JP2001310777A - 車両用ドアの保持装置 - Google Patents

車両用ドアの保持装置

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JP2001310777A
JP2001310777A JP2000131554A JP2000131554A JP2001310777A JP 2001310777 A JP2001310777 A JP 2001310777A JP 2000131554 A JP2000131554 A JP 2000131554A JP 2000131554 A JP2000131554 A JP 2000131554A JP 2001310777 A JP2001310777 A JP 2001310777A
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Hideki Takayama
英樹 高山
Toshiyuki Kashiwa
利幸 柏
Ichiro Hamasato
一郎 濱里
Masato Terabe
正人 寺部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品の組付作業に支障を来たすことがないよう
にして車両用ドアを保持する。 【解決手段】車両用ドア11の前後方向に沿って延びる
載置台14が車両用ドア11の下方に配置され、載置台
14との水平面内での相対位置を一定として上下に延び
る支持枠13の上部に第1ホルダ17が設けられ、下方
に向かうにつれて車両用ドア11の前後方向一方側に位
置するように偏倚して車両用ドア11の内、外いずれか
一方側に配置されるホルダアーム19の上端部に第2ホ
ルダ18が設けられ、ホルダアーム19を車両用ドア1
1の前後方向に駆動することを可能として該ホルダアー
ム19の下端部に連結されるホルダ駆動手段が、車両用
ドア11の下方で載置台14に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両の組
立工場において、車体に組付けられるべきドアに各種部
品を組付ける等の作業を施すべく、該ドアを保持するた
めの車両用ドアの保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば特開平3−159886
号公報で車両用ドアの保持装置が開示されており、この
ものでは、車両用ドアの下方に配置される基板上に、車
両用ドアの底部の複数箇所を載せる複数の載置台と、車
両用ドアの前端縁を保持する第1ホルダとが設けられる
とともに、車両用ドアを第1ホルダとの間で挟むように
して該ドアの後端縁を保持する第2ホルダが、前記ドア
の前後方向に移動することを可能として配設されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の保
持装置では、第2ホルダと、第2ホルダを車両用ドアの
前後方向に駆動するための駆動手段とが、基板上で車両
用ドアの後方側に配設されている。このため、ドアに各
種部品を組付ける等の作業を施す際に、該ドアの後方側
では第2ホルダおよび前記駆動手段等が邪魔になってし
まう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品の組付作業に支障を来たすことがないよ
うにして車両用ドアを保持可能とした車両用ドアの保持
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車両用ドアの底部を載せる
ことを可能とした載置台と、車両用ドアの前後方向に沿
う一方の端縁を保持することを可能とした第1ホルダ
と、第1ホルダとの間で車両用ドアを挟むようにして車
両用ドアの前後方向に沿う他方の端縁を保持することを
可能とするとともに車両用ドアの前後方向に沿って移動
可能な第2ホルダとを備える車両用ドアの保持装置にお
いて、車両用ドアの前後方向に沿って延びる前記載置台
が車両用ドアの下方に配置され、前記載置台との水平面
内での相対位置を一定として上下に延びる支持枠の上部
に第1ホルダが設けられ、下方に向かうにつれて車両用
ドアの前後方向一方側に位置するように偏倚して車両用
ドアの内、外いずれか一方側に配置されるホルダアーム
の上端部に前記第2ホルダが設けられ、ホルダアームを
車両用ドアの前後方向に駆動することを可能として該ホ
ルダアームの下端部に連結されるホルダ駆動手段が、前
記車両用ドアの下方で前記載置台に設けられることを特
徴とする。
【0006】このような構成によれば、ホルダアームを
駆動するホルダ駆動手段が、車両用ドアの下方で載置台
に設けられ、該ホルダ駆動手段に下端部が連結されるホ
ルダアームは、下方に向かうにつれて車両用ドアの前後
方向一方側に位置するように偏倚して車両用ドアの内、
外いずれか一方側に配置され、該ホルダアームの上端部
に第2ホルダが設けられるので、車両用ドアの前後方向
に沿う他方側に、第2ホルダと、第2ホルダを駆動する
ための駆動手段等の部材を配置するための比較的大きな
スペースを確保する必要がなく、したがって車両用ドア
に部品を組付ける作業に支障を来たすことがないように
して該ドアを保持することが可能となる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、第2ホルダが、車両用ドア
の前後方向に沿う水平な軸線まわりに制限された範囲で
の回動を可能として、ホルダアームの上端部に設けられ
ることを特徴とし、かかる構成によれば、車両用ドアの
種類が変化するのに応じて該車両用ドアの前後方向他方
側端縁の彎曲もしくは屈曲形状が変化しても、その形状
変化を吸収して車両用ドアの端縁を第2ホルダで保持す
ることができ、多種類の車両の組立に用いることができ
るようにして汎用性を高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図10は本発明の一実施例を示すも
のであり、図1は車両用ドアを保持した状態での保持装
置の側面図、図2は図1の要部拡大図、図3は図1の3
矢視拡大図、図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は
図4の5−5線拡大断面図、図6は図2の要部拡大図、
図7は図5の7矢示部拡大縦断面図、図8は図1の8矢
視拡大図、図9は図8の9矢視図、図10はホルダアー
ムを後方に移動させた状態での図4に対応した断面図で
ある。
【0010】先ず図1において、乗用車両のたとえば後
部サイドドアである車両用ドア11に部品等の組付作業
を実施するために、図示しない台車上に保持装置12が
設けられる。
【0011】この保持装置12は、上下に延びる支持枠
13と、車両用ドア11の底部を載せることを可能とし
た載置台14と、載置台14上に載せられた車両用ドア
11の前後方向に沿う一方(この実施例では前方)の端
縁を保持するようにして前記支持枠13の上部に設けら
れる第1ホルダ17と、第1ホルダ17との間に車両用
ドア11を挟むようにして車両用ドア11の前後方向に
沿う他方(この実施例では後方)の端縁を保持する第2
ホルダ18と、下方に向かうにつれて車両用ドア11の
前方側に位置するように傾斜して車両用ドア11の内、
外いずれか一方(この実施例では外方)側に配置される
とともに第2ホルダ18が上端部に設けられるホルダア
ーム19と、前記載置台14に設けられてホルダアーム
19の下端部に連結されるホルダ駆動手段としてのシリ
ンダ20(後述の図4参照)とを備える。
【0012】図2〜図5を併せて参照して、図示しない
台車上に固定される基板21上には支柱22が立設され
ており、この支柱22の側方に支持枠13が配置され
る。
【0013】支持枠13は、横断面形状を四角形とした
角筒状にして上下に延びる固定の下部支持枠23の上端
に、横断面形状を四角形とした角筒状である上部支持枠
24が連結されて成るものである。
【0014】支柱22の下部支持枠23側の側面には上
下に延びるレール28が固着されており、下部支持枠2
3の上下に間隔をあけた複数箇所たとえば2箇所には、
前記レール28に沿ってスライドするスライド部材2
9,29が固着される。これにより下部支持枠23すな
わち支持枠13は、基板21上の支柱22に昇降可能に
支持されることになる。
【0015】基板21および下部支持枠23間には上下
に延びる軸線を有する昇降シリンダ32が設けられてお
り、該昇降シリンダ32におけるシリンダ体33の下端
部は、下部支持枠23に関して前記載置台14と反対側
の基板21上に固着されたブラケット34にクレビスピ
ン35を介して取付けられ、シリンダ体33の上端から
上方に突出するピストンロッド36の上端が、下部支持
枠23の上端から側方に突出する連結アーム37に連結
される。このような昇降シリンダ32を伸縮作動せしめ
ることにより、下部支持枠23すなわち支持枠13が昇
降駆動されることになる。
【0016】下部支持枠23の下方で基板21上には支
持台38が固着されており、この支持台38には、上下
に延びる軸線を有する円筒状の液圧ダンパ39が螺合さ
れる。しかも液圧ダンパ39の上部には、下部支持枠2
3の下端に接触して下部支持枠23すなわち支持枠13
の下限位置を定める規制筒40が固着されており、液圧
ダンパ39の支持台38の上下方向取付け位置を調節す
ることにより、下部支持枠23の下限位置が調節され
る。また液圧ダンパ39は、下部支持枠23が規制筒4
0の上端から離反して上昇したときには規制筒40の上
端よりも上方に突出するロッド41を備えるものであ
り、液圧ダンパ39は、下部支持枠23の下降時に下部
支持枠23の下端がロッド41の上端に当接してから下
部支持枠23の下降速度を緩和するようにして、下部支
持枠23の下端の規制筒40への当接時の衝撃を緩和す
ることになる。
【0017】図6において、上部支持枠24の上端には
支持板42が固着されており、車両用ドア11の前後方
向に沿う水平な軸線を有するシリンダ43が支持板42
に固定される。また該シリンダ43のピストンロッド4
4は支持板42を軸方向移動自在に貫通し、このピスト
ンロッド44の先端には、鉛直平面に沿うホルダ支持板
47が連結される。またピストンロッド44と平行な軸
線を有するガイドロッド45の一端がピストンロッド4
4よりも下方でホルダ支持板47に連結されており、こ
のガイドロッド45は、支持板42に固定されたガイド
筒46に摺動可能に嵌合される。
【0018】第1ホルダ17は、車両用ドア11の前端
縁を受け入れ可能としてウレタンゴム等で形成されてお
り、取付板48に取付けられる。しかも取付板48は、
前記シリンダ43の軸線と直交する方向で水平なピン4
9を介してホルダ支持板47に回動可能に連結されてお
り、ホルダ支持板47および取付板48の下部間には、
取付板48を前記ピン49の軸線まわりに図6の反時計
方向に回動付勢するばね50が設けられる。またホルダ
支持板47の上部には、取付板48に先端を対向させた
ストッパ51が、前記シリンダ43の軸線に沿う方向へ
の進退位置を調節可能として取付けられており、前記ば
ね50による付勢方向への取付板48すなわち第1ホル
ダ17の回動限は、前記ストッパ51が取付板48に当
接することにより規制される。
【0019】このようにして第1ホルダ17は、車両用
ドア11に対する近接・離反移動を可能とするとともに
該ドア11の前端縁の形状に応じた上下方向の首振りを
可能として支持枠13の上部に設けられることになる。
【0020】ところで前記シリンダ43の側方で支持板
42には、昇降シリンダ32の伸縮作動すなわち支持枠
13の昇降作動を作業員の操作により制御するための操
作レバー52が配設される。また支持板42には、ピス
トンロッド44およびガイドロッド45を側方から覆う
カバー54が取付けれており、このカバー54には、前
記シリンダ43の伸縮作動を作業員の操作により制御す
るための制御弁55が配設される。
【0021】図7において、支柱22の上端部には支持
枠13の軸線と直交する方向に延びるガイド孔56を有
するガイド部材57が固着されており、ガイド孔56に
摺動可能に嵌合される摺動部材58と、該摺動部材58
から支持枠13側に突出するブラケット59とでストッ
パ60が構成され、該ストッパ60は、ガイド孔56の
支持枠13側の内面に嵌着される止め輪61に摺動部材
58を当接させるまで支持枠13側に移動した係合位置
と、支持枠13から離反する非係合位置との間での水平
面内の移動が可能であり、前記ブラケット59には、水
平軸線まわりの回転を可能としたローラ62が軸支され
る。
【0022】ストッパ60にはシリンダ63が連結され
ており、該シリンダ63は、支持枠13とは反対側でガ
イド部材57に同軸に連結されるシリンダ体64と、シ
リンダ体64のガイド部材57側の端壁との間に空気圧
室65を形成してシリンダ体64に摺動可能に嵌合され
るピストン66と、該ピストン66に同軸に連設される
とともに前記端壁を移動自在にかつ気密に貫通して前記
摺動部材58に同軸に連結されるピストンロッド67
と、前記空気圧室65とは反対側でシリンダ体64およ
びピストン66間に縮設されるばね68とを備え、該ば
ね68は、空気圧室65の容積を縮少せしめる方向すな
わちストッパ60を係合位置側に移動させる方向のばね
力を発揮する。
【0023】一方、係合位置に在るストッパ60の前記
ローラ62に上方から係合して支持枠13の上限位置か
らの落下を阻止する係合爪69が、下部支持枠23の上
端部に固着されており、この係合爪69には、前記スト
ッパ60が係合位置に在る状態で下部支持枠23が上限
位置に上昇する際には前記ローラ62に下方から接触し
て前記ストッパ60を非係合位置側に移動せしめるべく
上方に向うにつれてストッパ60から離反する方向に傾
斜して上方に臨むカム面69aと、係合位置に在るスト
ッパ60の前記ローラ62に上方から係合すべく前記カ
ム面69aの下方で下方に臨む係合面69bとが形成さ
れる。
【0024】さらに前記ストッパ60よりも上方位置で
支柱22の上端には、下部支持枠23すなわち支持枠1
3の上限位置を規制すべく前記係合爪69に上方から当
接可能な上限位置ストッパ70が固着される。
【0025】基板21には、支持枠13における上部支
持枠24の上部および載置台14を突出させて保持装置
12の大部分を覆うカバー71が設けられる。
【0026】載置台14は、前記支持枠13との水平面
内での相対位置を一定として、車両用ドア11の前後方
向に沿って延びるものであり、車両用ドア11の下方に
配置される。
【0027】図4に特に注目して、載置台14は、支持
枠13における下部支持枠23に基端部が直角に連設さ
れるH型鋼等の支持アーム73と、支持アーム73を覆
うようにして支持アーム73に取付けられるカバー部材
74と、支持アーム73の基端寄り上面に下端が固着さ
れて上下に延びる支持脚25と、支持アーム73の先端
寄り上面に下端が固着されて上下に延びる支持脚26
と、ウレタンゴム等で形成されて支持脚25,26上に
固定される受け部材15,16とを備えるものであり、
車両用ドア11の底部は各受け部材15,16上に載せ
られる。
【0028】また支持枠13における下部支持枠23の
上部には、ウレタンゴム等から成る受け部材27が固着
されており、前記各受け部材15,16に底部を載せた
車両用ドア11の前端縁下部は受け部材27で受けられ
る。すなわち載置台14上の車両用ドア11の前後方向
位置は、該車両用ドア11の前端縁下部を受け部材27
に当接させることにより定められる。
【0029】図8および図9を併せて参照して、ホルダ
アーム19は、下方に向かうにつれて車両用ドア11の
前方側に位置するように偏倚するものであり、この実施
例では直線的に傾斜するように形成される。しかもホル
ダアーム19は、車両用ドア11の外方側に配置されて
おり、車両用ドア11の後端縁の上下方向中間部に対応
する位置に配置されるホルダアーム19の上端部には、
ホルダ支持板75が固着される。
【0030】第1ホルダ18は、車両用ドア11の後端
縁を受け入れ可能としてウレタンゴム等で形成されてお
り、取付板76に取付けられる。しかも取付板76は、
車両用ドア11の前後方向に沿って水平な支軸77を介
してホルダ支持板75に回動可能に連結されており、ホ
ルダ支持板75には、取付板76の側縁に当接、係合す
ることにより取付板76および第2ホルダ18の回動限
を規制するストッパピン78が植設される。すなわち第
1ホルダ18は、車両用ドア11の前後方向に沿う水平
な軸線まわりに制限された範囲での回動が可能であり、
車両用ドア11の後端縁の屈曲もしくは彎曲形状に応じ
た左右方向の首振りを可能としてホルダアーム19の上
端部に設けられることになる。
【0031】載置台14におけるカバー74の先端側に
は、その上方および先端側を開放した開口部79が設け
られており、ホルダアーム19の下端部は該開口部79
からカバー74内に挿入される。しかもカバー74内に
おいて支持アーム73には車両用ドア11の前後方向に
沿って延びるレール81が固着されており、このレール
81に沿ってスライドするスライド部材82,82がホ
ルダアーム19の下端部に固着される。これによりホル
ダアーム19は、車両用ドア11の前後方向に沿う移動
を可能として載置台14に支持されることになる。
【0032】一方、載置台14には、車両用ドア11の
前後方向に沿う水平な軸線を有するシリンダ20が車両
用ドア11の下方に配置されるようにして設けられるも
のであり、該シリンダ20のシリンダ体83は、クレビ
スピン84を介して支持アーム73に支持され、カバー
74で覆われる。
【0033】シリンダ20のピストンロッド85はホル
ダアーム19の下端部に連結されており、ホルダアーム
19および第2ホルダ18は、車両用ドア11の前後方
向に沿う方向に移動することができる。
【0034】ホルダアーム19の下端部には、シリンダ
20の下方を支持枠13側に向って延びる被検出部材8
6が固着されており、この被検出部材86の前記支持枠
13側の端部には、支持枠13側に向かうにつれて支持
アーム73から離反するように傾斜した傾斜面86aが
形成される。
【0035】一方、被検出部材86の側方で支持アーム
73にはリミットスイッチ87が取付けられており、こ
のリミットスイッチ87は、前記被検出部材86の支持
アーム73側の側面に当接する方向に回動付勢された検
出子88を備える。
【0036】而してシリンダ20が最大限伸長作動した
ときには、図10で示すように、リミットスイッチ87
の検出子88が、被検出部材86の傾斜面86aに対応
する位置となり、シリンダ20によりホルダアーム19
が車両用ドア11の後端縁から最大限後方側まで移動し
たことがリミットスイッチ87で検出される。
【0037】ところで支持枠13の上部に設けられてい
るカバー54には、上、下一対の押しボタン89,90
が配設されており、上方の押しボタン89を作業員が押
すことで前記シリンダ20は収縮作動し、下方の押しボ
タン90を作業員が押すことで前記シリンダ20は伸長
作動する。
【0038】次にこの実施例の作用について説明する
と、保持装置12は、車両用ドア11の底部を載せるよ
うにして該車両用ドア11の前後方向に沿って延びる載
置台14と、該載置台14との水平面内での相対位置を
一定として上下に延びる支持枠13と、載置台14上に
載せられた車両用ドア11の前端縁を保持する第1ホル
ダ17と、載置台14上に載せられた車両用ドア11の
後端縁を保持するとともに第1ホルダ17との間で車両
用ドア11を挟む第2ホルダ18とを備えるものであ
る。したがって、載置台14上に載せられた車両用ドア
11を第1および第2ホルダ17,18間に挟むように
して車両用ドア11を直立姿勢で保持することができ、
しかも車両用ドア11の内、外側面に直接外力が及ぶこ
となく該車両用ドア11を保持することができるので、
該ドア11の損傷を防止することができる。
【0039】しかも車両用ドア11の下方に配置される
載置台14に、ホルダアーム19を駆動するシリンダ2
0が車両用ドア11の下方に配置されるようにして設け
られ、ホルダアーム19は、下方に向かうにつれて車両
用ドア11の前方側に位置するように傾斜して車両用ド
ア11の外方側に配置され、該ホルダアーム19の上端
部に第2ホルダ18が設けられている。このため車両用
ドア11の後方側に、第2ホルダ18と、第2ホルダ1
8を駆動するためのシリンダ20やホルダアーム19等
を配置するための比較的大きなスペースを確保する必要
がなく、車両用ドア11に部品を組付ける作業に支障を
来たすことがないようにして該ドア11を保持すること
が可能となる。
【0040】しかも第2ホルダ18が、車両用ドア11
の前後方向に沿う水平な軸線まわりに制限された範囲で
の回動を可能として、ホルダアーム19の上端部に設け
られているので、車両用ドア11の種類が変化するのに
応じて該車両用ドア11の前後方向他方側端縁の彎曲も
しくは屈曲形状が変化しても、その形状変化を吸収して
車両用ドア11の端縁を第2ホルダ18で保持すること
ができ、多種類の車両の組立に用いることができるよう
にして汎用性を高めることができる。
【0041】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0042】たとえば、上記実施例では載置台14が支
持枠13における下部支持枠23に固定されていたが、
載置台14が支持枠13に昇降可能に取付けられてもよ
い。また上記実施例では、第1ホルダ17を車両用ドア
11の前後方向に移動可能としたが、第1ホルダ17を
固定位置に配置し、第2ホルダ18だけを車両用ドア1
1の前後方向に移動可能としたものにも本発明を適用す
ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、車両用ドアの前後方向いずれかで第2ホルダが配置
される側に、第2ホルダと、第2ホルダを駆動するため
の駆動手段等の部材を配置するための比較的大きなスペ
ースを確保する必要がなく、車両用ドアに部品を組付け
る作業に支障を来たすことがないようにして該ドアを保
持することが可能となる。
【0044】また請求項2記載の発明によれば、車両用
ドアの前後方向他方側端縁における彎曲もしくは屈曲形
状変化を吸収して車両用ドアの端縁を第2ホルダで保持
することができ、汎用性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ドアを保持した状態での保持装置の側面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1の3矢視拡大図である。
【図4】図1の4−4線拡大断面図である。
【図5】図4の5−5線拡大断面図である。
【図6】図2の要部拡大図である。
【図7】図5の7矢示部拡大縦断面図である。
【図8】図1の8矢視拡大図である。
【図9】図8の9矢視図である。
【図10】ホルダアームを後方に移動させた状態での図
4に対応した断面図である。
【符号の説明】
11・・・車両用ドア 12・・・保持装置 13・・・支持枠 14・・・載置台 17・・・第1ホルダ 18・・・第2ホルダ 19・・・ホルダアーム 20・・・ホルダ駆動手段としてのシリンダ
フロントページの続き (72)発明者 柏 利幸 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 (72)発明者 濱里 一郎 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 (72)発明者 寺部 正人 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 本田技研 工業株式会社埼玉製作所狭山工場内 Fターム(参考) 3D114 AA04 AA11 AA14 BA09 BA13 CA05 DA05 DA17 FA02 FA09 GA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ドア(11)の底部を載せること
    を可能とした載置台(14)と、車両用ドア(11)の
    前後方向に沿う一方の端縁を保持することを可能とした
    第1ホルダ(17)と、第1ホルダ(17)との間で車
    両用ドア(11)を挟むようにして車両用ドア(11)
    の前後方向に沿う他方の端縁を保持することを可能とす
    るとともに車両用ドア(11)の前後方向に沿って移動
    可能な第2ホルダ(18)とを備える車両用ドアの保持
    装置において、車両用ドア(11)の前後方向に沿って
    延びる前記載置台(14)が車両用ドア(11)の下方
    に配置され、前記載置台(14)との水平面内での相対
    位置を一定として上下に延びる支持枠(13)の上部に
    第1ホルダ(17)が設けられ、下方に向かうにつれて
    車両用ドア(11)の前後方向一方側に位置するように
    偏倚して車両用ドア(11)の内、外いずれか一方側に
    配置されるホルダアーム(19)の上端部に前記第2ホ
    ルダ(18)が設けられ、ホルダアーム(19)を車両
    用ドア(11)の前後方向に駆動することを可能として
    該ホルダアーム(19)の下端部に連結されるホルダ駆
    動手段(20)が、前記車両用ドア(11)の下方で前
    記載置台(14)に設けられることを特徴とする車両用
    ドアの保持装置。
  2. 【請求項2】 第2ホルダ(18)が、車両用ドア(1
    1)の前後方向に沿う水平な軸線まわりに制限された範
    囲での回動を可能として、ホルダアーム(19)の上端
    部に設けられることを特徴とする請求項1記載の車両用
    ドアの保持装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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