JP2001310283A - ロボットシステム、ロボット装置及びその制御方法、並びに情報処理装置及び方法 - Google Patents

ロボットシステム、ロボット装置及びその制御方法、並びに情報処理装置及び方法

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JP2001310283A
JP2001310283A JP2001037611A JP2001037611A JP2001310283A JP 2001310283 A JP2001310283 A JP 2001310283A JP 2001037611 A JP2001037611 A JP 2001037611A JP 2001037611 A JP2001037611 A JP 2001037611A JP 2001310283 A JP2001310283 A JP 2001310283A
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JP2001037611A
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Masahiro Fujita
雅博 藤田
Hideki Noma
英樹 野間
Makoto Inoue
真 井上
Takatoshi Inoue
敬敏 井上
Katsuya Muramatsu
克哉 村松
Masatoshi Takeda
正資 武田
Takao Yamaguchi
隆雄 山口
Kenichiro Ueki
健一郎 上木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロボットのエンタテイメント性を向上させ得る
ロボットシステム、ロボット装置及びその制御方法、並
びに情報処理装置及び方法を提案する。 【解決手段】ロボットシステム、ロボット装置及びその
制御方法において、情報配信手段により配信された情報
に基づいて、ロボットに対応する行動を発現させるよう
にした。またロボットシステム、ロボット装置及びその
制御方法において、情報配信手段により配信された情報
に基づいて、ロボットが発現可能な行動のうちの対応す
る行動を発現するのを禁止し、又は当該行動の発現の禁
止を解除するようにした。さらに情報処理装置及び方法
において、ロボットが行動を生成するための制御データ
を、ロボット及び又は当該ロボットのユーザに合わせて
修正するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットシステム、
ロボット装置及びその制御方法、並びに情報処理装置及
び方法に関し、例えばペットロボットの発現行動を制御
したり、ペットロボットの制御データをカスタマイズす
るロボットシステムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、本願特許出願人により4足歩行型
のペットロボットが開発され、商品化されている。かか
るペットロボットは、一般家庭でペットとして飼育され
る犬や猫に似せた外観形状を有しユーザからの指令や周
囲の状況などに応じて自律的に行動するものである。
【0003】なお以下においては、「行動」を、1又は
一連の複数の動作の集合と定義して用いるものとする。
従って「行動」の中には、1つの動作だけにより構成さ
れるものと、一連の複数の動作により構成されるものと
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかるペット
ロボットにおいて、例えばテレビジョン番組やテレビジ
ョンコマーシャルに影響を受けて行動するかのごとく、
テレビジョン番組やテレビジョンコマーシャル又は特定
の音に反応して行動(例えば歌に合わせてダンスするな
ど)したり、その後それまで発現しなかった行動を発現
するようになったりさせることができれば、エンタテイ
メントロボットとしての面白みを向上させて、そのエン
タテイメント性を向上させ得るものと考えられる。
【0005】またこのようにすることができれば、かか
る機能を利用して、テレビジョンコマーシャルを見た
り、その音を聞いたペットロボットにその商品宣伝を行
わせるようなこともでき、その有効性を向上させ得るも
のと考えられる。
【0006】さらに例えばかかるペットロボットの行動
や動作を規定する制御プログラム及び制御パラメータ等
の制御データを、ユーザの状況や、生活環境又はペット
ロボット自身の行動履歴等に応じて自在にカスタマイズ
することができれば、ユーザの状況及び生活環境等にマ
ッチングしたペットロボットを構築でき、その分ペット
ロボットに対するユーザの愛着心を向上させて、ペット
ロボットのエンタテイメント性を向上させ得るものと考
えられる。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ペットロボットのエンタテイメント性を向上させ得
るロボットシステム、ロボット装置及びその制御方法、
並びに情報処理装置及び方法を提案しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ロボットシステムにおいて、情報
配信手段により配信された情報に基づいて、ロボットに
対応する行動を発現させるようにした。この結果このロ
ボットシステムでは、情報配信手段により配信された情
報に反応させてロボットを行動させることができる。
【0009】また本発明においては、ロボットシステム
において、情報配信手段により配信された情報に基づい
て、ロボットが発現可能な行動のうちの対応する行動を
発現するのを禁止し、又は当該行動の発現の禁止を解除
するようにした。この結果このロボットシステムでは、
情報配信手段から配信される情報に基づいて、ロボット
の発現行動を制御することができる。
【0010】さらに本発明においては、ロボット装置に
おいて、配信される所定情報を認識する認識手段と、ロ
ボット装置の行動発現を管理する管理手段とを設け、管
理手段が、認識手段による認識結果に基づいて、情報に
応じた行動を発現させるようにした。この結果このロボ
ット装置は、情報配信手段により配信された情報に反応
して行動することができる。
【0011】さらに本発明においては、ロボット装置に
おいて、配信される情報を認識する認識手段と、ロボッ
ト装置の行動の発現を管理する管理手段とを設け、管理
手段が、認識手段により認識された情報に基づいて、ロ
ボット装置が発現可能な行動のうちの対応する行動を発
現するのを禁止し、又は当該行動の発現の禁止を解除す
るようにした。この結果このロボット装置は、情報配信
手段から配信される情報に基づいて、発現行動を制御す
ることができる。
【0012】さらに本発明においては、ロボット装置の
制御方法において、所定情報を配信する第1のステップ
と、当該情報に基づいて、対応する行動をロボット装置
に発現させる第2のステップとを設けるようにした。こ
の結果このロボット装置の制御方法によれば、情報配信
手段により配信された情報に反応させてロボット装置を
行動させることができる。
【0013】さらに本発明においては、ロボット装置の
制御方法において、所定情報を配信する第1のステップ
と、当該情報に基づいて、ロボット装置が発現可能な行
動のうちの対応する行動を発現するのを禁止し、又は当
該行動の発現の禁止を解除する第2のステップとを設け
るようにした。この結果このロボット装置の制御方法に
よれば、情報配信手段から配信される情報に基づいてロ
ボット装置の発現行動を制御することができる。
【0014】さらに本発明においては、情報処理装置に
おいて、ロボットが行動を生成するための制御データ
を、ロボット及び又は当該ロボットのユーザに合わせて
修正する修正手段と、修正手段により修正された制御デ
ータをロボットに送信する送信手段とを設けるようにし
た。この結果この情報処理装置によれば、ロボットの行
動を自在に変更することができる。
【0015】さらに本発明においては、情報処理方法に
おいて、ロボットが行動を生成するための制御データ
を、ロボット及び又は当該ロボットのユーザに合わせて
修正する第1のステップと、修正手段により修正された
制御データをロボットに送信する第2のステップとを設
けるようにした。この結果この情報処理方法によれば、
ロボットの行動を自在に変更することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。 (1)ペットロボット1の構成 (1−1)ペットロボット1の概略構成 図1において、1は全体として本実施の形態によるペッ
トロボットを示し、全体として一般家庭で飼育される犬
や猫に似せた外部形状を有している。すなわちペットロ
ボット1においては、胴体部ユニット2の前後左右にそ
れぞれ脚部ユニット3A〜3Dが連結されると共に、胴
体部ユニット2の前端部及び後端部にそれぞれ頭部ユニ
ット4及び尻尾部ユニット5が連結されて構成されてい
る。
【0017】この場合胴体部ユニット2には、図2に示
すように、このペットロボット1全体の動作を制御する
コントローラ10と、このペットロボット1の動力源と
してのバッテリ11と、バッテリセンサ12及び熱セン
サ13からなる内部センサ部14とが収納されている。
【0018】また頭部ユニット4には、このペットロボ
ット1の「耳」に相当するマイクロホン15、「目」に
相当するCCD(Charge Coupled Device )カメラ16
及びタッチセンサ17からなる外部センサ部18と、
「口」に相当するスピーカ19となどがそれぞれ所定位
置に配置されている。
【0019】さらに各脚部ユニット3A〜3Dの膝関節
部分や、各脚部ユニット3A〜3D及び胴体部ユニット
2の各連結部分、頭部ユニット4及び胴体部ユニット2
の連結部分、並びに尻尾部ユニット5における尻尾5A
の根元部分などには、それぞれ自由度数分のアクチュエ
ータ20〜20が配設されている。
【0020】そして外部センサ部18のマイクロホン1
5は、ユーザから図示しないサウンドコマンダを介して
音階として与えられる「歩け」、「伏せ」又は「ボール
を追いかけろ」などの指令音や他の種々の音を集音し、
得られた音声信号S1Aをコントローラ10に送出す
る。またCCDカメラ16は、周囲を撮像し、得られた
画像信号S1Bをコントローラ10に送出する。
【0021】さらにタッチセンサ17は、図1において
明らかなように、頭部ユニット4の上部に設けられてお
り、ユーザからの「撫でる」や「叩く」といった物理的
な働きかけにより受けた圧力を検出し、検出結果を圧力
検出信号S1Cとしてコントローラ10に送出する。
【0022】また内部センサ部14のバッテリセンサ1
2は、バッテリ11のエネルギー残量を検出し、検出結
果をバッテリ残量検出信号S2Aとしてコントローラ1
0に送出する。また熱センサ13は、ペットロボット1
内部の温度を検出し、検出結果を温度検出信号S2Bと
してコントローラ10に送出する。
【0023】コントローラ10は、外部センサ部18か
ら与えられる音声信号S1A、画像信号S1B及び圧力
検出信号S1C等(以下、これらをまとめて外部情報信
号S1と呼ぶ)と、内部センサ部14から与えられるバ
ッテリ残量信号S2A及び温度検出信号S2B等(以
下、これらをまとめて内部情報信号S2と呼ぶ)とに基
づいて、外部及び内部の状態や、ユーザからの指令及び
働きかけの有無などを判断する。
【0024】そしてコントローラ10は、この判断結果
と、予めメモリ10Aに格納されている制御プログラム
及び各種制御パラメータからなる制御データとに基づい
て続く行動を決定し、決定結果に基づいて必要なアクチ
ュエータ20〜20に駆動信号S4〜S4を送
出してこれを駆動させることにより、頭部ユニット4を
上下左右に振らせたり、尻尾部ユニット5の尻尾5Aを
動かせたり、各脚部ユニット3A〜3Dを駆動して歩行
させるなどの行動を行わせる。
【0025】またこの際コントローラ10は、必要に応
じて音声信号S3を生成してこれをスピーカ19に与え
ることにより当該音声信号S3に基づく音声を外部に出
力させたり、当該ペットロボット1の「目」の位置に配
置された図示しないLED(Light Emitting Diode)を
所定パターンで点滅させる。
【0026】このようにしてこのペットロボット1にお
いては、外部及び内部の状態や、ユーザからの指令及び
働きかけなどに応じて自律的に行動することができるよ
うになされている。
【0027】(1−2)コントローラ10の処理 ここでこのようなペットロボット1の行動生成に関する
コントローラ10の処理について説明する。
【0028】図3に示すように、ペットロボット1の行
動生成に関するコントローラ10の処理内容を機能的に
分類すると、状態を認識する状態認識部30と、状態認
識部30の認識結果に基づいて感情及び本能の状態を決
定する感情・本能モデル部31と、状態認識部30の認
識結果並びに感情・本能モデル部31に保持された感情
及び本能の状態に基づいて続く行動を決定する行動決定
部32と、行動決定部32の決定結果に基づいて実際に
ペットロボット1に行動を発現させる行動生成部33
と、後述のような学習を制御する学習制御部34とに分
けることができる。
【0029】この場合状態認識部30は、外部センサ部
18から与えられる外部情報信号S1及び内部センサ部
14から与えられる内部情報信号S2を入力し、これら
に基づいて「叩かれた」、「撫でられた」、「ボールを
検出した」、「バッテリ残量が少なくなった」、「内部
温度が高くなった」等の特定の外部状態及び内部状態を
認識し、認識結果を認識情報D1として感情・本能モデ
ル部31及び行動決定部32に出力する。
【0030】感情・本能モデル部31は、状態認識部3
0から与えられる認識情報D1と、後述のように行動決
定部32から与えられる決定行動情報D3とに基づいて
ペットロボット1の感情及び本能の状態を決定する。
【0031】すなわち感情・本能モデル部31は、「喜
び」、「悲しみ」、「驚き」、「恐怖」、「嫌悪」及び
「怒り」の各情動の強さをそれぞれ表す合計6つのパラ
メータを保持する感情モデルと、「食欲」、「愛情
欲」、「探索欲」及び「運動欲」の各欲求の強さをそれ
ぞれ表す合計4つのパラメータとを保持する本能モデル
とを有している。
【0032】そして感情・本能モデル部31は、状態認
識部30から与えられる認識情報D1及び行動決定部3
2から与えられる決定行動情報D3などに基づいて周期
的に感情モデルや本能モデルの対応する情報又は欲求の
パラメータの値を更新する。また感情・本能モデル部3
1は、このような更新処理の結果としていずれかの情動
又は欲求のパラメータの値がその情動又は欲求に対して
予め設定された値を越えたときに、これを感情・本能情
報D2として行動決定部32に出力する。
【0033】行動決定部32は、状態認識部30から与
えられる認識情報D1と、感情・本能モデル部31から
与えられる感情・本能情報D2と、メモリ10A(図
2)に予め格納された制御パラメータとしての行動モデ
ルとに基づいて続く行動を決定し、決定結果を決定行動
情報D3として感情・本能モデル部31及び行動生成部
33に出力する。
【0034】なおこの実施の形態の場合、行動決定部3
2は、次の行動を決定する手法として、図4に示すよう
な1つのノード(状態)NODE〜NODEから同
じ又は他のどのノードNODE〜NODEに遷移す
るかを各ノードNODE〜NODE間を接続するア
ークARC〜ARCn+1に対してそれぞれ設定され
た遷移確率P〜Pn+1に基づいて確率的に決定する
確率オートマトンと呼ばれるアルゴリズムを用いる。
【0035】すなわちメモリ10Aには、行動モデルと
して、各ノードNODE〜NODEごとの他のノー
ドNODE〜NODEに遷移するための条件、各条
件に対する遷移先及びその遷移確率が記述された表(以
下、これを状態遷移表と呼ぶ)のデータが格納されてい
る。
【0036】そして行動決定部32は、状態認識部30
から認識情報D1が与えられたときや、感情・本能モデ
ル部31から感情・本能情報D2が与えられたときなど
に、メモリ10Aに格納されているそのときのノードN
ODE〜NODEの状態遷移表を利用して次の行動
を確率的に決定し、決定結果を決定行動情報D3として
感情・本能モデル部31及び行動生成部33に送出する
ようになされている。
【0037】行動生成部33は、ペットロボット1に各
種動作を行わせるための各動作ごとの制御パラメータで
あるモーションデータと、ペットロボットに各種音声を
出力させるための各音声ごとの制御パラメータであるサ
ウンドデータ、一連の動作の集合でなる各種行動を行わ
せるための各行動ごとの制御パラメータである行動デー
タとをメモリ10A内に有している。
【0038】そして行動生成部33は、行動決定部32
から決定行動情報D3が与えられると、対応するモーシ
ョンデータ、サウンドデータ又は行動データをメモリ1
0Aから読み出し、当該読み出したモーションデータ、
サウンドデータ又は行動データに基づいて必要なアクチ
ュエータ20〜20(図2)に駆動信号S4〜S
を送出してこれを駆動させたり、音声信号S3を生
成してスピーカ19(図2)に送出したり、又は「目」
の位置のLEDを点滅させる。このようにして行動生成
部33は、行動決定部32により決定された行動をペッ
トロボット1に実行させる。
【0039】一方、状態認識部30は、外部情報信号S
1のうちのタッチセンサ17(図2)から与えられる圧
力検出信号S1C(図2)に基づいて、「撫でられた」
や「叩かれた」ことを認識すると、これを学習制御部3
4に通知する。
【0040】このとき学習制御部34は、行動決定部3
2から与えられる決定行動情報D3に基づいて、ペット
ロボット1の現在及び過去の行動を記憶している。そし
て学習制御部34は、ペットロボット1が行動を発現中
に「撫でられた」との認識結果が状態認識部30から認
識情報D1として与えられた場合には、これを行動決定
部32に通知する。
【0041】かくして行動決定部32は、この通知に基
づいて、メモリ10Aに格納されている行動モデルの対
応するノードNODE〜NODE(そのときのノー
ドNODE〜NODEに遷移する前のノードNOD
〜NODEに相当)の状態遷移表におけるそのと
き発現している行動に対応する遷移確率P〜Pn+
を所定量だけ減少させる一方、この減少量に応じた量だ
け当該状態遷移表における対応する他の各遷移確率P
〜Pn+1をそれぞれ増加させる。
【0042】これに対して学習制御部34は、ペットロ
ボット1が行動を発現中に「撫でられた」との認識結果
が状態認識部30から認識情報D1として与えられた場
合には、これを行動決定部32に通知する。
【0043】かくして行動決定部32は、この通知に基
づいて、メモリ10Aに格納されている対応するノード
NODE〜NODE(そのときのノードNODE
〜NODEに遷移する前のノードNODE〜NOD
に相当)の状態遷移表におけるそのとき発現してい
る行動に対応する遷移確率P〜Pn+1を所定量だけ
増加させる一方、この増加量に応じた量だけ当該状態遷
移表における対応する他の各遷移確率P〜Pn+1
それぞれ減少させる。
【0044】そしてこのような制御によって、「叩かれ
た」ときにはその行動に対応する遷移確率P〜P
n+1が減少することにより当該行動が発現され難くな
り、「撫でられた」ときにはその行動に対応する遷移確
率P〜Pn+1が増加することにより当該行動が発現
され易くなることから、あたかも本物の動物が飼い主の
躾けによって行動パターンを変化させてゆくかのごとく
ペットロボット1の行動パターンを変化させることがき
る。
【0045】このようにしてコントローラ10において
は、ユーザからの働きかけに応じて行動パターンを変化
(学習)させながらペットロボット1を自律的に行動さ
せ得るようになされている。
【0046】(2)本実施の形態によるロボットシステ
ム40の構成 (2−1)ロボットシステム40の構成 ここで図5は、テレビジョン放送を利用してかかるペッ
トロボット1の発現行動を制御する発現行動制御サービ
スや、ペットロボット1が新たな行動を発現するための
後述する行動生成用制御データを提供する行動生成用制
御サービス、及びユーザの個人情報や生活環境及び又は
ペットロボット1の行動履歴等に基づいてペットロボッ
ト1の制御データをカスタマイズ(修正)するカスタマ
イズサービスなどを行い得るようになされたロボットシ
ステム40を示すものである。
【0047】かかるロボットシステム40においては、
放送局41に設置された図示しない放送機器と、ペット
ロボット1と、ペットロボット1のユーザ宅に設置され
たテレビジョン受像機42と、ユーザが所有するパーソ
ナルコンピュータでなる個人端末43A〜43Dと、サ
ービス業者44が設置したサーバ45となどから構成さ
れている。
【0048】この場合個人端末43A〜43Cは、衛星
通信回線46、ケーブルテレビジョン回線47又は電話
回線48等を通じてインターネットプロバイダ49と接
続されると共に、当該インターネットプロバイダ及びイ
ンターネット50を順次介してサーバ45と接続されて
いる。また個人端末43Dは、公衆電話回線等の一般公
衆回線51を通じてサーバ45と直接に接続されてい
る。そしてこれら個人端末43A〜43Dは、それぞれ
インターネット50又は一般公衆回線51を介してサー
バ45と間で必要なデータを送受信することができるよ
うになされている。
【0049】さらに各個人端末43A〜43Dは、ケー
ブル52等を介してペットロボット1と電気的に接続す
ることができ、サーバ44及びペットロボット1のコン
トローラ10(図2)間の通信を中継することができる
ようになされている。
【0050】一方、サーバ44は、サービス業者44が
上述のような発現行動制御サービス、行動生成用制御デ
ータ提供サービス及びカスタマイズサービスなどのサー
ビスを提供する際の各種処理を行うWWW(World Wide
Web)サーバであり、インターネット50又は一般公衆
回線51を介してアクセスしてきた個人端末43A〜4
3Dに対して後述のような各種GUI(Graphical User
Interface )画面の画面データや必要な画像データを
送出して、これら画面データや画像データに基づくGU
I画面や画像を対応する個人端末43A〜43Dのディ
スプレイに表示させることができるようになされてい
る。
【0051】なおこのサーバ45の概略構成を図7に示
す。この図7からも明らかなように、サーバ45は、イ
ンターネット50用のインターフェース回路を内蔵する
LAN(Local Area Network)カード60と、一般公衆
回線51用のインターフェース回路としてのモデム61
と、サーバ45全体の制御を司るCPU62と、CPU
62のワークメモリとしてのメモリ63と、サーバ45
が後述のような各種処理を行うための各種プログラム及
びデータが記録されると共に必要なデータを記録してお
くためのハードディスク装置64とから構成されてい
る。
【0052】この場合CPU62は、インターネット5
0又は一般公衆回線51を介してアクセスしてきた個人
端末43A〜43Dから供給されるデータやコマンドを
LANカード60又はモデム61を介してCPU62に
取り込み、当該データやコマンドと、ハードディスク装
置64に格納されているプログラムとに基づいて所定の
処理を実行する。
【0053】またCPU62は、この処理結果に基づい
て、例えば後述のような各種GUI画面の画面データ
や、他のデータ、プログラム及びコマンドなどをLAN
カード60又はモデム61を介して対応する個人端末4
3A〜43Dに送出するようになされている。
【0054】(2−2)発現行動制御サービス 次にこのロボットシステム40による発現行動制御サー
ビス、行動生成用制御データ提供サービス及びカスタマ
イズサービスについて説明する。
【0055】まず発現行動制御サービスについて説明す
る。このロボットシステム40では、例えば図8に示す
ような白黒又はカラーの2次元バーコード及び又は例え
ば「ドミソドミソドミソ」等の特定音階コマンドでなる
特殊コード80をテレビジョン放送し、これを見たり聞
いたりしたペットロボット1に当該特殊コードに応じた
行動をその場で行わせることができるようになされてい
る。
【0056】すなわちこのロボットシステム40におい
て、かかるサービスを提供する場合には、図8に示す発
現行動制御手順RT1に従って、まず放送局41(図
5)が、所定形状の特殊コード80の画像データ及び又
は音声データをテレビジョン番組やテレビジョンコマー
シャルの映像データに重畳して放送することにより、図
7のようにこの特殊コード80をテレビジョン受像機4
2の表示画面81の片隅に表示させたり、かかる音階コ
マンドをテレビジョン受像機42から放音させる(ステ
ップSP1)。
【0057】一方、ペットロボット1のコントローラ1
0(図2)は、この特殊コード80をCCDカメラ16
(図2)からの画像信号S1B(図2)及び又はマイク
ロホン15からの音声信号S1Aに基づいて検出する
と、当該特殊コード80の形状や音階コマンドを認識し
(ステップSP2)、この認識結果に基づいてその形状
や音階コマンドと対応付けられたコード番号を検出する
(ステップSP3)。
【0058】すなわちこのロボットシステム40の場
合、ペットロボット1のメモリ10Aには、予め複数種
類の特殊コード80の各形状及び又は音階コマンドがそ
れぞれ固有のコード番号(以下、これを特殊コード番号
と呼ぶ)と対応付けられてデータベース化(以下、この
データベースを特殊コードデータベースと呼ぶ)されて
格納されている。
【0059】また図3における行動生成部33について
上述した行動生成のための制御データである各モーショ
ンデータ、各サウンドデータ及び各行動データ(以下、
適宜これらを行動生成用制御データD10と呼ぶ)は、
図9に示すように、それぞれ異なる特殊コード番号82
及びその行動を発現しても良いか否かを表す発現可否フ
ラグ83と対応付けられてデータベース化(以下、この
データベースをコンテンツデータベース84と呼ぶ)さ
れてメモリ10Aに格納されている。
【0060】因に、かかる発現可否フラグ83が発現不
可となっている行動生成用制御データD10と対応する
行動は、行動モデルにおけるその行動に対応する遷移確
率P 〜Pn+1(図4)が予め「0」に設定され、か
つ発現可否フラグ83が予め発現不可に設定されていた
めに上述の「学習」によっても遷移確率P〜Pn+
が振り分けられず、この結果として発現が禁止されてい
るものである。
【0061】そしてペットロボット1のコントローラ1
0は、CCDカメラ16(図2)からの画像信号S1B
(図2)やマイクロホン15からの音声信号S1Aに基
づいてテレビジョン受像機42(図5)に表示され及び
又はテレビジョン受像機42から放音された特殊コード
80を検出すると、その特殊コード80の形状や音階を
認識し、認識結果に基づいて特殊コードデータベースを
検索することにより、当該特殊コードのコード番号(特
殊コード番号82)を検出する(ステップSP3)。
【0062】またコントローラ10は、この検出結果に
基づいてコンテンツデータベース84を検索することに
より、その特殊コード番号82と対応付けられた発現可
否フラグ83を検出すると共に、当該発現可否フラグ8
3が発現可能になっているか(発現可否フラグ83が立
っているか)否かを判断する(ステップSP4)。
【0063】そしてコントローラ10は、この発現可否
フラグ83が発現可能になっている場合には、コンテン
ツデータベース84から対応する行動生成用制御データ
D10を読み出し、当該行動生成用制御データD10に
基づいて必要なアクチュエータ20〜20(図2)
を駆動したり、音声信号S3(図2)を生成してこれを
スピーカ19(図2)に送出したり、又は「目」の位置
に設けられたLEDを発光させたりする(ステップSP
6)。
【0064】このようにしてこのロボットシステム40
では、テレビジョン受像機42に表示され及び又はテレ
ビジョン受像機42から放音された特殊コード80に基
づいて、対応する行動をペットロボット1に発現させる
ことができるようになされている。
【0065】一方、ペットロボット1のコントローラ1
0は、ステップSP4において発現可否フラグ83が発
現不可となっている場合には、当該発現可否フラグ83
を発現可能に変更(発現可否フラグ83を立たせる)す
る。
【0066】またコントローラ10は、これと共に行動
モデルにおけるその行動に対応する遷移確率P〜P
n+1を0〔%〕から予め設定された値に変更し、かつ
これに伴って対応する他の遷移確率P〜Pn+1を所
定量ずつ下げるように変更する(ステップSP5)。
【0067】さらにコントローラ10は、コンテンツデ
ータベース84から対応する行動生成用制御データD1
0を読み出し、当該行動生成用制御データD10に基づ
いて必要なアクチュエータ20〜20(図2)を駆
動したり、音声信号S3(図2)を生成してこれをスピ
ーカ19(図2)に送出したり、又は「目」の位置に設
けられたLEDを発光させたりする(ステップSP
6)。
【0068】かくしてペットロボット1は、この後この
行動を発現できるようになる。
【0069】このようにしてこのロボットシステム40
では、テレビジョン受像機42に表示され及び又はテレ
ビジョン受像機42から放音された特殊コード80に基
づいて、それまで発現が禁止されていた対応する行動発
現する一方、この後ペットロボット1にこの行動を自在
に発現させ得るようになされている。
【0070】(2−3)行動生成用制御データ提供サー
ビス一方、このロボットシステム40では、例えば新規
作成された行動をペットロボット1に行わせる場合など
のように、ペットロボット1がその行動を生成するため
の行動生成用制御データD10をメモリ10A内に有し
ていない場合には、図10に示すダウンロート処理手順
RT2に従って、ユーザの希望に応じてその行動生成用
制御データD10をペットロボット1にダウンロードす
ることができるようになされている。
【0071】実際上、このロボットシステム40では、
例えば新たな行動の行動生成用制御データD10をユー
ザに提供する場合、上述した発現行動制御手順RT1
(図7)のステップSP1と同様にして、この行動と対
応付けられた2次元バーコードや音階コマンドでなる特
殊コード80をテレビジョン受像機42の表示画面81
に表示及び又はテレビジョン受像機42から放音させ
る。
【0072】この場合、この特殊コード80は、初期時
においてペットロボット1のメモリ10Aに格納される
各行動生成用制御データD10のうちのいずれにも対応
付けられていない予備の特殊コードである。
【0073】この結果ペットロボット1のコントローラ
10は、CCDカメラ16(図2)からの画像信号S1
B(図2)やマイクロホン15からの音声信号S1Aに
基づいてテレビジョン受像機42に表示され及び又はテ
レビジョン受像機42から出力された特殊コード80を
検出すると、その特殊コード80の形状や音階を認識し
(ステップSP11)、認識結果及び上述の特殊コード
データベースに基づいて当該特殊コードの特殊コード番
号82を検索する。
【0074】このとき特殊コードデータベースには、初
期時にメモリ10Aに格納されている各行動生成用制御
データのいずれにも対応していない、複数種類のかかる
予備の特殊コード80の各形状がそれぞれ固有の特殊コ
ード番号82と対応付けられて格納されている。
【0075】かくして上述のようにテレビジョン受像機
42の表示画面81に特殊コード80が表示され及び又
はテレビジョン受像機42から特殊コード80が放音さ
れた場合、かかる検索処理によってこの特殊コード80
の特殊コード番号82が検出される(ステップSP1
2)。そしてこの特殊コード番号82がコントローラ1
0の制御のもとに、メモリ10Aの所定領域(以下、こ
れを特殊コード番号記憶領域と呼ぶ)内に格納される。
【0076】一方、上述の新たな行動の行動生成用制御
データD10を自己のペットロボット1にダウンロード
したいユーザは、そのペットロボット1をケーブル52
(図5)等を用いて個人端末43A〜43Dに接続し、
この後この個人端末43A〜43Dをサーバ45に接続
する(ステップSP13)。
【0077】このときこの個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイには、図11に示すようなGUI画面90が
表示される。この場合このGUI画面90では、初期
時、「ペットロボットをネットワーク接続してくださ
い。よろしいですか?」といったメッセージと、はいボ
タン91A及びいいえボタン91Bとが表示される。
【0078】そしてこの状態においてユーザがはいボタ
ン91Aをクリックすると、サーバ45のCPU62
(図6)の制御のもとに、ペットロボット1のメモリ1
0Aの特殊コード番号記憶領域内に格納されている特殊
コード番号がサーバ45にアップロードされる(ステッ
プSP14)。
【0079】そしてサーバ45のCPU62は、このよ
うにしてそのペットロボット1から特殊コード番号82
を取得すると、当該取得した特殊コード番号82に基づ
いてどのような行動を覚えられるかを診断する。なおこ
の覚えられる行動とは、ペットロボット1のメモリ10
Aから読み出した特殊コード番号82と対応付けられた
新たな行動のことある。
【0080】そしてCPU62は、この診断処理が終了
すると、「処理終了しました。新たに2つの動きと3つ
の音を覚えられます。プレビューしますか。」といった
診断処理に基づくメッセージと、はいボタン92A及び
いいえボタン92BとをGUI画面90に表示させる。
【0081】そしてユーザがいいえボタン92Bをクリ
ックすると、この行動生成用制御データ提供サービスに
関する処理が終了する。これに対してユーザがはいボタ
ン92Aをクリックすると、今度は図11に示すような
GUI画面100がその個人端末43A〜43Dのディ
スプレイに表示される。
【0082】ここでこのGUI画面100は、このとき
ペットロボット1が覚えられる行動が実際にどのような
行動(「動き」や「音」)であるかを確認するためのシ
ミュレーション画面であり、ペットロボット1の3次元
イメージ画像101が画面左側のプレビュー欄102に
表示される。
【0083】またこのGUI画面100では、プレビュ
ー欄102の右側にそのペットロボット1が覚えられる
行動の名前が記述されたボタン103A〜103Cが表
示されると共に、その下側にプレイボタン104A及び
ストップボタン104Bが表示される。
【0084】そしてこのGUI画面100では、ユーザ
が所望するボタン103A〜103Cをクリックした後
プレイボタン104Aをクリックすることによって、対
応する動きを3次元イメージ画像101に行わせたり、
個人端末43A〜43Dのスピーカから対応する音を出
力させることができ、ストップボタン104Bをクリッ
クすることによって、当該3次元イメージ画像101の
動きや個人端末43A〜43Dからの音声出力を停止さ
せることができるようになされている。
【0085】さらにこのGUI画面100では、画面右
下に表示された第1〜第4の回転ボタン105A〜10
5Dをクリックすることによって3次元イメージ画像1
01を対応する回転方向(矢印a1〜a4)に回転させ
ることができ、第1〜第4の回転ボタン105A〜10
5Dの右側に表示されたズームインボタン106A又は
ズームアウトボタン106Bを押圧操作することによっ
て当該3次元イメージ画像101を順次拡大表示又は順
次縮小表示させることができるようになされている。
【0086】かくしてユーザは、このGUI画面100
に表示された3次元イメージ画像101の動きや、個人
端末43A〜43Dのスピーカから出力される音声に基
づいて、その行動をペットロボット1に覚えさせるか否
かを判断し、覚えさせない場合には画面右下のNOボタ
ン107Bをクリックするようにする。この結果この場
合には、行動生成用制御データ提供サービスについての
処理が終了する。
【0087】これに対してその行動を覚えさせる場合に
は、画面右下のYESボタン107Aをクリックするよ
うにする。この結果この場合には、その個人端末43A
〜43Dのディスプレイに図13に示すようなGUI画
面110が表示される。
【0088】ここでこのGUI画面110では、初期
時、「ペットロボットにデータをダウンロードします。
よろしいですか?」といったメッセージと、はいボタン
111A及びいいえボタン111Bとが表示される。そ
してこのときいいえボタン111Bをクリックすると、
行動生成用制御データ提供サービスについての処理が終
了する。
【0089】これに対してはいボタン111Aをクリッ
クすると、サーバ45のCPU62の制御のもとに、対
応する行動生成制御データD10の検索及びダウンロー
ドが行われる。
【0090】すなわちCPU62は、ハードディスク装
置64に予め格納されている各種行動(新たな行動も含
む)の行動生成制御データD10の中からそのときペッ
トロボット1が覚えられる行動の行動生成制御データD
10を探し出す(ステップSP15)。そしてCPU6
2は、この行動生成用制御データD10をペットロボッ
ト1にダウンロードさせる(ステップSP16)。
【0091】なおペットロボット1のコントローラ10
は、このようにして行動生成用制御データD10を取得
すると、この行動生成用制御データD10を対応する特
殊コード番号82とを対応付けてコンテンツデータベー
ス84(図9)に登録すると共に、コンテンツデータベ
ース84におけるこの特殊コード番号82と対応する発
現可否フラグ83を発現可能に設定する(ステップSP
17)。
【0092】またこのようなダウンロードが終了する
と、サーバ45及びその個人端末43A〜43Dの接続
が終了され、この後このときペットロボット1にダウン
ロードした行動生成用制御データD10の種類に応じ
て、対応するスポンサ企業やユーザに対する課金処理が
行われる(ステップSP18)。
【0093】このようにしてこのロボットシステム40
では、新たな行動の行動生成のための制御データである
行動生成用制御データD10をユーザに提供し、当該行
動生成用制御データD10に基づいてペットロボット1
にその新たな行動を発現させ得ることができるようにな
されている。
【0094】(2−4)カスタマイズサービス次にカス
タマイズサービスについて説明する。このロボットシス
テム40では、ユーザが、ペットロボット1の制御デー
タを、自己の状況(年齢、性別、職業及び使用言語等)
や、生活環境(ユーザの部屋の広さや、部屋の床素材
等)に応じてカスタマイズして購入することができた
り、購入後にこの制御データをユーザの状況や環境に応
じてカスタマイズしたり、又はペットロボット1の行動
履歴に応じてそのペットロボット1の制御データをカス
タマイズすることができるようになされている。
【0095】すなわちこのロボットシステム40におい
て、かかるカスタマイズサービスを受けようとするユー
ザは、図14に示す購入・カスタマイズ・登録内容変更
手順RT3に従って、まずビデオカメラ等を用いて得ら
れた自己の顔の画像データと、テープレコーダ等を用い
て得られた自己の声の音声データとを個人端末43A〜
43D内に保存し(ステップSP20)、この後その個
人端末43A〜43Dをサーバ45に接続するようにす
る(ステップSP21)。
【0096】なおこの画像データ及び音声データは、ペ
ットロボット1がユーザを画像や声により認識する際に
使用されるデータであり、後述のようにペットロボット
1の制御データをカスタマイズする際に、当該制御デー
タにその一部として組み込まれる。
【0097】このときその個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイには、図15に示すようなGUI画面120
が表示される。そしてユーザは、このGUI画面120
を用いて、ペットロボット1の制御データを新規購入す
るか、ペットロボット1の現在の制御データをカスタマ
イズするか、又は予め登録している登録情報(後述する
ユーザ情報及び生活環境情報)を変更するかを選択する
ことができる。
【0098】そしてペットロボット1の制御データを新
規購入する場合にはこのGUI画面120の第1のボタ
ン121Aをクリックすれば良く、このとき例えば図1
6(A)及び(B)に示すようなGUI画面122A、
122Bがその個人端末43A〜43Dのディスプレイ
に表示される。
【0099】かくしてユーザは、このGUI画面122
A、122Bを用いて年齢や、性別、職業、家族構成、
使用言語及び生活時間帯などの当該ユーザ自身に関する
情報(以下、これをユーザ情報と呼ぶ)と、当該ユーザ
の部屋環境、部屋の広さ、床素材及び照明形態などのユ
ーザの生活環境に関する情報(以下、これを生活環境情
報と呼ぶ)とを択一方式で順次入力することができる
(ステップSP22)。
【0100】そしてユーザがこれら全ての質問に答える
ことにより登録に必要な全てのユーザ情報及び生活環境
情報の入力が終了すると、その個人端末43A〜43D
のディスプレイに図17に示すようなGUI画面130
が表示される。
【0101】またこのときサーバ45のCPU62の制
御のもとに、その個人端末43A〜43Dが保存してい
るユーザの顔の画像データ及びユーザの声の音声データ
がアップロードされ(ステップSP23)、当該画像デ
ータに基づくユーザの顔の画像と、当該音声データに基
づくユーザの声の波形とがそれぞれこのGUI画面13
0内の顔表示欄131A及び音声波形表示欄131Bに
表示される。
【0102】なおこのGUI画面130では、音声波形
表示欄131Bの下側に表示されたプレイボタン132
Aをクリックすることによって、サーバ45にアップロ
ードされた音声データに基づく音声(ユーザの声)をそ
の個人端末43A〜43Dのスピーカを介して出力させ
ることができ、またストップボタン132Bをクリック
することによって、これを停止させることができる。
【0103】かくしてユーザは、このGUI画面130
の顔表示欄131Aに表示された顔と、個人端末131
Bのスピーカを介して出力される声とが自己のものであ
ることを確認した後、良ければ画面下側のはいボタン1
33Aをクリックするようにする。
【0104】この結果、図16(A)及び(B)に示す
GUI画面122A、122Bを用いて入力されたユー
ザ情報及び生活環境情報と、サーバ45にアップロード
されたユーザの顔の画像データ及び声の音声データとが
サーバ45のCPU62の制御のもとにデータベース化
されてハードディスク装置64に格納される(ステップ
SP24)。
【0105】なおこの後、このようにして登録されたユ
ーザ情報、生活環境情報、画像データ及び音声データに
基づいてペットロボット1の制御データが図20に示す
カスタマイズ及びダウンロード手順RT5に従ってカス
タマイズされてそのユーザに販売される(ステップSP
25)わけであるが、これについては後述する。
【0106】一方、図15のGUI画面120におい
て、ペットロボット1の現在の制御データをカスタマイ
ズするサービスを受けたい場合には、第2のボタン12
1Bをクリックするようにする。
【0107】この結果その個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイに所定のGUI画面(図示せず)が表示され
る。そしてユーザは、このGUI画面を用いて自己のユ
ーザIDを入力した後(ステップSP26)、カスタマ
イズサービスを選択するようにする。
【0108】かくしてこのとき上述と同様にして、その
個人端末43A〜43Dが保存しているユーザの顔の画
像データ及び声の音声データがアップロードされて(ス
テップSP23)、その個人端末43A〜43Dのディ
スプレイに図17に示すGUI画面130が表示される
と共に、この後ユーザがこのGUI画面130のはいボ
タン133Aをクリックすると、これら画像データ及び
音声データが予め登録されているそのユーザのユーザ情
報及び生活環境情報と共にデータベース化されてハード
ディスク装置64に格納される(ステップSP24)。
【0109】なおこの後、このようにして登録された画
像データ、音声データ、ユーザ情報及び生活環境情報に
基づいて、そのユーザのペットロボット1の制御データ
が図20に示すカスタマイズ及びダウンロード手順RT
5に従ってカスタマイズされる(ステップSP25)わ
けであるが、これについては後述する。
【0110】これに対して図15のGUI画面120に
おいて、予め登録されているそのユーザのユーザ情報及
び生活環境情報を変更したい場合には、第3のボタン1
21Cをクリックするようにする。
【0111】この結果その個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイに上述のユーザIDを入力するための図示し
ないGUI画面が表示される。そしてユーザは、このG
UI画面を用いて自己のユーザIDを入力した後(ステ
ップSP26)、登録内容の変更を選択するようにす
る。
【0112】このときその個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイには、そのユーザについての登録されている
ユーザ情報及び生活環境情報が表示される。かくしてユ
ーザは、この表示されたユーザ情報及び生活環境情報の
うちの必要箇所を修正した後(ステップSP27)、こ
の画面内の終了ボタンをクリックする。
【0113】かくしてこのとき上述と同様にして、その
個人端末43A〜43Dが保存しているユーザの顔の画
像データ及び声の音声データがアップロードされて(ス
テップSP24)、その個人端末43A〜43Dのディ
スプレイに図17に示すGUI画面130が表示される
と共に、この後ユーザがこのGUI画面130のはいボ
タン133Aをクリックすると、これら画像データ及び
音声データが予め登録されているそのユーザのユーザ情
報及び生活環境情報と共にデータベース化されてハード
ディスク装置64に格納される(ステップSP24)。
そしてこの後サーバ45の処理が終了する(ステップS
P28)。
【0114】次にペットロボット1の内部に保持された
当該ペットロボット1の行動履歴データをサーバ45に
登録する手順について説明する。
【0115】このロボットシステム1では、ペットロボ
ットが1日当たりの平均歩数や、ユーザに「叩かれた」
及び「撫でられた」回数の累積度数などの当該ペットロ
ボット1の行動の履歴を表す行動履歴データがメモリ1
0Aに保存される。そしてこの行動履歴データは、ペッ
トロボット1の行動に応じて順次更新される。
【0116】またペットロボット1のメモリ10Aに
は、このような行動履歴データの他に、当該ペットロボ
ット1のシリアル番号及び製造日時などのペットロボッ
ト1に関する各種データも予め格納されている。なお以
下においては、これらペットロボット1のシリアル番号
及び製造日時などのデータと、行動履歴データとを合わ
せてパーソナルデータと呼ぶ。
【0117】そしてペットロボット1の行動履歴データ
をサーバ45に登録したいユーザは、図18に示す行動
履歴データ登録手順RT4に従って、まずそのペットロ
ボット1を、個人端末43A〜43Dを介してサーバ4
5に接続する(ステップSP30)。
【0118】このときその個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイには、図19に示すようなGUI画面140
が表示される。そしてこのGUI画面140では、初期
時、「パーソナルデータをアップロードします。よろし
いですか。」といったメッセージと、はいボタン141
A及びいいえボタン141Bとが表示される。
【0119】そしてユーザは、これらはいボタン141
A及びいいえボタン141Bのうちのはいボタン141
Aをクリックすることによって、ペットロボット1のメ
モリ10Aに保持されたパーソナルデータをサーバ45
にアップロードすることができる(ステップSP3
1)。
【0120】このときサーバ45のハードディスク装置
64には、登録された各ペットロボット1のパーソナル
データ等の詳細情報がデータベース(以下、これをペッ
ト情報データベースと呼ぶ)化されて格納されている。
かくしてサーバ45のCPU62は、ペットロボット1
のパーソナルデータをアップロードすると、当該パーソ
ナルデータ及びペット情報データベースに基づいて、そ
のペットロボット1のオーナ(ユーザ)を検索する(ス
テップSP32)。
【0121】さらにこの後GUI画面140(図19)
には、「行動履歴データをアップロードし、サーバに登
録します。よろしいですか?」といったメッセージと、
はいボタン142A及びいいえボタン142Bとが表示
される。かくしてユーザは、そのペットロボット1の行
動履歴データをサーバ45に登録する場合には、これら
はいボタン142A及びいいえボタン142Bのうちの
はいボタン142Aをクリックするようにする。
【0122】この結果、上述のようにアップロードされ
たそのペットロボット1の行動履歴データが、サーバ4
5のCPU62の制御のもとに、当該ペットロボット1
のユーザの顔の画像データ、声の音声データ、ユーザ情
報及び生活環境情報と対応付けてデータベース化されて
ハードディスク装置64に格納される(ステップSP3
3)。
【0123】次に上述のようにして登録されたユーザの
顔の画像データ、声の音声データ、ユーザ情報及び生活
環境情報や、ペットロボット1の行動履歴データに基づ
いてペットロボット1の制御データをカスタマイズし、
これをペットロボット1にダウンロードする手順につい
て説明する。
【0124】かかるサービスを希望するユーザは、図2
0に示すカスタマイズ及びダウンロード手順RT5に従
って、まず自己のペットロボット1を個人端末43A〜
43Dを際してサーバ45に接続する(ステップSP4
0)。
【0125】このときその個人端末43A〜43Dのデ
ィスプレイには、図21に示すようなGUI画面150
が表示される。そしてこのGUI画面150では、初期
時、「パーソナルデータをアップロードします。よろし
いですか。」といったメッセージと、はいボタン151
A及びいいえボタン151Bが表示される。
【0126】そしてユーザは、ペットロボット1のパー
ソナルデータをサーバ45にアップロードしても良い場
合には、これらはいボタン151A及びいいえボタン1
51Bのうちのはいボタン151Aをクリックすれば良
く、この結果そのペットロボット1のメモリ10Aに保
持されているパーソナルデータがサーバ45にアップロ
ードされる(ステップSP41)。
【0127】このときサーバ45のCPU62は、この
アップロードされたパーソナルデータに基づいて、上述
のペット情報データベースを検索し、そのペットロボッ
ト1のオーナ(ユーザ)が誰であるかを検出する(ステ
ップSP42)。
【0128】またこのGUI画面150では、この後
「カスタマイズを開始します。よろしいですか。」とい
ったメッセージと共にはいボタン152A及びいいえボ
タン152Bが表示されるが、このうちのはいボタン1
52Aをクリックすることにより個人端末43A〜43
Dのディスプレイに図22に示すようなGUI画面16
0を表示させることができる。
【0129】ここでこのGUI画面160は、ペットロ
ボット1の制御データをユーザの個性、ユーザのライフ
スタイル及びそのペットロボット1の行動履歴のうちの
どの条件に応じてカスタマイズするかを選択するための
画面であり、これら3つの条件にそれぞれ対応させて第
1〜第3のボタン161A〜161Cが表示される。
【0130】なおこのGUI画面160では、ユーザが
ペットロボット1の制御データを新規購入する場合や、
ペットロボット1の行動履歴データが予め登録されてい
ない場合には、第1及び第2のボタン161A、161
Bのみが表示され、第3のボタン161Cは表示されな
い。
【0131】かくしてユーザは、このGUI画面160
を用いて所望する条件を選択することができ、例えばペ
ットロボット1の制御データを自己の個性に応じてカス
タマイズさせたい場合には、第1のボタン161Aをク
リックするようにする(ステップSP43)。
【0132】このときサーバ45のCPU62は、ハー
ドディスク装置64に格納されているそのユーザのユー
ザ情報に基づいて、例えばユーザの年齢に応じてその年
齢に好まれるであろう行動を発現しやすいように行動モ
デルを変更したり、音声認識する際の認識対象とする言
語をユーザの使用言語に設定するなどの処理を行う(ス
テップSP44)。
【0133】またGUI画面160において、ペットロ
ボット1の制御データをユーザのライフスタイルに応じ
てカスタマイズさせたいときには、第2のボタン161
Bをクリックするようにする。
【0134】このときサーバ45のCPU62は、ハー
ドディスク装置64に格納されているそのユーザの生活
環境情報に基づいて、例えばユーザの部屋が狭い場合に
はペットロボット1が余り歩かないように行動モデルを
変更したり、ユーザの部屋の床素材に応じた歩き方をす
るように対応する制御パラメータを編集するなどの処理
を行う(ステップSP45)。
【0135】さらにGUI画面160において、ペット
ロボット1の制御データを当該ペットロボット1の行動
履歴に応じてカスタマイズさせたいときには、第3のボ
タン161Cをクリックするようにする。
【0136】このときサーバ45のCPU62は、ハー
ドディスク装置64に格納されているそのペットロボッ
ト1の行動履歴データに基づいて、例えばペットロボッ
ト1の1日当たりの平均歩数が少ない場合には、部屋が
狭いと判断して、当該ペットロボット1が余り歩かない
ように行動モデルを変更したり、「叩かれた」及び「撫
でられた」回数の累積度数が少ない場合には、そのペッ
トロボット1のユーザが当該ペットロボット1にあまり
かまっていないと判断して、ユーザに関心を持たれやす
くするように「叩かれた」及び「撫でられた」ときのペ
ットロボット1の反応を派手にするなどの処理を行う
(ステップSP46)。
【0137】そしてCPU62は、この後このような処
理(ステップSP46、ステップSP47又はステップ
SP48)により得られた制御データを用いて最終的に
ペットロボット1にダウンロードするソフトウェアを作
成し(ステップSP47)、この後これを個人端末43
A〜43Dを介してペットロボット1にダウンロードす
る(ステップSP48)。
【0138】さらにCPU62は、この後このようなカ
スタマイズサービスの料金をそのユーザの口座から引き
落とすなどの課金処理を行い(ステップSP49)、こ
の後このカスタマイズサービスを終了する。
【0139】このようにしてこのロボットシステム40
では、ペットロボット1の制御データを、ユーザの状
況、ユーザの生活環境又はペットロボット1の行動履歴
に基づいてカスタマイズしてペットロボット1にダウン
ロードすることができるようになされている。
【0140】次にサーバ45に搭載されたプロモーショ
ン機能について説明する。このロボットシステム40で
は、ユーザ情報や生活環境情報等を登録したユーザに対
してプロモーション(営業)を行う機能がサーバ45に
搭載されている。
【0141】そしてサーバ45のCPU62は、プロモ
ーションモードが選択されると、図23に示すプロモー
ション処理手順に従って、かかるプロモーションについ
ての処理を行うようになされている。
【0142】実際上、CPU62は、プロモーションモ
ード時、プロモーション条件が設定又は入力されると
(ステップSP50)、ハードディスク装置64に格納
されている登録された各ユーザについてのユーザ情報、
生活環境情報及びペットロボット1の行動履歴データを
検索し(ステップSP51)、かかる条件に該当するユ
ーザを選別する(ステップSP52)。
【0143】そしてCPU62は、この後このようにし
て選別した各ユーザに対してダイレクトメール(DM)
を発送する(ステップSP53)。このようにしてサー
バ45は、設定又は入力されたプロモーション条件に該
当するユーザに対するプロモーションを行うようになさ
れている。
【0144】(3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、このロボットシステム40では、
特殊コード80をテレビジョン放送し、これを見たり聞
いたりしたペットロボット1が対応する行動を発現した
り、又はそれまで発現しなかった新たな行動を発現する
ようになる。
【0145】従ってこのロボットシステム40では、ペ
ットロボット1にテレビジョン番組やテレビジョンコマ
ーシャルに応じた行動を発現させたり、又は新たな行動
を発現させるようにすることができるため、エンタテイ
メントロボットとしての面白みを向上させることができ
る。
【0146】実際上、例えばアニメ又はドラマ等のテレ
ビジョン番組やコマーシャルのテーマソング又は音をペ
ットロボット1に登録し、これを認識させるようにする
ことにより、そのテレビジョン番組やコマーシャルに対
応付けられた行動を発現させることができる。また例え
ばアニメ又はドラマ等のテレビジョン番組においては、
その物語に合わせた各種音楽(主人公登場のテーマソン
グ、喜びの音楽、悲しみの音楽)や他の特殊効果音とし
て定型の音が組み込まれることが多いが、これをペット
ロボット1に登録し、認識させるようにすることによ
り、ユーザと感情を同期させた行動を発現させることな
どもできる。
【0147】またこのロボットシステム40では、新規
作成された行動と対応付けられた特殊コード80をテレ
ビジョン放送し、これを見たり聞いたりしたペットロボ
ット1が当該特殊コード80のコード番号(特殊コード
番号82)を記憶し、当該特殊コード番号82に基づい
て対応する行動生成用制御データD10をサーバ45か
らそのペットロボット1にダウンロードする。
【0148】従ってこのロボットシステム40では、ペ
ットロボット1に順次新たな行動を覚えさせることがで
きることに加えて、例えばスポンサ企業の商品をユーザ
にアピールするような行動を特殊コード80と対応付け
ておくことでペットロボット1に当該商品の宣伝を行わ
せることができる。
【0149】さらにこのロボットシステム40では、ペ
ットロボット1の制御データをユーザの状況や、生活環
境又はペットロボット1の行動履歴に基づいてカスタマ
イズすることができるため、ペットロボット1に対する
ユーザの愛着心を向上させることができる。
【0150】以上の構成によれば、ペットロボット1に
テレビジョン番組やテレビジョンコマーシャルに応じた
行動を発現させたり、又は新たな行動を発現させるよう
にしたことにより、エンタテインメントロボットとして
の面白みを向上させることができ、かくしてペットロボ
ット1のエンタテイメント性を向上させ得るロボットシ
ステムを実現できる。
【0151】また以上の構成によれば、新規作成された
行動と対応付けられた特殊コード80をテレビジョン放
送し、これを見たり聞いたりしたペットロボット1が当
該特殊コード80の特殊コード番号82を記憶し、当該
特殊コード番号82に基づいて対応する行動生成用制御
データD10をサーバ45からそのペットロボット1に
ダウンロードできるようにしたことにより、例えばスポ
ンサ企業の商品をユーザにアピールするような行動を特
殊コード80と対応付けておくことでペットロボット1
に当該商品の宣伝を行わせることができ、かくしてペッ
トロボット1のエンタテイメント性を向上させ得るロボ
ットシステムを実現できる。
【0152】さらに以上の構成によれば、ペットロボッ
ト1の制御データをユーザの状況や、生活環境又はペッ
トロボット1の行動履歴に基づいてカスタマイズするこ
とができるようにしたことにより、ペットロボット1に
対するユーザの愛着心を向上させることができ、かくし
てペットロボット1のエンタテイメント性を向上させ得
るロボットシステムを実現できる。
【0153】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、発現行動制御サービ
ス時にテレビジョン受像機42に表示させる特定光情報
として、2次元バーコードでなる特殊コード80を適用
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、特殊コード80の形態としては、この他種々の
形態を広く適用することができ、例えば特定形状以外に
も特定色彩又は特定波長の閃光などを広く適用すること
ができる。なおこの場合においては、当然、上述の実施
の形態のように又はテレビジョン番組画像やコマーシャ
ル画像中にかかる特定光情報を挿入するようにしても良
い。
【0154】また上述の実施の形態においては、発現行
動制御サービス時にテレビジョン受像機42から放音さ
せる特定音情報として、音階コマンドでなる特殊コード
80を適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、特殊コード80の形態としては、こ
の他種々の形態を広く適用することができ、例えば音階
以外にも特定音楽や、人が聞き取れない若しくは特定人
の声等の特定波長の音、又は言葉(例えば「おはようロ
ボット」、「おやすみロボット」などの定型の言葉を含
む)などの全ての音を広く適用することができる。なお
この場合においては、上述の実施の形態のように又はテ
レビジョン番組画像やコマーシャル画像中にかかる特定
音情報を挿入するようにしても良い。また特定音情報と
して音階コマンドを用いる場合には、絶対音階及び最初
の音を基準とした相対音階のどちらでも利用することが
できる。
【0155】さらに上述の実施の形態においては、発現
行動制御サービス時に特殊コード80を配信するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えば行動生成用制御データ提供サービス時には行動生成
用制御データD10自体を配信するようにしても良い。
【0156】さらに上述の実施の形態においては、発現
行動制御サービス時に特殊光及び又は音情報(本実施の
形態においては、特殊コード80)を配信する情報配信
手段として放送局41における放送機器及びテレビジョ
ン受像機42を適用(特殊コード80等の情報をテレビ
ジョン放送を利用して配信)するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えばラジオ放送
やインターネット等のネットワーク、又は磁気テープや
CD(Compact Disc)等の可搬型(リムーバブル)の記
録媒体を利用して特殊コード80を配信(販売及び無償
提供も含む)するようにしても良い。
【0157】さらに上述の実施の形態においては、発現
行動制御サービス時に行動生成用制御データD10を記
憶保持しておく記憶手段としてのサーバ45を図6のよ
うに構築するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、この他種々の構成を広く適用すること
ができる。
【0158】さらに上述の実施の形態においては、ペッ
トロボット1の行動の発現を管理する管理手段としてペ
ットロボット1内部のコントローラ10を適用するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
当該管理手段をペットロボット1と別体に設けるように
しても良い。
【0159】さらに上述の実施の形態においては、ペッ
トロボット1の発現行動を管理する管理手段と、配信さ
れる所定情報を認識する認識手段とを同じコントローラ
10により構成するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、これらを別体に設けるようにし
ても良い。
【0160】さらに上述の実施の形態においては、発現
行動制御サービス時には、それまで発現が禁止されてい
たペットロボット1の行動を発現できるようにのみ制御
するようにした場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えばこれとは逆にペットロボット1それまで
発現できた行動の発現を禁止するようにできるようにし
ても良い。
【0161】さらに上述の実施の形態においては、行動
生成用制御データ提供サービス時、行動生成用制御デー
タD10をペットロボット1にダウンロードするように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えばかかる行動生成用制御データD10を外部メモリに
記憶保持するようにペットロボット1を構築し、サーバ
45から提供される行動生成用制御データD10を、ペ
ットロボット1から取り出されて個人端末43A〜43
Dに装填された外部メモリにダウンロードできるように
しても良い。
【0162】さらに上述の実施の形態においては、行動
生成用制御データ提供サービス時、行動生成用制御デー
タD10をペットロボット1にダウンロードするように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えばサービス業者44が必要な行動生成用制御データD
10を記録媒体に記録して郵送等によりユーザに提供す
るようにしても良い。この場合において、例えばペット
ロボット1が各種制御データが格納されたメモリ等を装
填することによって動くような構成である場合には、当
然に当該メモリ等もかかる記録媒体に含まれる。
【0163】さらに上述の実施の形態においては、カス
タマイズサービス時、ペットロボット1が行動を生成す
るための制御データを、ペットロボット1及び又はペッ
トロボット1のユーザに合わせて修正する修正手段と、
修正手段により修正された制御データをロボットに送信
する送信手段とを同じ1つのサーバ45により構成する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、これらを別のサーバ等により構成するようにしても
良く、さらにはネットワークを介してダウンロードし、
又はCD−ROM等のリムーバブルメディアの形態で無
償又は有償で提供されたかかるプログラムをインストー
ルした個人端末43Aから43Dにより構成するように
しても良い。
【0164】さらに上述の実施の形態においては、カス
タマイズサービス時、ペットロボット1の制御データ
を、ユーザの状況若しくは生活環境又はペットロボット
1の行動履歴に応じて修正するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、これ以外の条件に応
じて制御データを修正するようにしても良い。
【0165】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ロボット
システムにおいて、情報配信手段により配信された情報
に基づいて、ロボットに対応する行動を発現させるよう
にしたことにより、情報配信手段により配信された情報
に反応させてロボットを行動させることができ、かくし
てロボットのエンタテインメイント性を向上させ得るロ
ボットシステムを実現できる。
【0166】また本発明によれば、ロボットシステムに
おいて、情報配信手段により配信された情報に基づい
て、ロボットが発現可能な行動のうちの対応する行動を
発現するのを禁止し、又は当該行動の発現の禁止を解除
するようにしたことにより、情報配信手段から配信され
る情報に基づいて、ロボットの発現行動を制御すること
ができ、かくしてロボットのエンタテインメイント性を
向上させ得るロボットシステムを実現できる。
【0167】さらに本発明によれば、ロボット装置にお
いて、配信される所定情報を認識する認識手段と、ロボ
ット装置の行動発現を管理する管理手段とを設け、管理
手段が、認識手段による認識結果に基づいて、情報に応
じた行動を発現させるようにしたことにより情報配信手
段により配信された情報に反応して行動することがで
き、かくしてエンタテインメイント性を向上させ得るロ
ボット装置を実現できる。
【0168】さらに本発明によれば、ロボット装置にお
いて、配信される情報を認識する認識手段と、ロボット
装置の行動の発現を管理する管理手段とを設け、管理手
段が、認識手段により認識された情報に基づいて、ロボ
ット装置が発現可能な行動のうちの対応する行動を発現
するのを禁止し、又は当該行動の発現の禁止を解除する
ようにしたことにより、情報配信手段から配信される情
報に基づいて、発現行動を制御することができ、かくし
てエンタテインメイントを向上させ得るロボット装置を
実現できる。
【0169】さらに本発明によれば、ロボット装置の制
御方法において、所定情報を配信する第1のステップ
と、当該情報に基づいて、対応する行動をロボット装置
に発現させる第2のステップとを設けるようにしたこと
により、情報配信手段により配信された情報に反応させ
てロボット装置を行動させることができ、かくしてロボ
ット装置のエンタテインメイント性を向上させ得るロボ
ット装置の制御方法を実現できる。
【0170】さらに本発明によれば、ロボット装置の制
御方法において、所定情報を配信する第1のステップ
と、当該情報に基づいて、ロボット装置が発現可能な行
動のうちの対応する行動を発現するのを禁止し、又は当
該行動の発現の禁止を解除する第2のステップとを設け
るようにしたことにより、情報配信手段から配信される
情報に基づいてロボット装置の発現行動を制御すること
ができ、かくしてロボット装置のエンタテインメイント
性を向上させ得るロボット装置の制御方法を実現でき
る。
【0171】さらに本発明によれば、情報処理装置にお
いて、ロボットが行動を生成するための制御データを、
ロボット及び又は当該ロボットのユーザに合わせて修正
する修正手段と、修正手段により修正された制御データ
をロボットに送信する送信手段とを設けるようにしたこ
とにより、ロボットの行動を自在に変更することがで
き、かくしてロボットのエンタテインメイント性を向上
させ得る情報処理装置を実現できる。
【0172】さらに本発明によれば、情報処理方法にお
いて、ロボットが行動を生成するための制御データを、
ロボット及び又は当該ロボットのユーザに合わせて修正
する第1のステップと、修正手段により修正された制御
データをロボットに送信する第2のステップとを設ける
ようにしたことにより、ロボットの行動を自在に変更す
ることができ、かくしてロボットのエンタテインメイン
ト性を向上させ得る情報処理方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるペットロボットの構成を示
す斜視図である。
【図2】ペットロボットの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】コントローラの行動生成に関する処理の説明に
供するブロック図である。
【図4】確率オートマトンの説明に供する概念図であ
る。
【図5】本実施の形態によるロボットシステムを示すブ
ロック図である。
【図6】サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図7】特殊コードの説明に供する略線図である。
【図8】発現行動制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】コンテンツデータデータベースの説明に供する
概念図である。
【図10】データダウンロード手順を示すフローチャー
トである。
【図11】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図12】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図13】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図14】購入・カスタマイズ・登録内容変更手順を示
すフローチャートである。
【図15】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図16】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図17】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図18】行動履歴データ登録手順を示すフローチャー
トである。
【図19】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図20】カスタマイズ及びダウンロード手順を示すフ
ローチャートである。
【図21】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図22】個人端末のディスプレイに表示されるGUI
画面を示す略線図である。
【図23】プロモーション処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1……ペットロボット、10……コントローラ、10A
……メモリ、40……ロボットシステム、41……放送
局、42……テレビジョン受像機、43A〜43D……
個人端末、44……サービス業者、45……サーバ、5
0……インターネット、51……一般公衆回線、62…
…CPU、64……ハードディスク装置、80……特殊
コード、81……表示画面、82……特殊コード番号、
90、100、110、120、122A、122B、
130、140、150、160……GUI画面、D1
0……行動生成用制御データ、RT1……発現行動制御
手順、RT2……データダウンロード手順、RT3……
購入・カスタマイズ・登録内容変更手順、RT3……行
動履歴データ登録手順、RT5……カスタマイズ及びダ
ウンロード手順。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 真 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 井上 敬敏 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 村松 克哉 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 武田 正資 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 山口 隆雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 上木 健一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定情報を配信する情報配信手段と、 ロボットの行動の発現を管理する管理手段とを具え、 上記管理手段は、 上記情報配信手段により配信された上記情報に基づい
    て、上記ロボットに対応する上記行動を発現させること
    を特徴とするロボットシステム。
  2. 【請求項2】上記情報配信手段は、 テレビジョン放送を利用して上記情報を配信することに
    より、当該情報に応じた特定光及び又は音情報をテレビ
    ジョン受像機に表示及び又は放音させ、 上記管理手段は、 上記テレビジョン受像機に表示され及び又は当該テレビ
    ジョン受像機から放音された上記特定光及び又は音情報
    を認識する認識手段を有し、 上記認識手段の認識結果に基づいて、上記ロボットに対
    応する上記行動を発現させることを特徴とする請求項1
    に記載のロボットシステム。
  3. 【請求項3】上記ロボットと別体に設けられ、上記ロボ
    ットが上記行動を生成するための所定の制御データを記
    憶保持する記憶手段を具え、 上記記憶手段は、 要求に応じて、上記情報配信手段により配信された上記
    情報に対応する上記制御データを上記管理手段に送信
    し、 上記管理手段は、 上記記憶手段から与えられる上記制御データに基づい
    て、上記情報配信手段により配信された上記情報に応じ
    た上記行動を上記ロボットに発現させることを特徴とす
    る請求項1に記載のロボットシステム。
  4. 【請求項4】上記管理手段は、上記ロボットに設けら
    れ、 上記記憶手段は、ネットワークを介して上記制御データ
    を上記管理手段に送信することを特徴とする請求項3に
    記載のロボットシステム。
  5. 【請求項5】所定情報を配信する情報配信手段と、 ロボットの行動を管理する管理手段と を具え、 上記管理手段は、 上記情報配信手段により配信された上記情報に基づい
    て、上記ロボットが発現可能な上記行動のうちの対応す
    る上記行動を発現するのを禁止し、又は当該行動の発現
    の禁止を解除することを特徴とするロボットシステム。
  6. 【請求項6】上記情報配信手段は、 テレビジョン放送を利用して上記情報を配信することに
    より、当該情報に応じた特定光及び又は音情報をテレビ
    ジョン受像機に表示又は放音させ、 上記管理手段は、 上記テレビジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョ
    ン受像機から放音された上記特定光及び又は音情報を認
    識する認識手段と、 上記認識手段の認識結果に基づいて、上記ロボットが対
    応する上記行動を発現するのを禁止し、又は当該行動の
    発現の禁止を解除する行動発現規制手段とを具えること
    を特徴とする請求項5に記載のロボットシステム。
  7. 【請求項7】配信される所定情報を認識する認識手段
    と、 自己の行動の発現を管理する管理手段とを具え、 上記管理手段は、 上記認識手段による認識結果に基づいて、上記情報に応
    じた上記行動を発現させることを特徴とするロボット装
    置。
  8. 【請求項8】テレビジョン放送を利用して上記情報が配
    信されることにより、当該情報に応じた特定光及び又は
    音情報マークがテレビジョン受像機に表示及び又は当該
    テレビジョン受像機から放音され、 上記認識手段は、 上記テレビジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョ
    ン受像機から放音された上記特定光及び又は音情報を認
    識し、 上記管理手段は、 上記認識手段の認識結果に基づいて、上記ロボットに対
    応する上記行動を発現させることを特徴とする請求項7
    に記載のロボット装置。
  9. 【請求項9】配信される情報を認識する認識手段と、 自己の行動の発現を管理する管理手段と を具え、 上記管理手段は、 上記認識手段により認識された上記情報に基づいて、上
    記ロボット装置が発現可能な上記行動のうちの対応する
    上記行動を発現するのを禁止し、又は当該行動の発現の
    禁止を解除することを特徴とするロボット装置。
  10. 【請求項10】テレビジョン放送を利用して上記情報が
    配信されることにより、当該情報に応じた特定光及び又
    は音情報がテレビジョン受像機に表示及び又は当該テレ
    ビジョン受像機から放音され、 上記認識手段は、 上記テレビジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョ
    ン受像機から放音された上記特定光及び又は音情報を認
    識し、 上記管理手段は、 上記認識手段の認識結果に基づいて、対応する上記行動
    の発現を禁止し、又は当該行動の発現の禁止を解除する
    ことを特徴とする請求項9に記載のロボット装置。
  11. 【請求項11】所定情報を配信する第1のステップと、 当該情報に基づいて、対応する行動をロボット装置に発
    現させる第2のステップとを具えることを特徴とするロ
    ボット装置の制御方法。
  12. 【請求項12】上記第1のステップでは、 テレビジョン放送を利用して上記情報を配信することに
    より、当該情報に応じた特定光及び又は音情報をテレビ
    ジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョン受像機か
    ら放音させ、 上記第2のステップでは、 上記テレビジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョ
    ン受像機から放音された上記特定光及び又は音情報を認
    識し、 当該認識結果に基づいて、上記ロボット装置に対応する
    上記行動を発現させることを特徴とする請求項11に記
    載のロボット装置の制御方法。
  13. 【請求項13】上記第2のステップでは、 上記情報に応じた上記行動を発現するための制御データ
    を上記ロボット装置が有していないときには、当該制御
    データを上記ロボット装置に供給し、 当該供給された上記制御データに基づいて、上記情報に
    応じた上記行動を上記ロボット装置に発現させることを
    特徴とする請求項11に記載のロボット装置の制御方
    法。
  14. 【請求項14】上記第2のステップでは、 上記制御データをネットワークを介して上記ロボット装
    置に供給することを特徴とする請求項13に記載のロボ
    ット装置の制御方法。
  15. 【請求項15】所定情報を配信する第1のステップと、 当該情報に基づいて、ロボット装置が発現可能な行動の
    うちの対応する上記行動を発現するのを禁止し、又は当
    該行動の発現を解除する第2のステップとを具えること
    を特徴とするロボット装置の制御方法。
  16. 【請求項16】上記第1のステップでは、 テレビジョン放送を利用して上記情報を配信することに
    より、当該情報に応じた特定光及び又は音情報をテレビ
    ジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョン受像機か
    ら放音させ、 上記第2のステップでは、 上記テレビジョン受像機に表示及び又は当該テレビジョ
    ン受像機から放音された上記特定光及び又は音情報を認
    識し、 認識結果に基づいて、上記ロボット装置が対応する上記
    行動を発現するのを禁止し、又は当該行動の発現の禁止
    を解除することを特徴とする請求項15に記載のロボッ
    ト装置の制御方法。
  17. 【請求項17】ロボットが行動を生成するための制御デ
    ータを、上記ロボット及び又は当該ロボットのユーザに
    合わせて修正する修正手段と、 上記修正手段により修正された上記制御データを上記ロ
    ボットに送信する送信手段とを具えることを特徴とする
    情報処理装置。
  18. 【請求項18】上記修正手段は、 上記ユーザの状況若しくは生活環境又は上記ロボットの
    行動履歴に基づいて上記制御データを修正することを特
    徴とする請求項17に記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】上記ロボットから上記制御データを読み
    出す読出し手段を具え、 上記修正手段は、 上記読出し手段により上記ロボットから読み出された上
    記制御データを、上記ロボット及び又は当該ロボットの
    ユーザに合わせて修正することを特徴とする請求項17
    に記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】上記読出し手段は、 ネットワークを介して上記ロボットから上記制御データ
    を読み出すことを特徴とする請求項19に記載の情報処
    理装置。
  21. 【請求項21】ロボットが行動を生成するための制御デ
    ータを、上記ロボット及び又は当該ロボットのユーザに
    合わせて修正する第1のステップと、 上記修正手段により修正された上記制御データを上記ロ
    ボットに送信する第2のステップとを具えることを特徴
    とする情報処理方法。
  22. 【請求項22】上記第1のステップでは、 上記ユーザの状況若しくは生活環境又は上記ロボットの
    行動履歴に基づいて上記制御データを修正することを特
    徴とする請求項21に記載の情報処理方法。
  23. 【請求項23】上記第1のステップでは、 ロボットから上記制御データを読み出し、 当該読み出した制御データを、上記ロボット及び又は当
    該ロボットのユーザに合わせて修正することを特徴とす
    る請求項21に記載の情報処理方法。
  24. 【請求項24】上記第1のステップでは、 ネットワークを介して上記ロボットから上記制御データ
    を読み出すことを特徴とする請求項23に記載の情報処
    理方法。
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