
張室1a内の作動ガスは膨張して冷熱が発生する。8は
該スターリング冷凍機の冷却部である。尚、5′はディ
スプレーサ3を往復運動させるための共振用バネであ
る。ここでは、これらの共振用バネ5,5′に共振用ガ
スバネの代わりとしてコイルバネを用いている。
ディスプレーサ3がシリンダ1内を摺動する。故に、膨
張室1a内の作動ガスは膨張して冷熱が発生する。8は
該スターリング冷凍機の冷却部である。尚、5′はディ
スプレーサ3を往復運動させるための共振用バネであ
る。ここでは、これらの共振用バネ5,5′に共振用ガ
スバネの代わりとしてコイルバネを用いている。
【0025】この後、圧縮室1b内に流入してくる作動
ガスをピストン2は再び圧縮する。ピストン2は正弦周
期の運動を行うことから、膨張室1a内の作動ガスの圧
力と圧縮室1b内の作動ガスの圧力とはある位相差をも
って正弦周期で変化することになる。即ち、ディスプレ
ーサ3もピストン2に対してある位相差をもって摺動す
る。
ガスをピストン2は再び圧縮する。ピストン2は正弦周
期の運動を行うことから、膨張室1a内の作動ガスの圧
力と圧縮室1b内の作動ガスの圧力とはある位相差をも
って正弦周期で変化することになる。即ち、ディスプレ
ーサ3もピストン2に対してある位相差をもって摺動す
る。
【0026】膨張室1aでの冷凍能力は、ディスプレー
サ3の摺動に大きく影響を受けるものである。このディ
スプレーサ3の摺動する振幅は、ピストン2とディスプ
レーサ3の位相差、即ち膨張室1aと圧縮室1bとの時
間変化する圧力差によって生じるディスプレーサ3とピ
ストン2の動きの差に影響を受ける。従って、スターリ
ング冷凍機は常に一定の状態で運転される。
サ3の摺動に大きく影響を受けるものである。このディ
スプレーサ3の摺動する振幅は、ピストン2とディスプ
レーサ3の位相差、即ち膨張室1aと圧縮室1bとの時
間変化する圧力差によって生じるディスプレーサ3とピ
ストン2の動きの差に影響を受ける。従って、スターリ
ング冷凍機は常に一定の状態で運転される。
【0027】上記スターリング冷凍機を備えた冷却装置
の第1実施形態について説明する。図2は本実施形態の
構成概略図である。図に示すように、スターリング冷凍
機9の冷却部8と冷却器(冷却側熱交換器)10との間に
は第1配管11aが配されており、放熱部6と放熱器
(放熱側熱交換器)12との間には第2配管11bが配さ
れている。これらの配管11a,11bは切替え弁13
を介して連通している。
の第1実施形態について説明する。図2は本実施形態の
構成概略図である。図に示すように、スターリング冷凍
機9の冷却部8と冷却器(冷却側熱交換器)10との間に
は第1配管11aが配されており、放熱部6と放熱器
(放熱側熱交換器)12との間には第2配管11bが配さ
れている。これらの配管11a,11bは切替え弁13
を介して連通している。
【0028】通常運転の場合、熱媒体は第1及び第2配
管11a,11b内をそれぞれ循環する(図中、矢印Aは
配管11aを流れる熱媒体。矢印A′は配管11bを流
れる熱媒体。)。即ち、第1配管11aを流れる熱媒体は
冷却部8で冷熱が与えられ、冷却器10に達すると空気
と熱交換される。
管11a,11b内をそれぞれ循環する(図中、矢印Aは
配管11aを流れる熱媒体。矢印A′は配管11bを流
れる熱媒体。)。即ち、第1配管11aを流れる熱媒体は
冷却部8で冷熱が与えられ、冷却器10に達すると空気
と熱交換される。
【0029】この冷気によって、図示しない被冷却物が
冷却される。14aは熱媒体用ジャケット、15aは第
1配管11a内に熱媒体を循環させるポンプ、16aは
冷却器10で熱交換された空気を送出する送風ファンで
ある。
冷却される。14aは熱媒体用ジャケット、15aは第
1配管11a内に熱媒体を循環させるポンプ、16aは
冷却器10で熱交換された空気を送出する送風ファンで
ある。
【0030】また、第2配管11bを流れる熱媒体は放
熱部6で熱が与えられ、放熱器12に達すると空気と熱
交換される。これによって、スターリング冷凍機9で発
生した熱は外部に放出される。
熱部6で熱が与えられ、放熱器12に達すると空気と熱
交換される。これによって、スターリング冷凍機9で発
生した熱は外部に放出される。
【0031】14bは熱媒体用ジャケット、15bは第
2配管11b内に熱媒体を循環させるポンプ、16bは
冷却器10で熱交換された空気を送出する送風ファンで
ある。尚、スターリング冷凍機9の冷却部8及び放熱部
6には図示しない温度センサが設けられており、それぞ
れの温度を測定している。
2配管11b内に熱媒体を循環させるポンプ、16bは
冷却器10で熱交換された空気を送出する送風ファンで
ある。尚、スターリング冷凍機9の冷却部8及び放熱部
6には図示しない温度センサが設けられており、それぞ
れの温度を測定している。
【0032】この冷却装置の運転を制御する図示しない
制御回路ではタイマが設けられており、スターリング冷
凍機9の運転積算時間をカウントしている。所定時間が
経過したと判断されると、冷却器10に付着した霜を除
去するための除霜運転を行う。
制御回路ではタイマが設けられており、スターリング冷
凍機9の運転積算時間をカウントしている。所定時間が
経過したと判断されると、冷却器10に付着した霜を除
去するための除霜運転を行う。
【0033】それには先ず、スターリング冷凍機9の運
転を停止させる。そして、切替え弁13によって第2配
管11bを流れる熱媒体を第1配管11aに導く。第1
配管11aへ導かれた熱媒体は切替え弁13によって再
び第2配管11aに戻される。つまり、切替え弁13へ
配管11bより矢印A′方向に流入した熱媒体は配管1
1aの矢印A方向に流出する。また、配管11aより矢
印A方向に流入した熱媒体は配管11bの矢印A′方向
に流出する。
転を停止させる。そして、切替え弁13によって第2配
管11bを流れる熱媒体を第1配管11aに導く。第1
配管11aへ導かれた熱媒体は切替え弁13によって再
び第2配管11aに戻される。つまり、切替え弁13へ
配管11bより矢印A′方向に流入した熱媒体は配管1
1aの矢印A方向に流出する。また、配管11aより矢
印A方向に流入した熱媒体は配管11bの矢印A′方向
に流出する。
【0034】従って、放熱部6で熱を与えられた熱媒体
が冷却器10に送出されるので、冷却器10の霜が溶融
する。前記温度センサによって冷却部8の温度が一定に
なったと判断されると、切替え弁13をもとに戻して通
常の運転を再開する。
が冷却器10に送出されるので、冷却器10の霜が溶融
する。前記温度センサによって冷却部8の温度が一定に
なったと判断されると、切替え弁13をもとに戻して通
常の運転を再開する。
【0035】次に、第2実施形態について説明する。図
3は本実施形態の構成概略図である。図に示すように、
冷却装置本体の断熱箱17内には第1通風路18aが設
けられている。この第1通風路18aは、吹出口19を
介して被冷却物収納室20内と連通している。
3は本実施形態の構成概略図である。図に示すように、
冷却装置本体の断熱箱17内には第1通風路18aが設
けられている。この第1通風路18aは、吹出口19を
介して被冷却物収納室20内と連通している。
【0036】スターリング冷凍機9の冷却部8には冷却
器10が取り付けられおり、共に第1通風路18a内に
位置している。故に、通風路18a内の空気は冷却器1
0を介して冷熱と熱交換し冷気となる。第1通風路18
aの吹出口19にはダンパー21が取り付けられてい
て、送風ファン22によって被冷却物収納室20内へ送
出される第1通風路18aからの冷気量を調節してい
る。
器10が取り付けられおり、共に第1通風路18a内に
位置している。故に、通風路18a内の空気は冷却器1
0を介して冷熱と熱交換し冷気となる。第1通風路18
aの吹出口19にはダンパー21が取り付けられてい
て、送風ファン22によって被冷却物収納室20内へ送
出される第1通風路18aからの冷気量を調節してい
る。
【0037】また、断熱箱17の背面には第2通風路1
8bが設けられている。この第2通風路18bは連通口
23を介して第1通風路18aに連通している。スター
リング冷凍機9の放熱部6には放熱器12が取り付けら
れており、共に第2通風路18b内に位置している。故
に、通風路18b内の空気は放熱器12を介して熱交換
し熱気となる。
8bが設けられている。この第2通風路18bは連通口
23を介して第1通風路18aに連通している。スター
リング冷凍機9の放熱部6には放熱器12が取り付けら
れており、共に第2通風路18b内に位置している。故
に、通風路18b内の空気は放熱器12を介して熱交換
し熱気となる。
【0038】連通口23にはダンパー21′が取り付け
られていて、送風ファン22′によって第1通風路18
aへ送出される熱気量を調節している。通常運転の場
合、この連通口23はダンパー21′により閉じられて
いる。尚、スターリング冷凍機9の冷却部8及び放熱部
6には図示しない温度センサが設けられており、それぞ
れの温度を測定している。
られていて、送風ファン22′によって第1通風路18
aへ送出される熱気量を調節している。通常運転の場
合、この連通口23はダンパー21′により閉じられて
いる。尚、スターリング冷凍機9の冷却部8及び放熱部
6には図示しない温度センサが設けられており、それぞ
れの温度を測定している。
【0039】この冷却装置の運転を制御する図示しない
制御回路ではタイマが設けられており、スターリング冷
凍機9の運転積算時間をカウントしている。所定時間が
経過したと判断されると、冷凍機9に付着した霜を除去
するための除霜運転を行う。それには先ず、スターリン
グ冷凍機9の運転を停止させ、ダンパー21により吹出
口19を閉じる。
制御回路ではタイマが設けられており、スターリング冷
凍機9の運転積算時間をカウントしている。所定時間が
経過したと判断されると、冷凍機9に付着した霜を除去
するための除霜運転を行う。それには先ず、スターリン
グ冷凍機9の運転を停止させ、ダンパー21により吹出
口19を閉じる。
【0040】そして、ダンパー21′により連通口23
を開放して送風ファン22′を作動させ、第2通風路1
8内の熱気流を第1通風路18に導く。この熱によっ
て、冷却機9の霜が溶融する。前記温度センサによって
冷却部8の温度が一定になったと判断されると、連通口
23を閉じて通常運転を再開する。そして、第1通風路
18a内の空気が低温になったところで吹出口19を開
放する。
を開放して送風ファン22′を作動させ、第2通風路1
8内の熱気流を第1通風路18に導く。この熱によっ
て、冷却機9の霜が溶融する。前記温度センサによって
冷却部8の温度が一定になったと判断されると、連通口
23を閉じて通常運転を再開する。そして、第1通風路
18a内の空気が低温になったところで吹出口19を開
放する。
【0041】次に、第3実施形態について説明する。図
1に示すフリーピストン型スターリングサイクルでは、
ディスプレーサ3はピストン2に対してある位相差をも
って摺動する。その位相差は、運転条件が同一であれば
ディスプレーサ3の質量、共振用バネ5のバネ定数、及
び動作周波数により決まる。ディスプレーサ3の質量や
共振用バネ5のバネ定数は設計時に決まるが、動作周波
数については可変である。
1に示すフリーピストン型スターリングサイクルでは、
ディスプレーサ3はピストン2に対してある位相差をも
って摺動する。その位相差は、運転条件が同一であれば
ディスプレーサ3の質量、共振用バネ5のバネ定数、及
び動作周波数により決まる。ディスプレーサ3の質量や
共振用バネ5のバネ定数は設計時に決まるが、動作周波
数については可変である。
【0042】図4はフリーピストン型スターリング冷凍
機の電源周波数を変化させたときの冷凍機出力及び位相
差を測定した結果を示す。電源周波数を強制的に共振周
波数から外した場合、位相差が変化すると共に冷凍能力
も低下する。例えば、3Hz程度の変化で冷凍能力が14
%低下することが認められる。
機の電源周波数を変化させたときの冷凍機出力及び位相
差を測定した結果を示す。電源周波数を強制的に共振周
波数から外した場合、位相差が変化すると共に冷凍能力
も低下する。例えば、3Hz程度の変化で冷凍能力が14
%低下することが認められる。
【0043】これをさらに押し進め、ピストン2とディ
スプレーサ3の位相差をゼロとした場合、図1に示すピ
ストン2とディスプレーサ3で囲まれた圧縮室1bの容
積は変化せず、ディスプレーサ3の運動によって膨張室
1a内の作動ガスが圧縮膨張される。従って、冷却部8
では熱が発生する。
スプレーサ3の位相差をゼロとした場合、図1に示すピ
ストン2とディスプレーサ3で囲まれた圧縮室1bの容
積は変化せず、ディスプレーサ3の運動によって膨張室
1a内の作動ガスが圧縮膨張される。従って、冷却部8
では熱が発生する。
【0044】本実施形態の冷却装置では、第1及び第2
実施形態と同様にタイマによって除霜運転を行う時期が
検出される。そして、除霜運転として、上述したように
ピストン2とディスプレーサ3の位相差がゼロとなるよ
うに運動を制御する。これによって冷却部8が加熱され
るので、冷却器10はこの熱により霜が溶融する。
実施形態と同様にタイマによって除霜運転を行う時期が
検出される。そして、除霜運転として、上述したように
ピストン2とディスプレーサ3の位相差がゼロとなるよ
うに運動を制御する。これによって冷却部8が加熱され
るので、冷却器10はこの熱により霜が溶融する。
【0045】次に、第4実施形態について説明する。図
5は本実施形態の構成概略図である。この冷却装置本体
24内には被冷却物収納室20が設けられており、この
収納室20を塞ぐために図示しないドアが設けられてい
る。尚、スターリング冷凍機9は第1実施形態の図2に
示すものと同様であり、図中配管11aなどの構成は省
略している。
5は本実施形態の構成概略図である。この冷却装置本体
24内には被冷却物収納室20が設けられており、この
収納室20を塞ぐために図示しないドアが設けられてい
る。尚、スターリング冷凍機9は第1実施形態の図2に
示すものと同様であり、図中配管11aなどの構成は省
略している。
【0046】ここでは、スターリング冷凍機9の第2配
管11bの一部が延長して冷却装置本体24のドア枠の
パッキン部25に配されている。上述したように、第2
配管11bには放熱部6での熱が与えられた熱媒体が流
れていることから、パッキン部25ではその熱によって
露が付かない。故に、新たな発熱体を構成することなく
露付き防止を行うことができ、省エネに貢献できる。
管11bの一部が延長して冷却装置本体24のドア枠の
パッキン部25に配されている。上述したように、第2
配管11bには放熱部6での熱が与えられた熱媒体が流
れていることから、パッキン部25ではその熱によって
露が付かない。故に、新たな発熱体を構成することなく
露付き防止を行うことができ、省エネに貢献できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至請求
項3の冷却装置では、スターリング冷凍機の放熱部で発
生した熱を冷却側熱交換器に導くことで熱交換器に付着
している霜を溶融する構成となっている。故に、効率よ
く除霜が行われる。特に、請求項3の冷却装置では省エ
ネ性の高い除霜を行うことができる。
項3の冷却装置では、スターリング冷凍機の放熱部で発
生した熱を冷却側熱交換器に導くことで熱交換器に付着
している霜を溶融する構成となっている。故に、効率よ
く除霜が行われる。特に、請求項3の冷却装置では省エ
ネ性の高い除霜を行うことができる。
【0048】また、請求項4の冷却装置では、パワーピ
ストンとディスプレーサの運動を制御することで冷却部
に熱を発生させ、その熱によって熱交換器に付着してい
る霜を溶融する構成となっている。故に、熱交換器に熱
を与えるための構成を必要としないことから、省エネと
コストダウンを達成したものとなる。
ストンとディスプレーサの運動を制御することで冷却部
に熱を発生させ、その熱によって熱交換器に付着してい
る霜を溶融する構成となっている。故に、熱交換器に熱
を与えるための構成を必要としないことから、省エネと
コストダウンを達成したものとなる。
【0049】また、請求項5の冷却装置では、スターリ
ング冷凍機で発生する熱によって装置本体のドアパッキ
ン部の露付きを防止する構成となっている。故に、効率
よく露付きを防止することができる。また、新たに発熱
体を設ける必要がないので省エネが達成されたものとな
る。
ング冷凍機で発生する熱によって装置本体のドアパッキ
ン部の露付きを防止する構成となっている。故に、効率
よく露付きを防止することができる。また、新たに発熱
体を設ける必要がないので省エネが達成されたものとな
る。
【図1】本発明の各実施形態に備えられるスターリング
冷凍機の断面構成図。
冷凍機の断面構成図。
【図2】第1実施形態の冷却装置における冷却機構を示
した構成概略図。
した構成概略図。
【図3】第2実施形態の冷却装置における冷却機構を示
した構成概略図。
した構成概略図。
【図4】スターリング冷凍機の電源周波数に対する位相
角と冷凍機出力のグラフ。
角と冷凍機出力のグラフ。
【図5】第4実施形態の冷却装置の構成を示した概略
図。
図。
1 シリンダ 2 ピストン 3 ディスプレーサ 6 放熱部 8 冷却部 9 スターリング冷凍機 10 冷却器 11a 第1配管 11b 第2配管 12 放熱器 13 切替え弁 18a 第1通風路 18b 第2通風路 20 被冷却物収納室 21 ダンパー 21′ ダンパー 25 パッキン
Claims (5)
- 【請求項1】 作動ガスを封入したシリンダ内でパワー
ピストン及びディスプレーサが往復運動することにより
冷熱を発生させるフリーピストン型スターリング冷凍機
を備え、該スターリング冷凍機で発生した冷熱により被
冷却物を冷却する冷却装置において、 前記作動ガスの膨張により前記スターリング冷凍機の冷
却部で発生した冷熱を熱交換させる冷却側熱交換器に前
記作動ガスの圧縮により前記スターリング冷凍機の放熱
部で発生した熱を導く手段を設けたことを特徴とする冷
却装置。 - 【請求項2】 前記冷却部と前記冷却側熱交換器との間
で液体の熱媒体が循環する第1循環経路、及び前記放熱
部と放熱側熱交換器との間で液体の熱媒体が循環する第
2循環経路が配されており、前記熱を導く手段として前
記スターリング冷凍機で冷熱が発生していないときに前
記第2循環経路を流れる熱媒体を前記第1循環経路に導
く手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷却
装置。 - 【請求項3】 前記冷却部で発生した前記冷熱が冷却側
熱交換器を介して通風路内の空気と熱交換される第1通
風路、及び前記放熱部で発生した熱が前記放熱側熱交換
器を介して通風路内の空気と熱交換される第2通風路が
配されており、前記熱を導く手段として前記第1通風路
を閉塞する手段と閉塞された前記第1通風路内に前記第
2通風路内の空気を導く手段とを設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の冷却装置。 - 【請求項4】 作動ガスを封入したシリンダ内でパワー
ピストン及びディスプレーサが往復運動することにより
冷熱を発生させるフリーピストン型スターリング冷凍機
を備え、該スターリング冷凍機で発生した冷熱により被
冷却物を冷却する冷却装置において、 前記パワーピストンと前記ディスプレーサが往復運動す
る周期の位相差がゼロになるように制御することを特徴
とする冷却装置。 - 【請求項5】 前記冷却側熱交換器を介して冷熱と熱交
換された空気により冷却される被冷却物を収納するため
の被冷却物収納室が設けられており、該被冷却物収納室
のドアを取り付けるためのドア枠には前記第2循環経路
の一部が配されることを特徴とする請求項2に記載の冷
却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002764A JP2000205682A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11002764A JP2000205682A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000205682A true JP2000205682A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11538417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11002764A Pending JP2000205682A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000205682A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002016842A1 (fr) * | 2000-08-22 | 2002-02-28 | Sharp Kabushiki Kaisha | Réfrigérateur à cycle de stirling |
US6779349B2 (en) | 2000-08-22 | 2004-08-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Sterling refrigerating system and cooling device |
WO2005001288A1 (ja) * | 2003-06-25 | 2005-01-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | 圧電ポンプおよびスターリング冷却庫 |
WO2005057102A1 (ja) * | 2003-12-10 | 2005-06-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | 冷却庫 |
WO2006006400A1 (ja) * | 2004-07-12 | 2006-01-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | 冷却庫およびその運転方法 |
CN112696861A (zh) * | 2019-10-23 | 2021-04-23 | 博西华电器(江苏)有限公司 | 冰箱废热收集系统、冰箱化霜系统及冰箱防凝露系统 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256747A (ja) * | 1985-09-05 | 1987-03-12 | 三菱電機株式会社 | 不純物除去装置 |
JPH024149A (ja) * | 1988-06-15 | 1990-01-09 | Hitachi Ltd | 恒温室調温ユニットの除霜制御装置 |
JPH0336468A (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-18 | Toshiba Corp | 冷却庫 |
JPH05296600A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 輸送用冷凍装置 |
JPH0953843A (ja) * | 1995-08-10 | 1997-02-25 | Sanyo Electric Co Ltd | ヒートポンプ式冷暖房装置 |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11002764A patent/JP2000205682A/ja active Pending
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US6779349B2 (en) | 2000-08-22 | 2004-08-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Sterling refrigerating system and cooling device |
US6931863B2 (en) | 2000-08-22 | 2005-08-23 | Sharp Kabushiki Kaisha | Stirling refrigerator |
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KR100759655B1 (ko) | 2003-12-10 | 2007-09-17 | 샤프 가부시키가이샤 | 냉각고 |
WO2006006400A1 (ja) * | 2004-07-12 | 2006-01-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | 冷却庫およびその運転方法 |
CN112696861A (zh) * | 2019-10-23 | 2021-04-23 | 博西华电器(江苏)有限公司 | 冰箱废热收集系统、冰箱化霜系统及冰箱防凝露系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040706 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041109 |