JP2001310568A - 水なし平版印刷版及びその製造方法 - Google Patents

水なし平版印刷版及びその製造方法

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JP2001310568A JP2000128188A JP2000128188A JP2001310568A JP 2001310568 A JP2001310568 A JP 2001310568A JP 2000128188 A JP2000128188 A JP 2000128188A JP 2000128188 A JP2000128188 A JP 2000128188A JP 2001310568 A JP2001310568 A JP 2001310568A
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Mamoru Kidachi
衛 木立
Isato Momotake
勇人 百武
Tsutomu Hanawa
勉 塙
Akinori Miyaguchi
昭徳 宮口
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KYODO KUMIAI PURIN TECHNO
Iwatsu Electric Co Ltd
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KYODO KUMIAI PURIN TECHNO
Iwatsu Electric Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C2210/00Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
    • B41C2210/16Waterless working, i.e. ink repelling exposed (imaged) or non-exposed (non-imaged) areas, not requiring fountain solution or water, e.g. dry lithography or driography

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は湿し水を使用することなく鮮明かつ
再現性の良い文字、画像等を印刷できる水なし平版印刷
版に関する。 【解決手段】 本発明は、支持体上に、カーボン含有の
トナーからなるインキ受容性の画線部兼光熱変換部と、
シリコーンゴムからなるインキ反発性の非画線部とを有
し、更にその中間層としてフィルム層を有する水なし平
版印刷版に関する。本発明は、また画線をカーボン含有
のトナーにより出力した後、支持体上にシリコーンゴム
層を持ったフィルムをラミネート処理並びにキセノンフ
ラッシュランプ照射によりシリコーンゴム層および中間
フィルム層をアブレーション除去することにより、画線
部を形成する水なし平版印刷版の製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿し水なしで鮮明
かつ再現性の良い文字、画像等を印刷できる水なし平版
印刷版に関する。更に、本発明は、必要な時に必要枚数
を印刷できる、いわゆるオンデマンド印刷用として好適
な水なし平版印刷版の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来汎用されている印刷方法の一つであ
る平版印刷は、湿し水を必要とするオフセット印刷の分
野において利用されており、その需要が高まってきてい
る。
【0003】平版印刷の中でも湿し水を不要とする水な
し印刷板として、水なし平版と称される感光性高分子材
料を用いたものが知られている。このような水なし印刷
板の製造方法としては、例えば、支持体上に感光性樹脂
層とシリコーンゴム層を形成した後、ポジフィルムを通
して所望部分のみを感光させ、その後、有機溶剤を用い
て未露光部のシリコーンゴム層を膨潤させ、擦り取る方
法(特公昭54−26923号)が公知である。
【0004】また、コンピュータの普及にともない、該
フィルムを介することなく版下から直接製版する、所謂
コンピューター・ツー・プレート(CTP)タイプの水
なし版材が知られており、その製造方法としては支持体
上に感光性層、シリコーンゴム層をこの順に形成し、感
光性層の露光部で生ずる熱に応答してシリコーンゴム層
をアブレーションにより除去する方法(特開昭50−1
58405号、特許第2735508号)も公知であ
る。
【0005】更に、他の製造方法として支持体に紙を使
用し、プリンター等で画像を出力した後、シリコーンゴ
ム層を形成し、画線部のシリコーンゴムを擦り取る方法
(特開平8−177857号)もまた知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オンデマンド印刷シス
テムにおいて、印刷インキを使用する場合は、平版印刷
を利用した需要即応型の印刷システムであり、必要な時
に必要な枚数を、一般印刷の約4分の1という短い準備
期間で多色カラー印刷できる点で、高度情報社会といわ
れる現代において、その重要度は極めて高いものがあ
る。このようなオンデマンド印刷システムにおける画線
部の作製は、コンピューター、ワードプロセッサー等を
介してレーザープリンター、熱転写プリンター、複写機
等で出力することによりなされる。出力に着色剤を用い
る場合には、印刷板の支持体としては紙が最も好適なも
のとなる。
【0007】しかし、上記した従来技術の第一の問題点
はポジ(ネガ)フィルムを必要とすることに加え、有機
溶剤を用いるため、画線部の細部の輪郭が不鮮明になり
やすいということがある。更に、有機溶剤の使用につい
ては、人体への有害性や引火性等の点から作業環境を悪
化させるということ、及び廃液処理のこともある。ま
た、第二の問題点では版材の感度が低いため、実用レベ
ルのスピードで出力するためには高出力の半導体レーザ
ーを多数必要とし高価格な装置が必要となる。また、こ
れらの従来技術はいずれも印刷版の製造に時間がかかる
こと等から、オンデマンド印刷システムへの適用は困難
である。第三の問題点においては、画像形成後にシリコ
ーンゴムを塗布し加熱処理する必要があることから装置
化が困難である。
【0008】本発明は、上記問題点を解決し、印刷版画
線部の細部まで鮮明でかつ再現性のよい印刷物が得ら
れ、オンデマンド印刷システム用の印刷版として好適な
水なし平版印刷版を提供することを目的とする。また、
本発明は、高出力半導体レーザー装置や現像装置等を不
要とし、簡便な方法によりオンデマンド印刷システム用
の印刷版を得ることができる、水なし平版印刷版の製造
方法を提供することを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成する手段として、支持体上に例えば、カーボン含有の
トナーからなるインキ受容性の画線部兼光熱変換部と、
シリコーンゴムからなるインキ反発性の非画線部および
その中間層としてフィルム層を有することを特徴とする
水なし平版印刷版を提供するものである。また、本発明
は、上記目的を達成する他の手段として、支持体が紙で
ある前記の水なし平版印刷版を提供するものである。
【0010】更に、本発明は、上記他の目的を達成する
他の手段として、支持体上にシリコーンゴム層を持った
フィルムのラミネート処理することを特徴とする前記の
水なし平版印刷版を提供するものである。更には、本発
明は、上記他の目的を達成する他の手段として、シリコ
ーンゴム層の厚みが1〜5μmであることを特徴とする
前記の水なし平版印刷版を提供するものである。更に続
いて、本発明は、上記他の目的を達成する他の手段とし
て、中間フィルム層の厚みが1〜20μmであることを
特徴とする前記の水なし平版印刷版を提供するものであ
る。
【0011】また、本発明は、上記他の目的を達成する
手段として、支持体上に所望の画線をカーボン含有のト
ナーにより出力した後、前記画線が存在する支持体面上
にシリコーンゴム層を持ったフィルムをラミネート処理
する工程、並びにキセノンフラッシュランプ照射により
シリコーンゴム層およびフィルム層をアブレーション除
去することにより画線部を形成する工程を具備すること
を特徴とする水なし平版印刷版の製造方法を提供するも
のである。更に、本発明は、上記他の目的を達成する他
の手段として、支持体が紙である前記水なし平版印刷版
の製造方法を提供するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の水なし平版印刷版およびその製造方法について説明す
る。図1は水なし平版印刷版の断面図であり、図2は水
なし平版印刷版の製造方法を説明するための図である。
【0013】まず、水なし平版印刷版1について図1を
もとに説明する。水なし平版印刷版1は、支持体2上に
インキ受容性の画線部兼光熱変換部3とインキ反発性の
非画線部5とを有し、更に中間フィルム層4を有するも
のである。
【0014】支持体2としては寸法安定性がよいことや
画線部兼光熱変換部3および中間層4のラミネート材料
との接着性がよいこと、断熱性のよいこと等から紙が好
ましく、例としては塗工紙が挙げられる。この塗工紙と
しては、クレー、サチン白、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、二酸化チタン等の顔料と、カゼイン、ラテ
ックス、デンプン、PVA等の接着剤、更には必要に応
じて消泡剤、染料、防腐剤等を水等の溶媒に分散させた
ものを紙の表面に塗布したものの他、キャストコート紙
を挙げることができる。
【0015】支持体2の膜厚は25μm〜3mm、好まし
くは75〜500μmが適当であるが、用いる中間フィ
ルムの種類や印刷条件等により最適な厚さは変動する。
一般には100〜300μmが最も好ましい。なお、支
持体2は紙に限定されるものではなく、プラスチック等
も用いることができる。
【0016】画線部兼光熱変換部3は、インキ受容性で
あり、カーボン含有のトナーにより形成されている。こ
のトナーはレーザープリンターや複写機等に使用されて
いる電子写真において、静電潜像を現像するために用い
る着色微粒子であり、熱可塑性樹脂、顔料および電荷制
御剤のほか、必要に応じて流動化剤等を含むものであ
る。ここにおけるカーボンブラックは、顕色材としてよ
りも光熱変換剤としての性能を重視するものであって、
一般の電子写真方式の黒色トナーの顕色材としてのカー
ボンブラックの使用と異なる点が、本発明において特徴
的である。
【0017】従って、画線部兼光熱変換部3を形成する
トナーに含まれるカーボンはこれに特に限定されるもの
ではない。光熱変換剤として従来より知られている材
料、例えば、光吸収領域がアブレーションに使用される
光源の波長に合った各種の有機色素、有機、無機の顔
料、金属及び金属酸化物等が使用可能である。波長が近
赤外領域である場合、具体的には、特開平9−2927
03号等に記載されているカーボンブラックや「特殊機
能色素」(池森・住谷編集、1986年(株)シーエム
シー発行)、「機能性色素の化学」(檜垣編集、198
1年(株)シーエムシー発行)、「色素ハンドブック」
(大河、平嶋、松岡、北尾編集、講談社発行)、(株)
日本感光色素研究所が1995年に発行したカタログ及
びExcition Inc.が1989年に発行した
レーザー色素カタログ等に記載されている近赤外領域に
吸収を有する色素等も用いることができる。
【0018】中間フィルム層4は、非画線部5をラミネ
ート処理する際の支持体であり、アブレーションする際
の光源波長に吸収を持たないことから透明フィルムが好
ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート、塩化ビニリデン等のプラスチックフィ
ルム等が挙げられる。
【0019】シリコーン層をラミネートする際にフィル
ムがその支持体となる。印刷時に非画線部となり得るシ
リコーン樹脂でフィルムが作製出来ればシリコーンフィ
ルム単層でのラミネートも考えられるが、以下の問題点
があって好ましいものではない。 ・一般にシリコーン樹脂は脆く、フィルム状にしづら
い。仮に可能であっても非画像部特性を持たせられる保
証がなく、ラミネートを考えた場合、ある程度の膜厚が
必要となる。 ・シリコーン樹脂は耐熱特性が他の樹脂以上に高く、ア
ブレーションを考えた場合、可能な限り薄膜としたい
(感度の問題)。
【0020】非画線部5は、インキ反発性であり、シリ
コーンゴムから形成されている。このシリコーンゴムは
特に制限されるものではなく、ケイ素原子と結合する有
機基が、メチル基、エチル基等のアルキル基のほか、そ
れらのアルキル基の一部をビニル基、フェニル基、フッ
素化アルキル基等で置換したものなどを挙げることがで
きる。
【0021】次に、水なし平版印刷版1の製造方法につ
いて、図2(a)〜(d)をもとに説明する。まず、第
1工程において、紙等の支持体上2に、レーザープリン
ター、熱転写プリンター、複写機等により、画線部兼光
熱変換部3となる文字、図形、画像等の所望の画線をカ
ーボン含有のトナーにより出力する。
【0022】第2工程の処理に先立って、非画線部5と
なるシリコーンゴム層を中間フィルム4上に形成しラミ
ネート材とする。このシリコーンゴム層は、オルガノポ
リシロキサンおよび架橋剤等の混合物を、支持体となる
中間フィルム4上に塗布し、硬化させることにより形成
することができる。
【0023】この工程で用いるシリコーンゴムとして
は、1液型または2液型で、硬化機構が付加型、縮合型
または紫外線硬化型の常温硬化が可能な液状シリコーン
ゴムを用いることができる。例えば、主剤として直鎖状
ビニル基含有オルガノポリシロキサンを用い、架橋剤と
してハイドロジェンオルガノポリシロキサンおよび触媒
として白金系触媒を用いた無溶剤型の組成物を塗布した
のち、常温で放置するか又は硬化時間短縮のために加熱
することにより、シリコーンゴム層を形成することがで
きる。
【0024】このシリコーンゴム層の厚さは0.5〜5
μm、好ましくは1〜3μmである。塗布する方法とし
ては、種々の方法を用いることができるが、例えば、バ
ーコーター塗布、回転塗布、スプレー塗布、カーテン塗
布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ブレード塗布、
ロール塗布等を挙げることができる。
【0025】また、中間フィルムには、例としてPET
フィルムを用いることができる。膜厚は1〜20μm、
好ましくは1〜10μmである。用いる材質により使用
可能な膜厚は異なるが、アブレーションを前提としてい
るため可能な限り薄いものが好ましい。
【0026】次の第2工程において、第1工程で形成し
た画線部兼光熱変換部3が存在する支持体2上に、前工
程で作製した非画線部5および中間フィルム4のラミネ
ート処理を行う。ラミネートの方法としてはホットメル
トラミネート、ドライラミネート等が挙げられる。
【0027】次に、第3工程において、画線部兼光熱変
換部3上にある非画線部5および中間フィルム4を除去
することにより刷版を形成する。この工程における除去
の手段は、画線部兼光熱変換部3に含まれる光熱変換剤
の吸収波長に対応した光源で全面露光しアブレーション
させることにより可能である。光熱変換剤としてカーボ
ンブラックを使用した場合は、近赤外付近の光源が好ま
しく、キセノンフラッシュランプ各種が挙げられる。
【0028】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定される
ものではない。
【0029】実施例1 (前工程)無溶剤型の直鎖状メチルビニルポリシロキサ
ンとメチルハイドロジェンポリシロキサンの混合物(商
品名KNS−320:信越化学社製)98重量%と、白
金系触媒(商品名CATPL−56:信越化学社製)2
重量%との混合物を、中間フィルムとして厚さ12μm
のコロナ放電処理を施した透明なポリエチレンテレフタ
レートフィルム上に硬化後の厚さが2μmになるように
ワイヤーバー塗布した。その後、オーブン中において、
120℃で20秒間加熱して硬化させ、非画線部となる
シリコーンゴム層を形成した。
【0030】(第1工程)支持体として塗工紙(特種製
紙社製)上に、レーザープリンター(キャノンレーザー
ショットLBP−740)を用い、トナーにより画像を
出力した。 (第2工程)画像が形成された支持体上に前工程で作製
したシリコーンゴム層有りの中間フィルムをラミネート
処理した。
【0031】(第3工程)次に、キセノンフラッシュラ
ンプ照射により、画像上のシリコーンゴム層および中間
フィルムをアブレーションにより除去することで画線部
と非画線部を形成して、水なし平版印刷版を得た。な
お、アブレーションにより発生したシリコーンゴムの屑
は粘着ロールで除去した。この水なし平版印刷版をオフ
セット印刷機(AB−Dick製)にセットし、水なし
平版用オフセットインキ(T&KToka社製)を用い
て1000枚の印刷を行った。その結果、すべての印刷
物において鮮明でかつ再現性の良好な画像を得ることが
出来た。
【0032】実施例2 前工程において、中間フィルムとして厚さ10μmのコ
ロナ放電処理を施した透明ポリプロピレンフィルムを使
用して作製した他は実施例1と同様にして、水なし平版
印刷版を得た。この水なし平版印刷版を用いて実施例1
と同様にして印刷を行ったところ、すべての印刷物にお
いて鮮明でかつ再現性の良好な画像を得ることが出来
た。
【0033】比較例1 前工程においてシリコーンゴム層の硬化後の厚さが6μ
mになるように作製した他は実施例1と同様にして、水
なし平版印刷版を得た。その結果、キセノンフラッシュ
ランプで照射しても画線部が火ぶくれ状に盛り上がるの
みで、粘着ロールでもシリコーンゴム層の除去は不完全
であった。また、この水なし平版印刷版を用いて実施例
1と同様にして印刷を行ったところ、1枚目から画像が
不鮮明であり、実用には不適当であった。
【0034】比較例2 前工程においてポリエチレンテレフタレートフィルムの
厚さが30μmのもので作製した他は実施例1と同様に
して、水なし平版印刷版を得た。その結果、キセノンフ
ラッシュランプで照射しても画線部には表面上の変化が
見られず、粘着ロールでもシリコーンゴム層の除去は不
可能であった。また、この水なし平版印刷版を用いて実
施例1と同様にして印刷を行ったところ、画像が得られ
ず実用には不適当であった。
【0035】
【発明の効果】本発明の水なし平版印刷版は、湿し水が
不要で、所望の画像を鮮明かつ再現性よく印刷すること
ができる。また、本発明の水なし平版印刷版の製造方法
は、高出力半導体レーザー装置や現像装置等を不要と
し、また有機溶剤も使用しないため、製造装置が簡便で
あり、作業環境を悪化させることもない。
【0036】本発明の水なし平版印刷版およびその製造
方法は、水なし印刷が可能でかつ紙の印刷版を用いる平
版印刷として好適であるため、アルミニウム板等を使用
する印刷版に比べて製造コストを低下させることができ
る。更に、印刷版の製造速度がはやく、オンプレスにも
好適な製造方法であり、必要なときに必要枚数を多色カ
ラー印刷する、需要即応型のオンデマンド印刷用として
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】水なし平版印刷版の断面図である。
【図2】水なし平版印刷版の製造方法を説明するための
図である。
【符号の説明】
1…水なし平版印刷版 2…支持体 3…画線部兼光熱変換部 4…中間フィルム 5…非画線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 百武 勇人 東京都杉並区久我山1丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内 (72)発明者 塙 勉 東京都江戸川区平井5丁目33番4号 協同 組合プリンテクノ内 (72)発明者 宮口 昭徳 東京都中央区日本橋中洲5丁目1番402号 Fターム(参考) 2H084 AA17 AA19 AA32 AA40 BB01 BB13 CC06 2H114 AA05 AA15 AA22 AA24 AA27 AA28 AA30 BA01 DA03 DA46 EA01 EA02 FA01 FA14 FA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、トナーからなるインキ受容
    性の画線部兼光熱変換部と、シリコーンゴムからなるイ
    ンキ反発性の非画線部とを有し、更にその中間層として
    フィルム層を有することを特徴とする水なし平版印刷
    版。
  2. 【請求項2】 トナーからなるインキ受容性の画線部兼
    光熱変換部はカーボンを含有することを特徴とする請求
    項1記載の水なし平版印刷版。
  3. 【請求項3】 支持体が紙であることを特徴とする請求
    項1又は2記載の水なし平版印刷版。
  4. 【請求項4】 支持体をシリコーンゴム層を持ったフィ
    ルムでラミネート処理したことを特徴とする請求項1乃
    至3のいづれか記載の水なし平版印刷版。
  5. 【請求項5】 シリコーンゴム層の厚みが0.5〜5μ
    mであることを特徴とする請求項3又は4記載の水なし
    平版印刷版。
  6. 【請求項6】 フィルムの厚みが1〜20μmであるこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載の水なし平版印刷
    版。
  7. 【請求項7】 支持体上に所望の画線をカーボン含有の
    トナーにより出力した後、前記画線が存在する支持体面
    上にシリコーンゴム層を持ったフィルムをラミネート処
    理する工程、並びにキセノンフラッシュランプ照射によ
    りシリコーンゴム層および中間フィルム層をアブレーシ
    ョン除去することにより画線部を形成する工程を特徴と
    する水なし平版印刷版の製造方法。
  8. 【請求項8】 支持体が紙である請求項7記載の水なし
    平版印刷版の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011173368A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Fujifilm Corp レリーフ印刷版の製版方法及びレリーフ印刷版

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